JP6485469B2 - 自動車の開閉体シール構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車両後部のリフトゲートとリヤバンパとの隙間から流入した高圧洗浄水の流動を制御して、荷室への高圧洗浄水の侵入を阻止するような自動車の開閉体シール構造に関する。
自動車には、車外から車両後部の荷室への荷物の積載を容易にするため、車両後部に大きな車体開口を開口形成するとともに、車体開口を開閉自在な開閉体で覆った車両がある。このような自動車は、例えば、自動車を高圧洗浄する際、開閉体と車体開口との隙間から高圧の洗浄水が荷室内へ侵入しないように構成されている。
例えば、特許文献1では、開閉体であるリフトゲートの底部に装着されたガーニッシュに、車両下方へ突設した遮蔽部を設けることで、リヤバンパとリフトゲートとの隙間を狭くしている。これにより、特許文献1の開閉体シール構造では、高圧の洗浄水がシール部材に直撃することによる荷室内への洗浄水の侵入を阻止している。
あるいは、従来の開閉体シール構造を車両前後方向に沿った断面で示した図5のように、リフトゲート100の車両下方に配設したリヤバンパ110の上面に、リヤバンパ110とリフトゲート100との隙間から流入した高圧の洗浄水の流動を案内するガイド部111を一体形成した車両がある。
このガイド部111は、リヤバンパ110の上面から車両前方上方へ延設したのち、僅かに車両後方上方へ延設した折返し部分111aによって、車両後方から車両前方へ向けて流入した高圧の洗浄水を受け止めて、車両上方側、及び車幅方向へ向けて流動させることで、高圧の洗浄水がシール部材120に直撃することを阻止している。
ところで、従来の開閉体シール構造のように、車両前後方向におけるリフトゲート100とガイド部111との間隔が狭く、かつ見栄え向上のためにリフトゲート100の下端とリヤバンパ110の上面との隙間が狭い場合、リフトゲート100とリヤバンパ110との隙間から流入する洗浄水の流入量に対して、リフトゲート100とリヤバンパ110との隙間から排出される洗浄水の排出量が少なくなり易い。
つまり、従来の開閉体シール構造では、ガイド部111の折返し部分111aに洗浄水が滞留し易く、この折返し部分111aに滞留した洗浄水に、流入した洗浄水が直撃することで、車両上方側へ流動する洗浄水の水圧、及び流量が増加するおそれがあった。
さらに、従来の開閉体シール構造では、図5に示すように、塗料プールにリフトゲート100を浸漬して電着塗装した際、リフトゲート100の内部に溜まった塗料を外部に排出するための底部開口孔101(水抜き孔とも呼ばれる)が、ガイド部111の上方に位置するリフトゲート100の底部102に開口形成されている。
このため、従来の開閉体シール構造では、高圧の洗浄水の流れを示す図5中の矢印Wのように、ガイド部111によって車両後方上方へ偏向した高圧の洗浄水が、底部開口孔101を介してリフトゲート100の内部に侵入するおそれがあった。
このように、底部開口孔101を介してリフトゲート100の内部に洗浄水が侵入すると、リフトゲート100の内部に配設されたリヤデフォッガーやリヤワイパーなどの電機機器、及びワイヤーハーネスに、意図しない不具合が生じるおそれがあった。
特開2015−30391号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、シール部材への洗浄水の直撃を抑制できるとともに、底部開口孔への洗浄水の侵入を阻止する自動車の開閉体シール構造を提供することを目的とする。
この発明は、車両の水平方向における面に開口形成された車体開口を開閉自在に覆う開閉体と、前記車体開口、及び前記開閉体の隙間を閉塞するシール部材と、前記開閉体の車両下方に配設された車体側部材とを備えた自動車の開閉体シール構造であって、前記水平方向における前記車両の外側を車両外側とし、前記水平方向における前記車両の内側を車両内側として、前記開閉体が、前記シール部材よりも車両外側の位置に開口形成された底部開口孔を有するとともに、所定間隔を隔てて前記車体側部材の上面と対向する底部を備え、前記車体側部材が、前記開閉体との隙間と、前記シール部材との間に位置するとともに、前記開閉体との隙間から流入した洗浄水の流動を案内するガイド部を備え、前記水平方向に沿った断面において、前記ガイド部が、前記車体側部材の上面から延設されるとともに、前記車体側部材の上面から車両内側上方へ傾斜した第1ガイド面と、前記底部開口孔よりも車両内側において、前記第1ガイド面の上端から連続するとともに、前記第1ガイド面から車両外側上方へ傾斜した第2ガイド面とを備えたことを特徴とする。
上記水平方向とは、車両前後方向、または車幅方向のことをいう。
上記開閉体は、車体後部の車体開口を覆うリフトゲート、車体側部の車体開口を覆う乗降用ドアなどとすることができる。
車体側部材は、例えば、自動車の意匠面をなすバンパやサイドシルなどの外装部材、あるいは車体開口の下縁を構成するパネル部材などとすることができる。
