JP6413348B2 - 作業車両の盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両の盗難防止装置に関する。さらに詳しくは、作業車両を走行不能な状態で維持することにより盗難を防止する作業車両の盗難防止装置に関する。
近年、クレーン車、高所作業車等の作業車両の盗難が増加している。そのため、盗難防止対策として、作業車両に盗難防止装置が設けられるようになってきている。
作業車両の盗難防止装置の一例として、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1の盗難防止装置は、油圧アクチュエータによって駆動される作業装置を搭載した作業車両の制御装置であって、盗難防止モードを設定するスイッチ手段と、盗難防止モードが設定されているとき、油圧アクチュエータを制御する制御弁を駆動する複動シリンダをロックしてその作動を規制する作動規制手段とを備える。作業車両の保管に際して盗難防止モードの設定を行なっておけば、例えその保管中に窃取を目的とした何等かの操作が行われたとしても、作動規制手段によって制御弁がロックされることから、油圧アクチュエータを作動させて作業車両を窃取することができず、作業車両の盗難が確実に防止できる。
従来、このような盗難防止装置において盗難防止モードを解除するには、暗証番号を入力することが行われていた。ところが、作業車両には暗証番号の入力に適した入力装置は備えられておらず、他の装置と兼用のスイッチ類を操作して暗証番号の入力が行われていた。そのため、暗証番号の入力が煩雑であり、盗難防止モードの解除操作が面倒であるという問題がある。
特開2009−154740号公報
本発明は上記事情に鑑み、盗難防止モードの解除操作が簡便な作業車両の盗難防止装置を提供することを目的とする。
第1発明の作業車両の盗難防止装置は、作業装置を備える作業車両の盗難防止装置であって、盗難防止モードが設定されている場合に、前記作業車両を走行不可能な状態で維持する走行規制手段と、前記作業装置の動作を制御する制御装置と通信し、該作業装置を遠隔操作するための遠隔操作端末と、を備え、前記遠隔操作端末により、盗難防止モード解除用の暗証番号を入力するよう構成されており、前記遠隔操作端末は、前記作業装置の動作を選択するための動作選択スイッチを少なくとも前記暗証番号の桁数と同数備えており、各前記動作選択スイッチの操作が前記暗証番号の対応する桁の数値変更に対応していることを特徴とする。
第2発明の作業車両の盗難防止装置は、第1発明において、前記遠隔操作端末は、前記動作選択スイッチにより入力された前記暗証番号を表示する表示部を備えることを特徴とする。
第3発明の作業車両の盗難防止装置は、第1または第2発明において、前記走行規制手段は、前記盗難防止モードが設定されている場合に、前記作業装置のうちのアウトリガ装置を接地状態で維持し、前記遠隔操作端末は、複数の操作モードを有しており、盗難防止モードが解除された場合に、前記アウトリガ装置を操作するためのアウトリガ操作モードに切り替わることを特徴とする。
第4発明の作業車両の盗難防止装置は、第1または第2発明において、前記走行規制手段は、前記盗難防止モードが設定されている場合に、前記作業装置のうちのアウトリガ装置を接地状態で維持し、前記制御装置は、盗難防止モードが解除された場合に、前記アウトリガ装置を格納することを特徴とする。
第1発明によれば、遠隔操作端末により暗証番号を入力するので、暗証番号の入力が容易である。また、動作選択スイッチと暗証番号の桁とが対応しているので、直感的に暗証番号の入力を行うことができる。
第3発明によれば、盗難防止モードが解除されるとともに、遠隔操作端末がアウトリガ操作モードに自動で切り替わるので、そのままアウトリガ装置を格納して作業車両を走行可能な状態にでき、使用者の手間が省ける。
第4発明によれば、盗難防止モードが解除されるとともに、アウトリガ装置が自動で格納されるので、使用者の手間が省ける。
