JP6460923B2 - 線材把持装置及び線材把持方法 - Google Patents

線材把持装置及び線材把持方法 Download PDF

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Description

本発明は、線材を挟持する一対の挟持片を有し、巻線装置などに使用される線材把持装置及び線材把持方法に関する。更に詳しくは、一対の挟持片による線材の挟持力を変更可能な線材把持装置及び線材把持方法に関するものである。
従来、巻線装置などに使用される線材把持装置では、互いに接近して間に存在する線材を挟持する一対の挟持片と、一対の挟持片を互いに接近して閉じる方向に付勢するバネと、そのバネの付勢力に抗して一対の挟持片を離間させて開かせる駆動装置である流体圧シリンダとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−331860号公報
一方、近年の巻線装置においては、巻回する線材の引き回しやその処理まで行う様なものも開発されるに至っている。従って、このような巻線装置などに使用される線材把持装置では、線材を一対の挟持片により挟持して、その一対の挟持片に対する線材の移動を禁止し、その一対の挟持片をそれらが把持する線材と共に移動させて、それに挟持された線材を引き回す他に、一対の挟持片により線材を比較的弱い力で挟持して、その一対の挟持片に対する線材の移動を許容し、線材の移動を許容しつつ一対の挟持片を移動させて、それに挟持された線材を一対の挟持片の間で滑らせながら引き延ばすようなことも要求されるに至った。
しかし、流体圧シリンダにより一対の挟持片を離間させて開せ、その間に線材を挿入し、その後に流体圧シリンダを解除して、バネにより一対の挟持片を互いに接近させて閉じて、その一対の挟持片により線材を把持させる従来の線材把持装置では、線材を把持する把持力の調整が、バネ定数の異なるバネに取り替え無ければ変化させることができず、その変更調整が困難となる不具合があった。
本発明の目的は、線材を把持する把持力を容易に変更し得る線材把持装置及び線材把持方法を提供することにある。
本発明は、本体部に出没可能に設けられた摺動ロッドと、本体部に設けられ摺動ロッドを本体部から突出させると摺動ロッドの出没方向に直交する方向に互いに接近移動して間に存在する線材を挟持するか、又は互いに離間して開く一対の挟持片と、摺動ロッドを本体部から突出させる方向に付勢するバネとを有するメカハンドと、そのメカハンドが設けられた取付板に設けられバネの付勢力に抗して摺動ロッドを本体部に没入させて一対の挟持片を互いに離間させて開かせるか、又は互いに接近移動させて間に存在する線材を挟持させる駆動装置とを備えた線材把持装置の改良である。
その特徴ある構成は、駆動装置が、摺動ロッドの突出端に一端が臨んで摺動ロッドの延長上の取付板に設けられた操作ロッドと、操作ロッドの他端に係合するカムと、カムを任意の位置に変位させるモータとを備えたところにある。
ここで、一対の挟持片の移動方向と操作ロッドの双方に直交する方向にメカハンドが移動可能に取付板に設けられ、メカハンドを一方の方向に移動するように付勢する小バネと、小バネの付勢力に抗してメカハンドの所定値以上の一方の方向への移動を禁止する第一ストッパ部材と、小バネの付勢力に抗してメカハンドの所定値以上の他方の方向への移動を禁止する第二ストッパ部材が設けられることが好ましい。
別の本発明は、上記構造の線材把持装置を用い、モータによるカムの変位量によって閉じようとする一対の挟持片による把持力を変更させることを特徴とする線材把持方法である。
本発明の線材把持装置及び線材把持方法では、バネ又はカムにより一対の挟持片を互いに接近させて閉じると、一対の挟持片の間に存在する線材をバネの付勢力又はカムの変位しようとする力により挟持する挟持力を得ることができる。
一方、本発明の線材把持装置及び線材把持方法では、一対の挟持片を開かせるカムをモータにより任意の位置にまで変位可能であるので、一対の挟持片の間に存在する線材をバネの付勢力又はカムの変位力により挟持させた状態から、その一対の挟持片が僅かに開くようにモータがカムを変位させると、その線材の弾性範囲内であれば、バネの付勢力又はカムの変位力によりその線材を挟持する場合に比較して、その挟持力を弱めることができる。
依って、本発明の線材把持装置及び線材把持方法では、線材を把持する把持力を容易に変更し得るものとなる。
