JP6428027B2 - 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物 - Google Patents

柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物 Download PDF

Info

Publication number
JP6428027B2
JP6428027B2 JP2014158823A JP2014158823A JP6428027B2 JP 6428027 B2 JP6428027 B2 JP 6428027B2 JP 2014158823 A JP2014158823 A JP 2014158823A JP 2014158823 A JP2014158823 A JP 2014158823A JP 6428027 B2 JP6428027 B2 JP 6428027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
panel
reinforcing bar
reinforced concrete
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014158823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016035178A (ja
Inventor
英一郎 佐伯
英一郎 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hinode Ltd
Original Assignee
Hinode Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hinode Ltd filed Critical Hinode Ltd
Priority to JP2014158823A priority Critical patent/JP6428027B2/ja
Publication of JP2016035178A publication Critical patent/JP2016035178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6428027B2 publication Critical patent/JP6428027B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

本発明は、梁接続パネル、柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物に関する。
橋や建物等の土木・建築分野における構造物としては、鉄筋コンクリート(RC:Reinforced-Concrete)造の鉄筋構造物が比較的多く採用されている。また、近年では、鉄筋
構造物の高層化も進んでいる。コンクリートの補強に用いられる鉄筋は、例えば、現場において長尺の鉄筋を切断、曲げ、溶接等の各種加工を経て配筋されている。
鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部における二方向の梁の鉄筋の配筋方法としては、例えば、一方の梁の鉄筋と他方の梁の鉄筋とを上下に重ねて交差させる通し配筋等がある。しかし、通し配筋の場合には、各梁の断面内における鉄筋の高さが相違してしまい、梁のコンクリート表面から鉄筋までの被り寸法に違いが生じる。例えば、直径が約40mm程度の鉄筋を重ねると、その分、柱や梁のコンクリートの厚みを40mm程度厚くする必要が生じ、鉄筋構造物の重量や資材の増大、鉄筋構造物内の空間の減少を招く。そこで、被り寸法を抑制する各種の提案がなされている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平5−340103号公報
鉄筋が交差する部分については、例えば、一方あるいは両方の鉄筋を曲げて交差部分で鉄筋同士が干渉しないようにすれば、梁や柱の鉄筋の被り寸法を抑制することができる。しかし、鉄筋を曲げる作業は手間や高度な技術が必要であり、また、比較的太い鉄筋を使用する場合には現場で曲げること自体が難しい。また、柱の、梁と接合する柱梁接合部はその他の部分に比べても特に多大な荷重が掛かる部位であり、鉄筋が塑性変形等により径が細くなると、鉄筋がコンクリートから抜けて鉄筋構造物全体の変形等を招く虞がある。すなわち、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部については構造的に重要であり、特に近年は鉄筋構造物の高層化に伴い品質管理の高度化が求められるが、将来的な技能者の不足も懸念されており、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化が求められている。
そこで、本願は、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化とを両立する梁接続パネル、柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部に、板状の梁パネル部を水平に配置し、更に、梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するように形成され、鉄筋コンクリート梁の鉄筋または鉄骨梁に連結される部位を設けることにした。
詳細には、本発明は、梁接続パネルであって、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁と接合する柱梁接合部の上部および/または下部に水平に配置される梁パネル部と、