この発明により、シール部材への洗浄水の直撃を抑制できるとともに、底部開口孔への洗浄水の侵入を阻止することができる。
具体的には、第1ガイド面が車体側部材の上面から車両内側上方へ傾斜しているため、ガイド部は、開閉体と車体側部材との隙間から流入した洗浄水を、第1ガイド面に沿って車両内側上方へ向けて流動させることができる。
さらに、第2ガイド面が第1ガイド面から車両外側上方へ傾斜しているため、ガイド部は、第1ガイド面に沿って流動する洗浄水を、第2ガイド面が受け止めて飛散させるとともに、車両外側上方へ向けて流動させることができる。
この際、開閉体の底部開口孔よりも車両内側に第2ガイド面が形成されているため、自動車の開閉体シール構造は、第2ガイド面から底部開口孔へ向けて洗浄水が流動することを阻止できる。
これにより、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材との隙間から流入した洗浄水が、シール部材に直撃することを抑制できるとともに、底部開口孔を介して開閉体の内部へ侵入することを阻止できる。
仮に、シール部材へ向けて洗浄水が流動した場合であっても、自動車の開閉体シール構造は、シール部材を押圧する洗浄水の水圧、及び流量を、第2ガイド面によって大幅に抑制できるため、シール部材よりも車両内側へ洗浄水が侵入することを防止できる。
加えて、自動車の開閉体シール構造は、ガイド部の第1ガイド面、及び第2ガイド面によって、洗浄水の流動方向を反転させることができるため、洗浄水を容易に車外へ排出することができる。
さらにまた、自動車の開閉体シール構造は、第1ガイド面を車両外側上方へ傾斜させた場合に比べて、車体側部材の上面とガイド部の第1ガイド面との間にゴミなどの異物が溜まることを抑制できる。
このため、自動車の開閉体シール構造は、車体側部材の上面とガイド部との間に溜まった異物を、高圧の洗浄水で強引に除去する機会を低減でき、シール部材よりも車両内側への洗浄水の侵入、及び開閉体の内部への洗浄水の侵入をより抑制することができる。
従って、自動車の開閉体シール構造は、シール部材への洗浄水の直撃を抑制できるとともに、底部開口孔への洗浄水の侵入を阻止することができる。
この発明の態様として、前記第2ガイド面が、前記水平方向に沿った断面において、前記第1ガイド面に対する角度が90°以下となるように形成されたものである。
この発明により、自動車の開閉体シール構造は、第1ガイド面に対する第2ガイド面の角度が90°より大きい場合に比べて、洗浄水がシール部材へ向けて流動することをより抑制することができる。
さらに、自動車の開閉体シール構造は、第1ガイド面に対する第2ガイド面の角度が90°より大きい場合に比べて、第1ガイド面に沿って流動する洗浄水を、第2ガイド面によってより確実に飛散させることができる。
従って、自動車の開閉体シール構造は、第1ガイド面に対する第2ガイド面の角度が90°以下に形成されたしたことにより、シール部材への洗浄水の直撃をより抑制できるとともに、底部開口孔への洗浄水の侵入をより阻止することができる。
またこの発明の態様として、前記水平方向に沿った断面において、前記第1ガイド面の傾斜に沿った方向を傾斜方向として、前記第2ガイド面が、前記開閉体と前記車体側部材との隙間から前記第2ガイド面に至る前記傾斜方向の長さが、前記第2ガイド面から前記シール部材に至る前記傾斜方向の長さよりも長くなる位置に形成されたものである。
この発明により、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材と第2ガイド面とで囲われた空間を大きく確保することができる。このため、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材との隙間から流入した洗浄水が流動するための空間と、第2ガイド面によって飛散、あるいは偏向した洗浄水が流動するための空間を容易に確保することができる。
これにより、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材と第2ガイド面とで囲われた空間内において、洗浄水のスムーズな流動を容易に実現することができる。このため、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材と第2ガイド面とで囲われた空間に、洗浄水が滞留すること抑制できる。
仮に、開閉体と車体側部材と第2ガイド面とで囲われた空間に洗浄水が滞留した場合であっても、自動車の開閉体シール構造は、底部開口孔よりも車両内側に第2ガイド面が位置するため、滞留した洗浄水に流入した洗浄水が直撃することで、洗浄水が直接的に底部開口孔へ向かって流動することを阻止することができる。
従って、自動車の開閉体シール構造は、第2ガイド面からシール部材に至る傾斜方向の長さに対して、開閉体と車体側部材との隙間から第2ガイド面に至る傾斜方向の長さが長くなる位置に第2ガイド面を形成したことにより、底部開口孔への洗浄水の侵入を確実に阻止することができる。
