JP6451301B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、プリンタ、複写機などの機能を複合的に備える複合機(MFP)として電子写真方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、最適な色再現性を実現するために、画像形成装置の特性を調整するキャリブレーションが実行される。キャリブレーションは、画像形成に用いられるC(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色の階調特性(γ補正カーブ(LUT))等を更新する処理である。
このキャリブレーションの実行時には、階調が異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパターン画像が用紙上に形成され、当該パターン画像を形成した用紙が光学的に読み取られる。そして、各パッチに関する読取データに基づいて、階調特性(γ補正カーブ(LUT))が更新される。
一般に、パターン画像の光学的な読み取りは光学素子を一列に配置したラインセンサにより行われており、パターン画像は二次元的に読み取られる。パターン画像の外周に位置付けられるパッチはフレアの影響が大きく、読取データの値が真値からずれてしまうという問題がある。フレアの要因は様々であるが、一因としてはパッチ周辺部の反射光が迷光となることが考えられる。このようなフレアの影響は指向性の高いLEDを用いたセンサーではより顕著に表れるようになっている。
例えば特許文献1には、それぞれ階調が異なる複数のパッチを含むパターン画像を形成する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、用紙上にパターン画像を形成するとともに、パターン画像の外周に背景パターンを形成することが開示されている。背景パターンは、均一階調で形成されており、当該階調は、パターン画像の階調の最大値を100%としたときの8%とされている。これにより、フレアの影響を抑制することができる。
特開2010−85744号公報
ところで、フレアの影響はそのパッチの階調と大きな相関があると考えられる。したがって、背景パターンに均一な階調を用いた場合には、外周に位置付けられる様々な階調のパッチについてフレアの影響を十分に抑制することができないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレアの影響を抑制することができるキャリブレーション用のパターン画像を形成することができる画像形成装置を提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明に係る画像形成装置は、画像を用紙に形成する画像形成部と、キャリブレーション用のパターン画像を生成する制御部と、を有し、パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べて構成されるとともに、パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、パターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定され、パターン画像の内周に位置付けられるパッチは、互いに同じサイズに設定されることを特徴とする。
ここで、第1の発明は、パターン画像の外周に位置付けられるパッチの全てがパターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第2の発明に係る画像形成装置は、画像を用紙に形成する画像形成部と、キャリブレーション用のパターン画像を生成する制御部と、を有し、パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチが隣り合うように所定の方向に沿って並べたパッチ列を含み、所定の方向においてパッチ列の端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも所定の方向において大きなサイズに設定され、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも濃い濃度を有することを特徴とする。
ここで、第2の発明において、制御部は、画像形成部を制御して、パターン画像を用紙に形成し、所定の方向は用紙の長手方向であることが好ましい。
また、第2の発明において、パッチ列の端部に位置する少なくとも一つのパッチは、パッチ列のうち最も濃い濃度を有することが好ましい。
また、第2の発明において、パッチ列に含まれる複数のパッチは、所定の方向に沿って濃度が薄くなるように設定されることが好ましい。
また、第2の発明において、パッチ列の両端部に位置するそれぞれのパッチは、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも所定の方向において大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第2の発明において、パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパッチ列を所定の方向と直交する方向に複数有することが好ましい。
また、第2の発明において、所定の方向と直交する方向において端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも少なくとも所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第2の発明において、所定の方向においてパッチ列の端部に位置し、かつ、所定の方向と直交する方向において端部に位置する少なくとも一つのパッチは、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも所定の方向において大きなサイズに設定されるとともに、所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第2の発明において、複数のパッチは、キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域を内部に含む第1の領域部をそれぞれ備えており、大きなサイズに設定されるパッチは、第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備えることが好ましい。
また、第2の発明において、第2の領域部は、第1の領域部のn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定されていることが好ましい。