前記梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するように形成される梁連結部と、を備え、前記梁連結部には、前記鉄筋コンクリート梁の鉄筋が連結される。
上記梁接続パネルであれば、板状の部材である梁パネル部の縁に、鉄筋コンクリート梁の鉄筋が連結される梁連結部が形成されているため、例えば二方向の梁の鉄筋を配筋する場合、梁連結部に連結される一方の鉄筋コンクリート梁の鉄筋は、他方の鉄筋コンクリート梁の鉄筋と同一平面上に配置されることになる。よって、鉄筋コンクリート梁の鉄筋の被り寸法を抑制することができる。また、鉄筋コンクリート梁の鉄筋を梁パネル部の縁に設けられる梁連結部に連結するだけでよいため、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁と接合する柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化を両立することができる。
また、本発明は、梁接続パネルであって、鉄筋コンクリート柱の、鉄骨梁と接合する柱梁接合部の上部および/または下部に水平に配置される梁パネル部と、前記梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するように形成される梁連結部と、を備え、前記梁連結部には、被連結部が突出する鉄骨連結部材が連結され、前記鉄骨連結部材を介して前記鉄骨梁が連結されるものであってもよい。このような梁接続パネルであれば、梁パネル部の縁に設けられる梁連結部に、鉄骨連結部材を介して鉄骨梁を連結するだけでよく、鉄筋コンクリート柱の、鉄骨梁と接合する柱梁接合部における配筋作業を要しないため、柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化を両立することができる。
また、前記梁連結部は、前記鉄筋コンクリート梁の鉄筋の端部、または前記鉄骨連結部材から突出する被連結部、を挿入し、グラウト材で固定可能なスリーブであってもよい。梁連結部にこのようなスリーブを適用すれば、現場での作業負荷を軽減でき、梁接続パネルと梁の鉄筋または鉄骨連結部材との連結を容易に行うことができる。
また、本発明は、梁接続パネルであって、鉄筋コンクリート柱の、鉄骨梁と接合する柱梁接合部の上部および/または下部に水平に配置される梁パネル部と、前記梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するように形成される梁連結部と、を備え、前記梁連結部には、前記鉄骨梁に連結される鉄骨連結部が一体に形成されているものであってもよい。このような梁接続パネルであれば、梁パネル部の縁に設けられる梁連結部の鉄骨連結部に鉄骨梁を連結するだけでよく、鉄筋コンクリート柱の、鉄骨梁と接合する柱梁接合部における配筋作業を要しないため、柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化を両立することができる。
なお、前記梁パネル部は、前記梁連結部の長手方向に沿って延在する棒状の延在部を縦横に配した格子状に形成されているものであってもよい。梁パネル部がこのように形成されていれば、梁接続パネルの重量を軽減することができる。また、梁パネル部に、梁から引っ張り方向の荷重が加わっても、梁連結部の長手方向に沿って延在する棒状の延在部に沿って作用するため、梁パネル部の変形を抑制することができる。
また、前記梁パネル部には、コンクリートを充填するホースを挿通可能な大きさのホース挿通孔が中央に設けられているものであってもよい。このような梁接続パネルであれば、梁接続パネルよりも下側にコンクリートを容易に打設することができる。
なお、本発明は、鉄筋構造物としての側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、上記何れかに記載の梁接続パネルによって鉄筋コンクリート柱と、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁と、を接合した鉄筋構造物であってもよい。
また、本発明は、柱鉄筋接続パネルであって、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁と接合する柱梁接合部の上部および下部に、上記何れかに記載の梁接続
パネルを各々水平に配置するとともに、前記柱梁接合部より上側の柱鉄筋の端部と、前記柱梁接合部より下側の柱鉄筋の端部とを、各々連結する柱鉄筋連結部を備える、柱パネル部を、鉄筋コンクリート柱の柱面に対応して前記柱梁接合部の4側面に各々垂直に配置したものであってもよい。
このような柱鉄筋接続パネルであれば、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁と接合する柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化を両立することができるとともに、鉄筋コンクリート柱の柱梁接合部を、柱鉄筋に代えて柱鉄筋接続パネルで容易に構成することができるので、通常であれば鉄筋が多数交差する柱梁接合部の配筋が容易である。
また、前記柱鉄筋連結部は、柱鉄筋の端部を挿入し、グラウト材で固定可能なスリーブであってもよい。柱鉄筋連結部にこのようなスリーブを適用すれば、現場での作業負荷を軽減でき、柱鉄筋接続パネルと柱鉄筋との接続を容易に行うことができる。
