JP6456099B2 - バイクライダー用衣服 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばオートバイ(自動二輪、自動三輪等)や自転車等のバイクに乗るバイクライダーが着用する、バイクライダー用衣服に関するものである。
オートバイ(自動二輪、自動三輪等)や自転車等のバイクに乗るバイクライダーは、身体が外部に晒された状態で走行するため、転倒時などに皮膚が路面に直接触れないよう、長袖ジャケット、長ズボン、つなぎ等のバイクライダー用衣服を着用する。
例えば下記特許文献1には、バイクライダー用衣服の裏地に袋状の収容部が設けられ、この収容部に板状のプロテクターが着脱可能に収容されることにより、転倒時にバイクライダーが受ける衝撃を緩和し、身体を保護する技術が開示されている。
実開平5−46906号公報
しかしながら、従来のバイクライダー用衣服は、夏季にはプロテクターの裏面が蒸れやすく、ライダーが湿気を不快に感じることがあった。また冬季には、走行風を受け衣服内部の温度が低下し過ぎる(ライダーが寒さを不快に感じる)という課題があった。
また、転倒時などにおいて、バイクライダーの身体の安全性をより高めることにも改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、バイク走行時の快適性を向上でき、かつ、転倒時などにはバイクライダーの身体への衝撃を緩和して安全性を高めることが可能なバイクライダー用衣服を提供することを目的としている。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち本発明は、板状のプロテクターを収容する収容部が裏地に設けられたバイクライダー用衣服であって、前記収容部が立体メッシュ布地で形成されており、前記立体メッシュ布地は、布地の厚さ方向に互いに離間して配置され、それぞれ網状をなす上層及び下層と、前記上層と前記下層を繋ぎつつ、前記厚さ方向に離間させるように支持する複数の支持糸と、を有し、前記支持糸は、その両端部に対して中央部が、前記厚さ方向に垂直な方向に膨出するように湾曲し形成されていて、弾性変形可能であり、前記立体メッシュ布地は、前記厚さ方向において、1〜3N/cm の外力を受けたときに弾性変形し始めることを特徴とする。
また本発明は、板状のプロテクターを収容する収容部が裏地に設けられたバイクライダー用衣服であって、前記収容部が立体メッシュ布地で形成されており、前記立体メッシュ布地は、布地の厚さ方向に互いに離間して配置され、それぞれ網状をなす上層及び下層と、前記上層と前記下層を繋ぎつつ、前記厚さ方向に離間させるように支持する複数の支持糸と、を有し、前記支持糸は、その両端部に対して中央部が、前記厚さ方向に垂直な方向に膨出するように湾曲し形成されていて、弾性変形可能であり、前記立体メッシュ布地は、10cm×10cmの単位面積当たりに10〜30kgfの均等荷重を前記厚さ方向に受けたときに、弾性変形し始めることを特徴とする。
た、本発明のバイクライダー用衣服において、前記上層及び前記下層が、ハニカム構造の網状であることとしてもよい。
また、本発明のバイクライダー用衣服において、複数の前記支持糸が、前記上層及び前記下層のハニカム構造の六角形の辺に沿うように配列していることとしてもよい。
本発明のバイクライダー用衣服によれば、バイク走行時の快適性を向上でき、かつ、転倒時などにはバイクライダーの身体への衝撃を緩和して安全性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るバイクライダー用衣服1を示す正面図である。 図1のバイクライダー用衣服1のうち、上着10を示す背面図である。 上着10の使用態様を示す断面図である。 立体メッシュ布地20を示す拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係るバイクライダー用衣服1について、図面を参照して説明する。
本実施形態のバイクライダー用衣服1は、例えばオートバイ(自動二輪、自動三輪等)や自転車等のバイクに乗るバイクライダーが着用する衣服(衣類)の一種である。