また、第2の発明において、制御部は、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせることでパターン画像を生成しており、パッチ群のそれぞれにおいて、当該パッチ群の外周に位置付けられるパッチのそれぞれは第2の領域部を備えることが好ましい。
また、第3の発明に係る画像形成装置は、画像を用紙に形成する画像形成部と、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパターン画像を光学的に読み取る読取部と、読取部がパターン画像を読み取り、複数のパッチに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行う制御部と、を有し、パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、パターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定され、パターン画像の内周に位置付けられるパッチは、互いに同じサイズに設定されることを特徴とする。
ここで、第3の発明において、パターン画像の外周に位置付けられるパッチの全てがパターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第4の発明に係る画像形成装置は、画像を用紙に形成する画像形成部と、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパッチ列を含むパターン画像を光学的に読み取る読取部と、読取部がパターン画像を読み取り、複数のパッチに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行う制御部と、を有し、複数のパッチの所定の方向においてパッチ列の端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも所定の方向において大きなサイズに設定され、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも濃い濃度を有することを特徴とする。
ここで、第4の発明において、読取部は、パターン画像が形成された用紙を光学的に読み取り、所定の方向は用紙の長手方向であることが好ましい。
また、第4の発明において、パッチ列の端部に位置する少なくとも一つのパッチは、パッチ列のうち最も濃い濃度を有することが好ましい。
また、第4の発明において、パッチ列に含まれる複数のパッチは、所定の方向に沿って濃度が薄くなるように設定されることが好ましい。
また、第4の発明において、パッチ列の両端部に位置するそれぞれのパッチは、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも所定の方向において大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第4の発明において、パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパッチ列を所定の方向と直交する方向に複数有することが好ましい。
また、第4の発明において、所定の方向と直交する方向において端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも少なくとも所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第4の発明において、所定の方向においてパッチ列の端部に位置し、かつ、所定の方向と直交する方向において端部に位置する少なくとも一つのパッチは、パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも所定の方向において大きなサイズに設定されるとともに、所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることが好ましい。
また、第4の発明において、制御部は、読取部がパターン画像を読み取った読取画像のなかで複数のパッチの位置をそれぞれ特定し、複数のパッチに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行うことが好ましい。
また、第4の発明において、複数のパッチは、所定サイズの第1の領域部をそれぞれ備えており、大きなサイズに設定されるパッチは、第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備え、制御部は、第2の領域部内の読取データをキャリブレーションにおいて使用しないことが好ましい。
また、第4の発明において、第2の領域部は、第1の領域部のn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定されていることが好ましい。
また、第4の発明において、制御部は、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせることでパターン画像を生成しており、パッチ群のそれぞれにおいて、当該パッチ群の外周に位置付けられるパッチのそれぞれは第2の領域部を備えることが好ましい。
また、第4の発明において、制御部は、第1の領域部の内部に設定される有効領域内の読取データを使用してキャリブレーションを行うことが好ましい。
また、第4の発明において、読取部は、LED光源を有することが好ましい。
また、第4の発明において、隣り合うパッチは隣接することが好ましい。
また、第5の発明に係る画像形成装置は、画像を用紙に形成する画像形成部と、画像形成部を制御して、キャリブレーション用のパターン画像を用紙に形成する制御部と、を有し、パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べて構成されるとともに、複数のパッチは、キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域を内部に含む第1の領域部をそれぞれ備えており、パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備え、第2の領域部は、第1の領域部のn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定されていることを特徴とする
