JP6477107B2 - 情報処理システム、注文受付装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、注文受付装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、注文受付装置、精算装置、情報処理装置の情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、顧客が端末を操作して注文を行う情報処理システム、注文受付装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
指静脈認証システムによるオーダシステムの一例が特許文献1に記載されている。特許文献1は、ICカードに静脈情報をあらかじめ登録しておき、オーダ端末には、静脈情報が直接入力されるほか、ICカードからも入力される。これら2つの静脈情報が一致したときに本人認証され、オーダ可能となることが記載されている。また、精算時も同様な本人認証により処理され、一つのテーブルで複数の人で注文を行う場合、個別に精算も可能であることが記載されている。
特許文献2には、POS(Point Of Sale)端末などの売上データを取引毎に登録処理する売上データ処理装置の一例が記載されている。特許文献2の装置は、商品バーコードを読み込み、レジ端末で締めキーが入力されたときに、顧客の顔を撮像し、撮影画像を生成する。この撮像タイミングは、顧客が支払い金額を確認するときであるため、正面から顧客の顔を撮像できる。そして、この顔画像から顧客を特定し、購買情報を紐づけ、顧客分析に活用することが記載されている。
特開2007−148642号公報 特開2013−200895号公報
しかしながら、上記特許文献記載の技術においては、顧客が商品注文時に、生体情報を意識して入力する必要があり、手間がかかるという問題点があった。また、ICカードを所持しているにも関わらず、さらに生体認証を行わなければならないので、顧客の了解を得るのに説明が必要となり、また承諾を得られない場合もあり、店側としても労力がいった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品注文時にユーザが生体情報を意識して入力する必要をなくす情報処理システム、注文受付装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、情報処理システムに関する。
第一の側面に係る第1の情報処理システムは、
飲食店における情報処理システムであって、
注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける受付手段と、
前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付ける精算情報生成手段と、
精算処理を行う精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する第2の画像取得手段と、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記利用者の特徴情報と前記顧客の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する特定手段と、
特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する精算情報取得手段と、
取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる精算制御手段と、
前記特定手段により特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する表示手段と、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付ける第2の受付手段と、を有し、
前記精算情報取得手段は、選択された前記顧客の精算情報を取得し、
前記精算制御手段は、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる。
第一の側面に係る第2の情報処理システムは、
飲食店における情報処理システムであって、
注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける受付手段と、
前記顧客による前記注文の際に、撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む第1画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記注文に基づいて精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に前記第1画像を関連付ける精算情報生成手段と、
精算処理を行う利用者を撮像装置により撮像した第2画像を取得する第2の画像取得手段と、
少なくとも1人の前記利用者の前記第2画像を表示する表示手段と、
前記第2画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記利用者の選択を前記利用者又は店員から受け付ける第2の受付手段と、
選択された前記利用者に対応する前記顧客の前記精算情報を取得し、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、精算装置に精算処理させる精算制御手段と、を有する。
第二の側面は、精算装置に関する。
第二の側面に係る精算装置は、
飲食店における精算装置であって、
精算処理を行う前記精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する画像取得手段と、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
抽出された前記利用者の特徴情報と顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する特定手段と、
特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する取得手段と、
取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる精算制御手段と、
前記特定手段により特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する表示手段と、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付ける受付手段と、を有し、
前記取得手段は、選択された前記顧客の精算情報を取得し、
前記精算制御手段は、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる。
第三の側面は、注文受付装置に関する。
第三の側面に係る注文受付装置は、
飲食店における注文受付装置であって、
注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける受付手段と、
前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付ける精算情報生成手段と、
を有し、
前記精算情報生成手段により前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けられた前記精算情報は、上記第二の側面に係る精算装置により取得される。
第四の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。
第四の側面に係る情報処理方法は、
飲食店における精算装置が、
精算処理を行う前記精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得し、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出し、
抽出された前記利用者の特徴情報と顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定し、
特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示し、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付け、
選択された前記顧客の精算情報を取得し、
取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる、ことを含む。
第五の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。
第五の側面に係る情報処理方法は、
飲食店における注文受付装置が、
注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付け、
前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得し、
取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出し、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付け、
前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けられた前記精算情報は、上記第四の側面の係る情報処理方法の精算装置により取得される、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第四の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、注文受付装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。さらに、このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、精算装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、商品注文時にユーザが生体情報を意識して入力する必要をなくす情報処理システム、注文受付装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成例を概念的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの各装置を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施形態における情報処理システムの構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理システムの注文受付端末の周囲を撮像する撮像装置の撮像範囲を説明するための図である。 本実施形態の情報処理システムの精算情報生成部によって生成される精算情報の構造の一例を示す図である。 本実施形態における情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理システムの精算情報生成部によって生成される精算情報の構造の一例を示す図である。 本実施形態における情報処理システムの構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理システムの精算装置の周囲を撮像する撮像装置の撮像範囲を説明するための図である。 本実施形態における情報処理システムの精算装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1のシステム構成例を概念的に示す図である。
本実施形態の情報処理システム1は、POS(Point Of Sale)システムと電子発注システム(Electronic Ordering System:EOS)を組み合わせ、飲食店などで活用される、顧客がオーダ端末を用いてオーダを行う、所謂オーダーエントリーシステム(Order Entry System:OES)である。
以下、飲食店を例に説明するが、本システムは、あらゆる分野の商品またはサービスのオーダに適用でき、これに限定されるものではない。たとえば、ホテル等の宿泊施設、駅、役所、公共施設、病院等、ありとあらゆる場所での、利用者の商品またはサービスの購入または利用のオーダに適用できる。オーダは商品の購入に限らず、様々なサービスの申込、たとえば、切符(指定席等)や航空券の申込、公演チケットの申込、役所などでの証明書の発行の申込、病院での検査の申込等も含んでよい。
