JP6452858B2 - 車両空調装置、及び車両空調装置の駆動方法 - Google Patents

車両空調装置、及び車両空調装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両空調装置、及び車両空調装置の駆動方法に関する。
鉄道事業者にとって車両全体の消費電力を抑えることが1つの課題である。車両空調装置についても消費電力を抑えることが望まれる。
一方、車両空調装置は、乗客や駅のプラットフォーム上の乗客にとって、騒音源の一つである。このため、車両が駅のプラットフォームに停車している時には、車両空調装置によって発生する騒音を低下させることが望ましい。
このような観点から、騒音を抑制する機能を備える車両空調装置が提案されている。例えば、特許文献1には、車両が停車駅に近付き、車両の速度が低下すると、換気装置と空調装置の運転量を低減又はそれらの運転を停止させることにより、車内騒音を低減させる車両用空調装置が提案されている。
また、特許文献2には、室内送風機の回転数に対応させて圧縮機の回転数を制御することにより騒音を抑える空調装置の運転方法が提案されている。
また、特許文献3には、圧縮機と室外送風機の運転に関する、省エネルギーの目的と騒音防止の目的に合致するいくつかのモードを有し、そのいくつかのモードからタイムスケジュールに沿ってモードを選択し、選択されたモードに応じた周波数で圧縮機と室外送風機を運転する冷凍サイクル装置が提案されている。
特開2005−75306号公報 特開平8−271067号公報 特開2012−247150号公報
特許文献1に開示された車両用空調装置では、駅付近で、換気装置と空調装置の運転量が低減し、又はそれらの運転が停止するので、空調能力が低下してしまう。このため、車両内の快適性が犠牲になる。また、特許文献1に開示の車両用空調装置では、室内騒音を抑えることができるが、室外騒音を抑えることができない。このため、この車両用空調装置は、プラットフォーム上の乗客等への騒音防止には寄与できない。さらに、特許文献1には、省エネルギー運転についての考察がない。
特許文献2に開示された運転方法は、室内騒音の抑制を課題としている。このため、特許文献2に開示の運転方法を室外騒音の抑制に適用することは困難である。また、特許文献2には、省エネルギー運転についての考察がない。
特許文献3に開示された冷凍サイクル装置は、タイムスケジュールに沿って圧縮機と室外送風機を運転する設置型の装置であるため、この冷凍サイクル装置の運転方法を車両用空調装置に適用することは困難である。また、特許文献3には、車外の騒音を抑えるために、圧縮機と室外送風機をどのように制御するのかという点については、考察がない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、省エネルギー運転が可能で且つ車両が駅に近づいた際の車外騒音が従来よりも小さい車両空調装置、及び車両空調装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両空調装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒と外気との間で熱交換を行う外気用熱交換器と、を備える冷媒回路と、外気用熱交換器に外気を送風する送風機と、設定温度と車内温度とに基づいて、圧縮機の圧縮機運転周波数を導出する圧縮機運転周波数導出部と、圧縮機運転周波数導出部により導出された圧縮機運転周波数で圧縮機を駆動する圧縮機駆動装置と、圧縮機運転周波数導出部により導出された圧縮機運転周波数に対応する送風機の送風機運転周波数を予め設定された対応関係に従って、導出する送風機運転周波数導出部と、送風機運転周波数導出部により導出された送風機運転周波数で送風機を駆動する送風機駆動装置と、を備える。送風機運転周波数導出部は、第1の動作モード及び第2の動作モードを少なくとも含む複数のモードから1つのモードを選択することで対応関係を設定する。第1の動作モードでは、圧縮機運転周波数に対する冷媒回路のエネルギー効率が、第2の動作モードよりも高く、且つ圧縮機運転周波数に対応する送風機運転周波数が、第2の動作モードで規定された同一の圧縮機運転周波数に対応する送風機運転周波数よりも高い。第2の動作モードでは、圧縮機運転周波数が高いほど送風機運転周波数が高く、且つ圧縮機運転周波数に対応する送風機運転周波数が、第1の動作モードで規定された同一の圧縮機運転周波数に対応する送風機運転周波数よりも低い。
上記構成によれば、エネルギー効率が高い第1の動作モードと送風機運転周波数が低い第2の動作モードとを切り替えることにより、エネルギー効率と発生する騒音の程度を、場面に応じて、切り替えて車両空調装置を駆動することが可能となる。このため、本発明によれば、省エネルギー運転が可能で且つ車両が駅に近づいた際の車外騒音が従来よりも小さい車両空調装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る車両空調装置の構成図 図1に示す制御装置の内部構成を示すブロック図 省エネルギーモード(第1の動作モード)と低騒音モード(第2の動作モード)における圧縮機の運転周波数と室外送風機の運転周波数との対応関係を定義する関数を示す図 圧縮機の運転周波数と室外送風機の運転周波数と冷房能力とCOPと省エネルギーモードと低騒音モードの関係を示す図 実施形態における圧縮機及び室外送風機の運転制御を示すブロック線図 図2に示すCPUの動作を示すフローチャート 冷房運転時の圧縮機の運転周波数と室外送風機の運転周波数と冷房能力とCOPと省エネルギーモードと第1から第nまでの低騒音モードの関係を示す図 動作モードの選択を、車両位置、手動入力などにより切り替える例を示すブロック線図
