JP6410590B2 - コールドトラップ及びコールドトラップの制御方法 - Google Patents

コールドトラップ及びコールドトラップの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、コールドトラップ及びコールドトラップの制御方法に関する。
コールドトラップは、真空容器を排気するための機器であり、コールドパネルとコールドパネルを冷却する冷凍機とを有する。水蒸気などの高沸点の気体がコールドパネルの表面に凝縮され真空容器から除去される。コールドパネルは、排気される気体の蒸気圧が充分に低下する温度に冷却される。他の気体は真空容器に設けられたターボ分子ポンプなどの主真空ポンプを通じて排気される。
特開2009−262083号公報
コールドパネルの形状、配置、または周囲環境によっては、コールドパネルのある部位と他の部位との間に望ましくない比較的大きい温度差が生じうる。例えば、コールドパネルを冷凍機に接続する接続構造の熱伝導度が小さい場合、あるいは、真空容器からコールドパネルへの入熱が大きい場合には、コールドパネルと冷凍機との接続点から遠いコールドパネル末端の温度は、接続点の温度よりも顕著に高くなりうる。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、コールドパネルを適切に冷却することができるコールドトラップ及びその制御方法を提供することにある。
本発明のある態様によると、主真空ポンプを有する真空容器を排気するためのコールドトラップが提供される。コールドトラップは、前記真空容器を前記主真空ポンプに接続する排気ダクトの内部に配置され又は前記真空容器の内部に配置されるコールドパネルと、前記コールドパネルに構造的に接続され熱的に結合される冷凍機ステージを備える単段冷凍機と、前記冷凍機ステージを目標温度に冷却するように前記単段冷凍機への制御入力を決定するステージ温度制御部と、前記ステージ温度制御部によって決定された前記単段冷凍機への制御入力から前記コールドパネルへの入熱増加を推定する入熱推定部と、前記入熱推定部によって推定された入熱増加に基づいて前記目標温度を低下させる目標温度調整部と、を備える。
本発明のある態様によると、主真空ポンプを有する真空容器を排気するためのコールドトラップの制御方法が提供される。前記コールドトラップは、前記真空容器を前記主真空ポンプに接続する排気ダクトの内部に配置され又は前記真空容器の内部に配置されるコールドパネルと、前記コールドパネルに構造的に接続され熱的に結合される冷凍機ステージを備える単段冷凍機と、を備える。前記方法は、前記冷凍機ステージを目標温度に冷却するように前記単段冷凍機への制御入力を決定することと、決定された前記単段冷凍機への制御入力から前記コールドパネルへの入熱増加を推定することと、推定された入熱増加に基づいて前記目標温度を低下させることと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、コールドパネルを適切に冷却することができるコールドトラップ及びその制御方法を提供することができる。
本発明のある実施形態に係る真空排気装置を概略的に示す断面図である。 本発明のある実施形態に係るコールドトラップの制御装置の構成を概略的に示す図である。 本発明のある実施形態に係るコールドトラップの制御方法を示すフローチャートである。 本発明のある実施形態に係るコールドトラップの動作を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る真空排気装置を概略的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る真空排気装置を概略的に示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
図1は、本発明のある実施形態に係る真空排気装置10を概略的に示す断面図である。真空排気装置10は、真空容器12を排気するよう構成されている。真空容器12は、真空処理装置の真空処理室である。真空処理装置は、真空処理室において被処理物(例えば半導体ウエハ)の表面に所望の処理を施すよう構成されている。
