JP6500274B2 - エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて、略円柱状のインフレーターからの膨張用ガスを流入させて膨らむエアバッグに関する。
従来、略円柱状のインフレーターを接続させるエアバッグは、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて膨張する膨張部と、膨張部に膨張用ガスを流入させるために、インフレーターのガス吐出口側を挿入させてインフレーターと接続される筒状の接続口部と、を有して、折畳可能な可撓性を有したシート材から形成されていた(例えば、特許文献1参照)。このシート材は、ポリエステルやポリアミド等の織糸を平織り等で織った布材から形成されていた。また、接続口部には、適宜、耐熱性を向上させるための補強布が配設されていた。
特開2015−063251号公報
しかし、従来のエアバッグでは、インフレーターを挿入させる接続口部が、補強布を配設させていても、可撓性を有したシート材(布材)から形成されていたことから、インフレーターの挿入時、別途、接続口部の開口部位を広げるように、作業者が手を添えて行なっていた。そのため、インフレーターの接続口部への挿入に手間がかかることから、インフレーターの接続口部への挿入に課題があった。
さらに、従来のエアバッグでは、エアバッグを製造した際に、その場所で梱包し、その後、移動して、別場所でインフレーターを接続口部に接続させる工程であった。そして、インフレーターの管理等の関係上、一度に多数のインフレーターを同時にエアバッグに組み付けることができず、組付効率を考慮すれば、インフレーターの自動組み付けが望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、インフレーターの接続口部への挿入を容易に行なえ、インフレーターの自動組付も可能なエアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグは、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて膨張する膨張部と、該膨張部に膨張用ガスを流入させるために、前記インフレーターのガス吐出口側を挿入させて前記インフレーターと接続される筒状の接続口部と、を有して、折畳可能な可撓性を有したシート材から形成されるエアバッグ本体と、
該エアバッグ本体の前記接続口部に取り付けられて、前記インフレーターの前記ガス吐出口側の挿入を案内可能に、前記接続口部の開口状態を維持する形状保持性を有したガイド材と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係るエアバッグでは、エアバッグ本体の接続口部の部位に、インフレーターのガス吐出口側の挿入を案内可能に、接続口部の開口状態を維持する形状保持性を有した筒状のガイド材が配設されている。そのため、接続口部の開口に対し、開口と直交方向に沿って、ガス吐出口側からインフレーターを移動させるだけで、引っ掛ること無く、インフレーターを接続口部に挿入させることができる。
したがって、本発明に係るエアバッグでは、インフレーターの接続口部への挿入を容易に行なえて、インフレーターの自動組付も容易に行い易い。
そして、本発明に係るエアバッグでは、前記ガイド材が、筒状に形成されていることが望ましい。
ガイド材としては、接続口部の開口形状を維持できれば、Oリング状、Cリング状としていてもよいが、筒状としていれば、接続口部へのインフレーターの挿入方向を、ガイド材の筒状の軸線方向に沿って安定させることができて、インフレーターの接続口部への挿入を迅速に行える。
そして、本発明に係るエアバッグでは、前記ガイド材が、筒状とする構成であれば、内外周を貫通する取付孔を備え、
前記エアバッグ本体の接続口部が、前記ガイド材の外周側若しくは内周側で、前記取付孔と該取付孔の周縁とを覆う取付シート部を備え、
該取付シート部が、前記取付孔を間にして対向するとともに前記接続口部を構成するシート材に対して、前記取付孔を挿通して溶着される溶着部を備え、
前記ガイド材が、前記溶着部により、前記接続口部に取り付けられていることが望ましい。
このような構成では、取付シート部と接続口部を構成するシート材とを、ガイド材の取付孔を経て、相互に溶着するだけで、ガイド材を接続口部に取り付けることができて、ガイド材の取付を簡便に行うことができる。
この場合、前記溶着部が、前記ガイド材の軸心の回りで、相互に離れて、複数配設されるように、前記取付孔が、前記ガイド材に複数形成されていれば、より安定して、ガイド材を接続口部に取り付けることができ、さらに、インフレーターの挿入時に、インフレーターと接触するシート部位のずれも抑制され、より安定して迅速に、インフレーターを挿入させることができる。
また、本発明に係るエアバッグでは、前記取付シート部が、
前記ガイド材の内周側と外周側とを覆うように、前記接続口部の開口端側に折り返し部を有して、配設されるとともに、
前記溶着部が、前記取付シート部における前記ガイド材の内周側と外周側との部位相互を結合していることが望ましい。
このような構成では、取付シート部の折り返し部が接続口部の開口周縁を覆うこととなって、インフレーターが接続口部のシート材の部位と取付シート部との間に進入することを、取付シート部の折り返し部が防止できて、一層、インフレーターの接続口部への挿入が、円滑かつ迅速に行なえる。
さらに、本発明に係るエアバッグでは、前記ガイド材が、前記インフレーターの前記接続口部への挿入時における前記インフレーターの位置決め用部位を位置規制し、前記インフレーターの挿入位置を規定する位置規制部、を備えて構成されていることが望ましい。
このような構成では、インフレーターの接続口部への挿入時、ガイド材の位置規制部がインフレーターの位置決め用部位を位置規制すれば、インフレーターが、接続口部に対して適正位置に挿入させることとなるため、インフレーターの接続口部への挿入作業を、迅速、かつ、円滑に行える。
また、本発明に係るエアバッグでは、車体側に取り付けられるブラケットが、前記ガイド材に組み付けられていることが望ましい。
このような構成では、ガイド材を設けたエアバッグの接続口部が、ガイド材に組み付けられて車体側に取付可能なブラケットを、予め、備えていることから、エアバッグの車両への取付前に、別途、接続口部付近を車体側に取り付けるブラケットを準備する必要が無く、エアバッグの車両への取付作業が効率的に行なえる。
なお、このブラケットは、インフレーターの自動組付装置の保持アーム等の保持手段により、保持される構成とすれば、インフレーターに対する接続口部(若しくはガイド材)の位置決め手段として使用できて、インフレーターの自動組付に好適に利用できる。
そしてこの場合、前記ブラケットが、前記接続口部に挿入された前記インフレーターを保持する保持部、を備えていれば、インフレーターを保持部に保持させた状態で、ブラケットを車体側に取り付ければ、インフレーター自体も、車体側に取り付けることができて、インフレーターの車両への取付固定を簡便に行なえる。