本発明の線材把持装置を示す図4のA−A線断面図である。 その線材把持装置が線材を把持した状態を示す図1に対応する断面図である。 その線材把持装置が線材を弱く把持した状態を示す図2に対応する断面図である。 その線材把持装置の側面図である。 そのメカハンドが移動した状態を示す図4に対応する側面図である。 その線材把持装置の上面図である。 その線材把持装置に用いられたメカハンドの構造図である。 その線材把持装置が把持した線材を引き回す状態を示す図である。 本発明の別の線材把持装置を示す図1に対応する断面図である。 その別の線材把持装置が線材を把持した状態を示す図9に対応する断面図である。 その別の線材把持装置が線材を弱く把持した状態を示す図10に対応する断面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6に示すように、本発明の線材把持装置10は、互いに接近して間に存在する線材9を挟持する一対の挟持片11,12を備える。この実施の形態では、水平移動型メカハンド20の一対の移動台21,22に挟持片11,12が取付けられる場合を示す。
図7に示すように、このメカハンド20は、一対の移動台21,22が並んで往復移動可能に設けられた本体部23と、その本体部23に一対の移動台21,22の移動方向に直交する方向に摺動可能に設けられた摺動ロッド24と、本体部23の内部に収容され摺動ロッド24と移動台21,22に両端がそれぞれ枢支されて中間が本体部23に枢支された一対のレバー部材(図示せず)とを備える。
そして、摺動ロッド24を本体部23に没入させると、図示しない一対のレバー部材がそれぞれ回動して一対の移動台21,22を互いに離間させ、摺動ロッド24を本体部23から突出させると、図示しない一対のレバー部材がそれぞれ逆方向に回動して一対の移動台21,22を互いに接近させるように構成される。
従って、このメカハンド20は、本体部23に没入した摺動ロッド24をその本体部23から突出させると、一対の移動台21,22に設けられた一対の挟持片11,12もその一対の移動台21,22とともに互いに接近し、その間に線材9(図1〜3)が存在したならば、その線材9を挟持するように構成される。
また、本発明の線材把持装置10は、その一対の挟持片11,12を互いに接近して閉じる方向に付勢するバネを備える。この実施の形態では、メカハンド20における本体部23から突出する摺動ロッド24に嵌入された第一コイルスプリング26であって、その摺動ロッド24の突出端には、第一コイルスプリング26の端部が係止する押さえカバー27が取付けられる。従って、この第一コイルスプリング26は、本体部23と押さえカバー27の間に介在して、伸張しようとする力により押さえカバー27を本体部23から遠ざける方向に付勢し、押さえカバー27が端部に取付けられた摺動ロッド24を本体部23から突出させる方向に付勢するものである。
図1〜図3に示すように、この線材把持装置10は、巻線装置などに使用されるものであり、この線材把持装置10は、巻線装置などに取付けるための取付板13を備え、メカハンド20は回転台14を介して取付板13に枢支される。具体的に、この実施の形態における回転台14は、取付板13にベアリング16を介して直接枢支される円筒部14aと、その円筒部14aの一方の端部に設けられた取付片14bとを有する。この取付片14bにスライド部材19を介してメカハンド20が取付けられる。
スライド部材19は重合する固定板19aと可動板19bを有し固定板19aの両側に互いに平行なレール19cが設けられ、可動板19bの両側がこのレール19cに係合して設けられる。これにより可動板19bは固定板19aに対してレール19cの長手方向に移動可能に設けられ、固定板19aは取付片14bに円筒部14aの中心軸に直交する様に取付けられる。
図4に示すように、可動板19bの移動方向における固定板19aの一方の端縁には、可動板19bの一方の端縁が当接する第一ストッパ部材28が設けられ、可動板19bの移動方向における固定板19aの他方の端縁には、可動板19bの一方の端縁を第一ストッパ部材28に当接させるように可動板19bを付勢する小バネ29が設けられる。
この小バネ29はコイルスプリングであって、そのコイルスプリングから成る小バネ29の一端を可動板19bの他方の端縁に当接させ、その状態で圧縮された小バネ29が一方の端部から挿通される雌ねじ部材31が固定板19aの他方の端縁に取付けられる。そして、雌ねじ部材31の他方の端部からは小バネ29の他端が当接する小ねじ32が螺合され、この小ねじ32のねじ込む深さを変更することにより、圧縮された小バネ29の全長を変化させ、可動板19bを付勢する小バネ29の付勢力を変更可能に構成される。なお、図4における符号33は、雌ねじ部材31に螺合された小ねじ32の緩みを防止するナットである。