また、前記柱パネル部は、前記柱梁接合部より上側の柱鉄筋と下側の柱鉄筋とを繋ぐ棒状の柱筋部と、離間して並ぶ前記柱筋部同士を連接する棒状のフープ筋部と、を縦横に配した格子状に形成されているものであってもよい。柱パネル部がこのように形成されていれば、柱鉄筋接続パネルの重量を軽減することができる。また、柱梁接合部より下側の柱鉄筋と上側の柱鉄筋とを引き離す方向の荷重が柱パネル部に加わっても、柱の長手方向に沿って延在する棒状の柱筋部の長手方向に沿って引っ張り荷重が作用するため、柱パネル部の変形を抑制することができる。
なお、本発明は、鉄筋構造物としての側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、上記何れかに記載の柱鉄筋接続パネルによって鉄筋コンクリート柱と、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁と、を接合した鉄筋構造物であってもよい。
上記梁接続パネル、柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物であれば、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁と接合する柱梁接合部の高性能化と鉄筋工事の簡便化とを両立することが可能である。
図1は、梁接続パネルの一例を示した斜視図である。 図2は、梁接続パネルの一例を示した図である。 図3は、梁接続パネルの上面図の一例である。 図4は、梁接続パネルの使用方法の一例を示した図である。 図5は、鉄骨梁を梁接続パネルに連結可能にする鉄骨連結部材の一例を示した図である。 図6は、鉄骨連結部材の使用方法の一例を示した図である。 図7は、梁接続パネルの変形例を示した図である。 図8は、柱鉄筋接続パネルの一例を示した斜視図である。 図9は、柱鉄筋接続パネルの柱パネル部の一例を示した図である。 図10は、柱鉄筋接続パネルの使用方法の一例を示した図である。 図11は、柱鉄筋接続パネルの柱パネル部の変形例を示した図である。 図12は、梁連結部や柱鉄筋連結部に適用可能な連結構造を例示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本願発明
の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
<梁接続パネル>
図1は、梁接続パネルの一例を示した斜視図である。梁接続パネル1は、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部102Sに用いる部材である。柱梁接合部102Sとは、鉄筋コンクリート柱の一部であり、鉄筋コンクリート柱に接合する梁の上面から下面までの間に対応する部位である。梁接続パネル1が埋設される柱は、例えば、図1に示すように、上面視矩形状に林立している多数の柱鉄筋102や、林立する柱鉄筋102を取り巻くように配筋される図示しないフープ筋によってコンクリートを補強した鉄筋コンクリートの柱である。鉄筋コンクリート柱には、例えば、図1に示すような多数の梁鉄筋101や、梁鉄筋101を取り巻くように配筋される図示しないあばら筋によってコンクリートを補強した鉄筋コンクリート梁や、後述する鉄骨連結部材を用いて鉄骨梁を接合することができる。
図2は、梁接続パネル1の一例を示した図である。梁接続パネル1は、柱梁接合部102Sの上部および/または下部に水平に配置される梁パネル部2を備える。また、梁接続パネル1は、梁パネル部2の縁から側方へ向かって突出するように形成され、鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋101、または後述する鉄骨連結部材を介して鉄骨梁が連結される、梁連結部3を備える。梁接続パネル1は、鋳造によって製作されるのが好適であるが、その他の各種技術を用いて製作されてもよい。
このような梁接続パネル1を、例えば、図1に示したような、上面視矩形状に林立している多数の柱鉄筋102によって補強される鉄筋コンクリート柱の柱梁接合部102Sの上部および/または下部に水平に配置した場合、梁パネル部2は、鉄筋コンクリート柱の柱鉄筋102に囲繞される状態となる。また、梁連結部3は、梁パネル部2の各辺の縁から側方へ向かって各柱鉄筋102の全てまたは一部の隙間を通過し、鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋101、または後述する鉄骨連結部材から突出する被連結部が連結される状態となる。
梁パネル部2は、例えば、図2に示されるように、梁連結部3の長手方向に沿って延在する棒状の延在部4を縦横に配した格子状に形成されている。延在部4は、端部に設けられている梁連結部3を介して連結される梁鉄筋101の延長線上に位置しているため、梁から引っ張り方向の荷重が梁パネル部2に加わっても、延在部4の長手方向に沿って引っ張り荷重が作用する。なお、延在部4の端部は、鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋101や、後述する鉄骨連結部材から突出する被連結部を挿入し、グラウト材で固定することができるスリーブとしている。梁パネル部2は、このように棒状の延在部4を縦横に配した格子状の形態に限定されるものでなく、例えば、板状の部材に肉抜きの孔等を適宜設けたものであってもよい。
また、梁パネル部2には、コンクリートを充填する際のホースが挿通可能な大きさのホース挿通孔5が中央に設けられている。ホース挿通孔5は、梁接続パネル1よりも下側のコンクリートの打設を容易にする。なお、梁パネル部2を、棒状の延在部4を縦横に配した格子状に形成する場合、各延在部4の間に多数の隙間が生じるため、ホース挿通孔5を省略しても梁接続パネル1の上側からコンクリートを流すことが可能である。本実施形態においては、ホース挿通孔5は、梁パネル部2を格子状に形成する縦横に配した棒状の延在部4の一部を分断するように形成されるため、ホース挿通孔5が形成されている部位には、縦横に配される各延在部4に対して斜めに配される棒状の補強部6が設けられている。補強部6は、ホース挿通孔5によって分断される延在部4を補強する。
