JP6465594B2 - 色分離合成系およびこれを用いた投射型表示装置 - Google Patents

色分離合成系およびこれを用いた投射型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、色分離合成系およびこれを用いたプロジェクターなどの投射型表示装置に関する。特に、反射型の液晶パネルを用いたプロジェクターに関する。
近年、水銀ランプからの白色光束を赤色光、緑色光、青色光に分離し、各光束を別々の光路に導いて反射型の液晶パネルに入射させ、液晶パネルからの光束を合成プリズムで合成する色分離合成系が開発されている。
このような色分離合成系及びこれを用いたプロジェクターとして、特許文献1に記載された構成が知られている。
特許文献1では、1つのPBS(偏光ビームスプリッター)に青色光と緑色光を入射させる技術を開示している。従来は1つのPBSに複数の色光が入らないように所定の色光の光路を折り曲げるための光学系が必要であったが、特許文献1が開示している技術により、そのような光学系が不要となり、より小型な色分離合成系を実現することができる。
特開2011−209396号公報
ここで、ダイクロイックミラーやPBS(偏光ビームスプリッター)のように、光束を波長や偏光方向に応じて分割する光学素子では、完全に所望の分割を行うことは困難である。例えば、P偏光光を透過させてS偏光光を反射するPBSにP偏光光が入射した場合、入射光の全てがPBSを透過するわけではなく、一部の成分はPBSに反射され、漏れ光として所望の光路とは異なる光路へと導かれてしまう。その結果、例えば黒表示を行いたいにも関わらず、漏れ光がスクリーンに投射されてしまい、コントラストが悪化するといいた現象が生じてしまう。
前述の特許文献1に記載された構成では従来よりも小型な色分離合成系を実現できる。しかしながら、黒色を表示する際に、反射型液晶パネルで変調されずにPBS(偏光ビームスプリッター)に戻ってきたP偏光の青色光のうち、一部がPBSで反射されるおそれがある。その結果、PBSで反射されたP偏光の青色光がクロスダイクロイックプリズムを透過してスクリーンに表示されてしまうおそれがある。
すなわち、漏れ光の影響によって、コントラストが悪化するおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の色分離合成系は、
互いに波長が異なるとともに所定の偏光方向に揃えられた第1色光と第2色光と第3色光とを、互いに異なる光路に導くとともに合成する色分離合成系であって、
第1色光と第2色光と第3色光とを合成する光合成素子と、
第1色光を第2色光及び第3色光とは異なる方向に導く第1色分離素子と、
前記第1色分離素子からの第1色光を第1光変調素子に導く第1光路変換素子と、
前記第1色分離素子からの第2色光及び第3色光のうち、第2色光を第2光変調素子に導き、第3色光を前記第2光変調素子とは異なる方向に導く第2光路変換素子と、
リレー光学系と、
前記リレー光学系からの第3色光を第3光変調素子に導く第3光路変換素子と、
前記第2光路変換素子からの第2色光を透過させるとともに第3色光を反射する第2色分離素子と、を備え、
前記リレー光学系は、前記第2光路変換素子と前記第3光路変換素子との間に設けられており、
前記第2色分離素子は、前記第2光路変換素子と前記光合成素子との間に設けられており
前記第1光路変換素子は、前記第1色分離素子からの第1色光を前記第1光変調素子に導くとともに、前記第1光変調素子によって変調された第1色光を前記光合成素子に導く第1偏光分離素子であり、
前記第2光路変換素子は、前記第1色分離素子からの第2色光及び第3色光のうち、第2色光を前記第2光変調素子に導き、第3色光を前記第2光変調素子とは異なる方向に導くとともに、前記第2光変調素子によって変調された第2色光を前記光合成素子に導く第2偏光分離素子であり、
前記第3光路変換素子は、前記リレー光学系からの第3色光を前記第3光変調素子に導くとともに、前記第3光変調素子によって変調された第3色光を前記光合成素子に導く第3偏光分離素子であり、
前記第1光変調素子と前記第2光変調素子と前記第3光変調素子は、反射型液晶パネルであり、
前記第2偏光分離素子での透過率が半値となる光の波長をλ1とし、前記第2色分離素子での透過率が半値となる光の波長をλ2とするとき、
λ1 > λ2 [nm]
を満足することを特徴とする。