以下、本発明の実施形態に係る車両空調装置、及び車両空調装置の駆動方法について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る車両空調装置100は、省エネルギーモード又は低騒音モードで圧縮機3と室外送風機5を動作させる空調系制御部200を備えている。そして、車両空調装置100は、車両の屋根や床下に設置され、車内の空気を調和する。以下の説明では、まず、車両空調装置100の空調系制御部200以外の構成及び動作を説明する。続いて、空調系制御部200の構成及び動作を説明する。
車両空調装置100は、図1に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機3と、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器4と、室外熱交換器4に外気を送風する室外送風機5と、冷媒を膨脹させる膨張弁6と、車内の空気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器7と、室内熱交換器7に車内の空気を送風する室内送風機8と、を備える。
なお、圧縮機3、室外熱交換器4、膨張弁6及び、室内熱交換器7は、圧縮機3、室外熱交換器4、膨張弁6、室内熱交換器7の順序で管路によって接続されている。また、圧縮機3と室内熱交換器7は、管路によって接続されている。これらの部品は、ループ状の、冷媒が循環する冷媒回路を形成している。
圧縮機3は、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機等によって構成される。圧縮機3は、駆動モータとして機能する三相モータを備え、インバータ制御による可変速駆動が可能である。圧縮機3は、三相モータが回転することで、冷媒を圧縮する。ここで、圧縮機3の運転周波数とは、単位時間(例えば、秒、分)あたりの圧縮回数を意味する。圧縮機3の運転周波数は、本明細書では圧縮機運転周波数ともいう。
室外熱交換器4は、冷媒管と、冷媒管の熱を外気に伝熱するフィンと、で構成されている。そして、室外熱交換器4は、車外に配置される。室外熱交換器4は、冷房時に冷媒から外気へ熱を移動させ、暖房時に外気から冷媒へ熱を移動させる。ここで、外気とは、車外の空気、すなわち車両の室外にある空気のことである。室外熱交換器4は、本明細書では外気用熱交換器ともいう。
室外送風機5はファンと、ファンの駆動モータとして機能する三相モータと、を備える。三相モータは、インバータ制御による可変速駆動が可能である。ファンは、三相モータによって回転され、外気を室外熱交換器4に送風し、熱交換後の外気を再び車外へ放出する。ここで、室外送風機5の運転周波数とは、単位時間(例えば、秒、分)あたりのファンの回転数を意味する。室外送風機5の運転周波数は、本明細書では送風機運転周波数ともいう。室外送風機5では、ファンが回転することにより、風切音、回転音等が発生する。これらの音は車外への騒音となる。その音の大きさは、ファンの回転数により変化する。
膨張弁6は、上述した冷媒回路において、高圧側の管路と低圧側の管路との間で絞り機構として機能する。例えば、膨張弁6は、車両空調装置100が冷房動作する場合、液状の冷媒の通過量を調整することにより冷媒を膨張させて低温低圧の冷媒にする。冷媒が膨張弁6を通過する際、冷媒の一部は気化する。すなわち膨張弁6は、冷媒を発泡させる。
膨張弁6は、車両空調装置100の冷房能力の変化に対応するため、可変式の絞りを有する。冷媒回路では、膨張弁6による絞りが強いと冷媒の循環量が少なくなる。このとき室内熱交換器7の冷媒が蒸発してしまい室内熱交換器7の熱交換量が小さくなる。すなわち車両空調装置100の冷房能力が抑えられてしまう。一方、膨張弁6による絞りが弱いと冷媒回路の冷媒の循環量が増え、車両空調装置100の冷房能力が増す。しかし、膨張弁6による絞りが弱すぎると、室内熱交換器7の熱交換能力を超え、冷媒が液状のまま室内熱交換器7から圧縮機3へ流れてしまう。この場合、圧縮機3が液圧縮を起こして破損することがある。そこで、膨張弁6は、車両空調装置100の冷房能力を保ちつつ圧縮機3が液圧縮を防止するため、上述した可変式の絞りを有する。これにより、圧縮機3や室外送風機5がインバータ制御によって可変速駆動されて車両空調装置100の冷房能力が幅広く変化する場合に、絞り量を変えて液圧縮を防止することが可能である。なお、膨張弁6は、絞りの開閉の度合い(絞り量ともいうが、以下、開度という)が調整できる電子リニア膨張弁が望ましい。この場合、空調系制御部200によって絞りの開度が制御されることが望ましい。
室内熱交換器7は、室外熱交換器4と同様に、冷媒管と、フィンと、で構成されている。そして、室内熱交換器7は車内に配置される。室内熱交換器7は、冷房時に車内の空気から冷媒へ熱を移動させ、暖房時に冷媒から車内空気へ熱を移動させる。ここで、車内とは、車両の室内を意味する。