補強部6は、ホース挿通孔5によって分断された延在部4の端部から、延在部4の長手
方向に対して斜め45°の方向へ向かって斜めに配されており、他の延在部4の端部に繋がっている。図3は、梁接続パネル1の上面図の一例である。例えば、図3の符号Hが示す補強部6は、符号E1が示す延在部4の端部E1Tから、符号E1が示す延在部4の長手方向に対して斜め45°の方向へ向かって斜めに配されており、符号E2が示す他の延在部4の端部E2Tに繋がっている。このように形成される補強部6は、ホース挿通孔5によって分断される延在部4を補強し、梁鉄筋101から伝達される荷重に耐える強度および剛性を梁接続パネル1に付与する。
図4は、梁接続パネル1の使用方法の一例を示した図である。上述した梁接続パネル1を用いて鉄筋コンクリート柱と梁とを接合する場合、梁接続パネル1をクレーン等で動かし、柱鉄筋102の上に吊り上げる(図4(A))。そして、梁パネル部2の各辺から側方へ向かって突出する各梁連結部3が各柱鉄筋102の隙間に入るように位置を調整しながら梁接続パネル1を徐々に下降し、柱鉄筋102の適当な位置に梁接続パネル1を固定する。梁接続パネル1は、例えば、結束線で柱鉄筋102に結束してもよいし、溶接で柱鉄筋102に溶着してもよい。梁接続パネル1は、柱梁接合部102Sの上部と下部とにそれぞれ連結される梁鉄筋101に対応する部位に取り付ける(図4(B))。次に、梁接続パネル1の梁連結部3に梁鉄筋101を連結する(図4(C))。全ての梁鉄筋101を梁接続パネル1の梁連結部3に連結すれば、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁と接合する柱梁接合部102Sの配筋作業が完了する(図4(D))。配筋作業が完了した後は、型枠を用意してコンクリートを型枠内に流し込んで鉄筋構造物を完成させる。
上記の梁接続パネル1であれば、梁鉄筋101が連結される梁連結部3を板状の部材である梁パネル部2の縁に形成しているため、梁連結部3に連結される梁鉄筋101は、他の梁の梁鉄筋101と同一平面上に配置されることになる。よって、各梁の梁鉄筋101の芯を同一平面上とすることにより、梁セイを小さくし、梁鉄筋101の被り寸法を抑制することができる。
また、通常は梁鉄筋101同士が交差する部分に替えて、梁パネル部2で構成されることになり、梁鉄筋101は梁パネル部2の縁に設けられる梁連結部3に連結するだけでよく、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁と接合する柱梁接合部102Sにおける、柱鉄筋102に囲繞される部位の配筋作業を要しない。よって、柱梁接合部102Sの高性能化と鉄筋工事の簡便化を両立することができる。そして、地震により引っ張り力が梁接続パネル1に加わっても、梁接続パネル1全体で引っ張り力に抗するため、梁接続パネル1が鉄筋コンクリート柱のコンクリートから抜け出しにくい。このため、鉄筋構造物全体の強度を増すことができ、これにより復元力の高い鉄筋構造物を実現することも可能となる。
なお、図4では、鉄筋コンクリート梁が鉄筋コンクリート柱から四方へ広がる場合の梁接続パネル1の使用方法が例示されているが、梁接続パネル1は、このような使用方法に限定されるものではない。梁接続パネル1は、例えば、鉄筋コンクリート梁が鉄筋コンクリート柱から一方、二方あるいは三方へ広がる柱梁接合部102Sに使用してもよい。この場合、梁接続パネル1は、梁パネル部2の四辺の全てに梁連結部3が設けられていてもよいし、或いは、鉄筋コンクリート梁が接合されない部分の梁連結部3が省略されていてもよい。
<鉄骨連結部材>
図5は、鉄骨梁を梁接続パネル1に連結可能にする鉄骨連結部材の一例を示した図である。鉄骨連結部材7は、上述した梁接続パネル1を使って鉄骨梁を鉄筋コンクリート柱に連結する際に用いることができる部材であり、鉄骨梁が連結される板状の部材の縁から側
方へ突出する棒状の被連結部9を複数有している。また、鉄骨梁と鉄骨連結部材7とを連結するボルトが挿通される孔を複数有している。各被連結部9は、梁接続パネル1の梁連結部3に対応する位置に形成されている。
図6は、鉄骨連結部材7の使用方法の一例を示した図である。上述した梁接続パネル1を使って鉄骨梁103を鉄筋コンクリート柱104に連結する場合、柱鉄筋102に梁接続パネル1を固定した後、梁接続パネル1に鉄骨連結部材7を連結する(図6(A))。次に、型枠を用意してコンクリートを型枠内に流し込んで鉄筋コンクリート柱104を完成させる(図6(B))。次に、鉄筋コンクリート柱104の柱面から側方へ突出する鉄骨連結部材7に鉄骨梁103を連結する(図6(C))。鉄骨連結部材7を用いれば、鉄筋コンクリート柱104に鉄骨梁103をボルト等で接合できるので、溶接等の作業を要することもなく、容易に鉄筋コンクリート柱104と鉄骨梁103とを接合することが可能である。
なお、図6では、梁接続パネル1に鉄骨連結部材7を連結した後、型枠を用意してコンクリートを型枠内に流し込んで鉄筋コンクリート柱104を完成させ、その後に鉄骨梁103を鉄骨連結部材7に連結する様子を図示したが、梁接続パネル1に鉄骨連結部材7を連結した後、先に、鉄骨梁103を鉄骨連結部材7に連結してもよい。また、図6では、鉄骨梁103としてH形鋼梁が図示されているが、鉄骨連結部材7に連結する鉄骨梁はH形鋼梁に限定されるものでなく、例えば、角形鋼管梁やその他各種の鉄骨梁を連結してもよい。
<梁接続パネルの変形例>