さらに、本発明に係るエアバッグでは、前記接続口部に挿入された前記インフレーターの前記ガス吐出口付近の外周面側に対して、前記接続口部を締め付けて前記インフレーターと接続させるクランプが、前記接続口部の外周側に組み付けられていることが望ましい。
このような構成では、エアバッグが、予め、インフレーターを接続口部に締結するためのクランプを備えていることから、インフレーターを接続口部に挿入し、そして、クランプを締め付ければ、インフレーターをエアバッグの接続口部と接続させることができて、インフレーターの接続口部への挿入前に、別途、クランプを接続口部に装着する作業が不要となることから、インフレーターの接続口部への組付作業が効率的に行なえる。
さらにまた、本発明に係るエアバッグでは、前記ガイド材が、
前記インフレーターの前記ガス吐出口の周囲を覆うカバー部と、
前記エアバッグ本体側への流出方向を規制して前記膨張用ガスを流出可能に、前記カバー部に配設される流出穴と、
を備えて構成されてもよい。
このような構成では、ガイド材が、エアバッグ本体の接続口部内で、インフレーターのガス吐出口から吐出される膨張用ガスを、流出穴を利用して、所定の流出方向に流出させるように、規制できる。すなわち、ガイド材が、インフレーターからの膨張用ガスを、接続口部内の耐熱性に影響のある部位に、直噴させるような態様を防止でき、接続口部の耐熱性を向上させることができる。
本発明に係る一実施形態のエアバッグを使用した頭部保護エアバッグ装置を車両に搭載した状態を車内側から見た正面図である。 実施形態のエアバッグ装置の作動時におけるインフレーター付近の概略部分拡大正面図である。 実施形態のエアバッグ装置の概略断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態のエアバッグにおけるエアバッグ本体の正面図である。 実施形態のエアバッグの構成部材とインフレーターとを示す概略正面図である。 実施形態のガイド材、クランプ、ブラケット、及び、インフレーターを示す概略斜視図である。 実施形態のエアバッグ本体の接続口部付近を形成する工程を示す図である。 実施形態のエアバッグ本体を製造する工程を説明する図である。 実施形態のエアバッグ本体を製造する工程を説明する図であり、図8の後の工程を示す。 実施形態のエアバッグ本体にガイド材を組み付ける工程を説明する図である。 実施形態のエアバッグ本体にクランプとブラケットとを組み付ける工程を説明する図である。 実施形態のエアバッグにインフレーターを組み付ける工程を説明する図である。 エアバッグ本体に他の実施形態のクランプとブラケットとを組み付ける工程を説明する図である。 図13に示すエアバッグにインフレーターを組み付ける工程を説明する図である。 図13に示すエアバッグにインフレーターを組み付けた状態のインフレーターの後方側から見た図である。 他の実施形態のエアバッグにおけるエアバッグ本体の接続口部にガイド材を組み付ける工程を説明する図である。 図16のCのXVII−XVII部位の概略断面図である。 さらに他の実施形態のエアバッグの接続口部付近を示す正面図と断面図である。 さらに別の実施形態のエアバッグの接続口部付近を示す正面図と断面図である。 さらに他の実施形態のエアバッグの接続口部付近を示す概略縦断面図である。 図20に示す接続口部付近の概略横断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、実施形態のエアバッグ20が使用されるエアバッグ装置は、頭部保護エアバッグ装置Sであり、この頭部保護エアバッグ装置Sは、エアバッグ20と、膨張用ガスを吐出するインフレーター13と、エアバッグカバー11と、を備えて構成されている。エアバッグ20は、実施形態の場合、図2〜4に示すように、エアバッグ本体21と、ガイド材60と、クランプ64と、ブラケット66と、取付ブラケット72と、を備えて構成され、エアバッグ本体21は、図1に示すように、車両Vの車内側における前席や後席の側方で前後に並設される窓(サイドウインド)W1,W2の上縁WU側において、フロントピラー部FPの下縁側から、中間ピラー部CPの上方を経て、リヤピラー部RPの上方まで、の範囲に、折り畳まれて収納されている。
インフレーター13は、図2,3,6に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、エアバッグ20における膨張用ガスGを流入させるための後述する接続口部23に挿入されて、エアバッグ20と連結される。インフレーター13は、点火装置等の着火により所定の薬剤を燃焼させて発生させる燃焼ガスと、封入させておいた窒素、アルゴン、ヘリウム等の充填ガスと、を混合させたガスを、膨張用ガスGとして使用するハイブリットタイプとして構成され、円柱状の本体部14と、本体部14の先端に設けられた小径の円柱状のガス吐出部16と、を備えて構成されている。ガス吐出部16には、複数のガス吐出口16aが配設されており、インフレーター13は、作動時、これらのガス吐出口16aから膨張用ガスGを吐出することとなる。
このインフレーター13は、本体部14の外周面14aの元部側、すなわち、元部側外周面14cに、本体部14を挟持して保持するブラケット66が取り付けられ、ブラケット66がボルト71止めされることにより、中間ピラー部CPの上方付近におけるルーフサイドレール部RRのインナパネル2に対し、ルーフヘッドライニング5の下縁5aに覆われて、取付固定される(図1参照)。また、インフレーター13は、ガス吐出部16側(ガス吐出口16a側)から接続口部23の後述する挿入筒部24内に挿入されて、挿入筒部24を、接続手段としてのクランプ64により、インフレーター13側に挟持させるように押圧させることによって、挿入筒部24に接続される。
また、このインフレーター13は、車両Vの側面衝突や、オフセット衝突を含む斜め衝突を検知した所定の制御装置により、作動される。
さらに、このインフレーター13には、位置決め用部位としての機能を果たす円柱状のシールピン15が、本体部14の前後方向の中間付近の外周面14aから上方へ突設されている。
エアバッグカバー11は、図1に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4の下縁4a側と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5の下縁5a側と、から構成されている。
エアバッグ20は、既述したように、窓W1,W2を覆うように膨張するエアバッグ本体21、ガイド材60、クランプ64、ブラケット66、及び、取付ブラケット72、を備えて構成されている(図2〜4参照)。
