JP6473029B2 - ポリスチレン系樹脂発泡板及びその製造方法、並びに折箱及びその製造方法 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂発泡板及びその製造方法、並びに折箱及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポリスチレン系樹脂発泡板及びその製造方法、並びに折箱及びその製造方法に関するものである。
樹脂中にガスを分散させ板状とされた樹脂発泡板が知られている。樹脂発泡板は、例えば、環状ダイから筒状に押出された樹脂発泡体を挟圧し該樹脂発泡体の内面を融着させて製造される(融着法)。また、樹脂発泡板は、所望の形状に切断や融着等により加工されディスプレイパネルや食品用容器等とされる。
例えば、特許文献1には、融着法により製造された、特定の厚み、見掛け密度、表面気泡数及び算術平均表面粗さを有するポリスチレン系樹脂発泡板が開示されている。特許文献1によれば、表面平滑性に優れ、表面に直接UVインキによるインクジェット印刷が可能なポリスチレン系樹脂発泡板が得られるとされる。しかしながら、特許文献1のポリスチレン系樹脂発泡板は、融着性が充分に満足できるものでなかった。
特許文献2には、熱可塑性合成樹脂発泡板から形成された折箱が開示されている。特許文献2によれば、組立前の熱可塑性合成樹脂発泡板に熱刃でV形抜き部を形成する際に、折箱の各角部とV形抜き部の頂点間に溶融代を設け、さらに、側板部の側端面の溶融を溶融残片として形成したオーバーラップ片で行うことで、水漏れや融着強度不足による製品の不良率が軽減された折箱が得られるとされる。しかしながら、特許文献2の折箱は、その製造工程が煩雑であった。
特開2009−221365号公報 実公平3−5558号公報
樹脂発泡板を融着法により製造する際、融着面の加熱温度をより低くできれば、融着後の冷却等にかかる時間を短縮でき生産性が向上する。さらに、加熱のためのエネルギーを抑制できる。しかし、融着面の加熱温度を低くすると、樹脂発泡体の融着性が不充分となり、融着面が剥離しやすくなる。
また、樹脂発泡板に熱刃を接触させて、樹脂発泡板を切削すると同時に切削残部の表面が溶融した状態にある間に折り曲げて融着する方法は、切削と融着を同時に行え加工工程を簡略化できる利点がある。前記方法において、熱刃の温度をより低くして融着温度を下げられれば、融着後の冷却等にかかる時間を短縮でき生産性が向上する。しかし、熱刃の温度を低くして融着温度を下げると熱刃の表面に樹脂が析出しやすい。この樹脂が析出した熱刃で切削・融着加工を続けると、熱刃の表面の樹脂が析出した部分に、次に切削・融着しようとする樹脂が接することができずにその部分で割れや欠けを生じる等して製品の品質が低下する(加工性が低下する)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、より融着性及び加工性に優れるポリスチレン系樹脂発泡板を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、以下のポリスチレン系樹脂発泡板が、上記課題を解決できることを見出した。
[1]23℃における引張弾性率(E)に対する100℃における引張弾性率(E)の比(E/E)が0.15〜0.3であり、厚みが3〜10mmである、ポリスチレン系樹脂発泡板。
[2]JIS K7121に準拠して測定した補外ガラス転移開始温度(Tig)が90℃以上100℃未満であり、補外ガラス転移終了温度(Teg)が100℃以上120℃未満である、[1]に記載のポリスチレン系樹脂発泡板。
[3]スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有し、前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が、ポリスチレン系樹脂中0.5〜10質量%である、[1]又は[2]に記載のポリスチレン系樹脂発泡板
[4]前記Eが50〜200MPaであり、前記Eが10〜60MPaである、[1]から[3]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡板。
[5]折箱用である、[1]〜[4]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡板。
[6][1]〜[5]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡板から形成された折箱。
