JP6476870B2 - 移動案内装置、移動案内装置の地図情報更新方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

移動案内装置、移動案内装置の地図情報更新方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記憶媒体に記憶された地図情報に基づいて移動体の移動案内を行う移動案内装置、移動案内装置の地図情報更新方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図情報をDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。また、上記ナビゲーション装置では、所望する目的地を設定すると、出発地(例えば自車の現在位置)から設定された目的地までの最適経路を探索する経路探索機能を備えており、更に、探索された経路(案内経路)に従って走行の案内を行う走行案内機能についても備えている。また、近年は携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある(以下、ナビゲーション装置を含めて移動案内装置という)。
ここで、日本全国においては毎年新しい道路(新設道路)が建設されている。また、これに伴って、既存の道路がなくなったり、交差点が追加されたり、既存の道路や交差点の形状が変更されたりする。その際、移動案内装置が有する地図情報が作成された後に新しく作られた新設道路等に関する情報は、地図情報に登録されていないという問題がある。即ち、新設道路等を含まない地図情報を持つ移動案内装置では、新設道路等が経路探索や案内の対象とならないため、移動案内装置は新設道路等を通過しない遠回りの案内経路を探索したり、実在する道路や交差点が地図画像上では案内されない等の適切な走行案内が行われない場合がある。
また、近年では経路探索を移動案内装置側では行わずに最新の地図情報を有する外部サーバに実行させ、外部サーバから案内経路を取得する構成(以下、センタールート探索という)についても提案されている。そして、センタールート探索を行った場合には、最新の地図情報に基づいて経路が探索できる一方で、古いバージョンの地図情報を有する移動案内装置側において案内経路に沿った走行案内を行うことができない問題が生じていた。例えば、案内経路で右左折する対象となる案内交差点が新設された交差点である場合には、その案内交差点での右左折案内が行われないこととなる。また、構造が変更された交差点である場合には、古い地図情報に基づいて誤った方向への案内が行われることとなる。
センタールート探索を行うに際して上記不具合を回避するためには、車両が走行を開始する前に移動案内装置が有する地図情報を最新のバージョンに更新する必要がある。しかしながら、地図情報の更新を行う為には、外部センタから地図情報を更新する為のデータを受信し、更に、受信したデータに基づいて地図情報を書き換える処理を行う必要があり、更新を開始してから更新を完了するまでの時間が長期間にわたる場合がある。従って、移動案内装置の電源がONした直後に車両が走行を開始すると、更新を完了する前に案内交差点に車両が到達する場合がある。その場合には上記不具合を解消することができない。そこで、例えば特開2003−344069号公報には、地図情報を外部サーバから通信により取得する際に、先ず簡易案内を行う為のデータであるTBTデータを通信により取得し、その後に地図情報を通信により取得する技術について開示されている。
上記技術によれば、仮に地図情報を外部サーバから取得するのに時間がかかったとしても、その間についてはTBTデータに基づいて走行案内を行うので、少なくとも案内経路に沿った案内が行われないことや誤った案内が行われることについては防止できる。
特開2003−344069号公報(第7−8頁、図6)
しかしながら、上記特許文献1の技術ではTBTデータと地図情報とをそれぞれ外部サーバから通信により取得する必要が生じる為、地図情報のみを通信により取得する場合と比較して通信に係る処理負担やコストが上昇する問題があった。尚、TBTデータは地図情報を全て取得した後は不要なデータであるので、できる限り取得する量は少なくすることが望ましい。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、記憶媒体に記憶された地図情報を新たな地図情報へと更新する場合に、移動体の移動案内に用いる情報を先に必要最低限な量のみ外部サーバから取得することにより、通信に係る処理負担やコストを大きく上昇させることなく、最新の地図情報に基づいて案内経路に沿った適切な移動体の移動案内を行うことを可能にした移動案内装置、移動案内装置の地図情報更新方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る第1の移動案内装置は、移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、を有し、前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする。
尚、「移動体」としては、車両以外に、歩行者や二輪車も含む。
また、本発明に係る第2の移動案内装置は、移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、第1のエリア単位で外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記第1のエリアより狭い第2のエリア単位で前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、を有し、前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする。
また、本発明に係る移動案内装置の地図情報更新方法は、移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、を有する移動案内装置の地図情報更新方法である。具体的には、更新情報取得手段が、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得するステップと、地図情報更新手段が、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新するステップと、移動案内情報取得手段が、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得するステップと、を有し、前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、を有する移動案内装置の地図情報を更新する為のコンピュータプログラムである。具体的には、コンピュータを、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、して機能させるとともに、前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする。
前記構成を有する本発明に係る移動案内装置、移動案内装置の地図情報更新方法及びコンピュータプログラムによれば、記憶媒体に記憶された地図情報を新たな地図情報へと更新する場合に、移動体の移動案内に用いる情報を先に必要最低限な量のみ外部サーバから取得することが可能となる。その結果、従来に比べて通信に係る処理負担やコストを大きく上昇させることなく、最新の地図情報に基づいて案内経路に沿った適切な移動体の移動案内を行うことが可能となる。
