JP6441251B2 - 集積回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、集積回路に関する。
プログラマブルロジックスイッチは、論理演算回路や配線回路を再構成する必要のあるFPGA(Field Programmable Gate Array)などに用いられ、メモリに保持されたデータに基づきロジックスイッチのオンおよびオフを切り替える素子である。従来は、そのメモリとしてSRAMをはじめとする揮発性メモリが使用されている。この揮発性メモリは、電源を切るとデータは消えるので、電源供給時には再度メモリへデータを書き込む必要があった。
FPGAのアーキテクチャの一つとして、論理ブロック等との接続の配線をアンチヒューズとしたものがある。SRAMなどを使用したFPGAとは異なり、データの書き換えはできないが、OTP(One Time Programmable)メモリ素子を使用することで予期しないデータの変更を防ぐことができる。
例えば、OTPメモリ素子としてトランジスタを用いたクロスポイント型のアレイの構成は、同じ行に配列されたメモリ素子のゲートが接続されるゲート制御ラインと、同じ列に配列されたトランジスタのソースおよびドレインが接続されるアクティブエリアラインがクロス構造となり、ゲート制御ラインの一端から高耐圧のPMOSトランジスタを介して書き込みパルスを印加し、書き込むメモリ素子のアクティブエリアラインに接続された列選択トランジスタを介して0Vを入れる。このときゲート制御ラインのもう一端に接続された行選択トランジスタのソース端に書き込み電圧Vprgが印加されるので、行選択トランジスタは、通常のロジック動作を行うトランジスタと比べて寿命が短くなる可能性がある。
メモリ素子で誤破壊を起こした場合にそのメモリ素子が属する列のメモリ素子を捨て、余分に用意したメモリ素子の列と差し替えるリダンダンシー構造が知られている。このリダンダンシー構造のメモリにおいては、不良状態の行選択トランジスタがメモリ列と接続したままだと、リークにより読み出し信号の劣化もしくは2つ以上の不良状態の行選択トランジスタがあった場合にも行選択トランジスタのゲート線を介して誤った読み出し経路が形成され、誤動作を引き起こす可能性がある。
米国特許出願公開第2011/0298054号明細書 米国特許出願公開第2007/0183181号明細書
本実施形態は、誤動作を抑制することのできるメモリ回路を備えた集積回路を提供する。
本実施形態による集積回路は、複数の第1配線と、前記複数の第1配線と交差する複数の第2配線と、前記第1配線と前記第2配線との交差領域に配置され、それぞれが第1端子および第2端子を有する複数のメモリ素子であって、前記第1端子は対応する第1配線に電気的に接続され、前記第2端子が対応する第2配線に電気的に接続された複数のメモリ素子と、 前記複数の第2配線に対応して配置された複数のヒューズ素子であって、それぞれ第3端子と第4端子を有し、前記第3端子が対応する第2配線に電気的に接続された複数のヒューズ素子と、前記複数のヒューズ素子に対応して配置された複数の第1トランジスタあって、前記第1トランジスタのソースおよびドレインの一方が対応するヒューズ素子の第4端子に電気的に接続された複数の第1トランジスタと、前記複数の第1トランジスタのゲートに電気的に接続された第3配線と、前記第3配線に流れる電流を検知する電流検知回路と、を備えている。
第1実施形態による集積回路を示す回路図。 第1実施形態の集積回路における書き込み動作、読み出し動作、ヒューズ素子の破断動作時の配線に印加される電圧の一例を示す図。 不良トランジスタの切り離し方向を示すフローチャート。 不良トランジスタの切り離し方法を示すフローチャート。 第2実施形態の集積回路における書き込み動作を説明する回路図。 第2実施形態の集積回路における読み出し動作を説明する回路図。 第2実施形態の集積回路におけるヒューズ素子の破断動作を説明する回路図。 第2実施形態の集積回路において用いられるヒューズ素子の一例を示す平面図。 第3実施形態による集積回路を示す回路図。 第3実施形態の集積回路における書き込み動作を説明する回路図。 第3実施形態の集積回路における読み出し動作を説明する回路図。 第3実施形態の集積回路におけるヒューズ素子の破断動作を説明する回路図。 第3実施形態の集積回路において用いられるヒューズ素子の一例を示す平面図。 第3実施形態の集積回路におけるヒューズ素子のレイアウトの第1例を示す平面図。 第3実施形態の集積回路におけるヒューズ素子のレイアウトの第2例を示す平面図。 第3実施形態の集積回路におけるヒューズ素子のレイアウトの第3例を示す平面図。 第4実施形態による集積回路を示す回路図。 第4実施形態の集積回路における書き込み動作を説明する回路図。 第4実施形態の集積回路における読み出し動作を説明する回路図。 第4実施形態の集積回路におけるヒューズ素子の破断動作を説明する回路図。 電流検知回路の第2例を示す回路図。 電流検知回路の第3例を示す回路図。 抵抗変化メモリ素子を示す断面図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態による集積回路を図1に示す。この第1実施形態の集積回路は、例えば、多入力多出力MUX(マルチプレクサ)回路のメモリアレイ回路に用いられ、3×3のアレイ状に配列されたメモリ素子1011〜1033を有するメモリアレイを備えている。各メモリ素子10ij(i,j=1,2,3)は、MOSトランジスタである。第j(j=1,2,3)列のメモリセル101j、102j、103jはそれぞれ、ソースおよびドレインが配線20に接続される。この配線20(j=1,2,3)は、列選択トランジスタ24を介してインバータ22の入力端子に接続される。インバータ22(j=1,2,3)は、入力端子がワード線WLに接続される。列選択トランジスタ24(j=1,2,3)は、ゲートが配線25に接続される。