室内送風機8は、室外送風機5と同様に、ファンと、三相モータと、を備える。そして、室内送風機8は、車内の空気を室内熱交換器7に送り込んで、室内熱交換器7を通過する冷媒と熱交換をさせ、熱交換をした空気を再び車内へ放出する。
次に、車両空調装置100の動作を説明する。車両空調装置100は、図示しない四方弁の切り替えにより、車内の空気を冷房又は暖房する。冷媒は、車両空調装置100の冷房運転時には、四方弁によって、圧縮機3、室外熱交換器4、膨張弁6、室内熱交換器7、圧縮機3の順序の方向へ冷媒回路を循環する。冷媒は、圧縮機3で圧縮されて高温高圧のガス状に変化し、続いて室外熱交換器4に流入する。室外熱交換器4に流入した冷媒は、室外送風機5によって供給される外気と熱交換され、冷却及び凝縮されて液状の冷媒となる。この液状の冷媒は、膨張弁6で膨張され減圧されることで低温低圧の冷媒に変化する。低温低圧の冷媒は、室内熱交換器7に流入し、室内送風機8による車内空気との熱交換により、低温低圧のガス状の冷媒に変化する。低温低圧のガス状の冷媒は、圧縮機3に流入し、圧縮されて、高温高圧のガス状の冷媒となる。一方、車内空気は、室内送風機8により室内熱交換器7に送り込まれ、低温低圧の冷媒と熱交換をして低温の空気となる。その低温の空気が車内に供給され、車内の空気が冷房される。
一方、車両空調装置100の暖房運転時に、冷媒は、四方弁の切り替えによって、圧縮機3、室内熱交換器7、膨張弁6、室外熱交換器4、圧縮機3の順序の方向へ冷媒回路を循環する。冷媒は、圧縮機3で圧縮されて高温高圧のガス状に変化し、室内熱交換器7に流入する。室内熱交換器7に流入した冷媒は、車内の空気と熱交換され、冷却及び凝縮される。この冷媒は、膨張弁6で膨張され、減圧される。減圧された冷媒は、室外熱交換器4に流入し、室外熱交換器4で外気と熱交換して、低温低圧のガス状の冷媒となる。低温低圧のガス状の冷媒は、圧縮機3に流入し、圧縮機3で圧縮されて高温高圧のガス状の冷媒となる。一方、車内空気は、室内送風機8により室内熱交換器7に送り込まれ、高温の冷媒と熱交換をして、高温の空気となる。その高温の空気が車内に供給され、車内の空気が暖房される。
なお、車両空調装置100の暖房運転時と冷房運転時とでは、冷媒回路内の冷媒の流れを除けば同一の動作である。そこで、以下、車両空調装置100が車内の空気を調和する動作を説明する場合、その空調動作の例として、冷房運転時の動作を説明する。
次に、上記の動作を実現するための空調系制御部200の構成について説明する。空調系制御部200は、圧縮機3の運転周波数及び室外送風機5の運転周波数を求める制御装置10と、制御装置10が求めた運転周波数で圧縮機3を駆動する圧縮機用インバータ21と、制御装置10が求めた運転周波数で、室外送風機5を駆動する室外送風機用インバータ22とを備える。
制御装置10は、省エネルギー又は低騒音を図るため、省エネルギーモード又は低騒音モードに応じて、圧縮機3と室外送風機5のそれぞれの運転周波数fcとffを求める。また、各モードにおいて、制御装置10は、外気温度、車内設定温度、乗車人数等により必要とされる車両空調装置100の空調能力が変化するため、外気温度、車内設定温度等に応じて運転周波数fcとffを求める。ここで、圧縮機3の運転周波数fcが大きい場合、冷媒回路を流れる冷媒の量が増加して車両空調装置100の空調能力が高まる。また室外送風機5の運転周波数ffが大きい場合、室外熱交換器4での熱交換量が増加して空調能力が高まる。制御装置10は、求めた運転周波数fc、ffを圧縮機用インバータ21と室外送風機用インバータ22にそれぞれ通知して、必要とされる空調能力で圧縮機3と室外送風機5とを駆動する。なお、制御装置10の機能の詳細は図4を参照して後述する。
また、制御装置10は、膨張弁6の開度を決定し、決定した開度で運転するよう膨張弁6を制御する。膨張弁6の開度は、例えば、以下に示す2通りの方法のいずれか、またはその組み合わせを用いて決定される。1つ目の方法は、制御装置10が圧縮機3の運転周波数fcに応じて膨張弁6の開度を決定し、決定した開度に膨張弁6を開閉する。具体的には、制御装置10は、膨張弁6の開度を、圧縮機3の運転周波数fcが高くなるに従って高く、運転周波数fcが低くなるに従って低くなるように開閉する。2つ目の方法は、制御装置10が熱交換器の入口と出口の温度を測定し、その温度差が適正な一定値となるよう膨張弁6の開度を決定し、決定した開度に膨張弁6を開閉する。この方法でいう熱交換器とは、冷房時の場合には室内熱交換器7であり、暖房時には室外熱交換器4である。
制御装置10は、上記の機能を実現するために、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、フラッシュメモリ114及び、I/O(Input/Output)装置115を備える。
ROM112は、CPU111が実行する動作プログラム、固定データ等を記憶する。動作プログラムの内容は後述する。
RAM113は、CPU111の主メモリ、ワークエリアとして機能する。
フラッシュメモリ114は、不揮発性のメモリであり、圧縮機運転周波数fcと室外送風機運転周波数ffの関係を示す関数F1、F2及び、省エネルギーモードと低騒音モードを切り替えるための車速の閾値Vth等を記憶する。関数F1、F2については、図3及び図4を参照して後述する。
