JP6414106B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、固有情報が付与されている電子機器に関する。
画像形成装置(複写機、プリンタ、ファックス、スキャナー、MFP)等の電子機器には、シリアル番号に代表されるような固有の固有情報が設定されている。固有情報は、装置の組立時等に記憶手段に書き込まれ、複製が作成されないように、一度書き込みを実施した後は変更できないような仕組みが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、製造現場や販社では不良マシンのリワーク等の場面で固有情報の書き換えを必要とする場面がある。そのため、実際には、固有情報の再設定を行う再設定方法(特別な手順や手段)が用意されている。
特開2013−52556号公報
しかしながら、再設定方法(特別な手順や手段)が悪意の第三者に漏えいしてしまった場合、固有情報の再設定禁止機能が意味をなさなくなってしまい、漏えいした再設定方法によって固有情報が自由に書き換えられてしまうという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、再設定方法が悪意の第三者に漏えいしてしまっても、漏えいした再設定方法による固有情報の書き換えを防止することができる電子機器を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明の電子機器は、固有情報を設定値として記憶する記憶部を備えた電子機器であって、前記記憶部の固有情報記憶領域に固有情報が記憶されていない状態で、インターフェースを介して固有情報を受信すると、受信した固有情報を前記固有情報記憶領域に前記設定値として書き込んで記憶させる固有情報設定部と、前記固有情報設定部による固有情報の書き込みに際して第1の認証キーを生成させ、生成した前記第1の認証キーを前記記憶部の認証キー記憶領域に書き込んで記憶させる認証キー生成部とを具備し、前記固有情報設定部は、前記固有情報記憶領域に固有情報が記憶されている状態で、新固有情報と第2の認証キーとを含む固有情報書き込み指示を前記インターフェース経由で受信すると、前記第1の認証キーと前記第2の認証キーとが一致していることを条件に、前記固有情報書き込み指示の新固有情報を前記固有情報記憶領域に書き込んで前記設定値を再設定させ、前記認証キー生成部は、前記固有情報設定部による新固有情報の書き込みに際して第3の認証キーを生成させ、生成した前記第3の認証キーを前記認証キー記憶領域に書き込んで前記第1の認証キーを更新させることを特徴とする。
さらに、本発明の電子機器において、前記記憶部には、前記認証キー生成部によって生成された前記第1の認証キー又は前記第3の認証キーが出力用データとして記憶される出力用認証キー記憶領域が設定されており、前記固有情報設定部は、認証キー出力指示を前記インターフェース経由で受信すると、前記出力用認証キー記憶領域に記憶されている前記出力用データを前記インターフェース経由で出力すると共に、前記出力用認証キー記憶領域に記憶されている前記出力用データを消去しても良い。
さらに、本発明の電子機器において、前記設定値として記憶する固有情報は、シリアル番号であっても良い。
また、本発明の固有情報再設定方法は、電子機器の記憶部に設定値として記憶されている固有情報を再設定する固有情報再設定方法であって、前記電子機器の制御部は、前記記憶部の固有情報記憶領域に固有情報が記憶されていない状態で、インターフェースを介して固有情報を受信すると、前記記憶部の固有情報記憶領域に前記設定値として書き込んで記憶し、固有情報の書き込みに際して第1の認証キーを生成し、生成した前記第1の認証キーを前記記憶部の認証キー記憶領域に書き込んで記憶し、前記固有情報記憶領域に固有情報が記憶されている状態で、新固有情報と第2の認証キーとを含む固有情報書き込み指示を前記インターフェース経由で受信すると、前記第1の認証キーと前記第2の認証キーとが一致していることを条件に、前記固有情報書き込み指示の新固有情報を前記固有情報記憶領域に書き込んで前記設定値を再設定すると共に、新固有情報の書き込みに際して第3の認証キーを生成し、生成した前記第3の認証キーを前記認証キー記憶領域に書き込んで前記第1の認証キーを更新することを特徴とする。
