JP6415086B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6415086B2
JP6415086B2 JP2014085038A JP2014085038A JP6415086B2 JP 6415086 B2 JP6415086 B2 JP 6415086B2 JP 2014085038 A JP2014085038 A JP 2014085038A JP 2014085038 A JP2014085038 A JP 2014085038A JP 6415086 B2 JP6415086 B2 JP 6415086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
register
color arrangement
arrangement information
pixel
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014085038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015204609A (ja
Inventor
雄一 平井
雄一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014085038A priority Critical patent/JP6415086B2/ja
Publication of JP2015204609A publication Critical patent/JP2015204609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415086B2 publication Critical patent/JP6415086B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
画像処理前のRAW画像が画素毎に異なる配色を有するものの処理例として、デジタルカメラの画像処理がある。例えば、デジタルカメラの画像処理では、光学情報を撮像素子(イメージセンサ)によって光電変換することで電気信号を得て、それをA/D変換(アナログ/デジタル変換)したデジタルデータとして画像処理することで、撮影画像として記録する。
デジタルカメラによるデジタルデータの画像処理では、入力される画素データの属性は、撮像素子の仕様に依る。例えば、画素毎の色配列の一例であるベイヤー配列は、撮像素子の受光部に格子状に配列されたR/Gr/Gb/B画素のカラーフィルタの配列に光学情報を通して各色情報を得るものである。以下、R画素とは赤色の情報を持つ画素、B画素とは青色の情報を持つ画素、G画素とは緑色の情報を持つ画素を示す。なお、ベイヤー配列の一画面中のR画素を持つ水平ライン上に存在するG画素をGr画素として示し、B画素を持つ水平ライン上に存在するG画素をGb画素として示す。
最近、画素毎にベイヤー配列とは異なる色配列情報を設定した撮像素子が実用化されている。例えば、特許文献1には、図9(A)に示すようなRGB等の特定波長の光のみを透過させるフィルタの他に、ホワイト(W:White)画素として可視光域の光を広く透過するフィルタを配列に組み入れた画素配列を有する撮像素子が記載されている。
ベイヤー配列は、2×2画素を単位とした周期的な配列であり、縞模様等の処理に際してモアレや偽色を発生することがある。その対策として、撮像素子の前に光学ローパスフィルタを挿入することでモアレや偽色を抑圧する方法が採られるが、画像としての解像度が劣化する。ベイヤー配列の問題を解決するために、図9(B)に示すような画素配列を有する撮像素子が非特許文献1に掲載されている。図9(B)に示すような6×6の色配列では、ベイヤー配列に対して非周期性を高めた配列構成となりモアレを軽減することが可能となる。また、縦方向に必ずR画素、G画素、B画素が存在するために、偽色の発生を抑え、光学ローパスフィルタを不要にする効果がある。
特開2011−55038号公報
"APS-Cサイズ 1630万画素 "X-Trans CMOS"、[online]、富士フイルム株式会社、[平成24年5月16日検索]、インターネット<URL:http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_pro1/features/index.html>
画素毎の色配列情報が、2次元配列の繰り返しパターンとなるような画像に対する画像処理では、画像データの同時化(デモザイク化、インターポレーション処理等と同義)前の処理における注目画素及び参照画素の色情報の把握が必要である。すなわち、対象となる画素が何色の画素であるかを把握する必要がある。ベイヤー配列の撮像素子により得られた画像データに対しては、2×2の色配列の繰り返しパターンであるので、注目画素の位置情報(又は色情報)が把握できれば、周辺の参照画素領域の色配列関係は容易に確定することができる。
しかしながら、図9(B)に示したような6×6の色情報配列では、画像処理の走査の進捗毎に注目画素及び参照画素の色情報配列の組み合わせは多数あり、確定することが困難である。画像データの同時化前に画素欠陥補正を実施する場合には、注目画素(欠陥画素)の補正値を生成するための参照画素領域が広ければ、それだけ処理実現の難易度は増し、回路規模の増大(高コスト化)や、設計期間の長期化、処理スループットの低下につながる。
本発明の目的は、色配列情報が繰り返しパターンとなる画像に対する画像処理において、画像処理の走査の進捗に応じた参照範囲の色配列を得ることが可能な画像処理装置を提供することである。
本発明に係る画像処理装置は、光学情報を光電変換して電気信号を得る撮像素子の画素配列で繰り返される色配列情報の最小パターンを保持する第1のレジスタと、行方向及び列方向の2次元配列構造を有し、前記第1のレジスタが保持する最小パターンの前記色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタと、前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる制御手段と、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す処理手段とを有し、前記制御手段は、前記画像処理の水平方向の走査進捗毎に前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を行方向にシフトさせ、前記画像処理の垂直方向の走査進捗毎に、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を列方向にシフトさせるよう制御し、前記色配列情報のシフト制御ではバレルシフタを用いて前記色配列情報を巡回させることを特徴とする。
