JP6479281B1 - 挿入補助具 - Google Patents

挿入補助具 Download PDF

Info

Publication number
JP6479281B1
JP6479281B1 JP2018539925A JP2018539925A JP6479281B1 JP 6479281 B1 JP6479281 B1 JP 6479281B1 JP 2018539925 A JP2018539925 A JP 2018539925A JP 2018539925 A JP2018539925 A JP 2018539925A JP 6479281 B1 JP6479281 B1 JP 6479281B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pipe
insert
slit
insertion portion
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018539925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019008633A1 (ja
Inventor
翔太 二宮
翔太 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6479281B1 publication Critical patent/JP6479281B1/ja
Publication of JPWO2019008633A1 publication Critical patent/JPWO2019008633A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/01Guiding arrangements therefore
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/233Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the nose, i.e. nasoscopes, e.g. testing of patency of Eustachian tubes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

挿入補助具は、軟性の挿入物を挿入可能で、前記挿入物が真直又は略真直な状態に挿通される第1管状部と前記第1管状部に対して1方向に湾曲した第2管状部とを有する管路と、前記挿入物を先端側へ突出可能な開口とを有するガイドパイプと、前記第1管状部の先端部及び前記第2管状部のうち少なくとも一部に設けられ、前記ガイドパイプと前記挿入物との間の摩擦を低減する摩擦低減領域と、を備える。

Description

この発明は、挿入物が挿通される挿入補助具に関する。
WO2016/035509Aには、副鼻腔を観察する内視鏡とともに用いられる挿入補助具が開示されている。この挿入補助具は、一方向に湾曲し、内視鏡の挿入部などの挿入物が挿通されるガイドパイプを備える。挿入物は、ガイドパイプに基端側から挿入され、ガイドパイプの先端に設けられる開口から先端側へ突出する。挿入物の先端部は、ガイドパイプに挿通されることにより、向きが調整される。挿入物が内視鏡である場合、内視鏡の挿入部の先端は所望の観察位置に導かれる。
WO2016/035509Aの挿入補助具のガイドパイプは湾曲しているため、挿入物をガイドパイプの湾曲部を通して開口から突出させるのに必要な力が大きくなる。
本発明の目的は、挿入物をガイドパイプに挿入する際に必要な力が低減される、挿入補助具を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の挿入補助具は、軟性の挿入物を挿入可能で、前記挿入物が真直又は略真直な状態に挿通される第1管状部と、前記第1管状部に対して1方向に所定の角度湾曲し、前記挿入物が湾曲しながら挿通される第2管状部とを有する管路と、前記挿入物を先端側へ突出可能な開口とを有するガイドパイプと、前記第1管状部の先端部及び前記第2管状部のうち少なくとも一部に設けられ、前記ガイドパイプの中心軸に沿って延設され、前記ガイドパイプの内周面から外周面に向かって凹み、前記ガイドパイプに挿通される前記挿入物の一部が入り込む溝部と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡システムを示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係るガイドパイプを概略的に示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係るガイドパイプを先端側から視た図である。 図4は、図3のA−A線断面を概略的に示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るガイドパイプに内視鏡の挿入部が挿入された際のガイドパイプの内部の様子を概略的に示す図である。 図6は、図5のB−B線断面を概略的に示す図である。 図7は、第1の実施形態の第1の変形例に係るガイドパイプを概略的に示す斜視図である。 図8は、第1の実施形態の第2の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図9は、第1の実施形態の第2の変形例に係るガイドパイプを概略的に示す斜視図である。 図10は、第1の実施形態の第3の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図11は、第1の実施形態の第3の変形例に係るガイドパイプを概略的に示す斜視図である。 図12は、第1の実施形態の第4の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図13は、第1の実施形態の第4の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図14は、第1の実施形態の第4の変形例に係るガイドパイプに内視鏡の挿入部が挿入された際のガイドパイプの内部の様子を概略的に示す図である。 