[7][1]〜[5]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法であって、ポリスチレン系樹脂を溶融混練する工程と、前記工程で得られた溶融混練物を発泡する工程を含む、ポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法。
[8]前記ポリスチレン系樹脂が、ポリスチレンと、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含む、[7]に記載のポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法。
[9]前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が1〜14質量%である、[8]に記載のポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法。
[10][7]〜[9]のいずれかに記載のポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法によりポリスチレン系樹脂発泡板を形成する工程と、前記ポリスチレン系樹脂発泡板から折箱を形成する工程を含む、折箱の製造方法。
本発明のポリスチレン系樹脂発泡板は、より融着性及び加工性に優れる。
本発明に係るポリスチレン系樹脂発泡板の製造装置の一例を示す模式図である。 本発明に係る折箱の一実施形態を示す斜視図である。 図2の折箱の組立前の状態を示す平面図である。 図2の折箱の製造方法を説明する図である。
<ポリスチレン系樹脂発泡板>
本発明のポリスチレン系樹脂発泡板(以下、単に「発泡板」ともいう。)は、23℃における引張弾性率(E)が50〜200MPaが好ましく、100〜200MPaがより好ましく、120〜180MPaがさらに好ましい。また、100℃における引張弾性率(E)が10〜60MPaが好ましく、20〜50MPaがより好ましい。
本発明において、発泡板の引張弾性率は以下のように測定される。
[23℃における引張弾性率(E)の測定方法]
本発明の23℃における引張弾性率(E)は、JIS K6767:1999に準拠して測定される値であり、具体的には、次の手順により測定される。
測定装置として、恒温槽TCLF−U4−HW(株式会社T.S.E製)が付属されたテンシロン万能試験機UCT−10T(株式会社オリエンテック製)を用いる。万能試験機データ処理ソフトとしてUTPS−458X(ソフトブレーン株式会社製)を用いる。
まず、発泡板をISO1798規定のType1形状に切り出し試験片とする。この際、樹脂の押出方向を前記試験片の長手方向とする。前記試験片を、JIS K7100:1999に記載の記号「23/50」(温度23℃、相対湿度50%)、2級の標準雰囲気下に16時間以上おいて状態調整する。状態調整後の試験片を、前記標準雰囲気下で前記万能試験機に付属された引張試験治具にチャック間隔が100mmとなるように取り付ける。その後、引張速度500mm/分として、前記試験片を引張り、得られた荷重と伸び量(試験片掴み治具間距離で測定)から引張弾性率を算出する。引張弾性率は、測定開始点から1次最大点(上降伏点)までの範囲内で直線部分の傾きが最大(最大傾き)となる弾性率から求める。試験片の数は3個とし、その平均値をEとする。
[100℃における引張弾性率(E)の測定方法]
本発明の100℃における引張弾性率(E)は、恒温槽を100℃雰囲気とし、状態調整後の試験片を前記恒温槽内の引張試験治具に5秒以内(恒温槽の扉を開けてから閉じるまで)で取り付け、2.5分間保持した後、直ちに引張り試験を開始すること以外は、上記Eの測定方法と同様にして測定される。
前記Eに対するEの比(E/E)は0.15〜0.3であり、0.16〜0.28が好ましく、0.17〜0.27がより好ましい。E/Eが0.15未満であると、加工性が充分に得られない。さらに、加工時や保管時に発泡板が変形するおそれがある。E/Eが0.3超であると、融着性及び加工性が充分に得られない。
なお、E、E、E/Eは、例えば後述するポリスチレン系樹脂の組成、発泡板の坪量、発泡倍率等を調整することで容易に調整される。
本発明の発泡板の厚みは3〜10mmである。発泡板の厚みが3mm未満であると、発泡板を融着法により製造する際の融着性が充分に得られなくなる。発泡板の厚みが10mm超であると、一般の融着法による製造装置での製造がし難くなり製造装置が限定される等の不都合を生じる。
本発明の発泡板の厚みは、発泡板の幅方向に50mm間隔でシックネスゲージによって測定した厚みの算術平均値である。
本発明の発泡板は、JIS K7121に準拠して測定した補外ガラス転移開始温度(Tig)が90℃以上100℃未満が好ましく、90〜99℃がより好ましい。また、補外ガラス転移終了温度(Teg)が100℃以上120℃未満が好ましく、105〜115℃がより好ましく、107〜114℃がさらに好ましい。
