JP6406995B2 - 無線テレメータシステム及び無線通信装置 - Google Patents

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本発明は、メータにて計測された水道、ガスなどの使用量を通信によりセンタ側の装置へ送信する無線テレメータシステム及び無線通信装置に関する。
近年、携帯端末及びGPS(Global Positioning System)を利用して、子供の現在地情報を定期的に地図上に表示し、保護者がPC又は携帯端末で現在位置を確認することができる子供見守りシステムが普及しつつある。
例えば、特許文献1に開示されている監視システムは、子供に持たせた携帯端末と地域に設置される地域端末とを備える。携帯端末は、保護者等が設定した監視範囲情報を記憶し、内蔵されたGPS測位機能により自端末の所在位置を監視する。携帯端末の位置が監視範囲情報で設定された範囲を外れた場合には、その旨を報知する報知信号を送信すると共に、保護者が所持する携帯電話機等に自端末の位置情報を送信する。また、子供の携帯端末から送信された報知信号は、近隣に設置されている地域端末で受信され、報知信号を受信した地域端末は、警報音を発することにより迷子等の子供の存在を地域端末の監視者に通知する。
特開2006−171970号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている監視システムは、監視用に設けられた通信環境を利用して、子供が携帯する携帯端末の位置情報を監視するものであり、水道、ガス、電気などの供給物の使用量を無線通信により収集するための無線テレメータシステムの通信環境を利用して、子供等により携帯される携帯端末の位置情報を通知するシステムは存在しなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、無線テレメータシステムの通信環境を利用してユーザが携帯する携帯端末の位置情報を外部へ通知できる無線テレメータシステム及び無線通信装置を提供することを目的とする。
本願の無線テレメータシステムは、需要家に供給される供給物の使用量を計測して計測結果を出力するメータを夫々接続可能になしてあり、接続されたメータから取得した計測結果を第1装置へ送信する複数の無線通信装置と、移動体に搭載又は携帯され、前記複数の無線通信装置と通信可能になしてある機器とを含む無線テレメータシステムにおいて、各無線通信装置は、送信すべき情報を有する他の無線通信装置を探索するための探索信号を外部へ送信する手段、及び他の無線通信装置から送信された探索信号を受信した場合であって、自装置が送信すべき情報を有するとき、前記探索信号の送信元へ前記情報を送信する手段を備え、前記機器は、自機を識別するための識別情報を記憶する記憶手段、複数の無線通信装置から夫々送信される探索信号を受信する手段、受信した探索信号の夫々の信号強度を計測する手段、該手段による計測結果に基づいて、自機から距離が最も近い無線通信装置を決定する手段、及び自機から距離が最も近い無線通信装置を決定した後に、一の無線通信装置から探索信号を受信した場合、決定した無線通信装置の情報と、前記記憶手段が記憶する識別情報とを前記一の無線通信装置に通知する手段を備え、前記一の無線通信装置は、前記機器から通知された無線通信装置の情報及び前記機器の識別情報を前記第1装置又は前記第1装置とは異なる第2装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
本願の無線テレメータシステムは、各無線通信装置は、自装置に付与された識別子を記憶する手段と、送信すべき探索信号の信号強度を変更する手段とを備え、第1の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記識別子を含む探索信号を送信するようにしてあり、前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記識別子に代えて前記第2の信号強度に係る情報を付加した探索信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本願の無線テレメータシステムは、各無線通信装置は、前記探索信号の送信時のエラー検出回数を計数する手段を備え、第1の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記エラー検出回数を含む探索信号を送信するようにしてあり、前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記エラー検出回数に係る情報に代えて信号強度に係る情報を付加した探索信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本願の無線テレメータシステムは、前記機器は、決定した無線通信装置の情報及び自機の識別情報を前記一の無線通信装置に通知した後、各無線通信装置から送信される探索信号の受信を所定期間だけ停止する手段と、前記所定期間後に受信した探索信号に基づいて決定した無線通信装置が、前記所定期間前に受信した探索信号に基づいて決定した無線通信装置と同一であるか否かを判断する手段とを備え、同一であると判断した場合、前記一の無線通信装置への通知を省略するようにしてあることを特徴とする。
