JP6440343B2 - コントローラの設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物に導入されたエネルギーマネージメントシステムのコントローラの設置構造に関する。
近年、家電機器や給湯機器など住宅内のエネルギー消費機器をネットワーク化し、エネルギーの使用状況を表示したり、エネルギーの使用状況に応じて各機器を自動制御したりするための手段として、HEMS(Home Energy Management System)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。HEMSの導入により、住宅全体のエネルギーの需要と供給を総合的に把握するとともに、各機器を効率的に運転して省エネルギーを実現することが期待されている。
また、HEMSのコントローラを、例えばリビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋等のような、居住者が日常的にいる場所(居室)に設置すれば、居住者の視界に入りやすく、使い勝手が良い。
特開2012−050236号公報
ところで、上述のようなHEMSのコントローラによってエアコン等の空調機を制御するために、HEMSのコントローラには温湿度センサーが備えられている場合がある。
ところが、このように温湿度センサーが備えられたHEMSのコントローラを、例えばキッチンのコンロ付近に設置してしまうと、調理時の熱により、センサーの誤検知等が生じる場合がある。
本発明の課題は、空調機を正常に作動させることができるとともに、キッチンから離間した位置であっても使い勝手の良いコントローラの設置構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、住宅1全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムにおいてエネルギー需給を制御・操作するためのコントローラ2を、住宅1の部屋10内に設置してなるコントローラ2の設置構造であって、
前記コントローラ2は、このコントローラ2自体に備えられた温湿度センサーによって検知される前記部屋10内の温度・湿度に基づいて、前記部屋10内に設けられた空調機3を運転制御可能であり、
前記部屋10は、リビング11とダイニング12とキッチン13の機能を一室に併存させた居室であり、
前記リビング11と前記ダイニング12と前記キッチン13は、前記ダイニング12が中央に配置された状態で前記住宅1の奥行き方向に並び、かつ、前記リビング11は前記ダイニング12に対して前記住宅1の間口方向中央側にずれて配置されており、
前記部屋10のうち、前記キッチン13から離間した位置であって、かつ前記リビング11の間口方向における前記ダイニング12側および前記住宅1の奥行き方向中央付近に、前記リビング11または前記ダイニング12から前記部屋10とは異なる他の部屋としての廊下15へと行き来するための出入口16が設けられており、
前記コントローラ2は、前記出入口16に隣接する壁面のうち前記キッチン13から遠い位置にある壁面17の高さ方向中央付近に設置されており、
前記壁面17に対向する壁に窓等の開口部が設けられないように前記部屋10が構成されることによって、前記コントローラ2に直射日光が当たらない状態となっており、
前記コントローラ2が設置された前記壁面17と前記外壁は、前記ダイニング12を挟んで配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記部屋10のうち前記リビング11や前記ダイニング12よりも高温になりやすい前記キッチン13から離間した位置の壁面17に前記コントローラ2を設置できるので、前記温湿度センサーが、前記部屋10全体の温度や湿度を誤検知することを防ぐことができ、前記空調機3を正常に作動させることができる。さらに、前記他の部屋15へと行き来するための出入口16付近は気流が発生しやすく熱が溜まりにくいため、前記コントローラ2を、前記出入口16付近の壁面17に設置することで、前記空調機3を正常に作動させることができる。
さらに、前記出入口16は生活動線上に設けられることになるため、前記出入口16付近の壁面17に設置された前記コントローラ2は、居住者の視界に入りやすく、例えば前記出入口16への移動の途中でも前記コントローラ2の操作やエネルギー状況の確認等を行うことができるので、たとえキッチン13から離間した位置であっても使い勝手が良い。
