JP6423323B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来、2つのインバータによりモータの電力を変換するインバータ駆動システムが知られている。例えば特許文献1では、高電圧時において、第1のインバータシステムと第2のインバータシステムのパルス幅変調信号(以下、パルス幅変調を「PWM」という。)の基本波成分の位相を180[°]ずらすことで2つの電源が電気的に直列接続され、2つの電源電圧の和によりモータを駆動する。また、特許文献1では、低電圧時において、第1のインバータシステムまたは第2のインバータシステムの一方の上アームまたは下アームのいずれかを3相同時オンし、他方をPWM駆動している。
特開2006−238686号公報
特許文献1では、低電圧モードにおいて、上アームをオン固定するか、下アームをオン固定するかの選択については、何ら言及されていない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、導通損失を低減可能な電力変換装置を提供することにある。
本発明の電力変換装置は、複数相の巻線を有する回転電機の電力を変換するものであって、第1インバータと、第2インバータと、制御部と、を備える。
第1インバータは、巻線の一端および第1電圧源と接続される。
第2インバータは、巻線の他端および第2電圧源と接続される。
制御部は、第1インバータおよび第2インバータを制御する。
第1インバータおよび第2インバータは、それぞれ、スイッチング素子および還流素子を有する。スイッチング素子は、高電位側に接続される上アーム素子、または、上アーム素子の低電位側に接続される下アーム素子であって、オンされることで高電位側から低電位側への通電が可能となる。還流素子は、スイッチング素子のそれぞれに並列に接続され、低電位側から高電位側への通電を許容する。
片側駆動モードでは、第1インバータまたは第2インバータの一方を、上アーム素子の全相または下アーム素子の全相をオンすることで中性点化し、第1インバータまたは第2インバータの他方を、回転電機の駆動要求に応じて制御する。片側駆動モードにおいて、スイッチング素子と還流素子とで、導通損失の大小が入れ替わる電流値を、閾値電流とすると、制御部は、巻線に通電される電流の絶対値が最も大きい相の電流である最大相電流と閾値電流とを比較し、スイッチング素子と還流素子とで導通損失が小さい方に最大相電流が流れるように、中性点化する第1インバータまたは第2インバータにおいて、上アーム素子の全相をオンするか、下アーム素子の全相をオンするかを選択する。
これにより、中性点化するインバータにおける導通損失を低減することができる。
本発明の一実施形態による電力変換装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態における片側駆動モードでの通電経路を説明する説明図である。 IGBTとダイオードの導通損失を説明する説明図である。 本発明の一実施形態によるアーム選択処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態によるアーム選択処理を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態によるアーム選択処理を説明するタイムチャートである。 本発明の他の実施形態による電力変換装置を示す概略構成図である。
以下、本発明による電力変換装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の第1実施形態による電力変換装置を図1〜図6に示す。
図1に示すように、回転電機駆動システム1は、回転電機としてのモータジェネレータ10、および、電力変換装置15を備える。
モータジェネレータ10は、例えば電気自動車やハイブリッド車両等の電動自動車に適用され、図示しない駆動輪を駆動するためのトルクを発生する、所謂「主機モータ」である。モータジェネレータ10は、駆動輪を駆動するための電動機としての機能、および、図示しないエンジンや駆動輪から伝わる運動エネルギによって駆動されて発電する発電機としての機能を有する。本実施形態では、モータジェネレータ10が電動機として機能する場合を中心に説明する。