ig及びTegが上記範囲であると、融着性及び加工性が高められやすくなる。特に、より低温での融着性及び加工性が高められ、融着温度をより低くでき、発泡板及び当該発泡板を融着加工して製造される容器等の生産性が高められやすくなる。
本発明におけるTig及びTegは、示差走査熱量測定(DSC)で求められる値であり、具体的には、以下のように測定される。
本発明におけるTig及びTegは、JIS K7121:1987「プラスチックの転移温度測定方法」に記載の方法により測定される。但し、測定試料の調整は以下のように行う。
DSC装置として、DSC6220型(エスアイアイナノテクノロジー株式会社製)を用いる。アルミニウム製の測定容器の底に隙間のないように測定対象物を約6mg充填して、窒素ガス流量20mL/分のもと20℃/分の速度で30℃から200℃まで昇温し、10分間保持する。その後、前記測定容器を速やかに取り出し、25±10℃の環境下にて放冷したものを測定試料とする。前記DSC装置により前記測定試料を20℃/分の速度で30℃から200℃まで昇温してDSC曲線を得る。得られたDSC曲線から、装置付属の解析ソフトを用いて、上記JIS K7121:1987の(9.3「ガラス転移温度の求め方」)に記載された方法により補外ガラス転移開始温度(Tig)及び補外ガラス転移終了温度(Teg)を求める。
なお、Tig及びTegは、後述するポリスチレン系樹脂の組成を調整すること等により容易に調整される。
本発明の発泡板の坪量は、150〜700g/mが好ましく、200〜500g/mがより好ましい。発泡板の坪量が前記好ましい範囲の下限値以上であると、発泡板の強度が高められやすくなる。また、前記発泡板から形成された容器等の保形性が高められやすくなる。発泡板の坪量が前記好ましい範囲の上限値以下であると、発泡板及び発泡板から形成される容器等の軽量化が図られやすくなる。
発泡板の原料であるポリスチレン系樹脂としては、例えば、スチレン系単量体の単独重合体または共重合体、スチレン系単量体と他のビニル系単量体との共重合体、またはこれらの混合物等が挙げられる。
ポリスチレン系樹脂としては、スチレン系単量体に基づく構成単位が、前記ポリスチレン系樹脂の全構成単位に対して50質量%以上含まれるものが好ましく、70質量%以上含まれるものがより好ましく、80質量%以上含まれるものがさらに好ましい。
また、ポリスチレン系樹脂の質量平均分子量は、20万〜40万が好ましく、24万〜40万がより好ましい。前記質量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定した値を、標準ポリスチレンによる較正曲線に基づき換算した値である。
上記スチレン系単量体の単独重合体または共重合体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、エチルスチレン、i−プロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン等のスチレン系単量体の単独重合体または共重合体が挙げられる。このなかでも、スチレンに基づく構成単位を、全構成単位に対して50質量%以上有するものが好ましく、ポリスチレンがより好ましい。
また、ポリスチレン系樹脂として、ゴム成分を含むハイインパクトポリスチレンが用いられてもよい。
スチレン系単量体と他のビニル系単量体との共重合体としては、例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体、スチレン−フマル酸エステル共重合体、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、スチレン−アルキレングリコールジメタクリレート共重合体等が挙げられる。
なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。
スチレン系単量体と他のビニル系単量体との共重合体としては、スチレン系単量体に基づく構成単位を、前記共重合体の全構成単位に対して50質量%以上含むものが好ましく、70質量%以上含むものがより好ましく、80質量%以上含むものがさらに好ましい。
前記スチレン系単量体と他のビニル系単量体との共重合体としては、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体が好ましい。スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体としては、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体が好ましく、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体がより好ましい。