真空排気装置10は、コールドトラップ14と主真空ポンプ16とを備える。コールドトラップ14は、水蒸気などの高沸点の気体を真空容器12から排気するために真空容器12に設置されている。コールドトラップ14は、真空容器12と主真空ポンプ16との間に配置されたインライン型のコールドトラップである。主真空ポンプ16は、アルゴンや窒素などその他の気体を真空容器12から排気するために真空容器12に設置されている。
主真空ポンプ16は、真空容器12を高真空領域まで排気するための高真空ポンプである。例えば、主真空ポンプ16は、ターボ分子ポンプである。
主真空ポンプ16は、排気ダクト18を介して真空容器12に接続されている。排気ダクト18は、真空容器12から主真空ポンプ16へと気体が流れる排気流路である。排気ダクト18は、真空容器12の排気口を主真空ポンプ16の吸気口に接続する。
真空排気装置10は、主真空ポンプ16の動作圧力まで真空容器12を排気する補助ポンプ20を備える。補助ポンプ20は、真空容器12の粗引きをする粗引きポンプである。補助ポンプ20は、主真空ポンプ16の排気口に接続されている。
コールドトラップ14は、真空容器12及び排気ダクト18の内部に配置されるコールドパネル22と、コールドパネル22を冷却するための冷凍機24と、を備える。コールドパネル22はその全体が排気ダクト18または真空容器12に露出されている。
冷凍機24は単段冷凍機であり、単一の冷凍機ステージ26を備える。冷凍機ステージ26は、冷凍機24の低温端に配置されている。冷凍機ステージ26は、コールドパネル22に構造的に接続され熱的に結合される。冷凍機24は、冷凍機ハウジング34に収容されている。
冷凍機24は、ある熱サイクルに従って作動気体の圧力及び容積をそれぞれ異なる位相で周期的に変動させるよう構成されている。熱サイクルは例えば、ギフォード・マクマホンサイクルである。作動気体は例えばヘリウムである。冷凍機24は、高圧の作動気体を冷凍機24に供給する圧縮機(図示せず)に接続されている。冷凍機24に供給された作動気体は断熱膨張により減圧され、それにより冷凍機ステージ26が冷却される。低圧の作動気体は圧縮機に回収され圧縮され、再び冷凍機24に供給される。
冷凍機24は、冷凍機24を駆動する冷凍機モータ38と、冷凍機モータ38によって駆動される駆動機構40と、を備える。冷凍機モータ38は、冷凍機24の高温端に配置されている。
図2に示されるように、駆動機構40は、冷凍機24への高圧作動気体の供給と冷凍機24からの低圧作動気体の排出とを切り換えるよう構成されている圧力切換部44を備える。圧力切換部44は、冷凍機モータ38によって回転されるロータリバルブを備える。また、駆動機構40は、冷凍機24のディスプレーサ(図示せず)を冷凍機24の低温端と高温端とに往復移動させるよう構成されているディスプレーサ駆動部46を備える。ディスプレーサの移動によって、冷凍機24の低温端の作動気体膨張室(図示せず)の容積が熱サイクルに従って変化する。駆動機構40は、作動気体膨張室の圧力変化と容積変化とが所与の位相差を有するように圧力切換部44とディスプレーサ駆動部46とが連動するよう構成されている。
図1及び図2に示されるように、冷凍機24は、冷凍機ステージ26の温度を測定するステージ温度センサ42を備える。ステージ温度センサ42は、冷凍機ステージ26に装着されている。
コールドパネル22は、第1パネル部分28と、第2パネル部分30と、を備える。第1パネル部分28は、排気ダクト18の内部に配置されている。第1パネル部分28は、冷凍機ステージ26に伝熱部材32を介して固定されている。第1パネル部分28は、冷凍機ステージ26に直接固定されていてもよい。第2パネル部分30は、第1パネル部分28から延在し真空容器12の内部に配置されている。第2パネル部分30は、第1パネル部分28を介して冷凍機ステージ26に熱的に結合される。コールドパネル22は、排気ダクト18の中心軸を囲むように筒型に形成されている。
伝熱部材32は、その一端が冷凍機ステージ26に取り付けられ、他端がコールドパネル22の第1パネル部分28に取り付けられている棒状部材である。伝熱部材32は排気ダクト18の開口部36に挿通され収容されている。開口部36は、排気ダクト18の中心軸に垂直な径方向に沿って排気ダクト18に形成された貫通孔である。排気ダクト18は、開口部36を通じて冷凍機ハウジング30に気密に接続されている。
