JP6494196B2 - サンプリング回路 - Google Patents

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Description

本発明は、サンプリング回路、特に入力信号を連続的にサンプリングするサンプリング回路に関するものである。
従来、積分回路を用いたサンプリング回路が知られている。このようなサンプリング回路において、時間的に連続してサンプリングを行う際には、積分回路の飽和を防止するためにサンプリング期間毎の放電動作を必要とする。ところが、放電動作中には積分動作を実行することができないため、例えば、数10nsec程度等の非常に短いサンプリング間隔でサンプリングを行う場合には、高速かつ連続的にサンプリングすることが難しい。
このため、特許文献1には、積分回路のコンデンサの入力端子にスイッチを介して外部電源を接続し、放電時にスイッチをONにして電源とコンデンサとを接続させることで放電動作の高速化を図る技術が開示されている。
また、特許文献2には、積分回路を複数設けることで、高速にサンプリングを行う技術が開示されている。
特開2011−4327号公報 特開2000−262514号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、高速化にも限界があり、所望の速度まで高速化することが必ずしもできない場合がある。また、高速に放電動作を行うための回路部品が別途必要となり、部品点数が増え、回路構成が複雑となる。
特許文献2に記載の技術では、複数の積分回路を有することから、積分回路を設けた数だけ、積分回路に必要となる部品は勿論、放電手段やこれらを制御するための部品が必要となり、部品点数が増え、回路構成が複雑となる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で高速かつ連続的にサンプリングを行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の一態様は、入力信号の極性の反転又は非反転を切替える極性切替部と、サンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に前記入力信号の極性を交互に反転させるように前記極性切替部を制御する制御信号を出力する制御部と、前記極性切替部の出力信号を積分して積分値を出力する積分回路と、該積分回路から出力された積分値のうち、所定のサンプリング期間毎に該サンプリング期間の開始時の積分値と該サンプリング期間の終了時の積分値との差分値を計算し、更に前記極性切替部により設定された極性に応じた符号を前記差分値に乗じたサンプリング値を演算する演算部と、を備え、レーザ走査型顕微鏡に用いられるサンプリング回路を提供する。
本態様によれば、極性切替部によって入力部に入力された入力信号の極性の反転又は非反転を切替え、積分回路において、極性切替部から入力された信号に応じた電荷を蓄積し、積分回路に蓄積されている電荷の量に応じた積分値を出力する。演算部は、積分回路から出力された積分値に対して、サンプリング期間毎に当該サンプリング期間の開始時と終了時との積分値の差分である差分値に、極性切替部により設定された極性に応じた符号を乗じてサンプリング値を算出する。
この場合において、制御部が、サンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に入力信号の極性を交互に反転させるように極性切替部を制御するので、連続するサンプリング期間においては、積分回路における積分方向が反転する。つまり、積分回路では、連続するサンプリング期間において、交互に積分方向が反転するので、積分回路における飽和を回避することができ、単位サンプリング期間毎にリセットを行う必要がないため、高速にかつ連続的なサンプリングを行うことができる。
また、サンプリング期間毎にリセットを行うための回路構成を要しないため、サンプリング回路全体として部品点数を削減することができ回路構成を簡易にすることができる。さらに、サンプリング期間の終了と次のサンプリング期間の開始とを一致させることで、不感時間を短くした連続的なサンプリングを行うことができる。
上記態様においては、前記極性切替部及び前記積分回路を少なくとも2以上備え、連続するサンプリング期間において互いに異なる前記積分回路を適用して積分値を出力することとしてもよい。
このようにすることで、一方の極性切替時に他方の回路を用いてサンプリングすることができるので、サンプリング期間において極性切替時の不感時間をなくすことができる。
上記態様においては、前記積分回路から出力される積分値を、当該積分値に対応するサンプリング期間の時間で正規化することとしてもよい。
このようにすることで、サンプリング期間の変動による影響を抑制することができる。例えば、本態様に係るサンプリング回路をレーザ走査型顕微鏡に適用した場合、各サンプリング期間が常に一定とは限らない。レーザ走査型顕微鏡において、レーザを機械的な共振運動を利用した走査手段を用いて走査して縦1画素毎に横方向にライン走査する場合、1ラインの中央付近では走査速度が速く、両端では遅くなる。このため、1画素当たりの操作時間も場所によって異なることとなり、画像の中央付近では短く、端ほど長い値となり、単に積分値から画像化を行うと、位置による濃淡が発生してしまう。そこで、本態様のように正規化することでサンプリング期間の変動による影響を抑制することができる。