I/O装置115は、外部の装置とCPU111との間で入出力処理を実行する。例えば、CPU111は、I/O装置115を介して、上位装置、手動入力装置等より車内設定温度Toを、センサより実測の車内温度Tr及び、車両速度Vrを受信する。また、I/O装置115は、圧縮機運転周波数fcを圧縮機用インバータ21に、室外送風機運転周波数ffを室外送風機用インバータ22に、膨張弁6の開度を指示するバルブ開度制御信号Vopを膨張弁6に送信する。
CPU111は、RAM113をワークエリアとして、ROM112に格納された空調プログラムを実行し、フラッシュメモリ114に記憶された関数F1、F2及びデータ、I/O装置115を介して受信したデータを用いて、圧縮機運転周波数fcと室外送風機運転周波数ffを求める。CPU111は、I/O装置115を介して、圧縮機運転周波数fcを圧縮機用インバータ21に、室外送風機運転周波数ffを室外送風機用インバータ22に送信する。また、CPU111は、圧縮機運転周波数fcに基づいて、膨張弁6の適切な開度を求め、求めた開度を指示するバルブ開度制御信号Vopを膨張弁6に出力する。
フラッシュメモリ114は、図3に示す、圧縮機運転周波数fcと室外送風機運転周波数ffとの相関関係を示す省エネルギーモード用関数F1(第1の関数、第1の関係ともいう)と、低騒音モード用関数F2(第2の関数、第2の関係ともいう)を記憶している。
省エネルギーモード用関数F1は、COP(Coefficient Of Performance)が最大となるように、車両空調装置100を運転する際の圧縮機運転周波数fcと室外送風機運転周波数ffとの相関関係を規定する。
低騒音モード用関数F2は、室外送風機5による騒音を抑えつつ、省エネルギーを可能な限り実現するように、車両空調装置100を運転する際の圧縮機運転周波数fcと室外送風機運転周波数ffとの相関関係を規定する。低騒音モード用関数F2は、省エネルギーモード用関数F1よりも傾きが小さい。また、圧縮機運転周波数fcに対応する室外送風機運転周波数ffは、低騒音モード用関数F2の方が省エネルギーモード用関数F1よりも小さい。すなわち、省エネルギーモード用関数F1の方を第1の運転周波数とし、低騒音モード用関数F2の方を第2の運転周波数とした場合に、第1の運転周波数>第2の運転周波数である。
省エネルギーモード用関数F1と低騒音モード用関数F2とは、次の考察に基づいて予め設計され、フラッシュメモリ114に登録されている。
図4に示す運転マップは、車両空調装置100の冷房運転時における圧縮機3の運転周波数fcと室外送風機5の運転周波数ffと冷房能力及びCOPの関係を示す図である。図4中、横軸は圧縮機3の運転周波数fc、縦軸は室外送風機5の運転周波数ffを示している。また、太線を冷房能力の等高線とし、細線をCOPの等高線とする。ここでは、COPを冷房能力/(圧縮機3と室外送風機5の消費電力の和)とする。COPが最大となる圧縮機3、室外送風機5の運転周波数fc、ffは、圧縮機3と室外送風機5が少ない消費電力で必要な冷房能力を得るようなエネルギー効率が高い状態であることを示す。
図4では、冷房能力を示す等高線は、同じ数値の冷房能力を1本の曲線で示されている。例えば、30kWの冷房能力の等高線は1本の曲線で示されている。同様にCOPを示す等高線も同じ数値のCOPを1本の曲線で示されている。図4に示すように、冷房能力は、圧縮機3の運転周波数fcを大きくすると高くなるが、室外送風機5の運転周波数ffを小さくすると低くなる。逆に、冷房能力は、圧縮機3の運転周波数fcを小さくすると低くなるが、室外送風機5の運転周波数ffを大きくすると高くなる。これに対して、COPは、圧縮機3の運転周波数fc、又は、室外送風機5の運転周波数ffを大きくすると低くなる。
図4中、20kWの冷房能力で最大のCOPを得る点は、20kWの冷房能力の等高線とCOPが4.0の等高線との接点Aである。このような冷房能力とCOPそれぞれの曲線の接点同士を結ぶラインが、COPが最大となるラインである。このため、通常の運転時(第1の動作モード)に、このライン上におけるそれぞれの運転周波数の値で圧縮機3及び室外送風機5が駆動されることで、省エネルギーを図ることができる。このような考察から、省エネルギーモード用関数F1は、このラインに相当する関数に設定される。省エネルギーモード用関数F1は、省エネルギーモードにおける、圧縮機3の運転周波数fcに対する室外送風機5の運転周波数ffを規定する。
ところで、例えば車両が駅に停車中に、プラットフォーム上にいる乗客が室外送風機5からの音を騒音として感じることがある。この騒音を低減するため、車両が駅に停車中の時、室外送風機5の運転周波数ffが小さくなることが望ましい。室外送風機5の回転数がインバータ制御により可変速の場合、その回転数を下げて騒音を低減することが可能である。また、冷房能力を維持しながら騒音を低減する場合、室外送風機5の運転周波数を小さくする代わりに、圧縮機3の運転周波数を大きくすることが可能である。
そこで、図4において、上述した省エネルギーモードのラインの傾きよりも小さい傾きを有し、例えばCOP=4.0の曲線上において上記点Aよりも室外送風機5の運転周波数が小さい点Bを通る直線状のラインを、低騒音モード(第2の動作モード)用のラインとする。そして、低騒音を実現する必要があるときは、このライン上の運転周波数fc、ffで運転するように、圧縮機3と室外送風機5とを制御する。低騒音モード用関数F2は、このラインに相当する関数である。低騒音モード用関数F2は、低騒音モードにおける、圧縮機3の運転周波数fcに対する室外送風機5の運転周波数ffを規定する。