前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体としては、前記共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が1〜14質量%のものが好ましく、1質量%以上14質量%未満のものがより好ましく、4〜10質量%のものがさらに好ましい。
ポリスチレン系樹脂としては、スチレン系単量体の単独重合体または共重合体と、スチレン系単量体と他のビニル系単量体との共重合体の混合物が好ましい。このなかでも、ポリスチレンと、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物が好ましく、ポリスチレンと、スチレン−アクリル酸エステル共重合体との混合物がより好ましく、ポリスチレンと、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体との混合物がさらに好ましい。また、前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体としては、前記共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が1〜14質量%のものが好ましく、1質量%以上14質量%未満のものがより好ましく、4〜10質量%のものがさらに好ましい。
ポリスチレン系樹脂として、上記混合物が用いられると、発泡板のE、E、E/Eを調整しやすくなる。さらに、発泡板のTig及びTegを調整しやすくなる。
また、前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が、ポリスチレン系樹脂中0.5〜10質量%が好ましく、0.5〜7質量%がより好ましく、0.5〜5質量%がさらに好ましい。
ポリスチレン系樹脂中、上記(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有量が上記好ましい範囲であると、発泡板のE、E、E/Eを調整しやすくなる。さらに、発泡板のTig及びTegを調整しやすくなる。
なお、ポリスチレン系樹脂中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有量は、スチレン−(メタ)アクリル酸エステルの仕込み量から計算により算出できる他、例えば発泡板をATR法による赤外分光分析で分析して得られる(D1728/D1600)の吸光度比から求められる。ここで前記D1728は、1728cm−1でのアクリル酸エステルに基づく構成単位に含まれるエステル基のC=O伸縮振動に由来するピークであり、前記D1600は、1600cm−1でのポリスチレン系樹脂に含まれるベンゼン環の面内振動に由来するピークである。
上記混合物中、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体の含有量は、混合物の総質量に対して10質量%以上が好ましい。スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体の含有量が、前記下限値以上であると、融着性が高められやすくなる。
また、上記混合物中、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体の含有量は、混合物の総量に対して50質量%以下が好ましい。スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体の含有量が、前記上限値以下であると、加工性が高められやすくなる。
上記混合物中、ポリスチレンと、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合比(ポリスチレン/スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体)は、90/10〜50/50が好ましく、80/20〜60/40がより好ましい。前記混合比が、前記好ましい範囲であると、発泡板のE、E、E/Eを調整しやすくなる。さらに、発泡板のTig及びTegを調整しやすくなる。
