JP6463404B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置に搭載する定着装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタに搭載する定着装置としてフィルム加熱方式の装置が知られている。このタイプの定着装置は、板状のヒータと、可撓性を有しヒータに摺動する筒状のフィルムと、フィルムを挟んでヒータと共にニップ部を形成する加圧ローラと、を有する。未定着のトナー画像を担持する記録材はニップ部によって挟持搬送されつつ加熱され、これによってトナー画像は記録材上に定着される。
フィルム加熱方式の定着装置においては、記録材搬送方向に直交する長手方向において、フィルムの両端部の外側に、フィルムの周形状軌跡を規制する規制部材が設けられる。この規制部材には、記録材搬送方向に直交する長手方向において、ヒータの両端部が支持される。そしてこの規制部材は加圧バネによってフィルムの母線方向に直交する方向に付勢され、これによってヒータはフィルムを介して加圧ローラに加圧される。
また、フィルム加熱方式の定着装置においては、記録材搬送方向下流側において、記録材の先端をフィルムの外周面から分離するための分離部材が、フィルムの外周面から所定の離間距離を置いて設けられる。
特許文献1には、分離部材の記録材搬送方向上流側の先端位置をフィルムの記録材分離部に極力近接した状態で精度よく保持するため、規制部材に分離部材を設けた定着装置が開示されている。
特開2006−153948号公報
上記の定着装置においては、記録材搬送方向において、ニップ部の幅が変化しても、分離部材を用いて、記録材を可撓性部材の外周面から分離する分離性能と、分離後の記録材を搬送する搬送性能と、を両立することが求められている。
本発明の目的は、ニップ部の幅が変化しても、分離部材を用いて、記録材の分離性能と、分離後の記録材の搬送性能と、を両立可能な定着装置、及びその定着装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る定着装置は、
筒状のフィルムと、
前記フィルムの外面に接触し前記フィルムとの間にニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記フィルムの母線方向において前記フィルムの端部と対向する位置に設けられており、前記母線方向への前記フィルムの移動を規制する規制部材と、
前記ニップ部から排出される記録材を前記フィルムから分離する分離部材と、
装置のフレームと、
を有し、前記ニップ部で未定着トナー像が形成された記録材を挟持搬送しつつ記録材に未定着トナー像を定着する定着装置において、
前記分離部材は、その第一の部分で前記規制部材に回動可能に設けられており、
前記分離部材は、その第二の部分で前記フレームにスライド可能に設けられており、前記分離部材のスライド方向は前記ニップ部の面と交差する方向であることを特徴とする。
また本発明に係る定着装置は、
筒状のフィルムと、
前記フィルムの外面に接触し前記フィルムとの間にニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記フィルムの母線方向において前記フィルムの端部と対向する位置に設けられており、前記母線方向への前記フィルムの移動を規制する規制部材と、
前記ニップ部から排出される記録材を前記フィルムから分離する分離部材と、
装置のフレームと、
を有し、前記ニップ部で未定着トナー像が形成された記録材を挟持搬送しつつ記録材に未定着トナー像を定着する定着装置において、
前記規制部材は、前記ニップ部に掛かる圧力が変わる方向に、前記フレームにスライド可能に設けられており、
前記分離部材は、その第一の部分で前記規制部材に回動可能に設けられており、
前記分離部材は、その第二の部分で前記フレームにスライド可能に設けられており、前記分離部材のスライド方向は前記規制部材のスライド方向と略平行であることを特徴とする。
本発明によれば、ニップ部の幅が変化しても、分離部材を用いて、記録材の分離性能と、分離後の記録材の搬送性能と、を両立可能な定着装置の提供を実現できる。
