JP6482982B2 - 動物用トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、動物用トイレに関する。
従来、動物用トイレとして、室内で飼育される猫等の動物が使用するものが知られている。例えば、特許文献1には、尿等を通過させる孔を多数備える簀の子によってトイレ本体が上下に区画され、上層部分には***物処理材が敷設され、下層部分には尿吸収材が敷設されたペット用トイレが開示されている。
この簀の子は、間隔をおいて配置された複数の縦方向リブ及び複数の横方向リブを交差させることにより、多数の孔が形成されている。簀の子の上下方向において、縦方向リブの最上部の位置と横方向リブの最上部の位置とは同じである。さらに、縦方向リブと横方向リブとが接続する部分の角度(鉛直面における角度)が直角となっている。
特開2006−67920号公報
特許文献1に記載のものでは、例えば縦方向リブに沿ってブラシ等をかけて簀の子を掃除する際、ブラシ等が横方向リブに引っ掛かってしまい、洗いづらかった。また、縦方向リブと横方向リブとが接続する部分の角度(鉛直面における角度)が直角となっていたため、その部分に尿等の汚れが溜まりやすかった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、尿等の汚れが溜まりにくく、掃除がしやすい動物用トイレを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、上下方向を有し、前記上下方向に貫通する複数の孔が底部に形成された上容器と、前記上容器よりも下方に設けられた下容器と、を備えた動物用トイレであって、前記孔は、前記上下方向に交差する方向に沿った第1リブと、前記上下方向及び前記第1リブに交差する方向に沿った第2リブと、によって外周を囲まれており、前記第2リブの最上部は、前記第1リブの最上部より高く、前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブから斜め下方に傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする動物用トイレである。本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、尿等の汚れが溜まりにくく、掃除がしやすい。
本発明の実施形態に係る動物用トイレの一構成例を示す斜視図である。 動物用トイレの分解説明図である。 上容器の一構成例を示し、図3Aは上面図、図3Bは右側面図、図3Cは正面図である。 上容器を裏側から見た平面図である。 トレイの一構成例を示す平面図である。 上容器、下容器、及びトレイが組み合わされた状態を示す断面図である。 横リブ及び縦リブの一構成例を示し、図7Aは一部拡大斜視図、図7Bは一部拡大平面図である。 図7BのVIII−VIII線断面図である。 図9Aは図3AのIXA−IXA線断面図、図9Bは図3AのIXB−IXB線断面図である。 図10Aは図3AのXA−XA線断面図、図10Bは図3AのXB−XB線断面図である。 上下方向に力が加わった際の横リブ及び縦リブの様子を示し、図11Aは上方から下方に向かって力が加わった状態、図11Bは下方から上方に向かって力が加わった状態である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
上下方向を有し、前記上下方向に貫通する複数の孔が底部に形成された上容器と、前記上容器よりも下方に設けられた下容器と、を備えた動物用トイレであって、前記孔は、前記上下方向に交差する方向に沿った第1リブと、前記上下方向及び前記第1リブに交差する方向に沿った第2リブと、によって外周を囲まれており、前記第2リブの最上部は、前記第1リブの最上部より高く、前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブから斜め下方に傾斜する傾斜面が設けられている動物用トイレが明らかとなる。
このような動物用トイレによれば、第1リブの、第2リブに接続する部分には、第2リブから斜め下方に傾斜する傾斜面が設けられているため、第1リブと第2リブとが接続する部分の鉛直面における角度が直角又は鋭角となる場合と比べて、その部分に尿等の汚れが溜まりにくい。また、掃除をする際に、第1リブと第2リブとの境界部分にブラシ等があてやすく掃除がしやすくなる。
かかる動物用トイレであって、前記第1リブの上側には、下方に向かって湾曲する第1曲面が、互いに隣り合う二つの前記第2リブの間に亘って設けられており、前記第1曲面の一部が、前記傾斜面であることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第1リブの上側に第2リブに接続する部分に設けられた傾斜面を含む第1曲面が設けられていることにより、第1リブの上側が滑らかな面となるため、尿等の汚れがより溜まりにくい。また、掃除をする際に、第1曲面全体に亘ってブラシ等をあてることができるため、掃除がしやすくなる。
かかる動物用トイレであって、前記第2リブの上側には、上方に向かって湾曲する第2曲面が設けられており、前記第2曲面と前記第1リブの前記傾斜面とが連続していることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第2リブの上側に第2曲面が設けられていることにより、尿等が上部に溜まりにくく下方に流れ落ちやすくなる。そして、第2曲面と第1リブの傾斜面とが滑らかに連続してつながっているため、第2曲面と傾斜面との境界部分に尿等の汚れが溜まってしまうといった事態を抑制することができる。