さらに、第6の発明に係る画像形成装置は、画像を用紙に形成する画像形成部と、画像形成部を制御して、キャリブレーション用のパターン画像を用紙に形成する制御部と、を有し、パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べて構成されるとともに、複数のパッチは、キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域を内部に含む第1の領域部をそれぞれ備えており、パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備え、制御部は、用紙1枚内に、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせることでパターン画像を形成しており、パッチ群のそれぞれにおいて、当該パッチ群の外周に位置付けられるパッチのそれぞれは第2の領域部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フレアの影響が顕著となる外周のパッチについては、有効領域を内部に含む第1の領域部の外方にこれと同一階調となる第2の領域部が設定されている。この第2の領域部が存在することで、有効領域がパッチの外縁から離間されるため、有効領域に影響するフレアを抑制することができる。また、第2の領域部が第1の領域部と同一階調に設定されているため、この第2の領域部が有効領域自身のフレアの要因となることがないので、フレアの影響を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を模式的に示す説明図 本体ユニットの構成を示すブロック図 読取部の構成を模式的に示す説明図 用紙に形成されるパターン画像の一例を示す説明図 各パッチの態様を概念的に示す説明図 キャリブレーションの実行手順を示すフローチャート 第1の領域部の等倍の大きさの第2の領域部を備えた外周パッチの説明図 l×mのパッチ群を複数備えるパターン画像を示す説明図
図1は、本実施形態に係る画像形成装置Gの構成を模式的に示すブロック図である。画像形成装置Gは、プリントコントローラーg1、給紙ユニットg2、本体ユニットg3及び後処理装置g4を備えている。
プリントコントローラーg1は、ネットワーク上のコンピューター端末からPDL(Page Description Language)データを受信し、当該PDLデータをラスタライズ処理してビットマップ形式の画像データを生成する。プリントコントローラーg1は、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色ごとに画像データを生成し、本体ユニットg3に出力する。
給紙ユニットg2は、大容量の給紙トレイを複数備えている。給紙ユニットg2は、本体ユニットg3により指示された給紙トレイから本体ユニットg3へ用紙を搬送する。
本体ユニットg3は、原稿Dを読み取って得られた画像データ又はプリントコントローラーg1により生成された画像データに基づき、画像形成部8により用紙に画像を形成する。本体ユニットg3は、画像形成された用紙を後処理装置g4へ搬送する。
後処理装置g4は、本体ユニットg3から搬送された用紙を後処理して排紙する。後処理としては、例えばステイプル処理、パンチ穴開け処理、折り処理、製本処理等が挙げられる。後処理は必須ではなく、後処理装置g4は、本体ユニットg3から指示された場合のみ実行する。後処理が無い場合、後処理装置g4は搬送された用紙をそのまま排紙する。
図2は、本体ユニットg3の構成を示すブロック図である。本体ユニットg3は、制御部1、記憶部2、操作部3、表示部4、通信部5、自動原稿搬送部61、スキャナー部6、画像処理装置7、画像形成部8及び読取部9を備えて構成されている。
制御部1は、CPU、RAM等を備えている。制御部1は、記憶部2に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムに従って画像形成装置Gの各部を制御する。
例えば、制御部1は、ジョブの設定に従い、給紙ユニットg2又は給紙トレイg31により用紙を給紙させる。また、制御部1は、画像処理装置7により画像データを補正及び画像処理させ、当該画像データに基づいて画像形成部8により画像を用紙に形成させる。ジョブの設定に後処理の設定が含まれる場合、制御部1は後処理装置g4に指示して後処理をさせる。
記憶部2は、制御部1が読み取り可能なプログラム、ファイル等を記憶している。記憶部2としては、例えばハードディスク、ROM(Read Only Memory)等の記憶媒体を用いることができる。また、記憶部2は、キャリブレーション用のパターン画像のデータを記憶している。
操作部3は、操作キーや、表示部4と一体に構成されたタッチパネル等を備え、これらの操作に応じた操作信号を制御部1に出力する。ユーザーは、操作部3により、ジョブの設定、処理内容の変更等の指示を入力することができる。
表示部4は、制御部1の指示に従って操作画面等の情報を表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成されている。
通信部5は、制御部1からの指示に従い、ネットワーク上のコンピューター、例えばサーバー又は他の画像形成装置との通信を行う。
自動原稿搬送部61は、原稿Dを載置する載置トレイや原稿Dを搬送する搬送ローラー等を備え、原稿Dを所定の搬送経路に搬送する。
スキャナー部6は、光源や反射鏡等の光学系を備えている。スキャナー部6は、自動原稿搬送部61により搬送された原稿D又はプラテンガラスに載置された原稿Dの画像を読み取って、R(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとの画像データを生成する。生成された画像データは、画像処理装置7に出力される。
画像処理装置7は、スキャナー部6又はプリントコントローラーg1から入力された画像データを補正し、画像処理を施して、画像形成部8に出力する。画像処理装置7は、色変換部71、階調補正部72及び中間調処理部73を備えている。
色変換部71は、スキャナー部6から出力されたR、G及びBの各色の画像データを色変換処理し、C、M、Y及びKの各色の画像データを出力する。色変換部71は、色補正のため、プリントコントローラーg1から出力されたC、M、Y及びKの各色の画像データを色変換処理し、色補正されたC、M、Y及びKの各色の画像データを出力することもできる。色変換部71は、色変換処理時、R、G及びBの各色の階調値に対して、色変換後のC、M、Y及びKの各色の階調値が定められたLUTを用いる。色変換部71は、色補正時、C、M、Y及びKの各色の階調値に対して、色補正後のC、M、Y及びKの階調値が定められたLUTを用いる。
