JP6450979B2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ドアロック装置に関する。
特許文献1に記載の自動車用ドアロック装置は、運転者が携帯する発信器と自動車に搭載された認証部との間で行われる無線通信でID信号を認証している場合には、ドアの車外側に設けた外部電気的操作要素(操作スイッチ)の操作に基づいて、リリース用モータを駆動させてドアを開くことはできるが、ID信号を認証していない場合には、外部電気的操作要素の操作を無効にしてドアを開けることができないようにしている。
特許文献2に記載の自動車用ドアロック装置は、制御装置が電気的にアンロック状態に制御している場合には、ドアの車外側面に設けた外部電気的操作要素(開スイッチ)の操作に基づいて、リリース用モータを駆動させてドアを開くことはできるが、制御装置が電気的にロック状態に制御している場合には、外部電気的操作要素の操作を無効にして、外部電気的操作要素が操作されてもドアを開くことができないようにしている。
特許第4145774号公報 特許第4617588号公報
特許文献1に記載の自動車用ドアロック装置は、ID信号を認証している場合には、運転者又は同乗者に限らず、外部電気的操作要素の1回の操作をもってドアを開けることができるが、ID信号を認証していない場合には、発信器を携帯していない同乗者は、ドアを開けることはできないため、同乗者にとっては利便性が低い。
特許文献2に記載の自動車用ドアロック装置は、制御装置がアンロック状態に制御している場合には、発信器を携帯していない同乗者であっても、外部電気操作要素を操作することで、ドアを開けることはできるが、ロック状態にあるドアを車外から開ける場合には、発信器を携帯している運転者であっても、ロック状態をアンロック状態に切り替えるアンロック操作と、外部電気的操作要素のドア開操作との2通りの操作を要するため、ドアを迅速に開けることができず、運転者にとっては利便性が低い。
本発明は、上記課題に鑑み、運転者及び同乗者のドア開操作の利便性向上を図ることができるようにした自動車用ドアロック装置を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次の各発明により解決される。
第1の発明は、ストライカと噛合することによりドアを閉鎖状態に保持するための噛合機構と、
前記ドアの車外側に設けられる外部機械的操作要素と、車外側に位置する外部電気的操作要素と、駆動源としての施解錠用電動機により、前記外部機械的操作要素のドア開操作に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック状態及び解除不能なロック状態に選択的に切替可能な機械的要素の施解錠機構と、前記外部電気的操作要素の操作を、車外にある発信器を認証しているとき有効とし、認証していないとき無効とする制御装置と、前記制御装置が前記発信器を認証しているとき、前記外部電気的操作要素の1回の操作に基づく、駆動源としてのリリース用電動機のリリース駆動により、前記施解錠機構の状態に係りなく前記噛合機構の噛合を解除可能な電動リリース機構と、前記ドアの車内側に設けられる内部電気的操作要素とを備え、前記制御装置が前記発信器を認証しているとき、前記電動リリース機構は、前記内部電気的操作要素の1回の操作に基づく前記リリース用電動機のリリース駆動によって、前記噛合機構の噛合を解除することを特徴とする。
上記構成により、第1の発明は、発信器を認証していない場合であっても、発信器を携帯していない同乗者は、外部機械的操作要素の操作を行うことによってドアを車外から開けることができる。また、発信器を認証している場合には、施解錠機構の状態に係りなく、運転者及び同乗者は外部電気的操作要素を1回操作することで、ドアを車外から開けることができる。
また、内部電気的操作要素の操作に基づいて、施解錠機構の状態に係わりなくドアを車内から迅速に開けることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記噛合機構は、前記ストライカとの噛合を解除させるべく方向へ作動可能なオープンレバーを含み、前記施解錠機構のロック状態からアンロック状態への切替動作と、前記外部電気的操作要素の操作に基づく前記リリース用電動機のリリース駆動とが略同時に行われた際、前記施解錠機構は、前記オープンレバーに当接しないで、アンロック状態に切り替わることを特徴とする。
上記構成により、第2の発明は、施解錠機構のアンロック操作と外部電気的操作要素とが略同時に行われても、ドアを迅速に開けることができ、かつ施解錠機構をアンロック状態に確実に切り替えることができる。
の発明は、第1又は第2の発明において、さらに、前記ドアの車内側に設けられる内部機械的操作要素と、前記施解錠機構の状態に関係なく、前記内部機械的操作要素の操作を無効にするチャイルドロック状態に切り替え可能な機械的要素のチャイルドプルーフ機構とを備え、
前記制御装置は、前記チャイルドプルーフ機構がチャイルドロック状態にある場合、前記内部電気的操作要素の操作を無効にすることを特徴とする。
上記構成により、第4の発明は、同乗者、特に子供による内部電気的操作要素の誤操作を防止できる。
の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記制御装置は、運転席から操作可能な場所に設けたキャンセルスイッチのキャンセル操作に基づいて、運転席のドア以外のドアに設けた前記内部電気的操作要素の操作を無効にすることを特徴とする。
上記構成により、第5の発明は、運転者の意志に基づいて、同乗者、特に子供による内部電気的操作要素の誤操作を防止できる。
の発明は、第1第4のいずれかの発明において、前記制御装置は、車速センサが走行を検出している場合、前記内部電気的操作要素の操作を無効にすることを特徴とする。
上記構成により、第6の発明は、車両走行中、内部電気操作要素の誤操作によるドアの開きを防止できる。
の発明は、第1〜第5のいずれかの発明において、前記施解錠機構がロック状態で、前記リリース用電動機がリリース駆動する場合、前記制御装置は、前記施解錠機構をアンロック状態に切り替えるべく、前記施解錠用電動機をアンロック駆動制御することを特徴とする。





上記構成により、第7の発明は、外部電気操作要素の操作に基づいてロック状態にあるドアを開けることで、アンロック状態に切り替えることができ、操作性の向上を図ることができる。
本発明によると、発信器を認証している場合には、施解錠機構の状態に係わりなく、外部電気的操作要素の1回の操作によりドアを開けることができ、施解錠機構がアンロック状態にある場合には、発信器を認証していない場合であっても、外部機械的操作要素の操作によりドアを開けることができるため、運転者及び同乗者のドア開操作の利便性向上を図ることができる。
