JP6499756B2 - 基板保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板等の基板をその基板に対して作業を行うために保持する基板保持装置に関する。
例えば、電子部品を回路基板に装着する際には、その回路基板を固定保持するための装置として、基板保持装置が用いられる。基板保持装置は、ある保持力で基板を保持するものであるが、その保持力を適切なものとすることが望まれている。下記特許文献に記載されている基板保持装置では、基板の厚さを判別し、厚さによらず保持力を一定にするようにされている。
特開2000−124687
発明の解決しようとする課題
基板保持装置において基板を保持する際の保持力は、基板の大きさ,形状,剛性等や、その基板に対する作業の種類等によって適切な大きさがあり、保持力を変更することができれば、その基板保持装置の実用性は向上する。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高い基板保持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の基板保持装置は、
基板の下方に配設されたテーブルと、そのテーブルを昇降させる昇降機構と、前記テーブルに立設されて上端部がそのテーブルに対して上下方向に変位可能な支持柱と、その支持柱の上端部が上方に変位する向きの付勢力を支持柱に付与する弾性体と、基板の幅方向における両端部を上方から係止するための1対のストッパとを備え、
前記テーブルを上昇させることで前記支持柱を介して基板を持ち上げ、前記弾性体の付勢力に抗して前記支持柱の上端部が下方に変位した状態で基板の前記両端部を前記1対のストッパに係止させることで、前記弾性体の付勢力に応じた保持力をその基板に加えてその基板を保持する基板保持装置であって、
前記テーブルの上昇位置を制御することによって、基板に加わる保持力を任意に変更可能に構成され
さらに、
それぞれが前記支持柱となる複数の支持柱と、
それら複数の支持柱の上端部によって支持され、上面が基板の下面に接してその基板を支持する支持板と
を備えたことを特徴とする。
本発明の基板保持装置によれば、テーブルの上昇位置を制御するという簡単な手段によって、基板に加わる保持力を任意に変更できるため、本発明の基板保持装置は、実用性の高いものとなる。
実施例の基板保持装置が採用される部品装着機によって構成された部品装着システムを示す斜視図である。 図1の部品装着システムを構成する部品装着機の概略構造を示す斜視図である。 図1の部品装着システムを構成する別の部品装着機の概略構造を示す斜視図である。 図2,図3の部品装着機に採用されている基板保持装置を示す斜視図である。 図4の基板保持装置の動作を説明するための断面図である。 押上ユニットが取り付けられた実施例の基板保持装置を示す斜視図である。 図6の基板保持装置の動作を説明するための断面図である。 基板保持装置における支持柱に関する変形例を説明するための断面図である。
以下、本発明の代表的な実施形態を、部品装着機において採用される基板保持装置の実施例として、図を参照しつつ詳しく説明する。ちなみに、下記実施例の説明においては、まず、部品装着機の説明を行い、その後に、本発明の実施例に関する説明を行う。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
[A]対基板作業システムおよび部品装着機の構成
実施例の基板保持装置が採用される部品装着機は、例えば、図1に示す部品装着システムを構成するものとなっている。その部品装着システムは、電子部品(以下、単に「部品」と言う場合がある)を回路基板(「基板」の一種であり、以下、単に、「基板」と言う場合がある)に装着するためのシステムであり、3つの部品装着機10,12を含んで構成されている。図の左奥を上流側,右手前を下流側,左手前を前方側,右奥を後方側とそれぞれ呼べば、本部品装着システムでは、上流側に、2つの部品装着機10が、下流側に、比較的幅の広い1つの部品装着機12が、並べられた2つのシステムベース14上に、互いに密接して配置されている。
基板は、上流側から下流側に向かって、すなわち、基板を搬送する方向(以下、「搬送方向」と言う場合がある)に、それら部品装着機10,12内を搬送され、その搬送される基板に対して、それぞれの部品装着機10,12による部品装着作業が行われて、その基板への部品の装着が完了する。複数の基板が連続して当該システム内を搬送方向に搬送されることで、それら複数の基板の各々への部品装着が、順次、完了する。なお、本部品装着システムは、例えば、クリームはんだを基板に印刷するはんだ印刷機,はんだ印刷機や部品装着機10,12による作業の結果を検査する検査機,はんだを溶融させて部品を基板に固定するリフロー炉等とともに、電子回路製造ラインに配置される。