各取付ブラケット72は、図1,2に示すように、取付ボルト73によって、エアバッグ20の後述する取付部58を車体(ボディ)1側のインナパネル2に取付固定している。なお、各取付ボルト73は、インナパネル2におけるナット等を設けたねじ孔に、締結されている。
エアバッグ本体21は、インフレーター13からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、窓W1,W2、中間ピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように展開膨張する。このエアバッグ本体21は、図2〜5に示すように、膨張用ガスGを流入させて対向する正面側壁部としての車内側壁部22aと背面側壁部としての車外側壁部22bとを離すように膨張するガス流入部22と、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを結合させたような状態として膨張用ガスGを流入させない非流入部44と、を備えて構成される。
ガス流入部22は、窓W1,W2、中間ピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆う膨張部39と、インフレーター13からの膨張用ガスGを膨張部39へ流入させるように、インフレーター13と接続される筒状の接続口部23と、を備えて構成される。
接続口部23は、膨張部39の前後方向の中央付近から上方に突出するように配設されている。そして、接続口部23は、膨張部39側から略直交して上方へ突出するようにして膨張部39と接続される連通筒部25と、連通筒部25の上端で、連通筒部25から略直交して後方へ突出する挿入筒部24と、を有するL字状として構成され、その屈曲された状態として、車両Vに搭載される。挿入筒部24は、後端の開口24aからインフレーター13を挿入させてインフレーター13と接続される。
また、膨張部39は、膨張完了時、窓W1の車内側を覆うように配設される前側膨張部41と、窓W2の車内側を覆うように配設される後側膨張部42と、エアバッグ本体21の上縁21a側で前後方向に沿って筒状に配設される供給路部40と、を備えて構成されている。供給路部40は、前後方向の中間部位で、接続口部23と接続されて、接続口部23からの膨張用ガスGを、前側膨張部41と後側膨張部42とに供給する部位となる。
さらに、実施形態の場合、エアバッグ本体21は、構成部材として、非流入部44の取付部58と、接続口部23の部位の外周側を形成する外側布27と、接続口部23の部位の内周側を形成する内側布28と、取付シート部30と、膨張部39の部位を構成して袋織りで形成される袋織り部47と、から構成されている。袋織り部47は、ポリアミドやポリエステル等の糸から袋織りにより形成され、膨張用ガスGを流入させてシート材のような車内側壁部22aと車外側壁部22bとを分離させるように膨らむガス流入部22を構成する袋本体部48と、ガス流入部22の周囲に配置されて、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを結合させたような閉じ部49と、を備えて構成されている。
外側布27、内側布28、取付シート部30、及び、取付部58は、可撓性を有したシート材、例えば、ポリアミド等の糸を平織りした布材等から形成されている。
非流入部44は、周縁部45と取付部58とから構成されている。周縁部45は、ガス流入部22の周囲を囲むように形成されて、エアバッグ本体21の上縁21a側に位置する上縁45aが、袋織りで形成される袋織り部47の閉じ部49と、外側布27等と一体的な縫合により形成されるバッグ形成用縫合部54と、から構成されている。
なお、閉じ部49は、エアバッグ本体21の上縁21a側に、上前閉じ部49aと上後閉じ部49bとを備え、両者の間に、開口部としての分断部位50を配設させている。分断部位50の周縁の車内側壁部22aと車外側壁部22bとには、図2,4,5に示すように、外側布27(27I,27O)の下縁側の延設部位27cが、それぞれ、連結縫合部56により、縫合されている。
外側布27I,27Oは、図3,5に示すように、接続口部23の車内側壁部22aと車外側壁部22bとを形成するものであり、それぞれ、挿入筒部24を形成する挿入側部27aと、連通筒部25を形成する連通側部27bと、膨張部39側、換言すれば、分断部位50側に縫合される延設部位27cと、を備えている。
そして、分断部位50と接続口部23との車内側壁部22aと車外側壁部22bの相互は、バッグ形成用縫合部54の前縁側縫合部54aと後縁側縫合部54bとにより、縫合されている。前縁側縫合部54aは、上前閉じ部49aから後方へ延び、分断部位50を経て、接続口部23の連通筒部25の前縁から挿入筒部24の上縁における車内側壁部22aと車外側壁部22bとの相互を縫合している(図2,9参照)。後縁側縫合部54bは、上後閉じ部49bから前方に延び、分断部位50を経て、接続口部23の連通筒部25の後縁から挿入筒部24の下縁の車内側壁部22aと車外側壁部22bとの相互を縫合している(図2,9参照)。
なお、実施形態の場合、バッグ形成用縫合部54の前縁側縫合部54aや後縁側縫合部54bは、内側布28も共縫いし、詳しくは、内側布28の後述する縫合部29の部位で共縫いしている。
取付部58は、図4に示すように、エアバッグ本体21の上縁21a側における周縁部45の上縁45aから上方へ突出するように、複数(実施形態では6個)形成されている。各取付部58には、取付ボルト73を挿通させる取付孔58aが、形成されている。各取付部58には、既述したように、ボディ1側のインナパネル2に取り付けるための取付ブラケット72が固着され(図1,2参照)、そして、各取付孔58aを挿通する取付ボルト73がインナパネル2の各ねじ孔に締結されることにより、各取付部58が、インナパネル2に固定される。
前端の取付部58Fは、エアバッグ本体21の袋織りで形成された周縁部45の前縁45cに対して、ポリアミド等の織布から形成された別体の布材を縫合して、形成されている。また、この取付部58Fは、フロントピラー部FPの下部付近に固定されて、エアバッグ20の膨張完了時、エアバッグ20の下縁21b側、具体的には、取付部58Fとフロントピラー部FPから離れた取付部58(58B、図1参照)とを結ぶライン上に、強い張力を発揮させ、エアバッグ20における乗員の室内側への拘束性を良好にするように、構成されている。
なお、前方から二番目の取付部58Sは、取付部58Fの布材に縫合して配設されている。
内側布28は、図5,7に示すように、折目28cを付けて折り重ねて、重ねた所定の周縁相互を縫合する縫合部29を設けて、外側布27の内周側で、挿入筒部24を形成する挿入側部28aと、連通筒部25を形成する連通側部28bと、を配設させている。折目28cの両端は、縫合せずに、開放させており、膨張用ガスGの流出口28d,28eとしている。縫合部29は、挿入側部28aの上縁側から連通側部28bの前縁側にかけてを縫合した上前縁の縫合部29aと、挿入側部28aの下縁側から連通側部28bの後縁側にかけてを縫合した内周縁の縫合部29bと、を備えて構成されている。