この小バネ29により、可動板19bは、その一方の端縁が第一ストッパ部材28に当接することになり、このように重合する固定板19aと可動板19bの双方には、メカハンド20における押さえカバー27が挿通可能な挿通孔19d,19eがそれらの略中央にそれらを貫通して形成される。
一方、メカハンド20の本端部23は取付小板20aに小ねじ14cを介して取付けられ、押さえカバー27が挿通孔19d,19eに挿通されて、摺動ロッド24の中心軸を円筒部14aの中心軸に一致させ、かつ一対の挟持片11,12の移動方向が可動板19bの移動方向に直交する状態で、この取付小板20aが可動板19bに取付けられる。これにより、メカハンド20は、その一対の挟持片11,12の移動方向と摺動ロッド24の双方に直交する方向に移動可能に取付板13に設けられることになり、回転台14と共に回転することにより、メカハンド20は取付板13に回転可能にも枢支されたことになる。
一方、可動板19bを付勢する小バネ29はコイルスプリングであるので、図5の実線矢印で示すように、その付勢力に抗して可動板19bを固定板19aに対してメカハンド20が挟持する線材9の延長方向にメカハンド20とともに移動させることも可能となる。けれども、その小バネ29の付勢力に抗してメカハンド20を移動させた場合、その所定値以上の移動を禁止する第二ストッパ部材36が設けられる。
この実施の形態における第二ストッパ部材36は、取付小板20aに一端37aが取付けられたクランク状のクランク板37と、取付片14bに一端38aが取付けられてメカハンド20が所定値以上移動した場合にそのクランク板37の他端37bに他端38bが当接するL型当接板38とを備える。なお、図4及び図5における符号39は、クランク板37の他端37bにL型当接板38の他端38bが当接しているか否かを検出する検出センサ39である。
図1〜図3に戻って、メカハンド20と共に取付板13を挟む円筒部14aの他方にはプーリ17aが取付けられ、取付板13には回転台14を任意の位置に回転させるサーボモータ18が取付けられる。即ち、円筒部14aから偏倚して取付板13にサーボモータ18がその回転軸18aを円筒部14aの回転軸に平行になるように取付けられる。その回転軸18aにはプーリ17bが設けられ、円筒部14aの他方に設けられたプーリ17aとの間にベルト17cが掛け回される。
これによりサーボモータ18が駆動してその回転軸18aが回転すると、その回転はプーリ17a,17b及びベルト17cを介して円筒部14aに伝達され、メカハンド20と共に回転台14を任意の位置にまで回転させるように構成される。
ここで、図中における符号19aは、サーボモータ18を取付けるための取付台19aであって、取付板13に平行になるように取付脚19bを介して取付板13に取付けられる。取付台19aの取付脚19bへの取付けはボルト19cにより行われる。取付板13の取付台19aを挟む回転台14の反対側にはネジ台19dが立設され、そのネジ台19dには先端が取付台19aに接触するネジ部材19eが取付板13と平行に螺着される。
よって、ボルト19cを緩めて、ネジ部材19eを回転させれば、その先端が接触する取付台19aを回転台14から離接可能となり、所望の位置においてボルト19cを締め付けることにより、サーボモータ18を回転台14から所望の間隔を開けて取付板13に取付けることが可能となる。
メカハンド20は、その摺動ロッド24(図7)が円筒部14aの中心軸と同軸になるように取付片14bにスライド部材19を介して取付けられ、円筒部14aには他端側から、操作ロッド41と、その操作ロッド41をメカハンド20における摺動ロッド24から遠ざける方向に付勢する第二コイルスプリング42が挿通される。従って、第二コイルスプリング42の付勢力に抗して操作ロッド41を移動させると、その操作ロッド41の端部がメカハンド20の押さえカバー27に接触し、その後も操作ロッド41を移動させると、押さえカバー27が設けられた摺動ロッド24(図7)は、バネである第一コイルスプリング26の付勢力に抗して本体部23に没入し、メカハンド20における一対の移動台21,22を、そこに設けられた一対の挟持片11,12とともに互いに遠ざける方向に移動させることになる。
そして、本発明の線材把持装置10は、バネである第一コイルスプリング26の付勢力に抗して一対の挟持片11,12を離間させて開かせる駆動装置43を備え、この駆動装置43が一対の挟持片11,12を開かせるカム44と、そのカム44を任意の位置に変位させるモータ45とを備えたことを特徴とする。
この実施の形態におけるカムは板カム44であって、そのカム44を任意の位置に変位させるモータはサーボモータ45である。円板状の板カム44は、その中心から偏倚した位置にサーボモータ45の回転軸45aが取付けられるものとする。そして、このサーボモータ45は、その回転軸45aを円筒部14aの中心軸に直行させて、その回転軸45aに偏心して設けられた板カム44の外周が円筒部14aから突出する操作ロッド41の端部に接触するように、取付板13に取付けられる。
