JP6422245B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブに関する。
近年、ゴルフクラブヘッドとシャフトとの種々の連結方法が提案されている。例えば、特許文献1では、シャフトをホーゼル部に挿入する深さを変更可能にすることで、グリップからゴルフクラブヘッドまでの長さ(以下、「クラブ長」とも称する)を変更できるようにしたゴルフクラブが開示されている。
特許文献1で開示されるゴルフクラブは、具体的には、次のように構成されている。まず、シャフトの先端には円筒状のカラー部材が装着されており、このカラー部材の外周面には180度の間隔を空けて2つの係止突起が設けられている。一方、ゴルフクラブヘッドにはシャフト止着孔を含むホーゼル部が設けられており、このシャフト止着孔の上部内周面には、カラー部材の係止突起を軸方向に受ける階段状の第1〜第3受け部を各々有する2つの凹部が形成されている。
すなわち、各受け部では、係止突起を受ける軸方向の位置が異なっている。そのため、シャフトを軸回りに回転させて、カラー部材の係止突起を軸方向に受ける受け部を選択することで、シャフトをホーゼル部に挿入する深さ(軸方向の長さ)を調節することができる。これによって、このゴルフクラブでは、クラブ長を変更することができるようになっている。
特開2008−029691号公報
しかしながら、上記のようなゴルフクラブでは、係止突起の形成されたカラー部材をホーゼル部のシャフト止着孔に挿入して、カラー部材の係止突起をシャフト止着孔の受け部に当接させることで、シャフトを軸方向において固定している。そのため、係止突起を受ける凹部を形成する分だけ、ゴルフクラブヘッドとシャフトとを接続する部分(ネック)の径が太くなってしまうという問題点があった。
本発明は、一側面では、このような点を考慮してなされたものであり、その目的は、ネックの径が太くならないような簡単な構造で、クラブ長を変更できるようにしたゴルフクラブを提供することである。
本発明の一側面に係るゴルフクラブは、シャフトと、前記シャフトを取り付けるための取付孔を含むホーゼル部を有するゴルフクラブヘッドと、前記シャフトの先端に取り付けられ、前記シャフトとともに前記ホーゼル部の取付孔に差し込まれる本体部、及び前記本体部に対する軸方向の位置を調節可能に前記本体部に取り付けられ、前記ホーゼル部の上端に係合するアダプタ部、を有するスリーブ機構と、を備える。
当該構成に係るゴルフクラブでは、本体部とアダプタ部とで構成されるスリーブ機構がシャフトの先端に取り付けられる。このスリーブ機構のうち本体部はホーゼル部の取付孔に差し込まれるところ、アダプタ部は当該ホーゼル部の上端に係合する。これによって、当該構成に係るゴルフクラブのシャフトは軸方向において固定される。すなわち、軸方向における本体部に対するアダプタ部の位置によって、シャフトをホーゼル部に挿入する深さ、換言すると、軸方向においてシャフトを固定する位置が規定される。
そして、当該構成に係るゴルフクラブでは、アダプタ部は、本体部に取り付ける位置が軸方向に調節可能に構成される。そのため、当該構成によれば、本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を調節することで、シャフトの軸方向における固定位置を調節して、クラブ長を変更することができる。
ここで、当該構成によれば、アダプタ部がホーゼル部の上端に係合することで、シャフトの軸方向における固定位置が規定される。つまり、当該構成では、シャフトの軸方向の固定位置を規定する機構は、ホーゼル部の取付孔の内部ではなく、当該取付孔の外部に設けられるため、ネックの径が太くなるのを抑えることができる。したがって、当該構成によれば、ネックの径が太くならないような簡単な構造で、クラブ長を変更できるようにしたゴルフクラブを提供することができる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記アダプタ部は、筒状に形成されて、前記本体部の外周面に装着されるように構成されてもよく、前記アダプタ部の内周面には、軸方向に沿って延びる係合部が形成されてもよい。前記本体部の外周面には、前記アダプタ部の係合部が軸回りに回転不能に係合するための複数の被係合部が形成されてもよい。更に、前記複数の被係合部のうちの1つに前記係合部が選択的に係合することで、前記アダプタ部は、前記本体部に対する前記軸方向の位置が変更可能に構成されてもよい。そして、前記アダプタ部の係合部と前記本体部の複数の被係合部のうちの1つとが係合するとき、前記アダプタ部が、前記ホーゼル部から離間する方向へ、前記本体部から抜けないように構成されてもよい。当該構成によれば、軸方向にアダプタ部を着脱可能な簡単な構造のスリーブ機構を提供することができる。
なお、アダプタ部の内周面に形成される係合部は、例えば、径方向内側に突出する突部として構成されてもよいし、径方向外側に窪んだ溝として構成されてもよい。一方、係合部が突部として構成される場合、本体部の外周面に形成される被係合部は、径方向の内側に窪んだ溝として構成されてもよい。また、係合部が溝として構成される場合、被係合部は、径方向の外側に突出する突部として構成されてもよい。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記本体部の外周面には、前記複数の被係合部が軸回りに間隔を空けて配置されてもよい。そして、前記各被係合部は、前記係合部との軸方向の係合位置が互いに異なるように構成されてもよい。当該構成によれば、アダプタ部を本体部に着脱する際の軸回りの向きを変更するという簡易な操作により、当該本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を調節することができるようになる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記本体部は、軸方向の両端に第1端部及び第2端部を有し、当該第2端部側に前記シャフトが挿入される開口が形成されてもよい。また、前記係合部は、前記アダプタ部の内周面から突出する突部により構成されてもよく、前記複数の被係合部は、それぞれ、前記本体部の外周面において軸方向に延びる溝により構成されてもよい。そして、前記複数の溝は、それぞれ、前記第1端部側で開放し、前記第2端部側の異なる位置で終端してもよい。当該構成によれば、アダプタ部の突部を挿通させる本体部の溝を変更することで、本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を調節することができる。そのため、本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を簡単な操作で調節可能なスリーブ機構を提供することができる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記本体部の外周面には、軸回りに沿って延びる窪み部が更に形成されてもよい。そして、前記窪み部は、前記軸方向において前記各溝の終端よりも前記第1端部側の位置で当該各溝を軸回りに連結し、前記アダプタ部の突部が挿通可能に構成されてもよい。当該構成では、当該窪み部を利用することで、本体部に対するアダプタ部の回転位置を変更することができる。そのため、当該構成によれば、アダプタ部を本体部から完全に取り外さなくても、本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を調節することができるようになる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記アダプタ部は、筒状に形成されて、前記本体部の外周面に装着されるように構成されてもよく、前記アダプタ部の内周面には、軸方向に沿って延びる複数の係合部が形成されてもよい。また、前記本体部の外周面には、前記アダプタ部の係合部が軸回りに回転不能に係合するための被係合部が形成されてもよい。更に、前記複数の係合部のうちの1つに前記被係合部が選択的に係合されることで、前記アダプタ部は、前記本体部に対する前記軸方向の位置が変更可能に構成されてもよい。そして、前記アダプタ部の複数の係合部のうちの1つと前記本体部の被係合部とが係合するとき、前記アダプタ部が、前記ホーゼル部から離間する方向へ、前記本体部から抜けないように構成されてもよい。当該構成によれば、軸方向にアダプタ部を着脱可能な簡単な構造のスリーブ機構を提供することができる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記アダプタ部の内周面には、前記複数の係合部が軸回りに間隔を空けて配置されてもよい。そして、前記各係合部は、前記被係合部との軸方向の係合位置が互いに異なるように構成されてもよい。当該構成によれば、アダプタ部を本体部に着脱する際の軸回りの向きを変更するという簡易な操作により、当該本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を調節することができるようになる。
