JP6537354B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真記録技術を用いて記録材上に形成したトナー画像を、熱により溶融して記録材に定着する定着装置に関する。
電子写真記録技術を用いる複写機やプリンタ等の画像形装置は、記録材に形成されたトナー画像を熱により溶融させて記録材に定着させる定着装置を搭載している。近年の電子写真用トナーの構成材料としては、離型ワックスが含まれているものが多い。ワックスは、画像の光沢度の調整、顔料の分散性、トナーのオフセット防止のために添加されている。
しかしながら、離型ワックスは加熱されると気化することが分かっている。この気化成分が、画像形成装置内の搬送ガイドに付着した場合には搬送抵抗となり、搬送ローラに付着した場合にはローラの摩擦係数低下を招くことにより、搬送性能を低下させて、ジャム等の問題を引き起こす原因ともなる。
特許文献1には、定着装置から出ていく気化成分の量を抑える技術が開示されている。
特開2010−249874号公報
本発明は、定着装置から出ていく気化成分の量を抑える他の技術を提供するものである。
上述の課題を解決するための本発明は、回転可能な加熱部材と、前記加熱部材と接触して定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記加熱部材を囲うカバー部材と、を有し、未定着トナー画像を担持する記録材を前記定着ニップ部で挟持搬送しつつ、前記加熱部材からの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する定着装置において、母線方向が前記加熱部材の母線方向と略平行である回転体を有し、前記回転体は前記加熱部材との間にギャップを有するように、前記加熱部材と前記カバー部材の間に設けられており、前記回転体の直径は、前記回転体の前記母線方向の中央から端部に向って小さくなっていることを特徴とする。
また、本発明は、定着ローラと、前記定着ローラの表面に接触する回転可能な加熱部材と、前記定着ローラと接触して定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記定着ローラと前記加熱部材を囲うカバー部材と、を有し、未定着トナー画像を担持する記録材を前記定着ニップ部で挟持搬送しつつ、前記加熱部材からの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する定着装置において、母線方向が前記加熱部材の母線方向と略平行である回転体を有し、前記回転体は前記加熱部材との間にギャップを有するように、前記加熱部材と前記カバー部材の間に設けられており、前記回転体の直径は、前記回転体の前記母線方向の中央から端部に向って小さくなっていることを特徴とする。
また、本発明は、定着ローラと、前記定着ローラの表面に接触する回転可能な加熱部材と、前記定着ローラと接触して定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記定着ローラと前記加熱部材を囲うカバー部材と、を有し、未定着トナー画像を担持する記録材を前記定着ニップ部で挟持搬送しつつ、前記加熱部材からの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する定着装置において、母線方向が前記加熱部材の母線方向と略平行である回転体を有し、前記回転体は前記加熱部材との間にギャップを有するように、前記加熱部材と前記カバー部材の間に設けられており、前記装置は更に、前記カバー部材に設けられており、前記加熱部材と前記定着ローラの接触部付近に向って前記カバー部材から突出している突出部を有することを特徴とする。
定着装置から出ていく気化成分の量を抑えることができる。
画像形成装置を説明する断面図 定着装置及びその周辺の概略図 (a)は比較例の定着装置内の気流の流れを示す図、(b)は実施例1の定着装置内の気流の流れを示す図 (a)及び(b)は、実施例1の隙間埋め部材の保持構造を示す図。 実施例2の隙間埋め部材を説明する概略図 実施例3の定着装置の断面図 実施例4の定着装置の断面図 実施例4の定着装置内の各部品のフィルム母線方向における長さを比較した図
〔実施例1〕
図1は、実施例1〜4の定着装置を搭載する画像形成装置1の断面図である。画像形成装置1は、中間転写ベルト方式のカラー画像形成装置である。図1を用いて、画像形成装置の構成について説明する。
