JP6498431B2 - 磁気共鳴イメージング装置及びrfコイル - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及びRFコイルに関する。
磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置)は、被検体に対してRF(Radio Frequency)パルスを放射し、RFパルスを受けて被検体から放射されたエコー信号をRFコイルで受信する。そして、MRI装置は、受信したエコー信号を解析することで、被検体の断面画像を生成する。
従来、複数のRFコイルを用いて画像生成することが行われている。この場合、それぞれのRFコイルを個別に装置本体へと接続することとなるが、接続するRFコイルの数が増えるほど接続ケーブルの本数も増えてしまい、扱いが煩雑になってしまう。このため、RFコイルによって受信されたエコー信号を無線通信によって装置本体に送信する無線式のRFコイルの開発が進められている。
ところで、RFコイルが複数同時に用いられる場合がある。この場合、RFコイルが有線式であれば、被検体にRFコイルを装着させる際に、架台側に有線接続する接続先のポートによって各RFコイルの設置位置が特定可能である。しかしながら、RFコイルが無線式であれば、ポートへの接続自体行わないため、各RFコイルの設置位置が特定できない。
特開2006−297067号公報 特開2010−029644号公報
本発明が解決しようとする課題は、RFコイルの設置位置を特定することができる磁気共鳴イメージング装置及びRFコイルを提供することである。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、複数の無線通信部と、RFコイルと、特定部とを備える。無線通信部は、アンテナを有し、当該アンテナによって無線信号を送受信する。RFコイルは、被検体から発せられるエコー信号を受信するコイルエレメントと、前記エコー信号を無線通信にて送信するエコー信号用アンテナと、前記無線信号を受信するとともに受信した無線信号に応答する複数のアンテナとを有する。特定部は、前記複数のアンテナそれぞれによって応答された応答結果に基づいて、前記複数のアンテナそれぞれの位置を特定し、前記複数のアンテナそれぞれの位置に基づいて、前記RFコイルの位置及び向きを特定する。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るMRI装置の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 図3Aは、第1の実施形態に係る距離計算部の処理を説明するための図である。 図3Bは、第1の実施形態に係る距離計算部の処理を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る特定部の処理を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態における全体の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態に係る位置検出処理について説明するための図である。 図7は、第1の実施形態の変形例に係る処理を説明するための図である。 図8は、第2の実施形態に係る受信コイルの構成を説明するための図である。 図9は、第2の実施形態に係る特定部が撓みを推定する処理について説明するための図である。 図10は、第3の実施形態に係る特定部の処理を説明するための図である。 図11は、第3の実施形態に係るリニアコイルについて説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置及びRFコイルを説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成を示す機能ブロック図である。なお、以下では、磁気共鳴イメージング装置をMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置と称する。
図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源102と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、寝台105と、寝台制御部106と、WB(Whole Body)コイル107と、送信部108と、受信コイル109と、無線通信部110と、受信部111と、制御信号生成部112と、シーケンス制御部120と、計算機130とを備える。なお、MRI装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等であり、静磁場電源102から電流の供給を受けて励磁する。静磁場電源102は、静磁場磁石101に電流を供給する。なお、静磁場磁石101は、永久磁石でもよく、この場合、MRI装置100は、静磁場電源102を備えなくてもよい。また、静磁場電源102は、MRI装置100とは別に備えられてもよい。
傾斜磁場コイル103は、中空の略円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するx、y、及びzの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、傾斜磁場電源104から個別に電流の供給を受けて、x、y、及びzの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル103によって発生するx、y、及びzの各軸の傾斜磁場は、例えば、スライスエンコード傾斜磁場GSE(若しくはスライス選択傾斜磁場GSS)、位相エンコード傾斜磁場GPE、及び周波数エンコード傾斜磁場GROである。傾斜磁場電源104は、傾斜磁場コイル103に電流を供給する。
寝台105は、被検体Pが載置される天板105Aを備え、寝台制御部106による制御の下、天板105Aを、被検体Pが載置された状態で、傾斜磁場コイル103の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台105は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御部106は、計算機130による制御の下、寝台105を駆動して天板105Aを長手方向及び上下方向へ移動する。
WBコイル107は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、送信部108からRF(Radio Frequency)パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信部108は、対象とする原子の種類及び磁場強度で定まるラーモア周波数に対応するRFパルスをWBコイル107に供給する。
受信コイル109は、磁気共鳴信号(以下、適宜「MR(Magnetic Resonance)信号」)を受信する。例えば、受信コイル109は、被検体に装着されるRFコイルであり、被検体の体表面に取り付けられる表面コイル、若しくは複数の表面コイルから構成されるフェーズドアレイコイル(PAC:Phased Array Coil)等である。
ここで、第1の実施形態に係る受信コイル109は、受信したMR信号を無線通信により送信する。例えば、受信コイル109は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を無線通信にてMRI装置100本体側の無線通信部110へ送信する。無線通信部110は、複数備えられ、受信コイル109から無線通信にて受信したMR信号を受信部111に出力する。ここで、図2を用いて、受信コイル109によって受信されたMR信号が、無線通信にてMRI装置100本体側の無線通信部110へ送信される場合を具体的に説明する。
