JP3178545U - 敷きモルタルのレベル調整装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレキャストコンクリート製品を載置する敷きモルタルのレベル出し作業を迅速かつ高精度に実施する、敷きモルタルのレベル調整装置を提供する。
【解決手段】上記のレベル調整装置は、断面がL字状の長尺な水平部材2と水平部材2の両端部において連結する連結部材3とにより形成する。布設進行方向に対して後方側となる連結部材3には、垂直上方に延伸してネジ穴が設けられた立設片部10が形成されると共に、既設置のU字溝19の底板16上面に載架される舌片部11と舌片部11の基部から垂直方向に起立し垂直方向に長穴が設けられた起立板12から成る載架部材13の起立板12と上記立設片部10がネジ止めされ、U字溝19の天端位置と水糸22の高さは一致する。
【選択図】図8

Description

本考案は、U字溝、L型擁壁、L型ブロック、ボックスカルバート等のプレキャストコンクリート製品を布設する際のレベル調整に関わり、詳しくは、上記プレキャストコンクリート製品を載置する敷きモルタルのレベル出し作業を迅速かつ高精度に実施する、敷きモルタルのレベル調整装置に関するものである。
従来、道路側溝工事においてプレキャストコンクリート製品であるU字溝を布設する場合は、先ず、布設されるU字溝本体の幅よりやや広い開削溝を掘削し、次いで、所定厚に砕石を敷設し更に当該砕石をランマー等を用い平滑に転圧する。
続いて、敷きモルタルを均一にならしてから上記U字溝を設計勾配に適合させて布設するため、予め施工現場に設置基準とするために張られた水糸との傾きズレと方向ズレを確認し、当該ズレを調整するために現場作業員がバール等を使用し、再度U型側溝を重機等で吊り上げ、上記敷きモルタルの量を加減して、又は場合によっては、前記砕石敷層を漉き取った上で、再度敷きモルタル量を加減して、何度も上記傾きズレと方向ズレを調整するようにして水糸に合致させるようにしていた。
上述のようなU字溝の布設施工に限らず、プレキャストコンクリート製品の布設現場においては、同様な作業手順が主流となっていたため、極めて作業効率が悪く且つ布設施工に時間を要すといった課題があった。
近年、上記の課題を解決するための工法又は補助具として、特開平6−57809号「排水溝設置基礎工法」に係る発明や、実用新案登録番号第3048152号の登録実用新案公報「基礎のレベル調整用の補助具」に係る考案がある。先ず、特開平6−57809号「排水溝設置基礎工法」に係る発明における基礎定規の構造は、基礎の両側と上面の定規となる、U字溝ブロックより長いサイドガイダーを左右両側におき、サイドガイダーの前端にサイドガイダーの上面を基礎設計の表面に合わすために上部に調整把、下端に設置板をもったジャッキボルトを垂直に立て、ジャッキボルトのやや後方、及びサイドガイダーの後端に垂直に立つ取付ねじボルトを立て、排水溝布設進行方向前方の左右の取付ねじボルトにわたる長さを調整可能な巾決めアングルを以って、左右両端のサイドガイダーの間隔を基礎の巾の寸法に固定し、後方の左右の取付ねじボルトには、U字溝ブロックの高さと同じ高さの位置に水準器のついた巾決めアングルを取付けて固定できるようにしたものであった。また、上記「排水溝設置基礎工法」に係る効果としては、基礎定規は、サイドガイダーの間隔・巾決めアングルの長さ・ガイドアンテナの高さ位置等がすべて自由に寸法を変更できる構造にしてあるので、U字溝ブロックの各種の構造を用いる排水溝設置に応用が可能である。また、基礎定規は、重量が比較的軽いので人力による移動も容易である。更に、基礎定規を用いることにより、排水溝設置が素人でも出来るようになった、等の記載がある。ここで、上記「排水溝設置基礎工法」に係る発明における基礎定規の構造について検討すると、明細書中の図1及び図2からも明らかであるように、排水溝布設進行方向後方側に取付ねじボルト9間に取着される巾決めアングル11を、既布設のU字溝ブラックの後方側上面部に載置する手段を取っているものであって、可変勾配調整型側溝のように底深のU字溝ブロックに適応する場合には、後方側の取付ねじボルトの長さを長尺なものに形成する必要が生じ、作業性が悪化するという欠点がある。更に、当該基礎定規に係るサイドガイダー4は、図1及び図2、他図により明らかであるように、長手方向の断面がL型の鋼材であると推定され、敷材16を均し板18で均す際に、サイドガイダー4の逆さL型の平滑面を摺動するようにして均しを行うものであり、これより切込砕石層上に上記サイドガイダー4が逆さL型状に起立する方式となっている。そこで検討すると、実際の作業現場における敷材16の下層となる切込砕石層は所定厚みに構成されるべきものであるが、災害復旧工事等の迅速な施工が求められる現場や基礎となる地盤自体に複雑な起伏を有している現場などでは、切込砕石層による締固め段階では出来形に対する設計勾配を厳格に意識した施工がされず、敷材16の敷設厚みによって設計勾配に適合させる方法によっている。ここで、逆さL型状に起立するサイドガイダー4の上面端を摺動するようにして敷材16を均す場合、敷材16の厚みはサイドガイダー4の起立高さ以上の厚みによって施工されるものとなる。この場合、切込砕石層が平滑ではなく高低差が大きい場合などには、既設に敷設したU字溝ブロックに対して次に施工のU字溝ブロックの接合箇所が高位置となり、再度U字溝ブロックを吊り上げ、敷材16の厚みを加えた上で当該接合高さが対応できる範囲に収まるように切込砕石層を削り取った上で敷材16を均さなければならず、必ずしも施工作業がスムーズに実施されるものではないという課題もあった。