画像形成装置1は、ドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1a、1b、1c、1dを備え、この感光ドラム1a、1b、1c、1dは所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。感光ドラム1a、1b、1c、1dはこの回転過程で、帯電ローラ2a、2b、2c、2dにより所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次いで像露光手段3により像露光を受ける。これにより、各感光ドラム上に画像情報に応じた静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は現像位置において各色の現像器4a、4b、4c、4dにより現像され、トナー画像として可視化される。
中間転写ベルト10は、無端ベルトであり、張架部材(駆動ローラ11、対向ローラ12、テンションローラ13、補助ローラ18)で張架されている。ベルト10は、感光ドラム1a、1b、1c、1dと略同一の周速度で回転駆動される。感光ドラム1a、1b、1c、1d上に形成されたトナー画像は、感光ドラム1a、1b、1c、1dと中間転写ベルト10との当接部(以下、一次転写ニップと称す)を通過する過程で、中間転写ベルト10の上に転写される(一次転写)。14a、14b、14c、14dは一次転写を行うための電圧が印加される一次転写ローラである。一次転写電圧によって転写されずに感光ドラム1a、1b、1c、1d表面に残留したトナーは、クリーニング装置5a、5b、5c、5dにより清掃、除去される。
中間転写ベルト10上に重畳された4色のトナー画像は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ20との二次転写ニップを通過する過程で、給紙手段50により給紙されたシート(記録材)Sの表面に一括転写される(二次転写)。20は二次転写を行うための電圧が印加される二次転写ローラである。その後、4色のトナー画像を担持したシートSは定着装置30に導入され、そこで加熱および加圧されることにより4色のトナーが溶融混色してシートSに定着される。以上の動作により、フルカラーの画像がシートSに形成され、その後、シートSは排紙ローラ34により機外に排出される。
また、中間転写ベルト10の表面に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置16により清掃・除去される。
次に図2、図3(a)及び図3(b)を参照して、定着装置内におけるワックスの気化成分の発生状態を説明する。トナー画像が転写されたシートSを加熱するための加熱手段31は、耐熱フィルム(加熱部材)31fと、その内部に設けられたヒータ31hを有する。加熱手段31と、回転軸32aを中心に回転可能に設けられた加圧ローラ(加圧部材)32の間にシートSを挟持搬送する定着ニップ部Nが形成されている。シートSは定着ニップ部Nで定着処理される。定着処理されたシートSはガイド部材35a、35bに導かれ、排紙ローラ34により機外に排出される。このように、本例の定着装置は、回転可能な加熱部材31fと、加熱部材31fと接触して定着ニップ部Nを形成する加圧部材32と、を有する。そして、未定着トナー画像を担持する記録材を定着ニップ部Nで挟持搬送しつつ、加熱部材31fからの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する。
本例の画像形成装置で使用しているトナー中のワックス単体を加熱していくと、150℃付近から気化成分が発生する。そのため、画像形成装置において、気化成分の発生源は、ワックスが付着し、かつ150℃以上となる部材から発生するものと考えられる。ワックスが付着し、かつ高温になる部材としては、シートS、フィルム31f、加圧ローラ32の表面が挙げられる。本実施例の条件において、加圧ローラ32はシートSにより熱が奪われるため、150℃以上となる部材はフィルム31fである。そのため、気化成分の発生源として支配的なのはフィルム31fの表面である考えられる。そのため、フィルム31f表面から発生する気化成分を定着装置30内に留めることが重要である。
気化成分は気流の影響で定着装置外へ排出される。フィルム31f近傍の気流について図3を用いて説明する。図3(a)は比較例の定着装置内の気流の流れを示し、図3(b)は本実施例の定着装置内の気流の流れを示している。