本発明に係るドアロック装置を備えた自動車の側面図である。 フロントドア用のドアロック装置の斜視図である。 同じくドアロック装置の一部分解斜視図である。 同じくドアロック装置の分解斜視図である。 同じくドアロック装置の後面図である。 同じくドアロック装置の施解錠機構がアンロック状態にあるときの要部の側面図である。 同じくロック状態にあるときの要部の側面図である。 同じくアンロック状態のとき電動リリース作動した状態の要部の側面図である。 同じくロック状態のとき電動リリース作動した状態の要部の側面図である。 同じくアンロック状態のとき手動リリース作動した状態の要部の側面図である。 同じくロック状態のとき手動リリース作動した状態の要部の側面図である。 リヤドア用のドアロック装置の要部の分解斜視図である。 同じく施解錠機構がアンロック状態及びチャイルドプルーフ機構がチャイルドアンロック状態にあるときの要部の側面図である。 同じくアンロック状態及びチャイルドロック状態にあるときの要部の側面図である。 制御回路を示すブロック図である。 フロントドアの電気的操作要素と各スイッチとの関係を示す説明図である。 リヤドアの電気的操作要素と各スイッチとの関係を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、4ドアタイプの自動車VのフロントドアFDには、フロントドアFDを閉鎖位置に保持するためのフロントドア用のドアロック装置1Fと、車外側に設けられる外部機械的操作要素のアウトサイドハンドルOH及び外部電気的操作要素の外部操作スイッチSW1と、車内側に設けられる内部機械的操作要素のインサイドハンドルIH及び内部電気的操作要素の内部操作スイッチSW2と、車外からドアロック装置1Fの後述の施解錠機構をロック状態及びアンロック状態に選択的に切り替え操作するためのキーシリンダKCと、車内から施解錠機構をロック状態及びアンロック状態に選択的に切り替え操作するためのロックノブ(図示省略)とが配置される。
リヤドアRDには、リヤドアRDを閉鎖位置に保持するためのリヤドア用のドアロック装置1Rと、車外側に設けられる外部機械的操作要素のアウトサイドハンドルOH及び外部電気的操作要素の外部操作スイッチSW3と、車内側に設けられる内部機械的操作要素のインサイドハンドルIH及び内部電気的操作要素の内部操作スイッチSW4と、車内からドアロック装置1Rの施解錠機構をロック状態及びアンロック状態に選択的に切り替え操作するためのロックノブ(図示省略)とが配置される。なお、フロントドアFD及びリヤドアRDのロックノブは、仕様に応じて省略される場合もある。
運転席から操作可能な場所(例えば運転席近傍の室内又はフロントドアFDの車内側の側面)には、運転席以外のドアの内部操作スイッチSW2、SW4の操作を有効又は無効に切り替えるためのキャンセルスイッチSW5と、車内から全てのドアの施解錠機構をロック状態又はアンロック状態に一斉に切り替えるための内部施解錠操作スイッチSW11が設けられる。
外部操作スイッチSW1、SW3は、各アウトサイドハンドルOHの表面、裏面又はその近傍に設置される。内部操作スイッチSW2、SW4は、各インサイドハンドルIHの表面、裏面又はその近傍に設置される。各操作スイッチSW1〜SW4は、本実施形態においては、使用者の指が触れたことを検出する静電容量式のタッチスイッチにより構成されるが、これに限定されるものでなく、人体の一部が接近したことを検出する近接スイッチとしても良い。
外部操作スイッチSW1、SW3は、自動車専用の発信器(又は電子キー)SW6を携帯した正規の使用者(運転者)が自動車Vに対して所定のエリア内に接近し、発信器SW6と車体の外側に配置された車外レシーバR1との間で行われる無線通信でID信号の照合が一致して、正規の使用者が自動車Vに接近したと認証した場合、使用者による操作が有効となるように、自動車Vに搭載される制御装置ECU(Electronic Control Unit)により電気的制御される。
なお、自動車Vには、車外レシーバR1の他に、室内に配置される車内レシーバR2が設けられる。車外レシーバR1は、車外の予め定めたエリアに存在する発信器SW6の信号を受信可能であり、また、車内レシーバR2は、車内に存在する発信器SW6の信号を受信可能な構成を備えている。
発信器SW6は、使用者が携帯する外部電気操作要素でもある無線通信式の携帯操作スイッチSW10に内蔵されるか、または携帯操作スイッチSW10と分離して構成される。携帯操作スイッチSW10は、ドアを開けるときに操作されるオープンスイッチ部と、施解錠機構を切り替え操作するときに操作されるロック・アンロックスイッチ部とを有している。なお、オープンスイッチ部は、各ドア毎に割り当てられ、ロック・アンロックスイッチ部は、全てのドア共通として使用される。また、オープンスイッチ部、ロック・アンロックスイッチ部の操作は、発信器SW6のID信号を認証しているときに有効となり、認証していないときには無効となる。
図2は、ドアロック装置1Fの外観斜視図、図3は、ドアロック装置1Fの一部分解斜視図、図4は、ドアロック装置1Fの分解斜視図、図5は、ドアロック装置1Fの後面図、図6〜11は、要部の動作説明図である。
なお、以下の説明で使用する方位は、ドアロック装置1F、1Rをドアに取り付けた状態を指す。
ドアロック装置1Fは、フロントドアFD内に取り付けられ、車体側のストライカSに噛合することによりフロントドアFDを閉鎖位置に保持するための噛合機構を有する噛合ユニット2と、フロントドアFDをロック状態又はアンロック状態に選択的に切り替え可能な機械的要素(レバー、リンク等)により構成される施解錠機構を有する操作ユニット3とを備える。
噛合ユニット2は、例えば図5に示すように、主な要素として、フロントドアFD内の後端部に複数のボルト(図示省略)により固定されるボディ4と、当該ボディ4内に収容され、車体側に固定されるストライカSと噛合可能なラッチ5及び当該ラッチ5に係合可能なラチェット6を含む噛合機構(符号無し)と、ラチェット6とラッチ5との係合関係を解除させる方向へリリース作動可能なオープンレバー7(例えば、図4参照)とを有する。
ラッチ5は、前後方向を向くラッチ軸8によりボディ4内に枢支されると共に、ラチェット6が係合可能なフルラッチ係合部51及びハーフラッチ係合部52と、ボディ4に設けられたストライカ進入溝41に進入するストライカSと噛合可能な噛合溝53とを有する。
ボディ4のストライカ進入溝41は、図5に示すように、上下方向の略中央部よりも若干上位に設けられ、車内側が開口して車外方向へ延伸する形状を呈する。なお、図5に示す符号「X」は、フロントドアFDの閉鎖時、ストライカSがストライカ進入溝41に対して進入しラッチ5の噛合溝53に噛合する際の進入路線であるストライカ進入線を示す。
また、ラッチ5は、フロントドアFDの閉動作に伴って、ストライカSに噛合していないフロントドアFDの開状態に対応するオープン位置(図5に示す位置から時計方向へ略90度回転した位置)からスプリング(図示省略)の付勢力に抗して反時計方向へ所定角度回動して、ストライカ進入溝41に図5において左方からストライカ進入線Xに沿って進入してきたストライカSに噛合溝53が僅かに噛合する半ドア状態に対応するハーフラッチ位置を通過して、ストライカSに噛合溝53が完全に噛合する全閉状態に対応するフルラッチ位置(図5に示す位置)へ回動し、また、フロントドアFDの開動作によるストライカSのストライカ進入溝41からの退出に伴ってその逆へ回動する。