モータジェネレータ10は、3相交流の回転機であって、U相コイル11、V相コイル12、および、W相コイル13を有する。U相コイル11、V相コイル12およびW相コイル13が「巻線」に対応し、以下適宜、U相コイル11、V相コイル12およびW相コイル13を「コイル11〜13」という。
本実施形態では、U相コイル11に流れる電流をU相電流Iu、V相コイル12に流れる電流をV相電流Iv、W相コイル13に流れる電流をW相電流Iwとする。
電力変換装置15は、モータジェネレータ10の電力を変換するものであって、第1インバータ20、第2インバータ30、および、制御部60等を備える。
第1インバータ20は、コイル11〜13への通電を切り替える3相インバータであり、スイッチング素子211〜216、および、還流ダイオード221〜226を有する。また、第2インバータ30は、コイル11〜13への通電を切り替える3相インバータであり、スイッチング素子311〜316、および、還流ダイオード321〜326を有する。
スイッチング素子211〜216、311〜316は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であって、制御部60によってオンオフ作動が制御される。スイッチング素子211は、オンされたときに高電位側から低電位側への通電が許容され、オフされたときに通電が遮断される。
還流ダイオード221〜226、321〜326は、スイッチング素子211〜216、311〜316のそれぞれと並列に接続され、低電位側から高電位側への通電を許容する。
第1インバータ20において、高電位側にスイッチング素子211〜213が接続され、低電位側にスイッチング素子214〜216が接続される。また、スイッチング素子211〜213の高電位側を接続する第1高電位側配線27が第1バッテリ41の正極と接続され、スイッチング素子214〜216の低電位側を接続する第1低電位側配線28が第1バッテリ41の負極と接続される。
U相のスイッチング素子211、214の接続点24にはU相コイル11の一端111が接続され、V相のスイッチング素子212、215の接続点25にはV相コイル12の一端121が接続され、W相のスイッチング素子213、216の接続点26にはW相コイル13の一端131が接続される。すなわち、第1インバータ20は、コイル11、12、13と第1バッテリ41との間に接続される。
第2インバータ30において、高電位側にスイッチング素子311〜313が接続され、低電位側にスイッチング素子314〜316が接続される。また、スイッチング素子311〜313の高電位側を接続する第2高電位側配線37が第2バッテリ42の正極と接続され、スイッチング素子314〜316の低電位側を接続する第2低電位側配線38が第2バッテリ42の負極と接続される。
U相のスイッチング素子311、314の接続点34にはU相コイル11の他端112が接続され、V相のスイッチング素子312、315の接続点35にはV相コイル12の他端122が接続され、W相のスイッチング素子313、316の接続点36にはW相コイル13の他端132が接続される。すなわち、第2インバータ30は、コイル11、12、13と第2バッテリ42との間に接続される。
以下適宜、高電位側に接続されるスイッチング素子211〜213、311〜313を「上アーム素子」、低電位側に接続されるスイッチング素子214〜216、314〜316を「下アーム素子」という。
リチウムイオン電池等の充放電可能な直流電源である第1電圧源としての第1バッテリ41は、第1インバータ20と接続され、第1インバータ20を経由してモータジェネレータ10と電力を授受可能に設けられる。
リチウムイオン電池等の充放電可能な直流電源である第2電圧源としての第2バッテリ42は、第2インバータ30と接続され、第2インバータ30を経由してモータジェネレータ10と電力を授受可能に設けられる。
第1コンデンサ43は、第1高電位側配線27と第1低電位側配線28とに接続される。第1コンデンサ43は、第1バッテリ41から第1インバータ20側への電流、または、第1インバータ20から第1バッテリ41側への電流を平滑化する平滑コンデンサである。
第2コンデンサ44は、第2高電位側配線37と第2低電位側配線38とに接続される。第2コンデンサ44は、第2バッテリ42から第2インバータ30側への電流、または、第2インバータ30側から第2バッテリ42側への電流を平滑化する平滑コンデンサである。
制御部60は、マイコンを主体として構成され、各種演算処理を行う。制御部60における各処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
