JP6099944B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、2つの導電部材を電気的に接続するための電気コネクタに関する。
2つの導電部材を電気的に接続するための端子が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の中継端子は、四角筒状に形成されており、向かい合う一対の側壁を有している。これらの側壁には、弾性片部からなる接続片が複数設けられている。一方の側壁の接続片と、他方の側壁の接続片とで、一対の接続片が構成されている。一対の接続片は、複数設けられている。各一対の接続片間に、異なる雄型端子を挿入することで、複数の雄型端子同士が、電気的に接続される。
特許文献2に記載の中継端子は、筒状の雌端子部が設けられている。2つの雌端子部は、容易に変形可能な緩衝部によって、結合されている。各雌端子部に、異なる雄端子を挿入することで、複数の雄端子同士が、電気的に接続される。
特開2001−313132号公報([要約]) 特開2005−129390号公報([要約])
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、各一対の接触片は、独立した構成であり、ある一対の接触片が、他の一対の接触片と雄端子との接触圧を高める構成ではない。
また、特許文献2に記載の構成では、各雌端子部は、緩衝部を介して結合されているため、一方の雌端子部が他方の雌端子部と雄端子との接触圧を高める構成ではない。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、複数の導電部材同士を電気的に接続するための電気コネクタにおいて、電気的な接続を、より確実に維持できるようにすることを目的とする。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電気コネクタは、導電性を有するコンタクトと、前記コンタクトを収容するためのハウジングと、前記ハウジングに取り付けられるカバーと、前記ハウジングに取り付けられる規制部材と、を備え、前記コンタクトは、所定の第1導電部材と接触するための第1部分と、所定の第2導電部材と接触するための第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間に配置された支点部と、を有するシーソー構造を含み、一方の前記部分及び導電部材の接触により、他方の前記部分及び導電部材が互いに加圧され、前記規制部材は、前記第1導電部材が前記第1部分から外れることを規制するように構成され、前記ハウジングは、前記コンタクトを収容するコンタクト収容部と、前記ハウジングの一側面に形成され前記コンタクト収容部に連続し前記コンタクトが通過可能な開口部と、前記ハウジングの前記一側面とは反対の側面である他側面に開放され前記規制部材を保持する規制部材保持部と、を含み、前記カバーは、前記開口部を塞ぐようにして前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする。
この構成によると、第1部分及び第2部分の何れか一方(主部分)と、対応する導電部材とが接触する。これにより、コンタクトが、主部分を力点とし且つ支点部を支点として、変位する。これにより、第1部分及び第2部分の何れか他方(従部分)が、作用点として、当該従部分と接触する導電部材側へ変位する。したがって、従部分と対応する導電部材とが、所定の接触圧を生じるように接触する。また、従部分が対応する導電部材から受ける反力は、主部分を、対応する導電部材に加圧する力となる。よって、主部分及び従部分は、何れも、対応する導電部材と十分な接触圧で接触できる。その結果、コンタクトを介した、第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続を、より確実に維持できる。
(2)好ましくは、前記コンタクトとして、互いに向かい合う第1対向コンタクト及び第2対向コンタクトが設けられ、前記第1対向コンタクトの前記第1部分と前記第2対向コンタクトの前記第1部分との間に、前記第1導電部材を挿入するための第1空間が形成されており、前記第1対向コンタクトの前記第2部分と前記第2対向コンタクトの前記第2部分との間に、前記第2導電部材を挿入するための第2空間が形成されている。
この構成によると、一対の主部分間に対応する導電部材が挿入されることで、一対の従部分間の間隔を狭くしようとする力が、各対向コンタクトに生じる。これにより、一対の従部分間は、当該一対の従部分間に配置された導電部材に加圧される。また、一対の従部分が対応する導電部材から受ける反力は、一対の主部分を、対応する導電部材に加圧する力となる。このように、各導電部材と各対向コンタクトとの接触圧を、より一層高くできる。その結果、コンタクトを介した、第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続を、より確実に維持できる。また、第1対向コンタクトと第2対向コンタクトとの間の導電部材にこじり運動が生じても、このこじり運動に追従するように、第1対向コンタクト及び第2対向コンタクトが変位できる。これにより、コンタクトを介した、第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続を、より確実に維持できる。
(3)より好ましくは、前記電気コネクタは、各前記対向コンタクトの前記支点部同士を連結する、連結部を更に含んでいる。
この構成によると、各コンタクトは、より確実に、支点部を支点とするシーソー運動を行うことができる。
(4)好ましくは、前記コンタクトとして、横並びに離隔して配置された第1並行コンタクト及び第2並行コンタクトが設けられ、前記第1並行コンタクトが前記第1導電部材及び前記第2導電部材を向く方向と、前記第2並行コンタクトが前記第1導電部材及び前記第2導電部材を向く方向とは、同じに設定されている。
この構成によると、一対の横並びコンタクトが互いに分離された状態で配置されている。このため、導電部材がねじれるように変位した場合でも、一対の横並びコンタクトは、このねじれ運動に追従する変位を生じ易い。これにより、導電部材と、各並行コンタクトとの接触状態を、より確実に維持できる。
(5)好ましくは、前記規制部材は、前記規制部材保持部に保持される頭部と、この頭部から延び前記第1導電部材に係合するピンと、を含み、前記カバーは、前記ピンが挿入される孔部としてのピン受け部を含んでいる。
本発明によると、複数の導電部材同士を電気的に接続するための電気コネクタにおいて、電気的な接続を、より確実に維持できる。
本発明の実施形態に係る電気コネクタが、ブスバーと電線体とを電気的に接続している状態を示す、斜視図である。 電気コネクタ、ブスバー及び電線体が互いに分離した状態を示す、斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図であり、電気コネクタ、ブスバー、及び電線体を側方から見た状態を示している。 コンタクト装置の斜視図である。 第1コンタクト形成体の斜視図であり、第1コンタクト形成体を正面側から見た状態を示している。 (A)は、第1コンタクト形成体の平面図であり、(B)は、第1コンタクト形成体の側面図であり、(C)は、第1コンタクト形成体の正面図である。 (A)は、リテーナの平面図であり、(B)は、リテーナの側面図であり、(C)は、リテーナの正面図であり、(D)は、リテーナの正面図である。 (A)は、カバーの平面図である。図8(B)は、カバーの側面図である。図8(C)は、カバーの背面図である。 図3のIX−IX線に沿う断面図である。 図3のX−X線に沿う断面図である。 図1のXI−XI線に沿う一部断面図であり、電気コネクタは、リテーナのピンが表示されないように切断された状態で示されている。 (A)は、ハウジングの正面図であり、(B)は、ハウジングの側面図であり、(C)は、ハウジングの背面図である。 (A)は、ハウジングの平面図であり、(B)は、ハウジングの底面図である。 ブスバー及び圧着端子と、第1コンタクト形成体とを接続させる動作を説明するための、主要部を示す図である。より具体的には、(A)は、接続前の状態を示す側面図である。(B)は、接続途中の状態を示す側面図である。(C)は、接続完了状態を示す側面図である。(D)は、図14(C)と同じ状態を示す斜視図である。 (A)は、本発明の第1変形例に係るコンタクト装置の斜視図であり、(B)は、図15(A)に示すコンタクト装置の正面図であり、(C)は、図15(A)に示すコンタクト装置の底面図である。 (A)は、本発明の第2変形例に係るコンタクト装置の斜視図であり、(B)は、図16(A)に示すコンタクト装置の正面図であり、(C)は、図16(A)に示すコンタクト装置の底面図である。 (A)は、本発明の第3変形例に係るコンタクト装置の斜視図であり、(B)は、図17(A)に示すコンタクト装置の正面図であり、(C)は、図17(A)に示すコンタクト装置の底面図である。 (A)は、本発明の第4変形例に係るコンタクト装置の斜視図であり、(B)は、図18(A)に示すコンタクト装置の正面図であり、(C)は、図18(A)に示すコンタクト装置の底面図である。 (A)は、本発明の第5変形例に係るコンタクト装置の斜視図であり、(B)は、図19(A)に示すコンタクト装置の正面図であり、(C)は、図19(A)に示すコンタクト装置の底面図である。 (A)は、本発明の第6変形例に係るコンタクト装置の斜視図であり、(B)は、図20(A)に示すコンタクト装置の正面図であり、(C)は、図20(A)に示すコンタクト装置の底面図である。 本発明の第7変形例に係る電気コネクタ、及びブスバーの斜視図であり、(A)は、電気コネクタにブスバー及び電線体が接続されていない状態を示しており、(B)は、電気コネクタにブスバー及び電線体が接続された状態を示している。 (A)は、本発明の第8変形例に係る電気コネクタの断面図であり、(B)は、コンタクト装置の底面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本発明は、電気コネクタとして、種々の用途に広く適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電気コネクタ10が、ブスバー1と電線体2とを電気的に接続している状態を示す、斜視図である。図2は、電気コネクタ10、ブスバー1及び電線体2が互いに分離した状態を示す、斜視図である。