ラチェット6は、ストライカ進入溝41の下方にあって、前後方向を向くラチェット軸9によりボディ4内に枢支されると共に、スプリング(図示省略)により係合方向(図5において反時計方向で、ラッチ5のフルラッチ係合部51及びハーフラッチ係合部52のいずれかに係合する方向)へ付勢され、フルラッチ係合部51に係合することでフロントドアFDを全閉状態に保持し、また、ハーフラッチ係合部52に係合することでフロントドアFDを半ドア状態に保持する。
図4に示すように、オープンレバー7は、ボディ4の前面側に、ラチェット6と同軸上で、かつラチェット6と一体的に回動し得るように枢支され、リリース作動(図4において反時計方向への回動)することによって、ラチェット6とラッチ5との係合関係を解除する。オープンレバー7の車内側へ延伸する端部には、被解除部71が設けられる。
次に、操作ユニット3について説明する。
図4に示すように、操作ユニット3は、ボディ4の前面を覆うようにボディ4に固定される平面視略L字状の合成樹脂製の第1カバー10と、当該第1カバー10の車内側を向く側面を閉鎖する合成樹脂製の第2カバー11と、当該第2カバー11の略上半部の側面を車内側から閉鎖する合成樹脂製のウォータープルーフサイドカバー12と、第1カバー10と第2カバー11との上部合わせ面を覆うウォータプルーフトップカバー13と、ハウジング内に収容される操作機構(符号無し)とを有する。
なお、本説明で使用する「ハウジング内」は、ボディ4の前面に対して略直角な第1カバー10の側面と、当該側面に対向する第2カバー11の側面との間に形成される収容空間を指す。
操作機構は、施解錠機構の駆動源としての施解錠用モータ14と、施解錠用モータ14の駆動により正逆回転可能な施解錠用ウォームホイール15と、アウトサイドハンドルOHのドア開操作を有効にするアンロック位置及び無効にするロック位置に移動可能なロックレバー16と、ロックレバー16と共にアンロック位置及びロック位置に移動可能なオープンリンク18と、インサイドハンドルIHに連係されるインサイドレバー19と、キーシリンダKCに連結されるキーレバー20と、アウトサイドハンドルOHに連係されるアウトサイドレバー21と、電動リリース機構の駆動源としてのリリース用モータ22と、リリース用モータ22の駆動により回動可能なリリース用ウォームホイール23と、リリース用ウォームホイール23の回動によりリリース作動(例えば、図6において反時計方向への回動)する電動リリースレバー24と、施解錠用モータ14、リリース用モータ22及び各種スイッチに電気的に接続される配線が施された配線プレート25と、を含んで構成される。また、第2カバー11とウォータープルーフサイドカバー12との間の収容空間には、フロントドアFDの車内側に設けられる手動操作用のロックノブに連係されるノブレバー17が設けられる。なお、ロックノブが省略される場合には、ノブレバー17も省略される。
本実施形態における施解錠機構は、駆動源としての施解錠用モータ14、機械的要素の施解錠用ウォームホイール15、ロックレバー16及びオープンリンク18を含んで構成される。
また、以下の説明で使用する「アンロック状態」とは、ロックレバー16、ノブレバー17及びオープンリンク18がそれぞれアンロック位置にある状態を指し、また、「ロック状態」とは、ロックレバー16、ノブレバー17及びオープンリンク18がそれぞれロック位置にある状態を指す。なお、施解錠機構の構成は、本実施形態に限定されるものではなく、種々変更可能である。
電動リリース機構は、駆動源としてのリリース用モータ22、リリース用ウォームホイール23及び電動リリースレバー24を含んで構成される。
施解錠用モータ14は、ハウジング内に収容され、自体のケース(ヨーク)14aが図5に示すストライカ進入線Xよりも上位にあって、ケース14aに枢支された出力軸14bが下方へ向くように配置される。これにより、ストライカ進入溝41から浸入した雨水が施解錠用モータ14のケース14a内に浸入することを極力防止することができる。
配線プレート25は、車載のバッテリ(図示省略)及び制御装置ECUに接続される外部電線の外部コネクタ(図示省略)が接続されるカプラー251を一体形成すると共に、車外側を向く側面には、ハウジング内への電力供給及び各種信号を出力するための配線が施され、施解錠用モータ14のケース14aを車内側から覆うようにしてハウジング内に固定される。配線プレート25の配線は、制御装置ECUにより施解錠用モータ14及びリリース用モータ22が制御されるように、施解錠用モータ14及びリリース用モータ22の端子、並びにカプラー251に接続される外部コネクタにそれぞれ電気的に接続される。なお、図3は、操作ユニット3の内部構造を明示するため、配線プレート25を省略して示している。
図6に示すように、施解錠用ウォームホイール15は、施解錠用モータ14のケース14aよりも下位にある車内外方向を向く軸26によりハウジング内に枢支されると共に、施解錠用モータ14の出力軸14bに止着されたウォーム141に噛合することで、施解錠用モータ14の駆動に基づいて、軸26回りに巻装されるスプリング27(図4参照)の付勢力に抗して、中立位置(例えば、図6に示す位置)から時計方向又は反時計方向へ回転し、施解錠用モータ14の回転が停止すると、スプリング27の付勢力により回転した位置から再び中立位置に戻る。
ノブレバー17は、第2カバー11に設けられた軸111により第2カバー11の側面に枢支されると共に、下方へ延伸する連結アーム部171がボーデンケーブルにより構成される連結部材28を介して手動操作用のロックノブに連結されることにより、ロックノブのアンロック操作及びロック操作に基づいて、例えば、図6に示すアンロック位置及び当該アンロック位置から反時計方向へ所定角度回動した図7に示すロック位置に回動する。なお、ロックノブの操作は、後述のようにノブレバー17を介してロックレバー16及びオープンリンク18に伝達される。また、ロックノブを省略する場合には、連係部材28も省略される。
ウォータープルーフサイドカバー12は、ノブレバー17を第2カバー11に組み付けた後、第2カバー11の外側面に固定されることにより、ノブレバー17が設置される領域を含む第2カバー11の外側面の一部を閉鎖して、ハウジング内への雨水浸入を防止する。
ロックレバー16は、第1カバー10の内側面に設けられた車内方向へ突出した軸101によりハウジング内に枢支されると共に、斜め前下部に形成された歯部161が施解錠用ウォームホイール15に設けられた歯部151に噛合し、上部がキーレバー20に連結され、斜め前上部に形成された連結突部162が第2カバー11に設けられた円弧孔112を通ってノブレバー17の連結孔172に連結される。さらに、ロックレバー16には、回転中心付近から下方へ延伸する案内壁165を有するアーム部164が設けられる。なお、軸101、すなわちロックレバー16の回転中心は、ハウジング内において、ストライカ進入線Xよりも上位になるように配置される。
これにより、ロックレバー16は、キーシリンダKCの操作に基づくキーレバー20の回動、ロックノブの操作に基づくノブレバー17の回動、及び施解錠用モータ14の駆動に基づく施解錠用ウォームホイール15の回動により、図6に示すアンロック位置及び当該アンロック位置から時計方向へ所定角度回動した図7に示すロック位置に回動可能であって、保持部材29の弾性保持力によってアンロック位置及びロック位置にそれぞれ弾性保持される。なお、施解錠用ウォームホイール15が中立位置にある場合、ロックレバー16の歯部161は、施解錠ウォームホイール16の歯部151に対して非噛合状態となる構成を採用しているため、ロックノブ及びキーシリンダKCの操作に基づくロックレバー16の回動は、施解錠用ウォームホイール15に伝達されない構成となっている。