また、第i(i=1,2,3)行のメモリ素子10i1、10i2、10i3はそれぞれ、ゲートが配線30に接続される。この配線30(i=1,2,3)の一端は高耐圧のpチャネルMOSトランジスタ32のドレインに接続され、他端はヒューズ素子34の一方の端子に接続される。トランジスタ32(i=1,2,3)は、ソースがビット線BLに接続され、ゲートが配線33に接続される。ヒューズ素子34(i=1,2,3)の他方の端子は、行選択トランジスタ36のソースに接続される。行選択トランジスタ36(i=1,2,3)は、ドレインがインバータ38の入力端子に接続され、ゲートが配線37に接続される。インバータ38(i=1,2,3)の出力端子は、出力配線Outに接続される。
ワード線WL〜WLおよび配線25はドライバ42によって駆動され、ビット線BL1〜BL3および配線33、37はドライバ46によって駆動される。また、本実施形態においては、電流検知回路50と、制御回路60とが設けられ、この電流検知回路50は、配線37に流れる電流を検知する。制御回路60は、ドライバ42およびドライバ46を制御し、書き込み動作、または読み出し動作を行うとともに、電流検知回路50によって検知された結果に基づいて不良である行選択トランジスタを見いだし、この不良の行選択トランジスタに接続するヒューズ素子の破断を行う。
(書き込み動作)
書き込みは、メモリ素子1011に書き込みを行う場合を例にとって説明する。この場合、ドライバ46によって配線33に電圧Von1を印加しトランジスタ32〜32をオンにする。また、ドライバ42によって配線25に電圧Von2を印加し列選択トランジスタ24〜24をオンにする。更に、ドライバ46によって配線37に電圧Von3を印加し行選択トランジスタ36〜36をオンにする。この状態で、ビット線BLに書き込み電圧(プログラム電圧)Vprgを印加し、ビット線BL、BLにそれぞれ書き込み禁止電圧Vinh1を印加する。更に、配線20に0V、配線20、20に書き込み禁止電圧Vinh1が印加されるように、ドライバ42がワード線WL1、ワード線WL、およびワード線WLを駆動する。これにより、書き込みを行うメモリ素子1011のゲートと、ソースおよびドレインとの間には、書き込み電圧Vprgが印加され、書き込みが行われる。これに対して、メモリ素子1012、1013のそれぞれのゲートと、それぞれのソースおよびドレインとの間にはプログラム電圧Vprgよりも低い電圧(=Vprg−Vinh1)が印加され、メモリ素子1021、1031のそれぞれのゲートと、それぞれのソースおよびドレインとの間にはプログラム電圧Vprgよりも低い電圧(Vinh1)が印加され、メモリ素子1022、1023、1032、1033のゲートと、ソースおよびドレインとの間にはプログラム電圧よりも低い電圧(0V)が印加され、書き込みが行われない。このときの印加電圧の例を図2に示す。なお、本実施形態の集積回路においては、第1行のメモリ素子と同様に、第2行のメモリ素子および第3行のメモリ素子には高々1つのメモリ素子に書き込みが行われる。
(読み出し動作)
読み出しを行う場合は、ドライバ46によって配線33に電圧Voff1を印加しトランジスタ32〜32をオフにする。また、ドライバ42によって配線25に電圧Von2を印加し列選択トランジスタ24〜24をオンにする。更に、ドライバ46によって配線37に電圧Von3を印加し行選択トランジスタ36〜36をオンにする。また、ビット線BL、BL、BLに印加する電圧をそれぞれVoff1とし、トランジスタ32〜32の基板にもVoff1を印加する。この状態で、ドライバ42がワード線WL、WL、WLを駆動し、配線20、20、20に読み出し電圧Vread1、Vread2、Vread3をそれぞれ印加し、読み出しを行う。この読み出しの際の印加電圧の例を図2に示す。読み出し信号は、メモリ素子からヒューズ素子34〜34、行選択トランジスタ36〜36、およびインバータ38〜38を介して出力配線Out、Out、Outに送出される。
このように構成された本実施形態の集積回路においては、行選択トランジスタ36〜36のゲートに接続される配線37に流れる電流を検知する電流検知回路50を設け、更に行選択トランジスタ36〜36のそれぞれのドレインに接続してヒューズ素子34〜34を設けることで、行選択トランジスタ36〜36のうち不良が生じた行選択トランジスタを含む行を使用しないように集積回路からの切り離しを実現している。