上記態様においては、前記積分回路をリセットするリセット部を備えることとしてもよい。
このようにすることで、サンプリング回路への電源投入時や、連続的なサンプリングを行う際にサンプリングの開始に先立って積分回路の電荷の偏りを除去することができる。
本発明によれば、簡易な構成で高速かつ連続的にサンプリングを行うことができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るサンプリング回路の概略構成図である。 図1のサンプリング回路に係るタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るサンプリング回路の概略構成図である。 図3のサンプリング回路に係るタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るサンプリング回路の概略構成図である。 図5のサンプリング回路に係るタイミングチャートである。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係るサンプリング回路について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るサンプリング回路は、図1に示すように、入力信号を入力する入力バッファ10と、入力信号の極性を反転又は非反転させる極性切替部11と、入力バッファから出力され極性切替部11にて適切な極性に切り替えられた入力信号を時間で積分して積分値を出力する積分回路12と、積分回路12から出力された入力信号の積分値をA/D変換するA/D変換器13と、A/D変換器13によりA/D変換された積分値からサンプリング値を算出すると共に極性切替部11を制御する演算処理部14とを備えている。
入力バッファ10は、信号源から入力された入力信号を極性切替部11に出力する。図1に示すように、本実施形態においては、入力バッファ10にオペアンプによるボルテージフォロアを適用している。入力バッファ10としては、入力信号の信号源とのインピーダンス調整のために終端抵抗を追加する、または反転増幅器を用いることもできる。
極性切替部11は、非反転増幅回路としてのオペアンプ5及び反転増幅回路としてのオペアンプ6を備えている。オペアンプ5及びオペアンプ6は、共に反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)と出力端子とを備えている。特に、オペアンプ6には、反転入力端子(−)の入力側に直列に抵抗R1が接続され、オペアンプ6の反転入力端子(−)と出力端子との間に並列に抵抗R2が接続されている。なお、抵抗R1と抵抗R2の抵抗値は同値となっている。
また、極性切替部11において、オペアンプ5及びオペアンプ6の出力側には、スイッチとしてのマルチプレクサSW1が接続され、後述する演算処理部14からの制御信号により積分回路12への出力をオペアンプ5又はオペアンプ6に切り替えるようになっている。
つまり、演算処理部14から、マルチプレクサSW1に対してローレベルの制御信号が入力された場合には、オペアンプ5が選択されオペアンプ5からの出力が積分回路12に入力される。一方、演算処理部14から、マルチプレクサSW1に対してハイレベルの制御信号が入力された場合には、オペアンプ6が選択されオペアンプ6からの出力が積分回路12に入力される。
積分回路12は、増幅回路として機能するオペアンプ16と、入力信号に応じた電荷を蓄積するコンデンサC1と、オペアンプ16の入力側に設けられ入力信号としての電圧信号をコンデンサC1に蓄積するための電荷信号に変換するための抵抗R3と、オペアンプ16のオフセットによる飽和を防止するための抵抗R4とを備えている。
なお、コンデンサC1と抵抗R4との積は、入力信号の周波数帯域の逆数や積分期間よりも十分に大きい値となるように構成する。また、本実施形態における積分回路12は、(+)の入力に対してマイナス方向の積分を行うようになっているので、本実施形態においては、オペアンプ6から出力された入力信号の極性を(+)、オペアンプ5から出力された入力信号の極性を(−)と定義する。
オペアンプ16は、反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)と出力端子とを備えている。コンデンサC1は、オペアンプ16の反転入力端子(−)と出力端子との間に並列に接続されている。オペアンプ16の非反転入力端子(+)は接地されている。
A/D変換器13は、図示しない、所定のタイミング信号(A/D変換CLK)に同期して入力信号の積分値をA/D変換し、演算処理部14に出力する。
演算処理部14は、A/D変換器13を制御してA/D変換器13によりA/D変換された積分値からサンプリング値を算出すると共に極性切替部11を制御する。このため、演算処理部14は、上記した各処理部の制御及び入力信号の積分値の演算処理等を実行するCPU21と、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのロジックデバイス22と、CPU21に入力される各種信号等を記憶するメモリ23とを備えている。