本発明によれば、漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施例に係る光学系の構成図 本発明の第1実施例に係る波長選択性偏光ビームスプリッタ12の特性図 本発明の第1実施例に係るトリミングフィルター7の特性図 本発明の第2実施例に係る光学系の構成図 本発明の第2実施例に係る波長選択性偏光ビームスプリッタ42の特性図 本発明の第3実施例に係る光学系の構成図
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、構成部品の相対位置などは、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨で規定されたものではない。
〔第1実施例〕
図1から図3を用いて本発明の第1実施例で示す色分離合成系及びこれを用いたプロジェクター(投射型表示装置)100の構成を説明する。
図1は、本発明の第1実施例で示す色分離合成系及びこれを用いたプロジェクター100の構成を示す図である。
まず、光源部の構成を説明する。
1は高圧水銀放電管等の発光管であり、発光管1から放射状に発せられた光束は、放物面リフレクタ2によって平行光束に変換される。発光管1及び放物面リフレクタ2によって光源部が構成されている。
次に、照明光学系20の構成を説明する。
放物面リフレクタ2からの平行光束は、第1フライアイレンズ3で複数の部分光束に分割され、複数の部分光束は、第2フライアイレンズ4の各レンズセルの近傍に集光し、光源像を形成する。
第2フライアイレンズ4からの光束は、偏光変換素子5でS偏光光に変換され、第1ミラー6及びコンデンサーレンズ7を介して、後述の反射型液晶パネル(光変調素子)18(18R、18G、18B)を重畳的に照明する。なお、偏光変換素子5は、複数の偏光分離面、複数の反射面、複数の1/2波長板を備えている。
ここで、S偏光光とは、偏光変換素子5の偏光分離面の法線と、第2フライアイレンズ4からの光束の進行方向とに平行な面を主平面としたとき、主平面に直交する方向に振動している偏光光を示す。逆に、P偏光光とは、主平面に平行な方向に振動している偏光光を示す。
以上の第1フライアイレンズ3からコンデンサーレンズ7により、照明光学系20が構成されている。
次に、色分離合成系の構成を説明する。
18R,18G,18Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤用の反射型液晶表示素子(第3光変調素子)、緑用の反射型液晶表示素子(第2光変調素子)、青用の反射型液晶表示素子(第1光変調素子)である。
8は、青色光(第1色光)R1を透過して、緑色光(第2色光)R2および赤色光(第3色光)R3を反射するダイクロイックミラー(第1色分離素子)である。言い換えれば、ダイクロイックミラー8は、青色光R1を緑色光R2及び赤色光R3とは異なる方向に導く。
9および10は、S偏光光を透過してP偏光光を反射する第1偏光板および第2偏光板である。第1偏光板9は、ダイクロイックミラー8と後述の第1PBS11との間に設けられている。また、第2偏光板9は、ダイクロイックミラー8と後述の波長選択性PBS12との間に設けられている。
11は、S偏光光を反射してP偏光光を透過する第1PBS(第1光路変換素子)である。第1PBS11は、ダイクロイックミラー8からの青色光R1を液晶パネル18B(第1光変調素子)に導くとともに、液晶パネル18Bによって変調された青色光R1を後述のクロスダイクロイックプリズム19に導く第1偏光分離素子でもある。なお、PBSとは偏光ビームスプリッタ(Polarizing Beam Splitter)を示す。
12は、緑色光R2のうちS偏光光を反射してP偏光光を透過し、赤色光R3を透過する波長選択性PBS(第2光路変換素子)である。波長選択性PBS12は、ダイクロイックミラー8からの緑色光R2及び赤色光R3のうち、緑色光R2を液晶パネル18Gに導く第2偏光分離素子でもある。さらに、波長選択性PBS12は、赤色光R3を液晶パネル18Gとは異なる方向に導くとともに、液晶パネル18Gによって変調された緑色光R2をクロスダイクロイックプリズム19に導く第2偏光分離素子でもある。
波長選択性PBS12の特性は図2に示す通り、波長が510〜580nm程度の緑色光に対してはPBSとして作用し、波長が600〜650nm程度の赤色光に対してはPBSとして作用しない。すなわち、波長選択性PBS12は、波長選択性PBS12に入射する2つの色光の波長に基づいて、2つの色光のうち、一方を透過させて他方を反射するとともに、P偏光光とS偏光光のうち、一方を透過させて他方を反射する。なお、図2の実線はP偏光光の特性、図2の破線はS偏光光の特性を示している。