図1及び図2を参照して、電気コネクタ10は、ブスバー(第1導電部材)1と、電線体2とを電気的且つ機械的に接続するために設けられている。尚、この場合の「機械的に接続」とは、ブスバー1の一端部1aと電線体2の一端部の圧着端子4とが、電気コネクタ10を介して互いに固定されていることをいう。
ブスバー1は、金属等の導電材料を用いて形成されている。本実施形態では、ブスバー1は、細長い薄板状に形成されている。ブスバー1は、例えば、電動モータ等の負荷と電気的に接続されている。負荷が電動モータである場合、ブスバー1は、例えば、ブラシレスモータのステータコイル、ブラシモータのブラシ等に、電気的に接続されている。
尚、ブスバー1が接続される負荷は、電動モータ以外の他の機器であってもよい。本実施形態では、ブスバー1は、強電用の導電部材として設けられており、数十kw程度の大出力の電動モータに接続されている。ブスバー1の一端部1aは、矩形の帯状に形成されている。この一端部1aには、孔部1bが形成されている。
電線体2は、例えば、バッテリー等の電源と電気的に接続されている。電源からの電力は、電線体2、電気コネクタ10、及びブスバー1を介して、電気モータ等の負荷へ出力される。電線体2は、被覆電線3と、圧着端子(第2導電部材)4と、を有している。
被覆電線3は、被覆部3aと、複数の芯線3bと、を有している。被覆部3aは、合成樹脂等の絶縁性の材料を用いて形成された、筒状の部材である。被覆部3aは、複数の芯線3bの大部分を、全周に亘って覆っている。被覆部3aの一端部から、芯線3bが突出している。
芯線3bは、金属等の導電材料を用いて形成されている。尚、本実施形態では、電線体2として、複数の芯線3bを有する形態を例に説明するけれども、この通りでなくてもよい。例えば、電線体2における芯線3bの数は、1でもよい。芯線3bの一端部は、圧着端子4に固定されており、芯線3bの他端部は、前述の電源に接続されている。
圧着端子4は、金属などの導電材料を用いて形成されている。圧着端子4は、固定部4aと、舌片部4bと、を有している。固定部4aは、筒状に形成されており、複数の芯線3bの一端部と嵌合している。固定部4aは、複数の芯線3bの一端部に圧着されている。固定部4aの縁部から、舌片部4bが延びている。
舌片部4bは、例えば、円環状に形成された、平板状の小片部材であり、孔部4cを有している。本実施形態では、ブスバー1及び圧着端子4が電気コネクタ10に接続されている状態において、ブスバー1と舌片部4bとは、平行に並んでいる。上記の構成を有する圧着端子4は、電気コネクタ10内に挿入される。
[電気コネクタの詳細な構成]
電気コネクタ10は、全体として、細長いブロック状に形成されている。尚、以下では、電気コネクタ10の長手方向を、長手方向X1という。また、電気コネクタ10の平面視において、長手方向X1と直交する幅方向を、幅方向Y1という。また、長手方向X1及び幅方向Y1の双方と直交する方向を、厚み方向Z1という。
図3は、図1のIII−III線に沿う断面図であり、電気コネクタ10、ブスバー1、及び電線体2を側方から見た状態を示している。
図3を参照して、電気コネクタ10は、コンタクト装置11と、ハウジング12と、カバー13と、リテーナ14,15と、を有している。
[コンタクト装置の詳細な構成]
コンタクト装置11は、ブスバー1及び圧着端子4のそれぞれと直接接触することで、ブスバー1と圧着端子4とを、電気的に接続する。本実施形態では、コンタクト装置11は、シーソー構造を有している。これにより、コンタクト装置11からブスバー1に作用する接触圧が、十分に高くされ、且つ、コンタクト装置11から圧着端子4に作用する接触圧が、十分に高くされている。
図4は、コンタクト装置11の斜視図である。図3及び図4を参照して、コンタクト装置11は、導電性を有する材料を用いて形成されている。コンタクト装置11は、例えば、銅合金を素材として構成されている。そして、コンタクト装置11の表面には、例えば、すずめっき又は金めっき、等のめっき処理が施されている。コンタクト装置11は、ハウジング12の後述するコンタクト収容部43に収容されている。
コンタクト装置11は、第1コンタクト形成体21と、第2コンタクト形成体22と、を有している。
第1コンタクト形成体21と、第2コンタクト形成体22とは、幅方向Y1に対称な形状に形成されている。本実施形態では、第1コンタクト形成体21と、第2コンタクト形成体22とは、別部材を用いて形成されており、互いに離隔した状態で、ハウジング12内に配置されている。
尚、第1コンタクト形成体21と、第2コンタクト形成体22は、互いに同様の形状を有している。したがって、以下では、コンタクト形成体21,22の中で、第1コンタクト形成体21の構成を主に説明する。
[第1コンタクト形成体の詳細な構成]
図5は、第1コンタクト形成体21の斜視図であり、第1コンタクト形成体21を正面側から見た状態を示している。図6(A)は、第1コンタクト形成体21の平面図である。図6(B)は、第1コンタクト形成体21の側面図である。図6(C)は、第1コンタクト形成体21の正面図である。
図3、図5、図6(A)、図6(B)及び図6(C)を参照して、第1コンタクト形成体21は、上述した導電性の板部材に、プレス加工及び曲げ加工を施すことで、形成されている。本実施形態では、第1コンタクト形成体21の全体が、単一の材料を用いて一体に形成されている。
第1コンタクト形成体21は、長手方向X1に細長い第1コンタクト100と、長手方向X1に細長い第2コンタクト200と、第1コンタクト100及び第2コンタクト200を互いに連結する連結部23と、を有している。
第1コンタクト100及び第2コンタクト200は、本発明の「互いに向かい合う第1対向コンタクト及び第2対向コンタクト」の一例である。
本実施形態では、第1コンタクト形成体21は、平面視(図6(A))において、T字状に形成されており、長手方向X1に対称な形状を有している。また、第1コンタクト形成体21は、側面視(図6(B))において、I字状に形成されており、厚み方向Z1に対称な形状に形成され、且つ、長手方向X1に対称な形状に形成されている。また、第1コンタクト形成体21は、正面視(図6(C))において、U字状に形成されており、厚み方向Z1に対称な形状に形成されている。
[第1コンタクトの詳細な構成]
第1コンタクト100は、ブスバー1の一端部1aの表面、及び圧着端子4の舌片部4bの表面に接触するために設けられている。第1コンタクト100の厚み方向が厚み方向Z1となるように、第1コンタクト100が配置されている。
第1コンタクト100は、長手方向X1に進むに従い、起伏を有する形状に形成されている。第1コンタクト100は、シーソー構造を有している。具体的には、図5に良く示されているように、第1コンタクト100は、支点部101と、第1中継部102と、第1部分103と、第1ガイド部104と、第2中継部105と、第2部分106と、第2ガイド部107と、を有している。
支点部101は、第1コンタクト100の支点部として設けられており、第1部分103及び第2部分106間に配置されている。即ち、側面視において、第1コンタクト100は、支点部101を中心として、矢印D1方向に揺動可能である。矢印D1方向は、側面視において、連結部23を中心とする円周方向である。実施形態では、支点部101は、厚み方向Z1と直交するように延びている。支点部101は、第2コンタクト形成体22と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、切欠部108が形成されている。また、支点部101は、切欠部108が形成されている縁部と幅方向Y1に並ぶ縁部を有しており、この縁部は、連結部23と連続している。連結部23の詳細は、後述する。上記の構成を有する支点部101は、第1中継部102と連続している。
第1中継部102は、支点部101と第1部分103とを繋ぐ部分として設けられている。本実施形態では、第1中継部102は、側面視において、S字状に形成されており、長手方向X1に沿って支点部101から遠ざかるに従い、第2コンタクト200に近づいている。第1中継部102は、第1部分103と連続している。
第1部分103は、ブスバー1の一端部1aと直接接触するための部分として設けられている。第1部分103は、支点部101に対して傾斜している。具体的には、第1部分103は、長手方向X1に沿って支点部101から遠ざかるに従い、第2コンタクト200に近づくように延びている。本実施形態では、第1部分103は、平坦な部分である。自由状態(外力の作用していない状態)において、支持部101に対する第1部分103の傾斜角度θ1は、数度程度に設定されている。これにより、コンタクト装置11にブスバー1が挿入されたときに、第1部分103とブスバー1とは、略平行となる。第1部分103は、第2コンタクト200と向かい合う一側面を有しており、この一側面が、ブスバー1の表面と接触する。
第1部分103は、第2コンタクト形成体22と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部109が形成されている。ピン通し部109は、支点部101を、厚み方向Z1に貫通している。ピン通し部109は、リテーナ14の後述するピン14bが嵌められる部分として設けられている。ピン通し部109は、平面視で円弧状に形成されている。第1部分103は、ブスバー1の表面と十分な接触面積を確保可能な大きさを有している。第1部分103の先端部から、第1ガイド部104が延びている。
