JP4141424B2 - ペット用トイレ - Google Patents

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本発明は、ペット用トイレに関し、特に、トイレ本体を簀の子により上下に区画して、上層部分に***物処理材を敷設し、下層部分に尿吸収材を敷設してなるペット用トイレに関する。
例えば、犬や猫などのペットの糞尿を処理するためのペット用トイレとして、トイレ本体を多孔質部材である簀の子により上下に区画して、上層部分に***物処理材を敷設し、下層部分に例えば吸水性樹脂、植物性繊維、パルプ等からからなる尿吸収材を敷設してなるものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
これらのペット用トイレによれば、上層部分に敷設された***物処理材は、ペットが***する尿を素早く通過させ、通過した尿を簀の子の透液孔を介して下層部分に落下させ、落下した尿を下層部分に配置された尿吸収マット等の尿吸収材に積極的に吸収させるものである。
特開平7−67489号公報 特開2003−180182号公報
一方、簀の子は、例えば間隔をおいて平行に配置された複数の縦方向リブと、間隔をおいて平行に配置された複数の横方向リブとを交差させて一体化することにより、多数の縦長の透液孔を備える多孔質部材として形成されるものであり、***物処理材を通過した尿を簀の子に滞留させることなく速やかに下層部分に落下させて、***物処理材への液吸収や、滞留する尿からの臭いの発生を効果的に回避できるようにすることが望まれる。すなわち、***物処理材を通過した尿が、簀の子の透液孔にブリッジ膜を形成して滞留したり、リブの下端面に付着して滞留したりするのを効果的に回避できるようにすることが望まれる。
本発明は、複数の縦方向リブと複数の横方向リブとを交差させて縦長の透液孔を多数備える簀の子に、ブリッジ膜が透液孔に形成されたり、リブの下端面に尿が付着したりてして***物処理材を通過した尿が滞留するのを、効果的に回避できるペット用トイレを提供することを目的とする。
本発明は、トイレ本体を簀の子により上下に区画して、上層部分に***物処理材を敷設し、下層部分に尿吸収材を敷設してなるペット用トイレであって、前記簀の子は、間隔をおいて平行に配置された複数の縦方向リブと、間隔をおいて平行に配置された複数の横方向リブとを交差させて一体化することにより構成され、縦方向リブと横方向リブにより形成される簀の子の透液孔の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上となっており、且つ前記横方向リブは、前記簀の子の表面から下方への高さが、隣り合うリブ同士の少なくとも一方が異なるように配置されているペット用トイレを提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、トイレ本体を簀の子により上下に区画して、上層部分に***物処理材を敷設し、下層部分に尿吸収材を敷設してなるペット用トイレであって、前記簀の子は、間隔をおいて平行に配置された複数の縦方向リブと、間隔をおいて平行に配置された複数の横方向リブとを交差させて一体化することにより構成され、縦方向リブと横方向リブにより形成される簀の子の透液孔の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上となっており、且つ前記リブのうち、簀の子表面から下方への高さが最も低いものの寸法が、前記簀の子の透液孔の横方向寸法の0.8倍以上であるペット用トイレを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のペット用トイレによれば、複数の縦方向リブと複数の横方向リブとを交差させて縦長の透液孔を多数備える簀の子に、ブリッジ膜が透液孔に形成されたり、リブの下端面に尿が付着したりてして***物処理材を通過した尿が滞留するのを、効果的に回避することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るペット用トイレ10は、図1及び図2に示すように、上面が略矩形形状に開口する箱形のトイレ本体13を、多孔質部材である簀の子14によって上下に区画すると共に、簀の子14の上方の砂収容部21に多数のペレット状の***物処理材15を投入して敷設する一方で、簀の子14の下方において薄底の平面略矩形形状のトレー16をトイレ本体13に出し入れ可能に設けたものである。またトレー16には、簀の子14の透液孔12を通過して砂収容部21から落下する尿を吸収する、尿吸収材である尿吸収マット11が、着脱交換可能に収容されている。
