JP6450532B2 - 金属切削回転インサート及び回転工具 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前段による回転によって金属ワークをチップ除去機械加工するように構成された切削インサートに関する。本発明は又、工具本体に加えて、そのような切削インサートを少なくとも1つ有する回転工具に関する。
ある特許文献には、回転によって金属のワークピースを機械加工するように構成されたインデクサブル切削インサートを開示している(例えば、特許文献1参照。)。その切削インサートは、上方延長面を定める上側部と上方延長面に平行な下方延長面を定める下側部とを有するインサート本体を有し、中心軸は上方延長面と下方延長面を通って垂直に延びている。クリアランス面はインサート本体の外周周りに延び、上側部と下側部とを連結する。カッティングエッジはクリアランス面と上側部との間に形成され、上側部の周りを延びる。カッティングエッジは第1エッジ部分と第2エッジ部分を形成し、第2エッジ部分は第1エッジ部分に対して角度を成して形成されるようにノーズエッジ部分によって連結される。インサート本体の上側部は、第1エッジ部分と第2エッジ部分との間の2等分線に沿って、ノーズエッジ部分の後方に形成されるチップ生成面を伴ったチップ生成部を有する。ノーズ底面はノーズエッジ部分の高さよりも低い最下点を有する。チップ生成部は更に、第1エッジ部分に沿って延びかつ第1エッジ部分の高さよりも低い最下点を持った第1主底面を有する。
当該特許文献の切削インサートは加えて、コーナー領域に、2等分線に沿ってノーズ底面の後方に形成された段差の形の***面を含んだチップ幾何構造を有している。その***面は、第1エッジ部分の高さよりも低いけれどもノーズ底面や第1主底面の各最下点よりも高い最下点を有する。その***面は2等分線に対して対照になるように形成され、結果として***面の一部はノーズ底面と第1主底面との間の領域に位置すると共に、***面の一部はノーズ底面と、第2エッジ部分に沿って延びる第2主底面との間に位置する。2等分線に沿ってその***面の後方には、更なる***チップ幾何構造が形成される。従って、その切削インサートは、切削コーナーの領域にあって異なる高さにチップ幾何構造を与えている。
従って、当該特許文献の切削インサートは異なる送り速度に対するチップ制御を提供しており、そこでは様々なチップ幾何構造が送り速度に応じて使用されている。しかしながら、回転によってワークピースのチップ除去加工に使用された場合、その切削インサートは硬いチップ生成を与えることになり、即ち小さな曲率半径のチップが形成される。このことは、課せられた高い変形力により工具の寿命を減じることになる。
米国特許出願公開第2012/0198973号明細書
本発明の目的は、上述した問題点を克服し、かつ穏やかなチップ生成を提供しつつ、それでも良好なチップ制御を提供する回転用切削インサートを提供することにある。別の目的は、様々な切削深さや送り速度に対しても容易に最適化する汎用的切削インサートを提供することにある。更なる目的としては、少なくとも幾つかの切削条件においてノッチ摩耗に対して影響を受けにくい切削インサートを提供することにある。
これらの目的は、最初に定義される切削インサートであって、チップ生成部が更に、ノーズ底面と第1主底面との間に形成された連続する第1***底面を有し、前記第1***底面は第1エッジ部分に沿って延び、前記第1***底面は、前記第1エッジ部分の高さよりも低いが前記ノーズ底面と前記第1主底面の夫々の最下点よりは高い最下点を有することを特徴とする切削インサートによって達成される。
従って、チップ生成部は第1エッジ部分に沿って延びる第1***底面を備える。本明細書での“沿って”は、切削インサートを中心軸に平行な方向、即ち上方から見た状態として理解されるべきである。第1***底面は第1エッジ部分に垂直な方向の延伸部を有し、即ちそれは少なくとも2方向に延びる。第1エッジ部分に沿った領域にあって、ノーズ底面と第1底面との間の最下点は第1***底面上に位置する。換言すれば、第1***底面は、第1エッジ部分に沿った、第1***底面が位置するノーズ底面と第1底面との間の領域に、これ以上低くなるような(即ち、底の)面を配置しない連続した単一の底面を形成する。そのような切削インサートはチップに比較的大きな曲率半径、ひいては開いたチップ形状を付与し、ソフトチップ生成を提供する。これは大きな範囲の切削深さと送り速度に対して有効であり、特に切削インサートのノーズ半径より若干上の切削深さや、粗い回転に使用される比較的大きな送り速度に対しては特に有効である。達成されたソフトチップ生成はインサートにかかる変形力を減じるために工具自体の寿命は長くなる。本発明による切削インサートは又、ステンレス鋼や耐熱材料のような延性材料を加工する際に特に問題となるノッチ摩耗に対して影響を受けにくい。これらの材料にとってバリはチップ上にできる傾向にあり、仮にチップの曲率半径が小さい場合、バリが第1カッティングエッジに損傷、即ちノッチ摩耗させる可能性がある。これはノーズ半径を少し上回る切削深さの場合、一般的なことである。本発明による切削インサートは、チップの曲率半径を増加させる第1***底面があることでこれらの問題を減じるものである。ノーズ半径をはるかに超える切削深さの場合、ノッチ摩耗の問題は通常少ないが、他方これらの切削深さで生じるチップはワークピースに損傷を与える可能性がある。それらの切削深さにおいて***した底面はチップがワークピースから離反する方向付けを助け、それによりワークピースへの損傷を最小限に抑える。小さな切削深さ、即ちノーズ半径よりも小さな切削深さにおいてチップは、切削インサートの2等分線にほぼ沿った形で方向付けられる傾向にある。これらに切削深さに対し第1***底面は、より良いチップ制御を与えるチップ生成部となる。