第1ガイド部104は、第1コンタクト100と第2コンタクト200との間の第1空間S1への、ブスバー1の挿入を案内する部分として設けられている。第1ガイド部104は、第1ガイド部104から遠ざかるに従い、第2コンタクト200から遠ざかるように延びている。
第1ガイド部104の幅(第1部分103の先端部の幅)と比べて、第1部分103の基端部の幅、及び支点部101の幅は、大きく設定されている。このような構成であれば、第1コンタクト100と第2コンタクト200との間の第1空間S1へブスバー1が挿入される際、第1コンタクト100の先端を撓ませ易くできる。よって、ブスバー1の挿入作業は、容易である。また、ブスバー1からの反力は、第1コンタクト100において剛性の高い第1部分103の基端部、第1中継部102、及び支点部101に確実に伝わる。これにより、支点部101を中心とした、第1コンタクト100のシーソー運動を、確実に行うことができる。支点部101からは、第2中継部105が延びている。
第2中継部105は、支点部101と第2部分106とを繋ぐ部分として設けられている。本実施形態では、第2中継部105は、側面視において、S字状に形成されており、長手方向X1に沿って支点部101から遠ざかるに従い、第2コンタクト200に近づいている。第2中継部105は、第2部分106と連続している。
第2部分106は、圧着端子4の舌片部4bと直接接触するための部分として設けられている。第2部分106は、支点部101に対して傾斜している。具体的には、第2部分106は、長手方向X1に沿って支点部101から遠ざかるに従い、第2コンタクト200に近づくように延びている。本実施形態では、第2部分106は、平坦部分である。自由状態において、支点部101に対する第2部分106の傾斜角度θ2は、数度程度に設定されている。これにより、コンタクト装置11に舌片部4bが挿入されたときに、第2部分106と舌片部4bとは、略平行となる。第2部分106は、第2コンタクト200と向かい合う一側面を有しており、この一側面が、舌片部4bの表面と接触する。
第2部分106は、第2コンタクト形成体22と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部110が形成されている。ピン通し部110は、支点部101を、厚み方向Z1に貫通している。ピン通し部110は、リテーナ15の後述するピン15bが嵌められる部分として設けられている。ピン通し部110は、平面視で円弧状に形成されている。第2部分106は、舌片部4bの表面と十分な接触面積を確保可能な大きさを有している。第2部分106の先端部から、第2ガイド部107が延びている。
第2ガイド部107は、第1コンタクト100と第2コンタクト200との間の第2空間S2への、舌片部4bの挿入を案内する部分として設けられている。第2ガイド部107は、第2ガイド部107から遠ざかるに従い、第2コンタクト200から遠ざかるように延びている。
第2ガイド部107の幅(第2部分106の先端部の幅)と比べて、第2部分106の基端部の幅、及び支点部101の幅は、大きく設定されている。このような構成であれば、第1コンタクト100と第2コンタクト200との間の第2空間S2へ舌片部4bが挿入される際、第1コンタクト100の先端を撓ませ易くできる。よって、舌片部4bの挿入作業は、容易である。また、舌片部4bからの反力は、第1コンタクト100において剛性の高い第2部分106の基端部、第2中継部105、及び支点部101に確実に伝わる。これにより、支点部101を中心とした、第1コンタクト100のシーソー運動を、確実に行うことができる。
上記の構成を有する第1コンタクト100は、第2コンタクト200と厚み方向Z1に並んでいる。本実施形態では、第1コンタクト100と、第2コンタクト200とは、厚み方向Z1に対称な形状である。
[第2コンタクトの詳細な構成]
第2コンタクト200は、ブスバー1の一端部1aの裏面、及び圧着端子4の舌片部4bの裏面に接触するために設けられている。第2コンタクト200の厚み方向が厚み方向Z1となるように、第2コンタクト200が配置されている。
第2コンタクト200は、ハウジング12のカバー13に隣接するように配置されている。第2コンタクト200は、長手方向X1に進むに従い、起伏を有する形状に形成されている。
第2コンタクト200は、シーソー構造を有している。具体的には、図5に良く示されているように、第2コンタクト200は、支点部201と、第1中継部202と、第1部分203と、第1ガイド部204と、第2中継部205と、第2部分206と、第2ガイド部207と、を有している。
支点部201は、第2コンタクト200の支点部として設けられており、第1部分203及び第2部分206間に配置されている。即ち、側面視において、第2コンタクト200は、支点部201を中心として、矢印D1方向に揺動可能である。本実施形態では、支点部201は、厚み方向Z1と直交するように延びている。支点部201は、第2コンタクト形成体22と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、切欠部208が形成されている。また、支点部201は、切欠部208が形成されている縁部と幅方向Y1に並ぶ縁部を有しており、この縁部は、連結部23と連続している。連結部23の詳細は、後述する。上記の構成を有する支点部201は、第1中継部202と連続している。
第1中継部202は、支点部201と第1部分203とを繋ぐ部分として設けられている。本実施形態では、第1中継部202は、側面視において、S字状に形成されており、長手方向X1に沿って支点部201から遠ざかるに従い、第1コンタクト100に近づいている。第1中継部202は、第1部分203と連続している。
第1部分203は、ブスバー1の一端部1aと直接接触するための部分として設けられている。第1部分203は、支点部201に対して傾斜している。具体的には、第1部分203は、長手方向X1に沿って支点部201から遠ざかるに従い、第1コンタクト100に近づくように延びている。本実施形態では、第1部分203は、平坦な部分である。自由状態において、支点部201に対する第1部分203の傾斜角度θ3は、数度程度に設定されている。これにより、第1部分103,203間の第1空間S1にブスバー1が挿入されたときに、第1部分203とブスバー1とは、略平行となる。尚、本実施形態では、傾斜角度θ1=θ3に設定されているけれども、この通りでなくてもよい。例えば、θ1>θ3であってもよいし、θ1<θ3であってもよい。第1部分203は、第1コンタクト100と向かい合う一側面を有しており、この一側面が、ブスバー1の裏面と接触する。
第1部分203は、第2コンタクト形成体22と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部209が形成されている。ピン通し部209は、第1部分203を、厚み方向Z1に貫通している。ピン通し部209は、リテーナ14の後述するピン14bが嵌められる部分として設けられている。ピン通し部209は、平面視で円弧状に形成されている。第1部分203は、ブスバー1の裏面と十分な接触面積を確保可能な大きさを有している。第1部分203の先端部から、第1ガイド部204が延びている。
第1ガイド部204は、第1部分103,203間の第1空間S1への、ブスバー1の挿入を案内する部分として設けられている。第1ガイド部204は、第1ガイド部204から遠ざかるに従い、第1コンタクト100から遠ざかるように延びている。
第1ガイド部204の幅(第1部分203の先端部の幅)と比べて、第1部分203の基端部の幅、及び支点部201の幅は、大きく設定されている。このような構成であれば、第1コンタクト100と第2コンタクト200との間の第1空間S1へブスバー1が挿入される際、第2コンタクト200の先端を撓ませ易くできる。よって、ブスバー1の挿入作業は、容易である。また、ブスバー1からの反力は、第2コンタクト200において剛性の高い第1部分203の基端部、第1中継部205、及び点部201に確実に伝わる。これにより、支点部201を中心とした、第2コンタクト200のシーソー運動を、確実に行うことができる。支点部201からは、第2中継部205が延びている。
第2中継部205は、支点部201と第2部分206とを繋ぐ部分として設けられている。本実施形態では、第2中継部205は、側面視において、S字状に形成されており、長手方向X1に沿って支点部201から遠ざかるに従い、第1コンタクト100に近づいている。第2中継部205は、第2部分206と連続している。
第2部分206は、圧着端子4の舌片部4bと直接接触するための部分として設けられている。第2部分206は、支点部201に対して傾斜している。具体的には、第2部分206は、長手方向X1に沿って支点部201から遠ざかるに従い、第1コンタクト100に近づくように延びている。本実施形態では、第2部分206は、平坦部分である。自由状態において、支点部201に対する第2部分106の傾斜角度θ4は、数度程度に設定されている。これにより、第2部分106,206間の第2空間S2に舌片部4bが挿入されたときに、第2部分206と舌片部4bとは、略平行となる。尚、本実施形態では、傾斜角度θ2=θ4に設定されているけれども、この通りでなくてもよい。例えば、θ2>θ4であってもよいし、θ2<θ4であってもよい。第2部分206は、第1コンタクト100と向かい合う一側面を有しており、この一側面が、舌片部4bの裏面と接触する。
第2部分206は、第2コンタクト形成体22と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部210が形成されている。ピン通し部210は、第2部分206を、厚み方向Z1に貫通している。ピン通し部210は、リテーナ15の後述するピン15bが嵌められる部分として設けられている。ピン通し部210は、平面視で円弧状に形成されている。第2部分206は、舌片部4bの裏面と十分な接触面積を確保可能な大きさを有している。第2部分206の先端部から、第2ガイド部207が延びている。