そして、本実施形態のペット用トイレ10は、上述のように、トイレ本体13を簀の子14により上下に区画して、上層部分の砂収容部21に***物処理材15を敷設し、下層部分のトレー16に尿吸収マット11を敷設してなるペット用のトイレであって、図3及び図4(a),(b)に示すように、簀の子14は、ほぼ一定間隔をおいて平行に配置された複数の縦方向リブ17と、ほぼ一定間隔をおいて平行に配置された複数の横方向リブ18a,18bとを交差させて一体化することにより構成され、縦方向リブ17と横方向リブ18a,18bにより形成される簀の子14の透液孔12の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上(本実施形態では10倍)となっており、且つ横方向リブ18a,18bは、簀の子14の表面14aから下方への高さが、隣り合うリブ18a,18b同士の少なくとも一方が異なるように配置されている(本実施形態では横方向リブ18a,18bは、簀の子14の表面14aから下方への高さH1が低い第1横方向リブ18aと、簀の子14の表面14aから下方への高さH2が高い第2横方向リブ18bとが交互に配置されている)。なお、ここでいう「縦方向」とは、簀の子14の透液孔12の長辺(又は長径)方向を指し、「横方向」とは、簀の子14の透液孔12の短辺(又は短径)方向を指す。
また、本実施形態のペット用トイレ10は、横方向リブ18a,18bが、簀の子14の表面14aから下方への高さが、隣り合うリブ18a,18b同士の少なくとも一方が異なるように配置されていることに替え、縦方向リブ17を含めたリブ17,18a,18bのうち、簀の子表面から下方への高さが最も低い第1横方向リブ18aの高さH1の寸法を、簀の子14の透液孔12の横方向寸法S1の0.8倍以上としても良い。透液孔12に形成される尿によるブリッジ膜は、簀の子14の表面14aから下方への高さが最も低い第1横方向リブ18aの下端に形成されるが、簀の子14上に敷設する***物処理材15は、簀の子14の下層に落下しないよう、球形であればその大きさは直径が透液孔12の横方向の寸法以上であることが必要であるため、簀の子14を構成するリブ17,18a,18bのうち、簀の子14の表面14aから下方への高さが最も低いものの寸法を簀の子14の透液孔12の横方向寸法S1の0.8倍以上とすることにより、***物処理材がブリッジ膜に触れ難く、尿吸収し難いからである。
さらに、横方向リブ18a,18bが、簀の子14の表面14aから下方への高さが、隣り合うリブ18a,18b同士の少なくとも一方が異なるように配置され、且つ縦方向リブ17を含めたリブ17,18a,18bのうち、簀の子14の表面14aから下方への高さが最も低いものの寸法が、簀の子14の透液孔12の横方向寸法S1の0.8倍以上とすることが、簀の子14への尿残りを防止し、且つ***物処理材への尿吸収を防止する点から好ましい。
また、本実施形態によれば、簀の子14の透液孔12の横方向寸法S1が2〜8mm(本実施形態では3mm)となっていることが好ましい。
トイレ本体13は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂からなる成形品であって、図1及び図2に示すように、例えば長辺が200〜800mm、短辺が150〜500mmの角部が湾曲した略矩形の平面形状を有すると共に、例えば100〜200mmの高さを備えている。またトイレ本体13は、当該トイレ本体13と一体成形される簀の子板19によって上下に仕切られていて、これの上方の40〜200mm程度の高さの部分が、上面が開口する砂収容部21となっていると共に、これの下方の0〜40mm程度の高さの部分が、トレー16を出入れ可能に収容するトレー収容部20となっている。