また、前記コントローラ2に直射日光が当たらない状態になっているので、前記温湿度センサーが日射熱による影響を受けにくくなる。これによって、前記空調機3を、より正常に作動させることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、住宅1全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムにおいてエネルギー需給を制御・操作するためのコントローラ2を、住宅1の部屋10内に設置してなるコントローラ2の設置構造であって、
前記コントローラ2は、このコントローラ2自体に備えられた温湿度センサーによって検知される前記部屋10内の温度・湿度に基づいて、前記部屋10内に設けられた空調機3を運転制御可能であり、
前記部屋10は、リビング11とダイニング12とキッチン13の機能を一室に併存させた居室であり、
前記リビング11と前記ダイニング12と前記キッチン13は、前記ダイニング12が中央に配置された状態で前記住宅1の奥行き方向に並び、かつ、前記リビング11は前記ダイニング12に対して前記住宅1の間口方向中央側にずれて配置されており、
前記部屋10のうち、前記キッチン13から離間した位置であって、かつ前記リビング11の間口方向における前記ダイニング12側および前記住宅1の奥行き方向中央付近に、前記リビング11または前記ダイニング12から前記部屋10とは異なる他の部屋としての廊下15へと行き来するための出入口16が設けられており、
前記コントローラ2は、前記出入口16に隣接する壁面のうち前記キッチン13から遠い位置にある壁面17の高さ方向中央付近に設置されており、
前記壁面17に対向する壁に窓等の開口部が設けられており、
前記窓等の開口部と前記壁面17との間に前記壁面への直射日光を防ぐ日射遮蔽手段が設けられるか、または、前記窓等の開口部の外側に張出長さの長い庇や屋根等が設けられることによって、前記コントローラ2に直射日光が当たらない状態となっており、
前記コントローラ2が設置された前記壁面17と前記外壁は、前記ダイニング12を挟んで配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、住宅1全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムにおいてエネルギー需給を制御・操作するためのコントローラ2を、住宅1の部屋10内に設置してなるコントローラ2の設置構造であって、
前記コントローラ2は、このコントローラ2自体に備えられた温湿度センサーによって検知される前記部屋10内の温度・湿度に基づいて、前記部屋10内に設けられた空調機3を運転制御可能であり、
前記部屋10は、リビング11とダイニング12とキッチン13の機能を一室に併存させた居室であり、
前記リビング11と前記ダイニング12と前記キッチン13は、前記ダイニング12が中央に配置された状態で前記住宅1の奥行き方向に並び、かつ、前記リビング11は前記ダイニング12に対して前記住宅1の間口方向中央側にずれて配置されており、
前記部屋10のうち、前記キッチン13から離間した位置であって、かつ前記リビング11の間口方向における前記ダイニング12側および前記住宅1の奥行き方向中央付近に、前記リビング11または前記ダイニング12から前記部屋10とは異なる他の部屋としての廊下15へと行き来するための出入口16が設けられており、
前記コントローラ2は、前記出入口16に隣接する壁面のうち前記キッチン13から遠い位置にある壁面17の高さ方向中央付近に設置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項1または2に記載のコントローラ2の設置構造において、
前記空調機3は、空気を吹き出す吹出し口3aと、空気を吸い込む吸込み口3bとを備えており、
前記コントローラ2は、前記吹出し口3aから前記吸込み口3bに至る空気の循環経路3c上に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記コントローラ2は、前記吹出し口3aから前記吸込み口3bに至る空気の循環経路3c上に配置されているので、前記空調機3によって最適な状態に調節された空気の気流上に前記コントローラ2を配置できることとなる。これによって、前記空調機3を、より正常に作動させることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコントローラ2の設置構造において、
前記壁面17は、前記部屋10内のうち熱負荷の少ない場所に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記壁面17は、前記部屋10内のうち熱負荷の少ない場所に配置されているので、前記温湿度センサーが熱による影響を受けにくくなる。これによって、前記空調機3を、より正常に作動させることができる。
なお、前記部屋10内のうち熱負荷の少ない場所とは、例えば、前記部屋10内に備え付けられる暖房器具の周囲や、外気流入が多い場所(開口部11a,13a,14a等)等が挙げられる。
請求項に記載の発明は、例えば図1および図3に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載のコントローラ2の設置構造において、
前記壁面17には、前記コントローラ2とは異なる他の機器4が設置されており、
前記コントローラ2は、前記他の機器4から離間して配置され、該他の機器4に干渉しない箇所に設置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記コントローラ2は、前記他の機器4から離間して配置され、該他の機器4に干渉しない箇所に設置されているので、例えば前記コントローラ2や前記他の機器4の点検や修理のためのスペースを確保することができる。これによって、前記コントローラ2や前記他の機器4のメンテナンス時に作業上の不具合が生じず、前記エネルギーマネージメントシステム自体の管理・保全に寄与できる。
本発明によれば、リビングやダイニングよりも高温になりやすいキッチンから離間した位置の壁面にコントローラを設置できるので、温湿度センサーが、部屋全体の温度や湿度を誤検知することを防ぐことができ、空調機を正常に作動させることができる。さらに、他の部屋へと行き来するための出入口付近は気流が発生しやすく熱が溜まりにくいため、コントローラを、出入口付近の壁面に設置することで、空調機を正常に作動させることができる。
さらに、出入口は生活動線上に設けられるため、出入口付近の壁面に設置されたコントローラは、居住者の視界に入りやすく、例えば出入口への移動の途中でもコントローラの操作やエネルギー状況の確認等を行うことができるので、たとえキッチンから離間した位置であっても使い勝手が良い。
また、コントローラに直射日光が当たらない状態になっているので、温湿度センサーが日射熱による影響を受けにくくなる。これによって、空調機を、より正常に作動させることができる。
本発明に係るコントローラの設置構造が適用される建物の一例を示す平面図である。 部屋における空気の流れとコントローラとの位置関係を示す説明図である。 コントローラと他の機器との位置関係を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1において符号1は、住宅を示す。この住宅1は複数階建てであり、図1は住宅1の1階部分を示している。また、説明の便宜上、図1中において上側が北の方向とされており、下側が南の方向とされている。
また、住宅1の1階部分には、玄関1aや、トイレ・洗面所・浴室等の水廻り室1b、階段1c、廊下15等の他に、複数の部屋が備えられている。これら複数の部屋のうち、前記住宅1の南側から東側にかけて設けられた部屋10は、リビング11とダイニング12とキッチン13の機能を一室に併存させた居室とされている。また、本実施の形態においては、第2のリビングとして和室14が、前記住宅1の南東部分に設けられている。
前記リビング11は、前記玄関1aの東側に配置されている。
このリビング11の南側の外壁には連窓である開口部11aが形成されている。また、この開口部11aには建具が設けられている。
また、このリビング11の西側には、前記玄関1aへと通じるドア付きの出入口11bが設けられている。
前記リビング11の東側には、床に複数枚の畳が敷設された前記和室14が配置されている。
この和室14の南側の外壁には、窓としての開口部14aが形成されている。また、この開口部14aには建具が設けられている。
前記和室14の北側には前記ダイニング12が配置されている。
また、このダイニング12の西側には、前記廊下15へと通じるドア付きの出入口16が設けられている。
なお、前記出入口16付近は気流が発生しやすく熱が溜まりにくくなっている。すなわち、前記出入口16に設けられるドアを開閉したり、ドアと床やドアとドア枠との隙間を通じて空気が出入りすることで、自然に気流が発生することとなる。図1においては、複数の破線矢印が該気流を表している。
前記ダイニング12の北側にはキッチン13が配置されている。
このキッチン13の北側の外壁には窓としての開口部13aが形成されている。この開口部13aには建具が設けられている。
前記キッチン13には、ペニンシュラキッチンタイプのコンロ13b付き流し台が設置されている。なお、前記コンロ13bの周囲は、他の空間に比して高温になりやすい高温領域13cとされている。
前記リビング11と、前記ダイニング12と、前記キッチン13と、前記和室14との間には建具が設けられない状態となっている。すなわち、これら前記リビング11と、前記ダイニング12と、前記キッチン13と、前記和室14は、空間的に一体化されることによって他の部屋よりも広い大空間とされており、居住者全員が集う共用居住空間として使用されている。
前記出入口16は、前記キッチン13から離間した位置に配置され、前記リビング11または前記ダイニング12(または前記和室14)から前記部屋10とは異なる他の部屋へと行き来するために設けられるものである。上述のように、この出入口16の外側には前記廊下15が設けられている。
なお、前記廊下15は広義には前記住宅1内の空間を仕切ってなる一つの空間、すなわち部屋であり、本実施の形態においては、この廊下15自体が、前記部屋10とは異なる他の部屋として捉えられているものとする。または、前記廊下15を通じて前記部屋10とは異なる他の部屋へと行き来できる通路としての機能空間という意味合いで捉えてもよいものとする。
前記住宅1には、この住宅1全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムが導入されている。また、前記部屋10には、エネルギー需給を制御・操作するためのコントローラ2が設置されている。
より具体的には、前記コントローラ2は、エネルギー状況や各種情報が表示される表示部と、前記表示部に表示された画面や前記エネルギーマネージメントシステムに組み込まれた各種機器の操作を行うための操作部と、前記エネルギーマネージメントシステムの各種動作を制御するための制御手段と備える。
なお、前記コントローラ2は、例えばスマートフォン等の情報端末と接続されており、外出中でも、この情報端末上で各種操作や情報確認等を行うことができる。
また、このコントローラ2は、電力計測部を有する分電盤と接続されており、系統電源や自家発電電力、蓄電電力等を管理・制御できるとともに、前記分電盤を介して接続された家電機器等の制御も行うことができる。
本実施の形態において、前記コントローラ2は、前記部屋10内に設けられたエアコン等の空調機3と接続されており、この空調機3の運転制御が可能となっている。また、このコントローラ2は、前記空調機3の運転制御を行うために、前記部屋10内の温度・湿度を検知する温湿度センサーを備える。つまり、前記コントローラ2は、前記温湿度センサーによって検知される前記部屋10内の温度・湿度に基づいて、前記空調機3を運転制御している。
そして、前記コントローラ2は、前記出入口16付近の壁面17に設置されている。すなわち、前記出入口16は、前記キッチン13から離間した位置に設けられているので、前記壁面17に設置された前記コントローラ2も、前記部屋10のうち前記リビング11や前記ダイニング12よりも高温になりやすい前記キッチン13から離間した位置に配置することができる。特に、前記キッチン13の前記高温領域13cからは確実に離間させて配置する必要がある。
また、前記コントローラ2を前記キッチン13から離間した位置に配置できるので、このコントローラ2に備えられた前記温湿度センサーも、前記キッチン13から離間した位置に配置できる。
さらに、前記出入口16は生活動線上に設けられることになるため、前記出入口16付近の壁面17に設置された前記コントローラ2も生活動線上または生活動線の近傍に設けられることになる。
なお、生活動線上には障害物が少ないため、気流が発生しやすい。すなわち、本実施の形態においては、図1において記された矢印に沿った通路や、矢印付近の障害物がない通路等が生活動線とされている。
なお、前記壁面17は、前記部屋10内のうち熱負荷の少ない場所に配置されている。これによって、前記温湿度センサーが熱による影響を受けにくくなる。前記部屋10内のうち熱負荷の少ない場所とは、例えば、前記部屋10内に備え付けられる暖房器具の周囲や、前記開口部11a,13a,14a付近の外気流入が多い場所が挙げられる。
また、前記空調機3は、調節された空気の吹出し口3aと、前記部屋10内の空気を吸い込む吸込み口3bと、を備える。
また、このような空調機3は、図2に示すように前記部屋10の壁の上部に設置されている。そして、前記吹出し口3aから吹き出された空気と、前記吸込み口3bによって吸い込まれる空気とによって、前記部屋10内に、一種の気流としての空気の循環経路3cが形成されている。
そして、前記コントローラ2は、前記空気の循環経路3c上に配置されている。これによって、前記空調機3によって最適な状態に調節された空気の気流上に前記コントローラ2を配置できることとなる。これによって、前記温湿度センサーが、前記部屋10に溜まった熱による影響を受けにくくなる。
さらに、前記コントローラ2は、前記壁面17のうち直射日光が当たらない箇所に設置されている。これによって、前記温湿度センサーが日射熱による影響を受けにくくなる。したがって、前記壁面17に対向する壁には、窓等の開口部が設けられないように前記部屋10が構成されている。
なお、例えば前記壁面17に対向する壁に窓等の開口部が設けられている場合には、この窓等の開口部と前記壁面17との間に、前記壁面17への直射日光を防ぐ日射遮蔽手段(例えば開口部に設置されるルーバー等)を設けたり、窓等の開口部の外側に張出長さの長い庇や屋根等を設けたりしてもよいものとする。つまり、前記壁面17に日陰を作るようにする。
なお、前記部屋10内の温度は、マイナス5℃〜45℃の範囲に設定されているものとする。これによって、前記温湿度センサーが熱による影響を受けにくくなる。
また、前記コントローラ2は、前記部屋10内の所定の位置に設置されていればよく、前記住宅1内において前記部屋10が配置される場所は特に限定されるものではない。つまり、前記部屋10は、前記住宅1の1階部分の南側から東側にかけて設けられているが、前記住宅1内のいずれの場所に設けられていてもよい。
一方、前記壁面17には、図3に示すように、前記コントローラ2とは異なる他の機器4を設置してもよいものとする。他の機器4としては、例えばテレビドアホンや、給湯設備等のリモコン等が挙げられる。このような場合、前記コントローラ2は、前記他の機器4から離間して配置され、該他の機器4に干渉しない箇所に設置されている。
なお、本実施の形態のコントローラ2は、下面に、このコントローラ2の筐体を固定するためのビス止め部2aがあるため、このコントローラ2の下方に前記他の機器4を設置する場合には、比較的広いスペースをあける必要がある。本実施の形態において、前記コントローラ2の上面側および左右側面側に前記他の機器4を設置する場合には、20mm以上離して設置するようにし、前記コントローラ2の下面と前記他の機器4との間は250mm以上離して設置する。
これによって、例えば前記コントローラ2や前記他の機器4の点検や修理のためのスペースを確保することができるので、前記コントローラ2や前記他の機器4のメンテナンス時に作業上の不具合が生じず、前記エネルギーマネージメントシステム自体の管理・保全に寄与できる。
以上のように、前記エネルギーマネージメントシステム用のコントローラ2と前記エアコン等の空調機3とを、前記温湿度センサーを利用して連携動作させる場合には、上述のような「前記コントローラ2を、前記出入口16付近の前記壁面17に設置する。」等の各種設置条件を少なくとも一つ以上満たすようにする。
本実施の形態によれば、前記部屋10のうち前記キッチン13、特に前記高温領域13cから離間した位置の壁面17に前記コントローラ2を設置できるので、前記温湿度センサーが、前記部屋10全体の温度や湿度を誤検知することを防ぐことができ、前記空調機3を正常に作動させることができる。さらに、前記出入口16付近は気流が発生しやすく熱が溜まりにくいため、前記コントローラ2を、前記出入口16付近の壁面17に設置することで、前記空調機3を正常に作動させることができる。
さらに、前記出入口16は生活動線上に設けられることになるため、前記コントローラ2は、居住者の視界に入りやすく、例えば前記出入口16への移動の途中でも前記コントローラ2の操作やエネルギー状況の確認等を行うことができるので、たとえキッチン13から離間した位置であっても使い勝手が良い。
1 住宅
2 コントローラ
3 空調機
10 部屋
11 リビング
12 ダイニング
13 キッチン
14 和室
15 他の部屋(廊下)
16 出入口
17 壁面

Claims (6)

  1. 住宅全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムにおいてエネルギー需給を制御・操作するためのコントローラを、住宅の部屋内に設置してなるコントローラの設置構造であって、
    前記コントローラは、このコントローラ自体に備えられた温湿度センサーによって検知される前記部屋内の温度・湿度に基づいて、前記部屋内に設けられた空調機を運転制御可能であり、
    前記部屋は、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた居室であり、
    前記リビングと前記ダイニングと前記キッチンは、前記ダイニングが中央に配置された状態で前記住宅の奥行き方向に並び、かつ、前記リビングは前記ダイニングに対して前記住宅の間口方向中央側にずれて配置されており、
    前記部屋のうち、前記キッチンから離間した位置であって、かつ前記リビングの間口方向における前記ダイニング側および前記住宅の奥行き方向中央付近に、前記リビングまたは前記ダイニングから前記部屋とは異なる他の部屋としての廊下へと行き来するための出入口が設けられており、
    前記コントローラは、前記出入口に隣接する壁面のうち前記キッチンから遠い位置にある壁面の高さ方向中央付近に設置されており、
    前記壁面に対向する壁に窓等の開口部が設けられないように前記部屋が構成されることによって、前記コントローラに直射日光が当たらない状態となっており、
    前記コントローラが設置された前記壁面と前記外壁は、前記ダイニングを挟んで配置されていることを特徴とするコントローラの設置構造。
  2. 住宅全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムにおいてエネルギー需給を制御・操作するためのコントローラを、住宅の部屋内に設置してなるコントローラの設置構造であって、
    前記コントローラは、このコントローラ自体に備えられた温湿度センサーによって検知される前記部屋内の温度・湿度に基づいて、前記部屋内に設けられた空調機を運転制御可能であり、
    前記部屋は、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた居室であり、
    前記リビングと前記ダイニングと前記キッチンは、前記ダイニングが中央に配置された状態で前記住宅の奥行き方向に並び、かつ、前記リビングは前記ダイニングに対して前記住宅の間口方向中央側にずれて配置されており、
    前記部屋のうち、前記キッチンから離間した位置であって、かつ前記リビングの間口方向における前記ダイニング側および前記住宅の奥行き方向中央付近に、前記リビングまたは前記ダイニングから前記部屋とは異なる他の部屋としての廊下へと行き来するための出入口が設けられており、
    前記コントローラは、前記出入口に隣接する壁面のうち前記キッチンから遠い位置にある壁面の高さ方向中央付近に設置されており、
    前記壁面に対向する壁に窓等の開口部が設けられており、
    前記窓等の開口部と前記壁面との間に前記壁面への直射日光を防ぐ日射遮蔽手段が設けられるか、または、前記窓等の開口部の外側に張出長さの長い庇や屋根等が設けられることによって、前記コントローラに直射日光が当たらない状態となっており、
    前記コントローラが設置された前記壁面と前記外壁は、前記ダイニングを挟んで配置されていることを特徴とするコントローラの設置構造。
  3. 住宅全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するエネルギーマネージメントシステムにおいてエネルギー需給を制御・操作するためのコントローラを、住宅の部屋内に設置してなるコントローラの設置構造であって、
    前記コントローラは、このコントローラ自体に備えられた温湿度センサーによって検知される前記部屋内の温度・湿度に基づいて、前記部屋内に設けられた空調機を運転制御可能であり、
    前記部屋は、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた居室であり、
    前記リビングと前記ダイニングと前記キッチンは、前記ダイニングが中央に配置された状態で前記住宅の奥行き方向に並び、かつ、前記リビングは前記ダイニングに対して前記住宅の間口方向中央側にずれて配置されており、
    前記部屋のうち、前記キッチンから離間した位置であって、かつ前記リビングの間口方向における前記ダイニング側および前記住宅の奥行き方向中央付近に、前記リビングまたは前記ダイニングから前記部屋とは異なる他の部屋としての廊下へと行き来するための出入口が設けられており、
    前記コントローラは、前記出入口に隣接する壁面のうち前記キッチンから遠い位置にある壁面の高さ方向中央付近に設置されていることを特徴とするコントローラの設置構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコントローラの設置構造において、
    前記空調機は、空気を吹き出す吹出し口と、空気を吸い込む吸込み口とを備えており、
    前記コントローラは、前記吹出し口から前記吸込み口に至る空気の循環経路上に配置されていることを特徴とするコントローラの設置構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコントローラの設置構造において、
    前記壁面は、前記部屋内のうち熱負荷の少ない場所に配置されていることを特徴とするコントローラの設置構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のコントローラの設置構造において、
    前記壁面には、前記コントローラとは異なる他の機器が設置されており、
    前記コントローラは、前記他の機器から離間して配置され、該他の機器に干渉しない箇所に設置されていることを特徴とするコントローラの設置構造。
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