階調補正部72は、色変換部71又はプリントコントローラーg1から出力された画像データの階調を補正する。階調補正部72は、階調の補正時、画像の階調特性が目標の階調特性に一致するように、各階調値に対応する補正値が定められた階調補正用のLUT(γ補正カーブ)を用いる。階調補正部72は、階調補正用のLUTから、画像データの各画素の階調値に対応する補正値を得て、補正値にて更新された画像データを出力する。
中間調処理部73は、階調補正部72から出力された画像データを中間調処理する。中間調処理は、例えばディザマトリクスを用いたスクリーン処理、誤差拡散処理等である。中間調処理部73は、中間調処理後の画像データを画像形成部8に出力する。
画像形成部8は、画像処理装置7から出力された画像データに基づき、用紙に画像を形成する。図1に示すように、画像形成部8は、C、M、Y及びKの色ごとに、露光部81、感光体82及び現像部83を備えている。また、画像形成部8は、中間転写ベルト84、2次転写ローラー85、定着装置86及び反転機構87を備えている。
露光部81は、発光素子としてLD(Laser Diode)を備えている。露光部81は、画像データに基づいてLDを駆動し、帯電する感光体82上にレーザー光を照射して露光する。現像部83は、帯電する現像ローラーにより感光体82上にトナーを供給し、露光により感光体82上に形成された静電潜像を現像する。
4つの感光体82上に形成された各画像(トナー画像)は、各感光体82から中間転写ベルト84に順次転写される。これにより、中間転写ベルト84上にカラー画像が形成される。中間転写ベルト84は、複数のローラーに巻き回された無端ベルトであり、各ローラーの回転に従って回転する。
2次転写ローラー85は、中間転写ベルト84上のカラー画像を、給紙ユニットg2又は給紙トレイg31から給紙された用紙上に転写する。
定着装置86は、転写後の用紙を加熱及び加圧して、用紙に画像を定着させる定着処理を行う。
用紙の両面に画像を形成する場合、画像形成部8は、反転機構87により用紙の表裏を反転させ、もう一方の片面に対して画像を形成する。反転機構87は、通過する用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー85による転写位置へと再度用紙を搬送する搬送経路を有している。
図3は、読取部9の構成を模式的に示す説明図である。読取部9は、搬送方向上流側の上流搬送経路R1から搬送された用紙上に形成された画像の読み取りを行う。読取部9により画像の読み取りが行われた用紙は、搬送方向下流側の下流搬送経路R2から後処理装置g4へと搬送される。読取部9で画像の読み取りが行われる間、搬送経路上に設けられた複数の搬送ローラー(上流側搬送ローラー88a、下流側搬送ローラー88b等)により、用紙が所定の速度で読取位置Lを通過するように用紙搬送が行われる。
読取部9は、CCD(Charge Coupled Device)91と、光学系92と、読取位置Lを照らすLED(Light Emitting Diode)光源93とを主体に構成されている。
CCD91は、読取位置Lにおいて用紙上の画像の読み取りを行う光学式センサーであり、用紙の幅方向における全幅の範囲を読み取り可能なカラーラインセンサーである。
光学系92は、読取位置Lの像をCCD91に導くためのものであり、複数のミラーと複数のレンズとを備えている。
読取部9は、この構成により、読取位置Lを通過する用紙の全幅に亘って用紙上に形成された画像を順次読み取り、これにより、用紙相当の二次元な画像(以下「読取画像」という)を生成する。
また、読取部9の搬送経路R3の下方には、校正部94が設けられている。校正部94は、画像の読み取りの際に行うシェーディング補正の補正値を決定するための白基準板を備えている。白基準板は、読取位置Lに設けられ、用紙の非通過時(例えば、用紙と用紙の合間等)に間隔を空けてCCD91による読み取りが行われる。
上流搬送経路R1、読取部9の搬送経路R3及び下流搬送経路R2は、それぞれ異なる搬送角度となるように設けられている。具体的には、上流搬送経路R1は、搬送方向に対して下方に傾斜して設けられ、読取部9の搬送経路R3に搬送される用紙に対して下方への押圧力を加えることができるようになっている。読取部9の搬送経路R3は、水平方向に設けられている。下流搬送経路R2は、搬送方向に対して上方に傾斜して設けられ、読取部9の搬送経路R3から搬送される用紙に対して上方への押圧力を加えることができるようになっている。
このような構成の画像形成装置Gにおいて、制御部1は、画像形成装置Gの特性を調整するキャリブレーションを行う。具体的には、制御部1は、キャリブレーション用のパターン画像を用紙に形成し、読取部9から出力されるパターン画像に対応する読取画像からγ補正カーブを算出する。制御部1は、算出したγ補正カーブのLUTを作成し、階調補正部72における階調補正用のLUTを、作成したLUTに更新する。記憶部2には、キャリブレーション用のパターン画像を生成するためのデータが記憶されている。
ここで、図4は、用紙に形成されるパターン画像100の一例を示す説明図である。パターン画像100は、それぞれ階調の異なる複数のパッチPを隣り合うように並べて構成されており、この複数のパッチPがC、M、Y及びKの各色毎に用意されている。なお、同図において、各パッチPに描画されるドットは階調のレベルを示すものであり、実際のパッチPにおいてはその領域内が同一階調で一様に描画されている。また、同図では、「(C)」、「(M)」、「(Y)」及び「(K)」の符号は、各パッチPの色を示すものであり、実際のパターン画像100に描画される必要はない。また、各パッチPを区切るように描かれた実線は、当該パッチPの外縁を示すためのものであり、実際のパッチPにおいて外縁を縁取る枠状の線に描画する必要はない。
同図に示す例において、Kに対応する各階調のパッチPは、用紙の長手方向に沿って並べられており、図中の最も左側の列に位置付けられている。Cに対応する各階調のパッチPは、用紙の長手方向に沿って並べられており、図中の左から2番目の列に位置付けられている。また、Mに対応する各階調のパッチPは、用紙の長手方向に沿って並べられており、図中の左から3番目の列に位置付けられている。Yに対応する各階調のパッチPは、用紙の長手方向に沿って並べられており、図中の最も右側の列に位置付けられている。各色において、個々のパッチPは、上側から下側にかけて濃度が薄くなるように設定されており、本実施形態では、5段階の濃度が再現されている。