CPU21は、極性切替部11に対してハイレベル又はローレベルの制御信号をサンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に出力し、サンプリング期間毎に入力信号の極性を交互に反転させる。つまり、CPU21は、入力信号をサンプリングするための所定のサンプリング周期を規定し、このサンプリング周期に同期させて、極性切替部11に対してハイレベル又はローレベルの制御信号をサンプリング期間毎に交互に出力することでマルチプレクサSW1を切替えて、入力信号を出力すべきオペアンプ5又はオペアンプ6を交互に切り替える。
また、CPU21は、A/D変換器13から出力される入力信号の積分値のうち、積分回路12における単位サンプリング期間の開始時の入力信号の積分値と終了時の入力信号の積分値との差分を演算して差分値を算出し、差分値に入力信号の極性に応じた符号を乗じたサンプリング値を演算して出力する。なお、以下の説明において、サンプリング開始の時刻T0とし、単位サンプリングの開始又は終了の時刻を「Tn」とする(ただし、n=1,2,…k)。また、サンプリング期間の終了時刻Tnであるサンプリング期間を第nのサンプリング期間と称する。
メモリ23は、CPU21により演算処理されるサンプリング開始時刻Tnの入力信号の積分値およびサンプリング終了時刻Tn+1の入力信号の積分値や、演算処理により算出された各サンプリング期間のサンプリング値を記憶する。
以下、このように構成されたサンプリング回路の作用について説明する。
本実施形態に係るサンプリング回路によりサンプリングを行う場合、まず、電流信号等の入力信号が、入力バッファ10を介して極性切替部11に入力される。
極性切替部11では、入力信号がオペアンプ5及びオペアンプ6に入力され、マルチプレクサSW1に演算処理部14のCPU21からサンプリング周期に同期させて制御信号が入力され、制御信号に応じてオペアンプ5又はオペアンプ6の何れかから、入力信号が出力される。
オペアンプ5又はオペアンプ6の何れかから出力された入力信号が積分回路12に入力されると、抵抗R3により、入力信号がコンデンサC1に蓄積されるための電荷に変換され、入力信号に応じた電荷がコンデンサC1に蓄積される。コンデンサC1に蓄積されている電荷の量に応じた入力信号の積分値がオペアンプ16の出力端子からA/D変換器13へと出力される。
コンデンサC1に単位サンプリング期間分の電荷が蓄積されると、サンプリング期間の終了時刻Tn+1の入力信号の積分値がメモリ23に記憶される。そして、CPU21から、次のサンプリング期間の開始に同期して、次のサンプリング期間のための制御信号がマルチプレクサSW1に出力される。このときCPU21から出力される制御信号は、先のサンプリング期間における極性と反対の極性となるような制御信号となる。従って、連続するサンプリング期間において積分回路12には交互に反対の極性の入力信号が入力される。これにより、サンプリング回路において、積分回路12における積分方向がサンプリング期間毎に反転し、この積分方向の反転が繰り返される。
A/D変換器13においては、CPU21の制御により、積分回路12から入力される入力信号の積分値がA/D変換され、A/D変換された入力信号の積分値が演算処理部14へ出力される。演算処理部14においては、A/D変換器13から出力された入力信号の積分値のうち、単位サンプリング期間の開始時刻Tnと終了時刻Tn+1との差分を演算する。
ここで、本実施形態においては、連続したサンプリング期間において、先のサンプリング期間の終了時刻と次のサンプリング期間の開始時刻を同一の時刻としている。つまり、第nのサンプリング期間の終了時刻と、第n+1のサンプリング期間の開始時刻が同一時刻となっている。従って、常にサンプリング期間の開始時刻又は終了時刻をメモリ23に記憶しておくことで、単位サンプリング期間の開始時刻と終了時刻との差分値を演算することができる。
そして、CPU21により、差分値が算出されると、差分値に当該サンプリング期間における入力信号の極性を乗じたサンプリング値が出力される。
具体的には、図2に示すように、第1のサンプリング期間T1において、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T1の開始のタイミングで、CPU21からハイレベルの制御信号が極性切替部11のマルチプレクサSW1に入力されると、オペアンプ6が選択される。これにより、入力バッファ10に入力された入力信号がオペアンプ6を介して、入力バッファに入力された極性が反転させられて(+)の入力信号となって積分回路12に入力され、サンプリング期間T1に入力された入力信号に係る電荷がコンデンサC1に蓄積される。
サンプリング開始時刻T0の入力信号の積分値とサンプリング終了時刻T1の積分値とが後のA/D変換器13を介して演算処理部14のメモリ23に記憶され、CPU21によりサンプリング終了時刻T1における積分値とサンプリング開始時刻T0における積分値との差分値が算出される。ここで、サンプリング期間T1では、入力信号の極性が反転されて(+)となっているので、積分値の差分がそのままサンプリング値となり、出力される。