ポリスチレン系樹脂としては、市販のポリスチレン系樹脂、懸濁重合法等により合成されたポリスチレン系樹脂、リサイクル原料でないポリスチレン系樹脂(バージンポリスチレン)を使用できる他、使用済みのポリスチレン系発泡板、ポリスチレン系樹脂発泡成形体(食品包装用トレー等)等を再生処理して得られたリサイクル原料を使用できる。前記リサイクル原料としては、使用済みのポリスチレン系発泡板、ポリスチレン系樹脂発泡成形体を回収し、リモネン溶解方式や加熱減容方式によって再生したリサイクル原料が挙げられる。
また、本発明の発泡板には、ポリスチレン系樹脂が主成分である範囲で、ポリスチレン系樹脂以外の樹脂が添加されもよい。前記ポリスチレン系樹脂が主成分である範囲とは、発泡板の全樹脂成分(100質量%)に対してポリスチレン系樹脂の含有量が50質量%以上となる範囲を意味し、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、100質量%であってもよい。
ポリスチレン系樹脂以外の樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、エチレン−プロピレン−非共役ジエン三次元共重合体、アクリル系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂等が挙げられる。
また、本発明の発泡板には、上記樹脂以外に、気泡調整剤、架橋剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、滑剤(炭化水素、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、アルコール系、金属石鹸、シリコーン油、低分子ポリエチレン等のワックス等)、展着剤(流動パラフィン、ポリエチレングリコール、ポリブテン等)、着色剤等の添加剤が添加されてもよい。なかでも、本発明の発泡板は、気泡調整剤を含有することが好ましい。
気泡調整剤としては、例えば、タルク、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸カルシウム、クレー、クエン酸等が挙げられる。なかでも、タルクが好ましい。
気泡調整剤は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
気泡調整剤の添加量は、発泡板中の樹脂100質量部に対して0.01〜5質量部が好ましい。
<発泡板の製造方法>
本発明の発泡板の製造方法としては、特に限定されず、公知の発泡板の製造方法が挙げられる。
本発明の発泡板は、融着性に優れることから融着法で製造されることが好ましい。融着法の一例について、図1の発泡板製造装置10を用いた方法を説明する。
前記製造装置10は、押出機20と、押出機20の先端に装着されたサーキュラーダイ22と、サーキュラーダイ22の吐出口から押出発泡された筒状の発泡体2をピンチロール30に送るガイドローラ24と、筒状の発泡体2を挟圧して板状とするピンチロール30とを備える。
融着法としては、発泡板の原材料であるポリスチレン系樹脂及び気泡調整剤等の添加剤を溶融混練する溶融混練工程と、前記溶融混練工程で得られた溶融混練物に発泡剤を圧入する発泡剤圧入工程と、前記発泡剤圧入工程で得られた発泡剤を含む溶融混練物を発泡させて筒状の発泡体を得る発泡工程と、前記発泡工程で得られた筒状の発泡体を挟圧して前記筒状の発泡体の内面を熱融着し板状とする融着工程を含む方法が挙げられる。
前記溶融混練工程では、押出機20に発泡板の原材料であるポリスチレン系樹脂及び気泡調整剤等の添加剤を供給し、該押出機20内で前記ポリスチレン系樹脂をその軟化点よりも高温に加熱して前記添加剤等と溶融混練して溶融混練物が形成される。
前記発泡剤圧入工程では、押出機20の途中に設けられた投入口(図示略)から発泡剤が圧入され、前記溶融混練工程で形成された溶融混練物に発泡剤が分散され、発泡剤を含む溶融混練物が形成される。
前記発泡剤としては、公知の発泡剤が挙げられ、例えば、プロパン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、シクロペンタジエン、ヘキサン等の炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエーテル、石油エーテル等のエーテル化合物、二酸化炭素、窒素、アンモニア、水等が挙げられる。
また、前記発泡剤として、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、炭酸水素ナトリウム、クエン酸等の有機酸又はその塩と炭酸水素ナトリウムとの混合物等の分解性の発泡剤が用いられてもよい。
これらの発泡剤は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
前記発泡剤としては、炭化水素が好ましい。炭化水素のなかでも、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタンまたはこれらの混合物が好ましい。