更に、実用新案登録番号第3048152号の登録実用新案公報「基礎のレベル調整用の補助具」に係る考案について触れると、当該考案に係る補助具の構成は、敷きモルタルを流し込む前の基礎コンクリートの天端からその基礎コンクリート内に埋め込まれる埋込部と、該埋込部の上端に一体的に取り付けられ、流し込んだ前記敷きモルタルを均してレベル出しを行うときのレベル面となる水平面を有するレベル出し部とからなることを特徴としたものである。また、上記補助具にあっては、レベル出し部の水平面が、基礎コンクリート上に布設するコンクリートブロックや側溝、擁壁等のコンクリート二次製品が載置される載地面とすることができる。埋込部が、基礎コンクリートの硬化前に埋め込まれる平板状のものであって、この埋込部に、基礎コンクリートが入り込む縦溝が形成されていること。レベル出し部に、そのレベル出し部と基礎コンクリートの天端との間に敷きモルタルを充填するための開口が形成されていること。等についても記載されている。次に、上記実用新案登録番号第3048152号の登録実用新案公報「基礎のレベル調整用の補助具」に係る考案について検討すると、当該補助具は埋設部を基礎コンクリートが硬化する前に当該埋設部を基礎コンクリート内に埋設するものであるが、一般的なプレキャストU型側溝工に係る標準施工方法においては、切込砕石厚みを100mmとすると共にその上に敷きモルタル層を設けて基礎を構成し、プレキャストU型側溝を布設するものとされており、基礎コンクリートを打設することを要しないものと解釈され、基礎コンクリートの打設を要すことになると施工費がアップすると共に施工期間が長期化するという問題が生じることになる。基礎コンクリートの打設を要すものとしては、ボックスカルバート等の重量物の布設に伴う工種の標準施工である。これより、上記補助具が採用できる工種については、限定的であるという課題があった。
特開平6−57809号公報 実用新案登録番号第3048152号公報
一方、更に近年において、これまでプレキャストコンクリート側溝等の製品については、その長さが1m又は2mとされていたが、プレキャストコンクリート製品の品質向上等により、その長さが4m又は5mという長尺なプレキャストコンクリート製品が用いられるようになってきた。この際の、長尺なプレキャストコンクリート製品の効果は、長尺化による機械化施工による経済性の向上、同じく工期の短縮、プレキャストコンクリート製品相互の接合箇所の減少に伴い漏水に対する危険性の低減などが挙げられている。このような長尺なプレキャストコンクリート製品による布設施工においては、敷きモルタルによる高い均し精度が求められ、即ち、製品先端部の接合箇所における設計勾配との微小なズレが製品後端部においては大きなズレを生じることになるから、これまで現場作業者の勘や単なる経験に基づき行っていた敷きモルタルの均しによっては、設計勾配に合致した施工が難しいという課題も生じている。
本考案は、上記背景技術の項に記載の従来技術の欠点解消や長尺なプレキャストコンクリート製品の出現に伴い生じることになった敷きモルタルの均し精度を求める施工現場からの要請に応えるものである。そこで、本考案は、U字溝、L型擁壁、L型ブロック、ボックスカルバート等のプレキャストコンクリート製品を布設する際の工事施工において、所定厚に形成された切込砕石上に設計勾配に精度良く合致し且つ容易に敷きモルタル層を形成することができる、敷きモルタルのレベル調整装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は、断面がL字状の長尺な一対の水平部材と当該水平部材の長尺方向両端部において連結する連結部材とから成り、上記断面がL字状の水平部材は水平板及び垂直板から形成されていると共に一対の水平部材は上記水平板が相互に内側に平行に向き合って配置され、布設されるプレキャストコンクリート製品の布設進行方向に対して前方側となる一方の連結部材には、布設されるプレキャストコンクリート製品の高さ位置を確認するためのL字形定規を装着するための隙間が設けられ、更に当該連結部材には当該布設進行方向に水平に突設したベース板が固着されると共に、当該ベース板の左右両側には一組のレベルアジャスターが取着され、一方、上記布設進行方向に対して後方側となるもう一つの連結部材には、垂直上方に延伸して複数のネジ穴が設けられた立設片部が形成されると共に、上記布設進行方向に対して水平で既設置プレキャストコンクリート製品の底板上面に載架される舌片部と当該舌片部の基部から垂直方向に起立し垂直方向に複数の長穴が設けられた起立板から成る載架部材の当該起立板と上記立設片部がネジ止めされていることを要旨するものである。