取付シート部30は、図5,7に示すように、前後方向に沿った折目31aで二つ折りされた状態で、内側布28の挿入側部28aの内周面側に縫合される本体部31と、本体部31の後端から前方に折り返される折り返し部32,32と、を備えて構成されている。本体部31は、折目31aの後端側に、折り返し部32の折り返しが容易なように、凹部31cが形成され、さらに、凹部31cから離れた両縁に、インフレーター13のシールピン15と干渉しないように、凹部31bが形成されている。そして、折り返し部32,32は、ガイド材60の後述する取付孔61aの位置で、本体部31、外側布27の挿入側部27a、及び、内側布28の挿入側部28a、の四枚重ねで溶着されている(図3参照)。この取付シート部30は、本体部31の前端付近の縫合部34により、内側布28の挿入側部28aの内周面側に縫合されている。
なお、取付シート部30の凹部31bの位置では、外側布27や内側布28も、シールピン15と干渉しないように、凹部27d,28fが形成され、これらの凹部27d,28fによって、接続口部23には、開口24aの後縁側の上部に、凹部24bが形成されることとなる(図2,3,5参照)。
ガイド材60は、図3,6に示すように、ポリオレフィン(TPO)等の形状保持性を有した合成樹脂材料から形成されており、取付シート部30の本体部31を介在させて、インフレーター13の本体部14を挿通可能な円筒状の筒状部61を備えている。筒状部61は、軸線方向Oを前後方向に沿わせて配設される。そして、筒状部61の下端側には、ブラケット66の後述する帯板状の組付片部(組付部)69を貫通させて、ブラケット66を組み付けておく組付凹部(組付部)62が形成されている。
また、筒状部61には、車内側壁部22a側と車外側壁部22b側とに、円形に開口する取付孔61a,61aが形成され、また、上端側に、インフレーター13の位置決め用部位としてのシールピン15を嵌合させる凹溝からなる位置規制部61bが形成されている。位置規制部61bの凹溝は、筒状部61の後端から前方に長円状の開口としており、凹溝の底面側の端面61beは、インフレーター13の接続口部23への挿入時、シールピン15と当接して、インフレーター13の前方移動を規制し、そして、端面61beから後方に延びる両側面61bsは、シールピン15と当接して、インフレーター13の軸周り方向の回転を規制する。なお、位置規制部61bの凹溝の開口幅は、シールピン15の直径寸法より、若干、大きく設定されている(図3参照)。
このガイド材60は、取付シート部30の本体部31と内側布の挿入側部28aとの間に配置されて、取付シート部30の折り返し部32を、外側布27の外表面側に折り返し、そして、取付孔61a,61aの位置で、取付シート部30の本体部31、折り返し部32、外側布27の挿入側部27a、及び、内側布28の挿入側部28a、の四枚重ねで溶着させて溶着部37を形成することにより、接続口部23に対し、ずれたり外れたりすること無く、取付固定されている。
クランプ64は、図2,6,11に示すように、板金製の略円筒状として、接続口部23の開口24aから前方に離れた挿入筒部24の周囲に配置される。そして、接続口部23内にインフレーター13が挿入された際、接続口部23を、シール性を確保して、インフレーター13を接続できるように、クランプ64を、縮径させるように、かしめて塑性変形させ(図12参照)、インフレーター13の本体部14の先端側外周面14bに対し、接続口部23の挿入筒部24を圧接させて締結させるように、使用される。
ブラケット66は、図2,6,11,12に示すように、ボディ1の所定のねじ孔に締結されるボルト71を挿通させる取付孔67a,67aを備えた二枚の取付板部67と、二枚の取付板部67を連結する円環状として、インフレーター13を保持可能な保持部としてのクランプ部68と、を備えて構成されている。クランプ部68は、三つの円環部68aを備えて構成されている。クランプ部68では、接続口部23内にインフレーター13を挿入させる際、インフレーター13を円環部68aに挿通させ、クランプ64を締結すると同時に、各円環部68aも、縮径させるように、かしめて塑性変形させ、インフレーター13の本体部14の元部側外周面14cに圧接させて、インフレーター13を保持する。
また、ブラケット66の取付板部67には、ガイド材60の組付凹部62に挿入して、ガイド材60にブラケット66を組み付けておくための組付部としての組付片部69が、配設されている。実施形態の場合、組付片部69は、接続口部23の装着されたクランプ64の下端側の内周面側まで、延びている。すなわち、実施形態の場合、クランプ64を縮径させるようにかしめる際、組付片部69も、インフレーターの本体部14の外周面14aに圧接されることとなる。
また、取付板部67には、ボルト71をボディ1に締結するまで、ブラケット66をボディ1に係止させておくための係止爪67b,67bが形成されている。
実施形態のエアバッグ20の製造について説明すると、まず、図7のAに示すように、平らに展開させた内側布28を折目28cの位置で折り、挿入側部28a,28aを接近させるとともに、折目31aで折った取付シート部30の本体部31における折目31aから両側に延びる前端付近を、縫合部34を設けて、内側布28の内周面側に取り付ける。なお、縫合部34は、前後方向や上下方向に直線状に延ばした縫合糸52の縫合ラインにより、形成されている。ついで、図7のBに示すように、取付シート部30の本体部31を折目31aで折った状態を維持し、そして、折目28cで折った内側布28の重なった外周縁を縫合部29(29a,29b)を設けて縫合し、流出口28d,28eを備えた内側布28からなる挿入側部28aと連通側部28bとを形成する。
また、図8のA,Bに示すように、予め、袋織り部47の分断部位50の車内側壁部22aと車外側壁部22bとに、外側布27I,27Oを、縫合糸52を使用する連結縫合部56を設けて、縫合しておく。
ついで、図9のAに示すように、開いた外側布27I,27Oの間に、取付シート部30を縫合した内側布28を配置する。そして、図9のBに示すように、縫合糸52を使用するバッグ形成用縫合部54の前縁側縫合部54aと後縁側縫合部54bとを設けて、外側布27I,27Oと内側布28とを共縫いすれば、取付シート部30を配設した接続口部23を形成できる。前縁側縫合部54aにより外側布27I,27Oに共縫いされる部位は、内側布28の縫合部29aである。後縁側縫合部54bにより外側布27I,27Oに共縫いされる部位は、内側布28の縫合部29bである。
ついで、取付部58を所定部位に縫合すれば、エアバッグ本体21を形成することができる。