制御部60は、インバータ制御部61、電流演算部62、および、温度演算部63等を有する。
インバータ制御部61は、第1インバータ20および第2インバータ30を制御する。具体的には、インバータ制御部61は、トルク指令値trq*や電流指令値Iu*、Iv*、Iw*等のモータジェネレータ10の駆動に係る指令値に基づき、スイッチング素子211〜216、311〜316のオンオフ作動を制御する制御信号を生成する。生成された制御信号は、図示しないドライバ回路等を経由して、スイッチング素子211〜216、311〜316のゲートに出力される。スイッチング素子211〜216、311〜316が制御信号に応じてオンオフされることで、バッテリ41、42の直流電力が交流に変換され、モータジェネレータ10へ供給される。これにより、モータジェネレータ10の駆動は、第1インバータ20および第2インバータ30を介して、制御部60に制御される。
電流演算部62は、各相の電流指令値Iu*、Iv*、Iw*に基づき、相電流Iu、Iv、Iwを推定する。また、相電流Iu、Iv、Iwの絶対値が最大の相である最大相を特定する。
温度演算部63は、相電流Iu、Iv、Iw等に基づき、第1インバータ20の温度である第1インバータ温度T1、および、第2インバータ30の温度である第2インバータ温度T2を推定する。
ここで、モータジェネレータ10の駆動モードを説明する。本実施形態の回転電機駆動システム1における駆動モードには、第1バッテリ41または第2バッテリ42の電力を用いて駆動する「片側駆動モード」、および、第1バッテリ41および第2バッテリの電力を用いて駆動する「両側駆動モード」が含まれる。
モータジェネレータ10を比較的軽負荷で駆動する場合、片側駆動モードとする。
第1バッテリ41の電力にてモータジェネレータ10を駆動する場合、第2インバータ30の上アーム素子311〜313の全相、または、下アーム素子314〜316の全相の一方をオン、他方をオフし、第2インバータ30を中性点化する。
以下適宜、上アーム素子311〜313の全相をオンすることを、「上アームをオン固定する」といい、下アーム素子314〜316の全相をオンすることを、「下アームをオン固定する」という。第1インバータ20を中性点化する場合も同様とする。
また、第1バッテリ41の電力にてモータジェネレータ10を駆動する場合、モータジェネレータ10の駆動要求に応じ、PWM制御等により第1インバータ20を制御する。PWM制御には、指令に応じた基本波の振幅が三角波等のキャリア波の振幅以下である「正弦波PWM制御」、および、基本波の振幅がキャリア波の振幅より大きい「過変調PWM制御」を含む。また、中性点化しない側のインバータは、PWM制御に限らず、矩形波制御等、どのように制御してもよい。
第2バッテリ42の電力にてモータジェネレータ10を駆動する場合、第1インバータ20の上アーム素子211〜213の全相、または、下アーム素子214〜216の全相の一方をオン、他方をオフし、第1インバータ20を中性点化する。また、モータジェネレータ10の駆動要求に応じ、PWM制御等により第2インバータ30を制御する。
片側駆動モードでは、一方のインバータが中性点化されるので、後述する両側駆動モードと比較し、スイッチング損失が低減され、低出力時の効率を高めることができる。
また、第1バッテリ41の電圧と第2バッテリ42の電圧とが異なり、電圧が低い方の出力で駆動要求を満たせる場合、高電圧側を中性点化し、低電圧側で駆動することで、スイッチング損失をより低減することができる。なお、中性点化するインバータは、駆動要求やバッテリ残量等に応じて適宜選択可能である。
第1バッテリ41または第2バッテリ42の電力にて駆動要求を満たせない比較的高負荷でモータジェネレータ10を駆動する場合、両側電源を用いた両側駆動モードとする。両側駆動モードでは、第1バッテリ41と第2バッテリ42とが電気的に直列接続しているとみなせる状態となるように、第1インバータ20および第2インバータ30を制御する。
ここで、第1インバータ20が第1基本波F1とキャリア波との比較によりPWM制御され、第2インバータ30が第2基本波F2とキャリア波との比較によりPWM制御される場合を例に説明する。
