JP6431684B2 - 電気洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気洗濯機に関する。
洗濯槽を縦に置いた電気洗濯機は、洗濯槽の底部に回転翼を設け、この回転翼を正逆回転させ洗濯を行っている。回転翼は円盤状で、その中央から放射状に形成される凸状の複数のリブを備えている。また、下記特許文献1には、回転翼盤の形状に関し、回転することによって洗濯物に上向きの分力を作用させる、なだらかな傾斜面が形成された、谷部と傾斜部が開示されている。
特開2013−236782号公報
上述した従来の電気洗濯機では、回転翼盤の上に形成された谷部と傾斜部とが、なだらかな傾斜面でスムーズに連続的に接続されている。このため、回転中の回転翼盤上にある洗濯物は滑り易く、上にある洗濯物は上のまま、下にある洗濯物は下のままとなり、結果として洗いムラが生じる可能性があった。
本発明の目的は、このような課題を解決して、洗濯物の上下の入れ替わりが促進され、洗いムラの抑制による洗浄力の向上が可能な電気洗濯機を提供することにある。
本発明は、洗濯槽と、該洗濯槽の底部に設けられた回転翼盤と、前記洗濯槽を内包し洗濯水を溜める外槽と、前記洗濯槽と前記回転翼盤とを回転駆動する駆動機構を備えた電気洗濯機において、前記回転翼盤の上面は、他の領域と比べて相対的に低い底部を含み、前記底部の周方向両側が連続的に上る谷状傾斜面と、他の領域と比べて相対的に高い稜線部を含み、前記稜線部の周方向両側が連続的に下る山状傾斜面を有し、前記山状傾斜面との境界に至る直前における前記谷状傾斜面の傾斜角度に対して、前記境界を過ぎた直後における前記山状傾斜面の傾斜角度が、前記境界において傾斜角度が非連続的に減少し、かつ、前記谷状傾斜面と前記山状傾斜面との境界部分が***した形状を形成する。
本発明によれば、洗濯物の上下の入れ替わりが促進され、洗いムラの抑制による洗浄力の向上が可能な電気洗濯機を提供できる。
本発明の実施形態1の電気洗濯機を示す概観図である。 実施形態1の電気洗濯機の概略構造を示す縦断面図である。 実施形態1の電気洗濯機における回転翼盤の斜視図である。 実施形態1の電気洗濯機における回転翼盤の平面図である。 図4に示した回転翼盤における***部と谷部の境界付近を示す概略図である。 図4に示した回転翼盤のIV−IV断面図である。 図4に示した回転翼盤のV−V断面図である。 図2に示した電気洗濯機の制御系のブロック図である。 図8に示した制御系のコントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する制御処理の一部を示すフローチャートである。 図8に示した制御系のコントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する制御処理の他の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の電気洗濯機の概略構造を示す縦断面図である。 実施形態2の回転翼盤の下面側の形状を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照し説明する。
<実施形態1>
この実施形態における電気洗濯機は、洗濯および乾燥を実行する形態であって、基本的には、次のようにして洗濯および乾燥を実行する構成である。
洗濯水を溜める外槽内に内槽である洗濯兼脱水槽を回転可能に設置し、この洗濯兼脱水槽の底部中央に回転翼盤を回転可能に設置する。この回転翼盤には、回転することによって回転翼盤上に投入されている洗濯物に上向きの分力を繰り返し作用させるなだらかな傾斜面で形成する複数の***部を設ける。洗濯兼脱水槽と回転翼盤は、駆動機構によって選択的に回転駆動するように構成する。
更に、洗剤投入器及び洗剤投入器内の粉末洗剤を外槽の底部に導入する洗剤給水機構と、外槽内に洗濯水を給水する給水機構と外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、外槽の底部の洗濯水を洗濯兼脱水槽の上方から洗濯兼脱水槽内に降り掛けるように循環させる洗濯水循環機構と、外槽内の空気を吸い出して水冷除湿した後に加熱して洗濯兼脱水槽内に吹き込むように循環させて洗濯物を乾燥させる空気循環除湿機構と、駆動機構と給水機構と排水機構と洗濯水循環機構と空気循環除湿機構を制御する制御装置を設ける。
そして、制御装置は、次のように洗濯および乾燥工程を制御する。
