JP5111532B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、掃除機内の脱臭及び除菌を実行し、掃除機内部をクリーンに保つ機能を有する電気掃除機に関し、特にオゾンを活用することにより脱臭効率及び除菌効率を向上させたサイクロン方式の電気掃除機に関するものである。
近年、衛生上の観点から、掃除機内部をクリーン(清潔)に維持することが電気掃除機に求められている。一般的に、電気掃除機を複数回使用してから、集塵部に蓄積された塵埃等のゴミを廃棄することが多い。したがって、集塵部にゴミが長期間蓄積されることになる。そのために、ゴミに含まれている臭気成分及び雑菌が掃除機内部で繁殖し、掃除機内の衛生性が損なわれることになってしまう。また、電気掃除機の起動時に、電気掃除機内部の臭気成分及び雑菌が排気流とともに室内等に排出されることになり、ユーザーに不快感を与えることになってしまう。
このようなことを低減するために、電気掃除機にオゾン発生手段を設け、簡単な操作でオゾンを発生させることにより、脱臭機能及び除菌機能等の技術を備えるようにした電気掃除機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。オゾン(O3)は、非常に不安定で、酸素原子の一つを他の物質に与え、安定した酸素分子(O2)になろうとする特性を有している。つまり、オゾンは、強い酸化力を有しているのである。特許文献1に記載の電気掃除機は、オゾンの酸化力を利用することによって、掃除機内部の脱臭及び殺菌等を行なうようにしたものである。
特開2003−325404号公報(第4頁〜第6頁、図1〜図7)
しかしながら、集塵部までの風路が長い、サイクロン方式の電気掃除機では、集塵部までの間に少なくとも旋回部を有しており、集塵部のゴミまでのオゾン搬送距離が長いことから、風路内のパッキンや壁面とオゾンの酸化反応によるオゾン消失が多く、多量のオゾンを発生させなければ集塵部のゴミまで脱臭、殺菌効果を得るために必要な量のオゾンを導くことが出来ない。
そのため、例えば特許文献1に記載するようなオゾンの発生を制限する機能を備える電気掃除機では、サイクロン方式の電気掃除機とした場合、ゴミが捕集されている集塵部に、ゴミに脱臭や殺菌に十分なオゾンを接触させることが出来ない。従って、ユーザーが不快にならないような、十分な脱臭・殺菌効果が得られないという課題があった。
本発明は、係る課題を解決するためになされたもので、集塵部のゴミまで多量のオゾンを導くことにより、ユーザーが快適に掃除を行ううえで、十分な脱臭、除菌性能を有した、衛生性に優れるサイクロン方式の電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る電気掃除機は、吸込口と、吸引パイプと、接続パイプと、ホースと、掃除機本体と、を順次接続して成り、掃除機本体は、ホースに接続されるホース接続部と、吸引風路と、旋回部及び集塵部を有するサイクロンユニットと、を順次接続して成る通風路と、通風路の下流に配設された吸引動力部と、通風路の一部に配設されたオゾン発生部と、オゾン発生部を吸引動力部の動作停止時に動作するよう制御し、オゾン発生部が動作してから所定時間経過後に、オゾン発生部から発生したオゾンを吸引動力部の方向に導くように吸引動力部を制御する制御部と、を備え、サイクロンユニットは、掃除機本体の底面が床面側にあるときの底面を基準とした場合において、旋回部が集塵部よりも高い位置に位置するように、サイクロンユニットが掃除機本体に対して斜めに取り付けられるものである。
