JP6420069B2 - ゴミ収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄物を冷却して収容するゴミ収容器に関する。
冷却機能を有した従来の生ごみ収納庫は特許文献1に開示される。この生ごみ収納庫は上面に開口部が開口した収納部を有し、開口部を開閉自在にする蓋部が設けられる。収納部の下方には冷凍ユニットが配され、冷凍ユニットに接続される冷媒管が収納部の周囲に配される。
収納部内に生ゴミや衛生ゴミ等の廃棄物を収容し、冷凍ユニットの駆動によって収納部が冷凍温度に冷却される。これにより、廃棄物の腐敗の進行や異臭の発生を防止することができる。ゴミ回収日等の所定の時期になると、収納部内から廃棄物を取り出して廃棄される。
また、特許文献2には本体容器内に内容器を設けた生ごみ保管容器が開示される。廃棄物は内容器内に収容され、本体容器と内容器との間に空気層が形成されることで、空気の循環が有効になされる。
特開平3−125859号公報 特開平7−315504号公報
上記特許文献1に開示される生ごみ収納庫は廃棄のために収納部から取り出される廃棄物が使用者の手に触れるため不衛生である。また、特許文献2に開示されるように内容器を設けた場合も、内容器内のごみを衛生的に廃棄することについては不十分である。
また、冷却される収納部(本体容器)内に内容器を設けると、蓋を開けたときなどに収納部の内壁と内容器の外壁との間に外気の湿気が流入する。この湿気が結露して廃棄物の臭気成分を含む結露水が収納部内に溜まる。従って、収納部内や内容器の外壁の結露水を拭き取る作業を必要とするため利便性が悪くなるとともに、結露水を拭き取る際に臭気成分を含む結露水が使用者の手指に触れる場合があるため不衛生である問題があった。
本発明は、衛生的で利便性を向上できるゴミ収容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、上面を開口した収納部を内部に形成する本体部と、前記収納部の上面を開閉する蓋部と、前記収納部内に収納して出し入れされる内ケースと、前記収納部内を冷却する冷却器とを備えたゴミ収容器において、前記収納部の上端に環状の段差部を設けるとともに前記内ケースの上端部に外側に突出する環状の鍔部を設け、前記内ケースが前記収納部の底面から離れた状態で前記鍔部を前記段差部上に載置して収納されることを特徴としている。
この構成によると、冷却器により冷却される収納部の段差部上に鍔部を載置して内ケースが収納部の底面から離れて収納され、内ケース内に廃棄物が収容される。内ケースの鍔部が収納部の段差部に環状に当接することで収納部の内壁と内ケースとの間の空間は隔絶され、該空間への外気流入が抑制される。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記内ケースが前記鍔部の周部から上方に突出する補強部と、前記内ケースの上端部に軸支される取っ手とを有し、前記取っ手が前記補強部の内側で前記鍔部上に配される収納位置と前記鍔部に対して起立する把持位置との間を回動することを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記鍔部が前記内ケースの上端に対して下方に所定量離れて設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記取っ手が前記収納位置で前記補強部よりも上方に突出することを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記取っ手が前記収納位置で前記補強部よりも上方から水平方向に突出する突起部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記内ケースの水平断面が略矩形に形成され、前記取っ手の回動軸が前記内ケースの水平断面の長手方向に平行であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記取っ手が前記内ケースに支持される一対の脚部と前記脚部間を連結する把持部とを有し、前記把持部が前記収納位置で前記鍔部に面した凹部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記取っ手が一対設けられて前記把持位置で一体に把持されるとともに、相互に反対方向に回動して前記収納位置に配されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記本体部の上面は前方が下がる傾斜面に形成され、前記内ケースの上方にエアカーテンが形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記冷却器により前記収納部内を冷蔵温度に冷却することを特徴としている。