また、上記一側面に係るゴルフクラブの別の形態として、前記本体部は、軸方向の両端に第1端部及び第2端部を有し、当該第2端部側に前記シャフトが挿入される開口が形成されてもよい。また、前記アダプタ部は、軸方向の両端に第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部が前記ホーゼル部の上端に係合してもよい。更に、前記複数の係合部は、それぞれ、前記アダプタ部の内周面から突出する突部により構成されてもよく、前記複数の突部は、それぞれ、前記軸方向において前記第2端部側の異なる位置で終端するように形成されてもよい。また、前記被係合部は、前記本体部の外周面において軸方向に延びる溝により構成され、前記溝は、前記第1端部側で開放し、前記第2端部側で終端してもよい。そして、前記本体部は、前記複数の突部のうちの1つと前記溝とが係合しているとき、他の突部が挿通される補助溝を更に備えてもよい。当該構成によれば、本体部の溝に挿通させるアダプタ部の突部を変更することで、本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を調節することができる。そのため、本体部に対するアダプタ部の軸方向の位置を簡単な操作で調節可能なスリーブ機構を提供することができる。
本発明によれば、ネックの径が太くならないような簡単な構造で、クラブ長を変更できるようにしたゴルフクラブを提供することができる。
図1は、実施の形態に係るゴルフクラブの全体構造を例示する斜視図である。 図2は、実施の形態に係るゴルフクラブヘッドを例示する平面図である。 図3は、実施の形態に係るゴルフクラブヘッドとシャフトとの連結構造を例示する分解図である。 図4は、実施の形態に係るホーゼル部の内部空間を模式的に例示する断面図である。 図5Aは、実施の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する正面図である。 図5Bは、実施の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する側面図である。 図6Aは、図5AのA−A線の断面を例示する。 図6Bは、図5AのB−B線の断面を例示する。 図7は、実施の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する正面図である。 図8は、図7C−C線の断面を例示する。 図9Aは、第1ポジションでアダプタ部を本体部に取り付けた際におけるスリーブ機構とホーゼル部との連結状態を模式的に例示する。 図9Bは、第2ポジションでアダプタ部を本体部に取り付けた際におけるスリーブ機構とホーゼル部との連結状態を模式的に例示する。 図10Aは、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する正面図である。 図10Bは、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する側面図である。 図11Aは、D−D線の断面を例示する。 図11Bは、E−E線の断面を例示する。 図12Aは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する正面図である。 図12Bは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する側面図である。 図13Aは、図12AのF−F線の断面を例示する。 図13Bは、図12AのG−G線の断面を例示する。 図14は、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する正面図である。 図15は、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する正面図である。 図16Aは、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する斜視図である。 図16Bは、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する側面図である。 図17Aは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する斜視図である。 図17Bは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する断面図である。 図18Aは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する斜視図である。 図18Bは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する平面図である。 図18Cは、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部を模式的に例示する断面図である。 図19は、他の形態に係るスリーブ機構の本体部を模式的に例示する斜視図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形が行われてもよい。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、図面内の向きを基準として説明を行う。
§1.ゴルフクラブの全体構造
まず、図1及び図2を用いて、ゴルフクラブの全体構造を説明する。図1は、本実施形態に係るゴルフクラブ100の全体構造を例示する斜視図である。また、図2は、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド10を例示する平面図である。
図1及び図2に例示されるように、本実施形態に係るゴルフクラブ100は、シャフト20と、その端部に連結されるゴルフクラブヘッド10(以下、単に「ヘッド」とも称する)とを備えている。このシャフト20とゴルフクラブヘッド10とは、後述するスリーブ機構6を介して連結されており、クラブ長を変更可能に構成されている。なお、クラブ長は、グリップ側のシャフト20の先端からヘッド10の底面までの概ねの長さを示すことが可能であれば、厳密に定義されなくてもよい。クラブ長は、例えば、ゴルフ規則に規定される60度法、ヒールエンド法等によって測定することができる。以下、各部材について説明する。
シャフト20は、中空の筒状に形成されており、下方の端部にはゴルフクラブヘッド10が連結されている。また、図示を省略するシャフト20の上方の端部には、ゴム等で形成されたグリップが固定される。このシャフト20の材料は、実施の形態に応じて適宜選択されてよく、例えば、CFRP、スチール等が利用されてもよい。なお、このシャフト20の延びる方向は、本発明の「軸方向」に相当する。ただし、「軸方向」は、各部材の上端部と下端部とを結ぶ方向を示すことが可能であれば、厳密に定義されなくてもよい。
ゴルフクラブヘッド10は中空構造を有している。このゴルフクラブヘッド10の外面は、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって形成されている。フェース部1は、ゴルフボールを打つ面であるフェース面を有している。クラウン部2は、フェース部1と隣接し、ヘッド10の上面を構成する。ソール部3は、ヘッド10の底面を構成し、フェース部1及びサイド部4と隣接する。また、サイド部4は、クラウン部2とソール部3との間の部位であり、フェース部1のトウ側からヘッド10のバック側を通ってフェース部1のヒール側へと延びる部位である。
