JP6420734B2 - 道路付帯設備の施工方法および移動方向指示用プログラム - Google Patents

道路付帯設備の施工方法および移動方向指示用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、U字溝や側溝などの既製の道路付帯連続構造物を据え付ける道路付帯設備の施工方法および移動方向指示用プログラムに関する。
U字溝や側溝などの既製の道路付帯連続構造物を据え付けるに際しては、その据付場所の目安として丁張を設置し、丁張の水糸を目標にして構造物を設置する(例えば特許文献1参照)。
丁張は、一般に以下の手順に沿って設置される。まず、事前に丁張設置位置の座標計算を行い、算出された座標に基づいて、トランシットで測量し木杭を打ち込み、木杭をレベルで測量した後、貫板及び水糸を設置する。その後、道路付帯連続構造物を設置するには、前記のようにして設置された丁張を基準に、床掘、基礎砕石、ベースコンクリート施工、敷きモルタル施工、構造物設置を順次行う。
特開2006−16834号公報
以上のように丁張を設置して道路付帯連続構造物を据え付けると、丁張の施工誤差と構造物の施工誤差が合わさってしまい構造物の施工誤差が増大してしまう問題があった。また、丁張を設置するのに多くの時間と手間を要する上に、使用後に建築廃材が多量に発生してしまう。特に曲線部では丁張の間隔を小さくしなければならず、多くの部材を必要としていた。さらに、丁張は施工位置の近くに設置されるために、重機作業の邪魔になるとともに、万一重機が接触してしまうと再度測量し直さなければならなかった。
そこで、本発明は、これらの問題に鑑みて創案されたものであり、丁張を用いることなく、道路付帯連続構造物を高い精度で据え付けることができる道路付帯設備の施工方法および移動方向指示用プログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物等の道路付帯設備を構成する各種部位の三次元データである設計データを、設計図に基づいて処理装置で作成するデータ作成工程と、掘削前の施工予定地盤に通りラインを引き、移動局を前記通りラインに載せてトータルステーションで前記通りラインの表面位置を実測するとともに、前記設計データに基づいて前記処理装置で前記通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの掘削データを算出して表示する掘削データ算出表示工程と、前記各種部位を前記設計データに基づいて施工する施工工程と、移動局を前記各種部位に載せてトータルステーションで前記各種部位の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で前記表面位置データと前記設計データとを比較して施工誤差を算出する誤差算出工程と、前記施工誤差に基づいて前記各種部位の調整施工を行う調整工程と、を備えており、前記施工工程は、掘削データに基づいて地盤を重機で掘削する掘削工程を含むことを特徴とする道路付帯設備の施工方法である。
このような施工方法によれば、各種部位の表面位置を移動局とトータルステーションで実測して、設計データとの施工誤差を算出し、その施工誤差に基づいて調整施工を行っているので、丁張を設けることなく、道路付帯連続構造物を高い精度で据え付けることができる。さらに、各種部位の調整施工を行った後に次工程の部位の施工工程に進むようにすれば、施工誤差が積み上がることはなく、各種部位の位置精度をより一層高めることができる。
請求項2に係る発明は、支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物の三次元データである設計データを、設計図に基づいて処理装置で作成するデータ作成工程と、掘削前の施工予定地盤に通りラインを引き、移動局を前記通りラインに載せてトータルステーションで前記通りラインの表面位置を実測するとともに、前記設計データに基づいて前記処理装置で前記通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの掘削データを算出して表示する掘削データ算出表示工程と、掘削データに基づいて地盤を重機で掘削する掘削工程と、移動局を前記支持地盤となる掘削面に載せて前記トータルステーションで前記掘削面の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で掘削面表面位置データと前記設計データとを比較して掘削面施工誤差を算出する掘削面誤差算出工程と、前記掘削面施工誤差に基づいて前記掘削面の調整掘削を行う掘削面調整工程と、前記掘削面に前記基礎を形成する基礎構築工程と、移動局を基礎表面に載せて前記トータルステーションで前記基礎の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で基礎表面位置データと前記設計データとを比較して基礎施工誤差を算出する基礎誤差算出工程と、前記基礎施工誤差に基づいて前記基礎の調整施工を行う基礎調整工程と、前記基礎上に前記道路付帯連続構造物を設置する構造物設置工程と、移動局を前記道路付帯連続構造物に載せて前記トータルステーションで前記道路付帯連続構造物の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で構造物表面位置データと前記設計データとを比較して構造物施工誤差を算出する構造物誤差算出工程と、前記処理装置で算出した前記構造物施工誤差に基づいて前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う構造物調整工程と、を備えたことを特徴とする道路付帯設備の施工方法である。
