JP6480500B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6480500B2
JP6480500B2 JP2017089941A JP2017089941A JP6480500B2 JP 6480500 B2 JP6480500 B2 JP 6480500B2 JP 2017089941 A JP2017089941 A JP 2017089941A JP 2017089941 A JP2017089941 A JP 2017089941A JP 6480500 B2 JP6480500 B2 JP 6480500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
connector
housing
movable
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017089941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018190520A (ja
Inventor
安一 伊藤
安一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2017089941A priority Critical patent/JP6480500B2/ja
Priority to US16/495,222 priority patent/US11101601B2/en
Priority to CN201880021440.1A priority patent/CN110476304B/zh
Priority to PCT/JP2018/009289 priority patent/WO2018198550A1/ja
Priority to EP18790735.7A priority patent/EP3588691B1/en
Publication of JP2018190520A publication Critical patent/JP2018190520A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6480500B2 publication Critical patent/JP6480500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • H01R13/6315Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/112Resilient sockets forked sockets having two legs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/113Resilient sockets co-operating with pins or blades having a rectangular transverse section
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関し、特にバスバーと接続されるコネクタに関する。
この種のコネクタとして、特許文献1に開示されたものがある。図30に示されるように、特許文献1に開示されたコネクタ80は、固定側ハウジング82と、固定側コンタクト84と、可動側ハウジング86と、可動側コンタクト88とを備えている。固定側コンタクト84は固定側ハウジング82に固定されている。可動側ハウジング86は、嵌合離脱方向F及び横方向Yと直交する方向へスライド可能に固定側ハウジング82に組み付けられている。図30に加えて図31を参照すると、可動側コンタクト88は、固定側コンタクト84に接触する第1接触部882と、相手側コンタクト92に接触する第2接触部884とを有している。第1接触部882は、固定側コンタクト84に常に接触している。第2接触部884は、コネクタ80が相手側コネクタ90と嵌合したとき、相手側ハウジング94に固定された相手側コンタクト92に接触する。このような構成によれば、コネクタ80が相手側コネクタ90と嵌合する際に、両コネクタ80,90間に位置ズレがあったとしても、その位置ズレを可動側コンタクト88の傾きにより吸収することができる。
特開2011−60732号公報
特許文献1のコネクタは、嵌合離脱方向Fに沿って延びる回転軸の回りに相手側コネクタが少し回転した状態のような傾きも吸収可能である。しかしながら、このような相手側コネクタの傾きを可動側コンタクトの変形によって許容するためには、コネクタのサイズを大きくせざるを得ないという問題がある。
本発明は、相手側コネクタとの嵌合時において、位置ズレや傾きを吸収できるコネクタであって、コネクタの大型化を抑制することができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、固定コンタクトと、固定ハウジングと、可動コンタクトと、可動ハウジングとを備えるコネクタであって、
前記可動ハウジングは、開口部を有しており、
前記可動ハウジングは、上下方向に移動可能となるように前記固定ハウジングに取り付けられており、
前記固定ハウジングと前記可動ハウジングは、収容部を規定しており、
前記開口部は、前記収容部に通じるとともに、前記上下方向と直交する前後方向において前方へ開いており、
前記固定コンタクトは、被挟持部を有しており、
前記固定コンタクトは、前記固定ハウジングに固定され保持されており、
前記被挟持部は、前記収容部内に位置し、かつ前記前後方向において前方へ延びており、
前記可動コンタクトは、二つの上側接点と、二つの下側接点と、上側挟持部と、下側挟持部と、上側ばね部と、下側ばね部と、二つの連結部とを有しており、
前記上側ばね部は、弾性変形可能であり、前記上側接点と前記上側挟持部とを支持しており、
前記下側ばね部は、弾性変形可能であり、前記下側接点と前記下側挟持部とを支持しており、
前記二つの上側接点と前記二つの下側接点は、前記上下方向において、夫々対向しており、
前記二つの上側接点は、前記上側ばね部の弾性変形により、互いに独立して移動可能であり、
前記二つの下側接点は、前記下側ばね部の弾性変形により、互いに独立して移動可能であり、
前記上側挟持部と前記下側挟持部とは、前記上下方向において、前記固定コンタクトの前記被挟持部を挟持しており、
前記連結部の夫々は、前記上側ばね部と前記下側ばね部とを連結しており、
前記連結部の前記前後方向におけるサイズは、前記上側ばね部及び前記下側ばね部の前後方向におけるサイズよりも小さいものであり、
前記前後方向において、前記連結部は、第1位置に位置しており、
前記前後方向において、前記上側接点及び前記下側接点は、前記第1位置よりも前側に位置する第2位置に位置しており、
前記前後方向において、前記上側挟持部及び前記下側挟持部は、前記第1位置よりも後側に位置する第3位置に位置しており、
前記上下方向及び前記前後方向の双方と直交する横方向において、前記上側ばね部は、前記第1位置において上側第1幅を有し、かつ前記第2位置において上側第2幅を有しており、
前記上側第2幅のサイズは、前記上側第1幅のサイズよりも小さいものであり、
前記横方向において、前記二つの上側接点は、前記二つの連結部の間に位置しており、
前記横方向において、前記下側ばね部は、前記第1位置において下側第1幅を有し、かつ前記第2位置において下側第2幅を有しており、
前記下側第2幅のサイズは、前記下側第1幅のサイズよりも小さいものであり、
前記横方向において、前記二つの下側接点は、前記二つの連結部の間に位置している
コネクタを提供する。
本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記前後方向において、前記第1位置と前記第2位置との間の距離寸法は、前記第1位置と前記第3位置との間の距離寸法よりも大きい
コネクタを提供する。
本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記上側ばね部は、前記第3位置において上側第3幅を有しており、
前記上側第2幅のサイズは、前記上側第3幅のサイズよりも小さいものであり、
前記下側ばね部は、前記第3位置において下側第3幅を有しており、
前記下側第2幅のサイズは、前記下側第3幅のサイズよりも小さい
コネクタを提供する。
本発明は、第4のコネクタとして、第1から第3までのコネクタのうちのいずれかであって、
前記上側ばね部は、二つの上側ばね片を備えており、
前記連結部の前記上下方向におけるサイズは、前記上側ばね片の前記前後方向におけるサイズよりも小さいものであり、
前記連結部の前記前後方向におけるサイズは、前記上側ばね片の夫々の前記横方向におけるサイズよりも大きい
コネクタを提供する。
