JP6485907B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
タイヤは、リムに装着される。この装着では、タイヤのビードの部分が、リムに嵌め合わされる。リムにおいて、ビードの部分が嵌め合わされる部分はビードシートと称される。このビードシートにおける外径に基づいて、リムのリム径が表される。
タイヤの形状は通常、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。一方のサイドウォールからビードに至るまでの部分(以下、第一サイド部)の長さは、他方のサイドウォールからビードに至るまでの部分(以下、第二サイド部)の長さと同等である。このタイヤが装着されるリムにおいては、左右のリム径は同じである。
高速道路網の発達、そして、車輌の高性能化が進んでいる。車輌は、高速で長時間走行する傾向にある。タイヤは、車輌の性能を路面に伝達する役割を担っている。このタイヤでは、操縦安定性、乗り心地及び高速耐久性の向上に重点を置いた開発が進められている。このタイヤとしては、大きな断面幅と小さな断面高さとを有するタイヤ、すなわち、低い偏平率を有するタイヤが主流である。
タイヤによる燃費への影響を抑え、環境に配慮しようとする動きがある。この動きにおいては、材料又は構造面から、例えば、小さな転がり抵抗を有するタイヤの開発が進められている。
ラベリング制度が導入されたこともあり、タイヤの選定に際し、転がり抵抗を重視するユーザーは多い。タイヤが小さな転がり抵抗を有することが当たり前のように考えられる時代が、到来している。
大きな断面幅を有するタイヤでは、小さな断面幅を有するタイヤと比較して、空気抵抗は大きい。大きな断面幅を有するタイヤは、転がり抵抗の低減に不利である。転がり抵抗のさらなる低減のためには、小さな断面幅を有するタイヤが有利である。
小さな断面幅を有するタイヤでは、大きな断面幅を有するタイヤと比較して、路面との接地幅が小さい。このため、このタイヤでは、操縦安定性が低下する恐れがある。
グリップ力の向上に寄与するゴム組成物をトレッドに適用すれば、操縦安定性の低下を抑えることができる。しかしこのゴム組成物は、転がり抵抗を増加させる恐れがある。この場合、小さな断面幅を採用したことにより得られるメリットが薄れてしまう。
補強部材を追加してタイヤの剛性を上げれば、操縦安定性の低下を抑えることができる。しかし補強部材の追加は、転がり抵抗を増加させる恐れがある。この場合においても、小さな断面幅を採用したことにより得られるメリットが薄れてしまう。このように、転がり抵抗のさらなる低減を図るのは難しい状況にある。
図5には、従来タイヤ2の一例が示されている。図5において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。
このタイヤ2は、リム16に組み込まれている。左右のビードの部分6はそれぞれ、リム16のビードシート8に嵌め合わされている。第一サイド部のビードの部分6a(第一ビード部6a)は、第一ビードシート8a(第一シート8a)に嵌め合わされている。第二サイド部のビードの部分6b(第二ビード部6b)は、第二ビードシート8b(第二シート8b)に嵌め合わされている。
図5から明らかなように、このタイヤ2では、第一サイド部10aは第二サイド部10bよりも長い。このため、このタイヤ2が装着されるリム16においては、第一シート8aにおけるリム径は第二シート8bにおけるリム径よりも小さい。このタイヤ2は、異径ビードタイプである。この異径ビードタイプのタイヤに関する検討例が、例えば、特開平06−092104号公報及び特開平05−139109号公報に開示されている。
タイヤ2の性能のうち、操縦安定性と乗り心地とは互いに相反する性能として理解されている。操縦安定性を改善すると乗り心地が悪化する。乗り心地を改善すれば操縦安定性が悪化する。操縦安定性と乗り心地とを両立させるのは難しい。操縦安定性及び乗り心地の両立の観点から、異径ビードタイプのタイヤの採用を検討することがある。
特開平06−092104号公報 特開平05−139109号公報
前述したように、転がり抵抗のさらなる低減を図るのは難しい状況にある。転がり抵抗のさらなる低減のために、異径ビードタイプのタイヤも含めた検討が求められている。
図6には、図5のタイヤ2の接地面12の様子が示されている。この図6において、上下方向はタイヤ2の周方向に相当する。左右方向は、このタイヤ2の軸方向に相当する。紙面に対して垂直な方向は、このタイヤ2の半径方向に相当する。この紙面において、左側はタイヤ2の小径側であり、右側はこのタイヤ2の大径側である。
図6に示されているように、異径ビードタイプのタイヤ2では、接地面12が非対称な形状を有することがある。この接地面12の大径側においては、接地面12の長さが軸方向外側に向かって長くなる様相を呈している。この接地面12の形状は特異である。
図6に示されているように、異径ビードタイプのタイヤ2では、矢印Aで示されている箇所において、高い接地圧を観測することがある。この接地面12における接地圧分布には、局所的に接地圧が高い部分が含まれている。このタイヤ2では、接地面12の形状だけでなく、接地圧分布も特異である。このタイヤ2の接地面12は、特異である。
特異な接地面12は、摩耗を促す。異径ビードタイプのタイヤ2には、耐摩耗性が低下する恐れがある。
本発明の目的は、耐摩耗性の低下を抑えつつ、転がり抵抗の低減及び操縦安定性の向上が達成された空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、195mm以下の断面幅を有し、リムに装着して使用する。上記タイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、上記トレッドの第一端から半径方向略内向きに延びる第一サイドウォールと、半径方向において上記第一サイドウォールよりも内側に位置する第一ビードと、上記トレッドの第二端から半径方向略内向きに延びる第二サイドウォールと、半径方向において上記第二サイドウォールよりも内側に位置する第二ビードと、上記第一サイドウォール、上記トレッド及び上記第二サイドウォールの内側に沿って、上記第一ビードと上記第二ビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドの半径方向内側において上記カーカスと積層されたベルトと、上記ベルトと上記トレッドとの間に位置しており、かつ上記ベルトを覆うバンドとを備えている。上記バンドは第一本体と第二本体とを備えている。上記第一本体の第二端は、軸方向においてこのタイヤの中心を表す基準面と上記ベルトの第二端との間に位置している。この第一本体の第二端から上記トレッドの第一端に向かって、この第一本体は延在している。上記第二本体の第一端は、軸方向において上記基準面と上記ベルトの第二端との間に位置している。この第二本体の第一端から上記トレッドの第二端に向かって、この第二本体は延在している。上記第一本体は、有機繊維からなる第一コードとトッピングゴムとからなる。