ここで、本実施形態によれば、トイレ本体13の上層部分を構成する砂収容部21には、ペレット状の***物処理材15が敷設される。***物処理材15は、撥水機能を有することが好ましく、例えば植物由来の素材の粉砕物及び合成樹脂を含む成形物からなるものが用いられる。これらの成形物は、吸水率が好ましくは1〜10%、より好ましくは1〜5%の低吸水性を備えることから、ペットが***する尿を素早く通過させて、簀の子14の透液孔12を介して下層部分に落下させ、当該下層部分に配置されたトレー16内の尿吸収マット11に尿を積極的に吸収させるものである。
なお、ここでいう「吸収率」とは、25℃の水中に3秒間浸漬した被測定物の重量増加率をいい、次の式で表される。
(浸漬後の被測定物重量−浸漬前の被測定物重量)/(浸漬前の被測定物重量)×100(%)
また、本実施形態によれば、トイレ本体13の下層部分のトレー収容部20に出入れ可能に装着されるトレー16には、尿吸収材である尿吸収マット11が交換可能に配設されて、当該下層部分に敷設される。尿吸収マット11は、例えば植物性繊維若しくはパルプ又は粘土鉱物系材料を含む原料を板状に成形したものであり、例えば2〜20mmの厚さを有すると共に、その飽和吸水量が例えば2g/1g以上の優れた吸収性を備えている。これによって尿吸収マット11は、トイレ本体13の上層部分から落下する尿を効率良く吸収できるようになっている。
なお、ここでいう「飽和吸水量」とは、次に示す方法で測定される。
<飽和吸水量の測定方法>
排尿処理成形物から、厚みはそのままで縦60mm、横60mmの試験片を裁断し、該試験片を105℃に設定した乾燥器内で1時間乾燥させた後、デシケーター内に移して室温まで冷却させた。その後、DW法を実施する装置として一般的に知られている図5に示す装置(Demand Wettability Tester )を用い、図5に示す如く、ビュレット内の生理食塩水の液面を等水位にセットしたガラスフィルター上に該試験片を載せ、三方活栓を開栓して該試験片に生理食塩水を吸水させ、気泡が出なくなったときの吸水量(この吸水量は、生理食塩水の水位の低下量を示すビュレットの目盛りで測定される)を測定し、この値を試験片の重量で除した値を飽和吸水量(g/g)とした(n=3の平均値。試験片1つにつき測定は1回)。
そして、本実施形態によれば、簀の子14は、図3及び図4(a),(b)に示すように、トイレ本体13と一体成形される簀の子板19の周縁部分19aを除くこれの内側部分を構成するものであり、例えば3mmの間隙S1をおいて平行に配置された複数の縦方向リブ17と、例えば30mmの間隙S2をおいて平行に配置された複数の横方向リブ18a,18bとを、格子状に垂直に交差させて一体化することにより形成される。これによって、簀の子14には、これの全体に渡って縦横に均等に整列配置された、縦方向寸法S2が30mm、横方向寸法S1が3mmの大きさの縦長矩形形状の透液孔12が多数開口形成されることになる。
また、本実施形態によれば、各縦方向リブ17は、例えば幅2〜10mm、高さ2〜10mmの矩形断面形状を有している。一方、第1横方向リブ18aは、例えば幅2〜10mm、高さ2〜10mmの矩形断面形状を有しており、第2横方向リブ18bは、例えば幅2〜10mm、高さ2.5〜10.5mmの矩形断面形状を有している。これらの縦方向リブ17及び横方向リブ18a,18bは、その上端面を面一にして設けられており、これによって、交互に配置される第1横方向リブ18aと第2横方向リブ18bは、面一となった簀の子14の表面14aから、第1横方向リブ18aは低い高さH1で、第2横方向リブ18bは高い高さH2で各々下方に突出することになる。
ここで、本発明によれば、横方向リブ18と縦方向リブ17により形成される簀の子14の透液孔12の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上となっている必要があり、また3〜15倍とすることが好ましく、4〜10倍とすることがさらに好ましい。簀の子14の透液孔12の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上であると、毛細管現象によって、尿によるブリッジ膜が長辺方向に引っ張られて割れ易く、簀の子14上に尿が残らないという利点が得られる。
また、簀の子14の透液孔12の横方向寸法S1は、2〜8mmとなっていることが好ましく、さらに3〜5mmとなっていることが、ブリッジ膜が縦方向に引っ張られる力が強くなり、割れ易く、簀の子14に尿が残らないという点から好ましい。