本発明は、第5のコネクタとして、第1から第4までのコネクタのうちのいずれかであって、
前記固定ハウジングには、二つの第1規制部と、二つの第2規制部とが設けられており、
前記可動ハウジングには、二つの腕部と、二つの第3規制部と、二つの被規制部とが設けられており、
前記第3規制部と前記被規制部は、前記腕部に一つずつ支持されており、
前記連結部は、前記第1規制部と前記第3規制部との間に位置し、前記前後方向における移動を前記第1規制部と前記第3規制部によって規制されており、
前記第2規制部は、前記上下方向において、前記被規制部の所定範囲内における移動を許容する一方で前記被規制部の前記所定範囲を超える移動を規制する
コネクタを提供する。
本発明は、第6のコネクタとして、第5のコネクタであって、
前記固定ハウジングは二つの側壁を有しており、
前記第2規制部は、前記側壁を前記横方向に貫通した孔であり、
前記被規制部は、前記横方向において外側に突出した突起であり、
前記被規制部は、前記第2規制部内に位置している
コネクタを提供する。
本発明は、第7のコネクタとして、第1から第6までのコネクタのうちのいずれかであって、
前記可動コンタクトは、二つのコンタクト部材からなり、
前記コンタクト部材の夫々は、前記連結部を有しており、
前記固定ハウジングは、第4規制部と第5規制部とを有しており、
前記コンタクト部材の夫々は、前記第1位置において、前記第4規制部と第5規制部との間に位置している
コネクタを提供する。
本発明は、第8のコネクタとして、第1から第7までのコネクタのうちのいずれかであって、
前記可動ハウジングは、第6規制部及び第7規制部を有しており、
前記上側ばね部は、第1先端を有しており、
前記下側ばね部は、第2先端を有しており、
前記第6規制部は、前記第1先端を受容して、前記第1先端の移動を規制しており、
前記第7規制部は、前記第2先端を受容して、前記第2先端の移動を規制している
コネクタを提供する。
本発明は、第1のコネクタ組立体として、第1から第8までのコネクタのうちのいずれかと相手側コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
前記コネクタは、前記開口部、前記収容部、前記固定コンタクト及び前記可動コンタクトを夫々二つずつ有しており、
前記開口部は前記上下方向に並んでおり、
前記可動ハウジングは、前記開口部の間に位置しかつ前記前後方向において前方へ突出する凸部を有しており、
前記相手側コネクタは、二つのバスバーと、バスバーホルダーとを備えており、
前記二つのバスバーは、前記バスバーホルダーによって一体に保持されており、
前記バスバーホルダーは、前記二つのバスバーの間に位置する凹部を有しており、
前記凸部は、前記相手側コネクタが前記コネクタに接続されたとき、前記凹部に少なくとも部分的に受容される
コネクタ組立体を提供する。
本発明は、第2のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体であって、
前記バスバーの夫々は、前記収容部に収容される接続部と、前記接続部と交差する方向に前記接続部から延びる延長部とを有しており、
前記可動ハウジングは、前記開口部の前記横方向における一対の縁の一方から前記前後方向において前方へ突出する壁を有しており、
前記壁は、前記相手側コネクタが間違った向きで前記コネクタに接続されるとき、前記延長部に突き当たり、前記接続部の前記収容部への進入を阻害する
コネクタ組立体を提供する。
本発明のコネクタは、可動コンタクト及び可動ハウジングを備えているので、バスバーの位置ズレを吸収しつつ、良好な接続を実現することができる。
また、本発明のコネクタでは、横方向において、上側接点及び下側接点が連結部の間に位置しているので、上側接点及び下側接点の比較的小さな動きで、バスバーの傾きを吸収することができる。これにより、上側接点及び下側接点が移動するための空間マージンを減らすことができ、コネクタの小型化を実現することができる。
本発明の一実施の形態によるコネクタ組立体を示す正面斜視図である。コネクタと相手側コネクタは、互いに分離している。相手側コネクタは、一部が切断され除去されている。 図1のコネクタ組立体を示す背面斜視図である。 図1のコネクタ組立体を示す他の正面斜視図である。コネクタと相手側コネクタは、互いに嵌合している。 図3のコネクタ組立体を示すさらに他の正面斜視図である。 図1のコネクタ組立体に含まれるコネクタを示す斜視断面図である。 図5のコネクタを示す他の斜視断面図である。 図5のコネクタを示すさらに他の斜視断面図である。 図5のコネクタを示すさらに他の斜視断面図である。 図8のコネクタに含まれる固定コンタクトを示す正面斜視図である。 図9の固定コンタクトを示す背面斜視図である。 図5のコネクタに含まれる固定ハウジングを示す正面斜視図である。 図11の固定ハウジングを示す背面斜視図である。 図11の固定ハウジングを示す斜視断面図である。 図11の固定ハウジングを示す他の斜視断面図である。 図11の固定ハウジングを示すさらに他の斜視断面図である。 図11の固定ハウジングを示すさらに他の斜視断面図である。 図11の固定ハウジングを示すさらに他の斜視断面図である。 図7のコネクタに含まれる第1コンタクト部材を示す正面斜視図である。 図18の第1コンタクト部材を示す背面斜視図である。 図18の第1コンタクト部材を示す側面図である。 図7のコネクタに含まれる第2コンタクト部材を示す側面図である。 図18の第1コンタクト部材と図21の第2コンタクト部材により構成される可動コンタクトを示す平面図である。 図22の可動コンタクトを示す底面図である。 図22の可動コンタクトと図9の固定コンタクトを示す斜視図である。固定コンタクトは、可動コンタクトの上側挟持部と下側挟持部によって挟持されている。可動コンタクトは、図1のコネクタ組立体を構成する相手側コネクタに含まれるバスバーに接続されている。 図5のコネクタに含まれる可動ハウジングを示す正面斜視図である。 図25の可動ハウジングを示す背面斜視図である。 図25の可動ハウジングを示す斜視断面図である。 図25の可動ハウジングを示す他の斜視断面図である。 図8のコネクタに含まれるスプリングピンを示す斜視図である。 特許文献1に記載されたコネクタ及び相手側コネクタを示す断面図である。コネクタと相手側コネクタは、互いに嵌合している。 図30のコネクタ及び相手側コネクタに含まれる固定側コンタクト、可動側コンタクト及び相手側コンタクトを示す斜視図である。
図1から図4を参照すると、本発明の一実施の形態によるコネクタ組立体10は、コネクタ20と相手側コネクタ50とを備えている。コネクタ20は、前後方向に沿って相手側コネクタ50と嵌合離脱可能である。本実施の形態において、前後方向は、X方向である。また、本実施の形態において、+X方向が前方であり、−X方向が後方である。
図1から図4に示されるように、相手側コネクタ50は、二つのバスバー52と、これらバスバー52を一体に保持するバスバーホルダー54とを備えている。バスバー52は金属板、例えば銅板からなる。バスバー52の表面には、メッキが施されていてもよい。バスバーホルダー54は、絶縁材料からなる。二つのバスバー52は、前後方向と直交する上下方向に互いに間隔を空けて平行に配置されている。本実施の形態において、バスバー52は、バスバーホルダー54にネジ止めされている。バスバーホルダー54は、二つのバスバー52の間を電気的に絶縁している。本実施の形態において、上下方向はZ方向である。また、本実施の形態において、+Z方向が上方であり、−Z方向が下方である。なお、本実施の形態において、バスバー52の数は二つであるが、本発明は、これに限られない。バスバー52の数は、一つでもよいし、三つ以上でもよい。
図1から図4に示されるように、バスバー52の夫々は、前後方向に沿って延びる接続部520と、接続部520の前部から前後方向と交差する方向へ延びる延長部522とを有している。本実施の形態において、二つのバスバー52の延長部522は、前後方向及び上下方向との双方と直交する横方向に沿って同一方向へ延びている。本実施の形態において、横方向はY方向である。なお、本実施の形態において、二つのバスバー52は同一の形状と同一のサイズを有している。しかしながら、本発明は、これに限られない。バスバー52は、互いに類似する形状を有していれば、互いに異なるサイズを有してもよい。例えば、二つのバスバー52の接続部520の長さは異なっていてもよい。
図1から図4までの図から理解されるように、バスバーホルダー54は、バスバー52の延長部522に沿って設けられている。バスバーホルダー54は、その後部に凹部542を有している。凹部542は、二つのバスバー52の間に位置し、前方へ向かって凹んでいる。