また、波長選択性PBS12には互いに波長の異なる2つの色光が入射しており、具体的には、緑色光及び赤色光が波長選択性PBS12へ入射するように構成されている。さらに、波長選択性PBS12へ入射する2つの色光の偏光方向が等しく、具体的には、緑色光及び赤色光ともにS偏光光で波長選択性PBS12へ入射する。
21は、波長選択性PBS12を透過した赤色光R3を液晶パネル18Rに再結像させるリレー光学系21である。リレー光学系21は、正のパワーを有する第1のリレーレンズ13、第2ミラー14、正のパワーを有する第2のリレーレンズ15で構成されている。言い換えれば、リレー光学系は、少なくとも1枚の正のパワーを有するレンズと、赤色光R3を反射する第2ミラー14とを備える。なお、第2ミラー14は平板のミラーではなく、ミラープリズムであっても良い。
16は、S偏光光を反射して、P偏光光を透過する第2PBS(第3光路変換素子)である。第2PBS16は、リレー光学系21からの赤色光R3を液晶パネル18Rに導くとともに、液晶パネル18Rによって変調された赤色光R3をクロスダイクロイックプリズム19に導く第3偏光分離素子でもある。
17は、緑色光R2を透過して、赤色光R3を反射するトリミングフィルター(第2色分離素子)17である。言い換えれば、トリミングフィルター17は、緑色光R2及び赤色光R3のうち、一方を透過させ、他方を反射する。なお、トリミングフィルター17は、波長選択性PBS12とクロスダイクロイックプリズム19にとの間に設けられている。
トリミングフィルター17の特性は図3に示すように、波長が510〜580nm程度の緑色光を透過させ、波長が600〜650nm程度の赤色光を反射する。
19は、液晶表示パネル18で変調された青色光R1、緑色光R2、赤色光R3を合成するクロスダイクロイックプリズム(光合成素子)である。言い換えれば、クロスダイクロイックプリズム19は、青色光R1と緑色光R2と赤色光R3とを合成する。
なお、クロスダイクロイックプリズム19は、ダイクロ膜19aとダイクロイック膜19bとを備えている。ダイクロイック膜19aは赤色光を反射して青色光及び緑色光を透過させ、ダイクロイック膜19bは、青色光を反射して赤色光及び緑色光を透過させる。
30は、第1PBS11からの色光の偏光方向を変換する1/2波長板(第3位相板)であり、1/2波長板30は、第1PBS11とクロスダイクロイックプリズム19との間に設けられている。
31は、第2PBS16からの色光の偏光方向を変換する1/2波長板(第4位相板)であり、1/2波長板31は、第2PBS16とクロスダイクロイックプリズム19との間に設けられている。
このように、本発明の実施例で示す色分離合成系は、上述の符号8〜12及び符号16〜17、19、21で示す光学素子を備える。また、より詳しくは、色分離合成系は、光源からの光束に含まれ、互いに波長が異なるとともに所定の偏光方向に揃えられた青色光R1と緑色光R2と赤色光R3とを、互いに異なる光路に導くとともに合成する。
次に、照明光学系20を通過した後の光学的な作用を説明する。まず、青色光R1の光学的な作用について説明する。
照明光学系20を通過したS偏光光の青色光R1はダイクロイックミラー8を透過して、さらに、第1偏光板9を透過する。前述のように、偏光変換素子5によってS偏光光に揃えられた状態で、各色光が照明光学系20から出射するが、完全にS偏光光に揃えられるわけではなく、P偏光光もわずかに含まれる。そこで、第1偏光板9をダイクロイックミラー8と第1PBS11との間に設けることで、青色光R1に含まれる不要光成分であるP偏光光を反射して、S偏光の比率を高める。これにより、不要光成分によるコントラストの悪化を抑制することが可能となる。
第1偏光板9を透過したS偏光光の青色光R1は、第1PBS11に反射され、液晶パネル18Bを照明する。白色あるいはカラー画像を表示する場合に、液晶表示素子18BでP偏光光に変調された青色光R1(青色の画像光)は、第1PBS11及び1/2波長板30を透過してS偏光光となる。そして、S偏光光となった青色光は、クロスダイクロイックプリズム19を介して不図示の投影レンズでスクリーンに導かれる。
なお、黒色を表示する場合には、液晶パネル18Bは青色光R1を変調せずにS偏光光のまま反射することで、青色光R1を光源側に戻す。
次に、緑色光R2の光学的作用について説明する。
照明光学系20を通過したS偏光光の緑色光R2はダイクロイックミラー8に反射されて、第2偏光板10を透過する。第2偏光板10は、前述の第1偏光板9と同様に、緑色光R2および赤色光R3に含まれる不要光成分であるP偏光光を反射して、S偏光の比率を高める。
