JP6484872B1 - 交差部支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施工後の信頼性及び施工時の施工性を向上させた簡易な交差部支持金具を提供することにある。
【解決手段】 交差部支持金具10は、垂下された吊部材と振止部材とを交差状に連結するために、一方の垂下された吊部材を配設する溝部21を設けた第1部材20と、他方の振止部材を配設する溝部31を設けた第2部材30と、第1部材20と第2部材30の間に介在させてそれぞれの溝部21,31とともに振止部材あるいは垂下された吊部材を挟み込む第3部材40と、を重ね合わせ、緊締用に形成される挿通孔を介して軸支可能な緊締具50,60で緊締したことを特徴とする。
【選択図】 図1−1

Description

本願発明は、垂下された吊部材に振止部材を交差状に連結するため、或いは垂下された吊部材に設けられる振止部材どうしを交差状に連結するための交差部支持金具に関するものである。
本願出願人は、垂下された吊部材に設けられる振止部材どうしを交差状に連結するため、あるいは垂下された吊部材に振止部材を交差状に連結するための交差部支持金具として、特許文献1に示すものを発明・開発している。
また、本願出願人による特許文献1以外にも、垂下された吊部材に振止部材を交差状に連結するための交差部支持金具又は垂下された吊部材に設けられる振止部材どうしを交差状に連結するための交差部支持金具として、特許文献2及び特許文献3などに開示されたものがある。
特開2016−153684号公報 特許第6009710号公報 特許第5657093号公報
上記特許文献2は、垂下された吊部材に振止部材を交差状に連結するための「吊りボルト用振れ止め金具」に関するものあるが、次のような課題を有している。
(1)空調機器等を吊り下げた吊りボルトに当該金具を取り付ける際に、連結ボルト(図示符号2)を外す必要がある。
(2)当該金具は空調機器の隣り合う2面に対して同じ位置(高さ)での取り付けが必要になるので、施工場所に障害物(例えば、梁、配管、ダクト、電線等)がある場合、取付位置に制約ができてしまう。
(3)振れ止め箇所が挟着体(図示符号1)で形成される角度と異なる場合には当該金具を使用することは不可能である。
(4)吊りボルト1本に対して長ボルト(図示符号Q)が1本のみになる場合には、使用しない側の斜め支持体(図示符号3)が不要(余剰)となる。
(5)片手で長ボルトを保持しながら、もう一方の手で工具を使う必要がある。2つの作業を同時に行う必要があるため、長ボルト・吊工具を落下させてしまうおそれがある。
上記特許文献3は、振止部材どうしを交差状に連結するための「交差金具」に関するものあるが、次のような課題を有している。
(1)連結ボルト(図示符号2)を交差する棒状材(図示符号P)2本分(約20mm)まで開き、それぞれの棒状材に沿わせるようにあてがいながら、工具で締め込む必要がある。その際に、片手で当該金具を抑えながらもう一方で工具を使う必要がある(2つの作業を同時に行う必要がある)ため、当該金具や工具を落下させてしまうおそれがある。
(2)連結ボルトを必要な分緩める際に、ナット(図示符号3)を落としてしまう可能性がある。また、ナットを予め必要分を緩めていた場合にも輸送や取り付け前の移動で脱落が考えられる。
これに対して、本願出願人は、特許文献1に開示された交差部支持金具をさらに進化・発展させるべく鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成させた。
本願発明の第1の発明は、垂下された吊部材と振止部材とを或いは垂下された吊部材に設けられる振止部材どうしを交差状に連結するために、一方の垂下された吊部材又は振止部材を配設する配設機構を設けた第1部材と、他方の振止部材又は垂下された吊部材を配設する配設機構を設けた第2部材と、第1部材と第2部材の間に介在させてそれぞれの配設機構とともに垂下された吊部材又は振止部材を挟み込む第3部材と、を重ね合わせ、緊締用に形成される挿通孔を介して軸支可能な緊締具で緊締することを特徴とした交差部支持金具である。
第2の発明は、第1部材及び/又は第2部材に付勢作用を及ぼす付勢部材(弾性部材)を備えることを特徴とした同交差部支持金具である。
第3の発明は、第1部材と第2部材又は/及び第3部材に配設機構への垂下された吊部材又は振止部材の差し込みを補助する補助機構を備えることを特徴とした同交差部支持金具である。
第4の発明は、第3部材が、1枚又は2枚以上であることを特徴とした同交差部支持金具である。
第5の発明は、第3部材が、第1部材又は第2部材を延伸して第1部材又は第2部材と一体的に形成されることを特徴とした同交差部支持金具である。