本発明の一実施形態によれば、前記第1***底面は、平面、又は実質上平面である。第1***底面は本実施形態では、上方延長面に平行な平面内で延びるが上方延長面に対して傾斜する平面内でも延びることができる。金属切削時、チップが第1***底面に接するため、本実施形態による切削インサートは通常、滑らかなチップ生成をもたらす。これにより切削インサートの工具としての寿命が増加する。
本発明の別の実施形態によれば、前記第1***底面は、稜線、溝、突起、穴などのチップ生成面構造を備える。そのようなチップ生成面構造により、チップ生成を様々な作業条件に対して最適化させてもよい。チップ生成面構造は、小さな送り速度を以て増加したチップ制御を与えるためには、特に好都合なものである。例えば、表面構造は壊れ易く結果として短いチップとなってしまうような波型のチップを生むように設計することも可能である。チップ生成面構造は第1***底面の主延長面から中心軸に平行な方向に大きく逸脱するべきではない。好ましくは、チップ生成面構造は第1***底面の主延長面から上記方向に、第1エッジ部分の高さから第1***底面の主延長面の高さまでの距離の25%を超えて逸脱せず、より好ましくは10%を超えて逸脱しない。上方延長面に平行に主延長面内を延びる第1***底面に対しては、主延長面と第1エッジ部分の高さとの間で0.10mmの距離を隔てることで、チップ生成面構造は主延長面から最大±0.025mm逸脱するのが好ましく、より好ましくは最大±0.010mm逸脱する。
本発明の一実施形態によれば、前記第1***底面は、前記上方延長面に平行な主延長面を有する。そのような第1***底面は又、主延長面から逸脱したチップ生成面構造を備えても良い。主延長面を上方延長面に平行に保つことは、切削インサートの工具としての寿命を許容範囲内に収めつつ、適度に短い長さのチップを提供する。
本発明の別の実施形態によれば、前記第1***底面は、前記上方延長面に対して傾斜した主延長面を有する。例えば、第1***底面がノーズ底面に一番近い最高点と第1主底面に一番近い最下点を有するように、主延長面が第1エッジ部分に対して傾斜しても良い。そのような設計により、チップはワークピースから外側へと方向付けられ、ワークピースが分離したチップによって傷付けられてしまうリスクが減る。これは大きな切削深さでの感度の高い材料にとっては特に好ましいものである。これに代わって、第1***底面がノーズ底面に一番近い最下点と第1主底面に一番近い最高点を有するように、主延長面が第1エッジ部分に対して傾斜した場合には、例えば耐熱合金からなるワークピースを機械加工する際のノッチ摩耗が減るかもしれない。別の実施形態では、第1***底面が第1エッジ部分に一番近い最下点と中心軸近くに最高点を有するように、主延長面を第1エッジ部分に対して傾斜させてもよい。この場合、チップはより短くなり、特定の用途に有利となりうる。これに代わって、第1***底面が第1エッジ部分に一番近い最高点と中心軸近くに最下点を有するように、主延長面を第1エッジ部分に平行な面において傾斜させてもよい。そのような形態はチップにより大きな曲率半径を与え、ひいては切削インサートの工具寿命を増加する。一実施形態において、主延長面は第1エッジ部分と第2エッジ部分の双方に対して傾斜する。
本発明の一実施形態によれば、第1***底面は、中心軸に平行な方向から見た場合、正方又は実質的に正方の形状を有する。そのような第1***底面は、例えば長方形であったり、或いは平行四辺形の形態をとることになるだろう。それはチップ生成面を均一にするため、結果として摩擦を少なくし、工具寿命をのばし、低い騒音レベルをもたらすことになる。
本発明の一実施形態によれば、前記第1***底面は、前記第1エッジ部分に平行、又は実質上平行になるように方向付けられた少なくとも1本の境界線を有する。本実施形態では、チップの形成は少なくとも、第1エッジ部分に平行か、実質上平行な境界線に亘って均一であるが他の境界線を使用しチップをねじることができる。好ましくは、第1***底面は第1エッジ部分に平行又は実質上平行な2本の境界線を有して均一なチップ生成を与える。そのような***底面は例えば長方形であったり、実質上長方形であったり、或いは平行四辺形の形であったりするが、それは又1本以上の湾曲した境界線や合計で4本以上の境界線を含むこともあり得る。