洗い工程では、その後の洗い工程において回転翼盤の上面を超えない水位または僅かに超える水位を維持して外槽の底部に溜まるように給水して粉末洗剤を溶かすことによって外槽の底部に高洗剤濃度の洗い水を生成し、この洗い水を洗濯物に降り掛けるように循環させながら回転翼盤を正逆回転させて洗濯物に上向きの力を繰り返し作用させることによって押し洗いする。ここで、洗濯物の布量が通常の範囲内であるときの洗い水は回転翼盤の上面を超えない水位とし、洗濯物の布量が通常の範囲を下回るときの洗い水はまたは僅かに超える水位とする。
すすぎ工程では、洗い工程と同様に、回転翼盤の上面を超えない水位または僅かに超える水位を維持して外槽の底部に溜まるように給水した濯ぎ水を洗濯物に降り掛けるように循環させながら回転翼盤を正逆回転させて洗濯物に上向きの力を繰り返し作用させることによって該洗濯物に含まれる洗い水(洗剤成分)を押し出す、すすぎを行う。
そして、乾燥工程では、回転翼盤を正逆回転させながら外槽内の空気を吸い出して水冷除湿した後に加熱して洗濯兼脱水槽内に吹き込むように循環させて洗濯物を乾燥させる。
図1は、このような洗濯および乾燥を実行する電気洗濯機100の外観図であり、図2は内部構造を示す縦断面図である。
1は、外郭を構成する四角筒状の外枠である。2は、外枠1の上部に取り付けられたトップカバーである。トップカバー2の前側には洗濯物投入口2aを設けてある。3は、トップカバー2の洗濯物投入口2aを覆うように取り付けられた外蓋3である。外蓋3は、取っ手3aを上方に引くと図2中二点鎖線で示すように中央で折り曲げて開くようになっている。外蓋3の前側に各種操作ボタンスイッチ6、6aや表示器7、25を備えた操作パネル8を設けてある。操作パネル8は、機体底部に設けた制御装置14に電気的に接続している。5はトップカバー2の前面に設けた電源スイッチである。トップカバー2の後部には給水電磁弁4やヒータ20、送風ファン19などの給水、乾燥に関連する部品を、トップカバー2の前側には洗剤・仕上げ剤容器28を内蔵している。
9は、洗濯兼脱水槽で、その外周壁に通水および通風のための多数の小さな貫通孔9aを有し、その底壁に通水および通風のための複数の貫通孔9bを有し、その上縁部に流体バランサー9cを備え、底部の内側には回転自在に回転翼盤11を回転可能に設置する。
回転翼盤11の詳細は後述する。
10は、洗濯兼脱水槽を内包する外槽であり、その底部の外側には洗濯脱水駆動装置を取り付ける。この外槽10は、外枠1の上端部の四隅部に設けた隅板に係止して垂下させた4本の支持棒に緩衝装置(図示せず)を介して外槽10の四方位を係合させて均等に支持することにより外枠1の中心部に懸垂する。洗濯脱水駆動装置は、インバータ駆動電動機または可逆回転型のコンデンサ分相単相誘導電動機を使用した洗濯脱水駆動電動機13と電磁操作クラッチ機構12と遊星歯車減速機構を内蔵し、洗濯脱水駆動電動機13と電磁操作クラッチ機構12を制御することによって、洗濯兼脱水槽9を静止させるように係止または自由に回転できるように解放した状態で回転翼盤11を繰り返し正逆回転させる洗濯駆動モードと、洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11を一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モードを選択的に実行する駆動機能を有する。
27は振動センサで、外槽10の側面外側に設置してあり、洗濯時や洗濯兼脱水槽9が高速回転する脱水時の外槽10の振動を検出する。
31は外槽10の上面に設けた槽カバーである。槽カバー31の前側から約2/3の部分には洗濯物投入口31aを有し、後面31bには槽カバー31の上面と下面を連通する温風吹き出し口(図示せず)、給水入口(図示せず)、循環水入口33が設けてある。また、槽カバー31の前方には、洗剤・柔軟仕上げ剤入口28aが設けてある。23は、洗濯物投入口31aを覆うように設けた内蓋である。内蓋23は、ヒンジ23bで開閉自在に取り付けられており、取っ手23aを上方に持ち上げることで、内蓋23のロック(図示せず)が解除され図中一点鎖線で示すように開き、取っ手23aを下方に押すことでロックされるようになっている。30は槽カバー31の後面31bの下面(洗濯兼脱水槽9側)に設けた循環水カバーである。
22は、乾燥ダクトで、乾燥通水通気口10bと温風吹き出し口との間を接続する。乾燥ダクト22の途中には、送風ファン19、ヒータ20、リントフィルタ(図示せず)、除湿機構22b、温度センサ26が設けてある。送風ファン19を運転し、ヒータ20に通電すると、洗濯兼脱水槽9内に温風が吹き込み、洗濯物を温め水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、貫通孔9a、9bを通り外槽10に出て、通水通気口10bから乾燥ダクト22に吸い込まれ、除湿機構22bを流下する冷却水で冷却除湿されて乾いた低温空気となり、ヒータ20で再度加熱され、洗濯兼脱水槽9内に吹き込むように循環する。