第6の発明は、第1部材及び/又は第2部材の配設機構から垂下された吊部材又は振止部材の脱落を防止する脱落防止手段を備えることを特徴とした同交差部支持金具である。
第7の発明は、緊締具を1又は2以上備えることを特徴とした同交差部支持金具である。
第8の発明は、第1部材又は第2部材に締結具の共回りを防止する共回り防止手段を備えることを特徴とした同交差部支持金具である。
第9の発明は、第1部材及び/又は第2部材の配設機構の内側又は/及び端面に垂下された吊部材又は振止部材と係合する係合手段を備えることを特徴とした同交差部支持金具である。
第10の発明は、第1部材又は/及び第2部材の一端に補助機構を配し、挿通孔を基準とした他端に配設機構を配したことを特徴とした同交差部支持金具である。
ここで「垂下された吊部材」及び「振止部材」は棒状体を意味し、例えば、全ネジボルト,半ネジボルト(スタッドボルト),棒鋼等が挙げられる。
上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明は、垂下された吊部材又は振止部材が、第1部材の配設機構と第3部材と及び第2部材の配設機構と第3部材とによって形成された別々のスペースに収まる(固定される)ように区切られ、軸支可能な締結具で締結し、垂下された吊部材又は振止部材を均一且つ確実に固定できる。
(2)本願発明は、その構成により締結具を外さずに、すべての部材が一体化されたまま(分解しない状態)での施工が可能となる。
(3)本願発明は、垂下された吊部材又は振止部材並びに本体である交差部支持金具自体のワンタッチでの仮止めが可能になる。この点、先行技術文献として挙げた特許文献2に係る発明では、垂下された吊部材(特許文献2では「吊りボルト」)の仮止めはできず、また、ワンタッチでの取り付けもできない構造になっている。
(4)本願発明は、補助機構を備えることで、垂下された吊部材又は振止部材を配設機構へ差し込むことができるので、作業性が向上する。。
(5)本願発明は、第3部材が最低1枚あれば垂下された吊部材又は振止部材を別々のスペースに収まる(固定される)ように区切ることができる。第3部材が2枚あれば、第1部材や第2部材とそれぞれ組み合わさって、確実にスペースを区切ることができる。
(6)本願発明は、第3部材が第1部材や第2部材と一体化されているので、第1部材や第2部材と確実に組み合わさり、スペースを確保できる。
(7)本願発明は、脱落防止手段を備えることで、垂下された吊部材又は振止部材を第1部材及び/又は第2部材の配設機構から脱落することを防止できる。
(8)本願発明は、緊締具を1又は2以上備えることで、1の場合には部品点数が減り、施工の容易性及び価格低減を図れ、2以上の場合には連結対象である垂下された吊部材又は振止部材の固定が強固となる。
(9)本願発明は、第1部材又は第2部材に締結具の共回りを防止する共回り防止手段を備えることで、作業効率・品質の向上が図られる。
(10)本願発明は、係合手段を備えたことで、垂下された吊部材又は振止部材が第1部材や第2部材の配設機構から抜けることを確実に防止する。
本願発明の第1実施形態を示す説明図。 本願発明の第1実施形態を示す説明図。 本願発明の第1実施形態を示す説明図。 本願発明の第2実施形態を示す説明図。 本願発明の第3実施形態を示す説明図。 本願発明の第3実施形態を示す説明図。 本願発明の第4実施形態を示す説明図。 本願発明の第5実施形態を示す説明図。 本願発明の第5実施形態を示す説明図。 本願発明の第6実施形態を示す説明図。 本願発明の第7実施形態を示す説明図。 本願発明の第8実施形態を示す説明図。 本願発明の第9実施形態を示す説明図。 本願発明の第10実施形態を示す説明図。 本願発明の第11実施形態を示す説明図。 本願発明の第12実施形態を示す説明図。
本願発明の実施形態(一例)を図面に基づいて説明する。なお、ここでは垂下された吊部材と振止部材とを交差状に連結する使用例について説明するが、振止部材どうしを交差状に連結する使用例などにも実施可能であり、これらの実施形態に限定されるものではない。
図1(図1−1〜図1−3)は、本願発明の第1実施形態を示す説明図である。
図1−1に図示するように、交差部支持金具10は、第1部材20と第2部材30と第3部材40とを備える。
第1部材20と第2部材30には、それぞれ垂下された吊部材90と振止部材95とを配設するための配設機構として溝部21、溝部31を外側へ突出するように設けている。また、第3部材40は、この第1部材20と第2部材30の間に介在させてそれぞれの溝部21,溝部31とともに吊部材90と振止部材95を別々に挟み込むスペース形成の役割を果たしている。