続いて、次の第2のサンプリング期間T2において、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T1の開始のタイミングで、CPU21からローレベルの制御信号が極性切替部11のマルチプレクサSW1に入力されると、オペアンプ5が選択される。これにより、入力バッファ10に入力された入力信号がオペアンプ5を介して、入力バッファに入力された極性がそのまま維持され、(−)の極性の入力信号が積分回路12に入力され、入力信号に係る電荷がコンデンサC1に蓄積される。
サンプリング開始時刻T1の入力信号の積分値は先の第1のサンプリング期間T1の終了時にメモリ23に記憶されているため、ここでは、サンプリング終了時刻T2の積分値のみが後のA/D変換器13を介して演算処理部14のメモリ23に記憶される。そして、CPU21によりサンプリング終了時刻T2における積分値とサンプリング開始時刻T1における積分値との差分値が算出され、第2のサンプリング期間T2での入力信号はその極性が維持され(−)となっているので、差分値に(−)の極性が乗じられた結果がサンプリング値として出力される。以下、第3のサンプリング期間T3移行に対しても同様にサンプリング処理が行われる。
このように、積分回路12では、演算処理部14が、サンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に入力信号の極性を交互に反転させるように極性切替部11を制御するので、連続するサンプリング期間においては、積分回路12における積分方向が反転する。つまり、積分回路12では、連続するサンプリング期間において、交互に積分方向が反転するので、積分回路における飽和を回避することができ、単位サンプリング期間毎にリセットを行う必要がなく、高速にかつ連続的なサンプリングを行うことができる。
また、サンプリング期間毎にリセットを行うための回路構成を要しないため、サンプリング回路全体として部品点数を削減することができ回路構成を簡易にすることができる。さらに、サンプリング期間の終了と次のサンプリング期間の開始とを一致させることで、不感時間を短くした連続的なサンプリングを行うことができる。
また、本実施形態に係るサンプリング回路は、例えば、レーザ走査型顕微鏡に適用することができ、この場合には、入力信号として、標本からの戻り光等を検出するPD(フォトダイオード)、PMT(光電子増倍管)、または、APD(アバランシェ・フォトダイオード)などの光電変換装置からの電流信号がサンプリング回路に入力される。そして、積分回路12では、コンデンサC1に1画素分の電荷を蓄積、つまり、画素毎に入力信号を時間で積分し、コンデンサC1に蓄積される電荷の量に応じた積分値を出力する。
本実施形態に係るサンプリング回路をレーザ走査型顕微鏡に適用する場合、積分回路から出力される積分値を、当該積分値に対応するサンプリング期間の時間で正規化することで、サンプリング期間の変動による影響を抑制することができるので好ましい。
レーザ走査型顕微鏡において、レーザを機械的な共振運動を利用した走査手段を用いて走査して縦1画素ごとに横方向にライン走査する場合、各サンプリング期間が常に一定とは限らない。つまり、1ラインの中央付近では走査速度が速く、両端では遅くなり、走査速度にバラつきが生じる。このため、1画素当たりの操作時間も場所によって異なることとなり、画像の中央付近では短く、端ほど長い値となり、単に積分値から画像化を行うと、位置による濃淡が発生してしまう。そこで、上述のように積分値に対応するサンプリング期間の時間で正規化することでサンプリング期間の変動による影響を抑制することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係るサンプリング回路について図面を参照して説明する。本実施形態に係るサンプリング回路では、上記した第1の実施形態に係るサンプリング回路における極性切替部11と、積分回路12の構成が異なっている。また極性切替部11に対して、演算処理部14からの制御信号をローカル信号に変換するローカル信号発生器28を備えている。
以下の説明において、上記した第1の実施形態に係るサンプリング回路と同一の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、極性切替部11は、反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)と出力端子とを有する非反転増幅回路としてのオペアンプ5及びローカル信号に従ってオペアンプ5に入力される入力信号の極性を切替えるダブルバランスドミキサ(以下、「DBM」という)25を備えている。DBM25では、演算処理部14のCPU21からローカル信号発生器を介して入力されたローカル信号が、ローレベルである場合に入力信号の極性を反転させ、ハイレベルである場合に入力信号の極性を維持するようになっている。