ここでは、集積回路のメモリ素子は酸化膜破壊を利用したトランジスタによるOTPメモリ素子である。この場合、配線30〜30と配線20〜20が交差し、この交差領域にメモリ素子が設けられるクロスポイント構造となる。配線30〜30のそれぞれの一端から高耐圧のpチャネルMOSトランジスタ32〜32を介して書き込みパルス(書き込み電圧)を印加し、情報を書き込むメモリ素子、例えばメモリ素子1011の配線20に列選択トランジスタ24を介して0Vを入れる。このとき、配線30のもう一端に接続されるトランジスタ32のソース端子に書き込み電圧Vprgが印加され、通常のロジック動作を行うトランジスタに比べて行選択トランジスタ36の寿命が短くなっていることが懸念される。このとき起こり得る不良として、行選択トランジスタ36のゲートとソースとの間の電流リークがある。不良を起こしている行選択トランジスタ36がメモリ列と接続したままの場合、電流リークにより読み出し信号の劣化、もしくは2つ以上の不良の行選択トランジスタがあった場合にはこの行選択トランジスタ36のゲート線を介して誤った読み出し経路が形成され、誤動作を引き起こす可能性がある。こういった背景から、本実施形態においては、不良の行選択トランジスタの切り離しを行う。
この不良トランジスタの切り離しは、a)読み出し時に経年劣化の有無を確認した場合、b)書き込み時に生じる破壊を検知した場合の2通りの場合がある。
まず、読み出し時に経年劣化の有無を確認する場合の手順について図3を参照して説明する。この経年劣化の有無はある一定期間ごとに行う。
この場合、読み出し時に行選択トランジスタ36〜36がオンになるようにそれぞれのゲートが接続される配線37にドライバ46によって電圧Von3を印加する。例えば、3つのOTPメモリ素子1011、1022、2033に書き込みが行われ、行選択トランジスタ36のゲートとソースとの間に経年変化により電流リークが発生したとする。このとき、行選択トランジスタ36のゲート配線37に設けられた電流値を監視するための電流検知回路50で電流増加の有無を確認する(図3のステップS1、S2)。ここで、検知した電流値が書き込み前と同等もしくは、読み出し信号のオフ時と同等の信号レベルであれば、ステップS3に進み通常の動作を行う。しかし、この検知結果により、リーク電流の増加が見受けられた場合、リーク箇所の特定を行う(ステップS4)。不良箇所の特定は読み出し経路を1つずつ順に行うことで可能である。
本実施形態では、出力端子の数(すなわち、行選択トランジスタ36〜36の数)が3つであることから、3通りの経路で、行選択トランジスタ36〜36の破壊箇所の特定動作を実施する。例えば、行選択トランジスタ36の不具合の有無の確認を行う場合は、メモリ素子1011には書き込みが行われていることから、ワード線WLに入力信号を入力し、その他のワード線WL、WLはフローティングにする。更に、出力配線Outは0Vとして、その他の出力配線Out、Outはフローティングとする。これにより、行選択トランジスタ36の不具合の有無、すなわちリーク電流の有無の確認が行われる。
トランジスタ36、36に関しても同様にリーク電流の有無の確認を行なう。ここまでの過程で不良のトランジスタ、例えば行選択トランジスタ36が特定される。
続いて、不良のトランジスタ36を使用不可とするために、ワード線WLと出力端子Outとの間の信号パスを遮断するため、メモリアレイの行方向の端部と行選択トランジスタ36のソース端にあるヒューズ素子34を切る(図3のステップS5)。このときの印加電圧の例を図2に示す。すなわち、ヒューズ素子34を破断させる場合は、ドライバ46によって配線33に電圧Von1を印加し、トランジスタ32〜32をオンにする。また、ドライバ42によって配線25に電圧Von2を印加し、列選択トランジスタ24〜24をオンにする。更に、ドライバ46によって配線37に印加される電圧を0Vにし、行選択トランジスタ36〜36をオフにする。また、ドライバ46によってビット線BLに電圧Vf_breakを印加し、他のビット線BL、BLをフローティングとする。一方、ドライバ42によってワード線WL1、WL2、WL3を駆動し、配線20、20、20にそれぞれ書き込み禁止電圧Vinh2を印加する。これにより、ヒューズ素子34に電圧Vf_breakが印加され、破断される。
次に、不良の行選択トランジスタ、例えば行選択トランジスタ36が接続されたヒューズ素子34を破断後、ステップS1に戻り、通常の読み出し動作を行ない、このときの行選択トランジスタのゲート配線に流れる電流を再度モニタし、正常な値になっているか否かを判定する(図3のステップS1、S2)。正常な値となっていれば、通常の動作モードに移行し(図3のステップS3)する。まだ問題があるようであれば、再び不良の行選択トランジスタの特定作業を行う(図3のステップS4)。この検査する手順は、多入力多出力MUX回路の規模によらず用いることができ、さらに、複数の不良の行選択トランジスタがある場合についても対応が可能である。
次に、図4を参照して書き込み時に生じる破壊を検知する場合の手順について説明する。
メモリ素子への書き込みは1行ずつ実施し、このときの行方向選択トランジスタのゲート電流を電流検知回路50でモニタする(図4のステップS11)。検知した電流が正常か否かを判定し(ステップS12)、正常の場合は、ステップS11に戻り、次の書き込みを行う。検知した電流が正常でない場合は、リーク電流が増加したときに書き込みを行ったメモリ素子と同行の行選択トランジスタが壊れたと判定し、この行選択トランジスタが接続される行のヒューズ素子を破断する(図4のステップS12)。例えば、第2行のメモリ素子1022に書き込みを行い、このときリーク電流が増加したと電流検知回路50によって検知された場合は、ヒューズ素子34を破断する。このヒューズ素子の破断は、前述したと同様に行う。その後、ステップS11に戻り同様の動作を繰り返す、
そのため、前記の読み出し時に実施するフローに比べて、不良トランジスタのある行を見つけるというフローが不要である。