図1−1の例では、第1部材20と第2部材30と第3部材40を重ね合わせて、緊締用に形成される挿通孔を介して軸支可能な緊締具、ここではボルト50及びナット60で緊締する。この時、ボルト50とナット60の間に付勢部材であるコイルバネ70を介在させて、第1部材20及び第2部材30に付勢作用を与える。これによって、ボルト50及びナット60を緊締しなくても、第1部材20及び第2部材30は第3部材40側(内側)へ付勢されるので、吊部材や振止部材の仮止めが可能になる。
図1−2の例では、図1−1のコイルバネ70を締結時にカップ型のワッシャー76の中に収まる形とする。これは、コイルバネ70の不具合によるボルト50の緩み防止やボルト50・ナット60の締結時の締め込み作用を奏し、トルクをバネ経由でなくワッシャーで伝えるものである。
図1−3の例では、図1−1、図1−2の実施形態のナット60部分をバーリング加工35としてナットを使用せずに部品点数を減らすことができる。この時、付勢部材であるコイルバネ70はボルト50の頭側に配することとなる。
なお、付勢部材はコイルバネ70に限らず、ゴムや磁力のようなものであってもよい。 また、ワッシャー76も、これに限らず「コの字形の曲げ板」や本体の穴周りを高くして(リブ状突起・切起し突起にして)同様の機能を有しても良い。要は、ナット60と抑え金具がバネを介さずに締め込みできればよいのである。
また、第1部材20及び第2部材30には、それぞれの溝部21,溝部31を持ち上げて吊部材90又は振止部材95の差し込みを補助するための補助機構としてツマミ部23,ツマミ部33を備える。ツマミ部23,ツマミ部33を押すことで溝部21,溝部31が持ち上がり(開き)、吊部材や振止部材を差し込みやすくなる。なお、補助機構は図示した構造に限定されず、例えば、溝部21,溝部31に指を当てて持ち上げる部分を設けるなどしてもよい。
更に、交差部支持金具10には、ボルト50の共回りを防止する共回り防止手段51を備える。
また、交差部支持金具10には、第1部材20及び第2部材30の溝部21,溝部31の内側又は/及び端面に吊部材90又は振止部材95と係合する係合手段22,32を備える。
図2は、本願発明の第2実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Bが、図1に図示する交差部支持金具10と異なるのは、第3部材を第1部材20Bと第2部材30Bとにそれぞれ対応するように2枚備えることにある。すなわち、第1部材20Bに対応する第3部材40B1と、第2部材30Bに対応する第3部材40B2を備える。
第3部材を第1部材20Bと第2部材30Bとにそれぞれ対応するように2枚備えることで、第1部材20Bや第2部材30Bとそれぞれ組み合わさり、確実に吊部材と振止部材を別々に挟み込むスペースを確保することができる。
なお、第1部材20Bと第3部材40B1は、凹凸部を形成したり、板側部などに引っ掛かり突起を成形したりして、互いに追随しずれることを抑制する機能を付加することで、挟み込むスペースをより確実に確保できる。第2部材30Bと第3部材40B2についても同様である。
その他については、図1に図示する交差部支持金具10と同じであるので、その説明を省略する。
図3(図3−1及び図3−2)は、本願発明の第3実施形態を示す説明図である。
図3−1に図示する交差部支持金具10Cが、図1に図示する交差部支持金具10と異なるのは、第3部材を第1部材20Cや第2部材30Cを延伸して一体的に形成することにある。すなわち、延伸部分が第3部材の形成するものである。
第3部材が第1部材20Cや第2部材30Cに一体化されているので、第1部材20Cや第2部材30Cと確実に組み合わさり、自ずと吊部材と振止部材を別々に挟み込むスペースを確保することができる。
その他については、図1に図示する交差部支持金具10と同じであるので、その説明を省略する。
図3−2に図3−1で図示した交差部支持金具10Cのバリエーションを図示する。
図3−2(a)は、第1部材20C(第3部材も含む)及び第2部材30C(第3部材を含む)をバネ鋼で成形したものである。これにより、全体(第1部材20Cや第2部材30C)が板ばねとなり、付勢作用を得られる。
図3−2(b)は、第1部材20C及び第2部材30Cに第3部材を形成しやすくするため、折曲部分にウイークポイントとなるスリット41Cを設けたものである。
図3−2(c)は、第1部材20C及び第2部材30Cに第3部材を形成しやすくするため、同じく折曲部分にウイークポイントとなる板薄部42Cを設けたものである。