具体的に、図1〜図6に示すように、取付板13には、操作ロッド41の端部を塞ぐように、取付具47が支柱46を介して取付けられる。この取付具47には、円筒部14aの中心軸に直行する軸孔47a(図4)が形成され、サーボモータ45は、その回転軸45aを軸孔47aに挿通させた状態で取付具47に取付けられる。
この取付具47には、操作ロッド41の端部に対向する位置に、軸孔47aに交差するスリット47bが形成され、そのスリット47bからは操作ロッド41の端部側に開放する長孔47cが形成される。
板カム44は、スリット47bを通過する回転軸45aに取付けられ、板カム44は長孔47cを貫通して、その周囲が操作ロッド41の端部に接触するように構成される。
次に、このように構成された線材把持装置を用いた本発明の線材把持方法を説明する。
上述した線材把持装置10では、カム44を任意の位置に変位させるサーボモータ45を備えるので、本発明の線材把持方法は、サーボモータ45によるカム44の変位量によって閉じようとする一対の挟持片11,12による把持力を変更させることを特徴とする。
具体的に、線材9を把持するためには、先ず、図1に示すように、サーボモータ45がカム44を回転変位させて、操作ロッド41を円筒部14aの内部で軸方向に移動させる。このように、第一コイルスプリング26の付勢力に抗して操作ロッド41を移動させると、その操作ロッド41の端部がメカハンド20における押さえカバー27に接触する。その後も操作ロッド41を移動させると、押さえカバー27が設けられた摺動ロッド24(図7)は本体部23に没入し、一対の移動台21,22を、そこに設けられた一対の挟持片11,12とともに、互いに遠ざける方向に移動させる。このようにして、一対の挟持片11,12を開かせる。
図1に示すように、一対の挟持片11,12を開かせた状態で、線材9をその一対の挟持片11,12の間に進入させる。この線材9の進入は、図示しない巻線装置等に設けられた線材9を繰出すノズルを移動させることや、この線材把持装置10自体を移動させることにより、行うことができる。
線材9を一対の挟持片11,12の間に進入させた後には、サーボモータ45によりカム44を再び回転させて変位させ、操作ロッド41を円筒部14aの内部で逆方向に移動させる。すると第二コイルスプリング42の付勢力により操作ロッド41はメカハンド20から遠ざかる方向に移動し、図2に示すようにその操作ロッド41の端部がメカハンド20の押さえカバー27から離間するまで移動すると、第一コイルスプリング26の付勢力により摺動ロッド24(図7)は本体部23から突出し、メカハンド20における一対の移動台21,22と共に一対の挟持片11,12は互いに接近して閉じる。
すると、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9を、その一対の挟持片11,12は、バネである第一コイルスプリング26の付勢力により比較的強く挟持することになる。即ち、バネである第一コイルスプリング26の付勢力により、一対の挟持片11,12を互いに接近させて閉じると、その間に存在する線材9をその第一コイルスプリング26の付勢力により挟持する挟持力を得ることができる。
上述したように、操作ロッド41の端部がメカハンド20の摺動ロッド24から離間するまで移動すると、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9はバネである第一コイルスプリング26の付勢力により挟持される。ここで、線材9が弾性を有する場合、図2の拡大図に示すように、その線材9の断面はその弾性により変形し、一対の挟持片11,12の間隔Aは、線材の直径より小さくなる。
けれども、本発明の線材把持装置10は、一対の挟持片11,12を開かせるカム44をサーボモータ45により任意の位置にまで変位可能に構成されている。このため、サーボモータ45によりカム44を変位させて、図3に示すように、操作ロッド41の端部がメカハンド20の摺動ロッド24から離間する直前の状態で維持させると、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9はバネである第一コイルスプリング26の付勢力により挟持されるけれども、第一コイルスプリング26の付勢力により一対の挟持片11,12が線材9を把持する図2に示す場合に比較して、その一対の挟持片11,12は僅かに開いた状態でその線材9を挟持する。即ち、図3の拡大図に示すように、この場合の一対の挟持片11,12の間隔Bは、第一コイルスプリング26の付勢力により一対の挟持片11,12が線材9を挟持する図2の間隔Aより大きくなる。