本発明に係る電気掃除機によれば、掃除機本体は、ホースに接続されるホース接続部と、吸引風路と、旋回部及び集塵部を有するサイクロンユニットと、を順次接続して成る通風路と、通風路の下流に配設された吸引動力部と、通風路の一部に配設されたオゾン発生部と、オゾン発生部を吸引動力部の動作停止時に動作するよう制御し、オゾン発生部が動作してから所定時間経過後に、オゾン発生部から発生したオゾンを吸引動力部の方向に導くように吸引動力部を制御する制御部と、を備え、サイクロンユニットは、掃除機本体の底面が床面側にあるときの底面を基準とした場合において、旋回部が集塵部よりも高い位置に位置するように、サイクロンユニットが掃除機本体に対して斜めに取り付けられるので、オゾン発生部近傍でのオゾン拡散を抑制してオゾンを蓄積し、高濃度となったオゾンを一気に集塵部に導いて、風路内のパッキンや壁面とオゾンの酸化反応によるオゾン消失を抑制し、集塵部のゴミまで多量のオゾンを導くことが出来る。これにより、ユーザーが快適に掃除を行ううえで、十分な脱臭、除菌性能を有した、衛生性に優れる電気掃除機を提供することが可能となる。
本実施の形態1に係る電気掃除機の外観図である。 図1に示す電気掃除機本体5の側面断面図である。 図2に示すオゾン生成部の構成図である。 図2に示す掃除機本体5に搭載される制御回路50のブロック図である。 図4に示す制御回路50で実施される制御のフローチャート図である。 図5に示す吸引動力動作フローのフローチャート図である。 オゾン生成部と吸引動力部の動作のタイムチャート図である。 図1に示す電気掃除機本体5の別の側面断面図である。 図1に示す電気掃除機本体5のさらに別の側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る電気掃除機について説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態1に係る電気掃除機の外観図である。図1に示すように電気掃除機100は、吸込口1と、吸引パイプ2と、接続パイプ3と、ホース4と、サイクロン方式の掃除機本体5と、電源コード6から構成されている。吸込口1は床面上の塵埃及び含塵空気を吸い込む。吸込口1の出口側には真直な円筒状の吸引パイプ2の一端が接続されている。吸引パイプ2の他端には、電気掃除機100の運転を制御する動作スイッチ2aが設置された取手が設けられており、中途にて若干折れ曲がった接続パイプ3の一端が接続されている。接続パイプ3の他端には、可撓性を有する蛇腹状のホース4の一端が接続されている。さらに、ホース4の他端には、掃除機本体5が接続されている。掃除機本体5には電源コード6が接続されており、電源コード6が外部電源に接続されることで、通電し、動作を行う。吸込口1、吸引パイプ2、接続パイプ3およびホース4は、含塵空気を掃除機本体5の外から内部に流入させるための流通路の一部を構成する。
図2は図1に示す電気掃除機本体5の側面断面図である。図2に示すように、電気掃除機100の掃除機本体5には、ホース4と接続するホース接続部7と、吸引風路8と、吸引風路8に連結口9で接続されるオゾン発生部20と、サイクロンユニット30と、連結風路10と、フィルター部11と、吸引動力部12とが、設けられている。その他、掃除機本体5には、図示しない制御基板、表示部、コードリール部、車輪、排気口などが設けられている。
掃除機本体5の外から流入した空気は、ホース接続部7と、吸引風路8とを通過し、サイクロンユニット30にて濾過され、濾過された空気は連結風路10と、フィルター部11と、吸引動力部12と、図示していない排気口を順に経て、掃除機本体5の外に排出されるよう構成されている。
オゾン発生部20はオゾン貯蔵部21とオゾン生成部22で構成されている。オゾン生成部22にて生成されたオゾンは、一時的にオゾン貯蔵部21にて貯められ、濃縮される。
オゾン生成部22は難燃性のケースにより、オゾン貯蔵部21と区切られている。
オゾン生成部22について説明する。図3は図2に示すオゾン生成部22の構成図である。図3に示すようにオゾン生成部22は放電電極22aと接地電極22bにて構成される。針状の放電電極22aに高電圧が印加されることでコロナ放電が発生する構造となっている。ここにおいて、オゾン生成部22はこの形状に限定するものではなく、沿面放電やバリア放電を用いたものでも良い。また、紫外線ランプ等の放電以外の他の方法を用いても良い。ただ、放電を用いたオゾン生成手法、中でもコロナ放電はオゾンの発生量が安定しており、小型で簡易な形状でも十分に高いオゾン濃度を発生させることが可能であるため、発生するオゾン濃度が調整しやすく、例えば、保持しているゴミの量に合わせてオゾン濃度を変更するといったことが出来るため、電気掃除機に用いるのに適している。