第2ガイド部207は、第1コンタクト100と第2コンタクト200との間の第2空間S2への、舌片部4bの挿入を案内する部分として設けられている。第2ガイド部207は、第2ガイド部207から遠ざかるに従い、第1コンタクト100から遠ざかるように延びている。
第2ガイド部207の幅(第2部分206の先端部の幅)と比べて、第2部分206の基端部の幅、及び支点部201の幅、大きく設定されている。このような構成であれば、第1コンタクト100と第2コンタクト200の第2部分106,206間の第2空間S2へ舌片部4bが挿入される際、第2コンタクト200の先端を撓ませ易くできる。よって、舌片部4bの挿入作業は、容易である。また、舌片部4bからの反力は、第2コンタクト200において剛性の高い第2部分206の基端部、第2中継部205、及び支点部201に確実に伝わる。これにより、支点部201を中心とした、第2コンタクト200のシーソー運動を確実に行うことができる。
上記の構成を有する第1コンタクト100及び第2コンタクト200は、連結部23によって、互いに連結されている。
[連結部の詳細な構成]
連結部23は、第1コンタクト100の支点部101と、第2コンタクト200の支点部201と、を繋いでいる。本実施形態では、連結部23は、正面視において、U字状に形成されている。平面視において、連結部23は、第1コンタクト100及び第2コンタクト200と重ならないように配置されている。連結部23は、支点部101,201における、切欠部108,208が形成されている縁部とは反対側の縁部に連続している。厚み方向Z1における連結部23の一端部は、略90°折り曲げられた状態で、支点部101に連続している。同様に、厚み方向Z1における連結部23の他端部は、略90°折り曲げられた状態で、支点部201に連続している。長手方向X1における連結部23の長さに応じて、コンタクト100,200のシーソー運動のし易さが決定される。
図4及び図5を参照して、上記の構成を有する第1コンタクト形成体21は、前述したように、第2コンタクト形成体22と、幅方向Y1に対称な形状となるように配置されている。
[第2コンタクト形成体の構成の詳細]
第2コンタクト形成体22は、長手方向X1に細長い第3コンタクト300と、長手方向X1に細長い第4コンタクト400と、第3コンタクト300及び第4コンタクト400を互いに連結する連結部24と、を有している。
第3コンタクト300及び第4コンタクト400は、本発明の「互いに向かい合う第1対向コンタクト及び第2対向コンタクト」の一例である。
また、第1コンタクト100及び第3コンタクト300は、本発明の「横並びに離隔して配置された第1並行コンタクト及び第2並行コンタクト」の一例である。同様に、第2コンタクト200及び第4コンタクト400は、本発明の「横並びに離隔して配置された第1並行コンタクト及び第2並行コンタクト」の一例である。
[第3コンタクトの詳細な構成]
第3コンタクト300は、第1コンタクト100と同様の構成を有しており、シーソー構造を有している。より具体的には、第3コンタクト300は、支点部301と、第1中継部302と、第1部分303と、第1ガイド部304と、第2中継部305と、第2部分306と、第2ガイド部307と、を有している。
第3コンタクト300の支点部301、第1中継部302、第1部分303、第1ガイド部304、第2中継部305、第2部分306、及び第2ガイド部307は、それぞれ、第1コンタクト100の対応する支点部101、第1中継部102、第1部分103、第1ガイド部104、第2中継部105、第2部分106、及び第2ガイド部107と、同様の構成を有している。
第3コンタクト300の支点部301は、第1コンタクト形成体21と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、切欠部308が形成されている。切欠部308は、切欠部108と同様の構成を有している。
第3コンタクト300の第1部分303は、第1コンタクト形成体21と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部309が形成されている。ピン通し部109,309間の空間に、リテーナ14のピン14bが挿入される。
第3コンタクト300の第2部分306は、第1コンタクト形成体21と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部310が形成されている。ピン通し部110,310間の空間に、リテーナ15のピン15bが挿入される。
[第4コンタクトの詳細な構成]
第4コンタクト400は、第2コンタクト200と同様の構成を有しており、シーソー構造を有している。より具体的には、第4コンタクト400は、支点部401と、第1中継部402と、第1部分403と、第1ガイド部404と、第2中継部405と、第2部分406と、第2ガイド部407と、を有している。
第4コンタクト400の支点部401、第1中継部402、第1部分403、第1ガイド部404、第2中継部405、第2部分406、及び第2ガイド部407は、それぞれ、第2コンタクト200の対応する支点部201、第1中継部202、第1部分203、第1ガイド部204、第2中継部205、第2部分206、及び第2ガイド部207と、同様の構成を有している。
第4コンタクト400の支点部401は、第1コンタクト形成体21と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、切欠部408が形成されている。切欠部408は、切欠部208と同様の構成を有している。
第4コンタクト400の第1部分403は、第1コンタクト形成体21と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部409(図4では図示せず)が形成されている。ピン通し部209,409間の空間に、リテーナ14のピン14bが挿入される。
第4コンタクト400の第2部分406は、第1コンタクト形成体21と向かい合う縁部を有しており、この縁部には、ピン通し部410(図4では図示せず)が形成されている。ピン通し部110,410間の空間に、リテーナ15のピン15bが挿入される。
上記の構成を有する第3コンタクト300及び第4コンタクト400は、連結部24によって、互いに連結されている。連結部24は、第1コンタクト形成体21の連結部23と同様の構成を有しており、支点部301,401に連続している。
上記の構成により、第2コンタクト形成体22の第1部分303,403間にも、ブスバー1を挿入するための第1空間S1が形成されている。また、第2コンタクト形成体22の第2部分306,406間にも、圧着端子4の舌片部4bを挿入するための第2空間S2が形成されている。
図3及び図4を参照して、上記の構成により、コンタクト100,200,300,400にブスバー1及び圧着端子4接続されている状態において、第1コンタクト100がブスバー1及び圧着端子4を向く方向と、第3コンタクト300がブスバー1及び圧着端子4を向く方向とは、同じ(厚み方向Z1の一方)に設定されている。同様に、第2コンタクト200がブスバー1及び圧着端子4を向く方向と、第4コンタクト400がブスバー1及び圧着端子4を向く方向とは、同じ(厚み方向Z1の他方)に設定されている。
以上が、コンタクト装置11の概略構成である。次に、コンタクト装置11に取り付けられるリテーナ14,15の詳細を説明する。
[リテーナの詳細な構成]
図7(A)は、リテーナ14の平面図である。図7(B)は、リテーナ14の側面図である。図7(C)は、リテーナ14の正面図である。図7(D)は、リテーナ15の正面図である。
図3、及び図7(A)〜図7(D)を参照して、リテーナ14は、ブスバー1が各第1部分103,203、303,403から外れることを規制するための、規制部材として設けられている。
本実施形態では、リテーナ14は、ハウジング12に対する厚み方向Z1への直線変位によって、ハウジング12に固定される。リテーナ14は、頭部14aと、ピン14bと、を有している。本実施形態では、リテーナ14は、合成樹脂を用いて形成された一体成形品であり、リテーナ14の全体が、絶縁体である。尚、頭部14aが合成樹脂で形成され、ピン14bが金属等の高剛性材料で形成されてもよい。
頭部14aは、リテーナ14を作業員等が操作する際の把持部として設けられている。本実施形態では、頭部14aは、多角柱形状(四角柱形状)に形成されている。頭部14aの側面には、凸部14cが複数形成されている。頭部14aの底面からピン14bが延びている。
ピン14bは、ブスバー1の孔部1bに挿入されることにより、コンタクト装置11からのブスバー1の抜けを規制する。ピン14bは、例えば、丸軸状に形成されている。上記の構成を有するリテーナ14と、リテーナ15とは、互いに同様の構成を有している。
リテーナ15は、圧着端子4の舌片部4bが各第2部分106,206,306,406から外れることを規制するための、規制部材として設けられている。
本実施形態では、リテーナ15は、ハウジング12に対する厚み方向Z1への直線変位によって、ハウジング12に固定される。リテーナ15の形状は、リテーナ14の形状と同じである。即ち、リテーナ15は、頭部15aと、ピン15bと、を有しており、頭部15aの側面に複数の凸部15cが形成されている。リテーナ14は、リテーナ15と同様の材料を用いて形成されている。ピン15bは、舌片部4bの孔部4cに挿入されることにより、コンタクト装置11からの圧着端子4の抜けを規制する。
リテーナ14,15は、長手方向X1に並ぶように配置されている。リテーナ14,15と厚み方向Z1に並ぶようにして、カバー13が配置されている。
[カバーの詳細な構成]
図8(A)は、カバー13の平面図である。図8(B)は、カバー13の側面図である。図8(C)は、カバー13の背面図である。