実施例1に係る定着装置の概略構成を示す断面図 定着装置のフィルムアセンブリと加圧ローラの位置関係を示す斜視図 定着装置を記録材搬送方向の下流側から見たときの概略構成を示す断面図 フィルムアセンブリと加圧ローラと加圧機構の位置関係を示す斜視図 加圧板の当接ポジションを示す断面図 加圧板の離間ポジションを示す断面図 フィルムアセンブリと分離部材を記録材搬送方向に直交する長手方向の左側、及び右側から見たときの斜視図 分離部材とフィルムと加圧ローラを記録材搬送方向に直交する長手方向の左側、及び右側から見たときの断面図 ニップ部の幅を変化させていない場合に分離部材とフィルムを記録材搬送方向に直交する長手方向の左側から見たときの断面図 ニップ部の幅を変化させた場合に分離部材とフィルムを記録材搬送方向に直交する長手方向の左側から見たときの断面図 実施例2に係る定着装置の分離部材とフィルムと加圧ローラを記録材搬送方向に直交する長手方向の左側、及び右側から見たときの断面図 ニップ部の幅を変化させていない場合に分離部材とフィルムを記録材搬送方向に直交する長手方向の左側から見たときの断面図 ニップ部Nの幅を変化させた場合に分離部材とフィルムを記録材搬送方向に直交する長手方向の左側から見たときの断面図 画像形成装置の概略構成を示す断面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の好適な実施形態は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は以下の実施形態により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において他の種々の構成に置き換えることは可能である。
[実施例1]
<画像形成装置>
図14を参照して、本実施例に係る画像形成装置を説明する。図14は電子写真記録技術を用いた画像形成装置(本実施例ではフルカラープリンタ)100の一例の概略構成を示す断面図である。
画像形成装置100において、トナーを用いて記録材Pに画像を形成する画像形成部1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成ステーションSa,Sb,Sc,Sdを有する。各画像形成ステーションは、像担持体としての感光ドラム2a,2b,2c,2dと、帯電部材3a,3b,3c,3dと、レーザスキャナ4と、を有する。また各画像形成ステーションは、現像器5a,5b,5c,5dと、感光ドラムをクリーニングするクリーナ6a,6b,6c,6dと、転写部材7a,7b,7c,7dと、を有する。
更に、画像形成部1は、転写部材によって各感光ドラムから転写したトナー画像を担持しつつ搬送するベルト8と、ベルトから記録材Pにトナー画像を転写する二次転写部材9と、を有する。以上の画像形成部1の動作は周知であるので詳細な説明は割愛する。
装置本体100A内のカセット10に収納された記録材Pはローラ11の回転によって1枚ずつローラ12を介してローラ13に供給される。その記録材Pはローラ13の回転によってベルト8と二次転写部材9とによって形成された二次転写部に搬送され、二次転写部において記録材上にトナー画像が転写される。未定着のトナー画像を担持する記録材Pは定着部としての定着装置20に送られ、トナー画像は定着装置によって記録材上に加熱定着される。定着装置20を出た記録材Pはローラ14の回転によってトレイ15に排出される。
<定着装置(定着部)20>
定着装置20の構成について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。図1は定着装置20の概略構成を示す断面図である。図2は定着装置20のフィルムアセンブリ31と加圧ローラ32の位置関係を示す斜視図である。図3は定着装置20を記録材搬送方向Xの下流側から見たときの概略構成を示す断面図である。
図1、図2に示すように、定着装置20は、フィルムアセンブリ(加熱ユニット)31と、加圧ローラ(ニップ形成部材)32と、フランジ37L,37R(規制部材)と、分離部材45と、搬送ガイド47と、搬送ローラ55と、枠体(フレーム)39と、を有する。
フィルムアセンブリ31は、可撓性を有する筒状のフィルム(可撓性部材)33と、フィルムの内周面(内面)に摺動するセラミックヒータ(加熱体)35と、を有する。更に、フィルムアセンブリ31は、ヒータ35を支持すると共にフィルム33の回転をガイドするホルダ(支持部材)34と、ホルダをフィルム内面に加圧するステイ(加圧体)36と、を有する。
フィルム33は、耐熱性樹脂ベルトや金属ベルトをベース層にして、そのベース層の外周面に、弾性層、離型層等を設けた複合層構造体であり、全体的に肉薄で、可撓性を有し、高熱伝導率、低熱容量の部材である。
耐熱性樹脂材料からなるホルダ34は、記録材搬送方向Xにおいて、ホルダの加圧ローラ32側の面の中央に溝34aを有する。溝34aは記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yに沿って設けられている。ヒータ35はその溝34aによって支持されている。