図15は、図14のC−C線断面を概略的に示す図である。 図16は、第1の実施形態の第5の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図17は、第1の実施形態の第6の変形例に係るガイドパイプを概略的に示す斜視図である。 図18は、第1の実施形態の第6の変形例に係るガイドパイプに内視鏡の挿入部が挿入された際のガイドパイプの内部の様子を概略的に示す図である。 図19は、第1の実施形態の第7の変形例に係るガイドパイプを概略的に示す斜視図である。 図20は、第2の実施形態に係るガイドパイプを湾曲部の湾曲方向とは反対側から視た図である。 図21は、第2の実施形態に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図22は、第2の実施形態に係るガイドパイプに内視鏡の挿入部が挿入された際のガイドパイプの内部の様子を概略的に示す図である。 図23は、第2の実施形態の第1の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図24は、第2の実施形態の第2の変形例に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。 図25は、第3の実施形態に係るガイドパイプの内部を概略的に示す図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
図1に示すように、内視鏡システム(処置システム)11は、内視鏡ユニット(挿入補助システム)12と、内視鏡ユニット12に接続される制御部(コントローラ)15と、制御部15に接続される表示部(モニタ)16と、を備える。内視鏡ユニット12は、内視鏡(挿入物)22と、挿入装置(挿入補助具)23とを備える。表示部16は、一般的な液晶モニタ等で構成され、内視鏡22で取得した像を画像(内視鏡画像)として表示する。
本実施形態に係る内視鏡システム11は、例えば、主として、副鼻腔を処置したり、観察したりするために用いられる。なお、本実施形態に係る内視鏡システム11及び内視鏡ユニット12は、副鼻腔とは異なる他の部位を処置したり、観察したりするのに用いることも可能である。
挿入装置23は、把持部(ハウジング)24と、把持部24から突出するガイドパイプ25とを備える。把持部(ハンドルユニット)24は、ユーザに把持されて適宜に操作される。ガイドパイプ25は、一端が把持部24に接続され、他端には、開口28が設けられる。ガイドパイプ25は、内視鏡22等の挿入物を体腔内の所望の位置に案内するため、適宜の角度(所定の角度)に湾曲している。ガイドパイプ25は、ステンレス鋼材のような剛性材で形成されていても良く、剛性材と例えばシリコーン材のような可撓性を有する可撓性材とが組み合わせられて形成されていても良い。ここで、ガイドパイプ25の延設方向のうち、把持部24に向かう側を基端側とし、開口28に向かう側を先端側とする。
内視鏡22は、挿入装置23に取り付けられて使用される。内視鏡22は、ガイドパイプ25に挿入される挿入部31と、挿入装置23に支持される支持部33とを備える。挿入部31の基端は、支持部33に固定されている。支持部33には、ケーブル35の一端が接続されている。ケーブル35の他端は、制御部15に接続されている。挿入部31は、ガイドパイプ25の開口28からガイドパイプ25に対して突出可能である。
挿入部31の内部には、照明窓、アクチュエータ、照明用ファイバ及び複数の受光用ファイバ等から形成される観察光学系が配設される。制御部15は、観察光学系を制御する。制御部15は、光源からの光を照明用ファイバに入射し、複数の受光用ファイバを介して受光した光を画像化する。そして、制御部15は、表示部16に画像化した像を表示する。このとき、表示部16には、挿入部31の先端面32に対向する部位の像が、観察画像として表示される。内視鏡22は、走査型、ファイバ型、撮像素子型など、どのようなタイプのものを用いてもよい。
挿入部31の全長のうち殆どは、可撓性を有する部分として形成されている。すなわち、挿入部31は、全体として軟性を有する。したがって、挿入部31は、ガイドパイプ25に挿通されることで、ガイドパイプ25の形状に倣って湾曲する。なお、挿入部31の全長のうちの可撓性を有する部分は、それ自身で適宜の弾発性(コシ)を有していても良く、例えば内視鏡22の挿入部31の外側にチューブ(図示しない)が配設されることで内視鏡22の挿入部31と協働した挿入物として適宜の弾発性(コシ)を有するようにしても良い。ここでは、説明の簡略化のため、挿入部31の全長のうちの可撓性を有する部分が、それ自身で適宜の弾発性を有する場合について説明する。適宜の弾発性(コシ)により、挿入部31は、把持部24の進退機構42での操作によりガイドパイプ25の後述する長手軸Lに沿って移動し、ガイドパイプ25によって向きが変更され、挿入部31の先端部は、開口28が配置される位置に案内される。ある実施例では、把持部24に湾曲操作部が設けられ、湾曲操作部での操作入力によって、挿入部31の先端部を湾曲させることができる。また、ある実施例では、挿入部31の先端部には、硬性部分が設けられ、硬性部分が挿入部31の先端を形成する。
把持部24には、進退機構42が設けられている。進退機構42は、内視鏡22の挿入部31をガイドパイプ25に対して進退させる。進退機構42は、内視鏡の支持部33に接続されている。進退機構42は、例えば、把持部24に対して移動可能なつまみ等で構成される。術者は、進退機構42を把持部24に対して移動させることにより、内視鏡22の挿入部31をガイドパイプ25に対して移動させ、挿入部31のガイドパイプ25の先端からの突出量を調整する。使用者は、挿入部31の先端のガイドパイプ25に対する位置を調整することにより、例えば、副鼻腔内における所望の位置を観察することができる。