本実施形態に係る地図情報更新システムを示した概略構成図である。 地図情報の更新対象エリアを示した図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 ナビゲーション装置に記憶された地図情報の更新処理について説明した図である。 本実施形態に係る地図情報更新処理プログラムのフローチャートである。 移動案内情報の取得判定方法について説明した図である。 移動案内情報の取得対象エリアについて説明した図である。
以下、本発明に係る移動案内装置をナビゲーション装置1に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1を含む地図情報更新システム2の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る地図情報更新システム2を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る地図情報更新システム2は、車両3に設置される移動案内装置であるナビゲーション装置1と、地図配信センタ4等の外部センタに配置される地図配信サーバ5と、から基本的に構成されている。尚、本実施形態では、地図情報を記憶するとともに、記憶された地図情報を用いて車両3の走行案内を行う移動案内装置として車両3に設置されたナビゲーション装置1を用いた例を説明しているが、ナビゲーション装置1の代わりに、携帯電話機、スマートフォン、PDA、パーソナルコンピュータ等を用いても良い。また、携帯電話機、スマートフォン、PDAを用いる場合には、車両3以外の移動体(例えば、歩行者、自転車)等の走行案内を行うことも可能である。
ここで、地図配信サーバ5は、ナビゲーション装置1に記憶された古いバージョンの地図情報を新たに新設或いは撤廃された道路や施設等を反映した新たなバージョンの地図情報へと更新する為のデータ(以下、地図更新情報という)の生成、及び生成した地図更新情報の配信を行う外部サーバである。尚、地図情報の更新方法としては、ナビゲーション装置1に記憶された地図情報を全て書き換えて更新する(以下、全更新という)方法と、地図情報の必要な箇所のみを書き換えて更新する(以下、差分更新という)方法とがある。そして、以下に説明する本実施形態では、特に差分更新により地図情報を更新する例について説明する。
また、本実施形態に係る地図配信サーバ5は、上記地図更新情報とは別に、地図配信サーバ5が有する最新バージョンの地図情報に対応してナビゲーション装置1で案内経路に沿った簡易走行案内を行う為のデータ(以下、移動案内情報という)や、同じく最新バージョンの地図情報に対応して案内交差点やジャンクション等の特定の地点における付加的案内を行う為のデータ(以下、案内付加情報という)についても必要に応じて配信を行う。尚、移動案内情報や案内付加情報の詳細については後述する。
また、地図配信サーバ5は、ナビゲーション装置1に代わって経路探索の実行も行う。具体的には、ナビゲーション装置1において目的地が設定された場合に、ナビゲーション装置1から地図配信サーバ5へと出発地や目的地等の経路探索に必要な情報が送信される。それに対して、地図配信サーバ5は、地図配信サーバ5の有する地図情報を用いて経路探索を行い、出発地から目的地までの推奨経路を特定する。そして、特定された推奨経路を送信元のナビゲーション装置1へと送信する。そして、ナビゲーション装置1は受信した推奨経路を案内経路に設定し、案内経路に従って走行案内を行う。それによって、案内経路の設定時点においてナビゲーション装置1に記憶された地図情報が古いバージョンの地図情報であったとしても、地図配信サーバ5が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な案内経路を設定することが可能となる。
また、ナビゲーション装置1は、全国の各道路を走行する車両3に設置され、格納する地図情報に基づいて車両位置周辺の地図を表示したり、設定された目的地までの経路の探索及び探索された経路に基づく走行の案内を行う車載機である。但し、本実施形態では経路探索については、基本的にナビゲーション装置1ではなく地図配信サーバ5において行うように構成する。また、案内交差点やジャンクション等の特定の地点に車両3が接近した場合には、地図配信サーバ5から受信した案内付加情報を用いて、交差点案内図やジャンクション模式図等を表示する。更に、地図情報の更新中においては格納する古いバージョンの地図情報ではなく、予め地図配信サーバ5から取得しておいた移動案内情報に基づいて案内経路に沿った車両の走行案内を行うように構成する。
また、地図配信サーバ5とナビゲーション装置1は予め車両3に搭載された携帯電話機やDCM等の車両用の通信モジュール6(以下、単に通信モジュール6という)を用いることにより、ネットワーク7を介して双方向に通信可能に構成されており、両者間で後述の経路探索要求、経路情報、地図更新情報の配信要求、移動案内情報、案内付加情報、地図更新情報等の各種情報を送受信する。
また、ナビゲーション装置1は、特定の条件を満たした際(例えば、ACC電源がONされた際や案内経路が設定された際)に、地図配信サーバ5に対して車両3の現在位置周辺の特定エリア(例えば、車両の現在位置を中心とした20km四方のエリアを含むレベル10のメッシュ)の地図情報を新しいバージョンの地図情報に更新する為の地図更新情報の配信要求を送信する。
更に、ナビゲーション装置1は、送信した配信要求に応じて地図配信サーバ5から地図更新情報を受信した際には、受信した地図更新情報に基づいて格納する地図情報の更新を行う。尚、地図情報の更新処理の詳細については後述する。
続いて、地図情報更新システム2を構成する地図配信サーバ5について図1を用いてより詳細に説明する。
地図配信サーバ5は、図1に示すようにサーバ制御ECU11と、サーバ制御ECU11に接続された情報記録部としてのサーバ側地図DB12と、サーバ側通信装置13とを備える。
サーバ制御ECU11(エレクトロニック・コントロール・ユニット)は、地図配信サーバ5の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の地図情報更新処理プログラム(図5参照)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。
また、サーバ側地図DB12は、外部からの入力データや入力操作に基づいて登録され、ナビゲーション装置1に記憶された地図情報を更新する際の基本となる最新の地図情報である基本地図情報25が、バージョン毎及びエリア毎(例えば20km四方のレベル10のメッシュ毎)に区分されて記憶される記憶手段である。ここで、バージョンとは地図情報が作成された時期を特定する為の作成時期情報であり、バージョンを参照することによって地図情報が作成された時期を特定することが可能となっている。尚、サーバ側地図DB12には、最新のバージョンの基本地図情報25に加えて、古いバーションの基本地図情報25についてもバージョン毎及びエリア毎に区分されて記憶されている。
ここで、ナビゲーション装置1に格納されている地図情報と上記基本地図情報25は、基本的に同一の構成を有しており、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。