図1に示されるように、本実施形態においては、バイクライダー用衣服1として、上着10とズボン30を用いた一例について説明する。
図1及び図2に示されるように、上着10は、バイクライダーの上半身のうち胴部及び腕部を覆う長袖ジャケット等のバイクライダー用上着であって、後身頃11と、左右一対の前身頃12と、左右一対のアームスリーブ(袖)13と、を有している。一対の前身頃12同士は、後身頃11とは反対側の前部(つまりバイクライダーの胴部の前側部分)において、互いに分離し、胴周りに対向配置され、かつ、上下方向に延びるファスナー等の連結部によって互いに連結可能とされている。
これらの後身頃11、前身頃12及びアームスリーブ13が縫い合わされて、ネックホール14、袖口15、及び裾口16が形成されている。
上着10の裏地には、複数のプロテクター収容部(収容部)17が設けられる。プロテクター収容部17は、板状のプロテクター2を着脱可能に収容するものであって、立体メッシュ布地20を用いて袋状に形成される。つまり、プロテクター収容部17を構成する布地(収容部17において主となる布地)全体が、立体メッシュ布地20で形成される。立体メッシュ布地20の詳細構造については、後述する。
なお、本明細書でいう上記「裏地」とは、バイクライダー用衣服1を構成する布地の表面及び裏面のうち、布地の厚さ方向に沿うバイクライダーの身体側を向く裏面を指す。
プロテクター収容部17は、上着10の複数個所に設けられる。具体的に本実施形態では、プロテクター収容部17は、上着10の背中部、胸部、肩部、肘部(前腕外側部)、及び脇部(側腹部)に設けられる。
図3は、上着10の使用態様を示す断面図である。なお、図3においては、上着10に設けられた複数のプロテクター収容部17のうち、背中部に設けられたもののみを示しており、その他については図示を省略している。
プロテクター2は、転倒時にバイクライダーが受ける衝撃を緩和し、身体を保護する部材であって、例えばプラスチック、炭素繊維複合材料、金属材料、弾性材料、及びこれらを組み合わせてなる材料等により、平板や湾曲板(例えばカップ状の板)など種々の板状に形成される。プロテクター2は、上着10とバイクライダーの身体(上半身)の間に配置(介装)される。
プロテクター収容部17は、対応する(収容する)プロテクター2よりも広い面積とされており、上着10の裏地に対して該収容部17の周囲が着脱可能に、又は固定状態とされて取り付けられている。プロテクター収容部17は、プロテクター2全体を覆いつつ、該プロテクター2を上着10に対して固定させるように(移動を規制するように)保持する。
つまり、プロテクター収容部17は、プロテクター2とバイクライダーの身体(上半身)の間に挟まれるように配置されているとともに、対応するプロテクター2がバイクライダーの身体における所定の箇所から移動しないように、該プロテクター2の移動を規制しつつ保持している。
本実施形態では、図3に示されるように、プロテクター収容部17は、上着10の裏地との間に空隙(隙間)を形成するように該裏地に取り付けられており、該空隙を有する袋状をなしていて、その内部にプロテクター2を着脱可能に収容する。ただしこれに限定されるものではなく、例えばプロテクター収容部17が単独(上着10に取り付けられる前の状態)で袋状をなしているとともに、その内部にプロテクター2を収容可能とされて、上着10の裏地に取り付けられていてもよい。
プロテクター収容部17においてプロテクター2を出し入れする開口部には、面ファスナー(不図示)等の開閉部が設けられる。
図4に示される立体メッシュ布地20の拡大図において、立体メッシュ布地20は、上層(表層)21と、下層(裏層)22と、これら上下層21、22同士の間の複数の支持糸(中間層)23と、を有する。
上層21及び下層22は、それぞれ網状をなしており、立体メッシュ布地20の布地の厚さ方向(図4における上下方向)に互いに離間して配置される。
複数の支持糸23は、上層21と下層22を繋ぎつつ、上層21と下層22を厚さ方向に離間させるように支持する。