29a、29b、29c、29d、29e、29fは、ゴム製の蛇腹管で、振動変位する外槽10や外槽カバー31と固定側(外枠1やトップカバー2など)に設けた乾燥ダクト22や給水電磁弁4、循環ポンプ16などとの接続用に用いている。
給水電磁弁4は、本実施例では4方向に給水を行えるよう4連弁を使用している。一つ目は洗濯給水電磁弁で、給水入口に接続され、洗濯兼脱水槽9内に給水する。二つ目は洗剤給水電磁弁で、洗剤・仕上げ剤容器28の洗剤投入室に接続されている。三つ目は仕上げ剤給水電磁弁で、洗剤・仕上げ剤容器28の仕上げ剤投入室に接続されている。洗剤・仕上げ剤容器28は、洗剤・仕上げ剤入口28aとつながっており、外槽10内に洗剤や仕上げ剤が供給される。四つ目は後述する除湿機構22bに接続されている。
外槽10の底面には、エアトラップ21aが設けてあり、内部の圧力がチューブ21bを介して水位センサ21に伝えられ、外槽9内の洗濯水の水位を検知する。
17は洗濯水の循環パイプで、外槽底部に設けた通水通気口10bと循環水入口33との間を接続する。循環パイプ17の途中には、機体底部に設けた循環ポンプ16、異物トラップ18があり、異物トラップ18には排水弁15を介して排水ホース24が接続している。
循環ポンプ16を運転すると、外槽10内の洗濯水は、外槽底部に設けた通水通気口10bから循環パイプ17を通り外槽10の上部に運ばれ、槽カバー31の循環水入口33から循環水カバー30に入り、糸屑フィルタ38で糸屑を取り除かれ、ノズル34から洗濯兼脱水槽9内に散水される。
回転翼盤11の詳細を図3〜図7に示す。図3は回転翼盤11の斜視図、図4は回転翼盤11の平面図(上面図)、図5は***部と谷部の境界付近を示す概略図、図6は図4の左右の中心線IV−IVで切断した回転翼盤11の断面図、図7は図4の上下の中心線V−Vで切断した回転翼盤11の断面図である。
回転翼盤11の上面は、複数の***部11aとこの***部11aの間に形成される谷部11bとで構成される。本実施形態では、回転翼盤11の回転中心Pを挟んで形成される2つの***部11aと、この***部11a間に形成される2つの谷部11bとを備えている。本回転翼盤11では、***部11aを形成する第1の傾斜面11gと谷部11bを形成する第2の傾斜面11hとが、非連続的に接続されている。具体的には、本実施形態における回転翼盤11は、第2の傾斜面11hから1の傾斜面11gへ移行する際に、傾斜角度が急激に小さくなっている。このように、回転翼盤11の上面に傾斜急縮小部を設けることによって、第2の傾斜面11hと第1の傾斜面11gとの境界部分が***して膨らんだ形状となり(図5参照)、この部分において洗濯物に対して上向きの力が加わり、上下に重なって存在する洗濯物の入れ替わりが促進される。
図4に示すように、第1の傾斜面11gは、回転中心Pに近い内径側から外径側へ行くに従って周方向領域が徐々に拡大し、外径端面11fにおいて周方向領域が最大となる。また、この第1の傾斜面11gは、他の領域と比べて相対的に高い稜線11a1を含み、その周方向両側が連続的に下る、山状の凸曲面を形成している。一方、第2の傾斜面11hは、他の領域と比べて相対的に低い谷底11b1を含み、その周方向両側が連続的に上る、谷状の凹曲面を形成している。この凹曲面は、径方向の中央部分が低く(深く)内径側部分と外径側部分が高い(浅い)、所謂お椀状となっている。なお、この回転翼盤11は、上方から見ると、一対の楕円状の谷部11bが左右対称に位置し、一対の扇状の***部11aが左右対称に位置する。
稜線11a1は、図6に示すように、回転中心Pから外径方向に向けて高さが徐々に高くなるように形成されている。なお、図6は、稜線11a1を含む断面について示しているが、この稜線11a1の周方向両側の***部11aについても、同様に外径方向に向けて高くなるように形成されている。また、回転翼盤11を洗濯脱水駆動装置へ固定するために、回転中心Pの周辺に上方への膨出部11iを設け、固定ねじを収容するスペースを確保している。
回転翼盤11の上面の形状について更に詳しく説明する。図5に示すように、谷部11bを形成する第2の傾斜面11hは、第1の傾斜面11gとの境界11mに向けて接線の傾きが増加する、所謂「下に凸」の曲面となっている。一方で、***部11aを形成する第1の傾斜面11gは、第2の傾斜面11hとの境界11mからの接線の傾きが減少する、所謂「上に凸」の曲面となっている。そして、境界11mは、「下に凸」から「上に凸」に切り替わる変曲点となっている。