本実施形態における情報処理システム1は、オーダ受付装置30と、サーバ装置40と、精算装置50と、を有する。オーダ受付装置30と、精算装置50は、ルータ70を介してLAN(Local Area Network)72等のネットワークにより接続される。さらに、オーダ受付装置30と、精算装置50は、ルータ70を介して外部のWAN(Wide Area Network)等のネットワーク74に接続し、サーバ装置40と通信する。ルータ70は、ゲートウェイでもよく、各装置が異なるプロトコルで通信してもよい。
オーダ受付装置30は、たとえば、厨房や店舗オフィス等に設置され、フロアのテーブルやカウンタ等で顧客自身が操作して注文するオーダ受付端末20からのオーダデータを、オーダ受付端末20またはサーバ装置40から受信し、プリンタ(不図示)により印字出力させて厨房の調理人等にオーダを伝達する。サーバ装置40は、オーダ受付端末20からのオーダデータを、オーダ受付端末20またはオーダ受付装置30から受信し、受信したオーダデータを基に精算情報を生成し、データベース42に格納する。サーバ装置40がオーダ受付端末20からオーダデータを受信する構成の場合は、受信したオーダデータをオーダ受付装置30に送信する。精算装置50は、利用者の操作に伴い、サーバ装置40から精算情報を受信し、受信した精算情報に基づく精算処理を行う。各装置の具体的な処理内容については後述する。なお、本実施形態では、精算装置50で顧客自身が支払いを行う構成としているが、精算情報に基づいて、POSレジスタ60による支払いを行うこともできる。
図2は、本発明のオーダ受付端末20、オーダ受付装置30、サーバ装置40、および精算装置50の少なくともいずれか一つを実現するコンピュータ10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)2、メモリ3、通信ユニット4、入出力インタフェース(I/F:InterFace)5等を有する。これら各ハードウェア要素は、たとえば、バス等により接続される。CPU2は、一般的なCPU、特定用途向け集積回路(ASIC)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等の少なくとも一つに相当する。メモリ3は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)等である。通信ユニット4は、無線および有線の少なくともいずれか一方にて、他の装置と通信を行う。
入出力I/F5には、表示装置6、入出力装置7等が接続されてもよい。表示装置6は、店員用および顧客用のディスプレイ、タッチパネルの表示部、LED(Light Emitting Diode)表示器等の少なくとも一つである。入出力装置7は、タッチパネルのセンサ部、キーボード、スキャナ装置、スピーカ等を含む。入出力I/F5は、CPU2により実行される処理に応じて出力装置に画面表示や音声等を出力する。また、入出力I/F5は、入力装置からの入力信号を受け付ける。
なお、本明細書の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
以下、各装置の具体的な構成について説明する。
<オーダ受付端末20>
図1のオーダ受付端末20は、たとえば、タッチパネルを有したタブレット端末、またはテーブルトップ型端末等のコンピュータ10であり、ハードウェア要素として、図2のCPU2、メモリ3、通信ユニット4、入出力I/F5等を有する。さらに、オーダ受付端末20の入出力I/F5に接続される表示装置6は、顧客用のディスプレイ、タッチパネルの表示部等の少なくとも一つである。入出力装置7は、タッチパネルのセンサ部、スピーカ等を含む。
オーダ受付端末20の入出力I/F5または通信ユニット4を介して接続される装置は、撮像装置22を含む。撮像装置22は、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの素子を用いたデジタルカメラの機能を実現するユニットである。撮像装置22は、オーダ受付端末20に内蔵されたものでもよいし、外部接続されるものでもよい。オーダ受付端末20は、通信ユニット4を介して撮像装置22と有線および無線の少なくともいずれか一方で通信し、撮像装置22から撮像画像(動画を含む)を受信してもよい。
撮像装置22が外付けの場合、オーダ受付端末20を利用する顧客の顔が撮影できる位置に配置されていればよい。たとえば、テーブルの中央または上部(頭上)に設置されてもよい。たとえば、撮像装置22の撮像範囲に顧客の顔が入るように、人の存在を検知して撮像範囲の方向を変更制御できる構成を有してもよい。複数の撮像装置22を設置し、テーブルの複数の席方向の顧客の顔をそれぞれ撮像してもよい。
また、オーダ受付端末20は、撮像装置22の撮影場所との位置が関連付けられるものとする。関連付けの方法は特に限定されないが、たとえば、ブルートゥース(登録商標)やGPS(Global Positioning System)等の技術を用いて、オーダ受付端末20または撮像装置22が互いの位置を無線通信等により検知して、サーバ装置40に通知することで、互いの位置を関連付けてもよい。
位置関係を関連付ける方法は、様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、少なくともいずれか一つ、または、少なくとも2つを組み合わせてもよい。
(a1)撮像装置22の撮像範囲内で利用されるオーダ受付端末20の識別情報と、その撮像装置22の識別情報を予め関連付ける。
(a2)撮像装置22の撮像範囲内に存在するオーダ受付端末20を検索(たとえば、ビーコン検知、無線通信による検知)し、検知したら関連付ける。
(a3)GPS(Global Positioning System)またはアクセスポイントにより撮像装置22とオーダ受付端末20の位置を検知し、撮像装置22の撮像範囲内のオーダ受付端末20を検出して関連付ける。
本実施形態では、オーダ受付端末20は、たとえば、店舗フロアや客室のテーブルで顧客が手に取り持って利用できるタブレット端末であるとする。あるいは、テーブルトップ型端末の場合は、顧客は端末のディスプレイまたはタッチパネルに向き合って画面を見ながら操作する。撮像装置22は、図4に示すように、オーダ受付端末20を顧客U1が手に持って、タッチパネルを操作するとき、またはディスプレイに向き合って操作するときに、顧客U1の顔を写すように、撮像範囲R1の画角が調整されてもよい。
オーダ受付端末20は、このようなハードウェア要素により、顧客のオーダ入力(選択)操作、顧客のオーダ受付端末20への指示入力等を受け付け、オーダ受付処理を行うとともに、顧客の顔を撮像し、その画像とオーダデータを、オーダ受付装置30またはサーバ装置40に送信する。なお、顧客のオーダ入力操作には、たとえば、商品の選択、注文数の指定(または入力)等が含まれる。オーダ受付端末20を用いたオーダ入力操作方法、オーダ受付処理方法、およびオーダ内容については、特に限定されず、本明細書では詳細な説明は省略する。
<オーダ受付装置30>
図1のオーダ受付装置30は、いわゆるコンピュータ10であり、ハードウェア要素として、図2のCPU2、メモリ3、通信ユニット4、入出力I/F5等を有する。オーダ受付装置30の入出力I/F5には、表示装置や入出力装置が接続されていてもよい。
オーダ受付装置30の入出力I/F5に接続される入出力装置7は、オーダ受付端末20から送信されるオーダを通信ユニット4を介して受け付けて印字出力するプリンタ(不図示)、または表示するディスプレイ装置を含む。
オーダ受付装置30は、上述のようなハードウェア要素により、オーダ受付端末20から送信されるオーダデータをオーダ受付端末20またはサーバ装置40から受信し、店舗の厨房などに設置されたプリンタに印字出力させることができる。オーダデータを印字出力させることで、フロアに居る顧客のオーダが厨房の調理人等に自動的に伝達されることとなる。オーダ受付端末20からオーダ受付装置30にオーダを送信する処理を、本明細書では、発注処理と呼ぶものとする。
<精算装置50>
精算装置50は、ハードウェア要素として、図2のコンピュータ10のCPU2、メモリ3、通信ユニット4、入出力I/F5等を有する。精算装置50の入出力I/F5に接続される表示装置6は、顧客用のディスプレイ、タッチパネルの表示部等の少なくとも一つである。入出力装置7は、タッチパネルのセンサ部、釣銭機(紙幣および硬貨)、クレジットカードリーダ、電子マネーリーダ、レシートプリンタ、スピーカ等を含む。精算装置50の入出力I/F5には、サーバ装置40から受信された精算情報に基づく精算処理を完了させるために必要となる表示装置6および入出力装置7が接続される。
精算装置50は、上述のようなハードウェア要素により、顧客の精算装置50への指示入力、顧客の支払い操作等のユーザ操作を受け付け、精算処理を行う。顧客の支払い操作には、たとえば、硬貨および紙幣の投入操作、釣銭の取り出し操作、クレジットカード支払いの操作、電子マネーの支払いの操作等が含まれる。
<サーバ装置40>
サーバ装置40は、いわゆるコンピュータであり、図2に示されるように、バスで相互に接続される、CPU2、メモリ3、通信ユニット4、入出力I/F5等を有する。図示されていないが、入出力I/F5には、表示装置や入出力装置が接続されていてもよい。また、サーバ装置40は、データベース42に接続され、オーダ受付装置30から送信されるオーダに関する様々な情報を記憶する。
情報処理システム1に含まれる各装置のハードウェア構成は、図1の例に制限されない。また、各装置の数、および各装置のハードウェア要素の数も、図1の例に制限されない。また、情報処理システム1は、サーバ装置40を含まなくてもよい。この場合、オーダ受付装置30はオーダ受付端末20からオーダデータを受信し、精算装置50はオーダ受付装置30から精算情報を取得すればよい。また、情報処理システム1は、POSレジスタ端末の処理の一部である精算処理をPOSレジスタ60とは別に設けられた精算装置50に対する顧客の操作に委ねる運用方法に対応していればよく、POSレジシステムがサポートする具体的な運用方法は制限されない。
[処理構成]
図3は、本実施形態における情報処理システム1の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
情報処理システム1は、オーダ受付部(注文受付部)102と、画像取得部104と、精算情報生成部106と、を含む。
本実施形態の情報処理システム1において、オーダ受付部102は、オーダ受付端末(注文受付端末)20を用いてオーダ(注文)の入力を受け付ける。
画像取得部104は、オーダの入力が行われたときに、オーダ受付端末20の周囲を撮像範囲に含む撮像装置22により撮像された画像を取得する。
精算情報生成部106は、オーダ(注文)を集計して精算情報を生成し、かつ、精算情報に画像を関連付ける。
図3の本実施形態の情報処理システム1の各構成要素は、たとえば、図1のオーダ受付端末20、オーダ受付装置30およびサーバ装置40の少なくともいずれか一つのコンピュータ10のCPU2によりメモリ3に格納されるプログラム9が読み出されて実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、たとえば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット4を介してインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。また、情報処理システム1は、図3に示されていない他の処理部を有してもよい。
本発明の情報処理システム1は、図3の構成要素の機能を、オーダ受付端末20、オーダ受付装置30、およびサーバ装置40が少なくともいずれか一つが機能の少なくとも一部ずつを分担して実現する。機能分担をどのように構成するかは特に限定されず、様々な構成が考えられる。
本実施形態では、図3の構成要素のすべての機能をサーバ装置40が実現する構成例について説明する。
図3の情報処理システム1の各構成要素は、たとえば、図1のオーダ受付端末20、オーダ受付装置30、およびサーバ装置40の少なくともいずれか一つを構成するコンピュータ10のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各実施形態の各装置を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
本実施形態のコンピュータプログラム9は、情報処理システム1を構成する少なくとも1つの情報処理装置を実現させるためのコンピュータ10に、オーダ受付端末20を用いてオーダの入力を受け付ける手順、オーダの入力が行われたときに、オーダ受付端末20の周囲を撮像範囲に含む撮像装置22により撮像された画像を取得する手順、オーダを集計して精算情報を生成し、かつ、精算情報に画像を関連付ける手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