かかる動物用トイレであって、前記第2リブの下方側では、前記第2リブの長手方向及び前記上下方向に交差する幅方向の寸法が、下端に向かうにつれて小さくなっていることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第2リブの下方側において、幅方向の寸法を下端に向かうにつれて小さくすることにより、第2リブを伝った尿等が下端に集まって液滴が大きくなり自重により下方に落ちやすくなるため、液切れがよくなり、汚れがより溜まりにくくなる。
かかる動物用トイレであって、隣り合う前記第1リブの間の距離は、隣り合う前記第2リブの間の距離よりも長いことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、隣り合う第1リブの間の距離を隣り合う第2リブの間の距離よりも長くすることにより、第1リブ及び第2リブによって外周を囲まれた孔は、第2リブに沿って細長い形状を有することとなるため、当該孔の長手方向に沿ってブラシ等を動かすことで掃除がしやすくなる。
かかる動物用トイレであって、前記第2リブの最上部の前記上下方向における位置は、前記上容器において前記底部の外周に前記底部から連続して設けられた外周部のうち最も低い部分の前記上下方向における位置と同じであることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第2リブの最上部が底部の外周に設けられた外周部のうち最も低い部分よりも上方に突出していないため、例えば掃除の際に、底部と外周部との境界部分に対して上方側から下方側に向かって力が加わった場合でも、第2リブのみに対して力が加わることがなく、第2リブ及び外周部に分散して力が加わる。これにより、底部の強度を確保することができる。
かかる動物用トイレであって、前記上下方向に沿って見た場合に、前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブに向かって湾曲する曲面が設けられていることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、上下方向に沿って見た場合に、第1リブの、第2リブに接続する部分に、第2リブに向かって湾曲する曲面が設けられていることにより、孔が丸みを帯びた形状となり、水平面において第1リブと第2リブとが直角に接続する場合と比べて、当該接続部分に尿等の汚れが溜まりにくい。
かかる動物用トイレであって、複数の前記第1リブのうち両端に位置する前記第1リブは、他の前記第1リブよりも下方に突出していることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、両端に位置する第1リブが他の第1リブよりも下方に突出することにより、底部に対してブラシ等をかけた際、孔を通過した汚物が両端に位置する第1リブにあたって下方側に落ちやすくなるため、汚物の飛び散りを抑制することができる。
かかる動物用トイレであって、前記上容器は、前記底部の外周に、前記底部から連続して設けられた外周部を有し、前記外周部の一部には、前記第2リブに沿った板部材が複数の前記第2リブの両側に設けられており、前記板部材は、複数の前記第1リブのうち両端に位置する前記第1リブよりも下方に突出していることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、板部材が両端に位置する第1リブよりもさらに下方に突出することにより、例えば上容器を床に置いた場合でも、板部材の端部が床と接触することにより底部が直接床に接触しないため、底部に付いた汚れが床に付いてしまうことを抑制することができる。
かかる動物用トイレであって、前記第1リブは、前記上下方向の長さが最も短い部分の寸法が、前記第2リブにおける前記上下方向の長さが最も長い部分の寸法の半分よりも大きいことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第1リブにおいて、上下方向の長さが最も短い部分の寸法を、上下方向の長さが最も長い部分の寸法の半分よりも大きくすることによって、掃除をする際におけるブラシ等のかけやすさを維持しつつ、上下方向に加わった力により当該最も短い部分が破損してしまうことを抑制することができる。
かかる動物用トイレであって、前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブから斜め上方に傾斜する下側傾斜面が設けられていることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第1リブの、第2リブに接続する部分には、第2リブから斜め上方に傾斜する下側傾斜面が設けられているため、底部の下側においても、第1リブと第2リブとが接続する部分の鉛直面における角度が直角又は鋭角となる場合と比べて、その部分に尿等の汚れが溜まりにくい。また、掃除をする際に、底部の下側においても、第1リブと第2リブとの境界部分にブラシ等があてやすく掃除がしやすくなる。