前記発泡剤の添加量は、特に限定されないが、原材料であるポリスチレン系樹脂100質量部に対して1〜10質量部が好ましい。
前記発泡工程では、上記発泡剤を含む溶融混練物が、押出機20の先端に装着されたサーキュラーダイ22の吐出口から押し出されると同時に発泡される。この際、サーキュラーダイ22の吐出口は円環状とされており筒状の発泡体2が形成される。前記筒状の発泡体2は、サーキュラーダイ22の前方に設けられたエアリング装置(図示略)から送出されたエアー26により風冷され、ガイドローラ24によりピンチロール30に送られる。
前記融着工程では、上記発泡工程で形成された筒状の発泡体2の内部が冷え切らないうちに、前記筒状の発泡体2を一対のピンチロール30で上下方向から挟圧して熱融着することで、二層の樹脂層が融着された発泡板1が形成される。
発泡板1は、その後、カッター等で所望の大きさに切断されてもよいし、その表面に印刷が施されてもよい。また、発泡板1には、紙または樹脂フィルム等が積層されてもよい。発泡板1の表面に紙や樹脂フィルムが積層されることで、表面がより美麗になり、また剛性がより高められる。さらに樹脂フィルムに、着色料(顔料、染料等)を添加することで様々な色調、模様、デザインを表示できる。
発泡板1の発泡倍率は、10〜20倍が好ましい。発泡倍率が前記範囲であると、発泡板1のE/Eを本発明で規定する範囲に調整しやすくなる。これにより、発泡板1の融着性及び加工性が高められやすくなる。
発泡倍率は、例えば、発泡剤の添加量やエアー26による冷却速度を調節することで容易に調整される。
本発明の発泡板1は、耐熱性、強度、加工性に優れるため、食品用容器の原材料として好適に用いられる。食品用容器としては、トレー型容器、丼型容器、カップ型容器、折箱等が挙げられる。このなかでも、本発明の発泡板1は融着性に優れるため、融着により製造される折箱の原材料として用いられるのが好ましい。
<折箱>
本発明の折箱の一実施形態について説明する。
図2に示す折箱100は、本発明の発泡板1からなっており、底板101に対して、妻板102・102及び側板103・103が垂直に組み立てられ、外形直方体とされている。
折箱の大きさは、収容物の量や大きさに応じて適宜設定されるが、例えば、縦16〜25cm、横80〜20cm、高さ20〜50cmとされる。
<折箱の製造方法>
折箱100の製造方法について説明する。図3は、折箱100の組立前の発泡板の平面図、図4(a)は、図3のA−A断面図、図4(b)は、図2のB−B断面図である。
折箱100の製造方法は、発泡板1にV溝を形成するV溝形成工程、前記V溝形成工程で形成されたV溝を折り曲げて折箱を組み立てる組立工程を含む。
前記V溝形成工程では、所望の大きさに切断された発泡板1に対してV溝が形成され、図3に示すような組立前発泡板120が作製される。
組立前発泡板120は、平面視矩形状の底板101と、底板101の両短手に延設された平面視矩形状の妻板102と、底板101の両長手に延設された平面視矩形状の側板103を備え一体とされている。底板101と妻板102との境界、底板101と側板103との境界には、それぞれV溝150が形成されており、妻板102の長手方向両端部及び側板103の長手方向両端部には、V溝が半分とされた半V溝160が形成されている。
V溝150は、公知のV溝形成装置で形成される。前記V溝150の形成角度θは、図4(a)に示すように略90°とされる。これにより、V溝150を内側に折り曲げて折箱100を組み立てた際、底板101と妻板102、底板101と側板103とが略垂直となる。また、妻板102の長手方向両端部に形成された半V溝160と、側板103の長手方向両端部に形成された半V溝160は、妻板102と側板103との貼り合わせ面となる。
前記組立工程では、図4(a)、(b)に示すように、組立前発泡板120をV溝150の頂点で折り曲げる。これにより図4(b)に示すように、底板101に対して側板103・103及び妻板102・102が垂直に立てられ、この状態で固定することで折箱100が形成される。前記の固定は、V溝150の表面に接着剤を塗布して行われてもよいし、V溝150の表面を加熱溶融し、V溝150の表面が溶融した状態にある間にV溝150を内側に折り曲げ融着して行われてもよい。同様に、上記半V溝160の張り合わせは、半V溝160の表面に接着剤を塗布して行われてもよいし、半V溝160を融着して行われてもよい。
前記V溝形成工程において、V溝の形成に熱刃が用いられると、V溝の形成とV溝の加熱溶融が一度に行えるため折箱の製造工程が簡略化でき好ましい。