このような施工方法によれば、丁張を設けることなく、道路付帯連続構造物を高い精度で据え付けることができる。また、支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物のそれぞれを高い位置精度で施工できるので、施工誤差が積み上がることはなく、各種部位の位置精度をより一層高めることができる。
本発明に係る道路付帯設備の施工方法において、前記掘削データ算出表示工程では、前記通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの前記掘削データを前記施工予定地盤の前記通りラインの近傍に表示することが好ましい。このような施工方法によれば、掘削工程において、作業員が作業し易くなるとともに、高い位置精度を確保し易くなる。
請求項4に係る発明は、支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物の三次元データである設計データを、設計図に基づいて処理装置で作成するデータ作成工程と、地盤を重機で掘削する掘削工程と、移動局を前記支持地盤となる掘削面に載せてトータルステーションで前記掘削面の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で掘削面表面位置データと前記設計データとを比較して掘削面施工誤差を算出する掘削面誤差算出工程と、前記掘削面施工誤差に基づいて前記掘削面の調整掘削を行う掘削面調整工程と、前記掘削面に前記基礎を形成する基礎構築工程と、移動局を基礎表面に載せて前記トータルステーションで前記基礎の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で基礎表面位置データと前記設計データとを比較して基礎施工誤差を算出する基礎誤差算出工程と、前記基礎施工誤差に基づいて前記基礎の調整施工を行う基礎調整工程と、前記基礎上に前記道路付帯連続構造物を設置する構造物設置工程と、移動局を前記道路付帯連続構造物に載せて前記トータルステーションで前記道路付帯連続構造物の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で構造物表面位置データと前記設計データとを比較して構造物施工誤差を算出する構造物誤差算出工程と、前記処理装置で算出した前記構造物施工誤差に基づいて前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う構造物調整工程と、を備えており、前記構造物調整工程では、前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う作業員が、当該作業員の向きに合わせて切替ボタンを押して前記処理装置に前記道路付帯連続構造物の移動方向を表示させ、前記作業員は表示された前記移動方向に基づいて前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行うことを特徴とする道路付帯設備の施工方法である。
請求項5に係る発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の道路付帯設備の施工方法の前記構造物調整工程における前記処理装置のコンピュータに、前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う作業員の向きに合わせて押される切替ボタンの切替えに応じて前記道路付帯連続構造物の移動方向を表示させる移動方向表示機能を実現させるための移動方向指示用プログラムである。
このような移動方向指示プログラムによれば、作業員が自らの向きに応じて、移動方向を選択的に表示させることがでる。これによれば、道路付帯連続構造物のズレ位置そのものではなく、作業員の向きに応じて補正すべき移動方向を表示することができるので、作業員が移動方向を間違えることなく位置調整作業を行うことができる。
本発明によれば、丁張を用いることなく、道路付帯連続構造物を高い精度で据え付けることができる。