その後、下縁21b側を上縁21a側に接近させるようにエアバッグ本体21を折り畳んで、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないテープを巻き付け、各取付部58に取付ブラケット72を取り付ける。
と同時に、図10のA,Bに示すように、凹部24b(27d,28f,31b)に位置規制部61bを位置合わせしつつ、取付シート部30の本体部31の外周側と内側布28の内周側との間に、ガイド材60を配置させ、ついで、取付シート部30の折り返し部32を外側布27I,27Oの外表面側に折り返し、ガイド材60の取付孔61a,61aの部位で重なっている取付シート部30の本体部31、折り返し部32、外側布27の挿入側部27a、及び、内側布28の挿入側部28a、の四枚重ね部位を相互に溶着して、溶着部37を形成し、ガイド材60を接続口部23に取り付ける。
その後、図11のA,Bに示すように、接続口部23の開口24aから前方に離れた外周面側に、クランプ64を嵌め、ついで、ブラケット66の組付片部69を、接続口部23内に挿入して、ガイド材60の組付凹部62に嵌めつつ、クランプ64の配置位置まで挿入させて、ガイド材60に組み付ければ、エアバッグ20を製造することができる。
そして、適宜、所定箇所で折り曲げて、梱包する。その後、所定の場所、すなわち、エアバッグ20にインフレーター13を組み付けてエアバッグ装置Sを製造し、さらに、そのエアバッグ装置Sを車両Vに搭載する場所まで、運搬すればよい。
その後、エアバッグ20にインフレーター13を組み付ける場合には、エアバッグ20の梱包を解いて、図12のA,Bに示すように、インフレーター13を、ブラケット66のクランプ部68に挿通させるとともに、インフレーター13のシールピン15がガイド材60の位置規制部61bに嵌合されてその端面61beに位置規制されるまで、ガイド材60を設けた接続口部23に挿入する。なお、インフレーター13が位置規制されれば、インフレーター13の本体部14の先端側外周面14bの部位は、クランプ64の配置位置に配置されることとなる。そして、クランプ64とブラケット66のクランプ部68とを縮径させるようにかしめれば、インフレーター13を接続口部23に接続させることができるとともに、インフレーター13をブラケット66に保持させることができて、頭部保護エアバッグ装置Sを組み立てることができる。
このように組み立てた頭部保護エアバッグ装置Sでは、取付ブラケット72を組み付けた各取付部58を、ボディ1側のインナパネル2の対応する取付部位に配置させ、各取付孔58aに挿通させる等して、取付ボルト73をねじ孔に締結し、さらに、ブラケット66の取付板部67をボルト71止めし、インフレーター13をインナパネル2に固定して、エアバッグ装置Sをボディ1に取り付ける。ついで、インフレーター13に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、中間ピラーガーニッシュ7やリヤピラーガーニッシュ8をボディ1に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Sを、車両Vに搭載することができる。
頭部保護エアバッグ装置Sの車両Vへの搭載後、インフレーター13が作動すれば、膨張用ガスGが、インフレーター13のガス吐出部16のガス吐出口16aから吐出されて、エアバッグ20の接続口部23から膨張部39側に流れる。詳しくは、膨張用ガスGは、図2に示すように、ガス吐出部16のガス吐出口16aから接続口部23の挿入筒部24から連通筒部25に流れ、内側布28の前後の流出口28d,28eからエアバッグ本体21の膨張部39における供給路部40を経て、膨張部39の前側膨張部41と後側膨張部42とに流れることから、エアバッグ20のエアバッグ本体21は、エアバッグカバー11を押し開いて、図1の二点鎖線に示すように、窓W1,W2、中間ピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように展開膨張することとなる。
そして、実施形態の場合、エアバッグ20の接続口部23にインフレーター13を挿入する際には、エアバッグ本体21の接続口部23の部位に、インフレーター13のガス吐出口16a側である本体部14の先端側外周面14bの挿入を案内可能に、接続口部23の開口状態を維持する形状保持性を有したガイド材60が配設されている。そのため、ガイド材60付近を保持した状態として、接続口部23の開口24aに対し、開口24aの直交方向に沿って、すなわち、実施形態では、ガイド材60の軸線方向Oに沿って、ガス吐出口16a側からインフレーター13を移動させるだけで、引っ掛ること無く、インフレーター13を接続口部23に挿入させることができる。
したがって、実施形態のエアバッグ20では、インフレーター13の接続口部23への挿入を容易に行なえて、インフレーター13の自動組付も容易に行い易い。
そして、実施形態では、ガイド材60が、筒状(実施形態では円筒状)としており、接続口部23へのインフレーター13の挿入方向を、ガイド材60の筒状の軸線方向Oに沿って安定させることができて、インフレーター13の接続口部23への挿入を迅速に行える。
なお、ガイド材としては、接続口部23の開口24aの開いた状態の開口形状(実施形態では円形状)を維持できれば、上記の構成を考慮せずに、Oリング状、Cリング状としてもよい。また、ガイド材を筒状に形成する場合、その軸線方向Oに沿ってインフレーター13を案内できれば、ガイド材の筒形状は、円筒状に限らず、略四角筒状や略三角筒状等に形成したり、円筒状や角筒状等を併用してもよい。
そして、実施形態のエアバッグ20では、ガイド材60が、内外周を貫通する取付孔61aを備えている。また、エアバッグ本体21の接続口部23が、ガイド材60の内周側で、取付孔61aと取付孔61aの周縁とを覆う取付シート部30を備えている。さらに、取付シート部30が、取付孔61aを間にして対向するとともに接続口部23を構成するシート材(外側布27や内側布28)に対して、取付孔61aを挿通して溶着される溶着部37を備えている。そして、ガイド材60が、溶着部37により、接続口部23に取り付けられている。
そのため、実施形態では、取付シート部30と接続口部23を構成するシート材(外側布27や内側布28)とを、ガイド材60の取付孔61aを経て、相互に溶着するだけで、ガイド材60を接続口部23に取り付けることができて、ガイド材60の取付を簡便に行うことができる。
特に、実施形態では、溶着部37が、ガイド材60の軸心の回りで、相互に離れて、複数(実施形態では二個)配設されるように、取付孔61aが、ガイド材60に複数(実施形態では二個)形成されていれば、より安定して、ガイド材60を接続口部23に取り付けることができ、さらに、インフレーター13の挿入時に、インフレーター13と接触するシート部位(実施形態では取付シート部30の本体部31)のずれも抑制され、より安定して迅速に、インフレーター13を挿入させることができる。