図7は、上述した梁接続パネル1の変形例を示した図である。本変形例に係る梁接続パネル1’は、鉄骨梁103を鉄筋コンクリート柱104に接合する場合に用いることができる部材であり、上述した梁接続パネル1の梁パネル部2や梁連結部3と同様の形態を呈する梁パネル部2’および梁連結部3’を備える。また、梁接続パネル1’は、上述した鉄骨連結部材7と同様の形態を呈する鉄骨連結部8が梁連結部3’と一体に形成されている。すなわち、本変形例に係る梁接続パネル1’は、上述した梁接続パネル1に鉄骨連結部材7を連結したものの一体形成品と言える。
本変形例に係る梁接続パネル1’を使用する場合は、変形例に係る梁接続パネル1’を柱鉄筋102の適当な位置に固定した状態でコンクリートを打設した後、鉄筋コンクリート柱104の柱面に突出形成される鉄骨連結部8に鉄骨梁103をボルト等で連結すれば、鉄骨梁103を鉄筋コンクリート柱104に接合した状態にすることができる。本変形例に係る梁接続パネル1’を用いる場合も、上述した梁接続パネル1に鉄骨連結部材7を介して鉄骨梁103を連結する場合と同様、鉄筋コンクリート柱104に鉄骨梁103をボルト等で接合できるので、溶接等の作業を要することもなく、容易に鉄筋コンクリート柱104と鉄骨梁103とを接合することが可能である。
<柱鉄筋接続パネル>
図8は、柱鉄筋接続パネルの一例を示した斜視図である。柱鉄筋接続パネル10は、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部102Sに用いられ、柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102U(図10参照)と下側の柱鉄筋102Bとを各々連結する部材である。
図9は、柱鉄筋接続パネル10の柱パネル部13の一例を示した図である。柱鉄筋接続パネル10は、鉄筋コンクリート柱104の柱面に対応して柱梁接合部102Sの4側面に各々垂直に配置される柱パネル部13を備える。柱パネル部13は、柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uと下側の柱鉄筋102Bとを繋ぐ棒状の柱筋部11と、離間
して並ぶ柱筋部11同士を連接する棒状のフープ筋部12と、を縦横に配した格子状に形成されている。また、柱パネル部13は、柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uの端部と、柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bの端部とを、各々連結する柱鉄筋連結部14を備える。
柱鉄筋接続パネル10は、柱梁接合部102Sの上部および下部に各々水平に配置する梁接続パネル1と、4つの柱パネル部13が組み合わされた状態で使用される。よって、柱鉄筋接続パネル10を適用する鉄筋コンクリート柱が、例えば、24本の柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uおよび24本の柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bを上面視矩形状に配置した鉄筋をコンクリートに埋め込んだ構造を採る場合、当該鉄筋コンクリート柱に用いる4つの柱パネル部13は、図9に示されるように、各々6本の柱筋部11をフープ筋部12で格子状に連接した構造となる。そして、互いに平行な6本の柱筋部11に対して略直交するように左右に延在配置されるフープ筋部12の一端は、隣接する柱パネル部13と締結可能とするべく、図9の符号Aに示すように柱筋部11よりも側方へ更に延在しているとともに孔を形成している。そして、隣接する柱パネル部13のフープ筋部12が当接する部分には、柱パネル部13の図9の符号Aに示す柱鉄筋11よりも側方へ更に延在したフープ筋部12の一端に形成した孔と係合する棒状の係合部12Sが設けられている。
なお、柱鉄筋接続パネル10は、6本の柱筋部11を備えるものに限定されるものではない。柱鉄筋接続パネル10が備える柱筋部11の本数は、適用される鉄筋コンクリート柱の柱鉄筋102U,102Bの本数に応じて適宜決定される。また、柱鉄筋接続パネル10は、互いに同じ本数の柱筋部11を備える柱パネル部13を4つ組み合わせて使用する態様に限定されるものではない。例えば、上面視長方形に柱鉄筋102U,102Bをコンクリートで埋め込んだ構造の鉄筋コンクリート柱に柱鉄筋接続パネル10を適用する場合、組み合わされる4つの柱パネル部13は、互いに異なる本数の柱筋部11を備える場合がある。
図10は、柱鉄筋接続パネル10の使用方法の一例を示した図である。上述した柱鉄筋接続パネル10を鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部102Sに用いる場合、柱パネル部13を柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bの上端に取り付け、梁接続パネル1を柱パネル部13の上端側と下端側に各々取り付ける(図10(A)〜(C))。なお、図10では、2つの柱パネル部13を柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bの上端に取り付けた後(図10(A))、2つの梁接続パネル1を取り付け(図10(B))、その後、2つの柱パネル部13を柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bの上端に取り付けているが(図10(C))、柱鉄筋接続パネル10の取り付け順序はこれに限定されるものではない。例えば、2つの梁接続パネル1と4つの柱パネル部13とを組み合わせて6面体のような立体物を予め形成しておき、柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bの上端に取り付けてもよい。