本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法の掘削データ算出工程を説明するための平面図である。 道路付帯連続構造物の据付状態を示した断面図である。 本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法の掘削工程と掘削面誤差算出工程を説明するための斜視図である。 本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法の基礎構築工程と基礎誤差算出工程を説明するための斜視図である。 本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法の構造物設置工程と構造物誤差算出工程を説明するための斜視図である。 道路付帯連続構造物に取り付けられたプリズム付きブラケットを示した側面図である。
本発明の実施形態に係る道路付帯設備の施工方法について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態では、道路付帯連続構造物がプレキャストコンクリート製のU字溝である場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、U字溝1は、支持地盤(路床)2上に形成された基礎3上に設置されている。基礎3は、支持地盤2上に敷設された砕石層3aと、砕石層3a上に形成されたベースコンクリート層3bと、敷きモルタル層3cとを備えている。
道路付帯設備の施工方法は、データ作成工程と施工工程と誤差算出工程と調整工程とを備えている。詳しくは、本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法は、データ作成工程と掘削データ算出工程と掘削工程と掘削面誤差算出工程と掘削面調整工程と基礎構築工程と基礎誤差算出工程と基礎調整工程と構造物設置工程と構造物誤差算出工程と構造物調整工程とを備えている。なお、本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法では、トータルステーションとプリズムと処理装置(携帯型タブレット)を用いて、各種部位の位置決めや位置確認を行う。
施工工程は、支持地盤2、基礎3およびU字溝(道路付帯連続構造物)1等の道路付帯設備を構成する各種部位を設計データに基づいて施工する工程である。本実施形態では、掘削工程と基礎構築工程と構造物設置工程とが、施工工程に相当する。
誤差算出工程は、移動局を各種部位に載せてトータルステーションで各種部位の表面位置データを実測するとともに、処理装置で表面位置データと設計データとを比較して施工誤差を算出する工程である。本実施形態では、掘削面誤差算出工程と基礎誤差算出工程と構造物誤差算出工程とが、誤差算出工程に相当する。
調整工程は、施工誤差に基づいて各種部位の調整施工を行う工程である。本実施形態では、掘削面調整工程と基礎調整工程と構造物調整工程とが、調整工程に相当する。
以下、各工程を施工順序に沿って説明する。
データ作成工程は、設計図書から支持地盤2、基礎3およびU字溝1の寸法や道路線形、縦断勾配、断面、変化点座標等の数値データを抜き出して処理装置(図示せず)に入力し、処理装置にて各種部位の水平位置および高さ位置などの三次元座標データを算出する。処理装置は、コンピュータと入力装置と表示装置とを備えた携帯型タブレットからなる。コンピュータのメモリには、基礎3およびU字溝1の三次元座標データを算出する計算プログラムが入力され記憶されている。計算プログラムは、コンピュータに、入力装置で入力された設計図の数値データ等を基に各種部位の三次元座標データを算出する算出機能、算出された三次元座標データを表示装置に出力する出力機能、を実現させる。算出された三次元座標データは、表示装置に表示される。作業中の作業員は、携帯型タブレットを携帯しており、施工位置において各種データを表示装置で確認できるようになっている。本実施形態では、計算プログラムは、コンピュータに、施工予定地盤5に掘削される施工用溝の掘削位置や掘削深さ等の三次元座標データを算出する機能も実現させる。この算出機能によって、施工用溝の三次元座標データも算出しておく。
掘削データ算出工程は、図1に示すように、掘削前の施工予定地盤5に通りライン6を引き、移動局10(図3参照)を通りライン6に載せて、トータルステーション20でその表面位置を実測するとともに、設計データに基づいて処理装置で通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの掘削データを算出して表示する工程である。通りライン6は、掘削位置に沿って大まかな概略位置で作業員が引く。そして、通りライン6に沿って任意間隔で移動局10を載せて、通りライン6上の各測定位置(移動局を載せた位置)の水平位置および高さ位置を実測する。移動局10は棒状部材11の上部にプリズム12を設置して構成されている。移動局10は、トータルステーション20の設置位置などの固定局と比較されて、三次元座標が測定される。トータルステーション20は、U字溝1の配置曲線の外側に設置するのが好ましい。このように配置すれば、トータルステーション20によるプリズム12の視準が遮られ難くなる。