上流側に配置されている2つの部品装着機10は、互いに同じ構成のものであり、図2に示すように、1つのシステムベース14の上に並んで配置されている。外装パネルを外した下流側の部品装着機10の図示を参照しつつ説明すれば、各部品装着機10は、ベース16と、前後においてベース16上に立設されたフレーム18,20と、それらフレーム18,20に上架されたビーム22とを有しており、それらによって、当該部品装着機10の躯体が構成されている。
ベース16上に、実施例の基板保持装置となり得る基板保持装置24が配置されている。基板保持装置24の構成については後述するが、基板保持装置24は、基板を、設定された作業位置において固定保持する機能だけでなく、基板を上流側から搬入して下流側に搬出する機能を有している。つまり、基板保持装置24は、基板搬送装置としても機能するのである。ちなみに、図1には、基板Sが基板保持装置24によって作業位置に固定保持されている状態が示されている。
基板保持装置24の前方側には、それぞれが部品供給装置として機能する複数の部品フィーダ26が並んで配置されている。ちなみに、部品フィーダ26の各々は、いわゆるテープフィーダである。一方、ビーム22には、部品装着装置28が支持されている。部品装着装置28は、装着ヘッド30と、装着ヘッド30を前後左右に移動させるXYロボット型のヘッド移動装置32とを含んで構成されている。装着ヘッド30は、下端部に、部品を吸着保持する部品保持具としての吸着ノズルを複数備えており、それら吸着ノズルの1つを昇降させるノズル昇降機構を有している。
基板保持装置24によって作業位置に固定された基板に対して、部品装着装置28によって、部品装着作業が行われる。部品装着作業では、装着ヘッド30が部品フィーダ26の上方に移動させられて吸着ノズルによる部品の吸着保持が行われ、次いで、装着ヘッド30が基板の上方に移動させられて、吸着ノズルに保持されている部品が、基板の上面に載置される。
下流側に配置されている部品装着機12は、1つのシステムベース14上に配置され、その部品装着機12は、外装パネルを外した状態を示す図3から解るように、搬送方向において寸法の大きいベース34およびフレーム36,38を含んで構成されている。そして、部品装着機12では、部品装着機10内に配置されているものと同じ2つの基板保持装置24が、搬送方向に並んで配置されている。2つの基板保持装置24は、互いに協働して1つの基板を搬送するように構成されるとともに、2つの基板保持装置24のいずれにも上述の作業位置が設定されている。部品装着機12の部品装着装置40は、搬送方向における装着ヘッド30の移動範囲が大きくされたヘッド移動装置42を有していることで、部品装着機10の部品装着装置28よりも搬送方向に大きく装着ヘッド30を移動させることが可能とされている。そのような構成から、部品装着機12は、2つの作業位置のいずれにおいても部品装着作業を実行可能とされている。詳しく言えば、部品装着機12は、2つのステージにおいて、互いに同じ部品装着作業を実行可能とされているのである。
[B]基板保持装置の構成および機能
基板保持装置24は、図4に示すように、ベース板50と、ベース板50の搬送方向に直角な方向における両端部に、つまり、前方側の端部および後方側の端部に立設された概して板状の1対の支持フレーム52,54とを含んで構成されている。支持フレーム52,54は、概して門型をなし、基板を挟んで向かいあう1対の側板として機能する。前方側支持フレーム52は、ベース板50に固定されている一方で、後方側支持フレーム54は、ベース板50上に並んで配設された1対のガイドレール56に沿って、前後方向に移動可能とされている。後方側支持フレーム54は、駆動源としてのモータ58を含んで構成された移動機構60によって、保持,搬送する基板の前後方向の幅に応じて前後させられる。移動機構60は、図から解るように、ボールねじ機構を含んで構成されている。
支持フレーム52,54の各々には、それらの内側の面(互いに対向する面)に、1対のプーリ62が、回転可能に支持されている。それら1対のプーリ62の一方は、支持フレーム52(54)の搬送方向における上流側の端部に配置され、他方は、下流側の端部に配置されている。そして、1対のプーリ62には、コンベアベルト64が巻回させられており、1対のコンベアベルト64は、それぞれ、1対の支持フレーム52,54に、周回可能に保持されている。1対のプーリ62の下流側のものは、駆動源としてのモータ66およびギヤトレインを含んで構成される回転機構68によって、回転させられ、その回転によって、コンベアベルト64が周回するようにされている。つまり、基板保持装置24は、1対のコンベアベルト64を備えており、それら1対のコンベアベルト64に基板の前後方向における両端が載置された状態において、それら1対のコンベアベルト64によって基板の両端部が支持された状態で、それら1対のコンベアベルト64が周回することで、その基板を搬送方向に搬送するように構成されているのである。