図2は、第1の実施形態に係るMRI装置100の詳細な構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、MRI装置100は、無線通信にてエコー信号を送受信するために、受信コイル109と、無線通信部110A,110B,110Cとを備える。なお、図2では、MRI装置100が3つの無線通信部110A,110B,110Cを備える場合を例示するが、実施形態はこれに限定されるものでは無い。また、無線通信部110A,110B,110Cを区別無く総称する場合には、「無線通信部110」と表記する。
例えば、受信コイル109は、無線アンテナ11,12,13と、検波部14と、キャリア信号生成部15と、コイル用クロック信号生成部16と、制御信号検出部17と、制御部18と、アクティブデカップル回路19と、コイルエレメント20A,20Bと、プリアンプ21A,21Bと、デジタル変換部22と、変調処理部23と、アンプ24と、応答部25とを備える。なお、無線アンテナ11,12,13は、アンテナの一例である。
また、例えば、無線通信部110Aは、無線アンテナ41,42,43と、変調部44と、キャリア信号生成部45と、変調処理部46と、アンプ47と、復調処理部48と、アナログ変換部49と、送受信部50とを備える。なお、無線通信部110B,110Cの構成は、無線通信部110Aの構成と同様であるので、説明を省略する。また、無線アンテナ41,42,43は、アンテナの一例である。
なお、無線通信部110は、クロック信号生成部5からのクロック信号の供給を受けて動作する。このクロック信号生成部5は、所定の周波数で振幅変化を繰り返す基準クロック信号を生成する。例えば、クロック信号生成部5は、水晶振動子を用いて構成された発振器であり、計算機130に備えられている(図1では図示を省略)。
図2に示すように、受信コイル109において、被検体Pから発せられるMR信号は、コイルエレメント20A,20Bによって受信され、プリアンプ21A,21Bによって増幅される。そして、それぞれのコイルエレメント20A,20Bによって受信されたMR信号は、デジタル変換部22に入力される。なお、コイルエレメント20A,20Bは、典型的には、受信コイルに含まれる1ループのコイルを指すが、これに限らず、複数のループから構成される1セットのコイルを指す場合もある。
デジタル変換部22は、コイル用クロック信号生成部16から供給されるクロック信号を用いて、入力されたMR信号をA/D変換してMRデータを生成する(サンプリング)。
そして、変調処理部23は、デジタル変換部22によって生成されたMRデータに対して、キャリア信号生成部15から発生されるキャリア周波数を用いて変調処理を行い、MRデータの伝送用信号を生成する。そして、変調処理部23は、MRデータの伝送用信号をアンプ24で増幅し、増幅したMRデータの伝送用信号を無線アンテナ12から送信する。
そして、無線通信部110において、無線アンテナ42は、無線アンテナ12から送信されたMRデータの伝送用信号を受信する。そして、復調処理部48は、キャリア信号生成部45から発生されるキャリア周波数を用いて、無線アンテナ42によって受信されたMRデータの伝送用信号からデジタルのMRデータを復調する。そして、受信部111は、復調されたMRデータを、シーケンス制御部120を経由して画像再構成部132へ送信する。
このように、MRI装置100において、受信コイル109は、無線通信によってエコー信号の伝送を行う。なお、図2は一例に過ぎない。例えば、受信コイル109は、プリアンプ21A,21Bとデジタル変換部22との間に、フィルタリングのための帯域通過フィルタ(BPF)を備えていても良い。また、コイルエレメント20A,20Bは、必ずしも2個ではなく、少なくとも1つあれば良い。また、コイルエレメントの数は、受信コイル109の種類によって異なる。
なお、上述したWBコイル107及び受信コイル109は一例に過ぎない。例えば、受信コイル109は、頭部コイル等、RFパルスを送信する機能を更に備えた送受信用RFコイルであっても良い。すなわち、受信コイル109は、少なくとも受信機能と無線通信機能を備えるRFコイルであれば良い。また、受信コイル109とは別に、MR信号を有線通信によって伝送するRFコイルを併用しても良い。また、WBコイル107は、MR信号を受信する機能を備え、被検体Pから発せられるMR信号を受信し、受信したMR信号を受信部111に出力しても良い。この場合、WBコイル107と受信部111との間の通信は、有線通信によって行われる。
図1の説明に戻る。受信部111は、無線通信部110から出力されたMR信号を検出し、検出したMR信号に基づいてMRデータを生成する。具体的には、受信部111は、無線通信部110から出力されるMR信号をデジタル変換することによってMRデータを生成する。また、受信部111は、生成したMRデータをシーケンス制御部120へ送信する。
制御信号生成部112は、受信コイル109の動作を制御する制御信号を生成する。例えば、制御信号生成部112は、送信RFパルスから受信用のRFコイルを保護するために、受信コイル109のアクティブデカップル回路19にアクティブデカップルを行わせる。このアクティブデカップルは、例えば、送信RFパルスの送信タイミングでRFコイルのエレメントの共振周波数をずらすことで、送信RFパルスのパワーを受け難くする。この場合、制御信号生成部112は、送信RFパルスの送信タイミングでアクティブデカップルを行うための制御信号を生成し、受信コイル109に送信する。そして、制御信号生成部112は、受信コイル109にアクティブデカップルを行わせる。
ここで、図2を用いて、制御信号生成部112がアクティブデカップルを行わせる場合を具体的に説明する。まず、シーケンス制御部120は、MRI装置100の操作者によって入力されたパルスシーケンスに基づいて、送信RFパルスの種別及びRFパルスの発生タイミングを決定する。
そして、制御信号生成部112は、シーケンス制御部120によって決定された送信RFパルスの種別及びRFパルスの発生タイミングに基づいて、アクティブデカップル回路19を動作させる動作タイミングを算出する。そして、制御信号生成部112は、算出した動作タイミングになる度に制御信号を生成する。そして、制御信号生成部112は、生成した制御信号を、無線通信部110を介して受信コイル109へ順次伝送する。
無線通信部110においては、変調部44は、クロック信号生成部5から発生されるクロック信号を用いて、制御信号生成部112によって生成された制御信号に絶対時間の情報を付与する。
変調処理部46は、変調部44によって絶対時間の情報が付与された制御信号に対して、キャリア信号生成部45から発生されるキャリア周波数を用いて変調処理を行い、制御信号の伝送用信号を生成する。そして、変調処理部46は、制御信号の伝送用信号をアンプ47で増幅し、増幅した制御信号の伝送用信号を無線アンテナ41から送信する。
受信コイル109においては、無線アンテナ11は、無線アンテナ41から送信された制御信号の伝送用信号を受信する。検波部14は、キャリア信号生成部15から発生されるキャリア周波数を用いて、無線アンテナ11によって受信された制御信号の伝送用信号から制御信号を検波する。そして、制御信号検出部17は、コイル用クロック信号生成部16から供給される絶対時間の情報を用いて、制御信号を検出する。なお、コイル用クロック信号生成部16は、クロック信号生成部5と同様に、所定の周波数で振幅変化を繰り返す基準クロック信号を生成する。
制御部18は、制御信号検出部17によって検出された制御信号をアクティブデカップル回路19に順次送る。これにより、アクティブデカップル回路19は、制御信号生成部112によって生成された制御信号にしたがってアクティブデカップルを行う。
このように、制御信号生成部112は、撮像条件に基づいて、制御信号を生成する。そして、制御信号生成部112は、生成した制御信号を無線通信にて受信コイル109に送信する。受信コイル109は、無線通信にて制御信号を受信して、受信した制御信号に基づいて、制御信号にしたがって動作を行う。なお、ここでは、制御信号生成部112がアクティブデカップルを行わせる場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、アクティブデカップルは必ずしも行われなくても良い。また、制御信号生成部112は、他の動作、例えば、プリアンプ21A,21B、デジタル変換部22、変調処理部23、及びアンプ24の各処理部のON/OFFを制御しても良い。