このように、操作ロッド41の端部がメカハンド20の摺動ロッド24から離間する直前の状態では、線材9が弾性を有する場合、図3の拡大図に示すように、その線材9の断面はその弾性により変形するけれども、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9がバネの付勢力により挟持される図2の場合に比較してその線材9の断面の変形は小さなものとなる。すると、バネである第一コイルスプリング26の付勢力によりその線材9を挟持する図2に示す場合に比較して、その挟持力を弱めた状態でその線材9を把持することになる。
依って、本発明の線材把持装置10及び線材把持方法では、カム44の変位量によって閉じようとする一対の挟持片11,12による線材9の把持力を変更させることが可能なものとなる。そして、サーボモータ45によりカム44を変位させることによって、そのカム44の変位量を容易に変更しうることから、本発明の線材把持装置10及び線材把持方法は、線材9を把持する把持力を容易に変更調整し得るものとなるのである。
そして、線材9を一対の挟持片11,12により比較的強く挟持して、その一対の挟持片11,12に対する線材9の移動を禁止し、その一対の挟持片11,12をそれらが把持する線材9と共に移動させれば、それに挟持された線材9を引き回すことが可能となる。ここで、この実施の形態では、回転台14によりメカハンド20を取付板13に回転可能にも枢支したので、サーボモータ18を駆動させて、メカハンド20を回転させつつ移動させることにより、図8(a)の破線矢印で示すように、線材を円弧状に引き回すことも可能になるのである。
そして、本発明の線材把持装置10では、一対の挟持片11,12の移動方向と操作ロッド31の双方に直交する方向にメカハンド20を移動可能に取付板13に設け、そのメカハンド20を一対の挟持片11,12が挟持する線材9の長手方向に移動可能にした。このため、例えば、一対の挟持片11,12が把持する線材9を図8(a)のように引き回し、その後、図8(b)のように引っ張ると、図5に示すように、小バネ29の付勢力に抗してメカハンド20は他方の方向に移動し、小バネ29がメカハンド20を一方の方向に移動するように付勢する付勢力に等しい力で線材9を引っ張ることになる。
そして、メカハンド20の所定値以上の他方の方向への移動を禁止する第二ストッパ部材36を設けたので、メカハンド20が他方の方向に移動して小バネ29が付勢する付勢力に等しい力で線材9を引っ張ると、その後クランク板37の他端37bにL型当接板38の他端38bが当接して、それ以上の移動が不能と成り、この状態は検出センサ39により検出されることになる。よって、この状態で一対の挟持片11,12による線材9の挟持を解消すれば、線材9に小バネ29が付勢する付勢力に等しい力を加えた状態で終了させることができる。
それに対して、図2に示すように、一対の挟持片11,12により線材9を比較的強く挟持して線材9の一対の挟持片11,12に対する移動を禁止した状態で更に引っ張ると、図8(c)に示すように、その線材9を引き回し途中の、例えばピン8の近傍において引き千切ることも可能となる。
その一方で、図3に示すように、一対の挟持片11,12により線材9を比較的弱い力で挟持すれば、その一対の挟持片11,12に対する線材9の移動は許容され、線材9の移動を許容しつつ一対の挟持片11,12を移動させれば、図8(d)に示すように、それに挟持された線材9を一対の挟持片11,12の間で滑らせながら引き延ばすようなことも可能となるのである。
図9〜図11に、本発明の別の実施の形態を示す。図面中上述した実施の形態と同一符号は同一部品を示し、繰り返しての説明を省略する。
この別の線材把持装置10におけるメカハンド20は、摺動ロッド24を本体部23に没入させると、一対の移動台21,22は互いに接近し(図10)、摺動ロッド24を本体部23から突出させると、一対の移動台21,22は互いに離間する(図9)ものが用いられる。
従って、このメカハンド20として、図10に示すように、摺動ロッド24を本体部23に没入させると、一対の移動台21,22に設けられた一対の挟持片11,12もその一対の移動台21,22とともに互いに接近し、その間に線材9が存在したならば、その線材9を挟持するように構成されたものが用いられる。