コンピュータプログラムを記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータが使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置(たとえば、サーバ装置40)を実現するための後述する情報処理方法を実行させる。
図3に戻り、オーダ受付部102において、オーダ受付端末20を用いて入力され、受け付けられるオーダデータ(注文データ)は、たとえば、商品の識別情報(名称または商品コード等)と、その商品の注文数(発注単位で示されてよい)のオーダ内容(注文内容)を含む。受け付けられたオーダは、オーダ受付端末20からサーバ装置40またはオーダ受付装置30に通信ユニット4を介して送信される。
たとえば、オーダ受付端末20では、タッチパネルに表示されるオーダ画面にて商品画像または商品選択ボタン等へのタッチ操作などを入出力I/F5を介して受け付け、操作された商品の選択を受け付ける。さらに、商品の注文数の指定を入力またはリストにより選択操作を受け付け、指定された商品の注文数を受け付ける。注文数はデフォルト値として1が指定されていてもよく、特に注文数の変更操作が行われなかった場合には、そのままデフォルト値を注文数として受け付けてもよい。
顧客が、注文する商品を少なくとも1つ選択した後、注文を確定するための確定操作ボタン(たとえば、オーダボタン)の操作を受け付けてもよいが、必ずしも必要はなく、商品選択毎に自動的にオーダが確定する構成も排除されない。
本実施形態では、オーダ受付端末20とテーブル(オーダ発注場所となる)の位置は予め関連付けられているものとする。オーダデータは、オーダ内容とともに、端末の識別情報(または、テーブル番号等の情報でもよい)を含んでもよい。さらに、オーダ(発注)日時など他の情報を含んでもよい。
画像取得部104が取得する顔画像は、画像データそのものでもよいし、画像から抽出された特徴情報であってもよい。画像からの特徴情報の抽出処理は、オーダ受付端末20、オーダ受付装置30、およびサーバ装置40の少なくともいずれか一つで行うことができる。画像取得部104が取得する顔画像を顧客の生体情報として、顧客の精算情報に関連付ける。
このように、画像取得部104は、撮像装置22を用いて撮像された画像から顧客の顔画像の特徴情報を取得してもよい。顧客の顔画像の特徴情報とは、撮像画像内の人物の中から顧客を認識することができる画像の特徴情報である。顧客の顔画像から抽出された特徴情報は、顔画像そのものに比較して情報量が小さいので、記憶容量および通信負荷を削減できる。たとえば、オーダ受付端末20で特徴情報を取得する構成としてもよく、その場合は、オーダ受付端末20からオーダ受付装置30またはサーバ装置40への通信負荷も削減できる。顔画像の特徴情報の抽出方法および画像特徴情報を用いた顧客の認識処理方法は、公知の技術を用いることができ、詳細な説明は省略する。
また、画像取得部104は、撮像装置22に対し、焦点合わせ、露出調整、または解像度の変更、あるいは、ライト等の制御を行ってもよい。または、撮像装置22自身またはオーダ受付端末20が、これらの制御機能を持っていてもよい。
本実施形態において、オーダ受付端末20の撮像装置22によって撮像された画像は、サーバ装置40に送信された後、オーダ受付端末20のメモリ3から削除されてよい。本実施形態の画像取得部104が取得した画像は、精算情報生成部106により精算情報と関連付けられてメモリ3またはデータベース42に記憶される。そして、精算装置50による精算時に、精算情報に関連付けられた画像が顧客の識別に使用される。そのため、本実施形態において、顧客の顔画像は、顧客が飲食を終えて、精算処理を終了して帰った後は、メモリ3またはデータベース42から削除されてよい。すなわち、顧客の顔画像は、比較的短時間の期間だけ記憶されていればよく、長期間記憶しなくてよい。同じ顧客が別日に来店した場合は、その都度、顔画像を取得すればよい。
さらに、本実施形態では、顔画像に基づいて、店舗の利用者全員の中から顧客を特定する必要はなく、オーダ受付端末20でオーダの入力が行われたときから、精算装置50で精算処理を行うまでの間、その間の顧客(利用者)が区別できればよい。本実施形態では、個人の特定まで行う必要はないため、顔画像を用いた人物を識別する基準は、他の目的で顧客個人やその属性を特定し、顧客情報として蓄積する場合とは異なってよい。たとえば、本実施形態では、顔画像は、顧客の顔だけではなく、髪型や服装などを含んでもよい。恒久的な顧客の特徴よりも、現時点での顧客の特徴を抽出できればよい。
画像取得部104により画像が取得されるタイミングとなる「オーダが入力されたとき」は、以下に例示される。
(b1)オーダ受付端末20において、顧客の操作によるオーダを受け付け、商品単位、顧客単位、および端末単位の少なくともいずれか一つ、または組み合わせで確定操作がなされたとき
(b2)オーダ受付端末20からオーダデータを受信したとき
また、上記(b1)のオーダ受付端末20におけるオーダの確定方法とタイミングは、以下に例示される。これらの少なくともいずれか一つ、または、少なくともいずれか2つの組み合わせとなる。
(c1)商品(および注文数)が入力(指定または選択)する操作を受け付けたとき
(c2)オーダを顧客単位で確定するための確定ボタンの操作(第1決定入力)を受け付けたとき
(c3)オーダを確定して発注するためのオーダボタンの操作(第2決定入力)を受け付けたとき
上記(c2)で顧客単位の確定操作(第1決定入力)を受け付けた場合、発注処理を行うタイミングは、以下に例示される。
(d1)上記(c2)の顧客単位の確定操作(第1決定入力)を受け付けと同じタイミングで、顧客単位に発注処理を行う。
(d2)上記(c2)で、少なくとも1人の顧客のオーダの確定操作を受け付けた後、上記(c3)の発注操作(第2決定入力)をさらに受け付けてから、確定された顧客のオーダに基づいて発注処理を行う。
上記各操作によるオーダを、オーダ受付端末20から送信される(オーダ受付部102が受信する)タイミングは、様々考えられ、特に限定されない。
たとえば、上記(c1)の商品(および注文数)が入力(指定または選択)する操作を受け付ける度に送信してもよいし、上記(c2)のオーダを顧客単位で確定するための確定ボタンの操作(第1決定入力)を受け付けた後、顧客毎のオーダデータを送信してもよい。
また、オーダ受付端末20は、オーダデータと顧客の顔画像の画像データを送信する順序は限定されず、また、同じときに送信してもよい。たとえば、「オーダの入力が行われたとき」に、顧客の顔画像を撮像し、入力されたオーダデータと画像データをオーダ受付端末20からサーバ装置40に送信してもよい。あるいは、「オーダの入力が行われたとき」に、顧客の顔画像を撮像し、画像データをオーダ受付端末20からサーバ装置40に送信した後、オーダデータを送信してもよい。あるいは、「オーダの入力が行われたとき」に、オーダデータをオーダ受付端末20からサーバ装置40に送信し、顧客の顔画像を撮像し、画像データを送信してもよい。
また、画像取得部104は、顧客がオーダ受付端末20を利用してオーダを選択している間に撮像された、顔画像を複数フレーム(たとえば、動画像)取得してもよい。そして、上記の「オーダの入力が行われたとき」に、これらの複数フレームを全て取得してもよいし、複数フレームから選択された少なくとも1つの顔画像を取得してもよい。たとえば、画像認識処理で、人物の認識結果の尤度が所定値以上の画像を選択してもよい。また、複数フレームから抽出される特徴情報を組み合わせて人物の認識精度を上げてもよい。このように、複数フレームを利用することで、顧客の認識精度が向上する。
オーダ受付端末20における撮像装置22による撮影は、たとえば、上記の画像取得のタイミングより前から行われていてよい。本明細書では、「撮影」とは、撮像装置22のイメージセンサにより画像は検出されているが、その画像データを、顧客の顔画像として送信するための画像ファイルまたはその特徴情報としてメモリ3に記憶しない動作を指すものとする。さらに、本明細書では、「撮像」とは、撮像装置22のイメージセンサにより検出された画像を、顧客の顔画像として送信するための画像ファイルまたはその特徴情報としてメモリ3に記憶する動作を指すものとする。
本実施形態では、撮像装置22により前もって撮影されている画像を基に、画像認識処理により撮像範囲内の人の存在を検出し、所定の精度で人の顔を認識できたときに、撮像動作を行う構成としてもよい。
また、撮像装置22により撮像された画像の画質が悪く、画像認識処理による人の判別精度が低い場合に、カメラの焦点合わせ、露出調整、解像度の変更、あるいは、ライト等の制御を行ったり、撮像範囲内に入るようにカメラの向きを制御する制御部(不図示)をオーダ受付端末20が有してもよい。さらに、画質が向上するように、顧客に立ち位置や顔の向きの変更を指示したり、サングラスや帽子などを外すように指示したりするガイダンスを入出力I/F5を介して出力(画面表示または音声出力)したりする出力部(不図示)を有してもよい。
撮像装置22が撮影を開始するタイミングは様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、以下の少なくともいずれか一つ、または少なくとも2つを組み合わせでもよい。
(f1)オーダ受付端末20でオーダ操作が開始された(受け付けられた)とき(たとえば、電源投入、プログラム起動、開始ボタンの操作等も含む)
(f2)撮像装置22の撮像範囲内に顧客(人物)が入ったことを検知する検知部(不図示)により、顧客が撮像装置22の撮像範囲に入ったことが検知されたとき
上記(f2)の検知部の構成は様々考えられ、周知の人感センサ等でもよいし、画像認識処理手段により、撮像画像内の人を検出する構成でもよい。
撮像装置22により撮影を終了するタイミングは様々考えられ、以下に例示されるが、これら限定されない。また、以下の少なくともいずれか一つ、または少なくとも2つを組み合わせでもよい。
(g1)発注指示を受け付けたとき
(g2)顧客が撮像範囲から外れて所定時間経過した後、オーダ受付端末20へのユーザ操作が所定時間以上受け付けられなかったとき
(g3)オーダ受付端末20の電源オフ、プログラムの終了、モニタオフ等の操作を受け付けたとき
(g4)所定時間以上、人物が検知されなかったとき
精算情報生成部106は、顧客のオーダを集計し、顧客の精算情報を生成する。そして生成された精算情報に、顔画像を関連付ける。精算情報は、精算対象として登録された各商品の情報を含み、精算装置50が精算処理を行う際に利用する情報である。たとえば、精算情報は、注文された各商品についての、商品コード、売価情報、販売数量、値引き情報等を含む。商品コードとは、各商品を特定するために予め決められた、文字、数字、記号等から形成される識別データである。精算情報の具体的内容は制限されない。
生成された精算情報は、メモリ3に記憶されてもよいし、データベース42に格納されてもよい。また、追加注文が発生した場合は、先に生成された当該顧客の精算情報に追加する。この処理については、後述する。
また、画像取得部104が取得した画像に、複数の人物の顔画像に含まれている場合、画像から、各人物を識別し、複数の顔画像を取得するとともに、一精算情報に複数の顔画像をそれぞれ関連付ける。
図5は、精算情報生成部106によって生成される精算情報130の構造の一例を示す図である。
本実施形態において、精算情報130は、対応する顧客の顔画像と関連付けて生成される。
なお、精算情報の実体は、上述したように、精算に関する様々な情報が含まれる、複数のフィールドと複数レコードからなるデータの集合である。また、顔画像の実体も、画像データ、または特徴情報の少なくともいずれか一方を含むバイナリデータまたはデータの集合である。ここでは、説明を簡単にするために、1レコードで示してある。本実施形態における精算情報生成部106による、精算情報と顔画像の関連付けは、たとえば、それぞれの情報に付与される識別情報(たとえば、データの集合の配列名等)を少なくとも紐付けて1レコードとすればよい。
精算情報生成部106により生成される精算情報130は、図1の通信ユニット4を介して、サーバ装置40から精算装置50に送信される。あるいは、精算装置50が必要なとき(顧客が精算処理を行うとき等)に、サーバ装置40に要求して受信してもよい。
[動作例]
以下、本実施形態における情報処理システム1の動作例について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態における情報処理システム1の動作例を示すフローチャートである。図示される各ステップは、たとえば、図3の各構成要素により実行される。
本発明の情報処理システム1は、その実現方法として複数の構成例が考えられるため、構成例毎に情報処理方法の各手順を実行する装置(コンピュータ10)、または装置の組み合わせが異なり、いずれの装置(コンピュータ10)によって情報処理方法の各手順を実行するかは、様々な形態が考えられる。