また、不良選択トランジスタの位置を特定するタイミングの違いによりヒューズの破断が変わることはない。いずれのフローでも同様に実施することができる。
ここで用いるヒューズ素子の例を図3、図4に示す。図3は4端子制御のヒューズ、図4は2端子制御のヒューズである。図3に示した4端子制御のヒューズを用いる場合については、後述する。また、図4に示した2端子のヒューズに関しては、ここではポリSiヒューズを想定して図示しているが、メタルヒューズ、ダイオードの接合破壊等でも可能である。
以上説明したように、第1実施形態によれば、不良の行選択トランジスタが接続された行のメモリ素子をメモリ素子アレイから切り離すことが可能となり、誤動作を抑制することが可能なメモリ回路を備えた集積回路を提供することができる。
なお、第1実施形態および後述する各実施形態においては、メモリ素子のゲートが配線30〜30のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインが配線20〜20のうちの対応する配線に接続されていた。ゲートが配線30〜30のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインの一方が配線20〜20のうちの対応する配線に接続されていてもよい。また、ゲートが配線20〜20のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインの一方が配線30〜30のうちの対応する配線に接続されていてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態による集積回路を図5乃至図8を参照して説明する。図5は第2実施形態の集積回路における書き込み動作を説明する図、図6は読み出し動作を説明する図、図7はヒューズ素子を破断させる動作を説明する図、図8はヒューズ素子の一例を示す図である。この第2実施形態の集積回路は、図1に示す第1実施形態の集積回路において、電流検知回路50を電流検知回路50Aに置き換えた構成を有している。なお、図5乃至図7においては、説明を簡単にするため、図1に示すドライバ42、46は図示していない。
この電流検知回路50Aは、配線37に直列に配置された抵抗52と、この抵抗52の両端の電位差を検知し増幅する増幅回路54と、増幅回路54によって検知された電位差に基づいて基準値と比較し、配線37を流れる電流が正常であるか否かを判定する比較回路56と、を備えている。制御回路60は、比較回路56における判定結果に基づいて、ヒューズ素子の破断を行うように図1に示すドライバ42、46を制御する。なお、抵抗52の値は検知する電流範囲に合わせて調整する。また、抵抗52はトランジスタに置き換えてもよい。
(書き込み動作)
第2実施形態の集積回路における書き込み動作時の各配線に印加される電圧は図5に示す通りである。書き込み動作は、第1実施形態で説明した場合と基本的には同じとなる。例えば、メモリ素子1011に書き込みを行う場合は、ビット線BLにプログラム電圧Vprgを印加し、トランジスタ32がオンとなるよう配線33に印加する電圧を調整する。更に、メモリ素子1011に書き込むために、ドライバ42によってワード線WLに、WL、WLを駆動し、配線20、20、20にそれぞれ、0V、書き込み禁止電圧Vinh1を印加する。このとき、電流検知の必要がないため、行方向選択トランジスタ36はオン状態でもオフ状態でもよい。
(読み出し動作)
第2実施形態の集積回路における読み出し動作時の各配線に印加される電圧は図6に示す通りである。このとき、トランジスタ32〜32をオフにするため、配線33およびビット線BL〜BLならびに基板に電圧Voff1を印加する。更に、読み出し信号は、ワード線WL〜WLから入力されるので、列選択トランジスタ24〜24をオンにするため、配線25に電圧Von2(>0V)を印加する。また、行選択トランジスタ36〜36をオンにするため、配線37に電圧Von3(>0V)を印加する。電圧Von3は抵抗52によって電圧降下する分を考慮したうえで行選択トランジスタ36〜36のゲート電圧がVDD電圧となるように調整する。そして、信号読み見出し動作中に、抵抗52に流れる電流の検知を電流検知回路50Aによって同時に行う。この動作を1つの出力経路毎に実施する。
(ヒューズ素子の破断動作)
第2実施形態の集積回路におけるヒューズ素子の破断動作を行う場合に各配線に印加される電圧は図7に示す通りである。なお、図7は、行選択トランジスタ36が不良であり、ヒューズ素子34を破断する場合の各配線に印加される電圧を示す。ヒューズ素子の破断は、電流検知動作によって不良動作をしている行選択トランジスタの場所が確定した後に行う。不良が確定した行選択トランジスタが、例えば行選択トランジスタ36であった場合、破断させるヒューズ素子は34となる。
第2実施形態では、ヒューズ素子34〜34は2端子素子であり、ある一定以上の電流を流すことでヒューズ素子を破断することができる。この2端子のヒューズ素子の一例を図8に示す。このヒューズ素子34は、2つの端子34a、34bと、これらの端子の間に配置されこれらの端子34a、34bを接続する例えばポリシリコンからなる経路34cと、を備えている。各端子にはそれぞれ、配線30〜30の一つと、行選択トランジスタ36〜36の対応する一つを接続するためのコンタクト34dが少なくとも1つ設けられている。