また本発明は、上記構成のゴミ収容器において、前記段差部の上面または前記鍔部の下面にパッキンを設けたことを特徴としている。
本発明によると、収納部の底面から内ケースが離れた状態で内ケースの上端部に設けた環状の鍔部が収納部の上端に設けた環状の段差部上に載置される。これにより、収納部の内壁と内ケースとの間の空間が隔絶され、該空間への外気流入を抑制して収納部内の結露水の発生が低減される。また、もしも収納部の内壁と内ケースとの間の空間に結露水が溜まっても、内ケースの下面に対する結露水の付着が防止される。従って、内ケースを取り出した際に結露水が室内に滴下することを防ぎ、ゴミ収容器を衛生的に使用できるとともにゴミ収容器の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態のゴミ収容器を示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器を示す側面断面図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の蓋部を示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の本体部を示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の循環ダクトの背壁部を示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の取っ手を把持位置に配した内ケースを示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の取っ手を収納位置に配した内ケースを示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の内ケースを出し入れする状態を示す斜視図 本発明の第1実施形態のゴミ収容器の内ケースの上部を示す側面断面図 本発明の第2実施形態のゴミ収容器の本体部の上端部を示す側面断面図 本発明の第3実施形態のゴミ収容器の内ケースを示す斜視図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態のゴミ収容器の斜視図を示している。ゴミ収容器1は床面に設置される本体部2と本体部2の上面を覆う蓋部10とを備えている。本体部2は外装を形成する外箱3を有し、外箱3の底面にはキャスター17、18(図2参照)が設けられる。外箱3の前面上部にはハンドル16が設けられ、ハンドル16を把持してゴミ収容器1を床面上で移動させることができる。
蓋部10は外箱3の後端で枢支され、外箱3の上面の開口部3a(図2参照)を開閉する。蓋部10の上面前部には蓋部10を開く開ボタン11が設けられる。
図2はゴミ収容器1の側面断面図を示している。また、図3は蓋部10を下方から見た斜視図を示し、図4は本体部2を上方から見た斜視図を示している。外箱3は水平断面形状が略矩形に形成され、前方が下がる傾斜面から成る上面に開口部3aを開口する。外箱3の底部には機械室5が設けられ、機械室5の上方に仕切壁9を介して収納部4が設けられる。仕切壁9を含む収納部4の壁面は発泡ウレタン等の断熱材を充填して形成される。
上面を開口した収納部4内には開口部3aを介して出し入れされる内ケース40が配される。収納部4及び内ケース40は左右方向よりも前後方向が長い略矩形の水平断面形状を有している。
外箱3の後端にはヒンジ部12によって蓋部10が枢支される。ヒンジ部12には蓋部10を開く方向に付勢する捻りバネから成る付勢部13が設けられる。蓋部10には前部の下面に係止爪31が突出し、外箱3の上面前部には係止爪31が係合する孔部32が設けられる。係止爪31が孔部32に係合して蓋部10が閉じられ、開ボタン11の押下により係止爪31と孔部32との係合を解除して蓋部10が開かれる。外箱3には蓋部10が開いた際に当接して回動範囲を規制するストッパ14が設けられる。
また、開口部3aの周囲及び開口部3aの周囲に対向する蓋部10の少なくとも一方には外箱3と蓋部10との隙間を塞ぐ環状のパッキンが設けられている。これにより、外箱3と蓋部10との隙間からの臭気成分の流出を防止することができる。
機械室5の底板5a上には冷凍サイクルを運転する圧縮機7が支持板7aを介して取り付けられる。圧縮機7には冷媒管から成る冷却器8が接続される。冷却器8は蛇行により収納部4の前壁及び両側壁内に配される。圧縮機7により冷凍サイクルが運転されると、冷却器8によって収納部4内が冷蔵温度(0℃〜10℃)に冷却される(本実施形態では3℃)。収納部4内を氷点よりも高温の冷蔵温度に冷却することにより、結露水の凍結による蓋部10の固着や後述する内ケース40の固着を防止することができる。尚、冷却器8に替えてフィンチューブ型の冷却器を後述する循環ダクト20の背壁部22内に配してもよい。
