JP2004189213A - 冷媒サイクルの運転装置、冷媒サイクルの運転方法 - Google Patents

冷媒サイクルの運転装置、冷媒サイクルの運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 冷凍サイクル装置の暖房運転時において、一つの減圧器で調整を行うことにより、室外熱交換器への着霜の発生を招き、冷媒水熱交換器を流れる冷媒の温度が充分に上昇するまでに時間を要するため、室内の空調温度が目標の温度に到達するまでの時間が長くなるという課題を有している。
【解決手段】 冷媒を圧縮する圧縮機10と、外気と前記冷媒とを熱交換させる第1の熱交換器13と、外気と前記冷媒とを熱交換させる第2の熱交換器16と、前記第2の熱交換器の下流側に設けられた、開度が可変の第1の減圧器12と、前記第2の熱交換器の上流側に設けられた、開度が可変の第2の減圧器13と、前記第1の減圧器と前記圧縮機との間に設けられた放熱のための放熱器11と、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御手段100とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷媒を循環させる冷媒サイクルの運転装置、運転方法等に関するものである。
電気自動車用冷凍サイクル装置を例に挙げて説明する。
近年、地球環境保護の観点から電気自動車の需要が拡大しつつあるが、電気自動車のバッテリーの能力は十分でないことから、エンジンを走行補助用もしくは発電用に用いるハイブリッド型の電気自動車や燃料電池を発電用に用いる電気自動車が提案されている。
走行補助用エンジンを備えたハイブリッド型電気自動車の場合には、スタート時および市街地を走行する時には車両駆動用モータによって走行し、バッテリーの残量が少なくなったり郊外を走行する時にはエンジンによって走行するのである。また、発電用エンジンを備えたハイブリッド型電気自動車の場合には、車両駆動用モータによって走行し、バッテリーの残量が少なくなった時にはエンジンを始動してバッテリーを充電するのである。
ところで、現在の電気自動車の空調装置においては、冷凍サイクル装置の圧縮機(開放型)を車両駆動用モータで駆動するのが一般的であるものの、上述したハイブリッド型の電気自動車の空調装置において、エンジンが駆動状態の場合には、エンジンで圧縮機を駆動することにより車室内を冷房し、またエンジンが停止状態の場合は車両駆動用モータにより圧縮機を駆動するとともに、エンジンが停止状態でバッテリーの残量が少なくなったときはエンジンを始動して圧縮機を駆動することにより車室内を冷房することが考えられる。
しかしながら、エンジンの回転を圧縮機に伝達する機構と、車両駆動用モータの回転を圧縮機に伝達する機構に伝達する機構という2つの機構が必要となるとともに、それらの駆動方式を切替えるためのクラッチが必要となることから、システムが複雑となりコスト高となっていた。
一方、暖房運転時には、エンジン冷却水が供給されるヒータコアに対して単に送風することにより車室内を暖房するようにしているので、エンジン起動時など冷却水の温度が低い場合などは、車室内の空調温度が目標の温度に到達するまでの時間が長くなっていた。また、低外気温時などには暖房能力も不足するため、PTCヒータを補助加熱手段に用いて、エンジン冷却水を加熱していた。ハイブリッド型の電気自動車でなくとも、近年の自動車のエンジンは高性能化してきており、エンジンからの放熱量が減少したため、同様にPTCヒータを補助加熱手段に用いて、エンジン冷却水を加熱していた。PTCヒータ等の電気ヒータを補助加熱手段に用いるため、ヒートポンプ式暖房と比較すると暖房効率が低かった。
この不具合を解消するため、図12に示すように、密閉型の電動圧縮機4を用いてヒートポンプ式冷凍サイクル装置を構成し、その冷媒回路に暖房時の補助加熱手段として冷媒水熱交換器1を新たに設けて、暖房運転が指示された場合にエンジン冷却水の温度が設定温度以下のときは、第1の電磁弁2を閉鎖してかつ第2の電磁弁3を開放した状態で電動圧縮機4を駆動させる技術がある(例えば、特許文献1を参照。)。
このような冷凍サイクル装置によれば、冷媒水熱交換器1のみを凝縮器として機能させるとともに蒸発器5に冷媒を供給させない冷媒回路を作ることができる。この結果、蒸発器5には低温の冷媒が流れないので送風空気を冷却することなく、冷媒水熱交換器1で補助加熱されたエンジン冷却水がヒータコア6を流れ、ダクト内の送風空気を加熱することができるので、エンジン冷却水の温度が低い場合でもPTCヒータなしで暖房能力を高めることができていた。
特開平9−66722号公報
しかしながら、このような冷凍サイクル装置においては、電磁弁2を閉鎖すると、解放された電磁弁3,電動圧縮機1,冷媒水熱交換機1,減圧器8および室外熱交換機7から形成される冷媒回路において、冷媒は減圧器8を通過するときに減圧され、温度が低下するため、凝縮器として機能する室外熱交換器7の温度も下がり、着霜の発生を招くという不具合が生じる。なお、減圧器9は電磁弁3が解放されるため冷媒は通過しない。