またこの発明の態様として、前記開閉体が、前記底部における車両内側の端部から車両上方側へ屈曲した角部を備え、前記第2ガイド面が、前記開閉体の前記角部に向けて形成されたものである。
この発明により、自動車の開閉体シール構造は、ガイド部の第2ガイド面から開閉体の底部開口孔へ向かって、洗浄水が流動することをより確実に阻止することができる。
さらに、自動車の開閉体シール構造は、第2ガイド面から開閉体へ向かう洗浄水を、開閉体の角部によってさらに飛散させる、あるいは開閉体の角部によって車両外側下方へ偏向させることができる。
これにより、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材との隙間から流入した洗浄水を、ガイド部と開閉体とでより確実に拡散させることができる。このため、自動車の開閉体シール構造は、開閉体と車体側部材との隙間から流入した洗浄水が、シール部材へ到達することをより抑制することができる。
従って、自動車の開閉体シール構造は、開閉体の角部に向けて第2ガイド面が形成されたことにより、シール部材への洗浄水の直撃をより抑制することができる。
またこの発明の態様として、前記ガイド部が、前記第2ガイド面の先端から車両内側上方へ向けて延設された第3ガイド面を備え、前記水平方向に沿った断面において、前記開閉体における前記ガイド部の前記第3ガイド面と対向する部分を、ガイド面対向部として、前記開閉体の前記ガイド面対向部、及び前記ガイド部の前記第3ガイド面が、前記水平方向に沿った断面において、前記車両外側における前記ガイド面対向部と前記第3ガイド面との間隔に比べて、前記車両内側における前記ガイド面対向部と前記第3ガイド面との間隔が広くなるように形成されたものである。
この発明により、自動車の開閉体シール構造は、シール部材への洗浄水の直撃を抑制できるとともに、シール部材よりも車両内側への洗浄水の侵入をより確実に防止することができる。
具体的には、ガイド部の第3ガイド面と開閉体のガイド面対向部とによって、自動車の開閉体シール構造は、ガイド部の第3ガイド面と開閉体のガイド面対向部との間隔が、第2ガイド面からシール部材にかけて拡幅された拡幅空間を形成することができる。
このため、自動車の開閉体シール構造は、ガイド部の第3ガイド面と開閉体のガイド面対向部との間隔が狭い部分を通過した洗浄水を、ガイド部の第3ガイド面と開閉体のガイド面対向部との間隔が広い拡幅空間で拡散させることができる。
これにより、自動車の開閉体シール構造は、シール部材に到達する洗浄水の水圧、及び流量を、開閉体と車体側部材との隙間から流入した洗浄水に比べて大幅に低減することができる。
従って、自動車の開閉体シール構造は、ガイド部の第3ガイド面と開閉体のガイド面対向部とで拡幅空間を形成したことにより、シール部材への洗浄水の直撃を抑制できるとともに、シール部材よりも車両内側への洗浄水の侵入をより確実に防止することができる。
本発明により、シール部材への洗浄水の直撃を抑制できるとともに、底部開口孔への洗浄水の侵入を阻止する自動車の開閉体シール構造を提供することができる。
車両後方から見た自動車の外観を示す背面図。 図1中のA−A矢視断面図。 図2中における要部の断面を示す要部拡大断面図。 高圧の洗浄水の流れを説明する説明図。 従来の車両後部におけるシール構造を示す断面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
なお、図1は車両後方から見た自動車1の背面図を示し、図2は図1中のA−A矢視断面図を示し、図3は図2中における要部の要部拡大断面図を示し、図4は高圧の洗浄水W1の流れを説明する説明図を示している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図1中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
まず、本実施形態における自動車1は、図1に示すように、車両前後方向に沿って開口した車両後部の車体開口(図示省略)を、リフトゲート5で覆ったハッチバック型の自動車である。
詳述すると、自動車1の車両後部は、図1に示すように、車幅方向に所定間隔を隔てて位置で車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール2の後端同士を車幅方向に連結するリヤヘッダ(図示省略)と、ルーフサイドレール2の後端に連結された左右一対のリヤピラー3と、左右のリヤピラー3の下端同士を車幅方向に連結するリヤエンド部4(図2参照)とで、車両前後方向に開口した車体開口を構成している。
そして、自動車1の車両後部は、図1に示すように、図示を省略したヒンジを介してリヤヘッダに開閉自在に支持されるとともに、上述した車体開口を覆うリフトゲート5と、リヤエンド部4の車両後方、かつリフトゲート5の車両下方に配設した合成樹脂製のリヤバンパ6とを備えている。
リフトゲート5は、図1に示すように、その上部にハイマウントストップランプ7aが内蔵されたリヤルーフスポイラー7と、リヤルーフスポイラー7の車両下方に配設されたリヤウインドウガラス8と、リヤウインドウガラス8よりも車両下方の位置に回転軸を有するリヤワイパー9と、リヤウインドウガラス8よりも車両下方における車幅方向の両端に配設した左右一対のテールランプ10とを備えている。