さらに、第1横方向リブ18aの高さH1と第2横方向リブ18bの高さH2との差は、0.5〜6mm、さらに2〜4mmとすることが好ましい。第1横方向リブ18aの高さH1と第2横方向リブ18bの高さH2との差を0.5〜6mmとすることにより、透液孔12内に発生したブリッジ膜先端の高さに差を発生させてバランスを不安定にして割れ易くし、また割れた後の透過液(尿)を下方への高さの高い第2横方向リブ18bに集め易いという利点が得られることになる。
そして、上述の構成を備える本実施形態のペット用トイレ10によれば、トイレ本体13を簀の子14により上下に区画して、上層部分に***物処理材15を敷設し、下層部分に尿吸収マット11を敷設してなるペット用のトイレにおいて、複数の縦方向リブ17と複数の横方向リブ18a,18bとを交差させて縦長の透液孔12を多数備える簀の子14に、ブリッジ膜が透液孔12に形成されたり、リブ17,18a,18bの下端面に尿が付着したりてして***物処理材15を通過した尿が滞留するのを、効果的に回避することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、簀の子14の透液孔12の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上となっており、且つ横方向リブ18a,18bは、簀の子14の表面14aから下方への高さが低い第1横方向リブ18aと、簀の子14の表面14aから下方への高さが高い第2横方向リブ18bとが交互に配置されているので、透液孔12内に発生したブリッジ膜先端の高さに差を発生させてバランスを不安定にするという作用によって、縦長の透液孔12に形成されるブリッジ膜を容易且つ速やかに破壊させることが可能になると共に、リブ17,18a,18bの下端面に付着する尿を、下方への高さの高い第2横方向リブ18bの下端面に集積させて下方にスムーズに落下させることが可能になり、これらによって、簀の子14に滞留する尿の***物処理材15への液吸収や、滞留する尿からの臭いの発生を効果的に回避することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。平行に配置された複数の縦方向リブ17と、平行に配置された複数の横方向リブ18とを垂直に交差させて一体化する必要は必ずしも無く、垂直方向から傾けて交差させて簀の子を形成しても良い。横方向リブは、簀の子の表面から下方への高さが、隣り合うリブ同士の少なくとも一方が異なるようにすれば良く(3本に1本又は2本が高い)、また、高さは2種類である必要はなく、3種類以上でも良い。各透液孔は縦長矩形形状に開口している必要は必ずしもなく、長円形状等のその他の縦長の形状に開口していても良い。この場合は、簀の子の透液孔の寸法は、長径方向が短径方向の2倍以上となっていることが必要である。さらに、透液孔の縦長方向は、トイレ本体の長手方向と合致している必要は必ずしもなく、これと垂直な短手方向や、斜め方向に延設していても良い。さらにまた、トイレ本体の下層部分に敷設される尿吸収材は、トレーに収容して敷設される板状のものである必要は必ずしもない。さらに、縦方向リブ17は、隣り合うリブ同士は必ずしも同じ高さである必要はなく、横方向リブと同様に、隣り合うリブ同士の少なくとも一方の高さが異なるようにしても良い。
以下、本発明を実施例及び比較例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔簀の子の製造〕
表1に示す透液孔寸法、縦方向リブ高さ、及び横方向リブ高さの簀の子を製造した。横方向リブは、低いリブと高いリブを設けた場合は、それぞれ交互に配置した。また、リブの幅は3mmとした。
Figure 0004141424
〔ブリッジ膜の発生率〕
製造した上記簀の子を縦横150mmに切断し、これを25℃のイオン交換水を満たした水槽に全体が浸かるように沈め、その後簀の子を10mm/secのスピードで真上に引き上げた。水面から離れて5sec静止後に、簀の子の中心部10箇所の透液孔に発生したブリッジ膜の数を測定し、10回繰り返してその平均値をブリッジ膜の発生率とした。
〔ブリッジ膜の高さ〕
上記「ブリッジ膜の発生率」の測定時、簀の子上面からブリッジ膜までの距離を、ノギスにより測定した。
〔猫砂の吸水量、及び水のスノコ付着量〕