室外熱交換器7に着霜が発生すると、熱交換する外気側の熱伝達率が低下するため冷媒の圧力が低下し、電動圧縮機4に吸入される冷媒の比重量が低下するため加熱能力が低下し、冷媒水熱交換器1を流れる冷媒の温度が充分に上昇するまでに時間を要するため、冷凍サイクル装置の立ち上げに時間がかかってしまい、ひいては室内の空調温度が目標の温度に到達するまでの時間が長くなるという課題があった。
本発明は、上述した課題に対してなされたものであり、室外熱交換器の着霜の発生を回避し、目標の空調温度までの到達時間を短縮しつつ効率的な運転を可能にする冷媒サイクルの運転装置、運転方法等を提供することを目的とするものである。
第1の本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と、
外気と前記冷媒とを熱交換させる第1の熱交換器と、
外気と前記冷媒とを熱交換させる第2の熱交換器と、
前記第2の熱交換器の下流側に設けられた、開度が可変の第1の減圧器と、
前記第2の熱交換器の上流側に設けられた、開度が可変の第2の減圧器と、
前記第1の減圧器と前記圧縮機との間に設けられた放熱のための第3の熱交換器と、
前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御手段とを備えた冷媒サイクルの運転装置である。
第2の本発明は、前記開度制御手段は、前記第1の減圧器の開度が前記第2の減圧器の開度よりも小さくなった状態が保たれるように、前記制御を行う、第1の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第3の本発明は、前記開度制御手段は、前記第1の減圧器の開度はより小さく、前記第2の減圧器の開度はより大きくなるように前記制御を行う、第2の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第4の本発明は、前記開度制御手段は、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度または前記第2の熱交換器の温度を前記関連情報として検出する温度検出手段を有し、
前記冷媒の温度が所定の温度以下になった場合、前記制御を行う、第3の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第5の本発明は、前記開度制御手段は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出手段を有し、
前記圧力が所定の値以上になった場合、前記制御を行う、第3の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第6の本発明は、前記開度制御手段は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出手段を有し、
前記圧力検出手段が検出した圧力に基づき前記圧縮機の回転数を制御する圧縮機回転数制御手段をさらに備え、
前記開度制御手段は、前記圧力が所定の値以上になった場合、前記第1の減圧器の開度をより大きくする制御を行い、
前記圧縮機回転数制御手段は、前記圧力が前記所定の値以上になった場合、前記圧縮機の回転数をより小さくする制御を行う、第4の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第7の本発明は、前記開度制御手段は、前記第2の熱交換器の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手段および前記第2の熱交換器の雰囲気湿度を検出する雰囲気湿度検出手段をさらに有し、
前記開度制御手段は、前記雰囲気温度および前記雰囲気湿度より求めた前記第2の熱交換器の露点温度と、前記第2の熱交換器の温度または前記第2の熱交換器内の冷媒温度とを比較して、
前記露点温度が前記熱交換器の前記温度または前記冷媒温度よりも小さい場合は、前記第1の減圧器の開度はより大きく、前記第2の減圧器の開度はより小さくなるように制御を行い、
前記露点温度が前記熱交換器の前記温度または前記冷媒温度よりも大きい場合は、前記第1の減圧器の開度はより小さく、前記第2の減圧器の開度はより大きくなるように前記制御を行う、第6の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第8の本発明は、前記第2の熱交換器と前記圧縮機との間の冷媒流路と、前記第1の熱交換器と前記第2の減圧器との間の冷媒流路との間で熱交換を行う内部熱交換器をさらに備えた、第8の本発明の冷媒サイクルの運転装置である。
第9の本発明は、前記第2の熱交換器が配置された空間内に配置された、前記空間と熱交換するヒータコアと、前記第3の熱交換器と熱交換する熱担体流路と、前記ヒータコアと前記熱担体流路とを介して熱担体を循環させる熱担体循環手段を少なくとも有する熱担体サイクルを、さらに備えたことを特徴とする第1から第8の本発明のいずれかの冷媒サイクル装置である。