保持部材29は、トーションスプリングにより構成され、コイル部が第1カバー10の内側面に一体形成された円柱状の支持部102(図4参照)に支持され、両アーム部がロックレバー16の連結突部162を挟み込むように設置されることにより、ロックレバー16がアンロック位置(又はロック位置)からロック位置(又はアンロック位置)に回動する際、アンロック位置とロック位置との間の略中間位置を境にして、その付勢方向をアンロック方向(又はロック方向)からロック方向(又はアンロック方向)へ転換する。
なお、ロックレバー16のアンロック位置及びロック位置への停止は、第1カバー10の内側面に固定されるゴム製のストッパ(図示省略)にロックレバー16の一部が当接することによって行われる。
ロックレバー16の上部外周面には、配線プレート25に組み付けられた施解錠状態検出スイッチSW7の検知部が接触するカム面163が設けられる。施解錠状態検出スイッチSW7は、ロックレバー16の回動に伴って検知部がカム面163を相対的に摺接することにより、施解錠機構のアンロック状態/ロック状態に対応する信号を出力する。出力された信号は、配線プレート25の配線を介して制御装置ECUに送信される。
オープンリンク18は、下部の回動部181に鼓状の連結孔182を有し、当該連結孔182にアウトサイドレバー21の車内側端部に設けた板状の連結部211が挿入されることにより、アウトサイドレバー21の連結部211に前後方向へ所定角度回動可能に連結されると共に、上部に設けた連結突部183が後述するようにロックレバー16のアーム部164に連結されることによって、ロックレバー16のアンロック位置及びロック位置への移動に連動して、アウトサイドレバー21の連結部211を中心にアンロック位置(図6に示す位置)及び当該アンロック位置から反時計方向へ所定角度回動したロック位置(図7に示す位置)に回動する。
さらに、オープンリンク18には、上下方向の略中央部にあって、図6に示すアンロック位置にあるとき、オープンレバー7の被解除部71に対して下方から当接可能な解除部184が設けられる。また、オープンリンク18の回動部181には、トーションスプリング36が設置される。
トーションスプリング36は、一端がオープンリンク18、他端がアウトサイドレバー21の連結部211にそれぞれ掛止されることにより、オープンリンク18に対してアウトサイドレバー21の連結部211を中心にアンロック方向(図6において時計方向)への付勢力を常時付与する。なお、トーションスプリング36の付勢力は、保持部材29のロックレバー16をロック位置に弾性保持する保持力よりも小となるように設定される。
オープンリンク18の連結突部183は、ロックレバー16のアーム部164に対して上下方向へ摺動可能で、かつロックレバー16のロック方向(図6において反時計方向)への回動に対してのみ案内壁165に当接可能な形態でロックレバー16のアーム部164に連結される。
これにより、図6に示すアンロック状態において、ロックレバー16がロック位置へ回動する際には、オープンリンク18は、ロックレバー16の案内壁165がオープンリンク18の連結突部183に対して当接することによりアンロック位置から図7に示すロック位置へ回動する。また、図7に示すロック状態において、ロックレバー16がアンロック位置へ回動する際には、オープンリンク18は、案内壁165と連結突部183との互いの当接関係に頼ることなく、トーションスプリング36の付勢力によりロックレバー16の回動に追従してロック位置から図6に示すアンロック位置に回動する。
なお、図7に示すロック状態においては、ロックレバー16に対してトーションスプリング36のアンロック方向(時計方向)への付勢力が作用しているが、トーションスプリング36の付勢力は、保持部材29がロックレバー16をロック位置に保持する際の弾性保持力よりも小であるため、ロックレバー16及びオープンリンク18は、トーションスプリング36の付勢力によりアンロック位置へ回動することはない。
アウトサイドレバー21は、前後方向を向く軸31によりボディ4の前面下部に上下方向へ回動可能に枢支されると共に、車内側の連結部211が前述のようにオープンリンク18に連結され、車外側の端部に設けた連結部212が上下方向の連結部材(図示省略)を介してアウトサイドハンドルOHに連結されることにより、アウトサイドハンドルOHのドア開操作に基づいて、スプリング(図示省略)の付勢力に抗してリリース方向(図4において反時計方向)へ所定角度回動し、当該回動によりオープンリンク18を上方へリリース作動させる。
リリース用モータ22は、ハウジング内にあって、自体のケース(ヨーク)22aがストライカ進入線Xよりも下位にあって、かつケース22aに枢支された出力軸22bが後斜め下方へ向くように配置される。
なお、リリース用モータ22は、ストライカ進入線Xよりも下位に配置されるため、ストライカ進入溝41から浸入してきた雨水がリリース用モータ22に付着する虞があるが、リリース用モータ22は、出力軸22bが後斜め下方へ向くように配置されるため、ケース22a内への雨水浸入を最小限に抑えることができる。
リリース用ウォームホイール23は、円板状であって、車内外方向を向く軸39によりハウジング内に枢支されると共に、リリース用モータ22のケース22aに枢支された出力軸22bに止着されたウォーム221に噛合し、リリース用モータ22の駆動に基づいて、軸39周りに巻装されるスプリング35(図4参照)の付勢力に抗して、セット位置(例えば、図6に示す位置)から時計方向へ所定角度回転し、図8に示す位置まで回動してリリース用モータ22の回転が停止すると、スプリング35の付勢力により回転した位置から再びセット位置に戻る。また、リリース用ウォームホイール23には、回転中心から外周面までの距離が例えば図6において反時計回りに漸次大きくなるようにしたインボリュート曲線状のカム面231が設けられる。
電動リリースレバー24は、ハウジング内にあって、前後方向の中央部が軸103により枢支されると共に、前方へ延伸し先端部がリリース用ウォームホイール23のカム面231を摺接可能な第1アーム部241と、後方へ延伸し先端部がオープンレバー7の被解除部71に対して下方から当接可能な第2アーム部242とを有している。
例えば、図6に示すように、リリース用ウォームホイール23がセット位置にあるときには、電動リリースレバー24の第1アーム部241の先端部がリリース用ウォームホイール23におけるカム面231の小径部に当接することにより、電動リリースレバー24は、図6に示すセット位置に保持されている。この状態において、リリース用モータ22の駆動に基づいて、リリース用ウォームホイール23が図6に示すセット位置から時計方向へ所定角度回動し図8に示すリリース位置に回動すると、電動リリースレバー24の第1アーム部241の先端部がカム面231を相対的に摺動してカム面231の大径部に変位することにより、電動リリースレバー24は、図8に示すリリース作動位置に回動し、第2アーム部242の先端部がオープンレバー7の被解除部71に対して下方から当接して、オープンレバー7をリリース作動させ、ラッチ5とラチェット6との係合関係を解除してフロントドアFDを開くことができる。