仕切壁9内には収納部4と外箱3の外部とを連通させるドレンパイプ33が設けられる。収納部4の冷却により収納部4内に発生する結露水はドレンパイプ33を介して排水される。尚、機械室5内に結露水の受け皿を設け、ドレンパイプ33により収納部4と受け皿上とを連通させてもよい。また、ドレンパイプ33を省いた構成にしてもよい。
収納部4及び蓋部10には収納部4内の空気を循環させる循環ダクト20が設けられる。循環ダクト20は蓋部10に配される天井部21と、収納部4の背壁4a上に配される背壁部22とを有している。背壁部22上には収納部4内の温度を検知する温度センサ36が設けられる。温度センサ36の検知結果に基づいて圧縮機7をオンオフし、収納部4内が所定温度に維持される。
図5は背壁部22を後方から見た斜視図を示している。図2〜図5において、循環ダクト20の天井部21の前部には吸込口21aが開口する。天井部21の後部には連通口21bが開口する。
背壁部22の上部前面には左方に偏った位置に吹出口22aが開口する。背壁部22の上面には連通口21bに対向する連通口22bが開口する。吹出口22aは内ケース40(図2参照)の上端よりも上方に配される。
背壁部22内には遠心ファンから成る送風機25が配される。背壁部22の下部は前方に突出し、送風機25の前方に面した吸気口に気流を導く。天井部21及び背壁部22には連通口21b、22bを介して吸込口21aと送風機25の吸気口とを連通させる吸気路24aが形成される。また、背壁部22には送風機25の排気口と吹出口22aとを連通させる排気路24bが形成される。
排気路24bの側壁上にはイオンを放出するイオン発生装置26が配される。イオン発生装置26は放電電極(不図示)を有し、放電電極に交流波形またはインパルス波形から成る高電圧を印加してコロナ放電させることでイオンやオゾンを発生する。イオン発生装置26により発生するイオンは脱臭、除菌の効果があるものが好ましく、例えば、マイナスイオンや、プラスイオンとマイナスイオンの対などが好ましい。
イオン発生装置26と吹出口22aとの間には脱臭触媒27が配される。脱臭触媒27は二酸化マンガンやゼオライト等の吸着剤をハニカム状の基材に担持して形成され、臭気成分の化学吸着や物理吸着によって循環ダクト20内の気流を脱臭する。これにより、収納部4内の脱臭効果をより向上することができる。従って、イオン発生装置26及び脱臭触媒27は収納部4内を脱臭する脱臭装置を構成する。
イオン発生装置26を脱臭触媒27の上流に配置することで、脱臭触媒27に吸着した臭気成分をイオンが分解し、脱臭触媒27の性能を長期に亘って維持させることができる。尚、脱臭触媒27をイオン発生装置26の上流に配置してもよい。この場合は、吹出口22aから収納部4に直接イオンやオゾンを放出することができる。
図6は内ケース40の斜視図を示している。内ケース40は上面を開口した有底筒状の容器部41と、容器部41に軸支される取っ手47とを有している。容器部41の横幅×奥行×高さは約220mm×約280mm×約340mmに形成される。これにより、容器部41の内容量が約20Lになっている。
容器部41内に廃棄物が投入されるゴミ袋を設け、開口部3aを介してゴミ袋を出し入れてもよい。この時、20Lサイズや30Lサイズのゴミ袋を指定する自治体が多い。内ケース40の容器部41の内容量を約20Lとすることで、20Lサイズのゴミ袋をそのまま内ケース40に装着しても無駄なく使用することができる。また、30Lサイズのゴミ袋を内ケース40に装着した場合には内ケース40の上面の開口部でゴミ袋を折り曲げる折り代を有することができ、ゴミ袋に収容した廃棄物に触れずにゴミ袋を内ケース40から取り出すことが容易となる。
また、内ケース40の内容量を約20Lとすると、要介護者が利用する大人用の紙おむつを1人1日当たり4枚として4日分(重量約8kg)を収容することができる。このため、可燃性ゴミの回収日が一週間当たり2回とすると、回収日まで紙おむつを内ケース40内に保管することができる。
容器部41の上端部には水平方向に突出した環状の鍔部42が設けられる。鍔部42上には周部から上方に突出する補強部43が設けられる。内ケース40は詳細を後述するように収納時に鍔部42により支持される。このため、補強部43を設けることにより鍔部42を補強し、廃棄物の収容により重量の大きい内ケース40の変形を防止することができる。
取っ手47は一対設けられ、各取っ手47は一対の脚部47bと、脚部47b間を連結する把持部47cとを有している。脚部47bは内ケース40の上端部に設けられる補強部43の内面にそれぞれ軸部47aにより軸支される。軸部47aにより形成される取っ手47の回転軸は内ケース40の水平断面の長手方向である前後方向に平行に配される。