ヒューズ素子34を破断させる場合、破断に必要な電流量を流すのに十分な電圧Vf_breakをビット線BLに図1に示すドライバ46によって印加し、pチャネルトランジスタのゲート電圧もフルオープンもしくはヒューズ素子34が破断に十分な電流を確保できるだけの値にする必要がある。そして、このヒューズ素子の破断のための電流の経路は、ビット線BLより電圧を入力し、ヒューズ素子34を通り、不良状態の行選択トランジスタ36のゲートへと抜け、配線37に印加する電圧を0Vとすることで配線37に電流が流れ込む。行選択トランジスタ36は、この時点ではゲートとソースとの間でパスができていることから、このような破断のため電流を流すパスが存在することになる。
ヒューズ素子34を破断することで不具合を起こした行選択トランジスタ36はメモリ行から切り離され、配線30に接続されたメモリ素子1012、1022、1023は使用しないようにプログラムする。
以上説明したように、第2実施形態によれば、不良の行選択トランジスタが接続された行のメモリ素子をメモリ素子アレイから切り離すことが可能となり、誤動作を抑制することが可能なメモリ回路を備えた集積回路を提供することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による集積回路を図9乃至図12を参照して説明する。図9は第3実施形態の集積回路を示す回路図、図10は第3実施形態の集積回路における書き込み動作を説明する図、図11は読み出し動作を説明する図、図12はヒューズ素子を破断させる動作を説明する図である。
この第3実施形態の集積回路は、図5に示す第2実施形態の集積回路において、ヒューズ素子34〜34をそれぞれヒューズ素子35〜35に置き換えた構成を有している。なお、図9乃至図12においては、説明を簡単にするため、図1に示すドライバ42、46は図示していない。
ヒューズ素子35(i=1,2,3)はMOSトランジスタであり、ソースおよびドレインが共通の配線38に接続され、ゲートがメモリセルアレイ内の配線30に接続される。
(書き込み動作)
第3実施形態の集積回路における書き込み動作時の各配線に印加される電圧は図10に示す通りである。書き込み動作は、第1実施形態で説明した場合と基本的には同じとなる。例えば、メモリ素子1022に書き込みを行う場合は、ビット線BLにプログラム電圧Vprgを印加し、トランジスタ32がオンとなるよう配線33に印加する電圧を調整する。図10では、配線33に電圧Vcomp1(例えば0V)が印加される。このとき、トランジスタ32の基板電圧はプログラム、電圧Vprg以上にする。なお、他のビット線BL、BLには、書き込み禁止電圧Vinhを印加する。更に、メモリ素子1022に書き込むために、メモリ素子1022のソースおよびドレインが接続された配線20に0Vが印加され、他の配線201、203に書き込み禁止電圧Vinh(>0V)を印加されるように、ドライバ42によってワード線WL、WL、WLを駆動する。
また、ヒューズ素子35〜35も破断防止のためにソースおよびドレインに接続する配線38に書き込み禁止電圧Vinh(>0V)を印加する。なお、行選択トランジスタ36〜36がオンとなるように配線37には電圧Vcomp2が印加される。このとき、出力配線Out〜Outはフローティングとする。
(読み出し動作)
第3実施形態の集積回路における読み出し動作時の各配線に印加される電圧は図11に示す通りである。このとき、トランジスタ32〜32をオフにするため、配線33およびビット線BL〜BLならびに基板に電圧Voff2を印加する。更に、読み出し信号は、ワード線WL〜WLから入力されるので、列選択トランジスタ24〜24をオンにするため、配線25に電圧Von2(>0V)を印加する。また、行選択トランジスタ36〜36をオンにするため、配線37に電圧Von3(>0V)を印加する。この電圧Von3は抵抗52によって電圧降下する分を考慮したうえで行選択トランジスタ36〜36のゲート電圧がVDD電圧となるように調整する。そして、信号読み見出し動作中に、抵抗52に流れる電流の検知を電流検知回路50Aによって同時に行う。この動作を1つの出力経路毎に実施する。
(ヒューズの破断動作)
第3実施形態の集積回路におけるヒューズ素子の破断動作を行う場合に各配線に印加される電圧は図12に示す通りである。なお、図12は、行選択トランジスタ36が不良であり、ヒューズ素子35を破断する場合の各配線に印加される電圧を示す。ヒューズ素子の破断は、電流検知動作によって不良動作をしている行選択トランジスタの場所が確定した後に行う。不良が確定した行選択トランジスタが、例えば行選択トランジスタ36であった場合、破断させるヒューズ素子は34となる。
第3実施形態では、ヒューズ素子35〜35は4端子素子である。4端子を有する一例のヒューズ素子は図13に示すようにトランジスタ型ヒューズ素子であり、半導体層35jに離間して配置されたソース35aおよびドレイン35bと、ソース35aとドレイン35bとの間の半導体層上に配置されたゲート35cと、ゲート35cと半導体層35jとの間に配置されたゲート絶縁層35dと、ゲート35cの両端に配置された端子35e、35fと、を備えている。ソース35aおよびドレイン35bにはそれぞれ、コンタクト35gが配置され、端子35e、35fにはそれぞれコンタクト35h、35iが配置されている。ソース35aおよびドレイン35bに配置されたコンタクト35gは図12に示す配線38に接続される。端子35eに配置されたコンタクト35hは図12に示す配線30〜30のうちの対応する一つの配線に接続され、端子35fに配置されたコンタクト35iは、行選択トランジスタ36〜36のうちの対応する一つのトランジスタのドレインに接続される。