更に、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる円筒状の部位であり、シャフト20を取り付けるための取付孔51を有している。詳細には、当該取付孔51には、シャフト20の下方の端部に固定される後述のスリーブ機構6の本体部7がシャフト20と共に差し込まれる。ホーゼル部5の内部構造については、後述で詳細に説明する。なお、本実施形態で説明されるヘッド10は、ドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型であるが、そのタイプは限定されず、いわゆるユーティリティ型、ハイブリッド型、アイアン型、及びパター等の種々のタイプであってもよい。
§2 シャフトとゴルフクラブヘッドとの連結構造
次に、図3〜図8を用いて、シャフト20とゴルフクラブヘッド10との連結構造について説明する。図3は、シャフト20とゴルフクラブヘッド10との連結構造を例示する分解図である。図3で例示されるように、シャフト20とゴルフクラブヘッド10とは、スリーブ機構6を介して連結される。このスリーブ機構6は、本体部7及びアダプタ部8を備えており、ワッシャ11及び固定具9によって、本体部7の少なくとも一部がホーゼル部5の内部空間に収容された状態で固定される。以下、この連結構造の各構成要素について説明する。
[ホーゼル部]
まず、図4を用いて、スリーブ機構6の本体部7が挿入されるホーゼル部5の内部空間を説明する。図4は、ホーゼル部5の内部空間を模式的に例示する断面図である。図4に例示されるように、本実施形態に係るホーゼル部5の内部空間は、上端部56側から下端部57側へ順に、第1径部52と、第2径部53と、第3径部55と、で構成されている。
第1径部52は、円筒状に形成されており、上端部56側に開口している。また、第2径部53は、第1径部52と連続しており、当該第1径部52よりもやや小径の円筒状に形成されている。第2径部53の内周面には、後述する本体部7の第2円筒部72の外周面に形成される複数の突条721に対応する複数の溝条が軸方向に沿って設けられている(不図示)。本実施形態では、このような第1径部52及び第2径部53によって、上端部56側に開口する取付孔51が形成されている。なお、第2径部53の内周面は、上記のように設けられた複数の溝条に代わって、多角形状に形成してもよい。この場合、後述する本体部7の第2円筒部72の外周面に形成された複数の凸状721に代わり、第2円筒部72自体を断面多角形状に形成すればよい。
第2径部53の下端側には円筒状の第3径部55が配置されており、この第3径部55と第2径部53との間には隔壁541が設けられている。この隔壁541には、第2径部53及び第3径部55よりも小径で円状の開口部54が設けられており、この開口部54は上下方向に貫通している。そのため、隔壁541は円環状に形成され、第2径部53と第3径部55とはこの開口部54を介して連通している。なお、第3径部55は下端部57側に開口している。これにより、ホーゼル部5の内部空間は、概ねシャフト20の軸方向と平行にヘッド10のサイド部4側及びソール部3側まで貫通している。
ゴルフクラブ100を組み立てる際には、ホーゼル部5の第1径部52及び第2径部53には、上端部56側からスリーブ機構6の本体部7が挿入される。この本体部7にはアダプタ部8が取り付けられており、このアダプタ部8の外径は第1径部52よりも大径に形成されている。そのため、アダプタ部8の下端部84がホーゼル部5の上端(上端部56)に係合するまで、本体部7を軸方向下方に挿入することができる。一方、第3径部55には、下端部57側からワッシャ11及びネジ状の固定具9が挿入される。この固定具9と本体部7とはネジ締結される。これにより、スリーブ機構6は、軸方向において、取り外し可能に固定される。
なお、図3に例示されるように、固定具9は、頭部91と、当該頭部91に連結されるネジ部92と、で形成されている。ネジ部92は、開口部54に挿通して下端部57側から第2径部53に到達できるように、開口部54の径よりも小径に形成される。一方、固定具9全体が開口部54を通過してしまわないように、頭部91の外径は、開口部54の径よりも大径に形成される。ここで、後述する図9A及び図9Bに例示されるように、頭部91には、レンチが挿入される矩形状の凹部911が形成されている。そのため、ユーザは、当該凹部911にレンチを嵌めて操作することで、スリーブ機構6を固定したり、取り外したりすることができる。
[スリーブ機構]
(本体部)
次に、図5A、図5B、図6A、及び図6Bを用いて、本実施形態に係るスリーブ機構6の本体部7を説明する。図5Aは、本実施形態に係る本体部7を模式的に例示する正面図である。図5Bは、本実施形態に係る本体部7を模式的に例示する側面図である。また、図6Aは、図5AのA−A線の断面を例示する。図6Bは、図5AのB−B線の断面を例示する。
図5A及び図5Bで例示されるように、本実施形態に係る本体部7は、軸方向(図の上下方向)の両端に上端部75と下端部76とを有している。上端部75は、本発明の「本体部の第2端部」に相当し、下端部76は、本発明の「本体部の第1端部」に相当する。そして、本実施形態に係る本体部7は、上端部75側から順に、第1円筒部71と、この第1円筒部71よりも小径である第2円筒部72と、を備えている。
第1円筒部71は、ホーゼル部5の第1径部52に挿通する部分である。第1円筒部71の外径は、ホーゼル部5の第2径部53の内径よりも大径で、かつ、ホーゼル部5の第1径部52に挿通可能な程度に形成されている。そのため、後述するアダプタ部8を考慮しなかった場合には、本体部7は、第1円筒部71の下端部76側の端面716が第1径部52と第2径部53との間に形成される段差部分に当接するまで、ホーゼル部5の内部空間に挿入することができる。
この第1円筒部71の外周面715には、径方向内側に窪み、軸方向に沿って延びる4つの溝部711〜714が形成されている。4つの溝部711〜714は、軸回り(周方向)に等間隔に配置されており、第1円筒部71の下端から軸方向に沿って上方へ延び、上端部75側で終端している。また、各溝部711〜714の終端部は、上方に湾曲した形状になっている。この各溝部711〜714の終端部は、上方に湾曲していなくてもよく、この形態以外にも、矩形状に形成されていてもよい。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、4つの溝部711〜714をそれぞれ第1〜第4溝部711〜714とも称することとする。
ここで、第1円筒部71は第2円筒部72よりも大径に形成されており、第1円筒部71の下端には、第1円筒部71と第2円筒部72との径の差に応じた段差が形成されている。そして、各溝部711〜714の下端は、この段差部分(端面716)まで延びている。そのため、各溝部711〜714は、下端部76側で開放されている。
また、図5A及び図5Bで例示されるように、第1円筒部71の外周面715に形成される4つの溝部711〜714のうち、第1溝部711と第3溝部713とは、互いに対向しており、上端部75側の同じ位置で終端している。同様に、第2溝部712と第4溝部714とは、互いに対向しており、上端部75側の同じ位置で終端している。
ただし、第2溝部712及び第4溝部714の終端位置と第1溝部711及び第3溝部713の終端位置とは異なっている。具体的には、第2溝部712及び第4溝部714は、第1溝部711及び第3溝部713よりも上端部75側で終端している。そのため、図5AのA−A線で示される断面(図6A)と、このA−A線よりも上端部75側のB−B線で示される断面(図6B)とを比較した場合に、第2溝部712及び第4溝部714は両図に現れているが、第1溝部711及び第3溝部713は図6Aにのみ現れている。
なお、この互いに対向する一対の溝部(711、713)及び溝部(712、714)はそれぞれ本発明の「被係合部」に相当する。また、各溝部711〜714は、本発明の「溝」に相当する。したがって、本実施形態では、上端部75側の異なる位置で終端する複数の被係合部が設けられる例が示されている。