このようにパターン画像100を構成する複数のパッチPは、色及び濃度といった点においてその態様がそれぞれ相違するものである。本実施形態では、このような態様の相違に加え、パターン画像100の外周に位置付けられるパッチP(以下「外周パッチP」という)と、その内側に位置付けられるパッチP(以下「内周パッチP」という)とではそのサイズが異なるように設定されている。具体的には、外周パッチPは内周パッチPよりも大きなサイズに設定されている。本実施形態において、外周パッチPは、Kに対応する5つのパッチP、Yに対応する5つのパッチP、並びにC及びMの上から1番目及び5番目の4つのパッチPが該当する。一方、内周パッチPは、C及びMの上から2番目、3番目及び4番目の6つのパッチPが該当する。
図5は、各パッチPの態様を概念的に示す説明図である。なお、同図では、色及び濃度といった要素が省略して描かれている。同図(a)は、内周パッチPの一例として、図4に示すCの上から4番目のパッチP(PC4)を示したものである。このパッチP(PC4)は、四角形状からなる第1の領域部RAから形成されており、この第1の領域部RAの内部には、キャリブレーション用の読取データ(画素に対応する測色値)を取得する有効領域RSが設定されている。
キャリブレーションの実施時には、読取部9を通じてパターン画像100を二次元的に読み取ることで、読取画像が得られる。この読取画像から、パッチP毎に、当該パッチP内の読取データが取得され、そのパッチに対応付けられる代表的な測色値(パッチデータ)が求められることになる。パッチデータを得るためには、パッチPの全域(第1の領域部RA)内の全ての読取データを利用するのではなく、有効領域RS内の読取データのみが使用される。これは、有効領域RS内のデータのみを利用することで、隣り合うパッチPとの境目に位置する読取データが排除されるので、隣接するパッチPの影響を受けにくく、パッチデータを信頼性よく算出することができるからである。
一方、同図(b)は、外周パッチPの一例として、図4に示すK色の1番上のパッチP(PK1)を示したものである。このパッチP(PK1)は、内周パッチPと同様、有効領域RSを含む第1の領域部RAを備えつつ、外方、すなわち、他のパッチPが隣接していない側へと一定の幅で拡幅された第2の領域部RBをさらに備えている。パッチP(PK1)は、最も左上に位置するために、第2の領域部RBは、第1の領域部RAの左辺及び上辺を囲む領域に設定されている。この第2の領域部RBには、第1の領域部RAと同一階調(同一色かつ同一濃度)が設定されている。
また、同図(c)は、外周パッチPの一例として、図4に示すM色の1番上のパッチP(PM1)を示したものである。このパッチP(PM1)は、上述のK色のパッチP(PK1)と同様に、第2の領域部RBをさらに備えている。パッチP(PM1)は、CとYとの間に挟まれ、かつ、最も上段に位置しているために、第2の領域部RBは、第1の領域部RAの上辺側のみに設定されている。この第2の領域部RBには、第1の領域部RAと同一階調(同一色かつ同一濃度)が設定されている。
さらに、同図(c)は、外周パッチPの一例として、図4に示すY色の上から4番目のパッチP(PY4)を示したものである。このパッチP(PY4)は、上述のパッチP(PK1,PM1)と同様に、第2の領域部RBをさらに備えている。パッチP(PY4)は、最も右側に位置し、かつ、同一色の異なる階調のパッチPに挟まれているために、第2の領域部RBは、第1の領域部RAの右辺側のみに設定されている。この第2の領域部RBには、第1の領域部RAと同一階調(同一色かつ同一濃度)が設定されている。
図4に示すように、これらの外周パッチP以外にも、他の外周パッチPについても、第1の領域部RAとともに、この第1の領域部RAと同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部RBを備えている。
なお、図4において、用紙の四隅にそれぞれ形成される4つの基準マーク101は、パターン画像100の読取画像から各パッチPの位置を特定するためのものである。
以下、このようなパターン画像100を用いたキャリブレーションの方法について説明する。ここで、図6は、キャリブレーションの実行手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、本体ユニットg3の制御部1により実行される。
まず、ステップ1(S1)において、制御部1は、パターン画像100を生成する。本ステップ1にて生成されるパターン画像100では、上述のように、内周パッチPのサイズと比較して外周パッチPのサイズが大きくなるように生成されている。
ステップ2(S2)において、制御部1は、生成したパターン画像100に基づいて画像形成部8を制御して、用紙にパターン画像100を印字する。
ステップ3(S3)において、制御部1は、読取動作を行う。具体的には、制御部1は、パターン画像100が形成された用紙が読取部9を通過するタイミングと同期して読取部9を動作させ、当該読取部9により用紙に形成されたパターン画像100を読み取る。読取部9は、パターン画像100を読み取ることで読取画像を生成し、当該生成された読取画像が制御部1に出力される。
ステップ4(S4)において、制御部1は、読取画像に基づいて、各パッチに関するパッチデータを取得する。具体的には、制御部1は、各パッチPの有効領域RS内の読取データ(測色値)を利用して、当該読取データを平均化することでパッチデータを取得する。ここで、読取画像上で各パッチP(有効領域RS)の位置を特定する手法としては、射影変換などの手法を利用することができる。具体的は、制御部1は、4つの基準マーク101の設計座標と、各パッチPの有効領域RSの設計座標と、パターン画像100を読み取った読取画像における基準マーク101の実座標とに基づいて、読取画像上の各パッチPの有効領域RSを特定する、といった如くである。
ステップ5(S5)において、制御部1は、各パッチPに係るパッチデータを色彩値(例えば反射率)に変換する。この変換処理では、パターン画像100のパッチデータ(測色値)と色彩値との対応関係を示す1次元LUTが利用される。当該1次元LUTは予め準備しておくことが好ましい。
ステップ6(S6)において、制御部1は、各パッチPについて求められた色彩値に基づいて、γ補正カーブを計算する。γ補正カーブが計算されると、制御部1は、当該γ補正カーブのLUTを作成し、階調補正部72における階調補正用のLUTを、作成したLUTにて更新する。このような一連の処理により、キャリブレーションが終了する。
このように本実施形態において、画像形成装置Gは、画像を用紙に形成する画像形成部8と、画像形成部8を制御してキャリブレーション用のパターン画像100を用紙に形成する制御部1と、を有している。ここで、パターン画像100は、それぞれ階調の異なる複数のパッチPを隣り合うように並べて構成されるとともに、複数のパッチPは、キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域RSを内部に含む第1の領域部RAをそれぞれ備えている。また、パターン画像100の外周に位置付けられる各パッチ(外周パッチ)Pは、第1の領域部RAの階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部RBをさらに備えている。