また、サーバ側地図DB12には、上記基本地図情報25とは別に最新バージョンの地図情報に対応してナビゲーション装置1で案内経路に沿った簡易走行案内を行う為の情報である移動案内情報26についてもエリア毎(例えば2.5km四方のレベル13のメッシュ毎)に区分されて記憶されている。
ここで、移動案内情報26は、車両3のマップマッチングを行うのに必要となるマッチングデータと、案内交差点での右左折案内等の案内経路に沿って車両に走行を行わせる為の案内に必要となる案内データとから構成されている。尚、マッチングデータは例えば道路形状を特定する為のデータからなる。また、案内データは例えば交差点の形状や交差点と道路の接続関係を特定する為のデータからなる。
また、サーバ側地図DB12には、最新バージョンの地図情報に対応して案内交差点やジャンクション等の特定の地点における付加的案内を行う為の案内付加情報27についてもエリア毎(例えば2.5km四方のレベル13のメッシュ毎)に区分されて記憶されている。
ここで、案内付加情報27は、例えば交差点拡大図、ジャンクション模式図、特殊な案内音声等から構成されている。また、案内付加情報27については全ての情報を一括してナビゲーション装置1に対して配信するのではなく、車両3の現在位置や案内経路に応じで必要なエリアの案内付加情報27のみを段階的に配信するように構成する。
そして、サーバ制御ECU11は、後述のように、地図情報の更新を実施するナビゲーション装置1がある場合には、ナビゲーション装置1において更新を行う対象となるエリア(以下、更新対象エリアという)を特定し、更新対象エリアの地図画像を更新する為の地図更新情報を生成し、対象となるナビゲーション装置1に配信する。尚、地図更新情報は、ナビゲーション装置1に格納された地図情報の内、更新対象エリアの地図情報を、新たなバージョンの地図情報へと差分更新する為のデータである。また、更新対象エリアは、ナビゲーション装置1が搭載された車両3の現在位置を中心とした20km四方のエリアを含むレベル10(20km四方)のメッシュとする。例えば、図2に示すように車両3の現在位置がレベル10のメッシュA〜Iの内、メッシュE内に位置する場合には、車両3の現在位置を中心とした20km四方のエリア28を含むメッシュA,B,D,Eが更新対象エリアとなる。
また、サーバ制御ECU11は、上記地図更新情報の生成及び配信を行う際には、移動案内情報26についても必要に応じてナビゲーション装置1に対して配信を行う。具体的には、地図情報の更新が完了するまでにナビゲーション装置1が搭載された車両3が走行する可能性のあるエリアの移動案内情報26を、地図更新情報を配信する前に該当するナビゲーション装置1に対して配信するように構成する。
また、サーバ側通信装置13はナビゲーション装置1とネットワーク7を介して通信を行う為の通信装置である。ここで、ネットワーク7としては、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等の通信系を使用することができる。そして、放送衛星によるCS放送、BS放送、地上波ディジタルテレビ放送、FM多重放送等を利用する通信系を使用することもできる。更に、高度道路交通システム(ITS)において利用されるノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)、狭域通信システム(DSRC)等の通信系を使用することもできる。
次に、車両3に搭載されたナビゲーション装置1の概略構成について図3を用いて説明する。図3は本実施形態に係るナビゲーション装置1の制御系を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両3の現在位置を検出する現在位置検出部31と、各種のデータが記録されたデータ記録部32と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU33と、ユーザからの操作を受け付ける操作部34と、ユーザに対して地図や目的地までの案内経路を表示する液晶ディスプレイ35と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ37と、地図配信サーバ5やVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等との間で通信を行う通信モジュール6と、から構成されている。
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部31は、GPS41、車速センサ42、ステアリングセンサ43、ジャイロセンサ44等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ42は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU33に出力する。そして、ナビゲーションECU33は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部32は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録されたナビ側地図DB45、バージョン管理DB46、キャッシュ47及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部32をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。
ここで、ナビ側地図DB45は、ナビゲーション装置1における走行案内に用いられるナビ地図情報48が記憶される記憶手段である。
ここで、ナビ側地図DB45に記憶されるナビ地図情報48は、前記した基本地図情報25と同様に道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。
そして、ナビ側地図DB45に記憶されるナビ地図情報48は、地図配信サーバ5から配信された地図更新情報に基づいて該当箇所のデータを新たなデータに書き換えることによって新たなバージョンの地図情報に更新される。尚、ナビ地図情報48の具体的な更新処理については後に詳細に説明する。
また、バージョン管理DB46は、現在ナビ側地図DB45に記憶されているナビ地図情報48のバージョンをエリア毎に記録する記憶手段である。尚、バージョン管理DB46は、ナビ地図情報48が地図配信サーバ5から配信された地図更新情報に基づいて新たなバージョンの地図情報に更新されるのに伴って、その内容が更新される。また、バージョン管理DB46は、地図配信サーバ5に設けるように構成しても良い。
また、キャッシュ47は、地図配信サーバ5から配信された移動案内情報26や案内付加情報27が一時的に保管される記憶手段である。本実施形態に係る地図情報更新システム2では、前述したようにナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の更新を行う際に、地図情報の更新が完了するまでにナビゲーション装置1が搭載された車両3が走行する可能性のあるエリアの移動案内情報26が、地図更新情報より優先して地図配信サーバ5から配信され、キャッシュ47に記憶される。ここで、移動案内情報26は前述したように最新の地図情報に対応してナビゲーション装置1で案内経路に沿った簡易走行案内を行う為の情報である。