第2円筒部72は、ホーゼル部5の第2径部53に挿通する部分である。そのため、第2円筒部72の外径は、第1円筒部71の外径よりも小径で、かつ、ホーゼル部5の第2径部53に挿通可能な程度に形成される。そして、第2円筒部72の外周面には軸方向に延びる複数の突条721が形成されており、これら複数の突条721は、ホーゼル部5の第2径部53の内周面に形成される溝条に対応している。そのため、ホーゼル部5の取付孔51に本体部7を軸方向に沿って挿入させたときには、本体部7の第2円筒部72に形成される複数の突条721とホーゼル部5の第2径部53に形成される複数の溝条とが係合する。これによって、本体部7とホーゼル部5とが軸回りに回転不能に連結する。なお、ここでいう「連結」とは少なくとも両者が動かないように接していればよく、両者が外力を加えても分離しないことまでは要求されない。以下で用いる「連結」についても同様である。
また、本体部7は、上下方向に沿って延びるような外形を有しており、ほぼ第1円筒部71の存在する領域に、上端部75側に開口するシャフト用凹部73を有している。シャフト用凹部73は上下方向に沿って延びる円筒状の内周面を有しており、このシャフト用凹部73にシャフト20の下端部が挿入される。そして、シャフト20は、接着剤等の固定手段によって、シャフト用凹部73に固定される。これにより、シャフト20の軸心S(図1参照)は、シャフト用凹部73の延びる方向(図5A及び図5Bの上下方向)に沿って延びるように固定される。なお、シャフト20を固定する接着剤は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
更に、本体部7は、ほぼ第2円筒部72の存在する領域に、下端部76側に開口する固定具用凹部74を有している。固定具用凹部74の内径は固定具9のネジ部92の外径に対応しており、その内周面には、ネジ部92の外周面に形成された雄ネジ(不図示)が螺合する雌ネジ(不図示)が形成されている。そのため、ホーゼル部5の取付孔51に本体部7を挿入した後に、ホーゼル部5の下端部57側から内部空間に固定具9を挿入して、固定具9のネジ部92を本体部7の固定具用凹部74に螺合させることで、固定具9と本体部7とをネジ締結することができる。
(アダプタ部8)
次に、図7及び図8を用いて、本実施形態に係るスリーブ機構6のアダプタ部8を説明する。図7は、本実施形態に係るアダプタ部8を模式的に例示する正面図である。図8は、図7のC−C線の断面を例示する。
図7で例示されるように、本実施形態に係るアダプタ部8は、円筒状に形成されており、上記本体部7の外周面715に装着されるように構成されている。アダプタ部8は、上端部83及び下端部84を有している。上端部83は、本発明の「アダプタ部の第2端部」に相当し、下端部84は、本発明の「アダプタ部の第1端部」に相当する。
アダプタ部8は、この上端部83側及び下端部84側共に開口し、上下方向に貫通する貫通孔82を備えている。アダプタ部8の外周面81は、下端部84側にいくにしたがってその外径が若干広がるようなテーパ状に形成されている。そして、アダプタ部8の下端における外周面81の外径は、第1径部52の内径よりも大径に形成される。これにより、アダプタ部8の下端部84は、ホーゼル部5の第1径部52に嵌まり込まず、ホーゼル部5の上端部56に係合する。一方、アダプタ部8の内周面823の内径(図8のS1)は、本体部7の第1円筒部71の外径に対応するように、均一に形成されている。
ここで、図7及び図8で例示されるように、アダプタ部8の内周面823には、径方向内側に突出する一対の突部(821、822)が設けられている。この一対の突部(821、822)は本発明の「係合部」に相当する。各突部(821、822)は、互いに対向するように配置されており、下端部84から上方に延びて、上端部83側の同じ位置で終端するように形成されている。また、各突部(821、822)の終端部は、本体部7に形成された各溝部711〜714の終端部に対応して、上方に湾曲した形状になっている。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、これら2つの突部をそれぞれ第1突部821及び第2突部822とも称する。
各突部(821、822)の高さ(径方向の長さ)は、本体部7に形成された各溝部711〜714の深さ(径方向の長さ)に対応している。すなわち、各突部(821、822)の高さは、本体部7に形成された各溝部711〜714の深さとほぼ同じに構成されている。そして、各突部(821、822)を除いた内周面823の内径S1は、本体部7の第1円筒部71の外径に対応している。
そのため、本実施形態では、アダプタ部8を上端部75側から本体部7に装着しようとした場合、アダプタ部8の各突部(821、822)の下端が本体部7の上端部75側の端面に当接する。よって、アダプタ部8を上端部75側から本体部7に装着しようとしても、アダプタ部8を第1円筒部71に軸方向に嵌め込むことができず、アダプタ部8を本体部7に装着することはできない。
一方、アダプタ部8を下端部76側から本体部7に装着する場合には、両突部(821、822)と一対の溝部(711、713)とが互いに係合する回転位置では、各突部(821、822)は各溝部(711、713)に沿って軸方向に移動可能である。具体的には、各突部(821、822)は、各突部(821、822)の終端(上端部)が各溝部(711、713)の終端(上端部)に当接するまで移動することができ、それ以上軸方向の上方には移動することができない。そのため、各突部(821、822)の終端が各溝部(711、713)の終端に当接するまで、アダプタ部8を第1円筒部71に軸方向に嵌め込むことができる。
すなわち、アダプタ部8を下端部76側から本体部7に装着する場合には、アダプタ部8は、上端部75側へ、換言すると、ホーゼル部5から離間する方向へ、本体部7から抜けることなく、各突部(821、822)の終端が各溝部(711、713)の終端に当接する位置で本体部7に装着される。これは、両突部(821、822)と一対の溝部(712、714)とが互いに係合する回転位置においても同様である。すなわち、各突部(821、822)の終端が各溝部(712、714)の終端に当接するまで、アダプタ部8を第1円筒部71に軸方向に嵌め込むことができる。
なお、以下の説明では、説明の便宜のため、両突部(821、822)と一対の溝部(711、713)とが互いに係合する回転位置を「第1ポジション」とも記載し、両突部(821、822)と一対の溝部(712、714)とが互いに係合する回転位置を「第2ポジション」とも記載する。また、各突部(821、822)の終端が各溝部(711、713)の終端に当接することでアダプタ部8が本体部7に係合する軸方向の位置を「第1係合位置」とも記載し、各突部(821、822)の終端が各溝部(712、714)の終端に当接することでアダプタ部8が本体部7に係合する軸方向の位置を「第2係合位置」とも記載する。
ここで、第1溝部711及び第3溝部713の終端位置と第2溝部712及び第4溝部714の終端位置とは互いに異なっている。そのため、第1ポジションによるアダプタ部8と本体部7との第1係合位置は、第2ポジションによるアダプタ部8と本体部7との第2係合位置と異なっている。したがって、本実施形態では、アダプタ部8の回転位置を変更することで、換言すると、アダプタ部8を本体部7に嵌め込む向きを変更することで、アダプタ部8が本体部7に係合する軸方向の係合位置を変更することができる。つまり、本実施形態では、二対の溝部のうち一対の溝部に選択的に両突部(821、822)を係合させることで、軸方向における本体部7に対するアダプタ部8の位置を変更することができる。
具体的には、第2溝部712及び第4溝部714は、第1溝部711及び第3溝部713よりも上端部75側で終端している。そのため、第2係合位置は第1係合位置よりも上方になり、第1ポジションでアダプタ部8を本体部7に装着するよりも、第2ポジションでアダプタ部8を本体部7に装着する方が、軸方向において、より上端部75側でアダプタ部8を本体部7に固定することができる。