また、境界11mに至る直前における第2の傾斜面11hの傾斜角度θhが30度であるのに対して、境界11mを過ぎた直後における第1の傾斜面11gの傾斜角度θgが10度であり、境界11mにおいて傾斜角度が非連続的に減少している。このように、第1の傾斜面11gと第2の傾斜面11hとの間の境界11mに***境界部が形成され、この***境界部において傾斜角度が急激に減少する(少なくとも傾斜角度の差が10度以上である)。
このため、回転翼盤11が回転すると、***部11aの高さが極端に大きくなくても、***境界部によって洗濯物が押し上げられ、落下するときのたたき洗い効果で洗浄力が向上するだけでなく、上下にある洗濯物の入れ替わりが促進されるので洗いムラも低減する。ここで、従来は、谷部から***部にかけて緩やかに傾斜が連続していたので、回転中の回転翼盤上にある洗濯物は滑り易く、上にある洗濯物は上のまま、下にある洗濯物は下のままとなり、糸屑等が抜け切れずに、洗濯物の間やシワの部分に糸屑が残り易かった。しかし、本実施形態によれば、洗濯物の上下の入れ替わりが促進されるので、糸屑が水と共に取り出され易くなり、糸屑フィルタ38にて除去する糸屑の捕集率も向上する。
ここで、図4に示す通り、***部11aの外周端における周方向長さLgは、谷部11bの外周端における周方向長さLhより長くなるように形成されている。このように、外径側へ行くに従い***部11aの領域を広くし、上方から見て***境界部が曲線状に広がる形としたので、***境界部を長く確保でき、洗濯物の持ち上げ効果が高まる。ただし、***部11aの表面積は谷部11bの表面積と比べて小さくしているため、洗濯兼脱水槽9内に収容できる洗濯物の量を多く確保している。
また、稜線11a1と谷底11b1との高低差に対して、稜線11a1から谷底11b1までの周方向長さ(第1の傾斜面11gの周方向長さと第2の傾斜面11hの周方向長さの合計の半分)が長くなっている。***部11aの高さは、外径端に近づくほど高くなるが、周方向長さも外径端に近づくほど長くなるので、径方向位置によらず、このような長さ関係となっている。
本実施形態の回転翼盤11を使用した場合の洗濯/乾燥時の洗濯物の動きについて説明する。回転翼盤11が回転すると、この回転翼盤11上の洗濯物は、回転翼盤11の回転方向に回転するとともに、***部11aと谷部11bとの境界11mに形成された傾斜縮小部によって上方に押されて、下にあった洗濯物が上に移動する。
このような回転翼盤11の回転を正逆方向に交互に行うことによって、洗濯兼脱水槽9内の洗濯物の鉛直方向及び径方向の入れ替わりが促進される。これにより、洗いにおいては、機械的な作用(たたき洗い作用、押し洗い作用、もみ洗い作用)がムラなく働き、洗いムラの低減や洗浄力の向上を図ることができる。また、すすぎにおいては、すすぎムラの低減を図ることができる。さらに、乾燥においては、洗濯物に温風がムラなく行き渡り、乾きムラの低減や消費電力量、乾燥時間の低減を図ることができる。本実施形態では、回転翼盤11の上面を超えない程度の洗濯水の水位で、洗濯兼脱水槽9の上方から洗濯物に洗濯水を散布しながら洗濯を行うので、洗濯水を洗濯物に満遍なくかけることが重要である。このため、回転翼盤11の上面の形状を左右対称とし、周方向の洗濯物の動きを回転翼盤11の左右回転で略同一としている。
ここで、稜線11a1と谷底11b1との高低差が大きいほど洗濯物の上下方向の振動が大きくなり、洗浄力が向上する。しかし、稜線11a1を高くしすぎると洗濯物を収納するための洗濯兼脱水槽9内のスペースが減少する。そこで、本実施形態では、図6に示すように、***部11aの稜線11a1の径方向の傾斜角度(稜線11a1の水平面からの傾斜角度)θ1を、水平面に対して10〜20度とし、***部11aの最高部の高さ、すなわち稜線11a1の外径側端における高さを抑制している。なお、本実施形態では、***部11aと谷部11bとが、それぞれ左右対称に設けられているため、回転翼盤11を左右方向のどちらに回転させても、洗濯物の動きが変わらないので、布絡みや布片寄りが生じ難く、洗いムラや布痛みが抑制できる。
なお、回転翼盤11の回転数が高すぎると、上述した洗濯物を内側に引き込む効果より、遠心力により洗濯物が外側に押し出される効果が強くなり、半径方向の洗濯物の動きが悪化する。このため、回転翼盤の回転数は毎分100〜130回転程度が望ましい。
