JP6446352B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、棒状物品を包装する包装装置に関する。
特許文献1には、棒状物品を包装する包装装置が開示されている。以下、特許文献1で用いた符号を括弧書きで示して、特許文献1に記載の技術について簡単に説明する。
棒状物品(8)はホッパー(12)内に横になった状態で収容されており、そのホッパー(12)が振動することによってホッパー(12)内の棒状物品(8)がホッパー(12)の下端の出口から落下する。ホッパー(12)の下方には案内板(6)が設けられており、その案内板(6)の上面には溝が凹設され、ホッパー(12)から落下した棒状物品(8)が溝に収容される。溝内には、溝の長手方向に往復運動する押出棒(7)が設けられており、溝に落下した棒状物品(8)が押出棒(7)によって下流側へ押される。案内板(6)の下流側に上下一対のローラ(9,9’)が設けられており、上側の帯状フィルム(13)と下側の帯状フィルム(13’)がこれらローラ(9,9’)の間に挟まれて下流側へ搬送されるが、押出棒(7)によって押し出された棒状物品(8)はこれらローラ(9,9’)の間に引き込まれるので、帯状フィルム(13,13’)に挟まれた状態で下流へ搬送される。そして、ローラ(9,9’)の下流側に設けられたヒータローラ(3,3’)によって帯状フィルム(13,13’)の両側部が連続的にシールされ、ヒータローラ(3,3‘)の下流側に設けられた圧着ローラ(4,4’)を棒状物品(8)が通過する毎に、帯状フィルム(13,13’)が周期的にシールされる。
特開昭49−62292号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、棒状物品(8)が軽い場合に、ホッパー(12)から落下した棒状物品(8)が案内板(6)上で跳ね上がったり、位置がずれたりするので、棒状物品(8)が案内板(6)の溝に収まらないことがある。そうした場合、押出棒(7)によって棒状物品(8)を下流側へ正常に押し出すことができないので、棒状物品(8)がローラ(9,9’)に引き込まれるタイミングがずれたり、棒状物品(8)が異常な姿勢でローラ(9,9’)に引き込まれたりする。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。本発明が解決しようとする課題は、ホッパー等の物品収容部から落下するように排出された棒状物品が物品収容部の下方において位置ずれしないようにすることである。
以上の課題を解決するための主たる発明は、帯状フィルムを搬送するフィルム搬送機と、前記フィルム搬送機によって搬送される前記帯状フィルムの上方に配され、磁性体が設けられた棒状物品を収容する物品収容部と、前記物品収容部に収容された前記棒状物品を横にした状態で1本ずつ前記帯状フィルム上に落下させる物品供給機と、前記物品供給機による前記棒状物品の落下位置よりも前記帯状フィルムの搬送方向下流側において前記帯状フィルムを周期的にシールするエンドシーラと、前記フィルム搬送機によって搬送される前記帯状フィルムの下方に配される磁石と、前記磁石を移動させる移動機構と、を備え、前記移動機構による前記磁石の軌道が前記物品収容部の下方において前記帯状フィルムに近接した近接部を含み、前記移動機構によって前記磁石が前記近接部を移動する向き及び速度が前記フィルム搬送機による前記帯状フィルムの搬送の向き及び速度と同じである包装装置である。
物品供給機によって物品収容部から帯状フィルムに落下した棒状物品の磁性体が磁石に磁着する。そして、帯状フィルムの下方に配される磁石が移動機構によって移動されるが、その磁石が近接部を移動する向き及び速度が帯状フィルムの搬送の向き及び速度と同じであるので、棒状物品が帯状フィルム及び磁石と一緒に下流側へ搬送される。
なお、磁性体とは、磁石に引き寄せられる性質を有したものをいう。
本発明によれば、棒状物品の磁性体が磁石に磁着し、棒状物品が帯状フィルム及び磁石と一緒に下流側へ搬送されるので、物品供給機によって物品収容部から帯状フィルムに落下した棒状物品の位置ずれが生じない。
図1は、包装装置の側面図である。 図2は、図1に示すII−IIの断面図である。 図3は、包装装置の側面図である。 図4は、変形例の包装装置の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. 包装装置
図1は、包装装置1の概略側面図である。図2は、図1に示すII−IIに沿う断面を矢印方向に見た断面図である。