インサイドレバー19は、ハウジング内にあって、上下方向における中央部の若干下部が電動リリースレバー24と同軸の軸103により枢支されると共に、上方へ延伸して第2カバー11に設けられた円弧状の開口113(図3参照)から外側に突出する第1アーム部191と、斜め後下方へ延伸する第2アーム部192と、第1アーム部191の上端部に形成され、ノブレバー17の連結アーム部171の下部の一部173に対して当接可能なアンロック作用部193とを有し、第1アーム部191の上部がボーデンケーブル等により構成される連結部材33を介してフロントドアFDのインサイドハンドルIHに連結されることによって、インサイドハンドルIHのドア開操作に基づいて、軸103周りに巻装されたスプリング34の付勢力に抗して、例えば図6に示すセット位置から反時計方向へ所定角度回動し、図10に示すようにリリース作動する。
第2アーム部192の先端部には、インサイドハンドレバー19がリリース作動した際、オープンリンク18の回動部181に対して下方から当接可能な当接部192aが形成される。
連結部材33は、ハウジング内の上部に配置される施解錠用モータ14のケース14aと、同じく下部に配置されるリリース用モータ22のケース22aとの間を通るようにしてインサイドレバー19の第1アーム部191の上部に連結される。これにより、連結部材33が車内外方向への厚みが大のケース14a、22aに対して車内外方向に重なり合わないため、ハウジングの車内方向への厚みを薄くすることができる。
次に、図12〜14に基づいて、リヤドアRD用のドアロック装置1Rについて説明する。
ドアロック装置1Rは、ドアロック装置1Fの噛合ユニット2と同一構造の図示略の噛合ユニット2と、一部構成が相異する操作ユニット3とを備える。したがって、ドアロック装置1Rの説明は、ドアロック装置1Fとの相違点のみを説明する。
ドアロック装置1Rは、ドアロック装置1Fのインサイドレバー19に代えて、第1インサイドレバー19A及び第2インサイドレバー19Bと、チャイルドプルーフ機構を構成するチャイルドプルーフ操作レバー19C及びコネクトリンク19Dを有している。
第1、2インサイドレバー19A、19Bは、電動リリースレバー24と同軸の軸103にそれぞれ枢支される。
第1インサイドレバー19Aは、上方へ延伸する第1アーム部191Aの上端部が連結部材33を介してリヤドアRDのインサイドハンドルIHに連結され、インサイドハンドルIHのドア開操作に基づいて、図13に示すセット位置から反時計方向へリリース作動する。また、第1インサイドレバー19Aには、側面視略L字状の制御孔195が設けられる。
第2インサイドレバー19Bは、第1インサイドレバー19Aの制御孔195の一部に重なる上下方向の長孔196と、当接部192aBとを有している。
チャイルドプルーフ操作レバー19Cは、ハウジング内に軸104により枢支され、図13に示すチャイルドアンロック位置と、当該チャイルドアンロック位置から反時計方向へ所定角度回動した図14に示すチャイルドロック位置に回動することができる。チャイルドプルーフ操作レバー19Cの前部には前後方向を向く円弧孔197、また同じく後部にはリヤドアRDの後端面から外部に突出する操作部198がそれぞれ設けられる。
コネクトリンク19Dは、上下方向中央部に設けた長孔19Daが軸103に上下方向へ摺動可能に係合し、下部に設けた下突部19Dbがチャイルドプルーフ操作レバー19Cの円弧孔197に摺動可能に係合し、上部に設けた上突部19Dcが制御孔195及び長孔196にそれぞれ摺動可能に係合することにより、チャイルドプルーフ操作レバー19Cが図12に示すチャイルドアンロック位置にあるとき、上突部19Dcが制御孔195の狭幅の上部に係合することで、第1インサイドレバー19Aのリリース作動を第2インサイドレバー19Bに伝達可能とし、また、チャイルドプルーフ操作レバー19Cが図13に示すチャイルドロック位置にあるとき、上突部19Dcが制御孔195の拡幅の下部に位置することで、第1インサイドレバー19Aのリリース作動を第2インサイドレバー19Bに伝達不能とする。
次に、本実施形態に係る制御装置ECUを含む電気回路について説明する。
図15に示すように、制御装置ECUは、制御プログラムを記憶しているROMと、CPUのワークエリアとして機能するRAMとともに一体型のワンチップCPUとして構成され、ROMに記憶された制御プログラムにより一連の制御処理を実行する。また、制御装置ECUには、発信器SW6と各レシーバR1、R2との間で行われる無線通信のID信号の照合を行う認証部を含む構成とする。なお、認証部は、制御装置ECUと分離した構成としても良い。
制御装置ECUの入力ポートには、各レシーバR1、R2と、各ドアの外部操作スイッチSW1、SW3及び内部操作スイッチSW2、SW4と、キャンセルスイッチSW5と、施解錠状態検出スイッチSW7と、チャイルドプルーフ機構の各状態を検出するためのチャイルドロック状態検出スイッチSW8と、車速を検出するための車速センサSW9と、内部施解錠操作スイッチSW11がそれぞれ電気的に接続されて各信号が入力される。また、出力ポートには、施解錠用モータ14及びリリース用モータ22がそれぞれ電気的に接続される。
キャンセルスイッチSW5は、運転席のフロントドアFD以外のドアに設けられる内部操作スイッチSW2、SW4の操作を有効にするアンセット状態又は無効にするキャンセル状態に切り替えるときに操作される。制御装置ECUは、キャンセルスイッチSW5のアンセット信号を受信することで、内部操作スイッチSW2、SW4の操作を有効にするアンセット状態に保持し、キャンセルスイッチSW5のキャンセル信号を受信することで、内部操作スイッチSW2、SW4の操作を無効にするキャンセル状態に保持する。
施解錠状態検出スイッチSW7は、施解錠機構の状態を検出するものであって、アンロック状態を検出することでアンロック信号、またロック状態を検出することでロック信号をそれぞれ制御装置ECUに送信する。
チャイルドロック状態検出スイッチSW8は、チャイルドプルーフ機構の状態を検出するものであって、チャイルドアンロック状態を検出することでチャイルドアンロック信号、またチャイルドロック状態を検出することでチャイルドロック信号をそれぞれ制御装置ECUに送信する。
車速センサSW9は、自動車の停止、走行を検出するものであって、停止又は予め定めた所定の速度以下を検出している場合には停止信号、また所定の速度以上を検出している場合には走行信号をそれぞれ制御装置ECUに送信する。
内部施解錠操作スイッチSW11は、車内に設けられ、アンロック操作でアンロック信号、ロック操作でロック信号を制御装置ECUにそれぞれ送信する。制御装置ECUは、アンロック信号を受信した場合には、施解錠機構をアンロック状態に切り替えるべく施解錠用モータ14のアンロック駆動制御を行い、また、ロック信号を受信した場合には、施解錠機構をロック状態に切り替えるべく施解錠用モータ14のロック駆動制御を行う。