製造した上記簀の子上に、***物処理材(以下「猫砂」と記載)約70gを、縦×横×高さ70mm×70mm×20mmの筒内に入れて載せ、その上から25℃のイオン交換水20gを1g/secの速度で滴下した。滴下終了5分後に猫砂、及び簀の子の重量を測定し、それぞれ猫砂の吸水量、及び水の簀の子付着量とした。猫砂は、市販の木質ペレット上の猫砂で吸水率が4.3%のもの(花王製、「ニャンとも清潔トイレさらさらのチップ」、Φ6.0mm、平均長さ11mm)を用いた。
表1に示した結果から、透液孔寸法が、縦方向が横方向の2倍以上であり、横方向リブの高さに差を設けた簀の子を用いた場合には、透液孔のブリッジ膜発生率が低く、同時に水が簀の子に付着した量も少なかった。一方、何れかを満たさない場合、及び両方満たさない場合には、透液孔のブリッジ膜発生率が高く、同時に水が簀の子に付着した量が多かった。
また、簀の子の縦方向リブの高さが、透液孔の横寸法の0.8倍以上の場合は、簀の子に水が付着しブリッジ発生率が高い場合でも猫砂の吸水量が少なかった。
さらに、透液孔寸法が、縦方向が横方向の2倍以上であり、横方向リブの高さに差を設け、且つ簀の子の縦方向リブの高さが、透液孔の横寸法の0.8倍以上とした場合には、簀の子への水の付着量、及び猫砂の吸水量共に低いレベルであった。
以上から、本願発明の構成を満たす簀の子をペット用トイレに用いた場合、簀の子への尿の付着が少なく、かつ猫砂が尿を吸収し難いため、尿の臭いの発生が抑制される効果があることが分かった。
本発明の一実施形態に係るペット用トイレの、***物処理材を敷設する前の尿吸収材を配置する状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るペット用トイレを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るペット用トイレの***物処理材を敷設する前の状態を示す斜視図である。 (a)は本発明の一実施形態に係るペット用トイレにおける簀の子の要部拡大平面図、(b)は(a)のA−Aに沿った断面図である。 排尿処理成形物の飽和吸水量の測定方法を示す概略図である。
符号の説明
10 ペット用トイレ
11 尿吸収マット(尿吸収材)
12 透液孔
13 トイレ本体
14 簀の子
15 ***物処理材
16 トレー
17 縦方向リブ
18a 第1横方向リブ
18b 第2横方向リブ
19 簀の子板
19a 簀の子板の周縁部分
20 トレー収容部
21 砂収容部
S1 透液孔の横方向寸法
S2 透液孔の縦方向寸法
H1 第1横方向リブの下方への高さ
H2 第2横方向リブの下方への高さ

Claims (4)

  1. トイレ本体を簀の子により上下に区画して、上層部分に***物処理材を敷設し、下層部分に尿吸収材を敷設してなるペット用トイレであって、
    前記簀の子は、間隔をおいて平行に配置された複数の縦方向リブと、間隔をおいて平行に配置された複数の横方向リブとを交差させて一体化することにより構成され、
    縦方向リブと横方向リブにより形成される簀の子の透液孔の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上となっており、
    且つ前記横方向リブは、前記簀の子の表面から下方への高さが、隣り合うリブ同士の少なくとも一方が異なるように配置されているペット用トイレ。
  2. トイレ本体を簀の子により上下に区画して、上層部分に***物処理材を敷設し、下層部分に尿吸収材を敷設してなるペット用トイレであって、
    前記簀の子は、間隔をおいて平行に配置された複数の縦方向リブと、間隔をおいて平行に配置された複数の横方向リブとを交差させて一体化することにより構成され、
    縦方向リブと横方向リブにより形成される簀の子の透液孔の寸法が、縦方向が横方向の2倍以上となっており、
    且つ前記リブのうち、簀の子表面から下方への高さが最も低いものの寸法が、前記簀の子の透液孔の横方向寸法の0.8倍以上であるペット用トイレ。
  3. 前記リブのうち、簀の子表面から下方への高さが最も低いものの寸法が、前記簀の子の透液孔の横方向寸法の0.8倍以上である請求項1記載のペット用トイレ。
  4. 前記簀の子の透液孔の横方向寸法が、2〜8mmである請求項1〜3のいずれかに記載のペット用トイレ。
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