かかる動物用トイレであって、前記第1リブの下側には、上方に向かって湾曲する下側曲面が、互いに隣り合う二つの前記第2リブの間に亘って設けられており、前記下側曲面の一部が、前記下側傾斜面であることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、第1リブの下側に、第2リブに接続する部分に設けられた下側傾斜面を含む下側曲面が設けられていることにより、第1リブの下側も滑らかな面となるため、尿等の汚れがより溜まりにくい。また、掃除をする際に、下側曲面全体に亘ってブラシ等をあてることができるため、底部の上側と共に下側も掃除がしやすくなる。
===実施形態===
本発明の実施形態に係る動物用トイレは、例えば室内で飼われる猫等の動物が使用するものである。本明細書中における「動物」とは、猫、犬、ウサギ、ハムスター等のいわゆるペットのみならず、トラやライオンの赤ちゃん等も含む。
例えば、動物が猫である場合における動物用トイレの使用方法としては次の通りである。猫が動物用トイレ内に入り、例えば猫砂やサンド等と呼ばれる***物処理材の上から排尿や排便をする。その後、猫は***物処理材を足でかいて***物を隠す。飼い主等は、***物で汚れた部分の***物処理材を***物と共に動物用トイレ内から取り除き、取り除いた分だけ新しい***物処理材を補充する。
<動物用トイレ1の全体構成>
動物用トイレ1の全体構成について、図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る動物用トイレ1の一構成例を示す斜視図である。図2は、動物用トイレ1の分解説明図である。
この動物用トイレ1は、例えば室内の床等の上に設置されて使用されるものであり、互いに直交する上下方向、前後方向、及び左右方向を備える。本実施形態では、前後方向に長手方向を有し、左右方向に短手方向を有している。また、動物用トイレ1の設置面側が下方向であり、その反対側が上方向である。
動物用トイレ1は、尿通過領域200が設けられた上容器2と、上容器2よりも下方に設けられた下容器3と、動物が出入りするための開口部41が形成されたカバー4と、下容器3内に収容されるトレイ5とを備えている。上容器2、下容器3、カバー4、及びトレイ5は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂を成形加工してなる。
図2を参照して、動物用トイレ1の組み付け方法を説明する。まず、上容器2を上方から下容器3に組み付ける。次に、上容器2が組み付けられた状態の下容器3に対して上容器2の上方からカバー4を組み付ける。トレイ5は、下容器3に対して前後方向にスライド可能であり、下容器3内に収容される。本実施形態では、トレイ5を下容器3内に収容する方向が後方向であり、トレイ5を下容器3内から引き出す方向が前方向である。
(上容器2の構成)
次に、上容器2の構成について、図1及び図2に加えて図3A、図3B、図3C、及び図4を参照して説明する。
図3A、図3B及び図3Cは、上容器2の一構成例を示し、図3Aは上面図、図3Bは右側面図、図3Cは正面図である。図4は、上容器2を裏側から見た平面図である。
上容器2は、図2、図3B、及び図3Cに示すように、上方が開口した箱状の部材であり、尿通過領域200が設けられた底部20と、底部20の外周に設けられた外周部23と、外周部23の周縁から上方に向かって立設した側面24と、側面24の上方端を下方に向かって折り返した折り返し部25とを有している。
底部20は、上容器2の各部のうち最も下方に位置している。本実施形態では、底部20は、動物用トイレ1を床に設置した状態において、床と平行となる部分である。底部20の尿通過領域200には、上下方向に貫通する複数の孔20aが形成されている。
複数の孔20aは、上下方向に交差する方向に沿った第1リブとしての横リブ21と、上下方向及び横リブ21に交差する方向に沿った第2リブとしての縦リブ22とによって外周を囲まれている。本実施形態では、動物用トイレ1の左右方向に沿った横リブ21が前後方向に複数並んで設けられており、動物用トイレ1の前後方向に沿った縦リブ22が左右方向に複数並んで設けられている。
なお、横リブ21が左右方向に沿い、縦リブ22が前後方向に沿っている必要は必ずしもなく、横リブ21及び縦リブ22が上下方向に交差し、かつ横リブ21と縦リブ22とが互いに交差していればよい。
図3A及び図4に示すように、尿通過領域200は、横リブ21と縦リブ22とによって一体に形成された格子体をなしている。本実施形態では、底部20の全体に尿通過領域200が設けられているが、例えば底部20の一部に尿通過領域200が設けられていてもよいし、底部20から外周部23側に亘って尿通過領域200が設けられていてもよい。
外周部23は、底部20から連続して設けられており、本実施形態では、尿通過領域200の周縁から上方に向かって傾斜するように連続して設けられている。図3C及び図4に示すように、外周部23の裏側には、縦リブ22に沿った板部材26が、複数の縦リブ22(尿通過領域200)の左右方向の両側にそれぞれ設けられている。図3Cに示すように、一対の板部材26は下方に突出しており、例えば上容器2を床の上に置く際の脚としての機能を有している。
折り返し部25は、図2及び図3Bに示すように、左右方向に対向する位置にそれぞれ、切り欠き250が形成されている。切り欠き250は、上容器2を下容器3に組み付けたり、上容器2を下容器3から取り外したりする際に飼い主等が指を掛けることができるようにしたものである。なお、図2及び図3Bでは、2つの切り欠き250のうち一方の切り欠き250のみを示している。
(下容器3の構成)
次に、下容器3の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