一対の取っ手47は鍔部42に対して起立する把持位置(図6参照)と、把持位置から互いに左右の反対方向に回動して補強部43の内側で鍔部42上に配される収納位置(図7参照)との間を回動する。図8に示すように、把持位置に配した取っ手47の把持部47cを把持して内ケース40が収納部4に対して出し入れされる。
取っ手47の回転軸を内ケース40の長手方向に平行に形成するので、脚部47bを短く形成することができ、把持位置の把持部47cを低く配置できる。従って、把持部47cを高い位置まで持ち上げなくとも収納部4から内ケース40を容易に取り出すことができる。
また、把持部47cの中央部には収納位置で鍔部42に面した凹部47dが形成される。把持位置に配された一対の取っ手47は凹部47dで把持される。この時、後述するように収納位置で把持部47cが補強部43よりも上方に突出するため、把持位置では左右に並ぶ一対の把持部47cの横幅が大きくなる。このため、凹部47dによって把持部47cの中央部の横幅を狭く形成し、手の小さい使用者でも容易に取っ手47を把持することができる。
図9は収納部4に収納された内ケース40の上部を示す側面断面図である。収納部4の上端には開口部3aを拡げる環状の段差部4cが形成される。内ケース40は収納部4に収納した際に、収納部4の底面4b(図2参照)から離れた状態で鍔部42が段差部4c上に載置される。
これにより、収納部4の内壁と内ケース40との間の空間部35が外気と隔絶される。このため、空間部35への外気流入が抑制され、空間部35内の結露水の発生が低減される。また、もしも空間部35内に結露水が溜まっても内ケース40の下面は収納部4の底面4bから離れた状態であるので、内ケース40の下面に対する結露水の付着が防止される。尚、段差部4cの上面または鍔部42の下面に環状のパッキンを設けてもよい。これにより、空間部35内をより確実に外気と隔絶することができる。
収納位置の取っ手47の把持部47cは補強部43よりも上方に突出する。また、取っ手47の把持部47cには収納位置で補強部43よりも上方から水平方向に突出する突起部47eが設けられる。
収納位置に配された取っ手47は補強部43よりも上方の把持部47cを摘持して起立させることができる。また、収納位置で水平方向に突出する突起部47eや鍔部42に面した凹部47dに手指を掛けて取っ手47をより簡単に起立させることができる。
上記構成のゴミ収容器1において、開ボタン11の押下により蓋部10が開き、内ケース40内または内ケース40に配したゴミ袋内に廃棄物を投入して蓋部10が閉じられる。圧縮機7の駆動によって冷凍サイクルが運転され、収納部4内が冷蔵温度に冷却される。これにより、廃棄物からの臭気成分を含む水分の蒸散が抑制される。
また、送風機25及びイオン発生装置26の駆動により収納部4内の空気は吸込口21aを介して循環ダクト20の吸気路24aに流入する。吸気路24aに流入した空気は天井部21から連通口21b、22bを介して背壁部22に設けた送風機25に導かれる。
送風機25から排気された空気は排気路24bを流通し、イオン発生装置26により発生したイオンやオゾンによって殺菌及び脱臭が行われる。また、排気路24bを流通する空気は脱臭触媒27を通過し、更に脱臭が行われる。また、イオン発生装置26により発生したイオンは脱臭触媒27に吸着した臭気成分を分解する。
脱臭触媒27を通過した空気は吹出口22aから収納部4内に送出される。吹出口22aから送出された空気に含まれるイオンは収納部4内に拡散され、収納部4内の殺菌及び脱臭が行われる。
また、背壁部22の吹出口22aから収納部4内に送出された空気は蓋部10と内ケース40との間の空間部34を通って前方の吸込口21aに導かれる。これにより、内ケース40の上方の空間部34にエアカーテンが形成され、外箱3と蓋部10との隙間からの臭気成分の流出をより確実に防止することができる。
この時、本体部2の外箱3の上面を前方が下がる傾斜面に形成するため、エアカーテンの形成領域を確保するとともに開口部3aの前端の高さを低くすることができる。このため、廃棄物の収容により重量の大きい内ケース40やゴミ袋を開口部3aよりも上方に容易に持ち上げることができる。これにより、腕力の弱い女性や高齢者の使用者でも容易に内ケース40やゴミ袋を取り出して廃棄物を廃棄することができる。
本実施形態によると、収納部4の底面4aから内ケース40が離れた状態で内ケース40の上端部に設けた環状の鍔部42が収納部4の上端に設けた環状の段差部4c上に載置される。これにより、収納部4の内壁と内ケース40との間の空間部35内が内ケース40により外気と隔絶され、空間部35への外気流入を抑制して収納部4内の結露水の発生が低減される。また、空間部35に結露水が溜まっても内ケース40の下面に対する結露水の付着が防止される。従って、内ケース40を取り出した際に結露水が室内に滴下することを防ぎ、ゴミ収容器1を衛生的に使用できるとともにゴミ収容器1の利便性を向上することができる。