本発明の一実施形態によれば、前記第1***底面は、2等分線上に中心を置く扇形の外側の領域に位置し、前記扇形はその半径として前記ノーズエッジ部分のノーズ半径rと中心角θとを有し、該中心角θは前記ノーズ底面の少なくとも一部分が前記扇形内に位置するように選ばれる。このためノーズ底面後方の領域は第1***底面とは別個に形成することができる。従って、これに対応する第2***底面は第2のエッジ部分に沿って延び、第1***底面からは離れて形成させてもよい。本実施形態においては、チップ生成部は第1***底面の夫々の側、即ちノーズ領域と第1エッジ部分の領域の夫々で別個に最適化することができる。従って、切削インサートは、様々な切削深さ、材料及び送り速度に対して同じ個々のチップ生成部で最適化できるため、非常に汎用性がある。
本発明の一実施形態によれば、前記中心軸に平行な方向で、前記第1エッジ部分の高さから前記第1***底面の最下点までの距離d1は、前記第1エッジ部分の高さから前記ノーズ底面の最下点までの距離d2の0.2〜0.8倍であり、好ましくは0.3〜0.6倍、更に好ましくは0.4〜0.6倍である。これらの隔たりを以て第1***底面のチップ生成特性は最適化される。前記第1エッジ部分の高さから前記第1***底面の最下点までの距離d1が、前記第1エッジ部分の高さから前記ノーズ底面の最下点までの距離d2の0.2倍以上ある時、即ち第1***底面が第1エッジ部分の高さに非常に密接していない場合、チップ生成の際の摩擦の問題が低減する。第1エッジ部分の高さから第1***底面の最下点までの距離d1が、第1エッジ部分の高さからノーズ底面の最下点までの距離d2の0.8倍以下である時、即ち第1***底面がノーズ底面の高さに非常に密接していない場合、その第1***底面はより穏やかなチップ生成をもたらす。例えば切削インサートのサイズに応じて、第1エッジ部分の高さからノーズ底面の最下点までの距離d2は0.12〜0.25mmの範囲であっても良く、第1エッジ部分の高さから第1***底面の最下点までの距離d1は0.05〜0.1mmの範囲であっても良い。
本発明の一実施形態によれば、前記中心軸に平行な方向で、前記第1エッジ部分の高さから前記第1***底面の最高点までの距離d3は、前記第1エッジ部分の高さから前記ノーズ底面の最下点までの距離d2の0.2〜0.8倍であり、好ましくは0.3〜0.6倍、更に好ましくは0.4〜0.6倍である。このようにして、全ての***底面が第1エッジ部分の高さよりも下方に位置する。前記隔たりの範囲内において、第1***底面のチップ生成特性が最適化する。
本発明の一実施形態によれば、前記第1***底面は前記第1エッジ部分に平行な方向に最も大きな延伸部を有する。このため、第1***底面は様々な切削深さに適している。
本発明の一実施形態によれば、前記上方延長面に平行な平面内において、前記第1エッジ部分から前記第1***底面までの最小距離は、前記第1エッジ部分から前記ノーズ底面までの最小距離よりも小さい。これは、低い送り速度と小さな切削深さを伴う仕上げ時よりも大幅に第1エッジ部分が使用される際、大きな切削力を伴う粗旋回時において特に有効となる。
本発明の一実施形態によれば、前記チップ生成部は更に、前記第1エッジ部分に沿って延びるチップ生成壁を有し、前記第1***底面は前記第1エッジ部分と前記チップ生成壁との間に位置する。これは両面型切削インサート、即ち上側部及び下側部が完全に同じように設計されて、双方共に機械加工に使用されるようなインサートにとって特に関連性のあるものである。この場合、上側部は、回転工具に挿入時において切削インサートを支持する***支持面を有することができる。これにより第1***底面は第1エッジ部分からチップ生成壁への変化を和らげ、穏やかなチップ生成を提供する。好ましくは、ノーズ底面と第1主底面は上方カッティングエッジとチップ生成壁との間の領域に位置する。
本発明の一実施形態によれば、第1***底面と第1主底面は、前記上方延長面に対して傾斜する平面内において第1***底面と第1主底面との間で延びる第1中間底面によって連結される。従って、第1中間底面は、第1***底面の高さから第1主底面へと落下する傾斜面である。このようにして第1中間底面は第1***底面と第1エッジ部分との間に穏やかな移行部を形成する。その穏やかな移行部は製造の観点から好ましい切削インサートを作る。
本発明の一実施形態によれば、第1中間底面は第1エッジ部分に垂直な方向の幅を有し、その幅は第1主底面に向かう方向において減少する。
本発明の一実施形態によれば、第1***底面はノーズ領域の中から延び、そのノーズ領域は、前記2等分線上に中心があり円弧状のノーズエッジ部分を有する扇の形をしている。従って、第1***底面は部分的に、比較的ノーズ底面に近くノーズ領域内に位置する。この構造を以て切削インサートは非常に多用途となる。それは小さな切削深さと低い送り速度に対しては良好なチップ制御をもたらしながらも、大きな切削深さやより高い送り速度に対しても適合可能である。
本発明の別実施形態によれば、第1***底面は前記2等分線上に中心があり円弧状のノーズエッジ部分を有する扇の形のノーズ領域の外側に位置する。この実施形態では、高い送り速度と大きな切削深さに対し切削インサートが最適化される。