この包装装置1は、棒状物品2を個別に包装する装置である。
棒状物品2は一端部に磁性体3を有するものであり、他の部位4は非磁性体である。より具体的には、棒状物品2はボールペンリフィルであって、樹脂製のインク収容筒5及びその中のインクが非磁性体であり、インク収容筒5の一端に取り付けられた金属製のボールペンチップ6が磁性体3である。
包装装置1は、下フィルム搬送機10、上フィルム搬送機15、ホッパー(物品収容部)20、物品供給機30、搬送台40、補助搬送機50、サイドシーラ70、エンドシーラ80、異物検出部90及び制御部95等を備える。
下フィルム搬送機10は、下流に配置した図示しない駆動ローラでフィルムを引っ張りながら帯状フィルム8を搬送するものであって、ガイドローラ11、繰出ローラ13及び送りモータ14を有する。上フィルム搬送機15は、帯状フィルム9を帯状フィルム8に一部並行させるように帯状フィルム9を搬送するものであって、ガイドローラ16、繰出ローラ18及び送りモータ19を有する。
ガイドローラ11の下流側に搬送台40が設けられ、その搬送台40の下流側にサイドシーラ70が設けられ、サイドシーラ70の下流側にエンドシーラ80が設けられている。また、サイドシーラ70の上流側にガイドローラ16が設けられている。このガイドローラ16は、ガイドローラ11よりも下流側に配置されている。
原反ロール12,17に巻回された帯状フィルム8,9が原反ロール12,17から繰出ローラ13,18に案内されており、繰出ローラ13,18が送りモータ14,19によって回転駆動されることによって帯状フィルム8,9が連続的に一定速度で搬送される。
帯状フィルム8は、繰出ローラ13からガイドローラ11に案内されて、そのガイドローラ11から搬送台40、サイドシーラ70、エンドシーラ80の順に水平方向に案内されている。また、帯状フィルム8は、その下から搬送台40によって支持された状態で、搬送台40の上を下流側へ通過する。
帯状フィルム9は、繰出ローラ18からガイドローラ16に案内されて、そのガイドローラ16からサイドシーラ70、エンドシーラ80の順に水平方向に案内されている。帯状フィルム9と帯状フィルム8は、ガイドローラ16からエンドシーラ80にかけての経路において、上下に対向する。
搬送台40の上方には、ホッパー20及び物品供給機30が設けられている。ホッパー20には、複数の棒状物品2が横になった状態で収納されている。物品供給機30は、ホッパー20内の棒状物品2を1本ずつ搬送台40の上の帯状フィルム8上に供給する。帯状フィルム8に載った棒状物品2は、帯状フィルム8とともに下流へ搬送され、ガイドローラ16を通過すると帯状フィルム8,9の間に挟まれる。なお、棒状物品2は、搬送台40上の移動中に帯状フィルム8に対して滑ったり、帯状フィルム8から跳ね上がったりしないように、補助搬送機50によって帯状フィルム8と等速で搬送される。
帯状フィルム8,9はガイドローラ16からサイドシーラ70、エンドシーラ80の順に搬送される。帯状フィルム8,9がサイドシーラ70を通過する際に、帯状フィルム8,9の両側部がサイドシーラ70によって連続的にシールされて接合される。また、帯状フィルム8,9がエンドシーラ80によって周期的にシールされる。具体的には、棒状物品2がエンドシーラ80を通過してから次の棒状物品2がエンドシーラ80に到達するまでの間に、エンドシーラ80が帯状フィルム8,9を上下に挟み込んで熱圧着する。帯状フィルム8,9のうち、エンドシーラ80によってシールされる部位をシール予定部位7という。
上述したようにエンドシーラ80の下流側には駆動ローラ(図示略)が設けられ、その駆動ローラが送りモータ14、送りモータ19又は搬送モータ(その搬送モータは後述の制御部95によって送りモータ14,19と同期制御される)によって回転駆動されることによって、帯状フィルム8,9が駆動ローラによって引っ張られる。
以下に、包装装置1の各構成について詳細に説明する。
2. ホッパー
図1及び図2に示すように、ホッパー20は搬送台40の上方に配設されている。このホッパー20の上端は開口し、ホッパー20の底は下に向かって幅が狭くなるようにV字型の谷状に設けられている。このホッパー20には、複数の棒状物品2が帯状フィルム8の搬送方向に対して平行な姿勢で横になった状態で収容される。ホッパー20内の棒状物品2の磁性体3は、帯状フィルム8の搬送方向下流側に向けられている。
ホッパー20の最深部には、排出口21が帯状フィルム8の搬送方向に延在するように形成されている。ホッパー20内の棒状物品2は、1本ずつ重力によって排出口21から排出される。
3. 物品供給機