第10の本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と、外気と前記冷媒とを熱交換させる第1の熱交換器と、外気と前記冷媒とを熱交換させる第2の熱交換器と、前記第2の熱交換器の下流側に設けられた、開度が可変の第1の減圧器と、前記第2の熱交換器の上流側に設けられた、開度が可変の第2の減圧器と、前記第1の減圧器と前記圧縮機との間に設けられた放熱のための第3の熱交換器とを用い、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御工程を備えた冷媒サイクルの運転方法である。
第11の本発明は、前記開度制御工程は、前記第1の減圧器の開度が前記第2の減圧器の開度よりも小さくなった状態が保たれるように、前記制御を行う、第10の本発明の冷媒サイクルの運転方法である。
第12の本発明は、前記開度制御手段は、前記第1の減圧器の開度はより小さく、前記第2の減圧器の開度はより大きくなるように前記制御を行う、第11の本発明の冷媒サイクルの運転方法である。
第13の本発明は、前記開度制御工程は、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度または前記第2の熱交換器の温度を前記関連情報として検出する温度検出工程を有し、
前記冷媒の温度が所定の温度以下になった場合、前記制御を行う、第12の本発明の冷媒サイクルの運転方法である。
第14の本発明は、前記開度制御工程は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出工程を有し、
前記圧力が所定の値以上になった場合、前記制御を行う、第13の本発明の冷媒サイクルの運転方法である。
第15の本発明は、前記開度制御工程は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出工程を有し、
前記圧力検出工程が検出した圧力に基づき前記圧縮機の回転数を制御する圧縮機回転数制御工程をさらに備え、
前記開度制御工程は、前記圧力が所定の値以上になった場合、前記第1の減圧器の開度をより大きくする制御を行い、
前記圧縮機回転数制御工程は、前記圧力が前記所定の値以上になった場合、前記圧縮機の回転数をより小さくする制御を行う、第13の本発明の冷媒サイクルの運転方法である。
第16の本発明は、第1の本発明の冷媒サイクル運転装置の、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
第17の本発明は、第17の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
本発明によれば、室外熱交換器の着霜の発生を回避し、目標の空調温度までの到達時間を短縮しつつ効率的な運転を可能にする冷媒サイクル装置の運転装置、運転方法等が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置を示す構成図であり、この冷凍サイクルは、CO冷媒を作動流体とし、圧縮機10、放熱器11、第1の減圧器12、第1の熱交換器13、内部熱交換器14、第2の減圧器15、第2の熱交換器16を基本構成要素としている。第1の熱交換器13の出口ラインと、第2の熱交換器16の出口と圧縮機10の間の圧縮機吸入ラインは、内部熱交換器14により熱交換されるように構成されている。さらに、第2の熱交換器16には、その温度を検出する温度検出手段18が設けられている。また温度検出手段18の検出温度に基づき、第1の減圧器12および第2の減圧器15の開度を制御する開度制御手段100が設けられている。なお、第1の減圧器12,第2の減圧器15はそれぞれ、開度可変であって流量調整が可能な弁である。
以上のような構成を有する本発明の実施の形態1の冷凍サイクルの動作について説明を行うとともに、これにより本発明の冷媒サイクルの運転方法の一実施の形態について説明を行う。
ここで、図1の冷凍サイクル装置の冷房時での動作について説明する。
まず、冷房時には、第1の減圧器12は全開にして冷媒をスルーさせ、第2の減圧器15のみに減圧器としての作用を行わせる。すなわち、圧縮機10で圧縮されて高温高圧のガスとなった冷媒は、放熱器11から、第1の減圧器12を経て第1の熱交換器13で外気によって冷却される。
このとき、上述したように第1の減圧器12の開度は全開になるように調整するとともに、ダンパー17を、図中a方向になるように制御して放熱器11で空気が暖められないように制御する。そして、第1の熱交換器13を通過した冷媒は、内部熱交換器14で圧縮機10の吸入ラインの冷媒と熱交換してさらに冷却されたのち、第2の減圧器15で減圧されて低温低圧の気液二相状態となって第2の熱交換器16に導入される。
この第2の熱交換器16では、室内の空気からの吸熱により蒸発して気液二相またはガス状態となり、内部熱交換器14で第1の熱交換器13から流れる冷媒と熱交換してさらに吸熱したのち再び圧縮機10で圧縮される。このことにより、第2の熱交換器16で冷却された空気は、放熱器11によって暖められることなく室内に導入される。