本発明の一実施形態によれば、ノーズ底面は少なくともその一部分が、前記2等分線上に中心を置きかつその円弧としてのノーズエッジ部分を備える扇形の形態なるノーズ領域内に位置する。更なる実施形態によれば、ノーズ底面はその全体が前記2等分線上に中心を置きかつその円弧としてのノーズエッジ部分を備える扇形の形態なるノーズ領域内に位置する。このノーズ底面の位置は、特に小さな切削深さに対して良好なチップ制御をもたらす。
本発明の一実施形態によれば、上方延長面に平行な方向で、ノーズ底面とノーズエッジ部分との間の最短距離はノーズエッジ部分のノーズ半径rよりも小さい。ノーズ底面とノーズエッジ領域との間のそのような距離は、ノーズエッジ部分からノーズ底面へと急傾斜面を形成するのを可能にする。これは結果としてチップをより短くすることになる。
本発明の別の特徴によれば、上述した目的は、工具本体と、少なくとも1つの上記切削インサートとを有する回転工具であって、少なくとも1つの金属製切削インサートの夫々が工具本体のインサート座部に着脱可能に据え付けられるような回転工具によって達成される。
本発明の第1実施形態による切削インサートの斜視図である。 図1の切削インサートの上面図である。 図1の切削インサートの側面図である。 図1の切削インサートの断面図である。 図1の切削インサートのコーナー域の斜視図である。 図4aのコーナー域の上面図である。 図4bの線Vaに沿った概略的断面図である。 図4bの線Vbに沿った概略的断面図である。 図4bの線Vcに沿った概略的断面図である。 図4bの線Vdに沿った概略的断面図である。 図4bの線Veに沿った概略的断面図である。 本発明の第2実施形態による切削インサートのコーナー域の斜視図である。 図6aのコーナー域の上面図である。 図6bの線VIIaに沿った概略的断面図である。 図6bの線VIIbに沿った概略的断面図である。 図6bの線VIIcに沿った概略的断面図である。 図6bの線VIIdに沿った概略的断面図である。 図6bの線VIIeに沿った概略的断面図である。 本発明による回転工具とワークピースの概略図である。
図1〜図3は本発明の第1実施形態による切削インサート100を示している。
切削インサートは、上方延長面U1を形成する上側部102と、上方延長面U1に平行な下方延長面L1を形成する下側部103とを備えるインサート本体101を有する。中心軸Z1は、下方延長面L1から上方延長面U1へと向かう方向を正方向と定義しつつ、上方延長面U1と下方延長面L1を通って垂直方向に延びる。本明細書での用語“高い”と“低い”は、その中心軸Z1に沿って、上方延長面U1に関連して使用される。中央孔104は中心軸Z1に対し平行かつ同心状に上側部102と下側部103を通って延びる。その切削インサート100は両面型であり様々なインデックス位置に対してインデックス可能であるため、上側部102と下側部103は完全に同じように形成される。1つのインデックス位置において、上方カッティングエッジ106は切削状態にあり、上側部102はチップ面126を形成する。また別のインデックス位置では、下側部103の周りに形成された下方カッティングエッジ127が切削状態にあり、下側部103はチップ面を形成する。上側部102は、コーナー支持面130と、座部の支持面上に載置するように構成されるエッジ支持面131とを備える。これら支持面130、131は上方延長面U1内を延びる。上側部102と下側部103は完全に同じように形成されることで、下側部103も又、下方延長面L1内で延びる対応支持面を伴って形成される。このため以下では上側部102だけを詳細に説明することになるが、下側部103も又、上側部102の全ての特徴を有していることを理解されたい。
クリアランス面105はインサート本体101の周りを延びて、上側部102と下側部103を連結する。クリアランス面105と上側部102との間に上方カッティングエッジ106が形成され上側部102の周りを延びる。上方カッティングエッジ102に沿って延びる上側部102には上方面取りの形態なるランド107が形成される。切削インサート100は、図2のように上面図、即ち、例えば中心軸Z1に沿った方向で見た場合、全体の形が、湾曲した4つのコーナー108、109、110、111を持った菱形となっている。各コーナーは、回転することでワークピースを機械加工する切削コーナーとして設計される。切削インサートは中心軸Z1に平行でかつこれと2つの対向するコーナー108、110を含む面に対し対照に形成される。対向する2つのコーナー108、110は鋭いノーズ角で形成されるのに対し、対向する2つのコーナー109、111は鈍いノーズ角で形成される。ノーズ角は別として全てのコーナーが同じ設計を有するため、以下、唯1個のコーナー108だけを詳細に説明する。