このようなリフトゲート5は、図2に示すように、車両後方側、すなわち車両外側に配置されるとともに、車両の意匠面をなすアウタパネル51と、アウタパネル51よりも車両前方側、すなわち車両内側に配置されたインナパネル52とで、前後方向に沿った断面形状が車幅方向に延びる閉断面形状をなすように構成されている。
さらに、リフトゲート5の内部には、図2に示すように、インナパネル52の下部(後述する内側底部522dから内面形成部523に至る範囲)を補強する補強パネル53が接合されている。
アウタパネル51の下部は、図2に示すように、車両前後方向に沿った断面において、その下端を車両内側へ折り返した、所謂、ヘミング加工によって、インナパネル52の下端を接合保持している。このヘミング加工によってインナパネル52の下端とアウタパネル51の下端とが接合された部分を、ヘミング部5aとする。
インナパネル52の下部は、図2に示すように、車両前後方向に沿った断面において、ヘミング加工によってアウタパネル51に接合されたパネル端部521と、パネル端部521の上端から延設されるとともに、リフトゲート5の底部をなす底部形成部522と、底部形成部522の前端から車両上方へ向けて延設されるとともに、リフトゲート5の車両内側の面をなす内面形成部523とで一体形成されている。
底部形成部522は、図2に示すように、パネル端部521の上端から車両前方、かつ僅かに車両上方へ向けて延設された外側底部522aと、外側底部522aの先端から車両上方、かつ僅かに車両前方へ向けて延設された外側傾斜部522bと、外側傾斜部522bの先端から車両前方上方へ向けて延設された内側傾斜部522cと、内側傾斜部522cの上端から車両前方、かつ僅かに車両上方へ向けて延設された内側底部522dとで構成されている。
なお、外側底部522aは、図3に示すように、後述するリヤバンパ6における第2ガイド面632aを延長した仮想線と、外側傾斜部522bの下端とが交差する長さで、パネル端部521から延設されている。
加えて、インナパネル52の外側底部522aには、図2及び図3に示すように、塗料プールにリフトゲート5を浸漬して電着塗装する際、リフトゲート5の内部に溜まった塗料を排出するための水抜き孔5bが開口形成されている。
また、リヤエンド部4は、図2に示すように、車両前後方向に沿った断面において、車両前方に位置するインナパネル41と、車両外側に位置するアウタパネル42と、インナパネル41、及びアウタパネル42の間に介在するレインフォースメント43とで構成されている。
なお、リヤエンド部4は、インナパネル41の両端に設けたフランジ部41aと、アウタパネル42の両端に設けたフランジ部42aとを、レインフォースメント43の両端に設けたフランジ部43aを挟んで接合して、車両前後方向に沿った断面形状が車幅方向に延びる閉断面形状をなすように形成されている。
このリヤエンド部4には、一体的に接合された車両上方側のインナパネル41のフランジ部41a、アウタパネル42のフランジ部42a、及びレインフォースメント43のフランジ部43aに、リヤエンド部4とリフトゲート5との隙間を閉塞するシール部材11が装着されている。
シール部材11は、図2に示すように、弾性を有するゴム製であって、車体開口をリフトゲート5で覆った状態において、リフトゲート5の内側傾斜部522cに対して弾性変形して当接するように形成されている。
また、リヤバンパ6は、図2に示すように、リヤエンド部4のアウタパネル41の後面に接合されるとともに、車両前後方向に沿った断面形状が断面L字状のバンパ取付けブラケット44に、図示を省略した樹脂クリップなどで固定されている。
このリヤバンパ6は、図2及び図3に示すように、車両前後方向に沿った断面において、車両上下方向に延びるとともに、自動車1の外観意匠面をなすバンパ後部61と、バンパ後部61の上端から車両前方へ延設したバンパ上部62と、バンパ上部62の上面に立設されたガイド部63とで一体形成されている。
ガイド部63は、リフトゲート5の底部(インナパネル52の底部形成部522)と対向する車幅方向の範囲に形成され、リフトゲート5のヘミング部5aと、バンパ上部62との隙間から流入した流水、例えば高圧の洗浄水の流動を案内する案内部として機能する。
より詳しくは、ガイド部63は、図3に示すように、車両前後方向に沿った断面におけるシール部材11とリフトゲート5のヘミング部5aとの間において、バンパ上部62の上面から車両前方上方へ延設された第1ガイド部分631と、第1ガイド部63から車両後方上方へ延設された第2ガイド部分632と、第2ガイド部分632から車両前方上方へ延設された第3ガイド部分633とで構成されている。
第1ガイド部分631は、図3に示すように、車両前後方向に沿った断面において、リフトゲート5の水抜き孔5bと対向するバンパ上部62の上面よりも車両前方の位置から車両前方上方へ向けて延設されている。この第1ガイド部分631における車両後方側の面は、下端に対して上端が車両前方上方に位置するように傾斜した平面であって、この平面を第1ガイド面631aとする。