また、支持フレーム52,54の各々には、1対のコンベアベルト64の間において、詳しく言えば、各々が支持するコンベアベルト64の近傍において、1対のコンベアベルト64に載置されている基板を下方から支持可能な支持具として、支持バー70が、昇降可能に支持されている。ちなみに、図4では、後方側の支持フレーム54に支持されている支持バー70の一部分が省略されている。支持バー70は、搬送方向に支持フレーム52(54)に沿って延び、両端の各々が、搬送方向において支持フレーム52(54)の外側に延び出すとともに、外側の面(互いに背向する面)にまで回り込むようにされている。両端の各々には、ナット72が回転不能に保持されている。一方で、支持フレーム52,54の各々には、外側の面の搬送方向の両端部に、1対のモータ74が付設されており、1対のモータ74の各々の回転軸は、軸線が上下方向に延びる姿勢とされるともに、ねじロッド76とされている。各ねじロッド76は、支持バー70の各端部に保持されたナット72と螺合しており、1対のナット72と1対のねじロッド76とによって、1対のねじ機構78が構成されているのである。以上構造から明らかなように、1対のモータ74の回転によって、1の支持バー70が昇降させられる。つまり、それら1対のねじ機構78と駆動源としての1対のモータ74とを含んで、上記支持具である1つの支持バー70を昇降させる支持バー昇降機構が構成されているのである。
さらに、支持フレーム52,54の各々の上端には、搬送方向に沿って延びるストッパ80が取り付けられている。後に詳しく説明するが、支持バー70によって持ち上げられた基板は、それの搬送方向に直角な方向の両端部、つまり、幅方向の両端部の各々が支持バー70とストッパ80とによって挟持された状態で保持される。なお、対をなす2つのストッパ80は、ボルト82によって支持フレーム52,54にそれぞれ締結されており、後に説明するように、別の型式のストッパと交換可能となっている。
一方、支持フレーム52,54の間には、テーブル84が配設されている。テーブル84は、テーブル昇降機構86によって昇降させられる。図5をも参照しつつ説明すれば、テーブル昇降機構86は、テーブル84の四隅にそれぞれ設けられた4つのジャッキ88と、それら4つのジャッキ88を同期して作動させるためのタイミングベルト90と、そのタイミングベルト90を駆動させることで4つのジャッキ88を作動させる昇降モータ92とを含んで構成されている。各ジャッキ88は、基体94と、その基体94に回転可能に保持されたナット96と、そのナット96に螺合するねじロッド98とを含んで構成されている。各ジャッキ88のねじロッド98の上端がテーブル84の下面に固定されている。ナット96は、外周においてプーリとして機能する部分を、また、昇降モータ92のモータ軸も、外周においてプーリとして機能する部分を有しており、タイミングベルト90は、それらの部分を巡るようにして巻き掛けられている。昇降モータ92の回転によって、4つのジャッキ88の各々のナット96が同期して回転し、ねじロッド98が上下に動かされることで、テーブル84は、昇降させられる。
昇降モータ92には、エンコーダ100が取り付けられており、モータ軸の回転位置、つまり、昇降モータ92の回転量が把握可能とされている。先に説明した支持バー昇降機構の制御もそうであるが、このテーブル昇降機構86の制御は、部品装着機10,12の全体の制御を司る操作パネル一体型の制御装置102(図1参照のこと)によって行われる。制御装置102は、エンコーダ100の信号に基づき、テーブル84の昇降位置(上下方向における位置)を把握し、その昇降位置に基づいて、テーブル昇降機構86の制御を行うことが可能とされている。
図4,図5に示すように、テーブル84には、バックアップピン104が立設可能とされている。テーブル84には、それぞれがねじ孔とされた複数の取付孔106が穿設されており、バックアップピン104は、それら複数の取付孔106のいずれにも取付可能とされている。つまり、バックアップピン104は、複数の取付孔106に対応した任意の位置において立設可能とされているのである。