***部11aの裾野領域(谷部11b)には、境界11mと同じ方向に湾曲した複数本の突条11dを有する。本実施形態では、図4に示すように、谷底11b1を挟んで対称の位置に突条11dを1本ずつ配置し、かつ回転中心Pに対して点対称の位置に設けてある(合計4本)。
回転翼盤11を回転すると、洗濯物は回転翼盤11の上面を上下に振動するので、突条11dは洗濯板効果を発生し、洗浄力の向上に効果がある。しかし、突条11dの高さが高すぎると、一般的な電気洗濯機の攪拌翼(パルセータ)と同様に洗濯物を引っ掛ける作用が大きくなり布絡みや布傷みの要因となる。このため、洗濯物の滑りを阻害しないよう、突条11の高さは2〜4mmが望ましい。突条11dを***部11の裾野領域(谷部11b)に設けたのは、洗濯物の傷みを増加させないためである。
回転翼盤11の上面には、複数個の球冠状の曲面凸部11eを備える。曲面凸部11eは谷部11bに分散して配置してある。本曲面凸部11eも上述した突条11dと同様の洗濯板効果を生じ、洗浄力を向上する効果がある。ただし、曲面凸部11eの高さが高すぎると、洗濯物の滑りが減少し回転翼盤11と一緒に回転をするようになる。こうなると洗濯物の上下方向の振動が小さくなり、洗浄力が低下してしまう。このため、洗濯物の滑りを阻害しないよう、曲面凸部11eの高さは1〜3mm、直径は20〜30mmが望ましい。
回転翼盤11の上面、具体的には、***部11aの周方向両側及び谷部11bには、通水および通風のための多数の貫通孔11cを備える。ここで、貫通孔11cは、***部11aの稜線11a1付近である頂上領域と、突条11d及び曲面凸部11eには配置しない。
また、乾燥工程においては、回転翼盤11が、最終脱水によって洗濯兼脱水槽9の内周壁面に偏った洗濯物を解きほぐしつつ、***境界部によって洗濯物の上方向の動きを促進するため、洗濯物の入れ替わりを促進して乾燥ムラを抑制するだけでなく、循環空気と洗濯物の接触を良くして乾燥効率を高めるように作用する。
図8は、洗濯乾燥機の制御部のブロック図である。40はマイクロコンピュータで、各スイッチ6、6aに接続される操作ボタン入力回路41や水位センサ21、温度センサ26、振動センサ27と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータ40からの出力は、駆動回路42に接続され、給水電磁弁4、クラッチ12、排水弁15、循環ポンプ16、電動機13、送風ファン19、ヒータ20などに接続され、これらの開閉や回転、通電を制御する。また、使用者に洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオード表示器25や発光ダイオード7、ブザー43に接続される。
本実施形態における電気洗濯機では、洗い工程やすすぎ工程において外槽10の底部に溜める洗い水及びすすぎ水の水位は、基本的には、回転翼盤11を正逆回転させながら洗濯水を循環させている状態において、外槽10の底部に溜っている洗濯水が回転翼盤11の上面を大幅に超えて回転翼盤11上の洗濯物を浮遊させるように浸すような水位まで大幅に上昇するのを避けなければならない。但し、回転翼盤11上の洗濯物に多量の洗濯水を含ませた後に回転翼盤11の回転と洗濯水の循環を停止した状態を長時間継続すると、洗濯物に含まれる洗濯水と洗濯水循環系内の洗濯水は、重力で流下して外槽10の底部に溜ることから、このような状態での洗濯水位が回転翼盤11の上面を超えることは許容される。
そこで、この実施形態では、洗濯水給水制御のための設定水位として、通常の布量の洗濯物の洗濯では、洗濯兼脱水槽9内の回転翼盤11の下面の高さより僅かに低い水位h1を設定し、通常の布量を下回る極少布量の洗濯物の洗濯では、前記水位h1よりも僅か(約10cm程度)に高い水位(洗濯兼脱水槽9内の回転翼盤11の***部11aの頂上部の最高部位に略等しい水位)h2を設定した。
そして、給水工程においては、所定量の水を給水して洗濯物の量に応じて投入された粉末洗剤を溶かして高洗剤濃度の洗い水を生成する。洗い工程では、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させながら外槽10の底部に溜った高洗剤濃度の洗い水を洗濯物に降り掛けるように循環させることによって、***部11aが回動することでその表面が上下動して高洗剤濃度の洗い水を含んだ洗濯物を繰り返し押し上げて振動させることにより洗いを行う。
すすぎ工程では、洗い工程と同様な水位のすすぎ水により、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させながら外槽10の底部に溜ったすすぎ水を洗濯物に降り掛けるように循環させることによって、回転翼盤11上で洗い水を含んだ洗濯物を上下動させて洗い水を押し出すすすぎを行う。