図1の説明に戻る。シーケンス制御部120は、計算機130から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源104、送信部108及び受信部111を駆動することによって、被検体Pの撮像を行う。ここで、シーケンス情報は、撮像を行うための手順を定義した情報である。シーケンス情報には、傾斜磁場コイル103に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、送信部108がWBコイル107に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信部111がMR信号を検出するタイミング等が定義される。例えば、シーケンス制御部120は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
また、シーケンス制御部120は、静磁場磁石101、送信部108及び受信部111を制御して被検体Pを撮像した結果、受信部111からMRデータを受信すると、受信したMRデータを計算機130へ転送する。
計算機130は、MRI装置100の全体制御を行う。例えば、計算機130は、上述した各部を駆動することで、データ収集や画像再構成などを行う。この計算機130は、インタフェース部131、画像再構成部132、記憶部133、入力部134、表示部135、及び制御部136を有する。
インタフェース部131は、計算機130とシーケンス制御部10との間でやり取りされる各種信号の送受信を制御する。例えば、このインタフェース部131は、制御部136によって生成されるシーケンス実行データをシーケンス制御部120に送信する。また、インタフェース部131は、シーケンス制御部120からMR信号データを受信し、受信したMR信号データを被検体Pごとに記憶部133に格納する。
画像再構成部132は、記憶部133によって記憶されたMR信号データに対して後処理すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことで、被検体P内における所望核スピンのスペクトラムデータや画像データを生成する。また、画像再構成部132は、生成したスペクトラムデータや画像データを記憶部133に格納する。
記憶部133は、後述する制御部136によって実行される処理に必要な各種データや各種プログラムなどを記憶する。例えば、記憶部133は、インタフェース部131によって受信されたMR信号データや、画像再構成部132によって生成されたスペクトラムデータや画像データなどを、被検体Pごとに記憶する。この記憶部133は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
入力部134は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける。この入力部134としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
表示部135は、制御部136による制御のもと、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を表示する。この表示部135としては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
制御部136は、図示していないCPU(Central Processing Unit)やメモリ等を有し、MRI装置100の全体制御を行う。具体的には、この制御部136は、入力部134を介して操作者から受け付けられた各種指示に基づいてシーケンス実行データを生成し、生成したシーケンス実行データをシーケンス制御部120に送信することによってスキャンを制御したり、スキャンの結果としてシーケンス制御部120から送られるMR信号データに基づいて行われる画像の再構成を制御したりする。
また、第1の実施形態に係る制御部136は、距離計算部136Aと、特定部136Bとを備える。なお、距離計算部136A及び特定部136Bの処理については後述する。
以上、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成例について説明した。このような構成のもと、第1の実施形態に係るMRI装置100において、被検体から発せられるエコー信号を受信するRFコイル(例えば受信コイル109)は、受信したエコー信号を無線通信にてMRI装置100本体側に送信する。
ここで、MRI装置100において、RFコイルが複数同時に用いられる場合がある。この場合、RFコイルが有線式であれば、被検体PにRFコイルを装着させる際に、MRI装置100本体側に有線接続する接続先のポートによって各RFコイルの設置位置が特定可能である。しかしながら、RFコイルが無線式であれば、ポートへの接続自体を行わないため、各RFコイルの設置位置が特定できない。
そこで、第1の実施形態に係るMRI装置100は、RFコイルの設置位置を特定するために、以下に説明する処理を実行する。
距離計算部136Aは、無線通信部110と受信コイル109との間の距離を計算する。例えば、距離計算部136Aは、天板105Aがボア内に挿入されたことを契機として、受信コイル109の位置を検出するための位置検出用信号の送受信を、無線通信部110に行わせる。無線通信部110は、位置検出用信号を送信し、送信した位置検出用信号に対する応答信号を受信コイル109から受信する。そして、距離計算部136Aは、受信した応答結果(位置検出用信号の応答時間又は減衰量)に基づいて、無線通信部110と受信コイル109との間の距離を計算する。
図3A及び図3Bは、第1の実施形態に係る距離計算部136Aの処理を説明するための図である。図3Aには、ボア内の様子を上から見た図を例示し、図3Bには、ボア内の様子を横から見た図を例示する。ここで、ボアとは、天板105Aが挿入される架台113内部の空間を表す。図3A及び図3Bにおいて、網掛けで示した領域は、架台113の断面を示す。また、ボアの軸方向(z軸方向)における端部には、無線通信部110A,110B,110Cが配置される。図3A及び図3Bに示す例では、無線通信部110Aは、ボアの軸方向における端部のうち、寝台105が存在する側(寝台側)に配置され、無線通信部110B,110Cは、寝台105が存在しない側(反寝台側)に配置される。また、無線通信部110A,110B,110Cは、受信コイル109よりも高い位置に設置される(図3B)。これにより、無線通信部110から送信される位置検出用信号が人体による通信阻害の影響を低減するので、受信コイル109の設置位置を正確に特定することが可能となる。
また、図3A及び図3Bでは、1つのMRI装置100本体に対して3つの受信コイル109A,109B,109Cが無線通信にて接続される場合を説明する。各受信コイル109A,109B,109Cの無線アンテナ13は、無線アンテナ13A,13B,13Cと称される。また、図示しないが、各受信コイル109A,109B,109Cの応答部25は、応答部25A,25B,25Cと称される。また、図3A及び図3Bにおいては、各受信コイル109A,109B,109Cは、利用する場合の受信コイル109の向きが予め規定される。また、例えば、各受信コイル109A,109B,109Cは、フェーズドアレイコイル(PAC:Phased Array Coil)である。
図3Aに示すように、距離計算部136Aは、例えば、天板105Aがボア内に挿入されたことを契機として、位置検出用信号の送信指示を各無線通信部110A,110B,110Cに送る。