また、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置においては、水平部材の長尺方向両端部を連結する連結部材については、長さを調整可能とすることができる。
更に、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置においては、水平部材と連結部材の双方又はいずれか一方に水準器を取り付けることもできる。
本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は、上述の構成より成ることから、布設されるプレキャストコンクリート製品の底板の厚みと上記舌片部下面及び上記水平部材の水平板上面間の鉛直方向の長さが一致するように、上記立設片部に載架部材を取着すると、二基目以降の製品布設の際には、既設置の製品の底板上に上記舌片部を載置することにより布設製品先端部の敷きモルタルの厚さが規定されることになる。一方、布設製品の後端部については、製品の高さ位置を確認するために取着されたL字形定規のメモリ位置が予め張架されている水糸の高さに合致するように上記レベルアジャスターを調整することにより高精度に敷きモルタルを造成することができ、以降製品の布設は同様に実施されるものであり、これまで現場作業者の勧と経験に基づき施工されていた製品布設において、単純な機械的操作によって熟練を要すことなく製品布設を高精度に実施できるので、工費の低減、工期の短縮及び工事の安全性の向上等、その効果は極めて高い。
続いて、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は、上述のようにニ基目以降の製品布設の際には、既設置の製品の底板上に上記舌片部を載置することで布設製品先端部の敷きモルタルの厚さを規定するものであるから、背景技術の項に記載の特開平6−57809号公報の発明に係る基礎定規における後方側の取付ねじボルトの長さを長尺なものに形成する必要がなく、底深のU字溝ブロックにも適応するでき、作業性も良好に維持できるという効果もある。
更にまた、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は、上記特開平6−57809号公報の発明に係る基礎定規の実施例に示されるサイドガイダー4が逆さL型状に起立する方式となっているのに対して、断面がL字状の長尺な一対の水平部材によって構成されているので、敷きモルタルの厚みを垂直板の高さ以上とすることがなく、薄厚にも形成することができるので後段の製品布設の際に接合箇所が高位置となり、切込砕石層を削り取って再度敷きモルタルの均しを実施する等の手戻りを極力回避できるという効果もある。
本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は、断面がL字状の長尺な一対の水平部材と当該水平部材の長尺方向両端部において連結する連結部材とから成り、上記断面がL字状の水平部材は水平板及び垂直板から形成されていると共に一対の水平部材の上記水平板が相互に内側に平行に向き合って配置されている。また、布設されるプレキャストコンクリート製品の布設進行方向に対して前方側となる一方の連結部材には、設計勾配に基づいて張架された水糸に対応して布設されるプレキャストコンクリート製品の高さ位置を確認するためのL字形定規を装着するための隙間が設けられている。更に、当該連結部材には当該布設進行方向に水平に突設したベース板が固着されると共に、当該ベース板の左右両側には一組のレベルアジャスターが取着されている。更に一方、上記布設進行方向に対して後方側となるもう一つの連結部材には、垂直上方に延伸して複数のネジ穴が設けられた立設片部が形成されると共に、上記布設進行方向に対して水平で既設置プレキャストコンクリート製品の底板上面に載架される舌片部と当該舌片部の基部から垂直方向に起立し垂直方向に複数の長穴が設けられた起立板から成る載架部材の当該起立板と上記立設片部がネジ止めされている。本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は、上記構成から成るものであるから、予め布設されるプレキャストコンクリート製品の底板の厚みを計測し、この厚みと上記舌片部下面と上記水平部材の水平板上面間の鉛直の長さが一致するように、上記立設片部に載架部材をボルト締めすることで、二基目以降の製品布設の際には、既設置の製品の底板上に上記舌片部を載置することで布設製品先端部の敷きモルタルの厚さを規定することができる。一方、布設製品の後端部については、製品の高さ位置を確認するために取着されたL字形定規のメモリ位置が予め張架されている水糸の高さに合致するように上記レベルアジャスターを調整することにより高精度に敷きモルタルを造成することができるので、U字溝の他、L型擁壁、L型ブロック、ボックスカルバート等のプレキャストコンクリート製品を布設する際の工事施工において、所定厚に形成された切込砕石上に設計勾配に精度良く合致し且つ容易に敷きモルタル層を形成することができる。