処理装置では、通りライン6上の測定位置の水平位置および高さ位置と、施工予定地盤5に掘削する掘削位置や掘削深さ等の三次元座標データとを比較して、通りライン6から見た左右の幅寸幅寸法および掘削深さ寸法が算出される。算出された左右幅寸法W1,W2と掘削深さ寸法Dは、表示装置に表示するとともに、施工予定地盤5の通りライン6の近傍にスプレー等でマーキング表示しておく。
掘削工程は、図3に示すように、バックホウ7などの重機で施工予定地盤5の掘削を行う工程である。掘削工程では、掘削データ(通りライン6上の各測定位置からの掘削左右幅寸法と掘削深さ寸法)に基づいて掘削を行う。作業員は、施工予定地盤5に表示された掘削データ、あるいは表示装置に表示された掘削データを見ながら掘削を行う。掘削を行った後に、転圧装置8を用いて転圧を行う。これによって、作業者は掘削の目安を得ることができ、丁張がなくとも重機による掘削作業を容易に行うことができる。
掘削面誤差算出工程は、移動局10を掘削面5aに載せてトータルステーション20で掘削面5aの表面位置データを実測するとともに、処理装置で掘削面表面位置データと設計データとを比較して掘削面施工誤差を算出する工程である。掘削面誤差算出工程では、作業員が、掘削面5aに沿って任意間隔で移動局10を載せる。トータルステーション20では、掘削面5a上の各測定位置(移動局を載せた位置)の水平位置および高さ位置が実測される。トータルステーション20は、自動追尾機能を備えており、自動追尾によって、各測定位置における移動局10の測定を自動で行う。トータルステーション20で測定された掘削面5aの表面位置データは、処理装置に送信される。
処理装置では、掘削面5aの表面位置データ(現況値)と支持地盤2の設計データ(設計値)とを比較して、掘削面施工誤差が算出される。詳しくは、設計データから測定点における高さ位置の設計値を算出するとともに、この高さ位置(設計値)と、高さ位置の現況値とを比較して掘削面施工誤差を算出する。算出された掘削面施工誤差は、表示装置に表示する。
掘削面調整工程は、掘削面施工誤差に基づいて掘削面5aの調整掘削を行う工程である。掘削面調整工程では、作業員がレーキ等を用いて人力作業で高さ位置の調整を行う。掘削面調整工程が完了した後に、転圧装置8を用いて掘削面5aの転圧を行う。なお、掘削面調整工程が完了した後、再度、掘削面誤差算出工程を行って、誤差が解消されたことを確認する。
基礎構築工程は、図4に示すように、掘削面5aに基礎3を形成する工程である。本実施形態の基礎構築工程は、砕石層3aを構築する砕石層構築工程と、ベースコンクリート層3bを構築するベースコンクリート層構築工程と、敷きモルタル層3cを構築する敷きモルタル層敷設工程とを備える。基礎誤差算出工程は、砕石層誤差算出工程とベースコンクリート層誤差算出工程とを備える。基礎調整工程は、砕石層調整工程とベースコンクリート層調整工程とを備える。本実施形態では、砕石層構築工程、砕石層誤差算出工程、砕石層調整工程、ベースコンクリート層構築工程、ベースコンクリート層誤差算出工程、ベースコンクリート層調整工程、敷きモルタル層敷設工程の順に施工を行う。なお、基礎構築工程の各工程は、基礎3の形状に応じて適宜変更される。
砕石層構築工程では、バックホウ7を用いて、砕石を所定厚さに敷設して砕石層3aを構築した後、敷設された砕石層3aを転圧装置8で転圧する。その後、砕石層誤差算出工程(基礎誤差算出工程)と砕石層調整工程(基礎調整工程)とを順次実施する。
砕石層誤差算出工程では、砕石層3aの表面を基礎表面のひとつとして砕石層施工誤差(基礎施工誤差)を算出する。砕石層誤差算出工程は、移動局10を砕石層3aに載せてトータルステーション20で砕石層3aの表面位置データを実測するとともに、処理装置で砕石層表面位置データと設計データとを比較して砕石層施工誤差を算出する工程である。砕石層誤差算出工程では、作業員が、砕石層3aに沿って所定間隔で移動局10を載せる。トータルステーション20では、砕石層3a上の各測定位置(移動局を載せた位置)の水平位置および高さ位置が実測される。トータルステーション20は、自動追尾によって、各測定位置における移動局10の測定を自動で行う。トータルステーション20で測定された砕石層3aの表面位置データは、処理装置に送信される。
処理装置では、砕石層3aの表面位置データ(現況値)と砕石層3aの設計データ(設計値)とを比較して、砕石層施工誤差が算出される。詳しくは、設計データから測定点における高さ位置の設計値を算出するとともに、この高さ位置(設計値)と、高さ位置の現況値とを比較して砕石層施工誤差を算出する。算出された砕石層施工誤差は、表示装置に表示する。その後、砕石層調整工程(基礎調整工程)を実施する。
砕石層調整工程は、砕石層施工誤差(基礎施工誤差)に基づいて砕石層3aの調整施工を行う工程である。砕石層調整工程では、作業員がレーキ等を用いて人力作業で地ならしを行う。砕石層調整工程が完了した後に、転圧装置8を用いて砕石層3aの転圧を行う。砕石層調整工程が完了した後、再度、砕石層誤差算出工程を行って、誤差が解消されたことを確認する。
砕石層調整工程の後には、ベースコンクリート層構築工程を実施する。ベースコンクリート層構築工程では、砕石層3aの上に型枠(図示せず)を設置してコンクリートを打設することで、ベースコンクリート層3bを構築する。型枠は、上端がベースコンクリート層3bの上端と同じ高さになるように形成する。