オゾン貯蔵部21はオゾンと反応しづらい部材で構成されていると良い。例えば、酸化皮膜を有するステンレスや金、白金等の素材そのものが安定している貴金属、酸化防止剤や金薄膜を表面にコーティングした材料が酸化に強く、適する。
また、オゾン貯蔵部21は接地されていると良い。オゾン生成部22に放電を用いるとオゾンと共にイオンが発生する。イオンが蓄積されるとオゾン生成部22にて火花が散りやすくなるため、オゾンの生成が不安定となり、オゾン貯蔵部21内で保持するオゾン量の調整が困難となる。
連結口9はメッシュ形状、或いは複数の開口にて構成され、吸引風路8を通過するゴミがオゾン発生部20に入り込むのを防ぐ役割をしている。連結口9はオゾン貯蔵部21と同様、オゾンと反応しづらい部材で構成されるのが望ましい。つまり、連結口9とオゾン発生部20は一体にて構成されていることが好ましい。
次に、サイクロンユニット30について説明する。
サイクロンユニット30は、集塵部31と旋回部32で構成される。旋回部32で吸引風路8と連結風路10と接続され、掃除機本体5から取外しが可能なように設置されている。吸引風路8を通過した空気に含まれるゴミは、旋回部32で遠心分離され、集塵部31に捕集される。
旋回部32は、図2に示す掃除機本体5の底面を基準として、集塵部31よりも高い位置に設置されるのが好ましい。詳しくは後述するが、本実施の形態1の電気掃除機においては、電気掃除機100のゴミを吸引している動作が停止している際にオゾン生成部22を動作させ、オゾンをオゾン貯蔵部21に多量に貯めた後、貯めたオゾンを、吸引動力部12を動作させることで、オゾン貯蔵部21から集塵部31に導く。このとき、オゾンは吸引動力部12の動作により吸引される空気により、サイクロンユニット30内に導かれるが、オゾンは空気より重いため、吸引風路8と連結され、吸引された空気が通過し、オゾンが溜まりやすい旋回部32が集塵部31よりも高い位置にあると、吸引動力部12停止後に、オゾンは、自重により、旋回部32から集塵部31へと流れ込み、ゴミの臭気や菌と接触しやすくなり、脱臭・除菌効果が高まる。
フィルター部11について説明する。
フィルター部11は、オゾンを除去する性能を有しているとよい。フィルター部11がオゾン除去性能を有していることにより、フィルター部11は、吸引動力部12の動作時に空気が排気される前に、空気に含まれるオゾンを除去するため、より高濃度のオゾンを発生させても、電気掃除機本体5の外の空間にオゾンを漏洩させることが無くなり、ユーザーにオゾン臭を感じさせたりせずに、ゴミの脱臭や殺菌の効果を高めることが可能となる。
さらに、フィルター部11はオゾン除去性能と共に脱臭性能や捕菌性能を有していると良い。フィルター部11そのものでの脱臭・除菌の機能は元より、フィルター部11がオゾンを除去する際に、フィルター部11上に捕集されている臭気や菌をオゾンと衝突させることが出来る。この接触によりオゾンが臭気や菌と反応して無臭且つ無害な水と二酸化炭素が発生することにより、フィルター部11の再生が行われるため、さらにゴミの脱臭や殺菌の効果を高めることが出来る。
図4は図2の掃除機本体5に搭載される回路を示すブロック図である。図4に示すように、制御回路50は、動作スイッチ2aと、サイクロンユニット接続確認センサー13と、ホース接続確認センサー14と、ホース接続確認センサー14から受けた入力を処理する信号処理部51と、信号処理部から命令を受け、外部の表示部15とオゾン生成部22に入力を行うオゾン生成部制御部52と、信号処理部から命令を受け、吸引動力部12に入力を行う吸引動力部制御部53で構成される。なお、サイクロンユニット接続確認センサー13はサイクロンユニット30が接続されていることを確認するためのセンサーであり、例えばリミットスイッチなどで構成されており、接続した時にONとなり、接続していないときにOFFとなるように構成されている。ホース接続確認センサー14はホース4が掃除機本体5に接続されていることを確認するためのセンサーであり、例えばリミットスイッチなどで構成されている。