ここで、一例として、無線通信部110Aと各無線アンテナ13(各受信コイル109)との間の距離を計算する場合を説明する。無線通信部110Aにおいて、送受信部50は、距離計算部136Aから位置検出用信号の送信指示を受け付けると、位置検出用信号を生成する。この位置検出用信号は、送信元の無線通信部110Aを識別する送信元識別情報を含む。そして、送受信部50は、キャリア信号生成部45から発生されるキャリア周波数を用いて位置検出用信号の変調処理を行い、変調後の位置検出用信号を無線アンテナ43から送信させる。また、送受信部50は、クロック信号生成部5から供給される基準クロック信号に基づいて、位置検出用信号を送信した送信時刻を算出する。そして、送受信部50は、算出した送信時刻と送信元識別情報とを対応づけて距離計算部136Aに送る。なお、以下において、無線通信部110Aが位置検出用信号を送信した送信時刻を、送信元識別情報と対応づけて「T−A」と表記する。
そして、無線通信部110Aから送信された位置検出用信号は、各受信コイル109A,109B,109Cの無線アンテナ13A,13B,13Cに受信される。具体的には、位置検出用信号は、送信元の無線通信部110Aから近い順、つまり、無線アンテナ13C、無線アンテナ13B、無線アンテナ13Aの順に受信される。
ここで、一例として、受信コイル109Aが位置検出用信号に対する応答を行う場合を説明する。受信コイル109Aにおいて、応答部25Aは、無線通信部110Aから送信された位置検出用信号を、無線アンテナ13を介して受信する。応答部25Aは、キャリア信号生成部15から発生されるキャリア周波数を用いて、受信した位置検出用信号の復調を行う。応答部25Aは、位置検出用信号に含まれる送信元識別情報を読み出し、読み出した送信元識別情報により識別される無線通信部110Aを宛先とする応答信号を生成する。応答部25Aは、生成した応答信号に、応答元の受信コイル109Aを識別する応答元識別情報を付与する。そして、応答部25Aは、応答元識別情報が付与された応答信号に対して、キャリア信号生成部45から発生されるキャリア周波数を用いて変調処理を行い、変調後の応答信号を無線アンテナ13から無線通信部110Aへ送信させる。なお、ここでは説明を省略するが、受信コイル109B,109Cについても受信コイル109Aと同様に、位置検出用信号に対する応答を行う。
無線通信部110Aにおいて、送受信部50は、受信コイル109Aから送信された応答信号を無線アンテナ43から受信すると、クロック信号生成部5から供給される基準クロック信号に基づいて、応答信号を受信した受信時刻を算出する。そして、送受信部50は、算出した受信時刻と、送信元識別情報と、応答元識別情報とを対応づけて距離計算部136Aに送る。なお、ここでは説明を省略するが、無線通信部110Aは、受信コイル109B,109Cについても受信コイル109Aと同様に受信時刻を算出し、算出した受信時刻を距離計算部136Aに送る。また、以下において、無線通信部110Aが受信コイル109Aからの応答信号を受信した受信時刻を、送信元識別情報及び応答元識別情報と対応づけて「T−AA」と表記する。また、無線通信部110Aが受信コイル109Bからの応答信号を受信した受信時刻を、送信元識別情報及び応答元識別情報と対応づけて「T−AB」と表記する。また、無線通信部110Aが受信コイル109Cからの応答信号を受信した受信時刻を、送信元識別情報及び応答元識別情報と対応づけて「T−AC」と表記する。
このように、無線通信部110Aは、位置検出用信号の送受信を行うことで、送信時刻「T−A」と、受信時刻「T−AA」と、受信時刻「T−AB」と、受信時刻「T−AC」とをそれぞれ算出し、算出したそれぞれの時刻を距離計算部136Aに送る。
距離計算部136Aは、無線通信部110Aから受け付けた送信時刻「T−A」と、受信時刻「T−AA」と、受信時刻「T−AB」と、受信時刻「T−AC」とに基づいて、無線通信部110Aと各受信コイル109(各無線アンテナ13)との間の距離を計算する。
一例として、距離計算部136Aが無線通信部110Aと無線アンテナ13A(受信コイル109A)との間の距離(以下、「D−AA」と表記する)を計算する場合を説明する。距離計算部136Aは、送信時刻「T−A」と、受信時刻「T−AA」との差分を算出する。ここで算出される差分は、受信コイル109Aが応答に要した応答時間に対応する。ここで、位置検出用信号に対する応答時間は、無線通信部110A(無線アンテナ43)と無線アンテナ13Aとの間の距離に応じて変化する値である。したがって、距離計算部136Aは、算出した応答時間(差分)に応じて、距離「D−AA」を計算する。なお、ここでは説明を省略するが、距離計算部136Aは、距離「D−AA」と同様に、無線通信部110Aと無線アンテナ13Bとの間の距離(以下、「D−AB」と表記する)、及び、無線通信部110Aと無線アンテナ13Cとの間の距離(以下、「D−AC」と表記する)を計算する。
このように、距離計算部136Aは、無線通信部110Aから受け付けた送信時刻「T−A」、受信時刻「T−AA」、受信時刻「T−AB」、及び受信時刻「T−AC」に基づいて、距離「D−AA」、距離「D−AB」、及び距離「D−AC」をそれぞれ計算する。そして、距離計算部136Aは、計算したそれぞれの距離を特定部136Bに送る。
なお、ここでは説明を省略するが、距離計算部136Aは、上記の処理と同様に、無線通信部110Bと各無線アンテナ13A,13B,13Cとの間の距離、及び、無線通信部110Cと各無線アンテナ13A,13B,13Cとの間の距離を計算する。以下では、無線通信部110Bと無線アンテナ13Aとの間の距離を「D−BA」と表記し、無線通信部110Bと無線アンテナ13Bとの間の距離を「D−BB」と表記し、無線通信部110Bと無線アンテナ13Cとの間の距離を「D−BC」と表記する。また、無線通信部110Cと無線アンテナ13Aとの間の距離を「D−CA」と表記し、無線通信部110Cと無線アンテナ13Bとの間の距離を「D−CB」と表記し、無線通信部110Cと無線アンテナ13Cとの間の距離を「D−CC」と表記する。
また、図3A及び図3Bは一例に過ぎない。例えば、各無線通信部110A,110B,110Cの位置は、図示の位置に限定されるものでは無い。例えば、各無線通信部110A,110B,110Cの位置は、相互に入れ替え可能である。また、各無線通信部110A,110B,110Cのうちいずれか一つは、領域200の位置に配置されても良い。また、無線通信部110は、必ずしもボアの軸方向における端部に配置されていなくても良く、無線アンテナ43がボアの軸方向における端部に配置されていればよい。
また、図3A及び図3Bでは、受信コイル109として3つのPACが用いられる場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、受信コイル109としては、それぞれ異なる撮像部位に装着するために、様々な形の受信コイル109が混在していても良い。
また、図3Bでは、無線通信部110が受信コイル109よりも高い位置に設置される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、無線通信部110は、受信コイル109よりも低い位置に設置されても良い。
特定部136Bは、受信コイル109によって応答された応答結果に基づいて、受信コイル109の位置を特定する。例えば、特定部136Bは、距離計算部136Aによって計算された距離「D−AA」、距離「D−AB」、距離「D−AC」、距離「D−BA」、距離「D−BB」、距離「D−BC」、距離「D−CA」、距離「D−CB」、及び距離「D−CC」を受け付ける。そして、特定部136Bは、受け付けた各距離を用いて、各受信コイル109の位置として、各無線アンテナ13の位置(座標)を特定する。