本発明によれば、色配列情報が繰り返しパターンとなる画像に対する画像処理において、画像処理の走査の進捗に応じた参照範囲の色配列情報を容易に得ることができる。
本発明の実施形態による画像処理装置を有する撮像装置の構成例を示す図である。 本実施形態による傷補正処理部の構成例を示す図である。 データ転送I/Fのタイミングチャートである。 データ転送I/Fの回路実装例を示す図である。 パターンレジスタにおけるデータ格納イメージを説明するための図である。 運用レジスタにおけるデータ格納イメージを説明するための図である。 本実施形態における運用レジスタの格納データの状態遷移を示す図である。 運用レジスタの制御に係る信号の駆動例を示すタイミングチャートである。 撮像素子における色配列情報の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置を有する撮像装置(デジタルカメラ)の構成例を示すブロック図である。なお、図1においては、撮像装置(デジタルカメラ)が有する構成のうち静止画処理に係る機能部を示している。
CPU(中央演算処理装置)100は、図示しないROM(Read Only Memory)等に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、撮像装置全体の制御を司る。CPU100は、例えば同期信号生成部101に対して、処理フレームの周期に関する設定をするとともに、実行の開始を指示する。同期信号生成部101は、FIFO(First In First Out)106に対するデジタルデータの取り込みタイミングの供給や、タイミングパルス発生部102に対するタイミングの供給を行う。これらタイミングは、フレームデータの水平切り替え(水平同期信号)、及び垂直切り替え(垂直同期信号)を含む。
撮像処理部103は、2次元配列の繰り返しパターンとなる色配列でカラーフィルタが配置され、光学情報を電気信号に光電変換する撮像素子を有する。撮像処理部103は、電荷の蓄積と電荷(又は電位)の転送を行うが、そのタイミングはタイミングパルス発生部102から受信する。
アナログ処理部104は、光電変換して得た電荷を電位に変換した後の処理(相関二重サンプリングやゲイン調整等)を行う。A/D変換(アナログ/デジタル変換)部105は、クランプしたアナログ信号を基準電位にあわせてデジタル化する。タイミングパルス発生部102は、これらアナログ処理部104やA/D変換部105に対するタイミングの供給も行う。最近は、カラムA/D方式のセンサーが実用化されており、そのような撮像手段では撮像素子の出力をA/D変換処理するところ(図1に示した103〜105)までがオン・チップで行われる等、センサデバイスの高集積化が進んでいる。
FIFO106は、データ転送タイミングの緩衝用バッファである。タイミングの調整は、フレーム処理中のブランキング期間を当てにする。シェーディング補正部107は、撮像信号転送路中のアンプの特性の影響を抑制したり、撮像部の諸特性(色シェーディング等)の影響を低減したりするための、フレームデータ内のシェーディング補正を実行する。
傷補正処理部108は、本実施形態における画像処理装置の一例であり、画素欠陥(欠陥画素、傷画素)の補正処理を実行する。画素欠陥には、白点や黒点となってしまう固定パターンの傷の他、感度に依存する傷やゆらぎをもつ傷等があるが、本実施形態において傷補正処理部108が対象とする画素欠陥(傷)は任意である。
ホワイトバランス(WB)処理部109は、色画像受信時における各色画素間でのゲインの調整(ホワイトバランス調整)を行う。画素補間部110は、各色データの同時化処理(デモザイク、インターポレーション等)を行う。例えば、画素補間部110は、同時化処理を行いR/G/Bそれぞれのプレーンを生成する。
色差信号処理部111は、R/G/Bそれぞれの信号から色差信号(Cr,Cbの信号)を生成する。ここで、色差信号Cr(Cb)は、R−Y(B−Y,Yは輝度を示す)で定義されるが、人間の被視感度曲線(大まかには、Y=0.6G+0.3R+0.1B)からGを簡易輝度として、R−G(B−G)で運用しても良い。色γ処理部112は、得られた色信号に対してγ処理を施す。Chroma・knee処理部113は、色γ処理部112によるγ処理後の彩度ゲインを調整する。
輝度信号処理部114は、輝度信号を生成する。輝度γ処理部115は、得られた輝度信号に対してγ処理を施す。ここまでで生成された輝度信号及び色差信号(色信号)のそれぞれは、一時記憶部116に記憶される。一時記憶部116として、例えば高速に大量のデータを取り扱えるSDRAMを用いても良い。記憶部コントローラ117は、一時記憶部116に対する書き込み制御や読み出し制御を行う。
図2は、本実施形態による画像処理装置としての傷補正処理部の構成例を示す図である。図2においては、傷補正処理部200に加え、注目画素のデータの他に、参照画素を得るための参照ラインデータを傷補正処理部200に提供するためのラインバッファ(221〜226)をあわせて示している。この傷補正処理部200による画素欠陥(傷画素)の補正は、例えば、撮像装置における画像データの補正処理の一環として行われる。
傷補正処理部200は、補正処理部201、フレーム制御部202、パターンレジスタ203、運用レジスタ204、スライスコントローラ205、バレルシフタ206、207、及び参照画像レジスタ209を有する。また、傷補正処理部200は、ANDゲート(論理積演算回路)210、211、212、及びORゲート(論理和演算回路)213を有する。
信号SIG100は入力データであり、信号SIG107は入力データSIG100が有効であることを示すバリッド(valid)信号であり、信号SIG108は、前段に対する入力データSIG100の即時停止を要求するストップ(Stop)信号である。信号SIG120は出力データであり、信号SIG121は出力データSIG120が有効であることを示すバリッド(valid)信号であり、信号SIG122は、後段処理からの出力データSIG120の即時停止を要求するストップ(Stop)信号である。