動作スイッチ2aのON/OFFと、サイクロンユニット接続確認センサー13と、ホース接続確認センサー14のONの信号により、信号処理部51が、表示部15と、オゾン生成部制御部52と吸引動力部制御部53に所定の命令を送り、オゾン生成部22と吸引動力部12の動作を制御する。
先ず、制御回路50は、動作スイッチ2aからの信号を受信すると、起動されてオゾン発生動作を開始する。ここにおいて、動作スイッチ2aからの入力は、ユーザーが、図示はしていないが、動作スイッチ2aの構成要素である、オゾン発生ボタンを押した時、あるいは掃除動作の終了ボタンを押した際に対応する信号を発生して制御回路50の信号処理部51に送信する。信号処理部51は、動作スイッチ2aからの信号を受信したら、動作を開始し、先ず、ホース4が接続されているか否かと、サイクロンユニット30が設置されているか否かを確認する(ステップS1、S2)。これらの少なくとも一方が外れていたら、信号処理部51は、表示部15にその旨のエラーメッセージを表示し、オゾン生成部22の動作を停止する(ステップS8、S9)。本動作を行うことで、ホース接続口からのオゾンの漏洩を防止でき、さらにオゾンによる脱臭、殺菌対象物が有るかどうかの確認をユーザーに行わせることができる。ここにおいて、ステップS1、S2、S8、S9の動作は制御を実施している最中は継続して実施することとする。
次に、信号処理部51は、オゾン生成部制御部52を制御してオゾン生成部22を動作させるとともに、オゾン発生動作時間のカウントを開始し、さらに表示部15にオゾン発生開始の旨のメッセージを出力する(ステップS3、S4)。そして、所定の時間t1だけ経過した後、信号処理部51は、吸引動力部制御部53を制御して吸引動力部12の動作を開始させる(ステップP1、P2)。
そして、更にt2時間が経過したら、信号処理部51は、オゾン生成部制御部52を制御してオゾン生成部22の動作を停止させ(ステップP3、P4)、t3時間が経過したら、信号処理部51は、オゾン生成部制御部52を制御して吸引動作部12の動作を停止させ(ステップP5、P6)、時間カウントを停止して(ステップS7)動作を終了する。
次に、本実施の形態1の効果を説明する。
一般的には、発生させるオゾン濃度は、たとえば次の式により算出することが出来る。
オゾン量=単位時間当たりのオゾン発生量×発生時間(秒)・・・(1)
掃除機内部のオゾン濃度(ppm)=オゾン量/掃除機内部の体積(mm3)・・・(2)
上記の(1)、(2)式によると、オゾン発生ユニットの単位時間当たりのオゾン発生量、および掃除機内部の体積は既知であるから、オゾン発生ユニットへの通電時間を制御することによって、所望の濃度のオゾンを掃除機内部に満たすことが可能である。したがって、効率的に、かつ必要以上にオゾンを発生しないようにして、安全に掃除機内部の脱臭、殺菌を行うことが出来ることになる。
しかしながら、オゾンを発生させる場所とオゾンを反応させる対象の距離が離れており、オゾンの移動距離が長い場合、導かれる風路において、風路の構成部材等とオゾンが反応を起こし、消失する。そのため、サイクロン方式の電気掃除機では、オゾンによって脱臭、殺菌を行なうゴミは集塵部に蓄えられており、オゾン発生部と、オゾンを導く対象となる集塵部の距離が離れているため、(2)式を下記のように考える必要がある。
オゾン消失量=単位時間あたりの部材とオゾンの反応量
×オゾンを導く場所に到達するまでにかかる時間(秒)・・・(3)
(i)オゾン量−オゾン消失量>0のとき
オゾンを導く場所のオゾン濃度(ppm)
=(オゾン量−オゾン消失量)/掃除機内部の体積(mm3)・・・(4)
(ii)オゾン量−オゾン消失量≦0のとき
オゾンを導く場所のオゾン濃度(ppm)=0・・・(4)