第2偏光板10を透過したS偏光光の緑色光R2は、波長選択性PBS12に反射されて、液晶パネル18Gを照明する。白色あるいはカラー画像を表示する場合には、液晶パネル18Gで変調された緑色光R2(緑色の画像光)は、波長選択性PBS12を透過する。その後、緑色の画像光は、トリミングフィルター17およびクロスダイクロイックプリズム19を介して不図示の投影レンズでスクリーンに導かれる。
なお、黒色を表示する場合には、液晶パネル18Gは緑色光R2を変調せずにS偏光光のまま反射することで、緑色光R2を光源側に戻す。
次に、赤色光R3の光学的作用について説明する。
照明光学系20を通過したS偏光光の赤色光R3はダイクロイックミラー8に反射され、第2偏光板10を透過する。第2偏光板10を透過したS偏光光の赤色光R3は、波長選択性PBS12を透過する。
波長選択性PBS12を透過したS偏光光の赤色光R3は、リレー光学系21を介して、第2PBS16へ導かれ、第2PBS16に反射され、液晶パネル18Rを照明する。白色あるいはカラー画像を表示する場合に、液晶パネル18RでP偏光光に変調された赤色光R1(赤色の画像光)は、第2PBS16及び1/2波長板31を透過してS偏光光となる。S偏光光となった赤色光は、クロスダイクロイックプリズム19を介して不図示の投影レンズでスクリーンに導かれる。
なお、黒色を表示する場合には、液晶パネル18Rは赤色光R3を変調せずにS偏光光のまま反射することで、赤色光R3を光源側に戻す。
以上のように、青色光R1と緑色光R2と赤色光R3とをスクリーンに導き、カラー画像を表示することが可能となり、黒色の表示も可能である。
次に、トリミングフィルター17の作用について説明する。
前述のように、ダイクロイックミラー8から波長選択性PBS12へ導かれるS偏光光の赤色光R3は波長選択性PBS12を透過する。しかし、実際には全ての赤色光R3が波長選択性PBS12を透過するのではなく、一部の赤色光R3は、波長選択性PBS12に反射されて、液晶パネル18Gへ導かれてしまう。これは、一般的に、P偏光光は透過率が高く、S偏光光は反射率が高いためである。このように、本来であれば光学素子を透過する、あるいは反射されてほしいが、実際には光学素子で反射される、あるいは透過してしまう光が漏れ光となる。
液晶パネル18Gへ導かれてしまった赤色光R3は、白色やカラー画像の表示を行う場合にはS偏光光からP偏光光へ変調されて液晶パネル18Gから波長選択性PBS12へ入射する。前述のように、波長選択性PBS12は赤色光を透過させるために、液晶パネル18Gから波長選択性PBS12へ導かれた赤色光は波長選択性PBS12を透過する。さらに、仮にトリミングフィルター17が設けられていない場合には、波長選択性PBS12を透過したP偏光光の赤色光は、クロスダイクロイックプリズム19へ向かう。
前述のように、P偏光光は透過率が高く、S偏光光は反射率が高い。このため、P偏光光の赤色光R3がクロスダイクロイックプリズム19に入射すると、一部の赤色光R3はダイクロ膜19aを透過し、さらにダイクロ膜19bも透過して、スクリーンに表示されてしまうおそれがある。
すなわち、トリミングフィルター17が設けられていない場合には、赤色の漏れ光が余分な赤色光としてスクリーンに表示されてしまうために、色味が悪化してしまうおそれがある。
また、前述のように、黒色を表示する場合には、液晶パネル18Rは赤色光R3を変調せずにS偏光光のまま反射することで、赤色光R3を光源側に戻す。より詳細には、液晶パネル18Rで変調されない赤色光R3(赤色の非画像光)はS偏光光のため、第2PBS16に反射され、リレー光学系21を介して、波長選択性PBS12に戻る。
このとき、波長選択性PBS12は完全に赤色光R3を透過させるのでなく、一部の赤色光R3は波長選択性PBS12に反射されて、クロスダイクロイックプリズム19へ導かれてしまう。これは、図2に示すように、波長選択性PBS12は波長が600〜650nm程度の光は偏光方向に依らずに透過させるが、前述のように、P偏光光は透過率が高く、S偏光光は反射率が高いためである。
仮にトリミングフィルター17が設けられていない場合には、波長選択性PBS12に反射されてしまった赤色光R3(赤色の漏れ光)は、クロスダイクロイックプリズム19を透過して、不図示の投影レンズでスクリーンに導かれてしまう。
すなわち、黒色を表示したいにも関わらず、赤色の漏れ光がスクリーンに表示されてしまうために、コントラストが悪化してしまうおそれがある。