図3、及び図8(A)〜図8(C)を参照して、カバー13は、ハウジング12の底面12fの開口部16を塞ぐ蓋部材として設けられている。また、カバー13は、コンタクト装置11を支持する部材として設けられている。カバー13は、合成樹脂等の絶縁性の材料を用いて形成された、一体成形品である。
カバー13は、カバー本体25と、複数の結合片26と、規制用凸部27,28,29,30と、を有している。
カバー本体25は、長手方向X1に細長い矩形の板状に形成されている。カバー本体25の外周部に、結合片26が配置されている。
結合片26は、ハウジング12の開口部16の周囲の部分に嵌合されることで、この開口部16に固定される。結合片26は、カバー本体25の外周部に適宜配置されており、本実施形態では、6箇所に配置されている。カバー本体25の上面31には、ピン受け部32,33が形成されている。
ピン受け部32,33は、それぞれ、リテーナ14,15の対応するピン14b,15bと嵌合する孔部として設けられている。
ピン受け部32は、ピン14bの形状に対応する形状(本実施形態では、円柱状)の空間を形成している。ピン受け部32は、ハウジング12に保持されたリテーナ14のピン14bの先端部と嵌合している。ピン受け部32とピン14bとは、すきまばめであってもよいし、しまりばめであってもよい。
ピン受け部33は、ピン15bの形状に対応する形状(本実施形態では、円柱状)の空間を形成している。ピン受け部33は、ハウジング12に保持されたリテーナ15のピン15bの先端部と嵌合している。ピン受け部33とピン15bとは、すきまばめであってもよいし、しまりばめであってもよい。
このように、ピン受け部32,33が、対応するピン14b,15bと嵌合する構成とすることにより、電気コネクタ10を、より薄型化できる。ピン受け部32,33の周囲に、規制用凸部27,28,29,30が配置されている。
図9は、図3のIX−IX線に沿う断面図である。図10は、図3のX−X線に沿う断面図である。
図8(A)〜図8(C)、図9及び図10を参照して、規制用凸部27,28,29,30は、それぞれ、カバー13の上面31から突出する小片部材として設けられている。本実施形態では、上面31からの規制用凸部27,28,29,30の突出量は同じに設定されている。規制用凸部27,28,29,30は、それぞれ、コンタクト装置11の対応する第1部分203、第2部分206、第1部分403、及び第2部分406に隣接して配置されている。これらの規制用凸部27,28,29,30は、上記対応する部分が、カバー13側に所定量以上変位した場合に、上記対応する部分を受けることで、コンタクト装置11の過度な変形(塑性変形)を規制する。次に、ハウジング12の構成を、より具体的に説明する。
[ハウジングの詳細な構成]
図11は、図1のXI−XI線に沿う一部断面図であり、電気コネクタ10は、リテーナ14,15のピン14b,15bが表示されないように切断された状態で示されている。図12(A)は、ハウジング12の正面図であり、図12(B)は、ハウジング12の側面図であり、図12(C)は、ハウジング12の背面図である。図13(A)は、ハウジング12の平面図であり、図13(B)は、ハウジング12の底面図である。
図1、図3、図9〜図13を参照して、ハウジング12は、コンタクト装置11を収容している。また、ハウジング12は、リテーナ14,15、及びカバー13を保持している。ハウジング12は、合成樹脂等の絶縁材料を用いて形成されている。
ハウジング12は、ハウジング12は、長手方向X1に延びるブロック状に形成されており、本実施形態では、略四角柱形状の外観を有している。
図1、図12及び図13の各図に良く示されているように、ハウジング12は、一対の側面12c,12dを有している。
一方の側面12cは、溝形成部34を有している。溝形成部34は、長手方向X1に延びる溝34aを形成している。この溝34aは、正面視において、逆テーパ状に形成されており、幅方向Y1に沿ってハウジング12の中心から遠ざかるに従い、溝幅が狭くなっている。溝34aは、ハウジング12の正面12a側に開放されている。
他方の側面12dは、凸条部35を有している。凸条部35は、溝34aに対応する形状に形成されている。具体的には、凸条部35は、正面視において、逆テーパ状に形成されており、幅方向Y1に沿ってハウジング12の中心から遠ざかるに従い、溝幅が広くなっている。凸条部35は、当該凸条部35が形成されているハウジング12とは別のハウジング12の溝34aに、圧入されることが可能である。溝34aと凸条部35との嵌合により、ハウジング12と、別のハウジング12とを互いに固定することができる。即ち、複数の電気コネクタ10を束ねるための専用部材が不要である。
図12(C)に良く示されているように、ハウジング12における背面12b側の部分には、複数の孔部36〜41と、ブスバー挿入部42と、が形成されている。
孔部36〜41は、それぞれ、ハウジング12の背面12bに開放された孔部であり、長手方向X1に沿って延びている。孔部36〜41が設けられていることにより、ハウジング12の軽量化が達成されている。孔部36,37,38は、ハウジング12の上面12e寄りに配置されており、幅方向Y1に並んでいる。孔部39〜41は、ハウジング12の底面12f寄りに配置されており、幅方向Y1に並んでいる。孔部40は、ハウジング12の後述するコンタクト収容部43に開放されている。孔部36,37,38と、孔部39〜41との間に、ブスバー挿入部42が形成されている。
図11及び図12(C)に良く示されているように、ブスバー挿入部42は、ハウジング12の背面12bからブスバー1を挿入するために設けられている。ブスバー挿入部42は、幅方向Y1に扁平な形状に形成されており、ブスバー1の一端部1aを挿入するためのスロットとして設けられている。ブスバー挿入部42は、ハウジング12の背面12bからハウジング12の内部へ延びており、コンタクト収容部43に開放されている。
図1、図11及び図12(A)に良く示されているように、ハウジング12の正面12a側には、孔部44,45,46と、端子挿入部47と、が形成されている。
孔部44,45,46は、それぞれ、ハウジング12の正面12aに開放された孔部であり、長手方向X1に沿って延びている。孔部44,45,46が設けられていることにより、ハウジング12の軽量化が達成されている。孔部44,45,46は、ハウジング12の底面12f寄りに配置されており、幅方向Y1に並んでいる。孔部45は、ハウジング12のコンタクト収容部43に開放されている。孔部44,45,46に隣接した位置に、端子挿入部47が形成されている。
端子挿入部47は、ハウジング12の正面12aから電線体2を挿入するために設けられている。端子挿入部47は、圧着端子4の固定部4a及び被覆電線3が挿入される第1部分47aと、圧着端子4の舌片部4bが挿入される第2部分47bと、を有している。
第1部分47aの底側に、第2部分47bが配置されている。第2部分47bは、幅方向Y1に扁平な形状に形成されており、舌片部4bを挿入するためのスロットとして設けられている。第2部分47bは、長手方向X1に沿って、ハウジング12の正面12aからハウジング12の内部へ延びており、コンタクト収容部43に開放されている。
図3に良く示されているように、ハウジング12における上面12eには、リテーナ保持部48,49が形成されている。
リテーナ保持部48は、リテーナ14の頭部14aの形状に相当する形状の孔部であり、本実施形態では、四角柱状の孔部として形成されている。このリテーナ保持部48には、リテーナ14の頭部14aが挿入されている。頭部14aの各凸部14cは、リテーナ保持部48の内側面に係止(hold)されており、これにより、リテーナ保持部48にリテーナ14が固定されている。リテーナ保持部48の底部には、ピン挿入孔51が形成されている。このピン挿入孔51は、本実施形態では、円柱状の空間を形成しており、リテーナ14のピン14bが挿入されている。ピン挿入孔51は、コンタクト収容部43に開放されている。リテーナ保持部48と長手方向X1に並ぶようにして、リテーナ保持部49が形成されている。
リテーナ保持部49は、本実施形態では、リテーナ保持部48の形状と同様の形状を有している。具体的には、リテーナ保持部49は、リテーナ15の頭部15aの形状に相当する形状の孔部であり、本実施形態では、四角柱状の孔部として形成されている。このリテーナ保持部49には、リテーナ15の頭部15aが挿入されている。頭部15aの各凸部15cは、リテーナ保持部49の内側面に係止されており、これにより、リテーナ保持部49にリテーナ15が固定されている。リテーナ保持部49の底部には、ピン挿入孔52が形成されている。このピン挿入孔52は、本実施形態では、円柱状の空間を形成しており、リテーナ15のピン15bが挿入されている。ピン挿入孔52は、コンタクト収容部43に開放されている。
ハウジング12の底面12f側には、コンタクト収容部43が形成されている。コンタクト収容部43は、ハウジング12の底面12fの周辺において、カバー13と協働して、コンタクト装置11を収容する収容空間S3を画成している。本実施形態では、コンタクト収容部43内の収容空間S3は、長手方向X1に細長く、且つ、厚み方向Z1に薄い空間である。
図3及び図13(B)に良く示されているように、コンタクト収容部43は、第1内側面61と、第2内側面62と、第3内側面63と、第4内側面64と、上面65と、を有している。
第1〜第4内側面61〜64は、厚み方向Z1と平行に延びており、底面視において、コンタクト装置11を取り囲む矩形状に形成されている。図13(B)においては、コンタクト装置11は、想像線である二点鎖線で図示している。