両側駆動モードでは、第1基本波F1と第2基本波F2の位相が反転される。換言すると、第1基本波F1と第2基本波F2とは、位相が略180[°]ずれている。第1基本波F1と第2基本波F2との位相差を180[°]とすることで、第1バッテリ41と第2バッテリ42とが電気的に直列接続されている状態とみなすことができ、第1バッテリ41の電圧と第2バッテリ42の電圧との和に相当する電圧をモータジェネレータ10に印加可能である。
なお、第1基本波F1と第2基本波F2との位相差は、180[°]とするが、第1バッテリ41の電圧および第2バッテリ42の電圧の和に相当する電圧をモータジェネレータ10に印加可能な程度のずれは許容されるものとする。
第1基本波F1の振幅と、第2基本波F2の振幅とは、等しくてもよいし、異なっていてもよい。
第1基本波F1と第2基本波F2とは、ともに正弦波であるように同様の波形であってもよい。また、第1インバータ20または第2インバータ30の一方を正弦波PWM制御し、他方を過変調PWM制御するといった場合のように、第1基本波F1と第2基本波F2の波形は、異なっていてもよい。また、振幅を無限大とみなし、基本波F1、F2の半周期ごとに各素子のオンオフが切り替えられる矩形波制御としてもよい。矩形波制御は、180度通電制御ともいえる。また、矩形波制御に替えて、基本波F1、F2に基づく120度通電制御としてもよい。
基本波F1、F2の振幅および波形が等しい場合、各相にてオンされる素子が、第1インバータ20と第2インバータ30とで上下反対となる。なお、基本波F1、F2の振幅や波形が異なる場合、各相にてオンされる素子は、第1インバータ20と第2インバータ30とで必ずしも上下反対にはならない。
このように、モータジェネレータ10の駆動要求に応じて、片側駆動モードと両側駆動モードとを切り替えることで、モータジェネレータ10を高効率に駆動することができる。また、上述の片側駆動モードまたは両側駆動モード以外の駆動モードにてモータジェネレータ10を駆動してもよい。
以下、片側駆動モードを中心に説明する。
第2インバータ30を中性点化する場合の例を図2に示す。図2では、オンされるスイッチング素子311〜316を実線、オフされるスイッチング素子311〜316を破線で示す。本実施形態では、中性点化するインバータ方向へ流れる電流を正、その反対方向の電流を負とする。すなわち、図2の例では、第1インバータ20側から第2インバータ30側へ流れる電流を正、第2インバータ30側から第1インバータ20側へ流れる電流を負とする。
図2(a)には、上アーム素子311〜313をオン固定する場合、図2(b)には、下アーム素子314〜316をオン固定する場合を示す。
図2(a)に示すように、例えば、U相電流Iuが正方向、V相電流IvおよびW相電流Iwが負方向に通電される場合、矢印UDで示すように、U相では還流ダイオード321に通電され、矢印VT、WTで示すように、V相およびW相では、スイッチング素子312、313に通電される。
すなわち、上アーム素子311〜313をオン固定することで第2インバータ30を中性点化する場合、相電流が正である相は還流ダイオード321〜323、負である場合はスイッチング素子311〜313に電流が流れる。
図2(b)に示すように、例えば、U相電流Iuが正方向、V相電流IvおよびW相電流Iwが負方向に通電される場合、矢印UTで示すように、U相ではスイッチング素子314に通電され、矢印VD、WDで示すように、V相およびW相では、還流ダイオード325、326に通電される。
すなわち、下アーム素子314〜316をオン固定することで第2インバータ30を中性点化する場合、相電流が正である相はスイッチング素子314〜316、負である場合は還流ダイオード324〜326に電流が流れる。
図示はしていないが、第1インバータ20を中性点化する場合を説明しておく。第1インバータ20を中性点化する場合、第2インバータ30側から第1インバータ20側へ流れる電流を正、第1インバータ20側から第2インバータ30側へ流れる電流を負とする。
第1インバータ20を中性点化する場合、上アーム素子211〜213をオン固定することで第1インバータ20を中性点化する場合、相電流が正である相は還流ダイオード221〜223、負である相はスイッチング素子211〜213に電流が流れる。
また、下アーム素子214〜216をオン固定することで第1インバータ20を中性点化する場合、相電流が正である相はスイッチング素子214〜216、負である相は還流ダイオード224〜226に電流が流れる。