物品供給機30は、供給ドラム31、供給モータ35及びガイド38を備える。
供給ドラム31及びガイド38はホッパー20と搬送台40との間に設けられている。供給ドラム31の外周面には、供給ドラム31の軸方向に延在した複数の凹部32が周方向に等間隔に形成されている。この供給ドラム31は、その軸が水平に且つ帯状フィルム8の搬送方向に対して平行になるように、ホッパー20の下に配設されている。そして、供給ドラム31の外周面が排出口21のすぐ下に位置する。
この供給ドラム31は、供給モータ35(例えば、サーボモータ)に接続され、その供給モータ35によって回転駆動される。供給モータ35によって供給ドラム31が回転駆動されることによって、凹部32が排出口21の下を周方向に順次通過する。
半円筒状のガイド38の上端は排出口21近傍に配され、そのガイド38は排出口21から供給ドラム31の周方向に下方へ延設されており、ガイド38と供給ドラム31の外周面との間には隙間が形成されている。
ホッパー20内の棒状物品2は、供給ドラム31の凹部32が排出口21の下方を通過する時に、排出口21から落下して供給ドラム31の凹部32に収容される。その棒状物品2は、供給ドラム31の回転によってガイド38に沿って下方に搬送される。そして、その棒状物品2がガイド38の下端に至ると、凹部32から帯状フィルム8の上に落下する。
4. 搬送台
この搬送台40はホッパー20の下方において水平に設けられており、帯状フィルム8が搬送台40の上面に接触した状態で搬送台40の上を下流側へ移動する。搬送台40の上面には、帯状フィルム8の搬送方向に延在した溝41が形成されており、この溝41の上方にガイド38の下端及び供給ドラム31の軸が配される。この溝41は、深部に向かって幅が狭くなるように、帯状フィルム8の搬送方向に見た断面(図2参照)においてV字型に形成されている。溝41の底には、搬送台40の下面にまで通じたスリット42が形成されている。従って、搬送台40は、溝41及びスリット42によって二つに分割されていることになる。
溝41には、吸着口43が形成されている。この吸着口43は空気吸引機に接続されており、空気吸引機によって吸着口43に負圧が発生する。帯状フィルム8が溝41の上を通過する際に吸着口43が負圧により帯状フィルム8を吸着するので、帯状フィルム8の中央部が溝41の形状に変形するように窪む。そして、供給ドラム31によってガイド38の下端まで搬送された棒状物品2がこの溝41に落下して、帯状フィルム8に載った状態で溝41に収まる。これにより、帯状フィルム8に対する棒状物品2の相対的な位置が決まる。
5. 補助搬送機
補助搬送機50は、ガイドローラ11から下流へ搬送される帯状フィルム8の下方に配される複数の磁石56と、これら磁石56を周回移動させる移動機構とを備える。その移動機構は、駆動モータ51、スプロケット52〜54及び無端チェーン55を有する。
スプロケット52が搬送台40の下に配設されており、スプロケット54がサイドシーラ70の後述の下シール板71の下に配設され、スプロケット53がその下シーラ板71の上流側端部の下に配設されている。これらスプロケット52〜54の回転軸が図1の紙面に垂直な方向(幅方向)に延び、無端チェーン55がこれらスプロケット52〜54に掛け渡されている。
ここで、無端チェーン55のうちスプロケット52からスプロケット53までの部位がスリット42の下側において水平に設けられている。スプロケット52がホッパー20の排出口21の上流側縁部と下流側縁部との間の位置(具体的には、排出口21の中央部)の下方に配置されており、無端チェーン55のスプロケット52からスプロケット53までの水平部位は排出口21の中央部の下から下流側へ延びている。また、無端チェーン55のうちスプロケット53からスプロケット54までの部位が下流側に向かって下りに傾斜している。
磁石56が無端チェーン55に沿って配列されるようにして無端チェーン55に取り付けられている。これら磁石56は無端チェーン55の一部の区間に設けられているが、全周に亘って設けられてもよい。無端チェーン55が周回することによる磁石56の移動速度は、送りモータ14及び繰出ローラ13による帯状フィルム8の搬送速度に等しい。
磁石56の一周の軌道のうち、スプロケット52からスプロケット53に向かう経路を平行部55aといい、スプロケット53からスプロケット54に向かう経路を下り傾斜部55bといい、スプロケット54からスプロケット52に向かう経路を戻り部55cという。平行部55aは、ガイドローラ11から下流へ搬送される帯状フィルム8に対して平行であるとともに、スリット42内にある。平行部56aは、磁石56の軌道のうち帯状フィルム8に最も近接した近接部である。また、平行部55aにおける磁石56の移動の向きは、ガイドローラ11の下流側における帯状フィルム8の搬送の向きと同じである。