なお、上述の白色やカラー画像の表示を行う場合に生じる赤色の漏れ光が、透過率の高いP偏光光であったのに対して、黒色を表示する場合に生じる赤色の漏れ光は反射率の高いS偏光光である。このため、黒色を表示する場合に生じる赤色の漏れ光による影響は、白色やカラー画像の表示を行う場合に生じる赤色の漏れ光による影響よりも少ないが、黒色を表示する場合に生じる赤色の漏れ光も、トリミングフィルター17でカットすることが望ましい。
本発明の実施例においては、波長選択性PBS12とクロスダイクロイックプリズム19との間にトリミングフィルター17を設けている。これにより、赤色の漏れ光がクロスダイクロイックプリズム19へ導かれることを抑制し、上述の漏れ光によるコントラストの悪化を抑制することが可能となる。
このように、本発明の実施例によれば、漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。
さらに、前述の特許文献1に記載の構成と比較して、より小型な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。さらに、前述の特許文献2に記載の構成と比較して、より簡易な構成の色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例において、より好ましい条件について説明する。
波長選択性PBS12のS偏光光のカット波長をλ1とし、トリミングフィルター17のカット波長をλ2とするとき、
λ1 > λ2 [nm] (1)
を満足することが好ましい。
さらに、
λ1 ≧ λ2+5 [nm] (2)
を満足するとより好ましく、さらには、
λ1 ≧ λ2+10 [nm] (3)
を満足するとより好ましい。なお、カット波長とは光学素子での透過率が50%となる光束の波長であり、言い換えれば、透過率が半値となる波長である。
図2及び図3に示すように、本実施例において、λ1は600nm、λ2は590nmであり、上述の条件式を満足している。
図2に示すように波長がλ1近傍のS偏光光が、リレー光学系21から波長選択性PBS12へ入射する場合、波長がλ1近傍のS偏光光のうち半分程度が波長選択性PBS12によって反射されて、ダイクロイックプリズム19へ向かう。このとき、仮にλ2が620nmであるために上述の条件式を逸脱している場合には、トリミングフィルター17が、波長がλ1近傍のS偏光光を充分に反射できないおそれがある。すなわち、上述の条件式を逸脱すると、波長選択性PBS12からダイクロイックプリズム19へ入射してしまう赤色の漏れ光が増加してしまうおそれがある。
このため、本発明の実施例で示す構成では、上述の条件式を満足することで、黒色を表示する場合に生じる赤色の漏れ光をトリミングフィルター17がカットしている。これにより、漏れ光の影響をより抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。
〔第2実施例〕
図4は本発明の第2実施例で示す色分離合成系及びこれを用いたプロジェクター100の構成を示す図である。なお、図4において光源部、照明光学系20は省略しているが、両者は前述の第1実施例と同様の構成である。
本実施例と前述の第1実施例との違いは、青色光と緑色光の光路を入れ替え、それに合わせて各光学素子の特性を変更した点である。
前述の第1実施例と同様に、18Gは緑色用の反射型液晶素子であり、18Bは青色光用の反射型液晶素子である。しかし、本実施例においては、前述の第1実施例における液晶パネル18G及び液晶パネル18Bとの互いの位置が入れ替わっている。
このため、ダイクロイックミラー38は、緑色光R12を透過させて青色光R11及び赤色光R13を反射する。さらに、波長選択性PBS42は、青色光R11に対してはPBSとして作用するとともに、赤色光R13は透過させる。
なお、波長選択性PBS42の特性は、図5に示すように、波長が440〜500nm程度の青色光に対してはP偏光光を透過させてS偏光光を反射するPBSとして作用し、波長が600〜650nm程度の赤色光については偏光方向によらずに透過させる。図5において、実線はP偏光光の特性、破線はS偏光光の特性を示している。
クロスダイクロイックプリズム49が備えるダイクロイック膜49a及びダイクロイック膜49bの特性も前述の第1実施例と異なる。具体的には、ダイクロイック膜49aは、赤色光を反射して青色光及び緑色光を透過させ、ダイクロイック膜49bは緑色光を反射して青色光及び赤色光を透過させる。
上述した光学素子以外の光学素子は、前述の第1実施例と同様の特性を備える。