本実施形態のベースコンクリート層誤差算出工程では、型枠の上端面を基礎表面のひとつとしてベースコンクリート層施工誤差(基礎施工誤差)を算出する。つまり、コンクリート打設前に、ベースコンクリート層誤差算出工程とベースコンクリート層調整工程を実施する。ベースコンクリート層誤差算出工程は、移動局10を型枠に載せてトータルステーション20で型枠の表面位置データを実測するとともに、処理装置でベースコンクリート層表面位置データと設計データとを比較してベースコンクリート層施工誤差を算出する工程である。ベースコンクリート層誤差算出工程では、作業員が、型枠の上端面に沿って所定間隔で移動局10を載せる。トータルステーション20では、ベースコンクリート層上の各測定位置(移動局を載せた位置)の水平位置および高さ位置が実測される。トータルステーション20は、自動追尾によって、各測定位置における移動局10の測定を自動で行う。トータルステーション20で測定されたベースコンクリート層の表面位置データは、処理装置に送信される。
処理装置では、型枠の表面位置データ(現況値)とベースコンクリート層3bの設計データ(設計値)とを比較して、ベースコンクリート層施工誤差が算出される。詳しくは、設計データから測定点における高さ位置の設計値を算出するとともに、この高さ位置(設計値)と、高さ位置の現況値とを比較してベースコンクリート層施工誤差を算出する。算出されたベースコンクリート層施工誤差は、表示装置に表示する。その後、ベースコンクリート層調整工程(基礎調整工程)を実施する。
ベースコンクリート層調整工程は、ベースコンクリート層施工誤差(基礎施工誤差)に基づいて型枠の調整施工を行う工程である。ベースコンクリート層調整工程では、作業員が型枠の設置高さを調整する。ベースコンクリート層調整工程が完了した後に、再度、ベースコンクリート層誤差算出工程を行って、誤差が解消されたことを確認する。その後、型枠内にコンクリートを打設して、ベースコンクリート層構築工程が完了する。
その後、敷きモルタル層敷設工程を順次実施する。敷きモルタル層3cは、U字溝1が設置される部分であって、U字溝1を砕石層3aに固定する役目と高さ調整を行う役目を果たす。敷きモルタル層構築工程では、砕石層3a上にモルタルを打設して所定厚さの敷きモルタル層3cを敷設する。敷きモルタル層3cの上端面は、U字溝1の底面高さの設計値よりも若干高くしておく。
構造物設置工程は、図5に示すように、基礎3上にU字溝1(道路付帯連続構造物)を設置する工程である。構造物設置工程では、例えばバックホウ7のアーム先端部にワイヤ9aを介して吊り下げられた公知の吊ブラケット9bでU字溝1を吊り下げて、基礎3上に載置する。構造物設置工程は、敷きモルタル層3cが硬化する前に実施される。U字溝1は、その重量によって、敷きモルタル層3cの上端面より若干沈み込む。
構造物誤差算出工程は、移動局10aをU字溝1に載せてトータルステーション20でU字溝1の表面位置データを実測するとともに、処理装置で構造物表面位置データと設計データとを比較して構造物施工誤差を算出する工程である。構造物誤差算出工程では、道路付帯連続構造物(本実施形態では、U字溝1)の形状に応じたプリズム付きブラケット13を移動局10aとしてU字溝1に取り付けて実測を行う。
プリズム付きブラケット13は、U字溝1に設置される専用のブラケットであって、プリズム12が固定されたブラケット本体部13aと、ブラケット本体部13aの一端部に設けられた係止部13bと、ブラケット本体部13aの上部に取り付けられた水平器14とを備えている。ブラケット本体部13aは、U字溝1の上部の開口両端部に架け渡される。係止部13bの下端部は、下方に延出していて、U字溝1の幅方向端部に係止される。このようなプリズム付きブラケット13を用いることで、U字溝1の幅方向端部とプリズム12の位置関係が一定となるので、プリズム12の位置を計測することで、U字溝1の位置が正確に算出される。つまり、U字溝1の水平位置および高さ位置の三次元座標を把握できる。さらに、プリズム付きブラケット13は、U字溝1に載置されて固定できるので、作業員が押えておく必要はない。したがって、作業員は、プリズム付きブラケット13をU字溝1に設置した後に、他の作業を行うことができる。
U字溝1の表面位置データを実測するに際しては、最初に設置されるU字溝1では、長手方向両端部の位置を実測し、これに繋がる二つめ以降のU字溝1では、設置済みのU字溝1から離れた側の端部の位置を実測する。すなわち、最初に設置されるU字溝1では、長手方向両端部にプリズム付きブラケット13を設置してプリズム12の位置を実測する。二つめ以降のU字溝1では、設置済みのU字溝1から離れた側の端部にプリズム付きブラケット13を設置してプリズム12の位置を実測する。このようにすれば、各U字溝1の勾配角度を含んだ表面位置データを実測できる。