図2乃至図4に示すように、ガイドパイプ25は、略筒状に形成されている。ここでは、ガイドパイプ25の内径は、内視鏡22の挿入部31の外径よりも大きく形成されている。このため、ガイドパイプ25は、挿入物として内視鏡22の挿入部31を挿通することができる。
ガイドパイプ25は、直管部(第1管状部)51と、湾曲部(第2管状部)52とを備える。直管部51の基端には、ホルダ54が固定されている。ホルダ54は、把持部24に固定される。直管部51及び湾曲部52は、内視鏡22の挿入部31が挿通される管路を形成する。直管部51は、長手軸Lを規定する。直管部51は、長手軸Lに沿って略真直に延設されている。直管部51におけるガイドパイプ25の中心軸は、長手軸Lと略一致する。第1管状部として、ここでは長手軸Lに沿って略真直に延設された直管部51を用いて説明するが、挿入物の挿入経路が真直又は略真直であれば、適宜に曲げられた曲管を用いても良い。
直管部51の先端側には、湾曲部52が配設されている。ここでは、湾曲部52の先端がガイドパイプ25の先端を形成している。湾曲部52の先端52bには、ガイドパイプ25の内側と外側とを連通する開口28が形成されている。湾曲部52の先端52b及びその近傍の部位は、真直の直管として形成されていても良く、曲がった曲管として形成されていても良い。湾曲部52は、直管部51と連続している。したがって、直管部51の先端51bと湾曲部52の基端52aとは、略一致する。また、直管部51の先端部55は、湾曲部52の基端52aの近傍に位置する。湾曲部52は、直管部51から先端側へ向かって延出し、長手軸L(直管部51)に対して一方向に湾曲している。したがって、湾曲部52では、基端52aから先端52bに向かうにつれて、中心軸が長手軸Lに対して離れる。
ここで、長手軸Lに略垂直な方向のうち、湾曲部52が直管部51(長手軸L)に対して湾曲する方向、すなわち、直管部51(長手軸L)に対して湾曲部52の先端52bが位置する方向を、ガイドパイプ25及び湾曲部52の湾曲方向とする。ガイドパイプ25の湾曲方向は、長手軸Lに対して交差する。また、長手軸Lに略垂直で、かつ、ガイドパイプ25の湾曲方向に略垂直な方向を幅方向とする。
図4に示すように、ガイドパイプ25の中心軸を含む断面では、湾曲部52によって形成される外形線は、略円弧形状となる。ここで、ガイドパイプ25のうち、ガイドパイプ25の中心軸に対して前述の略円弧形状の中心点が位置する側の部分を内側領域S1とし、ガイドパイプ25の中心軸に対して中心点が位置する側とは反対側の部分を外側領域S2とする。
ここで、ガイドパイプ25の湾曲角度αを規定する。湾曲角度αは、直管部51の延設方向に対してガイドパイプ25の先端が湾曲した角度を示す。ここでは、湾曲角度αは、直管部51での中心軸(L)に沿って基端側から先端側へ向かう方向に対して、湾曲部52の先端52bが向く方向が形成する角度となる。湾曲角度αは、鋭角、直角、鈍角のいずれであっても良い。本実施形態では、湾曲角度αが、鈍角となる。本実施形態のガイドパイプ25は、例えば、副鼻腔のうち上顎洞の観察又は処置に用いられる。また、ある実施形態では、湾曲角度αは、鋭角となる。この場合、ガイドパイプ25は、例えば、副鼻腔のうち前頭洞の観察又は処置に用いられる。
ガイドパイプ25には、摩擦低減領域(摩擦低減機構)として、スリット61が形成されている。スリット61は、湾曲部52の外側領域S2に設けられている。スリット61は、湾曲部52の内面から外面に向かって凹む溝部であり、ガイドパイプ25の内周面と外周面とを連通している。スリット61は、湾曲部52の延設方向に沿って延設されている。スリット61の基端61aは、湾曲部52の基端52aよりも先端側に位置し、スリット61の先端61bは、湾曲部52の先端52bよりも基端側に位置している。スリット61の幅は、内視鏡22の挿入部31の外径よりも小さく形成されることが好ましい。スリット61の幅及び延設長は、挿入物の形状(外径)、コシ、物性等に応じて、適宜に決められる。スリット61は、内視鏡22の挿入部31等の挿入物の先端がガイドパイプ25の先端に設けられる開口28まで挿入されるのを妨げない程度の大きさに形成される。
なお、スリット61の縁部は、面取り等によって滑らかな形状に形成されることが好ましい。この場合、内視鏡22の挿入部31等の挿入物の先端が、スリット61の縁に引っ掛かることが防止される。
次に、本実施形態の内視鏡システム11及び挿入装置23の作用及び効果について説明する。内視鏡システム11を用いて、例えば副鼻腔内の観察を行う際には、内視鏡22の挿入部31の先端面32がガイドパイプ25の開口28の近傍に配置された状態で、ガイドパイプ25を体腔内に挿入し、所望の観察位置の近傍にガイドパイプ25の先端を配置する。そして、進退機構42での操作によってガイドパイプ25の開口28に対する内視鏡22の挿入部31の先端面32の突出量を調整し、副鼻腔内の観察を行う。また、ガイドパイプ25には、吸引、給水、洗浄液投入を行う各種チューブや、患部の処置を行う処置具等の挿入物が、適宜に選択されて挿入される。ここでは、挿入物の一例として、内視鏡22の挿入部31をガイドパイプ25に挿入する例について説明する。
図5及び図6に示すように、内視鏡22の挿入部31がガイドパイプ25の湾曲部52を通る際には、挿入部31は、湾曲部52の湾曲形状に沿って長手軸Lに対して湾曲しながら、ガイドパイプ25内を移動する。特に、内視鏡22の挿入部31の先端は、湾曲部52のうち外側領域S2に接触しながらガイドパイプ25の開口28に向かって移動する。このとき、ガイドパイプ25の内周面と内視鏡22の挿入部31の外周面とが接触し、ガイドパイプ25と内視鏡22との間で摩擦が生じる。内視鏡22の挿入部31との間に生じる摩擦は、主に、湾曲部52と、湾曲部52の基端52a近傍の外側領域S2において、増大する。このため、ガイドパイプ25の内周面において、湾曲部52、及び、湾曲部52の基端52aの近傍に位置する直管部51の先端部55は、挿入部31が湾曲部52を通る際に挿入部31と接触する接触面である。