つまり、十分なオゾン量が確保出来なければ、オゾンを反応させる対象へ所定以上の濃度のオゾンを導くことが出来ず、脱臭、殺菌の効果を得ることが出来ないのである。そこで、前述するような電気掃除機本体5のような形態と動作が必要となるのである。
図7は、オゾン生成部22と吸引動力部の動作のタイムチャートを示す。図5、図6に示す制御により、オゾン生成部22と吸引動力部12は図5に示すようなON/OFF動作を行う。
先ず、所定の時間t1だけオゾン生成部22が動作して、オゾン貯蔵部21にオゾンを貯める。そして、オゾン貯蔵部21に貯めたオゾンを集塵部31に導くように、吸引動力部12が動作を開始する。そして、さらにt2の時間経過した後、オゾン生成部22が動作を停止し、さらにオゾンが十分に集塵部31に導かれる時間t3が経過した後、吸引動力部12が動作を停止する。
なお、t1、t2、t3に必要な時間は予め測定により決定しておくこととする。
ここにおいて、狙いとするところは、t1と、t2にある。t1を十分に確保することで、オゾンをオゾン貯蔵部21にて貯蔵することで、所定のオゾン発生量しか得られないオゾン発生器の濃度を濃縮し、次のt2でオゾン生成を継続するとともに、このt2の時間と次のt3で吸引動力部12を一気に動作させ、オゾンを吸引して集塵部31に導くことで、前述する(4)式の
オゾン量−オゾン消失量>0
を満たすことが出来る。
吸引動力部12で得る吸引風速は(3)式に記載するオゾンを導く場所に到達するまでにかかる時間(秒)を短くする上で、出来るだけ速い方が良いが、速すぎると旋回部32で気流の旋回が起こり、オゾンの移動距離が長くなる。従って、気流の旋回が起こらない風速領域であるのがよく、少なくともゴミを分離する際の動作時よりも吸引風速を落とすのが望ましい。
脱臭、殺菌に必要なオゾン量が一回の動作で得られない場合、上記動作を繰り返し行っても良い。ただし、集塵部31のオゾン濃度が増加すると、集塵部31からオゾンが漏洩し、排気口からオゾンが漏洩する可能性がある。従って、フィルター部11と吸引動力部12の間にオゾンセンサーを設け、オゾンセンサーの値が上限値を超えたら、上記オゾン発生・吸引の動作を停止する機能を備えることが望ましい。
なお、本実施の形態1に係る電気掃除機ではオゾン貯蔵部21を設けたが、特にオゾン貯蔵部21の設置は限定するものではなく、オゾン貯蔵部21の代わりにオゾンを貯蓄可能な状態を電気掃除機本体5内で作り出せる方法を有していればよい。
例えば、図8に示すようにホース接続部7とオゾン生成部22の間に、オゾン生成部22の動作時に吸引風路8を閉じる蓋体を有していると良い。オゾンは空気よりも重いため、電気掃除機本体5において、オゾンは自然に拡散するとホース接続部7の方に向かって流れる。従って、ホース接続部7とオゾン発生部20の間に、蓋体16を設ければ、吸引風路9内に一時的にオゾンを貯蔵するスペースを作ることが出来る。ただし、本蓋体16は閉まったままではゴミ吸引動作に支障をきたすため、ゴミ吸引動力部12の動作時には開くように構成すればよい。例えば、吸引風路8にヒンジを取付け、蓋体16の一端をヒンジに軸支させて、ヒンジを回転軸として回転可能なように構成する。そして、通常は重力により蓋体16が吸引風路8を閉じ、吸引動力部12の動作時に吸引動力部の吸引力により吸引風路8を開くように構成する。
また、図9に示すようにホース接続部7の角度を底面に対し、上向きにしてもよい。本構造とすることで、貯蓄量は少し減るが、吸引風路8内のホース接続部7と底面との間の空間により省スペースでオゾンを貯蓄する場所を確保することが出来る。
1 吸込口、2 吸引パイプ、3 接続パイプ、4 ホース、5 掃除機本体、6 電源コード、7 ホース接続部、8 吸引風路、9 連結口、10 連結風路、11 フィルター部、12 吸引動力部、13 サイクロンユニット接続確認センサー、14 ホース接続確認センサー、15 表示部、16 蓋体、20 オゾン発生部、21 オゾン貯蔵部、22 オゾン生成部、22a 放電電極、22b 接地電極、30 サイクロンユニット、31 集塵部、32 旋回部、50 制御回路、51 信号処理部、52 オゾン生成部制御部、53 吸引動力部制御部、100 電気掃除機。