そして、ナビゲーションECU33は、ナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の更新を行う際には、ナビ地図情報48の更新が完了するまではキャッシュ47に格納された移動案内情報26を用いて案内経路に沿った簡易走行案内が行われる。一方で、ナビ地図情報48の更新が完了した後には、更新後のナビ地図情報48に基づいて案内経路に沿った走行案内が行われる。従って、ナビ地図情報48の更新が完了した後にはキャッシュ47に記憶された移動案内情報26は不要となるので削除される。
一方、案内付加情報27については、車両3の現在位置や案内経路に応じて車両3の進行方向のエリアの案内付加情報27が地図配信サーバ5からナビゲーション装置1へと段階的に配信され、キャッシュ47に記憶される。そして、ナビゲーション装置1では案内付加情報27を用いて案内交差点やジャンクション等の特定地点における走行の付加的案内(例えば、交差点拡大図やジャンクション模式図の表示)が行われる。尚、車両3が通過したエリアの案内付加情報27については不要となるので順次削除される。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)33は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU51、並びにCPU51が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM52、制御用のプログラムのほか、後述の地図情報更新処理プログラム(図5参照)等が記録されたROM53、ROM53から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ54等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、案内経路取得手段は、車両3の案内経路を取得する。移動案内手段は、ナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48を用いて、案内経路に沿った車両3の走行案内を行う。更新情報取得手段は、ナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の内、車両3の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、地図配信サーバ5から通信により取得する。地図情報更新手段は、取得した地図更新情報に基づいてナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48を新しいバージョンの地図情報へと更新する。移動案内情報取得手段は、新しいバージョンの地図情報に対応したナビゲーション装置1の移動案内に用いる移動案内情報26を、地図配信サーバ5から通信により取得する。
操作部34は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU33は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部34は液晶ディスプレイ35の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ35には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。尚、液晶ディスプレイ35の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ36は、ナビゲーションECU33からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ37は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、ナビ側地図DB45の更新等が行われる。
また、通信モジュール6は、例えば、地図配信サーバ5やVICS(登録商標)センタやプローブセンタ等から送信された地図更新情報、経路情報、交通情報等の各情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
次に、上記構成を有するナビゲーション装置1に記憶されたナビ地図情報48の更新処理について図4を用いて簡単に説明する。図4に示す例では、ナビゲーション装置1に記憶されたナビ地図情報48の内、所定の更新対象エリアの地図情報を更新する場合であって、ナビゲーション装置1のナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の更新対象エリアのバージョンが“4”であり、一方、地図配信サーバ5が所有する基本地図情報25の更新対象エリアの最新バージョンが“5”である場合を説明する。
この場合において、地図配信サーバ5は、サーバ側地図DB12に記憶されたバージョン“4”とバージョン“5”の基本地図情報25とを比較することにより、地図更新情報65を作成する。また、地図更新情報65を作成する際には、作成された地図更新情報65のエラーをチェックする処理についても行われる。尚、この場合に生成される地図更新情報65は、ナビゲーション装置1のナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の内、更新対象エリアの地図情報をバージョン“4”からバージョン“5”へと更新するデータである。
そして、地図配信サーバ5は生成された地図更新情報65を配信要求元のナビゲーション装置1へと配信する。一方、地図更新情報65を受信したナビゲーション装置1は、受信した地図更新情報65を用いてナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48を更新する。その結果、ナビゲーション装置1のナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の内、更新対象エリアのナビ地図情報48がバージョン“4”からバージョン“5”へと更新される。
続いて、前記構成を有する地図情報更新システム2において、ナビゲーション装置1及び地図配信サーバ5が実行する地図情報更新処理プログラムについて図5に基づき説明する。図5は本実施形態に係る地図情報更新処理プログラムのフローチャートである。ここで、地図情報更新処理プログラムは、ナビゲーション装置1において経路探索を行う為の所定の操作(例えば目的地の設定操作)を受け付けた場合に実行され、地図配信サーバ5から配信された地図更新情報に基づいてナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48を更新するプログラムである。尚、以下の図5にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1や地図配信サーバ5が備えているRAMやROMに記憶されており、CPU21或いはCPU51により実行される。
先ず、図5に基づいてナビゲーション装置1のCPU61が実行する地図情報更新処理プログラムについて説明する。先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU61は、受け付けたユーザの操作に基づいて経路探索要求を地図配信サーバ5へと送信する。ここで、経路探索要求には、経路探索要求の送信元のナビゲーション装置1を特定するユーザIDと、経路探索の探索条件である出発地(例えば車両3の現在位置)と目的地とを特定する情報が含まれている。尚、出発地は、車両3の現在位置、地図上でユーザにより指定された任意の地点、ユーザにより選択された施設などが該当する。また、目的地は、地図上でユーザにより指定された任意の地点、ユーザにより選択された施設などが該当する。