トータルステーション20で測定されたU字溝1の表面位置データは、処理装置に送信される。処理装置では、U字溝1の表面位置データ(現況値)とU字溝1の設計データ(設計値)とを比較して、U字溝施工誤差(構造物施工誤差)が算出される。詳しくは、設計データからU字溝1の位置(設計値)に対するプリズム12の三次元位置(設計値)を算出するとともに、この三次元位置(設計値)と、プリズム12の三次元位置の現況値とを比較することで、U字溝施工誤差(水平位置および高さ位置の誤差)を算出する。U字溝施工誤差は、正規位置からのズレ方向とズレ距離が算出される。表示装置には、修正すべき移動方向と移動距離が表示される。
以下に、前記手順を行うためのプログラムを説明する。処理装置のコンピュータのメモリには、移動方向指示用プログラムが入力され記憶されている。移動方向指示用プログラムは、U字溝施工誤差を算出するとともに、U字溝施工誤差から導き出された修正すべき移動方向と移動距離を表示装置に表示するためのプログラムである。移動方向指示用プログラムは、処理装置のコンピュータに、U字溝1(道路付帯連続構造物)の設置位置調整を行う作業員の向きに応じて道路付帯連続構造物の移動方向を選択的に表示させる移動方向表示機能を実現させる。
U字溝1(道路付帯連続構造物)の設置位置調整を行う作業員は、例えば、バックホウ7の運転者(図示せず)と、U字溝1の長手方向両端部近傍にそれぞれ位置する2名の作業者との3名がいる。なお、図5において2名の作業者は、外部に位置するが、U字溝1やプリズム付きブラケット13の構成を図示するために、図示を省略している。入力される作業員の向きは、携帯型タブレットを保持する者の向きである。本実施形態では、図5中、U字溝1の端部近傍にいるいずれかの作業者(図示せず)が携帯型タブレットを保持している。作業員の向きは、U字溝1の設置手順において設置作業が開始される起点側と設置作業が完了する終点側を基準にしている。つまり、作業員(携帯型タブレットを保持する者)が設置するU字溝1よりも起点側に位置する場合は終点側に向いていて、作業員(携帯型タブレットを保持する者)が設置するU字溝1よりも終点側に位置する場合は起点側に向いていることとなる。
処理装置では、トータルステーションからの位置データ(U字溝1の施工位置)と設計図の三次元座標データとを比較して、U字溝施工誤差(水平位置および高さ位置の誤差)が算出される。この誤差から修正すべき移動方向と移動距離を導き出して、表示装置に表示する。このとき、表示装置においては、表示画像の表示角度と作業員の向きが一致していれば、表示画像の移動方向と実際の移動方向は同じであるが、表示画像の表示角度と作業員の向きが逆である場合は、表示画像の移動方向と実際の移動方向は逆になる。表示画像の表示角度と作業員の向きが逆である場合は、作業員が処理装置に設けられた切替ボタン(図示せず)を押すことで、移動方向を逆向きに表示させることができる。具体的には、移動方向を文字で表示している場合には、たとえば「左側に○○mm移動」との表示を「右側に○○mm移動」に変喚させ、移動方向を矢印で図示している場合は矢印を反転表示させる。つまり、表示装置は、U字溝1のズレ位置そのものではなく、携帯型タブレットを目視する作業員を基準に左右方向を表示することができるので、作業員は表示された方向にU字溝1を移動させればよい。したがって、作業員は、左右方向を間違うことなく正確に補正作業を行うことができる。なお、左右方向の他に前後方向にもズレている場合、移動方向は、左右方向に合わせて前後方向も表示される。前後方向についても、作業員の向きに応じて修正すべき移動方向が表示される。なお、作業員は、表示画像の表示角度と作業員の向きが逆である場合であっても、切替ボタン(図示せず)を押さずに移動方向をそのままにすることを選択してもよい。
構造物調整工程は、U字溝施工誤差に基づいてU字溝1の設置位置調整を行う工程である。構造物調整工程では、ブラケット本体部13aの上部に取り付けられた水平器14によって、左右の高さ調整も行ってU字溝1の水平度を確保する。誤差の修正は、例えばプラスチックハンマ(図示せず)で、U字溝1の隅部を叩くことで行う。水平方向位置を調整する場合はU字溝1の側部をプラスチックハンマで横から叩き、高さ位置を調整する場合はU字溝1の上部をプラスチックハンマで上から叩く。
本実施形態に係る道路付帯設備の施工方法によれば、支持地盤2、基礎3およびU字溝1のそれぞれの施工段階で、表面位置データ(現況値)を実測するとともに施工誤差を算出して、調整施工を行っているので、各施工段階で施工誤差がなくなっている。したがって、各施工段階で高い位置精度で施工できるので、施工誤差が積み上がることはなく、U字溝1の位置精度を高めることができる。これによって、後工程で施工される舗装面との整合性を確保することができる。
また、道路付帯設備の施工方法によれば、支持地盤2、基礎3およびU字溝1等の各種部位を、設計データに基づいて構築しているので、丁張を設けることなく、U字溝1(道路付帯連続構造物)を据え付けることができる。したがって、施工に係る手間と時間を低減することができる。