熱刃の温度は、組立前発泡板120(発泡板1)のガラス転移温度(Tg)等に応じて適宜設定可能であるが、本発明の発泡板1は、より低い温度における融着性及び加工性に優れることから、例えば、220〜360℃が好ましく、250〜330℃がより好ましく、250〜300℃がさらに好ましく、250℃〜285℃が特に好ましい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。本実施例において「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
各例の発泡板の組成を表1に示した。なお、表1中、気泡調整剤の含有量は、全樹脂成分100質量部に対する質量部を示す。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
・PS:ポリスチレン(質量平均分子量24万)。
・PS−BA1:スチレン−アクリル酸ブチル共重合体(質量平均分子量32万、アクリル酸ブチルに基づく構成単位の含有質量7質量%)、下記製造例1で合成されたもの。
・PS−BA2:スチレン−アクリル酸ブチル共重合体(質量平均分子量32万、アクリル酸ブチルに基づく構成単位の含有質量14質量%)、下記製造例2で合成されたもの。
・気泡調整剤:タルク(平均一次粒子径8μm)。
≪製造例1≫
内容積106リットルの撹拌機付オートクレーブ(以下、反応器ともいう)に、スチレンモノマー26.4kgとアクリル酸ブチルモノマー2.0kgを投入し混合液とした。この混合液に、重合開始剤として、ベンゾイルパーオキサイド(純度75%、日油社製、商品名ナイパーBW)41g、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート(日油社製、商品名パーブチルE)57gを添加し溶解した。その後、上記反応器に、ピロリン酸マグネシウム170g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4.6g及び蒸留水56.8kgを投入し、70rpmの撹拌下で撹拌し懸濁液を作製した。反応器内を90℃まで昇温し7時間保持した。次に、120rpmの撹拌下とし、反応器内の温度を125℃まで昇温し3時間保持した。その後、反応器内の温度を40℃まで冷却し、反応器から重合スラリーを取り出し、脱水、洗浄、乾燥して、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体(PS−BA1、質量平均分子量32万、アクリル酸ブチルに基づく構成単位の含有質量7質量%)を製造した。
≪製造例2≫
スチレンモノマーの投入量を24.4kg、アクリル酸ブチルモノマーの投入量を4.0kgとした以外は、製造例1と同様にしてアクリル酸ブチル成分を14質量%含有するスチレン−アクリル酸エステル共重合体(PS−BA2、質量平均分子量32万、アクリル酸ブチルに基づく構成単位の含有質量14質量%)を得た。
実施例1〜6、比較例1〜2の発泡板を以下のように製造した。
<実施例1>
2台の押出機が連結されたタンデム押出機の上流側の押出機(φ115mm)に、60質量%のPSと40質量%のPS−BA1からなるポリスチレン系樹脂と、前記ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、0.37質量部の気泡調整剤がドライブレンドされた混合ペレットを供給した。この混合ペレットを溶融混練するとともに、発泡剤としてブタンを前記ポリスチレン系樹脂100質量部に対して4.5質量部となる割合で押出機内に圧入してさらに溶融混練した。この溶融混練物を連続的に下流側の押出機(φ150mm)に供給し、該下流側の押出機でポリスチレン系樹脂の温度が約155℃となるように冷却して、押出機先端に取り付けたサーキュラーダイより押出発泡させ、筒状の発泡体を形成した。この筒状の発泡体をピンチロールで上下方向から挟んで、二層の発泡層からなる発泡板を製造した。前記発泡板の厚みは3.5mm、坪量は228g/m、発泡倍率は15.4倍であった。
<実施例2〜6、比較例1〜2>
発泡板の厚み、坪量及び発泡倍率を表1に示すものに変更したこと以外は、実施例1と同様にして実施例2〜3の発泡板を製造した。
発泡板の組成を表1に示すものに代えたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例4〜6及び比較例1〜2の発泡板を製造した。
得られた各例の発泡板のE、E、Tig、Tegを上述の測定方法により測定した。測定結果を表1に示す。また、E/Eの計算結果を表1に示す。
各例の発泡板の融着性及び加工性を以下のように評価した。評価結果を表1に示す。
≪融着性の評価≫