本願の無線通信装置は、需要家に供給される供給物の使用量を計測して計測結果を出力するメータを接続可能になしてあり、接続されたメータから取得した計測結果を所定の送信先へ送信する無線通信装置において、自装置に付与された識別子を記憶する手段と、送信すべき情報を有する他の無線通信装置を探索すべく、前記識別子を含んだ探索信号を第1の信号強度にて外部へ送信すると共に、前記識別子に代えて信号強度に係る情報を付加した探索信号を前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて外部へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
本願では、無線テレメータシステムの通信環境を利用して、ユーザが携帯する携帯端末の位置情報を外部へ通知することができる。
実施の形態1に係る無線テレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。 無線親機の内部構成を示すブロック図である。 無線子機の内部構成を示すブロック図である。 携帯端末の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作を説明するシーケンス図である。 携帯端末による計測結果の一例を示す模式図である。 実施の形態2に係る探索信号の構成例を示す模式図である。 実施の形態2に係る携帯端末の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る探索信号の構成例を示す模式図である。 実施の形態3に係る携帯端末の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る携帯端末の動作手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る無線テレメータシステムの全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る無線テレメータシステムは、センタ側の構成として、ホストコンピュータ11及びセンタ側網制御装置12を含み、端末側の構成として、無線親機21、無線子機22,22,…,22、及び各無線子機22,22,…,22に接続されたメータ23,23,…,23を含む。また、本実施の形態に係る無線テレメータシステムは、位置情報の追跡対象となるユーザ(例えば、子供)によって携帯され、無線親機21及び無線子機22と通信する機能を備えた携帯端末30を更に含む。
センタ側網制御装置12と端末側の無線親機21とは、例えばPHS網、FOMA網などの広域無線網N1に接続され、広域無線網N1を介して無線通信を行う。なお、図1に示す例では、センタ側の装置と端末側の装置とを広域無線網N1により通信可能に接続する構成としたが、有線のIP網や公衆網などの通信網で接続する構成であってもよい。また、図1に示す例では、広域無線網N1に接続されている無線親機21の数を1つとしたが、複数の無線親機21が接続されていてもよいことは勿論のことである。
センタ側網制御装置12は、例えば通信事業者の公衆網に設けられ、広域無線網N1を介した端末側との通信を制御する機能を有する。センタ側網制御装置12は、ホストコンピュータ11から端末側へ送信すべき電文を受信した場合、広域無線網N1の通信規格に準拠した通信方式にて端末側へ送信する。また、端末側から送信された電文を広域無線網N1を介して受信した場合、センタ側網制御装置12は、受信した電文をホストコンピュータ11へ送信する。
無線親機21は、広域無線網N1を介してセンタ側に接続されると共に、複数の無線子機22,22,…,22との間で例えばメッシュ型の狭域無線網N2を形成する。無線親機21は、広域無線網N1を介してセンタ側のホストコンピュータ11と無線通信を行うと共に、狭域無線網N2を介して無線子機22,22,…,22と無線通信を行うように構成されている。
無線子機22には、事業体から需要家に対して供給される水道、ガス、電気など供給物の使用量を計測し、計測結果(検針値)を出力するメータ23が接続される。無線子機22は、狭域無線網N2を通じてセンタ側からの電文を受信した場合、その電文が自機宛の電文であるか否かを判断し、自機宛の電文であると判断した場合には、その電文に含まれるデータの内容に基づいて各種の処理を実行する。また、無線子機22は、自機内でセンタ側へ通知すべきイベントが発生した場合、または自機に接続されたメータ23から検針値等のデータを含む電文を受信した場合等において、直接的又は他の1又は複数の無線子機22を経由して無線親機21へ電文を送信する。無線親機21は、無線子機22から送信された電文を受信した場合、広域無線網N1を介した無線通信によりホストコンピュータ11へ電文を送信する。
本実施の形態に係る無線テレメータシステムでは、無線親機21及び無線子機22,22,…,22の通信環境を利用して、ユーザが携帯する携帯端末30の位置情報を外部(例えばホストコンピュータ11)へ通知することを特徴の1つとしている。より具体的には、携帯端末30は、複数の無線子機22から送信されるビーコンを受信した場合、受信したビーコンの信号強度に基づき、自機から最も距離が近い無線子機22(以下、近接無線機ともいう)を特定する。ホストコンピュータ11は、無線親機21及び各無線子機22,22,…,22の位置情報を記憶する記憶手段(不図示)を有しており、携帯端末30により特定された無線子機22の情報を取得することにより、携帯端末30の位置情報を追跡できるように構成されている。
以下、無線テレメータシステムを構成する個々の装置の構成について説明する。
