JP3851852B2 - トレイ式電子部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡単な構成の搬送台で、どのような構成の電子部品でも電子部品搭載装置側の吸着点まで容易に且つ迅速に搬送するトレイ式電子部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、基板ユニット製造ラインの中にあって、チップ状の電子部品を基板に自動搭載する電子部品搭載装置にその搭載する電子部品を供給するテープカセット式電子部品供給装置や、トレイ式電子部品供給装置、あるいはスティック型電子部品供給装置など各種の電子部品供給装置がある。
【0003】
どのような電子部品供給装置を用いるかは、供給する電子部品の寸法や形状に合わせて選択されるが、一般に、形状が正方形や直方形のチップからなり、チップの側面に電極リード線が無いもの、あるいはチップの底面に電極バンプが設けられたものなどは、寸法が特に大型のものを除いては、概ねテープカセット式電子部品供給装置を用いて供給される。
【0004】
そして、形状が正方形や直方形でない、あるいは開口部のある箱型など、いわゆる異形部品といわれるもの、また異形部品ではないが形状の大きなものなどのように、テープカセット式電子部品供給装置での供給が困難なものは、トレイ式電子部品供給装置を用いて供給される。ここで、先ず電子部品搭載装置について簡単に説明する。
【0005】
図3(a) は、各種の電子部品供給装置によって電子部品を供給される電子部品搭載装置の外観斜視図であり、同図(b) は、その上下の保護カバーを取り除いて内部の構成を模式的に示す斜視図である。
同図(a) に示すように、電子部品搭載装置1は、天井カバー上の前後に、それぞれCRTディスプレイからなるモニタ装置2と、同じく天井カバー上の左右に、それぞれ稼動状態を報知する警報ランプ3を備えている。また、上部保護カバー4の前部と後部の面には、液晶ディスプレイとタッチ式入力装置からなり外部からの操作により各種の指示を入力することができる小型の表示入力パネル5が配設されている(図の右斜め上方向になる後部の表示入力パネル5は陰になって見えない)。
【0006】
下部の基台6の上には、中央に、固定と可動の1対の平行する基板案内レール7が同図(b) に示すプリント回路基板(以下、単に基板という)8の搬送方向(X軸方向、図の斜め右下から斜め左上方向)に水平に延在して配設される。これらの基板案内レール7の下部に接して、図には見えないループ状の搬送ベルト(コンベアベルト)が走行可能に配設される。
【0007】
搬送ベルトは、それぞれ数ミリ幅のベルト脇部を基板案内レール7の下から基板搬送路に覗かせて、不図示のベルト駆動モータにより駆動され、基板搬送方向に走行し、基板8の裏面両側を下から支持しながら装置本体内に部品搭載前の基板8をライン上流側から搬入し、部品搭載済みの基板8を順次ライン下流側に搬出する。この電子部品搭載装置1内には、常時2枚の基板8が搬入され、位置決めされて、電子部品の搭載が終了するまで固定されている。
【0008】
基台6の前後には、それぞれ電子部品供給台9が形成されている(同図(a) では図の右斜め上方向になる後部の電子部品供給台9は陰になって見えない。また、同図(b) では、後部の電子部品供給台9は図示を省略している)。電子部品供給台9には、テープカセット式電子部品供給装置11(一般には単に、テープフィーダ、カセット式、又はテープ部品供給装置などと簡略に呼ばれている)が、50個〜70個と多数配置される。
【0009】
また、基台6の上方には、二本のX軸レール12とこのX軸レール12上にX軸方向(図の右斜め下から左斜め上方向)に摺動自在に支持されたY軸レール13とが、それぞれ左右に配置され、それぞれのY軸レール13には、2台の作業ヘッド支持塔14がY軸方向(図の左斜め下から右斜め上方向)に摺動自在に懸架されている。つまりここに示す電子部品搭載装置1には合計4台の作業ヘッド支持塔14が配設されている。
【0010】
各作業ヘッド支持塔14には、図の例では2個の作業ヘッド15が上下(Z方向)に昇降自在に且つ360度方向(θ方向という)に回転自在に配設されている。すなわち、電子部品搭載装置1には合計8個の作業ヘッド15が配設されており、各作業ヘッド15は、Y軸レール13によるX軸方向への移動、作業ヘッド支持塔14によるY軸方向への移動、及び作業ヘッド15自身によるZ軸方向への移動とθ方向への回転により、前後左右上下及び360度方向への位置を自在に制御される。
【0011】