次に、暖房除湿時での動作について説明する。
暖房除湿時では、第1の減圧器12と第2の減圧器15の両方について、それぞれの開度を調節して、減圧器としての作用を行わせる。
まず、開度制御手段100は、初期状態として圧縮機10起動時の第1の減圧器12の開度を、第2の減圧器15の開度よりも小さくなるように制御する。一方ダンパー17は図中b方向となるように制御する。圧縮機10の運転が開始されると、圧縮機10で圧縮されて高温高圧のガスとなった冷媒は、放熱器11で空気と熱交換して冷却されたのち、第1の減圧器12により中間圧力まで減圧されて第1の熱交換器13に導入される。第1の熱交換器13で外気によって冷却された冷媒は、内部熱交換器14で圧縮機10の吸入ラインの冷媒と熱交換してさらに冷却されたのち、第2の減圧器15でさらに減圧されて低温低圧の気液二相状態となって第2の熱交換器16に導入される。この第2の熱交換器16においては、冷媒は空気からの吸熱により蒸発して気液二相またはガス状態となり、内部熱交換器14で第1の熱交換器13から流れる冷媒と熱交換してさらに吸熱したのち再び圧縮機10で圧縮される。このことにより、外部から導入された空気は第2の熱交換器16で除湿されたのち放熱器11で加熱され、放熱器11と連通した室内に導入される。
ここで図2は、図11に示す従来例の冷凍サイクル装置における暖房運転時の冷凍サイクルをモリエル線図で示した概略図である。暖房運転開始直後の室内吹出し温度をより早く上昇させるためには、放熱器の圧力を高くすることが必要であり、その手段としては膨張弁の開度を小さくすることが効果的である。
しかしながら、既に述べたように、従来例のようにサイクル内の圧力を1つの減圧器で制御する場合は、サイクル内における高低圧力差が大きくなるため、冷媒の下流となる低圧側の圧力が過度に低下してしまい、冷媒循環量が低下するので暖房能力が低下するという課題があった。
また、室外熱交換器が蒸発器として作用するため、室外気温が低い場合などは、室外熱交換器に着霜が発生することが考えられる。特に、車両用空調装置のように室外熱交換器に導入される送風が停止できない場合は除霜を行うことが困難であり、暖房能力が低下して快適性を損なうという課題があった。
そこで、本発明の実施の形態1においては、サイクル内に2つの減圧器を設け、それぞれの開度を調節することにより、これら課題の解決を図った。
ここで図1に示す冷凍サイクル装置における暖房除湿運転時での第2の減圧器15の動作を、図3のモリエル線図および図4のフローチャートを用いて説明する。
暖房除湿時では、開度制御手段100は、サイクルの運転が開始されると、ステップ21で第1の減圧器12の開度X1は第2の減圧器15の開度X2よりも小さくなるように制御する。このことにより、図3に示すように、高圧側の圧力を上昇させて吹出し温度を高くしつつ、低圧側の圧力の低下を小さくして、冷媒循環量の低下を防止することができる。
また、第1の減圧器12と第2の減圧器15との間に挟まれた第1の熱交換器13は、緩やかな高低圧力差にて中間圧力に保たれるので、室外熱交換器13は、従来例のような蒸発器ではなく、放熱器として作用する。したがって着霜が発生するという不具合は生じない。
しかし、第2の減圧器15と圧縮機10との間に設けられた、低圧側の第2の熱交換器16に着霜の恐れがある。そこで本実施の形態では、ステップ22において、開度制御手段100は、第2の熱交換器冷媒温度検出手段18にて検出された冷媒温度Tevaと、ねらいの設定温度Tmeva(例えば0℃)とを比較する。そして、TevaがTmeva以上の場合には、室内側熱交換器である第2の熱交換器16では着霜していない状態であることを示しておりステップ22に戻り、以下同ステップの動作を繰り返しを行う。
一方、ステップ22において、TevaがTmevaより小さい場合には、ステップ23に移り、開度制御手段100は、第1の減圧器12の開度X1を小さく、また第2の減圧器15の開度X2を大きくなるように制御する。このことにより、低圧側の冷媒圧力を下げて第2の熱交換器16の冷媒温度を上昇させて着霜を回避しつつ、高圧側の冷媒圧力の上昇を妨げることがないので、室内吹出し温度が低下することを防止することができる。制御終了後は再度ステップ22に戻る。このときの第2の熱交換器16の冷媒温度と第1の減圧器12および第2の減圧器15の動作の関係を図5に示す。
このように、本実施の形態によれば、冷媒サイクルに二つの減圧器12,15を設けて、暖房除湿時には、第1の熱交換器13を中間圧力に保ち放熱器として作用させることで着霜を防ぐとともに、第2の熱交換器18が着霜しないように、その温度を検知しながら第1の減圧器12および第2の減圧器15を制御して、高圧を上昇させて吹出し温度を高くしつつ、低圧の大幅な低下を防止して冷媒循環量の低下による暖房能力の大幅な低下や着霜の発生を抑えることができるので、暖房運転開始直後の室内吹出し温度をより早く上昇させることができる。