また、本発明の固有情報書き換えプログラムは、記憶部の固有情報記憶領域に第1の固有情報が設定値として記憶されている電子機器によって実行される固有情報書き換えプログラムであって、前記第1の固有情報と、前記第1の固有情報とは異なる前記電子機器の第2の固有情報とが照合用データとして組み込まれていると共に、前記電子機器に新たな前記設定値として記憶させる第3の固有情報が書き換え用データとして組み込まれており、前記電子機器の制御部を、前記電子機器の前記第1の固有情報及び前記第2の固有情報と、前記照合用データとして組み込まれた前記第1の固有情報及び前記第2の固有情報とが一致していることを条件に、前記書き換え用データとして組み込まれた前記第3の固有情報を前記固有情報記憶領域に書き込んで前記設定値を再設定する固有情報書き換え部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、認証キー記憶領域に記憶されている認証キーは、固有情報の再設定時に新たな認証キーに更新されるため、固有情報の再設定に一度用いた固有情報書き込み指示が悪意の第三者に漏えいしてしまっても、漏えいした固有情報書き込み指示による固有情報の書き換えを防止することができるという効果を奏する。
本発明に係る電子機器の第1の実施の形態の内部構成を示す概略模式断面図である。 図1に示す電子機器の概略構成を示すブロック図である。 図2に示す制御部によるシリアル番号設定動作を説明するフローチャートである。 図2に示す制御部によるシリアル番号設定動作を説明する説明図である。 本発明に係る電子機器の第2の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の電子機器は、電子写真方式を利用した複写機や複合機等の画像形成装置1であり、図1を参照すると、原稿読み取り部2と、原稿給送部3と、本体部4と、操作部6とを備えている。原稿給送部3は、原稿読み取り部2の上部に配設されていると共に、原稿読み取り部2は、本体部4の上部に配設され、原稿読み取り部2と本体部4との間には、排紙空間40が形成されている。
操作部6には、タッチパネル61、操作ボタン62が設けられている。ユーザーは操作部6を操作して指示を入力することで、画像形成装置1の各種の設定を行い、スキャン動作や画像形成等の各種機能を実行させる。タッチパネル61は、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。操作ボタン62としては、スキャン動作や画像形成の開始を指示するスタートボタン、スキャン動作や画像形成の中止を指示するストップボタン、画像形成装置1の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
原稿読み取り部2は、光源と、主走査方向に配置されたラインセンサーとを備え、LEDや冷陰極管ランプ等の光源の光を記録媒体である原稿MSの画像面に導くと共に、画像面からの反射光をCCDセンサー等のラインセンサーに導くスキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読み取りスリット23とを備える。スキャナー21は、モーター24とプーリー25との間に架け渡された歯付きベルト26に固定されており、モーター24を駆動することで、スキャナー21がプラテンガラス22に載置された原稿MSの画像面に沿って移動され、原稿MSの画像面を副走査方向に走査(スキャン)するように構成されている。プラテンガラス22は、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読み取りスリット23は、原稿給送部3による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットである。
プラテンガラス22に載置された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21をプラテンガラス22に沿って副走査方向に移動させながら、プラテンガラス22に載置された原稿MSを主走査方向の1ライン毎に走査することで画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。また、原稿給送部3により搬送された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21を原稿読み取りスリット23と対向する位置に移動させ、原稿読み取りスリット23を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿MSは、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読み取りスリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に排出される。なお、原稿給送部3は、可倒式に構成され、プラテンガラス22上を開閉するプラテンカバーとして機能し、原稿給送部3を上方に持ち上げて開成すると、プラテンガラス22の上面を開放させることができる。