図3(a)で示すように、加熱手段31はカバー部材37とガイド部材35aで囲われている。なお、ガイド部材35aもカバー部材と同様、加熱部材31fを囲う役目を有しており、このことは図3(b)に示す本実施例も同様である。図3(a)で示すように、定着装置内には、画像形成装置内部や定着装置内を滞留する気流の熱による上昇気流Xが発生するため、フィルム31f表面で発生した気化成分が定着装置外に排出されてしまう。気化成分を定着装置外に排出しないためには、ガイド部材35aやカバー部材37とフィルム31fとの隙間を狭くすれば良い。隙間を狭くするために、隙間を狭くする部材を設けることが考えられるが、気化成分の排出を抑制する効果を得るまで近付けていくと、部品の公差や熱による部品の変形等の影響で、部材がフィルム31fに接触するなどの弊害が発生する。これを避ける程度に隙間を設けると、排出抑制効果が薄くなってしまう。
そこで、本実施例では、母線方向が加熱部材31fの母線方向と略平行である回転体36を有し、回転体36は加熱部材31fとの間にギャップを有するように、加熱部材31fとカバー部材35aの間に設けられている。具体的には、図3(b)で示すように、軸36aに支持されており円筒形状をした隙間埋め部材(回転体)36を、フィルム31fと、カバー部材の役目も有するガイド部材35aの間に配置している。これにより、定着装置外への気流の流れを抑えることができる。隙間埋め部材36を支持する軸36aは金属軸を用いることで、精度と強度が保たれ、熱や部品の変形の影響を避けることができる。また、隙間埋め部材36の材質は液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer)である。回転体36とフィルム31fとのギャップG1は0.5mm〜2.0mmの範囲が好ましく、回転体36とカバー部材の役目を有しているガイド部材35aとのギャップG2は0.5mm〜2.0mmの範囲が好ましい。本例では、G1=1.5mm、G2=0.5mmに設定している。
次に、図4で隙間埋め部材の構成を説明する。定着処理時に隙間埋め部材36がフィルム31fとなるべく接触しないように、隙間埋め部材36とフィルム31fとのギャップG1が設定されている。隙間埋め部材36は軸36aに回転可能に支持されている。また、隙間埋め部材36が円筒形状で回転可能である。よって、例えば、画像形成装置の輸送時にフィルム31fが隙間埋め部材36に接触したり、フィルム31fの回転ムラによりフィルム31fが隙間埋め部材36に接触したりしてもフィルム31fにダメージを与えるのを抑えられる。また、隙間埋め部材36を支持する軸36aは、フィルム31fの端面に対向する面38a1、38b1を有しフィルム31fの母線方向への移動を規制する規制部材38a、38bに取り付けられている。これにより、フィルム31fに対する隙間埋め部材36の位置精度が向上するので、ギャップG1を限りなく小さくすることができる。更に、本例では、図4(a)に示すように、隙間埋め部材36がフィルムの母線方向において複数個(本例では図4(a)に示すように10個)に分割してあるので、部品が変形してもその変形がギャップG1に与える影響を小さくすることが可能となる。
以上の構成により、定着装置内から定着装置外への気流を抑え、フィルム31fから発生した気化成分が定着装置外へ排出されるのを抑えることができる。定着装置外への排出を規制され定着装置内の空間に滞留する気化成分は、互いに凝集したり、ガイド部材35aやカバー部材37の表面に捕捉されたりする。よって、定着装置外への気化成分の排出量の抑制と、搬送ガイド等への気化成分の付着を抑えることができる。または気化成分を捕捉するためのフィルター等を不要に出来る。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。なお、本実施例の基本構成は実施例1と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施例の特徴となる構成について説明する。また、前述した実施例と同一機能を有する部材には同一符号を付して説明を省略する。
図5は実施例2の概略図である。加熱手段31は加圧ローラ32に圧接するため、フィルム31fは楕円形状で回転している。また、フィルム31fの両端は、フィルム31fの両端の内面に対向しフィルムをガイドするガイド部分38a2、38b2を有する保持部材38a、38bにより保持されるため、フィルムの母線方向の端部と中央部のフィルム31fの断面形状が異なる。図5は図4(b)に示したV方向から実施例2の加熱手段31を見た図であるが、図5に示すようにV方向から見るとフィルム31fの中央が直径F1、両端部が直径F2(>F1)の形状となっている。そこで、図5に示すように、分割された隙間埋め部材(36b、36c、36d)夫々の直径を異ならせて、軸36aに支持させている。これにより、母線方向におけるフィルム31fの断面形状が異なったとしてもフィルム31fと隙間埋め部材36のギャップG1を母線方向においてほぼ一定にすることが可能となる。本例では、隙間埋め部材36bの直径>隙間埋め部材36cの直径>隙間埋め部材36dの直径、即ち、隙間埋め部材の直径を、中央から端部に向って小さくしている。なお、フィルム31fの両端はガイド部分38a2、38b2でガイドされるのでフィルム31fの両端の回転軌跡は比較的安定している。これに対して、フィルム31fの中央部はガイド部分38a2、38b2によってガイドされないので、両端に比べて回転軌跡が安定しない。よって、ギャップG1を、中央が端部よりも大きい設定にしてもよい。