この構成によれば、フレアの影響が顕著となる外周パッチPについては、有効領域RSを内部に含む第1の領域部RAの外方に、これと同一階調となる第2の領域部RBが設定されている。この第2の領域部RBが存在することで、有効領域RSがパッチPの周縁から離間されるため、有効領域RSに影響するフレアを抑制することができる。また、本実施形態では、第2の領域部RBが第1の領域部RAと同一階調に設定されているため、この第2の領域部RBが有効領域RSのフレア要因となることがないので、有効領域RSへのフレアの影響を抑制することができる。このため、パッチデータへのフレアの影響を抑制することができる。
フレアの抑制という観点からすれば、有効領域RSに比してパッチPの全域のサイズを大きくすることが好ましい。しかしながら、このような形態では用紙1枚あたりに形成することができるパッチPの数が減少し、キャリブレーションを実行する際には、大量の用紙に分散的にパターン画像100を形成しなければならない。その点、本実施形態では、フレアの影響が大きい外周パッチPに第2の領域部RBを配置することで、フレアの抑制と、用紙1枚あたりに形成することができるパッチ数との両立を図ることができるのである。
また、本実施形態の画像形成装置Gは、画像を用紙に形成する画像形成部8と、それぞれ階調の異なる複数のパッチPを隣り合うように並べたパターン画像100が形成された用紙を光学的に読み取る読取部9と、読取部9がパターン画像100を読み取った読取画像のなかで複数のパッチPの位置をそれぞれ特定し、複数のパッチPに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行う制御部1と、を有している。ここで、複数のパッチPは、所定サイズの第1の領域部RAをそれぞれ備えており、パターン画像の外周に位置付けられる各パッチ(外周パッチ)Pは、第1の領域部RAの階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部RBをさらに備えている。この場合、制御部1は、第2の領域部RB内の読取データを前記キャリブレーションにおいて使用しないこととしている。
この構成によれば、フレアの影響が顕著となる外周パッチPについては、第1の領域部RAの外方に、これと同一階調となる第2の領域部RBが設定されている。このため、第2の領域部RB内の読取データをキャリブレーションにおいて使用しないことで、フレアの影響を受けた読取データを排除してパッチデータを得ることができる。これにより、パッチデータへのフレアの影響を抑制することができる。
また、本実施形態において、制御部1は、第1の領域部RAの内部に設定される有効領域RS内の読取データを使用してキャリブレーションを行う。
この構成によれば、有効領域RSを含む第1の領域部RAの外方に第2の領域部RBが存在することで、パターン画像100の周縁部から有効領域RSに与えるフレアの影響を抑制することができる。また、本実施形態では、第2の領域部RBが第1の領域部RAと同一階調に設定されているため、外周に位置する種々の階調のパッチPについても各々フレアの影響を抑制することができる。このため、パッチデータへのフレアの影響を抑制することができる。
なお、外周パッチPにおいて、第1の領域部RAの外方に設定される第2の領域部RBの大きさは任意に設定することができるが、例えば第1の領域部RAのn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定することができる。nの値は、フレアの程度に応じて決定することができ、例えばフレアが大きい程nの値を大きくすることができる。ここで、図7は、第1の領域部RAの等倍(1倍)の大きさの第2の領域部RBを備えた外周パッチPの説明図であり、通常のパッチPの2倍程度の大きさを確保することでフレアの影響を抑制することができる。また、nを整数倍にすることで、通常のパッチP(内周パッチ)と同じサイズのパッチを外側に繰り返し配置するだけで第2の領域部RBを形成できるので、ソフトウエア処理を共通化することができる。
また、パターン画像を形成する場合、1枚の用紙内になるべく多くのパッチPを形成したいという要望がある。そこで、パターン画像の別の例としては、用紙1枚内に、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせるものが考えられる。図8は、2つのパッチ群100a,100bを備えるパターン画像102を示す説明図であり、各パッチ群100a,100bは4×5のマトリクス状に構成されている。このようなパターン画像102の場合には、l×mを単位とするパッチ群100a,100bのそれぞれにおいて、当該パッチ群100a,100bの外周に位置付けられるパッチPのそれぞれが第2の領域部を備えることが好ましい。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、全ての外周パッチが第2の領域部を備えているが、フレアの影響との観点で、パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチが第2の領域部を備えるものであってもよい。
また、本実施形態では、1次元のキャリブレーションについて例示したが、多次色のキャリブレーションに適用することもできる。
G 画像形成装置
g1 プリントコントローラー
g2 給紙ユニット
g3 本体ユニット
g4 後処理装置
1 制御部
2 記憶部
3 操作部
4 表示部
5 通信部
6 スキャナー部
7 画像処理装置
8 画像形成部
9 読取部

Claims (32)

  1. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    ャリブレーション用のパターン画像を生成する制御部と、を有し、
    前記パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べて構成されるとともに、
    記パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記パターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定され、