ここで、傷補正処理部200のデータ転送インタフェース(I/F)について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、傷補正処理部200のデータ転送I/Fを定義したものである。図3は、データ転送I/Fのタイミングチャートである。図3において、信号SIG301は、同期回路のクロック<CLK>(図2においては不図示)である。信号SIG302は、データ有効を示すバリッド信号<Valid>であり、傷補正処理部200におけるデータ入力側では信号SIG107、データ出力側では信号SIG121が対応する。信号SIG303は、転送データ<Data>であり、傷補正処理部200におけるデータ入力側では信号SIG100、データ出力側ではSIG120が対応する。信号SIG304は、データ転送の即時停止を要求するストップ信号<Stop>であり、傷補正処理部200におけるデータ入力側では信号SIG108、データ出力側ではSIG122が対応する。
本実施形態では、バリッド信号SIG302は、データが有効状態であるとき値“1”であり、データが無効状態であるとき値“0”であるとする。また、ストップ信号SIG304は、転送データSIG303の即時停止が要求されている(有効状態である)とき値“1”であり、即時停止が要求されていていない(無効状態である)とき値“0”であるとする。
図4は、図3のI/Fをデータ転送I/Fに組み込んだ例を示す回路図である。図4には、前段モジュール401と後段モジュール402との間のデータ、バリッド信号、及びストップ信号のそれぞれの接続実装例を示している。前段モジュール401の内部ロジックは403であり、後段モジュール402の内部ロジックは404である。
ANDゲート405は、内部ロジック403の出力データが有効であることを示すバリッド信号を出力する際、後段モジュール402から即時停止の要求がある(ストップ信号SIG304が値“1”である)場合にバリッド信号SIG302を値“0”にする。バリッド信号SIG302が他のモジュールにも並行して伝達される場合には、現在のデータが停止(無効)状態であることを示すことができる。ANDゲート406は、後段モジュール402からの即時停止の要求を前段に効率的に伝えるためのものである。前段モジュール401が有効なデータを転送していない場合には、後段からの停止要求に対しては反応する必要がないので、そのときは後段モジュール402からの即時停止の要求が伝達されないようにする。
ここで、前段モジュール401の出力データのI/Fに複数の後段モジュールが接続される場合には、データ及びバリッド信号はそのまま分配すれば良い。また、ストップ信号はANDゲート406の手前で、すべてのストップ信号のOR(論理和)を取ってANDゲート406に入力すればよい。図2に示した構成において、ANDゲート210は、図4に示したANDゲート405と同様の機能を実現し、ANDゲート211は、図4に示したANDゲート406と同様の機能を実現する。
図2に戻り、傷補正処理部200について説明する。本実施形態では、一例として傷補正処理部200は、例えば注目画素(欠陥画素)と同色の幾つかの周辺参照画素をメディアンフィルタ処理(中央値を選択する処理)して得られた結果値で、注目画素の画素値を置換するようにして補正処理を行う。
参照画素レジスタ209には、補正対象となる注目画素(欠陥画素)を中心とした、M×N画素の範囲内のそれぞれの画素値が保持される。そのため、フレーム処理において中央となる、対象画素が存在するラインに対して上下の数ラインのデータも同期関係を保持して用意する必要がある。参照画素レジスタ209は、例えば各ラインのデータが保持されるフリップフロップ回路でシフトレジスタ構成を採ることで実現できる。
本実施形態では、M×Nの参照範囲を7×7として説明する。したがって、図2に示すように、参照画素レジスタ209への各ラインのデータ入力は、信号SIG100〜SIG106のそれぞれ(7ライン分)である。補正対象となる注目画素(欠陥画素)のあるラインは、信号SIG103のラインである。前段から入力される信号SIG100、及び1水平ライン分のデータを保持する水平ラインバッファ201〜206から入力される信号SIG101〜SIG106のそれぞれは、1画素分のデータのビット幅を有する。
本実施形態における参照画素レジスタ209は、傷補正処理を行う補正処理部201に対して7×7画素分のデータを1処理サイクル(同期回路であれば1クロック相当)で送出する。図2に示した信号SIG110〜SIG116のそれぞれは、各ラインのデータを示す。したがって、例えば参照画素レジスタ209の出力データ信号のひとつである信号SIG110のデータ幅は7画素分のデータのビット幅を有する。信号SIG111〜SIG116についても同様である。
信号SIG100〜SIG106により供給される参照画素データは、バリッド信号SIG107が値“1”の状態時に参照画素レジスタ209に取り込まれる。参照画素レジスタ209における取り込み指示ステータスは、ANDゲート212の出力、すなわち前段からのバリッド信号SIG107と前段へのストップ信号SIG108との関係から成る。
フレーム制御部202は、有効データ数をカウントすることでフレームの処理状態を監視し、参照画素に対する運用レジスタ204の状態を更新する。また、フレーム制御部202は、傷補正処理部200全体のレイテンシも考慮した後段へのバリッド信号も生成する。生成されたバリッド信号SIG135は、ANDゲート210を介して後段へのバリッド信号SIG121として送出される。なお、ANDゲート210を介した後段へのバリッド信号SIG121の送出は、後段からの即時停止の要求、すなわちストップ信号SIG122の状態を鑑みて行われる。
運用レジスタ204は、行方向及び列方向の2次元配列構造を有し、フレーム毎に画像処理の開始時にパターンレジスタ203に保持されている内容をロードする。ここで、第1のレジスタとしてのパターンレジスタ203と、第2のレジスタとしての運用レジスタ204との格納データ数は等価ではない。例えば、本実施形態のように運用レジスタ204は、パターンレジスタ203より多くの配列要素を有しており、運用レジスタ204側の範囲が広い場合には、パターンレジスタ203の内容を一巡させ巡回させるような関係で運用レジスタ204内に展開する。パターンレジスタ203には、2次元配列の繰り返しパターンである撮像素子における色配列情報の最小パターン(基本単位となって繰り返される色配列情報のパターン)が保持されている。