図1に示すように、磁石56がスリット42内で平行部55aを移動している時に、棒状物品2が物品供給機30によって帯状フィルム8上に供給される。そうすると、棒状物品2の磁性体3が磁石56の磁力によって磁石56に引き付けられるので、棒状物品2が帯状フィルム8から跳ね上がったりしない。また、棒状物品2が磁石56とともに移動するとともに、磁石56の移動速度と帯状フィルム8の搬送速度が等しいため、棒状物品2が搬送台40上の移動中に帯状フィルム8に対して滑ったりしない。よって、棒状物品2がシール予定部位7に重なるようなことを防止できる。なお、帯状フィルム8は磁石56に引き付けられないように非磁性体であることが好ましい。
磁石56とともに棒状物品2がスプロケット53の上に到達すると、磁石56が棒状物品2から離れる。これは、下り傾斜部55bが下りに傾斜しているとともに、帯状フィルム8がサイドシーラ70の後述の下シール板71によって下から支持されているためである。
図3に示すように、棒状物品2が誤って磁性体3を帯状フィルム8の搬送方向上流側に向けた状態でホッパー20に収容されている場合、その棒状物品2が物品供給機30によって供給されても、棒状物品2の磁性体3が磁石56に引き付けられない。これは、棒状物品2が落下するタイミングに最後尾の磁石56が逆向きの棒状物品2の磁性体3よりも下流側に位置しているためである。特に、スプロケット52がホッパー20の排出口21の下方に配置されているので、逆向きの棒状物品2が落下する時には磁石56がその棒状物品2の磁性体3よりも常に下流側に位置する。
逆向きの棒状物品2の磁性体3が磁石56に引き付けられないので、棒状物品2は軽量故に位置がずれてしまい、シール予定部位7に重なってしまうことある。この場合、その棒状物品2が帯状フィルム8とともに検査箇所Pを通過する時に、その棒状物品2が後述の異物検出部90によって異物として検出される。
なお、無端チェーン55を無端ベルト又は無端ワイヤに代えるとともに、スプロケット52〜54をプーリーに代えてもよい。
6. サイドシーラ
サイドシーラ70は、図1の紙面に垂直な方向に間隔を置いて配置された一対の下シール板71及び一対の上シール板72を有する。上シール板72が下シール板71の上に配置されており、帯状フィルム8,9の両側部が上シール板72と下シール板71との間の隙間を通過する際にこれらシール板71,72により加熱される。その後、シール板71,72の下流側に設けられた不図示の圧着ローラによって帯状フィルム8,9の両側部が挟圧される。これにより、帯状フィルム8,9の両側部がシールされる。
7. エンドシーラ
エンドシーラ80は、昇降することによって互いに接離する下部圧着部81及び上部圧着部82と、昇降モータ83と、昇降モータ83の動力によって下部圧着部81及び上部圧着部82を上下方向に接離させる伝動機構(図示略)とを備える。圧着部81,82が互いに近づくと、帯状フィルム8,9が下部圧着部81と上部圧着部82との間に挟まれて、これらの圧着部81,82によって加熱される。これにより、帯状フィルム8,9が熱圧着される。
8. 異物検出部
異物検出部90は、搬送台40の上方において、物品供給機30の供給ドラム31とガイドローラ16との間に配置されている。この異物検出部90は、物品供給機30の供給ドラム31の下流側且つガイドローラ16の上流側の検査箇所Pを通過する帯状フィルム9上の異物の有無を検出するものである。異物検出部90は、下方の帯状フィルム8に向けて投光する投光器と、下方からの反射光を受光する受光器と、を有する反射型光センサである。なお、異物検出部90が透過型光センサであってもよい。
ここで、帯状フィルム8以外の異物が帯状フィルム8と異物検出部90との間に存在する場合の異物検出部90の出力信号のレベルは、異物が帯状フィルム8と異物検出部90との間に存在しない場合の異物検出部90の出力信号のレベルと異なる。これにより、異物検出部90によって異物の有無を検出することができる。
なお、棒状物品2が逆向きにホッパー20に収容されている場合、その逆向きの棒状物品2が帯状フィルム8上に供給されると、その棒状物品2は位置ずれによりシール予定部位7に重なる虞があるが、その場合、その棒状物品2は検査箇所Pを通過する時に、異物検出部90によって異物として検出される。
9. 制御部