さらに、本実施形態では、掘削前の施工予定地盤5に通りライン6を引き、通りライン6の表面位置を実測するとともに、設計データに基づいて通りライン6の左右の掘削幅および掘削深さの掘削データを算出して表示しているので、掘削施工時における掘削の目安を得ることができる。したがって、丁張がなくとも重機による掘削作業を容易に且つ高い精度で行うことができる。
掘削工程の後の基礎構築工程においては、精度の高い掘削面5aを基準に基礎3を構築するので、丁張がなくとも基礎の構築作業を容易に且つ高い精度で行うことができる。また、構造物設置工程においては、精度の高い基礎3を基準にU字溝1を設置するので、丁張がなくともU字溝1の設置作業を容易に且つ高い精度で行うことができる。
以上のように、丁張がなくなったことによって、丁張の設置に掛かる手間と時間を省略できるとともに、バックホウが丁張を回避する行動による危険のリスクおよび廃棄物を低減することができる。また、バックホウ7の移動が丁張で制限されることはない。さらに、曲線部においては、丁張の場合は、木杭の設置ピッチを短くする必要があったが、本実施形態によれば、曲線部においても、既製のU字溝1を用いているので、直線部と同等の手間で施工することができる。
各種部位の表面位置データを、トータルステーション20と移動局10を用いて実測しているので、容易に且つ精度高く計測することができる。特に、本実施形態では、トータルステーション20の自動追尾によって、各測定位置における移動局10の測定を行っているので、トータルステーション20は最初に設置して作動を開始させれば済む。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定する趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。たとえば、前記実施形態では、算出される三次元座標データは、U字溝1、支持地盤2および基礎3の位置データであるが、これに限定されるものではない。道路付帯連続構造物の種類や基礎の構造に応じて、算出される位置データは適宜変更される。
また、前記実施形態では、トータルステーション20の自動追尾機能を利用しているが、これに限定されるものはない。プリズムを自動追尾し、座標を測定できる機能のある測量機器であって、データを処理装置に送れる機能があれば、トータルステーション以外の機器であってもよい。さらに、計測機器が自動追尾機能を有していない場合には、移動局10が移動する度に、作業員が測量機器を用いて計測作業を行ってもよい。
前記実施形態の掘削データ算出表示工程では、掘削前の施工予定地盤5に通りライン6を引き、移動局10を通りライン6に載せてその表面位置をトータルステーション20で実測するとともに、設計データに基づいて処理装置で通りライン6の左右の掘削幅W1,W2および掘削深さDの掘削データを算出して表示するようにしているが、これに限定されるものではない。施工予定地盤に沿って移動局10を順次置いてトータルステーション20で表面位置を実測した後に、その測定点の実測値に基づいて通りラインを引くようにしてもよい。通りラインは、測定点を結んで引いてもよいし、掘削される部分の中心線に沿って引いてもよい。通りラインを中心線に沿って引く場合は、測定点の実測値と設計データから掘削幅の中心位置を算出する。
1 U字溝(道路付帯連続構造物)
2 支持地盤
3 基礎
5 地盤
5a 掘削面
6 通りライン
7 バックホウ
8 転圧機
10 移動局
10a 移動局
12 プリズム
13 プリズム付きブラケット
20 トータルステーション

Claims (5)

  1. 支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物等の道路付帯設備を構成する各種部位の三次元データである設計データを、設計図に基づいて処理装置で作成するデータ作成工程と、
    掘削前の施工予定地盤に通りラインを引き、移動局を前記通りラインに載せてトータルステーションで前記通りラインの表面位置を実測するとともに、前記設計データに基づいて前記処理装置で前記通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの掘削データを算出して表示する掘削データ算出表示工程と、
    前記各種部位を前記設計データに基づいて施工する施工工程と、
    移動局を前記各種部位に載せてトータルステーションで前記各種部位の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で前記表面位置データと前記設計データとを比較して施工誤差を算出する誤差算出工程と、
    前記施工誤差に基づいて前記各種部位の調整施工を行う調整工程と、を備えており、
    前記施工工程は、掘削データに基づいて地盤を重機で掘削する掘削工程を含む
    ことを特徴とする道路付帯設備の施工方法。
  2. 支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物の三次元データである設計データを、設計図に基づいて処理装置で作成するデータ作成工程と、
