JP3133942U - 非対称直径タイヤ及びホイールの製法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、乗り心地と操縦性を両立させることが不可能であった自動車用タイヤとホイールに関し、異径のタイヤ、ホイールの使用によって乗り心地と操縦性を高い次元で両立させることができる非対称直径タイヤ及びホイールの製法を提供する。
【解決手段】課題を解決するために、異径の鋼線をカーカス材料に使用したタイヤや、新たな構造のホイールを製造するための方法、設計指針。
【選択図】図1
【解決手段】課題を解決するために、異径の鋼線をカーカス材料に使用したタイヤや、新たな構造のホイールを製造するための方法、設計指針。
【選択図】図1
Description
本考案は自動車用タイヤ及びホイールに関する。
従来の自動車用タイヤ及びホイールは軸方向外側と内側の直径が等しく作られていた。また、車両においては乗り心地を優先するためにはホイール径が小さく、ハイトの高いタイヤを使用し、操縦性を重視する場合はホイール径が大きく、ハイトの低いタイヤを使用するという様に、同一車種であってもその要求される性能に応じて選択する方法が採られていた。
したがって、乗り心地と操縦性を同時に満足させることは不可能な状態であった。
上記課題を解決するための手段として、乗り心地と操縦性を高い次元で融合させるため、一つのタイヤにおいて、外径は等しく、内側と外側の取り付け直径が異なるタイヤを使用することが考えられる。これは内側と外側のタイヤハイトの相違により、乗り心地と操縦性を両立させようとする物で、その為には内側と外側の直径の異なるタイヤとホイールの製造が必要となる。
本考案はこの様なタイヤとホイールの製法と設計指針に関する案を提供することで、上記課題を解決するものである。
本考案はこの様なタイヤとホイールの製法と設計指針に関する案を提供することで、上記課題を解決するものである。
図−1は本考案の実施例であるが、図のホイールリム径は右側(車両への装着時外側、図中▲2▼)が17インチ、左側(車両への装着事内側、図中▲1▼)は15インチとし、タイヤは右側に235/50R17、左側は215/65R15相当とする。
このタイヤを製造する際、右側と左側のサイドウォールの形状や両端で直径の異なる鋼線やケプラー繊維をカーカスに採用することにより、サイドウォールの剛性を確保するとともに、その組み合わせにより様々な性能のタイヤを生産することが可能となり、乗り心地と操縦性を高次元で融合させることが可能となる。
このタイヤを製造する際、右側と左側のサイドウォールの形状や両端で直径の異なる鋼線やケプラー繊維をカーカスに採用することにより、サイドウォールの剛性を確保するとともに、その組み合わせにより様々な性能のタイヤを生産することが可能となり、乗り心地と操縦性を高次元で融合させることが可能となる。
図−2、図−3及び図−4はそれぞれ、上記の内径が左右で異なるタイヤを装着するためのホイールであるが、アルミ軽合金を使用したホイールの構造例であり、安価な鋼板をプレス成形したスチールホイールの構造もこれらに準じる。
図−2はアルミを使用した鋳造あるいは鍛造により成形された一体式ホイールの断面例である。
基本は日本自動車タイヤ工業会の定める5度テーパー深底リムの断面形状を踏襲しており、これにより、タイヤのビード部は従来のタイヤと同じ設計でホイールへの装着が可能となる。図−3は内側リム(裏リム、図中▲1▼)にアルミニューム合金展伸材を使用し、スピニング、ロールフォーミングあるいはプレスにより成形され、外側リム(アウターリム、図中▲2▼)はアルミニューム合金を使用し、鋳造あるいは鍛造により車両への取り付け部分であるセンターディスクと一体成形され、組み立てられた2ピースホイールである。内側リムと外側リムは図中▲3▼の部分ではめ込まれた後、溶接により一体化される。これにより、外側リム・センターディスクは共用し、内側リムのみ異なった径、幅の物を製造・組み立てすることにより、少ない投資でバリエーションを増やすことが可能となる。また、逆に内側リムを共用し、異なったデザインやサイズの外側リム・センターディスクを製造・組み立てすることも可能であり、同様の効果が期待できる。
図−3はアルミニューム合金展伸材を使用し、スピニング、ロールフォーミングあるいはプレスによって別個に成形・製造された内側リム(図中▲1▼)、外側リム(図中▲2▼)と、アルミニューム合金鋳造あるいは鍛造によって製造されたセンターディスク(図中▲3▼)によって構成される3ピースホイールの一例である。
それぞれの構成部品のうち、内側リム▲1▼と外側リム▲2▼は▲5▼の溶接により一体化され、一体化されたリムとセンターディスク▲3▼は▲4▼のボルト・ナットにより組み立てられる。
図−2はアルミを使用した鋳造あるいは鍛造により成形された一体式ホイールの断面例である。
基本は日本自動車タイヤ工業会の定める5度テーパー深底リムの断面形状を踏襲しており、これにより、タイヤのビード部は従来のタイヤと同じ設計でホイールへの装着が可能となる。図−3は内側リム(裏リム、図中▲1▼)にアルミニューム合金展伸材を使用し、スピニング、ロールフォーミングあるいはプレスにより成形され、外側リム(アウターリム、図中▲2▼)はアルミニューム合金を使用し、鋳造あるいは鍛造により車両への取り付け部分であるセンターディスクと一体成形され、組み立てられた2ピースホイールである。内側リムと外側リムは図中▲3▼の部分ではめ込まれた後、溶接により一体化される。これにより、外側リム・センターディスクは共用し、内側リムのみ異なった径、幅の物を製造・組み立てすることにより、少ない投資でバリエーションを増やすことが可能となる。また、逆に内側リムを共用し、異なったデザインやサイズの外側リム・センターディスクを製造・組み立てすることも可能であり、同様の効果が期待できる。