第1内側面61には、前述のブスバー挿入部42が開放されている。この構成により、ブスバー挿入部42に挿入されたブスバー1は、コンタクト収容部43内の第1空間S1に到達することができる。即ち、ブスバー1と、コンタクト装置11との接触が、可能となる。また、第1内側面61には、背面12bに形成された、前述の孔部45が開放されている。この孔部45の縁部には、カバー13の1つの結合片26が掛けられており、カバー13がハウジング12から不用意に抜けることを防止している。第1内側面61と長手方向X1に向かい合うようにして、第2内側面62が配置されている。
第2内側面62には、端子挿入部47の第2部分47bが開放されている。この構成により、端子挿入部47に挿入された舌片部4bは、コンタクト収容部43内の第2空間S2に到達することができる。即ち、圧着端子4と、コンタクト装置11との接触が、可能となる。また、第2内側面62には、正面12aに形成された、前述の孔部45が開放されている。この孔部45の縁部には、カバー13の1つの結合片26が掛けられており、カバー13がハウジング12から不用意に抜けることを防止している。
コンタクト収容部43の上面65には、ピン通挿入孔51,52が開放されている。また、コンタクト収容部43の上面65には、カバー受け部66,67,68,69と、規制用凸部71,72,73,74と、セパレータ75と、が形成されている。
図9〜図13の各図に良く示されているように、カバー受け部66,67,68,69は、カバー13の上面31を受ける部分として設けられている。カバー受け部66,67,68,69は、底面視における、コンタクト収容部43の上面65の四隅に配置されており、コンタクト収容部43の上面65から、カバー13に向けて突出している。カバー受け部66,68には、ブスバー1を保持するための溝が形成されている。また、カバー受け部67,69には、圧着端子4を保持するための溝が形成されている。これらのカバー受け部66,67,68,69の間に、規制用凸部71,72,73,74が形成されている。
規制用凸部71,72,73,74は、コンタクト装置11の過度な変形を規制するように構成されている。
規制用凸部71,72,73,74は、それぞれ、コンタクト収容部43の上面65からカバー13に向けて突出する小片部材として設けられている。本実施形態では、上面65からの規制用凸部71,72,73,74の突出量は、同じに設定されている。規制用凸部71,72,73,74は、それぞれ、コンタクト装置11の対応する第1部分103、第2部分106、第1部分303、及び第2部分306に隣接して配置されている。これらの規制用凸部71,72,73,74は、上記対応する部分が、コンタクト収容部43の上面65側に所定量以上変位した場合に、上記対応する部分を受けることで、コンタクト装置11の過度な変形(塑性変形)を規制する。上記の構成を有する規制用凸部71,72,73,74に隣接した位置に、セパレータ75が配置されている。
図13(B)に良く示されているように、セパレータ75は、コンタクト装置11の第1コンタクト形成体21と第2コンタクト形成体22とを離隔した状態で配置するために設けられている。本実施形態では、セパレータ75は、複数の小片部材によって構成されている。
具体的には、セパレータ75は、主ブロック75aと、副ブロック75b〜75eと、を有している。
主ブロック75aは、コンタクト収容部43の上面65の中央に配置された、小片部材である。主ブロック75aは、第1コンタクト形成体21の支点部101の切欠部108に嵌められており、且つ、第2コンタクト形成体22の支点部301の切欠部308に嵌められている。主ブロック75aは、副ブロック75b,75cに挟まれている。
副ブロック75b,75cは、支点部101,301間に配置される小片部材である。主ブロック75a、及び副ブロック75b,75cによって、支点部101,301の互いの接触が防止されている。副ブロック75d,75eは、長手方向X1におけるコンタクト形成体21,22の一対の端部に配置されており、コンタクト形成体21,22の互いの接触を防止している。
以上が、電気コネクタ10の概略構成である。次に、(1)電気コネクタ10を介してブスバー1と圧着端子4とを電気的に接続する動作と、(2)電気コネクタ10からのブスバー1及び圧着端子4の抜けを防止するための動作と、を説明する。
[(1)電気コネクタを介してブスバーと圧着端子とを電気的に接続する動作]
図2を参照して、ブスバー1と圧着端子4とを電気的に接続する場合、作業員は、ブスバー1の一端部1aと、圧着端子4の舌片部4bとの間に、電気コネクタ10を配置する。次に、作業員は、ブスバー1を、電気コネクタ10のブスバー挿入部42(図2では図示せず)に挿入する。また、作業員は、圧着端子4を、電気コネクタ10の端子挿入部47に挿入する。
これにより、図11に示すように、ブスバー1の一端部1aは、コンタクト収容部43内の収容空間S3に挿入される。この挿入動作により、ブスバー1の一端部1aは、各コンタクト形成体21,22(図11では、第2コンタクト形成体22は図示せず)の第1空間S1に挿入され、各第1部分103,203,303,403に接触する。
また、圧着端子4は、端子挿入部47に挿入される。そして、圧着端子4の舌片部4bは、コンタクト収容部43内の収容空間S3に挿入される。この挿入動作により、舌片部4bは、各第1コンタクト形成体21,22の第2空間S2に挿入され、各第2部分106,206,306,406に接触する。
次に、第1コンタクト形成体21,22へのブスバー1及び圧着端子4の挿入動作について、より詳細に説明する。図14は、ブスバー1及び圧着端子4と、第1コンタクト形成体21とを接続させる動作を説明するための、主要部を示す図である。より具体的には、図14(A)は、接続前の状態を示す側面図である。図14(B)は、接続途中の状態を示す側面図である。図14(C)は、接続完了状態を示す側面図であり、図14(D)は、図14(C)と同じ状態を示す斜視図である。
図14(A)を参照して、例えば、ブスバー1及び圧着端子4のうちブスバー1を先に第1コンタクト形成体21に装着する場合、作業員は、長手方向X1に沿って、ブスバー1を、第1コンタクト形成体21の第1部分103,203間(第1空間S1)に挿入する。これにより、図14(B)に示すように、第1コンタクト形成体21の第1部分103,203間の間隔が広げられる。この動作により、第1コンタクト100は、支点部101回りを矢印D1方向に回転し、第2コンタクト200は、支点部201回りを矢印D1方向に回転する。その結果、第1コンタクト100の第2部分106と、第2コンタクト200の第2部分206との間隔が狭くなる。
次に、作業員は、長手方向X1に沿って、圧着端子4の舌片部4bを、第1コンタクト形成体21の第2部分106,206(第2空間S2)に挿入する。これにより、図14(C)及び図14(D)に示すように、第1コンタクト形成体21の第2部分106,206間の間隔が広げられる。この動作により、第1コンタクト100は、支点部101回りを矢印D1方向に回転する力を受ける。また、第2コンタクト200は、支点部201回りを矢印D1方向に回転する力を受ける。その結果、第1コンタクト形成体21の第1部分103,203には、ブスバー1を挟む力が作用し、第2部分106,206には、圧着端子4を挟む力が作用する。即ち、第1コンタクト100及び第2コンタクト200によるシーソー運動によって、第1部分103,203が、ブスバー1を強い力で挟持し、第2部分106,206が、圧着端子4を強い力で挟持する。
尚、ブスバー1及び圧着端子4のうち圧着端子4を先に第1コンタクト形成体21に装着する場合も、上記と同様の作用が生じる。また、第2コンタクト形成体22においても、第1コンタクト形成体21と同様の動作が生じることで、第1部分303,403が、ブスバー1を強い力で挟持し、第2部分306,406が、圧着端子4を強い力で挟持する。
上記の動作によって、ブスバー1の一端部1aと、圧着端子4の舌片部4bとは、コンタクト装置11を介して、電気的に接続される。この電気的な接続が達成された後、コンタクト装置11からのブスバー1及び圧着端子4の抜けを防止するための動作が行われる。
[(2)電気コネクタからのブスバー及び圧着端子の抜けを防止するための動作]
次に、図3及び図14(D)を参照して、作業員は、リテーナ14を、ハウジング12のリテーナ保持部48に挿入する。これにより、リテーナ14の頭部14aがリテーナ保持部48に固定される。また、リテーナ14のピン14bは、ピン挿入孔51を貫通する。ピン14bは、更に、コンタクト装置11のピン通し部109,309間を通り、更に、ブスバー1の一端部1aの孔部1bを貫通し、ピン通し部209,409間を通ることで、コンタクト装置11を貫通する。このピン14bの先端部は、カバー13のピン受け部32に挿入される。
また、作業員は、リテーナ15を、ハウジング12のリテーナ保持部49に挿入する。これにより、リテーナ15の頭部15aがリテーナ保持部49に固定される。また、リテーナ15のピン15bは、ピン挿入孔52を貫通する。ピン15bは、更に、コンタクト装置11のピン通し部110,310間を通り、更に、圧着端子4の孔部4cを貫通し、ピン通し部210,410間を通ることで、コンタクト装置11を貫通する。このピン15bの先端部は、カバー13のピン受け部33に挿入される。
尚、ブスバー1及び圧着端子4をコンタクト装置11から取り外す際には、作業員は、まず、リテーナ14,15を、厚み方向Z1に沿ってハウジング12から引き抜く。次に、作業員は、ブスバー1及び圧着端子4を、それぞれ、ハウジング12から引き抜く。