    掘削前の施工予定地盤に通りラインを引き、移動局を前記通りラインに載せてトータルステーションで前記通りラインの表面位置を実測するとともに、前記設計データに基づいて前記処理装置で前記通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの掘削データを算出して表示する掘削データ算出表示工程と、
    掘削データに基づいて地盤を重機で掘削する掘削工程と、
    移動局を前記支持地盤となる掘削面に載せて前記トータルステーションで前記掘削面の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で掘削面表面位置データと前記設計データとを比較して掘削面施工誤差を算出する掘削面誤差算出工程と、
    前記掘削面施工誤差に基づいて前記掘削面の調整掘削を行う掘削面調整工程と、
    前記掘削面に前記基礎を形成する基礎構築工程と、
    移動局を基礎表面に載せて前記トータルステーションで前記基礎の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で基礎表面位置データと前記設計データとを比較して基礎施工誤差を算出する基礎誤差算出工程と、
    前記基礎施工誤差に基づいて前記基礎の調整施工を行う基礎調整工程と、
    前記基礎上に前記道路付帯連続構造物を設置する構造物設置工程と、
    移動局を前記道路付帯連続構造物に載せて前記トータルステーションで前記道路付帯連続構造物の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で構造物表面位置データと前記設計データとを比較して構造物施工誤差を算出する構造物誤差算出工程と、
    前記処理装置で算出した前記構造物施工誤差に基づいて前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う構造物調整工程と、を備えた
    ことを特徴とする道路付帯設備の施工方法。
  3. 前記掘削データ算出表示工程では、前記通りラインの左右の掘削幅および掘削深さの前記掘削データを前記施工予定地盤の前記通りラインの近傍に表示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の道路付帯設備の施工方法。
  4. 支持地盤、基礎および道路付帯連続構造物の三次元データである設計データを、設計図に基づいて処理装置で作成するデータ作成工程と、
    地盤を重機で掘削する掘削工程と、
    移動局を前記支持地盤となる掘削面に載せてトータルステーションで前記掘削面の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で掘削面表面位置データと前記設計データとを比較して掘削面施工誤差を算出する掘削面誤差算出工程と、
    前記掘削面施工誤差に基づいて前記掘削面の調整掘削を行う掘削面調整工程と、
    前記掘削面に前記基礎を形成する基礎構築工程と、
    移動局を基礎表面に載せて前記トータルステーションで前記基礎の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で基礎表面位置データと前記設計データとを比較して基礎施工誤差を算出する基礎誤差算出工程と、
    前記基礎施工誤差に基づいて前記基礎の調整施工を行う基礎調整工程と、
    前記基礎上に前記道路付帯連続構造物を設置する構造物設置工程と、
    移動局を前記道路付帯連続構造物に載せて前記トータルステーションで前記道路付帯連続構造物の表面位置データを実測するとともに、前記処理装置で構造物表面位置データと前記設計データとを比較して構造物施工誤差を算出する構造物誤差算出工程と、
    前記処理装置で算出した前記構造物施工誤差に基づいて前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う構造物調整工程と、を備えており、
    前記構造物調整工程では、前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う作業員が、当該作業員の向きに合わせて切替ボタンを押して前記処理装置に前記道路付帯連続構造物の移動方向を表示させ、前記作業員は表示された前記移動方向に基づいて前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う
    ことを特徴とする道路付帯設備の施工方法。
  5. 請求項2に記載の道路付帯設備の施工方法の前記構造物調整工程における前記処理装置のコンピュータに、
    前記道路付帯連続構造物の設置位置調整を行う作業員の向きに合わせて押される切替ボタンの切替えに応じて前記道路付帯連続構造物の移動方向を表示させる移動方向表示機能
    を実現させるための移動方向指示用プログラム。
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