なお、ローカル信号発生器28から出力されるローカル信号は、CPU21から出力された制御信号を、CPU21とDBM25との間に設けられたローカル信号発生回路28において、当該制御信号に従って変換したものである。つまり、CPU21からの制御信号に従って、ローカル信号発生器28において、制御信号をローカル信号に変換してDBM25に出力する。
積分回路12は、増幅回路として機能するオペアンプ16と、入力信号に応じた電荷を蓄積するコンデンサC1と、オペアンプ16の入力側に設けられ入力信号としての電圧信号をコンデンサC1に蓄積するための電荷信号に変換するための抵抗R3と、オペアンプ16のオフセットによる飽和を防止するための抵抗R4と、積分回路12をリセットするリセットスイッチSW2とを備えている。
なお、コンデンサC1と抵抗R4との積は、入力信号の周波数帯域の逆数や積分期間よりも十分に大きい値となるように構成する。また、本実施形態における積分回路12は、(+)の入力に対してマイナス方向の積分を行うようになっているので、本実施形態においては、オペアンプ6から出力された入力信号の極性を(+)、オペアンプ5から出力された入力信号の極性を(−)と定義する。
オペアンプ16は、反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)と出力端子とを備えている。コンデンサC1及びリセットスイッチSW2は、オペアンプ16の反転入力端子(−)と出力端子との間に並列に接続されている。オペアンプ16の非反転入力端子(+)は接地されている。
以下、このように構成されたサンプリング回路の作用について説明する。
本実施形態に係るサンプリング回路によりサンプリングを行う場合、まず、電流信号等の入力信号が、入力バッファ10を介して極性切替部11に入力される。
演算処理部14のCPU21からサンプリング周期に同期させて制御信号が出力され、当該制御信号がローカル信号発生器28によりローカル信号に変換されて極性切替部11に入力される。同時に極性切替部11では、入力信号がDBM25に入力され、ローカル信号に応じた極性となった入力信号がDBM25から積分回路12に出力される。
DBM25から出力された入力信号が積分回路12に入力されると、抵抗R3により、入力信号がコンデンサC1に蓄積されるための電荷に変換され、入力信号に応じた電荷がコンデンサC1に蓄積される。コンデンサC1に蓄積されている電荷の量に応じた入力信号の積分値がオペアンプ16の出力端子からA/D変換器13へと出力される。
コンデンサC1に単位サンプリング期間分の電荷が蓄積されると、サンプリング期間の終了時刻Tn+1の入力信号の積分値がメモリ23に記憶され、CPU21から、次のサンプリング期間の開始に同期して、次のサンプリング期間のための制御信号がローカル信号発生器28に出力される。このときCPU21から出力される制御信号は、先のサンプリング期間における極性と反対の極性となるような制御信号となる。
従って、連続するサンプリング期間において積分回路12には交互に反対の極性の入力信号が入力される。これにより、サンプリング回路において、積分回路12における積分方向がサンプリング期間毎に反転し、この積分方向の反転が繰り返される。
A/D変換器13においては、CPU21の制御により、積分回路12から入力される入力信号の積分値がA/D変換され、A/D変換された入力信号の積分値が演算処理部14へ出力される。演算処理部14においては、A/D変換器13から出力された入力信号の積分値のうち、単位サンプリング期間の開始時刻Tnと終了時刻Tn+1との差分を演算する。
ここで、本実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、連続したサンプリング期間において、先のサンプリング期間の終了時刻と次のサンプリング期間の開始時刻を同一の時刻としている。つまり、第nのサンプリング期間の終了時刻と、第n+1のサンプリング期間の開始時刻が同一時刻となっている。従って、常にサンプリング期間の開始時刻又は終了時刻をメモリ23に記憶しておくことで、単位サンプリング期間の開始時刻と終了時刻との差分値を演算することができる。
そして、CPU21により、差分値が算出されると、差分値に当該サンプリング期間における入力信号の極性を乗じたサンプリング値が出力される。
具体的には、図4に示すように、第1のサンプリング期間T1において、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T1の開始のタイミングで、CPU21からローレベルの制御信号がローカル信号発生器28に入力され、これに応じてローレベルのローカル信号がDBM25に入力される。これにより、DBM25では、入力バッファ10に入力された入力信号を反転させて(+)の入力信号として積分回路12に出力する。積分回路12では、サンプリング期間T1に入力された入力信号に係る電荷がコンデンサC1に蓄積される。
サンプリング開始時刻T0の入力信号の積分値とサンプリング終了時刻T1の積分値とが後のA/D変換器13を介して演算処理部14のメモリ23に記憶され、CPU21によりサンプリング終了時刻T1における積分値とサンプリング開始時刻T0における積分値との差分値が算出される。ここで、サンプリング期間T1では、入力信号の極性が反転されて(+)となっているので、積分値の差分がそのままサンプリング値となり、出力される。