上記第二本体は、炭素繊維からなる第二コードとマトリクス樹脂とからなる。上記リムが、上記第一ビードの部分が嵌め合わされる第一シートと、上記第二ビードの部分が嵌め合わされる第二シートとを備えており、上記第一シートにおけるこのリムのリム径を第一リム径とし、上記第二シートにおけるこのリムのリム径を第二リム径としたとき、このタイヤにおける上記第二リム径の呼びは上記第一リム径の呼びよりも大きい。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記ベルトの第二端から上記第二本体の第一端までの軸方向長さの、このベルトの軸方向幅に対する比は、0.2以上0.3以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記第二リム径の呼びと上記第一リム径の呼びとの差は1インチ以上3インチ以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記第一リム径の呼びは17インチ以上19インチ以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記第一コードはアラミド繊維からなる。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記第二コードの引張弾性率は200GPa以上400GPa以下である。
本発明に係る空気入りタイヤでは、断面幅は195mm以下である。このタイヤの断面幅は小さい。小さな断面幅は、空気抵抗及び接地面の面積の低減に寄与する。このタイヤでは、転がり抵抗の低減が達成される。
このタイヤは、異径ビードタイプである。このタイヤは、その大径側が小径側に引っ張られるように膨張する。タイヤの基準面は小径側にシフトし、大径側に位置する第二サイドウォールから第二ビードに至るまでの部分は立ち上がる。これにより、大径側におけるカーカスは概ね半径方向に沿うように延在する。このカーカスのプロファイルは、タイヤの支持に効果的に寄与する。横剛性が増加するので、このタイヤでは、小さな断面幅を採用しているにもかかわらず、操縦安定性の向上が達成される。
しかもこのタイヤでは、バンドの第二本体が炭素繊維強化プラスチックからなる。この第二本体は、第二サイドウォールから第二ビードに至るまでの部分の動きを効果的に拘束する。この部分による接地面の形状及び接地圧への影響が抑えられるので、このタイヤでは、特異な接地面の形成が防止される。このタイヤでは、図6に示された接地圧分布を有する従来タイヤで認められるような、摩耗が抑えられる。言い換えれば、このタイヤでは、耐摩耗性の低下が抑えられる。
本発明によれば、耐摩耗性の低下を抑えつつ、転がり抵抗の低減及び操縦安定性の向上が達成された空気入りタイヤが得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのバンドの一部が示された断面図である。 図3は、空気が充填された状態での図1のタイヤの輪郭が示された模式図である。 図4は、図1のタイヤの接地面の様子が示されたグラフである。 図5は、従来の空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図6は、図5のタイヤの接地面の様子が示されたグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ14がリム16と共に示されている。図1において、上下方向がタイヤ14の半径方向であり、左右方向がタイヤ14の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ14の周方向である。図1において、一点鎖線CLは半径方向に延びる。この一点鎖線CLは、このタイヤ14の軸方向中心に位置している。この一点鎖線CLは、この図1に示されたタイヤ14の軸方向中心を表す基準面である。本発明において、基準面CLは、後述するモールドのキャビティ面に基づいて決められる。図1から明らかなように、このタイヤ14の形状は基準面CLに対して非対称である。
タイヤ14において、その半径方向高さが最大となる位置を通る面は赤道面とも称される。この赤道面は、前述の基準面CLと平行である。図1において、基準面CLは、タイヤ14の半径方向高さが最大となる位置を通る。この図1に示された断面においては、基準面CLはタイヤ14の赤道面でもある。
このタイヤ14は、トレッド18、一対のサイドウォール20、一対のクリンチ22、一対のビード24、カーカス26、ベルト28、バンド30、インナーライナー32及び一対のチェーファー34を備えている。このタイヤ14は、チューブレスタイプである。このタイヤ14は、乗用車用である。
トレッド18は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド18の外面は、路面と接地するトレッド面36を形成する。トレッド18には、溝38が刻まれている。この溝38により、トレッドパターンが形成されている。トレッド18は、ベース層40とキャップ層42とを有している。キャップ層42は、ベース層40の半径方向外側に位置している。キャップ層42は、ベース層40に積層されている。ベース層40は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層40の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層42は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。図1において符号PT1は、このトレッド18の一方の軸方向外端(第一端)を表している。符号PT2は、このトレッド18の他方の軸方向外端(第二端)を表している。
一対のサイドウォール20のうち一方のサイドウォール20a(第一サイドウォール20a)は、トレッド18の第一端PT1から半径方向略内向きに延びている。他方のサイドウォール20b(第二サイドウォール20b)は、トレッド18の第二端PT2から半径方向略内向きに延びている。
それぞれのサイドウォール20の半径方向外側部分は、トレッド18と接合されている。このサイドウォール20の半径方向内側部分は、クリンチ22と接合されている。このサイドウォール20は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール20は、カーカス26の損傷を防止する。
一対のクリンチ22のうち一方のクリンチ22a(第一クリンチ22a)は、第一サイドウォール20aの半径方向略内側に位置している。他方のクリンチ22b(第二クリンチ22b)は、第二サイドウォール20bの半径方向略内側に位置している。
それぞれのクリンチ22は、軸方向において、ビード24及びカーカス26よりも外側に位置している。このクリンチ22は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ22は、リム16のフランジ44と当接する。