本体部4は、電子写真プロセスによって記録紙Pに記録を施す記録部5を備えると共に、給紙カセット41と、給紙ローラー42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44、45と、排出ローラー46とを備えている。搬送ローラー44、45及び排出ローラー46は、記録紙Pを搬送する搬送部47として機能する。給紙カセット41に収納された記録紙Pは、給紙ローラー42によって用紙搬送路43に1枚ずつ繰り出され、搬送ローラー44によって記録部5に搬送される。そして、記録部5によって記録が施された記録紙Pは、搬送ローラー45及び排出ローラー46によって排紙空間40に排出される。
記録部5は、感光体ドラム51と、帯電器52と、光走査部53と、現像部54と、転写ローラー55と、定着部56と、クリーニング部57とを備えている。記録部5による画像形成は、まず、帯電器52により感光体ドラム51の表面を一様に帯電させ、原稿読み取り部2で読み取られ画像データに基づいて、光走査部53によって感光体ドラム51の表面を走査することで静電潜像を形成させる。次に、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像を現像部54によって現像することでトナー像を形成させる。感光体ドラム51の表面に形成されたトナー像は、給紙カセット41から繰り出された記録紙Pが、感光体ドラム51と転写ローラー55とのニップ部を通過する間に記録紙Pに転写される。記録紙Pに転写されたトナー像は、定着部56を通過する間に記録紙Pに熱定着される。
図2には、画像形成装置1の概略構成を示すブロック図が示されている。上述の原稿読み取り部2、原稿給送部3、搬送部47(搬送ローラー44、45、排出ローラー46)、記録部5及び操作部6は、制御部7に接続され、制御部7によって動作制御される。また、制御部7には、画像処理部8及び記憶部9が接続されている。さらに、制御部7は、インターフェース10を介して、メンテナンス用の端末機器と接続可能に構成されている。インターフェース10は、画像形成装置1に無線や有線でメンテナンス用の端末機器を接続するためのインターフェースである。
制御部7は、ROM(Read Only Memory)7a、RAM(Random Access Memory)7b等を備えたマイクロコンピューター等の情報処理部である。ROM7aには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラム71が記憶されている。制御部7は、ROM7aに記憶されている制御プログラム71を読み出してRAM7bに展開させて実行することで、操作部6から入力された所定の指示情報等に応じて装置全体の制御を行う。また、制御部7は、制御プログラム71の実行によって、シリアル番号を画像形成装置1の固有情報として記憶部9に書き込むシリアル番号設定部72と、記憶部9へのシリアル番号の書き込み時に認証キーを生成する認証キー生成部73として機能する。
画像処理部8は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理や、階調調整、濃度調整等の画像改善処理が行われる。
記憶部9は、半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、原稿読み取り部2によって原稿を読み取ることで取得された画像データが記憶される。記憶部9には、シリアル番号が設定値として記憶されるシリアル番号記憶領域91と、認証キー生成部73によって生成された認証キーが照合用データとして記憶される照合用認証キー記憶領域92と、認証キー生成部73によって生成された認証キーが出力用データとして記憶される出力用認証キー記憶領域93とが設定されている。
次に、制御部7によるシリアル番号設定動作について図3及び図4を参照して詳細に説明する。
図3を参照すると、制御部7は、シリアル番号書き込み指示の受信と(ステップA1)、認証キー出力指示の受信とを待機している(ステップA2)。シリアル番号書き込み指示及び認証キー出力指示は、メンテナンス用の端末機器やネットワークからインターフェース10を介して制御部7に送信される。
まず、シリアル番号の初回設定時の動作について説明する。シリアル番号の初回設定時は、図4(a)に示すように、シリアル番号記憶領域91、照合用認証キー記憶領域92及び出力用認証キー記憶領域93は、ブランク(空欄)である。メンテナンス作業者は、メンテナンス用の端末機器等でシリアル番号のみを含むシリアル番号書き込み指示を生成し、インターフェース10を介して制御部7に送信する。