続いて、次の第2のサンプリング期間T2において、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T2の開始のタイミングで、CPU21からハイレベルの制御信号がローカル信号発生器28に入力され、これに応じてハイレベルのローカル信号がDBM25に入力される。これにより、入力バッファ10に入力された入力信号の極性がDBM25においてそのまま維持され、(−)の極性の入力信号が積分回路12に入力され、入力信号に係る電荷がコンデンサC1に蓄積される。
サンプリング開始時刻T2の入力信号の積分値は先の第1のサンプリング期間T1の終了時にメモリ23に記憶されているため、ここでは、サンプリング終了時刻T2の積分値のみが後のA/D変換器13を介して演算処理部14のメモリ23に記憶される。そして、CPU21によりサンプリング終了時刻T2における積分値とサンプリング開始時刻T1における積分値との差分値が算出され、第2のサンプリング期間T2での入力信号はその極性が維持され(−)となっているので、差分値に(−)の極性が乗じられた結果がサンプリング値として出力される。以下、第3のサンプリング期間T3移行に対しても同様にサンプリング処理が行われる。
なお、リセットスイッチSW2は、サンプリング回路への電源投入時や、連続的なサンプリングを行う際にサンプリングの開始に先立って積分回路の電荷の偏りを除去するために用いることができ、単位サンプリング期間に都度適用する必要はない。
このように、積分回路12では、演算処理部14が、サンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に入力信号の極性を交互に反転させるように極性切替部11を制御するので、連続するサンプリング期間においては、積分回路12における積分方向が反転する。つまり、積分回路12では、連続するサンプリング期間において、交互に積分方向が反転するので、積分回路における飽和を回避することができ、単位サンプリング期間毎にリセットを行う必要がなく、高速にかつ連続的なサンプリングを行うことができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態に係るサンプリング回路について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るサンプリング回路は、図5に示すように、上述した第2の実施形態における入力バッファ10と極性切替部11と積分回路12とからなる系統A,Bを2つ有し、これらの2系統の積分回路を演算処理部14で制御する構成となっている。
つまり、入力信号を2つの入力バッファ10A,10Bに夫々入力し、2系統の各DBM25A,DBM25Bに入力するローカル信号の入力タイミングを1サンプリング期間だけずらし、2系統の積分回路を交互に用いることで、ローカル信号の遷移期間によるサンプリング回路の不感時間を除去している。
以下の説明において、上記した第1の実施形態及び第2の実施形態に係るサンプリング回路と同一の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
以下、本実施形態に係るサンプリング回路の作用について説明する。
本実施形態に係るサンプリング回路によりサンプリングを行う場合、まず、電流信号等の入力信号が、入力バッファ10A,10Bを介して極性切替部11A,11Bに夫々入力される。
演算処理部14のCPU21から各系統A,B毎にサンプリング周期に同期させて制御信号が出力され、当該制御信号がローカル信号発生器28A,28Bによりローカル信号に変換されて極性切替部11A,11Bに入力される。同時に極性切替部11A,11Bでは、入力信号がDBM25A,25Bに入力され、オペアンプ5A,5Bを介してローカル信号に応じた極性となった入力信号が積分回路12A,12Bに出力される。
DBM25A,25Bから出力された入力信号が積分回路12A,12Bに入力されると、抵抗R3A,R3Bにより、入力信号がコンデンサC1A,C1Bに蓄積されるための電荷に変換され、入力信号に応じた電荷がコンデンサC1A,C1Bに蓄積される。コンデンサC1A,C1Bに蓄積されている電荷の量に応じた入力信号の積分値がオペアンプ16A,16Bの出力端子からA/D変換器13A,13Bへと出力される。
コンデンサC1A,C1Bに単位サンプリング期間分の電荷が蓄積されると、サンプリング期間の終了時刻Tn+1の入力信号の積分値がメモリ23に記憶され、CPU21から、次のサンプリング期間の開始に同期して、次のサンプリング期間のための制御信号がローカル信号発生器28A,28Bに出力される。このときCPU21から出力される制御信号は、先のサンプリング期間における極性と反対の極性となるような制御信号または遷移中の信号となる。
従って、連続するサンプリング期間において積分回路12A,12Bには交互に反対の極性の入力信号が入力される。これにより、サンプリング回路において、積分回路12A,Bにおける積分方向がサンプリング期間毎に反転し、この積分方向の反転が繰り返される。