コーナー108をより詳細に示した図4a、4bと、図4bに示した各ラインに沿った各断面を示した図5a〜5eを参照する。コーナー108の領域では、上方カッティングエッジ106が第1エッジ部分112と、その第1エッジ部分112に対して角度を成して形成される第2エッジ部分113とを形成する。第1エッジ部分112と第2エッジ部分113とはノーズ半径r、即ち曲率半径を伴ったノーズエッジ部分114によって連結される。中心軸Z1を交差する2等分線Y1によってノーズエッジ部分114は2つの対照部分に分割される。コーナー108は上側部102に、ノーズ底面116を有するチップ生成部115、第1主底面117、及び第2主底面129を備える。ノーズ底面116は、図5bから明らかなようにノーズエッジ部分114の高さよりも低い最下点を伴った連続面として形成される。それは、2等分線Y1に沿ってノーズエッジ部分114とランド107の後方にある領域内に形成される。第1主底面117は第1エッジ部分112に沿ってランド107の内側で延びる。それは、図5eに示すように第1エッジ部分112の高さよりも低い最低高さを伴った溝として、ノーズ底面116とほぼ同じ高さに形成される。ノーズ底面116と第1主底面117との間にある領域には、2等分線Y1からは切り離された形で第1エッジ部分112に沿ってランド107の内側を延びる第1***底面118が形成される。その第1***底面118の最も低い高さは、図5a及び図5cに示すように、第1エッジ部分112やノーズエッジ部分114よりも低いがノーズ底面116や第1底面117の各最下点よりも高い。
第1実施形態においては、第1***底面118は上方延長面U1に平行な主延長面内で延びる実質上平坦な面の形をとる。それは第1エッジ部分112に本質的に平行な2本の境界線118a、118bを有する。従って、第1***底面118は第1エッジ部分112に垂直な方向に延伸部を有している。第1***底面118は切削インサートのノーズ領域119の内部から延びており、またノーズ領域119は2等分線Y1上に中心を置くノーズ領域中心角φと円弧状のノーズエッジ部分114を伴う扇形として定められる。従って、ノーズエッジ部分114のノーズ半径rはノーズ領域119を定める扇形の半径と同一である。第1***底面118は第1エッジ部分112に沿ってノーズ領域119の内部からノーズ領域119の外側にある領域へと延びる。第1***底面118の延伸部は、第1エッジ部分112に平行な方向のそれが第1エッジ部分112に垂直な方向の延伸部よりも大きい。第1***底面118と第1主底面117を接続するのが第1中間底面120である。第1中間底面120は、第1エッジ部分112に垂直な方向に、第1主底面117に向かうにつれて減少する幅を持ったテーパー面として形成される。第1中間底面120は第1***底面118から第1主底面117へと延びる傾斜面内で延びる。ノーズ底面116と第1***底面118とを接続するのが第1連結面121である。第1連結面121は本実施形態では湾曲した面の形態をとる。チップ生成部115は更に、前出の各底面116、117、118、120、121と、上方延長面U1よりも僅かに下方の高さに形成されたチップ面126との間にある領域に延びるチップ生成壁122を備える。本実施形態においては上方カッティングエッジ106はチップ面126の高さにあり、チップ生成面122は傾斜面の形態をとる。従って、チップ生成面122は図5b‐eからわかるように上方カッティングエッジ106上にそびえるものではない。
チップ生成部115は2等分線Y1に対して対照形となっている。従って、同生成部には第2主底面129が形成され、更に第1***底面118、第1中間底面120及び第1連結面121と同じように構成された第2***底面123、第2中間底面124及び第2連結面125が形成される。
本発明の第2実施形態による切削インサート200のコーナー208を図6a〜6b及び図7a〜7eに示す。この第2実施形態による切削インサート200は、先のチップ生成部115とは異なる設計のチップ生成部215を設けたという点で、第1実施形態による切削インサート100と異なる。切削インサート200は、上方カッティングエッジ206と、クリアランス面205と、上側部202上を延びるランド207とを備えたインサート本体201を伴って形成される。切削インサート200の上方延長面は、切削インサートの支持面230が延びる平面として定められる。
コーナー208の領域では上方カッティングエッジ206は、第1エッジ部分212と、その第1エッジ部分212に対して角度を成して形成される第2エッジ部分213とを形成する。第1エッジ部分212と第2エッジ部分213とは曲率半径rのノーズエッジ部分214によって連結される。切削インサート200の中心軸と交差する2等分線Y2はノーズエッジ部分214を2つの対照部分に分ける。コーナー208は上側部202に、ノーズ底面216を有するチップ生成部215、第1主底面217、及び第2主底面229を備える。ノーズ底面216は、図7bから明らかなようにノーズエッジ部分214の高さよりも低い最下点を伴った連続面として形成される。それは、2等分線Y2に沿ってノーズエッジ部分214とランド207の後方にある領域内に形成される。第1主底面217は第1エッジ部分212に沿ってランド207の内側で延びる。それは、図7eに示すように第1エッジ部分212の高さよりも低い最低高さを伴った溝として、ノーズ底面216とほぼ同じ高さに形成される。ノーズ底面216と第1主底面217との間にある領域には、2等分線Y2からは切り離された形で第1エッジ部分212に沿ってランド207の内側を延びる第1***底面218が形成される。その第1***底面218の最も低い高さは、図7a及び図7cに示すように、第1エッジ部分212やノーズエッジ部分214よりも低くなるが、ノーズ底面216や第1底面217の各最下点よりは高くなる。