なお、温度検知手段18は、第2の熱交換器18自体の温度を測定するようにしてもよいし、第2の熱交換器18内を通過する冷媒の温度を測定するようにしてもよい。要するに、第2の熱交換器が着霜しないような温度を検出できればよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図6に示す冷凍サイクル装置における暖房除湿時での第1の減圧器12および第2の減圧器15の動作を説明する。
以下、実施の形態1と異なる点について説明する。図6に示すように、本実施の形態の冷凍サイクル装置において、実施の形態1と同一部または相当部には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また本実施の形態は、放熱器11の代わりに冷媒水熱交換器19を備えた冷媒サイクルを第1のサイクルとして用い、冷媒水熱交換器19と熱交換する温水流路上に設けられたポンプ30、ヒータコア31、ラジエータ32および動力機関33を有する第2のサイクルをさらに付加した構成となっており、冷媒水熱交換器19は第2のサイクルにおいてポンプ30とヒータコア31との間の流路と熱交換するように設けられている。ヒータコア31は、実施の形態1の第2の熱交換器18と同一空間内に配置されている。また温水サイクル内は冷媒水熱交換器19により加熱された温水が循環する。
このような構成を有する本実施の形態の冷凍サイクル装置においては、冷媒水熱交換器19で加熱された温水は室内に設けられたヒータコア31に流入して第2の熱交換器16で冷却除湿された空気を加熱することにより、除湿しながら暖房することができる。そして温水は動力機関33(例えばエンジンや燃料電池などの発熱源)で加熱されて再び冷媒水熱交換器19に戻る。
すなわち、温水サイクルに冷媒水熱交換器19を補助加熱手段として設けることによって、動力機関33からの排熱を室内の暖房用加熱手段として用いることができるので、第1の実施の形態の利点を保ちつつ、より高効率な冷凍サイクルの運転を行いつつ、暖房開始運転直後の室内吹出し温度を早く上昇させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3として、図7に示す冷凍サイクル装置を説明する。
本実施の形態の冷凍サイクル装置は、実施の形態1の構成に加えて、圧縮機10の吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力検出手段34と、圧縮機10の運転周波数を制御する圧縮機運転周波数制御手段35を設け、開度制御手段100は、吐出圧力検出手段34の検出値に応じた減圧器の開度の制御を行うようにしている。
このような本実施の形態の冷凍サイクル装置の動作は、基本的に実施の形態1と同様であり、実施の形態1の動作条件を優先するが、さらに圧縮機10の吐出圧力に応じた制御を行う点が異なる。以下、図8のフローチャートを用いて説明する。
図8に示すように、暖房除湿時においては、ステップ41で圧縮機吐出冷媒圧力検出手段34にて検出された冷媒圧力Pmと、ねらいの上限設定圧力Pxm(例えば12MPa)が比較される。そして、PmがPxmより大きい場合には、吐出圧力が圧縮機の信頼性基準値を超えていることを示しており、ステップ42に移り、圧縮機運転周波数制御手段35が圧縮機10の運転周波数を小さくするように、また開度制御手段100が第1の減圧器12の開度をより大きくなるように制御したのち、ステップ41に戻る。このことにより、圧縮機11からの冷媒の吐出圧力の低下を迅速かつ大幅に行うことができる。また、PmがPxm以下の場合には、ステップ41に戻る。
以上のように、圧縮機10の運転周波数および第1の減圧器12の開度を制御させることによって、実施の形態1に比べて吐出圧力の調整を迅速に行うことが可能となるので、圧縮機及び冷凍サイクル装置の信頼性をより確実に確保しつつ、暖房開始運転直後の室内吹出し温度を早く上昇させることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4として、図9に示す冷凍サイクル装置を説明する。
図9に示すように、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、実施の形態1の構成に加えて、第2の熱交換器16が配置された空間内に設けられた雰囲気空気温度検出手段36および雰囲気空気湿度検出手段37を備え、開度制御手段100は、雰囲気空気温度検出手段36および雰囲気空気湿度検出手段37の各検出値にも基づき開度の制御を行う点が異なる。
このような本実施の形態の冷凍サイクル装置の動作は、基本的に実施の形態1と同様であり、実施の形態1の動作条件を優先するが、、さらに雰囲気空気温度検出手段36および雰囲気空気湿度検出手段37の各検出値に応じた制御を行う点が異なる。以下、図10のフローチャートを用いて説明する。
図10に示すように、暖房除湿時では、開度制御手段100は、ステップ51で雰囲気空気温度検出手段36にて検出された温度と、雰囲気空気湿度検出手段37にて検出された温度から、露点温度Tr(例えば2℃)を算出する。
そして、ステップ52に移り、開度制御手段100は、第2の熱交換器温度検出手段18にて検出された冷媒温度Tevaと、露点温度Trとを比較する。