図5を参照しつつ、基板保持装置24の動作を説明すれば、図5(a)に示すように、基板Sは、1対のコンベアベルト64によって両端部を支持された状態で、それら1対のコンベアベルト64が周回させられることによって搬送され、所定の作業位置で停止させられる。基板Sがその作業位置に位置させられている状態で、図5(b)に示すように、各モータ74を駆動することによって、1対の支持バー70が上昇させられ、それら1対の支持バー70が基板Sを持ち上げる。基板Sは、両端部が1対のストッパ80によって係止されるまで持ち上げられ、両端部の各々がストッパ80と支持バー70とに挟持される状態で、固定保持される。このときの保持力は、ストッパ80と支持バー70とによって基板Sが挟持される力であり、モータ74の力によって発生される。この力は、相当に大きいものではあるが、モータ74の力は制御されないため、一定のものとされている。
次いで、図5(b)に示すように、基板Sの下方に配設されたテーブル84が、テーブル昇降機構86によって所定の上昇位置まで、上昇させられる。この際の上昇位置は、バックアップピン104の上端が基板Sの下面に接する位置である。この状態で、基板Sの部品装着作業が行われるのであるが、バックアップピン104は、例えば、その部品装着作業において、基板Sが自重で下方に撓むことのないように、また、部品が装着される際に上方から基板Sに加わる力によって基板Sが大きく下方に撓むことがないように、基板Sを支える役目を果たしており、実質的に上述の保持力を発生させるものとはなっていない。
[C]基板支持ユニットが取り付けられた基板保持装置
例えば、基板が比較薄い等、基板の剛性が相当に低い場合は、上記バックアップピン104によって支持している場合であっても、例えば、バックアップピン104が接していない部分における撓みが大きくなったり、また、部品装着作業の際、場合によっては、損傷に至る程の変形が基板に生じたりすることも予想される。つまり、バックアップピンによっては、部品装着作業に適した状態での保持が困難な場合もあり得るのである。そのことは一例ではあるが、部品装着作業に適した状態での保持を確保するため、本基板保持装置24では、図6に示すように、バックアップピン104に代えて、基板支持ユニット110を、テーブル84の上面に取り付けることが可能とされている。この基板支持ユニット110を取り付けた基板保持装置24が、実施例の基板保持装置となる。
図7をも参照しつつ説明すれば、基板支持ユニット110は、テーブル84に締結されるベース板112と、そのベース板112の上方に配置された1対の角型のビーム114と、それら1対のビーム114に上下方向に移動可能に支持された天板116とを含んで構成されている。ベース板112は、テーブル84に設けられた取付孔106を利用して、ボルト118によって、テーブル84に締結される。
1対のビーム114は、基板の搬送方向における両端部において、それぞれが、その搬送方向と直角な方向に延びる姿勢で、ベース板112との間にブロック状のスペーサ120を挟む状態で、ベース板112に固定されている。各ビーム114の両端部の各々には、ブシュ122が嵌め込まれて形成された貫通孔124が設けられており、各貫通孔124には、支持柱126が挿通させられている。つまり、支持柱126は、天板116の四隅に、計4本設けられているのである。
各支持柱126は、ビーム114に対して上下に移動可能とされており、上端が天板116の下面に固定されれている。つまり、つまり、天板116は、4本の支持柱126の各々の上端部によって支持されているのである。一方で、各支持柱126の下端には、係止環128が固定され、各支持柱126の上方へのある位置を超える移動が禁止されている。一方で、各支持柱126の近傍には、圧縮コイルスプリングであるスプリング130が配設されており、そのスプリング130によって、天板116が上方に向かって付勢されている。このスプリング130と係止環128との作用により、他の力が加わらない限りにおいて、天板116は、テーブル84に対して、所定の位置、つまり、図7(a)に示す位置に維持される。なお、この位置において、天板116とビーム114との間隔、すなわち、スプリング130の長さは、図に示すように“L”とされている。
テーブル84と1対のビーム114とは位置が固定された関係にあり、1対のビーム114は、テーブル84の一部と考えることができる。その考えに基づけば、本基板保持装置24では、支持柱126は、テーブル84に立設されており、天板116に固定されている上端部が、テーブル84に対して上下方向に変位可能とされているのである。また、スプリング130は、その支持柱126の上端部が上方に変位する向きの付勢力を支持柱126に付与する弾性体として機能しているのである。
基板支持ユニット110が配設された基板保持装置24の動作について、図7(b)を参照しつつ説明すれば、その基板保持装置24では、コンベアベルト64によって搬送されて所定の作業位置に位置させられた基板Sは、テーブル昇降機構86によってテーブル84が上昇させられることによって、当該基板保持装置24において保持される。ちなみに、基板支持ユニット110が配設された場合には、支持バー70は作動しないようにされる。