まず、特定部136Bは、距離計算部136Aによって計算された各距離を用いて、各無線アンテナ13の位置を特定する(図3A参照)。例えば、特定部136Bは、ボア内の空間における各無線通信部110A,110B,110Cの位置(3次元位置)を予め記憶している。そして、特定部136Bは、無線アンテナ13Aの位置として、無線通信部110Aの位置から距離「D−AA」にある面と、無線通信部110Bの位置から距離「D−BA」にある面と、無線通信部110Cの位置から距離「D−CA」にある面とが交差する点の位置を特定する。また、特定部136Bは、無線アンテナ13Bの位置として、無線通信部110Aの位置から距離「D−AB」にある面と、無線通信部110Bの位置から距離「D−BB」にある面と、無線通信部110Cの位置から距離「D−CB」にある面とが交差する点の位置を特定する。また、特定部136Bは、無線アンテナ13Cの位置として、無線通信部110Aの位置から距離「D−AC」にある面と、無線通信部110Bの位置から距離「D−BC」にある面と、無線通信部110Cの位置から距離「D−CC」にある面とが交差する点の位置を特定する。
次に、特定部136Bは、特定した各無線アンテナ13の位置を用いて、各受信コイル109のコイルエレメント20の位置及び向きを特定する。以下、図4を用いて、特定部136Bがコイルエレメント20の位置及び向きを特定する処理を説明する。
図4は、第1の実施形態に係る特定部136Bの処理を説明するための図である。図4には、受信コイル109の内部における無線アンテナ13とコイルエレメント20との位置関係を表す。また、図4においては、受信コイル109は、利用する場合の受信コイル109の向きが予め規定されるPACである。
図4に示すように、受信コイル109は、無線アンテナ13に対して予め規定された規定位置に所定数のコイルエレメント20を備える。図示の例では、受信コイル109は、20個のコイルエレメント20を備える。これら20個のコイルエレメント20それぞれは、無線アンテナ13に対して予め規定された規定位置に配置される。なお、この規定位置は、特定部136Bに記憶されている。
例えば、特定部136Bは、特定した無線アンテナ13の位置、受信コイル109の向き、及び各コイルエレメントの規定位置に基づいて、各コイルエレメントの位置及び向きを特定する。ここで、図4においては、受信コイル109の向きは予め規定されている。したがって、特定部136Bは、例えば、特定した無線アンテナ13Aの位置と、受信コイル109Aの向きと、20個のコイルエレメントそれぞれの規定位置とを用いて、受信コイル109Aの各コイルエレメントの位置及び向きを特定する。また、特定部136Bは、受信コイル109Aと同様に、受信コイル109Bの各コイルエレメントの位置及び向き、更に、受信コイル109Cの各コイルエレメントの位置及び向きをそれぞれ特定する。
このように、特定部136Bは、受信コイル109によって応答された応答結果に基づいて、受信コイル109の位置を特定する。そして、特定部136Bは、特定した各無線アンテナ13の位置を用いて、各受信コイル109のコイルエレメント20の位置及び向きを特定する。
言い換えると、特定部136Bは、受信コイル109の向きが予め規定される場合に、予め規定された受信コイル109の向きと、応答結果とに基づいて、受信コイル109の位置及び向きを特定する。具体的には、特定部136Bは、受信コイル109に設置される無線アンテナ13が一つであったとしても、受信コイル109を利用する場合の向きが予め規定されている場合には、その規定された向きの情報と応答結果とを組み合わせることで、受信コイル109の位置及び向きを特定する。なお、向きの情報は、例えば、受信コイル109の種類ごとに予め規定され、記憶部133等の記憶装置に記憶されている。このため、特定部136Bは、上記の応答元識別情報を受信コイル109から受信することで、その受信コイル109の向きの情報を取得可能である。
図5は、第1の実施形態における全体の処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、まず、制御部136が、操作者による撮像条件の入力を、入力部134を介してGUI上で受け付け、受け付けた撮像条件に従ってシーケンス情報を生成する(ステップS101)。
次に、被検体Pに受信コイル109が装着され、被検体Pが寝台105の天板105A上に載置される(ステップS102)。例えば、受信コイル109は、複数のコイルエレメントを有するPACである。
続いて、寝台制御部106が、寝台105を移動する(ステップS103)。具体的には、寝台制御部106が、天板105Aを所定位置に移動させると、投光器(図示を省略)の光が被検体Pに当てられる。操作者は、この投光器の光が、撮像部位に当てられたタイミングで、入力部134を介して、撮像部位の位置の指定を入力する。すると、寝台制御部106は、指定された撮像部位が磁場中心に位置付けられるように、天板105Aを移動させる。
そして、制御部136は、天板105Aがボア内に挿入されたことを契機として、位置検出処理を行う(ステップS104)。ここで、図6を用いて、位置検出処理について説明する。
図6は、第1の実施形態に係る位置検出処理について説明するための図である。図6に示すように、制御部136において、距離計算部136Aは、位置検出用信号の送受信を無線通信部110に行わせる(ステップS201)。これにより、無線通信部110は、無線通信部110が位置検出用信号を送信した送信時刻と、位置検出用信号に対する応答信号を各受信コイル109から受信した受信時刻とをそれぞれ算出する。
距離計算部136Aは、無線通信部110によって算出された送信時刻及び受信時刻に基づいて、無線通信部110Aと各無線アンテナ13との間の距離を計算する(ステップS202)。例えば、距離計算部136Aは、送信時刻と受信時刻との差分(応答時間)を算出する。そして、距離計算部136Aは、算出した応答時間に応じて、各無線通信部110と各受信コイル109との間の各距離を計算する。
特定部136Bは、受信コイル109によって応答された応答結果(応答時間)に基づいて、受信コイル109の位置を特定する(ステップS203)。例えば、特定部136Bは、距離計算部136Aによって計算された各無線通信部110と各無線アンテナ13との間の各距離を受け付ける。そして、特定部136Bは、受け付けた各距離と、各無線通信部110の位置とを用いて、受信コイル109の無線アンテナ13の位置を受信コイル109の位置として特定する。
そして、特定部136Bは、特定した各無線アンテナ13の位置を用いて、各受信コイル109のコイルエレメント20の位置及び向きを特定する(ステップS204)。例えば、特定部136Bは、特定した無線アンテナ13の位置、受信コイル109の向き、及び各コイルエレメントの規定位置に基づいて、各コイルエレメントの位置及び向きを特定する。
図5の説明に戻る。シーケンス制御部120は、位置決め画像の収集や、感度マップ撮像、シミング撮像等の各種準備スキャンを実行する(ステップS105)。そして、制御部136は、収集された位置決め画像を表示部135に表示させる際に、位置検出処理によって特定された各コイルエレメントの位置及び向きを位置決め画像上に表示させる(ステップS106)。例えば、制御部136は、被検体Pが撮像された位置決め画像上に、被検体Pに装着された受信コイル109の各コイルエレメント20の位置及び向きを表示させる。ここで、例えば、制御部136は、撮像に用いるコイルエレメント20を指定する指示を操作者から受け付ける。
そして、シーケンス制御部120は、操作者から指定されたコイルエレメント20を設定の上、イメージングスキャンを実行する(ステップS107)。その後、画像再構成部132は、シーケンス制御部120によって収集されたMRデータから画像を生成し、これを表示部135に表示させる(ステップS108)。
なお、第1の実施形態における全体の処理手順は、必ずしも図5及び図6の処理手順に限定されるものではない。例えば、図5では、ステップS104の位置検出処理が、天板105Aがボア内に挿入されたことを契機として実行される場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、位置検出処理は、操作者から開始指示の入力を受け付けたことを契機として実行されても良い。