図2は無線親機21の内部構成を示すブロック図である。無線親機21は、制御部210、記憶部211、広域無線通信部212、狭域無線通信部213、表示部214、操作部215などを備える。無線親機21が備えるハードウェア各部は、電池219から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部210は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、無線親機21が備えるハードウェア各部の制御を行う。また、制御部210は、時刻情報を出力する時計手段(不図示)、開始指示を与えてから終了指示を与えるまでの時間を計測するタイマ(不図示)を備えていてもよい。
記憶部211は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリにより構成されており、自機の動作に関する設定情報、広域無線網N1を介して通信する際に必要となる情報、狭域無線網N2を介して通信する際に必要となる情報等を記憶する。
広域無線通信部212は、アンテナ212aを通じて電波を発信または受信することによって、広域無線網N1を介した無線通信を行う。無線親機21は、例えば、狭域無線通信部213を通じてメータ23の検針値を含む電文を受信した場合、当該電文をセンタ側のホストコンピュータ11へ送信する。このとき、広域無線通信部212は、アンテナ212aを駆動して電波を発信させることより、広域無線網N1の通信規格に準拠した電文を送信する処理を行う。
また、広域無線通信部212は、アンテナ212aにて電波を受信した場合、受信した電波をデコードすることにより電文を取得する。広域無線通信部212は、デコードして得られる電文を制御部210へ出力する。制御部210は、広域無線通信部212から出力された電文を取得した場合、その電文に応じた処理や、狭域無線通信部213を通じて自機に接続された無線子機22へ転送する処理を行う。
狭域無線通信部213は、アンテナ213aを通じて電波を発信または受信することによって、複数の無線子機22,22,…,22と所定の無線通信方式にて通信を行う。無線通信方式としては、例えば特定小電力無線方式が採用される。無線親機21の狭域無線通信部213は、送信すべき電文を有する無線子機22を探索するための探索信号として、ビーコンを間欠的に送信する。このビーコンには、狭域無線網N2において無線親機21を識別するための識別情報として無線機番号が含まれているものとする。また、狭域無線通信部213は、無線子機22から送信されるビーコンを受信した場合であって、自装置が送信すべきデータを有するとき、ビーコンに含まれる無線機番号より特定される無線子機22へそのデータを含んだ電文を送信する。
表示部214は、LEDランプ、液晶表示パネル等により構成されており、制御部210から出力される制御信号に基づいて、保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部215は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、例えば保守作業を行う作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部210は、操作部215から入力される設定内容を基に各種制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部211に記憶させる。
本実施の形態では、無線親機21がNCUの機能を有するものとして説明を行ったが、NCUの機能を有する網制御装置を個別の装置として用意し、無線親機21を網制御装置に接続する構成であってもよい。この場合、無線親機21は、網制御装置を接続する接続インタフェースを備え、接続インタフェースに接続された網制御装置を介してセンタ側と通信を行う構成とすればよい。
図3は無線子機22の内部構成を示すブロック図である。無線子機22は、制御部220、記憶部221、狭域無線通信部222、接続部223、表示部224、操作部225などを備える。無線子機22が備えるハードウェア各部は、電池229から供給される電力により動作するように構成されている。
制御部220は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、機器全体を本発明に係る中継装置として機能させる。また、制御部220は、時刻情報を出力する時計手段(不図示)、開始指示を与えてから終了指示を与えるまでの時間を計測するタイマ(不図示)を備えていてもよい。
記憶部221は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、自機の動作に関する設定情報、狭域無線網N2を介して通信する際に必要となる情報等を記憶する。
狭域無線通信部222は、アンテナ222aを通じて電波を発信または受信することによって、無線親機21及び他の無線子機22と所定の無線通信方式にて通信を行う。無線通信方式としては、例えば特定小電力無線方式が採用される。無線子機22の狭域無線通信部222は、送信すべき電文を有する無線親機21又は他の無線子機22を探索するための探索信号として、ビーコンを間欠的に送信する。このビーコンには、狭域無線網N2において個々の無線子機22を識別するための識別子として無線機番号が含まれているものとする。また、狭域無線通信部222は、無線親機21又は他の無線子機22から送信されるビーコンを受信した場合であって、自装置が送信すべきデータを有するとき、ビーコンに含まれる無線機番号より特定される無線親機21又は他の無線子機22へそのデータを含む電文を送信する。