これらの作業ヘッド15は、テープカセット式電子部品供給装置11や後述するトレイ式電子部品供給装置によって吸着部まで供給される所定の電子部品を吸着ノズルによって吸着し、その吸着した電子部品を基板8の所定の搭載位置に搭載する。
【0012】
そして、基台6の内部には、特には図示しないが、基板の位置決め装置、基板を2本の基板案内レール7間に固定する基板固定機構、各部を制御するための制御装置等が備えられている。
図4(a),(b) は、上記のような電子部品搭載装置1に、テープカセット式電子部品供給装置11では供給できない異型部品などの電子部品を供給するトレイ式電子部品供給装置と、電子部品搭載装置1との配置関係を示す図である。
【0013】
同図(a) に示すトレイ式電子部品供給装置16(16a、16b)は、それぞれ電子部品搭載装置1に対して図の矢印A及びBで示すように移動して電子部品搭載装置1の側部に連結され、シャトル搬送梁17の先端を、電子部品搭載装置1の側面開口部から内部に差し込んで、先端の吸着点から電子部品を作業ヘッド15に供給する。
【0014】
また、同図(b) に示すトレイ式電子部品供給装置16(16c、16d)は、それぞれ電子部品搭載装置1に対して図の矢印C及びDで示すように移動して電子部品搭載装置1の前部又は後部(後部の例は図示していない)と連結され、シャトル搬送梁17の先端を、電子部品搭載装置1の電子部品供給台9越しに内部に差し込んで、先端の吸着点から電子部品を作業ヘッド15に供給する。
【0015】
図5は、上記トレイ式電子部品供給装置16a(他の16b、16c、16dも基本的には同一)を例にとって、その構成と機能を説明する図である。同図(a) に示すように、トレイ式電子部品供給装置16(16a)は、本体部の扉18を開いて内部の昇降台19の上にトレイ棚20を着脱自在に装着し、その孔21に下まで留め棒22を挿通して昇降台19上に固定する。
【0016】
電子部品搭載装置1に図4(a),(b) で説明したように結合されたトレイ式電子部品供給装置16は、図5に示すように本体部から製造ラインの中心方向に向けて突設された部品供給ステージ23を備え、この部品供給ステージ23上に、トレイ棚20に収容されている所望のトレイ24がパレットごと(図示省略)引き出される。
【0017】
トレイ24上には、多数の電子部品25が載置して収容されている。トレイ24上の電子部品25は、一軸ロボット26の電子部品移載ヘッド(同図では本体装置16の向う側(斜め左上方向)にあってやや陰になるため見えない)の吸着ノズルによって吸着されて、シャトル搬送梁17上の部品搬送台(シャトル)27に移載される。
【0018】
シャトル搬送梁17上には2個の部品搬送台27(27a、27b)が不図示の駆動機構により行き違いに交差しながら往復する搬送路17−1が形成されている。電子部品25を移載された部品搬送台27は、その電子部品25をシャトル搬送梁17先端の吸着点28まで搬送する。
【0019】
図6(a) は、上記の電子部品25がリード付き電子部品25aである場合の搬送状態を模式的に示す図であり、同図(b) は、その部品搬送台27(27−1)の構成を示す図である。同図(a) に示すように、矢印Eに示すように図5のトレイ棚20から部品供給ステージ23上に引き出されたパレット(図示省略)上のトレイ24上には多くのリード付き電子部品25aが載置収容されている。
【0020】
これらのリード付き電子部品25aは、電子部品移載ヘッドの吸着ノズル29a又は29b(この場合はリード付き電子部品25aに対応する吸着口の形状を供えた吸着ノズル29a)によって、トレイ24から細い実線矢印で示すように部品搬送台27−1上に移載される。このリード付き電子部品25aは、比較的小型であるので部品搬送台27−1上には2個のリード付き電子部品25aが移載されている。
【0021】
部品搬送台27−1は、同図(b) に示すように、2個のゴムパッド30が配設されている。このゴムパッド30の下部には不図示の吸引パイプが連結されており、リード付き電子部品25a専用の搬送台である。2個のリード付き電子部品25aは、その底面をそれぞれ各ゴムパッド30に引付されて位置固定された後、吸着点27まで搬送される。
【0022】
図7(a) は、上記の電子部品25が異型部品25bである場合の搬送状態を模式的に示す図であり、同図(b) は、その部品搬送台27(27−2)の構成を示す図である。同図(a) に示すように、矢印Gに示すように図5のトレイ棚20から部品供給ステージ23上に引き出されたパレット(図示省略)上のトレイ24上には多くの異型部品25bが載置収容されている。
【0023】
