JP6406310B2 - 電動モータ構造及び電動モータの製造方法 - Google Patents

電動モータ構造及び電動モータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動モータ構造及び電動モータの製造方法に関し、特にステータの内周側とコイルエンドの内周側及び外端側一部を液密に封止する合成樹脂製の液密用封止部材を採用する技術に関する。
従来より、電動モータ(電動機)は、種々の分野で動力源として使用に供されている。 電動モータが電気エネルギーを運動エネルギーに変換することによって回転するとき、一部の電気エネルギーが熱エネルギーに変換されて発熱する。特に、電気自動車に搭載されるような高出力の電動モータ程、発熱量が多くなり、電動モータの効率低下を招くため、種々の冷却構造が提案されている。
特許文献1には、ハウジング内の底部側に冷却油を貯留する貯留槽を形成し、ステータのコイルエンドのうち底部側部分を油没させるようにした電動モータが開示されている。
特許文献2には、ステータの両端側部分において、冷却カバーと合成樹脂製の膜壁とで
環状の冷却通路(冷却室)を形成し、コイルエンドの全体を冷媒に浸漬させるようにした電動モータが開示されている。
特開2014−225971号公報 特開2015−33299号公報
特許文献1の電動モータでは、ステータのコイルエンドのうちの底部側部分のみ油没させる構造であり、コイルエンドの大部分は油没してないため、コイルエンドの瞬間的な温度上昇(例えば数秒で200℃)に対して冷却能力が不十分で、電動モータの一層の小型化を図ることは難しい。
特許文献2の電動モータでは、冷却通路の片側端面を合成樹脂製の膜壁で仕切った構造であるため、コイルエンドが高速で微振動するため合成樹脂製の膜壁の液密性と耐久性を確保することは容易ではない。
従来の電動モータでは、ステータ及び1対のコイルエンドの内周側を覆う液密封止部材を採用していないため、1対のコイルエンドを冷却する冷却液室の構造が複雑化し大型化していた。
本発明の目的は、ステータの内周側とコイルエンドの内周側及び外端側少なくとも一部を液密に封止する合成樹脂製の液密用封止部材を採用した電動モータ構造及び電動モータの製造方法を提供することである。
請求項1の電動モータ構造は、ロータと、このロータを支持する1対の軸受と、ステータコアにコイルを巻回したステータと、軸方向両端側部分に配置された1対のサイドハウジングとを有する電動モータの構造において、前記ステータコアの内周面を覆い且つ前記内周面より内側に前記ロータを収容する円筒部と、前記1対のサイドハウジングのステータ軸方向内側で両方のコイルエンドの内周面及び外端面の少なくとも一部を覆う1対の環状部と、前記両方のコイルエンドに合成樹脂を含浸させた1対の含浸部とを一体形成してなる合成樹脂製の液密用封止部材と、前記1対の環状部に形成された1対の軸受保持と、前記1対のサイドハウジングと前記ステータと前記1対のコイルエンドと前記1対の環状部及び前記1対の含浸部とで冷却液を液密に収容するように区画される環状の1対の冷却液収容室とを備えたことを特徴としている。
この電動モータ構造によれば、前記円筒部と1対の環状部と1対の含浸部とを一体形成してなる合成樹脂製の液密用封止部材を設け、1対のサイドハウジングとステータと1対のコイルエンドと前記1対の環状部及び1対の含浸部とで液密に区画された環状の1対の冷却液収容室を形成するため、1対の冷却液収容室の構造を簡単化し小型化することができる。
請求項2の電動モータ構造は、請求項1の発明において、前記1対のコイルエンドの近傍にある加熱状態の冷却液に微細バブルを発生させる微細バブル発生手段を設けたことを特徴としている。
この微細バブル発生手段により、1対のコイルエンドの近傍にある加熱状態の冷却液に微細バブルを発生させるため、微細バブル内に高温の冷却液ガスを高圧で封入した状態にすることで、瞬間的な急速発熱時における冷却性能を確保することができる。
請求項3の電動モータ構造は、請求項1の発明において、前記1対の冷却液収容室に夫々接続された循環流形成手段と、この循環流形成手段により循環させる冷却液から放熱させる放熱手段とを備えたことを特徴としている。
循環流形成手段により循環させる冷却液から放熱させる放熱手段を設けるため、コイルエンドから発生する熱を吸収した高温の冷却液を冷却液収容室外へ循環させ、高温の冷却液から放熱させることができる。
請求項4の電動モータ構造は、請求項2の発明において、前記微細バブル発生手段は、高速で微振動する前記コイルエンドを含むことを特徴としている。それ故、微細バブル発生手段の構成を簡単化することができる。
請求項5の電動モータ構造は、請求項4の発明において、前記微細バブル発生手段は、前記コイルエンドに超音波を作用させる超音波発生手段を含むことを特徴としている。それ故、超音波発生手段で発生させる超音波を介して微細バブルの粒径、発生量を制御することができ、冷却性能を制御することができる。
請求項6の電動モータ構造は、請求項4又は5の発明において、前記1対の冷却液収容室に夫々接続された循環流形成手段は、微細バブルを含む冷却液から微細バブルの一部を分離する微細バブル分離手段を有すると共に分離後の冷却液を前記冷却液収容室へ循環させることを特徴としている。