接続部223は、メータ23を接続するためのポート(不図示)を備える。ポートに接続されるメータ23が例えば8ビット系メータである場合、無線子機22は、接続部223のポートに接続されたメータ23と8ビット系の電文フォーマットで作成された電文の送受を行う。
なお、本実施の形態では、無線子機22は、メータ23を接続する1つのポートを備える構成としたが、2つ以上のポートを備える構成であってもよい。また、メータ23以外の機器(例えば、ガス漏れを検知して警報を出力する警報器等)を接続するポートを備える構成であってもよい。
表示部224は、LEDランプ、液晶表示パネル等により構成されており、制御部220から出力される制御信号に基づいて、保守作業を行う作業員等に通知すべき情報を表示する。
操作部225は、ディップスイッチ等の各種スイッチ、ボタンにより構成されており、例えば保守作業を行う作業員等による各種の設定操作を受付ける。制御部220は、操作部225から入力される設定内容を基に各種制御を行い、必要に応じて設定内容を記憶部221に記憶させる。
図4は携帯端末30の内部構成を示すブロック図である。携帯端末30は、制御部301、記憶部302、通信部303などを備える。携帯端末30は、更に、ユーザの操作を受付けるための操作部、ユーザに報知すべき情報を報知するための報知部等を備えるものであってもよい。
制御部301は、例えば、CPU、ROMなどを備え、ROMに予め格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、携帯端末30を本発明に係る機器として機能させる。
記憶部302は、例えば、EEPROMなどの不揮発性メモリにより構成されており、自機を識別するための識別情報等を記憶する。
通信部303は、図に示していないアンテナを通じて電波を発信または受信することによって、無線親機21及び無線子機22と所定の無線通信方式にて通信を行う。無線通信方式としては、例えば特定小電力無線方式が採用される。通信部303は、無線親機21又は無線子機22から間欠的に送信される探索信号(ビーコン)を受信し、受信した探索信号に対する応答として制御部301が出力する電文を返信する。また、通信部303は、受信した探索信号の信号強度を計測し、計測結果である信号強度の値を制御部301に通知する機能を有する。
以下、無線テレメータシステムの動作について説明する。
図5は実施の形態1に係る無線テレメータシステムの動作を説明するシーケンス図である。本実施の形態では、各無線子機22は、信号強度が異なる複数の探索信号を定期的に外部へ送信する。図5に示した例では、各無線子機22は、それぞれ20mW,1mW,10mWの信号強度を有する探索信号を一組として、予め定められた送信間隔(例えば5秒間隔)で外部へ送信している状態を示している。ここで、10mWの信号強度を有する探索信号は、通常運用時に送信される探索信号である。
携帯端末30は、無線子機22からの探索信号を受信する受信モードに定期的に移行するように構成されている。携帯端末30における受信モードの継続時間は可変としてよいが、無線子機22から送信される探索信号を受信できるように、探索信号の送信間隔よりも長い時間(例えば5秒以上)に設定されることが好ましい。また、携帯端末30は、加速度センサ等を内蔵し、静止状態であれば受信モードに移行しないように制御してもよい。
携帯端末30は、受信モードにおいて受信した探索信号の信号強度を計測し、計測した信号強度に基づき、自機より最も距離が近い無線子機22(近接無線機)を決定する。図6は携帯端末30による計測結果の一例を示す模式図である。図6Aは、携帯端末30が受信モード中に探索信号を受信することができた2台の無線子機22,22のうち、一方の無線子機22(無線子機22Aとする)からの探索信号の受信状況及びその受信強度を示している。同様に、図6Bは、他方の無線子機22(無線子機22Bとする)からの探索信号の受信状況及びその受信強度を示している。
携帯端末30は、受信モード中に近接無線機の判断処理を行う。例えば、図6A及び図6Bに示すように、無線子機22Aから20mW,1mW,10mWの探索信号を受信することができ、無線子機22Bから20mW,10mWの探索信号を受信して、1mWの探索信号を受信できなかった場合、無線子機22Aが自機から最も距離が近い無線子機22であると決定する。
なお、2つの無線子機22A,22Bから送信された探索信号の受信状況が同じであった場合、例えば、無線子機22A,22Bから送信された20mW,1mW,10mWの探索信号を全て受信することができた場合、携帯端末30は、探索信号の受信強度の値から近接無線機を決定してもよい。このとき、携帯端末30は、例えば1mWの探索信号の受信強度同士を比較し、受信強度が強い方の探索信号を送信した無線子機22A(または無線子機22B)を近接無線機と決定することができる。
近接無線機を決定した後に、無線子機22から探索信号を受信した場合、携帯端末30は、決定した近接無線機の無線機番号及び自機の識別情報を含んだ決定電文を無線子機22へ送信する。図5では、決定した近接無線機に対して決定電文を送信する例を示しているが、決定電文の送信先は必ずしも近接無線機である必要はなく、近接無線機を決定した後に最初に探索信号を送信してきた無線子機22に対して決定電文を送信する構成とすればよい。
決定電文を受信した無線子機22は、近接無線機の無線機番号及び携帯端末30の識別情報を含んだ情報を直接的に無線親機21へ送信するか、又は他の1又は複数の無線子機22,22,…,22を介して無線親機21へ送信する。無線親機21は、無線子機22から受信した近接無線機の無線機番号及び携帯端末30の識別情報を含んだ情報を広域無線網N1を通じてホストコンピュータ11へ送信する。ホストコンピュータ11は、受信した近接無線機の無線機番号を基に近接無線機の位置を特定することにより、携帯端末30の位置を特定する。ホストコンピュータ11は、特定した携帯端末30の位置と現在時刻とを関連付けて記憶することにより、携帯端末の位置を追跡することができる。
以上のように、実施の形態1では、無線テレメータシステムが提供する無線親機21及び無線子機22,22,…,22による通信環境を利用して、ユーザが携帯する携帯端末30の位置情報を外部へ通知することができる。また、通知を受けたホストコンピュータ11において、携帯端末30の位置を追跡することができる。
なお、図5に示した例では、2つの無線子機22A,22Bから送信される探索信号を携帯端末30で受信した構成について説明したが、3つ以上の無線子機22,22,…,22から送信される探索信号を携帯端末30で受信した場合についても、上述と同様の判断処理により、近接無線機を決定することが可能である。また、受信モード中に1つの無線子機22のみから探索信号を受信した場合には、その無線子機22を近接無線機と判断してもよい。更に、無線親機21から送信される探索信号を携帯端末30が受信し、受信した探索信号の受信状況が他の無線子機22と比較して良い場合(受信強度が高い場合)、無線親機21を近接無線機として決定してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、各無線子機22から送信する探索信号に対して信号強度の情報を付加する構成について説明する。より具体的には、通常運用時における探索信号の信号強度を10mWとしたとき、10mWの探索信号を送信する場合にのみ、送信元の無線機番号を付加し、それ以外の信号強度(20mW及び1mWの信号強度)の探索信号を送信する場合、無線機番号に代えて信号強度の情報を付加する構成について説明を行う。
図7は実施の形態2に係る探索信号の構成例を示す模式図である。無線子機22が送信する探索信号は、物理ヘッダ、シーケンス番号(Sq−No)、中継先無線機番号(Di−RNO)、自端末ネットワーク番号(Sy−RNO)、自端末無線機番号(So−RNO)、及びL−Conを含むMacヘッダ、連続チェックコード異常検出回数の情報を含むMacデータ、並びに、チェックコードを有する。
無線子機22は、通常運用時の探索信号(例えば、10mWの探索信号)には、自機に付与された無線機番号(例えば01h)をSo−RNOに設定する。また、無線子機22は、他の信号強度の探索信号(すなわち、20mW及び1mWの探索信号)を送信する場合、狭域無線網N2内で無線機番号として使用されていない値(例えば、20mWの探索信号に対して41h、1mWの探索信号に対して81h等)を、送信する探索信号の信号強度としてSo−RNOに設定することにより、送信中の探索信号の信号強度を携帯端末30に通知する。
図8は実施の形態2に係る携帯端末30の動作手順を示すフローチャートである。携帯端末30は、通常運用時における探索信号の信号強度の値、及び狭域無線網N2内で使用される無線機番号の範囲を予め知っているものとする。携帯端末30の制御部301は、受信モードにおいて、通信部303を通じて探索信号を受信したか否かを判断する(ステップS21)。受信していない場合(S21:NO)、制御部301は、探索信号を受信するまで待機する。
探索信号を受信したと判断した場合(S21:YES)、制御部301は、探索信号のSo−RNOに設定されている値を参照することにより、探索信号の信号強度(送信時の信号強度)を特定する(ステップS22)。すなわち、So−RNOに狭域無線網N2内で使用される無線機番号が設定されている場合、送信時の信号強度を10mWと特定し、So−RNOに無線機番号が設定されていない場合、送信時の信号強度をSo−RNOにより指定される信号強度(20mW又は1mW)として特定する。また、制御部301は、通信部303により計測され、通知される信号強度(受信強度)の情報を取得する(ステップS23)。
制御部301は、探索信号の受信状況、及び受信できた場合には通信部303から取得した信号強度の情報を無線子機22毎に記憶部302に記憶させ(ステップS24)、近接無線機を決定すべきか否かを判断する(ステップS25)。現時点が近接無線機を決定するタイミングとして予め定められたタイミングではなく、近接無線機を決定すべきでないと判断した場合(S25:NO)、制御部301は処理をステップS21へ戻す。
近接無線機を決定すべきと判断した場合(S25:YES)、制御部301は、記憶部302に記憶されている受信強度の情報に基づき、近接無線機を決定する(ステップS26)。
次いで、制御部301は、通信部303を通じて探索信号を受信したか否かを判断する(ステップS27)。受信していない場合(S27:NO)、制御部301は探索信号を受信するまで待機する。
探索信号を受信したと判断した場合(S27:YES)、制御部301は、ステップS26で決定した近接無線機の情報を探索信号の送信元へ送信する(ステップS28)。