ホルダ34の加圧ローラ32側とは反対側の面にはステイ36が設置してある。ステイ36は鉄などの金属材料によって断面U字形状に形成されている。
記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、ヒータ35はチッ化アルミウム、アルミナ等のセラッミック材からなる細長い基板35aを有する。基板35aの加圧ローラ32側の面には基板の長手方向に沿って抵抗発熱層35bが設けられている。この抵抗発熱層35bは、抵抗発熱層の保護と絶縁性を確保するために保護層としてのガラス層35cによって覆われている。
加圧ローラ32は、芯金32aの外周面上に、シリコーンゴム等の弾性層32bを設けて所定の硬度にしたものである。非粘着性を向上させるために、さらに弾性層32bの外周面上に、PTFE、PFA、FEP等のフッ素樹脂層32cを設けてもよい。記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、芯金32aの両端部は軸受21L,21R(図3参照)を介して枠体39の側板39L,39Rに回転可能に支持されている。
記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、側板39L,39Rにはフランジ37L,37Rが所定の方向に移動可能に支持されている。ここで、所定の方向とは、加圧ローラ32に対してフランジ37L,37Rが接近及び離間する方向である。つまり、フランジ37L,37Rは、ニップ部Nの面(記録材搬送面)に対して略垂直な方向に移動可能にフレーム39の側板39L,39Rに設けられている。換言すれば、フランジ37L,37Rは、ニップ部Nに掛かる圧力が変わる方向に、フレーム39の側板39L,39Rにスライド可能に設けられている。
このフランジ37L,37Rは、記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、フランジのフィルム33の端部に対向する側面がフィルムの母線方向への移動を規制するための規制面37La,37Raとなっている。規制面37La,37Raには半円弧状のガイド部37Lb,37Rbが設けられ、このガイド部はフィルム33両端部の中空部に挿入されてガイド部の外周面によってフィルム両端部の内周面を支持している。ステイ36、及びホルダ34の両端部はフランジ37L,37Rの穴部37Lc,37Rcに嵌合されて支持固定されている。
<フィルムアセンブリ31の加圧機構22L,22R>
加圧機構22L,22Rについて、図4を参照しながら説明する。図4はフィルムアセンブリ31と加圧ローラ32と加圧機構22L,22Rの位置関係を示す斜視図である。
図4に示すように、加圧機構22L,22Rは、加圧板23L,23Rと、サポートフレーム24L,24Rと、カム28L,28Rと、加圧バネ40L,40Rと、軸(回動軸)50と、ギア51と、を有する。
加圧板23L,23Rの一端部23La,23Raは側板39L,39Rに取り付けられたサポートフレーム24L,24Rの24La,24Raに支持されている。そしてサポートフレーム24L,24Rと加圧板24L,24Rとの間に加圧バネ40L,40Rを設けている。
記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、側板39L,39Rには金属製の軸50が回転可能に支持されている。軸50において、側板39L,39Rよりも外側の両端部にはニップ部Nに掛かる圧力(ニップ圧)を変更するためのカム28L,28Rが設けられている。更に、カム28L側の軸50の端部には軸に駆動力を伝達するためのギア51が設けられている。ギア51と同じカム28L側において、加圧ローラ32の芯金32aの端部には芯金に駆動力を伝達するためのギア41が設けられている。これらのギア41,51には装置本体100A内に設けられた駆動源としての不図示のモータの駆動力がギア列を介して伝達される。
ギア列はモータの回転方向によって動力の伝達が切り替わるように構成されている。モータの正回転時にはギア41のみに動力が伝達されて加圧ローラ32が回転され、モータの逆回転時にはギア51のみに動力が伝達されてカム28L,28Rが回転される。
加圧板23L,23Rはプリント動作時にフランジ37L,37Rに当接する当接ポジションをとるが、電源オフ時やジャム発生時にはフランジから離間する離間ポジションをとる。当接ポジションと離間ポジションの切り替えはカム28L,28Rを回転させて加圧板23L,23Rをサポートフレーム24L,24Rに対して揺動させることによって行う。
加圧板23L,23Rの当接ポジションと離間ポジションについて、図5、図6を参照しながら説明する。記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、加圧板23L,23Rは左右対称に設けられて同じ動作を行うので、加圧板23Lの当接ポジションと離間ポジションのみを説明する。図5は加圧板23Lの当接ポジション(ニップ圧の非解除位置)を示す断面図であり、図6は加圧板23Lの離間ポジション(ニップ圧の解除位置)を示す断面図である。
図5に示すように、カム28Rは加圧板23Lの位置を制御するカム面28Laを有する。記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、カム28aを固定している軸50の一端部にニップ部Nの状態を検出するためのフラグ(不図示)を設けている。このフラグの遮光/非遮光を透過型センサ(不図示)を用いて検出することによってニップ圧の解除状態/非解除状態を検知している。
画像形成装置100のプリント動作時には、図5に示すように、カム28Lは加圧板23Lに当接していない。このとき加圧板23Lは加圧バネ40Lによって加圧されてフランジ37Lに当接する当接ポジションをとる。
当接ポジションにおいて、加圧板23Lは加圧バネ40Lの加圧力によってフランジ37Lを加圧し、これによってフランジはフィルム33の母線方向に直交する方向(記録材厚み方向Z)へ移動して加圧ローラ32に接近する。これにより、フランジ37Lはステイ36、及びホルダ34を介してヒータ35をフィルム33内面に押圧し、これによってフィルムの外周面(表面)を加圧ローラ32の外周面(表面)に圧接させる。これによって加圧ローラ32の弾性層32b(図1参照)が潰れて弾性変形し、フィルム表面と加圧ローラ表面とによって記録材搬送方向Xに所定幅のニップ部Nが形成される。
画像形成装置100の電源オフ時やジャム発生時には、図6に示すように、カム28Lは軸50によって回転されてカムのカム面28Laが加圧板23Lに当接する。このとき加圧板23Lは加圧バネ40Lの加圧力に抗して加圧板の一端部23Laを支点に矢印方向へ揺動してフランジ37Lから離間する離間ポジションをとる。
離間ポジションにおいて、加圧板23Lはフランジ37Lに対する加圧バネ40Lの加圧力を解除し、これよってフランジはフィルム33の母線方向に直交する方向へ移動して加圧ローラ32から離間する。これにより、フランジ37Lはステイ36、ホルダ34、ヒータ、及びフィルム33を引き上げ、これによってフィルム表面を加圧ローラ表面から離間させる。
加圧板22L,22Rが離間ポジションをとった状態では、加圧ローラ32の弾性層32bの弾性変形を抑えることができ、またニップ部N内にジャムした記録材Pを取り除くことが出来る。
加圧板23L,23Rの離間ポジションではニップ圧の解除は加圧バネ40L,40Rの加圧力を解除しなくとも軽減することでもよい。加圧バネ40L,40Rの加圧力の軽減はカム28L,28Rのカム面28La,28Raの形状設定により容易に実施することができる。このようにカム面28La,28Raの形状を適宜設定することにより様々な加圧力の異なるパターンを用意することが可能である。
<加熱定着処理動作>
定着装置20の加熱定着処理動作について、図1を参照しながら説明する。
装置本体100A内に設けられたモータの駆動力がギア41を介して加圧ローラ32の芯金32aに伝達され、これによって加圧ローラは矢印方向へ回転する。フィルム33はフィルム内面がヒータ35のガラス層35cに摺動しながら加圧ローラ32の回転に追従して矢印方向へ回転する。
ヒータ35の抵抗発熱層35bに電源(不図示)より給電用コネクタ26(図2参照)を介して電力が供給されると、抵抗発熱層が発熱してヒータは急速に昇温する。温調制御部(不図示)は、ホルダ34に設けられた温度検知素子25が検知する検知温度を取り込み、その検知温度を所定の定着温度(目標温度)に維持するように抵抗発熱層35bへの給電量を制御する。
未定着のトナー画像Tを担持する記録材Pはニップ部Nによって挟持搬送されつつ加熱され、これによってトナー画像は記録材上に定着される。
<分離部材45>
分離部材45について、図7、図8を参照しながら説明する。図7の(a)はフィルムアセンブリ31と分離部材45を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの斜視図である。(b)はフィルムアセンブリ31と分離部材45を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの右側から見たときの斜視図である。図8の(a)は分離部材45とフィルム33と加圧ローラ32を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの断面図である。(b)は分離部材45とフィルム33と加圧ローラ32を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの右側から見たときの断面図である。
可撓性を有するフィルム33は、加圧ローラ32の回転に追従して図1に示す矢印方向へ回転する。このフィルム33は、フィルムの回転状態において、フィルム両端部の内周面がフランジ37L,37Rのガイド部37Lb,37Rbの外周面に接触して支持されている。このため、ガイド部37Lb,37Rbの近傍ではフィルム33の変形や移動が少ない。つまり、フランジ37L,37Rはガイド部37Lb,37Rbによってフィルム33の周形状軌跡を規制している。
図1に示したように、未定着のトナー画像Tを担持する記録材Pは、不図示のフランジ37L,37Rのガイド部37Lb,37Rbによってフィルム33の周形状軌跡が規制された状態でニップ部Nにより挟持搬送される。そして、その記録材Pは、ニップ部Nよりも記録材搬送方向Xの下流側の位置でフィルム33表面の記録材分離部Dの曲率を一定量確保した曲率分離によって記録材の先端部がフィルム表面から分離され、搬送される。
しかしながら、フィルム33表面の分離部Dの曲率を小さく設定し過ぎると、フィルムの回転に伴う屈曲変化が大きくなる。これにより、フィルム33が回転することにより繰り返しの屈曲に伴う疲労破断を起こしてしまう可能性がある。このため、本実施例においては、フィルム33表面の分離部Dの曲率を一定量以上に抑えている。
材質や厚さが異なる記録材Pや、定着条件が異なる記録材Pでは、フィルム33表面の分離部Dからの分離が十分に維持できない場合がある。このため、本実施例では、記録材Pをフィルム33表面から分離するための分離部材45を、フィルム33表面の近傍で、且つ記録材搬送方向Xの下流側にフィルム表面から所定の離間距離C1だけ離間させて配置している。
ここで、離間距離C1とは、フィルム33表面の分離部Dから分離部材45の記録材搬送方向Xの上流側の端部45eまでの間隔をいう。この離間距離C1が所定の離間距離以内に設定されていれば、分離部材45による記録材Pのフィルム33表面からの分離を行うことが出来る。
フィルム33が金属製スリーブで構成されている場合、フィルム表面の分離部Dに対して分離部材45の端部45eは0.3mm〜2.0mm程度の離間距離C1に設定されることが望ましい。本実施例では、離間距離Cを1.5mmに設定した。
フィルム33が加圧ローラ32の回転に追従して回転しているとき、離間距離C1が大き過ぎると記録材Pの分離が出来なくなる。逆に、離間距離C1が小さ過ぎると、分離部材45の端部45eがフィルム33表面と接触し、これによってフィルム33表面が損傷して記録材上の定着画像の品質を低下させてしまう。
そこで、本実施例では、ニップ部Nよりも記録材搬送方向Xの下流側で、且つフィルム33表面の分離部Dと近接した位置に分離部材45を配置している。
図7に示すように、記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、記録材搬送領域よりも外側に配置されるフランジ37L,37Rは記録材搬送方向Xの下流側に37La,37Raを有する。
分離部材45は、記録材搬送方向Xにおいて、フィルムアセンブリ31よりも下流側に配置される。この分離部材45は、記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、フィルムアセンブリ31のフィルム33に平行で、且つ記録材搬送領域の全域をカバーするように配置されている。
図7に示すように、記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、分離部材45の記録材搬送方向Xの上流側の両端部には、フランジ37L,37Rの37La,37Raに回転可能に支持される軸(第一の部分)45La,45Raが設けられている。37La,37Raに45La,45Raを支持させることによってフィルム33表面の分離部Dから分離部材45の端部45eまでの離間距離C1は精度良く保持される。つまり、分離部材45は、その軸45La,45Raでフランジ37L,37Rに回動可能に設けられている。
更に、分離部材45は、記録材搬送方向Xに沿って設けられ記録材Pの非印字面が摺動する搬送面45c1を有するガイド部45cと、ガイド部の記録材搬送方向Xの上流側に設けられ搬送面に対して記録材を搬送するための回転可能なコロ(ローラ)46と、を有する。記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、分離部材45にはガイド部45c、及びコロ46が複数設けられている。
図7、図8に示すように、記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、分離部材45の記録材搬送方向Xの下流側の両端部には、分離部材の回転止めとなる長穴(第二の部分)45Lb,45Rbが設けられている。この長穴45Lb,45Rbはフランジ37L,37Rが移動可能な所定の方向M(ニップ部Nの面と交差する方向)に対して平行な形状に形成してある。そしてこの分離部材45の記録材搬送方向Xの下流側は軸50に係止されている。つまり、この長穴45Lb,45Rbには長穴に嵌合し長穴の中をスライド移動する軸50が挿通されている。よって分離部材45は、その長穴45Lb,45Rbでフレーム39にスライド可能に設けられている。
<分離部材45の記録材分離処理動作>
ニップ部Nの幅が変化したときの分離部材45の記録材分離処理動作について、図9、図10を参照しながら説明する。図9はニップ部Nの幅を変化させていない場合に分離部材45とフィルム33を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの断面図である。図10はニップ部Nの幅を変化させた場合に分離部材45とフィルム33を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの断面図である。
記録材Pとして、例えば、封筒やハガキ等の厚みの大きい特殊紙以外の厚みの小さい普通紙をニップ部Nによって挟持搬送する場合にはニップ圧は変更されない。そのため、ニップ部Nは図9のように所定の幅に設定される。
記録材Pとして、封筒やハガキ等の厚みの大きい特殊紙をニップ部Nによって挟持搬送する場合、搬送性や画像定着性の観点から、ニップ圧を低減してニップ部Nを適正な幅に設定できるようにする場合がある。
本実施例の定着装置20においても、ニップ部Nに封筒やハガキを通過させる場合には、図10に示すように、加圧板22Rによる不図示のフランジ37Rへの加圧力を低減させるようになっている。フランジ37Rへの加圧力の低減は不図示のカム28Rの回転量をモータによって制御することによって行う。フランジ37Rへの加圧力を低減させることによってフランジ37Rは加圧ローラ32から離間する方向へ移動する。このため、ニップ部N’の幅は図9に示すニップ部Nと比べて小さくなる(N>N’)。
記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、分離部材45は、分離部材の45La,45Raがフランジ37L,37Rの37La,37Raに回転可能に支持されている。更に、分離部材45は、分離部材の長穴45Lb,45Rbによって軸50に対し所定の方向Mに移動可能である。つまり、長穴45Lb,45Rbは軸50に対し所定の方向(フランジの移動方向)Mと略平行な方向(フランジの移動方向と非平行な方向)にスライド可能である。よって分離部材45のスライド方向はニップ部Nの面と交差する方向であり、フランジ37L,37Rのスライド方向と略平行な方向でもある。ここで、分離部材45の長穴45Lb,45Rbは、軸45La,45Raよりもフィルム33の表面から離れた位置にある。
これにより、図9、図10に示すように、分離部材45の端部45eとフィルム33表面の分離部Dとの間の離間距離C1は、ニップ部Nによって普通紙を挟持搬送するときの離間距離を概ね保ったまま保持される。また、ニップ部Nの接線Rと、この接線と平行な分離部材45の部位との間の距離C2は変化しない。
つまり、ニップ部Nの幅を変化させた際に、分離部材45ついて、フィルム33表面の分離部Dとの間の離間距離C1は概ね一定に保たれ、かつニップ部Nの接線Rとの間の距離C2は変化しない。これによって分離部材45の記録材Pの分離性能と、分離後の記録材の搬送性能と、を両立させることができる。なお、本実施例では、ニップ部Nの接線Rとコロ46の外周面(表面)との間を距離C2としている。
よって、記録材Pは分離部材45によってフィルム33表面から分離されて搬送される。ニップ部Nを通過した直後の記録材P上のトナー画像は記録材上に加熱定着されてはいるものの、この段階では十分に安定した状態ではない。このため、分離部材45のガイド部材45cの搬送面45c1との摺動によっては画像不良が発生し易い。本実施例では、分離部材45において、長穴45Lb,45Rbよりも軸45La,45Raに近い位置に、ニップ部Nを通過した記録材Pが接触するコロ46を設けている。そのため、そのコロ46によってガイド部材45cの搬送面45c1に対して記録材Pを搬送することができるので、画像不良は発生せず良好な画像品質を維持することが可能となった。
[実施例2]
定着装置20の他の例を説明する。本実施例の定着装置20は、定着装置の分離部材45の長穴45Lb,45Rbの形状が異なる点を除いて、実施例1の定着装置20と同じ構成としてある。
分離部材45の長穴45Lb,45Rbについて、図11を参照しながら説明する。図11の(a)は分離部材45とフィルム33と加圧ローラ32を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの断面図である。(b)は分離部材45とフィルム33と加圧ローラ32を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの右側から見たときの断面図である。
分離部材45において、長穴45Lb,45Rbは、フランジ37L,37Rが移動可能な所定の方向Mに対して交差する形状に形成してある。この長穴45Lb,45Rbには長穴に嵌合し長穴中をスライド移動する軸50が挿通されている。
<分離部材45の記録材分離処理動作>
ニップ部Nの幅が変化したときの分離部材45の記録材分離処理動作について、図12、図13を参照しながら説明する。図12はニップ部Nの幅を変化させていない場合に分離部材45とフィルム33を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの断面図である。図13はニップ部Nの幅を変化させた場合に分離部材45とフィルム33を記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yの左側から見たときの断面図である。
ニップ部Nに進入した記録材Pがフィルム33表面に巻き付くことによりジャムを引き起こしたり、ニップ部Nから排出された直後の記録材Pが搬送ガイド47(図1参照)への進入不良によってジャムを引き起こしたりすることがある。
本実施例の定着装置20においても、ジャムが発生した場合、ユーザのジャム処理性や、フィルム33の破損回避の観点から、ニップ部Nのニップ圧を解除できるようにしている。ニップ圧の解除方法については実施例1にて説明しているので詳細な説明は割愛する。
図13に示すように、不図示の加圧板22Rによるフランジ37Rへの加圧力を低減させることによってフランジは加圧ローラ32から離間する方向へ移動する。このため、ニップ部N’の幅は図12に示すニップ部Nと比べて小さくなる(N>N’)。これに対し、分離部材45の端部45eとフィルム33表面の分離部Dとの間の離間距離C1’は図12に示す離間距離C1と比べて大きくなる(C1’>C1)。このため、ユーザはフィルム33を損傷することなくジャムした記録材Pを容易に取り除くことができる。離間距離C1’は分離部材45による記録材Pの分離性能に影響を及ぼさない程度の距離に設定してある。
記録材搬送方向Xに直交する長手方向Yにおいて、分離部材45は、分離部材の45La,45Raがフランジ37L,37Rの37La,37Raに回転可能に支持されている。更に、分離部材45は、長穴45Lb,45Rbによって軸50に対し所定の方向Mと交差する方向に移動可能である。
これにより、図12に示す分離部材45の端部45eとフィルム33表面の分離部Dとの間の離間距離C1を図13のC1’のように大きくすることができる。つまり、長穴45Lb,45Rbは、フランジ37L,37Rが所定の方向Mに移動した際に離間距離C1が大きくなる形状を有する。
また、図12、図13に示すように、ニップ部Nの接線Rと、この接線と平行な分離部材45の部位との間の距離C2は変化しない。
つまり、ニップ部Nの幅を変化させた際に、分離部材45について、フィルム33表面の分離部Dとの間の離間距離C1は大きくなるが、ニップ部Nの接線Rとの間の距離C2は変化しない。これによって分離部材45の記録材Pの分離性能と、分離後の記録材の搬送性能と、を両立させることができる。
図11に示されるように、分離部材45の長穴45Lb,45Rbは長穴のフィルムアセンブリ31に近い側の端部45Lb1,45Rb1が軸50によって支持されている。分離部材45の端部45eと軸50の位置関係が逆転している場合、分離部材45の長穴45Lb,45Rbは長穴のフィルムアセンブリ31に遠い側の端部45Lb2,45Rb2が軸50によって支持される。
32 加圧ローラ、33 筒状のフィルム、35 セラミックヒータ、
37L,37R フランジ、39 枠体、45 分離部材、50 軸、
C1 離間距離、N ニップ部、P 記録材、T 未定着のトナー画像

Claims (12)

  1. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの外面に接触し前記フィルムとの間にニップ部を形成するニップ形成部材と、