図10では、柱鉄筋接続パネル10の取り付けが完了した後、梁連結部3に梁鉄筋101を取り付け、柱パネル部13の柱鉄筋連結部14に柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uを取り付ける。なお、図10では、梁連結部3に梁鉄筋101を取り付け(図10(D))、その後、柱パネル部13の柱鉄筋連結部14に柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uを取り付け(図10(E))、鉄筋コンクリート柱の、梁と接合する柱梁接合部102Sの配筋作業を完了させている(図10(F))が、梁鉄筋101や柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uの取り付け順序はこれに限定されるものではない。例えば、柱パネル部13の柱鉄筋連結部14に柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uを取り付けた後、梁連結部3に梁鉄筋101を取り付けてもよい。
なお、図8〜図10では、梁連結部3に梁鉄筋101を連結する場合の柱鉄筋接続パネル10が例示されているが、これに限定されるものではなく、図5〜図7で例示した、梁連結部3に鉄骨連結部材7を連結したものであったり、鉄骨連結部8が梁連結部3’と一体に形成されているものを用い、鉄筋コンクリート柱に鉄骨梁103を接合するものであっても良い。
上記の柱鉄筋接続パネル10であれば、通常であれば鉄筋が多数交差する鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁103と接合する柱梁接合部102Sにおける配筋が容易になる。このため、柱梁接合部102Sの高性能化と鉄筋工事の簡便化を両立することができる。また、鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁103と接合する柱梁接合部102Sがプレハブ化されるので、現場での各種作業負荷が軽減される。そして、鉄筋コンクリート柱と、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁103とが柱鉄筋接続パネル10によって一体化するので、鉄筋構造物全体の強度を増すことができ、これにより復元力の高い鉄筋構造物を実現することが可能となる。また、梁鉄筋または柱鉄筋の本数を減らしたり、径を小さくしたりすることも可能である。
<柱鉄筋接続パネルの変形例>
図11は、上述した柱鉄筋接続パネル10の柱パネル部13の変形例を示した図である。本変形例に係る柱鉄筋接続パネルは、上述した柱鉄筋接続パネル10と同様、柱筋部11’やフープ筋部12’によって形成される柱パネル部13’や、柱梁接合部102Sより上側の柱鉄筋102Uの端部と、柱梁接合部102Sより下側の柱鉄筋102Bの端部とを各々連結する柱鉄筋連結部14’を備えているが、柱筋部11’やフープ筋部12’が細い鉄筋状の形態を呈している。本変形例に係る柱鉄筋接続パネルは、上述した柱鉄筋接続パネル10よりも軽量化されるので、現場における施工が容易であり、また、コンクリートを隙間なく打設しやすい。
<連結構造の具体例>
図12は、梁連結部3や柱鉄筋連結部14に適用可能な連結構造を例示した図である。梁連結部3や柱鉄筋連結部14として適用可能な連結構造としては、例えば、図12(A)に示すように、鉄筋23Aを挿入可能な大きさの内径を有するスリーブ21Aを梁連結部3や柱鉄筋連結部14に形成し、スリーブ21A内にグラウト材22Aを充填して固定する継手20Aや、図12(B)に示すように、先端に雄ネジ部を設けた鉄筋23Bと螺合する雌ネジ部を有する継手20B、図12(C)に示すように、鉄筋23Cの先端と係合する凹凸を有する継手20Cを形成し、結束線24Cで結束したものが挙げられる。また、梁連結部3や柱鉄筋連結部14として適用可能な構造としては、例えば、図12(D)に示すように、単に鉄筋23Dを突き合わせて接着あるいは溶接したものや、図12(E)に示すように、一般的なスリーブ21Eに梁連結部3あるいは柱鉄筋連結部14の端部と鉄筋23Eとを挿入してグラウト材22Eで固定したもの、図12(F)に示すように、梁連結部3あるいは柱鉄筋連結部14の端部と鉄筋23Fとを重ね合わせて結束線24Fで結束したものが挙げられる。
梁連結部3や柱鉄筋連結部14に、このような各種連結構造を適用すれば、現場での作業負荷を軽減でき、梁接続パネル1と梁鉄筋101との連結や柱鉄筋接続パネル10と柱鉄筋102B,102Uとの連結を容易に行うことができる。図12(A)、図12(D)、図12(E)や図12(F)の連結構造を適用する場合、梁鉄筋101や柱鉄筋102B,102Uに一般的な異形棒鋼等の鉄筋を適用することができる。
なお、鉄骨連結部材7が連結される梁接続パネル1の場合、梁連結部3として適用可能な連結構造としては、図12(A)に示した継手20Aが好適であり、その場合、スリーブ21Aに被連結部9を挿入した状態でスリーブ21A内にグラウト材22Aを充填する
ことにより、鉄骨連結部材7を梁接続パネル1に連結できる。
1,1’・・梁接続パネル
2,2’・・梁パネル部
3,3’・・梁連結部
4・・延在部
5・・ホース挿通孔
6・・補強部
7・・鉄骨連結部材
8・・鉄骨連結部
9・・被連結部
10・・柱鉄筋接続パネル
11,11’・・柱筋部
12,12’・・フープ筋部
12S・・係合部
13,13’・・柱パネル部
14,14’・・柱鉄筋連結部
20A,20B,20C・・継手