不図示の照明光学系を通過した後の光学的な作用について説明する。まず、緑色光R12の光学的作用について説明する。
不図示の照明光学系を通過したS偏光光の緑色光R12はダイクロイックミラー38を透過して、第1偏光板9を透過する。第1偏光板9を設けることによる効果は、前述の第1実施例と同様である。
第1偏光板9を透過したS偏光光の緑色光R12は、第1PBS11で反射され、液晶パネル18Gを照明する。液晶パネル18GでP偏光光に変調された緑色光R12(緑色の画像光)は、第1PBS11及び1/2波長板30を透過してS偏光光となる。S偏光光となった緑色光は、クロスダイクロイックプリズム49を介して不図示の投影レンズでスクリーンに導かれる。
次に、青色光R11の光学的作用について説明する。
不図示の照明光学系を通過したS偏光光の青色光R11はダイクロイックミラー38で反射されて、第2偏光板10を透過する。第2偏光板10を設けることによる効果は、前述の第1実施例と同様である。
第2偏光板10を透過したS偏光光の青色光R11は、波長選択性PBS42で反射されて、液晶パネル18Bを照明する。液晶表示パネル18Bで変調された青色光R11(青色の画像光)は、波長選択性PBS42を透過して、トリミングフィルター47およびクロスダイクロイックプリズム49を介して不図示の投影レンズでスクリーンに導かれる。
なお、赤色光R13の光学的作用、赤色の漏れ光によるコントラストの悪化を、トリミングフィルター47を設けることで抑制できる原理については、前述の第1実施例と同様である。
このように、前述の第1実施例から青色光と緑色光の光路を入れ替え、それに合わせて各光学素子の特性を変更した本実施例においても、漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。
〔第3実施例〕
図6は本発明の第3実施例で示す色分離合成系及びこれを用いたプロジェクター100の構成を示す図である。なお、図6において光源部、照明光学系20は省略しているが、両者は前述の第1実施例と同様の構成である。
本実施例と前述の第1実施例との違いは、波長選択性1/2波長板(第1位相板)82及び1/2波長板(第2位相板)83をさらに備える点と、第2偏光分離素子として、波長選択性PBS12の代わりに、第3PBS72を用いている点である。
波長選択性1/2波長板82は、ダイクロイックミラー8と第3PBS72との間に設けられており、緑色光R2及び赤色光R3のうち、一方の偏光方向を変換する。言い換えれば、波長選択性1/2波長板82は、赤色光R3の偏光方向のみ変換し、緑色光の偏光方向は維持する。
1/2波長板83は、リレー光学系21と第2PBS16との間に設けられており、入射した光束の偏光方向を変換する。
上述した光学素子以外の光学素子は、前述の第1実施例と同様の特性を備える。
不図示の照明光学系を通過した後の光学的な作用について説明する。青色光R1の光学的作用については、前述の第1実施例と同様である。
緑色光R2の光学的作用については、第2偏光板を透過し、第3PBS72に入射する前に、波長選択性1/2波長板82を透過する点以外は、前述の第1実施例と同様である。なお、波長選択性1/2波長板82は前述のように、緑色光R2の偏光方向は維持するので、緑色光R2は波長選択性1/2波長板82を透過しても、S偏光光のままである。
次に、赤色光R3の光学的作用について説明する。赤色光R3が第2偏光板10を透過するまでは、前述の第1実施例と同様である。
第2偏光板10を透過した赤色光R3は波長選択性1/2波長板82に入射し、S偏光光からP偏光光へ変換される。従って、本実施例においては、前述の第1実施例と異なり、第2偏光板10から出射する赤色光R3はP偏光光である。すなわち、本実施例においては、第3PBS72に入射する2つの色光の偏光方向が互いに異なり、具体的には緑色光はS偏光光で、赤色光はP偏光光で第3PBS72へ入射する。さらに、第3PBS72は、前述の波長選択性PBS12と異なり、第3PBS72へ入射する2つの色光の波長によらずに、P偏光光とS偏光光のうち、一方を透過させて他方を反射するように構成されている。
第3PBS72を透過したP偏光光の赤色光R3は、リレー光学系21で反射されて、1/2波長板83によってP偏光光からS偏光光へ変換されて、第2PBS16へ入射する。以後の、スクリーンに導かれるまでの赤色光R3の光学的作用は、前述の第1実施例と同様である。