次に、S2においてCPU61は、地図配信サーバ5から送信された経路情報を受信する。ここで、前記S2で受信する経路情報は、前記S1で送信した経路探索要求に基づいて地図配信サーバ5が最新のバージョンの地図情報である基本地図情報25を用いて探索した出発地から目的地までの推奨経路に関する情報である。また、前記S2では、経路探索に用いた最新バージョンの基本地図情報25の内、特に推奨経路周辺のメッシュを特定するIDと各メッシュの現在のバージョン(即ち最新のバージョン)を特定する情報についても受信するように構成する。
続いて、S3においてCPU61は、前記S2で受信した経路情報に基づいて、地図配信サーバ5で探索された推奨経路をナビゲーション装置1において走行案内の対象とする案内経路に設定する。
その後、S4においてCPU61は、以降のナビ地図情報48の更新処理と並行して車両3が走行を開始した後は、前記S3で設定された案内経路に基づく車両の走行案内処理を開始する。具体的には、右左折の対象となる案内分岐点が車両の所定距離手前に接近した場合には、案内分岐点の拡大図を表示したり、案内分岐点での車両3の進行方向を案内する。また、CPU61は、基本的にナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48とキャッシュ47に記憶された案内付加情報27に基づいて上記走行案内を行う。但し、車両の現在位置周辺エリアのナビ地図情報48が最新のバージョンでなく、ナビ地図情報48の更新を行う際については、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得し、取得した移動案内情報26も用いて上記走行案内を行う。具体的には、ナビ地図情報48の更新が完了するまでの間において、キャッシュ47に格納された移動案内情報26を用いて案内経路に沿った簡易走行案内が行われる。尚、移動案内情報26は、車両3のマップマッチングを行うのに必要となるマッチングデータと、案内交差点での右左折案内等の案内経路に沿って車両に走行を行わせる為の案内に必要となる案内データとを含むので、表示される地図画像が案内経路と対応していなかったとしても、少なくとも車両の現在位置は正しい位置に特定し案内することができ、案内交差点では正しい車両の進行方向を案内することが可能となる。
一方で、ナビ地図情報48の更新が完了した後には、更新後のナビ地図情報48に基づいて案内経路に沿った走行案内が行われる。
次に、S5においてCPU61は、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得する必要があるか否か判定される。ここで、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得する必要がある場合とは、車両の現在位置周辺のナビ地図情報48の内、特に車両の現在位置から所定の第1距離aの案内経路を含むエリアのナビ地図情報48が最新のバージョンの地図情報でない場合(即ち新しいバージョンの地図情報に更新する必要がある場合)が該当する。ここで、第1距離aは、地図更新情報を地図配信サーバ5から取得してナビ側地図DB45に格納されたナビ地図情報48の更新が完了するまでの間に、車両3が案内経路上を移動すると予測される移動距離xとする。従って、第1距離aは案内経路の平均車速Vと、地図更新情報を地図配信サーバ5から取得してナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の更新が完了するまでに必要な時間Tと、に基づいて算出される。具体的には、以下の式(1)により算出される。
a(=x)=V×T・・・・(1)
尚、時間Tは通信規格、地図更新情報のデータサイズ、ナビゲーション装置1のCPU性能等に基づいて決定される。そして、上記式(1)を用いた算出の結果、例えば第1距離aは10kmと算出される。
例えば、図6に示すように車両3の案内経路66が設定されている場合には、車両の現在位置から第1距離aの案内経路66を含むメッシュP、Qの少なくとも一方が最新のバージョンの地図情報でない場合に、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得する必要があると判定される。
そして、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得する必要があると判定された場合(S5:YES)には、S6へと移行する。それに対して、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得する必要がないと判定された場合(S5:NO)には、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得することなくS7へと移行する。
S6においてCPU61は、地図配信サーバ5に対して移動案内情報26を要求する信号を送信し、要求に応じて地図配信サーバ5から配信された移動案内情報26を受信する。尚、移動案内情報26は、レベル13のメッシュ単位で取得されることとなる。そして、受信された移動案内情報26はキャッシュ47に格納され、前記したようにナビゲーション装置1における案内経路に沿った簡易走行案内に用いられる。
尚、地図配信サーバ5から取得する移動案内情報26は、特に車両の現在位置から所定の第2距離b以内のエリアとする。尚、第2距離bは、地図更新情報を地図配信サーバ5から取得してナビ側地図DB45に格納されたナビ地図情報48の更新が完了するまでの間に、車両3が案内経路上を移動すると予測される移動距離x以上で、地図配信サーバ5から取得される移動案内情報26の情報量が最小となる距離とする。ここで、移動案内情報26は、2.5km四方のレベル13のメッシュ毎に区分されて記憶されており、配信もメッシュ毎に行われる。従って、車両の現在位置から移動距離xの案内経路を含むメッシュに含まれる案内経路の長さが第2距離bとなる。
例えば図7に示すように車両3の案内経路66が設定されている場合には、車両の現在位置から移動距離xの案内経路66を含むメッシュI、J、K、Gに含まれる案内経路66の長さが第2距離bとなる。そして、メッシュI、J、K、Gの移動案内情報26が前記S6で取得対象となる。
続いて、S7においてCPU61は、案内付加情報27を地図配信サーバ5から取得する必要があるか否か判定される。ここで、案内付加情報27を地図配信サーバ5から取得する必要がある場合とは、現時点で車両の進行方向前方、より具体的には現在位置から所定の第3距離cの案内経路を含むエリアの案内付加情報27が取得されていない場合が該当する。ここで、第3距離cは、固定距離(例えば10km)としても良いし、案内経路の平均車速に基づいて設定しても良い。
そして、案内付加情報27を地図配信サーバ5から取得する必要があると判定された場合(S7:YES)には、S8へと移行する。それに対して、案内付加情報27を地図配信サーバ5から取得する必要がないと判定された場合(S7:NO)には、案内付加情報27を地図配信サーバ5から取得することなくS9へと移行する。
S8においてCPU61は、地図配信サーバ5に対して案内付加情報27を要求する信号を送信し、要求に応じて地図配信サーバ5から配信された案内付加情報27を受信する。尚、案内付加情報27は、レベル13のメッシュ単位で取得されることとなる。そして、受信された案内付加情報27はキャッシュ47に格納され、ナビゲーション装置1における案内交差点やジャンクション等の特定地点における付加的案内(例えば、交差点拡大図やジャンクション模式図の表示)に用いられる。