チップ生成部215は2等分線Y2に対して対照になっている。従って、それには第2主底面229と第2***底面223だけでなく、第2中間底面224と第2連結面225も形成される。
本実施形態においては、第1***底面218は上方延長面に平行な主延長面内で延びる実質上平坦な面の形をとる。それは第1エッジ部分212に本質的に平行な2本の境界線218a、218bを有する。従って、第1***底面218は第1エッジ部分212に垂直な方向に延伸部を有している。第1***底面218はその全体が切削インサートのノーズ領域219の外側に位置しており、またノーズ領域219は前述したノーズ領域119と同様に形成される。第1***底面218の延伸部は、第1エッジ部分212に平行な方向のそれが第1エッジ部分212に垂直な方向のそれよりも大きい。第1***底面218と第1主底面217を接続するのが、第1実施形態における第1中間底面120と同様に形成される第1中間底面220である。ノーズ底面216と第1***底面218とを接続するのが湾曲面の形態なる第1連結面221である。更にチップ生成部215は、一方では第1***底面218と第1主底面217との間にある領域に延びるチップ生成壁222を備え、他方では上方延長面よりも僅かに下の高さにチップ面226を備える。本実施形態においては上方カッティングエッジ206はチップ面226の高さにあり、チップ生成面222は傾斜面の形態をとる。従って、チップ生成面222は図7c〜eからわかるように上方カッティングエッジ206上にそびえるものではない。しかしながら、2等分線Y2に沿う形でノーズ底面216の後方にある領域には、小さい切削深さでのチップ生成のために突起228が形成される。突起228はチップ面226の上に延びている。
図示した実施形態の双方において、ノーズエッジ部分114、214は上方延長面に対し、第1エッジ部分112、212と第2エッジ部分113、213と同じ高さに位置している。更に、ノーズ底面116、216と第1主底面117、217はほぼ同じ高さに位置している。又当然ながら、例えばノーズエッジ部分が第1エッジ部分よりも高く位置するように切削インサートを設計することも可能である。図示実施形態では、第1***底面118、218は、ノーズエッジ部分114、214の高さとノーズ底面116、216及び第1主底面117、217の高さとの間の距離の約半分に位置する。両方の図示実施形態では、中心軸に平行な方向において***底面118、218の最下点から第1エッジ部分112、212の高さまでの測定距離d1は、***底面118、218の最高点から第1エッジ部分112、212の高さまでの距離d3と一致する。中心軸に平行な方向においてノーズ底面116、216の最下点から第1エッジ部分112、212の高さまでの測定距離d2は距離d1、d3の約2倍である。
図示された双方の実施形態において、上方延長面に平行な平面内には、2等分線Y1、Y2上に中心を置きかつその半径としてノーズエッジ部分114、214のノーズ半径rと中心角θを有する扇形を定めることができる。図4b及び図6bのような上方視で見た場合、ノーズ底面116、216の少なくとも一部分がその扇形の中に位置するように中心角θが選択される。双方の図示実施形態において、第1***底面118、218はこの扇形の外側領域に位置する。従って、2等分線Y1、Y2は第1***底面118、218を切断せず、第2***底面123、223は第1***底面118、218からは分離する。第1実施形態では、ノーズ底面116は、ノーズエッジ部分114からノーズ半径r以下の距離に位置するため、底面全体が扇形の中に位置する。第2実施形態では、ノーズ底面216はその一部分だけが扇形内に位置することになる。
本発明による切削インサートは、例えば図8に示すように回転工具1に装着した状態で回転することにより金属のワークピース4をチップ除去加工するように構成される。回転工具はバー状の工具本体2と工具のインサート座部に取り付けられた本発明による交換可能切削インサート3とを備える。ワークピース4は軸線Cの周りで回転可能であり回転方向Rに回転するように示されている。ワークピースの機械加工された円筒面5がかなり誇張された波形を伴って概略的に示されている。その波形の頂点間距離は切削インサート3の送りfに相当する。切削深さapは切削深さ、即ち工具の送り方向Aに垂直に測定した状態で加工面5と未加工面6との半径差である。角度k°は所謂“取り付け角”であって、それは切削インサートの第1エッジ部分と送り方向Aとの間の角度である。
切削インサート100、200は例えばハードメタル、超硬合金、セラミックス等、工具本体よりも硬い材料から製造される。工具本体は、例えば鋼から製造される場合もある。