第2ガイド部分632は、図3に示すように、車両前後方向に沿った断面において、リフトゲート5における外側底部522aと外側傾斜部522bとの境界である角部522eよりも車両前方側に位置する第1ガイド部分631の先端を、リフトゲート5の角部522eへ向けて折り返すように車両後方上方へ延設されている。なお、第1ガイド部分631の第1ガイド面631aから連続する第2ガイド部分632の平面を、第2ガイド面632aとする。
より詳しくは、第1ガイド面631aの傾斜に沿った方向を傾斜方向として、図3に示すように、リフトゲート5のヘミング部5aとリヤバンパ6のバンパ上部62との隙間における略中央から第2ガイド面632aの略中央に至る傾斜方向の長さを、傾斜方向長さL1とする。
そして、内側傾斜部522cとシール部材11との接点から第2ガイド面632aの略中央に至る傾斜方向の長さを傾斜方向長さL2とした場合、第2ガイド部分632の第2ガイド面632aは、傾斜方向長さL2に対して、傾斜方向長さL1が長くなる位置に形成されている。
さらに、第2ガイド部分632の第2ガイド面632aは、下端に対して上端が車両後方上方に位置するように傾斜した平面であって、第1ガイド面631aとの角度が90°以下となるように形成されている。
上述した第1ガイド部分631、及び第2ガイド部分632によって、自動車1の車両後部には、図3に示すように、リフトゲート5のヘミング部5a、及び外側底部522aと、リヤバンパ6のバンパ上部62、第1ガイド部分631、及び第2ガイド部分632で囲われた空間が形成されている。この空間を、拡散空間S1とする。
第3ガイド部分633は、図3に示すように、車両前後方向に沿った断面において、リフトゲート5に対して所定間隔を隔てた位置に位置する第2ガイド部分632の先端から折り返すように車両前方上方へ延設したのち、略車両前方へ延設した屈曲形状に形成されている。なお、第2ガイド部分632の第2ガイド面632aから連続する第3ガイド部分633の平面を、第3ガイド面633aとする。
この第3ガイド部分633は、図3に示すように、車両前後方向に沿った断面において、リフトゲート5の外側傾斜部522bと第3ガイド面633aとの間隔が、車両後方側が最も狭く、車両前方側が最も広くなるように形成されている。
つまり、第3ガイド部分633は、車両前後方向に沿った断面において、リフトゲート5の外側傾斜部522bと第3ガイド面633aとの間隔が、第3ガイド部分633の基部から第3ガイド部分633の先端にかけて広がる拡幅空間S2を、リフトゲート5の外側傾斜部522bとで形成している。
次に、上述した構成の車両後部を有する自動車1を高圧の洗浄水を用いて洗浄した際、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から流入した洗浄水W1の流れについて、図4を用いて説明する。
自動車1の車両後部に対して車両後方から高圧の洗浄水を噴射すると、噴射ノズルNから噴射された高圧の洗浄水W1は、図4に示すように、リフトゲート5のヘミング部5aとリヤバンパ6のバンパ上部62との隙間から、バンパ上部62の上面に沿うように車両前方側、すなわち車両内側へ流入する。
そして、車両内側へ流入した洗浄水W1は、図4に示すように、ガイド部63の第1ガイド面631aに案内されるように、第1ガイド面631aに沿って第2ガイド面632aへ向けて流動する。その後、第1ガイド面631aに沿って流動した洗浄水W1は、第2ガイド面632aに噴き付けられるように直撃して、その一部が拡散空間S1に飛散するとともに、ガイド部63の第2ガイド面632aに案内されるように、第2ガイド面632aに沿って車両上方、及び車幅方向へその流動方向を偏向する。
具体的には、第1ガイド面631aに沿って流動した洗浄水W1は、図4に示すように、第1ガイド面631a、及び第2ガイド面632aに沿って車幅方向へ向かう流れ(図示省略)と、第2ガイド面632aに沿って車両後方上方へ向かう流れとに分流される。
このうち、車幅方向へ分流した洗浄水は、リフトゲート5のヘミング部5aとリヤバンパ6のバンパ上部62との隙間から車外へ排出される。
一方、車両後方上方へ分流した洗浄水は、第2ガイド面632aから離間して、拡散空間S1へ向かう流れと、拡散空間S1へ向かう洗浄水の流量よりも少ない流量で拡幅空間S2へ向かう流れとにさらに分流される。
このうち、拡散空間S1へ分流した洗浄水W2は、図4に示すように、リフトゲート5の角部522eに噴き付けられて、その一部がさらに飛散するとともに、リフトゲート5の外側底部522aに沿うように車両後方へ向けて流動する。その後、拡散空間S1へ分流した洗浄水W2は、リフトゲート5のヘミング部5aとリヤバンパ6のバンパ上部62との隙間から車外へ排出される。