下容器3は、上容器2と同様に、上方が開口した箱状の部材であり、底部31と、底部31の左右方向の両端から上方に向かって立設した側壁部32と、底部31の前方端から上方に向かって立設した前壁部33と、底部31の後方端から上方に向かって立設した後壁部34と、側壁部32、前壁部33、及び後壁部34の上方端を下方に向かって折り返した折り返し部35とを有している。
図2に示すように、下容器3の内部には、トレイ5を収容するための収容空間36が形成されている。なお、図2では、収容空間36を破線で示している。前壁部33には、収容空間36に対してトレイ5を出し入れするための出入り口33aが形成されている。また、図1に示すように、前壁部33には、トレイ5を手で掴む際に手が前壁部33に当たらないようにするための凹部33bが形成されている。
折り返し部35は、左右方向に対向する位置にそれぞれ、凸部352aが設けられた嵌合片352が下方に向かって張り出して形成されている。なお、図2では、2つの嵌合片352のうち一方の嵌合片352のみを示している。また、折り返し部35の上方端には、上方に向かって突出した2つの突起351が、左右方向に対向する位置にそれぞれ設けられている。突起351は、上容器2を下容器3に組み付けた際、上容器2の折り返し部25によって形成された空間内に介在し、これにより、下容器3に対する上容器2の左右方向の移動が規制される。
(カバー4の構成)
次に、カバー4の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
カバー4は、開口部41と、開口部41の左右方向の両側にそれぞれ設けられた側壁部42と、開口部41の前方側に設けられた前壁部43と、開口部41の後方側に設けられた後壁部44と、側壁部42、前壁部43、及び後壁部44の下方端から下方に向かって張り出した張り出し部45とを有している。本実施形態では、側壁部42、前壁部43、後壁部44、及び張り出し部45は一体に形成されている。また、カバー4は底面を有しておらず、上下方向に貫通している。
図2に示すように、張り出し部45は、左右方向に対向する位置にそれぞれ、貫通穴450aが形成された嵌合片450が下方に向かって張り出して形成されている。なお、図2では、2つの嵌合片450のうち一方の嵌合片450のみを示している。貫通穴450aは、上容器2が組み付けられた下容器3に対してカバー4を組み付けた際に下容器3の凸部352aを嵌合させるためのものである。本実施形態では、貫通穴450aは、猫の顔の形状に形成されている。
(トレイ5の構成)
次に、トレイ5の構成について、図1及び図2に加えて図5及び図6を参照して説明する。
図5は、トレイ5の一構成例を示す平面図である。図6は、上容器2、下容器3、及びトレイ5が組み合わされた状態を示す断面図である。
トレイ5は、上下方向の厚さが薄く形成され、上方が開口した箱状の部材であり、底部54と、底部54の左右方向の両側に立設された側壁部52と、底部54の前後方向の両側に設けられた取っ手部53とを有し、尿等を吸収する吸収体5aが設置される吸収体設置部51が設けられている。なお、吸収体5aを、図2では斜線で、図5では破線及び斜線で示している。
このトレイ5は、前後方向の両側にそれぞれ取っ手部53が設けられていることにより、トレイ5を前後逆さまにして下容器3の収容空間36内に収容することが可能である。取っ手部53には、下容器3の収容空間36に対してトレイ5を出し入れする際に手を引っ掛けるための引っ掛け穴530が形成されている。
図6に示すように、上容器2内には、***物処理材Sが底部20から外周部23に亘って撒かれている。***物処理材Sの上から***された尿は、上容器2の尿通過領域200を通過して、吸収体設置部51に設置された吸収体5aに吸収される。吸収体5aは、例えばパルプ繊維や高吸収性ポリマー等の液吸収性素材によって形成された吸収シートである。図6では、吸収体5aを破線及び斜線で示している。
2つの取っ手部53のうち一方の取っ手部53を掴んでトレイ5を前後方向に移動させる際にトレイ5が下容器3の収容空間36内において傾いてしまった場合には、他方の取っ手部53や側壁部52の上端部が上容器3の底部20に触れてしまう可能性がある。この場合、底部20に付着した汚れがトレイ5に付着してしまうおそれがある。本実施形態では、図6に示すように、トレイ5に向かって突出する板部材26が上容器3の裏側に設けられているため、他方の取っ手部53や側壁部52の上端部が直接的に底部20に触れることがなく、底部20に付着した汚れがトレイ5に付着してしまうことを抑制することができる。
<横リブ21及び縦リブ22の構成>
次に、横リブ21及び縦リブ22の構成について、図7〜図10を参照して説明する。
図7A及び図7Bは、横リブ21及び縦リブ22の一構成例を示し、図7Aは一部拡大斜視図、図7Bは一部拡大平面図である。図8は、図7BのVIII−VIII線断面図である。図9Aは図3AのIXA−IXA線断面図、図9Bは図3AのIXB−IXB線断面図である。図10Aは図3AのXA−XA線断面図、図10Bは図3AのXB−XB線断面図である。
なお、以下において、互いに隣り合う2つの横リブ21のうち、前方に位置する横リブ21を「前側横リブ21a」とし、後方に位置する横リブ21を「後側横リブ21b」とする。また、互いに隣り合う2つの縦リブ22のうち、左方に位置する縦リブ22を「左側縦リブ22a」とし、右方に位置する縦リブ22を「右側縦リブ22b」として適宜説明する。また、本実施形態では、横リブ21と縦リブ22とが一体に成形されているが、必ずしもその必要はなく、横リブ21と縦リブ22とが別体に成形された上で繋ぎ合わされていてもよい。