コールドトラップ14は、排気ダクト18の少なくとも一部を形成しコールドパネル22を囲む取付フランジ部を備えてもよい。取付フランジ部は、コールドトラップ14を真空容器12に取り付けるための第1真空フランジ、及び/または、コールドトラップ14を主真空ポンプ16に取り付けるための第2真空フランジを備えてもよい。取付フランジ部は、冷凍機ハウジング30に隣接して設けられていてもよい。取付フランジ部に開口部36が形成されていてもよい。
図2は、本発明のある実施形態に係るコールドトラップ14の制御装置100の構成を概略的に示す図である。こうした制御装置は、ハードウエア、ソフトウエア、またはそれらの組合せによって実現される。また、図2においては制御装置100に関連する冷凍機24の一部の構成を概略的に示す。
制御装置100は、冷凍機制御部102、記憶部104、入力部106、及び出力部108を備える。冷凍機制御部102は、詳しくは後述するが、コールドパネル22への入熱変化に基づいて冷凍機24の冷凍能力を調整するよう構成されている。
記憶部104は、コールドトラップ14の制御に関連する情報を記憶するよう構成されている。入力部106は、ユーザまたは他の装置からの入力を受け付けるよう構成されている。入力部106は例えば、ユーザからの入力を受け付けるためのマウスやキーボード等の入力手段、及び/または、他の装置との通信をするための通信手段を含む。出力部108は、コールドトラップ14の制御に関連する情報を出力するよう構成され、ディスプレイやプリンタ等の出力手段を含む。記憶部104、入力部106、及び出力部108はそれぞれ冷凍機制御部102と通信可能に接続されている。
冷凍機制御部102は、冷凍機24の少なくとも1つの運転パラメータを監視し、その運転パラメータからコールドパネル22への入熱変化を間接的に推定する。運転パラメータとは運転中の冷凍機24の状態を表すパラメータである。運転パラメータは、冷凍機24の冷凍能力を決定するパラメータであってもよい。冷凍機制御部102は、コールドパネル上限温度より低い温度にコールドパネル22が冷却されるように、推定された入熱変化に基づいて当該運転パラメータ(すなわち、監視される運転パラメータ)を調整する。
監視される少なくとも1つの運転パラメータは例えば、冷凍機24への制御入力を含む。冷凍機24への制御入力は、冷凍機24の運転周波数(運転速度ともいう)を表す。冷凍機24の運転周波数とは、冷凍機モータ38の運転周波数または回転数、当該モータの運転周波数を制御するインバータの運転周波数、熱サイクルの周波数、または、これらのいずれかを表すパラメータである。熱サイクルの周波数とは、冷凍機24において行われる熱サイクルの単位時間あたりの回数である。
コールドパネル上限温度は、コールドトラップ14によって排気する気体の蒸気圧が充分に低下する温度である。例えば、コールドパネル上限温度は、130Kまたはそれより低い温度に予め定められる。これは、水蒸気の蒸気圧が10−8Pa以下となる温度領域である。
冷凍機制御部102は、ステージ温度制御部110、入熱推定部112、及び目標温度調整部114を備える。ステージ温度制御部110は、冷凍機ステージ26を目標温度に冷却するように冷凍機24への制御入力を決定するよう構成されている。入熱推定部112は、ステージ温度制御部110によって決定された冷凍機24への制御入力からコールドパネル22への入熱増加を推定するよう構成されている。目標温度調整部114は、入熱推定部112によって推定された入熱増加に基づいて冷凍機ステージ26の目標温度を低下させるよう構成されている。
ステージ温度センサ42は、冷凍機ステージ26の測定温度を示す信号を冷凍機制御部102に出力するよう冷凍機制御部102に接続されている。また、冷凍機制御部102は、冷凍機モータ38に通信可能に接続されている。
ステージ温度制御部110は、冷凍機周波数決定部116と、冷凍機インバータ118と、を備える。冷凍機周波数決定部116は、ステージ温度センサ42によって測定された冷凍機ステージ26の温度と目標温度との偏差の関数として(例えばPID制御により)冷凍機24の運転周波数を決定するよう構成されている。例えば、冷凍機周波数決定部116は、冷凍機ステージ26の測定温度が目標温度を上回る場合には冷凍機24の運転周波数を増加させ、冷凍機ステージ26の測定温度が目標温度を下回る場合には冷凍機24の運転周波数を減少させる。このようにして冷凍機ステージ26は目標温度に冷却される。冷凍機周波数決定部116は、決定された冷凍機24の運転周波数を冷凍機インバータ118に出力する。