乾燥工程では、遠心脱水された洗濯兼脱水槽9内の洗濯物を回転翼盤11の正逆回転によって撹拌しながら外槽10内の湿潤した空気を吸い出して水冷除湿した後に加熱して洗濯兼脱水槽9内に吹き込むように循環させる。
マイクロコンピュータ40は、電源スイッチ5が押されて電源が投入されると起動し、図9及び図10に示すような洗濯および乾燥の基本的な制御処理プログラムを実行する。
ステップS101
電気洗濯機の状態確認および初期設定を行う。
ステップS102
操作パネル8の表示器7を点灯表示し、操作ボタンスイッチ6からの指示入力に従って洗濯コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯コースまたは前回実施の洗濯コースを自動的に設定する。
ステップS103
操作パネル8の操作ボタンスイッチ6におけるスタートスイッチ6aからの指示入力を監視して処理を分岐する。
ステップS104
洗剤量検出処理を実行する。この洗剤量検出は、洗い水を給水する前の乾布状態において、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を一方向に回転させたときに、該回転翼盤11に作用する回転負荷量に基づいて洗濯物の布量を検出するように洗濯脱水駆動装置における洗濯脱水駆動電動機13と電磁操作クラッチ機構12を制御し、検出した布量に基づいて洗剤の適量(洗剤量)を求めることによって行う。
洗濯水量は、布量が所定の布量の範囲(適量)内のときには回転翼盤11を超えない水位を維持して外槽10の底部に溜まるように洗濯水量(水位h1)を設定する。また、この検出結果(布量)に基づいて洗濯時間を求めて設定する。布量検出が行われない時には、標準の洗濯時間を設定する。
ステップS105
求めた洗剤量を操作パネル8の表示器25に表示する。
ステップS106
洗剤給水電磁弁を開き、洗剤・柔軟仕上げ剤容器28の洗剤投入室に洗剤給水を実行する。使用者は、表示された量の粉末洗剤を洗剤・柔軟仕上げ剤容器28洗剤投入室に投入した後、外蓋3を閉じるように操作する。洗剤給水が流れている洗剤投入室に投入された粉末洗剤は、洗剤給水の水と共に洗剤・柔軟仕上げ剤入口28aを通り外槽10の底部に落下する。
ステップS107
洗剤溶かし水位まで給水したら給水を停止する。本実施形態では、洗剤給水量を洗剤量(布量)に関わらず約10リットルに設定した。この水量は、この後の洗剤溶かし工程(ステップS108)で洗濯兼脱水槽9を回転させたときに、洗濯兼脱水槽9の底で給水した水と洗剤を攪拌するのに十分な水量で、かつ水面が回転翼盤11の下面の高さより低くなる(洗濯物が洗剤溶かし前に濡れない)ように設定したものである。
ステップS108
洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11を一体的に一方向に緩速回転(約毎分70回転)させることによって、該洗濯兼脱水槽9の底面で外槽10の底部に投入された洗剤溶かし水と粉末洗剤を攪拌して高洗剤濃度の洗い水を生成する洗剤溶かしを実行する。
ステップS109
前洗いを実行する。この前洗いは、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させる撹拌を間欠的に行い、回転翼盤11の正逆回転中に循環ポンプ16を運転することによって外槽10の底部の洗い水をノズル34から洗濯物上に降り掛ける。回転翼盤11と循環ポンプ16の停止期間中に水位センサ21の検出信号を参照しながら洗剤給水電磁弁および洗濯給水電磁弁を開いて水位が設定水位を超えないように補給水する。
この運転を複数回繰り返すことによって洗濯物を洗い水に馴染ませて回転翼盤11上に分散させるように行う。
第1回目の正逆回転時には、洗剤濃度が約7倍の洗い水が洗濯物に降り掛かって洗濯物内に浸透していく。高濃度の洗い水は、ノズル34から洗濯物に散布されるため、洗剤の浸透作用で洗濯物にムラなく浸透する。洗濯物に浸透した高濃度の洗い水は、油の溶解能力が高く、油脂汚れを溶解し、洗濯物から汚れが浮き上がらせる効果が非常に大きく、高い洗浄力が得られる。
補給水を繰り返すことによって洗濯物に降り掛かる洗い水の洗剤濃度が低下して行き、前洗い終了段階では、標準濃度の2倍程度となる。
ステップS110