以上のように、実施の形態2では、各無線子機22は、探索信号に含まれる無線機番号の情報を書き換えることにより、送信する探索信号の信号強度を携帯端末30に通知することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態2と同様に、各無線子機22から送信する探索信号に対して信号強度の情報を付加する構成について説明する。より具体的には、通常運用時における探索信号の信号強度を10mWとしたとき、10mWの探索信号を送信する場合にのみ、送信時のエラー検出回数に係る情報を付加し、それ以外の信号強度(1mW及び20mWの信号強度)の探索信号を送信する場合、送信時のエラー検出回数に代えて信号強度の情報を付加する構成について説明を行う。
図9は実施の形態3に係る探索信号の構成例を示す模式図である。無線子機22が送信する探索信号は、物理ヘッダ、シーケンス番号(Sq−No)、中継先無線機番号(Di−RNO)、自端末ネットワーク番号(Sy−RNO)、自端末無線機番号(So−RNO)、及びL−Conを含むMacヘッダ、連続チェックコード異常検出回数(以下、単に連続チェックコードともいう)の情報を含むMacデータ、並びに、チェックコードを有する。
無線子機22は、通常運用時の探索信号(例えば、10mWの探索信号)には、送信時のエラー検出回数として、連続チェックコード回数(=1〜5までの回数)を設定する。一方、無線子機22は、他の信号強度の探索信号(すなわち、1mW及び20mWの探索信号)を送信する場合、連続チェックコード回数に、その信号強度を示す番号(例えば、1mWの探索信号には7、20mWの探索信号には8等)を設定することにより、送信中の探索信号の信号強度を携帯端末30に通知する。
図10は実施の形態3に係る携帯端末30の動作手順を示すフローチャートである。携帯端末30は、通常運用時における探索信号の信号強度の値、及び連続チェックコード回数の範囲を予め知っているものとする。携帯端末30の制御部301は、受信モードにおいて、通信部303を通じて探索信号を受信したか否かを判断する(ステップS31)。受信していない場合(S31:NO)、制御部301は、探索信号を受信するまで待機する。
探索信号を受信したと判断した場合(S31:YES)、制御部301は、探索信号の連続チェックコード回数に設定されている値を参照することにより、探索信号の信号強度(送信時の信号強度)を特定する(ステップS32)。たとえば、制御部301は、連続チェックコード回数が1〜5である場合、送信時の信号強度を10mWと特定し、連続チェックコード回数に7又は8が設定されている場合、送信時の信号強度をそれぞれ1mW,20mWと特定する。また、制御部301は、通信部303により計測され、通知される信号強度(受信強度)の情報を取得する(ステップS33)。
制御部301は、探索信号の受信状況、及び受信できた場合には通信部303から取得した信号強度の情報を無線子機22毎に記憶部302に記憶させ(ステップS34)、近接無線機を決定すべきか否かを判断する(ステップS35)。現時点が近接無線機を決定するタイミングとして予め定められたタイミングではなく、近接無線機を決定すべきでないと判断した場合(S35:NO)、制御部301は処理をステップS31へ戻す。
近接無線機を決定すべきと判断した場合(S35:YES)、制御部301は、記憶部302に記憶されている受信強度の情報に基づき、近接無線機を決定する(ステップS36)。
次いで、制御部301は、通信部303を通じて探索信号を受信したか否かを判断する(ステップS37)。受信していない場合(S37:NO)、制御部301は探索信号を受信するまで待機する。
探索信号を受信したと判断した場合(S37:YES)、制御部301は、ステップS36で決定した近接無線機の情報を探索信号の送信元へ送信する(ステップS38)。
以上のように、実施の形態3では、各無線子機22は、通常運用時に用いられている連続チェックコード回数を書き換えることにより、送信する探索信号の信号強度を携帯端末30に通知することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、携帯端末30において、決定した近接無線機の無線機番号を記憶しておき、次回測定時に決定した近接無線機の無線機番号が前回と同一である場合、決定電文の送信を省略する構成について説明を行う。
図11は実施の形態4に係る携帯端末30の動作手順を示すフローチャートである。携帯端末30の制御部301は、実施の形態1〜3と同様の手順にて近接無線機を決定したか否かを判断する(ステップS41)。近接無線機を決定していない場合(S41:NO)、制御部301は、本フローチャートによる処理を終了する。
近接無線機を決定したと判断した場合(S41:YES)、制御部301は、決定した近接無線機が前回決定した近接無線機と同一であるか否かを判断する(ステップS42)。前回決定した近接無線機と同一であるか否かは、記憶部302に記憶してある近接無線機の無線機番号と、今回決定した近接無線機の無線機番号とが同一であるか否かを判断することにより判断することができる。
同一であると判断した場合(S42:YES)、制御部301は、本フローチャートによる処理を終了する。すなわち、無線子機22に対して近接無線機の情報を通知する処理を省略する。
同一でないと判断した場合(S42:NO)、制御部301は、決定した近接無線機の情報を記憶部302に記憶させると共に(ステップS43)、外部から新たに探索信号を受信したタイミングにて、近接無線機の情報を探索信号の送信元へ送信する(ステップS44)。