また、本実施例においては、黒色を表示する場合に液晶パネル18Rで変調されずに反射される赤色光R3は、第2PBS16に反射され、1/2波長板83によってS偏光光からP偏光光に変換されて、P偏光光のままで第3PBS72へ入射する。しかし、P偏光光は第3PBS72を完全に透過するわけではなく、一部のP偏光光は第3PBS72に反射されて、クロスダイクロイックプリズム19へ導かれてしまう。
仮に、トリミングフィルター17が無い場合に、第3PBS72からクロスダイクロイックプリズム19へ、P偏光光の赤色光が漏れ光として入射すると、ダイクロ膜19a及び19bを透過して、スクリーンに表示されてしまうおそれがある。
一般的に、P偏光光は透過率が高く、S偏光光は反射率が高い。このため、第3PBS72からクロスダイクロイックプリズム19へ、S偏光光の赤色光が漏れ光として入射する場合(前述の第1実施例)よりも、赤色の漏れ光がP偏光光の場合(本実施例)の方が、コントラストがより悪化してしまうおそれがある。
このため、本実施例においては、第3PBS72とクロスダイクロイックプリズム19との間にトリミングフィルター17を設けている。これにより、黒色を表示する際の赤色の漏れ光がクロスダイクロイックプリズム19へ導かれることを抑制し、上述の漏れ光によるコントラストの悪化を抑制することが可能となる。
すなわち、前述の第1実施例におけるトリミングフィルター17の主な役割は、白色を表示する際に生じる赤色の漏れ光をカットすることであった。これに対して、本実施例におけるトリミングフィルター17の主な役割は、黒色を表示する際に生じる赤色の漏れ光をカットすることである。
なお、前述の第1実施例においては、波長選択性PBS12を用いていたのに対して、本実施例では、波長によらず偏光分離する第3PBS72を用いている。このため、前述の第1実施例と比較して、より簡易な構成の色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置を提供することができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施例では、赤色光用の液晶パネル18Rがダイクロイックミラー8あるいは38から最も遠い位置に設けられている構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置であれば、例えば、青色光用の液晶パネル18Bがダイクロイックミラー8あるいは38から最も遠い位置に設けられている構成等であっても良い。もちろん、各色光の光路に合わせて、各光学素子の特性を調整する必要がある。
また、前述した実施例では、リレー光学系21が備える第2ミラー14が平面ミラーである構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置であれば、例えば、第2ミラー14がプリズム型のミラーや球面ミラーである構成等を採用し、収差改善を行っても良い。
また、前述した実施例では、クロスダイクロイックプリズム19と波長選択性PBS12との間にのみ、トリミングフィルター17が設けられている構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1PBS11とクロスダイクロイックプリズム19との間に、青色光を透過させて赤色光及び緑色光を反射する第2トリミングフィルターを設ける構成等であっても良い。さらに、第2PBS16と、クロスダイクロイックプリズム19との間に、赤色光を透過させて青色光及び緑色光を反射する第3トリミングフィルターを設ける構成等であっても良い。
また、前述した実施例では、反射型液晶パネルを用いた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。漏れ光の影響を抑制することが可能な色分離合成系及びこれを用いた投射型表示装置であれば、例えば、透過型液晶パネルを用いた構成等であっても良い。透過型液晶パネルを用いた構成においては、第1光路変換素子として、第1色光を光合成素子へ導くように反射する第2ミラーを用いても良い。さらに、第2光路変換素子として、第2色光を光合成素子へ導くように反射するとともに、第3色光を第2色光と異なる方向に導く第2ダイクロイックミラーを用いても良い。さらに、第3光路変換素子として、第3色光を光合成素子へ導くように反射する第3ミラーを用いても良い。
8 ダイクロイックミラー(第1色分離素子)
11 第1PBS(第1光路変換素子)
12 波長選択性PBS(第2光路変換素子)
16 第2PBS(第3光路変換素子)
17 トリミングフィルター(第2色分離素子)
19 クロスダイクロイックプリズム(光合成素子)
21 リレー光学系

Claims (8)