本洗いを実行する。この本洗いでは、先ず、前述と同様な方法で布量検出を行って設定されている洗濯時間を補正して設定する。その後に、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させながら循環ポンプ16を運転して外槽10の底部に溜った洗い水をノズル34から洗濯物に降り掛ける洗い水循環を行う約2分間の撹拌と、循環ポンプ16の運転を停止して洗い水の循環を止めた状態で回転翼盤4を正逆回転させる約1分間の布ほぐし撹拌を繰り返す。回転翼盤11の正逆回転により、洗濯物は洗濯兼脱水槽9内で鉛直方向及び径方向に入れ替わり、満遍なく洗浄される。最後に、循環ポンプ16の運転を停止して洗い水の循環を止めた状態で回転翼盤11を正逆回転させる約1分間の均一化撹拌を実行して本洗い時間を終了させるようにする。
ステップS111
第1回目の溜めすすぎを実行する。この溜めすすぎでは、先ず、排水弁15を開いて外槽10の底部に溜っている洗い水を排水した後に、洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11を一体的に一方向に回転させて洗濯物に含まれている洗い水を遠心脱水する。この洗い水脱水時の洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11の回転速度は、後述する最終脱水における回転速度(約1000rpm)と同様に設定し、高い脱水率を実現するように脱水運転を行う。
その後、排水電磁弁15を閉じて洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11を一体的に一方向に緩速回転(35〜40rpm)させながら、洗濯給水電磁弁を開放して水道水を散水口から回転翼盤11上の洗濯物に降り掛けるように給水する。
次に、洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11の回転を停止した状態で、外槽10の底部の水位が設定水位を超えないようにすすぎ水給水を行う。
次に、本洗いにおける押し洗い撹拌と同様に、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させながら、循環ポンプ16を運転して外槽10の底部に溜ったすすぎ水をノズル34から回転翼盤11上の洗濯物に降り掛けるように循環させる、すすぎ水循環撹拌すすぎを実行する。
次に、回転翼盤11の回転と循環ポンプ16の運転を停止した状態で、外槽10の底部に溜るすすぎ水の水位を検出しながら、水位が設定水位を超えないように補給水を行う。
次に洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させながら、循環ポンプ16を運転して、外槽10の底部に溜ったすすぎ水をノズル34から回転翼盤11上の洗濯物に降り掛けるように循環させる、すすぎ水循環撹拌すすぎを実行する。洗い時と同様、洗濯兼脱水槽9内の洗濯物は鉛直方向と径方向に入れ替わるので、すすぎ水が洗濯物に満遍なくかかり、洗剤分が希釈される。
その後、循環ポンプ16を停止してすすぎ水の循環を止めた状態で、回転翼盤11の正逆回転を継続する均一化撹拌を行う。
ステップS112
第2回目の溜めすすぎを実行する。この第2回目の溜め濯ぎは、柔軟仕上げ剤給水電磁弁を開いて洗剤・柔軟剤投入容器28における柔軟仕上げ剤投入室に給水することによって、柔軟仕上げ剤投入室内の柔軟仕上げ剤を外槽10の底部に導入する制御を付加する。それ以外の動作は、第1回目の溜め濯ぎと同様に行う。
ステップS113
最終脱水処理を実行する。最終脱水は、排水電磁弁15を開放としたままの状態で、洗濯兼脱水槽9と回転翼盤11を一体的にして、一方向に約1000rpmの高速回転させるように洗濯脱水駆動装置を運転して、洗濯兼脱水槽9内の洗濯物を遠心脱水するように行う。この最終脱水の運転時間は、所望の脱水率が得られる時間に設定する。
ステップS114
洗濯乾燥コースが設定されているかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS115
洗濯乾燥コースが設定されている場合は、乾燥を実行する。この乾燥は、排水電磁弁15を開放したままの状態として、洗濯工程と同様に、洗濯兼脱水槽9を静止させた状態で回転翼盤11を正逆回転させながら、乾燥ダクト22の途中に設けた送風ファン19を運転することによって、外槽10内の空気を通水通気口10bから乾燥ダクト22内に吸い出し、この乾燥ダクト22内を通過するときに乾燥ダクト22内に設置した除湿機構22bから流れ落ちる冷却水に触れさせて、冷却除湿した後にリントフィルタを通して糸屑を捕集し、ヒータ20によって加熱した後に温風吹き出し口から洗濯兼脱水槽9内に吹き込むことにより行う。
乾燥は、温度センサ26により温風の温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに終了する。