このとき、TevaがTr以上の場合には、室内側熱交換器である第2の熱交換器16は除湿していない状態であることを示しており、ステップ54に移り、開度制御手段100は、第1の減圧器12の開度X1は大きくなるように、また第2の減圧器15の開度X2は小さくなるように制御して、ステップ51に戻る。このことにより、第2の熱交換器16の冷媒温度が露点温度以下になるので、第2の熱交換器において除湿することが可能となる。
一方、ステップ52でTevaがTrよりも小さい場合には、ステップ53に移り、開度制御手段100は、第1の減圧器12の開度X1は小さくなるように、また第2の減圧器15の開度X2は大きくなるように制御する。このことにより、第2の熱交換器16の冷媒温度が露点温度以下となるように制御することができる。
このように、本実施の形態によれば、第2の熱交換器16の雰囲気空気温度と雰囲気空気湿度を検出して露点温度を算出し、これに基づき各減圧器の開度を制御することにより、実施の形態1に比べて第2の熱交換器16での除湿を確実に行うことができるので、より高効率かつ快適性を確保した冷凍サイクル装置の運転を行いながら、暖房開始運転直後の室内吹出し温度を早く上昇させることができる。
なお、上記の各実施の形態において、冷凍サイクル装置は、本発明の冷媒サイクルの運転装置に相当し、圧縮機10は本発明の圧縮機に相当し、第1の熱交換器13は本発明の第1の熱交換器に相当し、第2の熱交換器16は本発明の第2の熱交換器に相当し、第1の減圧器12は本発明の第1の減圧器に相当し、第2の減圧器13は本発明の第2の減圧器に相当し、放熱器11または冷媒水熱交換器19は本発明の第3の熱交換器に相当し、温度検出手段18は本発明の温度検出手段に相当し、開度制御手段100は本発明の開度制御手段に相当する。また、内部熱交換器14は本発明の内部熱交換器に相当し、ヒータコア31は本発明のヒータコアに相当し、温水サイクルとしての第2のサイクルは本発明の熱担体サイクルに相当し、ポンプ30,動力機関33は本発明の熱担体循環手段に相当し、冷媒水熱交換器19と熱交換する第2のサイクルの流路は、本発明の熱担体流路に相当する。
また、吐出圧力検出手段34は本発明の圧力検出手段に相当し、圧縮機運転周波数制御手段35は本発明の圧縮機回転数制御手段に相当する。また、雰囲気空気温度検出手段36および雰囲気空気湿度検出手段37はそれぞれ本発明の雰囲気温度検出手段および雰囲気空気検出手段に相当する。また、温度、圧力は本発明の関連情報に相当する。
ただし本発明は上記の各実施の形態に限定されない。例えば、上記各実施の形態において、内部熱交換器14を省いた構成としてもよい。また、冷媒サイクル内を循環する冷媒はCOであるとしたが、代替フロン等の冷媒を用いてもよい。また、熱担体サイクルは、温水を通過させるとしたが、気体、他の液体を用いてもよい。
また、図11に示す構成例のように、温度検出手段18を省略して、圧縮機10と放熱器11との間に吐出圧力検出手段34のみを設け、開度制御手段100は、本発明の関連情報としての吐出圧力検出手段34の検出圧力に基づき第1の減圧器12,第2の減圧器15の開度を制御するようにしてもよい。このとき検出される圧力が第2の熱交換器16に着霜しないような圧力となるように、図4のステップ23と同様の制御を行えば、実施の形態1と同様の効果が得られる。これは他の実施の形態と組み合わせてもよい。
また、上記の各実施の形態においては、第1,第2の減圧器の開度の制御を開度制御手段により行うものとして説明を行ったが、本発明は温度等の観察に基づき手動他の手段により実施してもよい。
なお、本発明にかかるプログラムは、上述した本発明の冷媒サイクルの運転装置の全部または一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムであってもよい。
また、本発明は、上述した本発明の冷媒サイクルの運転装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体であってもよい。
なお、本発明の上記「一部の手段」とは、それらの複数の手段の内の、幾つかの手段を意味し、あるいは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
また、本発明のプログラムを記録した、コンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれる。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、本発明のデータ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送機構、光・電波・音波等が含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
また、本発明は自動車の他、電車、船舶、航空機、家屋等の施設において実施してもよく、設置対象によって用途を限定されるものではない。