図5から図8までの図から理解されるように、コネクタ20は、二つの固定コンタクト22と、固定ハウジング24と、二組の第1及び第2コンタクト部材30,32と、可動ハウジング35と、二つのスプリングピン38とを備えている。本実施の形態において、各組の第1及び第2コンタクト部材30、32は、可動コンタクト28を構成する。換言すると、コネクタ20は、二つの可動コンタクト28を備えている。但し、本発明はこれに限られない。固定コンタクト22の数、可動コンタクト28の数及びスプリングピン38の数は、相手側コネクタ50のバスバー52の数に対応して定められる。本実施の形態において、二つの固定コンタクト22は、同一材料を用いて同一形状に形成されている。また、本実施の形態において、二つの可動コンタクト28は、同一の材料を用いて同一形状に構成されている。但し、本発明はこれに限られない。二つの固定コンタクト22は、互いに異なる形状を有していてもよい。また、二つの可動コンタクト28も、互いに異なる形状を持つように構成されてもよい。
図9及び図10を参照すると、固定コンタクト22の夫々は、略矩形の板状の形状を有している。固定コンタクト22は、金属板からなる。固定コンタクト22は、前縁部220、後縁部222、及び一対の側部224,226を有している。また、固定コンタクト22の一部は、後述するように被挟持部として利用される。換言すると、固定コンタクト22は被挟持部を有している。また、固定コンタクト22は、上下方向に貫通する被固定孔228を備えている。前縁部220と後縁部222にはそれぞれテーパー加工が施されている。詳しくは、前縁部220は、上下方向のサイズが前方へ行くほど小さい。また、後縁部222は、上下方向のサイズが後方へ行くほど小さい。一方、横方向において、後縁部222のサイズは、前縁部220のサイズよりも小さい。これにより、固定コンタクト22の側部224,226には、第1及び第2段差部230,232が夫々形成されている。前後方向において、第1段差部230の位置と第2段差部232の位置は異なっている。これにより、固定コンタクト22が固定ハウジング24に対して誤った方向で挿入されたとき、そのことを知ることができる。
図11及び図12を参照すると、固定ハウジング24は、略直方体の外形を有している。固定ハウジング24は絶縁樹脂から成る。固定ハウジング24は、上壁240、下壁242、一対の側壁244,246及び後壁248を有している。上壁240、下壁242、側壁244,246及び後壁248は、前方へ開いた内部空間250を規定している。側壁244の前縁には、突起252が形成されている。突起252は、上下方向において、側壁244の前縁の中央に位置している。
図13から理解されるように、固定ハウジング24の内部空間250は、仕切り壁254によって二分割されている。詳しくは、内部空間250は、上側内部空間250Uと下側内部空間250Lに分割されている。図13から図15までの図から理解されるように、仕切り壁254は、側壁244,246と後壁248とに接続され、それらに支持されている。
図13,図15及び図17を参照すると、上壁240には、下方へ向かって突出する仕切板256が形成されている。仕切板256は、上壁240の横方向中央に位置し、前後方向に沿って延びている。仕切板256は、前後方向に連続する前部と後部の二つの部分からなる。上下方向において、仕切板256の前部のサイズは仕切板256の後部のサイズよりも小さい。同様に、下壁242には、上方へ向かって突出する仕切板258が形成されている。仕切板258は、下壁242の横方向中央に位置し、前後方向に沿って延びている。仕切板258は、前後方向に連続する前部と後部の二つの部分からなる。上下方向において、仕切板258の前部のサイズは仕切板258の後部のサイズよりも小さい。
図13及び図15から図17を参照すると、仕切り壁254には、上方及び下方へ向かって突出する仕切板260が形成されている。仕切板260は、仕切り壁254の横方向中央に位置し、前後方向に沿って延びている。仕切板260は、前後方向に連続する前部と後部の二つの部分からなる。上下方向において、仕切板260の前部のサイズは仕切板260の後部のサイズよりも小さい。
図8から理解されるように、上下方向において、仕切板256の後部と仕切板260の後部との間の距離寸法は、固定コンタクト22の上下方向のサイズよりもわずかに大きい。上下方向において、仕切板256の前部と仕切板260の前部との間の距離寸法は、仕切板256の後部と仕切板260の後部との間の距離寸法よりも大きい。同様に、上下方向において、仕切板258の後部と仕切板260の後部との間の距離寸法は、固定コンタクト22の上下方向のサイズよりもわずかに大きい。上下方向において、仕切板258の前部と仕切板260の前部との間の距離寸法は、仕切板258の後部と仕切板260の後部との間の距離寸法よりも大きい。この構成により、仕切板256と仕切板260との間、及び仕切板258と仕切板260との間に、夫々、固定コンタクト22を挿入することができる。
図14に示されるように、側壁244の後部には、横方向において内側へ突出する二つの固定コンタクト支持部262が形成されている。これらの固定コンタクト支持部262は、上側内部空間250U及び下側内部空間250Lへ夫々突き出している。
図13に示されるように、側壁246の後部にも、横方向において内側へ突出する固定コンタクト支持部262が形成されている。これらの固定コンタクト支持部262も、上側内部空間250U及び下側内部空間250Lへ夫々突き出している。
図13及び図14に示されるように、側壁244,246に形成された固定コンタクト支持部262の夫々は、上下方向の中央において、前後方向に沿って延びる溝264を備えている。溝264の上下方向のサイズは、固定コンタクト22の上下方向のサイズよりも大きい。この構成により、溝264は、固定コンタクト22の側部224又は226の一部を受容することができる。また、固定コンタクト支持部262の前面の少なくとも一部は、前方へ突出するラウンド部(第1規制部)266を形成している。
図11及び図12に示されるように、側壁244,246は、また、夫々二つの孔(第2規制部)268を備えている。図14及び図16から理解されるように、孔268の夫々は、側壁244又は246を横方向に貫通している。但し、本発明はこれに限られない。側壁244,246の夫々は、孔268に代えて、横方向内側の面に形成され、横方向外側へ凹む凹所を有していてもよい。
図16を参照すると、後壁248には、上側内部空間250Uに面する第1被突き当て部270が形成されている。また、側壁246には、上側内部空間250Uに面する第2被突き当て部272が形成されている。後壁248には、また、下側内部空間250Lに面する第1被突き当て部(図示せず)が形成されている。加えて、図14に示されるように、側壁244には、下側内部空間250Lに面する第2被突き当て部272が形成されている。側壁244の第2被突き当て部272と側壁246の第2被突き当て部272の位置関係から理解されるように、後壁248に形成され下側内部空間250Lに面する第1被突き当て部(図示せず)は、横方向において上側内部空間250Uに面する第1被突き当て部270の反対側に位置する。
図18から図20に示されるように、第1コンタクト部材30は、上側接点300と、下側接点302と、上側挟持部304と、下側挟持部306と、上側ばね片308と、下側ばね片310と、連結部312とを有している。図21から図24までの図から理解されるように、第2コンタクト部材32は、第1コンタクト部材30を上下反転させたものに等しい。即ち、第2コンタクト部材32は、図21に示されるように、上側接点320、下側接点322、上側挟持部324、下側挟持部326、上側ばね片328、下側ばね片330及び連結部332を有している。第1及び第2コンタクト部材30,32は、夫々、単一の金属板を打ち抜き加工し、曲げ加工することで形成することができる。
図22から図24に示されるように、第1コンタクト部材30と第2コンタクト部材32とは(これら二つの部材により)、一つの可動コンタクト28を構成する。第1コンタクト部材30の上側ばね片308と第2コンタクト部材32の上側ばね片328は、上側ばね部342を構成する。また、第1コンタクト部材30の下側ばね片310と第2コンタクト部材32の下側ばね片330は、下側ばね部344を構成する。なお、本実施の形態では、可動コンタクト28が第1コンタクト部材30及び第2コンタクト部材32の組み合わせで構成されているが、本発明はこれに限られない。可動コンタクト28は、単一のコンタクト部材(図示せず)で構成されてもよい。その場合、可動コンタクト28は、第1コンタクト部材30と第2コンタクト部材32とが相互に部分的に連結されたような構成とすることができる。例えば、第1コンタクト部材30の下側ばね片310と第2コンタクト部材32の下側ばね片330とが部分的に連結されたような構成を採用することができる。あるいは、第1コンタクト部材30の上側ばね片308と第2コンタクト部材32の上側ばね片328とが部分的に連結されたような構成を採用してもよい。いずれにしても、可動コンタクト28は、二つの上側接点と、二つの下側接点と、上側挟持部と、下側挟持部と、上側ばね部と、下側ばね部と、二つの連結部とを有していればよい。