ここで、案内付加情報27は、2.5km四方のレベル13のメッシュ毎に区分されて記憶されており、配信もメッシュ毎に行われる。従って、地図配信サーバ5から取得する案内付加情報27は、特に車両の現在位置から第3距離cの案内経路を含むメッシュの案内付加情報27となる。
次に、S9においてCPU61は、地図更新情報65を地図配信サーバ5から取得する必要があるか否か判定される。ここで、地図更新情報65を地図配信サーバ5から取得する必要がある場合とは、現時点で更新対象エリアの少なくとも一部のエリアのナビ地図情報48が最新のバージョンの地図情報でない場合(即ち新しいバージョンの地図情報に更新する必要がある場合)が該当する。尚、本実施形態では更新対象エリアは、車両3の現在位置を中心とした20km四方のエリアを含むレベル10のメッシュとする(図2参照)。
そして、地図更新情報65を地図配信サーバ5から取得する必要があると判定された場合(S9:YES)には、S10へと移行する。それに対して、地図更新情報65を地図配信サーバ5から取得する必要がないと判定された場合(S9:NO)には、地図更新情報65の取得及びナビ地図情報48の更新を行うことなくS12へと移行する。
S10においてCPU61は、地図配信サーバ5に対して地図更新情報65を要求する信号を送信し、要求に応じて地図配信サーバ5から配信された地図更新情報65を受信する。尚、地図更新情報65は、レベル13よりも広いレベル10のメッシュ単位で取得されることとなる。また、地図更新情報の配信要求には、配信要求の送信元のナビゲーション装置1を特定するユーザIDと、更新対象エリアに関する情報が含まれている。また、更新対象エリアに関する情報としては、更新対象エリアに該当するメッシュのメッシュ番号や、更新対象エリアに該当するメッシュのナビ地図情報48における現時点のバージョンが含まれる。尚、ナビ地図情報48の現時点のバージョンは、バージョン管理DB46で管理されている。
尚、地図更新情報は、ナビゲーション装置1のナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の内、更新対象エリアの地図情報を現在のバージョンから新しいバージョンへと更新するデータである。但し、地図情報の更新はメッシュ単位で行うので、更新対象エリアに特定されたメッシュであっても、更新対象となる新しいバージョンの地図情報が存在しない最新のバージョンの地図情報であるメッシュについては、更新を行う必要が無く、最終的に更新対象エリアから除かれる。
次に、S11においてCPU61は、ナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48を、前記S10で受信した地図更新情報に基づいて更新する。その結果、ナビ地図情報48の内、更新対象エリアの地図情報が新たなデータ内容へと書き換えられ、新たなバージョンの地図情報へと更新される。
その後、S12においてCPU61は、前記S3で設定された案内経路と現在位置検出部31の検出結果とに基づいて、車両3が目的地に到達したか否かを判定する。
そして、車両が目的地に到達したと判定された場合(S12:YES)には、当該地図情報更新処理プログラムを終了する。それに対して、車両が目的地に到達していないと判定された場合(S12:NO)にはS7へと戻り、車両の走行案内、並びに案内付加情報27の取得とナビ地図情報48の更新が継続して行われる。
次に、地図配信サーバ5のCPU21が実行する地図情報更新処理プログラムについて説明する。
先ず、S21においてCPU21は、経路探索を行う為の所定の操作が行われたナビゲーション装置1から送信される経路探索要求を受信する。尚、経路探索要求には、経路探索要求の送信元のナビゲーション装置1を特定するユーザIDと、経路探索の探索条件である出発地と目的地とを特定する情報が含まれている。
次に、S22においてCPU21は、前記S21で受信した経路探索要求と、サーバ側地図DB12に記憶された基本地図情報25を用いて出発地から目的地へと至る経路を探索する。そして、経路探索の結果に基づいて推奨経路を特定する。尚、経路探索処理は、公知のダイクストラ法等を用いて行う。
続いて、S23においてCPU21は、前記S22で特定した推奨経路に関する経路情報を、経路探索要求の送信元のナビゲーション装置1に対して送信する。尚、推奨経路とともに経路探索に用いた最新バージョンの基本地図情報25の内、特に推奨経路周辺のメッシュを特定するIDと各メッシュの現在のバージョン(即ち最新のバージョン)を特定する情報についても送信するように構成する。
その後、S24においてCPU21は、ナビゲーション装置1から送信される移動案内情報26の配信要求に応じて、対象エリアの移動案内情報26を配信要求元のナビゲーション装置1へと配信する。尚、配信対象となる移動案内情報26のエリアは、前述したように特に車両の現在位置から第2距離b以内の案内経路を含むレベル13のメッシュとなる(図7)。
続いて、S25においてCPU21は、ナビゲーション装置1から送信される案内付加情報27の配信要求に応じて、対象エリアの案内付加情報27を配信要求元のナビゲーション装置1へと配信する。尚、配信対象となる案内付加情報27のエリアは、前述したように特に車両の現在位置から第3距離c以内の案内経路を含むレベル13のメッシュとなる。
次に、S26においてCPU21は、ナビゲーション装置1から送信された地図更新情報の配信要求に応じて、更新対象エリアの地図情報を更新する為の地図更新情報65を生成する。その後、生成された地図更新情報65を配信要求元のナビゲーション装置1へと配信する。尚、前記S26で配信される地図更新情報65は、配信要求元のナビゲーション装置1に記憶されたナビ地図情報48の内、更新対象エリアの地図情報を、現在のバージョンから最新のバージョンへと更新するデータである。尚、地図更新情報の生成処理や更新処理については既に公知であるので、詳細は省略する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1の地図情報更新方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、ナビゲーション装置1のナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48の更新を行う場合において、新しいバージョンの地図情報に対応したナビゲーション装置1の走行案内に用いる移動案内情報26を、車両3の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として地図更新情報65よりも先に地図配信サーバ5から取得し(S6)、移動案内情報26を地図配信サーバ5から取得してからナビ地図情報48の更新が完了するまでは移動案内情報26を用いて走行案内を行うとともに、ナビ地図情報48の更新が完了した後は更新後のナビ地図情報48を用いて走行案内を行う(S4)ので、ナビ側地図DB45に記憶されたナビ地図情報48を新たな地図情報へと更新する場合に、車両3の走行案内に用いる移動案内情報26を先に必要最低限な量のみ地図配信サーバ5から取得することが可能となる。その結果、従来に比べて通信に係る処理負担やコストを大きく上昇させることなく、最新の地図情報に基づいて案内経路に沿った適切な車両3の走行案内を行うことが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、前記S5、S7、S9の各判定処理をナビゲーション装置1が行う構成としているが地図配信サーバ5が行う構成としても良い。