このヒューズ素子35は、ゲート絶縁層35dの破壊に加え、このゲート絶縁層35dの破壊によってできたゲート35cとソース35aと間およびゲート35cとドレイン35bとの間に、ある一定以上の電流を流すことで、ゲート35cを破断することでヒューズとしての役割を担う。
ヒューズ素子35を破断させる場合、破断に必要な電流量を流すのに十分な電圧Vprg2をビット線BLに印加し、トランジスタ32のゲートに印加する電圧もフルオープンもしくはヒューズ素子35の破断に十分な電流を確保できるだけの値、例えばVcomp1(例えば、0V)にする必要がある。そして、このヒューズ素子35の破断のための電流の経路は、ビット線BLより電圧を入力し、ヒューズ素子35のゲートからゲート絶縁層の破壊によるリークパスを通り、ヒューズ素子35ソースとドレインに接続した配線38につながる。ここで配線38には0Vを印加し、ヒューズ素子35を介してビット線BLと配線38との間に流れる電流により、ヒューズ素子35のゲートを破断する。
このようにしてヒューズ素子35を破断することで不具合を起こした行選択トランジスタ36はメモリセルアレイから切り離され、配線30に接続されたメモリ素子1021、1022、1023は使用しないようプログラムする。
第3実施形態では、多入力多出力MUXのメモリアレイは、ゲート絶縁層の破壊を利用したOTPメモリ素子を用いた場合について説明した。しかし、クロスポイント型のメモリアレイとして、2つの電極の間に抵抗変化層が配置された抵抗変化型メモリ素子を用いた場合も、上述したと同様の動作で不良選択トランジスタを分離することができる。
(トランジスタ型ヒューズ素子のレイアウト例)
次に、第3実施形態に用いた4端子のトランジスタ型ヒューズ素子のレイアウトの第1乃至第3例をそれぞれ図14乃至図16に示す。いずれもメモリ素子列を2列、ヒューズ素子列を1列とした3行のメモリ素子およびヒューズ素子のアレイである。ここで、配線30〜30はポリシリコンによるゲート配線であり、符号12〜12はメモリ素子のソースおよびドレインとなるアクティブエリアを示し、符号14はトランジスタ型ヒューズ素子35〜35のアクティブエリアを示す。ここで、アクティブエリア12、12とゲート配線30〜30との交差領域がメモリ素子となるメモリトランジスタ1012、1013、1022、1023、1032、1033であり、アクティブエリア14とゲート配線30〜30との交差領域がトランジスタ型ヒューズ素子35〜35となる。
図14に示すトランジスタ型ヒューズ素子35〜35は、メモリトランジスタ1012〜1033のゲート幅(Wm)と比べてゲート幅(Wf)が広い。すなわち、Wf>Wmとなっている。
また、図15に示すトランジスタ型ヒューズ素子35〜35は、メモリ素子アレイとヒューズ素子との間のポリシリコン配線の一部を細くすることで、ゲート破断を促進する構造となっている。
更に、図16に示すトランジスタ型ヒューズ素子35〜35は、メモリ素子アレイとヒューズ素子との間のポリシリコン配線の一部にスリットを入れることで、ゲート破断を促進する構造となっている。
以上説明したように、第3実施形態によれば、不良の行選択トランジスタが接続された行のメモリ素子をメモリ素子アレイから切り離すことが可能となり、誤動作を抑制することが可能なメモリ回路を備えた集積回路を提供することができる。
なお、第3実施形態においては、ヒューズ素子35のゲートが配線30〜30のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインが配線38に接続されていた。ゲートが配線30〜30のうちの対応する配線に接続され、ソースおよびドレインの一方が配線38に接続されていてもよい。また、ゲートが配線38に接続され、ソースおよびドレインの一方が配線30〜30のうちの対応する配線に接続されていてもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態による集積回路を図17乃至図20を参照して説明する。図17は第4実施形態の集積回路を示す回路図、図18は第4実施形態の集積回路における書き込み動作を説明する図、図19は読み出し動作を説明する図、図20はヒューズ素子を破断させる動作を説明する図である。
この第4実施形態の集積回路は、図5に示す第2実施形態の集積回路において、ヒューズ素子34(i=1,2,3)の第1端子を配線37に接続し、第2端子を対応する行選択トランジスタ36のゲートに接続した構成を有している。この第4実施形態においては、ヒューズ素子34(i=1,2,3)の破断は、第3実施形態で説明した場合と同様の方法を用いて行う。
(書き込み動作)
第4実施形態の集積回路における書き込み動作時の各配線に印加される電圧は図18に示す通りである。書き込み動作は、第1実施形態で説明した場合と基本的には同じとなる。例えば、メモリ素子1022に書き込みを行なう場合、トランジスタ32をオンにするため、配線33には電圧Vcomp1(例えば0V)を印加し、書き込みを行なうメモリ素子1022を含む行に接続されるビット線BLには書き込み電圧Vprgを印加する。このとき、トランジスタ32の基板電圧はVprg以上とする。更に、メモリ素子1022のソースとドレインが接続される配線20に0Vが印加され、配線20、20に書き込み禁止電圧Vinh(>0V)が印加されるように、ドライバ42によってワード線WL、WL、WLを駆動する。また、ヒューズ素子34〜34も破断防止のために配線37にVcomp2(>0V)を印加する。このとき、出力配線Out〜Outはフローティングとする。