図18から図20までの図から理解されるように、第1コンタクト部材30の上側ばね片308は、前後方向に長い形状を有している。上側ばね片308の先端(第1先端)334の近傍に上側接点300が形成されている。また、上側ばね片308の後端部に上側挟持部304が形成されている。上側ばね片308は、その中央部から上側接点300へ向かって斜め下前方へ延びている。また、上側ばね片308は、その中央部から上側挟持部304へ向かって斜め下後方へ延びている。こうして、上側ばね片308は、上側接点300と上側挟持部304とを支持している。また、第1コンタクト部材30の下側ばね片310は、上側ばね片308と対称の形状を有している。詳しくは、下側ばね片310の先端(第2先端)336の近傍に下側接点302が形成されている。また、下側ばね片310の後端部に下側挟持部306が形成されている。下側ばね片310は、その中央部から下側接点302へ向かって斜め上前方へ延びている。また、下側ばね片310は、その中央部から下側挟持部306へ向かって斜め上後方へ延びている。こうして、下側ばね片310は、下側接点302と下側挟持部306とを支持している。上側接点300と下側接点302は、上下方向において対向している。同様に、上側挟持部304と下側挟持部306は、上下方向において対向している。上下方向において、上側ばね片308の先端334と下側ばね片310の先端336との距離寸法は、上側接点300と下側接点302の距離寸法よりも大きい。これにより、バスバー52を上側接点300と下側接点302との間に容易に導くことができる。上側ばね片308と下側ばね片310は、夫々弾性変形可能である。上側ばね片308の弾性変形により、上側接点300は少なくとも上下方向に移動可能である。また、下側ばね片310の弾性変形により、下側接点302は、少なくとも上下方向に移動可能である。
図21から理解されるように、第2コンタクト部材32の上側ばね片328は、その中央部から上側接点320へ向かって斜め下前方へ延びている。また、上側ばね片328は、その中央部から上側挟持部324へ向かって斜め下後方へ延びている。こうして、第2コンタクト部材32の上側ばね片328は、上側接点320と上側挟持部324とを支持している。また、下側ばね片330は、その中央部から下側接点322へ向かって斜め上前方へ延びている。また、下側ばね片330は、その中央部から下側挟持部326へ向かって斜め上後方へ延びている。こうして、第2コンタクト部材32の下側ばね片330は、下側接点322と下側挟持部326とを支持している。上側接点320と下側接点322は、上下方向において対向している。同様に、上側挟持部324と下側挟持部326は、上下方向において対向している。上側ばね片328は先端(第1先端)338を有し、下側ばね片330は先端(第2先端)340を有している。上側ばね片328の先端338と下側ばね片330の先端340との距離寸法は、上側接点320と下側接点322の距離寸法よりも大きい。これにより、バスバー52を上側接点320と下側接点322との間に容易に導くことができる。上側ばね片328と下側ばね片330は、夫々弾性変形可能である。上側ばね片328の弾性変形により、上側接点320は少なくとも上下方向に移動可能である。また、下側ばね片330の弾性変形により、下側接点322は、少なくとも上下方向に移動可能である。第2コンタクト部材32の上側ばね片328及び下側ばね片330は、第1コンタクト部材30の上側ばね片308及び下側ばね片310から独立して弾性変形可能である。それゆえ、第2コンタクト部材32の上側接点320及び下側接点322は、第1コンタクト部材30の上側接点300及び下側接点302から独立して移動可能である。
上述したように、本実施の形態において、第1コンタクト部材30の上側ばね片308と第2コンタクト部材32の上側ばね片328は、上側ばね部342を構成する。また、第1コンタクト部材30の下側ばね片310と第2コンタクト部材32の下側ばね片330は、下側ばね部344を構成する。そして、上側ばね部342は、上側接点300,320と、上側挟持部304、324を支持しており、下側ばね部344は、下側接点302、322と、下側挟持部306、326を支持している。但し、本発明はこれに限られない。可動コンタクト28が単一のコンタクト部材で構成されてよく、二つの上側接点及び二つの下側接点は、夫々上下方向において対向するように上側ばね部と下側ばね部とに支持されてよい。この場合、これらの上側接点及び下側接点は、少なくとも上下方向において、夫々独立して移動可能となるように上側ばね部と下側ばね部とに支持される。
図18から図20に示されるように、第1コンタクト部材30の連結部312は、上側ばね片308と下側ばね片310とを連結している。詳しくは、連結部312は、横方向において、上側ばね片308の一方の側部と下側ばね片310の一方の側部とを連結している。図20から理解されるように、連結部312は、前後方向において、第1コンタクト部材30の中央よりも後方に位置する第1位置P1に位置している。連結部312の前縁には、前方へ突出する突起が形成されている。図18から図20までの図から理解されるように、第1コンタクト部材30の連結部312の前後方向におけるサイズは、上側ばね片308及び下側ばね片310の前後方向におけるサイズよりも小さい。また、連結部312の上下方向におけるサイズは、上側ばね片308及び下側ばね片310の前後方向におけるサイズよりも小さい。さらに、図22及び図23から理解されるように、連結部312の前後方向におけるサイズは、上側ばね片308及び下側ばね片310の横方向におけるサイズよりも大きい。連結部312の上下方向のサイズを小さくし、前後方向のサイズを大きくすることで、連結部312の強度を上側ばね片308及び下側ばね片310の強度よりも強くしている。これにより、コネクタ20と相手側コネクタ50とが嵌合する際の、上側ばね片308及び下側ばね片310の弾性変形を許容しつつ、連結部312の変形を防止することができる。
図21に示されるように、第2コンタクト部材32の連結部332は、上側ばね片328と下側ばね片330とを連結している。詳しくは、連結部332は、横方向において、上側ばね片328の一方の側部と下側ばね片330の一方の側部とを連結している。図21から理解されるように、連結部332は、前後方向において、第2コンタクト部材32の中央よりも後方に位置する第1位置P1に位置している。図21から理解されるように、第2コンタクト部材32の連結部332の前後方向におけるサイズは、上側ばね片328及び下側ばね片330の前後方向におけるサイズよりも小さい。また、連結部332の上下方向におけるサイズは、上側ばね片328及び下側ばね片330の前後方向におけるサイズよりも小さい。さらに、図22及び図23から理解されるように、連結部332の前後方向におけるサイズは、上側ばね片328及び下側ばね片330の横方向におけるサイズよりも大きい。連結部332の上下方向のサイズを小さくし、前後方向のサイズを大きくすることで、連結部332の強度を上側ばね片328及び下側ばね片330の強度よりも強くしている。これにより、コネクタ20と相手側コネクタ50とが嵌合する際の、上側ばね片328及び下側ばね片330の弾性変形を許容しつつ、連結部332の変形を防止することができる。
図20及び図21に示されるように、上側接点300,320及び下側接点302,322は、前後方向において、第1位置P1よりも前側に位置する第2位置P2に位置している。上側挟持部304,324及び下側挟持部306,326は、前後方向において、第1位置P1よりも後側に位置する第3位置P3に位置している。前後方向において、第1位置P1と第2位置P2との間の距離寸法は、第1位置P1と第3位置P3との間の距離寸法よりも大きい。これは、上側ばね片308、328及び下側ばね片310、330の前部の弾性変形を比較的容易にし、後部の弾性変形を比較的困難にするためである。換言すると、これは、上側接点300,320及び下側接点302,322の移動を比較的容易にし、上側挟持部304,324及び下側挟持部306,326の移動を比較的困難にするためである。
図22に示されるように、横方向において、上側ばね部342は、二つの連結部312,332の間に位置している。図20から図22までの図から理解されるように、上側接点300,320も二つの連結部312,332の間に位置している。加えて、横方向において、上側接点300,320は、中央へ片寄った位置にある。これは、後述するように、上側接点300,320の移動を許容する空間マージンを小さくするためである。