本発明の一実施形態に係る盗難防止装置を備えた積載形トラッククレーンの側面図である。 同積載形トラッククレーンの油圧回路図である。 遠隔操作端末の正面図である。 盗難防止モードの設定手順(手順(1)〜(3))における遠隔操作端末の説明図である。 盗難防止モードの解除手順(手順(1)〜(3))における遠隔操作端末の説明図である。 盗難防止モードの解除手順(手順(4))における遠隔操作端末の説明図である。 盗難防止モードの解除手順(手順(4))における遠隔操作端末の他の形態の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(作業車両)
本発明に係る作業車両の盗難防止装置は、移動式クレーン、高所作業車、ホイルローダー、油圧ショベル等の作業車両に設けられる。移動式クレーンとしては、オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーン、トラッククレーン、積載形トラッククレーン等が挙げられる。以下では、積載形トラッククレーンを例に説明するが、他の作業車両においても本発明に係る作業車両の盗難防止装置を設けることができる。
まず、積載形トラッククレーンCRの構成について説明する。
図1に示すように、積載形トラッククレーンCRは、汎用トラック10の運転室11と荷台12との間の車両フレーム13に小型クレーン20が搭載されたものである。
小型クレーン20は、車両フレーム13上に固定されたベース21と、ベース21に対して旋回可能に設けられたポスト22と、ポスト22の上端部に起伏可能に設けられたブーム23とを備えている。ポスト22にはウインチが内蔵されており、このウインチからワイヤロープをブーム23の先端部に導いて、ブーム23先端部の滑車を介してフック24に掛け回すことにより、フック24をブーム23の先端部から吊り下げている。これらポスト22、ブーム23、フック24等からクレーン装置が構成されている。また、小型クレーン20は、ベース21の左右両側に設けられたアウトリガ装置25、26を備えている。以下、クレーン装置(ポスト22、ブーム23、フック24)とアウトリガ装置25、26をまとめて「作業装置」と称する。小型クレーン20には、これら作業装置を操作するためのレバー群27がベース21の左右両側に設けられている。
図2に示すように、小型クレーン20の油圧回路は、主に、油圧バルブユニット31と、油圧バルブユニット31にタンク32内の作動油を供給する油圧ポンプ33と、油圧ポンプ33と油圧バルブユニット31とを接続する主油路34と、油圧バルブユニット31とタンク32とを接続する戻油路35と、油圧バルブユニット31に接続された複数の油圧アクチュエータ41〜46とから構成されている。
油圧バルブユニット31に接続された油圧アクチュエータ41〜46は、ブーム伸縮用油圧シリンダ41、ウインチ用油圧モータ42、ブーム起伏用油圧シリンダ43、旋回用油圧モータ44、およびアウトリガ用油圧シリンダ45、46である。ブーム伸縮用油圧シリンダ41の動作によりブーム23が伸縮され、ウインチ用油圧モータ42の動作によりフック24が巻上巻下作動され、ブーム起伏用油圧シリンダ43の動作によりブーム23が起伏され、旋回用油圧モータ44の動作によりポスト22が旋回され、アウトリガ用油圧シリンダ45、46の動作によりアウトリガ装置25、26が伸縮する。
油圧バルブユニット31には、伸縮用切換制御弁51、ウインチ用切換制御弁52、起伏用切換制御弁53、旋回用切換制御弁54、およびアウトリガ用切換制御弁55、56が設けられている。伸縮用切換制御弁51にブーム伸縮用油圧シリンダ41が、ウインチ用切換制御弁52にウインチ用油圧モータ42が、起伏用切換制御弁53にブーム起伏用油圧シリンダ43が、旋回用切換制御弁54に旋回用油圧モータ44が、アウトリガ用切換制御弁55、56にアウトリガ用油圧シリンダ45、46が、それぞれ接続されており、油圧ポンプ33から供給される圧油の方向および流量を制御して、これら油圧アクチュエータ41〜46の動作を切り換え制御できるようになっている。