制御部95は、例えばプログラマルロジックコントローラ(PLC)及びモータードライバ等を有する制御回路によって構成される。
制御部95は送りモータ14,19及び駆動モータ51の同期制御をする。具体的には、送りモータ14による帯状フィルム8の搬送速度と、送りモータ19による帯状フィルム9の搬送速度と、駆動モータ51による磁石56の移動速度とが互いに等しくなるように、これら送りモータ14,19及び駆動モータ51が制御部95によって同期制御される。
制御部95は駆動モータ51と供給モータ35の同期制御をする。具体的には、供給ドラム31の凹部32がガイド38の下端を周方向に通過する時に磁石56がスプロケット52とスプロケット53との間を下流側へ移動するように、駆動モータ51及び供給モータ35が制御部95によって同期制御される。
更に、制御部95は、エンドシーラ80の昇降モータ83を送りモータ14,17、供給モータ35及び駆動モータ51に同期させるようにして昇降モータ83を制御することによって、エンドシーラ80に周期的な熱圧着・切断動作を行わせる。これにより、シール予定部位7がエンドシーラ80によって順次熱圧着・切断される。
また、制御部95は、シール予定部位7が検査箇所Pを通過するタイミングに同期して、異物検出部90の出力信号を所定の閾値と比較することによって異物の有無を判断する。例えば、シール予定部位7が検査箇所Pを通過するタイミングで、異物検出部90の出力信号のレベルが所定の閾値を超えていれば、制御部95が異物の存在を認識し、そのタイミングで、異物検出部90の出力信号のレベルが所定の閾値以下であれば、制御部95が異物の不在を認識する。なお、異物検出部90の出力信号のレベルが所定の閾値を超えた場合に制御部95が異物の不在を認識するとともに、異物検出部90の出力信号のレベルが所定の閾値以下の場合に制御部95が異物の存在を認識してもよい。
異物の存在が制御部95によって認識された場合に、その異物が存在するシール予定部位7がエンドシーラ80に到達する直前に、制御部95が昇降モータ83を一時的に停止する。そのため、異物が存在するシール予定部位7が下部圧着部81と上部圧着部82との間を通過する際には、そのシール予定部位7がシールされない。よって、異物が下部圧着部81と上部圧着部82との間に挟み込まれるのを防止できる。
その後、異物の不在が制御部95によって認識されるまで、制御部95が昇降モータ83の停止を継続する。そして、異物の不在が制御部95によって認識されたら、異物が存在しないシール予定部位7がエンドシーラ80に到達する直前に、制御部95が昇降モータ83を再作動させる。
なお、異物の不在が制御部95によって認識された場合、エンドシーラ80の昇降モータ83のみならず、送りモータ14,19、供給モータ35及び駆動モータ51も制御部95によって停止されてもよい。この際、制御部95に接続された警報器(例えば、警報灯や警報スピーカ)が制御部95によって作動されてもよい。
10. 効果
以上の実施の形態によれば、磁石56の移動によって棒状物品2が帯状フィルム8と同速度で下流側へ搬送されるので、帯状フィルム8に対する棒状物品2の位置が相対的にずれてしまうことを防止できる。
棒状物品2の磁性体3が帯状フィルム8の搬送方向上流側に向いている場合、その棒状物品2の磁性体3が磁石56に引き付けられず、帯状フィルム8に対して棒状物品2の位置が相対的にずれてしまうことがある。その場合、その逆向きの棒状物品2を異物検出部90によって異物として検出することができる。つまり、棒状物品2が逆向きであることを積極的に検出することができる。
11. 変形例
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を上記実施形態に限定して解釈するためのものではない。また、本発明の趣旨を逸脱することなく、上記実施形態から変更或いは改良してもよく、本発明にはその等価物も含まれる。以下に、上記実施形態からの変更点について幾つか説明するが、以下に説明する幾つかの変更点を可能限り組み合わせてもよい。
(1) 上記実施形態では、帯状フィルム8の一部が下フィルム搬送機10によって水平方向に搬送されたが、帯状フィルム8の全体が下フィルム搬送機10によって水平方向に搬送されてもよい。
(2) 上記実施形態では、棒状物品2が帯状フィルム8と帯状フィルム9との間に挟まれて、帯状フィルム8,9によって包装された。それに対して、棒状物品2が帯状フィルム8のみによって包装されてもよい。この場合、サイドシーラ70の代わりに製袋器及びシーラが搬送台40とエンドシーラ80との間に設けられている。具体的には、製袋器が搬送台40の下流側に配置され、帯状フィルム8が製袋器によって曲げられることによって、その帯状フィルム8が棒状物品2を包み込むように筒状に丸められる。製袋器の下流側にシーラが設けられ、丸められた帯状フィルム8の両サイドの重ね合わせ部分がシーラによってシール(加熱・圧着)される。