そして、支持糸23は、弾性変形可能であり、該支持糸23の延在方向の両端部に対して中央部23cが、布地の厚さ方向に垂直な方向(上層21と下層22に沿う方向)に膨出するように湾曲し形成される。図4に示される例では、支持糸23における中央部23cが、上層21及び下層22に連結される両端部に対して、前記厚さ方向に垂直な側方(布地の面方向であり、図4においては右側)へ向けて膨出するように、曲線状に湾曲している。
具体的に本実施形態においては、立体メッシュ布地20の上層21及び下層22は、ハニカム(六角形)構造の網状に形成される。
また、上層21及び下層22のうち、少なくともバイクライダーの身体に接触する層は、撚糸により形成される。本実施形態では、上層21及び下層22の両方が、撚糸によって網状に形成されている。
立体メッシュ布地20の支持糸23は、単一の繊維(モノフィラメント)により形成されている。
また、複数の支持糸23同士は、上層21及び下層22に縫い合わされて、互いに接続されている。つまり、布地の厚さ方向に交互に折り返されつつ布地の面方向に延びる支持糸23を介して、上層21と下層22とが、縫い合わされている。具体的に、本実施形態の支持糸23は、上層21及び下層22の網形状(六角形の辺)に沿うように、前記厚さ方向に折り返されつつ縫われて、面方向に延びている。
立体メッシュ布地20は、10cm×10cmの単位面積当たりに10〜30kgfの均等荷重(外力)を厚さ方向に受けたときに、弾性変形し始める程度の強度を有する。つまり、布地の厚さ方向において、立体メッシュ布地20に約1〜3N/cm 程度の外力が作用すると、複数の支持糸23がさらに湾曲するように変形する。具体的には、支持糸23において、両端部に対して中央部23cが前記厚さ方向に垂直な向きに膨出する変位量が、上記外力を受けることにより増大させられる。
このように、立体メッシュ布地20は、布地の厚さ方向から外力を受けることにより、その厚さ寸法を縮小させるように弾性変形し、前記外力が減少又は消滅すると、復元変形して元の形状に戻る。
具体的に本実施形態では、立体メッシュ布地20(複数の支持糸23)は、10cm×10cmの単位面積当たりに例えば20kgfの均等荷重(外力)を厚さ方向に受けたときに(つまり約2N/cm 程度の外力を厚さ方向から受けたときに)、弾性変形し始める強度を有する。
なお、立体メッシュ布地20の厚さ寸法は、弾性変形前の状態において、例えば3〜15mm程度であり、本実施形態では、5〜10mm程度となっている。
また、本明細書でいう上記「弾性変形し始める」とは、立体メッシュ布地20の厚さ方向に沿う断面を人が肉眼で見たときに、この立体メッシュ布地20が外力を受けて弾性変形し始めたことが明らかに認識できる程度の変形状態(度合い)を指しており、具体的には、例えば1〜2mm程度の弾性変形を指す。
図1に示されるように、ズボン30は、バイクライダーの下半身のうち腰部及び脚部(特に足首から腰部に到る部位)を覆う長ズボン等のバイクライダー用ズボンであって、このズボン30の裏地にも、複数のプロテクター収容部(収容部)37が設けられる。
プロテクター収容部37は、前述のプロテクター収容部17と同様の構成及び機能を有する。つまり、プロテクター収容部37は、板状のプロテクター2を着脱可能に収容するものであって、立体メッシュ布地20を用いて袋状に形成される。
プロテクター収容部37は、ズボン30の複数個所に設けられる。具体的に、プロテクター収容部37は、腰部(側腰部)、及び膝部(前脛部)に設けられる。
プロテクター2は、ズボン30とバイクライダーの身体(下半身)の間に配置(介装)される。
以上説明した本実施形態のバイクライダー用衣服1(上着10、ズボン30)によれば、プロテクター2とバイクライダーの身体の間に、立体メッシュ布地20からなるプロテクター収容部17、37が介在するので、夏季には、プロテクター2と身体の間にスペースを作る立体メッシュ布地20の内部を通して、身体周りに空気を流通させることができ、プロテクター2裏面の蒸れ(湿気の上昇)を抑制できる。つまり、身体のプロテクター装着部分において汗の蒸発を促進しつつ蒸れを防止できるので、清涼感が向上する。