本実施形態では、湾曲部52の外側領域S2に、スリット61が設けられている。このため、内視鏡22の挿入部31の外周面は、スリット61に配置される部分では、湾曲部52の内周面と接触しない。すなわち、湾曲部52のうちスリット61が設けられる領域では、内視鏡22の挿入部31の外周面とガイドパイプ25の内周面とは、接触しない。したがって、本実施形態では、スリット61が設けられない場合に比べて、挿入部31の外周面とガイドパイプ25の内周面とが接触する接触面積が小さくなる。スリット61が設けられない場合に比べて挿入部31の外周面とガイドパイプ25の内周面との接触面積が小さくなることにより、内視鏡22の挿入部31がガイドパイプ25に挿入される際に、内視鏡22の外周面とガイドパイプ25の内周面との間で生じる摩擦が、小さくなる。
上述したように、本実施形態では、内視鏡22等の挿入物が通る際に挿入物と接触する湾曲部52に摩擦低減領域であるスリット61が設けられることにより、挿入物とガイドパイプとの接触面積が小さくなり、ガイドパイプ25と挿入物との間に生じる摩擦が低減される。これにより、挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力が小さくなり、挿入物を挿入しやすくなる。
(第1の実施形態の第1の変形例)
図7は、本実施形態の第1の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25には、摩擦低減領域として、複数のスリット(溝部)62が設けられている。本変形例では、スリット62のそれぞれは、湾曲部52の外側領域S2において、ガイドパイプ25の延設方向に沿って延設されている。スリット62のそれぞれは、ガイドパイプ25の長手軸の軸回りについて互いに対して離間して配置されている。スリット62のそれぞれの幅及び延設長は、挿入物に応じて、適宜に設定される。
本変形例においても、内視鏡22等の挿入物が通る際に挿入物と接触する湾曲部52に、摩擦低減領域としてスリット62が設けられる。スリット62により、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積が小さくなり、内視鏡22等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力(力量)を小さくすることができる。
(第1の実施形態の第2の変形例)
図8及び図9は、本実施形態の第2の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25には、摩擦低減領域として、ガイドパイプ25の中心軸の軸回りに沿って延設される複数のスリット(溝部)63が設けられている。スリット63のそれぞれは、湾曲部52の外側領域S2に設けられている。スリット63のそれぞれは、ガイドパイプ25の延設方向について、互いに対して離間して配置されている。スリット63のそれぞれの幅及び延設長は、挿入物に応じて、適宜に設定される。
本変形例においても、内視鏡22等の挿入物が通る際に挿入物と接触する湾曲部52に摩擦低減領域としてスリット63が設けられる。スリット63により、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積が小さくなり、内視鏡22等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力(力量)を小さくすることができる。
図示しないが、スリット63のエッジ(縁)は、面取りされていることが好ましい。この場合、内視鏡22等の挿入物がスリット63のエッジに接触する際の引っ掛かりが極力防止される。
(第1の実施形態の第3の変形例)
図10及び図11は、本実施形態の第3の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25には、摩擦低減領域として、ガイドパイプ25の中心軸を中心として螺旋状に延設される複数のスリット(溝部)64が設けられている。スリット64のそれぞれは、湾曲部52の外側領域S2に設けられている。スリット64のそれぞれは、互いに対して離間して配置されている。このため、スリット64は、図11に示すように連続していない。スリット64のそれぞれの幅及び延設長は、挿入物に応じて、適宜に設定される。
本変形例においても、内視鏡22等の挿入物が通る際に挿入物と接触する湾曲部52に摩擦低減領域としてスリット64が設けられる。スリット64により、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積が小さくなり、内視鏡22等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力(力量)を小さくすることができる。
図示しないが、スリット64のエッジ(縁)は、面取りされていることが好ましい。この場合、内視鏡22等の挿入物がスリット64のエッジに接触する際の引っ掛かりが極力防止される。
(第1の実施形態の第4の変形例)
図12及び図13は、本実施形態の第4の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25の内周面には、摩擦低減領域として、ガイドパイプ25の内部(例えば中心軸)に向かって突出する突出部(凹凸部)65が設けられている。突出部65は、湾曲部52の外側領域S2において、複数設けられている。突出部65のそれぞれは、ガイドパイプ25の延設方向に沿って延設され、互いに対して離間して配置されている。突出部65のそれぞれの幅及び延設長は、挿入物に応じて、適宜に設定される。
本実施形態では、湾曲部52に突出部65が設けられている。図14及び図15に示すように、内視鏡22の挿入部31がガイドパイプ25を通る際には、突出部65が配置される部分では、挿入部31の外周面は突出部65に当接し、湾曲部52の内周面とは接触しない。したがって、湾曲部52のうち突出部65が設けられる領域では、内視鏡22の挿入部31の外周面は、ガイドパイプ25の内周面のうち突出部65以外の部分とは、接触しない。したがって、突出部65が設けられない場合に比べて、挿入部31の外周面とガイドパイプ25の内周面とが接触する接触面積が小さくなり、ガイドパイプ25と挿入部31との間に生じる摩擦が低減される。これにより、内視鏡22等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力(力量)を小さくすることができる。