冷凍機インバータ118は、冷凍機モータ38の可変周波数制御を提供するよう構成されている。冷凍機インバータ118は、入力電力を、冷凍機周波数決定部116から入力された運転周波数を有するよう変換する。冷凍機インバータ118への入力電力は、冷凍機電源(図示せず)から供給される。冷凍機インバータ118は、変換された電力を冷凍機モータ38に出力する。こうして冷凍機モータ38は、冷凍機周波数決定部116によって決定され冷凍機インバータ118から出力された運転周波数で駆動される。
記憶部104は、入力部106から入力された複数の目標ステージ温度を記憶する。複数の目標ステージ温度はそれぞれ、コールドパネル22への異なる入熱のもとで、コールドパネル22をコールドパネル上限温度より低い温度に冷却するよう予め定められる。目標ステージ温度は実験的にまたは経験的に適宜定めることができる。
例えば、複数の目標ステージ温度は、第1目標ステージ温度と、第2目標ステージ温度と、を含む。第1目標ステージ温度は、冷凍機制御部102において通常使用される目標温度として設定されてもよい。第1目標ステージ温度は、コールドパネル22が第1入熱を受けるときコールドパネル22が第1パネル温度に冷却されるよう予め定められる。同様に、第2目標ステージ温度は、コールドパネル22が第2入熱を受けるときコールドパネル22が第2パネル温度に冷却されるよう予め定められる。第2目標ステージ温度は、第1目標ステージ温度よりも低い温度である。第1目標ステージ温度は例えば100Kであり、第2目標ステージ温度は例えば90Kである。第2入熱は、第1入熱よりも大きい。第1パネル温度及び第2パネル温度はともにコールドパネル上限温度より低い。第2パネル温度は、第1パネル温度と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
また、記憶部104は、入力部106から入力された制御入力しきい値を記憶する。制御入力しきい値は、コールドパネル上限温度に対応する制御入力の値である。制御入力しきい値は、目標温度調整部114によってある目標温度が選択されている場合においてコールドパネル22がある入熱を受けるとき生じる制御入力とコールドパネル22の温度との相関に基づいて予め定められる。例えば、制御入力しきい値は、目標温度調整部114によって第1目標ステージ温度が選択されている場合においてコールドパネル22が第2入熱を受けるとき生じる制御入力とコールドパネル22の温度との相関に基づいて予め定められる。
コールドパネル22の温度Tp[K]は、コールドパネル22が外部(例えば真空容器12)から入熱P[W]を受けるとき、冷凍機ステージ26の温度Ts[K]を用いて次式で表される。
Tp=Ts+P/G
ここで、熱伝導度G[W/K]は、コールドパネル22を冷凍機ステージ26に接続する伝熱経路の設計により決まる定数である。熱伝導度Gは、伝熱部材32の熱伝導率及び断面積に比例し、伝熱部材32の長さに反比例する。伝熱部材32の長さは、コールドパネル22から冷凍機ステージ26への熱流方向の長さであり、伝熱部材32の断面積はその熱流方向に垂直な断面の面積である。よって、伝熱部材32が細長い棒状部材である場合、熱伝導度Gは小さい。
冷凍機ステージ26の温度Tsがステージ温度制御部110の制御によって第1目標ステージ温度に維持されているとき、入熱Pが第1入熱(つまり第1目標ステージ温度に対応する設計上の入熱)に等しければ、コールドパネル22の温度Tpは第1パネル温度に冷却される。入熱Pが増加すると、冷凍機ステージ26の温度Tsがステージ温度制御部110の制御によって一定に維持されているから、コールドパネル22の温度Tpは第1パネル温度から上昇する。温度Tpの増加量は、熱伝導度Gが小さいほど大きくなる。また、ステージ温度制御部110によって決定される冷凍機24への制御入力は、入熱Pに抗して冷凍機ステージ26の温度Tsを一定に維持するように変化する。
したがって、冷凍機ステージ26がある目標温度に冷却されている場合においてその目標温度に対応する設計上の入熱と異なる入熱をコールドパネル22が受けるとき、冷凍機24の制御入力は、コールドパネル22の温度と相関して変化する。よって、この相関に基づいて、コールドパネル上限温度に対応する制御入力しきい値を実験的にまたは経験的に適宜定めることができる。
入熱推定部112は、冷凍機24の制御入力を監視する。入熱推定部112は、目標温度調整部114によってある目標温度が選択されている場合において制御入力と制御入力しきい値との大小関係が逆転するとき、コールドパネル22への入熱増加を推定する。目標温度調整部114は、コールドパネル22への入熱増加が推定される場合に目標温度を調整する。
例えば、入熱推定部112は、第1目標ステージ温度が選択されている場合において制御入力と制御入力しきい値との大小関係が逆転するとき、第1入熱から第2入熱へのコールドパネル22への入熱増加を推定する。目標温度調整部114は、コールドパネル22への入熱増加が推定される場合に第2目標ステージ温度を選択する。すなわち、目標温度調整部114は、冷凍機ステージ26の目標温度を第1目標ステージ温度から第2目標ステージ温度に切り換える。
図3は、本発明のある実施形態に係るコールドトラップ14の制御方法を示すフローチャートである。冷凍機制御部102は、コールドトラップ14の排気運転中において以下に説明する処理を実行する。
ステージ温度制御部110は、冷凍機ステージ26を第1目標ステージ温度に冷却するように冷凍機24の運転周波数を決定する(S10)。入熱推定部112は、決定された運転周波数が運転周波数しきい値より大きいか否かを判定する(S12)。運転周波数しきい値は、上述のように、第1目標ステージ温度が選択されている場合においてコールドパネル22が第2入熱を受けるとき生じる冷凍機24の運転周波数とコールドパネル22の温度との相関に基づいて予め定められている。
決定された運転周波数が運転周波数しきい値より小さい場合には(S12のN)、目標温度調整部114は目標温度を現在の値に維持する。目標温度調整部114は、目標温度を出力部108に出力してもよい。このように目標温度が変更されない場合、冷凍機制御部102は、本処理を周期的に繰り返す。
一方、決定された運転周波数が運転周波数しきい値より大きい場合には(S12のY)、目標温度調整部114は第2目標ステージ温度を選択する(S14)。こうして、入熱増加に基づいて冷凍機ステージ26の目標温度が低下され、本処理は終了する。目標温度調整部114は、目標温度を出力部108に出力してもよい。以降、冷凍機制御部102は、冷凍機ステージ26を第2目標ステージ温度に冷却するように冷凍機24を制御する。
以上のように構成されたコールドトラップ14の動作を説明する。冷凍機24においては、ステージ温度制御部110によって決定された運転周波数で冷凍機モータ38及び駆動機構40が駆動される。その運転周波数に対応する周波数で熱サイクルが繰り返され、冷凍機ステージ26が第1目標ステージ温度に冷却される。また、コールドパネル22は第1パネル温度に冷却される。よって、コールドパネル22の表面に水蒸気が捕捉される。
図4は、本発明のある実施形態に係るコールドトラップ14の動作を示す図である。図4には、コールドパネル22への入熱、冷凍機ステージ26の目標温度、ステージ温度センサ42の測定温度、及び冷凍機インバータ118の運転周波数の時間変化を示す。また、ステージ温度センサ42の測定温度とともにコールドパネル22の温度が示されている。
図4に示されるように、冷凍機ステージ26が第1目標ステージ温度T1に冷却されている(期間a)。コールドパネル22は第1入熱P1を受けている。コールドパネル22への入熱は第1入熱P1より小さくてもよい。
コールドパネル22への入熱が、真空容器12における真空処理に起因して増加する(期間b)。その結果、コールドパネル22は第2入熱を受けている。コールドパネル22への入熱は第1入熱P1より大きく第2入熱P2より小さくてもよい。コールドパネル22への入熱増加によりコールドパネルの温度Tpは増加する。また、コールドパネル22への入熱増加のもとで冷凍機ステージ26を第1目標ステージ温度T1に維持するよう冷凍機インバータ118の運転周波数も増加する。そうして、運転周波数が運転周波数しきい値fに達する。このときコールドパネルの温度Tpもコールドパネル上限温度Tmaxの近傍に達する。
したがって、冷凍機ステージ26の目標温度が第2目標ステージ温度T2に低下する(期間c)。目標温度の低下とともに冷凍機インバータ118の運転周波数が最大周波数まで増加する。冷凍機ステージ26の温度Ts及びコールドパネルの温度Tpは低下する。冷凍機ステージ26の温度Tsが第2目標ステージ温度T2に低下すると、冷凍機インバータ118の運転周波数が低下する(期間d)。
このようにして、コールドトラップ14は、冷凍機24の運転周波数からコールドパネル22への入熱増加を間接的に推定し、入熱増加に基づいて冷凍機ステージ26の目標温度を調整することができる。そうして、コールドトラップ14は、コールドパネル上限温度Tmaxより低い温度にコールドパネル22を冷却し続けることができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
図1に示すように、冷凍機24は、冷凍機ステージ26に装着された出力可変のヒータ48を備えてもよい。ステージ温度制御部110は、ステージ温度センサ42によって測定された冷凍機ステージ26の温度と目標温度との偏差の関数としてヒータ48の出力を決定するヒータ出力決定部を備えてもよい。制御入力しきい値は、第1目標ステージ温度が選択されている場合においてコールドパネル22が第2入熱を受けるとき生じるヒータ48の出力とコールドパネル温度との相関に基づいて予め定められたヒータ出力しきい値であってもよい。入熱推定部112は、ヒータ48の出力がヒータ出力しきい値より小さいか否かを判定してもよい。目標温度調整部114は、ヒータ48の出力がヒータ出力しきい値より小さい場合に第2目標ステージ温度を選択してもよい。
ヒータ48が制御される場合、ステージ温度制御部110には冷凍機周波数決定部116及び冷凍機インバータ118が設けられていなくてもよい。その場合、冷凍機モータ38は一定の周波数で運転される。あるいは、ステージ温度制御部110は、冷凍機モータ38及びヒータ48の双方を制御してもよい。
図5に示されるように、コールドパネル22は、真空容器12を主真空ポンプ16に接続する排気ダクト18の内部に配置されていてもよい。コールドパネル22は、ルーバーであってもよい。コールドパネル22は、排気ダクト18に完全に収容されていてもよい。
図6に示されるように、コールドパネル22は、排気ダクト18の内部ではなく、真空容器12の内部に配置されていてもよい。コールドパネル22は、真空容器12の壁部に沿って配置されていてもよい。
また、ある実施形態においては、目標温度調整部114は、冷凍機ステージ26の目標温度を入熱増加に対応する目標温度から通常の目標温度に復帰させてもよい。目標温度調整部114は、第1目標ステージ温度から第2目標ステージ温度への切換後に所定時間が経過したとき、冷凍機ステージ26の目標温度を第2目標ステージ温度から第1目標ステージ温度に再度変更してもよい。
あるいは、入熱推定部112は、第2目標ステージ温度が選択されている場合において冷凍機24への制御入力と第2制御入力しきい値との大小関係が逆転するとき、第2入熱から第1入熱へのコールドパネル22への入熱減少を推定してもよい。この第2制御入力しきい値は、上述の第1制御入力しきい値と同じであってもよいし、異なっていてもよい。目標温度調整部114は、入熱推定部112によって推定された入熱減少に基づいて冷凍機ステージ26の目標温度を高くするよう構成されていてもよい。目標温度調整部114は、入熱減少が推定される場合に第1目標ステージ温度を再び選択してもよい。
また、ある実施形態においては、目標温度調整部114は、ステージ温度制御部110によって使用される目標温度を予め定められた3以上の目標温度から選択してもよい。
冷凍機24は、GM冷凍機には限られない。ある実施形態においては、冷凍機24は、パルス管冷凍機、スターリング冷凍機などその他の極低温冷凍機であってもよい。