以上のような本発明は、例えば第1の減圧器12または第2の減圧器15を作用させることによって、高圧を上昇させて吹出し温度を高くしつつ、低圧の大幅な低下を防止して冷媒循環量の低下による暖房能力の大幅な低下や着霜の発生を抑えることができるので、暖房運転開始直後の室内空調温度をより早く上昇させることができる。
さらに、ヒータコア31を介して流れる温水サイクルに冷媒水熱交換器19を補助加熱手段として設けることによって、動力機関33からの排熱を室内の暖房用加熱手段として用いることができるので、より高効率な冷凍サイクルの運転を行うことが可能となる。
さらに、圧縮機10の運転周波数および第1の減圧器12の開度を制御することによって、吐出冷媒圧力の調整を迅速に行うことが可能となるので、圧縮機10及び冷凍サイクル装置の信頼性をより確実に確保することができる。
さらに、第2の熱交換器16の雰囲気空気温度と雰囲気空気湿度を検出して露点温度を算出することにより、第2の熱交換器16における除湿を確実に行うことができるので、より高効率かつ快適性を確保した冷凍サイクル装置の運転を行うことができる。
さらに、冷媒として二酸化炭素を用いることにより、冷凍サイクルは高圧側が超臨界となる遷臨界サイクルとなるので、フロン冷媒よりも高い温度の吹出し温度を得ることができ、さらに快適性の向上を図ることができる。
本発明にかかる冷媒サイクル装置の運転装置、運転方法は、室外熱交換器の着霜の発生を回避し、目標の空調温度までの到達時間を短縮しつつ効率的な運転を可能にする効果を有し、空調装置等として有用である。
本発明の実施の形態1である冷凍サイクル装置の構成図 従来の冷凍サイクル装置のモリエル線図 本発明の実施の形態1の冷凍サイクル装置のモリエル線図 本発明の実施の形態1である冷凍サイクル装置の制御フローチャート 本発明の実施の形態1である第1の減圧器と第2の減圧器動作の概略図 本発明の実施の形態2である冷凍サイクル装置の構成図 本発明の実施の形態3である冷凍サイクル装置の構成図 本発明の実施の形態3である冷凍サイクル装置の制御フローチャート 本発明の実施の形態4である冷凍サイクル装置の構成図 本発明の実施の形態4である冷凍サイクル装置の制御フローチャート 本発明の実施の形態1である冷凍サイクル装置の他の例の構成図 従来の冷凍サイクル装置の構成図
符号の説明
1 冷媒水熱交換器
2 絞り手段
3 絞り手段
4 圧縮機
5 蒸発器
6 ヒータコア
10 圧縮機
11 放熱器
12 第1の減圧器
13 第1の熱交換器
14 内部熱交換器
15 第2の減圧器
16 第2の熱交換器
17 ダンパー
18 第2の熱交換器冷媒温度検出手段
19 冷媒水熱交換器
30 ポンプ
31 ヒータコア
32 ラジエータ
33 動力機関
34 吐出圧力検出手段
35 圧縮機運転周波数検出手段
36 雰囲気温度検出手段
37 雰囲気湿度検出手段
100 開度制御手段

Claims (17)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    外気と前記冷媒とを熱交換させる第1の熱交換器と、
    外気と前記冷媒とを熱交換させる第2の熱交換器と、
    前記第2の熱交換器の下流側に設けられた、開度が可変の第1の減圧器と、
    前記第2の熱交換器の上流側に設けられた、開度が可変の第2の減圧器と、
    前記第1の減圧器と前記圧縮機との間に設けられた放熱のための第3の熱交換器と、
    前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御手段とを備えた冷媒サイクルの運転装置。
  2. 前記開度制御手段は、前記第1の減圧器の開度が前記第2の減圧器の開度よりも小さくなった状態が保たれるように、前記制御を行う、請求項1に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  3. 前記開度制御手段は、前記第1の減圧器の開度はより小さく、前記第2の減圧器の開度はより大きくなるように前記制御を行う、請求項2に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  4. 前記開度制御手段は、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度または前記第2の熱交換器の温度を前記関連情報として検出する温度検出手段を有し、
    前記冷媒の温度が所定の温度以下になった場合、前記制御を行う、請求項3に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  5. 前記開度制御手段は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出手段を有し、
    前記圧力が所定の値以上になった場合、前記制御を行う、請求項3に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  6. 前記開度制御手段は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出手段を有し、