(3) 棒状物品2は、その一端部に磁性体が設けられている物品であれば、ボールペンリフィル以外のもの(例えば、磁性体のボールペンチップを先端部に有したボールペンリフィルを非磁性体軸筒に収容してなるボールペンや、磁性体である芯繰出機構を非磁性体軸筒の端部に内蔵してなるシャープペンシル等)でもよい。
(4) 上記実施形態では、磁石56が永久磁石であったが、これを電磁石に変更してもよい。
(5) 補助搬送機50を図4に示すような補助搬送機150に変更してもよい。この補助搬送機150は駆動モータ151、ロータ152及び磁石156を有する。円盤状のロータ152は、搬送台40の下に回転可能に設けられている。ロータ152の回転軸は、ホッパー20の排出口21の下流側縁部の直下において幅方向(図4の紙面に垂直な方向)に延在している。ロータ152の外周面には磁石156が取り付けられている。ロータ152の外周面に取り付けられる磁石156の数は一又は複数であり、磁石156の数が複数である場合には、これら磁石156が所定間隔でロータ152の周方向に配列されている。ロータ152の回転軸には駆動モータ151が接続されており、駆動モータ151によってロータ152が回転駆動され、これにより磁石156がロータ152の回転軸を中心にして周回する。磁石156の円軌道のうち最上点は、スリット42内に位置している。また、その最上点は、磁石156の円軌道のうち帯状フィルム8に最も近接した近接部である。
磁石156が最上点を通過する向き及び速度が帯状フィルム8の搬送の向き及び速度と同じになるように、駆動モータ151の回転の向き及び速度が制御部95によって制御される。そして、供給ドラム31の凹部32がガイド38の下端を周方向に通過する時に磁石156が円軌道の最上点を周方向に通過し、その凹部32から落下した棒状物品2の磁性体3は逆向きでなければ磁石156に引き付けられ、逆向きであれば磁石156に引き付けられない。
1…包装装置, 2…棒状物品, 3…磁性体, 4…搬送台, 8…帯状フィルム, 9…帯状フィルム, 10…下フィルム搬送機, 15…上フィルム搬送機, 20…ホッパー(物品収容部), 21…排出口, 30…物品供給機, 40…搬送台, 50…補助搬送機, 51…駆動モータ, 52〜54…スプロケット, 55…無端チェーン, 55a…平行部(近接部), 56…磁石, 70…サイドシーラ, 80…エンドシーラ, 90…異物検出部, 95…制御部, 150…補助搬送機, 151…駆動モータ, 152…ロータ, P…検査箇所

Claims (3)

  1. 帯状フィルムを搬送するフィルム搬送機と、
    前記フィルム搬送機によって搬送される前記帯状フィルムの上方に配され、磁性体が設けられた棒状物品を収容する物品収容部と、
    前記物品収容部に収容された前記棒状物品を横にした状態で1本ずつ前記帯状フィルム上に落下させる物品供給機と、
    前記物品供給機による前記棒状物品の落下位置よりも前記帯状フィルムの搬送方向下流側において前記帯状フィルムを周期的にシールするエンドシーラと、
    前記フィルム搬送機によって搬送される前記帯状フィルムの下方に配される磁石と、
    前記磁石を移動させる移動機構と、
    を備え、
    前記移動機構による前記磁石の軌道が前記物品収容部の下方において前記帯状フィルムに近接した近接部を含み、前記移動機構によって前記磁石が前記近接部を移動する向き及び速度が前記フィルム搬送機による前記帯状フィルムの搬送の向き及び速度と同じである包装装置。
  2. 前記物品供給機によって前記棒状物品が落下されるタイミングに前記移動機構によって前記磁石が前記近接部を移動する請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記エンドシーラによってシールされる部位が前記物品供給機による前記棒状物品の落下位置よりも前記帯状フィルムの搬送方向下流側且つ前記エンドシーラよりも前記帯状フィルムの搬送方向上流側の検査箇所を通過するタイミングに同期して、前記帯状フィルム上の異物の有無を検出する異物検出部を更に備える請求項1又は2に記載の包装装置。
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