なお、取付孔61aとしては、筒状部61の内部で、周縁全周を囲われた開口形状としなくとも、インフレーター13を挿入させる開口24a側から離れた前縁61f側から、凹むように開口された取付孔61a1としてもよい(図6の括弧書き参照)。このような構成でも、取付孔61aと同様に、溶着部37を形成すれば、ガイド材60自体の軸線方向Oを中心軸とした回転が規制されて、ガイド材60の位置規制部61bを所定位置に配置することができる。
また、このようなガイド材60の軸線方向Oを中心軸とした回転を規制できないものの、ガイド材60に取付孔を設けずに、折り返し部32,32をガイド材60の前縁61fから離れた前方まで延ばし、前縁61fから離れたその近傍位置で、折り返し部32,32を、外側布27、内側布28、及び、本体部31、と四枚重ねで溶着させて、溶着部37を形成してもよい。この場合でも、ガイド材60は、軸線方向Oに沿った移動が規制されて、すなわち、軸線方向Oに沿った位置ずれを防止されて接続口部23に取り付けられることとなる。
さらに、実施形態のエアバッグ20では、取付シート部30が、ガイド材60の内周側と外周側とを覆うように、接続口部23の開口24a端側に折り返し部32,32を有して、配設されている。また、溶着部37が、取付シート部30におけるガイド材60の内周側の本体部31と外周側の折り返し部32とにわたって、形成されている。
そのため、実施形態では、取付シート部30の折り返し部32,32が、詳しく述べると、折り返し部32の本体部31から屈曲したカバー部33が、接続口部23の開口24a周縁を覆うこととなって、インフレーター13が接続口部23のシート材(外側布27や内側布28)の部位と取付シート部30との間に進入することを、取付シート部30の折り返し部32のカバー部33が防止できて、一層、インフレーター13の接続口部23への挿入が、円滑かつ迅速に行なえる。
さらに、実施形態のエアバッグ20では、ガイド材60が、インフレーター13の接続口部23への挿入時におけるインフレーター13の位置決め用部位としてのシールピン15を位置規制し、インフレーター13の挿入位置を規定する位置規制部61b、を備えて構成されている。
そのため、実施形態では、インフレーター13の接続口部23への挿入時、ガイド材60の位置規制部61bがインフレーター13の位置決め用部位としてのシールピン15を位置規制すれば、インフレーター13が、接続口部23に対して適正位置に挿入させることとなるため、インフレーター13の接続口部23への挿入作業を、迅速、かつ、円滑に行える。
また、実施形態のエアバッグ20では、ボディ1側に取り付けられるブラケット66が、組付片部69をガイド材60の組付凹部62に挿入させて、ガイド材60に組み付けられている。
そのため、実施形態では、ガイド材60を設けたエアバッグ20の接続口部23が、ガイド材60に組み付けられてボディ1側に取付可能なブラケット66を、予め、備えていることから、エアバッグ20の車両Vへの取付前に、別途、接続口部23付近をボディ1側に取り付けるブラケットを準備する必要が無く、エアバッグ20の車両Vへの取付作業が効率的に行なえる。
なお、このブラケット66は、図12に示すように、インフレーター13を保持する自動組付装置の保持アームA2等の保持手段により、保持される構成とすれば、保持アームA1に保持されたインフレーター13に対する接続口部23(ガイド材60)の位置決め手段として使用できて、インフレーター13の自動組付に好適に利用できる。ちなみに、保持アームA2等の保持手段は、ブラケット66だけでなく、接続口部23のガイド材60の部位を保持したり、あるいは、ブラケット66で無く、接続口部23のガイド材60の部位だけを保持するようにしてもよい。
さらに、実施形態では、ブラケット66が、接続口部23に挿入されたインフレーター13を保持する保持部としてのクランプ部68、を備えている。
そのため、実施形態では、インフレーター13を保持部としてのクランプ部68に保持させた状態で、ブラケット66をボディ1側に取り付ければ、インフレーター13自体も、ボディ1側に取り付けるごとができて、インフレーター13の車両Vへの取付固定を簡便に行なえる。
さらに、実施形態のエアバッグ20では、接続口部23に挿入されたインフレーター13のガス吐出口16a付近の外周面14b側に対して、接続口部23を締め付けてインフレーター13と接続させるクランプ64が、接続口部23の外周側に組み付けられている。
そのため、実施形態では、エアバッグ20が、予め、インフレーター13を接続口部23に締結するためのクランプ64を備えていることから、インフレーター13を接続口部23に挿入し、そして、クランプ64を締め付ければ、インフレーター13をエアバッグ20の接続口部23と接続させることができて、インフレーター13の接続口部23への挿入前に、別途、クランプ64を接続口部23に装着する作業が不要となることから、インフレーター13の接続口部23への組付作業が効率的に行なえる。
なお、実施形態の場合には、ブラケット66が、インフレーター13を保持する保持部としてのクランプ部68を備えているものを示したが、図13〜15に示すように、インフレーター13を直接保持する保持部を備えていないブラケット66Aを使用してもよい。
このエアバッグ20Aは、エアバッグ本体21と、ガイド材60と、クランプ64Aと、ブラケット66Aと、を備えて構成されている。エアバッグ本体21とガイド材60とは、エアバッグ20に使用されているものと同様である。クランプ64Aは、クランプ64の軸方向の長さ寸法を長くして形成されている。
ブラケット66Aは、保持部としてのクランプ部68を備えておらず、インフレーター13の本体部14の外周面14aの下部側を支持する支持面部68Aを備えて構成されている。
なお、ブラケット66Aは、ブラケット66と同様な取付孔67aを有した取付板部67と、ガイド材60の組付凹部62に組み付けられる組付片部69を備えて構成されている。
このエアバッグ20Aでは、エアバッグ本体21の接続口部23に、エアバッグ20と同様に、ガイド材60が配設されるとともに、接続口部23の外周側にクランプ64Aが配設され、そして、ブラケット66Aが、組付片部69を、ガイド材60の組付凹部62に挿通させ、さらに、クランプ64Aの内周側まで挿入された状態として、ガイド材60に組み付けられている(図13のA,B参照)。
そして、インフレーター13をエアバッグ20Aの接続口部23に接続させる際には、図14のA,Bに示すように、インフレーター13のシールピン15がガイド材60の位置規制部61bに嵌合されて位置規制されるまで、ガイド材60を設けた接続口部23に挿入する。なお、インフレーター13が位置規制されれば、インフレーター13の本体部14の先端側外周面14bの部位は、クランプ64Aの配置位置に配置されることとなる。そして、クランプ64Aを縮径させるようにかしめれば、インフレーター13を接続口部23に接続させることができるとともに、インフレーター13をブラケット66Aの支持面部68A上で支持することができて、頭部保護エアバッグ装置SAを組み立てることができる。