すなわち、中性点化されるインバータにおいて、電流がスイッチング素子を流れるか還流ダイオードを流れるかは、電流の向き、および、オン固定されるアームに応じて変わる。
ところで、IGBTとダイオードとでは、出力特性が異なる。IGBTおよびダイオードの出力特性の一例を図3に示す。図3に示すように、閾値電流Ithよりも電流が小さい領域では、IGBTよりダイオードの導通損失が小さく、閾値電流Ithよりも電流が大きい領域では、ダイオードよりIGBTの導通損失が小さい。閾値電流Ithは、スイッチング素子211〜216、311〜316および還流ダイオード221〜226、321〜326に用いる素子の種類に応じて異なる。また、閾値電流Ithは、温度によっても変わる。例えば、温度が高くなると、閾値電流Ithが小さくなる。本実施形態では、温度と閾値電流Ithとが関連づけられて、予めマップ等に記憶されているものとする。
そこで本実施形態では、電力変換装置15全体としての損失を低減すべく、最大相に流れる電流である最大相電流Imaxが、導通損失の小さい方に通電されるように、相電流Iu、Iv、Iwおよびインバータ温度T1、T2に応じ、中性点化するインバータにおいて、オン固定するアームを選択する。
中性点化するインバータにおいてオン固定するアームを選択するアーム選択処理を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。上述の通り、中性点化するインバータは、駆動要求等に応じて選択され、アーム選択処理は、制御部60にて所定の間隔にて実行される。
最初のステップS101では、温度演算部63は、インバータ温度T1、T2を演算する。ここでは、中性点化するインバータの温度を演算し、中性点化しないインバータの温度演算を省略してもよい。以下、ステップS101の「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。他のステップについても同様とする。
S102では、中性点化するインバータの温度に基づき、マップ演算等により、閾値電流Ithを決定する。
S103では、電流演算部62は、相電流Iu、Iv、Iwを演算し、最大相を特定する。
S104では、インバータ制御部61は、最大相の電流である最大相電流Imaxが正か否かを判断する。最大相電流Imaxが正ではない、すなわち負であると判断された場合(S104:NO)、S106へ移行する。最大相電流Imaxが正であると判断された場合(S104:YES)、S105へ移行する。
S105では、インバータ制御部61は、最大相電流Imaxが閾値電流Ithより小さいか否かを判断する。最大相電流Imaxが閾値電流Ithより小さいと判断された場合(S105:YES)、S107へ移行する。最大相電流Imaxが閾値電流Ith以上であると判断された場合(S105:NO)、S108へ移行する。
最大相電流Imaxが負であると判断された場合(S104:NO)に移行するS106では、インバータ制御部61は、最大相電流Imaxの絶対値が、閾値電流Ithより小さいか否かを判断する。最大相電流Imaxの絶対値が閾値電流Ithより小さいと判断された場合(S106:YES)、S108へ移行する。最大相電流Imaxの絶対値が閾値電流Ith以上であると判断された場合(S106:NO)、S107へ移行する。
最大相電流Imaxが正であって閾値電流Ithより小さい場合(S104:YES、かつ、S105:YES)、または、最大相電流Imaxが負であって最大相電流Imaxの絶対値が閾値電流Ith以上である場合(S104:NO、かつ、S106:NO)に移行するS107では、インバータ制御部61は、中性点化するインバータにおいて、上アームをオン固定する。
最大相電流Imaxが正であって閾値電流Ith以上である場合(S104:YES、かつ、S105:NO)、または、最大相電流Imaxが負であって最大相電流Imaxの絶対値が閾値電流Ithより小さい場合(S104:NO、かつ、S106:YES)に移行するS108では、インバータ制御部61は、中性点化するインバータにおいて、下アームをオン固定する。
アーム選択処理の詳細を、図5および図6のタイムチャートに基づいて説明する。図5および図6では、U相電流Iuを実線、V相電流Ivを一点鎖線、W相電流Iwを二点鎖線で示した。ここでは、第2インバータ30が中性点化されるものとして説明する。