一対のビード24のうち一方のビード24a(第一ビード24a)は、第一クリンチ22aの軸方向内側に位置している。第一ビード24aは、半径方向において、第一サイドウォール20aよりも内側に位置している。他方のビード24b(第二ビード24b)は、第二クリンチ22bの軸方向内側に位置している。第二ビード24bは、半径方向において、第二サイドウォール20bよりも内側に位置している。
それぞれのビード24は、内側パート46と外側パート48とを備えている。外側パート48は、軸方向において、内側パート46よりも外側に位置している。
それぞれの内側パート46は、内側コア50と内側エイペックス52とを備えている。詳細には、内側パート46は内側コア50及び内側エイペックス52から構成されている。
内側コア50は、リング状である。図示されていないが、内側コア50は巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。内側エイペックス52は、架橋ゴムからなる。内側エイペックス52は、内側コア50を覆い、かつ、この内側コア50から半径方向略外向きに延在している。内側エイペックス52の半径方向外側部分は、先細りな形状を呈している。
それぞれの外側パート48は、外側コア54と外側エイペックス56とを備えている。詳細には、外側パート48は外側コア54及び外側エイペックス56から構成されている。
外側コア54は、リング状である。図示されていないが、外側コア54は巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。外側エイペックス56は、架橋ゴムからなる。外側エイペックス56は、外側コア54を覆い、かつ、この外側コア54から半径方向略外向きに延在している。外側エイペックス56の半径方向外側部分は、先細りな形状を呈している。
このタイヤ14では、それぞれのビード24の半径方向内側部分では、内側エイペックス52は外側エイペックス56と接合している。この部分において、内側エイペックス52と外側エイペックス56とは一体的に形成されている。
カーカス26は、カーカスプライ58を備えている。このタイヤ14のカーカス26は、一枚のカーカスプライ58からなる。このカーカス26が2枚以上のカーカスプライ58から形成されてもよい。
カーカスプライ58は、第一ビード24aと第二ビード24bとの間に架け渡されている。カーカスプライ58は、第一サイドウォール20a、トレッド18及び第二サイドウォール20bの内側に沿って延在している。図示されていないが、カーカスプライ58は並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが基準面CLに対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス26はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。高い剛性を有するカーカス26が得られるとの観点から、このコードとしては、アラミド繊維がより好ましい。このカーカス26は、軽量化及び転がり抵抗の低減に寄与する。
このタイヤ14では、ビード24の内側パート46は軸方向においてカーカスプライ58の内側に位置している。外側パート48は、軸方向において、このカーカスプライ58の外側に位置している。詳細には、カーカスプライ58の端部は内側パート46と外側パート48との間に挟まれている。前述したように、ビード24の半径方向内側部分において、内側エイペックス52と外側エイペックス56とは一体的に形成されている。このタイヤ14では、カーカスプライ58は従来のタイヤのようにビード24の周りにて折り返されていない。本発明においては、図1に示されているタイヤ14のように、端部が内側パート46と外側パート48との間に挟まれたカーカスプライ58から構成されたカーカス26の構造を「インサート構造」と称することがある。図示されていないが、従来のタイヤのように、カーカス26がビード24の周りにて折り返されたカーカスプライ58を有している場合には、このカーカス26の構造を「折り返し構造」と称することがある。
ベルト28は、トレッド18の半径方向内側に位置している。ベルト28は、カーカス26と積層されている。ベルト28は、カーカス26を補強する。ベルト28は、内側層60及び外側層62からなる。図1から明らかなように、軸方向において、内側層60の幅は外側層62の幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側層60及び外側層62のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、基準面CLに対して傾斜している。傾斜角度の一般的な絶対値は、10°以上35°以下である。内側層60のコードの基準面CLに対する傾斜方向は、外側層62のコードの基準面CLに対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。ベルト28の軸方向幅は、タイヤ14の最大幅の0.7倍以上が好ましい。ベルト28が、3以上の層を備えてもよい。
バンド30は、ベルト28の半径方向外側に位置している。バンド30は、半径方向において、ベルト28とトレッド18との間に位置している。軸方向において、バンド30の幅はベルト28の幅よりも大きい。バンド30は、ベルト28を覆っている。このタイヤ14では、バンド30は第一本体64と第二本体66とを備えている。図1から明らかなように、軸方向において、第二本体66は第一本体64よりもトレッド18の第二端PT2の側に位置している。第一本体64は、軸方向において、第二本体66よりもトレッド18の第一端PT1の側に位置している。このタイヤ14のバンド30は、第一本体64及び第二本体66で構成されている。
このタイヤ14では、第一本体64の第二端68は、軸方向において、基準面CLとベルト28の第二端70との間に位置している。この第一本体64は、その第二端68からトレッド18の第一端PT1に向かってベルト28に沿って延在している。第二本体66の第一端72は、軸方向において、基準面CLとベルト28の第二端70との間に位置している。この第二本体66は、その第一端72からトレッド18の第二端PT2に向かってベルト28に沿って延在している。このタイヤ14では、第一本体64と第二本体66との境界部分74は、軸方向において、基準面CLとベルト28の第二端70との間に位置している。この境界部分74において、第一本体64の第二端68が第二本体66の第一端72よりも軸方向外側に位置してもよい。言い換えれば、第二本体66の第一端72が第一本体64の第二端68よりも軸方向内側に位置してもよい。第一本体64と第二本体66との間に隙間が設けられてもよいが、この場合は、バンド30の剛性に特異な部分が形成されないよう、この隙間は調整される。特異な接地面12の形成防止の観点から、図1に示されているように、軸方向において、第一本体64の第二端68の位置と第二本体66の第一端72の位置とが一致するように、このバンド30が構成されるのが好ましい。