また、例えば、ステップS204の処理は、必ずしも実行されなくても良い。この場合、例えば、制御部136は、特定部136Bによって特定された受信コイル109の位置を位置決め画像上に表示させることで、操作者を支援することができる。例えば、操作者は、使用する受信コイル109を選択する操作を容易に行うことができる。
上述してきたように、第1の実施形態に係るMRI装置100において、無線通信部110は、ボアの軸方向における端部に無線アンテナ43を有し、無線アンテナ43から位置検出用信号を送信する。そして、受信コイル109は、無線アンテナ13を有し、無線アンテナ13で位置検出用信号を受信するとともに、受信した位置検出用信号に応答する。特定部136Bは、受信コイル109によって応答された応答結果に基づいて、受信コイル109の位置を特定する。このため、MRI装置100は、受信コイル109の設置位置を特定することができる。
また、例えば、第1の実施形態に係るMRI装置100は、各受信コイル109のコイルエレメント20の位置及び向きを特定する。このため、MRI装置100は、例えば、特定したコイルエレメント20の位置及び向きを位置決め画像上に表示することで、操作者を支援することができる。例えば、操作者は、位置決め画像上に表示されたコイルエレメント20を選択するだけで良いので、使用するコイルエレメントの選択を容易に行うことができる。
なお、第1の実施形態では、距離計算部136Aが位置検出用信号の応答時間を用いて無線通信部110と無線アンテナ13との間の距離を計算する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、距離計算部136Aは、位置検出用信号の減衰量を用いて、無線通信部110と無線アンテナ13との間の距離を計算しても良い。
この場合、例えば、送受信部50は、常に一定の強度の位置検出用信号を無線アンテナ43から送信させる。そして、応答部25は、受信した位置検出信号の強度と同じ強度の応答信号を無線通信部110に送信する。そして、送受信部50は、応答部25から受信した応答信号の強度を測定し、測定した強度と送信した位置検出用信号の強度との差分(減衰量)を算出する。距離計算部136Aは、送受信部50によって算出された減衰量に応じて、距離を算出する。これに限らず、例えば、応答部25が常に一定の強度の応答信号を無線アンテナ13から送信させても良い。この場合、送受信部50は、応答部25から送信される応答信号の減衰量に応じて、距離を算出する。
また、第1の実施形態では、3つの受信コイル109の位置を特定する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。MRI装置100は、任意数の受信コイル109の位置を特定可能である。
また、図2では、3つの無線通信部110A,110B,110Cが同一の構成を備えるものとして説明したが、必ずしも同一の構成を備えていなくても良い。例えば、無線通信部110Aが、無線アンテナ41,42,43、変調部44、キャリア信号生成部45、変調処理部46、アンプ47、復調処理部48、アナログ変換部49、及び送受信部50を備える場合には、無線通信部110B,110Cは、無線アンテナ43、キャリア信号生成部45、及び送受信部50を備えていれば良い。言い換えると、制御信号の伝送又はMR信号の伝送のみに用いられる構成である、無線アンテナ41,42、変調部44、変調処理部46、アンプ47、復調処理部48、及びアナログ変換部49は、いずれか一つの無線通信部110が備えていれば良い。また、制御信号の伝送やMR信号の伝送を行う無線通信部110は、図示の無線通信部110A,110B,110Cとは別に設けられても良い。
また、図2に示した無線アンテナ41,42,43は、共通化されても良い。言い換えると、無線アンテナ41,42,43は、1つの無線アンテナによって兼用されても良い。すなわち、無線アンテナ43は、制御信号の送信、及び、エコー信号の受信のうち少なくとも一方に利用されても良い。また、無線アンテナ11,12,13は、共通化されても良い。言い換えると、無線アンテナ11,12,13は、1つの無線アンテナによって兼用されても良い。すなわち、無線アンテナ13は、制御信号の受信、及び、エコー信号の送信のうち少なくとも一方に利用されても良い。言い換えると、受信コイル109の無線アンテナ13は、無線信号の受信及び応答に加えて、制御信号の受信及びエコー信号の送信のうち、少なくとも一方を更に実行する。
また、図4では説明を省略したが、受信コイル109は、受信コイル109の外装部(筐体)の所定の位置に無線アンテナ13を備える。言い換えると、無線アンテナ13と受信コイル109の外装部との位置関係は、予め規定されている。このため、特定部136Bは、特定した無線アンテナ13の位置と、無線アンテナ13と受信コイル109の外装部との位置関係とを用いて、受信コイル109の外装部の位置を特定しても良い。これによれば、例えば、制御部136は、位置決め画像上に、コイルエレメント20の位置のみならず、受信コイル109の外装部の位置も表示することができる。
(第1の実施形態の変形例)
また、第1の実施形態では、利用する場合の受信コイル109の向きが予め規定されるPACが用いられる場合を説明したが、実施形態は受信コイル109の向きが規定されていない場合にも適用可能である。
図7は、第1の実施形態の変形例に係る処理を説明するための図である。図7には、ボア内の様子を上から見た図を例示する。図7において、受信コイル109Bは、図3Aの場合と比較して180度反転した向きで配置されており、受信コイル109の向きが規定されていない。なお、図7においても、受信コイル109の裏表は予め規定されている。
この場合、距離計算部136Aは、上述した処理と同様の処理によって、各無線通信部110と各無線アンテナ13との間の距離を計算する。そして、特定部136Bは、上述した処理と同様の処理によって、無線アンテナ13A,13B,13Cの位置を特定する。そして、特定部136Bは、無線アンテナ13A,13B,13Cの位置に基づいて、各受信コイル109A,109B,109Cの軸方向における配置順序を特定する。
このように、MRI装置100は、特定した各受信コイル109A,109B,109Cの軸方向における配置順序を表示することで、操作者を支援することができる。
言い換えると、受信コイル109は、受信コイル109の無線アンテナ13を複数備える。そして、特定部136Bは、受信コイル109の複数の無線アンテナ13の位置を特定し、特定した各無線アンテナ13の位置に基づいて、受信コイル109の位置及び向きを特定する。このため、MRI装置100は、受信コイル109の向きが規定されていない場合にも、受信コイル109の設置位置を特定することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、受信コイル109が1つの無線アンテナ13を備える場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、受信コイル109は、複数の無線アンテナ13を備えていても良い。そこで、第2の実施形態では、受信コイル109が複数の無線アンテナ13を備える場合を説明する。
図8は、第2の実施形態に係る受信コイル109の構成を説明するための図である。図8には、受信コイル109の内部における無線アンテナ13−1,13−2と、コイルエレメント20との位置関係を表す。ここで、受信コイル109の内部における無線アンテナ13−1と無線アンテナ13−2との位置関係は、予め規定されている。また、無線アンテナ13−1,13−2それぞれと受信コイル109の外装部との位置関係は、予め規定されている。
図8に示すように、受信コイル109は、無線アンテナ13−1,13−2を備える。これらの無線アンテナ13−1,13−2は、無線アンテナ13−1,13−2をそれぞれ識別する識別情報が割り当てられている。