12 真空容器、 14 コールドトラップ、 16 主真空ポンプ、 18 排気ダクト、 22 コールドパネル、 24 冷凍機、 26 冷凍機ステージ、 28 第1パネル部分、 30 第2パネル部分、 32 伝熱部材、 38 冷凍機モータ、 42 ステージ温度センサ、 48 ヒータ、 100 制御装置、 102 冷凍機制御部、 104 記憶部、 110 ステージ温度制御部、 112 入熱推定部、 114 目標温度調整部、 116 冷凍機周波数決定部、 118 冷凍機インバータ。

Claims (7)

  1. 主真空ポンプを有する真空容器を排気するためのコールドトラップであって、
    前記真空容器を前記主真空ポンプに接続する排気ダクトの内部に配置され又は前記真空容器の内部に配置されるコールドパネルと、
    前記コールドパネルに構造的に接続され熱的に結合される冷凍機ステージを備える単段冷凍機と、
    前記冷凍機ステージを目標温度に冷却するように前記単段冷凍機への制御入力を決定するステージ温度制御部と、
    前記ステージ温度制御部によって決定された前記単段冷凍機への制御入力から前記コールドパネルへの入熱増加を推定する入熱推定部と、
    前記入熱推定部によって推定された入熱増加に基づいて前記目標温度を低下させる目標温度調整部と、を備え
    第1目標ステージ温度と、前記第1目標ステージ温度よりも低い第2目標ステージ温度と、コールドパネル上限温度に対応する制御入力しきい値と、を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記第1目標ステージ温度は、前記コールドパネルが第1入熱を受けるとき前記コールドパネルが前記コールドパネル上限温度より低い第1パネル温度に冷却されるよう予め定められ、
    前記第2目標ステージ温度は、前記コールドパネルが前記第1入熱よりも大きい第2入熱を受けるとき前記コールドパネルが前記コールドパネル上限温度より低い第2パネル温度に冷却されるよう予め定められ、
    前記制御入力しきい値は、前記目標温度調整部によって前記第1目標ステージ温度が選択されている場合において前記コールドパネルが前記第2入熱を受けるとき生じる前記制御入力とコールドパネル温度との相関に基づいて予め定められ、
    前記入熱推定部は、前記第1目標ステージ温度が選択されている場合において前記制御入力と前記制御入力しきい値との大小関係が逆転するとき、前記第1入熱から前記第2入熱への前記コールドパネルへの入熱増加を推定し、
    前記目標温度調整部は、前記入熱増加が推定される場合に前記第2目標ステージ温度を選択することを特徴とするコールドトラップ。
  2. 前記単段冷凍機は、前記冷凍機ステージの温度を測定するステージ温度センサと、前記単段冷凍機を駆動する冷凍機モータと、を備え、
    前記ステージ温度制御部は、前記ステージ温度センサによって測定された前記冷凍機ステージの温度と前記目標温度との偏差の関数として前記単段冷凍機の運転周波数を決定する冷凍機周波数決定部と、前記冷凍機モータを前記運転周波数に制御する冷凍機インバータと、を備え、
    前記制御入力しきい値は、前記第1目標ステージ温度が選択されている場合において前記コールドパネルが前記第2入熱を受けるとき生じる前記運転周波数と前記コールドパネル温度との相関に基づいて予め定められた運転周波数しきい値であり、
    前記入熱推定部は、前記運転周波数が前記運転周波数しきい値より大きいか否かを判定し、
    前記目標温度調整部は、前記運転周波数が前記運転周波数しきい値より大きい場合に前記第2目標ステージ温度を選択することを特徴とする請求項に記載のコールドトラップ。
  3. 前記単段冷凍機は、前記冷凍機ステージの温度を測定するステージ温度センサと、前記冷凍機ステージに装着されたヒータと、を備え、
    前記ステージ温度制御部は、前記ステージ温度センサによって測定された前記冷凍機ステージの温度と前記目標温度との偏差の関数として前記ヒータの出力を決定し、
    前記制御入力しきい値は、前記第1目標ステージ温度が選択されている場合において前記コールドパネルが前記第2入熱を受けるとき生じる前記ヒータの出力と前記コールドパネル温度との相関に基づいて予め定められたヒータ出力しきい値であり、
    前記入熱推定部は、前記ヒータの出力が前記ヒータ出力しきい値より小さいか否かを判定し、
    前記目標温度調整部は、前記ヒータの出力が前記ヒータ出力しきい値より小さい場合に前記第2目標ステージ温度を選択することを特徴とする請求項に記載のコールドトラップ。