本実施形態において、乾燥機能を持たない電気洗濯機においても同様に適用して実施することができる。
<実施形態2>
図11は、実施形態2の電気洗濯機101の内部構造を示す縦断面図、図12は本実施形態における回転翼盤111の下面側の形状を示す斜視図である。
実施形態1と同一符号は同一部分を示すので説明を省略する。本実施形態例の特徴は、洗濯水の循環に循環ポンプを用いておらず、乾燥機能を有していない点にある。トップカバー2の前側に表示器や各種操作ボタンスイッチを備えた表示パネル108が設けてあり、筐体底部に設けた制御装置14と電気的に接続している。トップカバー9の後部には給水電磁弁4や洗剤・仕上げ剤投入容器128を内蔵している。洗濯兼脱水槽9の底部内側には回転自在に回転翼盤111が設置されている。
本実施形態の電気洗濯機では、循環ポンプを使用しない代わりに、以下に述べる方法で洗濯水を循環させている。
循環水路カバー71の上部には吐出口71cが形成されており、吐出71cに糸屑フィルタ72を着脱可能に装着する。循環水路カバー81の上端は閉じてあり、循環水路カバー81の上部に洗濯兼脱水槽9内に向かい略水平方向に開口したスリット状の吐出口81cが形成されている。
回転翼盤111を回転すると、図12に示す裏羽根111nが遠心ポンプとなり、回転翼盤111の底面中央付近の圧力が低下し、外槽10と洗濯兼脱水槽9とのすき間91の洗濯水を洗濯兼脱水槽9底面に設けた貫通孔9bから吸い込む。そして、裏羽根111nの遠心力で外側に押し出された洗濯水は入水口71a、81aから循環水路71b、81bに流入し、循環水路71b、81b内を上方へ向かい流れる。
循環水路71bを上昇した洗濯水は、糸屑を糸屑フィルタ72で取り除かれ、洗濯兼脱水槽9内に入る。一方、循環水路81bを上昇した洗濯水は、スリット状の吐出口81cから洗濯兼脱水槽9内の中央付近にシャワー状に散水される。これにより、洗濯水が洗濯物にムラなく散布され、洗浄効率を向上できる。洗濯兼脱水槽9内の洗濯水は、貫通孔9aを通り外槽10と洗濯兼脱水槽9とのすき間91に流出する。
また、図示しないが、***部111aの稜線111a1の径方向の傾斜角度(稜線111a1の水平面からの傾斜角度)θ2を、水平面に対して8〜15度とし、***部111aの最高部の高さ、すなわち稜線111a1の外径側端における高さを抑制している。本実施形態では、谷部111bを実施形態1と比べて深くし、裏羽根111nを設けているため、***部111aの高さは抑制されている。
本実施形態においても、洗濯兼脱水槽9内で上下方向の洗濯物の動きが促進されるため、洗濯における洗浄力の向上や洗いムラの低減が実現できる。
1 外枠
9 洗濯兼脱水槽
10 外槽
11 回転翼盤
11a ***部
11b 谷部
11c 貫通孔
11d 突条
11e 曲面凸部
11g 第1の傾斜面
11h 第2の傾斜面
111n 裏羽根
13 洗濯脱水駆動電動機
14 制御装置
16 循環ポンプ
40 マイクロコンピュータ

Claims (4)

  1. 洗濯槽と、該洗濯槽の底部に設けられた回転翼盤と、前記洗濯槽を内包し洗濯水を溜める外槽と、前記洗濯槽と前記回転翼盤とを回転駆動する駆動機構を備えた電気洗濯機において、
    前記回転翼盤の上面は、
    他の領域と比べて相対的に低い底部を含み、前記底部の周方向両側が連続的に上る谷状傾斜面と、
    他の領域と比べて相対的に高い稜線部を含み、前記稜線部の周方向両側が連続的に下る山状傾斜面を有し、
    前記山状傾斜面との境界に至る直前における前記谷状傾斜面の傾斜角度に対して、前記境界を過ぎた直後における前記山状傾斜面の傾斜角度が、前記境界において傾斜角度が非連続的に減少し、かつ、前記谷状傾斜面と前記山状傾斜面との境界部分が***した形状を形成することを特徴とする電気洗濯機。
  2. 請求項1において、
    前記谷状傾斜面の前記底部から前記山状傾斜面の前記稜線部までの周方向長さが、前記谷状傾斜面の前記底部と前記山状傾斜面の前記稜線部との高低差よりも大きく、
    前記山状傾斜面の前記稜線部が、前記回転翼盤の中心部から前記回転翼盤の外径側に向けて徐々に高くなるように形成されたことを特徴とする電気洗濯機。
  3. 請求項1において、
    前記山状傾斜面の外周端における周方向長さは、前記谷状傾斜面の外周端における周方向長さより長いことを特徴とする電気洗濯機。
  4. 請求項1において、
    前記谷状傾斜面に複数の貫通孔を有し、前記山状傾斜面の周方向両側にも前記複数の貫通孔を有していることを特徴とする電気洗濯機。
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