また、このメカハンド20における本体部23から突出する摺動ロッド24に嵌入された第一コイルスプリング26は、本体部23と押さえカバー27間の間に介在して、伸張しようとする力により押さえカバー27を本体部23から遠ざける方向に付勢し、これにより摺動ロッド24を本体部23から突出させる方向に付勢するものである。従って、この別の線材把持装置10における第一コイルスプリング26は、図9に示すように、一対の挟持片11,12を互いに離間させて開かせる方向に付勢するバネである。
メカハンド20は、その摺動ロッド24が円筒部14aの中心軸と同軸になるように取付片14bに取付けられ、円筒部14aには他端側から、操作ロッド41と、その操作ロッド41をメカハンド20から遠ざける方向に付勢する第二コイルスプリング42が挿通される。
そして、この別の線材把持装置10における駆動装置43は、一対の挟持片11,12を閉じるカム44と、そのカム44を任意の位置に変位させるサーボモータ45とを備える。この別の実施の形態におけるカムも板カム44であって、円板状の板カム44をその中心から偏倚した位置にサーボモータ45の回転軸45aを取付けるものとする。そして、このサーボモータ45は、その回転軸45aを円筒部14aの中心軸に直行させて、その回転軸45aに偏心して設けられた板カム44の外周が円筒部14aから突出する操作ロッド41の端部に接触するように、取付板13に支柱46を介して取付けられる。
次に、このように構成された別の線材把持装置を用いた本発明の線材把持方法を説明する。
この別の線材把持装置10にあっても、カム44を所望の位置に変位させるサーボモータ45を備えるので、本発明の線材把持方法は、サーボモータ45によるカム44の変位量によって閉じようとする一対の挟持片11,12による把持力を変更させることを特徴とする。
具体的に、線材9を把持するためには、先ず、図9に示すように、サーボモータ45がカム44を回転変位させて、第一コイルスプリング26の付勢力により、メカハンド20における操作ロッド41を本体部23から突出させて、一対の移動台21,22を、そこに設けられた一対の挟持片11,12とともに、互いに遠ざける方向に移動させる。このようにして、一対の挟持片11,12を開かせる。
このように一対の挟持片11,12を開かせた状態で、線材9をその一対の挟持片11,12の間に進入させる。この線材9の進入は、図示しない巻線装置等に設けられた線材9を繰出すノズルを移動させることや、この線材把持装置10自体を移動させることにより、行うことができる。
線材9を一対の挟持片11,12の間に進入させた後には、サーボモータ45によりカム44を回転させて変位させ、操作ロッド41を円筒部14aの内部で第二コイルスプリング42の付勢力に抗してメカハンド20に近づくように移動させる。すると摺動ロッド24に押さえカバー27が接触する操作ロッド41は、その押さえカバー27が設けられた摺動ロッド24とともにメカハンド20に近づき、摺動ロッド24が本体部23に没入することにより、メカハンド20における一対の移動台21,22と共に一対の挟持片11,12は互いに接近して閉じる。
すると、図10に示すように、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9を、その一対の挟持片11,12は、カム44の回転しようとする力により比較的強く挟持することになる。
ここで、線材9が弾性を有する場合、図10の拡大図に示すように、その線材9の断面はその弾性により変形し、一対の挟持片11,12の間隔Aは、線材の直径より小さくなる。即ち、サーボモータ45によるカム44を回転させようとする力により一対の挟持片11,12に、その線材9を挟持する挟持力が生じる。けれども、一対の挟持片11,12の間に線材9が存在することから、その線材9が一対の挟持片11,12が閉じることに対抗する対抗力と、その挟持力が均一になったところで、カム44の回転変位は停止し、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9をカム44の回転変位しようとする力により挟持する挟持力を得ることができる。
このように、サーボモータ45によりカム44を変位させて、そのまま変位させたならば、線材9が一対の挟持片11,12が閉じることに対抗する対抗力により、カム44の回転変位は停止し、線材9を比較的強い力で挟持することができる。
けれども、本発明の線材把持装置10は、一対の挟持片11,12を閉じるカム44をサーボモータ45により任意の位置にまで変位可能に構成されている。このため、サーボモータ45によりカム44を変位させて、図11に示すように、そのまま変位させたならば、線材9の存在によりカム44の回転変位が停止するであろうとする直前の状態でその回転変位を停止して維持させる。