図2には、図1に示されたバンド30の第一本体64と第二本体66との境界部分74が拡大して示されている。この図2において、上下方向がタイヤ14の半径方向であり、左右方向がタイヤ14の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ14の周方向である。
このタイヤ14では、第一本体64は第一コード76とトッピングゴム78とからなる。第一コード76は、螺旋状に巻かれている。言い換えれば、第一本体64は螺旋状に巻かれた第一コード76を含んでいる。この第一本体64は、いわゆるジョイントレス構造を有する。第一コード76は、実質的に周方向に延びている。周方向に対する第一コード76の角度は、5°以下、さらには2°以下である。この第一コード76によりベルト28が拘束されるので、ベルト28のリフティングが抑制される。
このタイヤ14では、第一コード76は有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。適度な剛性を有する第一本体64が得られるとの観点から、この第一コード76としては、アラミド繊維からなるコードがより好ましい。この第一本体64は、軽量化及び転がり抵抗の低減に寄与する。
図示されていないが、第一コード76は複数本の原糸を撚り合わせて構成される。第一コード76の剛性及び加工性の観点から、第一コード76を構成する原糸の本数は2本以上が好ましく、3本以下が好ましい。原糸を撚り合わせる回数としては、40回/10cm以上が好ましく、80回/10cm以下が好ましい。さらに第一コード76にアラミド繊維からなるコードを用いる場合には、第一コード76の剛性及び質量の観点から、この原糸の繊度は600dtex以上が好ましく、1700dtex以下が好ましい。この第一本体64における第一コード76の密度としては、40エンズ/5cm以上が好ましく、80エンズ/5cm以下が好ましい。
このタイヤ14では、第二本体66は第二コード80を含んでいる。この第二コード80は螺旋状に巻かれている。言い換えれば、第二本体66は螺旋状に巻かれた第二コード80を含んでいる。この第二本体66は、いわゆるジョイントレス構造を有する。第二コード80は、実質的に周方向に延びている。周方向に対する第二コード80の角度は、5°以下、さらには2°以下である。この第二コード80によりベルト28が拘束されるので、ベルト28のリフティングが抑制される。
このタイヤ14では、第二コード80は炭素繊維からなる。この炭素繊維としては、PAN系炭素繊維及びピッチ系炭素繊維が例示される。
このタイヤ14では、第二本体66は、第二コード80とマトリクス樹脂82とからなる。第二コード80は炭素繊維からなるので、この第二本体66では、多数の炭素繊維がマトリクス樹脂82に分散している。この第二本体66は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)からなる。マトリクス樹脂82としては、熱硬化型のエポキシ樹脂組成物が例示される。
本発明では、第二本体66のための炭素繊維強化プラスチックに特に制限はない。工業的に使用できる一般的な炭素繊維強化プラスチックをこの第二本体66のために用いることができる。
インナーライナー32は、カーカス26の内側に位置している。インナーライナー32は、カーカス26の内面に接合されている。インナーライナー32は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナー32の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー32は、タイヤ14の内圧を保持する。
一対のチェーファー34のうち一方のチェーファー34a(第一チェーファー34a)は、第一ビード24aの近傍に位置している。他方のチェーファー34b(第二チェーファー34b)は、第二ビード24bの近傍に位置している。タイヤ14がリム16に組み込まれると、それぞれのチェーファー34はリム16と当接する。この当接により、それぞれのビード24の近傍が保護される。この実施形態では、チェーファー34は、クリンチ22と一体である。従って、チェーファー34の材質はクリンチ22の材質と同じである。チェーファー34が、布とこの布に含浸したゴムとからなってもよい。
このタイヤ14は、リム16に装着し内部に空気を充填して使用する。このリム16としては、例えば、二つ割りリムが用いられる。このリム16は、一対のハーフリム84を備えている。一対のハーフリム84のうち一方のハーフリム84a(第一ハーフリム84a)は、ビードシート86a(第一シート86a)を備えている。他方のハーフリム84b(第二ハーフリム84b)は、別のビードシート86b(第二シート86b)を備えている。このリム16は、第一シート86aと第二シート86bとを備えている。第一シート86aには、第一ビード24aの部分(第一ビード部88a)が嵌め合わされる。第二シート86bには、第二ビード24bの部分(以下、第二ビード部88b)が嵌め合わされる。
図1から明らかなように、このタイヤ14では、第一サイドウォール20aから第一ビード24aに至るまでの部分(第一サイド部90a)は、第二サイドウォール20bから第二ビード24bに至るまでの部分(第二サイド部90b)の長さよりも大きな長さを有している。このため、第一シート86aにおけるリム16のリム径を第一リム径とし、第二シート86bにおけるこのリム16のリム径を第二リム径としたとき、第一リム径は第二リム径よりも小さい。このタイヤ14では、第一サイド部90aが位置する側が小径側であり、第二サイド部90bが位置する側が大径側である。したがってこのタイヤ14では、大径側のリム径の呼び(すなわち、第二リム径の呼びD2)は小径側のリム径の呼び(すなわち、第一リム径の呼びD1)よりも大きい。本発明において「リム径の呼び」は、JATMA規格における「タイヤの呼び」に含まれる「リム径の呼び」と同義である。
本発明において、タイヤ14が装着されるリム16の形状は、左右のリム径が同じ通常のリム(以下、正規リム)の形状と比べて特異である。このリム16は特殊である。本発明のタイヤ14のために、例えば、リム径の異なる、二つ割りタイプの正規リムを2つ準備し、一方の正規リムのハーフリムと、他方の正規リムのハーフリムとを組み合わせることで、このリム16を構成することができる。このようにして構成されたリム16は、2つの正規リムを組み合わせて構成しているので、本発明においては、正規リムに準じるリムとして、準正規リムとも称される。さらに本明細書において正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
以上説明されたタイヤ14は、次のようにして製造される。この製造方法では、中子が準備される。図示されていないが、この中子はトロイダル状の外面を備えている。