例えば、距離計算部136Aは、無線アンテナ13−1,13−2にそれぞれ割り当てられている識別情報を用いて位置検出用信号の送受信を行うことで、無線アンテナ13−1,13−2それぞれと、各無線通信部110との間の距離を計算する。
そして、特定部136Bは、距離計算部136Aによって計算された無線アンテナ13−1,13−2それぞれと、各無線通信部110との間の距離を用いて、無線アンテナ13−1,13−2それぞれの位置を特定する。そして、特定部136Bは、特定した無線アンテナ13−1,13−2それぞれの位置と、無線アンテナ13−1,13−2それぞれと受信コイル109の外装部との位置関係とを用いて、受信コイル109の外装部の位置及び向きを特定する。
また、特定部136Bは、特定した各無線アンテナ13の位置と、各無線アンテナ13の位置関係とに基づいて、可撓性の受信コイル109の撓みを推定する。
図9は、第2の実施形態に係る特定部136Bが撓みを推定する処理について説明するための図である。図9上側には、撓んでいない場合の受信コイル109を軸方向に見た図を例示し、図9下側には、被検体Pに装着したことで撓んだ受信コイル109を軸方向に見た図を例示する。
図9上側に示すように、受信コイル109において、撓んでいない場合の無線アンテナ13−1と無線アンテナ13−2との間のx軸方向の距離70は、予め規定されている。ここで、図9下側に示すように、被検体Pに装着されることにより受信コイル109が撓むと、距離70は被検体Pに沿って円弧を形成する。したがって、無線アンテナ13−1と無線アンテナ13−2との間のx軸方向の直線距離71を算出することで、距離70の形成する円弧の形状、すなわち受信コイル109の撓みが推定可能となる。
ここで、特定部136Bは、特定した無線アンテナ13−1,13−2それぞれの位置(座標)から直線距離71を算出する。そして、特定部136Bは、算出した直線距離71の両端を通る円弧の長さが距離70に一致するように、円弧の形状を推定する。ここで推定された円弧の形状が、受信コイル109の撓みに対応する。
このように、特定部136Bは、受信コイル109の撓みを推定する。これによれば、MRI装置100は、より正確にコイルエレメント20の位置及び向きを特定することができる。例えば、MRI装置100は、推定した受信コイル109の撓みを、位置決め画像上のコイルエレメント20の位置及び向きに反映させること、コイルエレメント20の位置及び向きをより正確に表示させることができる。一例としては、MRI装置100は、図9下側に例示したように、被検体Pに装着したことで撓んだ受信コイル109を軸方向に見た場合の画像データを生成し、表示部135に表示させる。
なお、第2の実施形態では、受信コイル109の外装部が全体的に撓む場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、受信コイル109の外装部には、ハードケースが設けられる場合がある。このハードケースは、図2の制御部18等の基盤が設置される部分であり、撓まない程度の硬さを有する。このため、特定部136Bは、ハードケースの部分が撓まないことを踏まえた上で、受信コイル109の撓みを推定する。具体的には、特定部136Bは、受信コイル109のハードケースに対応する部分を直線のまま変化しないものと定義し、ハードケース以外の部分のみが円弧状に撓むものと定義して、推定を行うことができる。
また、第2の実施形態では、受信コイル109が2つの無線アンテナ13を備える場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、受信コイル109は、3つ以上の無線アンテナ13を備えていても良い。
また、受信コイル109が備える複数の無線アンテナ13は、それぞれ異なる位置に配置される。このように、受信コイル109の内部の異なる位置に複数の無線アンテナ13を備えることで、特定部136Bは、受信コイル109の向きを特定することが可能となる。また、より正確に受信コイル109の向きを特定したり、より正確に受信コイル109の撓みを推定するためには、複数の無線アンテナ13それぞれを離れた位置に配置することが好ましい。言い換えると、複数の無線アンテナ13は、受信コイル109の内部において分散された位置において、コイルエレメント20を挟むように配置されることが好ましい。
なお、第2の実施形態において、受信コイル109の向きは特定可能であるものの、必ずしも受信コイル109の向きが特定されなくとも、受信コイル109の撓みを推定可能である。すなわち、無線通信部110は、無線アンテナ43を有し、無線アンテナ43によって無線信号を送受信する。受信コイル109は、複数の無線アンテナ13を有し、各無線アンテナ13によって無線信号をそれぞれ受信するとともに受信した無線信号にそれぞれ応答する。特定部136Bは、複数の無線アンテナ13によって応答されたそれぞれの応答結果に基づいて、複数の無線アンテナ13の位置を特定し、更に、特定した各無線アンテナ13の位置と、無線アンテナ13それぞれの位置関係とに基づいて、受信コイル109の撓みを推定する。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び第2の実施形態について説明したが、これらの実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されて良い。
(無線通信部110の数について)
上述した実施形態では、3つの無線通信部110を用いる場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、MRI装置100は、2つの無線通信部110を用いることで、受信コイル109の位置を特定しても良い。この場合、2つの無線通信部110を繋ぐ線を軸とした方向における位置を特定する。このため、MRI装置100は、2つの無線通信部110を、ボアの軸方向における両端(寝台側及び反寝台側)にそれぞれ設けるのが好ましい。
(無線アンテナ43の位置)
また、上述した実施形態では、無線通信部110の無線アンテナ43がボアの軸方向における端部に配置される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、無線アンテナ43は、ボアの内側の任意の位置に配置されても良いし、架台113から独立した装置としてボアの外部に配置されても良い。ただし、無線アンテナ43は、無線アンテナ43が受信コイル109との間でやり取りする信号(位置検出用信号及び応答信号)が、他の物体(架台113や被検体等)により遮蔽されない位置に配置されるのが好ましい。言い換えると、無線通信部110は、無線アンテナ43を有し、無線アンテナ43によって無線信号を送受信する。
(信号プロファイルの利用)
また、例えば、MRI装置100は、更に、信号プロファイルを用いることで、受信コイル109の位置を特定しても良い。
図10は、第3の実施形態に係る特定部136Bの処理を説明するための図である。図10には、ボア内の様子を上から見た図を例示する。図10に示す例では、MRI装置100は、2つの無線通信部110A,110Cを備え、図7と比較して無線通信部110Bを備えない。
この場合、特定部136Bは、受信コイル109A,109Bの位置を特定することが困難である。これは、無線通信部110Aと無線アンテナ13A,13Bそれぞれとの距離が近く、かつ、無線通信部110Cと無線アンテナ13A,13Bそれぞれとの距離が近いからである。つまり、特定部136Bは、無線アンテナ13Aと無線アンテナ13Bとの位置を、図示の順序とは逆に特定してしまう恐れがある。
ここで、特定部136Bは、各受信コイル109の信号プロファイルを取得する。この信号プロファイルでは、磁場中心からの距離が近いRFコイルほど信号強度が強くなり、距離が遠いRFコイルほど信号強度が弱くなる。このため、特定部136Bは、取得した信号プロファイルを参照し、受信コイル109A,109Bの信号強度を比較する。図10の例では、受信コイル109Bの方が受信コイル109Aよりも信号強度が強いので、特定部136Bは、受信コイル109Bの方が受信コイル109Aよりも磁場中心に近いと判定する。これにより、特定部136Bは、受信コイル109A,109Bの位置を特定することができる。言い換えると、特定部136Bは、信号プロファイルの利用することで、利用する無線通信部110の数を減らすことができる。