図−3はアルミニューム合金展伸材を使用し、スピニング、ロールフォーミングあるいはプレスによって別個に成形・製造された内側リム(図中▲1▼)、外側リム(図中▲2▼)と、アルミニューム合金鋳造あるいは鍛造によって製造されたセンターディスク(図中▲3▼)によって構成される3ピースホイールの一例である。
それぞれの構成部品のうち、内側リム▲1▼と外側リム▲2▼は▲5▼の溶接により一体化され、一体化されたリムとセンターディスク▲3▼は▲4▼のボルト・ナットにより組み立てられる。
この様にタイヤの外径は同一で、装着リム径を右側と左側で異なった径とすることにより、乗り心地と操縦性を両立させることが可能となる。
また、図−1から判断できるように、タイヤをホイールに装着する際、左側からタイヤをホイールに装着することにより、同一リム径ホイールに使用する同一内径の従来のタイヤに比べ、装着作業の容易となり、装着作業時間を大幅に短縮することも併せて可能となる。
また、図−1から判断できるように、タイヤをホイールに装着する際、左側からタイヤをホイールに装着することにより、同一リム径ホイールに使用する同一内径の従来のタイヤに比べ、装着作業の容易となり、装着作業時間を大幅に短縮することも併せて可能となる。
また、タイヤの裏と表の径が異なるため、従来のように片側が磨り減ったタイヤの裏と表を逆に装着することが無いため、安全性の向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、タイヤとホイールの組み立て時の断面図である。
【図2】は、ホイールの断面図である。
【図3】は、2ピースタイプ組み立て式ホイールの断面図である。
【図4】は、3ピースタイプ組み立て式ホイールの断面図である。
【符号の説明】
[図1]の、▲1▼・・・車両への装着時、内側方向を示す。
[図1]の、▲2▼・・・車両への装着時、外側方向を示す。
[図3]の、▲1▼・・・内側リムを示す。
[図3]の、▲2▼・・・外側リムと一体のセンターディスクを示す。
[図3]の、▲3▼・・・内側リムと外側リムとの溶接部を示す。
[図4]の、▲1▼・・・内側リムを示す。
[図4]の、▲2▼・・・外側リムを示す。
[図4]の、▲3▼・・・センターディスクを示す。
[図4]の、▲4▼・・・リムとセンターディスク組立用のボルト・ナットを示す。
[図4]の、▲5▼・・・内側リムと外側リムとの溶接部を示す。
【図1】は、タイヤとホイールの組み立て時の断面図である。
【図2】は、ホイールの断面図である。
【図3】は、2ピースタイプ組み立て式ホイールの断面図である。
【図4】は、3ピースタイプ組み立て式ホイールの断面図である。
【符号の説明】
[図1]の、▲1▼・・・車両への装着時、内側方向を示す。
[図1]の、▲2▼・・・車両への装着時、外側方向を示す。
[図3]の、▲1▼・・・内側リムを示す。
[図3]の、▲2▼・・・外側リムと一体のセンターディスクを示す。
[図3]の、▲3▼・・・内側リムと外側リムとの溶接部を示す。
[図4]の、▲1▼・・・内側リムを示す。
[図4]の、▲2▼・・・外側リムを示す。
[図4]の、▲3▼・・・センターディスクを示す。
[図4]の、▲4▼・・・リムとセンターディスク組立用のボルト・ナットを示す。
[図4]の、▲5▼・・・内側リムと外側リムとの溶接部を示す。
Claims (2)
- 自動車用タイヤで、外径は等しく、内径が内側と外側で異なるタイヤの製法及び設計指針。
- 自動車用ホイールで、内側と外側で直径の異なるホイールの製法及び設計指針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009257U JP3133942U (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 非対称直径タイヤ及びホイールの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009257U JP3133942U (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 非対称直径タイヤ及びホイールの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3133942U true JP3133942U (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=43284563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006009257U Expired - Lifetime JP3133942U (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 非対称直径タイヤ及びホイールの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133942U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016222165A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
KR20210024867A (ko) * | 2019-08-26 | 2021-03-08 | 넥센타이어 주식회사 | 공기입 타이어 조립체 |
-
2006
- 2006-10-16 JP JP2006009257U patent/JP3133942U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016222165A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
KR20210024867A (ko) * | 2019-08-26 | 2021-03-08 | 넥센타이어 주식회사 | 공기입 타이어 조립체 |
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