切換制御弁51〜56には、それぞれレバーが取り付けられており、そのレバーを手動操作することにより、油圧ポンプ33から供給される圧油の方向および流量を切り換えることができるようになっている。切換制御弁51〜56に取り付けられたレバーは、レバー群27としてベース21の左右両側に設けられている(図1参照)。そのため、レバー群27を使用者Uが操作することにより、作業装置を動作させることができる。
また、切換制御弁51〜56には、それぞれパイロットシリンダ61〜66が取り付けられており、そのパイロットシリンダ61〜66の動作によっても、油圧ポンプ33から供給される圧油の方向および流量を切り換えることができるようになっている。
各パイロットシリンダ61〜66は、複動形シリンダであり、右側油室への圧油の給排を行なう電磁弁と、左側油室への圧油の給排を行なう電磁弁がそれぞれ付設されている。これらの電磁弁は、公知のコンピュータ等で構成された制御装置70に接続されており、制御装置70からの制御信号に基づいて動作することで、パイロットシリンダ61〜66を駆動し、切換制御弁51〜56を切り換えるようになっている。このようにして、制御装置70は作業装置の動作を制御する。また、制御装置70には、各種のスイッチやレバー等の操作部と、7セグメントディスプレイや液晶パネル等の表示部が搭載されている。
(遠隔操作端末)
制御装置70は、遠隔操作端末80と双方向に無線通信または有線通信可能となっている。遠隔操作端末80には、いわゆるラジコン送信機をはじめとする無線操作端末のほか、有線操作端末が含まれる。図3に示すように、遠隔操作端末80には、各種のスイッチやレバー等の操作部81〜90と、液晶パネル等の表示部91が搭載されている。操作部には、上、中、下の3ポジショントグルスイッチであり、クレーン装置の動作を選択するための旋回選択スイッチ81、起伏選択スイッチ82、ウインチ選択スイッチ83、および伸縮選択スイッチ84が含まれる。なお、これらのスイッチ81〜84をまとめて動作選択スイッチと称する。また、操作部には、押しボタンスイッチである電源スイッチ85、ホーンスイッチ86、ナビスイッチ87、モード選択スイッチ88、フック取出スイッチ89、フック格納スイッチ90のほか、図示しないアクセルレバーが含まれる。
使用者が遠隔操作端末80の操作部81〜90を操作すると、遠隔操作端末80は制御装置70に操作信号を発し、制御装置70はその操作信号を基にパイロットシリンダ61〜66を駆動して作業装置を動作させる。このようにして、使用者は遠隔操作端末80を用いて作業装置を遠隔操作することができる。
また、遠隔操作端末80は、限られた操作部81〜90の中で操作性を向上するため、複数の操作モードを有しており、各操作モードにより操作部81〜90の機能と表示部91の表示が切り替えられる。例えば、クレーン装置(ポスト22、ブーム23、フック24)を操作するためのクレーン操作モードや、アウトリガ装置25、26を操作するためのアウトリガ操作モード等を有している。操作モードの切り替えは、例えば特定のスイッチを押下することにより行われる。
(盗難防止装置)
本実施形態の盗難防止装置は、アウトリガ装置25、26を接地状態として、盗難防止モードに設定すると、レバー群27等の操作に関わらずアウトリガ装置25、26の接地状態を維持する。これにより積載形トラッククレーンCRを走行不可能な状態で維持して盗難防止を実現する。ここで、アウトリガ装置25、26の接地状態とは、アウトリガ用油圧シリンダ45、46が伸長し、アウトリガ装置25、26のフロートが地面に接した状態(図1参照)、またはアウトリガ装置25、26により積載形トラッククレーンCRの車体が浮上した状態である。なお、アウトリガ装置25、26は、積載形トラッククレーンCRの車幅方向に張り出した状態で接地状態にしてもよいし、格納した状態で接地状態にしてもよい。
アウトリガ装置25、26の接地状態を維持する具体的な方法は、特に限定されないが例えば以下の方法がある。
盗難防止モードが設定されている場合に、アウトリガ用切換制御弁55、56を駆動するパイロットシリンダ65、66の両油室に圧油を供給する。これによりアウトリガ用切換制御弁55、56をロックして、レバー群27等の操作に関わらずアウトリガ装置25、26の接地状態を維持する。