また、段差部4cの上面または鍔部42の下面に環状のパッキンを設けると、収納部4内をより確実に密閉することができる。
また、内ケース40が鍔部42の周部から上方に突出する補強部43を有し、取っ手47が補強部43の内側で鍔部42上に配される収納位置と鍔部42に対して起立する把持位置との間を回動する。このため、補強部43により鍔部42を補強し、鍔部42により支持される内ケース40の変形を防止することができる。また、収納位置の取っ手47が鍔部42上に配されるため内ケース40の上面開口部が狭くならず、廃棄物を容易に投入することができる。
また、取っ手47が収納位置で補強部43よりも上方に突出するので、補強部43よりも上方を摘持して容易に取っ手47を起立させることができる。
また、取っ手47が収納位置で補強部43よりも上方から水平方向に突出する突起部47eを有する。これにより、突起部47eに手指を掛けてより容易に取っ手47を起立させることができる。
また、内ケース49の水平断面が略矩形に形成され、取っ手47の回動軸が内ケース40の水平断面の長手方向に平行に形成される。これにより、把持位置の取っ手47の把持部47cを低く配置できる。従って、収納部4から内ケース40を容易に取り出すことができる。
また、取っ手47の把持部47cが収納位置で鍔部42に面した凹部47dを有する。これにより、凹部47dに手指を掛けてより容易に取っ手47を起立させることができる。
また、一対の取っ手47が把持位置で一体に把持され、相互に反対方向に回動して収納位置に配される。これにより、一対の取っ手47を把持した際に内ケース40が離れた2つの回動軸(軸部47a)で支持される。従って、内ケース40の揺動を抑制して容易に搬送することができる。また、収納位置で補強部43よりも上方に突出する把持部47cの幅を凹部47dにより狭く形成し、手の小さい使用者でも容易に取っ手47を把持することができる。
また、本体部2の上面は前方が下がる傾斜面に形成され、天井部21の前部の吸込口21a及び背壁部22の上部の吹出口22aにより内ケース40の上方にエアカーテンが形成される。これにより、臭気成分の流出を防止できるとともに、開口部3aの前端を低く形成して内ケース40を開口部3aから容易に取り出すことができる。尚、吸込口21aを背壁部22の上部に設けるとともに吹出口22aを天井部21の前部に設け、内ケース40の上方にエアカーテンを形成してもよい。
また、冷却器8により収納部4内が氷点よりも高温の冷蔵温度に冷却されるので、結露水の凍結による蓋部10の固着や内ケース40の固着を防止することができる。
また、循環ダクト20内にイオン及びオゾンを放出するイオン発生装置26により脱臭を行う脱臭装置を設けたので、収納部4内の殺菌及び脱臭を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、図10は第2実施形態のゴミ収容器1の収納部4に収納した内ケース40の上部を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して取っ手47の取り付け位置が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
容器部41の上端部には水平方向に突出した環状の鍔部42が設けられる。鍔部42は容器部41の上端に対して下方に所定量離れて設けられ、容器部41は鍔部42の内端から上方に延びる延設部41aを有する。鍔部42上には周部から上方に突出する補強部43が設けられる。
取っ手47は一対設けられ、取っ手47の脚部47bは軸部47a(図1参照)によって延設部41aの外面及び補強部43の内面の少なくとも一方に軸支される。軸部47aにより形成される取っ手47の回転軸は内ケース40の水平断面の長手方向である前後方向に平行に配される。取っ手47の把持部47cの中央部には収納位置で鍔部42に面した凹部47dが形成される。収納位置の取っ手47の把持部47cは補強部43よりも上方に突出し、把持部47cには突起部47eが設けられる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、収納部4内の結露水の発生を低減するとともに、内ケース40の下面に対する結露水の付着が防止される。従って、ゴミ収容器1を衛生的に使用できるとともにゴミ収容器1の利便性を向上することができる。