制御部7は、ステップA1でシリアル番号書き込み指示を受信すると、シリアル番号設定部72として機能し、シリアル番号記憶領域91にシリアル番号が設定値として記憶されているか否かを判断する(ステップA3)。
シリアル番号記憶領域91にシリアル番号が記憶されておらず、シリアル番号が未設定(シリアル番号記憶領域91がブランク)である場合、ステップA3でNoと判断され、シリアル番号設定部72は、シリアル番号書き込み指示に含まれるシリアル番号をシリアル番号記憶領域91に設定値として書き込む(ステップA4)。これにより、画像形成装置1に対してシリアル番号が設定される。
次に、ステップA4でシリアル番号記憶領域91へのシリアル番号の書き込みが正常終了すると、制御部7は認証キー生成部73として機能し、認証キーを生成する(ステップA5)。認証キー生成部73は、擬似乱数等を用いてランダムに認証キーを生成する。認証キー生成部73は、生成した認証キーを認証用データとして照合用認証キー記憶領域92に、生成した認証キーを出力用データとして出力用認証キー記憶領域93とにそれぞれ書き込み(ステップA6)、ステップA1の処理に戻る。図4(b)には、ステップA4で、シリアル番号記憶領域91にシリアル番号が書き込まれ、且つステップA6で、照合用認証キー記憶領域92と出力用認証キー記憶領域93とに認証キーがそれぞれ書き込まれた状態が示されている。
次に、シリアル番号の再設定時の動作について説明する。図4(b)に示すように、シリアル番号の再設定、すなわち、シリアル番号記憶領域91に設定値として記憶されたシリアル番号を書き換えて再設定する場合には、メンテナンス作業者は、メンテナンス用の端末機器等で認証キー出力指示が生成し、インターフェース10を介して制御部7に送信する。
制御部7は、ステップA2で認証キー出力指示を受信すると、シリアル番号設定部72として機能し、出力用認証キー記憶領域93に認証キーが出力用データとして記憶されているか否かを判断する(ステップA7)。
図4(b)に示すように、出力用認証キー記憶領域93に認証キーが記憶されている場合、ステップA7でYesと判断され、シリアル番号設定部72は、図4(c)に示すように、出力用認証キー記憶領域93に記憶されている認証キーをインターフェース10経由で出力すると共に(ステップA8)、出力用認証キー記憶領域93に出力用データとして記憶されている認証キーを消去し(ステップA9)、ステップA1の処理に戻る。また、図4(c)に示すように、出力用データである認証キーが既に出力され、出力用認証キー記憶領域93がブランクである場合、ステップA7でNoと判断され、シリアル番号設定部72は、認証キー出力エラーを通知し(ステップA10)、ステップA1の処理に戻る。このように、認証キーの出力に際して、出力用認証キー記憶領域93から認証キーが消去されるため、認証キー出力指示による認証キーの出力は、1回に限定される。
次に、メンテナンス作業者は、図4(d)に示すように、メンテナンス用の端末機器等で再設定する新たなシリアル番号とステップA8で出力された認証キーとを含むシリアル番号書き込み指示を生成し、インターフェース10を介して制御部7に送信する。
制御部7は、ステップA1でシリアル番号書き込み指示を受信すると、シリアル番号設定部72として機能し、シリアル番号記憶領域91に設定値としてシリアル番号が記憶されているか否かを判断する(ステップA3)。
シリアル番号記憶領域91にシリアル番号が記憶され、シリアル番号が設定されている場合、ステップA3でYesと判断され、シリアル番号設定部72は、シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーと、照合用認証キー記憶領域92に認証用データとして記憶されている認証キーとを照合し(ステップA11)、両者が一致するか否かを判断する(ステップA12)。
シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーと、照合用認証キー記憶領域92に認証用データとして記憶されている認証キーとを一致する場合には、ステップA12でYesと判断され、シリアル番号設定部72は、照合用認証キー記憶領域92に認証用データとして記憶されている認証キーを消去する(ステップA13)。次に、シリアル番号設定部72は、ステップA4に至って、シリアル番号書き込み指示に含まれる新たなシリアル番号をシリアル番号記憶領域91に書き込んで設定値を再設定する。これにより、図4(e)に示すように、シリアル番号記憶領域91に設定値として記憶されていたシリアル番号が新たなシリアル番号に書き換えられ、画像形成装置1に対して新たなシリアル番号が再設定される。