図22に示されるように、上側ばね部342は、第1位置P1,第2位置P2及び第3位置P3において上側第1幅WU1、上側第2幅WU2及び上側第3幅WU3を夫々有している。本実施の形態において、上側第1幅WU1と上側第3幅WU3は等しい。そして、上側第2幅WU2のサイズは、上側第1幅WU1のサイズ及び上側第3幅WU3のサイズよりも小さい。これは、上側ばね片308、328の前部を比較的柔らかくし、上側接点300,320の移動を容易にするためである。また、これは、上側ばね片308、328の後部を比較的硬くし、上側挟持部304,324の移動を困難にするためである。
下側ばね部344も上側ばね部342と同様に構成されている。詳しくは、図23に示されるように、横方向において、下側ばね部344は、二つの連結部312,332の間に位置している。図20、図21及び図23から理解されるように、下側接点302,322も二つの連結部312,332の間に位置している。加えて、横方向において、下側接点302,322は、中央へ片寄った位置にある。これは、後述するように、下側接点302,322の移動を許容する空間マージンを小さくするためである。
図23に示されるように、横方向において、下側ばね部344は、第1位置P1、第2位置P2及び第3位置P3において下側第1幅WL1、下側第2幅WL2及び下側第3幅WL3を夫々有している。本実施の形態において、下側第1幅WL1と下側第3幅WL3は等しい。そして、下側第2幅WL2のサイズは、下側第1幅WL1のサイズ及び下側第3幅WL3よりも小さい。これは、下側ばね片310、330の前部を比較的柔らかくし下側接点302,322の移動を容易にするためである。また、これは、下側ばね片310、330の後部を比較的硬くし、下側挟持部306,326の移動を困難にするためである。なお、本実施の形態において、下側第1幅WL1、下側第2幅WL2及び下側第3幅WL3は、上側第1幅WU1、上側第2幅WU2及び上側第3幅WU3に夫々等しい。しかしながら、下側第1幅WL1、下側第2幅WL2及び下側第3幅WL3は、上側第1幅WU1、上側第2幅WU2及び上側第3幅WU3と夫々異なっていてもよい。
図25から図28を参照すると、可動ハウジング35は、フレーム部350と、フレーム部350から後方へ延びる二対の腕部352を有している。可動ハウジング35は、絶縁樹脂から成る。また、フレーム部350には、二つの開口部354が設けられている。換言すると可動ハウジング35は、二つの開口部354を有している。開口部354は上下方向に並んでいる。腕部352の対の数及び開口部354の数は、相手側コネクタ50のバスバー52の数に対応している。
図25及び図27に示されるように、フレーム部350には、その上縁及び下縁から前方へ突出する凸部356と、二つの開口部354の間に位置し、前後方向において前方へ突出する凸部358が設けられている。凸部356、358は、横方向に延びている。また、図26及び図27に示されるように、凸部356,358には、夫々前方へ凹んだ受容部360が形成されている。さらに、図25から図27に示されるように、フレーム部350には、開口部354の横方向の縁の一方から前方へ突出する壁362が設けられている。フレーム部350には、開口部354の横方向の縁の他方から突出する壁は設けられていない。さらにまた、図26に示されるように、フレーム部350には、前方へ凹む切り欠き364が形成されている。
図25、図26及び図28に示されるように、腕部352の夫々には、横方向において外側へ突き出す突起(被規制部)366が設けられている。換言すると腕部352は突起366を支持している。突起366は、後方から前方へ向かって次第に突出量が多くなるように形成されている。換言すると、突起366は、横方向及び前後方向に対して傾きを有する斜面を有している。腕部352の先端には、前後方向に垂直な先端面(第3規制部)368が形成されている。換言すると、腕部352は、先端面(第3規制部)368を支持している。このように、本実施の形態では、突起(被規制部)366と先端面(第3規制部)368がともに可動ハウジング35の腕部352に支持されている。この構成により、コネクタ20の構成を簡略化し、横方向のサイズを小さくすることができる。
図29に示されるように、スプリングピン38は、略円筒形状を有している。スプリングピン38は、一枚の金属板を打ち抜き加工し、曲げ加工して作製される。スプリングピン38の外径は、固定コンタクト22に形成された被固定孔228の内径よりもわずかに大きい。
図8から理解されるように、固定コンタクト22は、固定ハウジング24に固定され保持される。詳しくは、固定コンタクト22の夫々は、固定ハウジング24の前方から、固定ハウジング24の上側内部空間250U又は下側内部空間250L(図13から図17参照)へ挿入される。二つの固定コンタクト22は、互いに上下反転した状態で、固定ハウジング24の上側内部空間250U及び下側内部空間250Lに夫々挿入される。以下、上側内部空間250Uに挿入される固定コンタクト22について説明する。固定コンタクト22の側部224,226(図9及び図10参照)は、部分的に固定コンタクト支持部262の溝264(図13、図14及び図16参照)に受容される。固定コンタクト22の第1及び第2段差部230,232(図9及び図10参照)が第1及び第2被突き当て部270,272(図16参照)に夫々突き当たることで、固定コンタクト22の固定ハウジング24に対する後方への移動が規制される。換言すると、第1及び第2段差部と230,232と第1及び第2被突き当て部270、272によって、固定コンタクト22は固定ハウジング24に対して位置決めされる。その状態で、スプリングピン38が被固定孔228に圧入されると、固定コンタクト22は、固定ハウジング24に対して前方への移動が規制される。こうして、固定コンタクト22は、固定ハウジング24に固定され保持される。固定コンタクト22が固定ハウジング24に固定された状態で、固定コンタクト22の一部(被挟持部)は、上側内部空間250U内に位置し、前方へ延びている。下側内部空間250Lに挿入された固定コンタクト22も同様に固定ハウジング24に固定され保持される。
図5から図8までの図から理解されるように、可動コンタクト28は、固定ハウジング24の内部空間250(図13参照)に収容される。以下、上側内部空間250Uに収容される可動コンタクト28について説明するが、下側内部空間250Lに収容される可動コンタクト28についても同様である。可動コンタクト28を構成する第1コンタクト部材30及び第2コンタクト部材32は、固定ハウジング24の前方から上側内部空間250Uへ挿入される。図5に示されるように、第2コンタクト部材32の連結部332が側壁246のラウンド部266に突き当たることにより、第2コンタクト部材32は固定ハウジング24に対して位置決めされる。同様に、第1コンタクト部材30の連結部312が側壁244のラウンド部266(図14及び図16参照)に突き当たることにより、第1コンタクト部材30は固定ハウジング24に対して位置決めされる。換言すると一対のラウンド部266は、可動コンタクト28の後方への移動を規制する第1規制部として機能する。
図7及び図8に示されるように、第1コンタクト部材30が固定ハウジング24に対して位置決めされた状態で、第1コンタクト部材30は、第1位置P1において、側壁244と仕切板256,260との間に位置する。これにより、第1コンタクト部材30は、側壁244の一部と仕切板256,260の一部によって、横方向の移動が規制されるとともにその姿勢が維持される。換言すると、側壁244の一部と仕切板256,260の一部は、第1コンタクト部材30の横方向の移動を規制する第4規制部及び第5規制部として夫々機能する。同様に、第2コンタクト部材32は、第1位置P1において、側壁246と仕切板256,260との間に位置する。これにより、第2コンタクト部材32は、側壁246の一部と仕切板256,260の一部によって、横方向の移動が規制されるとともにその姿勢が維持される。換言すると、側壁246の一部と仕切板256,260の一部は、第2コンタクト部材32の横方向の移動を規制する第4規制部及び第5規制部として夫々機能する。
図24から理解されるように、可動コンタクト28が固定ハウジング24の上側内部空間250Uに収容された状態において、第1コンタクト部材30の上側挟持部304と下側挟持部306、及び第2コンタクト部材32の上側挟持部324と下側挟持部326は、上下方向において固定コンタクト22の一部(被挟持部)を挟持する。こうして、可動コンタクト28は、上側内部空間250Uに収容される。同様に、下側内部空間250L(図13から図17参照)に挿入される可動コンタクト28も、下側内部空間250Lに収容される。