本発明は開示された各実施形態に限定されず、以下の請求の範囲内で変更・改良することが可能である。例えば、切削インサートは上ではインデクサブル切削インサートとして記載されているが、片面型切削インサートであっても良い。更に、切削インサートは例えば三角形、四角形等、任意の適合ノーズ半径を持った如何なる適合形状を有するものでも良い。切削インサートはポジティブな(positive)又はネガティブな(negative)基本形状を有しても良い。加えて、インサートは、そのノーズエッジ部分が単一の円弧によって描かれず、むしろ円弧同士を組み合わせたもので描かれるように、ノーズ半径の組み合わせを持つタイプのものであっても良い。
1 工具
2 工具本体
3 切削インサート
4 ワークピース
5 加工面
6 未加工面
100 切削インサート
101 インサート本体
102 上側部
103 下側部
104 中央孔
105 クリアランス面
106 上方カッティングエッジ
107 ランド
108 コーナー
109 コーナー
110 コーナー
111 コーナー
112 第1エッジ部分
113 第2エッジ部分
114 ノーズエッジ部分
115 チップ生成部
116 ノーズ底面
117 第1主底面
118 第1***底面
118a 境界線
118b 境界線
119 ノーズ領域
120 第1中間底面
121 第1連結面
122 チップ生成壁
123 第2***底面
124 第2中間底面
125 第2連結面
126 チップ面
127 下方カッティングエッジ
129 第2主底面
130 コーナー支持面
131 エッジ支持面
200 切削インサート
201 インサート本体
202 上側部
206 上方カッティングエッジ
207 ランド
208 コーナー
212 第1エッジ部分
213 第2エッジ部分
214 ノーズエッジ部分
215 チップ生成部
216 ノーズ底面
217 第1主底面
218 第1***底面
218a 境界線
218b 境界線
219 ノーズ領域
220 第1中間底面
221 第1連結面
222 チップ生成壁
223 第2***底面
224 第2中間底面
225 第2連結面
226 チップ面
228 突起
229 第2主底面
230 コーナー支持面
A 送り方向
p 切削深さ
C 回転軸
1 距離
2 距離
3 距離
f 送り
k° 取り付け角
1 下方延長面
R 回転方向
r ノーズ半径
1 上方延長面
1 2等分線
2 2等分線
1 中心軸
θ 中心角
φ ノーズ領域中心角

Claims (15)

  1. インサート本体(101、201)であって、
    上方延長面(U1)を形成する上側部(102、202)と、
    前記上方延長面(U1)と平行な下方延長面(L1)を形成する下側部(103)であって、中心軸(Z1)が前記上方延長面(U1)と下方延長面(L1)に垂直に延びるような下側部(103)と、
    前記インサート本体(101,201)の外周周りに延びて前記上側部(102、202)と前記下側部(103)とを連結するクリアランス面(105)と、
    前記クリアランス面(105)と前記上側部(102、202)との間に形成された上方カッティングエッジ(106、206)であって、前記上方カッティングエッジは前記上側部(102、202)の周りを延びて少なくとも第1エッジ部分(112、212)と第2エッジ部分(113、213)とを形成し、それらは前記第2エッジ部分(113、213)が前記第1エッジ部分(112、212)に対して角度をなして形成されるようにノーズエッジ部分(114、214)によって連結されるような、上方カッティングエッジと
    前記上側部に形成されるチップ生成部(115、215)であって、
    前記第1エッジ部分(112、212)と前記第2エッジ部分(113、213)との間の2等分線(Y1、Y2)に沿って前記ノーズエッジ部分(114、214)の後方に形成されたノーズ底面(116、216)であって、前記ノーズエッジ部分(114、214)の高さよりも低い地点を有する前記ノーズ底面(116、216)と、
    前記第1エッジ部分(112、212)に沿って延びる第1主底面(117、217)であって、前記第1エッジ部分(112、212)の高さよりも低い地点を有する前記第1主底面(117、217)と、を有するようなチップ生成部(115、215)と、を有する、インサート本体(101、201)を有する、旋削用切削インサート(100、200)において、
    前記チップ生成部(115、215)は更に、前記ノーズ底面(116、216)と前記第1主底面(117、217)との間に形成された連続する第1***底面(118、218)を有し、前記第1***底面(118、218)は前記第1エッジ部分(112、212)に沿って延び、前記第1***底面(118、218)は、前記第1エッジ部分(112、212)の高さよりも低いが、前記ノーズ底面(116、216)と前記第1主底面(117、217)の夫々の最下点よりは高い最下点を有し、
    前記第1***底面(118)は、ノーズ領域(119)の中から延び、該ノーズ領域は、前記2等分線(Y 1 )上に中心があり、かつその円弧として前記ノーズエッジ部分(114)を有する扇形をしていることを特徴とする旋削用切削インサート。