A/D変換器13A,13Bにおいては、CPU21の制御により、積分回路12A,12Bから入力される入力信号の積分値がA/D変換され、A/D変換された入力信号の積分値が演算処理部14へ出力される。演算処理部14においては、A/D変換器13A,13Bから出力された入力信号の積分値のうち、単位サンプリング期間の開始時刻Tnと終了時刻Tn+1との差分を演算する。
ここで、本実施形態においても、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、連続したサンプリング期間において、先のサンプリング期間の終了時刻と次のサンプリング期間の開始時刻を同一の時刻としている。つまり、第nのサンプリング期間の終了時刻と、第n+1のサンプリング期間の開始時刻が同一時刻となっている。従って、常にサンプリング期間の開始時刻又は終了時刻をメモリ23に記憶しておくことで、単位サンプリング期間の開始時刻と終了時刻との差分値を演算することができる。
そして、CPU21により、差分値が算出されると、差分値に当該サンプリング期間における入力信号の極性を乗じたサンプリング値が出力される。
具体的には、図6に示すように、第1のサンプリング期間T1において、系統Aでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T1の開始のタイミングで、CPU21からローレベルの制御信号がローカル信号発生器28Aに入力され、これに応じてローレベルのローカル信号がDBM25Aに入力される。これにより、DBM25Aでは、入力バッファ10Aに入力された入力信号を反転させて(+)の入力信号として積分回路12Aに出力する。積分回路12Aでは、サンプリング期間T1に入力された入力信号に係る電荷がコンデンサC1Aに蓄積される。
サンプリング開始時刻T0の入力信号の積分値とサンプリング終了時刻T1の積分値とが後のA/D変換器13Aを介して演算処理部14のメモリ23に記憶され、CPU21によりサンプリング終了時刻T1における積分値とサンプリング開始時刻T0における積分値との差分値が算出される。ここで、サンプリング期間T1では、入力信号の極性が反転されて(+)となっているので、積分値の差分がそのままサンプリング値となり、出力される。
このとき、系統Bでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T1の開始のタイミングで、CPU21からローカル信号をハイレベルからローレベルへ遷移させるための制御信号がローカル信号発生器28Bに入力され、遷移中のローカル信号がDBM25Bに入力される。ローカル信号が遷移中である場合の積分回路における積分値は、サンプリング期間T1の終了時の積分値がメモリ23に記憶されるのみで、演算処理部14における差分値算出等の演算はなされない。
続いて、次の第2のサンプリング期間T2において、系統Aでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T2の開始のタイミングで、CPU21からローカル信号をローレベルからハイレベルへ遷移させるための制御信号がローカル信号発生器28Aに入力され、遷移中のローカル信号がDBM25Aに入力される。ローカル信号が遷移中である場合の積分回路における積分値は、サンプリング期間T2の終了時の積分値がメモリ23に記憶されるのみで、演算処理部14における差分値算出等の演算はなされない。
系統Bでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T2の開始のタイミングで、CPU21からローレベルの制御信号がローカル信号発生器28Bに入力され、これに応じてローレベルのローカル信号がDBM25Bに入力される。これにより、DBM25Bでは、入力バッファ10Bに入力された入力信号を反転させて(+)の入力信号として積分回路12Bに出力する。積分回路12Bでは、サンプリング期間T2に入力された入力信号に係る電荷がコンデンサC1Bに蓄積される。
サンプリング終了時刻T2の積分値が後のA/D変換器13Aを介して演算処理部14のメモリ23に記憶され、CPU21によりサンプリング終了時刻T2における積分値とサンプリング開始時刻T1における積分値との差分値が算出される。ここで、サンプリング期間T2では、入力信号の極性が反転されて(+)となっているので、積分値の差分がそのままサンプリング値となり、出力される。
続いて、次の第3のサンプリング期間T3において、系統Aでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T3の開始のタイミングで、CPU21からハイレベルの制御信号がローカル信号発生器28Aに入力され、これに応じてハイレベルのローカル信号がDBM25Aに入力される。これにより、入力バッファ10Aに入力された入力信号の極性がDBM25Aにおいてそのまま維持され、(−)の極性の入力信号が積分回路12Aに入力され、入力信号に係る電荷がコンデンサC1Aに蓄積される。