先ず、図1は本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置の平面図、図2は本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置の正面図である。図示のように、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置1は、断面がL字状の長尺な一対の水平部材2と水平部材2の長尺方向両端部において連結する連結部材3とから構成されている。また、断面がL字状の水平部材2は、水平板5及び垂直板4から形成されていると共に一対の水平部材2の水平板5が相互に内側に平行に向き合って配置されている。続いて、布設されるU字溝19の布設進行方向に対して前方側となる連結部材3には、設計勾配に基づいて張架された水糸(後述する)に対応してU字溝19の高さ位置を確認するためのL字形定規6を装着するための装着隙間7が設けられている。更に、当該連結部材3には布設進行方向に水平に突設したベース板8が固着されると共に、ベース板8の左右両端には一組のレベルアジャスター9が取着されている。続いてまた、布設進行方向に対して後方側となるもう一つの連結部材3には、垂直上方に延伸して二つのネジ穴が設けられた立設片部10が形成されるとと共に、布設進行方向に対して水平で既設置のU字溝19の底板16上面に載架される舌片部11と舌片部11の基部から垂直方向に起立し垂直方向に並列する長穴が設けられた起立板12から成る載架部材13の起立板12と立設片部10がネジ止めされている。ここで、上記起立板12と立設片部10のネジ止め位置は、部分拡大図に示すように、予め布設されるU字溝19の底板16の厚みを計測し、この厚みと舌片部11下面と水平部材3の水平板5上面間の鉛直の長さが一致するようにする。一方、図中の符号15は水準器15であり、水準器15はベース板8に係着されており、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置1のU字溝19の布設進行方向に対して前方側の水平状態を調整する際に用いられるものである。
続いて、図3は本考案に係る載架部材の正面図、図4は本考案に係る載架部材の右側面図である。図示のように、本考案に係る載架部材13は、舌片部11と舌片部11の基部から垂直方向に起立し垂直方向に並列する長穴20が設けられた起立板12から構成されている。
更に、図5は本考案に係る布設進行方向に対して後方側となる連結部材の正面図、図6は本考案に係る布設進行方向に対して後方側となる連結部材の平面図である。図示のように、布設進行方向に対して後方側となる連結部材3には、垂直上方に延伸して二つのネジ穴21が設けられた立設片部10が形成されている。また、立設片部10に対する上記載架部材13の固定は、ネジ穴21と上記長穴20を用いてネジ止めするものである。

更にまた、図7は本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置により、敷きモルタルの造成を実施する際の断面図、図8は本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置により、敷きモルタルの造成を実施する際の平面図である。図示のように、予め布設されるU字溝19の底板16の厚みを計測し、舌片部11下面と水平部材3の水平板5上面間の鉛直の長さが一致する位置で、載架部材13を立設片部10にネジ止めが成され、舌片部11は既設のU字溝19の底板16上に載架されている。一方、図中の符号22は水糸22であり、水糸22はU字溝の布設施工に当たり進行方向及びU字溝の布設高さを規定するために張架されている。この際、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置1のU字溝布設進行方向に対して後方側となる連結部材3の位置においては、U字溝19の天端位置と水糸22の高さは一致している。一方、U字溝布設進行方向に対して前方側となる連結部材3の位置においては、装着隙間7に装着されたL字形定規6によってU字溝の天端高さが水糸位置に一致するようにレベルアジャスター9により高さ及び水準器15によって水平状態を保つように調整を行うようにする。これらの調整が完了次第、次にモルタル材24を本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置1の内に敷き置きすると共に空隙部が生じないようにある程度締固めした後、均し具23により均し具23の先端を断面L字状の水平板5上面に沿って平滑な敷きモルタル17が形成されるように造成するものとする。なお、大型のL型側溝等重量物を布設する際、その重量によって敷きモルタル層に沈込みが起こる場合が認められるが、この際には当初からモルタル層への沈込み深さ想定し、当該深さを加算した高さによって敷きモルタルのレベルを調整するものとする。