テーブル84の上昇により、基板支持ユニット110が持ち上げられ、天板116の上面が基板Sの下面に接した状態において、基板Sが持ち上げられる。言い換えれば、支持柱126を介して基板Sが持ち上げられる。本基板保持装置24では、先に説明した1対のストッパ80は、基板Sの搬送方向に直角な方向、すなわち、幅方向の寸法の異なる別の1対のストッパ140に交換されている。詳しく言えば、基板Sの両端部を係止する領域の幅方向における寸法が大きくされた別の1対のストッパ140に変更されている。そのため、ある位置にまでテーブル84が上昇させられた場合に、基板Sの両端部が1対のストッパ140によって係止され、基板Sの両端部は、天板116とストッパ140とによって挟持された状態となる。
さらにテーブル84を上昇させることで、天板116がスプリング130の付勢力に抗してテーブル84に対して下降する。天板116と1対のストッパ140とによって基板Sの両端部を挟持するそのときの力が、基板Sに加わる保持力となる。この保持力は、基板Sを挟持した直後は、スプリング130の長さLに相当する。さらなるテーブル84の上昇に伴い、天板116とテーブル84との距離、すなわち、支持柱126の上端とビーム114との距離が小さくなるにつれて、保持力は大きくなる。つまり、スプリング130の付勢力に抗して支持柱126の上端部が下方に変位した状態となるのである。そして、そのときの保持力は、スプリング130の長さL’<Lに応じた大きさとなる。このことを利用し、本基板保持装置24では、テーブル84の上昇位置を制御することにより、基板Sに加わる保持力を任意に変更するようにされている。その結果、本基板保持装置24では、基板に応じて、適切な保持力をその基板に与えることが可能とされているのである。
図6,図7に示す基板保持装置24では、基板の両端部が天板116とストッパ140とによって挟持されることで上記保持力が基板に作用する。そのため、基板Sの中央部にには、保持力が作用せず、基板の保持によっては基板を撓ませるような力が作用しない。また、基板が、天板116の上面がその基板の下面にぴったりと接触するようにして支持される。そのため、部品装着作業の際に、部品の装着に起因した基板を撓ませる力も、基板には作用しないことになる。なお、天板116は、複数の支持柱126の上端部によって支持され、上面が基板の下面に接してその基板を支持する支持板として機能する。
なお、本基板保持装置24では、種々の幅の基板を保持することができ、その基板に応じて、ストッパ80を、種々の幅のものに変更可能となっている。そのことにより、基板の幅が変わったとしても、両端部がそのストッパと天板116とによって挟持される状態を、容易に実現させることができるのである。さらに言えば、例えば、1対の枠状の板(フレーム)によって基板を挟み込むような治具(キャリア)を使用し、当該基板保持装置24によって、基板を、その治具ごと搬送し、その治具を介して保持させるような場合も考えられる。その場合であっても、天板116とストッパ80との間に治具を介して基板が挟持されないときには、治具自体にその治具を変形させる力が作用し、その力によって基板が撓むような事態も予想される。ストッパ80を種々の幅のものに変更可能であることは、そのような場合においても、基板の適正な保持という観点からして有効な手段となり得るのである。
[D]変形例
i)支持柱に関する変形例
上記構造の基板支持ユニット110に代えて、例えば、図8に示す構造を有する基板支持ユニットを採用することができる。図8は、基板支持ユニットを構成する1つの支持柱150およびそれの近傍を示している。この基板支持ユニットは、複数の支持柱150がベース板112と天板116との間に介在させられた構造のものである。支持柱150は、ベース板112に固定された基体152と、基体152に上下に移動可能に保持されたピン154とを含んで構成されている。ピン154の上端部が天板116の下面に固定され、下部が基体152に設けられた保持孔156に挿入されている。つまり、この支持柱150は、自身の上端部が上下に変位可能な伸縮型の支持柱である。
天板116の下面と基体152の上端面との間には、圧縮コイルスプリングであるスプリング158が介装されている。このスプリング158は、天板116に上向きの付勢力を付与する弾性体、すなわち、支持柱150の上端部が上方に変位する向きの付勢力を支持柱150自体に付与する弾性体と考えることができる。その一方で、保持孔156の下方の部分は、内径が大きくされており、保持孔156は、段差面160を有している。ピン154の下端には、係止環162が固定され、ピン154の上方へのある位置を超える移動が禁止されている。それらスプリング158と係止環162との作用により、他の力が加わらない限りにおいて、支持柱150は所定の長さに維持される。