なお、このインフレーター13のエアバッグ20Aの接続口部23への挿入時には、エアバッグ20と同様に、接続口部23の開口状態を維持する形状保持性を有した円筒状のガイド材60が配設されているため、接続口部23のガイド材60の軸線方向に沿って、ガス吐出口16a側からインフレーター13を移動させるだけで、引っ掛ること無く、インフレーター13を接続口部23に挿入させることができて、エアバッグ20と同様な作用・効果を得ることができる。
勿論、このブラケット66Aでも、図14に示すように、インフレーター13を保持する自動組付装置の保持アームA2等の保持手段により、保持される構成とすれば、保持アームA1に保持されたインフレーター13に対する接続口部23(ガイド材60)の位置決め手段として使用できて、インフレーター13の自動組付に好適に利用できる。勿論、この場合も、保持アームA2等の保持手段は、接続口部23のガイド材60の部位を保持してもよい。
そしてさらに、このように組み立てた頭部保護エアバッグ装置SAでは、取付ブラケット72を組み付けた各取付部58を、ボディ1側のインナパネル2の対応する取付部位に配置させ、各取付孔58aに挿通させる等して、取付ボルト73をねじ孔に締結し、さらに、ブラケット66Aの取付板部67をボルト71止めする。この時、ブラケット66Aが、組付凹部62に組付片部69を挿入させたガイド材60に組み付けられ、そして、ガイド材60が接続口部23に溶着部37を利用して取り付けられていることから、接続口部23自体をボディ1側に取り付けることができることとなる。
さらに、図例の場合には、ブラケット66Aの組付片部69が、クランプ64Aのかしめにより、インフレーター13と一体的に組み付けられて、そして、ブラケット66Aの支持面部68Aを利用して、インフレーター13の外周面14aを支持できることから、インフレーター13を、クランプ64Aとブラケット66Aとを利用して、ボディ1側に取付固定することができる。
なお、この場合、接続口部23に接続させたインフレーター13は、別途、所定の取付ブラケットを使用してボディ1側に取付固定し、ブラケット66Aは、支持面部68Aを設けずに、接続口部23自体を、ボディ1側に取り付けるように構成してもよい。
また、実施形態では、ガイド材60をエアバッグ20の接続口部23の内面側に配設した場合を示したが、図16,17に示すエアバッグ20Bのように、ガイド材60をエアバッグ本体21Bの接続口部23Bの外周面側に配置し、接続口部23B自体を取付シート部30Bの本体部31と共用として、折り返し部32をガイド材60の外周面側に配置させて、取付孔61aで対向する接続口部23Bと折り返し部32とを相互に溶着して溶着部37を形成するように構成してもよい。なお、この構成に関し、折り返し部32をガイド材60の周側に配置される取付シート部とし、接続口部23B自体を、取付シート部の溶着されるシート材とした構成と見ることもできる。
さらに、図18に示すエアバッグ20Cのように、エアバッグ本体21Cの接続口部23Cの内周側に、折り返し部32を設けない略円筒状の取付シート部30Cを設け、ガイド材60Cの取付孔61aの位置で対向する接続口部23Cと取付シート部30Cとを相互に溶着して溶着部37を形成するように構成してもよい。
この構成の場合、取付シート部30Cの端末31dがインフレーター13の挿入時にめくれないように、接続口部23Cの開口24a端側のガイド材60Cに、鍔部61cを設けてもよい。勿論、めくれ難ければ、鍔部61cは設けなくともよい。
さらに、図19に示すエアバッグ20Dのように、ガイド材60Dをエアバッグ本体21Dの接続口部23Dの内周面側に配置し、接続口部23D自体を取付シート部30Dの本体部31と共用として、折り返し部32をガイド材60Dの内周面側に配置させて、取付孔61aで対向する接続口部23Dと折り返し部32とを相互に溶着して溶着部37を形成するように構成してもよい。なお、この構成に関しても、折り返し部32をガイド材60の内周側に配置される取付シート部とし、接続口部23D自体を、取付シート部の溶着されるシート材とした構成と見ることもできる。
さらに、図20,21に示すエアバッグ20Eのように、ガイド材60Eが、円筒状の筒状部61の前縁61fを前方に延ばして、インフレーター13のガス吐出口16aの周囲を覆うカバー部63、を備えて構成されていてもよい。カバー部63には、前縁61f近傍の下部側に、エアバッグ本体21E側への流出方向を規制して、下向きに膨張用ガスGを流出させる流出穴63aが、形成されている。また、ガイド材60Eには、前縁61f側の端面に、円形の開口63bが形成されている。
なお、複数のガス吐出口16aから吐出される膨張用ガスGは、ガス吐出部16の軸心(軸線方向Oと同心的となる)を中心として放射状に吐出されるが、カバー部63により遮られ、流出穴63aから下向きに流出されることとなる。
ちなみに、ガイド材60Eの前縁61fの開口63bからも、膨張用ガスGが流出するが、その部位には、図例の場合、内側布28等と同様なシート材からなる補強布59が配設されて、接続口部23Eの内側布28に対して、直接的に膨張用ガスGが当たることを防止されている。補強布59は、内側布28の内周側における取付シート部30の前側にずれた位置に配置されるとともに、上下方向に沿う折目59aを開口63b付近に配置させて、ガイド材60Eを覆うように後方側に二つ折りで折られ、縫合部29cにより、ガイド材60Eの挿入時にめくれないように、内側布28に縫合されている。そしてさらに、補強布59は、上縁59bや後縁59cを縫合部29a,29bと共縫いされて配設されている。補強布59の下縁59d側は、供給路部40付近まで延びて開放されている。
このエアバッグ20Eでは、ガイド材60Eが、エアバッグ本体21Eの接続口部23E内で、インフレーター13のガス吐出口16aから吐出される膨張用ガスGを、流出穴63aを利用して、所定の下向きの流出方向で流出させるように、規制できる。すなわち、ガイド材60Eが、インフレーター13からの膨張用ガスGを、接続口部23内の耐熱性に影響のある部位(内側布28の部位)に、直噴させるような態様を防止でき、接続口部23Eの耐熱性を向上させることができる。
なお、取付シート部30は、縫合部34を設けずに、ガイド材60Eの配設時に、接続口部23Eに配設する。すなわち、まず、補強布59を配設させた接続口部23E内に、開口63b側からガイド材60Eを挿入し、そして、ガイド材60E内に取付シート部30の本体部31を挿入し、そして、折り返し部32,32を折り返して、折り返し部32を、外側布27、内側布28、及び、本体部31とともに、取付孔61aを利用して、四枚重ねで溶着して、溶着部37を形成し、接続口部23Eに、取付シート部30とともに、ガイド材60Eを取り付けている。