圧縮機3と室外送風機5のそれぞれの運転周波数fc、ffの具体的な選定を説明すると、例えば冷房能力30kWが要求されるとき、省エネルギーモードが選択されている場合には、圧縮機3と室外送風機5は、点Cの運転周波数fc、ffで動作する。点Cでは、COPは約2.75である。また駅停止時など低騒音モードが選択される場合には、ここでも冷房能力30kWが要求されるとすれば、圧縮機3と室外送風機5は、点Dの運転周波数fc、ffで動作する。このとき点Cの場合よりも、室外送風機5の運転周波数ffが小さくなり、室外送風機5による騒音が低減できるが、冷房能力30kWを保つために圧縮機3の運転周波数fcが上昇する。
本実施の形態では、通常は省エネルギーモードを選択し、圧縮機3と室外送風機5を制御するが、低騒音状態が必要なとき、低騒音モードに変換する。省エネルギーモードと低騒音モードを互いに変換するための条件と、選択及び変換方法については後述する。
図4では、低騒音モード用のライン(関数F2)の傾きが小さく、かつ、室外送風機運転周波数ffに係る軸の切片が小さいほど、室外送風機5からの騒音の低減が図れる。しかし、そのように制御するだけでは、冷房能力が低下してしまい、車内の快適性が低下する。一方、冷房能力が低下しないよう、圧縮機3の運転周波数fcを上げると、圧縮機3からの騒音が大きくなる。また、圧縮機3の吐出能力が高くなることで、膨張弁6では冷媒の圧力を低下させきれず、冷媒が液状のまま圧縮機3に流入する問題が生じる。このように、低騒音モード用のラインは、相反的関係にある複数の条件を満たす必要がある。低騒音モード用のラインには、合理的ラインが存在し、ラインの傾きに下限値が存在する。妥当なラインは数値計算や実験などにより得ることができる。発明者の検討によれば、低騒音モード用のラインの傾きは、省エネルギーモード用のライン(関数F1)の4/5〜2/5が望ましい。
上記の考察で設計された省エネルギーモード用関数F1と低騒音モード用関数F2が図3に示す関数である。制御装置10は、省エネルギーモード用関数F1と低騒音モード用関数F2を適用して圧縮機3及び室外送風機5を駆動するように機能する。詳細には、制御装置10は、CPU111がROM112に記憶されている空調プログラムを実行することにより、図5に示すように、圧縮機運転周波数導出部11、室外送風機運転周波数導出部12、動作モード選択部13、減算機14、として機能する。
減算機14は、車内設定温度Toと温度センサで検出された実測の車内温度Trとの偏差ε(=To−Tr)を求めて、圧縮機運転周波数導出部11に供給する。
圧縮機運転周波数導出部11は、減算機14で求められた偏差εに基づいて、PI(比例積分)制御により圧縮機3の運転周波数fcを導出し、導出した運転周波数fcを圧縮機用インバータ21と室外送風機運転周波数導出部12に通知する。
室外送風機運転周波数導出部12は、動作モード選択部13が選択した運転モードに対応する、図3に示す省エネルギーモード用関数F1又は低騒音モード用関数F2を用いて、圧縮機運転周波数fcに対応する室外送風機運転周波数ffを導出する。室外送風機運転周波数導出部12は、導出した室外送風機運転周波数ffを室外送風機用インバータ22に通知する。
動作モード選択部13は、鉄道車両が駅に停車している場合等、外部への騒音を低減させるべき状態にあるか否かを判別し、その状態にないと判別した場合には、省エネルギーモードを選択し、外部への騒音を低減させるべき状態にあると判別した場合には、低騒音モードを選択する。具体的には、動作モード選択部13は、速度センサで計測された車両速度Vrが閾値Vth以上であれば、省エネルギーモードを選択し、車両速度Vrが閾値Vth未満であれば、低騒音モードを選択する。そして、動作モード選択部13は、選択した運転モードを室外送風機運転周波数導出部12に通知する。
圧縮機用インバータ21は、圧縮機運転周波数導出部11から通知された圧縮機運転周波数fcに一致する運転周波数で圧縮機3を動作させるように、そのインバータ信号の周波数を制御する。なお、圧縮機用インバータ21は、本明細書では圧縮機駆動装置ともいう。
室外送風機用インバータ22は、室外送風機運転周波数導出部12から通知された室外送風機運転周波数ffに一致する運転周波数で室外送風機5を動作させるように、そのインバータ信号の周波数を制御する。なお、室外送風機用インバータ22は、本明細書では送風機駆動装置ともいう。
次に上記構成を有する空調系制御部200の空調動作を説明する。
まず、鉄道車両が通常の運転状態にあり、その車両速度Vrが閾値Vth以上であるとする。
減算機14は、車内設定温度Toとフィードバックされた車内温度Trとの偏差εを求める。
圧縮機運転周波数導出部11は、偏差εに応じた圧縮機運転周波数(操作量)fcを、PI制御により求め、求めた圧縮機運転周波数fcを圧縮機用インバータ21に通知する。また、圧縮機運転周波数導出部11は、圧縮機運転周波数fcを、室外送風機運転周波数導出部12にも通知する。
車両速度Vrが閾値Vth以上であるため、動作モード選択部13は、省エネルギーモード(第1の動作モード)を選択する。室外送風機運転周波数導出部12は、省エネルギーモード用関数F1に、通知された圧縮機運転周波数fcを適用して、一意に定まる室外送風機運転周波数ff(=F1(fc))を求めて、室外送風機用インバータ22に通知する。