スライスコントローラ205は、運用レジスタ204内のデータ更新を行単位や列単位で一括りにして制御する。運用レジスタ204は、スライスコントローラ205のデータロード指示に従い、ROW方向及びCOLUMN方向の少なくとも一方に、行単位や列単位でデータの格納位置を更新する。スライスコントローラ205の入出力信号の振舞いの詳細は、図8を用いて後述する。列(COLUMN)方向のバレルシフタ206、行(ROW)方向のバレルシフタ207は、運用レジスタ204でのデータのシフト制御の結果、シフト方向にはみ出たデータをシフト起点側の不足データに補充する。
図5(A)〜図5(C)は、パターンレジスタ203におけるデータ格納イメージを説明するための図である。本実施形態では、6×6の色配列の構成を有する場合を一例として示す。図5(A)には、パターンレジスタ203のレジスタ配列を示している。パターンレジスタ203の格納データを2次元の配列に図示し、左上を基点として枠内にその位置関係を数字で表記している。水平方向及び垂直方向とも、基点を0として、数字右側を水平方向の推移、左側を垂直方向の推移として表記している。つまり、表記“00”が上左端、表記“05”が上右端、表記“50”が下左端、表記“55”が下右端となる。図5(B)には、撮像素子の色配列パターンをパターンレジスタ203の対応する格納位置に表記した画素の色配列を示している。この図示した色配列の繰り返しが、撮像素子面一面の色配列を構成する。
図5(C)は、パターンレジスタ203への色番号格納結果を示す図である。ハード化したパターンレジスタに色情報である{R,G,B}情報を数値として格納するよう、ここでは色番号として、{0(=G),1(=R),2(=B)}を定義している。図2に示したパターンレジスタ103には、同様の数値が格納される。図5(C)に示した例では、パターンレジスタ203の上左端配列“00”にはG画素対応として値“0”が、その右隣の画素配列“01”にはR画素対応として値“1”が、レジスタ値として格納される。他の配列も同様に各色配列パターンに対応した色番号が格納される。
図6(A)〜図6(D)は、運用レジスタ204におけるデータ格納イメージを説明するための図である。本実施形態では、7×7の参照画素範囲に対応する運用レジスタ204を一例として示す。図6(A)には、運用レジスタ204のレジスタ配列を示している。運用レジスタ204の格納データを2次元の配列に図示し、左上を基点として枠内にその位置関係を数字で表記している。水平方向及び垂直方向とも、基点を0として、数字右側を水平方向の推移、左側を垂直方向の推移として表記している。つまり、表記“00”が上左端、表記“06”が上右端、表記“60”が下左端、表記“66”が下右端となる。
図6(B)には、運用レジスタ204へのパターンレジスタ203の内容の反映イメージを示している。運用レジスタ204へのパターンレジスタ203の内容の反映は、運用レジスタ204内のすべて要素(配列)を埋めるよう行う。この処理は、フレーム走査の開始時に一度行えば良い。フレーム処理途中における運用レジスタ204の状態の更新は、パターンレジスタ203の参照を必要とせず、バレルシフタ206、207の出力値でデータを更新することで行うことができる。
フレーム走査の開始指示は、フレーム制御部202から信号SIG131、及び信号SIG136を介して運用レジスタ204へと伝達する。この処理を運用レジスタ204の初期化と定義すると、運用レジスタ204の初期化は、1フレーム処理の終了時点において実施しても良い。ただし、フレーム処理先頭では図1に示したCPU100からの初期化指示信号(図2に示した信号SIG109)を受信するなどしてイベントを生成する必要がある。
本実施形態では、パターンレジスタ203を6×6の2次元配列として、運用レジスタ204を7×7の2次元配列としている。したがって、パターンレジスタ203の内容を運用レジスタ204に反映する時には、パターンレジスタ203からの不足分は、パターンレジスタ203の内容を巡回させて運用レジスタ204に格納する。例えば、図6(A)に示したhpos=6の列にはhpos=0の列と同様の内容が展開される。また、撮像素子の上左端からの配列が、パターンレジスタ203のどの位置かによって、運用レジスタ204に展開されるパターンレジスタ値の内容は決まる。図6(B)に示す例は、図6(A)の表記“01”の位置の情報を上左端として7×7配列に展開した内容である。
図6(C)には、図6(B)に示したパターンレジスタ203の反映結果である画素の色配列の内容の反映イメージを示している。そして、図6(D)には、図6(C)に示した色配列の内容反映結果に色番号定義{0(=G),1(=R),2(=B)}を適用し数値を格納した状態の運用レジスタ204への色番号格納例を示している。
図6(D)において900〜906は、列単位にまとまったレジスタを扱う場合のイメージである。例えば、図6(D)における900は、column_0列単位として図6(A)におけるレジスタ配列{“00”,“10”,“20”,“30”,“40”,“50”,“60”}のそれぞれの格納データを指す。同様に、図6(D)において910〜916は、行単位にまとまったレジスタを扱う場合のイメージである。例えば、図6(D)における910はrow_0行単位として図6(A)におけるレジスタ配列{“00”,“01”,“02”,“03”,“04”,“05”,“06”}のそれぞれの格納データを指す。
本実施形態では、図6(D)に示した運用レジスタ204の更新内容を、図2に示した信号SIG134を介して補正処理部201へと伝達する。補正処理部201は、運用レジスタ204の内容を基に、現在の注目画素及び参照画素の色配列情報を取得し、注目画素と同色画素のデータを参照して補正処理を行って補正結果を得る。現在の注目画素が欠陥画素であるか否かの情報は、例えばフレーム制御部202に欠陥画素の位置情報を入力しても良い(I/Fは不図示。この場合、CPU500から送信することが可能)。また、例えば画素データの特定の値(最大値や最小値等)に画素欠陥を示す意味を与えても良い(その場合、データ値のデコードが必要。不図示)。