図5から図8までの図から理解されるように、可動ハウジング35は、固定ハウジング24の前部に取り付けられる。腕部352が弾性変形可能であること、及び突起366が斜面を有していることにより、腕部352は、固定ハウジング24の前方から内部空間250(図11参照)へ進入することができる。突起366が固定ハウジング24の孔268に達すると、腕部352の復元力によって、突起366の少なくとも一部は孔268内に位置する。図2から理解されるように、側壁244に突起252が形成され、可動ハウジング35に切り欠き364が形成されていることから、可動ハウジング35が誤った向きで固定ハウジング24に挿入された場合、突起366は孔268に達することができない。これにより、可動ハウジング35が誤った向きで固定ハウジング24に取り付けられるのを防止することができる。
図5から図8までの図から理解されるように、横方向に沿って見た場合、孔268のサイズは突起366のサイズよりも大きい。これにより、孔268は、少なくとも上下方向において、所定範囲内で突起366の移動を許容する。また、孔268の縁部は、少なくとも上下方向において、所定範囲を越える突起366の移動を規制する。即ち、孔268は、所定範囲を越える突起366の移動を規制する第2規制部として機能する。また、孔268の縁部は、突起366の前方への移動を規制する。換言すると、孔268は、突起366とともに、可動ハウジング35の固定ハウジング24からの脱落を防止する。こうして、可動ハウジング35は、少なくとも上下方向に移動可能な状態で、固定ハウジング24に取り付けられる。なお、本実施の形態では、固定ハウジング24に孔268が形成され、可動ハウジング35の腕部352に突起366が形成されているが、固定ハウジング24に突起が形成され、それに対応する孔又は凹所が可動ハウジング35に形成されてもよい。
図5から図8までの図から理解されるように、固定ハウジング24に取り付けられた可動ハウジング35は、固定ハウジング24ともに上側収容部37U及び下側収容部37Lを規定する。上側収容部37Uは、固定ハウジング24の上側内部空間250U(図13から図17参照)の一部であり、下側収容部37Lは、固定ハウジング24の下側内部空間250L(図13から図17参照)の一部である。可動ハウジング35が固定ハウジング24に取り付けられた状態で、可動ハウジング35の開口部354の夫々は、上側収容部37U又は下側収容部37Lに通じており、前方へ開いている。
図5から図8までの図から理解されるように、二つの可動コンタクト28は、上側収容部37U及び下側収容部37L内に夫々収容されている。可動コンタクト28に挟持された固定コンタクト22の挟持部もまた、上側収容部37U及び下側収容部37L内に夫々位置している。可動コンタクト28の姿勢は、前述したように固定ハウジング24によって維持される。換言すると、可動ハウジング35は、可動コンタクト28の姿勢維持に関与しない。そのため、可動ハウジング35の構成を簡略化することができ、それによって、前後方向において、固定ハウジング24からの可動ハウジング35の突出量を低減することができる。可動ハウジング35の突出量が多いと、可動ハウジング35が外力を受けたときに固定ハウジング24に対して不適切に傾くなどの不具合を生じやすくなる。これに対して、可動ハウジング35の突出量が少ないと、外力を受けたとき、可動ハウジング35は、固定ハウジング24に対して適切に上下方向に移動することができる。
図6及び図7に示されるように、可動ハウジング35が固定ハウジング24に取り付けられたとき、上側内部空間250U(図13から図17参照)内に位置する腕部352の先端面368(図25から図27参照)は、連結部312,332の前方に位置する。そして、これらの腕部352の先端面368は、可動コンタクト28の前方への移動を規制する。このように、一対の腕部352の先端面368が、可動コンタクト28の前方への移動を規制する。即ち、腕部352の先端面368は、可動コンタクト28の前方への移動を規制する第3規制部として機能する。同様に下側内部空間250L(図13から図17参照)内の腕部352の先端面368(図25から図27参照)も、他方の可動コンタクト28の前方への移動を規制する。このように、連結部312、332は、前後方向において、一対のラウンド部(第1規制部)266と一対の腕部352の先端面(第3規制部)368との間に位置し、これらによって前後方向の移動を規制される。
図5に示されるように、可動ハウジング35が固定ハウジング24に取り付けられたとき、第2コンタクト部材32の上側ばね片328の先端(第1先端)338及び下側ばね片330の先端(第2先端)340は、可動ハウジング35の凸部356,358に形成された受容部360に夫々受容されている。上側ばね片328の先端338を受容する受容部360は、先端338の移動を所定範囲で許容するとともに、所定範囲を越える先端338の移動を規制する。即ち、上側ばね片328の先端338を受容する受容部360は、先端338の移動を規制する第6規制部として機能する。これにより、上側ばね片328の座屈が防止される。また、下側ばね片330の先端340を受容する受容部360は、先端340の移動を所定範囲で許容するとともに、所定範囲を越える先端340の移動を規制する。即ち、下側ばね片330の先端340を受容する受容部360は、先端340の移動を規制する第7規制部として機能する。これにより、下側ばね片330の座屈が防止される。第1コンタクト部材30の上側ばね片308の先端(第1先端)334及び下側ばね片310の先端(第2先端)336についても同様である。このように、本実施の形態において、上側ばね部342の第1先端334,338は第6規制部360に受容されて、その移動が規制されており、下側ばね部344の第2先端336、340は第7規制部360に受容されて、その移動が規制されている。
図1から図4までの図から理解されるように、可動ハウジング35の壁362は、相手側コネクタ50が間違った向きでコネクタ20に接続されるとき、バスバー52の延長部522に突き当たり、接続部520の上側収容部37U及び下側収容部37Lへの進入を阻害する。相手側コネクタ50が正しい向きでコネクタ20に接続されるとき、壁362は、接続部520の上側収容部37U及び下側収容部37Lへの進入を阻害しない。即ち、バスバー52の接続部520は、対応する開口部354を通じて上側収容部37U及び下側収容部37Lに夫々収容される。また、図3及び図4に示されるように、可動ハウジング35の凸部358は、少なくとも部分的にバスバーホルダー54の凹部542に受容される。
図24から理解されるように、相手側コネクタ50とコネクタ20とが嵌合したとき、上側収容部37U及び下側収容部37Lの夫々の内部において、バスバー52の接続部520は、対応する可動コンタクト28の上側接点300、320と下側接点302、322との間に挟まれて、可動コンタクト28に電気的に接続される。その結果、バスバー52は、可動コンタクト28を介して固定コンタクト22に電気的に接続される。
相手側コネクタ50をコネクタ20に嵌合させる際、可動ハウジング35及び可動コンタクト28は、コネクタ20の嵌合軸に対する相手側コネクタ50の嵌合軸のずれや傾きを吸収するように移動する。特に、可動コンタクト28の上側接点300,320及び下側接点302,322は、コネクタ20に対する相手側コネクタ50の嵌合軸回りの回転(傾き)を吸収するように夫々独立して移動する。相手側コネクタ50の嵌合軸回りの回転量が一定の場合、上側接点300,320及び下側接点302,322の移動量は、その横方向における位置に依存する。本実施の形態では、上側接点300,320及び下側接点302,322は横方向において中央へ片寄った位置にあるため(図22及び図23参照)、上側接点300,320及び下側接点302,322の移動量は比較的少なくてすむ。換言すると、本実施の形態では、上側接点300,320及び下側接点302,322の移動を許容する空間マージンを小さくすることができる。これにより、コネクタ20の小型化を図ることができる。なお、本実施の形態では、図22及び図23から理解されるように、横方向において、可動コンタクト28の第1位置P1における中心と第2位置P2における中心は互いに一致している。しかしながら、本発明はこれに限られない。可動コンタクト28の第2位置P2における中心が第1位置P1における中心からずれるように接点を設けてもよい。
以上、本発明についていくつかの実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明は、これらに限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。例えば、上記実施の形態において、可動コンタクト28は、単一のコンタクト部材で構成され、単一の上側挟持部及び単一の下側挟持部の少なくとも一方を有するものであってもよい。