なお、各ポジションでアダプタ部8を本体部7に装着した場合には、各突部(821、822)が4つの溝部711〜714のいずれかと係合することによって、アダプタ部8と本体部7とが軸回りに回転不能に連結する。一方、これ以外のポジションでアダプタ部8を本体部7に装着しようとすると、アダプタ部8を上端部75側から装着させる場合と同様に、アダプタ部8の各突部(821、822)の上端(上端部83側の終端部)が端面716に当接する。そのため、各突部(821、822)の形成されていない上端部83側の一部分は第1円筒部71に嵌め込むことができるものの、各突部(821、822)の形成されている部分は第1円筒部71を挿通せず、アダプタ部8を本体部7に装着することはできない。
ここで、第1ポジションでアダプタ部8を本体部7に装着する場合、第1突部821を第1溝部711に係合させ、第2突部822を第3溝部713に係合させてもよいし、第1突部821を第3溝部713に係合させ、第2突部822を第1溝部711に係合させてもよい。両突部(821、822)及び両溝部(711、713)は対称に配置されているため、その両者に違いはない。第2ポジションでアダプタ部8を本体部7に装着する場合も同様である。
なお、スリーブ機構6を構成する本体部7及びアダプタ部8の材料はそれぞれ、実施の形態に応じて適宜選択されてもよく、例えば、Ti(6-4Ti)、Al(Al5052、Al7075)等が利用されてもよい。
§3 シャフトとゴルフクラブヘッドとの組立て
次に、図9A及び図9Bを用いて、上記のように構成されたゴルフクラブ100の組み立て方法について説明する。具体的には、シャフト20をゴルフクラブヘッド10に取り付ける方法を説明する。なお、図9A及び図9Bはそれぞれ、第1ポジション、第2ポジションでアダプタ部8を本体部7に取り付けた際におけるスリーブ機構6とホーゼル部5との連結状態を模式的に例示する。
まず、ユーザは、第1ポジション又は第2ポジションのいずれかを選択して、シャフト20の先端に取り付けられた本体部7の下端部76側からアダプタ部8を本体部7に嵌め込む。これにより、各突部(821、822)が4つの溝部711〜714のいずれかに係合して、本体部7とアダプタ部8とは回転不能に連結する。
続いて、ユーザは、アダプタ部8を取り付けた本体部7をホーゼル部5の取付孔51に挿入する。いずれのポジションでアダプタ部8を取り付けた場合であっても、図9A及び図9Bで例示されるように、アダプタ部8の下端部84がホーゼル部5の上端部56に係合するまで、アダプタ部8を取り付けた本体部7をホーゼル部5の取付孔51に挿入することができる。
ここで、図9Aで例示されるように、本実施形態では、アダプタ部8の下端部84から本体部7の下端部76までの軸方向の長さが比較的に短くなる第1ポジションを選択した場合であっても、本体部7の第2円筒部72がホーゼル部5の第2径部53に到達するように構成されている。そのため、第1ポジションを選択した場合であっても、本体部7の第2円筒部72に形成される複数の突条721をホーゼル部5の第2径部53に形成される複数の溝条に係合させて、本体部7をホーゼル部5と軸回りに回転不能に連結することができる。
なお、図9Bで例示されるように、本実施形態では、アダプタ部8の下端部84から本体部7の下端部76までの軸方向の長さが比較的に長くなる第2ポジションを選択した場合であっても、換言すると、本体部7の第2円筒部72の下端(下端部76)がホーゼル部5の第2径部53の下端に最も接近する場合であっても、本体部7の第2円筒部72の下端とホーゼル部5の第2径部53の下端との間に若干隙間が形成されるように構成されている。これにより、寸法誤差等による不具合が生じる可能性を低減することができる。なお、寸法誤差等による不具合の一事例として、例えば、本体部7をホーゼル部5の内部空間に完全に挿入する前に、第2円筒部72の下端が第2径部53の下端に到達してしまい、アダプタ部の下端部84とホーゼル部の上端部56との間に隙間が生じてしまうことを挙げることができる。これは、アダプタ部8の下端部84から本体部8の下端部76までの間の長さがホーゼル部5の第1径部52及び第2径部53の軸方向(図中の上下方向の長さ)の長さよりも長くなることで生じうる。
最後に、ホーゼル部5の下端部57側から、ワッシャ11と共に固定具9をホーゼル部5の内部空間に挿入することで、スリーブ機構6のネジ留めを行う。本実施形態では、図9Aで例示されるように、本体部7の下端部76と隔壁541との間に隙間の生じる第1ポジションを選択した場合であっても、固定具9のネジ部92を固定具用凹部74に挿入可能に構成されている。そのため、ホーゼル部5の下端部57側から固定具9を挿入することで、固定具9のネジ部92の雄ネジを固定具用凹部74の雌ネジに螺合させて、本体部7をネジ留めすることができる。これによって、スリーブ機構6はアダプタ部8と固定具9とで軸方向に固定され、シャフト20がゴルフクラブヘッド10に取り付けられる。
ここで、本実施形態では、アダプタ部8の軸方向の係合位置を調節することができ、このアダプタ部8の下端部84とホーゼル部5の上端部56とが係合することで、シャフト20の固定位置が決まる。すなわち、ホーゼル部5の内周面にシャフト20を固定するための機構を設ける必要がない。そのため、本実施形態では、ネックの径、換言すると、ホーゼル部5の内部空間の内径が太くならないようにすることができる。
また、図9A及び図9Bに例示されるように、第1ポジションを選択した場合におけるシャフト20の挿入深さL1は、第2ポジションを選択した場合におけるシャフト20の挿入深さL2に比べて、アダプタ部8が本体部7に対して軸方向下方に取り付けられる分だけ短くなっている。そのため、第1ポジションを選択した場合には、シャフト20がホーゼル部5に挿入する深さは短くなり、クラブ長が長くなる。一方、第2ポジションを選択した場合には、シャフト20がホーゼル部5に挿入する深さは長くなり、クラブ長は短くなる。よって、ユーザは、アダプタ部8を本体部7に取り付ける回転位置を選択することで、好みに応じた長さになるようにクラブ長を調整することができる。なお、本実施形態では、第1ポジション及び第2ポジションに対応する2種類の長さにクラブ長を調整することができる。
また、本実施形態では、本体部7に設けた4つの溝部711〜714及びアダプタ部8に設けた2つの突部(821、822)という簡単な構成要素でクラブ長を調節する機構を実現することができる。そのため、クラブ長を変更可能なゴルフクラブ100を簡単な構成で実現することができる。
また、本実施形態では、クラブ長を調整する操作は、本体部7にアダプタ部8を嵌め込む向きを変更するという操作に過ぎない。そのため、本実施形態では、簡単な操作で、クラブ長を調節することができる。
§4 変形例
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、上記ゴルフクラブ100の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記ゴルフクラブ100の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。なお、説明の便宜のため、以下で説明する変形例の各構成要素に関して、上記実施形態と同様に構成される構成要素については、上記実施形態と同じ符号を利用した。
<4.1>
例えば、上記実施形態では、本体部7には4つの溝部711〜714が形成されている。しかしながら、本体部7に形成される溝部の数は、4つに限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。すなわち、本体部7に形成される被係合部の数は、2つに限定されなくてもよく、3つ以上であってもよい。
<4.2>
また、上記実施形態では、一対の溝部(711、713)及び溝部(712、714)がそれぞれ本発明の「被係合部」に相当している。すなわち、上記実施形態では、「被係合部」は、2つの溝部によって構成されている。しかしながら、本発明の「被係合部」を構成する溝部の数は、2つに限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択可能である。例えば、「被係合部」を構成する溝部の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。なお、この場合、本発明の「係合部」を構成する突部の数は、「被係合部」を構成する溝部の数と同数、またはそれ以下にすればよい。