これらの異型部品25bは、電子部品移載ヘッドの吸着ノズル29a又は29b(この場合は異型部品25bに対応する吸着口の形状を供えた吸着ノズル29b)によって、トレイ24から細い実線矢印で示すように部品搬送台27−2上に移載される。この異型部品25bは、比較的大型であるので部品搬送台27−2上には異型部品25bが1個のみ移載されている。
【0024】
部品搬送台27−2は、同図(b) に示すように、基台31の上面に粗面のゴムシート32を貼り付けて構成されており、異型部品25b専用の搬送台である。この専用の部品搬送台27−2の上面の粗面のゴムシート32上に、異型部品25bはその底面を当接させて載置されるだけで、粗面のゴムシート32との摩擦力により位置固定されながら、吸着点28まで搬送される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6の部品搬送台27−1のように、移載されて搬送されるリード付き電子部品25aの形状に合わせて専用にゴムパッド30が配置されたものは、それぞれ移載して搬送される電子部品に合わせて専用に作られているため、移載して搬送する電子部品が変更になるたびに、シャトル搬送梁17から取り外して付け替える手数の掛かる面倒な作業を伴うという問題があった。
【0026】
また、図7の部品搬送台27−2のように、粗面ゴムシート31の摩擦力によって電子部品を位置固定するものは、部品搬送台27−2の搬送速度が速くなると、移動開始時と移動停止時の衝撃によって異型部品25bの保持位置に位置ずれが起きてしまうという問題が発生する。
【0027】
また、たとえ部品搬送台27−2の移動速度を遅くしても、異型部品が小型軽量なものになってくると、部品搬送台27−2の移動速度をよほど遅くしない限り、粗面ゴムシート31との摩擦力では固定位置を正しく維持できないという問題もあった。
【0028】
もっとも、この問題を解決するために、粗面ゴムシート31の代わりに粘着ゲルシートを部品搬送台27上に貼り付けて使用することも考えられるが、このような粘着ゲルシートを使用した場合、電子部品を部品搬送台27に移載する際には粘着ゲルシートの面に電子部品を押し付ける操作が必要であり、また吸着点で電子部品供給装置側の吸着ヘッドで吸着する際には、事前に粘着ゲルシートの面から電子部品を引き剥がしておく操作が必要となって、技術的に実現が面倒であるという問題を有している。
【0029】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、簡単な構造で通常の電子部品は勿論のことリード付き電子部品をはじめ形状の異なる広い範囲の異型部品にも対応できる部品搬送台を備えたトレイ式電子部品供給装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明のトレイ式電子部品供給装置は、トレイ上の電子部品を移載され、移載された移載部から電子部品供給装置内の部品吸着点まで、シャトル式に往復移動して移載された上記電子部品を搬送する部品搬送台を備えたトレイ式電子部品供給装置であって、上記部品搬送台は、少なくとも上記部品搬送台の上面長手方向に沿って配設され、短手方向に摺動自在に移動して位置固定され、枠内の短手方向の幅を任意の幅に規制する2枚の長枠柵と、上記部品搬送台の上面短手方向に沿って短手方向の長さよりも短い長さに形成されて配設され、長手方向に摺動自在に移動して位置固定され、枠内の長手方向の長さを任意の長さに規制する2枚の短枠柵と、を備えて構成される。
【0031】
上記部品搬送台は、例えば請求項2記載のように、上面の短手方向に沿って短手方向の長さよりも短い長さに形成され、中央部において着脱自在に配設される中部短柵枠を更に備えて構成される。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は、一実施の形態におけるトレイ式電子部品供給装置のシャトル搬送梁上を往復移動してリード付き電子部品を搬送する部品搬送台の構成を示す図であり、同図(b) はそのリード付き電子部品の搬送状態を模式的に示す図である。同図(a) に示すように、リード付き電子部品を搬送する部品搬送台35は、基台36に上に更に切換台37が長手方向両端部をピン38で位置決めされ、皿ビス39で基台36上に交換自在に固定されている。
【0033】
切換台37は、その短手方向の両端に、長手方向に沿って延在して立設された長枠柵41a及び41bが配設されている。これら二枚の長枠柵41a及び41bは、それぞれ同図(a) の両方向矢印Ja及びJbで示すように切換台37の短手方向に摺動自在である。
【0034】