本実施形態では、スライスコントローラ205からの指示に従って、フレームにおける画像処理の進捗過程で、運用レジスタ204におけるデータの格納状態は、図7(A)〜図7(D)に示す単位でシフト(更新)していく。図7(A)〜図7(D)は、本実施形態における7×7配列の運用レジスタ204の格納データの状態遷移を示す図である。図7(A)及び図7(C)が水平走査方向への状態遷移を示し、図7(B)及び図7(D)が垂直走査方向への状態遷移を示している。
フレーム制御部202は、水平1画素の走査毎(水平方向の走査進捗毎)に水平1画素処理完了のステータス信号SIG132を、スライスコントローラ105に出力する。スライスコントローラ105は、運用レジスタ204に対してバレルシフタ206の出力結果を保持するようロード信号SIG139を出力する。これにより、図6(D)に示したcolumn_0群900の内容は直前のcolumn_1群901の内容で更新され、column_1群901の内容は直前のcolumn_2群902の内容で更新される。また、column_2群902〜column_5群905の内容も同様に、直前のcolumn_3群903〜column_6群906の内容で更新され、そしてcolumn_6群906の内容は直前のcolumn_1群901の内容で更新される。図7(C)は、この様子を図示している。
フレーム走査中に水平1ライン分の走査を完了したとき(垂直方向の走査進捗毎に)、フレーム制御部202は水平走査完了のステータス信号SIG133を、スライスコントローラ105に出力する。スライスコントローラ105は、運用レジスタ204に対してバレルシフタ206、207の出力結果をそれぞれ複数回保持することで、次ライン先頭の処理状態に初期化するようロード信号SIG139、SIG140のそれぞれを複数サイクルに亘り出力する。これにより、例えば図6(D)に示したrow_0群910の内容は直前のrow_1群911の内容で更新され、row_1群911の内容は直前のrow_2群912の内容で更新される。また、row_2群912〜row_5群915の内容も同様に、直前のrow_3群913〜row_6群916の内容で更新され、そしてrow_6群916の内容は直前のrow_1群911の内容で更新される。図7(D)は、この様子を図示している。
図8は、運用レジスタ204の制御に係る信号の駆動例を示すタイミングチャートである。図8において、信号SIG131〜SIG140のそれぞれは2値のデジタル情報を伝達し、値“0”はidle状態であり、値“1”で要求イベントやロードステータスを伝達するよう図示している。
信号SIG109は、CPU100からのフレーム処理開始要求である。この要求を基に、フレーム制御部202の初期化、及び運用レジスタ204の初期化を開始する。フレーム制御部202は、運用レジスタ204の初期化のため、信号SIG131のイベントをスライスコントローラ205に送出する。図8に示した期間Aは、運用レジスタ204の初期化フェイズである。この期間Aの動作について説明する。
スライスコントローラ205は、信号SIG131のイベント(図示の例ではハイパルス)を受信すると、運用レジスタ204に対して信号SIG136のイベントを送出する。信号SIG136のイベント(図示の例ではハイパルス)は、運用レジスタ204にパターンレジスタ203の内容をコピー(ロード)するための要求イベントである。運用レジスタ204は、信号SIG136のイベントを受信すると、運用レジスタ204内の配列要素“00”を上左端とした6×6の配列(“55”が下右端)の範囲を、パターンレジスタ203の値で更新する。
スライスコントローラ205は、信号SIG136のイベントを送出した後、信号SIG137のイベントを発生する。運用レジスタ104は、信号SIG137のイベントを受けてcolumn_6に該当する配列部のみバレルシフタ206の出力値に更新する。このときのバレルシフタ206の列方向遷移は、図7(A)に示すものとなる。スライスコントローラ205は、信号SIG137のイベントを送出した後、信号SIG138のイベントを発生する。運用レジスタ104は、信号SIG138のイベントを受けてrow_6に該当する配列部のみバレルシフタ207出力値に更新する。このときのバレルシフタ207の行方向遷移は、図7(B)に示すものとなる。
このとき、運用レジスタ204の全配列は、パターンレジスタ203を7×7の配列に拡張した状態で格納されている。その後、実際のフレームデータ先頭の配列位置に運用レジスタ204のパターンを巡回させることで、初期化は完了する。信号SIG139は、運用レジスタ204の列方向シフト要求ステータスである。この信号SIG139による列シフトは、図7(C)に示したような遷移をとる(column_6はそのときのcolumn_1の状態で更新される)。また、信号SIG140は、運用レジスタ204の行方向シフト要求ステータスである。この信号SIG140による行シフトは、図7(D)に示したような遷移をとる(row_6はそのときのrow_1の状態で更新される)。
図8に示した期間B及び期間Dは、フレーム処理中の1ラインの処理の実行期間を指す。本実施形態における傷補正処理部200が、前段に対する即時停止の要求が無い状態で前段からのデータSIG100及び値“1”のバリッド信号validを受信した時、フレーム制御部202は、スライスコントローラ205に信号SIG132を送出する。信号SIG132が値“1”の状態で、水平方向に(画素単位に)データ処理が進んでいることを示す。このとき、スライスコントローラ205は、運用レジスタ204に対してロード信号SIG139を送出(値“1”でロード)する。
運用レジスタ204、図示しないクロックを基にした同期回路であり、ロード信号SIG139を受信したクロックサイクル毎に、バレルシフタ206の出力をロードする。バレルシフタ206は、前述したように列単位(図6(D)に示した900,901,902,903,904,905,906)でレジスタ内の配列データをシフトするものである。
図8に示した期間C及び期間Eは、フレーム処理中の1ライン処理完了時の運用レジスタ204の更新処理の実行期間を指す。フレーム処理中、1ライン分の水平走査が完了すると、フレーム制御部202は、信号SIG133によりライン完了イベントを送出する。スライスコントローラ205は、信号SIG133のイベントを受信すると、列単位のデータ配列をライン先頭の処理位置に戻すよう、信号SIG139のロードイベントを複数回発生する。この複数回のイベントは、{水平画素数 mod 運用レジスタ配列数}の結果値(水平画素数を運用レジスタ配列数で除したときの余り)であり、固定値として扱える。本実施形態では、運用レジスタ204の配列は7×7としているので、もし水平画素数が3000であれば(3000 mod 7=4)となり、列方向へ3回のシフトをする(7−4=3)ことで、ライン先頭時の列状態となる。