以上のように、実施の形態4では、次回測定時に決定した近接無線機の無線機番号が前回と同一である場合、決定電文の送信を省略することができるので、携帯端末30の電池消費を低減させることができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、携帯端末30が決定した近接無線機等の情報をホストコンピュータ11(第1装置)へ送信する構成としたが、携帯端末30の位置情報を管理するサーバコンピュータ(第2装置)を別途設け、このサーバコンピュータに対して、携帯端末30が決定した近接無線機等の情報を送信する構成としてもよい。
また、携帯端末30は、ユーザによって携帯される機器として説明を行ったが、自転車、乗用車、郵送物などの移動体に搭載される機器であってもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
本願の無線テレメータシステムは、需要家に供給される供給物の使用量を計測して計測結果を出力するメータ(23)を夫々接続可能になしてあり、接続されたメータ(23)から取得した計測結果を第1装置(11)へ送信する複数の無線通信装置(22)と、移動体に搭載又は携帯され、前記複数の無線通信装置(22)と通信可能になしてある機器(30)とを含む無線テレメータシステムにおいて、各無線通信装置(22)は、送信すべき情報を有する他の無線通信装置(22)を探索するための探索信号を外部へ送信する手段(222)、及び他の無線通信装置(22)から送信された探索信号を受信した場合であって、自装置が送信すべき情報を有するとき、前記探索信号の送信元へ前記情報を送信する手段(222)を備え、前記機器(30)は、自機を識別するための識別情報を記憶する記憶手段(302)、複数の無線通信装置から夫々送信される探索信号を受信する手段(303)、受信した探索信号の夫々の信号強度を計測する手段(303)、該手段(303)による計測結果に基づいて、自機から距離が最も近い無線通信装置(22)を決定する手段(301)、及び自機から距離が最も近い無線通信装置(22)を決定した後に、一の無線通信装置(22)から探索信号を受信した場合、決定した無線通信装置(22)の情報と、前記記憶手段(302)が記憶する識別情報とを前記一の無線通信装置(22)に通知する手段(303)を備え、前記一の無線通信装置(22)は、前記機器(30)から通知された無線通信装置(22)の情報及び前記機器(30)の識別情報を前記第1装置(11)又は前記第1装置(11)とは異なる第2装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
本願では、無線テレメータシステムの通信環境を利用して、ユーザが携帯する機器の位置情報を外部へ通知することができる。
本願の無線テレメータシステムは、各無線通信装置(22)は、自装置に付与された識別子を記憶する手段(221)と、送信すべき探索信号の信号強度を変更する手段(222)とを備え、第1の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記識別子を含む探索信号を送信するようにしてあり、前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記識別子に代えて前記第2の信号強度に係る情報を付加した探索信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本願では、無線通信装置は、探索信号に含まれる無線通信装置の識別子を書き換えることにより、送信する探索信号の信号強度を機器側へ通知することができる。
本願の無線テレメータシステムは、各無線通信装置(22)は、前記探索信号の送信時のエラー検出回数を計数する手段(220)を備え、第1の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記エラー検出回数を含む探索信号を送信するようにしてあり、前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記エラー検出回数に係る情報に代えて信号強度に係る情報を付加した探索信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本願では、無線通信装置は、探索信号に含まれるエラー検出回数を書き換えることにより、送信する探索信号の信号強度を機器側へ通知することができる。
本願の無線テレメータシステムは、前記機器(30)は、決定した無線通信装置(22)の情報及び自機の識別情報を前記一の無線通信装置(22)に通知した後、各無線通信装置(22)から送信される探索信号の受信を所定期間だけ停止する手段(220)と、前記所定期間後に受信した探索信号に基づいて決定した無線通信装置(22)が、前記所定期間前に受信した探索信号に基づいて決定した無線通信装置(22)と同一であるか否かを判断する手段(220)とを備え、同一であると判断した場合、前記一の無線通信装置(22)への通知を省略するようにしてあることを特徴とする。
本願では、次回測定時に決定した近接無線機が前回と同一の近接無線機である場合、その旨の通知を省略することができるので、機器の電池消費を低減させることができる。