本実施形態では、サーバ装置40(コンピュータ10)によって、情報処理方法の各手順が実行される。他の例では、オーダ受付装置30およびオーダ受付端末20の少なくともいずれか一つによって、情報処理方法の少なくとも一部の手順が実行されてもよい。
本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、情報処理装置(本実施形態では、サーバ装置40)の情報処理方法であり、サーバ装置40を実現するコンピュータ10により実行される情報処理方法である。
本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置(サーバ装置40)が、オーダ受付端末20を用いてオーダの入力を受け付け(ステップS121)、オーダの入力が行われたときに(ステップS105のYES)、オーダ受付端末20の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された画像を取得し(ステップS123)、オーダを集計して精算情報を生成し(ステップS125)、かつ、精算情報に画像を関連付ける(ステップS127)、ことを含む。
以下、顧客によるオーダ受付端末20の操作の手順とともに、詳細に説明する。
まず、顧客は、オーダ受付端末20を操作して、商品のオーダを行う。このとき、コンピュータ10は、顧客のオーダを受け付けて、サーバ装置40またはオーダ受付装置30にオーダデータを送信し、オーダを発注する処理を行う。オーダ受付端末20等の操作端末を用いたオーダの受付処理方法および発注処理方法については、特に限定されず、本明細書では詳細な説明は省略する。
オーダ受付端末20では、予め、または、顧客の操作により、電源が投入されると、プログラムが実行されてオーダ受付処理が開始される。そして、撮像装置(カメラ)22が起動され(ステップS101)、顧客の顔の撮像が開始される。撮像装置22の起動のタイミングは、これに限定されず、後述するステップS109で顧客の顔画像をサーバ装置40に送信するタイミングの前までであればよい。好ましくは、顧客がオーダ受付端末20を手に持ち、オーダする商品やサービスを選んでいる最中から撮像して複数フレームを取得し、前述したように、顔画像の認識精度を向上させるとよい。
顧客によるオーダ受け付け内容は、たとえば、商品名(注文数を含んでよい)の選択または指定を含む。ステップS103では、たとえば、オーダ受付端末20において商品名の選択と注文数が顧客の操作により入力されると、入力が受け付けられ、オーダデータがサーバ装置40に送信される(ステップS103)。ステップS103で、オーダ入力が受け付けられると(ステップS105のYES)、撮像装置22により顧客の顔が撮像され(ステップS107)、その顧客の顔画像がサーバ装置40に送信される(ステップS109)。オーダ入力を受け付けない間は(ステップS105のNO)、ステップS101に戻る。
一方、サーバ装置40において、オーダ受付部102が、オーダ受付端末20から送信されたオーダデータを受信する(ステップS121)。そして、画像取得部104が、オーダ受付端末20から送信された顧客の顔画像を受信する(ステップS123)。さらに、精算情報生成部106が、ステップS121で受信したオーダデータを基にオーダを集計して精算情報を生成する(ステップS125)。そして、精算情報に画像を関連付け(ステップS127)、メモリ3に記憶する。
図6の例では、ステップS121でのオーダデータの取得は、商品単位または顧客単位で行われる。ステップS125におけるオーダの集計は、ステップS121で取得したオーダデータを、顧客単位で集計する。図6の例は、複数の顧客がオーダ受付端末20を利用して続けて注文する構成を含んでいるが、複数の顧客を区別する具体的な構成については、後述する。顧客毎に、図6のフローが実行されればよい。
次に、本実施形態の情報処理システム1におけるオーダに基づく精算情報の生成処理と、発注処理の手順の具体例を説明する。以下の3つの例について図7〜図9のフローチャートを用いて説明する。
(例1)オーダの確定操作(決定入力)で確定し、精算情報の生成処理を行う。(発注処理は限定しない。)
(例2)顧客毎のオーダの確定操作で顧客毎のオーダを確定し、複数の顧客のオーダについて発注操作で発注処理を行う。(2段階の操作を受け付ける。)
(例3)オーダの確定操作で確定し、精算情報の生成処理とオーダ発注処理を行う。(1回の操作で発注処理まで行う。)
本実施形態における情報処理システム1で実行される各処理の実行順序は、図7〜図9の各図に示される例に限定されない。各処理の実行順序は、内容的に支障のない範囲で変更することができる。
<例1:オーダの確定操作(決定入力)による精算情報の生成処理>
図7は、本実施形態における情報処理システム1の動作例を示すフローチャートである。図示される各ステップは、たとえば、図3の各構成要素により実行される。図7の例は、顧客がオーダを入力し、確定操作(オーダ決定入力)を受け付けたとき、精算情報を生成し、当該顧客の顔画像に関連付ける。
本実施形態において、オーダ受付部102は、第1の決定入力(オーダ決定入力)をさらに受け付ける。精算情報生成部106は、オーダ決定入力を受け付ける毎にオーダを集計し、顧客毎の精算情報を生成し、顧客の顔画像と関連付ける精算情報を生成する。
図7のフローチャートにおける、オーダ受付端末20の処理手順は、図6のフローチャートの処理手順と同様なステップS101、ステップS103、ステップS107、およびステップS109を含み、さらに、ステップS141およびステップS143を含む。
図7の例では、ステップS103で、オーダ受付端末20において、オーダ画面にて少なくとも一つの商品名の選択と注文数が顧客の操作による入力が受け付けられ、受け付けられたオーダはメモリ3に記憶される。そして、オーダを確定する確定ボタンの押下(オーダ決定入力)を受け付ける前までは(ステップS141のNO)、ステップS101に戻り、入力の受け付けが繰り返される。
確定ボタンの押下(オーダ決定入力)を受け付けたとき(ステップS141のYES)、ステップS107に進み、顧客の顔画像を撮像装置22により撮像し(ステップS107)、サーバ装置40に送信する(ステップS109)。このとき、ステップS103で受け付け、メモリ3に蓄積されていたオーダをサーバ装置40に送信する(ステップS143)。
サーバ装置40側の処理手順自体は図6の例と変わらないが、サーバ装置40が精算情報を生成するタイミングが異なる。すなわち、図6の例では、商品毎、または顧客毎に精算情報が生成される構成を両方含んでいるが、図7の例では、特に、顧客毎に精算情報が生成される構成を示している。
なお、ステップS103で受け付けたオーダデータは、図6の手順と同様にオーダ受付毎にサーバ装置40に送信してもよい。
また、ステップS143のサーバ装置40へのオーダデータの送信処理は、ステップS109の画像データと同時に行ってもよいし、ステップS109の後に行ってもよいし、ステップS107で撮像処理を行うより前に行ってもよい。
そして、ステップS109の後、次の顧客が注文操作を開始、または、追加注文のために再び同じ顧客が注文操作を開始したとき、ステップS101に戻り、オーダ受付端末20は処理を開始する。このとき、既にカメラが起動している場合、ステップS103から処理を開始してもよい。
このように、顧客毎に、オーダを入力した後、オーダ決定入力(確定操作)を受け付けたとき、サーバ装置40にオーダデータと顧客の顔画像が送信され(ステップS143、ステップS109)、サーバ装置40では、ステップS121で受信した顧客のオーダデータを基に、精算情報生成部106が顧客のオーダを集計して、精算情報を生成するとともに(ステップS125)、ステップS123で受信した画像データを、ステップS125で生成された精算情報に関連付ける(ステップS127)。そして、生成された精算情報130は、メモリ3に記憶され、後に精算装置50において顧客が帰る際の精算処理に使用されることになる。
この構成によれば、顧客毎のオーダを集計して精算情報を生成するとともに、当該顧客の顔画像を精算情報に関連付けることができる。後に、顧客が帰るときに、伝票を持たずに、精算装置50で精算処理を行うための精算情報を生成できる。
<発注操作受け付け(第2のオーダ決定入力)による精算情報の生成>
次の例では、端末単位の発注操作で、複数の顧客のオーダをまとめて発注処理する構成について、説明する。
図8は、本実施形態の情報処理システム1の動作例を示すフローチャートである。図示される各ステップは、たとえば、図3の各構成要素により実行される。
図6および図7の例と異なり、図8の例では、顧客毎または商品毎のオーダの確定に加え、さらに、発注指示を受け付けるオーダボタンの操作(第2の決定入力)を受け付け、発注処理を行う構成を含む。
本実施形態において、情報処理システム1(サーバ装置40)は、オーダに基づく発注処理を行う発注処理部(不図示)をさらに備える。オーダ受付部102は、第2の決定入力(発注指示入力)をさらに受け付ける。発注出力部は、発注指示入力が受け付けられたときに、オーダに基づく発注処理を行う。
オーダ受付端末20におけるオーダ受付処理は、図6または図7と同様であり、図6のステップS101〜ステップS107、または図7のステップS101〜ステップS109(ステップS141、ステップS143を含む)は、説明を簡単にするためステップS161のサブルーチンで示される。
ステップS161で、オーダ受付端末20において、オーダ画面にて顧客毎にオーダを受け付け、顧客毎のオーダデータと画像データをオーダ受付部102と画像取得部104がそれぞれ取得する(ステップS121とステップS123)。たとえば、図4の顧客U1〜顧客U3の順に、オーダ受付端末20を用いてオーダを入力する。ステップS121とステップS123でデータを受信した後、顧客毎に、オーダデータを集計して精算情報を生成し(ステップS171)、生成された精算情報に当該顧客の顔画像それぞれを関連付ける(ステップS173)。
本実施形態では、決定入力を受け付けたときが、顧客の画像データを画像取得部104が取得するタイミングなので、ステップS123で画像データを受信したとき、その画像データの顧客のオーダが確定したことを意味する。
そこで、精算情報生成部106は、ステップS121で受信したオーダデータを集計し、精算情報を生成する(ステップS171)。さらに、ステップS123で受信した顔画像またはその特徴情報を精算情報に関連付けてメモリ3に記憶する(ステップS173)。
一方、オーダ受付端末20において、全ての顧客の注文が終了したとき、顧客が画面上のオーダボタンを押下すると、発注指示入力を受け付け(ステップS163のYES)、オーダ受付端末20からサーバ装置40に発注指示が送信される(ステップS165)。発注指示入力を受け付けるまでの間は(ステップS163のNO)、ステップS161の出力を繰り返す。
サーバ装置40では、オーダ受付端末20からの発注指示を受信すると(ステップS175のYES)、発注処理部により、通信ユニット4を介してオーダデータがオーダ受付装置30に送信され、オーダに基づく発注処理が行われる(ステップS177)。発注指示を受信するまでの間は(ステップS175のNO)、ステップS121に戻る。
ここで、発注処理とは、たとえば、オーダ受付装置30にオーダデータを送信し、厨房のプリンタにオーダ内容を印字出力させ、オーダ指示を調理人等に伝達すること等を含む。発注処理については、特に限定されず、本明細書では詳細な説明は省略する。
図8の例では、図10(a)に示すように、一発注(たとえば、テーブル単位)に対し、顧客の顔画像が関連付けられた精算情報を少なくとも1レコード(図では2レコード)が対応付けられる。
また、上述したように、精算情報の実体は、複数のフィールドと複数レコードからなるデータの集合であり、顔画像の実体も、画像データ、または特徴情報の少なくともいずれか一方を含むバイナリデータまたはデータの集合である。ここでは、説明を簡単にするために、略号で示してある。
この構成によれば、顧客毎の集計を、画像データを受信する度に行い、各顧客の精算情報を顔画像と関連付けてメモリ3に記憶できるので、顧客が帰るときに、伝票を持たずに、精算装置50で顧客各々が精算処理を行うための精算情報を生成できる。
<第1オーダ決定入力(確定および発注操作)による精算情報の生成>
次の例では、顧客による確定操作(第1決定入力)毎に、顧客単位のオーダに基づく発注処理を行う構成について、説明する。
図9は、本実施形態の情報処理システム1の動作例を示すフローチャートである。図示される各ステップは、たとえば、図3の各構成要素により実行される。
図6〜図8の例とは異なり、図9の例では、オーダ確定と発注処理を確定操作毎に受け付ける構成を含む。
