JP3132577U

JP3132577U - 防寒用タイツ

Info

Publication number: JP3132577U
Application number: JP2007002297U
Authority: JP
Inventors: 昭治文倉
Original assignee: Max Co Ltd
Current assignee: Max Co Ltd
Priority date: 2007-04-03
Filing date: 2007-04-03
Publication date: 2007-06-14
Anticipated expiration: 2017-04-03

Abstract

【課題】洗濯が可能で、着用時の見栄えや動き易さを損なうことなく下肢を温めることのできる防寒用タイツ１０を提供すること。
【解決手段】タイツ本体１１にポケット１１ａ，１１ｂを形成し、ポケット１１ａ，１１ｂに可撓性を有する面状発熱体１２を取り外し可能に装着する。面状発熱体１２をポケット１１ａ，１１ｂから取り外すことができるので、汗や埃等で汚れたタイツ本体１１を洗濯することが可能となる。面状発熱体ぬふに可撓性を有するものを用いるので、タイツ１０を着用したとき下肢に沿って撓む。このため下肢に密接するので、下肢を効果的に温めることができる。さらに、可撓性を有するので、着用時に下肢の動きの妨げにならず、動き易いので、ゴルフ等の運動時にも着用できる。
【選択図】図１

Description

本考案は、防寒用タイツに関する。

胴体を温めることのできる防寒衣服として、実開昭６２−９７１０８号公報及び特公平５−６１３６１号公報には可撓性を有する面状発熱体を縫着したベストが記載されている。
また、下肢を温めることのできる防寒衣服として、実用新案登録第２５０６１０８号公報には電気ヒータ線を内蔵した防寒ズボンが記載されている。
実開昭６２−９７１０８号公報特公平５−６１３６１号公報実用新案登録第２５０６１０８号公報

上記の防寒衣服はいずれも熱源となる面状発熱体もしくは電気ヒータ線が衣服に固着されているので、衣服が汚れても洗濯することができない。
また、下肢を温めることのできる防寒ズボンは電気ヒータを内蔵しているため嵩張るうえに、柔軟性も損なわれる。そのため、着用時の見栄えが良くないだけでなく、動き難い。

本考案はかかる問題点に鑑み、洗濯が可能で、着用時の見栄えや動き易さを損なうことなく下肢を温めることのできる防寒用タイツを提供することを目的とする。

本考案は上記目的を達成するため、防寒用タイツであってポケットを備え、該ポケットに可撓性を有する面状発熱体を取り外し可能に装着したことを特徴とする。

そして、好ましくは大腿部の前側を被覆する部位に前記ポケットを形成する。
また、好ましくは下腿部の前側を被覆する部位に前記ポケットを形成する。

本考案に係るタイツはポケットに装着した面状発熱体によって下肢を温めることができる。
しかして、本考案に係るタイツによれば、面状発熱体をポケットから取り外すことができるので、汗や埃等で汚れたタイツを洗濯することが可能となる。

また、面状発熱体に可撓性を有するものを用いたので、タイツを着用したとき下肢に沿って撓む。このため下肢に密接するので、下肢を効果的に温めることができる。
さらに、可撓性を有するので、着用時に下肢の動きの妨げにならず、動き易いので、ゴルフ等の運動時にも着用できる。
そのうえ、タイツはその上からズボンを履くことで隠すことができるうえに、面状発熱体が下肢に密接するので、タイツの上からズボンを履いたときズボンが発熱体によって膨らむことがない。従って、タイツの着用により見栄えを損なうことがない。

また、ポケットを大腿部の前側を被覆する部位もしくは下腿部の前側を被覆する部位に形成して面状発熱体を装着すれば、発熱体が下肢の動きの妨げとなり難く、動きの激しい運動を行うときにも着用可能となる。

以下に本考案を図面に基づき説明する。図１には、本発明の一実施例に係る防寒用タイツ１０が示されている。当該防寒用タイツはタイツ本体１１、面状発熱体１２及びコントローラ１３から構成される。

タイツ本体１１は着用時、下肢に密着するように伸縮性素材、例えば昆率がポリエステル８２％、ポリウレタン１８％で３０デニールの糸から成り、目付２５０．０ｇ／ｍ２、２８ゲージのトリコット編み地を用いて縫製されている。

タイツ本体１１には大腿部の前側を被覆する部位１１ａと、下腿部の前側を被覆する部位１１ｂにそれぞれ縦長の腿ポケット１１ｃと臑ポケット１１ｄが形成されている。腿ポケット１１ｃと臑ポケット１１ｄは下肢の屈伸の妨げとならないように、タイツ本体１１の膝当たり部分１１ｅの上下両側に位置するように縫製されている。

面状発熱体１２は布基材にカーボン等の導電性樹脂剤を含浸させた可撓性を有する樹脂含浸シートの両側に電極を形成した構造を備え、この電極に電源を接続して発熱させることができる。この種の面状発熱体として、例えば特開２００２−３０５０７２号公報や特開平１１−２１４１３１号公報に記載されている構造のものを用いることができる。

面状発熱体１２は腿ポケット１１ａ又は臑ポケット１１ｂに出し入れ可能に装着される。この面状発熱体１１とコントローラ１３はリード線１４で接続されている。コントローラ１３には電源電池として充電により繰り返し使用可能なリチウム電池が内蔵されている。また、コントローラ１３には電源スイッチ、各面状発熱体の温度をコントロールする温度調節機能、各面状発熱体の発熱時間をコントロールするタイマ機能、電源電池の残量表示機能等が備えられている。

本実施例に係る防寒用タイツ１０の構造は以上の通りであって、例えば両方の腿ポケット１１ａと臑ポケット１１ｂにそれぞれ面状発熱体１２を装着して着用し、コントローラ１３はベルトに係止して装着する。電源スイッチを入れると、面状発熱体１２が予め設定した温度まで上昇するので、これにより下肢を温めることができる。

本実施例に係る防寒タイツ１０は汗や埃等で汚れた場合、面状発熱体１２をポケット１１ａ，１１ｂから取り外して洗濯すれば、汚れを落とすことができる。

とくに、面状発熱体１２は可撓性を有するので、タイツ１０を着用したとき大腿部に沿って撓む。このため大腿部に密接するので、大腿部を効果的に温めることができる。また、可撓性を有するので、着用時に下肢の動きの妨げにならず、動き易いので、冬季のゴルフや渓流釣り等の際にも着用できる。

そのうえ、タイツ１０はその上からズボンを履くことで隠すことができるうえに、面状発熱体１２が下肢に密接するので、タイツの上からズボンを履いたときズボンが発熱体１２によって膨らむことがない。従って、タイツ１０の着用により見栄えを損なうことがない。

本考案の一実施例に係る防寒用タイツを示す斜視図である。

符号の説明

１０…防寒用タイツ
１１…タイツ本体
１１ａ…腿ポケット
１１ｂ…臑ポケット
１２…面状発熱体
１３…コントローラ

Claims

ポケットを備え、該ポケットに可撓性を有する面状発熱体を取り外し可能に装着したことを特徴とする防寒用タイツ。
大腿部の前側を被覆する部位に前記ポケットを形成したことを特徴とする請求項１に記載の防寒用タイツする。
下腿部の前側を被覆する部位に前記ポケットを形成したことを特徴とする請求項１に記載の防寒用タイツ。