制御装置ECUは、発信器SW6、キャンセルスイッチSW5、施解錠状態検出スイッチSW7、チャイルドロック状態検出スイッチSW8及び車速センサSW9の各信号を受信することによって、そのときの受信状況に応じて、各操作スイッチSW1〜SW4及び携帯操作スイッチSW10のドア開操作を有効にしたり無効にしたりする切替制御を行うと共に、有効となっている各操作スイッチSW1〜SW4及び携帯操作スイッチSW10のドア開操作信号を受信することで、ドア開操作されたドアのリリース用モータ22のリリース駆動制御を行う。
制御装置ECUの切替制御は、フロントドアFDにおいては図16、リヤドアRDにおいては図17にそれぞれ示す通りである。
なお、図16、17に記載の「発信器SW6」の欄において、「認証(車外)」は、発信器SW6を携帯した利用者が車外の所定のエリア内にあって、車外レシーバR1と発信器SW6との間で行われるID信号の認証結果が認証している場合であり、「非認証」は、発信器SW6が車外の所定のエリア及び車内に存在せず、発信器SW6のID信号を認証していない場合であり、また、「認証(車内)」は、発信器SW6が車内、すなわち利用者が車内に乗り込んだ状況にあって、車内レシーバR2と発信器SW6との間に行われるID信号の認証結果が認証している場合である。
図16、17を参照して説明すると、制御装置ECUは、例えば、次のような切替制御を行う。
<フロントドアFD>
図16から理解できるように、発信器SW6の「認証(車外)」状態においては、運転席ドア及び助手席ドアの外部操作スイッチSW1、並びに携帯操作スイッチSW10の操作は、車速センサSW9が自動車Vの停止を検出していれば、キャンセルスイッチSW5及び施解錠状態検出スイッチSW7の検出状態に関係なく有効とする。
キャンセルスイッチSW5のキャンセル操作によりキャンセル状態に保持している場合、助手席ドアの内部操作スイッチSW2の操作は、車速センサSW9が停止信号を出力していても無効とする。
発信器SW6の「非認証」状態においては、キャンセルスイッチSW5の操作によりアンセット状態に保持している場合、運転席ドア及び助手席ドアの内部操作スイッチSW2の操作は、車速センサSW9が停止信号を出力していれば有効とする。これ以外の操作は、全て無効とする。
発信器SW6の「認証(車内)」状態においては、運転席ドア及び助手席ドアの各外部操作スイッチSW1の操作は、施解錠状態検出スイッチSW7がアンロック状態を検出している場合には有効とするが、ロック状態を検出している場合には無効とする。このようにすることによって、利用者が車内に居る場合、外部者により車外から不意にドアが開かれる虞がない。
<リヤドアRD>
図17から理解できるように、発信器SW6の「認証(車外)」状態においては、外部操作スイッチSW3及び携帯操作スイッチSW10の操作は、車速センサSW9が停止信号を出力していれば、キャンセルスイッチSW5、施解錠状態検出スイッチSW7及びチャイルドロック状態検出スイッチSW8の検出状態に関係なく有効とする。
チャイルドロック状態検出スイッチSW8がチャイルドロック状態を検出している場合、内部操作スイッチSW4の操作は、施解錠状態検出スイッチSW7及び車速センサSW9の検出状態に関係なく無効とする。これにより、子供等による内部操作スイッチSW4の誤操作を防止できる。
発信器SW6の「非認証」状態において、キャンセルスイッチSW5の操作によりアンセット状態に保持している場合、内部操作スイッチSW4の操作は、車速センサSW9が停止信号を出力しているときに限って有効とする。これ以外の操作は、全て無効とする。このようにすることによって、正規の利用者が車内にいない場合であっても、同乗者は、内部操作スイッチSW2の操作により迅速にリヤドアRDを開けることができる。
発信器SW6の「認証(車内)」状態においては、外部操作スイッチSW3の操作は、施解錠状態検出スイッチSW7がアンロック状態を検出している場合には有効とするが、ロック状態を検出している場合には無効とする。このようにすることによって、利用者が車内に居る場合、外部者により車外から不意にドアが開かれる虞がない。
次に、ドアロック装置1F、1Rの主な動作について説明する。
なお、以下に説明する状態は、各ドアが閉鎖状態にあって、制御装置ECUが発信器SW6のID信号を認証し、車速センサSW9が停止信号を出力し、キャンセルスイッチSW5の操作によってアンセット状態に保持され、各操作スイッチSW1〜4の操作が全て有効であることを前提とする。
また、フロントドアFD及びリヤドアRDの動作が共通である場合には、フロントドアFDを代表して説明する。
<施解錠機構がアンロック状態にあって、アウトサイドハンドルOHがドア開操作された場合(フロントドアFD及びリヤドアRD対象)>
図6に示す施解錠機構のアンロック状態において、アウトサイドハンドルOHがドア開操作されると、当該ドア開操作は、図示略の連結部材を介して、アウトサイドレバー21に伝達され、アウトサイドレバー21は、リリース作動する。これにより、アウトサイドレバー21の連結部211に連結されたオープンリンク18は、図6に示すセット位置から上方へリリース作動し、当該リリース作動により解除部184がオープンレバー7の被解除部71に下方から当接し、オープンレバー7をリリース作動させる。これにより、ラチェット6がラッチ5のフルラッチ係合部51から外れてフロントドアFDを開くことができる。これにより、施解錠機構がアンロック状態にあれば、外部操作スイッチSW1、SW3の操作が有効/無効であるかに係わりなく、アウトサイドハンドルOHの機械的動作によるドア開操作により各ドアを開けることができる。
<施解錠機構がアンロック状態にあって、インサイドハンドルIHが操作された場合(フロントドアFD及びリヤドアRD対象)>
図6に示す施解錠機構のアンロック状態において、インサイドハンドルIHがドア開操作されると、当該開操作は、連結部材33を介してインサイドレバー19に伝達される。インサイドレバー19は、電動リリースレバー24と同軸の軸103を中心に反時計方向へ所定角度回動するべくリリース作動し、図10に示すように、第1アーム部192の当接部192aがオープンリンク18の回動部181に対して下方から当接して、オープンリンク18を上方へリリース作動させる。オープンリンク18は、リリース作動により解除部184がオープンレバー7の被解除部71に下方から当接して、オープンレバー7をリリース方向へ回動させて噛合機構の噛合を解除してフロントドアFDを開くことができる。
<施解錠機構がロック状態にあって、アウトサイドハンドルOHが操作された場合(フロントドアFD及びリヤドアRD対象)>
図7に示すロック状態において、アウトサイドハンドルOHがドア開操作されると、当該操作はアウトサイドレバー21に伝達されて、オープンリンク18が図7に示すセット位置から上方へリリース作動する。しかし、オープンリンク18の解除部184は、オープンレバー7の被解除部71の前方を横切るように移動して被解除部91に対して当接しない空振り状態となるため、オープンレバー7をリリース作動させることができず、フロントドアFDを開けることはできない。
<施解錠機構がロック状態にあって、インサイドハンドルIHが操作された場合(フロントドアFD対象)>