10 コネクタ組立体
20 コネクタ
22 固定コンタクト
220 前縁部
222 後縁部
224,226 側部
228 被固定孔
230 第1段差部
232 第2段差部
24 固定ハウジング
240 上壁
242 下壁
244,246 側壁(第4規制部)
248 後壁
250 内部空間
250U 上側内部空間
250L 下側内部空間
252 突起
254 仕切り壁
256、258,260 仕切板(第5規制部)
262 固定コンタクト支持部
264 溝
266 ラウンド部(第1規制部)
268 孔(第2規制部)
270 第1被突き当て部
272 第2被突き当て部
28 可動コンタクト
30 第1コンタクト部材
32 第2コンタクト部材
300,320 上側接点
302,322 下側接点
304,324 上側挟持部
306,326 下側挟持部
308,328 上側ばね片
310,330 下側ばね片
312,332 連結部
334,338 先端(第1先端)
336,340 先端(第2先端)
342 上側ばね部
344 下側ばね部
35 可動ハウジング
350 フレーム部
352 腕部
354 開口部
356,358 凸部
360 受容部(第6規制部、第7規制部)
362 壁
364 切り欠き
366 突起(被規制部)
368 先端面(第3規制部)
37U 上側収容部
37L 下側収容部
38 スプリングピン
50 相手側コネクタ
52 バスバー
520 接続部
522 延長部
54 バスバーホルダー
542 凹部

Claims (9)

  1. 固定コンタクトと、固定ハウジングと、可動コンタクトと、可動ハウジングとを備えるコネクタであって、
    前記可動ハウジングは、開口部を有しており、
    前記可動ハウジングは、上下方向に移動可能となるように前記固定ハウジングに取り付けられており、
    前記固定ハウジングと前記可動ハウジングは、収容部を規定しており、
    前記開口部は、前記収容部に通じるとともに、前記上下方向と直交する前後方向において前方へ開いており、
    前記固定コンタクトは、被挟持部を有しており、
    前記固定コンタクトは、前記固定ハウジングに固定され保持されており、
    前記被挟持部は、前記収容部内に位置し、かつ前記前後方向において前方へ延びており、
    前記可動コンタクトは、二つの上側接点と、二つの下側接点と、上側挟持部と、下側挟持部と、上側ばね部と、下側ばね部と、二つの連結部とを有しており、
    前記上側ばね部は、弾性変形可能であり、前記上側接点と前記上側挟持部とを支持しており、
    前記下側ばね部は、弾性変形可能であり、前記下側接点と前記下側挟持部とを支持しており、
    前記二つの上側接点と前記二つの下側接点は、前記上下方向において、夫々対向しており、
    前記二つの上側接点は、前記上側ばね部の弾性変形により、互いに独立して移動可能であり、
    前記二つの下側接点は、前記下側ばね部の弾性変形により、互いに独立して移動可能であり、
    前記上側挟持部と前記下側挟持部とは、前記上下方向において、前記固定コンタクトの前記被挟持部を挟持しており、
    前記連結部の夫々は、前記上側ばね部と前記下側ばね部とを連結しており、
    前記連結部の前記前後方向におけるサイズは、前記上側ばね部及び前記下側ばね部の前後方向におけるサイズよりも小さいものであり、
    前記前後方向において、前記連結部は、第1位置に位置しており、
    前記前後方向において、前記上側接点及び前記下側接点は、前記第1位置よりも前側に位置する第2位置に位置しており、
    前記前後方向において、前記上側挟持部及び前記下側挟持部は、前記第1位置よりも後側に位置する第3位置に位置しており、
    前記上下方向及び前記前後方向の双方と直交する横方向において、前記上側ばね部は、前記第1位置において上側第1幅を有し、かつ前記第2位置において上側第2幅を有しており、
    前記上側第2幅のサイズは、前記上側第1幅のサイズよりも小さいものであり、
    前記横方向において、前記二つの上側接点は、前記二つの連結部の間に位置しており、
    前記横方向において、前記下側ばね部は、前記第1位置において下側第1幅を有し、かつ前記第2位置において下側第2幅を有しており、
    前記下側第2幅のサイズは、前記下側第1幅のサイズよりも小さいものであり、
    前記横方向において、前記二つの下側接点は、前記二つの連結部の間に位置しており、
    前記上側ばね部は、前記第3位置において上側第3幅を有しており、
    前記上側第2幅のサイズは、前記上側第3幅のサイズよりも小さいものであり、
    前記下側ばね部は、前記第3位置において下側第3幅を有しており、
    前記下側第2幅のサイズは、前記下側第3幅のサイズよりも小さい
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記前後方向において、前記第1位置と前記第2位置との間の距離寸法は、前記第1位置と前記第3位置との間の距離寸法よりも大きい
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項に記載のコネクタであって、
    前記上側ばね部は、二つの上側ばね片を備えており、
    前記連結部の前記上下方向におけるサイズは、前記上側ばね片の前記前後方向におけるサイズよりも小さいものであり、
    前記連結部の前記前後方向におけるサイズは、前記上側ばね片の夫々の前記横方向におけるサイズよりも大きい
    コネクタ。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一つに記載のコネクタであって、
    前記固定ハウジングには、二つの第1規制部と、二つの第2規制部とが設けられており、
    前記可動ハウジングには、二つの腕部と、二つの第3規制部と、二つの被規制部とが設けられており、
    前記第3規制部と前記被規制部は、前記腕部に一つずつ支持されており、
    前記連結部は、前記第1規制部と前記第3規制部との間に位置し、前記前後方向における移動を前記第1規制部と前記第3規制部によって規制されており、
    前記第2規制部は、前記上下方向において、前記被規制部の所定範囲内における移動を許容する一方で前記被規制部の前記所定範囲を越える移動を規制する
    コネクタ。
  5. 請求項に記載のコネクタであって、
    前記固定ハウジングは二つの側壁を有しており、
    前記第2規制部は、前記側壁を前記横方向に貫通した孔であり、
    前記被規制部は、前記横方向において外側に突出した突起であり、
    前記被規制部は、前記第2規制部内に位置している
    コネクタ。
  6. 請求項1から請求項までのいずれ一つに記載のコネクタであって、
    前記可動コンタクトは、二つのコンタクト部材からなり、
    前記コンタクト部材の夫々は、前記連結部を有しており、
    前記固定ハウジングは、第4規制部と第5規制部とを有しており、
    前記コンタクト部材の夫々は、前記第1位置において、前記第4規制部と第5規制部との間に位置している
    コネクタ。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか一つに記載のコネクタであって、
    前記可動ハウジングは、第6規制部及び第7規制部を有しており、
    前記上側ばね部は、第1先端を有しており、
    前記下側ばね部は、第2先端を有しており、
    前記第6規制部は、前記第1先端を受容して、前記第1先端の移動を規制しており、
    前記第7規制部は、前記第2先端を受容して、前記第2先端の移動を規制している
    コネクタ。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか一つに記載のコネクタと相手側コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
    前記コネクタは、前記開口部、前記収容部、前記固定コンタクト及び前記可動コンタクトを夫々二つずつ有しており、
    前記開口部は前記上下方向に並んでおり、
    前記可動ハウジングは、前記開口部の間に位置しかつ前記前後方向において前方へ突出する凸部を有しており、
    前記相手側コネクタは、二つのバスバーと、バスバーホルダーとを備えており、
    前記二つのバスバーは、前記バスバーホルダーによって一体に保持されており、
    前記バスバーホルダーは、前記二つのバスバーの間に位置する凹部を有しており、
    前記凸部は、前記相手側コネクタが前記コネクタに接続されたとき、前記凹部に少なくとも部分的に受容される