〔実施例3〕
次に、図6を用いて実施例3について説明する。本例の定着装置130は、実施例1、2の定着方式とは異なり、加熱ニップ部と加圧ニップ部を分けた外部加熱方式である。この外部加熱方式の定着装置は、トナー画像面をゴムローラ(後述する定着ローラに相当する)により圧接できるため、加熱ニップ部を形成する耐熱フィルムとして比較的安価なものを使用できる。または耐熱フィルムレスの加熱ニップ部にすることも可能である。
定着装置130は、トナー画像が転写されたシートS’を加熱するための定着部材である定着ローラ132が回転軸132aを中心に回転可能に設けられている。そして、この定着ローラ132と加圧手段133が圧接することで第1のニップ部(定着ニップ部)N1が形成されており、このニップ部N1でシートS’を挟持搬送する。また、定着ローラ132には加熱手段131が圧接しており、定着ローラ132と加熱手段131の間に第2のニップ部(加熱ニップ部)N2が形成されている。加熱手段131の内部にはヒータ131hが設けられている。定着ローラ132を図6の矢印方向へ駆動することによってヒータ131hの周囲を筒状の耐熱フィルム131fが回転する。フィルム131fを介してヒータ131hと定着ローラ132の間に第2のニップ部N2が形成されており、この第2のニップ部N2で加熱手段131から定着ローラ132へ熱が伝えられる。熱が供給された定着ローラ132は、第1のニップ部N1で挟持搬送されているシートS’を加熱する。これによりシートS’上の未定着トナー画像をシートS’に定着する。定着処理後のシートS’はガイド部材135a、135bに導かれ、排紙ローラ(不図示)により機外に排出される。このように、定着装置130は、定着ローラ132と、定着ローラ132の表面に接触する回転可能な加熱部材131fと、定着ローラ132と接触して定着ニップ部N1を形成する加圧部材133と、を有する。そして、未定着トナー画像を担持する記録材を定着ニップ部N1で挟持搬送しつつ、加熱部材131fからの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する。
図6で示すように、軸136aに支持され、円筒形状をした隙間埋め部材136をフィルム131fとガイド部材135aとカバー部材137の近傍に配置することで、上昇気流Yの流れが抑えられる。ガイド部材(カバー部材)135aとカバー部材137は定着ローラ132と加熱部材131fを囲っている。これにより、定着装置外への気化成分の排出量の抑制と、ガイド部材135a、135bのシート搬送面への気化成分の付着を抑えることができる。なお、フィルム131fと隙間埋め部材136とのギャップの大きさ、及びガイド部材135aと隙間埋め部材136とのギャップの大きさは実施例1と同じであり、ギャップの好ましい範囲も実施例1と同じく、いずれも0.5mm〜2.0mmである。
〔実施例4〕
次に実施例4について図7及び図8を用いて説明する。本例の定着装置は、実施例3で示した隙間埋め部材136に加えて第2の隙間埋め部材(突出部)138を有する。尚、第2の隙間埋め部材138は回転体ではない。図7に示すように、第2の隙間埋め部材138は、定着ローラ132とフィルム131fの合流部に対向するように配置する(第1の位置)。即ち、第2の隙間埋め部材138は、カバー部材の役割も有するガイド部材135aに設けられており、フィルム131fと定着ローラ132の接触部付近に向ってガイド部材135aから突出している。第2の隙間埋め部材138も複数個に分割されている。本例では図8に示すように6つに分割されている。定着ローラ132と第2の隙間埋め部材138の間のギャップG3は1.5mmに設定されている。また、フィルム131fと第2の隙間埋め部材138の間のギャップG4は1.7mmに設定されている。ギャップG3の好ましい範囲は0.5mm〜2.0mmであり、ギャップG4の好ましい範囲も0.5mm〜2.0mmである。尚、第2の隙間埋め部材は回転体ではないので、ギャップG4はギャップG1よりも大きく設定するのが好ましい。第2の隙間埋め部材138は、軸138aに保持されており、この軸138aはガイド部材135aを保持する定着装置のフレーム(不図示)に保持されている。