本実施形態において、情報処理システム1(サーバ装置40)は、オーダに基づく発注処理を行う発注処理部(不図示)をさらに備える。オーダ受付部102は、オーダの決定入力をさらに受け付ける。オーダの決定入力を受け付けたとき、画像取得部104が、顧客の顔画像を取得し、精算情報生成部106が、顧客のオーダを集計し、顧客の精算情報を生成し、顧客の顔画像と関連付け、発注処理部が、オーダに基づく発注処理を行う。
オーダ受付端末20によるオーダ受付処理は、図7と同様である。また、サーバ装置40におけるオーダデータと画像データの受信、精算情報の生成、精算情報への画像の関連付け等の処理も図6または図7と同様である。ステップS127で精算情報が生成された後、発注処理部がオーダに基づき発注処理を行う(ステップS177)。
図8の例では、顧客毎に確定されたオーダデータを基に複数の顧客のオーダをまとめて発注処理する構成を含むが、図9の例では、確定されたオーダデータを基に、確定毎にオーダを発注処理する構成を含む。
図9の例では、図10(b)に示すように、一発注(たとえば、テーブル単位)に対し、顧客の顔画像が関連付けられた精算情報1レコードが対応付けられる。
上述したように本実施形態では、オーダ受付部102によりオーダ受付端末20を用いたオーダが受け付けられ、オーダ入力が行われたときに、画像取得部104によりオーダ受付端末20の周囲を撮像した画像が取得される。その結果、顧客の顔画像が取得され、精算情報生成部106により、オーダが集計されて精算情報が生成され、生成された精算情報に顧客の顔画像が関連付けられる。
本実施形態の情報処理システム1によれば、顧客が顔画像などの生体情報の入力を意識せずに、オーダを顧客毎に自動的に集計して精算情報を生成するとともに、当該顧客の顔画像を精算情報に関連付けることができるという効果を奏する。このようにして生成された精算情報によって、顧客は伝票を持たずに、また、店員に自分のオーダ内容を伝えることなく、精算装置50で自動的に顧客別の精算情報が取得されて顧客毎に精算処理を行うことができるようになる。
(第2の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態のオーダ受付装置30により取得した顧客の顔画像に基づいて、精算情報を取得し、顧客が精算装置50に移動して顧客毎の精算処理を行える構成を有する。また、本実施形態では、顧客の顔画像から特徴情報を抽出し、精算情報に関連付ける構成をさらに有する。
以下、本実施形態における情報処理システム1について、上記実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、上記実施形態と同様の内容については適宜省略する。
[処理構成]
図11は、本実施形態における情報処理システム1の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
情報処理システム1では、オーダ受付装置30またはサーバ装置40の構成として、上記実施形態と同様なオーダ受付部102および精算情報生成部106を有するとともに、さらに、第1画像取得部204と、第1抽出部206とを有する。
情報処理システム1は、精算処理を行う構成として、第2画像取得部222と、第2抽出部224と、特定部226と、精算情報取得部228と、精算制御部230と、を備える。
本実施形態において、情報処理システム1(サーバ装置40)は、画像取得部104により取得された顧客の顔画像の特徴情報を抽出する第1抽出部206をさらに備える。
なお、上記実施形態の画像取得部104と同じ機能を有する第1画像取得部204をさらに備える。
精算情報生成部106は、抽出された顧客の顔画像の特徴情報を前記精算情報に関連付ける。
さらに、本実施形態において、情報処理システム1(精算装置50またはサーバ装置40)は、精算処理を行う精算装置50の利用者を撮像装置22により撮像した画像を取得する第2画像取得部222と、画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する第2抽出部224と、抽出された利用者の特徴情報と注文受付時に撮像された少なくとも1人の顧客の顔画像の特徴情報を照合し、利用者の特徴情報に対応する顧客の特徴情報を特定する特定部226と、特定された顧客の特徴情報に関連付けられた顧客の精算情報を取得する精算情報取得部228と、取得された精算情報に基づいて、精算装置50に顧客別に精算処理させる精算制御部230と、をさらに備える。
第1抽出部206または第2抽出部224は、たとえば、顧客の顔を、撮像装置22を用いて撮像して取得される顔画像から各個人を識別可能な特徴情報を抽出する。
図12は、本実施形態の情報処理システム1の精算装置50周辺の配置の一例を示す図である。
精算装置50は、フロアから店外に出る前に通る経路の途中に設置されるのが好ましい。また、未精算のまま顧客が店外に出てしまわないように、精算装置50から出口に進めないような工夫がなされているのが好ましい。
本実施形態では、第1画像取得部204に顔画像を送信する撮像装置22は、オーダ受付端末20を用いてオーダをする顧客が撮像範囲(図4の破線R1で示す領域内)に入るように設置されるとともに、撮像範囲が制御される。また、第2画像取得部222に顔画像を送信する撮像装置(カメラ)22は、精算装置50の利用者が撮像範囲(図12、破線R2で示す領域内)に入るように設置されるとともに、撮像範囲が制御される。
また、第2画像取得部222は、精算装置50の利用者が精算を行う前に、利用者の顔画像を取得する。たとえば、撮像装置22は、人が精算装置50の前に立ち、精算装置50の周囲の撮像範囲R2内に利用者が存在していることが検知されたときに、その利用者の顔画像を撮像してもよい。または、撮像装置22は、常時撮影を行っていてもよく、画像認識処理により、撮像画像内に人が検出され、所定の精度で人の顔を認識できたときに、撮像動作を行う構成としてもよい。
本実施形態の第1画像取得部204が利用する撮像装置22は、上記実施形態のオーダ受付端末20の撮像装置22と同様の機能を有してよい。
第1抽出部206および第2抽出部224は、撮像装置22を用いて撮像された画像から顧客の顔画像の特徴情報を取得してもよい。顧客の顔画像の特徴情報とは、撮像画像内の人物の中から顧客を認識することができる画像の特徴情報である。本実施形態では、顧客の顔画像の特徴情報は、顧客の顔画像から抽出された特徴情報であり、顔画像そのものに比較して情報量が小さい。顔画像の特徴情報の抽出方法および画像特徴情報を用いた顧客の認識方法は、公知の技術を用いることができ、詳細な説明は省略する。
精算装置50は、サーバ装置40から送信される精算情報130を用いて、精算処理を実行する。
精算処理は、合計金額を顧客に提示する処理、支払い方法を顧客に選択させる処理、選択された支払い方法での支払いを受け付ける処理、釣銭を払い出す処理、レシートを出力する処理、精算完了を提示する処理を含む。当該精算処理は、レシートの要否を顧客に選択させる処理、領収書の発行の要否を顧客に選択させる処理、領収書出力処理、会員カードの読み取り処理等、一般的な精算の流れに沿う他の処理を含んでもよい。
精算情報取得部228は、サーバ装置40から送信された精算情報130を受信し、記憶部(図1のメモリ3等)に記憶する。そして、顧客は精算装置50周辺に移動する。撮像装置22の撮像範囲R2に入った利用者を撮像装置22が撮像し、第2画像取得部222に送信する。第2抽出部224は、第2画像取得部222が受信した利用者の顔画像から特徴情報を抽出する。そして、特定部226が、サーバ装置40から受信した精算情報に紐付けられている顔画像の特徴情報を照合する。そして、精算情報取得部228は、利用者の顔画像の特徴情報に対応する顧客の顔画像の特徴情報を検出し、検出された顧客の顔画像の特徴情報に関連付けられている精算情報を取得する。
本システムでは、顧客が飲食店のフロアのテーブル等でオーダ受付端末20を用いてオーダする。そして、食事が終わったとき、店外に出る前に精算装置50まで移動し精算処理を行う。
[動作例]
以下、本実施形態における情報処理システム1の動作例について図13を用いて説明する。図13は、本実施形態における情報処理システム1の精算装置50の動作例を示すフローチャートである。図示される各ステップは、たとえば、図1の各処理ユニットにより実行される。図13の精算装置50の処理手順の分担は、一例であり、これらに限定されず、これらの手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。さらに、他の実施形態では、本実施形態の情報処理方法の処理手順の少なくとも一部を、サーバ装置40が実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される。
本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置(精算装置50)が、精算装置50の利用者の顔画像を取得し、取得された顔画像から特徴情報を抽出し(ステップS203)、精算情報に関連付けられた顧客の顔画像の特徴情報と、取得された利用者の顔画像の特徴情報を照合し(ステップS205)、利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を検出し(ステップS207のYES)、検出された顧客の特徴情報に関連付けられている精算情報を取得し(ステップS209)、精算装置50を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う(ステップS211)、ことを含む。
以下、詳細に説明する。
上記実施形態で説明したように、サーバ装置40のメモリ3に記憶された精算情報130は、サーバ装置40から精算装置50に通信ユニット4を介して送信される。このとき、精算装置50では、サーバ装置40から送信された精算情報130を、通信ユニット4を介して受信する(ステップS201)。受信した精算情報130は精算装置50のメモリ3に蓄積される。
そして、第2画像取得部222が、精算装置50の撮像装置22を用いて利用者の顔画像を取得し、第2抽出部224が、顔画像の特徴情報を抽出する(ステップS203)。たとえば、第2画像取得部222は、精算装置50の撮像範囲R2内に入ってきた利用者を撮像装置22により撮像した利用者の顔画像を取得する。
そして、特定部226が、ステップS201で受信した精算情報130に関連付けられた顧客の特徴情報と、ステップS203で取得した利用者の特徴情報を照合する(ステップS205)。利用者の特徴情報に対応する顧客の特徴情報が検出された場合(ステップS207のYES)、精算情報取得部228が、検出された顧客の特徴情報に関連付けられている精算情報を取得する(ステップS209)。そして、精算制御部230が、精算装置50を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を実行する(ステップS211)。ステップS207で、一致する特徴情報が見つからなかった場合(ステップS207のNO)、精算処理を行わず本処理を終了してもよい。
本実施形態における情報処理システム1で実行される各処理の実行順序は、図13に示される例に限定されない。たとえば、ステップS201でサーバ装置40から送信された精算情報130を、精算装置50が受信しているが、精算装置50からサーバ装置40に対し、精算情報130の送信を要求し、要求に応じてサーバ装置40から精算装置50に精算情報が送信されてもよい。
また、精算情報の受信は、ステップS203で顧客の顔画像の特徴情報が抽出された後、ステップS205で照合処理の前でもよい。また、他の実施形態では、精算装置50からサーバ装置40に顧客の顔画像または画像の特徴情報を送信し、サーバ装置40でメモリ3またはデータベース42に記憶される顧客の精算情報に関連付けられている顔画像または特徴情報と、利用者の顔画像または画像の特徴情報を照合する処理を行ってもよい。そして、対応する顧客の顔画像または画像の特徴情報が検出された場合に、対応する精算情報を取得し、取得された精算情報をサーバ装置40から精算装置50に送信し、精算装置50で精算情報に基づく精算処理を行ってもよい。
この構成では、サーバ装置40が、第2画像取得部222と、第2抽出部224と、特定部226と、精算情報取得部228と、精算制御部230とを有する。
ステップS207で対応する特徴情報が見つからなかった場合、第2画像取得部222は、利用者にもう一度、顔画像の撮影を行うようにメッセージを出力(画面表示または音声出力)してもよい。または、第2画像取得部222が、撮像装置22の焦点合わせ、露出調整、解像度の変更、あるいは、ライト等の制御を行ったり、利用者が撮像範囲R2内に入るようにカメラの向きを制御したり、または、画像の精度が向上するように、利用者に立ち位置や顔の向きの変更を指示したり、サングラスや帽子などを外すように指示したりするガイダンスを出力(画面表示または音声出力)したりして、ステップS203に戻ってもよい。