また、盗難防止モードが設定されている場合に、制御装置70からの制御信号を規制して、アウトリガ装置25、26を動作させず、接地状態を維持するようにしてもよい。
また、盗難防止モードが設定されている場合に、油圧バルブユニット31のアンロード弁をアンロード状態とするなどして、アウトリガ用油圧シリンダ45、46への圧油の供給を遮断することで、アウトリガ装置25、26を動作させず、接地状態を維持するようにしてもよい。
上記の例においては、制御装置70および油圧回路により、積載形トラッククレーンCRを走行不可能な状態で維持する走行規制手段が実現されている。すなわち、本実施形態の制御装置70は、その機能の一部として「走行規制手段」としての機能を有する。なお、走行規制手段を作業装置の動作を制御する制御装置70と別の装置として構成してもよい。この場合には、走行規制手段と制御装置70が相互に通信可能に構成される。
(盗難防止モードの設定)
つぎに、図4に基づき盗難防止モードの設定手順について説明する。
(1)積載形トラッククレーンCRを保管する際には、まず、遠隔操作端末80の電源スイッチ85を押して、遠隔操作端末80の電源を入れる。そうすると、遠隔操作端末80は「クレーン操作モード」となり、表示部91には「クレーン操作画面」が表示される。つぎに、遠隔操作端末80を「アウトリガ操作モード」に切り換えて操作することにより、またはレバー群27を操作することにより、アウトリガ装置25、26を接地状態にする。これにより、積載形トラッククレーンCRは走行不可能な状態となる。
(2)つぎに、遠隔操作端末80のナビスイッチ87とモード選択スイッチ88を同時に2秒間長押しするなどの特定の操作を行う。そうすると、遠隔操作端末80は「盗難防止設定モード」となり、表示部91の表示が「盗難防止設定画面」に切り換わる。
(3)つぎに、遠隔操作端末80のホーンスイッチ86を押す。そうすると、遠隔操作端末80は制御装置70(走行規制手段)に設定信号を送信し、設定信号を受信した制御装置70(走行規制手段)には盗難防止モードが設定されていることが記憶される。また、制御装置70は遠隔操作端末80に設定完了信号を送信し、設定完了信号を受信した遠隔操作端末80は、表示部91の表示を「盗難防止設定完了画面」に切り替える。なお、これと同時に、盗難防止モードの設定が完了したことを音声で出力してもよい。
最後に、遠隔操作端末80の電源スイッチ85を押して、遠隔操作端末80の電源を切る。その後、積載形トラッククレーンCRのエンジンを停止させる。
走行規制手段は、盗難防止モードが設定されている場合に、レバー群27等の操作に関わらずアウトリガ装置25、26を接地状態で維持する。これにより、積載形トラッククレーンCRを走行不可能な状態で維持する。そのため、積載形トラッククレーンCRを走行させて盗難されることを防止できる。
なお、遠隔操作端末80とは別の手段を用いて盗難防止モードの設定を行なってもよい。例えば、制御装置70に搭載された操作部を操作して、盗難防止モードの設定を行ってもよい。
(盗難防止モードの解除)
つぎに、図5および図6に基づき盗難防止モードの解除手順について説明する。
(1)積載形トラッククレーンCRを使用する際には、まず、積載形トラッククレーンCRのエンジンを始動させる。これにより制御装置70の電源が投入される。つぎに、遠隔操作端末80の電源スイッチ85を押して、遠隔操作端末80の電源を入れる。
盗難防止モードが設定されている場合、制御装置70は遠隔操作端末80に盗難防止モードが設定されていることを示す信号を送信する。その信号を受信した遠隔操作端末80は「盗難防止解除モード」となり、表示部91に「盗難防止解除画面」を表示する。なお、「盗難防止解除画面」に代えて、「盗難防止設定中」との表示としてもよいし、盗難防止モードが設定されていることを音声で出力してもよい。