すると、一対の挟持片11,12の間に存在する線材9は回転変位したカム44により互いに近づいた一対の挟持片11,12により挟持されるけれども、そのカム44の回転変位を継続させた場合に一対の挟持片11,12が線材9を把持する図10に示す場合に比較して、図11の拡大図に示すように、その一対の挟持片11,12は僅かに開いた状態でその線材9を挟持することになる。即ち、図11の拡大図に示すように、この場合の一対の挟持片11,12の間隔Bは、サーボモータ45がカム44を回転変位させる付勢力により一対の挟持片11,12が線材9を挟持する図10の間隔Aより大きくなる。
このように、線材9が弾性を有する場合、一対の挟持片11,12によりその線材9を挟持すると、その線材9の断面はその弾性により変形するけれども、その変形量はカムの回転変位量により異なり、図10の拡大図に示すように、その線材9の断面の変形が大きな場合は、一対の挟持片11,12による線材9の挟持力も大きなものとなり、図11の拡大図に示すように、その線材9の断面の変形が小さな場合は、一対の挟持片11,12による線材9の挟持力も小さくなる。
依って、この別の線材把持装置10及び線材把持方法にあっても、カム44の変位量によって閉じようとする一対の挟持片11,12による線材9の把持力を変更させることが可能なものとなる。そして、サーボモータ45によりカム44を変位させることによって、そのカム44の変位量を容易に変更しうることから、この別の線材把持装置10及び線材把持方法も、線材9を把持する把持力を容易に変更し得るものとなるのである。
そして、一対の挟持片11,12の移動方向と操作ロッド31の双方に直交する方向にメカハンド20を移動可能に取付板13に設け、そのメカハンド20を一対の挟持片11,12が挟持する線材9の長手方向に移動可能にすれば、小バネ29(図5)の付勢力に抗してメカハンド20は他方の方向に移動し、小バネ29がメカハンド20を一方の方向に移動するように付勢する付勢力に等しい力で線材9を引っ張ることができる。
なお、上述した実施の形態では、一対の挟持片11,12を互いに接近させて閉じる方向又は互いに離間させて開かせる方向に付勢するバネ26がコイルスプリングである場合を説明した。けれども、一対の挟持片11,12を閉じ又は開かせ得る限り、バネはコイルスプリングに限らず、例えば、板バネ等のコイルスプリング以外の形式のバネであっても良い。
また、上述した実施の形態では、カムとして板カム44を用いる場合を説明した。けれども、一対の挟持片11,12を開せ得る限り、カムは、正面カム(溝カム)や立体カムであっても良い。
また、上述した実施の形態では、カム44を任意の位置に変位させるモータとしてサーボモータ45を用いる場合を説明したけれども、このモータは、カム44を任意の位置に変位させ得る限り、他の形式のモータであっても良い。
更に、図9〜図11に示すように、一対の挟持片11,12を閉じるカム44にあっては、サーボモータ45によるカム44を回転させようとする力により一対の挟持片11,12に、その線材9を挟持する挟持力が生じる。このため、サーボモータ45として、カム44を回転させようとするトルクを変更可能なモータを用い、そのトルクを変更することにより、一対の挟持片11,12による線材9の把持力を変更するようにしても良い。
9 線材
10 線材把持装置
11,12 挟持片
13 取付板
20 メカハンド
23 本体部
24 摺動ロッド
26 第一コイルスプリング(バネ)
28 第一ストッパ部材
29 小バネ
36 第二ストッパ部材
43 駆動装置
44 カム
45 サーボモータ

Claims (6)

  1. 本体部(23)に出没可能に設けられた摺動ロッド(24)と、前記本体部(23)に設けられ前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)から突出させると前記摺動ロッド(24)の出没方向に直交する方向に互いに接近移動して間に存在する線材(9)を挟持する一対の挟持片(11,12)と、前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)から突出させる方向に付勢するバネ(26)とを有するメカハンド(20)と、
    前記メカハンド(20)が設けられた取付板(13)に設けられ前記バネ(26)の付勢力に抗して前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)に没入させて前記一対の挟持片(11,12)を互いに離間させて開かせる駆動装置(43)とを備えた線材把持装置において、
    前記駆動装置(43)が、前記摺動ロッド(24)の突出端に一端が臨んで前記摺動ロッド(24)の延長上の前記取付板(13)に設けられた操作ロッド(41)と、前記操作ロッド(41)の他端に係合するカム(44)と、前記カム(44)を任意の位置に変位させるモータ(45)とを備えた