上記のような支持柱150を含んで構成された基板支持ユニットを配置した基板保持装置24では、基板を保持する際に、図に二点鎖線で示すように、支持柱150が収縮して天板116が下方に変位し、先に説明した基板保持装置24と同様に、支持柱150の長さに応じた保持力を発生させることになる。同様に、テーブル84の上昇位置を制御することにより、保持力を任意の大きさに変更することが可能である。
ii)ストッパによる係止,天板の有無に関する変形例
先に説明した基板保持装置24では、ストッパ140と天板116とによって基板の両端部が挟持される状態で、その基板が保持される。例えば、基板の剛性が比較的高い場合には、基板の両端部の挟持は必ずしも必要がない。つまり、図7に示す基板保持装置24において、ストッパ140に代えてストッパ80を採用するような態様である。その場合、基板を保持する際に、その基板を撓ませる力が基板に作用するが、その基板の剛性が高い場合には、保持力を任意に変更できることを利用して、その基板の適切な保持が可能となる。
先に説明した基板保持装置24では、天板116を有する基板支持ユニット110を採用している。基板の剛性が比較的高い場合、必ずしも天板116を要しない。つまり、スプリングを内蔵した伸縮型の支持柱を、テーブル84に立設させてもよい。見方を変えれば、図4,図5に示す基板保持装置24においてバックアップピン104を伸縮型のものに変更した態様である。このような基板保持装置であっても、保持力を任意に変更できることを利用して、その基板の適切な保持が可能となる。
iii)その他
上記基板保持装置24は、電子部品を回路基板に装着する部品装着機に採用された基板保持装置であるが、本発明の基板保持装置は、部品装着機に採用されるものに限定されず、種々の機器に採用されるものであってもよい。
24:基板保持装置 50:ベース板 52:支持フレーム〔側板〕 54:支持フレーム〔側板〕 62:プーリ 64:コンベアベルト 70:支持バー 80:ストッパ 84:テーブル 86:テーブル昇降機構 92:昇降モータ 100:エンコーダ 102:制御装置 104:バックアップピン 110:基板支持ユニット 112:ベース板 114:ビーム 116:天板〔支持板〕 126:支持柱 130:スプリング〔弾性体〕 140:ストッパ 150:支持柱 S:基板 L,L’:スプリングの長さ

Claims (4)

  1. 基板の下方に配設されたテーブルと、そのテーブルを昇降させる昇降機構と、前記テーブルに立設されて上端部がそのテーブルに対して上下方向に変位可能な支持柱と、その支持柱の上端部が上方に変位する向きの付勢力を支持柱に付与する弾性体と、基板の幅方向における両端部を上方から係止するための1対のストッパとを備え、
    前記テーブルを上昇させることで前記支持柱を介して基板を持ち上げ、前記弾性体の付勢力に抗して前記支持柱の上端部が下方に変位した状態で基板の前記両端部を前記1対のストッパに係止させることで、前記弾性体の付勢力に応じた保持力をその基板に加えてその基板を保持する基板保持装置であって、
    前記テーブルの上昇位置を制御することによって、基板に加わる保持力を任意に変更可能に構成され
    さらに、
    それぞれが前記支持柱となる複数の支持柱と、
    それら複数の支持柱の上端部によって支持され、上面が基板の下面に接してその基板を支持する支持板と
    を備えた基板保持装置。
  2. 基板が保持された状態において、前記支持板と前記1対のストッパの各々とによってその基板の前記両端部の各々が挟持されるように構成された請求項1に記載の基板保持装置。
  3. 当該基板保持装置が、
    基板を挟んで向かい合う1対の側板と、それら1対の側板にそれぞれ周回可能に保持された1対のコンベアベルトとを備え、それら1対のコンベアベルトによって前記両端部が支持された状態で基板を搬送する基板搬送装置としても機能し、
    前記1対のストッパが、前記1対のコンベアベルトの上方にそれぞれが位置するようにして、前記1対の側板に設けられた請求項1または請求項2に記載の基板保持装置。
  4. 前記1対のストッパが、基板の前記両端部を係止する領域の幅方向における寸法が互いに異なる別の1対のストッパと交換可能に構成された請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の基板保持装置。
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