(2)「盗難防止解除画面」では、4桁の暗証番号が表示される。遠隔操作端末80の動作選択スイッチ81〜84は、それぞれ暗証番号の各桁に対応している。具体的には、旋回選択スイッチ81は暗証番号の1桁目に、起伏選択スイッチ82は暗証番号の2桁目に、ウインチ選択スイッチ83は暗証番号の3桁目に、伸縮選択スイッチ84は暗証番号の4桁目に対応している。また、動作選択スイッチ81〜84は3ポジショントグルスイッチであり、上位置への操作が数値のインクリメントに対応し、下位置での操作が数値のデクリメントに対応している。
動作選択スイッチ81〜84を操作することにより予め定めておいた暗証番号を入力する。このように、多数の操作部81〜90や表示部91を備える遠隔操作端末80により暗証番号を入力するので、暗証番号の入力が容易である。しかも、動作選択スイッチ81〜84と暗証番号の桁とが対応しているので、直感的に暗証番号の入力を行うことができる。
(3)つぎに、遠隔操作端末80のホーンスイッチ86を押す。そうすると、遠隔操作端末80は入力された暗証番号を制御装置70に送信する。制御装置70は、受信した暗証番号と、予め記憶された録暗証番号とを比較することで、認証を行う。
(4)認証が成功した場合(暗証番号が一致した場合)には、盗難防止モードを解除する。すなわち、アウトリガ装置25、26を操作できる状態に戻す。制御装置70(走行規制手段)には盗難防止モードが解除されていることが記憶される。また、制御装置70は遠隔操作端末80に解除完了信号を送信し、解除完了信号を受信した遠隔操作端末80は「クレーン操作モード」に切り替わり、表示部91の表示を「クレーン操作画面」に切り替える。なお、「クレーン操作画面」に代えて、「盗難防止解除」との表示としてもよいし、盗難防止モードが解除されたことを音声で出力してもよい。
表示部91の表示が「クレーン操作画面」などに切り換わることで、使用者は盗難防止モードが解除され、クレーン操作が可能となったことを認識できる。
一方、認証が失敗した場合(暗証番号が不一致の場合)には、制御装置70は遠隔操作端末80に認証失敗信号を送信する。認証失敗信号を受信した遠隔操作端末80は、表示部91の表示を「盗難防止解除画面」のままとし、暗証番号が一致しないことを音声で出力するか、警報を発する。
図7(A)、(B)に示すように、上記ステップ(4)(認証が成功した場合)において、盗難防止モードが解除された場合に、遠隔操作端末80を「クレーン操作モード」に切り替えるのに代えて、アウトリガ装置25、26を操作するための「アウトリガ操作モード」に切り替えるよう構成してもよい。なお、「アウトリガ操作モード」には、左右のアウトリガ装置25、26を個別に操作できるモード(図7(A))と、左右のアウトリガ装置25、26を同時に操作できるモード(図7(B))とが含まれる。どちらのモードとするかは、小型クレーン20の機種により設定すればよい。
このようにすれば、盗難防止モードが解除されるとともに、遠隔操作端末80が「アウトリガ操作モード」に自動で切り替わるので、使用者は、そのまま遠隔操作端末80を操作してアウトリガ装置25、26を格納して積載形トラッククレーンCRを走行可能な状態にできる。そのため、使用者が遠隔操作端末80の操作モードを切り換える手間が省ける。
また、上記ステップ(4)(認証が成功した場合)において、盗難防止モードが解除された場合に、制御装置70がアウトリガ装置25、26を自動で格納するよう構成してもよい。この場合には、遠隔操作端末80の表示部91には「ジャッキ格納画面」が表示される。
このようにすれば、盗難防止モードが解除されるとともに、アウトリガ装置25、26が自動で格納されるので、使用者は、アウトリガ装置25、26の格納操作をする必要がなく、手間が省ける。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、動作選択スイッチ81〜84の操作が暗証番号の対応する桁の数値変更に対応するよう構成したが、その他の操作部を対応させる構成としてもよい。例えば、4つの動作選択スイッチ81〜84に代えて、2本のジョイスティックを備える遠隔操作端末80においては、それらジョイスティックの操作を暗証番号の数値変更に対応させてもよい。また、暗証番号の桁数は4桁に限定されない。遠隔操作端末80は、少なくとも暗証番号の桁数と同数の操作部を備えていることが好ましい。