    ことを特徴とする線材把持装置。
  2. 一対の挟持片(11,12)の移動方向と操作ロッド(31)の双方に直交する方向にメカハンド(20)が移動可能に取付板(13)に設けられ、
    前記メカハンド(20)を一方の方向に移動するように付勢する小バネ(29)と、前記小バネ(29)の付勢力に抗して前記メカハンド(20)の所定値以上の一方の方向への移動を禁止する第一ストッパ部材(28)と、前記小バネ(29)の付勢力に抗して前記メカハンド(20)の所定値以上の他方の方向への移動を禁止する第二ストッパ部材(36)が設けられた請求項1記載の線材把持装置。
  3. 本体部(23)に出没可能に設けられた摺動ロッド(24)と、前記本体部(23)に設けられ前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)から突出させると前記摺動ロッド(24)の出没方向に直交する方向に互いに離間して開く一対の挟持片(11,12)と、前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)から突出させる方向に付勢するバネ(26)とを有するメカハンド(20)と、
    前記メカハンド(20)が設けられた取付板(13)に設けられ前記バネ(26)の付勢力に抗して前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)に没入させて前記一対の挟持片(11,12)を互いに接近移動させて間に存在する線材(9)を挟持させる駆動装置(43)とを備えた線材把持装置において、
    前記駆動装置(43)が、前記摺動ロッド(24)の突出端に一端が臨んで前記摺動ロッド(24)の延長上の前記取付板(13)に設けられた操作ロッド(41)と、前記操作ロッド(41)の他端に係合するカム(44)と、前記カム(44)を任意の位置に変位させるモータ(45)とを備えた
    ことを特徴とする線材把持装置。
  4. 一対の挟持片(11,12)の移動方向と操作ロッド(31)の双方に直交する方向にメカハンド(20)が移動可能に取付板(13)に設けられ、
    前記メカハンド(20)を一方の方向に移動するように付勢する小バネ(29)と、前記小バネ(29)の付勢力に抗して前記メカハンド(20)の所定値以上の一方の方向への移動を禁止する第一ストッパ部材(28)と、前記小バネ(29)の付勢力に抗して前記メカハンド(20)の所定値以上の他方の方向への移動を禁止する第二ストッパ部材(36)が設けられた請求項3記載の線材把持装置。
  5. 本体部(23)に出没可能に設けられた摺動ロッド(24)と、前記本体部(23)に設けられ前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)から突出させると互いに接近して間に存在する線材(9)を挟持する一対の挟持片(11,12)と、前記一対の挟持片(11,12)を互いに接近させて閉じる方向に付勢するバネ(26)と、前記バネ(26)の付勢力に抗して前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)没入させて前記一対の挟持片(11,12)を互いに離間させて開かせるカム(44)と、前記カム(44)を任意の位置に変位させるモータ(45)とを備えた線材把持装置(10)を用いた線材把持方法であって、
    前記モータ(45)による前記カム(44)の変位量によって閉じようとする前記一対の挟持片(11,12)による把持力を変更させる
    ことを特徴とする線材把持方法。
  6. 本体部(23)に出没可能に設けられた摺動ロッド(24)と、前記本体部(23)に設けられ前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)に没入させると互いに接近して間に存在する線材(9)を挟持する一対の挟持片(11,12)と、前記一対の挟持片(11,12)を互いに離間させて開かせる方向に付勢するバネ(26)と、前記バネ(26)の付勢力に抗して前記摺動ロッド(24)を前記本体部(23)に没入させて前記一対の挟持片(11,12)を互いに接近させて閉じるカム(44)と、前記カム(44)を任意の位置に変位させるモータ(45)とを備えた線材把持装置(10)を用いた線材把持方法であって、
    前記モータ(45)による前記カム(44)の変位量によって閉じようとする前記一対の挟持片(11,12)による把持力を変更させる
    ことを特徴とする線材把持方法。
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