    前記圧力検出手段が検出した圧力に基づき前記圧縮機の回転数を制御する圧縮機回転数制御手段をさらに備え、
    前記開度制御手段は、前記圧力が所定の値以上になった場合、前記第1の減圧器の開度をより大きくする制御を行い、
    前記圧縮機回転数制御手段は、前記圧力が前記所定の値以上になった場合、前記圧縮機の回転数をより小さくする制御を行う、請求項4に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  7. 前記開度制御手段は、前記第2の熱交換器の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手段および前記第2の熱交換器の雰囲気湿度を検出する雰囲気湿度検出手段をさらに有し、
    前記開度制御手段は、前記雰囲気温度および前記雰囲気湿度より求めた前記第2の熱交換器の露点温度と、前記第2の熱交換器の温度または前記第2の熱交換器内の冷媒温度とを比較して、
    前記露点温度が前記熱交換器の前記温度または前記冷媒温度よりも小さい場合は、前記第1の減圧器の開度はより大きく、前記第2の減圧器の開度はより小さくなるように制御を行い、
    前記露点温度が前記熱交換器の前記温度または前記冷媒温度よりも大きい場合は、前記第1の減圧器の開度はより小さく、前記第2の減圧器の開度はより大きくなるように前記制御を行う、請求項6に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  8. 前記第2の熱交換器と前記圧縮機との間の冷媒流路と、前記第1の熱交換器と前記第2の減圧器との間の冷媒流路との間で熱交換を行う内部熱交換器をさらに備えた、請求項1に記載の冷媒サイクルの運転装置。
  9. 前記第2の熱交換器が配置された空間内に配置された、前記空間と熱交換するヒータコアと、前記第3の熱交換器と熱交換する熱担体流路と、前記ヒータコアと前記熱担体流路とを介して熱担体を循環させる熱担体循環手段を少なくとも有する熱担体サイクルを、さらに備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の冷媒サイクル装置。
  10. 冷媒を圧縮する圧縮機と、外気と前記冷媒とを熱交換させる第1の熱交換器と、外気と前記冷媒とを熱交換させる第2の熱交換器と、前記第2の熱交換器の下流側に設けられた、開度が可変の第1の減圧器と、前記第2の熱交換器の上流側に設けられた、開度が可変の第2の減圧器と、前記第1の減圧器と前記圧縮機との間に設けられた放熱のための第3の熱交換器とを用い、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御工程を備えた冷媒サイクルの運転方法。
  11. 前記開度制御工程は、前記第1の減圧器の開度が前記第2の減圧器の開度よりも小さくなった状態が保たれるように、前記制御を行う、請求項10に記載の冷媒サイクルの運転方法。
  12. 前記開度制御手段は、前記第1の減圧器の開度はより小さく、前記第2の減圧器の開度はより大きくなるように前記制御を行う、請求項11に記載の冷媒サイクルの運転方法。
  13. 前記開度制御工程は、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度または前記第2の熱交換器の温度を前記関連情報として検出する温度検出工程を有し、
    前記冷媒の温度が所定の温度以下になった場合、前記制御を行う、請求項12に記載の冷媒サイクルの運転方法。
  14. 前記開度制御工程は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出工程を有し、
    前記圧力が所定の値以上になった場合、前記制御を行う、請求項13に記載の冷媒サイクルの運転方法。
  15. 前記開度制御工程は、前記圧縮機が吐出する前記冷媒の圧力を前記関連情報として検出する圧力検出工程を有し、
    前記圧力検出工程が検出した圧力に基づき前記圧縮機の回転数を制御する圧縮機回転数制御工程をさらに備え、
    前記開度制御工程は、前記圧力が所定の値以上になった場合、前記第1の減圧器の開度をより大きくする制御を行い、
    前記圧縮機回転数制御工程は、前記圧力が前記所定の値以上になった場合、前記圧縮機の回転数をより小さくする制御を行う、請求項13に記載の冷媒サイクルの運転方法。
  16. 請求項1に記載の冷媒サイクル運転装置の、前記第2の熱交換器内の冷媒の温度に関連する関連情報に基づき、前記第1の減圧器および前記第2の減圧器の開度を制御する開度制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. 請求項17に記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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