このタイヤ14の製造方法では、中子の外面においてインナーライナー32をはじめとする多数の要素が組み合わされて、ローカバー(未加硫タイヤ14)が得られる。この製造方法では、ローカバーは中子の外面において組み立てられる。
図示されていないが、この製造方法では、バンド30の第一本体64のために、テープ状の第一ストリップが準備される。この第一ストリップは、その幅方向に並列された複数本の第一コード76とトッピングゴム78とを含んでいる。第一本体64は、この第一ストリップを螺旋状に巻回すことにより形成される。さらにこの製造方法では、バンド30の第二本体66のために、テープ状の第二ストリップ(図示されず)が準備される。この第二ストリップは、プリプレグを裁断することにより得られる。このプリプレグでは、未硬化状態にあるマトリクス樹脂82に炭素繊維からなる第二コード80が分散している。第二本体66は、この第二ストリップを螺旋状に巻回すことにより形成される。
この製造方法では、ローカバーは中子とともにモールド(図示されず)に投入される。投入後、モールドは閉じられる。ローカバーの内面は、中子に当接している。ローカバーの外面は、モールドのキャビティ面と当接する。ローカバーは、モールドのキャビティ面と中子の外面とに挟まれて加圧される。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤ14が得られる。このように中子を用いたタイヤの製法は、中子工法とも称される。
前述したように、このタイヤ14の形状は基準面CLに対して非対称である。このタイヤ14の形状は、例えば、断面幅の呼びが同じで、偏平比の呼び及びリム径の呼びが異なる2つのタイヤを、それぞれの基準面において組み合わせることにより、構成することができる。具体的には、例えば、155/70R19の「タイヤの呼び」で表されるタイヤの形状でその小径側の形状を構成し、155/45R22の「タイヤの呼び」で表されるタイヤの形状でその大径側の形状を構成することにより、図1に示されたタイヤ14の形状を得ることができる。この場合、モールドのキャビティ面には、155/70R19の「タイヤの呼び」で表されるタイヤの外面と155/45R22の「タイヤの呼び」で表されるタイヤの外面とが反映される。中子の外面には、155/70R19の「タイヤの呼び」で表されるタイヤの内面と155/45R22の「タイヤの呼び」で表されるタイヤの内面とが反映される。
図1において、実線BL1は第一ベースラインである。第一ベースラインは、このタイヤ14が装着されるリム16の第一リム径を規定する線に相当する。この第一ベースラインは、軸方向に延びる。実線BL2は、第二ベースラインである。第二ベースラインは、このリム16の第二リム径を規定する線に相当する。この第二ベースラインは、軸方向に延びる。
この図1において、両矢印H1は、第一ベースラインからこのタイヤ14の半径方向高さが最大となる位置までの半径方向高さを表している。この高さH1は、第一ベースラインを基準として得られるこのタイヤ14の断面高さである。両矢印H2は、第二ベースラインからこのタイヤ14の半径方向高さが最大となる位置までの半径方向高さを表している。この高さH2は、第二ベースラインを基準として得られるこのタイヤ14の断面高さである。両矢印Wは、軸方向におけるこのタイヤ14の最大幅を表している。この幅Wは、このタイヤ14の断面幅である。
本発明では、断面高さH1、断面高さH2及び断面幅Wは、タイヤ14に空気を充填した状態で測定される。測定時には、このタイヤ14には荷重がかけられない。測定時におけるタイヤ14の内圧は、用途及び大きさを考慮して、タイヤ14が依拠する規格において定められた正規内圧を参照して決められる。図1に示されたタイヤ14は乗用車用であるので、タイヤ14の内圧が180kPaとなるように空気が充填された状態で、断面高さH1、断面高さH2及び断面幅Wは測定される。なお本明細書において正規内圧とは、JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」を意味する。
このタイヤ14では、断面幅Wは195mm以下である。言い換えれば、このタイヤ14は195mm以下の断面幅Wを有する。このタイヤ14の断面幅Wは小さい。小さな断面幅Wは、空気抵抗の低減に寄与する。タイヤ14は、路面を踏みしめる。これにより、タイヤ14には接地面が形成される。小さな断面幅Wは、この接地面の面積の低減にも寄与する。このタイヤ14では、転がり抵抗の低減が達成される。この観点から、この断面幅Wは190mm以下が好ましい。
このタイヤ14では、断面幅Wは145mm以上が好ましい。これにより、適切な面積を有する接地面が得られる。このタイヤ14では、操縦安定性、耐摩耗性及び高速耐久性が適切に維持される。この観点から、この断面幅Wは150mm以上がより好ましい。
図3には、図1のタイヤ14の内部に空気を充填した場合における、タイヤ14の輪郭92の変化が示されている。この図3において、点線が空気充填前における輪郭92であり、実線が空気充填後における輪郭92である。この空気充填後の輪郭92は、このタイヤ14を準正規リムに組み込み、内圧を180kPaに調整したタイヤ14において確認されている。
タイヤ14の内部に空気を充填すると、タイヤ14は膨張する。前述したように、このタイヤ14のカーカス26は多数のコードを含んでいる。膨張により、それぞれのコードには張力が作用する。膨張状態にあるタイヤ14では、これらのコードに作用する張力は一様である。
このタイヤ14では、小径側に位置する第一サイド部90aは大径側に位置する第二サイド部90bよりも大きな長さを有している。言い換えれば、このタイヤ14は異径ビードタイプである。
このタイヤ14は、図3に示されているように、その大径側が小径側に引っ張られるように膨張する。タイヤ14の基準面CLは小径側にシフトし、第二サイド部90bは立ち上がる。これにより、膨張状態のタイヤ14では、その第二サイド部90bにおけるカーカス26は概ね半径方向に沿うように延在する。このカーカス26のプロファイル(カーカスラインとも称される。)は、タイヤ14の支持に効果的に寄与する。横剛性が増加するので、このタイヤ14では、小さな断面幅を採用しているにもかかわらず、操縦安定性の向上が達成される。
このタイヤ14では、バンド30の第一本体64は有機繊維からなる第一コード76を含んでいる。第二本体66は、炭素繊維強化プラスチックからなる。第一本体64は第二本体66に比して柔軟であり、第二本体66は第一本体64に比して硬質である。柔軟な第一本体64は、トレッド面36の路面への接触を促す。硬質な第二本体66は、第二サイド部90bの動きを効果的に拘束する。この第二本体66は、トレッド面36の路面への接触を適度に抑える。前述したように、大径側が小径側に引っ張られるようにこのタイヤ14は膨張し、このタイヤ14の基準面CLは小径側にシフトし、第二サイド部90bは立ち上がる。このタイヤ14では、第一本体64は小径側に位置し第二本体66は大径側に位置している。このため、このタイヤ14では、充分な接地面が確保されるとともに、第二サイド部90bによる局所的な接地圧の上昇が抑えられる。