スライスコントローラ205は、続いて信号SIG140のイベントを発生する。ライン処理の完了時には、図7(D)に示したように運用レジスタ204の行方向のシフトを行う。撮像素子を垂直方向に読み飛ばさなければ、該行シフトのイベントは1回(同期回路として1サイクル)分で良い。
フレーム処理の完了時に、フレーム制御部202によって信号SIG131のイベントを発生することで、期間Aの処理を実施できる。そうすれば、CPU100からの初期化指示がなくても、次フレーム処理のための待機状態を作り出せる。また、図2に示した信号SIG125は前段への即時停止の要求するストップ信号である。図8に示した期間A、期間C、期間Eのそれぞれの期間中において、図3に示した信号SIG304の値“1”の状態のようにして、前段の処理に対して後段への有効データの転送を中止するよう要求を出す。この即時停止の要求(信号SIG125)は、後段からのストップ信号(ANDゲート211の出力)とOR(論理和演算)されて前段へと伝達される。また、内部でANDゲート212を介してフレーム制御部202へと伝達されるので、コンビネーションロジックとしてループしないよう、ANDゲート212の出力はフレーム制御部202内においてフリップフロップ等でクロック同期されている。
図8に示した例では、後段からの即時停止の要求はないもの(信号SIG122が常に値“0”の状態)として、説明を簡略化している。例えば、図8に示した期間Bや期間Dにおいて即時停止の要求がある場合には、前段からのバリッド信号SIG107の状態がANDゲート212によりマスクされるので、信号SIG132,SIG139の状態が取り下げられる。
このように、参照画素が必要な画像処理において、撮像素子の色配列情報を保持するパターンレジスタ203と、パターンレジスタ203を基に参照範囲の色配列関係を注目画素の位置の変更に応じて追従していく運用レジスタ204とをシステム構成に組み込む。これにより、ベイヤー配列とは異なる2次元配列での繰り返しパターンを有する色配列であっても、処理の進捗に応じた参照画素の色配列を容易に得ることができ、任意の繰り返しパターンの画素配列(色配列)を持つ撮像データの処理遂行が可能となる。なお、前述した説明では、パターンレジスタ203を6×6の2次元配列として、運用レジスタ204を7×7の2次元配列としているが、これは一例であり、本発明は、これに限定されるものではない。
(本発明の他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:CPU 103:撮像処理部 108、200:傷補正処理部 201:補正処理部 202:フレーム制御部 203:パターンレジスタ 204:運用レジスタ 205:スライスコントローラ 206、207:バレルシフタ 209:参照画素レジスタ

Claims (10)

  1. 光学情報を光電変換して電気信号を得る撮像素子の画素配列で繰り返される色配列情報の最小パターンを保持する第1のレジスタと、
    行方向及び列方向の2次元配列構造を有し、前記第1のレジスタが保持する最小パターンの前記色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタと、
    前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる制御手段と、
    前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す処理手段とを有し、
    前記制御手段は、前記画像処理の水平方向の走査進捗毎に前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を行方向にシフトさせ、前記画像処理の垂直方向の走査進捗毎に、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を列方向にシフトさせるよう制御し、前記色配列情報のシフト制御ではバレルシフタを用いて前記色配列情報を巡回させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、画像処理の走査により前記注目画素の位置が変更する毎に、前記第2のレジスタに保持する前記色配列情報の格納位置をシフトさせるように制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. M×N画素で繰り返される色配列を有する画像の前記M×N画素の色配列情報を保持する第1のレジスタと、
    前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタと、
    前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる制御手段と、
    前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す処理手段とを有し、
    前記第1のレジスタ及び前記第2のレジスタは、2次元配列に前記色配列情報を保持するレジスタであり、
    前記第2のレジスタは、前記第1のレジスタより多くの配列要素を有し、
    前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を巡回させ、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記第2のレジスタは、行方向及び列方向の2次元配列構造を有し、
    前記制御手段は、前記画像処理の水平方向の走査進捗毎に前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を行方向にシフトさせ、前記画像処理の垂直方向の走査進捗毎に、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を列方向にシフトさせるよう制御することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報シフト制御ではバレルシフタを用いて前記色配列情報を巡回させることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理は画素欠陥の補正であり、