  4. 前記コールドパネルは、前記排気ダクトの内部に配置される第1パネル部分と、前記第1パネル部分から延在し前記真空容器の内部に配置される第2パネル部分と、を備え、
    前記第1パネル部分は、前記冷凍機ステージに直接固定され又は前記冷凍機ステージに伝熱部材を介して固定され、
    前記第2パネル部分は、前記第1パネル部分を介して前記冷凍機ステージに熱的に結合されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のコールドトラップ。
  5. 主真空ポンプを有する真空容器を排気するためのコールドトラップの制御方法であって、
    前記コールドトラップは、前記真空容器を前記主真空ポンプに接続する排気ダクトの内部に配置され又は前記真空容器の内部に配置されるコールドパネルと、前記コールドパネルに構造的に接続され熱的に結合される冷凍機ステージを備える単段冷凍機と、を備え、
    前記方法は、
    前記冷凍機ステージを目標温度に冷却するように前記単段冷凍機への制御入力を決定することと、
    決定された前記単段冷凍機への制御入力から前記コールドパネルへの入熱増加を推定することと、
    推定された入熱増加に基づいて前記目標温度を低下させることと、を備え
    前記目標温度として、第1目標ステージ温度または前記第1目標ステージ温度よりも低い第2目標ステージ温度を選択可能であり、
    前記第1目標ステージ温度は、前記コールドパネルが第1入熱を受けるとき前記コールドパネルがコールドパネル上限温度より低い第1パネル温度に冷却されるよう予め定められ、
    前記第2目標ステージ温度は、前記コールドパネルが前記第1入熱よりも大きい第2入熱を受けるとき前記コールドパネルが前記コールドパネル上限温度より低い第2パネル温度に冷却されるよう予め定められ、
    前記コールドパネル上限温度に対応する制御入力しきい値は、前記第1目標ステージ温度が選択されている場合において前記コールドパネルが前記第2入熱を受けるとき生じる前記制御入力とコールドパネル温度との相関に基づいて予め定められ、
    前記推定することは、前記第1目標ステージ温度が選択されている場合において前記制御入力と前記制御入力しきい値との大小関係が逆転するとき、前記第1入熱から前記第2入熱への前記コールドパネルへの入熱増加を推定し、
    前記低下させることは、前記入熱増加が推定される場合に前記第2目標ステージ温度を選択することを特徴とする方法。
  6. 主真空ポンプを有する真空容器を排気するためのコールドトラップであって、
    前記真空容器を前記主真空ポンプに接続する排気ダクトの内部に配置され又は前記真空容器の内部に配置されるコールドパネルと、
    前記コールドパネルに構造的に接続され熱的に結合される冷凍機ステージを備える単段冷凍機と、
    前記冷凍機ステージを目標温度に冷却するように前記単段冷凍機の運転周波数を決定するステージ温度制御部と、
    前記ステージ温度制御部によって決定された前記単段冷凍機の運転周波数から前記コールドパネルへの入熱増加を推定する入熱推定部と、
    前記入熱推定部によって推定された入熱増加に基づいて前記目標温度を低下させる目標温度調整部と、を備えることを特徴とするコールドトラップ。
  7. 主真空ポンプを有する真空容器を排気するためのコールドトラップであって、
    前記真空容器を前記主真空ポンプに接続する排気ダクトの内部に配置され又は前記真空容器の内部に配置されるコールドパネルと、
    前記コールドパネルに構造的に接続され熱的に結合される冷凍機ステージと、前記冷凍機ステージに装着されたヒータと、を備える単段冷凍機と、
    前記冷凍機ステージを目標温度に冷却するように前記ヒータの出力を決定するステージ温度制御部と、
    前記ステージ温度制御部によって決定された前記ヒータの出力から前記コールドパネルへの入熱増加を推定する入熱推定部と、
    前記入熱推定部によって推定された入熱増加に基づいて前記目標温度を低下させる目標温度調整部と、を備えることを特徴とするコールドトラップ。
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