また、切換台37の中央には、切換台37の短点方向の長さの1/3ほどの長さの中部短枠柵42が切換台37に対し着脱自在に立設されている。また、この中部短枠柵42に対向して切換台37の長手方向の両端部に短枠柵43a及び43bが立設されている。これら2枚の短枠柵43a及び43bも切換台37の短手方向の長さの1/3ほどの長さに形成されており、同図(a) の矢印Ka及びKbで示すように切換台37の長手方向に摺動自在である。
【0035】
これら長枠柵41a、41b、短枠柵43a及び43bの摺動は、特には図示しないが、切換台37に形成されている複数の長孔に摺動自在に係合している摺動ナットにそれぞれ支持されている。各摺動ナットは、手作業で上記の長枠柵41a、41b、短枠柵43a及び43bを、所望の位置に摺動させた後、位置固定することができる。
【0036】
すなわち、トレイ式電子部品供給装置の段取り作業を行うオペレータは、切換台37上の長枠柵41a及び41bを、中部短枠柵42、短枠柵43a及び43bの両脇にそれぞれ形成される短手方向1/3の空隙部を自在に摺動させて、切換台37上の短手方向の枠内の幅を所望の幅に規制することができる。また、短枠柵43a及び43bを、長手方向端部と中部短枠柵42との間に在る空隙部を自在に摺動させて、切換台37上の長手方向の中央からそれぞれの端部までの枠内の長さを所望の長さに規制することができる。
【0037】
図1(b) に示すように、図示を省略したトレイ式電子部品供給装置のパレット棚から部品供給ステージ上に、図の矢印Lで示すように引き出されたトレイ44上の電子部品45が、同図(b) に示すようにリード付き電子部品である場合に、同図(b) の部品搬送台35aに示すように、長枠柵41a及び41bを中央方向に摺動させて電子部品45の幅に合わせて枠内幅を狭め、更に短枠柵43a及び43bを中央方向に摺動させて電子部品45の長さに合わせて枠内長さを狭める。勿論、電子部品45にはリードが出ているので、上記のように規制を設定した枠内の幅及びその長さは、電子部品45のリードの分の余裕を持たせるようにして設定する。
【0038】
そして、トレイ式電子部品供給装置に電子部品45の移載と、吸着点46までの搬送を実行させる。不図示の移載ヘッドの吸着ノズル47aに吸着されて部品搬送台35a上に移載された電子部品45は、前後左右を中部短枠柵42、短枠柵43a、43b、長枠柵41a及び41bによって取り囲まれており、前後左右の位置を規制されているので、部品搬送台35aが高速に搬送移動を行っても、移動開始時や移動停止時の慣性力で前後又は左右に位置ずれを起こすことなく吸着点46まで搬送される。
【0039】
図2(a) は、上記の部品搬送台35を用いて大型の異型部品を移載して搬送する場合の部品搬送台35の構成を示す図であり、同図(b) はその大型異型部品の搬送状態を模式的に示す図である。同図(a) に示す部品搬送台35′は、図1の部品搬送台35から中部短枠柵42を取り外しただけであり、その他の部分の構成は図1の部品搬送台35と全く同一である。
【0040】
この場合も、トレイ式電子部品供給装置の段取り作業を行うオペレータは、同図(b) に示すように、不図示のパレット棚から部品供給ステージ上に、図の矢印L′で示すように引き出されたトレイ44′上の電子部品48が、大型異型部品である場合は、中部短枠柵42を取り外した後の切換台37上の短枠柵43a及び43bを、中方向にそれぞれ摺動させて異型電子部品48の長さに合わせて枠内の長さを狭め、更に長枠柵41a及び41bを中央方向に摺動させて異型電子部品48の幅に合わせて枠内の幅を狭める。
【0041】
オペレータは、このように枠内規制の設定を行った後、トレイ式電子部品供給装置に大型異型部品48の移載と、吸着点46までの搬送を実行させる。この場合も、不図示の移載ヘッドの吸着ノズル47bに吸着されて部品搬送台35a′上に移載された大型異型部品48は、前後左右を短枠柵43a、43b、長枠柵41a及び41bによって取り囲まれて前後左右の位置を規制されているので、部品搬送台35aが高速に搬送移動を行っても、位置ずれを起こすことなく吸着点46まで搬送される。
【0042】
このように本発明によれば、部品搬送台にゴムパッドも粗面ゴムシートも不要であり、摺動枠柵を設けるという構成のみであらゆる形状の部品に対応することができるだけでなく、移載と吸着点までの搬送作業を高速に進めることができるようになる。
【0043】