    前記パターン画像の内周に位置付けられるパッチは、互いに同じサイズに設定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記パターン画像の外周に位置付けられるパッチの全てが前記パターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。
  3. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    ャリブレーション用のパターン画像を生成する制御部と、を有し、
    記パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチ隣り合うように所定の方向に沿って並べたパッチ列を含み、
    前記所定の方向において前記パッチ列の端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも前記所定の方向において大きなサイズに設定され、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも濃い濃度を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成部を制御して、前記パターン画像を用紙に形成し、前記所定の方向は用紙の長手方向であることを特徴とする請求項3に記載された画像形成装置。
  5. 前記パッチ列の端部に位置する前記少なくとも一つのパッチは、前記パッチ列のうち最も濃い濃度を有することを特徴とする請求項3又は4に記載された画像形成装置。
  6. 前記パッチ列に含まれる複数のパッチは、前記所定の方向に沿って濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  7. 前記パッチ列の両端部に位置するそれぞれのパッチは、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも前記所定の方向において大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  8. 前記パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパッチ列を前記所定の方向と直交する方向に複数有することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  9. 前記所定の方向と直交する方向において端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも少なくとも前記所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項8に記載された画像形成装置。
  10. 前記所定の方向において前記パッチ列の端部に位置し、かつ、前記所定の方向と直交する方向において端部に位置する少なくとも一つのパッチは、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも前記所定の方向において大きなサイズに設定されるとともに、前記所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも前記所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項8又は9に記載された画像形成装置。
  11. 前記複数のパッチは、前記キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域を内部に含む第1の領域部をそれぞれ備えており、
    前記大きなサイズに設定されるパッチは、前記第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  12. 前記第2の領域部は、前記第1の領域部のn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定されていることを特徴とする請求項11に記載された画像形成装置。
  13. 前記制御部は、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせることで前記パターン画像を生成しており、
    前記パッチ群のそれぞれにおいて、当該パッチ群の外周に位置付けられるパッチのそれぞれは前記第2の領域部を備えることを特徴とする請求項11又は12に記載された画像形成装置。
  14. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパターン画像を光学的に読み取る読取部と、
    前記読取部が前記パターン画像を読み取、前記複数のパッチに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行う制御部と、を有し、
    記パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記パターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定され、
    前記パターン画像の内周に位置付けられるパッチは、互いに同じサイズに設定されることを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記パターン画像の外周に位置付けられるパッチの全てが前記パターン画像の内周に位置付けられるパッチよりも大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項14に記載された画像形成装置。
  16. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパッチ列を含むパターン画像を光学的に読み取る読取部と、
    前記読取部が前記パターン画像を読み取、前記複数のパッチに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行う制御部と、を有し、
    前記複数のパッチの所定の方向において前記パッチ列の端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも前記所定の方向において大きなサイズに設定され、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも濃い濃度を有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記読取部は、前記パターン画像が形成された用紙を光学的に読み取り、前記所定の方向は用紙の長手方向であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記パッチ列の端部に位置する前記少なくとも一つのパッチは、前記パッチ列のうち最も濃い濃度を有することを特徴とする請求項16又は17に記載された画像形成装置。