また、本実施形態では、案内付加情報27の取得は2.5km四方のレベル13のメッシュ単位で行うこととしているが、ナビ地図情報48の更新を行うエリア単位(20km四方のレベル10のメッシュ単位)より狭いエリア単位であればレベル13のメッシュ単位以外のエリア単位(例えばレベル14のメッシュ単位やレベル12のメッシュ単位)としても良い。
また、本実施形態では、地図配信サーバ5が探索した推奨経路を取得し、ナビゲーション装置1の案内経路に設定する(S3)構成としているが、地図配信サーバ5以外のサーバやその他の装置(例えばスマートフォンやPC)が探索した経路を案内経路に設定する構成としても良い。但し、経路を探索するサーバや装置は、最新の地図情報を取得できる環境を有するサーバや装置であることが必要である。
また、本実施形態では、ナビゲーション装置1が地図配信サーバ5から取得する移動案内情報26のエリアは、車両の現在位置から第2距離b以内の案内経路を含むメッシュとしているが(図7)、車両の現在位置から移動距離xの案内経路を含むエリアであればそのエリアの広さは適宜変更することが可能である。
また、本実施形態では、地図情報を記憶するとともに、地図配信サーバ5から配信されたデータに基づいて記憶された地図情報を更新する端末としてナビゲーション装置1を用いた例を説明しているが、ナビゲーション装置1の代わりに、携帯電話機、スマートフォン、PDA、パーソナルコンピュータ等を用いても良い。また、携帯端末等を用いる場合には、車両以外の移動体、例えば、携帯端末等のユーザや2輪車等に対する走行案内を行う場合もある。
また、本発明に係る移動案内装置を具体化した実施例について上記に説明したが、移動案内装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、を有し、前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする。
上記構成を有する移動案内装置によれば、記憶媒体に記憶された地図情報を新たな地図情報へと更新する場合に、移動体の移動案内に用いる情報を先に必要最低限な量のみ外部サーバから取得することが可能となる。その結果、従来に比べて通信に係る処理負担やコストを大きく上昇させることなく、最新の地図情報に基づいて案内経路に沿った適切な移動体の移動案内を行うことが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、第1のエリア単位で外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記第1のエリアより狭い第2のエリア単位で前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、を有し、前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする。
上記構成を有する移動案内装置によれば、記憶媒体に記憶された地図情報を新たな地図情報へと更新する場合に、移動体の移動案内に用いる情報を先に必要最低限な量のみ外部サーバから取得することが可能となる。その結果、従来に比べて通信に係る処理負担やコストを大きく上昇させることなく、最新の地図情報に基づいて案内経路に沿った適切な移動体の移動案内を行うことが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記更新情報取得手段は、前記地図更新情報を第1のエリア単位で前記外部サーバから取得し、前記移動案内情報取得手段は、前記移動案内情報を前記第1のエリアより狭い第2のエリア単位で前記外部サーバから取得することを特徴とする。
上記構成を有する移動案内装置によれば、移動案内情報を取得するエリア単位を狭くすることにより、移動案内情報を外部サーバから取得する量を最小限とすることが可能となる。
また、第の構成は以下のとおりである。
前記移動案内情報取得手段は、前記案内経路に沿って前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、前記移動距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が前記案内経路上を移動すると予測される距離であることを特徴とする。
上記構成を有する移動案内装置によれば、地図更新情報を外部サーバから取得して地図情報記憶媒体に記憶された地図情報の更新が完了するまでの間に、移動体が案内経路に沿って移動すると予測されるエリアを対象として、移動体の移動案内に用いる情報を先に外部サーバから取得することが可能となる。
また、第の構成は以下のとおりである。
前記案内経路の平均車速と、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでに必要な時間と、に基づいて前記移動距離を算出することを特徴とする。
記構成を有する移動案内装置によれば、地図更新情報を外部サーバから取得して地図情報記憶媒体に記憶された地図情報の更新が完了するまでの間に、移動体が移動すると予測される移動距離を正確に算出することが可能となる。従って、移動案内情報の取得に係る通信の処理負担やコスト上昇を最小限に抑えることが可能となる。
また、第の構成は以下のとおりである。
前記所定距離は前記移動距離以上で、且つ前記外部サーバから取得される前記移動案内情報の情報量が最小となる距離とすることを特徴とする。
上記構成を有する移動案内装置によれば、移動案内情報を取得するエリアを、地図更新中に移動体が移動する可能性のあるエリアを含む最小限のエリアに設定することが可能となる。
また、第の構成は以下のとおりである。
前記案内経路取得手段は、前記新しいバージョンの地図情報に基づいて外部で探索された前記案内経路を通信により取得することを特徴とする。
上記構成を有する移動案内装置によれば、新しいバージョンの地図情報を有する外部装置から案内経路を取得した場合において、古いバージョンの地図情報を有する移動案内装置側において案内経路に沿った走行案内を行うことができない問題を解消することが可能となる。
1 ナビゲーション装置
2 地図情報更新システム
3 車両
4 地図配信センタ
5 地図配信サーバ
11 サーバ制御ECU
12 サーバ側地図DB
21 CPU
22 RAM
23 ROM
25 基本地図情報
26 移動案内情報
27 案内付加情報
45 ナビ側地図DB
48 ナビ地図情報
61 CPU
62 RAM
63 ROM

Claims (9)

  1. 移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、
    地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、
    前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、
    前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、
    前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、を有し、
    前記移動案内情報取得手段は、
    前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、