また、ステップA4でシリアル番号記憶領域91への新たなシリアル番号の書き込みが正常終了すると、後続するステップA5では、制御部7は認証キー生成部73として機能して新たな認証キーを生成され、さらに後続するステップA6では、生成された新たな認証キーが照合用認証キー記憶領域92に書き込まれて認証用データが更新されると共に、生成された新たな認証キーが出力用データとして書き込まれる。なお、ステップA13で照合用認証キー記憶領域92に記憶されている認証キーを消去することなく、後続して実行されるステップA6で、生成された新たな認証キーを照合用認証キー記憶領域92に上書きで書き込んで認証用データが更新するようにしても良い。
シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーと、照合用認証キー記憶領域92に記憶されている認証キーとを一致しない場合には、ステップA12でNoと判断され、シリアル番号設定部72は、認証キー照合エラーを通知し(ステップA14)、ステップA1の処理に戻る。
このように、シリアル番号記憶領域91にシリアル番号が記憶され、シリアル番号が設定されている場合、シリアル番号設定部72は、シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーと、照合用認証キー記憶領域92に記憶されている認証キーとを一致することを条件に、シリアル番号の再設定を実行する。シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーは、認証キー出力指示によって1回限定で出力されたものである。これにより、認証キーの第三者による不正利用を防止することができる。また、照合用認証キー記憶領域92に記憶されている認証キーは、シリアル番号の再設定時に新たな認証キーに書き換えられる。従って、シリアル番号の再設定に一度用いたシリアル番号書き込み指示は、他の装置や他の機会に用いても、シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーと、照合用認証キー記憶領域92に記憶されている認証キーとを一致することがなく、シリアル番号の再設定を行うことができない。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、固有情報であるシリアル番号を設定値として記憶する記憶部9を備えた画像形成装置1であって、記憶部9のシリアル番号記憶領域91にシリアル番号が記憶されていない状態で、インターフェース10を介してシリアル番号を受信すると、受信したシリアル番号をシリアル番号記憶領域91に設定値として書き込んで記憶させるシリアル番号設定部72と、シリアル番号設定部72によるシリアル番号の書き込みに際して認証キー(第1の認証キー)を生成させ、生成した第1の認証キーを記憶部9の照合用認証キー記憶領域92に書き込んで記憶させる認証キー生成部73とを具備し、シリアル番号設定部72は、シリアル番号記憶領域91にシリアル番号が記憶されている状態で、新シリアル番号と認証キー(第2の認証キー)とを含むシリアル番号書き込み指示をインターフェース10経由で受信すると、照合用認証キー記憶領域92に記憶されている第1の認証キーとシリアル番号書き込み指示の第2の認証キーとが一致していることを条件に、シリアル番号書き込み指示の新シリアル番号をシリアル番号記憶領域91に書き込んで設定値を再設定させ、認証キー生成部73は、シリアル番号設定部72による新シリアル番号の書き込みに際して新認証キー(第3の認証キー)を生成させ、生成した第3の認証キーを照合用認証キー記憶領域92に書き込んで第1の認証キーを更新させる。
この構成により、照合用認証キー記憶領域92に記憶されている認証キーは、シリアル番号の再設定時に新たな認証キーに更新されるため、シリアル番号の再設定に一度用いたシリアル番号書き込み指示が悪意の第三者に漏えいしてしまっても、漏えいしたシリアル番号書き込み指示によるシリアル番号の書き換えを防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、記憶部9には、認証キー生成部73によって生成された認証データ(第1の認証キー又は第3の認証キー)が出力用データとして記憶される出力用認証キー記憶領域93が設定されており、シリアル番号設定部は、認証キー出力指示をインターフェース10経由で受信すると、出力用認証キー記憶領域93に記憶されている出力用データを前記インターフェース10経由で出力すると共に、出力用認証キー記憶領域93に記憶されている出力用データを消去する。