図4には、図1のタイヤ14の接地面94の様子が示されている。この接地面94は、タイヤ14を準正規リムに組み込み、内圧を230kPaに調整し、3.0kNの縦荷重を付与した状態において確認されている。この図4において、上下方向はタイヤ14の周方向に相当する。左右方向は、このタイヤ14の軸方向に相当する。紙面に対して垂直な方向は、このタイヤ14の半径方向に相当する。この接地面94の長さは上下方向の長さで表され、接地面94の幅は左右方向の長さで表される。この図4においては、接地面94各部の接地圧が色の濃淡で表されている。色の濃い部分は高い接地圧を表し、色の薄い部分は低い接地圧を表している。なおこの紙面において、左側はタイヤ14の小径側であり、右側はこのタイヤ14の大径側である。
図4に示されているように、この接地面94の形状は概ね左右対称である。この接地面94の形状は、図6に示された従来タイヤ2の接地面12とは相違する。この接地面94の形状は、特異でない。さらにこのタイヤ14の接地面94には、この従来タイヤ2の接地面12において確認されたような、局所的に高い接地圧を有する箇所も確認されていない。このタイヤ14の接地面94では、接地圧分布の平準化が促されている。このタイヤ14では、接地面94の形状だけでなく、接地圧分布も特異でない。ここに、第二本体66を炭素繊維強化プラスチックで構成したことによる効果が確認される。
第二サイド部90bによる接地面94の形状及び接地圧への影響が抑えられるので、このタイヤ14では、特異な接地面94の形成が防止される。この第二本体66は、特異な接地面94の形成の防止に寄与する。このタイヤ14では、図6に示された接地圧分布を有する従来タイヤ2で認められるような、摩耗が抑えられる。言い換えれば、このタイヤ14では、耐摩耗性の低下が抑えられる。前述したように、このタイヤ14では、転がり抵抗の低減及び操縦安定性の向上が達成される。本発明によれば、耐摩耗性の低下を抑えつつ、転がり抵抗の低減及び操縦安定性の向上が達成された空気入りタイヤ14が得られる。
図1において、両矢印WBはベルト28の第一端96から第二端70までの軸方向長さを表している。この長さWBは、ベルト28の軸方向幅である。両矢印W2は、第二本体66の第一端72からベルト28の第二端70までの軸方向長さを表している。この幅WB及び長さW2は、前述の、断面高さH1、断面高さH2及び断面幅Wと同様にして計測される。
このタイヤ14では、長さW2の幅WBに対する比は0.2以上0.3以下が好ましい。この比が0.2以上に設定されることにより、第二本体66が第二サイド部90bを効果的に拘束する。このタイヤ14では、特異な接地面94の形成が防止され、耐摩耗性の低下が効果的に抑えられる。この比が0.3以下に設定されることにより、第二本体66によるトレッド面36の柔軟性への影響が効果的に抑えられる。この場合においても、特異な接地面94の形成が防止され、耐摩耗性の低下が効果的に抑えられる。
このタイヤ14では、耐摩耗性の低下を抑えつつ、転がり抵抗の低減及び操縦安定性の向上を図れるとの観点から、炭素繊維からなる第二コード80の引張弾性率は200GPa以上が好ましく、400GPa以下が好ましい。この第二コード80の引張弾性率は、JIS R7606に準拠して、計測される。
このタイヤ14では、第二本体66の引張弾性率は260GPa以上が好ましく、320GPa以下が好ましい。この引張弾性率が260GPa以上に設定されることにより、第二本体66が第二サイド部90bを効果的に拘束する。このタイヤ14では、特異な接地面94の形成が防止され、耐摩耗性の低下が効果的に抑えられる。この引張弾性率が320GPa以下に設定されることにより、第二本体66によるトレッド面36の柔軟性への影響が効果的に抑えられる。この場合においても、特異な接地面94の形成が防止され、耐摩耗性の低下が効果的に抑えられる。なお、本発明においては、第二本体66の引張弾性率は、JIS R7608に準拠じて、計測される。なお、計測のための試験片は、第二本体66の形成のために用いられたプリプレグを用いて形成される。この計測では、試験片の引張方向は炭素繊維の延在方向と一致させられる。
このタイヤ14では、第一本体64の引張弾性率は、10GPa以上が好ましく、30GPa以下が好ましい。引張弾性率が10GPa以上に設定されることにより、第一本体64が適度な剛性を有する。この第一本体64は、ベルト28のリフティングを効果的に抑制する。この引張弾性率が30GPa以下に設定されることにより、第一本体64の剛性が適切に維持される。このタイヤ14では、この第一本体64によるトレッド面36の柔軟性への影響が効果的に抑えられる。このタイヤ14では、特異な接地面94の形成が防止されるので、耐摩耗性の低下が効果的に抑えられる。引張弾性率が10GPa以上30GPa以下にある第一本体64と前述の第二本体66とでバンド30を構成することにより、耐摩耗性の低下を効果的に抑えつつ、転がり抵抗の低減及び操縦安定性のいっそうの向上を図ることができる。この第一本体64の引張弾性率は、前述の第二本体66の引張弾性率と同様にして計測される。なお、計測のための試験片は、第一本体64の形成のために用いられた第一ストリップを用いて形成される。
このタイヤ14では、耐摩耗性の低下を効果的に抑えつつ、転がり抵抗の低減及び操縦安定性のいっそうの向上を図ることができるとの観点から、第二本体66の引張弾性率の、第一本体64の引張弾性率に対する比は、10以上が好ましく、30以下が好ましい。
前述したように、このタイヤ14は異径ビードタイプである。これにより、膨張状態におけるカーカスラインをコントロールし、操縦安定性の向上が図られている。この観点から、第二リム径の呼びD2と第一リム径の呼びD1との差(D2−D1)は1インチ以上が好ましい。このカーカスラインが維持され、直進安定性及び耐摩耗性の低下が防止されるとの観点から、この差(D2−D1)は3インチ以下が好ましい。
このタイヤ14では、第一サイド部90aは第二サイド部90bよりも長い。長い第一サイド部90aは、撓みに寄与する。縦剛性の増加が抑えられるので、このタイヤ14では、良好な乗り心地が得られる。長い第一サイド部90aの形成の観点から、第一リム径の呼びD1は19インチ以下が好ましい。長い第一サイド部90aによる操縦安定性への影響が抑えられるとの観点から、この第一リム径の呼びD1は17インチ以上が好ましい。
このタイヤ14では、第二サイド部90bは第一サイド部90aよりも短い。短い第二サイド部90bは縦剛性を効果的に増加させるので、このタイヤ14では、良好な操縦安定性が得られる。この観点から、第二リム径の呼びD2は18インチ以上が好ましい。短い第二サイド部90bによる耐摩耗性への影響が抑えられるとの観点から、この第二リム径の呼びD2は22インチ以下が好ましい。
本発明においては、小径側の偏平比(以下、第一偏平比F1)は断面高さH1の断面幅Wに対する比で表される。大径側の偏平比(以下、第二偏平比F2)は、断面高さH2の断面幅Wに対する比で表される。