<4.3>
また、上記実施形態では、本体部7の各溝部711〜714は等間隔に配置されている。しかしながら、各溝部711〜714が間隔を空けて配置されるのであれば、当該各溝部711〜714の配置は、実施の形態に応じて適宜決定されてもよく、等間隔に配置されなくてもよい。なお、この場合、アダプタ部8の対向する一対の突部(821、822)は、対向する一対の溝部(711、713)及び溝部(712、714)にそれぞれ係合可能に配置される。
<4.4>
また、例えば、上記実施形態では、本体部7の被係合部を複数形成することで、本体部7に対するアダプタ部8の軸方向の位置を調節可能に構成している。しかしながら、本体部7に対するアダプタ部8の軸方向の位置を調節可能に構成する方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。例えば、図10A〜図13Bに例示されるように、アダプタ部8の係合部を複数形成することで、本体部7に対するアダプタ部8の軸方向の位置を調節可能に構成してもよい。
図10Aは、変形例に係る本体部7Aを模式的に例示する正面図である。図10Bは、変形例に係る本体部7Aを模式的に例示する側面図である。また、図11Aは、図10AのD−D線の断面を例示する。図11Bは、図10AのE−E線の断面を例示する。更に、図12Aは、変形例に係るアダプタ部8Aを模式的に例示する正面図である。図12Bは、変形例に係るアダプタ部8Aを模式的に例示する側面図である。そして、図13Aは、図12AのF−F線の断面を例示する。図13Bは、図12AのG−G線の断面を例示する。
図10A、図10B、図11A、及び図11Bで例示されるように、本変形例に係る本体部7Aでは、互いに対向する第2溝部712A及び第4溝部714Aはそれぞれ、第1円筒部71Aの下端から上端にわたって連続するように形成されている。そのため、各突部(821A、822A、824、825)は、各溝部(712A、714A)において軸方向に係合することなく、自在に挿通することができる。よって、本体部7Aの第1溝部711及び第3溝部713は本発明の「被係合部」に相当するものの、第2溝部712A及び第4溝部714Aは、本発明の「被係合部」に相当せず、「補助溝」に相当する。
一方、図12A、図12B、図13A、及び図13Bで例示されるように、本変形例に係るアダプタ部8Aの内周面823には、軸方向に沿って延びる4つの突部(821A、822A、824、825)が形成されている。4つの突部(821A、822A、824、825)は、上記実施形態の4つの溝部711〜714と同様に、軸回りに等間隔に配置されている。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、各突部(824、825)をそれぞれ第3突部824及び第4突部825と称する。
この変形例では、上記実施形態とほぼ同様の原理で、本体部7に対するアダプタ部8の軸方向の係合位置を変更可能に構成される。すなわち、第1突部821A及び第2突部822Aは、互いに対向しており、上端部83側の同じ位置で終端している。また、第3突部824及び第4突部825も、互いに対向しており、上端部83側の同じ位置で終端している。そのため、突部(821A、822A)及び突部(824、825)のいずれかの組を選択して各溝部(711、713)に係合させることで、上端部75側に抜けないようにアダプタ部8Aを本体部7Aに取り付けることができる。
ここで、第1突部821A及び第2突部822Aの終端位置は第3突部824及び第4突部825の終端位置と異なっており、第1突部821A及び第2突部822Aは、第3突部824及び第4突部825よりも軸方向下方で終端している。したがって、各突部(821A、822A)を各溝部(711、713)に係合させた場合におけるアダプタ部8の軸方向の係合位置は、各突部(824、825)を各溝部(711、713)に係合させた場合におけるアダプタ部8の軸方向の係合位置よりも上方になる。
すなわち、各突部(821A、822A)を各溝部(711、713)に係合させた場合には、シャフト20がホーゼル部5に挿入する深さは長くなり、クラブ長は短くなる。一方、各突部(824、825)を各溝部(711、713)に係合させた場合には、シャフト20がホーゼル部5に挿入する深さは短くなり、クラブ長は長くなる。したがって、当該変形例では、両溝部(711、713)に係合させる突部の組を選択することによって、クラブ長を調節することができる。つまり、一対の突部(821A、822A)及び一対の突部(824、825)はそれぞれ、本発明の「係合部」に相当する。
なお、係合部を構成する突部の数は、2つではなくてもよく、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、アダプタ部8Aに形成される係合部の数は、2つでなくてもよく、3以上であってもよい。更に、本体部7Aには、溝部ではなく、突部が形成されてもよい。これに対応して、アダプタ部8Aには、突部ではなく、溝部が形成されてもよい。そして、各溝部及び各突部は、空間を開けて配置されればよく、等間隔に配置されなくてもよい。また、第2溝部712A及び第4溝部714Aは、いずれか一対の突部が一対の溝部(711、713)に係合するときに、他の突部がこの係合に干渉しないように構成されればよく、第1円筒部71Aの下端から上端にわたって連続するように形成されなくてもよい。
<4.5>
また、例えば、上記実施形態では、対向する溝部(711、713)及び溝部(712、714)がそれぞれ本発明の「被係合部」に対応する。すなわち、上記実施形態では、複数(2つ)の被係合部が軸回りに間隔を空けて配置されている。しかしながら、複数の被係合部の配置は、このような例に限定されなくてもよく、例えば、図14に例示されるように軸方向に沿って配置されてもよい。
図14は、複数の被係合部が軸方向に沿って配置された本体部7Bが例示されている。この本体部7Bでは、第2溝部712及び第4溝部714が省略されている。そして、第1溝部711は、軸回り左側に、軸方向に沿って配置された2つの側溝(717A、718A)を有している。同様に、第3溝部713は、軸回り左側に、軸方向に沿って配置された2つの側溝(717B、718B)を有している。
各側溝(717A、717B、718A、718B)の軸方向の長さは、アダプタ部8の各突部(821、822)の軸方向の長さに対応している。そのため、各突部(821、822)を軸方向に沿って各溝部(711、713)を移動させる際に、アダプタ部8を本体部7に対して相対的に軸回り左方向に回すことで、各側溝(717A、717B)又は各側溝(7178、718B)に各突部(821、822)を係合させることができる。すなわち、一対の側溝(717A、717B)及び一対の側溝(718A、718B)はそれぞれ、本発明の「被係合部」に相当する。複数の被係合部はこのように配置されてもよい。
なお、図14で例示されるように、各側溝(717A、717B、718A、718B)は、各溝部(711、713)と併行するように延びている。各側溝(717A、717B、718A、718B)は、アダプタ部8の各突部(821、822)の軸方向の長さよりも部分的に長くなるように形成されており、本体部7Bの上端部75側で凹状の各凹部(717a、717b、718a、718b)が形成される。この各凹部(717a、717b、718a、718b)は、各溝部(711、713)と周方向に離間している。ここで、アダプタ部8を本体部7Bに装着した後に、固定具9を用いてホーゼル部5に本体部7Bを固定した場合、アダプタ部8は、本体部7に対して軸方向上方にホーゼル部5から力を受ける。そのため、アダプタ部8の各突部(821、822)は、各側溝(717A、717B)の各凹部(717a、717b)又は各側溝(718A、718B)の各凹部(718a、718b)に嵌まり込むように係合する。したがって、各突部(821、822)を各側溝(717A、717B)又は各側溝(718A、718B)に係合させた後に、アダプタ部8が本体部7に対して軸回りに回転し難いようにすることができる。