図7に示すロック状態において、インサイドハンドルIHがドア開操作されると、インサイドレバー19は、図7に示すセット位置からスプリング34の付勢力に抗してリリース作動(図7において反時計方向への回動)して、図11に示すように、インサイドレバー19のアンロック作用部193がノブレバー17の一部173に当接することによって、ロックレバー16及びオープンリンク18をロック位置からアンロック位置に移動させる。
この場合、オープンリンク18は、インサイドレバー19のリリース作動に伴って、オープンレバー7の被解除部71の前方を横切る空振り状態で上方へ移動するのと相俟って、ロックレバー16と共にアンロック方向へ回動するため、図11に示すように、オープンリンク18の一部がオープンレバー7の一部に対してオープンレバー7を回動不能な方向から当接するため、オープンリンク18がアンロック位置の手前で一旦停止する。そして、インサイドハンドルIHを一旦非操作位置に戻すと、オープンリンク18は、下方へ移動してオープンリンク18の一部がオープンレバー7の一部から外れることによって、トーションスプリンク36の付勢力によりアンロック位置へ移動してアンロック位置に移動する。これにより、施解錠機構は、アンロック状態に完全に切り替わる。この後、再び、インサイドハンドルIHをドア開操作することによって、噛合機構の噛合を解除してフロントドアFDを開けることができる。
<施解錠機構がアンロック状態、チャイルドプルーフ機構がチャイルドアンロック状態にある場合(リヤドアRD対象)>
なお、「チャイルドアンロック状態」は、チャイルドプルーフ操作レバー19Cがチャイルドアンロック位置にある状態にあって、第1インサイドレバー19Aの動作を第2インサイドレバー19Bに伝達可能な状態を指し、「チャイルドロック状態」は、チャイルドプルーフ操作レバー19Cがチャイルドロック位置にあって、第1インサイドレバー19Aの動作を第2インサイドレバー19Bに伝達不能な状態を指す。
図13に示す状態において、インサイドハンドルIHがドア開操作されると、第1インサイドレバー19Aは軸103を中心にセット位置から反時計方向へ所定角度回動する。当該回動は、コネクトリンク19Dを介して第2インサイドレバー19Bに伝達され、第2インサイドレバー19Bは、第1インサイドレバー19Aと共に反時計方向へリリース作動する。これにより、第2インサイドレバー19Bの当接部192aBがオープンリンク18の回動部181の下部に下方から当接して、オープンリンク18を上方へリリース作動させる。オープンリンク18は、リリース作動により解除部184がオープンレバー7の被解除部71に下方から当接して、オープンレバー7をリリース方向へ回動させて噛合機構の噛合を解除し、リヤドアRDを開きを可能にする。
<施解錠機構がアンロック状態、チャイルドプルーフ機構がチャイルドロック状態にある場合(リヤドアRD対象)>
図14に示す状態において、インサイドハンドルIHのドア開操作に基づいて、第1インサイドレバー19Aがリリース作動しても、当該リリース作動は、第2インサイドレバー19Bに伝達されないため、リヤドアRDを開くことはできない。したがって、この状態においては、車外からのアウトサイドハンドルOHのドア開操作ではリヤドアRDを開けることはできるものの、車内からのインサイドハンドルIHの操作ではリアドアRDを開けることはできない。
<施解錠機構がアンロック状態又はロック状態にあって、外部操作スイッチSW1、SW3又は携帯操作スイッチSW10のオープンスイッチ部が操作された場合(フロントドアFD及びリヤドアRD対象)>
制御装置ECUは、外部操作スイッチSW1、SW3又は携帯操作スイッチSW10のいずれかのドア開操作信号を受信すると、ドア開操作対象ドア(外部操作スイッチSW1、SW3が操作されたドア、又は携帯操作スイッチSW10で選択したドア)のリリース用ウォームホイール23をセット位置からリリース方向(例えば図6において時計方向)を回動させるべくリリース用モータ22をリリース駆動制御する。これにより、電動リリースレバー24は、施解錠機構の状態に係わりなく、リリース用ウォームホイール23のリリース方向への回動に伴って、第1アーム部241の先端部がリリース用ウォームホイール23のカム面231を摺動してセット位置からリリース作動位置(アンロック状態では図8、ロック状態では図9にそれぞれ示す位置)に回動し、第2アーム部242の先端部がオープンレバー7の被解除部71に対して下方から当接し、オープンレバー7をリリース作動させる。これにより、噛合機構の噛合状態を解除して、ドア開操作対象ドアを開くことができる。
この動作においては、電動リリースレバー24は、施解錠機構(リヤドアRDにおいては、チャイルドプルーフ機構も含む)の状態とは無関係に、オープンレバー7を直接リリース作動させるものであるから、施解錠機構がロック状態にあっても、外部操作スイッチSW1、SW3又は携帯操作スイッチSW10の1回のドア開操作をもって、リリース用モータ22のリリース駆動によりドア開操作対象ドアを迅速に開くことができる。
<施解錠機構がアンロック状態又はロック状態のいずれかの状態にあって、内部操作スイッチSW2又はSW4が操作された場合(フロントドアFD及びリヤドアRD対象)>
制御装置ECUは、内部操作スイッチSW2又はSW4のドア開操作信号を受信すると、ドア開操作対象ドアのリリース用モータ22をリリース駆動制御する。これにより、電動リリースレバー24は、施解錠機構(リヤドアRDにおいては、チャイルドプルーフ機構も含む)の状態に係わりなくリリース作動し、内部操作スイッチSW2又はSW4の1回のドア開操作をもって、ドア開操作対象ドアを開けることができる。
<施解錠機構がロック状態のとき、外部操作スイッチSW1、SW3又は携帯操作スイッチSW10のドア開操作と、内部施解錠操作スイッチSW11のアンロック操作とが略同時に行われた場合(フロントドアFD及びリヤドアRD対象)>
制御装置ECUは、外部操作スイッチSW1、SW3又は携帯操作スイッチSW10のいずれかのドア開操作信号を受信することで、ドア開操作対象ドアのリリース用モータ22をリリース駆動制御すると共に、内部施解錠操作スイッチSW11のアンロック操作信号を受信することで、施解錠用モータ14のアンロック駆動制御を行う。
これにより、電動リリースレバー24は、施解錠機構の状態に係わりなく、図7に示すセット位置からリリース作動する。一方、施解錠機構は、電動リリースレバー24のリリース作動と略同時に、施解錠用モータ14の駆動により、図7に示すロック状態からアンロック状態への切り替え作動を行う。この結果、図8に示すように、電動リリースレバー24は、オープンレバー7を直接リリース作動させ、また、施解錠機構は、オープンレバー7に当接しないでロック状態からアンロック状態に切り替わる。この場合、電動リリースレバー14のリリース作動と施解錠機構のロック状態からアンロック状態への切り替え作動とが互いに重なり合っても、施解錠機構のオープンリンク18の一部がオープンレバー7に対してオープンレバー7を回動不能な方向から当接して、オープンリンク18がアンロック位置の手前で一旦停止する、所謂パニック現象が発生しないため、外部操作スイッチSW1、SW3又は携帯操作スイッチSW10の1回のドア開操作をもってドアを迅速に開くことができ、かつ施解錠機構をアンロック状態に確実に切り替えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に対して、次のような種々の変形や変更、又はそれらの組み合わせを施すことが可能である。