なお、走行時の風圧によりプロテクター2が身体に押し付けられる場合であっても、立体メッシュ布地20がプロテクター2と身体の間に所定のスペースを保持するため、プロテクター2が身体に密着してしまうことがなく、空気の流通が妨げられることはない。
一方、冬季には、プロテクター2と身体の間にスペースを作る立体メッシュ布地20の内部に空気を保持して、空気断熱による保温効果を得ることができ、暖かく感じられる。
また、転倒時において、バイクライダーが路面等から受ける衝撃を、プロテクター2が収容されるプロテクター収容部17、37(立体メッシュ布地20)により緩和できる。具体的には、プロテクター収容部17、37の立体メッシュ布地20が衝撃を受け弾性変形することにより、バイクライダーの背中部、胸部、肩部、肘部(前腕外側部)、脇部(側腹部)、腰部(側腰部)、及び膝部(前脛部)等に伝達される衝撃を、これら収容部17、37とプロテクター2が協働して分散し、効果的に低減できる。より詳しくは、板状のプロテクター2と、該プロテクター2の裏面に面接触するプロテクター収容部17、37との組み合わせによる相乗効果により、衝撃を効果的に分散して顕著に緩和できる。従って、バイクライダーの身体の安全性を高めることができる。
より詳しくは、バイクライダー用衣服1は、立体メッシュ布地20の上層21と下層22を繋ぐ支持糸23が湾曲して形成されており、該支持糸23の両端部に対する中央部23cの膨出量(布地の厚さ方向に垂直な方向への変位量)を増大させるように、支持糸23が弾性変形する。
従って、例えばバイクライダーが身体を動かすなどにより立体メッシュ布地20が弾性変形させられた場合に、上層21と下層22とを、前記厚さ方向に垂直な方向への相対位置は変えずに、前記厚さ方向に接近移動させることができる。つまり、上層21と下層22が布地の面方向(布面方向)にずれにくいので、着心地に影響しにくい。またこれにより、繰り返し安定した弾性変形が得られ、衝撃を確実に緩和できる。
以上のように、本実施形態のバイクライダー用衣服1によれば、バイク走行時の快適性を向上でき、かつ、転倒時などにはバイクライダーの身体への衝撃を緩和して安全性を高めることができるのである。
また本実施形態では、立体メッシュ布地20が、布地の厚さ方向において、1〜3N/cm の外力を受けたときに弾性変形し始めるので、上述した本実施形態の作用効果がより安定して得られやすくなる。
すなわち、立体メッシュ布地20が、前記厚さ方向に1N/cm以上の外力を受けたときに弾性変形し始める強度を有する(つまり軟らか過ぎることがない)ので、プロテクター収容部17、37が、プロテクター2と身体との間で外力により容易につぶれてしまうようなことが防止され、上述した空気の流通性、空気の保持性(断熱効果)、衝撃緩和などの機能を安定して発揮できる。
また、立体メッシュ布地20が、前記厚さ方向に3N/cm以下の外力を受けたときに弾性変形し始める強度を有する(つまり硬過ぎることがない)ので、プロテクター収容部17、37に対して、剛性を過度に付与するようなことが防止されるとともに、該プロテクター収容部17、37が適度に弾性変形させられて、着心地を良好に維持することが可能になり、かつ転倒時の衝撃を効果的に吸収することができる。
また、プロテクター収容部17、37が、バイクライダー用衣服1(上着10、ズボン30)の裏地に対して、袋状に取り付けられるので、プロテクター2を該バイクライダー用衣服1に対して、容易に着脱可能にすることができる。
また本実施形態では、バイクライダー用衣服1が、上着10やズボン30であり、このように、様々な種類のバイクライダー用衣服1に対して本発明を適用することができる。
なお、本実施形態のように、上着10とズボン30の両方にプロテクター2を装着可能に、プロテクター収容部17、37を設けた場合には、バイクライダーの身体(上半身、下半身)の安全性を高めつつ、快適な着心地を実現できる。
また本実施形態では、立体メッシュ布地20の上層21及び下層22が、ハニカム(六角形)構造の網状に形成されるので、立体メッシュ布地20において外部に露出する上下層21、22が破れにくくなり、製造(縫製)もしやすくなる。