このタイヤ14では、第一偏平比F1は0.50以上0.90以下が好ましい。この第一偏平比F1が0.50以上に設定されることにより、適切な面積を有する接地面94が得られる。このタイヤ14では、良好な転がり抵抗が維持される。この観点から、この第一偏平比F1は0.55以上がより好ましい。この第一偏平比F1が0.90以下に設定されることにより、第一サイド部90aによる横剛性への影響が抑えられる。このタイヤ14では、良好な操縦安定性が維持される。この第一偏平比F1は、0.80以下がさらに好ましい。これにより、転がり抵抗が適切に維持される。この観点から、この第一偏平比F1は0.75以下が特に好ましい。
このタイヤ14では、第二偏平比F2は0.35以上0.80以下が好ましい。この第二偏平比F2が0.35以上に設定されることにより、第二サイド部90bによる耐摩耗性への影響が抑えられる。この観点から、この第二偏平比F2は0.40以上がより好ましい。この第二偏平比F2が0.80以下に設定されることにより、第二サイド部90bが縦剛性に効果的に寄与するので、このタイヤ14では、良好な操縦安定性が得られる。この観点から、この第二偏平比F2は0.75以下がより好ましく、0.70以下がさらに好ましい。
四輪自動車に装着されたタイヤ14では、車輌の幅方向内側部分にその外側部分よりも大きな荷重が作用する傾向にある。特に、赤道面が鉛直線に対して傾斜するように車輌に装着されている場合、詳細には、キャンバー角をネガティブキャンバーで設定した場合において、この傾向は顕著である。このタイヤ14では、第一サイド部90aが主に縦剛性に寄与し、第二サイド部90bが主に横剛性に寄与する。操縦安定性の観点から、第一サイド部90aが車輌の幅方向外側(表側又はS側とも称される。)に位置し、第二サイド部90bがこの車輌の幅方向内側(裏側又はNS側とも称される。)に位置するように、このタイヤ14は四輪自動車に装着されるのが好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示されたタイヤを製作した。この実施例1では、下記の表2に示されているように、第一リム径の呼びD1は19インチである。第二リム径の呼びD2は、22インチである。
バンドの第一本体には、アラミド繊維からなるコード(構成=800dtex/2、撚り合わせ回数=60回/10cm)を第一コードとして採用した。このことが、表2の第一本体の欄に「アラミド」として表されている。第一本体における第一コードの密度は、50エンズ/5cmとした。この第一本体は、第一コードとトッピングゴムとからなる第一ストリップ(幅=10mm)を準備し、これを螺旋状に巻回して形成した。第二本体は、炭素繊維強化プラスチックで構成した。このことが、表2の第一本体の欄に「CFRP」として表されている。第二コードとしての炭素繊維の引張強度は5.6GPaであり、引張弾性率は290GPaであった。この第二本体は、プリプレグを裁断して第二ストリップ(幅=10mm)を準備し、これを螺旋状に巻回して形成した。
断面幅W、第一偏平比F1及び第二偏平比F2、並びに、ベルトの第二端から第二本体の第一端までの軸方向長さW2の、ベルトの軸方向幅WBに対する比(W2/WB)は、下記の表2の通りである。
この実施例1には、「インサート構造」のカーカスが採用されている。このことが、表の「カーカスの構造」の欄に、「I」で示されている。このカーカスに含まれるコードには、アラミド繊維からなるコードが用いられている。ベルトに含まれるコードには、その材質がスチールとされたコードが用いられている。この実施例1は、中子工法で製作されている。
[比較例1−4]
比較例1−4は、従来のタイヤである。これらのタイヤの形状は、基準面に対して対称である。断面幅W、偏平比F1、第一リム径の呼びD1、偏平比F2及び第二リム径の呼びは、下記の表1の通りである。実施例1の第一本体の形成に用いた第一ストリップを用いて、バンド全体が形成されている。なお、比較例1及び2には、「折り返し構造」のカーカスが採用されている。このことが、表の「カーカスの構造」の欄に、「F」で示されている。比較例3及び4には、実施例1と同じ、「インサート構造」のカーカスが採用されている。
[比較例6]
実施例1の第一本体の形成に用いた第一ストリップを用いてバンド全体を形成した他は実施例1と同様にして、比較例6のタイヤを得た。
[比較例5及び7]
実施例1の第一本体の形成に用いた第一ストリップを用いてバンド全体を形成するとともに、第二リム径の呼びD2を変えて、偏平比F2、及び第二リム径の呼びD2と第一リム径の呼びD1との差(D2−D1)を下記の表1の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例5及び7のタイヤを得た。
[実施例2−3及び比較例8]
第二リム径の呼びD2を変えて偏平比F2及び差(D2−D1)を下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−3及び比較例8のタイヤを得た。
[実施例4−6]
比(W2/WB)を下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例4−6のタイヤを得た。
[実施例7−10]
第一リム径の呼びD1及び第二リム径の呼びD2を変えて、偏平比F1、偏平比F2及び差(D2−D1)を下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7−10のタイヤを得た。
[比較例9]
第一本体の第一コードをナイロン繊維からなるコード(構成=1400dtex/2、撚り合わせ回数=60回/10cm)に置き換えるとともに、実施例1の第一本体の形成に用いた第一ストリップを用いて第二本体を形成した他は実施例1と同様にして、比較例9のタイヤを得た。このことが、表3の第一本体の欄に「ナイロン」として、第二本体の欄に「アラミド」として表されている。
[比較例10]
その材質がスチールとされたコード(構成=3×3/0.17mm)とトッピングゴムとからなるストリップ(幅=10mm)を準備し、これを螺旋状に巻回して第二本体を形成した他は実施例1と同様にして、比較例10のタイヤを得た。この比較例10では、第二本体におけるコードの密度は50エンズ/5cmとした。
[実施例11]
第一本体の第一コードをナイロン繊維からなるコード(構成=1400dtex/2、撚り合わせ回数=60回/10cm)に置き換えた他は実施例1と同様にして、実施例11のタイヤを得た。
[実施例12−14及び比較例11]
断面幅Wを変えて、偏平比F1及び偏平比F2を下記の表4の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例12−14及び比較例11のタイヤを得た。
[転がり抵抗係数(RRC)]
転がり抵抗試験機(ドラム径=1.7m、ドラム表面=smooth steel)を用い、下記の測定条件で転がり抵抗係数(RRC)を測定した。なお、リムには、第一リム径の呼びD1を参照して第一ハーフリム(アルミニウム合金製)を選定し、第二リム径の呼びD2を参照して第二ハーフリム(アルミニウム合金製)を選定して、この第一ハーフリム及び第二ハーフリムを組み合わせて構成した、二つ割りリム(準正規リム)を用いた。このリムでは、リム幅は5インチに設定された。