サンプリング開始時刻T3の入力信号の積分値は先の第2のサンプリング期間T2の終了時にメモリ23に記憶されているため、ここでは、サンプリング終了時刻T3の積分値のみが後のA/D変換器13Aを介して演算処理部14のメモリ23に記憶される。そして、CPU21によりサンプリング終了時刻T3における積分値とサンプリング開始時刻T2における積分値との差分値が算出され、第3のサンプリング期間T3での入力信号はその極性が維持され(−)となっているので、差分値に(−)の極性が乗じられた結果がサンプリング値として出力される。
一方、系統Bでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T3の開始のタイミングで、CPU21からローカル信号をローレベルからハイレベルへ遷移させるための制御信号がローカル信号発生器28Bに入力され、遷移中のローカル信号がDBM25Bに入力される。ローカル信号が遷移中である場合の積分回路における積分値は、サンプリング期間T3の終了時の積分値がメモリ23に記憶されるのみで、演算処理部14における差分値算出等の演算はなされない。
次の第4のサンプリング期間T4において、系統Aでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T4の開始のタイミングで、CPU21からローカル信号をハイレベルからローレベルへ遷移させるための制御信号がローカル信号発生器28Aに入力され、遷移中のローカル信号がDBM25Aに入力される。ローカル信号が遷移中である場合の積分回路における積分値は、サンプリング期間T4の終了時の積分値がメモリ23に記憶されるのみで、演算処理部14における差分値算出等の演算はなされない。
一方、系統Bでは、サンプリング周期に同期させて、つまり、サンプリング期間T4の開始のタイミングで、CPU21からハイレベルの制御信号がローカル信号発生器28Bに入力され、これに応じてハイレベルのローカル信号がDBM25Bに入力される。これにより、入力バッファ10Bに入力された入力信号の極性がDBM25Bにおいてそのまま維持され、(−)の極性の入力信号が積分回路12Bに入力され、入力信号に係る電荷がコンデンサC1Bに蓄積される。
サンプリング開始時刻T4の入力信号の積分値は先の第3のサンプリング期間T3の終了時にメモリ23に記憶されているため、ここでは、サンプリング終了時刻T4の積分値のみが後のA/D変換器13Aを介して演算処理部14のメモリ23に記憶される。そして、CPU21によりサンプリング終了時刻T4における積分値とサンプリング開始時刻T3における積分値との差分値が算出され、第4のサンプリング期間T4での入力信号はその極性が維持され(−)となっているので、差分値に(−)の極性が乗じられた結果がサンプリング値として出力される。
第5のサンプリング期間T5以降に対しても同様にサンプリング処理が行われる。
なお、リセットスイッチSW2A,SW2Bは、サンプリング回路への電源投入時や、連続的なサンプリングを行う際にサンプリングの開始に先立って積分回路の電荷の偏りを除去するために用いることができ、単位サンプリング期間に都度適用する必要はない。
このように、積分回路12A,12Bでは、演算処理部14が、サンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に入力信号の極性を交互に反転させるように極性切替部11を制御するので、連続するサンプリング期間においては、積分回路12A,12Bにおける積分方向が反転する。つまり、積分回路12A,12Bでは、連続するサンプリング期間において、交互に積分方向が反転するので、積分回路における飽和を回避することができ、単位サンプリング期間毎にリセットを行う必要がなく、高速にかつ連続的なサンプリングを行うことができる。
また、積分回路の系統を複数設けたので、ローカル信号の遷移による不感時間を除去することができる。
10 入力バッファ(入力部)
11 極性切替部
12 積分回路
13 A/D変換器
14 演算処理部(演算部、制御部)

Claims (4)

  1. 入力信号の極性の反転又は非反転を切替えて出力する極性切替部と、
    サンプリング周期に同期させて、サンプリング期間毎に前記入力信号の極性を交互に反転させるように前記極性切替部を制御する制御信号を出力する制御部と、
    前記極性切替部の出力信号を積分して積分値を出力する積分回路と、
    該積分回路から出力された積分値のうち、所定のサンプリング期間毎に該サンプリング期間の開始時の積分値と該サンプリング期間の終了時の積分値との差分値を計算し、更に前記極性切替部により設定された極性に応じた符号を前記差分値に乗じたサンプリング値を演算する演算部と、を備え、レーザ走査型顕微鏡に用いられるサンプリング回路。
  2. 前記極性切替部及び前記積分回路を少なくとも2以上備え、連続するサンプリング期間において互いに異なる前記積分回路を適用して積分値を出力する請求項1記載のサンプリング回路。
  3. 前記積分回路から出力される積分値を、当該積分値に対応するサンプリング期間の時間で正規化する請求項1又は請求項2記載のサンプリング回路。
  4. 前記積分回路をリセットするリセット部を備えた請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のサンプリング回路。
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