圧縮機用インバータ21は、圧縮機3が通知された圧縮機運転周波数fcで運転されるようにインバータ信号を生成し、そのインバータ信号を圧縮機3の駆動モータに供給する。同様に、室外送風機用インバータ22は、室外送風機5が通知された室外送風機運転周波数ffで運転されるようにインバータ信号を生成し、そのインバータ信号を室外送風機5の駆動モータに供給する。
このような動作により、車内空調系30に冷風が送られる。
圧縮機3は、圧縮機用インバータ21から供給された圧縮機用インバータ信号により駆動され、図1を参照して説明したように、冷媒を圧縮し、循環させる。一方、室外送風機5は、室外送風機用インバータ22から供給される室外送風機用インバータ信号により駆動され、室外熱交換器4による外気と冷媒との熱交換を促進する。
このようにして、車内温度Trが車内設定温度Toに一致して、偏差εが小さくなるように、フィードバック制御が継続して実行される。
続いて、車両が駅に接近し、車両速度Vrが閾値Vth未満になったとする。
この場合も、減算機14は、車内設定温度Toと車内温度Trとの偏差εを求める。圧縮機運転周波数導出部11は、偏差εに応じた圧縮機運転周波数fcを、省エネルギーモード時と同一のPI制御により求める。圧縮機運転周波数導出部11は、求めた圧縮機運転周波数fcを圧縮機用インバータ21と室外送風機運転周波数導出部12に通知する。圧縮機用インバータ21は、圧縮機3が通知された圧縮機運転周波数fcで運転されるように、インバータ信号を生成し、そのインバータ信号を圧縮機3の駆動モータに供給する。圧縮機3は、供給されたインバータ信号により駆動され、図1を参照して説明したように、冷媒を圧縮し、循環させる。これらの動作は、省エネルギーモードでの制御と実質的に同一である。
一方、車両速度Vrが閾値Vth未満であるため、動作モード選択部13は、低騒音モード(第2の動作モード)を選択する。室外送風機運転周波数導出部12は、低騒音モード用関数F2に、通知された圧縮機運転周波数fcを適用し、対応する室外送風機運転周波数ff(=F2(fc))を求める。室外送風機運転周波数導出部12は、求めた室外送風機運転周波数ffを室外送風機用インバータ22に通知する。この室外送風機運転周波数ff(=F2(fc))は、図4を参照して説明したように、省エネルギーモードでの同一の圧縮機運転周波数fcに対する室外送風機運転周波数ff(=F1(fc))よりも小さい。室外送風機用インバータ22は、室外送風機5が指示された室外送風機運転周波数ffで運転されるように、インバータ信号を生成し、そのインバータ信号を室外送風機5の駆動モータに供給する。室外送風機5は、供給されたインバータ信号により駆動され、室外熱交換器4による外気と冷媒との熱交換を促進する。
このようにして、車内空調系30に冷風が送られる。
低騒音モードでの室外送風機5の運転周波数ffは、同一の圧縮機運転周波数fcに対する省エネルギーモードでの室外送風機5の運転周波数ffよりも小さい。従って、室外送風機5から外部に放出される騒音は抑えられる。
省エネルギーモードから低騒音モードに切り替わった直後は、室外送風機5の運転周波数ffが急激に低下するため、空調能力が低下し、通常であれば、車内温度が上昇する。しかし、上昇した車内温度Trがフィードバックされ、偏差εが大きくなるため、圧縮機運転周波数導出部11が導出する圧縮機運転周波数fcが上昇する。このため、空調能力が向上し、車内温度Trは徐々に車内設定温度Toに近づく。
圧縮機運転周波数fcの上昇に伴って室外送風機運転周波数ffも上昇するが、相対的に傾きの小さい低騒音モード用関数F2に基づくため、騒音の増加は抑えられる。低騒音モードでは、このような制御動作が継続して実行される。
車両が駅を離れ、車両速度Vrが閾値Vth以上になると、再び、省エネルギーモードでの動作が開始する。
以上の冷房動作を、CPU111の処理動作で表すと、図6のフローチャートに示すようになる。
CPU111は、空調制御を開始すると、図6に示す空調制御処理を開始し、フラッシュメモリ114に格納されている車内設定温度Toとセンサ等からI/O装置115を介して供給された車内温度Trとの偏差εを求める(ステップS11)。
次に、CPU111は、圧縮機運転周波数(操作量)fcを、PI制御の偏差εと操作量である圧縮機運転周波数fcの関係式fc=α∫εdt+βε+γから求める(ステップS12)。なお、α、β、γは、定数である。
次に、CPU111は、I/O装置115を介して取得した車両速度Vrがフラッシュメモリ114に格納されている閾値Vth以上であるか否かを判別する(ステップS13)。
Vr≧Vthの場合、CPU111は、省エネルギーモードを選択し(ステップS13:省エネルギーモード)、省エネルギーモード用関数F1に、ステップS12で求めた圧縮機運転周波数fcを適用して、室外送風機運転周波数ff(=F1(fc))を求める(ステップS14)。CPU111は、続いて、I/O装置115を介して、圧縮機用インバータ21に圧縮機運転周波数fcを通知し(ステップS16)、室外送風機運転周波数ffを室外送風機用インバータ22に通知する(ステップS17)。