内圧:210kPa
荷重:3.8kN
速度:80km/h
温度:20℃
慣らし時間:30分
この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−4に示されている。数値が大きいほど好ましい、つまり転がり抵抗係数(RRC)が小さい。
[タイヤの質量]
タイヤ一本の質量を計測した。この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−4に示されている。数値が大きいほど好ましい、つまり質量が小さい。
[乗り心地及び操縦安定性]
タイヤをリムに組み込み、このタイヤに内圧が230kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、市販のハイブリッドタイプの乗用車に装着した。タイヤの小径側が車両の幅方向外側(S側)に位置し、大径側が車両の幅方向内側(NS側)に位置するように、このタイヤは装着された。リムには、転がり抵抗係数の測定で用いた準正規リムが用いられた。ドライバーに、この乗用車をレーシングサーキットで運転させて、乗り心地及び操縦安定性を評価させた。この乗用車には、ドライバー以外は乗車していない。この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−4に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[耐摩耗性]
タイヤをリムに組み込み、このタイヤに内圧が230kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、市販のハイブリッドタイプの乗用車に装着した。タイヤの小径側が車両の幅方向外側(S側)に位置し、大径側が車両の幅方向内側(NS側)に位置するように、このタイヤは装着された。リムには、転がり抵抗係数の測定で用いた準正規リムが用いられた。ドライバーに、この乗用車をレーシングサーキットで運転させた。この乗用車には、ドライバー以外は乗車していない。走行距離が120kmである時点での摩耗量を測定した。この結果が、比較例1を100とした指数で、下記の表1−4に示されている。数値が大きいほど好ましい、つまり摩耗量が小さい。
Figure 0006485907
Figure 0006485907
Figure 0006485907
Figure 0006485907
表1−4に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、種々のタイプの四輪自動車にも適用されうる。
2、14・・・タイヤ
4、16・・・リム
6、6a、6b、88a、88b・・・ビードの部分又はビード部
8、8a、8b、86、86a、86b・・・ビードシート又はシート
10a、90a・・・第一サイド部
10b、90b・・・第二サイド部
12、94・・・接地面
18・・・トレッド
20、20a、20b・・・サイドウォール
22、22a、22b・・・クリンチ
24、24a、24b・・・ビード
26・・・カーカス
28・・・ベルト
30・・・バンド
36・・・トレッド面
44・・・フランジ
46・・・内側パート
48・・・外側パート
58・・・カーカスプライ
64・・・第一本体
66・・・第二本体
68・・・第一本体64の第二端
70・・・ベルト28の第二端
72・・・第二本体66の第一端
74・・・第一本体64と第二本体66との境界部分
76・・・第一コード
78・・・トッピングゴム
80・・・第二コード
82・・・マトリクス樹脂
84、84a、84b・・・ハーフリム
92・・・輪郭
96・・・ベルト28の第一端

Claims (6)

  1. 195mm以下の断面幅を有し、リムに装着して使用するタイヤであって、
    上記タイヤが、その外面がトレッド面をなすトレッドと、上記トレッドの第一端から半径方向略内向きに延びる第一サイドウォールと、半径方向において上記第一サイドウォールよりも内側に位置する第一ビードと、上記トレッドの第二端から半径方向略内向きに延びる第二サイドウォールと、半径方向において上記第二サイドウォールよりも内側に位置する第二ビードと、上記第一サイドウォール、上記トレッド及び上記第二サイドウォールの内側に沿って、上記第一ビードと上記第二ビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドの半径方向内側において上記カーカスと積層されたベルトと、上記ベルトと上記トレッドとの間に位置しており、かつ上記ベルトを覆うバンドとを備えており、
    上記バンドが第一本体と第二本体とを備えており、
    上記第一本体の第二端が軸方向においてこのタイヤの中心を表す基準面と上記ベルトの第二端との間に位置しており、この第一本体の第二端から上記トレッドの第一端に向かってこの第一本体が延在しており、
    上記第二本体の第一端が軸方向において上記基準面と上記ベルトの第二端との間に位置しており、この第二本体の第一端から上記トレッドの第二端に向かってこの第二本体が延在しており、
    上記第一本体が有機繊維からなる第一コードとトッピングゴムとからなり、
    上記第二本体が炭素繊維からなる第二コードとマトリクス樹脂とからなり、
    上記リムが、上記第一ビードの部分が嵌め合わされる第一シートと、上記第二ビードの部分が嵌め合わされる第二シートとを備えており、
    上記第一シートにおけるこのリムのリム径を第一リム径とし、上記第二シートにおけるこのリムのリム径を第二リム径としたとき、
    このタイヤにおける上記第二リム径の呼びが上記第一リム径の呼びよりも大きい、空気入りタイヤ。
  2. 上記ベルトの第二端から上記第二本体の第一端までの軸方向長さの、このベルトの軸方向幅に対する比が、0.2以上0.3以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記第二リム径の呼びと上記第一リム径の呼びとの差が1インチ以上3インチ以下である、請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記第一リム径の呼びが17インチ以上19インチ以下である、請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 上記第一コードがアラミド繊維からなる、請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 上記第二コードの引張弾性率が200GPa以上400GPa以下である、請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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