(読み出し動作)
第4実施形態の集積回路における読み出し動作時の各配線に印加される電圧は図19に示す通りである。このとき、トランジスタ32〜32をオフにするため、配線33およびビット線BL〜BLならびに基板に電圧Voff2を印加する。更に、読み出し信号は、ワード線WL〜WLから入力されるので、列選択トランジスタ24〜24をオンにするため、配線25に電圧Von2(>0V)を印加する。また、行選択トランジスタ36〜36をオンにするため、配線37に電圧Von3(>0V)を印加する。この電圧Von3は抵抗52によって電圧降下する分を考慮したうえで行選択トランジスタ36〜36のゲート電圧がVDD電圧となるように調整する。そして、信号読み見出し動作中に、抵抗52に流れる電流の検知を電流検知回路50Aによって同時に行う。この動作を1つの出力経路毎に実施する。
(ヒューズの破断動作)
第4実施形態の集積回路におけるヒューズ素子の破断動作を行う場合に各配線に印加される電圧は図20に示す通りである。なお、図20は、行選択トランジスタ36が不良であり、ヒューズ素子34を破断する場合の各配線に印加される電圧を示す。ヒューズ素子の破断は、電流検知動作によって不良動作をしている行選択トランジスタの場所が確定した後に行う。不良が確定した行選択トランジスタが、例えば行選択トランジスタ36であった場合、破断させるヒューズ素子は34となる。
なお、第4実施形態では、不良となっている行選択トランジスタも含めてヒューズ素子として扱い、第3実施形態と同様のヒューズ破断方法を用いる。
例えば、ヒューズ素子34を破断させる場合、破断に必要な電流量を流すのに十分な電圧Vprg2をビット線BLに印加し、トランジスタ32のゲートに印加する電圧もフルオープンもしくはヒューズ素子34の破断に十分な電流を確保できるだけの値、例えばVcomp1(例えば、0V)にする必要がある。そして、このヒューズ素子34の破断のための電流の経路は、ビット線BLより電圧を入力する。このヒューズ素子34の破断のための電流の経路は、既に不良となっている行選択トランジスタ36によりゲートとドレインとの間に電流リークが発生しているリークパスを介して、配線37に0Vを印加することでヒューズ素子34が破断する。これにより、行選択トランジスタ36はゲートが破断されるためにフローティング状態になることにより、行選択トランジスタ36を介して配線Outへは十分な信号が通らなくなる。そのため、ヒューズ素子34を破断後は、不具合を起こした行選択トランジスタ36はメモリセルアレイから切り離され、配線30に接続されたメモリ素子1021、1022、1023は使用しないようプログラムする。
第4実施形態では、多入力多出力MUXのメモリアレイは、ゲート絶縁層の破壊を利用したOTPメモリ素子を用いた場合について説明した。しかし、クロスポイント型のメモリアレイとして、2つの電極の間に抵抗変化層が配置された抵抗変化型メモリ素子を用いた場合も、上述したと同様の動作で不良選択トランジスタを分離することができる。
以上説明したように、第4実施形態によれば、不良の行選択トランジスタが接続された行のメモリ素子をメモリ素子アレイから切り離すことが可能となり、誤動作を抑制することが可能なメモリ回路を備えた集積回路を提供することができる。
(電流検知回路の他の例)
次に、第1乃至第4実施形態に用いられる電流検知回路の第2例を図21に示す。この電流検知回路50Bは、図5に示す第2実施形態の第1例の電流検知回路50Aにおいて、抵抗52の第1端子と接地GNDとの間に直列に接続された抵抗53a、53bと、抵抗52の第2端子と増幅器54の出力端子との間に直列に接続された抵抗53c、53dとを備えている。増幅器54の正入力端子には、抵抗53a、53bによって分圧された電圧が入力され、増幅器54の負入力端子には抵抗53c、53dよって分圧された電圧が入力される。
このように構成された第2例の電流検知回路50Bも第1例の電流検知回路50Aと同様に、配線37に流れる電流の増加の有無を確認することができる。
次に、第1乃至第4実施形態に用いられる電流検知回路の第3例を図22に示す。この電流検知回路50Cは、図5に示す第2実施形態の第1例の電流検知回路50Aにおいて、抵抗52、増幅回路、および比較回路56の代わりに、配線37に流れる電流を検知するカレントミラー回路51と、ヒューズ素子55と、比較器57と、設けた構成を有している。ヒューズ素子55はカレントミラー回路51の出力端子と、比較器57の正入力端子との間に配置される。比較器57の出力が制御回路60に送出される。
このように構成された第3例の電流検知回路50Bも第1例の電流検知回路50Aと同様に、配線37に流れる電流の増加の有無を確認することができる。