(1)ドアを、車体の側面に前後方向へ開閉可能に支持されるスライドドアとする。
(2)モータ等を駆動源とするドア開閉装置によって、ドアを電動開閉させる。この場合は、電気的操作要素のドア開操作をもって、噛合機構の噛合を解除した後に、ドア開閉装置を駆動制御して、ドアを開方向へ移動させるようにする。
(3)施解錠機構がロック状態にあるドアをリリース用モータ22のリリース駆動制御により開ける場合、リリース用モータ22のリリース駆動制御の終了直後、リリース駆動制御終了から所定時間経過後、又は開けたドアの閉鎖時に、施解錠機構をロック状態からアンロック状態に切り替えるべく施解錠用モータ14をアンロック駆動制御する。
(4)認証部がID信号を認証していない状態であっても、アンロック状態にあるドアの外部操作スイッチSW1、SW3のドア開操作を有効にして、当該ドア開操作をもって、ドアを開けることができるようにする。
1F、1R ドアロック装置 2 噛合ユニット
3 操作ユニット 4 ボディ
5 ラッチ(噛合機構) 6 ラチェット(噛合機構)
7 オープンレバー 8 ラッチ軸
9 ラチェット軸 10 第1カバー
11 第2カバー 12 ウォータープルーフサイドカバー
13 ウォータープルーフトップカバー 14 施解錠用モータ
14a ケース 14b 出力軸
15 施解錠用ウォームホイール(施解錠機構)
16 ロックレバー(施解錠機構) 17 ノブレバー
18 オープンリンク(施解錠機構) 19 インサイドレバー
19A 第1インサイドレバー 19B 第2インサイドレバー
19C チャイルドプルーフ操作レバー 19D コネクトリンク
19Da 長孔 19Db 下突部
19Dc 上突部 20 キーレバー
21 アウトサイドレバー 22 リリース用モータ
22a ケース 22b 出力軸
23 リリース用ウォームホイール(電動リリース機構)
24 電動リリースレバー(電動リリース機構)
25 配線プレート 26 軸
27 スプリング 28 連結部材
29 保持部材 31 軸
33 連結部材 34 スプリング
35 スプリング 36 トーションスプリング
39 軸 41 ストライカ進入溝
51 フルラッチ係合部 52 ハーフラッチ係合部
53 噛合溝 71 被解除部
101 軸 102 支持部
103、104、111 軸 112 円弧孔
113 開口 141 ウォーム
151 歯部 161 歯部
162 連結突部 163 カム面
164 アーム部 165 案内壁
171 連結アーム部 172 連結孔
173 一部 181 回動部
182 連結孔 183 連結突部
184 解除部 191、191A 第1アーム部
192 第2アーム部 192a、192aB 当接部
193 アンロック作用部 195 制御孔
196 長孔 197 円弧孔
198 操作部 211、212 連結部
221 ウォーム 231 カム面
241 第1アーム部 242 第2アーム部
251 カプラー ECU 制御装置
FD フロントドア
IH インサイドハンドル(内部機械的操作要素)
KC キーシリンダ
OH アウトサイドハンドル(外部機械的操作要素)
RD リヤドア R1 車外レシーバ
R2 車内レシーバ S ストライカ
SW1、SW3 外部操作スイッチ(外部電気的操作要素)
SW2、SW4 内部操作スイッチ(内部電気的操作要素)
SW5 キャンセルスイッチ SW6 発信器
SW7 施解錠状態検出スイッチ
SW8 チャイルドロック状態検出スイッチ
SW9 車速センサ
SW10 携帯操作スイッチ(外部電気操作要素)
SW11 内部施解錠操作スイッチ X ストライカ進入線
V 自動車

Claims (6)

  1. ストライカと噛合することによりドアを閉鎖状態に保持するための噛合機構と、
    前記ドアの車外側に設けられる外部機械的操作要素と、
    車外側に位置する外部電気的操作要素と、
    駆動源としての施解錠用電動機により、前記外部機械的操作要素のドア開操作に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック状態及び解除不能なロック状態に選択的に切替可能な機械的要素の施解錠機構と、
    前記外部電気的操作要素の操作を、車外にある発信器を認証しているとき有効とし、認証していないとき無効とする制御装置と、
    前記制御装置が前記発信器を認証しているとき、前記外部電気的操作要素の1回の操作に基づく、駆動源としてのリリース用電動機のリリース駆動により、前記施解錠機構の状態に係りなく前記噛合機構の噛合を解除可能な電動リリース機構と、
    前記ドアの車内側に設けられる内部電気的操作要素とを備え、
    前記制御装置が前記発信器を認証しているとき、前記電動リリース機構は、前記内部電気的操作要素の1回の操作に基づく前記リリース用電動機のリリース駆動によって、前記噛合機構の噛合を解除することを特徴とする自動車用ドアロック装置。
  2. 前記噛合機構は、前記ストライカとの噛合を解除させるべく方向へ作動可能なオープンレバーを含み、
    前記施解錠機構のロック状態からアンロック状態への切替動作と、
    前記外部電気的操作要素の操作に基づく前記リリース用電動機のリリース駆動とが略同時に行われた際、前記施解錠機構は、前記オープンレバーに当接しないで、アンロック状態に切り替わることを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアロック装置。
  3. さらに、前記ドアの車内側に設けられる内部機械的操作要素と、前記施解錠機構の状態に関係なく、前記内部機械的操作要素の操作を無効にするチャイルドロック状態に切り替え可能な機械的要素のチャイルドプルーフ機構とを備え、
    前記制御装置は、前記チャイルドプルーフ機構がチャイルドロック状態にある場合、前記内部電気的操作要素の操作を無効にすることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用ドアロック装置。
  4. 前記制御装置は、運転席から操作可能な場所に設けたキャンセルスイッチのキャンセル操作に基づいて、運転席のドア以外のドアに設けた前記内部電気的操作要素の操作を無効にすることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の自動車用ドアロック装置。
  5. 前記制御装置は、車速センサが走行を検出している場合、前記内部電気的操作要素の操作を無効にすることを特徴とする請求項のいずれかに記載の自動車用ドアロック装置。
  6. 前記施解錠機構がロック状態で、前記リリース用電動機がリリース駆動する場合、前記制御装置は、前記施解錠機構をアンロック状態に切り替えるべく、前記施解錠用電動機をアンロック駆動制御することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の自動車用ドアロック装置。
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