尚、上記実施の形態では、部品搬送台上面への部品受け入れ部の固定方法をピンで位置決めして、ねじで固定しているが、これに限ることなく、位置決めを印蝋や皿ビスで行うようにしてもよく、また、固定をマグネットやプランジャーなどを用いて行うようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来は移載して搬送する電子部品の形状に応じて専用に構成されていた部品搬送台を、上面の部品受け入れ部のみを交換可能に形成し且つその部品受け入れ部を電子部品の大きさに対応した枠囲いの容器としたので、移載して搬送する電子部品に変更があっても、部品搬送台上面の部品受け入れ部の枠柵を摺動移動させるのみで容易に対処できるだけでなく、部品搬送台を高速に搬送移動させても吸着点において電子部品が位置ずれすることがなく、したがって、段取り作業を迅速に行うことができると共に、実稼動時における部品搬送作業が大幅に高速化され、これにより、基板ユニット製造ライン全体としての作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) は一実施の形態におけるトレイ式電子部品供給装置のシャトル搬送梁上を往復移動してリード付き電子部品を搬送する部品搬送台の構成を示す図、(b) はそのリード付き電子部品の搬送状態を模式的に示す図である。
【図2】 (a) は一実施の形態におけるトレイ式電子部品供給装置のシャトル搬送梁上を往復移動して大型異型部品を搬送する部品搬送台の構成を示す図、(b) はその大型異型部品の搬送状態を模式的に示す図である。
【図3】 (a) は各種の電子部品供給装置によって電子部品を供給される電子部品搭載装置の外観斜視図、(b) はその上下の保護カバーを取り除いて内部の構成を模式的に示す斜視図である。
【図4】 (a),(b) は電子部品搭載装置に異型部品などの電子部品を供給するトレイ式電子部品供給装置と電子部品搭載装置との配置関係を示す図である。
【図5】従来のトレイ式電子部品供給装置の構成と機能を説明する図である。
【図6】 (a) は従来のトレイ式電子部品供給装置においてリード付き電子部品の搬送状態を模式的に示す図、(b) はその部品搬送台の構成を示す図である。
【図7】 (a) は従来のトレイ式電子部品供給装置において異型部品の搬送状態を模式的に示す図、(b) はその部品搬送台の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 電子部品搭載装置
2 モニタ装置
3 警報ランプ
4 上部保護カバー
5 表示入力パネル
6 基台
7 基板案内レール
8 プリント回路基板
9 電子部品供給台
11 テープカセット式電子部品供給装置
12 X軸レール
13 Y軸レール
14 作業ヘッド支持塔
15 作業ヘッド
16(16a、16b、16c、16d) トレー式電子部品供給装置
17 シャトル搬送梁
17−1 搬送路
18 扉
19 昇降台
20 トレー棚
21 孔
22 留め棒
23 部品供給ステージ
24 トレイ
25(25a、25b) 電子部品
26 一軸ロボット
27(27a、27b、27−1、27−2) 部品搬送台
28 吸着点
29a、29b 吸着ノズル
30 ゴムパッド
31 基台
32 粗面ゴムシート
35、35′、35a、35a′ 部品搬送台
36 基台
37 切換台
38 ピン
39 皿ビス
41a、41b 長枠柵
42 中部短枠柵
43a、43b 短枠柵
44、44′ トレイ
45 リード付き電子部品
46 吸着点
47a、47b 吸着ノズル
48 大型異型部品

Claims (2)

  1. トレイ上の電子部品を移載され、移載された移載部から電子部品供給装置内の部品吸着点まで、シャトル式に往復移動して移載された前記電子部品を搬送する部品搬送台を備えたトレイ式電子部品供給装置であって、
    前記部品搬送台は、少なくとも
    前記部品搬送台の上面長手方向に沿って配設され、短手方向の中央方向に摺動自在に移動して位置固定され、前記部品搬送台の中央において、枠内の短手方向の幅を任意の幅に規制する2枚の長枠柵と、
    前記部品搬送台の上面短手方向に沿って短手方向の長さよりも短い長さに形成されて配設され、長手方向の中央方向に摺動自在に移動して位置固定され、前記部品搬送台の中央において、枠内の長手方向の長さを任意の長さに規制する2枚の短枠柵と、
    を備えたことを特徴とするトレイ式電子部品供給装置。
  2. 前記部品搬送台は、上面の短手方向に沿って短手方向の長さよりも短い長さに形成され、中央部において着脱自在に配設される中部短柵枠を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のトレイ式電子部品供給装置。
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