以上説明したように、電気コネクタ10によると、コンタクト100,200,300,400は、それぞれ、シーソー構造を含んでいる。この構成によると、コンタクト100,200,300,400において、第1部分103,203,303,403及び第2部分106,206,306,406の何れか一方(例えば、第1部分103,203,303,403)と、対応するブスバー1及び圧着端子4(例えば、ブスバー1)とが、接触する。これにより、各コンタクト100,200,300,400が、例えば第1部分103,203,303,403を力点とし且つ支点部101,201,301,401を支点として、変位する。これにより、第1部分103,203,303,403及び第2部分106,206,306,406の何れか他方(例えば、第2部分106,206,306,406)が、作用点として、圧着端子4側へ変位する。したがって、第2部分106,206,306,406と圧着端子4とが、所定の接触圧を生じるように接触する。また、第2部分106,206,306,406が圧着端子4から受ける反力は、第1部分103,203,303,403を、ブスバー1に加圧する力となる。よって、第1部分103,203,303,403及び第2部分106,206,306,406は、何れも、対応するブスバー1及び圧着端子4と十分な接触圧で接触できる。その結果、コンタクト装置11を介した、ブスバー1と圧着端子4との電気的な接続を、より確実に維持できる。
また、電気コネクタ10によると、コンタクト100,200,300,400の第1部分103,203,303,403間に、ブスバー1を挿入するための第1空間S1が形成されている。また、コンタクト100,200,300,400の第2部分106,206,306,406間に、圧着端子4を挿入するための第2空間S2が形成されている。この構成によると、第1部分103,203;303,403間にブスバー1が挿入されることで、第2部分106,206;306,406間の間隔を狭くしようとする力が、生じる。これにより、第2部分106,206;306,406は、当該第2部分106,206;306,406間に配置された圧着端子4に加圧される。また、第2部分106,206;306,406が圧着端子4から受ける反力は、第1部分103,203;303,403を、ブスバー1に加圧する力となる。このように、各コンタクト100,200,300,400とブスバー1及び圧着端子4との接触圧を、より一層高くできる。その結果、コンタクト装置11を介した、ブスバー1と圧着端子4との電気的な接続を、より確実に維持できる。
また、コンタクト100,200間のブスバー1又は圧着端子4にこじり運動が生じても、このこじり運動に追従するように、コンタクト100,200が変位できる。これにより、コンタクト100,200を介した、ブスバー1と圧着端子4との電気的な接続を、より確実に維持できる。同様に、コンタクト300,400との間のブスバー1又は圧着端子4にこじり運動が生じても、このこじり運動に追従するように、コンタクト300,400が変位できる。これにより、コンタクト300,400を介した、ブスバー1と圧着端子4との電気的な接続を、より確実に維持できる。
また、電気コネクタ10によると、コンタクト形成体21,22は、連結部23,24を含んでいる。この構成によると、各コンタクト100,200,300,400、は、より確実に、対応する支点部101,201,301,401を支点とするシーソー運動を行うことができる。
また、電気コネクタ10によると、コンタクト100,300が互いに分離された状態で横並びに配置されている。このため、ブスバー1又は圧着端子4がねじれるように変位した場合でも、コンタクト100,300は、このねじれ運動に追従する変位を生じ易い。これにより、ブスバー1及び圧着端子4と、各コンタクト100,300との接触状態を、より確実に維持できる。
同様に、コンタクト200,400が互いに分離された状態で横並びに配置されている。このため、ブスバー1又は圧着端子4がねじれるように変位した場合でも、コンタクト200,400は、このねじれ運動に追従する変位を生じ易い。これにより、ブスバー1及び圧着端子4と、各コンタクト200,400との接触状態を、より確実に維持できる。
また、電気コネクタ10は、ブスバー1が第1部分103,203,303,403から外れることを規制するための、リテーナ14を有している。また、電気コネクタ10は、圧着端子4が第2部分106,206,306,406から外れることを規制するための、リテーナ15を有している。この構成によると、コンタクト装置11からブスバー1及び圧着端子4が不用意に外れることを、抑制できる。
また、電気コネクタ10によると、リテーナ14,15は、圧入固定により、ハウジング12に固定される。このような構成であれば、ブスバー1とコンタクト装置11との固定、及び圧着端子4とコンタクト装置11との固定に、ねじ部材を用いる必要がない。このため、リテーナ14,15をハウジング12に固定する際に、リテーナ14,15を複数回に亘って工具で回転させるという、手間のかかる作用が不要である。また、ねじ部材の緩みを防止するための、ねじ部材の定期的な増し締め作業が不要であり、電気コネクタ10の保守作業が容易である。更に、ブスバー1と圧着端子4とを、電気コネクタ10で直接的に接続できる。これにより、端子台等の部材を別途用意する必要がない。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したけれども、本発明は各上記実施形態に限られず、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。例えば、次のように変更して実施してもよい。尚、以下では、上記実施形態と異なる構成を主に説明し、上記実施形態と同様の構成については、図に同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[第1変形例]
図15(A)は、本発明の第1変形例に係るコンタクト装置11Aの斜視図であり、図15(B)は、図15(A)に示すコンタクト装置11Aの正面図であり、図15(C)は、図15(A)に示すコンタクト装置11Aの底面図である。
図15(A)〜図15(C)を参照して、コンタクト装置11Aが、コンタクト装置11と異なっているのは、コンタクト装置11Aが一部品で構成されている点にある。
具体的には、コンタクト装置11Aは、第1コンタクト形成体21Aと、第2コンタクト形成体22Aと、結合部80と、を有している。
第1コンタクト形成体21A,22Aは、それぞれ、対応するコンタクト形成体21,22と同様の構成を有している。但し、各支点部101A,201A,301A,401Aは、それぞれ、切欠部を有していない。
また、図示していないけれども、コンタクト装置11Aを収容するハウジングは、セパレータ75の主ブロック75aが省略されている点以外、ハウジング12と概ね同様の構成となる。
結合部80は、第1コンタクト形成体21Aと第2コンタクト形成体22Aとを結合している。結合部80は、第2コンタクト200Aを幅方向Y1に延長した形状に形成されており、側面視において、第2コンタクト200A及び第4コンタクト400Aと同じ形状を有している。
結合部80は、ピン通し部81,82を有している。ピン通し部81は、第2コンタクト200A及び第4コンタクト400Aの第1部分203A,403Aと協働して、円形の貫通孔を形成している。この貫通孔には、リテーナ14のピン14bが挿入される。ピン通し部82は、第2コンタクト200A及び第4コンタクト400Aの第2部分206A,406Aと協働して、円形の貫通孔を形成している。この貫通孔には、リテーナ15のピン15bが挿入される。
コンタクト装置11Aによると、コンタクト装置11Aを構成する部品点数を少なくできる。また、各コンタクト形成体21A,22Aを一括してハウジングへ組み付けることができる。よって、電気コネクタを製造する手間を、より少なくできる。
[第2変形例]
図16(A)は、本発明の第2変形例に係るコンタクト装置11Bの斜視図であり、図16(B)は、図16(A)に示すコンタクト装置11Bの正面図であり、図16(C)は、図16(A)に示すコンタクト装置11Bの底面図である。
図16(A)〜図16(C)を参照して、本発明の第2変形例に係るコンタクト装置11Bが、第1変形例に係るコンタクト装置11Aと異なっているのは、リテーナ14,15のピン14b,15bを挿入するための構成が省略されている点にある。具体的には、コンタクト形成体21B,22Bのコンタクト100B,200B,300B,400B、及び結合部80Bの何れにも、ピン通し部が形成されていない。
このコンタクト装置11Bを収容するハウジングには、リテーナ14,15は装着されない。
[第3変形例]
図17(A)は、本発明の第3変形例に係るコンタクト装置11Cの斜視図であり、図17(B)は、図17(A)に示すコンタクト装置11Cの正面図であり、図17(C)は、図17(A)に示すコンタクト装置11Cの底面図である。
図17(A)〜図17(C)を参照して、本発明の第3変形例に係るコンタクト装置11Cが、第2変形例に係るコンタクト装置11Bと異なっているのは、第2コンタクト200C、第4コンタクト400C、及び結合部80Cに、凸部83,84が形成されている点にある。
凸部83は、コンタクト200C,400Cの第1部分203C,403C、及び結合部80Cに形成されており、第1空間S1へ向けて突出している。これにより、凸部83は、第1空間S1に挿入されるブスバー1の孔部1b(図17では図示せず)に嵌まることができる。これにより、リテーナを用いることなく、コンタクト装置11Cからのブスバー1の抜けを抑制できる。
凸部84は、コンタクト200C,400Cの第2部分206C,406C、及び結合部80Cに形成されており、第2空間S2へ向けて突出している。これにより、凸部84は、第2空間S2に挿入される圧着端子4の孔部4c(図17では図示せず)に嵌まることができる。これにより、リテーナを用いることなく、コンタクト装置11Cからの圧着端子4の抜けを抑制できる。
[第4変形例]
図18(A)は、本発明の第4変形例に係るコンタクト装置11Dの斜視図であり、図18(B)は、図18(A)に示すコンタクト装置11Dの正面図であり、図18(C)は、図18(A)に示すコンタクト装置11Dの底面図である。
図18(A)〜図18(C)を参照して、本発明の第4変形例に係るコンタクト装置11Dが、本発明の実施形態に係るコンタクト装置11と異なっている点は、主に、第2コンタクト形成体が省略されている点と、第1コンタクト形成体21Dがより幅広に形成されている点と、にある。
より具体的には、コンタクト装置11Dは、第1コンタクト形成体21Dを有している。
第1コンタクト形成体21Dは、第1コンタクト100Dと、第2コンタクト200Dと、連結部23と、を有している。
各コンタクト100D,200Dの支点部101D,201Dには、切欠部が形成されていない。コンタクト100D,200Dの第1部分103D,203Dには、ピン通し部109D,209Dが形成されている。ピン通し部109D,209Dは、それぞれ、円形状の孔部であり、リテーナ14のピン14bを挿入可能である。また、コンタクト100D,200Dの第2部分106D,206Dには、ピン通し部110D,210Dが形成されている。ピン通し部110D,210Dは、それぞれ、円形状の孔部であり、リテーナ15のピン15bを挿入可能である。
また、図示していないけれども、コンタクト装置11Dを収容するハウジングは、セパレータ75が省略されている点以外、ハウジング12と概ね同様の構成となる。
[第5変形例]
図19(A)は、本発明の第5変形例に係るコンタクト装置11Eの斜視図であり、図19(B)は、図19(A)に示すコンタクト装置11Eの正面図であり、図19(C)は、図19(A)に示すコンタクト装置11Eの底面図である。
図19(A)〜図19(C)を参照して、本発明の第5変形例に係るコンタクト装置11Eが、第4変形例に係るコンタクト装置11Dと異なっているのは、ピン通し部109D,110D,209D,210Dが省略されている点にある。これ以外の構成については、各コンタクト100E,200Eは、対応するコンタクト100D,200Dと同様の構成を有している。また、コンタクト装置11Eを収容するハウジングには、リテーナ14,15は、装着されない。
[第6変形例]
図20(A)は、本発明の第6変形例に係るコンタクト装置11Fの斜視図であり、図20(B)は、図20(A)に示すコンタクト装置11Fの正面図であり、図20(C)は、図20(A)に示すコンタクト装置11Fの底面図である。
図20(A)〜図20(C)を参照して、本発明の第6変形例に係るコンタクト装置11Fが、第5変形例に係るコンタクト装置11Eと異なっているのは、第2コンタクト200Eに、凸部85,86,87,88が形成されている点にある。
凸部85,86は、コンタクト100F,200Fの第1部分103F,203Fに形成されており、互いに向かい合うように突出している。これにより、凸部85,86は、第1空間S1に挿入されるブスバー1の孔部1b(図20では図示せず)に嵌まることができる。これにより、リテーナを用いることなく、コンタクト装置11Fからのブスバー1の抜けを抑制できる。また、凸部87,88は、コンタクト100F,200Fの第2部分106F,206Fに形成されており、互いに向かい合うように突出している。これにより、凸部87,88は、第2空間S2に挿入される圧着端子4の孔部4c(図20では図示せず)に嵌まることができる。これにより、リテーナを用いることなく、コンタクト装置11Fからの圧着端子4の抜けを抑制できる。
[第7変形例]
図21は、本発明の第7変形例に係る電気コネクタ10G、及びブスバー1Gの斜視図であり、図21(A)は、電気コネクタ10Gにブスバー1G及び電線体2が接続されていない状態を示しており、図21(B)は、電気コネクタ10Gにブスバー1G及び電線体2が接続された状態を示している。
図21(A)及び図21(B)を参照して、電気コネクタ10Gは、ブスバー挿入部42に代えて、ブスバー挿入部42Gを有している。ブスバー挿入部42Gは、ハウジング12Gを、幅方向Y1に貫通している。
ブスバー1Gは、幅方向Y1に細長い形状を有しており、ハウジング12G(電気コネクタ10G)の幅よりも大きい幅を有している。ブスバー1Gは、例えば、長手方向X1に沿って変位されることで、ブスバー挿入部42Gに挿入される。その結果、ブスバー1Gは、コンタクト装置11(図20では図示せず)に接続される。
電気コネクタ10Gによると、ブスバー1Gの幅の大きさに拘わらず、ブスバー1Gをブスバー挿入部42Gに挿入することができる。よって、電気コネクタ10Gの汎用性を、より高くできる。
[第8変形例]
図22(A)は、本発明の第8変形例に係る電気コネクタ10Hの断面図である。図22(B)は、コンタクト装置11Hの底面図である。図22(A)及び図22(B)を参照して、電気コネクタ10Hが電気コネクタ10と異なっているのは、主に、コンタクト装置11Hの構成である。
コンタクト装置11Hは、1つの第2コンタクト200Hを有している。第2コンタクト200Hは、第2コンタクト200と同様の構成を有している。但し、第2コンタクト200Hのピン通し部209H,210Hは、それぞれ、円形に形成されている。また、幅方向Y1において、第2コンタクト200Hは、コンタクト収容部43Hの略全域に亘って延びている。
ハウジング12Hのコンタクト収容部43Hには、押さえ部89が形成されている。また、カバー13Hには、押さえ部90が形成されている。押さえ部89,90の先端は、それぞれ、側面視において先細り(例えば、半球状)に形成されている。これらの押さえ部89,90によって、第2コンタクト200Hの支点部201Hが挟持されている。これにより、第2コンタクト200Hは、コンタクト収容部43H内でシーソー運動(回転運動)を行うことができる。
このように、1つの第2コンタクト200Hによって、ブスバー1と圧着端子4とを電気的に接続することができる。
尚、第8変形例では、第2コンタクト200Hによってコンタクト装置11Hを構成する形態を説明した。しかしながら、この通りでなくてもよい。例えば、1つの第1コンタクトによって、コンタクト装置11Hと同様のコンタクト装置を形成してもよい。
[他の変形例]
前述の実施形態及び各変形例では、導電部材が、ブスバー及び圧着端子である形態を例に説明した。しかしながら、この通りでなくてもよい。第1導電部材及び第2導電部材について、双方がブスバーであってもよいし、双方が圧着端子であってもよい。また、例えば、導電部材として、回路基板、FFC(フレキシブルフラットケーブル)、FPC(フレキシブルプリント基板)等、他の導電部材を用いてもよい。
また、前述の実施形態及び各変形例において、コンタクト装置単体で電気コネクタを構成してもよい。
本発明は、電気コネクタとして、広く適用することができる。
1 ブスバー(第1導電部材)
4 圧着端子(第2導電部材)
10 電気コネクタ
14 リテーナ(規制部材)
23,24 連結部
100,200,300,400 コンタクト
101,201,301,401 支点部
103,203,303,403 第1部分
106,206,306,406 第2部分
S1 第1空間
S2 第2空間

Claims (5)

  1. 導電性を有するコンタクトと、
    前記コンタクトを収容するためのハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられるカバーと、
    前記ハウジングに取り付けられる規制部材と、を備え、
    前記コンタクトは、所定の第1導電部材と接触するための第1部分と、所定の第2導電部材と接触するための第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間に配置された支点部と、を有するシーソー構造を含み、
    一方の前記部分及び導電部材の接触により、他方の前記部分及び導電部材が互いに加圧され
    前記規制部材は、前記第1導電部材が前記第1部分から外れることを規制するように構成され、
    前記ハウジングは、前記コンタクトを収容するコンタクト収容部と、前記ハウジングの一側面に形成され前記コンタクト収容部に連続し前記コンタクトが通過可能な開口部と、前記ハウジングの前記一側面とは反対の側面である他側面に開放され前記規制部材を保持する規制部材保持部と、を含み、
    前記カバーは、前記開口部を塞ぐようにして前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする、電気コネクタ。
  2. 請求項1に記載の電気コネクタであって、
    前記コンタクトとして、互いに向かい合う第1対向コンタクト及び第2対向コンタクトが設けられ
    前記第1対向コンタクトの前記第1部分と前記第2対向コンタクトの前記第1部分との間に、前記第1導電部材を挿入するための第1空間が形成されており、
    前記第1対向コンタクトの前記第2部分と前記第2対向コンタクトの前記第2部分との間に、前記第2導電部材を挿入するための第2空間が形成されていることを特徴とする、電気コネクタ。
  3. 請求項2に記載の電気コネクタであって、
    各前記対向コンタクトの前記支点部同士を連結する、連結部を更に含んでいることを特徴とする、電気コネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電気コネクタであって、
    前記コンタクトとして、横並びに離隔して配置された第1並行コンタクト及び第2並行コンタクトが設けられ
    前記第1並行コンタクトが前記第1導電部材及び前記第2導電部材を向く方向と、前記第2並行コンタクトが前記第1導電部材及び前記第2導電部材を向く方向とは、同じに設定されていることを特徴とする、電気コネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の電気コネクタであって、
    前記規制部材は、前記規制部材保持部に保持される頭部と、この頭部から延び前記第1導電部材に係合するピンと、を含み、
    前記カバーは、前記ピンが挿入される孔部としてのピン受け部を含んでいることを特徴とする、電気コネクタ。
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