また、拡幅空間S2へ分流した洗浄水W3は、図4に示すように、リフトゲート5の外側傾斜部522bと第3ガイド面633aとの間隔が、狭い部分から広い部分へ向けて流動するため、拡幅空間S2内において拡散するように流動する。
このようにリフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から流入した高圧の洗浄水W1をガイド部63が案内することで、リフトゲート5のヘミング部5aとリヤバンパ6のバンパ上部62との隙間から流入した洗浄水W1に比べて、水圧、及び流量が低減された洗浄水W3が、シール部材11に噴きつけられる。
以上のような洗浄水W1の流れを実現する自動車1にシール構造は、シール部材11への洗浄水W1の直撃を抑制できるとともに、水抜き孔5bへの洗浄水W1の侵入を阻止することができる。
具体的には、第1ガイド面631aがバンパ上部62の上面から車両前方上方へ傾斜しているため、ガイド部63は、リフトゲート5とバンパ上部62との隙間から流入した洗浄水W1を、第1ガイド面631aに沿って車両前方上方へ向けて流動させることができる。
さらに、第2ガイド面632aが第1ガイド面631aから車両後方上方へ傾斜しているため、ガイド部63は、第1ガイド面631aに沿って流動する洗浄水W1を、第2ガイド面632aが受け止めて飛散させるとともに、車両後方上方へ向けて流動させることができる。
この際、リフトゲート5の水抜き孔5bよりも車両前方に第2ガイド面632aが形成されているため、自動車1の開閉体シール構造は、第2ガイド面632aから水抜き孔5bへ向けて洗浄水W1が流動することを阻止できる。
これにより、自動車1の開閉体シール構造は、リフトゲート5とバンパ上部62との隙間から流入した洗浄水W1が、シール部材11に直撃することを抑制できるとともに、水抜き孔5bを介してリフトゲート5の内部へ侵入することを阻止できる。
仮に、シール部材11へ向けて洗浄水W1が流動した場合であっても、自動車1の開閉体シール構造は、シール部材11を押圧する洗浄水W1の水圧、及び流量を、第2ガイド面632aによって大幅に抑制できるため、シール部材11よりも車両前方へ洗浄水W1が侵入することを防止できる。
加えて、自動車1の開閉体シール構造は、ガイド部63の第1ガイド面631a、及び第2ガイド面632aによって、洗浄水W1の流動方向を反転させることができるため、洗浄水W1を容易に車外へ排出することができる。
さらにまた、自動車1の開閉体シール構造は、第1ガイド面を車両後方上方へ傾斜させた場合に比べて、バンパ上部62とガイド部63の第1ガイド面631aとの間にゴミなどの異物が溜まることを抑制できる。
このため、自動車1の開閉体シール構造は、バンパ上部62の上面とガイド部63との間に溜まった異物を、高圧の洗浄水W1で強引に除去する機会を低減でき、シール部材11よりも車両前方への洗浄水W1の侵入、及びリフトゲート5の内部への洗浄水W1の侵入をより抑制することができる。
従って、自動車1の開閉体シール構造は、シール部材11への洗浄水W1の直撃を抑制できるとともに、水抜き孔5bへの洗浄水W1の侵入を阻止することができる。
また、車両前後方向に沿った断面において、第1ガイド面631aに対する角度が90°以下となるように、第2ガイド面632aが形成されたことにより、自動車1の開閉体シール構造は、第1ガイド面に対する第2ガイド面の角度が90°より大きい場合に比べて、洗浄水W1がシール部材11へ向けて流動することをより抑制することができる。
さらに、自動車1の開閉体シール構造は、第1ガイド面に対する第2ガイド面の角度が90°より大きい場合に比べて、第1ガイド面631aに沿って流動する洗浄水W1を、第2ガイド面632aによってより確実に飛散させることができる。
従って、自動車1の開閉体シール構造は、第1ガイド面631aに対する第2ガイド面632aの角度が90°以下に形成されたしたことにより、シール部材11への洗浄水W1の直撃をより抑制できるとともに、水抜き孔5bへの洗浄水W1の侵入をより阻止することができる。
また、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から第2ガイド面632aに至る傾斜方向長さL1が、第2ガイド面632aからシール部材11に至る傾斜方向長さL2よりも長くなる位置に、第2ガイド面632aが形成されたことにより、自動車1の開閉体シール構造は、リフトゲート5とリヤバンパ6と第2ガイド面632aとで囲われた拡散空間S1を大きく確保することができる。
このため、自動車1の開閉体シール構造は、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から流入した洗浄水W1が流動するための空間と、第2ガイド面632aによって飛散、あるいは偏向した洗浄水W2が流動するための空間を容易に確保することができる。
これにより、自動車1の開閉体シール構造は、拡散空間S1内において、洗浄水W1,W2のスムーズな流動を容易に実現することができる。このため、自動車1の開閉体シール構造は、拡散空間S1に洗浄水W1,W2が滞留すること抑制できる。