    前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、
    前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、
    前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする移動案内装置。
  2. 移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、
    地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、
    前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、第1のエリア単位で外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、
    前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、
    前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記第1のエリアより狭い第2のエリア単位で前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、を有し、
    前記移動案内情報取得手段は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、
    前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、
    前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする移動案内装置。
  3. 前記更新情報取得手段は、前記地図更新情報を第1のエリア単位で前記外部サーバから取得し、
    前記移動案内情報取得手段は、前記移動案内情報を前記第1のエリアより狭い第2のエリア単位で前記外部サーバから取得することを特徴とする請求項に記載の移動案内装置。
  4. 前記移動案内情報取得手段は、前記案内経路に沿って前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、
    前記移動距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が前記案内経路上を移動すると予測される距離であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動案内装置。
  5. 前記案内経路の平均車速と、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでに必要な時間と、に基づいて前記移動距離を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動案内装置。
  6. 前記所定距離は前記移動距離以上で、且つ前記外部サーバから取得される前記移動案内情報の情報量が最小となる距離とすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の移動案内装置。
  7. 前記案内経路取得手段は、前記新しいバージョンの地図情報に基づいて外部で探索された前記案内経路を通信により取得することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の移動案内装置。
  8. 移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、を有する移動案内装置の地図情報更新方法であって、
    更新情報取得手段が、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得するステップと、
    地図情報更新手段が、前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新するステップと、
    移動案内情報取得手段が、前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得するステップと、を有し、
    前記移動案内情報取得手段は、
    前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、
    前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、
    前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、
    前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とする移動案内装置の地図情報更新方法。
  9. 移動体の案内経路を取得する案内経路取得手段と、地図情報記憶媒体に記憶された地図情報を用いて、前記案内経路に沿った移動体の移動案内を行う移動案内手段と、を有する移動案内装置の地図情報を更新する為のコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の内、前記移動体の現在位置周辺のエリアの地図情報を新しいバージョンの地図情報へと更新する為の地図更新情報を、外部サーバから通信により取得する更新情報取得手段と、
    前記更新情報取得手段により取得した前記地図更新情報に基づいて、前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報を前記新しいバージョンの地図情報へと更新する地図情報更新手段と、
    前記新しいバージョンの地図情報に対応した前記移動案内手段による移動案内に用いる移動案内情報を、前記外部サーバから通信により取得する移動案内情報取得手段と、して機能させるとともに、
    前記移動案内情報取得手段は、
    前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報であるか否かを判定し、
    前記移動体が移動すると予測されるエリアの地図情報が前記新しいバージョンの地図情報でない場合において、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得する前に、前記移動体の現在位置から所定距離以内のエリアを対象として前記移動案内情報を前記外部サーバから取得し、
    前記移動案内手段は、前記移動案内情報を前記外部サーバから取得してから前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでは前記移動案内情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行うとともに、前記地図情報の更新が完了した後は更新後の前記地図情報を用いて前記移動案内手段による移動案内を行い、
    前記所定距離は、前記地図更新情報を前記外部サーバから取得して前記地図情報記憶媒体に記憶された前記地図情報の更新が完了するまでの間に、前記移動体が移動すると予測される移動距離に応じた距離に設定されることを特徴とするコンピュータプログラム。
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