この構成により、シリアル番号書き込み指示に含まれる認証キーは、認証キー出力指示によって1回限定で出力されたものであるため、認証キーの第三者による不正利用を防止することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の画像形成装置1aでは、シリアル番号記憶領域91に設定値として記憶されたシリアル番号を、インストールされ、図5に示すように、記憶部9に記憶されたシリアル番号書き換えプログラム94によって再設定するように構成されている。
シリアル番号書き換えプログラム94は、照合用データと、書き換え用データとを組み込んで作成されている。照合用データは、シリアル番号記憶領域91に設定値として記憶されているシリアル番号(以下、旧シリアル番号と称す)と、画像形成装置1aの旧シリアル番号以外の固有情報であるMACアドレスとからなる。なお、旧シリアル番号とMACアドレスとは、画像形成装置1aから事前に取得する。書き換え用データは、再設定する新たなシリアル番号(以下、新シリアル番号と称す)からなる。
操作部6からの指示等によってインストールされたシリアル番号書き換えプログラム94が起動されると、制御部7は、シリアル番号書き換えプログラム94を読み出してRAM7bに展開させて実行することで、シリアル番号書き換え部74として機能する。シリアル番号書き換え部74は、シリアル番号記憶領域91に記憶されている旧シリアル番号と、インターフェース10に設定されているMACアドレスとを画像形成装置1aから読み出し、シリアル番号書き換えプログラム94に組み込まれている照合用データと照合する。
そして、シリアル番号書き換え部74は、シリアル番号記憶領域91に記憶されている旧シリアル番号と、インターフェース10に設定されているMACアドレスとが、照合用データと一致していることを条件に、書き換え用データとしてシリアル番号書き換えプログラム94に組み込まれた新シリアル番号をシリアル番号記憶領域91に上書きで書き込んで設定値を再設定する。これにより、シリアル番号記憶領域91に記憶されていた旧シリアル番号が新シリアル番号に書き換えられ、画像形成装置1aに対して新シリアル番号が再設定される。なお、シリアル番号書き換えプログラム94は、画像形成装置1aにインスロールする形態のため、シリアル番号書き換え部74による記憶部9の直接制御が可能になる。
この構成により、シリアル番号の再設定後は、シリアル番号記憶領域91に記憶されているシリアル番号(新シリアル番号)と、シリアル番号書き換えプログラム94に組み込まれたシリアル番号(旧シリアル番号)とが不一致となる。従って、シリアル番号の書き換えに一度使用したシリアル番号書き換えプログラム94は、同じ画像形成装置1aでシリアル番号の書き換えを試みても照合処理でNGとなり再使用できない。また、シリアル番号書き換えプログラム94を用いて他の画像形成装置1aでシリアル番号の書き換えを試みても照合処理でNGとなり使用することができない。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、記憶部9のシリアル番号記憶領域91にシリアル番号が設定値として記憶されている画像形成装置1aによって実行される固有情報書き換えプログラム94であって、シリアル番号記憶領域91に記憶されているシリアル番号と、MACアドレスとが照合用データとして組み込まれていると共に、画像形成装置1aに新たな設定値として記憶させる新シリアル番号が書き換え用データとして組み込まれており、画像形成装置1aの制御部7を、画像形成装置1aのシリアル番号及びMACアドレスと、照合用データとして組み込まれたシリアル番号及びMACアドレスが一致していることを条件に、書き換え用データとして組み込まれた新シリアル番号をシリアル番号記憶領域91に書き込んで設定値を再設定する固有情報書き換え部74として機能させる。
この構成により、固有情報書き換えプログラム94には、書き換える前のシリアル番号が照合用データとして組み込まれているため、シリアル番号の再設定に一度用いた固有情報書き換えプログラム94が悪意の第三者に漏えいしてしまっても、漏えいした固有情報書き換えプログラム94によるシリアル番号の書き換えを防止することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。
1、1a 画像形成装置
2 原稿読み取り部
3 原稿給送部
4 本体部
5 記録部
6 操作部
7 制御部
7a ROM
7b RAM
8 画像処理部
9 記憶部
10 インターフェース
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読み取りスリット
24 モーター
25 プーリー
26 歯付きベルト
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
40 排紙空間
41 給紙カセット