図4は、本願発明の第4実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Dが、図2に図示する交差部支持金具10Bと異なるのは、第1部材20D及び第3部材40D1と図示省略する第2部材30D及び第3部材40D2との間に第4部材45D(センター板)を備えることにある。
第4部材45Dを備えることで、第3部材どうし(第3部材40D1と第3部材40D2)の接触具合を均等にするという効果を有する。また、第4部材45Dに角度の目盛りを入れることで、第1部材20Dと第2部材30Dの交差角度を簡単に認識できる。
その他については、図2に図示する交差部支持金具10Bと同じであるので、その説明を省略する。
図5(図5−1及び図5−2)は、本願発明の第5実施形態を示す説明図である。
図5−1に図示する交差部支持金具10Eが、図1に図示する交差部支持金具10と異なるのは、緊締具であるボルト50・ナット60を1セットではなく、2セット備えるとともに(図5−1のように溝部を挟んで両側でもよいし、図5−2(a)のように挟まずに片側でもよい)、第1部材20Eと第2部材30Eの挿通孔(ボルト孔)を長穴にすることにある。
締結具を2セット備えることで、1セットの場合と比較して吊部材又は振止部材の強固な固定を可能にするという効果を有する。また、第3部材40Eを丸穴とすることで、長穴開口板2枚のときに起こり得る、第1部材・第2部材の部材どうしのセンターずれを防止する(丸穴が基準となり、ずれが防止されるため)。
その他については、図1に図示する交差部支持金具10と同じであるので、その説明を省略する。
図5−2に図5−1で図示した交差部支持金具10Eのバリエーションを図示する。
図5−2(a)は、溝部21Eと溝部31Eを挟まずに片側に緊締具であるボルト50・ナット60を2セット備えるものである。
図5−2(b)〜(d)は、第1部材20Eと第2部材30Eそれぞれに別個のボルト50・ナット60を備えたものである。
図6は、本願発明の第6実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Fが、図1に図示する交差部支持金具10と異なるのは、吊部材と振止部材を差し込みやすくするために、挿入補助部28F,38Fを形成したことである。また、より挿入しやすくするために、第1部材20Fや第2部材30Fと第3部材40Fとの間にクリアランスを設けることも有効である。そのために、第1部材20Fと第2部材30Fに折曲片24F,折曲片34Fを備える。なお、折曲片は第3部材40Fに形成してもよい。
その他については、図1に図示する交差部支持金具10と同じであるので、その説明を省略する。
図7は、本願発明の第7実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Gは、図3−1に図示する交差部支持金具10Cの変形であり、第3部材の一部(第3部材40GX)を第1部材20Gや第2部材30Gと一体的に形成するとともに、分離した第3部材の一部(第3部材40GY)と組み合わせることにより第3部材を構成するものである。
図4に図示する交差部支持金具10Dと異なるのは、第1部材20Gや第2部材30Gからの延伸を極力短くして、分離した第3部材の一部とともに、溝部21G,溝部31Gと一緒に吊部材や振止部材を挟み込めるようにしたものである。
その他については、図1に図示する交差部支持金具10や図4に図示する交差部支持金具10Dと同じであるので、その説明を省略する。
図8は、本願発明の第8実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Hは、溝部21H,溝部31Hを持ち上げて吊部材90又は振止部材95の差し込みを補助するための補助機構として、ツマミ部43Hを第3部材40Hに備えるものである。
その他については、図1に図示する交差部支持金具10や図4に図示する交差部支持金具10Dと同じであるので、その説明を省略する。
図9は、本願発明の第9実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Iは、第1部材20Iと第2部材30Iの挿通孔(ボルト孔)をそれぞれ長孔にしたものである(第3部材30Iの挿通孔は単孔である丸孔)。
挿通孔(ボルト孔)を長孔にすることで、自由度を大きくすることができ(第1部材や第2部材のスライドなど)、吊部材又は振止部材を入れやすくできる。
図10は、本願発明の第10実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Jは、第1部材20Jと第2部材30Jの挿通孔(ボルト孔)をそれぞれダルマ孔(ひょうたん孔)にしたものである(第3部材30Iの挿通孔は単孔である丸孔)。