(リニアコイル)
また、上述した実施形態では、受信コイル109としてPACが用いられる場合を説明したが、他のRFコイルが用いられても良い。例えば、MRI装置100は、使用する際の設置位置や向きの自由度が高いRFコイルとして、リニアコイルを用いても良い。このリニアコイルは、1つのコイルエレメントを備えるRFコイルであり、コイルエレメントの外装部のほとんどが可撓性を有する材質で形成されたものである。なお、リニアコイルは、ワンループコイル、若しくはフレキシブルコイルとも称される場合がある。
図11は、第3の実施形態に係るリニアコイルについて説明するための図である。図11には、リニアコイル140の斜視図を例示する。図11に示すように、リニアコイル140は、ハードケース140Aと、ループ140Bとを有する。ハードケース140Aは、制御部18等の基盤が設置される部分であり、可撓性を有しない。ループ140Bは、可撓性を有する外装カバーで1つのコイルエレメント20を覆った形状である。
ここで、例えば、リニアコイル140が、1つの無線アンテナ13を備える場合がある。この場合、リニアコイル140は、ハードケース140Aの内部の領域201の位置に無線アンテナ13を備える。このため、MRI装置100は、上述した処理によって、この無線アンテナ13の位置を特定することで、リニアコイル140のおおよその位置を特定することができる。
また、例えば、リニアコイル140が、2つの無線アンテナ13を備える場合がある。この場合、リニアコイル140は、ハードケース140Aの内部の領域201の位置と、ループ140Bの内部の領域202の位置とに、各無線アンテナ13を備える。このため、MRI装置100は、上述した処理によって、これら2つの無線アンテナ13の位置を特定することができる。したがって、MRI装置100は、リニアコイル140の位置及び向きを特定したり、リニアコイル140の撓みを推定したりすることができる。
また、例えば、リニアコイル140が、3つの無線アンテナ13を備える場合がある。この場合、リニアコイル140は、ハードケース140Aの内部の領域201の位置と、ループ140Bの内部の領域202の位置と、領域203の位置とに、各無線アンテナ13を備える。このため、MRI装置100は、上述した処理によって、これら2つの無線アンテナ13の位置を特定することができる。更に、MRI装置100は、リニアコイル140の位置及び向きをより正確に特定したり、リニアコイル140の撓みをより正確に推定したりすることができる。
このように、受信コイル109の向きや裏表が予め規定されておらず、操作者の任意の位置及び向きで利用可能な受信コイル109に対しても、本実施形態は適用することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、RFコイルの設置位置を特定することを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 MRI装置
109 受信コイル
110 無線通信部
136B 特定部

Claims (10)

  1. アンテナを有し、当該アンテナによって無線信号を送受信する複数の無線通信部と、
    被検体から発せられるエコー信号を受信するコイルエレメントと、前記エコー信号を無線通信にて送信するエコー信号用アンテナと、前記無線信号を受信するとともに受信した無線信号に応答する複数のアンテナとを有するRFコイルと、
    前記複数のアンテナそれぞれによって応答された応答結果に基づいて、前記複数のアンテナそれぞれの位置を特定し、前記複数のアンテナそれぞれの位置に基づいて、前記RFコイルの位置及び向きを特定する特定部と、
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記特定部は、更に、特定した各アンテナの位置と、当該アンテナそれぞれの位置関係とに基づいて、前記RFコイルの撓みを推定する、請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記特定部は、前記RFコイルの向きが予め規定される場合に、予め規定された当該RFコイルの向きと、前記応答結果とに基づいて、前記RFコイルの位置及び向きを特定する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記RFコイルは、当該RFコイルのアンテナに対して予め規定された規定位置に前記コイルエレメントを所定数備え、
    前記特定部は、更に、前記RFコイルの位置、前記RFコイルの向き、及び前記規定位置に基づいて、前記コイルエレメントの位置及び向きを特定する、請求項1〜のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記無線通信部のアンテナは、更に、前記RFコイルよりも高い位置に設置される、請求項1〜のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記特定部は、前記無線信号の応答時間又は減衰量を用いて、前記RFコイルの位置を特定する、請求項1〜のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. アンテナを有し、当該アンテナによって無線信号を送受信する複数の無線通信部と、
    被検体から発せられるエコー信号を受信するコイルエレメントと、前記無線信号を受信するとともに受信した無線信号に応答する複数のアンテナとを有するRFコイルと、
    前記複数のアンテナそれぞれによって応答された応答結果に基づいて、前記RFコイルの位置を特定する特定部と、を備え、
    前記RFコイルの複数のアンテナのうち少なくとも一つは、前記無線信号の受信及び応答に加えて、制御信号の受信及びエコー信号の送信のうち、少なくとも前記エコー信号の送信を更に無線通信にて実行する、磁気共鳴イメージング装置。
  8. アンテナを有し、当該アンテナによって無線信号を送受信する複数の無線通信部と、
    被検体から発せられるエコー信号を受信するコイルエレメントと、前記エコー信号を無線通信にて送信するエコー信号用アンテナと、前記無線信号を受信するとともに受信した無線信号に応答する複数のアンテナとを有するRFコイルと、
    前記複数のアンテナそれぞれによって応答された応答結果に基づいて、前記RFコイルの位置を特定する特定部と、を備え、
    前記RFコイルの複数のアンテナのうち少なくとも一つは、前記無線信号の受信及び応答に加えて、制御信号の受信を更に無線通信にて実行する、磁気共鳴イメージング装置。
  9. アンテナを有し、当該アンテナによって無線信号を送受信する複数の無線通信部と、
    複数のアンテナを有し、各アンテナによって前記無線信号をそれぞれ受信するとともに受信した無線信号にそれぞれ応答するRFコイルと、
    前記複数のアンテナによって応答されたそれぞれの応答結果に基づいて、当該複数のアンテナの位置を特定し、更に、特定した各アンテナの位置と、当該アンテナそれぞれの位置関係とに基づいて、前記RFコイルの撓みを推定する、磁気共鳴イメージング装置。
  10. 被検体から発せられるエコー信号を受信するコイルエレメントと、
    前記エコー信号を無線通信にて送信するエコー信号用アンテナと、
    磁気共鳴イメージング装置に設置された複数の第1アンテナから送信された無線信号を受信するとともに受信した無線信号に応答する第2アンテナを備え、
    前記第2アンテナは、前記無線信号の受信及び応答に加えて、制御信号の受信及びエコー信号の送信のうち、少なくとも前記エコー信号の送信を更に無線通信にて実行する、RFコイル。
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