また、盗難防止モードを解除するための暗証番号は、予め盗難防止装置に設定される。上記実施形態のように、盗難防止モードの解除操作における暗証番号の入力のみならず、暗証番号の登録や変更操作においても遠隔操作端末80で暗証番号を入力できるよう構成してもよい。
作業車両がホイルローダーの場合、ホイルローダーに備えられた排土板を降下させて地面に接地させておけば、ホイルローダーを走行不可能な状態にできる。そのため、走行規制手段は、盗難防止モードが設定されている場合に、排土板を降下させて地面に接地させた状態で維持するように構成される。
また、作業車両が油圧ショベルの場合、油圧ショベルに備えられたバケットを降下させて地面に接地させておけば、油圧ショベルを走行不可能な状態にできる。そのため、走行規制手段は、盗難防止モードが設定されている場合に、バケットを降下させて地面に接地させた状態で維持するように構成される。
さらに、走行規制手段は、アウトリガ装置25,26や排土板、バケットなどの作業装置を作業車両が走行不可能な状態で維持する構成以外にも、他の方法で作業車両を走行不可能な状態で維持するように構成してもよい。例えば、作業車両のエンジンが起動しないようにすることで、作業車両を走行不可能な状態で維持するように構成してもよい。
CR 積載形トラッククレーン
10 汎用トラック
20 小型クレーン
31 油圧バルブユニット
41〜46 油圧アクチュエータ
51〜56 切換制御弁
61〜66 パイロットシリンダ
70 制御装置
80 遠隔操作端末
81 旋回選択スイッチ
82 起伏選択スイッチ
83 ウインチ選択スイッチ
84 伸縮選択スイッチ
85 電源スイッチ
86 ホーンスイッチ
87 ナビスイッチ
88 モード選択スイッチ
89 フック取出スイッチ
90 フック格納スイッチ
91 表示部

Claims (4)

  1. 作業装置を備える作業車両の盗難防止装置であって、
    盗難防止モードが設定されている場合に、前記作業車両を走行不可能な状態で維持する走行規制手段と、
    前記作業装置の動作を制御する制御装置と通信し、該作業装置を遠隔操作するための遠隔操作端末と、を備え、
    前記遠隔操作端末により、盗難防止モード解除用の暗証番号を入力するよう構成されており、
    前記遠隔操作端末は、前記作業装置の動作を選択するための動作選択スイッチを少なくとも前記暗証番号の桁数と同数備えており、
    各前記動作選択スイッチの操作が前記暗証番号の対応する桁の数値変更に対応している
    ことを特徴とする作業車両の盗難防止装置。
  2. 前記遠隔操作端末は、前記動作選択スイッチにより入力された前記暗証番号を表示する表示部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の作業車両の盗難防止装置。
  3. 前記走行規制手段は、前記盗難防止モードが設定されている場合に、前記作業装置のうちのアウトリガ装置を接地状態で維持し、
    前記遠隔操作端末は、複数の操作モードを有しており、盗難防止モードが解除された場合に、前記アウトリガ装置を操作するためのアウトリガ操作モードに切り替わる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の作業車両の盗難防止装置。
  4. 前記走行規制手段は、前記盗難防止モードが設定されている場合に、前記作業装置のうちのアウトリガ装置を接地状態で維持し、
    前記制御装置は、盗難防止モードが解除された場合に、前記アウトリガ装置を格納する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の作業車両の盗難防止装置。
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