ちなみに、図例の場合には、ガイド材60Eの前縁61f側の端面に、円形の開口63bを設けたが、この開口63bの部位を塞ぐように、底壁部63c(図20の二点鎖線参照)を設けて、カバー部63を構成してもよい。
なお、実施形態等では、頭部保護エアバッグ装置S,SAを例示したが、エアバッグが、膨張部から円筒状の接続口部が突出される構成として、接続口部にシリンダタイプのインフレーターを挿入させる構成であれば、本発明を実施することができ、例えば、カーテンエアバッグでなくとも、歩行者保護エアバッグ等に本発明を適用してもよい。
また、本発明のエアバッグの接続口部は、膨張部から単に直線状に突出する構成であってもよい。
さらに、各実施形態の場合、エアバッグ本体21,21B,21C,21Dにおける接続口部23,23B,23C,23Dやその近傍には、補強布を設けていないが、ガス吐出口16aから吐出する膨張用ガスGに対する耐熱性を高めるために、接続口部23,23B、23C,23Dやその近傍に、別途、図20,21に示すような補強布59を配設してもよい。
さらにまた、ガイド材60,60,60D,60Eとしては、TPO等の合成樹脂で形成する他、インフレーター13を挿入可能に、接続口部23,23B,23C,23D,23Eの開口24aの開口形状を維持できるような形状保持性を有していれば、金属やゴム等から形成してもよい。ちなみに、板金等の金属製とすれば、耐熱性も良好となる。
1…(車体)ボディ、13…インフレーター、14a…外周面、15…(位置決め用部位)シールピン、16a…ガス吐出口、
20,20A,20B,20C,20D,20E…(カーテン)エアバッグ、21,21B,21C,21D,21E…エアバッグ本体、23,23B,23C,23D,23E…接続口部、24a…開口、30,30B,30C,30D…取付シート部、32…折り返し部、35…シート材、37…溶着部、39…膨張部、
60,60C,60D,60E…ガイド材、61a…取付孔、61b…位置規制部、62…(組付部)組付凹部、63…カバー部、63a…流出穴、64,64A…クランプ、66,66A…ブラケット、69…(組付部)組付片部。

Claims (11)

  1. インフレーターからの膨張用ガスを流入させて膨張する膨張部と、該膨張部に膨張用ガスを流入させるために、前記インフレーターのガス吐出口側を挿入させて前記インフレーターと接続される筒状の接続口部と、を有して、折畳可能な可撓性を有したシート材から形成されるエアバッグ本体と、
    該エアバッグ本体の前記接続口部に取り付けられて、前記インフレーターの前記ガス吐出口側の挿入を案内可能に、前記接続口部の開口状態を維持する形状保持性を有したガイド材と、
    を備えて構成され、
    前記ガイド材が、内外周を貫通する取付孔を備え、
    前記エアバッグ本体の接続口部が、前記ガイド材の外周側若しくは内周側で、前記取付孔と該取付孔の周縁とを覆う取付シート部を備え、
    該取付シート部が、前記取付孔を間にして対向するとともに前記接続口部を構成するシート材に対して、前記取付孔を挿通して溶着される溶着部を備え、
    前記ガイド材が、前記溶着部により、前記接続口部に取り付けられていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記ガイド材が、筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記溶着部が、前記ガイド材の軸心の回りで、相互に離れて、複数配設されるように、前記取付孔が、前記ガイド材に複数形成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のエアバッグ。
  4. 前記取付シート部が、
    前記ガイド材の内周側と外周側とを覆うように、前記接続口部の開口端側に折り返し部を有して、配設されるとともに、
    前記溶着部が、前記取付シート部における前記ガイド材の内周側と外周側との部位相互を結合していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアバッグ。
  5. 前記ガイド材が、前記インフレーターの前記接続口部への挿入時における前記インフレーターの位置決め用部位を位置規制し、前記インフレーターの挿入位置を規定する位置規制部、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエアバッグ。
  6. 車体側に取り付けられるブラケットが、前記ガイド材に組み付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエアバッグ。
  7. 前記ブラケットが、前記接続口部に挿入された前記インフレーターを保持する保持部、を備えていることを特徴とする請求項6に記載のエアバッグ。
  8. 前記接続口部に挿入された前記インフレーターの前記ガス吐出口付近の外周面側に対して、前記接続口部を締め付けて前記インフレーターと接続させるクランプが、前記接続口部の外周側に組み付けられていることを特徴とする請求項6若しくは請求項7に記載のエアバッグ。
  9. 前記ガイド材が、
    前記インフレーターの前記ガス吐出口の周囲を覆うカバー部と、
    前記エアバッグ本体側への流出方向を規制して前記膨張用ガスを流出可能に、前記カバー部に配設される流出穴と、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエアバッグ。
  10. インフレーターからの膨張用ガスを流入させて膨張する膨張部と、該膨張部に膨張用ガスを流入させるために、前記インフレーターのガス吐出口側を挿入させて前記インフレーターと接続される筒状の接続口部と、を有して、折畳可能な可撓性を有したシート材から形成されるエアバッグ本体と、
    該エアバッグ本体の前記接続口部に取り付けられて、前記インフレーターの前記ガス吐出口側の挿入を案内可能に、前記接続口部の開口状態を維持する形状保持性を有したガイド材と、
    を備えて構成され
    前記エアバッグ本体の接続口部が、前記ガイド材の外周側若しくは内周側に配置される取付シート部を備えるとともに、前記ガイド材を、前記取付シート部と前記接続口部のシート材との間に配設させ、
    前記取付シート部と前記接続口部のシート材とが、前記ガイド材の軸線方向に沿った位置ずれを防止するように、相互に結合され
    前記ガイド材が、内外周を貫通する取付孔を備え、
    前記ガイド材の内外周に配置される前記取付シート部と前記接続口部のシート材とが、前記取付孔の部位で相互に結合されることを特徴とするエアバッグ。
  11. 前記取付シート部と前記接続口部のシート材との結合は、溶着としていることを特徴とする請求項10に記載のエアバッグ。
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