  19. 前記パッチ列に含まれる複数のパッチは、前記所定の方向に沿って濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする請求項16〜18のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  20. 前記パッチ列の両端部に位置するそれぞれのパッチは、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも少なくとも前記所定の方向において大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項16〜19のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  21. 前記パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べたパッチ列を前記所定の方向と直交する方向に複数有することを特徴とする請求項16〜20のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  22. 前記所定の方向と直交する方向において端部に位置するパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも少なくとも前記所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項21に記載された画像形成装置。
  23. 前記所定の方向において前記パッチ列の端部に位置し、かつ、前記所定の方向と直交する方向において端部に位置する少なくとも一つのパッチは、前記パッチ列の端部以外に位置するパッチよりも前記所定の方向において大きなサイズに設定されるとともに、前記所定の方向と直交する方向において端部以外に位置するパッチよりも前記所定の方向と直交する方向において大きなサイズに設定されることを特徴とする請求項21又は22に記載された画像形成装置。
  24. 前記制御部は、前記読取部が前記パターン画像を読み取った読取画像のなかで前記複数のパッチの位置をそれぞれ特定し、前記複数のパッチに関する各読取データに基づいてキャリブレーションを行うことを特徴とする請求項14〜23のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  25. 前記複数のパッチは、所定サイズの第1の領域部をそれぞれ備えており、
    前記大きなサイズに設定されるパッチは、前記第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2の領域部内の読取データを前記キャリブレーションにおいて使用しないことを特徴とする請求項14〜24のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  26. 前記第2の領域部は、前記第1の領域部のn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定されていることを特徴とする請求項25に記載された画像形成装置。
  27. 前記制御部は、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせることで前記パターン画像を生成しており、
    前記パッチ群のそれぞれにおいて、当該パッチ群の外周に位置付けられるパッチのそれぞれは前記第2の領域部を備えることを特徴とする請求項25又は26に記載された画像形成装置。
  28. 前記制御部は、前記第1の領域部の内部に設定される有効領域内の読取データを使用して前記キャリブレーションを行うことを特徴とする請求項25〜27のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  29. 前記読取部は、LED光源を有することを特徴とする請求項14〜28のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  30. 隣り合うパッチは隣接することを特徴とする請求項1〜29のいずれか一項に記載された画像形成装置。
  31. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御して、キャリブレーション用のパターン画像を用紙に形成する制御部と、を有し、
    前記パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べて構成されるとともに、
    前記複数のパッチは、前記キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域を内部に含む第1の領域部をそれぞれ備えており、
    前記パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備え、
    前記第2の領域部は、前記第1の領域部のn(nは1以上の整数)倍の大きさに設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  32. 画像を用紙に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御して、キャリブレーション用のパターン画像を用紙に形成する制御部と、を有し、
    前記パターン画像は、それぞれ階調の異なる複数のパッチを隣り合うように並べて構成されるとともに、
    前記複数のパッチは、前記キャリブレーション用の読取データを取得するための有効領域を内部に含む第1の領域部をそれぞれ備えており、
    前記パターン画像の外周に位置付けられるパッチのうち少なくとも一つのパッチは、前記第1の領域部の階調と同一階調で外方へと拡幅された第2の領域部をさらに備え、
    前記制御部は、用紙1枚内に、l(lは1以上の整数)×m(mは1以上の整数)のマトリクス状のパッチ群を複数隣り合わせることで前記パターン画像を形成しており、
    前記パッチ群のそれぞれにおいて、当該パッチ群の外周に位置付けられるパッチのそれぞれは前記第2の領域部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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