Claims (11)

  1. 吸込口と、吸引パイプと、接続パイプと、ホースと、掃除機本体と、を順次接続して成り、
    前記掃除機本体は、前記ホースに接続されるホース接続部と、吸引風路と、旋回部及び集塵部を有するサイクロンユニットと、を順次接続して成る通風路と、
    この通風路の下流に配設された吸引動力部と、
    前記通風路の一部に配設されたオゾン発生部と、
    このオゾン発生部を前記吸引動力部の動作停止時に動作するよう制御し、前記オゾン発生部が動作してから所定時間経過後に、前記オゾン発生部から発生したオゾンを前記吸引動力部の方向に導くように前記吸引動力部を制御する制御部と、を備え
    前記サイクロンユニットは、
    前記掃除機本体の底面が床面側にあるときの前記底面を基準とした場合において、
    前記旋回部が前記集塵部よりも高い位置に位置するように、前記サイクロンユニットが前記掃除機本体に対して斜めに取り付けられる
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記ホース接続部は、前記掃除機本体の底面に対し、上向きの角度を有するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記オゾン発生部は、オゾンを貯蔵するオゾン貯蔵部と、オゾン生成部とを備え、
    前記オゾン貯蔵部は、前記通風路と連通するように形成された連結口を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記通風路の前記オゾン発生部と前記ホース接続部との間に、前記オゾン発生部動作開始時から前記吸引動力部の動作開始までの間は重力により前記通風路を閉じる蓋体を備えたことを特徴とした請求項1〜3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記蓋体は、前記吸引動力部が動作すると、この吸引動力部の吸引力により前記通風路を開くことを特徴とした請求項4に記載の電気掃除機。
  6. 前記サイクロンユニットの下流に配設され、前記サイクロンユニットによって清浄化された空気中の微細塵とオゾンを除去するフィルター部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気掃除機。
  7. 前記フィルター部は、オゾン除去性能を有する素材を含むことを特徴とする請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 前記素材は、さらにオゾン以外の臭気も吸着することを特徴とする請求項7に記載の電気掃除機。
  9. 前記ホース接続部と前記吸引動力部の間に、少なくとも一つのオゾンセンサ部を設置したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電気掃除機。
  10. 前記制御部は、
    前記オゾン発生部を前記吸引動力部の動作停止時に動作するよう制御し、前記オゾン発生部が動作してから前記所定時間経過した後において、
    前記オゾン発生部が動作しているときに、ゴミ吸引動作時よりも低い吸引力で動作するよう前記吸引動力部を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
  11. 前記制御部は、
    前記オゾン発生部を前記吸引動力部の動作停止時に動作するよう制御し、前記オゾン発生部が動作してから前記所定時間経過した後において、
    前記オゾン発生部が動作しているときに、起動と停止を複数回繰り返すよう前記吸引動力部を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の電気掃除機。
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