また、ガイドパイプ25の内に配置される突出部65が摩擦低減領域として設けられているため、摩擦低減領域では、ガイドパイプ25は外部に対して開口しない。このため、本変形例では、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積を小さくするとともに、摩擦低減領域において挿入部31がガイドパイプ25の外部に露出することが防止される。
(第1の実施形態の第5の変形例)
図16は、本実施形態の第5の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25の内周面には、摩擦低減領域として、ガイドパイプ25の内周面から外周面に向かって凹む溝部66が設けられている。溝部66は、湾曲部52の外側領域S2において、複数設けられている。溝部66のそれぞれは、ガイドパイプ25の延設方向に沿って延設され、互いに対して離間して配置されている。溝部66のそれぞれの幅及び延設長は、挿入物に応じて、適宜に設定される。
本変形例においても、内視鏡22等の挿入物が通る際に挿入物と接触する湾曲部52に摩擦低減領域として溝部66が設けられる。溝部66により、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積が小さくなり、内視鏡22等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力(力量)を小さくすることができる。
また、ガイドパイプ25の内に配置される溝部66が摩擦低減領域として設けられているため、摩擦低減領域では、ガイドパイプ25は外部に対して開口しない。このため、本変形例では、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積を小さくするとともに、摩擦低減領域において挿入部31がガイドパイプ25の外部に露出することが防止される。
(第1の実施形態の第6の変形例)
図17及び図18は、本実施形態の第6の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25の内周面には、摩擦低減領域として、ガイドパイプ25の内周面と外周面とを連通するスリット(溝部)67が設けられている。スリット67は、湾曲部52の内側領域S1に設けられている。スリット67は、ガイドパイプ25の延設方向に沿って延設されている。スリット67の、幅及び延設長は、挿入物に応じて、適宜に設定される。
内視鏡22の挿入部31がガイドパイプ25を通る際には、挿入部31の可撓部分が有する弾発性(コシ)により、湾曲部52の内側領域S1においても、挿入部31の外周面とガイドパイプ25の内周面が接触する。このため、本変形例においても、内視鏡22等の挿入物が通る際に挿入物と接触する湾曲部52に摩擦低減領域としてスリット67が設けられることにより、挿入部31とガイドパイプ25との接触面積が小さくなり、内視鏡22等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力(力量)を小さくすることができる。
(第1の実施形態の第7の変形例)
図19は、本実施形態の第7の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25のスリット61には、摩擦低減領域として、低摩擦部材68が取付けられている。低摩擦部材68は、ガイドパイプ25を形成する部材よりも摩擦係数が小さい材料で形成される。低摩擦部材68は、ガイドパイプ25の延設方向に沿って湾曲部52の外側領域S2に取付けられ、湾曲部52の内周面の一部を形成する。
内視鏡22の挿入部31がガイドパイプ25を通る際には、低摩擦部材68が配置される部分では、内視鏡22の挿入部31の外周面は、低摩擦部材68と接触する。このため、スリット61及び低摩擦部材68が配置されない場合に比べて、挿入部31の外周面とガイドパイプ25の内周面との間に生じる摩擦が小さくなる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図20乃至図22を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図20及び図21に示すように、本実施形態では、ガイドパイプ25には、摩擦低減領域として、スリット(溝部)81が形成されている。スリット81は、ガイドパイプ25の延設方向(中心軸)に沿って延設され、ガイドパイプ25の内周面と外周面とを連通する。本実施形態では、スリット81は、直管部51の先端部55から湾曲部52の一部までの範囲に渡って延設されている。スリット81は、ガイドパイプ25の外側領域S2に設けられている。すなわち、スリット(角度変更部)81は、ガイドパイプ25の直管部51の長手軸Lに対して、ガイドパイプ25の開口28とは反対側に位置する。スリット81の先端81bは、湾曲部52の基端52a(51b)よりも先端側に位置し、スリット81の基端81aは、直管部51の先端51bよりも基端側に位置する。スリット81の幅及び延設長は、挿入物の形状(外径)、コシ、物性等に応じて、適宜に決められる。
次に、本実施形態の内視鏡システム11及び挿入装置23の作用及び効果について、説明する。図22に示すように、ガイドパイプ25の湾曲部52を内視鏡22の挿入部31が通る際には、直管部51の先端部において挿入部31の可撓部分は、挿入部31の可撓部分が有する弾発性(コシ)により、直管部51の先端部の内周面から、スリット81に向かって離間する。そして、直管部51の先端部において、スリット81内に挿入部31の可撓部分の一部が入り込む。挿入部31は、スリット81を通る際において、ガイドパイプ25の湾曲方向(図22の矢印E1側)とは反対方向(図22の矢印E2側)へ湾曲する。特に、スリット81の基端81aにおいて、挿入部31は、ガイドパイプ25の湾曲方向とは反対方向へ湾曲する。スリット81内では、挿入部31は、直管部51の中心軸Lに対して湾曲している。また、スリット81内では、挿入部31の中心軸は、ガイドパイプ25の中心軸(長手軸L)に対して、ガイドパイプ25の湾曲方向(開口28)とは反対方向に位置する。挿入部31は、スリット81の先端81bに接触する部分から先端までの部分が、ガイドパイプ25内に配置され、ガイドパイプ25の湾曲部52の内周面に接触する。