一方、Vr<Vthの場合、CPU111は、低騒音モードを選択し(ステップS13:低騒音モード)、低騒音モード用関数F2に、ステップS13で求めた圧縮機運転周波数fcを適用して、室外送風機運転周波数ff(=F2(fc))を求める(ステップS15)。CPU111は、続いて、I/O装置115を介して、圧縮機用インバータ21に圧縮機運転周波数fcを通知し(ステップS16)、室外送風機運転周波数ffを室外送風機用インバータ22に通知する(ステップS17)。
ここで、CPU111は、膨張弁6の開度を求め、求めた開度を指示するバルブ開度制御信号Vopを膨張弁6に通知してもよい。また、上記のステップは一部又は全部の順番を変えて実行してもよい。
このように、本実施の形態によれば、車両空調装置100は、車両が駅から離れていて騒音を抑制する必要のない通常の運転時に、圧縮機3の運転周波数fcを車内設定温度Toと車内温度Trとの偏差εに基づいて制御し、室外送風機5の運転周波数ffを、COPに基づいて、圧縮機3の運転周波数fcに対応して一意に定まる運転周波数ffに設定する。従って、車両空調装置100は高効率、省エネルギーで運転される。
一方、車両が駅に停車している場合等、外部に放出する騒音を抑制する必要があるとき、車両空調装置100は、圧縮機3の運転周波数fcは通常時と同様に制御しつつ、室外送風機5の運転周波数ffを、圧縮機3の運転周波数fcに対応し、かつ、省エネルギーモード時の室外送風機運転周波数よりも低い周波数に設定する。従って、車両空調装置100では騒音を抑えることができる。
以上の説明では、車両速度Vrの検出に速度センサを使用する例であったが、これに限定されない。車両空調装置100は、加速度センサの出力、デジタルATC(自動列車制御装置(Automatic Train Control)やGPS(Grobal Positioning System)の出力を使用して、車速、車両と駅の距離を求め、求めた距離に従ってモードを選択してもよい。
上記実施の形態においては、省エネルギーモード(第1の動作モード)と1つの低騒音モード(第2の動作モード)とを設定したが、複数の低騒音モードを設定してもよい。例えば、図7に示すように、1つの省エネルギーモード(第0の動作モード)と、n個の低騒音モード(第1〜第nの動作モード)を設定し、動作モード選択部13が、騒音を抑制すべき程度に応じて、低騒音モードを使いわけてもよい。図7の例で、動作モード選択部13は、車両が駅から十分に離れているとき、省エネルギーモードを選択し、車両が駅に接近しつつあるとき(車両速度Vrが減速しているとき)に、第1〜第(n−1)の低騒音モードを順次選択してもよい。この場合、動作モード選択部13は、停車中(車両速度Vr=0)に、第nの低騒音モードを選択し、車両が駅から離れつつあるとき(車両速度Vrが上昇しているとき)に、第(n−1)〜第1の低騒音モードを順次選択するように、制御されてもよい。この場合、複数の閾値Vth0〜Vth(n−1)を用いればよい。
また、上記実施の形態では、車両速度により、動作モードを切り替えたが、図8に示すように、i)動作モード選択部13が車両の現在位置と位置−動作モードマップにより動作モードを判別したりするようにしてもよい。この場合、動作モード選択部13は、予め路線上の各位置とその位置で選択すべき動作モードとのマッピングを記憶しており、GPS等の位置測定装置で判別した現在位置から対応する動作モードを選択するようにすればよい。また、ii)運転士又は車掌が手動で動作モードを設定するようにしてもよい。iii)動作モード選択部13が車両の現在位置と駅との距離を求め、距離に応じて動作モードを選択するようにしてもよい。
また、制御装置10に、運転周波数を求めるための関数F1とF2をフラッシュメモリ114に記憶させる例を示したが、関数の記憶形態は、数式の形態でも、テーブルの形態でも、記憶形態は任意である。また、関数F1、F2を一次関数とする例を示したが、多次の曲線関数で表現してもよい。
また、図4に示す運転マップを記憶させておき、運転マップから運転周波数を取得するようにしてもよい。
上記実施形態では、圧縮機運転周波数導出部11においてPI制御を用いたが、P制御、PID制御等でもよい。
なお、上記実施形態において、空調プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムを、コンピュータ等にインストールすることにより、図6に示す処理を実行する空調系制御部200を構成することとしてもよい。
また、上述のプログラムをインターネットの通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロードするようにしてもよい。
また、上述の図6に示す処理を、各OS(Operating System)が分担して実現する場合、又は、OSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロードしてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2016年1月8日に出願された、日本国特許出願特願2016−002267号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2016−002267号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