挿通孔(ボルト孔)をダルマ孔(ひょうたん孔)にすることで、自由度を大きくすることができ(ボルト・ナットを締結したまま第1部材・第2部材を取り付けられるなど)、吊部材又は振止部材を入れやすくできる。
また、第1部材20Jと第2部材30Jの端部に脱落防止手段26J,36Jを設けることができる。
図11は、本願発明の第11実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Kは、配管支持金具80に設けられた全ネジ部分を吊部材90として交差部支持金具10Kを取り付けたものである。このように、本願発明に係る交差部支持金具は一般的に言われる吊部材に限られず、装置・設備等の棒状体部分に取り付けが可能である。
図12は、本願発明の第12実施形態を示す説明図である。
図示する交差部支持金具10Lは、補助機構であるツマミ部23L,33Lを第1部材20L及び第2部材30Lのそれぞれ一端に配し、挿通孔(ボルト孔)を基準とした他端側に配設機構である溝部21L,31Lをそれぞれ配している。ツマミ部23L,33L(補助機構)を力点、溝部21L,31L(配設機構)を作用点と考えてテコと見做した場合、支点はこの両者の間に存在し、力点であるツマミ部23L,33Lに力を加えてつまむと、第1部材20L(又は第2部材30L)と第3部材40Lとの間で支点が生じ、作用点にあたる溝部21L,31Lは持ち上がり、吊部材90・振止金具95を長手方向側面から挿入可能な形となる。
本願発明に係る交差部支持金具は、振止部材どうしを交差状に連結するため、あるいは垂下された吊部材に振止部材を交差状に連結するために広く利用できるものである。
(第1実施形態)
10 交差部支持金具
20 第1部材
21 溝部
22 係合手段
23 ツマミ部
30 第2部材
31 溝部
32 係合手段
33 ツマミ部
40 第3部材
50 ボルト
51 共回り防止手段
60 ナット
70 コイルバネ
75 平ワッシャー(平座金)
90 垂下された吊部材(吊部材)
95 振止金具

Claims (10)

  1. 垂下された吊部材と振止部材との2本の棒状体を交差状に連結するために、垂下された吊部材を配設する配設機構を設けた第1部材と、振止部材を配設する配設機構を設けた第2部材と、同一形状である第1部材と第2部材の間に介在させてそれぞれの配設機構とともに垂下された吊部材又は振止部材を挟み込む第3部材と、を重ね合わせ、緊締用に形成される挿通孔を介して軸支可能な緊締具で緊締するとともに、
    第1部材及び第2部材を第3部材側へ付勢作用を及ぼす付勢部材(弾性部材)を備えることを特徴とした交差部支持金具。
  2. 垂下された吊部材に設けられる振止部材どうしの2本の棒状体を交差状に連結するために、一方の振止部材を配設する配設機構を設けた第1部材と、他方の振止部材を配設する配設機構を設けた第2部材と、同一形状である第1部材と第2部材の間に介在させてそれぞれの配設機構とともに振止部材を挟み込む第3部材と、を重ね合わせ、緊締用に形成される挿通孔を介して軸支可能な緊締具で緊締するとともに、
    第1部材及び第2部材を第3部材側へ付勢作用を及ぼす付勢部材(弾性部材)を備えることを特徴とした交差部支持金具。
  3. 第1部材と第2部材又は/及び第3部材に配設機構への垂下された吊部材又は振止部材の差し込みを補助する補助機構を備えることを特徴とした請求項1又は2記載の交差部支持金具。
  4. 第3部材が、1枚又は2枚以上であることを特徴とした請求項1から3のいずれかに記載の交差部支持金具。
  5. 第3部材が、第1部材又は第2部材を延伸して第1部材又は第2部材と一体的に形成されることを特徴とした請求項1から4のいずれかに記載の交差部支持金具。
  6. 第1部材及び/又は第2部材の配設機構から垂下された吊部材又は振止部材の脱落を防止する脱落防止手段を備えることを特徴とした請求項1から5のいずれかに記載の交差部支持金具。
  7. 第1部材又は第2部材に締結具の共回りを防止する共回り防止手段を備えることを特徴とした請求項1から6のいずれかに記載の交差部支持金具。
  8. 第1部材及び/又は第2部材の配設機構の内側又は/及び端面に垂下された吊部材又は振止部材と係合する係合手段を備えることを特徴とした請求項1から7のいずれかに記載の交差部支持金具。
  9. 第1部材又は/及び第2部材の一端に補助機構を配し、挿通孔を基準とした他端に配設機構を配したことを特徴とした請求項3記載の交差部支持金具。
  10. 第1部材又は/及び第2部材の一端に補助機構を配し、挿通孔を基準とした他端に配設機構を配したことを特徴とした請求項3記載の交差部支持金具。
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