  2. 前記第1***底面(118、218)は、平面、又は実質上平面であることを特徴とする請求項1に記載の旋削用切削インサート。
  3. 前記第1***底面(118、218)は、稜線、溝、突起、穴などのチップ生成面構造を備えることを特徴とする請求項1に記載の旋削用切削インサート。
  4. 前記第1***底面(118、218)は、前記上方延長面(U1)に平行な主延長面を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  5. 前記第1***底面(118、218)は、前記上方延長面(U1)に対して傾斜した主延長面を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  6. 前記第1***底面(118、218)は、前記第1エッジ部分(112、212)に平行、又は実質上平行になるように方向付けられた少なくとも1本の境界線(118a、1118b、218a、218b)を有し、好ましくは前記第1エッジ部分(112、212)に平行、又は実質上平行になるように方向付けられた2本の境界線(118a、1118b、218a、218b)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  7. 前記第1***底面(118、218)は、2等分線(Y1、Y2)上に中心を置く扇形の外側の領域に位置し、前記扇形は、その半径として前記ノーズエッジ部分(114、214)のノーズ半径rを有し、かつ中心角θ有し、該中心角θは前記ノーズ底面(116、216)の少なくとも一部分が前記扇形内に位置するように選ばれることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  8. 前記中心軸(Z1)に平行な方向で、前記第1エッジ部分(112、212)の高さから前記第1***底面(118、218)の最下点までの距離d1は、前記第1エッジ部分(112、212)の高さから前記ノーズ底面(116、216)の最下点までの距離d2の0.2〜0.8倍であり、好ましくは0.3〜0.6倍、更に好ましくは0.4〜0.6倍であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  9. 前記中心軸(Z1)に平行な方向で、前記第1エッジ部分(112、212)の高さから前記第1***底面(118、218)の最高点までの距離d3は、前記第1エッジ部分(112、212)の高さから前記ノーズ底面(116、216)の最下点までの距離d2の0.2〜0.8倍であり、好ましくは0.3〜0.6倍、更に好ましくは0.4〜0.6倍であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  10. 前記第1***底面(118、218)は、前記第1エッジ部分(112、212)に平行な方向に最大の延伸部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  11. 前記上方延長面(U1)に平行な平面内において、前記第1エッジ部分(112、212)から前記第1***底面(118、218)までの最小距離は、前記第1エッジ部分(112、212)から前記ノーズ底面(116、216)までの最小距離よりも小さいことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  12. 前記チップ生成部(115、215)は更に、前記第1エッジ部分(112、212)に沿って延びるチップ生成壁(122、222)を有し、前記第1***底面(118、218)は前記第1エッジ部分(112、212)と前記チップ生成壁(122、222)との間に位置することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  13. 前記第1***底面(118、218)と前記第1主底面(117、217)は、前記上方延長面(U1)に対して傾斜する平面内において前記第1***底面(118、218)と前記第1主底面(117、217)との間で延びる第1中間底面(120、220)によって連結されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  14. 前記ノーズ底面(116、216)は少なくともその一部分が、前記2等分線(Y1、Y2)上に中心を置きかつその円弧としての前記ノーズエッジ部分(114、214)を備える扇形の形態なるノーズ域(119、219)の内に位置することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の旋削用切削インサート。
  15. 工具本体(2)と、請求項1〜14のいずれか一項に記載の少なくとも1つの旋削用切削インサート(3)を有する旋削工具(1)であって、前記少なくとも1つの旋削用切削インサート(3)の夫々は前記工具本体(2)のインサート座部に着脱可能に据え付けられることを特徴とする旋削工具(1)。
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