  1. 互いに波長が異なるとともに所定の偏光方向に揃えられた第1色光と第2色光と第3色光とを、互いに異なる光路に導くとともに合成する色分離合成系であって、
    第1色光と第2色光と第3色光とを合成する光合成素子と、
    第1色光を第2色光及び第3色光とは異なる方向に導く第1色分離素子と、
    前記第1色分離素子からの第1色光を第1光変調素子に導く第1光路変換素子と、
    前記第1色分離素子からの第2色光及び第3色光のうち、第2色光を第2光変調素子に導き、第3色光を前記第2光変調素子とは異なる方向に導く第2光路変換素子と、
    リレー光学系と、
    前記リレー光学系からの第3色光を第3光変調素子に導く第3光路変換素子と、
    前記第2光路変換素子からの第2色光を透過させるとともに第3色光を反射する第2色分離素子と、を備え、
    前記リレー光学系は、前記第2光路変換素子と前記第3光路変換素子との間に設けられており、
    前記第2色分離素子は、前記第2光路変換素子と前記光合成素子との間に設けられており、
    前記第1光路変換素子は、前記第1色分離素子からの第1色光を前記第1光変調素子に導くとともに、前記第1光変調素子によって変調された第1色光を前記光合成素子に導く第1偏光分離素子であり、
    前記第2光路変換素子は、前記第1色分離素子からの第2色光及び第3色光のうち、第2色光を前記第2光変調素子に導き、第3色光を前記第2光変調素子とは異なる方向に導くとともに、前記第2光変調素子によって変調された第2色光を前記光合成素子に導く第2偏光分離素子であり、
    前記第3光路変換素子は、前記リレー光学系からの第3色光を前記第3光変調素子に導くとともに、前記第3光変調素子によって変調された第3色光を前記光合成素子に導く第3偏光分離素子であり、
    前記第1光変調素子と前記第2光変調素子と前記第3光変調素子は、反射型液晶パネルであり、
    前記第2偏光分離素子での透過率が半値となる光の波長をλ1とし、前記第2色分離素子での透過率が半値となる光の波長をλ2とするとき、
    λ1 > λ2 [nm]
    を満足することを特徴とする色分離合成系。
  2. 前記第2偏光分離素子には互いに波長の異なる2つの色光が入射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の色分離合成系。
  3. 前記2つの色光の偏光方向は等しく、
    前記第2偏光分離素子は、前記2つの色光のうち一方の色光は前記一方の色光の偏光方向に基づいて前記一方の色光を透過あるいは反射するとともに、前記2つの色光のうち他方の色光は前記他方の色光の偏光方向に依らずに前記他方の色光を透過させる機能を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の色分離合成系。
  4. 前記第1色分離素子と前記第1偏光分離素子との間に第1偏光板が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の色分離合成系。
  5. 前記第1色分離素子と前記第2偏光分離素子との間に第2偏光板が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の色分離合成系。
  6. 前記第1偏光分離素子からの色光の偏光方向を変換する第3位相板と、
    前記第3偏光分離素子からの色光の偏光方向を変換する第4位相板と、をさらに備え、前記第3位相板は、前記第1偏光分離素子と前記光合成素子との間に設けられており、前記第4位相板は、前記第3偏光分離素子と前記光合成素子との間に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の色分離合成系。
  7. 前記リレー光学系は、少なくとも1枚の正のパワーを有するレンズと、前記第3色光を反射するミラーとを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記第1色光と前記第2色光と前記第3色光とを含む光束を出射する光源と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の色分離合成系と、
    前記光源からの光束を前記色分離合成系に導く照明光学系と、を備える、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
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