42 給紙ローラー
43 用紙搬送路
44、45 搬送ローラー
46 排出ローラー
47 搬送部
51 感光体ドラム
52 帯電器
53 光走査部
54 現像部
55 転写ローラー
56 定着部
57 クリーニング部
61 タッチパネル
62 操作ボタン
71 制御プログラム
72 シリアル番号設定部
73 認証キー生成部
74 シリアル番号書き換え部
91 シリアル番号記憶領域
92 照合用認証キー記憶領域
93 出力用認証キー記憶領域
94 シリアル番号書き換えプログラム

Claims (5)

  1. 固有情報を設定値として記憶する記憶部を備えた電子機器であって、
    前記記憶部の固有情報記憶領域に固有情報が記憶されていない状態で、インターフェースを介して固有情報を受信すると、受信した固有情報を前記固有情報記憶領域に前記設定値として書き込んで記憶させる固有情報設定部と、
    前記固有情報設定部による固有情報の書き込みに際して第1の認証キーを生成させ、生成した前記第1の認証キーを前記記憶部の認証キー記憶領域に書き込んで記憶させる認証キー生成部とを具備し、
    前記固有情報設定部は、前記固有情報記憶領域に固有情報が記憶されている状態で、新固有情報と第2の認証キーとを含む固有情報書き込み指示を前記インターフェース経由で受信すると、前記第1の認証キーと前記第2の認証キーとが一致していることを条件に、前記固有情報書き込み指示の新固有情報を前記固有情報記憶領域に書き込んで前記設定値を再設定させ、
    前記認証キー生成部は、前記固有情報設定部による新固有情報の書き込みに際して第3の認証キーを生成させ、生成した前記第3の認証キーを前記認証キー記憶領域に書き込んで前記第1の認証キーを更新させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記記憶部には、前記認証キー生成部によって生成された前記第1の認証キー又は前記第3の認証キーが出力用データとして記憶される出力用認証キー記憶領域が設定されており、
    前記固有情報設定部は、認証キー出力指示を前記インターフェース経由で受信すると、前記出力用認証キー記憶領域に記憶されている前記出力用データを前記インターフェース経由で出力すると共に、前記出力用認証キー記憶領域に記憶されている前記出力用データを消去することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記設定値として記憶する固有情報は、シリアル番号であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 電子機器の記憶部に設定値として記憶されている固有情報を再設定する固有情報再設定方法であって、
    前記電子機器の制御部は、
    前記記憶部の固有情報記憶領域に固有情報が記憶されていない状態で、インターフェースを介して固有情報を受信すると、前記記憶部の固有情報記憶領域に前記設定値として書き込んで記憶し、
    固有情報の書き込みに際して第1の認証キーを生成し、生成した前記第1の認証キーを前記記憶部の認証キー記憶領域に書き込んで記憶し、
    前記固有情報記憶領域に固有情報が記憶されている状態で、新固有情報と第2の認証キーとを含む固有情報書き込み指示を前記インターフェース経由で受信すると、前記第1の認証キーと前記第2の認証キーとが一致していることを条件に、前記固有情報書き込み指示の新固有情報を前記固有情報記憶領域に書き込んで前記設定値を再設定すると共に、新固有情報の書き込みに際して第3の認証キーを生成し、生成した前記第3の認証キーを前記認証キー記憶領域に書き込んで前記第1の認証キーを更新することを特徴とする固有情報再設定方法。
  5. 記憶部の固有情報記憶領域に第1の固有情報が設定値として記憶されている電子機器によって実行される固有情報書き換えプログラムであって、
    前記第1の固有情報と、前記第1の固有情報とは異なる前記電子機器の第2の固有情報とが照合用データとして組み込まれていると共に、前記電子機器に新たな前記設定値として記憶させる第3の固有情報が書き換え用データとして組み込まれており、
    前記電子機器の制御部を、
    前記電子機器の前記第1の固有情報及び前記第2の固有情報と、前記照合用データとして組み込まれた前記第1の固有情報及び前記第2の固有情報とが一致していることを条件に、前記書き換え用データとして組み込まれた前記第3の固有情報を前記固有情報記憶領域に書き込んで前記設定値を再設定する固有情報書き換え部として機能させることを特徴とする固有情報書き換えプログラム。
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