    前記フィルムの母線方向において前記フィルムの端部と対向する位置に設けられており、前記母線方向への前記フィルムの移動を規制する規制部材と、
    前記ニップ部から排出される記録材を前記フィルムから分離する分離部材と、
    装置のフレームと、
    を有し、前記ニップ部で未定着トナー像が形成された記録材を挟持搬送しつつ記録材に未定着トナー像を定着する定着装置において、
    前記分離部材は、その第一の部分で前記規制部材に回動可能に設けられており、
    前記分離部材は、その第二の部分で前記フレームにスライド可能に設けられており、前記分離部材のスライド方向は前記ニップ部の面と交差する方向であることを特徴とする定着装置。
  2. 前記規制部材は、前記ニップ部の前記面に対して略垂直な方向に移動可能に前記フレームに設けられており、前記分離部材の前記第二の部分は、前記規制部材の移動方向と略平行な方向にスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記規制部材は、前記ニップ部の前記面に対して略垂直な方向に移動可能に前記フレームに設けられており、前記分離部材の前記第二の部分は、前記規制部材の移動方向と非平行な方向にスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記分離部材の前記第二の部分は、前記第一の部分よりも前記フィルムの表面から離れた位置にある部分であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記分離部材の前記第二の部分と前記フレームは、一方が長穴、他方がこの長穴に嵌合し長穴の中をスライド移動する軸を有することを特徴とする請求項乃至請求項4の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記装置は更に、前記ニップ部に掛かる圧力を変えるための回動可能なカムを有し、前記軸は前記カムの回動軸であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記分離部材は、前記第二の部分よりも前記第一の部分に近い位置に、前記ニップ部を通過した記録材が接触するローラを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の定着装置。
  8. 筒状のフィルムと、
    前記フィルムの外面に接触し前記フィルムとの間にニップ部を形成するニップ形成部材と、
    前記フィルムの母線方向において前記フィルムの端部と対向する位置に設けられており、前記母線方向への前記フィルムの移動を規制する規制部材と、
    前記ニップ部から排出される記録材を前記フィルムから分離する分離部材と、
    装置のフレームと、
    を有し、前記ニップ部で未定着トナー像が形成された記録材を挟持搬送しつつ記録材に未定着トナー像を定着する定着装置において、
    前記規制部材は、前記ニップ部に掛かる圧力が変わる方向に、前記フレームにスライド可能に設けられており、
    前記分離部材は、その第一の部分で前記規制部材に回動可能に設けられており、
    前記分離部材は、その第二の部分で前記フレームにスライド可能に設けられており、前記分離部材のスライド方向は前記規制部材のスライド方向と略平行であることを特徴とする定着装置。
  9. 前記分離部材の前記第二の部分は、前記第一の部分よりも前記フィルムの表面から離れた位置にある部分であることを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記分離部材の前記第二の部分と前記フレームは、一方が長穴、他方がこの長穴に嵌合し長穴の中をスライド移動する軸を有することを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  11. 前記装置は更に、前記ニップ部に掛かる圧力を変えるための回動可能なカムを有し、前記軸は前記カムの回動軸であることを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記分離部材は、前記第二の部分よりも前記第一の部分に近い位置に、前記ニップ部を通過した記録材が接触するローラを有することを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れか一項に記載の定着装置。
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