上述したように本実施形態では、精算装置50において、第2画像取得部222により利用者の撮像画像が取得され、第2抽出部224により利用者の顔画像の特徴情報が抽出される。そして、特定部226により、利用者の特徴情報と、サーバ装置40で生成された精算情報に関連付けられている顧客の特徴情報が照合される。一致する顧客の特徴情報が検出されたとき、精算装置50にて、当該顧客の精算情報に基づく精算処理が行われる。
従来技術では、たとえば、オーダ時等に顧客に精算情報の識別情報を記録した媒体(たとえば、伝票)を渡して精算時利用していた。食事終了後に、顧客がその媒体を持ってPOSレジスタ60のところまで行き、店員に渡して精算する。このとき、複数の顧客が同じテーブルで食事をする場合、注文も一緒に行うので、同じ伝票に複数の顧客のオーダが一緒に含まれる。精算時に顧客が個別会計を希望した場合には、店員が個別に商品を指定して会計処理を行うため、煩雑で手間がかかった。
本実施形態の情報処理システム1によれば、オーダーエントリーシステムにおいて、顧客のオーダ情報を記録した媒体(たとえば、伝票)の提示を不要とし、かつ、顧客が個別に自分で精算処理を行うことができるので、利便性が高いという効果を奏する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。以下に示す各実施形態は、矛盾のない範囲で適宜組み合わせることができる。
<未精算者の検知>
本実施形態では、さらに、未精算で店舗を退出する顧客を検知する構成を有してもよい。
本実施形態において、情報処理システム1は、さらに、店舗内から外部に退出する退出者の顔画像を取得する第3の画像取得部(不図示)と、未精算の精算情報に関連付けられた顧客の画像の特徴情報と、第3の画像取得部により取得された退出者の顔画像またはその特徴情報を照合し、一致した場合に出力を行う出力部(不図示)を備えてもよい。
第3の画像取得部は、店舗の出口に設けられ、店舗からの退出者の顔を撮像する撮像範囲を有する撮像装置22によって退出者の顔を撮像し、顔画像を取得する。
この実施形態において、精算情報は、図5の精算情報130には、さらに、精算済みフラグが関連付けされる。この精算済みフラグを用いて、退出者が未精算か否かを判別することができる。
精算装置50を用いて精算処理が終了した顧客の精算情報に、精算制御部230が精算済みフラグをセットして関連付ける。サーバ装置40で精算情報を生成したときに、精算済みフラグをリセットし、精算制御部230が精算後に精算済みフラグをセットしてもよい。
また、フラグを使用しない構成も考えられる。たとえば、サーバ装置40のメモリ3または、精算装置50のメモリに記憶されている未精算分の精算情報について、精算制御部230により精算が完了したら、対応するレコードを削除する構成でも同様の機能を実現できる。精算済みのレコードを削除することで、出力部は、精算情報内に、退出者の顔画像または画像の特徴情報と一致する顔画像または画像の特徴情報のレコードが残っているかを調べればよく、顔画像または画像の特徴情報が残っている退出者は未精算であることを検知できる。なお、ここで削除されるのは、本実施形態で使用する精算情報と顔画像または画像の特徴情報を関連付ける情報であり、精算情報の実体データそのものは削除されなくてよい。
未精算の退出者の顔画像が検出された場合の出力部の出力は、様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。以下の出力の少なくともいずれか1つ、または少なくとも2つを組み合わせてもよい。
(h1)店舗出口の自動ドアを開放禁止に制御する信号を出力する。
(h2)警報音または音声を出力する。ランプ等の点灯または点滅制御信号を出力する。
(h3)店員、警備室または警備員等への通報出力を行う。
この構成によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、顧客が故意に、またはうっかり未精算のまま退出することを防止できる。
<精算情報承認操作受付>
さらなる他の実施形態では、上記実施形態の少なくともいずれか1つと同様な構成を有するとともに、さらに、精算装置50で利用者に対応するとして取得された精算情報を、精算前に利用者に提示して承認操作を受け付けて場合に精算処理を行う構成を有する。
本実施形態の情報処理システム1は、さらに、精算処理の前に、精算情報取得部228により取得された精算情報を利用者に提示する提示部(不図示)と、提示された顧客の精算情報に関し、当該利用者による承認操作を受け付ける受付部(不図示)と、をさらに有する。
そして、精算制御部230は、受付部により承認操作を受け付けたとき、承認された顧客の精算情報に基づいて精算装置50に精算処理させる。
提示部は、図1の表示装置6に対し、入出力I/F5を介して精算情報を出力して表示させる。なお、レシート等への印字出力する構成も排除されない。精算情報は、全て表示してもよいし、一部を表示してもよい。支払い金額だけを表示したり、注文した商品の名称、個数、単価等の少なくともいずれかを表示したり、クーポン利用情報だけ表示したり、表示する内容や方法は特に限定されない。また、利用者の操作を受け付けて表示内容を変更できてもよい。たとえば、表示内容や方法を利用者が選択できる構成を有してもよい。
利用者が表示された精算情報を見て、精算内容が自分のものであるか、また、クーポンが適正に適用されているか、注文数が間違っていないか等の少なくともいずれかを確認できるとよい。
承認操作は、たとえば、図1の入出力装置7に利用者が操作を行い、その操作信号が入出力I/F5を介して入力され、受付部が受け付けることができる。また、受付部が利用者による承認操作そのものを受け付けなかった場合であっても、その精算情報に対する支払い処理を利用者が開始したことで、承認操作を受け付けたものとして処理を進めてもよい。
この構成によれば、顧客毎に精算内容を確認した上で、利用者が支払いを行うことができる。
<精算時に顔画像を確認>
さらなる他の実施形態では、精算時に店員または本人が、精算情報に関連付けられている顔画像を確認できる構成を有してもよい。
本実施形態の情報処理システム1は、さらに、特定部226により特定された顧客に対応する、少なくとも1人の利用者の撮像画像を表示する表示部を有してもよい。
また、さらに、情報処理システム1は、表示部により表示された撮像画像の中から精算処理する少なくとも1人の顧客の画像の選択を受け付ける受付部を有してもよい。
精算情報取得部228は、選択された顧客の画像が関連付けられた精算情報を取得し、精算制御部230は、取得された顧客の精算情報に基づいて、精算装置50に精算処理させる。
この構成によれば、店員または本人が、支払いを行う精算情報が本人のものであるかを顔画像で確認することができるので、間違って他人の支払いを行ってしまうのを未然に防ぐことができる。
<顔画像の取得時ガイダンス>
さらなる他の実施形態では、画像取得部104または第1画像取得部204において、取得される画像の画質を上げるために、顧客または利用者に対し、撮像を再度行う指示や撮像画像の画質を上げるためのガイダンスを出力する指示部(不図示)をさらに備えてもよい。
指示部は、画像取得部104または第1画像取得部204において、顧客または利用者を識別できる精度の情報が取得できなかったとき、顧客または利用者に対し、もう一度、画像データを取得するための読み取り操作や動作を促すメッセージを出力する表示装置6または入出力装置7のスピーカ等から出力(画面表示または音声出力)する。その際、より精度を向上させるために、たとえば、顔が撮像範囲内に入るように、そして、画像が鮮明になるように、顧客や利用者に適切な立ち位置や顔の向きを指示したり、サングラスや帽子などを外すように指示したりするガイダンスを表示装置6または入出力装置7のスピーカ等から出力(画面表示または音声出力)してもよい。
この構成によれば、顔画像または画像の特徴情報を取得する際に、より高い認識精度で取得することが可能になり、誤認識の発生率を低減できる。
<追加注文時の処理>
さらなる他の実施形態において、顧客が注文を追加するための構成について説明する。
画像取得部104により顔画像が取得されたとき、精算情報を参照し、取得した顔画像と精算情報に関連付けられている顔画像を照合し、一致する顔画像が検出された場合、対応する顧客の精算情報を取得する。そして、このときにオーダ受付部102により取得されたオーダを加えて集計し、追加オーダを含む当該顧客の精算情報を生成する。
また、この構成において、取得した顔画像と一致した精算情報に関連付けられている顔画像が検出されたとき、その画像をオーダ受付端末20のディスプレイに表示して、顧客に本人であるか確認し、承認操作を受け付ける確認部(不図示)をさらに備えてもよい。顧客による承認操作を受け付けた場合には、上述した追加オーダの情報を追加する処理を行う。承認されなかった場合(否認操作を受け付けた場合)、撮像装置22による顔画像の撮像を再度行うためのガイダンスを出力し、画像取得部104が顧客の顔画像を取得し直す。そして、精算情報生成部106が取得された顔画像と精算情報に関連付けられている顔画像を照合し、一致する顔画像が見つかるまで、再撮像処理を繰り返す。
この構成によれば、追加オーダを受け付けた場合にも、顧客毎に精算情報を集計し直して、追加オーダを含む顧客の精算情報を生成することができ、精算時にも追加オーダを含む顧客の精算情報に基づいて精算処理を行うことができるので、利便性が高い。
<オーダ受付端末20をスマートフォンで実現>
さらなる他の実施形態において、オーダ受付端末20を顧客のスマートフォン等の携帯端末を用いて実現する構成について説明する。
本実施形態では、顧客のスマートフォンに、本情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するアプリケーションプログラムをインストールする。そして、アプリケーションをスマートフォンのCPUに実行させることにより、上記実施形態で説明したオーダ受付端末20の処理機能を実現してもよい。
この形態では、ユーザは、事前に本情報処理システム1のサービスを利用するためのユーザ登録などを行い、サーバ装置40には、インターネット等のネットワークを介して接続してもよいし、店舗内の無線LAN設定を行うことでルータ70を介してサーバ装置40に接続できる構成としてもよい。このとき、セキュリティ確保のための対策処理も適切に行うのが好ましい。
この構成によれば、ユーザの携帯端末を用いて、オーダーエントリーシステムを顧客が利用できることになり、利便性が向上する。
<POSレジスタ60利用の精算処理>
上記実施形態では、精算装置50で店員ではなく顧客が自身で精算する場合について説明した。
さらなる他の実施形態では、本発明の情報処理システム1のPOSレジスタ60が、精算処理を行う構成を有する。
この例では、POSレジスタ60が、第2画像取得部222と、第2抽出部224と、特定部226と、精算情報取得部228と、精算制御部230と、を備える。
たとえば、第2画像取得部222が、POSレジスタ60の前に会計のために立った顧客の顔を撮像する撮像装置22を利用して顧客の顔画像を取得する。第2抽出部224、特定部226、および精算情報取得部228、精算制御部230の動作は、上記実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
そして、精算情報取得部228が顧客毎の精算情報を取得し、POSレジスタ60に精算情報、たとえば、会計金額が顧客用ディスプレイと店員用ディスプレイの両方に表示される。そして、顧客毎に会計手続きを行うことができる。
この構成によれば、精算装置50だけでなく、POSレジスタ60でも顧客別の会計をスムーズに行うことが可能になる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 注文受付端末を用いて注文の入力を受け付ける受付手段と、
前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に前記画像を関連付ける精算情報生成手段と、
を備える注文受付装置。
2. 前記受付手段は、第1の決定入力をさらに受け付け、
前記画像取得手段は、前記第1の決定入力を受け付けたとき、顧客の顔画像を取得し、
前記精算情報生成手段は、前記第1の決定入力を受け付ける毎に前記注文を集計し、前記顧客毎の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付ける、
1.に記載の注文受付装置。
3. 前記注文に基づく発注処理を行う発注処理手段をさらに備え、
前記受付手段は、第2の決定入力をさらに受け付け、
前記発注処理手段は、前記第2の決定入力が受け付けられたときに、前記注文に基づく発注処理を行う、