横リブ21は、図7A及び図8に示すように、左右方向に間隔を隔てて設けられた複数の縦リブ22の間をつないでいる。横リブ21の縦リブ22に接続する部分の上側には、縦リブ22から斜め下方に傾斜する上側傾斜面211aが設けられている。
本実施形態では、横リブ21の上側には、下方に向かって湾曲する第1上側曲面211が、互いに隣り合う2つの縦リブ22の間に亘って設けられており、当該第1上側曲面211の一部が上側傾斜面211aとなっている。なお、必ずしも横リブ21の上側に第1上側曲面211が設けられている必要はなく、少なくとも上側傾斜面211aが設けられていればよい。
また、横リブ21の最上部21Hは、縦リブ22の最上部22Hよりも下方に位置している。換言すれば、縦リブ22の最上部22Hは、横リブ21の最上部21Hより高い位置に設けられている。ここで、横リブ21の最上部21Hは、上側傾斜面211aのうち縦リブ22との境界に相当する部分に該当し、縦リブ22の最上部22Hは、上方に向かって最も突出した部分に該当している。
図7Bに示すように、本実施形態では、互いに隣り合う2つの横リブ21(前側横リブ21a及び後側横リブ21b)間の距離Lは、互いに隣り合う2つの縦リブ22(左側縦リブ22a及び右側縦リブ22b)間の距離Wよりも長い(L>W)。したがって、横リブ21a,21b及び縦リブ22a,22bによって外周を囲まれた孔20aは、縦リブ22に沿って、すなわち前後方向に沿って細長い形状を有している。これにより、上容器2を掃除する際、孔20aの長手方向(動物用トイレ1の前後方向)に沿ってブラシ等をかけることにより掃除がしやすくなる。
したがって、動物用トイレ1を掃除する際において、前後方向にブラシ等をかけることが多い。その際、前述したように、縦リブ22と交差する方向(左右方向)に沿って配置された横リブ21が縦リブ22よりも上側に突出していないため、ブラシ等が横リブ21に引っ掛かってしまうといった事態を抑制することができ、ブラシ等をかけやすく、より掃除がしやすくなっている。なお、孔20aは、縦リブ22に沿って細長い形状を有している必要は必ずしもない。
さらに、横リブ21において、縦リブ22に接続する部分の上側に上側傾斜面211aが設けられていることにより、鉛直面において横リブ21と縦リブ22とが接続する部分の角度が鈍角となっている。これにより、横リブ21と縦リブ22とが接続する部分の角度が直角又は鋭角となる場合に比べて、当該接続部分(横リブ21と縦リブ22との境界部分)に尿等の汚れが溜まりにくくなると共に、ブラシ等があてやすく掃除がしやすくなる。なお、「鉛直面」とは、上下方向と左右方向とによって構成される面のことをいう。
また、本実施形態では、上側傾斜面211aを含む第1上側曲面211が横リブ21の上側に設けられていることにより、横リブ21の上側全体が滑らかな面となるため、尿等の汚れがより溜まりにくくなると共に、第1上側曲面211全体に亘ってブラシ等をあてることができ、より掃除がしやすくなる。
同様にして、横リブ21は、図8に示すように、縦リブ22に接続する部分の下側に縦リブ22から斜め上方に傾斜する下側傾斜面212aが設けられている。これにより、底部20の裏側においても、横リブ21と縦リブ22とが接続する部分の角度が鈍角になり、横リブ21と縦リブ22とが接続する部分の角度が直角又は鋭角となる場合に比べて、当該接続部分(横リブ21と縦リブ22との境界部分)に尿等の汚れが溜まりにくくなると共に、ブラシ等があてやすく掃除がしやすくなる。
なお、横リブ21の縦リブ22に接続する部分の下側において、必ずしも下側傾斜面212aが設けられている必要はなく、少なくとも横リブ21の縦リブ22に接続する部分の上側において上側傾斜面211aが設けられていればよい。
本実施形態では、横リブ21の下側には、上方に向かって湾曲する第1下側曲面212が、互いに隣り合う2つの縦リブ22の間に亘って設けられており、当該第1下側曲面212の一部が下側傾斜面212aとなっている。
これにより、横リブ21の下側全体についても滑らかな面となるため、尿等の汚れがより溜まりにくくなると共に、第1下側曲面212全体に亘ってブラシ等をあてることができ、裏側(下側)も掃除がしやすくなる。なお、必ずしも横リブ21の下側に第1下側曲面212が設けられている必要はない。
図7A及び図7Bに示すように、横リブ21及び縦リブ22を上下方向に沿って見た場合に、横リブ21における縦リブ22に接続する部分には、縦リブ22に向かって湾曲する前側曲面213及び後側曲面214が設けられている。
本実施形態では、図7Bに示すように、左側縦リブ22aに向かって湾曲する前側曲面213aと右側縦リブ22bに向かって湾曲する前側曲面213bとが連続して形成されているため、横リブ21の前側では、左側縦リブ22aから右側縦リブ22bに亘って円弧面が形成されている。横リブ21の後側についても同様に、左側縦リブ22aに向かって湾曲する後側曲面214aと右側縦リブ22bに向かって湾曲する後側曲面214bとによって円弧面が形成されている。