スリット81内において、スリット81の先端81bの近傍では、挿入部31は、先端側に向かうにつれて湾曲部52の湾曲方向に向かう状態に、長手軸Lに対して傾斜している。したがって、スリット81の先端81bの近傍での挿入部31の中心軸は、長手軸Lに対して傾斜している。スリット81の先端81bの近傍における挿入部31の中心軸の、長手軸Lに対する傾斜角度βは、0°よりも大きく、90°よりも小さい。
前述のように、挿入部31がスリット81内においてガイドパイプ25の湾曲方向とは反対方向へ湾曲するため、スリット81の先端81bの近傍における挿入部31の中心軸が、直管部51の中心軸Lに対して、傾斜角度βだけ変化する。このため、挿入部31は、スリット81の先端81bの近傍から湾曲部52の先端(開口28)までの部分において、ガイドパイプ25の湾曲角度αよりも傾斜角度βだけ小さい角度θだけ、見かけ上、湾曲する。このため、スリット81の先端81bの近傍での挿入部31の中心軸に対する湾曲部52の先端(28)での挿入部31の中心軸の角度θは、挿入部31の見かけ上の湾曲角度となる。このように、スリット81が設けられることにより、スリット81が設けられない場合に比べて、挿入部31の湾曲角度が、見かけ上、小さくなる。すなわち、スリット81は、挿入物31の湾曲角度を、ガイドパイプ25の湾曲角度αよりも見かけ上小さくする、角度変更部である。
挿入部31をガイドパイプ25に挿入するのに必要な力は、挿入部31の見かけ上の湾曲角度θが小さくなるほど、低下する。前述のように、本実施形態では、スリット81が設けられることにより、挿入部31の湾曲角度が、見かけ上、小さくなる。これにより、内視鏡22の挿入部31等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力が小さくなり、挿入物を挿入しやすくなる。
また、ガイドパイプ25に内視鏡22の挿入部31を挿入する際には、長手軸Lに沿って基端側から先端側に向かってガイドパイプ25に対して挿入部31を押圧する操作力が、例えば進退機構42を介して挿入部31に伝達される。挿入部31の先端が湾曲部52内、すなわち、湾曲部52の基端52aよりも先端側に位置するときには、挿入部31が湾曲することによる生じる弾性力が挿入部31からガイドパイプ25に作用することにより、挿入部31とガイドパイプ25との間に生じる摩擦が増大する。挿入部31とガイドパイプ25との間に生じる摩擦は、ガイドパイプ25に対する挿入部31の進行方向と、挿入部31を押す力の向きとの間の角度θが大きくなるほど、増大する。挿入部31とガイドパイプ25との間に生じる摩擦は、ガイドパイプ25の湾曲角度αが大きいほど、増大する。
本実施形態では、スリット81内において挿入部31が長手軸Lに対して湾曲することにより、スリット81の先端81bの近傍での挿入部31の中心軸(向き)が、ガイドパイプ25の湾曲方向に向かう状態に長手軸Lに対して傾斜する。したがって、スリット81の先端81bの近傍では、内視鏡22の挿入部31を押す力の向きは、見かけ上、長手軸Lに沿う向き(矢印D1)から、挿入部31の中心軸に沿う向き(矢印D2)に変化する。すなわち、ガイドパイプ25にスリット81が設けられることにより、挿入部31を押す力の向きが、見かけ上、長手軸Lに沿う向き(矢印D1)から湾曲部52の基端52aの近傍での挿入部31の中心軸に沿う向き(矢印D2)に、変化する。このため、湾曲部52では、挿入部31の進行方向と挿入部31を押す力の向きとの間の角度θが、スリット81が設けられない場合よりも角度βだけ小さくなる。例えば、湾曲部52の先端部では、挿入部31の進行方向と挿入部31を押す力の向きとの間の角度θは、スリット81が設けられない場合での、挿入部31の進行方向と挿入部31を押す力の向きとの間の角度αよりも角度βだけ、小さくなる。
このように、本実施形態では、内視鏡22の挿入部31が湾曲部52を通る際に挿入部31と接触する湾曲部52及び直管部51の先端部55にスリット81が設けられることによって、挿入部31の進行方向と挿入部31を押す力の向きとの間の角度θが小さくなることにより、挿入部31とガイドパイプ25との間に生じる摩擦が、小さくなる。すなわち、スリット81は、スリット81が設けられる部分よりも先端側において、挿入部31とガイドパイプ25との間の摩擦を低減させる摩擦低減領域である。挿入部31とガイドパイプ25との間に生じる摩擦が小さくなることにより、内視鏡22の挿入部31等の挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力が小さくなり、挿入物を挿入しやすくなる。
なお、本実施形態のスリット81が湾曲部52のみに設けられた場合は、スリット81内において挿入部31の一部がガイドパイプ25の内周面に対して先端側に入り込むことにより、湾曲部52での挿入部31の湾曲角度が大きくなり、挿入物をガイドパイプ25に挿入する際に必要な力が増加し得る。本実施形態では、湾曲部52に対して基端側に設けられる直管部51の先端部55を含む範囲にスリット81が設けられることにより、スリット81の先端81bの近傍での挿入物の向きが変化し、挿入物とガイドパイプ25との間に生じる摩擦が小さくなる。
(第2の実施形態の第1の変形例)
図23は、本実施形態の第1の変形例のガイドパイプ25を示す図である。本変形例では、ガイドパイプ25には、摩擦低減領域及び角度変更部として、溝部82が設けられている。溝部82は、ガイドパイプ25の中心軸に沿って延設され、ガイドパイプ25の内周面から外周面に向かって凹んでいる。溝部82は、外側領域S2において、直管部51の先端部55から湾曲部52の一部までの範囲に渡って延設されている。溝部82の先端82bは、湾曲部52の基端52a(51b)よりも先端側に位置し、溝部82の基端82aは、直管部51の先端51bよりも基端側に位置する。