本願の無線通信装置は、需要家に供給される供給物の使用量を計測して計測結果を出力するメータ(23)を接続可能になしてあり、接続されたメータ(23)から取得した計測結果を所定の送信先へ送信する無線通信装置(22)において、自装置に付与された識別子を記憶する手段(221)と、送信すべき情報を有する他の無線通信装置(22)を探索すべく、前記識別子を含んだ探索信号を第1の信号強度にて外部へ送信すると共に、前記識別子に代えて信号強度に係る情報を付加した探索信号を前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて外部へ送信する手段(222)とを備えることを特徴とする。
本願では、無線テレメータシステムの通信環境を利用して、ユーザが携帯する機器の位置情報を外部へ通知することができる。また、無線通信装置は、探索信号に含まれる無線通信装置の識別子を書き換えることにより、送信する探索信号の信号強度を機器側へ通知することができる。
11 ホストコンピュータ
12 センタ側網制御装置
21 無線親機
22 無線子機
23 メータ
30 携帯端末
210,220,301 制御部
211,221,302 記憶部
212 広域無線通信部
213,222 狭域無線通信部
214,224 表示部
215,225 操作部
219,229 電池
223 接続部
303 通信部

Claims (5)

  1. 需要家に供給される供給物の使用量を計測して計測結果を出力するメータを夫々接続可能になしてあり、接続されたメータから取得した計測結果を第1装置へ送信する複数の無線通信装置と、移動体に搭載又は携帯され、前記複数の無線通信装置と通信可能になしてある機器とを含む無線テレメータシステムにおいて、
    各無線通信装置は、
    送信すべき情報を有する他の無線通信装置を探索するための探索信号を外部へ送信する手段、及び
    他の無線通信装置から送信された探索信号を受信した場合であって、自装置が送信すべき情報を有するとき、前記探索信号の送信元へ前記情報を送信する手段
    を備え、
    前記機器は、
    自機を識別するための識別情報を記憶する記憶手段、
    複数の無線通信装置から夫々送信される探索信号を受信する手段、
    受信した探索信号の夫々の信号強度を計測する手段、
    該手段による計測結果に基づいて、自機から距離が最も近い無線通信装置を決定する手段、及び
    自機から距離が最も近い無線通信装置を決定した後に、一の無線通信装置から探索信号を受信した場合、決定した無線通信装置の情報と、前記記憶手段が記憶する識別情報とを前記一の無線通信装置に通知する手段
    を備え、
    前記一の無線通信装置は、
    前記機器から通知された無線通信装置の情報及び前記機器の識別情報を前記第1装置又は前記第1装置とは異なる第2装置へ送信するようにしてあることを特徴とする無線テレメータシステム。
  2. 各無線通信装置は、
    自装置に付与された識別子を記憶する手段と、
    送信すべき探索信号の信号強度を変更する手段と
    を備え、
    第1の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記識別子を含む探索信号を送信するようにしてあり、前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記識別子に代えて前記第2の信号強度に係る情報を付加した探索信号を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の無線テレメータシステム。
  3. 各無線通信装置は、
    前記探索信号の送信時のエラー検出回数を計数する手段
    を備え、
    第1の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記エラー検出回数を含む探索信号を送信するようにしてあり、前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて探索信号を送信する場合、前記エラー検出回数に係る情報に代えて信号強度に係る情報を付加した探索信号を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の無線テレメータシステム。
  4. 前記機器は、
    決定した無線通信装置の情報及び自機の識別情報を前記一の無線通信装置に通知した後、各無線通信装置から送信される探索信号の受信を所定期間だけ停止する手段と、
    前記所定期間後に受信した探索信号に基づいて決定した無線通信装置が、前記所定期間前に受信した探索信号に基づいて決定した無線通信装置と同一であるか否かを判断する手段と
    を備え、
    同一であると判断した場合、前記一の無線通信装置への通知を省略するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の無線テレメータシステム。
  5. 需要家に供給される供給物の使用量を計測して計測結果を出力するメータを接続可能になしてあり、接続されたメータから取得した計測結果を所定の送信先へ送信する無線通信装置において、
    自装置に付与された識別子を記憶する手段と、
    送信すべき情報を有する他の無線通信装置を探索すべく、前記識別子を含んだ探索信号を第1の信号強度にて外部へ送信すると共に、前記識別子に代えて信号強度に係る情報を付加した探索信号を前記第1の信号強度とは異なる第2の信号強度にて外部へ送信する手段と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
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