    前記注目画素は欠陥画素であり、
    前記参照画素は少なくとも前記欠陥画素の補正に用いられる画素を含む範囲の画素配列であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 光学情報を光電変換して電気信号を得る撮像素子の画素配列で繰り返される色配列情報の最小パターンを保持する第1のレジスタと、行方向及び列方向の2次元配列構造を有し、前記第1のレジスタが保持する最小パターンの前記色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタとを有する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記第1のレジスタが保持する最小パターンの前記色配列情報を基に、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させ、前記第2のレジスタに色配列情報を保持させた後、前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる制御工程と
    前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す処理工程とを有し、
    前記制御工程では、前記画像処理の水平方向の走査進捗毎に前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を行方向にシフトさせ、前記画像処理の垂直方向の走査進捗毎に、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を列方向にシフトさせるよう制御し、前記色配列情報のシフト制御ではバレルシフタを用いて前記色配列情報を巡回させることを特徴とする画像処理方法。
  8. 光学情報を光電変換して電気信号を得る撮像素子の画素配列で繰り返される色配列情報の最小パターンを保持する第1のレジスタと、行方向及び列方向の2次元配列構造を有し、前記第1のレジスタが保持する最小パターンの前記色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタとを有する画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記第1のレジスタが保持する最小パターンの前記色配列情報を基に、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させる第1のステップと、
    前記第2のレジスタに色配列情報を保持させた後、前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる第2のステップと
    前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す第3のステップとをコンピュータに実行させ、
    前記第2のステップでは、前記画像処理の水平方向の走査進捗毎に前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を行方向にシフトさせ、前記画像処理の垂直方向の走査進捗毎に、前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を列方向にシフトさせるよう制御し、前記色配列情報のシフト制御ではバレルシフタを用いて前記色配列情報を巡回させる処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. それぞれ2次元配列に色配列情報を保持するレジスタであって、M×N画素で繰り返される色配列を有する画像の前記M×N画素の色配列情報を保持する第1のレジスタと、前記第1のレジスタより多くの配列要素を有し、前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタとを有する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を基に、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させ、前記第2のレジスタに色配列情報を保持させた後、前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる制御工程と、
    前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す処理工程とを有し、
    前記制御工程では、前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を巡回させ、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させることを特徴とする画像処理方法。
  10. それぞれ2次元配列に色配列情報を保持するレジスタであって、M×N画素で繰り返される色配列を有する画像の前記M×N画素の色配列情報を保持する第1のレジスタと、前記第1のレジスタより多くの配列要素を有し、前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を基に、注目画素と当該注目画素に対する画像処理で参照する参照画素とが含まれる参照範囲の色配列情報を保持する第2のレジスタとを有する画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を基に、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させる第1のステップと、
    前記第2のレジスタに色配列情報を保持させた後、前記注目画素に応じて前記第2のレジスタが保持する色配列情報を更新させる第2のステップと、
    前記第2のレジスタが保持する前記色配列情報を基に画素を選択し、前記注目画素に対する画像処理を施す第3のステップとをコンピュータに実行させ、