なお、第1乃至第4実施形態においては、多入力多出力MUXのメモリアレイは、酸化膜の破壊を利用したOTPメモリ素子を用いた場合について説明した。しかし、クロスポイント型のメモリアレイとして、図23に示すように、2つの電極72、74の間に抵抗変化層76が配置された抵抗変化型メモリ素子70を用いた場合も、上述したと同様の動作で不良選択トランジスタを分離することができる。この場合、電極72は配線20〜20のうちの対応する一つに接続され、電極74は配線30〜30のうちの対応する一つに接続される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1011〜1033・・・メモリ素子、20〜20・・・列配線、22〜22・・・インバータ、24〜24・・・列選択トランジスタ、25・・・配線、30〜30・・・行配線、32〜32・・・高耐圧pチャネルMOSトランジスタ、33・・・配線、34〜34・・・ヒューズ素子、35〜35・・・トランジスタ型ヒューズ素子、36〜36・・・行選択トランジスタ、37・・・配線、38〜38・・・インバータ、42・・・ドライバ、46・・・ドライバ、50,50A・・・電流検知回路、52・・・抵抗、54・・・増幅回路、56・・・比較回路、60・・・制御回路、70・・・抵抗変化メモリ素子、72・・・電極、74・・・電極、76・・・抵抗変化層、BL〜BL・・・ビット線、WL〜WL・・・ワード線、57・・・比較器、51・・・カレントミラー

Claims (8)

  1. 複数の第1配線と、
    前記複数の第1配線と交差する複数の第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線との交差領域に配置され、それぞれが第1端子および第2端子を有する複数のメモリ素子であって、前記第1端子は対応する第1配線に電気的に接続され、前記第2端子が対応する第2配線に電気的に接続された複数のメモリ素子と、
    前記複数の第2配線に対応して配置された複数のヒューズ素子であって、それぞれ第3端子と第4端子を有し、前記第3端子が対応する第2配線に電気的に接続された複数のヒューズ素子と、
    前記複数のヒューズ素子に対応して配置された複数の第1トランジスタであって、前記第1トランジスタのソースおよびドレインの一方が対応するヒューズ素子の第4端子に電気的に接続された複数の第1トランジスタと、
    前記複数の第1トランジスタのゲートに電気的に接続された第3配線と、
    前記第3配線に流れる電流を検知する電流検知回路と、
    を備えた集積回路。
  2. 複数の第1配線と、
    前記複数の第1配線と交差する複数の第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線との交差領域に配置され、それぞれが第1端子および第2端子を有する複数のメモリ素子であって、前記第1端子は対応する第1配線に電気的に接続され、前記第2端子が対応する第2配線に電気的に接続された複数のメモリ素子と、
    前記複数の第2配線に対応して配置された複数の第1トランジスタであって、前記第1トランジスタのソースおよびドレインの一方が対応する第2配線に電気的に接続された複数の第1トランジスタと、
    前記複数の第1トランジスタに対応して配置された複数のヒューズ素子であって、それぞれ第3端子と第4端子を有し、前記第3端子が対応する第1トランジスタのゲートに電気的に接続された複数のヒューズ素子と、
    前記複数のヒューズ素子の第4端子に電気的に接続された第3配線と、
    前記第3配線に流れる電流を検知する電流検知回路と、
    を備えた集積回路。
  3. 前記ヒューズ素子は、第4配線と、前記第4配線の両端にそれぞれ接続された端子と、を備えた請求項1または2記載の集積回路。
  4. 前記ヒューズ素子はMOSトランジスタであって、各MOSトランジスタのゲートと、ソースおよびドレインの少なくとも一つとのうちの一方が対応する第2配線に電気的に接続され、他方が前記第1トランジスタのソースおよびドレインの一方に電気的に接続された請求項1記載の集積回路。
  5. 前記複数の第2配線に対応して配置され、前記第1トランジスタよりも高い耐圧を有する複数の第2トランジスタであって、各第2トランジスタはソースおよびドレインの一方が対応する第2配線に電気的に接続され、前記対応する第2配線は、対応する第1トランジスタと対応する第2トランジスタとの間に位置する、複数の第2トランジスタと、
    前記複数の第1配線に対応して配置された複数の第3トランジスタであって、各第3トランジスタはソースおよびドレインの一方が対応する第1配線に電気的に接続された、複数の第3トランジスタと、
    を更に備えた請求項1乃至4のいずれかに記載の集積回路。
  6. 前記第1乃至第3トランジスタのゲートを制御するとともに、前記第1乃至第3配線にそれぞれ印加する電圧を制御するドライバと、
    前記電流検知回路によって検知された電流が所定値と異なっている場合に前記複数の第1トランジスタのうちの少なくとも1つが不良と判定し、不良と判定した第1トランジスタに対応するヒューズ素子を破断するように前記ドライバを制御する制御回路と、
    を更に備えた請求項記載の集積回路。
  7. 前記メモリ素子はトランジスタであって、ゲートと、ソースおよびドレインのうちの少なくとも一つとのうちの一方が対応する第1配線に電気的に接続され、他方が対応する第2配線に電気的に接続された請求項1乃至6のいずれかに記載の集積回路。
  8. 前記メモリ素子は、第1および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された抵抗変化層と、を備えた抵抗変化メモリ素子であって、前記第1電極が対応する第1配線に電気的に接続され、前記第2電極が対応する第2配線に電気的に接続された請求項1乃至6のいずれかに記載の集積回路。
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