図8は定着装置内の各部品のフィルム母線方向における長さを比較した図である。ヒータ131hは、セラミック基板131hB上に、電力供給用のコネクタを装着する電極131hcと、発熱体131hpと、を印刷したものである。発熱体131hpが設けられているエリアはシート搬送基準(シート中央)から左右に113mmであり、発熱エリアHLは226mmになっている。ワックスの気化成分はフィルム131fのうち、ヒータの発熱エリアHLを通過した部分から発生しやすい。よって、隙間埋め部材136や第2の隙間埋め部材138は、発熱エリア以上のエリアまで亘っているのが好ましい。本例の定着装置では、図8に示すように、隙間埋め部材136は229mmの長さを有し、発熱エリアHLよりも広い領域まで設けられている。また、第2の隙間埋め部材138は230mmの長さを有し、発熱エリアHLよりも広い領域まで設けられている。
第2の隙間埋め部材138を配置することにより、上昇気流Yの流れが隙間埋め部材136と第2の隙間埋め部材138により2段階に規制され、上昇気流Yをより効果的に規制できる。
なお、第2の隙間埋め部材138は、定着ローラ132とフィルム131fの合流部に対向する第1の位置と、第1の位置から退避させた第2の位置(図7の矢印PU方向に移動した位置)に移動可能になっている。本例の定着装置は、これを組み立てる場合、定着装置のフレームに対して図7に示す矢印M方向から、構成部品である加圧手段133、定着ローラ132、加熱手段131をこの順に装着する。前述のように第2の隙間埋め部材138が第2の位置に退避可能となっており、装置組み立て工程時に第2の隙間埋め部材138を第2の位置に退避させておけば、構成部品が第2の隙間埋め部材138に接触するのを回避できる。これにより、第2隙間埋め部材138との接触によって構成部品が傷つくのを防止できる。なお、第2の隙間埋め部材138は、軸138aにより支持されており、第2の位置から自重で第1の位置に戻る。
実施例1〜4は、フィルムを用いた定着装置であったが、フィルムではなく剛性が高いヒートローラを用いた定着装置にも上述した隙間埋め部材136を採用できる。ヒートローラは比較的堅いため、隙間埋め部材の材質を柔らかい材質、例えばシリコーンゴムなどで製作するとよい。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。
30、130 定着装置
31、131 加熱手段
31f、131f 耐熱フィルム
31h、131h ヒータ
32 加圧ローラ
132 定着ローラ
36、136 隙間埋め部材
138 第2の隙間埋め部材

Claims (22)

  1. 回転可能な加熱部材と、前記加熱部材と接触して定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記加熱部材を囲うカバー部材と、を有し、未定着トナー画像を担持する記録材を前記定着ニップ部で挟持搬送しつつ、前記加熱部材からの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する定着装置において、
    母線方向が前記加熱部材の母線方向と略平行である回転体を有し、前記回転体は前記加熱部材との間にギャップを有するように、前記加熱部材と前記カバー部材の間に設けられており、前記回転体の直径は、前記回転体の前記母線方向の中央から端部に向って小さくなっていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱部材はフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記装置は更に、前記フィルムの端面に対向する面を有し前記フィルムの前記母線方向への移動を規制する規制部材を有し、前記回転体は前記規制部材に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ギャップの範囲は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記ギャップは、前記回転体の前記母線方向の中央が端部よりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記回転体は、前記母線方向において複数個に分割されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記回転体と前記カバー部材とのギャップの範囲は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 前記装置は更に、前記加熱部材を加熱するヒータを有し、前記回転体の前記母線方向における長さは前記ヒータの発熱エリア以上の長さを有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置。