仮に、拡散空間S1に洗浄水W1,W2が滞留した場合であっても、自動車1の開閉体シール構造は、水抜き孔5bよりも車両前方に第2ガイド面632aが位置するため、滞留した洗浄水に流入した洗浄水W1が直撃することで、洗浄水W2が直接的に水抜き孔5bへ向かって流動することを阻止することができる。
従って、自動車1の開閉体シール構造は、第2ガイド面632aからシール部材11に至る傾斜方向長さL2に対して、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から第2ガイド面632aに至る傾斜方向長さL1が長くなる位置に第2ガイド面632aを形成したことにより、水抜き孔5bへの洗浄水W1の侵入を確実に阻止することができる。
また、第2ガイド面632aが、リフトゲート5の角部522eに向けて形成されたことにより、自動車1の開閉体シール構造は、ガイド部63の第2ガイド面632aからリフトゲート5の水抜き孔5bへ向かって、洗浄水W1が流動することをより確実に阻止することができる。
さらに、自動車1の開閉体シール構造は、第2ガイド面632aからリフトゲート5へ向かう洗浄水W2を、リフトゲート5の角部522eによってさらに飛散させる、あるいはリフトゲート5の角部522eによって車両後方下方へ偏向させることができる。
これにより、自動車1の開閉体シール構造は、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から流入した洗浄水W1を、ガイド部63とリフトゲート5とでより確実に拡散させることができる。このため、自動車1の開閉体シール構造は、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から流入した洗浄水W1が、シール部材11へ到達することをより抑制することができる。
従って、自動車1の開閉体シール構造は、リフトゲート5の角部522eに向けて第2ガイド面632aが形成されたことにより、シール部材11への洗浄水W1の直撃をより抑制することができる。
また、リフトゲート5の外側傾斜部522b、及びガイド部63の第3ガイド面633aが、車両前後方向に沿った断面において、車両後方側における外側傾斜部522bと第3ガイド面633aとの間隔に比べて、車両前方側における外側傾斜部522bと第3ガイド面633aとの間隔が広くなるように形成されたことにより、自動車1の開閉体シール構造は、シール部材11への洗浄水W1の直撃を抑制できるとともに、シール部材11よりも車両前方への洗浄水W1の侵入をより確実に防止することができる。
具体的には、ガイド部63の第3ガイド面633aとリフトゲート5の外側傾斜部522bとによって、自動車1の開閉体シール構造は、ガイド部63の第3ガイド面633aとリフトゲート5の外側傾斜部522bとの間隔が、第2ガイド面632aからシール部材11にかけて拡幅された拡幅空間S2を形成することができる。
このため、自動車1の開閉体シール構造は、ガイド部63の第3ガイド面633aとリフトゲート5の外側傾斜部522bとの間隔が狭い部分を通過した洗浄水W3を、ガイド部63の第3ガイド面633aとリフトゲート5の外側傾斜部522bとの間隔が広い拡幅空間S2で拡散させることができる。
これにより、自動車1の開閉体シール構造は、シール部材11に到達する洗浄水W3の水圧、及び流量を、リフトゲート5とリヤバンパ6との隙間から流入した洗浄水W1に比べて大幅に低減することができる。
従って、自動車1の開閉体シール構造は、ガイド部63の第3ガイド面633aとリフトゲート5の外側傾斜部522bとで拡幅空間S2を形成したことにより、シール部材11への洗浄水W1の直撃を抑制できるとともに、シール部材11よりも車両前方への洗浄水W1の侵入をより確実に防止することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の水平方向は、実施形態の車両前後方向に対応し、
以下同様に、
開閉体は、リフトゲート5に対応し、
車体側部材は、リヤバンパ6に対応し、
車両外側は、車両後方に対応し、
車両内側は、車両前方に対応し、
底部開口孔は、水抜き孔5bに対応し、
底部は、外側底部522aに対応し、
開閉体と車体側部材との隙間から第2ガイド面に至る傾斜方向の長さは、傾斜方向長さL1に対応し、
第2ガイド面からシール部材に至る傾斜方向の長さは、傾斜方向長さL2に対応し、
ガイド面対向部は、外側傾斜部522bに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、車両前後方向に開口した車体開口を開閉自在に覆うリフトゲート5を開閉体として説明したが、これに限定せず、開閉体を乗降用ドアとして、乗降用ドアの車両下方に位置するサイドシルなどの車体側部材にガイド部を備えてもよい。
また、車体側部材をリヤバンパ6として、リヤバンパ6にガイド部63を一体形成したが、これに限定せず、ガイド部63とリヤバンパ6とを別体で構成してもよい。さらに、ガイド部が設けられる車体側部材をリヤバンパ6ではなく、例えば、リヤエンド部4としてもよい。