ガイドパイプ25に溝部82が設けられていることにより、ガイドパイプ25の湾曲部52を内視鏡22の挿入部31が通る際には、溝部82内に挿入部31の一部が入り込む。そして、挿入部31は、溝部82内において、直管部51の中心軸Lに対して湾曲する。したがって、溝部82の先端82bの近傍では、挿入部31の中心軸は、長手軸Lに対して傾斜する。
このため、本変形例においても、摩擦低減領域及び角度変更部として溝部82が設けられることにより、挿入部31の進行方向と挿入部31を押す力の向きとの間の角度θ、及び、挿入部31の見かけ上の湾曲角度が小さくなる。これにより、挿入部31とガイドパイプ25との間に生じる摩擦が小さくなり、内視鏡22の挿入部31をガイドパイプ25に挿通する際に必要な力(力量)を小さくできる。
また、本変形例では、溝部82が設けられていることにより、直管部51及び湾曲部52では、ガイドパイプ25は外部に対して開口しない。これにより、溝部82内において挿入部31を湾曲させるとともに、挿入部31がガイドパイプ25の外部に露出することを防止することができる。そして、ガイドパイプ25の開口28を通して吸引や送液等を行うことができる。
(第2の実施形態の第2の変形例)
図24は、本実施形態の第2の変形例のガイドパイプ25を示す図である。ガイドパイプ25には、摩擦低減領域及び角度変更部としてスリット81が設けられている。本変形例では、ガイドパイプ25には、外周側からスリット81を覆う露出防止部材83が取付けられている。露出防止部材83は、ガイドパイプ25とは別体に形成される。スリット81では、ガイドパイプ25は、外部に対して開口しない。
本変形例では、露出防止部材83が設けられていることにより、直管部51及び湾曲部52では、ガイドパイプ25は外部に対して開口しない。これにより、スリット81内において挿入部31を湾曲させるとともに、挿入部31がスリット81からガイドパイプ25の外部に露出することを防止することができる。
また、露出防止部材83はガイドパイプ25とは別体に形成されているため、露出防止部材83を外側からガイドパイプ25に取付けることにより、簡単に組み立てることができる。
(その他の実施形態)
なお、ガイドパイプ25には、第1の実施形態及び第1の実施形態の各変形例で説明した摩擦低減領域と、第2の実施形態及び第2の実施形態の各変形例で説明した角度変更部との両方が、設けられてもよい。例えば、図25に第3の実施形態として示すように、ガイドパイプ25には、第1の実施形態と同様のスリット61と第2の実施形態と同様のスリット81との両方が設けられることも、好ましい。
なお、前述の実施形態等では、主に内視鏡22の挿入部31をガイドパイプ25に挿入する例について説明したが、各種チューブや処置具等が挿入物としてガイドパイプ25に挿入される場合でも、前述の効果と同様の効果が得られることは勿論である。
(実施形態等の共通構成)
挿入補助具(23)は、軟性の挿入物(31)を挿入可能で、前記挿入物(31)が真直又は略真直な状態に挿通される第1管状部(51)と前記第1管状部(51)に対して1方向に湾曲した第2管状部(52)とを有する管路(51,52)と、前記挿入物(31)を先端側へ突出可能な開口(28)とを有するガイドパイプ(25)と、前記第1管状部(51)の先端部(55)及び前記第2管状部(52)のうち少なくとも一部に設けられ、前記ガイドパイプ(25)と前記挿入物(31)との間の摩擦を低減する摩擦低減領域(61;62;63;64;65;66;67;68;81;82)と、を備える。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。

Claims (4)

  1. 軟性の挿入物を挿入可能で、前記挿入物が真直又は略真直な状態に挿通される第1管状部と、前記第1管状部に対して1方向に所定の角度湾曲し、前記挿入物が湾曲しながら挿通される第2管状部とを有する管路と、前記挿入物を先端側へ突出可能な開口とを有するガイドパイプと、
    前記第1管状部の先端部及び前記第2管状部のうち少なくとも一部に設けられ、前記ガイドパイプの中心軸に沿って延設され、前記ガイドパイプの内周面から外周面に向かって凹み、前記ガイドパイプに挿通される前記挿入物の一部が入り込む溝部と、
    を備える挿入補助具。
  2. 前記溝部は、前記ガイドパイプにおいて、前記ガイドパイプの前記中心軸に対して前記第2管状部の外形線によって形成される略円弧形状の中心点が位置する側とは反対側に設けられている、
    請求項1に記載の挿入補助具。
  3. 前記溝部は、前記第1管状部の長手軸に対して前記開口とは反対側に配置され、前記第1管状部の先端部から前記第2管状部の一部までの範囲に渡って延設されている、
    請求項1に記載の挿入補助具。
  4. 前記溝部は、前記挿入物の前記ガイドパイプの内部から外部への露出を防止する露出防止部材を備える、
    請求項1に記載の挿入補助具。
JP2018539925A 2017-07-03 2017-07-03 挿入補助具 Active JP6479281B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/024347 WO2019008633A1 (ja) 2017-07-03 2017-07-03 挿入補助具及び挿入補助システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6479281B1 true JP6479281B1 (ja) 2019-03-06
JPWO2019008633A1 JPWO2019008633A1 (ja) 2019-07-04

Family

ID=64950674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018539925A Active JP6479281B1 (ja) 2017-07-03 2017-07-03 挿入補助具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6479281B1 (ja)