また、内ケース40の容器部41の上端よりも下方に鍔部42が設けられ、鍔部42の周縁から立設する補強部43と鍔部42の内端から上方に延びる延設部41aとを有する。このため、内ケース40の鍔部42よりも上方の外壁が二重に形成され、内ケース40の強度をより向上することができる。また、収納位置の取っ手47が内ケース40の内部に臨まないため容器部41の上端部の内面を延設部41aにより平坦面に形成することができる。これにより、廃棄物の出し入れやゴミ袋の脱着をより容易に行うことができる。
本実施形態において、補強部43を省いて鍔部42の内端から上方に延びる延設部41aのみを設けてもよい。この時、取っ手47の脚部47bは軸部47aによって延設部41aの外面に軸支される。この場合であっても、容器部41の上端部の内面を延設部41aにより平坦面に形成することができる。これにより、廃棄物の出し入れやゴミ袋の脱着をより容易に行うことができる。また、補強部43がない場合は、使用者が把持部47cの突起部47eに手指などをより容易に掛けることができ、ゴミ収容器1の利便性を向上することができる。
<第3実施形態>
次に、図11は第3実施形態のゴミ収容器1の内ケース40の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は内ケース40が補強部43に軸支される1本の取っ手47を有している。その他の部分は第1実施形態と同様である。
本実施形態によると、内ケース40の搬送時の揺動が第1実施形態よりも大きくなるが、第1実施形態と同様に収納部4の内壁と内ケース40との間の空間部35の結露水の発生を低減するとともに、内ケース40の下面に対する結露水の付着が防止される。従って、ゴミ収容器1を衛生的に使用できるとともにゴミ収容器1の利便性を向上することができる。尚、第2実施形態と同様に、内ケース40の容器部41に延設部41a(図10参照)を設け、延設部41aまたは補強部43に取っ手47を軸支してもよい。
第1〜第3実施形態において、収納部4内に生ゴミや衛生ゴミを収容しているが、冷却および除菌によって長期保存が可能となる物品等の内容物を収容してもよい。
本発明によると、臭いを発生する内容物を収容するゴミ収容器に利用することができる。一例として、紙おむつを利用する要介護者が居住する自宅や施設の居室内に設置されるゴミ収容器に利用することができる。
1 ゴミ収容器
2 本体部
3 外箱
4 収納部
5 機械室
7 圧縮機
8 冷却器
9 仕切壁
10 蓋部
11 開ボタン
12 ヒンジ部
13 付勢部
14 ストッパ
15 表示パネル
16 ハンドル
17、18 キャスター
20 循環ダクト
21 天井部
21a 吸込口
21b、22b 連通口
22 背壁部
22a 吹出口
24a 吸気路
24b 排気路
25 送風機
26 イオン発生装置
27 脱臭触媒
34、35 空間部
36 温度センサ
40 内ケース
41 容器部
42 鍔部
43 補強部
47 取っ手
47a 軸部
47b 脚部
47c 把持部
47d 凹部
47e 突起部

Claims (4)

  1. 上面を開口した収納部を内部に形成する本体部と、前記収納部の上面を開閉する蓋部と、前記収納部内に収納して出し入れされるとともに上端部に取っ手を設けた内ケースと、前記収納部内を冷却する冷却器とを備えたゴミ収容器において、前記収納部の上端に環状の段差部を設けるとともに、前記内ケースの上端部に外側に突出する環状の鍔部と前記鍔部の周部から上方に突出する補強部とを設け、前記内ケースが前記収納部の底面から離れた状態で前記鍔部を前記段差部上に載置して収納され、
    前記取っ手が前記補強部に軸支される一対の脚部と前記脚部間を連結する把持部とを有して、前記補強部の内側で前記鍔部上に配される収納位置と前記鍔部に対して起立する把持位置との間を回動し、
    前記把持部が前記収納位置で前記鍔部に面した凹部を有し、前記把持部の前記凹部が形成される箇所は、前記把持部の他の箇所よりも幅が狭くなっていることを特徴とするゴミ収容器。
  2. 前記把持部は、前記収納位置で前記補強部の上方に突出し、前記収納位置で前記補強部よりも上方から水平方向に突出する突起部を有することを特徴とする請求項1に記載のゴミ収容器。
  3. 前記内ケースの水平断面が略矩形に形成され、前記取っ手の回動軸が前記内ケースの水平断面の長手方向に平行であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴミ収容器。
  4. 前記取っ手が一対設けられて前記把持位置で一体に把持されるとともに、相互に反対方向に回動して前記収納位置に配されることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載のゴミ収容器。
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