また、第1ガイド面631a、及び第2ガイド面632aを傾斜した平面としたが、これに限定せず、例えば、車両前後方向に沿った断面において、僅かに湾曲した面としてもよい。
また、リフトゲート5における底部形成部522の外側傾斜部522cにシール部材11が当接する構成としたが、これに限定せず、リフトゲート5の外側傾斜部522cと内側底部522dとの境界近傍にシール部材11が当接する、あるいはリフトゲート5の内側底部522dにシール部材11が当接する構成としてもよい。
また、パネル端部521の上端から延設された外側底部522aと、角部522eと、外側傾斜部522bと、内側傾斜部522cと、内側底部522dとで構成された底部形成部522としたが、これに限定せず、車両前後方向に沿った断面において、パネル端部521の上端から車両前方側へ延設された略平板状の底部形成部としてもよい。この場合、底部形成部から延設された内面形成部にシール部材が当接する構成としてもよい。
また、水平方向における車両の外側を車両外側とし、水平方向における車両の内側を車両内側とした場合、下端に対して上端が車両外側上方に位置するように延設されるとともに、その延長線上よりも車両外側に水抜き孔が位置するように形成された第2ガイド面であればよく、第1ガイド面と第2ガイド面とを連結する部分の形状、及び長さは適宜の構成としてもよい。例えば、水平方向に沿った縦断面において、第1ガイド面と第2ガイド面とを連結する部分を、略直線的な形状、緩やかに湾曲した形状、あるいは多段に屈曲した形状としてもよい。
1…自動車
5…リフトゲート
5b…水抜き孔
6…リヤバンパ
11…シール部材
63…ガイド部
522a…外側底部
522b…外側傾斜部
522e…角部
631a…第1ガイド面
632a…第2ガイド面
633a…第3ガイド面
L1…傾斜方向長さ
L2…傾斜方向長さ
W1…洗浄水

Claims (5)

  1. 車両の水平方向における面に開口形成された車体開口を開閉自在に覆う開閉体と、
    前記車体開口、及び前記開閉体の隙間を閉塞するシール部材と、
    前記開閉体の車両下方に配設された車体側部材とを備えた自動車の開閉体シール構造であって、
    前記水平方向における前記車両の外側を車両外側とし、前記水平方向における前記車両の内側を車両内側として、
    前記開閉体が、
    前記シール部材よりも車両外側の位置に開口形成された底部開口孔を有するとともに、所定間隔を隔てて前記車体側部材の上面と対向する底部を備え、
    前記車体側部材が、
    前記開閉体との隙間と、前記シール部材との間に位置するとともに、前記開閉体との隙間から流入した洗浄水の流動を案内するガイド部を備え、
    前記水平方向に沿った断面において、
    前記ガイド部が、
    前記車体側部材の上面から延設されるとともに、前記車体側部材の上面から車両内側上方へ傾斜した第1ガイド面と、
    前記底部開口孔よりも車両内側において、前記第1ガイド面の上端から連続するとともに、前記第1ガイド面から車両外側上方へ傾斜した第2ガイド面とを備えた
    自動車の開閉体シール構造。
  2. 前記第2ガイド面が、
    前記水平方向に沿った断面において、前記第1ガイド面に対する角度が90°以下となるように形成された
    請求項1に記載の自動車の開閉体シール構造。
  3. 前記水平方向に沿った断面において、前記第1ガイド面の傾斜に沿った方向を傾斜方向として、
    前記第2ガイド面が、
    前記開閉体と前記車体側部材との隙間から前記第2ガイド面に至る前記傾斜方向の長さが、前記第2ガイド面から前記シール部材に至る前記傾斜方向の長さよりも長くなる位置に形成された
    請求項1または請求項2に記載の自動車の開閉体シール構造。
  4. 前記開閉体が、
    前記底部における車両内側の端部から車両上方側へ屈曲した角部を備え、
    前記第2ガイド面が、前記開閉体の前記角部に向けて形成された
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動車の開閉体シール構造。
  5. 前記ガイド部が、
    前記第2ガイド面の先端から車両内側上方へ向けて延設された第3ガイド面を備え、
    前記水平方向に沿った断面において、前記開閉体における前記ガイド部の前記第3ガイド面と対向する部分を、ガイド面対向部として、
    前記開閉体の前記ガイド面対向部、及び前記ガイド部の前記第3ガイド面が、
    前記水平方向に沿った断面において、前記車両外側における前記ガイド面対向部と前記第3ガイド面との間隔に比べて、前記車両内側における前記ガイド面対向部と前記第3ガイド面との間隔が広くなるように形成された
    請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の自動車の開閉体シール構造。
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