    前記第1のステップでは、前記第1のレジスタが保持する前記M×N画素の色配列情報を巡回させ、前記第2のレジスタに前記参照範囲の色配列情報を保持させる処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2014085038A 2014-04-16 2014-04-16 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP6415086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085038A JP6415086B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085038A JP6415086B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015204609A JP2015204609A (ja) 2015-11-16
JP6415086B2 true JP6415086B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=54597805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014085038A Expired - Fee Related JP6415086B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6415086B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2868675T3 (es) * 2017-08-14 2021-10-21 Optos Plc Seguimiento de la posición de la retina

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0844855A (ja) * 1994-07-27 1996-02-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像ファイリング装置及び画像データ転送方法
JPH11262025A (ja) * 1998-03-16 1999-09-24 Toshiba Corp 画像入力装置および画像補正方法
JP2002374423A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Imagelink Inc 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
WO2013046827A1 (ja) * 2011-09-29 2013-04-04 富士フイルム株式会社 画像処理装置、方法、プログラム及び記録媒体並びに撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015204609A (ja) 2015-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5371463B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、および、撮像装置の制御方法
JP5901186B2 (ja) 固体撮像装置及びその駆動方法
TWI399088B (zh) 資料處理器,固態成像裝置,成像裝置,及電子設備
JP6019692B2 (ja) 撮像素子、撮像素子の制御方法、および、撮像装置
US9065988B2 (en) Image pickup apparatus including image pickup element having image pickup pixel and focus detection pixel and signal processing method
KR102684223B1 (ko) 광역 역광 보정 영상 촬상 방법, 이를 수행하는 영상 촬상 장치 및 이를 포함하는 전자 시스템
JP4573769B2 (ja) 画像処理回路および画像処理方法
JP2009105756A (ja) 撮像装置、撮像システム、及び撮像装置の駆動方法
JP6515455B2 (ja) 撮像装置及び撮像表示装置
US20080136950A1 (en) Solid-state imaging apparatus
US8817139B2 (en) Image pickup device and signal transmitting device
US20240284049A1 (en) Imaging element, imaging apparatus, operation method of imaging element, and program
JP2013187705A (ja) 信号伝送装置、光電変換装置および撮像システム
JP6415086B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5718029B2 (ja) 撮像装置
JP5481230B2 (ja) 撮像装置及び固体撮像装置
JP2005192250A (ja) 固体撮像装置
JP2010109565A (ja) 固体撮像装置
JP6045247B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム
JP2019024172A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US11729506B2 (en) Imaging element with processor configured to receive vibration information, imaging apparatus, operation method of imaging element, and program
JP7094454B2 (ja) 撮像装置、撮像素子、撮像装置の作動方法、撮像素子の作動方法、及びプログラム
US8437546B2 (en) Image processing apparatus and method of controlling the same
JP2008288649A (ja) 撮像装置および撮像データ補正方法
JP6395398B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6415086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees