JP6436412B2 - 水洗便器 - Google Patents

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Description

本発明は、水洗便器、殊にボウル内面を洗浄水が旋回して流れる水洗便器に関するものである。
節水の観点及びボウル内面の洗浄の点から、ボウル内面を洗浄水が旋回流としてボウル底部にある排水口部に向けて流れ落ちるようにしたものが多く提供されている。また、ボウルは、一般に左右の内壁面が同じ曲面で構成されているが、ボウルの底部近くに排水口部に向けて下り傾斜している谷溝を左右いずれかの片側に寄せて設けたものも提供されている(特許文献1)。このものでは、旋回しながらボウル内面を流下している洗浄水が、谷溝を経て排水口部にスムーズに流れ込むために、少ない洗浄水量でも汚物搬送距離を伸ばすことができるが、更なる少洗浄水量または低水圧での洗浄を可能とした水洗便器が求められている。
特開2013−79566号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、少洗浄水量または低水圧で洗浄することができる水洗便器を提供することを課題とする。
本発明にかかる水洗便器は、底部に排水口部を有するボウルを備え、該ボウルの内面上部に配した吐出口から吐出した洗浄水をボウル内面に沿って旋回させつつ流下させてボウル内面を洗浄する水洗便器であって、上記ボウルの内面は、流下する洗浄水の流れを制御する誘導路を備えていることに特徴を有している。
本発明によれば、ボウル内面に備える誘導路が排水口部に向けて洗浄水を勢いよく且つスムーズに流し込むことができるものであり、このために洗浄水の水量が少なくても、もしくは、洗浄水の吐出圧が低くても、ボウル内面を洗浄することができる。
本発明の一実施例におけるボウルの斜視図である。 同上のボウルの平面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2中のB−B線断面図である。 図2中のC−C線断面図である。 図2中のD−D線断面図である。 図2中のE−E線断面図である。 図2中のF−F線断面図である。 図2中のG−G線断面図である。 図2中のH−H線断面図である。 図2中のI−I線断面図である。 同上のボウルの平面図である。 図12中のJ−J線断面図である。 図12中のK−K線断面図である。 図12中のL−L線断面図である。 図12中のM−M線断面図である。 図12中のN−N線断面図である。 図12中のO−0線断面図である。 図12中のP−P線断面図である。 図12中のQ−Q線断面図である。 図12中のR−R線断面図である。 ボウル内面の複数の断面を重ね合わせた説明図である。 ボウルの斜視図である。
本発明における水便器は、底部に排水口部4を有するボウル1を備え、該ボウル1の内面上部に配した吐出口3から吐出した洗浄水をボウル1内面に沿って旋回させつつ流下させてボウル1内面を洗浄する水洗便器であり、上記ボウル1の内面は、流下する洗浄水の流れを制御する誘導路2を備える。
上記誘導路2は、上記排水口部4に向かって漸次低くなる螺旋状のものであることが好ましく、更には、上記誘導路2は、ボウル1の鉛直方向断面において凹面となる断面を有することが好ましい。
また、上記誘導路2は、鉛直方向断面において凸面となる凸曲面5が下方側に連続しているとともに、ボウル1の鉛直方向断面における上記誘導路2と上記凸曲面5との間の変曲点における接線は上記排水口部4側が下がった傾斜を有しているものとするのが好ましい。
上記ボウル内面の鉛直方向断面における接線は、常に上記排水口部側が下がった傾斜を持つものとなっていてもよい。
そして上記誘導路2は、2周以内でボウル1上部からボウル1底部の排水口部4に至る螺旋状であることが好ましい。
また、上記ボウル1は、周壁11で回りを囲まれた導水路12を上部周縁に備えるとともに、上記吐出口3はボウル1の周方向に沿って洗浄水を吐出して上記導水路12を通じてボウル1内に洗浄水を供給するものであり、上記誘導路2は、ボウル1の上部周縁を一周しているとともに内周側がやや下り傾斜している上記導水路12から旋回流として流れて落ちてきた洗浄水を上記排水口部4へと導くものであることが好ましい。
上記誘導路2は、鉛直方向断面において凸面となる凸曲面5が下方側に連続しているとともに、上記誘導路2と上記凸曲面5との間の変曲点が高い位置にあるボウル1片側の凸曲面5の曲率半径R1よりも、上記誘導路2と上記凸曲面5との間の変曲点が低い位置にあるボウル1の他の片側の凸曲面5の曲率半径R2が大であることが好ましい。
また、上記曲率半径が小であるボウル1片側の凸曲面5の下方側の内壁面は、上記曲率半径が大であるボウル1の他の片側の凸曲面5の下方側の内壁面よりも、傾きが大であることが好ましく、また、上記曲率半径が大であるボウル1の他の片側の凸曲面5の範囲が周方向においてほぼ半周の範囲であることが好ましい。
以下、本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、図は本発明に係る水洗便器における合成樹脂製のボウル1を示している。上縁の片側後部に吐出口3が配されたボウル1は、その底部に排水口部4を備えている。水洗便器はこのボウル1を主体とし、外周を覆う筐体や便座、便蓋、洗浄水吐出制御部等で構成されるが、ここではボウル1のみを図示している。
排水口部4は、ボウル1の底部から下方へ延びる縦筒部41と、縦筒部41から後方へ延びる円筒状の横筒部42とを有するもので、略L状に屈曲する排水口部4は、ボウル1と一体に形成されている。また、ボウル1の底部に上面が開口する縦筒部41は、ボウル1の内面に滑らかに連続する面を持つものとなっている。
横筒部42の後方に向けて開口する後端には、可動型のトラップ筒(図示せず)の一端を連結してある。トラップ筒は、モータによって他端が上下に動かされるもので、上方に動かした時には他端開口が排水口部4の横筒部42の内部天面よりも上方に位置することから、ボウル1内に洗浄水を貯める。トラップ筒4の他端を下方に動かした時には、トラップが解かれてボウル1内の洗浄水を排出する。つまり、本実施例における水洗便器は、ターントラップ方式となっている。
吐出口3は、ボウル1の周方向に沿って洗浄水を吐出することでボウル1内に洗浄水を供給する部分で、図示例では、ボウル1の右側の上部後端部に設けてある。また、ボウル1の上部周縁には、周壁11で回りを囲まれた導水路12を設けてある。ボウル1の上部周縁を一周しているとともに内周側がやや下り傾斜している導水路12は、吐出口3付近で吐出口3との間を仕切る仕切り壁13によってその幅が徐々に狭くなって終わる。
吐出口3から勢いよく吐出された洗浄水は、導水路12に沿ってほぼ一周する間に、周方向の各部からボウル1内に流れ落ちる。
なお、吐出口3からの洗浄水の吐出圧や、導水路12の内側に向けた下り傾斜の角度を適宜設定することで、導水路12の周方向各部からボウル1内部に流れ落ちる洗浄水の水量はほぼ同じとなるようにしている。
導水路12からボウル1内に流れ落ちた洗浄水は、下方ほど絞った形状となっているボウル1内面を旋回流として流れ落ちて、排水口部4に達する。
ここにおいて、従来の水洗便器におけるボウル1は、上記の特許文献1に示されたものも含め、左右の両側面が同一の曲面のすり鉢状で形成され、洗浄水がボウル内面を流下する時の流れは、洗浄水の水圧と水量に従ったものとなっている。
これに対し、図示例のボウル1は、その内面に平面視が渦巻き状(spiral)となっている螺旋状(helical)の誘導路2を備えて、この誘導路2の傾斜によって、洗浄水の流れの方向を制御している。そして、ここでは誘導路2として、鉛直方向断面が凹面となるものを用いている。また、誘導路2は排水口部4に向かって漸次低くなっていく螺旋状であるために、ボウル1の左右の両側面は非対称となっている。
なお、上記誘導路2は、全ての水流を誘導して誘導路2に沿ってのみ洗浄水を流下させるものではない。後述するように、誘導路2から外れて下方に流れ落ちる水流が生じることを許している。また、水量や水圧によっては、ボウル1の周方向におけるカーブにおいて一部の洗浄水が誘導路2から外方に飛び出した後、再度誘導路2に戻ってくる水流が生じることも許している。ボウル1内を流下する洗浄水が多少誘導路2から外れたとしても、全体的には誘導路2にほぼ沿って流下して、螺旋状誘導路2で規定される旋回周回数内で大半の洗浄水が排水口部4に至るならば、誘導路2によって水流が制御されているものと、みなす。
排水口部4に向かう螺旋状の誘導路2の下縁側には、鉛直方向断面において凸面となる凸曲面5が下方側に連続しており、誘導路2はこの凸曲面5を介して吐出口部4の縦筒部41に繋がっている。なお、誘導路2はボウル1の内面を1周以上している関係で、図7に示すように、誘導路2の下縁側に、凸曲面5を介して再度誘導路2が繋がっている部分が存在している。
ちなみに図において、ボウル1の内面(及び外面)に付した細線は、3次元CADにおいて自由曲面を例えばNURBS(Non-Uniform Rational B-spline)によって複数の曲面(パッチ)の集まりとして表現した場合の境界曲線を示している。この境界曲線は、鉛直方向断面が凹面となる誘導路2とその下方側に位置する凸曲面5との間の変曲点を周方向に結んだ線を含んでいる。図示の境界曲線からボウル1内面が全体として左右非対称であること、誘導路2が螺旋状であることがわかる。
なお、誘導路2は、その凹面の曲率が一定ではない上に、途中で曲率が変化したり、複数の曲率の異なる凹面の組み合わせとなっていることから、螺旋状であることが判りにくい部分が存在する。しかし、誘導路2の下方側に位置する凸曲面5の部分の境界曲線は、例えば、図15及び図4に示すように、明らかに螺旋状となっている。これは、凸曲面5の上方側の誘導路2が螺旋状となっていることの証左である。
また、図22は、図2におけるC−C線断面とE−E線断面とH−H線断面とI−I線断面並びに図12におけるL−L線断面とO−O線断面とR−R線断面とQ−Q線断面の各右半部を重ねて示したもので、図22中のZは、上記の各断面線の交点である。
吐出口3から出た洗浄水は、L−L線断面(図22中の1L)上の導水路12を通り、Q−Q線断面(図22中の2Q)及びO−O線断面(図22中の3O)付近から誘導路2に落ち始める。そして、洗浄水は、R−R線断面(図22中の4R)やC−C線断面(図22中の5C)、更にはI−I線断面(図22中の6I)における誘導路2を速度を速めて流れる。次いで、洗浄水は、E−E線断面(図22中の7E)及びH−H線断面(図22中の8H)における誘導路2を経て、後述の緩やかな斜面44から排水口部4に流れ落ちる。
図22において、1L,2Q,3O,4R,5C,6I,7E,8Hの各断面での誘導路2の下方側にある凸曲面5の高さ位置を、H1,H2,H3,H4,H5,H6,H7,H8で示す。誘導路2の下縁側は、2Q−3O−4R−5C−6I−7E−8H−1Lの順に漸次その高さ位置が低くなっている。このことからも、誘導路2が螺旋状となっていることがわかる。
また、誘導路2と凸曲面5との間の変曲点が高い位置にあるボウル1片側(図4,図5ではボウル1の左側)の凸曲面5の曲率半径R1よりも、誘導路2と凸曲面5との間の変曲点が低い位置にあるボウル1の他の片側(図4,図5ではボウル1の右側)の凸曲面5の曲率半径R2を大としている。
さらに小さい曲率半径R1の凸曲面5に上部が繋がる縦筒部41の片側は、急峻な壁43を形成しているのに対して、大きい曲率半径R2の凸曲面5に上部が繋がる縦筒部41の他側は、緩やかな斜面44で構成している。
なお、急峻な壁43は、ボウル1の後部側の凸曲面5とその下方に開口する横筒部42との間の縦筒部41にも存在し、緩やかな斜面44はボウル1の前部側の凸曲面5の下方に繋がる縦筒部41の前部面にも存在する。図2における6は、緩やかな斜面44の範囲を示しており、ボウル1の周方向における右側から前部にかけてのほぼ半周の範囲に設けている。
そして、螺旋状の誘導路2の内周側端部の内側には、大きな曲率半径R2の凸曲面5から緩やかな斜面44に連続しており、誘導路2の内周側端部の先には急峻で傾きが大である壁43が控えている。
このボウル1内に吐出口3から洗浄水を吐出すれば、前述のように、洗浄水は導水路12に沿ってほぼ一周する間に旋回しながらボウル1内に流れ落ち、誘導路2に誘導されて更に旋回する。また、螺旋状の誘導路2にほぼ沿った旋回流として流れ落ちる間に、洗浄水の一部は誘導路2からその下方側に位置する凸曲面5を経て排水口部4に流れ落ちる。しかし、洗浄水の多くは誘導路2に沿って旋回し、急峻な壁43の手前の緩やかな斜面44を通じて排水口部4の横筒部42へとスムーズに流れ込む。
このために、吐出口3から吐出されて旋回しながら流れ落ちる洗浄水は、図2及び図23に矢印で示すように、ボウル1内を2周する前に(図示例ではほぼ1周半で)排水口部4に至る。通常の洗浄水を旋回流として流す水洗便器では、洗浄水はボウル1内を2周以上旋回して排水口部4に至ることから、ここで示したボウル1は、通常のものに比して、洗浄水を勢いよく排水口部4に送り込むことになる。
また、ボウル1内を一様な水流が流れるのではなく、誘導路2に沿って多くの洗浄水が流れる上に、この流れは、排水口部4の横筒部42の前面開口につながる緩やかな斜面44を経て横筒部42に勢いよく且つスムーズに流れ込む。このために、洗浄水量が少なく、且つ洗浄水の吐出圧が低くても、汚物搬送距離を伸ばすことができる。
また、このボウル1では、前述のように、誘導路2と凸曲面5との間の変曲点の位置が左右で異なる高さにある上に、凸曲面5は左右で曲率半径R1,R2が異なっている。そして、凸曲面5との間の変曲点が高いところにある誘導路2では、旋回流として誘導路2に沿って流れる水量が多く(曲率半径R1の小さい凸曲面5を通って排水口部4に流れ落ちる水量が少なく)、多くの洗浄水は緩やかな斜面44を通じて排水口部4に至る。
左右両側壁が同一の曲面で形成されているものでは、左右から排水口部4に流れ落ちる洗浄水同士が横筒部42の前方で互いに衝突して横筒部42への流れを阻害することになるのに対して、本ボウル1ではこのような事象が生じにくくなっている。従って、洗浄水の排水は更にスムーズなものとなる。
なお、誘導路2の鉛直方向断面における接線並びに誘導路2とその下方側の凸曲面5との間の変曲点における接線は、排水口部4側が下がった傾斜を持つものとしている。つまり、ボウル1の内面は、鉛直方向断面における接線が常に排水口部4側が下がった傾斜を持っている。このために、螺旋状の誘導路2を設けているとはいえ、全ての洗浄水が誘導路2に沿った旋回流として流れるのではなく、誘導路2からその内周側に流れ落ちる水流も生じる。従って洗浄水はボウル1内の汚物の排出だけでなく、ボウル1内面の洗浄用の液剤を洗浄水に添加した場合には、ボウル1の内面を万遍なく洗浄することになる。
前記トラップ筒の駆動によるトラップ解除は、洗浄水の吐出開始から適宜な時間が経過した時点で行い、また洗浄水の吐出が終了する前にトラップ筒を復帰させて封水面を形成することができるようにする。
螺旋状となっている誘導路2は、その全長に亘って鉛直方向断面が凹面である必要はなく、鉛直方向断面が平面や凸面となっている部分を持つものであってもよい。図示例においても、鉛直方向断面が凹面となっている部分の下縁側に、傾斜した平面となっている部分が存在している。
上記実施例では、ターントラップ形式のものを示したが、本発明はこの形式のものに限定されるものでなく、他の排水形式のものにも適用することができる。
また、洗浄水としては、水に洗剤を添加したものを好適に用いることができるが、水だけのものであってもよい。
1 ボウル
2 誘導路
3 吐出口
4 排水口部
5 凸曲面
12 導水路
43 壁
44 斜面

Claims (8)

  1. 底部に排水口部を有するボウルを備え、該ボウルの内面上部に配した吐出口から吐出した洗浄水をボウル内面に沿って旋回させつつ流下させてボウル内面を洗浄する水洗便器であって、
    上記ボウルの内面は、流下する洗浄水の流れを制御する誘導路を備え
    上記誘導路は、上記排水口部に向かって漸次低くなる螺旋状のものであり、
    上記誘導路は、鉛直方向断面において凸面となる凸曲面が下方側に連続しているとともに、上記誘導路と上記凸曲面との間の変曲点が高い位置にあるボウル片側の凸曲面の曲率半径よりも、上記誘導路と上記凸曲面との間の変曲点が低い位置にあるボウルの他の片側の凸曲面の曲率半径が大である、
    ことを特徴とする水洗便器。
  2. 上記誘導路は、上記ボウルの上記鉛直方向断面において凹面となる断面を有することを特徴とする請求項1記載の水洗便器。
  3. 上記ボウルの上記鉛直方向断面における上記誘導路と上記凸曲面との間の変曲点における接線は上記排水口部側が下がった傾斜を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の水洗便器。
  4. 上記ボウル内面の上記鉛直方向断面における接線は、常に上記排水口部側が下がった傾斜を持つものとなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水洗便器。
  5. 上記誘導路は、2周以内でボウル上部からボウル底部の排水口部に至る螺旋状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水洗便器。
  6. 上記ボウルは、周壁で回りを囲まれた導水路を上部周縁に備えるとともに、上記吐出口は、ボウルの周方向に沿って上記洗浄水を吐出して上記導水路を通じて上記ボウル内に上記洗浄水を供給するものであり、上記誘導路は、ボウルの上記上部周縁を一周しているとともに内周側がやや下り傾斜している上記導水路から旋回流として流れて落ちてきた洗浄水を上記排水口部へと導くものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の水洗便器。
  7. 上記曲率半径が小である上記ボウル片側の上記凸曲面の下方側の内壁面は、上記曲率半径が大である上記ボウルの他の片側の上記凸曲面の下方側の内壁面よりも、傾きが大であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の水洗便器。
  8. 上記曲率半径が大である上記ボウルの他の片側の上記凸曲面の範囲が周方向においてほぼ半周の範囲であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の水洗便器。
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