したがって、前側横リブ21a、後側横リブ21b、左側縦リブ22a、及び右側縦リブ22bによって外周を囲まれた孔20aは、後側横リブ21bの前側曲面213a,213bと前側横リブ21aの後側曲面214a,214bとによって丸みを帯びた形状となっている。これにより、水平面において、横リブ21と縦リブ22とが直角に接続する場合と比べて、横リブ21と縦リブ22との接続部分が滑らかな曲面となるため、当該接続部分に尿等の汚れが溜まりにくくなる。ここで、「水平面」とは、前後方向と左右方向とによって構成される面のことをいう。
なお、必ずしも横リブ21における縦リブ22に接続する部分に前側曲面213及び後側曲面214が設けられている必要はなく、例えば尿通過領域200を上下方向に沿って見た場合に複数の孔20aが長方形状に形成されていてもよい。
図9Bに示すように、複数の横リブ21のうち前後方向の両側に位置する横リブ21cは他の横リブ21よりも下方に突出しており、外周部23に設けられた板部材26は前後方向の両側に位置する横リブ21cよりもさらに下方に突出している。すなわち、前後方向の両側に位置する横リブ21cの最下部21cL、他の横リブ21の最下部21L、及び板部材26の最下部26Lの上下方向の寸法(高さ)の関係は、下方に向かって他の横リブ21の最下部21L、前後方向の両側に位置する横リブ21cの最下部21cL、板部材26の最下部26Lの順に低くなっている。
ここで、横リブ21の最下部21L(最下部21cL含む)は、下側傾斜面212aのうち縦リブ22との境界に相当する部分に該当し、本実施形態では、当該最下部21Lの上下方向における位置は、縦リブ22の最下部22L(最下部22cL含む)の上下方向における位置と同じである。なお、縦リブ22の最下部22Lは、縦リブ22のうち下方に向かって最も突出した部分である。
前述したように、動物用トイレ1を掃除する際には、縦リブ22の延びる方向である前後方向にブラシ等をかけることが多いが、前後方向の両側に位置する横リブ21cが他の横リブ21よりも下方に突出していることにより、底部20から剥がれた汚物が前後方向の両側に位置する横リブ21cに当たって下側(下容器3側)に落ちやすくなる。これにより、前後方向への汚物の飛び散りを抑制することができる。
そして、複数の横リブ21のうち最も下方に突出している前後方向の両側に位置する横リブ21cよりもさらに板部材26が下方に突出することにより、例えば上容器2を床等に置いた場合であっても、板部材26の最下部26Lが床等と接触することにより底部20が直接床等に接触しないため、底部20に付着した汚れが床に付着してしまうことを抑制することができる。
また、前述したように、トレイ5の一方の取っ手部53を掴んで下容器3に対してトレイ5を出し入れする際に、収容空間36内でトレイ5が傾いてしまった場合であっても、板部材26が横リブ21よりも下方に突出していることによって他方の取っ手部53は板部材26にあたり、横リブ21に直接接触してしまうことを抑制することができる。これにより、底部20に付着した汚れがトレイ5の取っ手部53に付着してしまうことを抑制し、取っ手部53を清潔に保つことができる。
よって、前後方向の両側に位置する横リブ21cが他の横リブ21よりも下方に突出しており、板部材26が前後方向の両側に位置する横リブ21cよりもさらに下方に突出していることが望ましいが、必ずしもこのように形成されていなくともよい。
図7A及び図8に示すように、縦リブ22の上側には、上方に向かって湾曲する第2上側曲面221が設けられており、当該第2上側曲面221と横リブ21の上側傾斜面211aとが連続している。したがって、本実施形態では、横リブ21の第1上側曲面211と縦リブ22の第2上側曲面221とが連続している。
これにより、尿等が縦リブ22の上部に溜まりにくく、下方に流れ落ちやすくなる。そして、縦リブ22の第2上側曲面221と横リブ21の上側傾斜面211aとが滑らかに連続しているため、横リブ21と縦リブ22との境界部分に尿等の汚れが溜まってしまうといった事態を抑制することができる。なお、必ずしも、縦リブ22の上側に横リブ21の第1上側曲面211と連続する第2上側曲面221が設けられている必要はない。
同様にして、縦リブ22は、図8に示すように、下側に下方に向かって湾曲する第2下側曲面222が設けられており、当該第2下側曲面222と横リブ21の下側傾斜面212aとが連続している。したがって、本実施形態では、横リブ21の第1下側曲面212と縦リブ22の第2下側曲面222とが連続している。
縦リブ22の下側においても第2下側曲面222が設けられていることにより、縦リブ22を伝って上方から流れ落ちてきた尿等が縦リブ22の下部に溜まらずにそのまま下容器3側に流れ落ちやすくなる。そして、縦リブ22の第2下側曲面222と横リブ21の第1下側曲面212とが滑らかに連続しているため、底部20の上側と同様に下側(裏側)においても、横リブ21と縦リブ22との境界部分に尿等の汚れが溜まってしまうといった事態を抑制することができる。
図8に示すように、縦リブ22の下方側では、縦リブ22の長手方向(前後方向)及び上下方向に交差する幅方向(左右方向)の寸法Dが、下端に向かうにつれて小さくなっている。なお、必ずしも当該寸法Dが縦リブ22の下端に向かうにつれて小さくなっている必要はないが、これにより、縦リブ22を伝って上方から流れ落ちてきた尿等が最下部22Lに集まって大きな液滴となり自重で下方に落ちやすくなり、液切れがよくなる。