2.に記載の注文受付装置。
4. 前記注文に基づく発注処理を行う発注処理手段をさらに備え、
前記受付手段は、前記注文の決定入力をさらに受け付け、
前記注文の決定入力を受け付けたとき、
前記画像取得手段が、顧客の顔画像を取得し、
前記精算情報生成手段が、前記顧客の前記注文を集計し、前記顧客の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付け、
前記発注処理手段が、前記注文に基づく発注処理を行う、
1.に記載の注文受付装置。
5. 前記画像取得手段により取得された顧客の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段をさらに備え、
前記精算情報生成手段は、抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けて前記精算情報を生成する、
1.から4.いずれか1つに記載の注文受付装置。
6. 精算処理を行う精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する画像取得手段と、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
抽出された前記利用者の特徴情報と注文受付時に撮像された少なくとも1人の顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する特定手段と、
特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する取得手段と、
取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる精算制御手段と、
を備える精算装置。
7. 前記精算処理を行う前に、前記精算情報取得手段により取得された顧客の前記精算情報を前記利用者に提示する提示手段と、
提示された前記顧客の精算情報に関し、当該利用者による承認操作を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
前記精算制御手段は、
前記受付手段により前記承認操作を受け付けたとき、承認された前記顧客の精算情報に基づいて前記精算装置に精算処理させる、
6.に記載の精算装置。
8. 前記特定手段により特定された顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する表示手段と、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の顧客の選択を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
前記精算情報取得手段は、選択された前記顧客の精算情報を取得し、
前記精算制御手段は、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる、
6.または7.に記載の精算装置。
9. 情報処理装置が、
注文受付端末を用いて注文の入力を受け付け、
前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された画像を取得し、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に前記画像を関連付ける、
情報処理装置の情報処理方法。
10. 前記情報処理装置が、
第1の決定入力をさらに受け付け、
前記第1の決定入力を受け付けたとき、顧客の顔画像を取得し、
前記第1の決定入力を受け付ける毎に前記注文を集計し、前記顧客毎の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付ける、
9.に記載の情報処理方法。
11. 前記情報処理装置が、
第2の決定入力をさらに受け付け、
前記第2の決定入力が受け付けられたときに、前記注文に基づく発注処理を行う、
10.に記載の情報処理方法。
12. 前記情報処理装置が、
前記注文の決定入力を受け付けたとき、
顧客の顔画像を取得し、
前記顧客の前記注文を集計し、前記顧客の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付け、
前記注文に基づく発注処理を行う、
9.に記載の情報処理方法。
13. 前記情報処理装置が、
取得された顧客の顔画像の特徴情報を抽出し、
抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けて前記精算情報を生成する、
9.から12.いずれか1つに記載の情報処理方法。
14. 情報処理装置が、
精算処理を行う精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得し、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出し、
抽出された前記利用者の特徴情報と注文受付時に撮像された少なくとも1人の顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定し、
特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得し、
取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる、
情報処理装置の情報処理方法。
15. 前記精算処理を行う前に、取得された顧客の前記精算情報を前記利用者に提示し、
提示された前記顧客の精算情報に関し、当該利用者による承認操作を受け付けし、
前記承認操作を受け付けたとき、承認された前記顧客の精算情報に基づいて前記精算装置に精算処理させる、
14.に記載の情報処理方法。
16. 特定された顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示し、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の顧客の選択を受け付け、
選択された前記顧客の精算情報を取得し、
取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる、
14.または15.に記載の情報処理方法。
17. コンピュータに、
注文受付端末を用いて注文の入力を受け付ける手順、
前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された画像を取得する手順、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に前記画像を関連付ける手順、
を実行させるためのプログラム。
18. 第1の決定入力をさらに受け付ける手順、
前記第1の決定入力を受け付けたとき、顧客の顔画像を取得する手順、
前記第1の決定入力を受け付ける毎に前記注文を集計し、前記顧客毎の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付ける手順、
をコンピュータに実行させるための、17.に記載のプログラム。
19. 第2の決定入力をさらに受け付ける手順、
前記第2の決定入力が受け付けられたときに、前記注文に基づく発注処理を行う手順、
をコンピュータに実行させるための、18.に記載のプログラム。
20. 前記注文の決定入力をさらに受け付ける手順、
前記注文の決定入力を受け付けたとき、
顧客の顔画像を取得する手順、
前記顧客の前記注文を集計し、前記顧客の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付ける手順、
前記注文に基づく発注処理を行う手順、
をコンピュータに実行させるための、17.に記載のプログラム。
21. 取得された顧客の顔画像の特徴情報を抽出する手順、
抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けて前記精算情報を生成する手順、
をコンピュータに実行させるための、17.から20.いずれか1つに記載のプログラム。
22. コンピュータに、
精算処理を行う精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する手順、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する手順、
抽出された前記利用者の特徴情報と注文受付時に撮像された少なくとも1人の顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する手順、
特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する手順、
取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる手順、
を実行させるためのプログラム。
23. 前記精算処理を行う前に、取得された顧客の前記精算情報を前記利用者に提示する手順、
提示された前記顧客の精算情報に関し、当該利用者による承認操作を受け付ける手順、
前記承認操作を受け付けたとき、承認された前記顧客の精算情報に基づいて前記精算装置に精算処理させる手順、
をコンピュータに実行させるための、22.に記載のプログラム。
24. 特定された顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する手順、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の顧客の選択を受け付ける手順、
選択された前記顧客の精算情報を取得する手順、
取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる手順、
をコンピュータに実行させるための、22.または23.に記載のプログラム。
25. 注文受付端末を用いて注文の入力を受け付ける受付手段と、
前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に前記画像を関連付ける精算情報生成手段と、
を備える情報処理システム。
26. 前記受付手段は、第1の決定入力をさらに受け付け、
前記画像取得手段は、前記第1の決定入力を受け付けたとき、顧客の顔画像を取得し、
前記精算情報生成手段は、前記第1の決定入力を受け付ける毎に前記注文を集計し、前記顧客毎の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付ける、
25.に記載の情報処理システム。
27. 前記注文に基づく発注処理を行う発注処理手段をさらに備え、
前記受付手段は、第2の決定入力をさらに受け付け、
前記発注処理手段は、前記第2の決定入力が受け付けられたときに、前記注文に基づく発注処理を行う、
26.に記載の情報処理システム。
28. 前記注文に基づく発注処理を行う発注処理手段をさらに備え、
前記受付手段は、前記注文の決定入力をさらに受け付け、
前記注文の決定入力を受け付けたとき、
前記画像取得手段が、顧客の顔画像を取得し、
前記精算情報生成手段が、前記顧客の前記注文を集計し、前記顧客の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像と関連付け、
前記発注処理手段が、前記注文に基づく発注処理を行う、
25.に記載の情報処理システム。
29. 前記画像取得手段により取得された顧客の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段をさらに備え、
前記精算情報生成手段は、抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けて前記精算情報を生成する、
請求項25.から28.いずれか1つに記載の情報処理システム。
30. 精算処理を行う精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する第2の画像取得手段と、
前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記利用者の特徴情報と前記顧客の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する特定手段と、
特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する精算情報取得手段と、
取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる精算制御手段と、
をさらに備える、
請求項29.に記載の情報処理システム。
31. 前記精算処理を行う前に、前記精算情報取得手段により取得された顧客の前記精算情報を前記利用者に提示する提示手段と、