図5は、相電流Iu、Iv、Iwのピークが、閾値電流Ithより小さい場合の例である。図3にて説明したように、電流が閾値電流Ithより小さい領域では、スイッチング素子311〜316よりも還流ダイオード321〜326の損失が小さいので、最大相電流Imaxが還流ダイオード321〜326を通るように、オン固定するアームを選択する。
期間PHでは、最大相電流Imaxが正であり、かつ、閾値電流Ithより小さいので(図4中のS104:YES、かつ、S105:YES)、上アーム素子311〜313をオン固定することで、第2インバータ30を中性点化する。また、期間PLでは、最大相電流Imaxが負であり、かつ、閾値電流Ithより小さいので(S104:NO、かつ、S108:YES)、下アーム素子314〜S316をオン固定することで、第2インバータ30を中性点化する。
これにより、最大相電流Imaxは還流ダイオード321〜326を通るので、損失を低減することができる。
図6は、相電流Iu、Iv、Iwのピークが、閾値電流Ithより大きい場合の例である。
期間PH1では、最大相電流Imaxが正であり、かつ、閾値電流Ithより小さいので(S104:YES、かつ、S105:YES)、最大相電流Imaxが還流ダイオード321〜323を通るように、上アーム素子311〜313をオン固定することで、第2インバータ30を中性点化する。
期間PL2では、最大相電流Imaxが正であり、かつ、閾値電流Ith以上であるので(S104:YES、かつ、S105:NO)、最大相電流Imaxが下アーム素子314〜316を通るように、下アーム素子314〜316をオン固定することで、第2インバータ30を中性点化する。
期間PL1では、最大相電流Imaxが負であり、かつ、最大相電流Imaxの絶対値が閾値電流Ithより小さいので(S104:NO、かつ、S106:YES)、最大相電流Imaxが還流ダイオード324〜326を通るように、下アーム素子314〜316をオン固定することで、第2インバータ30を中性点化する。
期間PH2では、最大相電流Imaxが負であり、かつ、最大相電流Imaxの絶対値が閾値電流Ith以上であるので(S104:NO、かつ、S106:NO)、最大相電流Imaxが上アーム素子311〜313を通るように、上アーム素子311〜313をオン固定することで、第2インバータ30を中性点化する。
本実施形態では、中性点化するインバータにおいて、最大相電流Imaxが、スイッチング素子211〜216、311〜316と還流ダイオード221〜226、321〜326とで導通損失の小さい方に通電されるように、オン固定するアームを選択する。これにより、片側駆動モードにおいて、オン固定するアームを変更しない場合と比較し、中性点化するインバータにおける導通損失を低減することができるので、電力変換装置15全体としての損失を低減することができ、効率が向上する。
以上詳述したように、本実施形態の電力変換装置15は、複数相のコイル11〜13を有するモータジェネレータ10の電力を変換するものであって、第1インバータ20と、第2インバータ30と、制御部60と、を備える。
第1インバータ20は、コイル11、12、13の一端111、121、131および第1バッテリ41と接続される。
第2インバータ30は、コイル11、12、13の他端112、122、132および第2バッテリ42と接続される。
制御部60は、第1インバータ20および第2インバータ30を制御する。
第1インバータ20は、スイッチング素子211〜216、および、還流ダイオード221〜226を有し、第2インバータ30は、スイッチング素子311〜316、および、還流ダイオード321〜326を有する。
スイッチング素子211〜216、311〜316は、高電位側に接続される上アーム素子211〜213、311〜313、または、低電位側に接続される下アーム素子214〜216、314〜316であって、オンされることで高電位側から低電位側へ通電可能となる。還流ダイオード221〜226、321〜326は、スイッチング素子211〜216、311〜316のそれぞれに並列に接続され、低電位側から高電位側への通電を許容する。
片側駆動モードでは、第1インバータ20または第2インバータ30の一方を、上アーム素子の全相または下アーム素子の全相をオンすることで中性点化し、第1インバータ20または第2インバータ30の他方を、モータジェネレータ10の駆動要求に応じて制御する。片側駆動モードにおいて、制御部60は、中性点化する第1インバータ20または第2インバータ30において、上アーム素子の全相をオンするか、下アーム素子の全相をオンするかを、コイル11〜13に通電される電流に応じて選択する。