    コネクタ組立体。
  9. 請求項に記載のコネクタ組立体であって、
    前記バスバーの夫々は、前記収容部に収容される接続部と、前記接続部と交差する方向に前記接続部から延びる延長部とを有しており、
    前記可動ハウジングは、前記開口部の前記横方向における一対の縁の一方から前記前後方向において前方へ突出する壁を有しており、
    前記壁は、前記相手側コネクタが間違った向きで前記コネクタに接続されるとき、前記延長部に突き当たり、前記接続部の前記収容部への進入を阻害する
    コネクタ組立体。
JP2017089941A 2017-04-28 2017-04-28 コネクタ Active JP6480500B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089941A JP6480500B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 コネクタ
US16/495,222 US11101601B2 (en) 2017-04-28 2018-03-09 Connector
CN201880021440.1A CN110476304B (zh) 2017-04-28 2018-03-09 连接器
PCT/JP2018/009289 WO2018198550A1 (ja) 2017-04-28 2018-03-09 コネクタ
EP18790735.7A EP3588691B1 (en) 2017-04-28 2018-03-09 Connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089941A JP6480500B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018190520A JP2018190520A (ja) 2018-11-29
JP6480500B2 true JP6480500B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=63919764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017089941A Active JP6480500B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 コネクタ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11101601B2 (ja)
EP (1) EP3588691B1 (ja)
JP (1) JP6480500B2 (ja)
CN (1) CN110476304B (ja)
WO (1) WO2018198550A1 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078093A (ja) 2006-09-25 2008-04-03 Molex Inc 基板対基板コネクタ
JP2011060732A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
JP5041563B1 (ja) 2011-06-27 2012-10-03 日本航空電子工業株式会社 コネクタ、コネクタ装置および電池ユニット
JP5247896B2 (ja) * 2012-01-04 2013-07-24 日本航空電子工業株式会社 蓄電装置
JP5295410B2 (ja) * 2012-06-13 2013-09-18 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP6099944B2 (ja) 2012-11-22 2017-03-22 日本圧着端子製造株式会社 電気コネクタ
US9419356B2 (en) * 2013-03-14 2016-08-16 Fci Americas Technology Llc Electrical power contact with two adjacent contact blades abutting each other
JP6092694B2 (ja) * 2013-04-12 2017-03-08 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ
JP6205273B2 (ja) 2014-01-10 2017-09-27 イリソ電子工業株式会社 コネクタ
WO2015199071A1 (ja) * 2014-06-23 2015-12-30 イリソ電子工業株式会社 コネクタの接続構造及びコネクタ
JP5849166B1 (ja) * 2014-12-12 2016-01-27 イリソ電子工業株式会社 基板間接続構造
JP2016134284A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 富士通コンポーネント株式会社 ジャックコネクタ及びコネクタ
JP6438382B2 (ja) * 2015-12-15 2018-12-12 ヒロセ電機株式会社 回路基板用電気コネクタ
JP6446392B2 (ja) * 2016-05-23 2018-12-26 ヒロセ電機株式会社 回路基板用電気コネクタと相手接続部材との接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
EP3588691B1 (en) 2021-05-12
WO2018198550A1 (ja) 2018-11-01
EP3588691A4 (en) 2020-03-11
US20200028303A1 (en) 2020-01-23
CN110476304A (zh) 2019-11-19
US11101601B2 (en) 2021-08-24
JP2018190520A (ja) 2018-11-29
CN110476304B (zh) 2020-12-01
EP3588691A1 (en) 2020-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8961215B2 (en) Electrical connector assembled component, plug connector, and receptacle connector
JP6807685B2 (ja) 雌型電気コネクタ、雄型電気コネクタ及びこれらを有する電気コネクタ組立体
US20050170675A1 (en) Intermediate electrical connector device and its connecting structure
JP2012156090A (ja) フローティング型コネクタ
JP7107708B2 (ja) コネクタ
JP2021048099A (ja) フローティングコネクタ
JP2019102228A (ja) 電気コネクタ
US9905965B2 (en) Connector and connector assembly
JP4514064B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2019149325A (ja) 回路基板用電気コネクタ及び回路基板用電気コネクタ組立体
JP6943793B2 (ja) 中間電気コネクタ及び電気コネクタ組立体
JP6480500B2 (ja) コネクタ
JP2019192526A (ja) 電気コネクタ
JP7330036B2 (ja) コネクタ
JP6731170B2 (ja) コネクタ
US10763604B2 (en) Plug, receptacle, and connector
JP6368267B2 (ja) コネクタ及び電気的接続装置
JP4220400B2 (ja) コネクタ
JP5155116B2 (ja) 二重係止コネクタ
JP6445072B2 (ja) コネクタ
JP2017174502A (ja) 雌端子金具及び端子金具
JP7427167B2 (ja) コネクタ
JP2019149326A (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP7315396B2 (ja) コネクタ
JP6923851B2 (ja) 中継コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181206

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6480500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250