提示された前記顧客の精算情報に関し、当該利用者による承認操作を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
前記精算制御手段は、
前記受付手段により前記承認操作を受け付けたとき、承認された前記顧客の精算情報に基づいて前記精算装置に精算処理させる、
30.に記載の情報処理システム。
32. 前記特定手段により特定された顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する表示手段と、
前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の顧客の選択を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
前記精算情報取得手段は、選択された前記顧客の精算情報を取得し、
前記精算制御手段は、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる、
30.または31.に記載の情報処理システム。
1 情報処理システム
10 コンピュータ
2 CPU
3 メモリ
4 通信ユニット
6 表示装置
7 入出力装置
9 プログラム
20 オーダ受付端末
22 撮像装置
30 オーダ受付装置
40 サーバ装置
42 データベース
50 精算装置
60 POSレジスタ
70 ルータ
72 LAN
74 ネットワーク
102 オーダ受付部
104 画像取得部
106 精算情報生成部
130 精算情報
204 第1画像取得部
206 第1抽出部
222 第2画像取得部
224 第2抽出部
226 特定部
228 精算情報取得部
230 精算制御部

Claims (12)

  1. 飲食店における情報処理システムであって、
    注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける受付手段と、
    前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
    前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付ける精算情報生成手段と、
    精算処理を行う精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する第2の画像取得手段と、
    前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する第2の抽出手段と、
    前記利用者の特徴情報と前記顧客の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する特定手段と、
    特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する精算情報取得手段と、
    取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる精算制御手段と、
    前記特定手段により特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する表示手段と、
    前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付ける第2の受付手段と、を備え
    前記精算情報取得手段は、選択された前記顧客の精算情報を取得し、
    前記精算制御手段は、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる情報処理システム。
  2. 前記受付手段は、前記顧客による第1の決定入力をさらに受け付け、
    前記画像取得手段は、前記第1の決定入力を受け付けたとき、前記顧客の顔画像を取得し、
    前記精算情報生成手段は、前記第1の決定入力を受け付ける毎に前記注文を集計し、前記顧客毎の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像の特徴情報と関連付ける、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記注文に基づく発注処理を行う発注処理手段をさらに備え、
    前記受付手段は、前記顧客による第2の決定入力をさらに受け付け、
    前記発注処理手段は、前記第2の決定入力が受け付けられたときに、前記注文に基づく発注処理を行う、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記注文に基づく発注処理を行う発注処理手段をさらに備え、
    前記受付手段は、前記注文の決定入力をさらに受け付け、
    前記注文の決定入力を受け付けたとき、
    前記画像取得手段が、顧客の顔画像を取得し、
    前記精算情報生成手段が、前記顧客の前記注文を集計し、前記顧客の前記精算情報を生成し、前記顧客の顔画像の特徴情報と関連付け、
    前記発注処理手段が、前記注文に基づく発注処理を行う、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記精算処理を行う前に、前記精算情報取得手段により取得された顧客の前記精算情報を前記利用者に提示する提示手段と、
    提示された前記顧客の精算情報に関し、当該利用者による承認操作を受け付ける第3の受付手段と、をさらに備え、
    前記精算制御手段は、
    前記第3の受付手段により前記承認操作を受け付けたとき、承認された前記顧客の精算情報に基づいて前記精算装置に精算処理させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 飲食店における情報処理システムであって、
    注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける受付手段と、
    前記顧客による前記注文の際に、撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む第1画像を取得する第1の画像取得手段と、
    前記注文に基づいて精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に前記第1画像を関連付ける精算情報生成手段と、
    精算処理を行う利用者を撮像装置により撮像した第2画像を取得する第2の画像取得手段と、
    少なくとも1人の前記利用者の前記第2画像を表示する表示手段と、
    前記第2画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記利用者の選択を前記利用者又は店員から受け付ける第2の受付手段と、
    選択された前記利用者に対応する前記顧客の前記精算情報を取得し、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、精算装置に精算処理させる精算制御手段と、
    を備える情報処理システム。
  7. 飲食店における精算装置であって、
    精算処理を行う前記精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
    抽出された前記利用者の特徴情報と顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する特定手段と、
    特定された前記顧客の特徴情報に関連付けられた前記顧客の精算情報を取得する取得手段と、
    取得された前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる精算制御手段と、
    前記特定手段により特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する表示手段と、
    前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付ける受付手段と、を備え、
    前記取得手段は、選択された前記顧客の精算情報を取得し、
    前記精算制御手段は、取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に精算処理させる精算装置。
  8. 飲食店における注文受付装置であって、
    注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける受付手段と、
    前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出する抽出手段と、
    前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付ける精算情報生成手段と、
    を備え
    前記精算情報生成手段により前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けられた前記精算情報は、請求項7に記載の精算装置により取得される注文受付装置。
  9. 飲食店における精算装置が、
    精算処理を行う前記精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得し、
    前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出し、
    抽出された前記利用者の特徴情報と顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定し、
    特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示し、
    前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付け、
    選択された前記顧客の精算情報を取得し、
    取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる、
    精算装置の情報処理方法。
  10. 飲食店における注文受付装置が、
    注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付け、
    前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得し、
    取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出し、
    前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付け
    前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けられた前記精算情報は、請求項9に記載の情報処理方法の精算装置により取得される、
    注文受付装置の情報処理方法。
  11. 飲食店における精算装置を実現するコンピュータに、
    精算処理を行う前記精算装置の利用者を撮像装置により撮像した画像を取得する手順、
    前記画像に基づいて、当該利用者の顔画像の特徴情報を抽出する手順、
    抽出された前記利用者の特徴情報と顧客の顔画像の特徴情報を照合し、前記利用者の特徴情報に対応する前記顧客の特徴情報を特定する手順、
    特定された前記顧客に対応する、少なくとも1人の前記利用者の撮像画像を表示する手順、
    前記撮像画像が表示された前記利用者の中から精算処理する少なくとも1人の前記顧客の選択を前記利用者又は店員から受け付ける手順、
    選択された前記顧客の精算情報を取得する手順、
    取得された前記顧客の前記精算情報に基づいて、前記精算装置に前記顧客別に精算処理させる手順、
    を実行させるためのプログラム。
  12. 飲食店における注文受付装置を実現するコンピュータに、
    注文受付端末を用いた顧客による注文の入力を受け付ける手順、
    前記顧客により前記注文の入力が行われたときに、前記注文受付端末の周囲を撮像範囲に含む撮像装置により撮像された当該顧客の顔画像を含む画像を取得する手順、
    取得された前記顧客の顔画像の特徴情報を抽出する手順、
    前記注文を集計して精算情報を生成し、かつ、前記精算情報に抽出された前記顧客の顔画像の特徴情報を関連付ける手順、を実行させるためのプログラムであり、
    前記顧客の顔画像の特徴情報に関連付けられた前記精算情報は、請求項11に記載のプログラムを実行するコンピュータが実現する精算装置により取得される、
    プログラム。
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