<4.6>
また、例えば、上記実施形態では、アダプタ部8を本体部7に嵌め込む向き(周方向の位置)を変更する場合、各突部(821、822)の上端が第1円筒部71の下端よりも下方にくるまで、アダプタ部8を本体部7に対して軸方向下方に移動させる必要がある。これに対して、図15に例示されるように、各溝部711〜714を連結する窪み部719を設けることで、この変更作業を容易にしてもよい。
図15は、窪み部719の設けられた本体部7Cが例示されている。本体部7Cの外周面には軸回りに沿って延びる窪み部719が形成されており、この窪み部719は、各溝部711〜714の終端部よりも下方の位置で当該各溝部711〜714と連通している。そして、この窪み部719は、各突部(821、822)が挿通可能に構成される。すなわち、窪み部719の軸方向の長さは、アダプタ部8の各突部(821、822)の軸方向の長さに対応するように構成される。そのため、アダプタ部8を本体部7(少なくとも第1円筒部71)から取り外さなくても、この窪み部719に各突部(821、822)を挿通させることで、各突部(821、822)を係合させる溝部を変更することができる。
なお、窪み部719は、各溝部711〜714の終端部よりも下方の位置で当該各溝部711〜714を連結している。そのため、各突部(821、822)の上端が各溝部711〜714の終端に当接している際には、この窪み部719は干渉せず、アダプタ部8は、本体部7に対して軸回りに回転できないようになっている。
<4.7>
また、例えば、上記実施形態では、被係合部として本体部7に溝部が形成され、係合部としてアダプタ部8に突部が形成されている。しかしながら、係合部と被係合部との関係は、このような例に限定されなくてもよく、本体部7の被係合部は突部によって構成されてもよく、アダプタ部8の係合部は溝部によって構成されてもよい。
なお、この場合、ホーゼル部5と離間する方向へ、本体部7から抜けないようにアダプタ部8を構成するためには、アダプタ部8の内周面に次のような溝部を形成すればよい。すなわち、アダプタ部8の溝部は、上端部83側に開放し、下端部84側に開放しないように、上端部83から軸方向に沿って延び、下端部84側で終端するように形成すればよい。これによって、下端部76側から本体部7にアダプタ部8を装着した場合に、当該溝部の下端部84側の終端に本体部7の外周面に形成された突部が当接して、アダプタ部8は、上端部75の方に移動できなくなる。よって、ホーゼル部5と離間する方向へ、本体部7から抜けないようにアダプタ部8を構成することができる。この突部と溝部とを入れ替えた例について、図16A、図16B、図17A、及び図17Bを用いて説明する。
図16Aは、変形例に係る本体部7Dを例示する斜視図である。図16Bは、変形例に係る本体部7Dを例示する側面図である。また、図17Aは、変形例に係るアダプタ部8Bを例示する斜視図である。図17Bは、変形例に係るアダプタ部8Bを例示する断面図である。
図16A及び図16Bで例示されるように、本変形例に係る本体部7Dの外周面715には、上記実施形態における4つの溝部711〜714に対応する4つの突部711D〜714Dが形成されている。各突部711D〜714Dは、径方向外側に突出し、軸方向に沿って延びている。第1突部711Dと第3突部713Dとは、互いに対向しており、軸方向において下端部76側の同じ位置で終端している。同様に、第2突部712Dと第4突部714Dとは、互いに対向しており、軸方向において下端部76側の同じ位置で終端している。
第2突部712D及び第4突部714Dは、軸方向において、第1突部711D及び第3突部713Dと異なる位置で終端している。具体的には、第2突部712D及び第4突部714Dは、第1突部711D及び第3突部713Dよりも上端部75側で終端している。この一対の突部(711D、713D)及び一対の突部(712D、714D)はそれぞれ、本発明の「被係合部」に相当する。一対の突部(711D、713D)は上記一対の溝部(711、713)に対応しており、一対の突部(712D、714D)は上記一対の溝部(712、714)に対応している。なお、各突部711D〜714Dは、上側の端部が上端部75に到達するように形成されていなくてもよい。
一方、図17A及び図17Bで例示されるように、本変形例に係るアダプタ部8Bの内周面823には、本体部7Dの4つの突部711D〜714Dに対応する、軸回りに等間隔に配置された4つの溝部(821B、822B、826、827)が形成されている。各溝部(821B、822B、826、827)は上端部83側に開放しているため、このアダプタ部8Bを下端部76側から本体部7Dに装着することができる。
ここで、互いに対向する一対の溝部(826、827)は下端部84側にも開放しているが、互いに対向する一対の溝部(821B、822B)は下端部84側には開放しておらず、下端部84からやや上方の位置で終端している。そのため、アダプタ部8Bを下端部76側から本体部7Dに装着する際には、一対の突部(711D、713D)及び一対の突部(712D、714D)のうちのいずれかの下端がこの一対の溝部(821B、822B)の下端(終端)に当接することで、上記のとおり、上端部75側からアダプタ部8Bが抜けてしまうことが防止される。この一対の溝部(821B、822B)は、軸方向において下端部84側の同じ位置で終端しており、本発明の「係合部」に相当する。すなわち、一対の溝部(821B、822B)は、上記一対の突部(821、822)に対応する。
なお、アダプタ部8Bの2つの溝部(821B、822B)を本体部7Dの2つの突部(711D、713D)に係合させた状態は上記第1ポジションの状態に対応する。また、アダプタ部8Bの2つの溝部(821B、822B)を本体部7Dの2つの突部(712D、714D)に係合させた状態は上記第2ポジションの状態に対応する。各状態において、2つの溝部(826、827)には、2つの突部(711D、713D)及び2つの突部(712D、714D)のうち、アダプタ部8Bの2つの溝部(821B、822B)に係合させる2つの突部として選択されなかった方の2つの突部がそれぞれ挿通する。すなわち、各溝部(826、827)は、アダプタ部8Bの軸方向の位置決めに利用されない本体部7Dの突部を挿通させる補助溝として利用される。
<4.8>
また、例えば、上記実施形態では、アダプタ部8の外周面81及び内周面823は共に円筒状に形成されている。しかしながら、アダプタ部8の外形は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて、適宜変更可能である。例えば、アダプタ部8の外周面81及び内周面823はそれぞれ、多角形状、楕円形状に形成されてもよい。外形が適宜変更可能な点は、本体部7についても同様である。
<4.9>
また、例えば、上記実施形態では、アダプタ部8の各突部(821、822)は、内周面823から径方向内側に矩形状に突出した形状を有している。しかしながら、アダプタ部8の各突部(821、822)の形状は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて、適宜変更可能である。以下、図18A〜図18Cを用いて、アダプタ部8の各突部(821、822)の外形に係る変形例を示す。
図18A〜図18Cはそれぞれ、他の形態に係るスリーブ機構のアダプタ部8Cを模式的に例示する斜視図、平面図、及び断面図である。図18A〜図18Cに例示されるように、各突部(821C、822C)は、円形の内周面823の一部に平面を設けることで形成される段差として構成されてもよい。