21A,21E・・スリーブ
22A,22E・・グラウト材
23A,23B,23C,23D,23E,23F・・鉄筋
24C,24F・・結束線
101・・梁鉄筋(鉄筋)
102,102B,102U・・柱鉄筋
102S・・柱梁接合部
103・・鉄骨梁
104・・鉄筋コンクリート柱

Claims (8)

  1. 鉄筋コンクリート柱の、鉄筋コンクリート梁と接合する柱梁接合部に配置される梁接続パネルに組み合わされる柱パネル部を備え、
    前記梁接続パネルは、
    前記柱梁接合部の上部および下部に各々水平に配置される梁パネル部と、
    前記梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するように形成され、前記鉄筋コンクリート梁の鉄筋に連結される梁連結部とを含み、
    前記柱パネル部は、
    前記柱梁接合部より上側の柱鉄筋の端部と前記柱梁接合部より下側の柱鉄筋の端部とを各々連結する柱鉄筋連結部と、
    前記柱鉄筋連結部を介して前記上側の柱鉄筋と前記下側の柱鉄筋とを繋ぐ棒状の柱筋部と、
    離間して並ぶ前記柱筋部同士を連接する棒状のフープ筋部と、
    前記鉄筋コンクリート柱の柱面に対応して前記柱梁接合部の4側面に各々垂直に配置された状態で、隣に配置される他の柱パネル部のフープ筋部の一端に形成した孔と係合するように設けられた係合部とを含み、
    前記柱パネル部は、前記フープ筋部が前記柱パネル部の上下方向における中央部を含む全域に配列されるように前記柱筋部と前記フープ筋部とを縦横に配した格子状に一体形成されている、
    柱鉄筋接続パネル
  2. 鉄筋コンクリート柱の、鉄骨梁と接合する柱梁接合部に配置される梁接続パネルに組み合わされる柱パネル部を備え、
    前記梁接続パネルは、
    前記柱梁接合部の上部および下部に各々水平に配置される梁パネル部と、
    前記梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するように形成され、鉄骨連結部材を介して前記鉄骨梁に連結される梁連結部とを含み、
    前記柱パネル部は、
    前記柱梁接合部より上側の柱鉄筋の端部と前記柱梁接合部より下側の柱鉄筋の端部とを各々連結する柱鉄筋連結部と、
    前記柱鉄筋連結部を介して前記上側の柱鉄筋と前記下側の柱鉄筋とを繋ぐ棒状の柱筋部
    と、
    離間して並ぶ前記柱筋部同士を連接する棒状のフープ筋部と、
    前記鉄筋コンクリート柱の柱面に対応して前記柱梁接合部の4側面に各々垂直に配置された状態で、隣に配置される他の柱パネル部のフープ筋部の一端に形成した孔と係合するように設けられた係合部とを含み、
    前記柱パネル部は、前記フープ筋部が前記柱パネル部の上下方向における中央部を含む全域に配列されるように前記柱筋部と前記フープ筋部とを縦横に配した格子状に一体形成されている、
    柱鉄筋接続パネル
  3. 前記梁連結部は、前記鉄筋コンクリート梁の鉄筋の端部、または前記鉄骨連結部材から突出する被連結部、を挿入し、グラウト材で固定可能なスリーブである、
    請求項1または請求項2に記載の柱鉄筋接続パネル。
  4. 鉄筋コンクリート柱の、鉄骨梁と接合する柱梁接合部に配置される梁接続パネルに組み合わされる柱パネル部を備え、
    前記梁接続パネルは、
    前記柱梁接合部の上部および下部に各々水平に配置される梁パネル部と、
    前記梁パネル部の縁から側方へ向かって突出するとともに、前記鉄骨梁に連結される鉄骨連結部が一体に形成されている梁連結部とを含み、
    前記柱パネル部は、
    前記柱梁接合部より上側の柱鉄筋の端部と前記柱梁接合部より下側の柱鉄筋の端部とを各々連結する柱鉄筋連結部と、
    前記柱鉄筋連結部を介して前記上側の柱鉄筋と前記下側の柱鉄筋とを繋ぐ棒状の柱筋部と、
    離間して並ぶ前記柱筋部同士を連接する棒状のフープ筋部と、
    前記鉄筋コンクリート柱の柱面に対応して前記柱梁接合部の4側面に各々垂直に配置された状態で、隣に配置される他の柱パネル部のフープ筋部の一端に形成した孔と係合するように設けられた係合部とを含み、
    前記柱パネル部は、前記フープ筋部が前記柱パネル部の上下方向における中央部を含む全域に配列されるように前記柱筋部と前記フープ筋部とを縦横に配した格子状に一体形成されている、
    柱鉄筋接続パネル
  5. 前記梁パネル部は、前記梁連結部の長手方向に沿って延在する棒状の延在部を縦横に配した格子状に形成されている
    請求項1から4の何れか一項に記載の柱鉄筋接続パネル
  6. 前記梁パネル部には、コンクリートを充填するホースを挿通可能な大きさのホース挿通孔が中央に設けられており、前記ホース挿通孔の角部を補強するように、縦横に配される各延在部に対して斜めに配される棒状の補強部が設けられている、
    請求項に記載の柱鉄筋接続パネル
  7. 前記柱鉄筋連結部は、柱鉄筋の端部を挿入し、グラウト材で固定可能なスリーブである、
    請求項1から6の何れか一項に記載の柱鉄筋接続パネル。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の柱鉄筋接続パネルによって鉄筋コンクリート柱と、鉄筋コンクリート梁または鉄骨梁と、を接合した鉄筋構造物。
JP2014158823A 2014-08-04 2014-08-04 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物 Active JP6428027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158823A JP6428027B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158823A JP6428027B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016035178A JP2016035178A (ja) 2016-03-17