各例の発泡板について、発泡板を構成する二層の発泡層を手で剥離した際の状態により下記判断基準に基づいて融着性を評価した。○、△を合格とした。
[融着性の判断基準]
○:二層の発泡層が剥離しない。
△:二層の発泡層が融着面の一部で剥離する。
×:二層の発泡層が融着面で完全に剥離する。
≪加工性の評価≫
各例の発泡板を切断し、これに290℃に加熱した熱刃を0.8秒間発泡板に押し当てることでV溝を形成し、図3に示すような組立前発泡板120を作製した。その後、直ちに前記組立前発泡板のV溝を折り曲げて図2に示すような折箱を製造した。前記折箱を室温まで冷却した後、V溝の融着状態を目視により観察した。
上記と同様の観察を、熱刃の温度を10℃ずつ下げながら行った。これらの観察結果から下記判断基準に基づいて加工性を評価した。○、△を合格とした。
なお、より低温で、融着面に割れや欠けを生じず融着が確実に行えれば、融着後の冷却にかかる時間を省略でき加工性に優れると評価できる。さらに加熱のためのエネルギーを省略できる。
[加工性の判断基準]
○:270℃の熱刃で加工した際に、融着面に割れ・欠けが生じなかった。
△:280℃の熱刃で加工した際に、融着面に割れ・欠けが生じず、270℃の熱刃で加工した際に、融着面に割れ・欠けが生じた。
×:290℃の熱刃で加工した際に、融着面に割れ・欠けが生じず、280℃の熱刃で加工した際に、融着面に割れ・欠けが生じた。
Figure 0006473029
表1に示す結果から、本発明を適用した実施例1〜6の発泡板は、より融着性及び加工性に優れることが確認できた。
一方、E/E比が本発明の下限値未満である発泡板(比較例1)は、加工性が充分でなかった。E/E比が本発明の上限値超である発泡板(比較例2)は、融着性及び加工性が充分でなかった。
1 ポリスチレン系樹脂発泡板
2 筒状の発泡体
10 発泡板製造装置
20 押出機
22 サーキュラーダイ
24 ガイドローラ
30 ピンチロール
100 折箱
101 底板
102 妻板
103 側板
120 組立前発泡板

Claims (7)

  1. 二層の発泡層からなるポリスチレン系樹脂発泡板において、
    スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有し、前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が、ポリスチレン系樹脂中0.5〜10質量%であり、
    23℃における引張弾性率(E)に対する100℃における引張弾性率(E)の比(E/E)が0.15〜0.3であり、
    厚みが3〜10mmである、ポリスチレン系樹脂発泡板。
  2. JIS K7121に準拠して測定した補外ガラス転移開始温度(Tig)が90℃以上100℃未満であり、補外ガラス転移終了温度(Teg)が100℃以上120℃未満である、請求項1に記載のポリスチレン系樹脂発泡板。
  3. 前記Eが50〜200MPaであり、前記Eが10〜60MPaである、請求項1又は2に記載のポリスチレン系樹脂発泡板。
  4. 折箱用である、請求項1〜のいずれか一項に記載のポリスチレン系樹脂発泡板。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載のポリスチレン系樹脂発泡板から形成された折箱。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法であって、
    ポリスチレン系樹脂を溶融混練する溶融混練工程と、前記溶融混練工程で得られた溶融混練物を発泡させて筒状の発泡体を得る発泡工程と、前記発泡工程で得られた前記筒状の発泡体を挟圧して前記筒状の発泡体の内面を熱融着して板状とする融着工程とを含
    前記ポリスチレン系樹脂が、ポリスチレンと、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含み、
    前記スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体中の(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位の含有質量が1〜14質量%である、ポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法。
  7. 請求項に記載のポリスチレン系樹脂発泡板の製造方法によりポリスチレン系樹脂発泡板を形成する工程と、
    前記ポリスチレン系樹脂発泡板から折箱を形成する工程を含む、折箱の製造方法。
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