なお、図19は、上記アダプタ部8Cと共に利用される本体部7Eを例示する斜視図である。図19では現れていないが、第1溝部711Eの対向する位置に、当該第1溝部711Eと同様の第3溝部が設けられている。また、第4溝部714の対向する位置に、当該第4溝部714と同様の第2溝部が設けられている。ここで、この本体部7Eは、上記本体部7Cと同様に窪み部719が設けられている。この窪み部719が設けられている場合、全ての溝部が、下端部76側で開放されていなくてもよく、すなわち、端面716まで到達していなくてもよく、一部の溝部は、上端部75側からこの窪み部719まで延びていればよい。図19で例示される本体部7Eでは、第1溝部711E(及び、第3溝部)が、窪み部719から上端部75側の方にしか延びておらず、端面716まで到達していない。そのため、第1溝部711E及び第3溝部に上記アダプタ部8Cの第1突部821C及び第2突部822Cを挿通させるためには、第2端部712及び第4端部714に沿って窪み部719まで第1突部821C及び第2突部822Cを挿通させればよい。これにより、窪み部719を介して、アダプタ部8Cの第1突部821C及び第2突部822Cを第1溝部711E及び第3溝部に挿通させることができる。
<4.10>
また、例えば、上記実施形態では、シャフト用凹部73は、本体部7の軸線(図5A及び図5Bの上下方向)に沿って延びるように形成されている。しかしながら、シャフト用凹部73の形状はこのような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜設計されてもよい。例えば、シャフト用凹部73は、本体部7の軸線から傾斜して延びるように形成されてもよい。これにより、シャフト20の軸心S(図1参照)を本体部7の軸線から傾斜して延びるように固定することができる。
<4.11>
また、例えば、上記実施形態に係るゴルフクラブヘッド10は中空構造を有する。そのため、このゴルフクラブヘッド10は、2以上の部材を接合することにより製造されてもよい。すなわち、ゴルフクラブヘッド10は、中空部に通じる1または2以上の開口が形成されたヘッド本体と、開口を塞ぐ別部材とを接合することで製造されてもよい。例えば、クラウン部2及びフェース部1をそれぞれ別部材で構成して、これらをヘッド本体と組み合わせることで、ヘッド10を構成することができる。また、ソール部3又はサイド部4に開口を設けたヘッド本体を形成し、この開口を別部材で塞ぐことで、ヘッド10を構成することもできる。そして、このようなヘッド本体は、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法等の鋳造によって製造することができる。
1…フェース部、2…クラウン部、3…ソール部、4…サイド部、
5…ホーゼル部、
51…取付孔、52…第1径部、53…第2径部、54…開口部、541…隔壁、
55…第3径部、56…上端部、57…下端部、
6…スリーブ機構、
7…本体部、
71…第1円筒部、711〜714…第1〜第4溝部、715…外周面、716…端面、
72…第2円筒部、721…突条、
73…シャフト用凹部、74…固定具用凹部、
75…上端部(第2端部)、76…下端部(第1端部)、
8…アダプタ部、
81…外周面、82…貫通孔、821…第1突部、822…第2突部、823…内周面、
83…上端部(第2端部)、84…下端部(第1端部)、841…端面、
9…固定具、91…頭部、92…ネジ部、
10…ゴルフクラブヘッド、11…ワッシャ、20…シャフト、
100…ゴルフクラブ

Claims (7)

  1. シャフトと、
    前記シャフトを取り付けるための取付孔を含むホーゼル部を有するゴルフクラブヘッドと、
    前記シャフトの先端に取り付けられ、前記シャフトとともに前記ホーゼル部の取付孔に差し込まれる本体部、及び前記本体部に対する軸方向の位置を調節可能に前記本体部に取り付けられ、前記ホーゼル部の外部に配置されるアダプタ部であって、当該アダプタ部の下端部が前記ホーゼル部の上端に係合するアダプタ部、を有するスリーブ機構と、
    を備え、
    前記アダプタ部は、筒状に形成されて、前記本体部の外周面に装着されるように構成され、
    前記アダプタ部の内周面には、軸方向に沿って延びる係合部が形成され、
    前記本体部の外周面には、前記アダプタ部の係合部が軸回りに回転不能に係合するための複数の被係合部が形成され、
    前記複数の被係合部のうちの1つに前記係合部が選択的に係合することで、前記アダプタ部は、前記本体部に対する前記軸方向の位置が変更可能となっており、
    前記アダプタ部の係合部と前記本体部の複数の被係合部のうちの1つとが係合するとき、前記アダプタ部が、前記ホーゼル部から離間する方向へ、前記本体部から抜けないように構成されている、
    ゴルフクラブ。
  2. 前記本体部の外周面には、前記複数の被係合部が軸回りに間隔を空けて配置され、
    前記各被係合部は、前記係合部との軸方向の係合位置が互いに異なるように構成されている、
    請求項に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記本体部は、軸方向の両端に第1端部及び第2端部を有し、当該第2端部側に前記シャフトが挿入される開口が形成され、
    前記係合部は、前記アダプタ部の内周面から突出する突部により構成され、
    前記複数の被係合部は、それぞれ、前記本体部の外周面において軸方向に延びる溝により構成され、
    前記複数の溝は、それぞれ、前記第1端部側で開放し、前記第2端部側の異なる位置で終端している、
    請求項に記載のゴルフクラブ。
  4. 前記本体部の外周面には、軸回りに沿って延びる窪み部が更に形成され、
    前記窪み部は、前記軸方向において前記各溝の終端よりも前記第1端部側の位置で当該各溝を軸回りに連結し、前記アダプタ部の突部が挿通可能に構成されている、
    請求項に記載のゴルフクラブ。
  5. シャフトと、
    前記シャフトを取り付けるための取付孔を含むホーゼル部を有するゴルフクラブヘッドと、
    前記シャフトの先端に取り付けられ、前記シャフトとともに前記ホーゼル部の取付孔に差し込まれる本体部、及び前記本体部に対する軸方向の位置を調節可能に前記本体部に取り付けられ、前記ホーゼル部の外部に配置されるアダプタ部であって、当該アダプタ部の下端部が前記ホーゼル部の上端に係合するアダプタ部、を有するスリーブ機構と、
    を備え、
    前記アダプタ部は、筒状に形成されて、前記本体部の外周面に装着されるように構成され、
    前記アダプタ部の内周面には、軸方向に沿って延びる複数の係合部が形成され、
    前記本体部の外周面には、前記アダプタ部の係合部が軸回りに回転不能に係合するための被係合部が形成され、
    前記複数の係合部のうちの1つに前記被係合部が選択的に係合されることで、前記アダプタ部は、前記本体部に対する前記軸方向の位置が変更可能となっており、
    前記アダプタ部の複数の係合部のうちの1つと前記本体部の被係合部とが係合するとき、前記アダプタ部が、前記ホーゼル部から離間する方向へ、前記本体部から抜けないように構成されている
    ルフクラブ。
  6. 前記アダプタ部の内周面には、前記複数の係合部が軸回りに間隔を空けて配置され、
    前記各係合部は、前記被係合部との軸方向の係合位置が互いに異なるように構成されている、
    請求項に記載のゴルフクラブ。
  7. 前記本体部は、軸方向の両端に第1端部及び第2端部を有し、当該第2端部側に前記シャフトが挿入される開口が形成され、
    前記アダプタ部は、軸方向の両端に第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部が前記ホーゼル部の上端に係合し、
    前記複数の係合部は、それぞれ、前記アダプタ部の内周面から突出する突部により構成され、
    前記複数の突部は、それぞれ、前記軸方向において前記第2端部側の異なる位置で終端するように形成され、
    前記被係合部は、前記本体部の外周面において軸方向に延びる溝により構成され、
    前記溝は、前記第1端部側で開放し、前記第2端部側で終端しており、
    前記本体部は、前記複数の突部のうちの1つと前記溝とが係合しているとき、他の突部が挿通される補助溝を備えている、
    請求項に記載のゴルフクラブ。
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