本実施形態では、縦リブ22の幅方向の寸法Dは、最上部22Hから下方に向かって漸次大きくなり、寸法Dが最も大きい部分(Dmax)から下端である最下部22Lに向かって漸次小さくなっている。この場合において、左側縦リブ22aに接続する部分における横リブ21の最上部21Hと右側縦リブ22bに接続する部分における横リブ21の最上部21Hとの間の距離W1は、左側縦リブ22aに接続する部分における横リブ21の最下部21Lと右側縦リブ22aに接続する部分における横リブ21の最下部21Lとの距離W2よりも短く設定されているが(W1<W2)、必ずしも最上部21H間の距離W1と最下部21L間の距離W2との関係がW1<W2となっている必要はない。
図9A及び図10Bに示すように、縦リブ22の最上部22Hの上下方向における位置は、外周部23のうち最も低い部分23Lの上下方向における位置と同じである。すなわち、縦リブ22の最上部22Hは、外周部23のうち最も低い部分23Lよりも上方に突出していない。
これにより、例えば上容器2を掃除する際や動物が上容器2の境界部分上に乗った際、底部20と外周部23との境界部分に対して上方側から下方側に向かって力が加わった場合であっても、縦リブ22のみに対して力が加わることがなく、縦リブ22及び外周部23に分散して力が加わる。このように、底部20に対して過剰な力が加わらない構造とすることで、底部20の強度を確保している。
また、仮に縦リブ22の最上部22Hが外周部23のうち最も低い部分23Lよりも上方に突出している場合、外周部23を伝う尿等が縦リブ22によって塞き止められて溜まる可能性がある。しかしながら、本実施形態では、縦リブ22の最上部22Hが外周部23nうち最も低い部分23Lより上方に突出していないため、尿等は複数の孔20aに向かって円滑に流れ込むことが可能となる。なお、必ずしも、縦リブ22の最上部22Hの上下方向における位置は、外周部23のうち最も低い部分23Lの上下方向における位置と同じである必要はない。
図10Aに示すように、横リブ21は、上下方向の長さが最も短い部分の寸法H1が、縦リブ22における上下方向の長さが最も長い部分の寸法H2の半分よりも大きく設定されている(H1>1/2×H2)。ここで、「横リブ21における上下方向の長さが最も短い部分の寸法H1」とは、第1上側曲面211のうち最も下方に湾曲した部分と第1下側曲面212のうち最も上方に湾曲した部分との間の上下方向における距離である。また、「縦リブ22における上下方向の長さが最も長い部分の寸法H2」とは、最上部22Hと最下部22Lとの間の上下方向における距離である。
これにより、横リブ21及び縦リブ22に対して上下方向に加わった力により、横リブ21のうち最も強度が弱い部分である上下方向の長さが最も短い部分が破損してしまうことを抑制することができる。なお、必ずしも、横リブ21における上下方向の長さが最も短い部分の寸法H1を、縦リブ22における上下方向の長さが最も長い部分の寸法H2の半分よりも大きくする必要はない。
<横リブ21及び縦リブ22と***物処理材Sとの関係について>
次に、横リブ21及び縦リブ22と***物処理材Sとの関係について、図11A及び図11Bを参照して説明する。
図11A及び図11Bは、上下方向に力が加わった際の横リブ21及び縦リブ22の様子を示し、図11Aは上方から下方に向かって力F1が加わった状態、図11Bは下方から上方に向かって力F2が加わった状態である。
前述したように、上容器2の尿通過領域200(底部20)上には粒状の***物処理材Sが撒かれる。動物用トイレ1を使用する際には、横リブ21の第1上側曲面211の上方に形成された空隙や複数の孔20aに***物処理材Sが挟まってしまう可能性があり、掃除をする際に、挟まった***物処理材Sを取り除く作業には労力が必要となる。
本実施形態に係る上容器2は樹脂を成形加工したものであるため、図11A及び図11Bに示すように、尿通過領域200に対して力を加えると上下方向に撓む。例えば、底部20上に動物が乗った場合や底部20の上側からブラシ等をかけて尿通過領域200の上側を掃除する際には、図11Aに示すように、複数の横リブ21及び複数の縦リブ22に対して上方向から下方向に向かって力F1が加わる。また、例えば、底部20の裏側からブラシ等をかけて尿通過領域200の下側を掃除する際には、図11Bに示すように、複数の横リブ21及び複数の縦リブ22に対して下方向から上方向に向かって力F2が加わる。
複数の横リブ21及び複数の縦リブ22に対して上方向から下方向に向かって力F1が加わった場合、図11Aに示すように、横リブ21は左右方向における中央部分が下方向に突出するように湾曲する。このとき、左側縦リブ22aと右側縦リブ22bとが互いに近づくため、横リブ21は、左側縦リブ22aに接続する部分の側の最上部21Hと右側縦リブ22bに接続する部分の側の最上部21Hとの左右方向の距離が短くなる。
したがって、横リブ21の上側において、互いに隣り合う2つの縦リブ22(左側縦リブ22a及び右側縦リブ22b)間の間隔が小さくなるため、横リブ21の第1上側曲面211の上側に形成された空隙や孔20aに***物処理材Sが挟まってしまうことを抑制することができる。
逆に、複数の横リブ21及び複数の縦リブ22に対して下方向から上方向に向かって力F2が加わった場合、図11Bに示すように、横リブ21は左右方向における中央部分が上方向に突出するように湾曲する。このとき、左側縦リブ22aと右側縦リブ22bとが互いに遠ざかるため、横リブ21は、左側縦リブ22aに接続する部分の側の最上部21Hと右側縦リブ22bに接続する部分の側の最上部21Hとの左右方向の距離が長くなる。