これにより、中性点化するインバータにおける導通損失を低減することができ、効率が向上する。
スイッチング素子211〜216、311〜316と、還流ダイオード221〜226、321〜326とで、導通損失の大小が入れ替わる電流値を閾値電流Ithとする。
制御部60は、コイル11〜13に通電される電流の絶対値が最も大きい相の電流である最大相電流Imaxと閾値電流Ithとを比較し、スイッチング素子211〜216、311〜316と還流ダイオード221〜226、321〜326とで導通損失が小さい方に最大相電流Imaxが流れるように、中性点化する第1インバータ20または第2インバータ30において、上アーム素子の全相をオンするか、下アーム素子の全相をオンするかを選択する。
これにより、最大相電流Imaxに応じ、オン固定するアームを適切に選択することができる。
また、閾値電流Ithは、中性点化する第1インバータ20または第2インバータ30の温度に応じて可変である。これにより、インバータ温度T1、T2に応じ、オン固定するアームを適切に選択することができる。
本実施形態では、還流ダイオード221〜226、321〜326が、「還流素子」に対応する。
(他の実施形態)
(ア)相電流
上記実施形態では、相電流は、各相の電流指令値に基づいて推定される。他の実施形態では、他の実施形態では、相電流を、電流指令値そのものとしてもよい。
また他の実施形態では、図7に示すように、コイル11〜13の電流を検出する電流検出部50を設け、電流検出値に基づいて相電流を演算してもよい。図7では、電流検出部50の電流検出素子を各相に設けているが、3相のうちの1相または2相に設け、電流検出素子が設けられない相の電流を演算により求めるようにしてもよい。また、図7では、電流検出部50をコイル11〜13の第1インバータ20側に設けている。他の実施形態では、電流検出部をコイル11〜13の第2インバータ30側等、相電流を検出可能ないずれの箇所に設けてもよい。なお図7においては、第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略した。
(イ)インバータ温度
上記実施形態では、第1インバータ温度および第2インバータ温度は、相電流等に基づいて推定される。他の実施形態では、図7に示すように、温度検出素子231〜236、331〜336を、スイッチング素子211〜216、311〜316ごとに設けてもよい。この場合、温度検出素子231〜236の検出値に基づく素子温度の平均値等の演算値を第1インバータ温度T1とする。また、温度検出素子331〜336の検出値に基づく素子温度の平均値等の演算値を第2インバータ温度T2とする。他の実施形態では、温度検出素子は、必ずしもスイッチング素子ごとに設ける必要はなく、各インバータにつき1個以上設けられていればよい。例えば上アーム素子および下アーム素子に対して各1つずつ設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、中性点化するインバータの温度に応じて閾値電流を可変とする。他の実施形態では、インバータ温度によらず、閾値電流を所定値としてもよい。この場合、インバータ温度の推定や検出を行わなくてもよい。
(ウ)スイッチング素子、還流素子
上記実施形態では、スイッチング素子としてIGBTを用いる。他の実施形態では、スイッチング素子として、MOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)等、IGBT以外のものを用いてもよい。スイッチング素子としてMOSFETを用いる場合、寄生ダイオードを還流素子としてもよい。還流素子は、スイッチング素子に内蔵されていてもよいし、外付けのものとしてもよい。
上記実施形態では、スイッチング素子としてIGBTを用いており、電流が閾値電流より小さい領域ではダイオードの損失が小さく、閾値電流より大きい領域ではIGBTの損失が小さい。他の実施形態では、用いる素子の特性によっては、電流が小さい領域にて還流素子の損失が小さく、電流が大きい領域にてスイッチング素子の損失が小さいこともありえる。この場合には、最大相電流が導通損失の小さい方の素子を流れるようにすべく、オン固定されるアームを上記実施形態と反対にすればよい。