WO (1) WO2019008633A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0843745A (ja) * 1994-07-27 1996-02-16 Fujikura Ltd 湾曲プローブとその製法
JP2008040001A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Olympus Corp 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置、並びにチューブ曲げ加工装置
JP2008048946A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Olympus Corp 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置
JP2010264190A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hoya Corp 挿管支援具、挿管支援装置および挿管支援システム
JP2011510773A (ja) * 2008-02-05 2011-04-07 デワエル,フランク 操向可能チューブ
JP2012213438A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujifilm Corp 光プローブ
WO2016035509A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 オリンパス株式会社 内視鏡用処置具、処置具ユニット及び処置システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0843745A (ja) * 1994-07-27 1996-02-16 Fujikura Ltd 湾曲プローブとその製法
JP2008040001A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Olympus Corp 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置、並びにチューブ曲げ加工装置
JP2008048946A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Olympus Corp 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置
JP2011510773A (ja) * 2008-02-05 2011-04-07 デワエル,フランク 操向可能チューブ
JP2010264190A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hoya Corp 挿管支援具、挿管支援装置および挿管支援システム
JP2012213438A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujifilm Corp 光プローブ
WO2016035509A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 オリンパス株式会社 内視鏡用処置具、処置具ユニット及び処置システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019008633A1 (ja) 2019-07-04
WO2019008633A1 (ja) 2019-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6010267B1 (ja) 内視鏡挿入部および内視鏡
US8777839B2 (en) Shock absorbing mechanism and medical instrument
JP5425354B1 (ja) 内視鏡
WO2006106881A1 (ja) 内視鏡
WO2017216835A1 (ja) 医療用デバイス
JP6010268B1 (ja) 内視鏡湾曲部および内視鏡
JP6522258B2 (ja) 挿入補助システム
JP5792418B1 (ja) 内視鏡先端キャップ及び内視鏡装置
JP6479281B1 (ja) 挿入補助具
WO2005063112A1 (ja) 内視鏡
JP2018175291A (ja) シースセット及び内視鏡システム
JP3733019B2 (ja) 内視鏡用処置具
US10932653B2 (en) Endoscope system
JP6747800B2 (ja) 処置具挿通具
CN112399815A (zh) 内窥镜辅助器具及内窥镜
JP3673023B2 (ja) 内視鏡
JP7410327B2 (ja) 医療機器
WO2019181039A1 (ja) 内視鏡システム、ガイド部材
JP2001137180A (ja) 内視鏡
JP5231078B2 (ja) 内視鏡
JP2009089724A (ja) 分離型内視鏡
JP3776858B2 (ja) 内視鏡
WO2020105158A1 (ja) ガイドチューブ、処置システムおよびガイドチューブの取付方法
JP3772138B2 (ja) 内視鏡システム
WO2018116557A1 (ja) 湾曲管構造および内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180730

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180730

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6479281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250