3 圧縮機、4 室外熱交換器、5 室外送風機、6 膨張弁、7 室内熱交換器、8 室内送風機、10 制御装置、11 圧縮機運転周波数導出部、12 室外送風機運転周波数導出部、13 動作モード選択部、14 減算機、21 圧縮機用インバータ、22 室外送風機用インバータ、30 車内空調系、100 車両空調装置、111 CPU、112 ROM、113 RAM、114 フラッシュメモリ、115 I/O装置、200 空調系制御部

Claims (7)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒と外気との間で熱交換を行う外気用熱交換器と、を備える冷媒回路と、
    前記外気用熱交換器に外気を送風する送風機と、
    設定温度と車内温度とに基づいて、前記圧縮機の圧縮機運転周波数を導出する圧縮機運転周波数導出部と、
    前記圧縮機運転周波数導出部により導出された前記圧縮機運転周波数で前記圧縮機を駆動する圧縮機駆動装置と、
    前記圧縮機運転周波数導出部により導出された前記圧縮機運転周波数に対応する前記送風機の送風機運転周波数を予め設定された対応関係に従って、導出する送風機運転周波数導出部と、
    前記送風機運転周波数導出部により導出された前記送風機運転周波数で前記送風機を駆動する送風機駆動装置と、を備え、
    前記送風機運転周波数導出部は、第1の動作モード及び第2の動作モードを少なくとも含む複数のモードから1つのモードを選択することで前記対応関係を設定し、前記第1の動作モードでは、前記圧縮機運転周波数に対する前記冷媒回路のエネルギー効率が、前記第2の動作モードよりも高く、且つ前記圧縮機運転周波数に対応する前記送風機運転周波数が、前記第2の動作モードで規定された同一の圧縮機運転周波数に対応する前記送風機運転周波数よりも高く、前記第2の動作モードでは、前記圧縮機運転周波数が高いほど前記送風機運転周波数が高く、且つ前記圧縮機運転周波数に対応する前記送風機運転周波数が、前記第1の動作モードで規定された同一の圧縮機運転周波数に対応する前記送風機運転周波数よりも低い、
    車両空調装置。
  2. 前記送風機運転周波数導出部は、
    前記第1の動作モードでは、前記圧縮機運転周波数と前記送風機運転周波数とが、前記冷媒回路のエネルギー効率が最も高くなる組み合わせで規定され、
    前記第2の動作モードでは、前記圧縮機運転周波数と前記送風機運転周波数とが、前記冷媒回路のエネルギー効率が前記第1の動作モードよりも低い組み合わせで規定された、
    請求項1に記載の車両空調装置。
  3. 前記送風機運転周波数導出部は、
    前記第1の動作モード用の、前記圧縮機運転周波数と前記送風機運転周波数との対応関係を規定する第1の関数と、前記第2の動作モード用の、前記圧縮機運転周波数と前記送風機運転周波数との対応関係を規定し、同一の圧縮機運転周波数に対応する前記送風機運転周波数が、前記第1の関数によって規定された前記送風機運転周波数よりも低い第2の関数と、を記憶し、
    前記第1の動作モードにおいて、前記第1の関数に前記圧縮機運転周波数を適用して前記送風機運転周波数を導出し、
    前記第2の動作モードにおいて、前記第2の関数に前記圧縮機運転周波数を適用して前記送風機運転周波数を導出する、
    請求項1又は2に記載の車両空調装置。
  4. 前記圧縮機運転周波数導出部は、
    前記設定温度と前記車内温度との差を求める減算機と、
    前記減算機が求めた差が小さくなる前記圧縮機運転周波数を導出する導出部と、
    を備える、
    請求項1から3の何れか1項に記載の車両空調装置。
  5. 前記圧縮機駆動装置は、前記圧縮機を可変速駆動し、
    前記送風機駆動装置は、前記送風機を可変速駆動する、
    請求項1から4の何れか1項に記載の車両空調装置。
  6. 前記送風機運転周波数導出部は、車両の速度が閾値以上の場合に、前記第1の動作モードを選択し、車両の速度が閾値未満の場合に、前記第2の動作モードを選択する、
    請求項1から5の何れか1項に記載の車両空調装置。
  7. 圧縮機と、外気用熱交換器と、前記外気用熱交換器に外気を送風する送風機と、を備える車両空調装置の駆動方法であって、
    負荷に応じた運転周波数で前記圧縮機を駆動するステップと、
    第1の関係に従って、前記圧縮機の負荷に応じた圧縮機運転周波数を第1の運転周波数に変換し、変換された前記第1の運転周波数で前記送風機を駆動する第1の動作モード又は、第2の関係に従って、前記圧縮機の負荷に応じた圧縮機運転周波数を、前記第1の関係よりもエネルギー効率が低く且つ、前記第1の運転周波数よりも低く、且つ前記圧縮機運転周波数が高いほど高い第2の運転周波数に変換し、変換された前記第2の運転周波数で前記送風機を駆動する第2の動作モードで、前記送風機を駆動するステップと、
    前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに切り替えることにより、前記送風機による騒音を低減し、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替えることにより、エネルギー効率を高めるステップと、
    を備える、
    車両空調装置の駆動方法。
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