そして、図9は本考案に係る連結部材のもう一つの形態を示した正面図、図10は本考案に係る連結部材のもう一つの形態を示した断面図である。図示のように、本考案に係る連結部材のもう一つの形態においては、連結部材3が三つのパーツから構成され、連結部材3本体の左右両水平方向に長穴26が形成されている一方で、L字状の幅決め調整片25にはネジ穴27が穿設され、連結部材3の長さを調整し固定することができるものとなっている。また、上記連結部材3は、U字溝の布設進行方向に対して後方側となる連結部材3に適応したものであるが、U字溝の布設進行方向に対して前方側となる連結部材3についても適応されるものであり、図示及び長さの調整については言及を省略するものとする。
上記実施例1においては、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置の適応をU字溝の布設施工に対して説明したが、本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置の構成は前述の通りであるから、当該調整装置の適応はU字溝に限定されるものではなく、広くL型擁壁、L型ブロック、ボックスカルバート等のプレキャストコンクリート製品を布設する際の工事施工に適応できるものであることが明らかである。更に、近年の工事には4m又は5mという長尺なプレキャストコンクリート製品による布設施工が実施されるようになり、敷きモルタルによる高い均し精度が求められるが、当該精度出しに対しても本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置は有効に対応することができる等、利用可能性は極めて広い。
本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置の平面図。 本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置の正面図。 本考案に係る載架部材の正面図。 本考案に係る載架部材の右側面図。 本考案に係る立設片部が形成された連結部材の正面図。 本考案に係る立設片部が形成された連結部材の平面図。 本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置により、敷きモルタルの造成を実施する際の断面図。 本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置により、敷きモルタルの造成を実施する際の平面図。 本考案に係る連結部材のもう一つの形態を示した正面図。 本考案に係る連結部材のもう一つの形態を示した断面図。
1 本考案に係る敷きモルタルのレベル調整装置
2 水平部材
3 連結部材
4 垂直板
5 水平板
6 L字形定規
7 装着隙間
8 ベース板
9 レベルアジャスター
10 立設片部
11 舌片部
12 起立板
13 載架部材
14 握手
15 水準器
16 底板
17 敷きモルタル
18 砕石層
19 U字溝
20、26 長孔
21、27 ネジ穴
22 水糸
23 均し具
24 モルタル材
25 幅決め調整片

Claims (3)

  1. 断面がL字状の長尺な一対の水平部材と当該水平部材の長尺方向両端部において連結する連結部材とから成り、上記断面がL字状の水平部材は水平板及び垂直板から形成されていると共に一対の水平部材は上記水平板が相互に内側に平行に向き合って配置され、布設されるプレキャストコンクリート製品の布設進行方向に対して前方側となる一方の連結部材には、設計勾配に基づいて張架された水糸に対応して布設されるプレキャストコンクリート製品の高さ位置を確認するためのL字形定規を装着するための隙間が設けられ、更に当該連結部材には当該布設進行方向に水平に突設したベース板が固着されると共に、当該ベース板の左右両側には一組のレベルアジャスターが取着され、一方、上記布設進行方向に対して後方側となるもう一つの連結部材には、垂直上方に延伸して複数のネジ穴が設けられた立設片部が形成されると共に、上記布設進行方向に対して水平で既設置プレキャストコンクリート製品の底板上面に載架される舌片部と当該舌片部の基部から垂直方向に起立し垂直方向に複数の長穴設けられた起立板から成る載架部材の当該起立板と上記立設片部がネジ止めされていることを特徴とする、敷きモルタルのレベル調整装置。
  2. 水平部材の長尺方向両端部を連結する連結部材の長さが調整可能であることを特徴とする、請求項1記載の敷きモルタルのレベル調整装置。
  3. 水平部材と連結部材の双方又はいずれか一方に水準器を取り付けたことを特徴とする、請求項1または請求項2記載の敷きモルタルのレベル調整装置。
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