また、立体メッシュ布地20における上層21及び下層22のうち、少なくともバイクライダーの身体に接触する層が、撚糸により形成されるので、肌触りがよくなる。
また、立体メッシュ布地20の支持糸23が、単一の繊維(モノフィラメント)により形成されるので、支持糸23を弾性変形可能に形成しつつ、該支持糸23に対して所期する強度を安定して付与しやすくなる。つまり、支持糸23が、安定して上層21と下層22を厚さ方向に離間させて支持できる。
また、複数の支持糸23同士が、上層21及び下層22に縫い合わされて、互いに接続されており、より詳しくは、上層21と下層22とが、布地の厚さ方向に交互に折り返されつつ布地の面方向に延びる支持糸23を介して、縫い合わされているので、立体メッシュ布地20が製造しやすく、かつ、破損しにくくなる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、プロテクター収容部17、37の開口部に面ファスナーを取り付ける構成について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、面ファスナーに代えて、例えばボタンとボタンホール、ファスナー、或いは折り返し構造等を用いてもよい。
また、前述の実施形態では、バイクライダー用衣服1が、上着10(長袖ジャケット)とズボン30(長ズボン)である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、バイクライダー用衣服1は、例えば、上着10とズボン30が連結し形成された、所謂「つなぎ」であってもよい。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例及びなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1 バイクライダー用衣服
2 プロテクター
10 上着(バイクライダー用衣服)
17、37 プロテクター収容部(収容部)
20 立体メッシュ布地
21 上層
22 下層
23 支持糸
23c 中央部
30 ズボン(バイクライダー用衣服)

Claims (4)

  1. 板状のプロテクターを収容する収容部が裏地に設けられたバイクライダー用衣服であって、
    前記収容部が立体メッシュ布地で形成されており、
    前記立体メッシュ布地は、
    布地の厚さ方向に互いに離間して配置され、それぞれ網状をなす上層及び下層と、
    前記上層と前記下層を繋ぎつつ、前記厚さ方向に離間させるように支持する複数の支持糸と、を有し、
    前記支持糸は、その両端部に対して中央部が、前記厚さ方向に垂直な方向に膨出するように湾曲し形成されていて、弾性変形可能であり、
    前記立体メッシュ布地は、前記厚さ方向において、1〜3N/cm の外力を受けたときに弾性変形し始めることを特徴とするバイクライダー用衣服。
  2. 板状のプロテクターを収容する収容部が裏地に設けられたバイクライダー用衣服であって、
    前記収容部が立体メッシュ布地で形成されており、
    前記立体メッシュ布地は、
    布地の厚さ方向に互いに離間して配置され、それぞれ網状をなす上層及び下層と、
    前記上層と前記下層を繋ぎつつ、前記厚さ方向に離間させるように支持する複数の支持糸と、を有し、
    前記支持糸は、その両端部に対して中央部が、前記厚さ方向に垂直な方向に膨出するように湾曲し形成されていて、弾性変形可能であり、
    前記立体メッシュ布地は、10cm×10cmの単位面積当たりに10〜30kgfの均等荷重を前記厚さ方向に受けたときに、弾性変形し始めることを特徴とするバイクライダー用衣服。
  3. 請求項1又は2に記載のバイクライダー用衣服であって、
    前記上層及び前記下層が、ハニカム構造の網状であることを特徴とするバイクライダー用衣服。
  4. 請求項3に記載のバイクライダー用衣服であって、
    複数の前記支持糸が、前記上層及び前記下層のハニカム構造の六角形の辺に沿うように配列していることを特徴とするバイクライダー用衣服。
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