したがって、横リブ21の上側において、互いに隣り合う2つの縦リブ22(左側縦リブ22a及び右側縦リブ22b)間の間隔が大きくなるため、横リブ21の第1上側曲面211の上側に形成された空隙や孔20aに挟まってしまった***物処理材Sと縦リブ22(左側縦リブ22a及び右側縦リブ22b)との間に隙間Cが形成されて、***物処理材Sを容易に取り除くことが可能となる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
上記の実施形態動では、物用トイレ1は、上容器2、下容器3、カバー4、及びトレイ5の4つの部材を備えていたが、必ずしもこれら4つの部材から構成されている必要はなく、少なくとも上容器2及び下容器3を備えていればよい。
1…動物用トイレ
2…上容器
3…下容器
20a…孔
21,21a,21b,21c…横リブ(第1リブ)
21H,22H…最上部
22,22a,22b…縦リブ(第2リブ)
23…外周部
26…板部材
211…第1上側曲面(第1曲面)
211a…上側傾斜面(傾斜面)
212…第1下側曲面(下側曲面)
212a…下側傾斜面
213,213a,213b…前側曲面(曲面)
214,214a,214b…後側曲面(曲面)
221…第2上側曲面(第2曲面)

Claims (12)

  1. 上下方向を有し、
    前記上下方向に貫通する複数の孔が底部に形成された上容器と、
    前記上容器よりも下方に設けられた下容器と、
    を備えた動物用トイレであって、
    前記孔は、前記上下方向に交差する方向に沿った第1リブと、前記上下方向及び前記第1リブに交差する方向に沿った第2リブと、によって外周を囲まれており、
    前記第2リブの最上部は、前記第1リブの最上部より高く、
    前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブから斜め下方に傾斜する傾斜面が設けられている
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  2. 請求項1に記載の動物用トイレであって、
    前記第1リブの上側には、下方に向かって湾曲する第1曲面が、互いに隣り合う二つの前記第2リブの間に亘って設けられており、
    前記第1曲面の一部が、前記傾斜面である
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  3. 請求項1又は2に記載の動物用トイレであって、
    前記第2リブの上側には、上方に向かって湾曲する第2曲面が設けられており、
    前記第2曲面と前記第1リブの前記傾斜面とが連続している
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記第2リブの下方側では、前記第2リブの長手方向及び前記上下方向に交差する幅方向の寸法が、下端に向かうにつれて小さくなっている
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    隣り合う前記第1リブの間の距離は、隣り合う前記第2リブの間の距離よりも長い
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記第2リブの最上部の前記上下方向における位置は、前記上容器において前記底部の外周に前記底部から連続して設けられた外周部のうち最も低い部分の前記上下方向における位置と同じである
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記上下方向に沿って見た場合に、前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブに向かって湾曲する曲面が設けられている
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    複数の前記第1リブのうち両端に位置する前記第1リブは、他の前記第1リブよりも下方に突出している
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  9. 請求項8に記載の動物用トイレであって、
    前記上容器は、前記底部の外周に、前記底部から連続して設けられた外周部を有し、
    前記外周部の一部には、前記第2リブに沿った板部材が複数の前記第2リブの両側に設けられており、
    前記板部材は、複数の前記第1リブのうち両端に位置する前記第1リブよりも下方に突出している
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記第1リブは、前記上下方向の長さが最も短い部分の寸法が、前記第2リブにおける前記上下方向の長さが最も長い部分の寸法の半分よりも大きい
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記第1リブの、前記第2リブに接続する部分には、前記第2リブから斜め上方に傾斜する下側傾斜面が設けられている
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  12. 請求項11に記載の動物用トイレであって、
    前記第1リブの下側には、上方に向かって湾曲する下側曲面が、互いに隣り合う二つの前記第2リブの間に亘って設けられており、
    前記下側曲面の一部が、前記下側傾斜面である
    ことを特徴とする動物用トイレ。
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