JP6428027B2 true JP6428027B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=55523195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014158823A Active JP6428027B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6428027B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102489817B1 (ko) * 2022-04-18 2023-01-19 아이에스동서 주식회사 피씨 구조물용 보 및 이를 구비한 피씨 구조물
KR102489821B1 (ko) * 2022-04-18 2023-01-19 아이에스동서 주식회사 피씨구조물용 스트롱 커넥터
KR102489814B1 (ko) * 2022-04-18 2023-01-19 아이에스동서 주식회사 피씨 구조물용 보 및 이를 구비한 피씨 구조물

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62284844A (ja) * 1986-06-03 1987-12-10 鹿島建設株式会社 柱・梁接合部構造
JPS63289140A (ja) * 1987-05-19 1988-11-25 清水建設株式会社 鉄筋コンクリ−ト梁主筋定着工法
JPH03262840A (ja) * 1990-03-13 1991-11-22 Kajima Corp Rc構造物の柱・梁接合部継手工法
JPH0669615B2 (ja) * 1990-11-26 1994-09-07 鹿島建設株式会社 梁接合金物の製作方法
JPH0733684B2 (ja) * 1990-12-12 1995-04-12 鹿島建設株式会社 柱・梁接合部構造
US6920728B2 (en) * 2002-09-25 2005-07-26 James M. Powers Column and beam construction and method
JP2014109172A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Takenaka Komuten Co Ltd 鉄筋接続部材、鉄筋定着部材、及び鉄筋定着装置
JP6261860B2 (ja) * 2012-12-28 2018-01-17 株式会社竹中工務店 鉄筋定着構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016035178A (ja) 2016-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101440434B1 (ko) 강재거더를 이용한 프리스트레스트 합성 거더를 적용한 합성형 라멘교의 시공방법 및 그 시공방법으로 시공된 합성형 라멘교
JP6645894B2 (ja) 柱梁接合構造の施工方法
JP6428027B2 (ja) 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物
JP6359249B2 (ja) 鉄筋構造および鉄筋構造の施工方法
JP2014055517A (ja) プレキャスト柱梁の接合構造
JP6638905B2 (ja) 柱梁接合構造および柱梁接合方法
KR101036915B1 (ko) 철근콘크리트 기둥과 철골 보의 결합구조
JP5268470B2 (ja) 鉄筋かごの揚重方法
JP6839921B2 (ja) 柱梁接合構造
JP2008291567A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合構造
JP6174984B2 (ja) 鉄骨梁
KR101513598B1 (ko) 복합트러스 거더교의 격점부 연결구조를 향상시키기 위한 복부재
JP6978901B2 (ja) プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法
JP6978894B2 (ja) 柱梁接合構造の構築方法
JP4156013B1 (ja) せん断補強鉄筋ユニット
JP2020070589A (ja) 鉄骨柱の柱脚部の補強構造
JP6487216B2 (ja) 鉄筋コンクリート造の施工方法
JP6050094B2 (ja) 柱・梁接合部の補強工法
JP5649698B2 (ja) 鉄筋コンクリート造の部材
JP2011179317A (ja) 複合構造梁の設計方法
JP7137978B2 (ja) 柱用板状部材
JP6836853B2 (ja) ブレース接合構造
JP6775320B2 (ja) 基礎梁接合構造
JP2017002512A (ja) 杭頭接合構造
KR102098398B1 (ko) 철근콘크리트 기둥부재 및 철골구조의 횡보부재의 접합방법 및 그 접합구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6428027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250