(エ)第1電圧源、第2電圧源
上記実施形態では、第1電圧源および第2電圧源として、リチウムイオン電池等を例示した。他の実施形態では、第1電圧源および第2電圧源は、リチウムイオン電池以外の鉛蓄電池、燃料電池等であってもよい。また、第1電圧源と第2電圧源とで、同一の種類、特性のものを用いてもよいし、異なる種類、特性のものを用いてもよい。また、第1電圧源または第2電圧源の一方を電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等のキャパシタとしてもよい。また、第1電圧源または第2電圧源の一方を、エンジン等の駆動源により駆動されて発電する発電機等としてもよい。
(オ)回転電機
上記実施形態では、回転電機はモータジェネレータである。他の実施形態では、回転電機は、発電機の機能を持たない電動機であってもよいし、電動機の機能を持たない発電機であってもよい。また、上記実施形態の回転電機は3相である。他の実施形態では、回転電機は、4相以上としてもよい。また、上記実施形態では、回転電機駆動システムは、グランドと接続されていないが、他の実施形態では、回転電機駆動システムを、グランドと接続してもよい。
また、上記実施形態では、回転電機が電動車両の主機モータである。他の実施形態では、回転電機は、主機モータに限らず、例えばスタータ機能とオルタネータ機能とを併せ持つ、所謂ISG(Integrated Starter Generator)や、補機モータであってもよい。また、電力変換装置を車両以外の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・回転電機駆動システム
10・・・モータジェネレータ(回転電機)
11〜13・・・コイル(巻線)
15・・・電力変換装置
20・・・第1インバータ 30・・・第2インバータ
211〜213、311〜313・・・上アーム素子
214〜216、314〜316・・・下アーム素子
41・・・第1バッテリ(第1電圧源)
42・・・第2バッテリ(第2電圧源)
60・・・制御部

Claims (2)

  1. 複数相の巻線(11〜13)を有する回転電機(10)の電力を変換する電力変換装置(1)であって、
    前記巻線の一端(111、121、131)および第1電圧源(41)と接続される第1インバータ(20)と、
    前記巻線の他端(112、122、132)および第2電圧源(42)と接続される第2インバータ(30)と、
    前記第1インバータおよび前記第2インバータを制御する制御部(60)と、
    を備え、
    前記第1インバータおよび前記第2インバータは、それぞれ、高電位側に接続される上アーム素子(211〜213、311〜313)または前記上アーム素子の低電位側に接続される下アーム素子(214〜216、314〜316)であって、オンされることで高電位側から低電位側へ通電可能となるスイッチング素子(211〜216、311〜316)、および、前記スイッチング素子のそれぞれに並列に接続され、低電位側から高電位側への通電を許容する還流素子(221〜226、321〜326)を有し、
    前記第1インバータまたは前記第2インバータの一方を、前記上アーム素子の全相または前記下アーム素子の全相をオンすることで中性点化し、前記第1インバータまたは前記第2インバータの他方を、前記回転電機の駆動要求に応じて制御する片側駆動モードにおいて、
    前記スイッチング素子と前記還流素子とで、導通損失の大小が入れ替わる電流値を、閾値電流とすると、
    前記制御部は、
    前記巻線に通電される電流の絶対値が最も大きい相の電流である最大相電流と前記閾値電流とを比較し、前記スイッチング素子と前記還流素子とで導通損失が小さい方に前記最大相電流が流れるように、中性点化する前記第1インバータまたは前記第2インバータにおいて、前記上アーム素子の全相をオンするか、前記下アーム素子の全相をオンするかを選択することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記閾値電流は、中性点化する前記第1インバータまたは前記第2インバータの温度に応じて可変であることを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
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