  9. 定着ローラと、前記定着ローラの表面に接触する回転可能な加熱部材と、前記定着ローラと接触して定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記定着ローラと前記加熱部材を囲うカバー部材と、を有し、未定着トナー画像を担持する記録材を前記定着ニップ部で挟持搬送しつつ、前記加熱部材からの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する定着装置において、
    母線方向が前記加熱部材の母線方向と略平行である回転体を有し、前記回転体は前記加熱部材との間にギャップを有するように、前記加熱部材と前記カバー部材の間に設けられており、前記回転体の直径は、前記回転体の前記母線方向の中央から端部に向って小さくなっていることを特徴とする定着装置。
  10. 前記加熱部材はフィルムであることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  11. 前記装置は更に、前記フィルムの端面に対向する面を有し前記フィルムの前記母線方向への移動を規制する規制部材を有し、前記回転体は前記規制部材に保持されていることを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記ギャップの範囲は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の定着装置。
  13. 前記ギャップは、前記回転体の前記母線方向の中央が端部よりも大きいことを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の定着装置。
  14. 前記回転体は、前記母線方向において複数個に分割されていることを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の定着装置。
  15. 前記回転体と前記カバー部材とのギャップの範囲は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の定着装置。
  16. 前記装置は更に、前記加熱部材を加熱するヒータを有し、前記回転体の前記母線方向における長さは前記ヒータの発熱エリア以上の長さを有することを特徴とする請求項9〜15のいずれか一項に記載の定着装置。
  17. 前記装置は更に、前記カバー部材に設けられており、前記加熱部材と前記定着ローラの接触部付近に向って前記カバー部材から突出している突出部を有することを特徴とする請求項9〜16のいずれか一項に記載の定着装置。
  18. 前記定着ローラと前記突出部とのギャップの範囲は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項17に記載の定着装置。
  19. 前記装置は更に、前記加熱部材を加熱するヒータを有し、前記突出部の前記母線方向における長さは前記ヒータの発熱エリア以上の長さを有することを特徴とする請求項17又は18に記載の定着装置。
  20. 定着ローラと、前記定着ローラの表面に接触する回転可能な加熱部材と、前記定着ローラと接触して定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記定着ローラと前記加熱部材を囲うカバー部材と、を有し、未定着トナー画像を担持する記録材を前記定着ニップ部で挟持搬送しつつ、前記加熱部材からの熱によって記録材に未定着トナー画像を定着する定着装置において、
    母線方向が前記加熱部材の母線方向と略平行である回転体を有し、前記回転体は前記加熱部材との間にギャップを有するように、前記加熱部材と前記カバー部材の間に設けられており、
    前記装置は更に、前記カバー部材に設けられており、前記加熱部材と前記定着ローラの接触部付近に向って前記カバー部材から突出している突出部を有することを特徴とする定着装置。
  21. 前記定着ローラと前記突出部とのギャップの範囲は、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項20に記載の定着装置。
  22. 前記装置は更に、前記加熱部材を加熱するヒータを有し、前記突出部の前記母線方向における長さは前記ヒータの発熱エリア以上の長さを有することを特徴とする請求項20又は21に記載の定着装置。
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