微細バブルを含む冷却液から微細バブルの一部を分離し、分離後の冷却液を前記冷却液収容室へ循環させるため、熱量を保有した微細バブルが前記冷却液収容室へ再循環するのを抑制し、冷却性能を高めることができる。
請求項7の電動モータ構造は、請求項6の発明において、前記微細バブル分離手段は、遠心力により微細バブルの一部を分離するように構成されていることを特徴としている。それ故、微細バブル分離手段の構成を簡単化することできる。
請求項8の電動モータの製造方法は、ロータと、このロータを支持する1対の軸受と、ステータコアにコイルを巻回したステータと、軸方向両端側部分に配置された1対のサイドハウジングとを有する電動モータを製造する方法において、前記ステータを金型内にセットし、この金型内に溶融状態の合成樹脂を注入して、前記ステータコアの内周面を覆い且つ前記内周面より内側に前記ロータを収容可能な円筒部と、両方のコイルエンドの内周面及び外端面の少なくとも一部を覆う1対の環状部と、前記1対のサイドハウジングのステータ軸方向内側で前記両方のコイルエンドに合成樹脂を含浸させた1対の含浸部とを一体形成してなる合成樹脂製の液密用封止部材を成形する第1工程と、前記ステータの両端側部分に前記1対のサイドハウジングを装着して、前記1対のサイドハウジングと前記ステータと前記1対のコイルエンドと前記1対の環状部及び前記1対の含浸部とで冷却液を液密に収容可能に区画される環状の1対の冷却液収容室を形成する第2工程とを備えたことを特徴としている。
第1工程において、円筒部と1対の環状部と1対の含浸部とを一体形成してなる合成樹脂製の液密用封止部材を成形し、第2工程において、前記ステータの両端側部分に1対のサイドハウジングとステータと1対のコイルエンドと1対の環状部及び1対の含浸部とで液密に区画された環状の1対の冷却液収容室を形成するため、液密用封止部材を有効活用して、構造が簡単で小型化可能な1対の冷却液収容室を形成することができる。
請求項9の電動モータの製造方法は、請求項8の発明において、前記第1工程の後且つ第2工程の前に前記液密用封止部材を切削加工して前記円筒部にロータ収容部を形成すると共に前記1対の環状部に1対の軸受保持を形成する第3工程を備えたことを特徴としている。それ故、前記液密用封止部材を切削加工して前記円筒部にロータ収容部を形成すると共に前記1対の環状部に1対の軸受保持を形成するため、1対のサイドハウジングに1対の軸受保持を形成する場合に比べて、軸受保持を小型化し、軸受保持の製作費用を低減することができる。
以上説明したように、本発明の電動モータ構造によれば、合成樹脂製の液密用封止部材を設け、この液密用封止部材を利用して環状の1対の冷却液収容室を形成するため、1対の冷却液収容室の構造を簡単化し小型化することができる。その他、上述したような種々の効果が得られる。
本発明の電動モータの製造方法によれば、第1工程において合成樹脂製の液密用封止部材を成形し、第2工程において液密用封止部材を活用して1対の冷却液収容室を形成するため、構造が簡単で小型化可能な1対の冷却液収容室を形成することができる。また、軸受保持を小型化し、軸受保持の製作費用を低減することができる。
本発明の実施例1に係る電動モータのステータコアの側面である。 ステータコアの断面図である。 ステータコアにステータコイルを巻回したステータの断面図である。 ステータとその内周面と両方の外端面を覆う合成樹脂製の封止部材素材の断面図である。 ステータと切削加工後の合成樹脂製の封止部材と、これに装着される軸受及び右側サイドハウジングの断面図である。 ステータと封止部材と軸受と右側サイドハウジングの断面図である。 ステータと封止部材と軸受と右側サイドハウジングと、これに装着される左側サイドハウジング本体の断面図である。 ステータと封止部材と軸受と右側サイドハウジングと左側サイドハウジング本体と、これに装着されるロータ及び軸受の断面図である。 エンドプレート装着前の電動モータの断面図である。 エンドプレート装着前の電動モータと、これに装着されるエンドプレートの断面図である。 電動モータの断面図である。 電動モータの1対の冷却液収容室に冷却液を収容した状態の断面図である。 電動モータと付属機構の断面図である。 本発明の実施例2に係る電動モータと付属機構の断面図である。 本発明の実施例3に係る電動モータと付属機構の断面図である。 本発明の実施例4に係るパルス駆動式ポンプの構成図である。 駆動パルスのタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
以下の説明は、所定の制御ユニットにより駆動が制御される永久磁石同期モータに適用したものを例示したものであり、本発明、その適用物、その用途を制限するものではない。尚、以下、図における左方を左方とし、上方を上方として説明する。
最初に、電動モータ1と、この電動モータ1に付属する付属機構2について図13に基づいて説明する。電動モータ1は、ステータコイル14の両方のコイルエンド14a,14bを冷却液Cにより冷却する高性能の冷却手段を備えた小型の高出力モータである。
この電動モータ1は、ロータ3と、1対の軸受4,5と、ステータ6と、合成樹脂(例えばポリカーボネート等)製の液密用封止部材7と、左側サイドハウジング8と、右側サイドハウジング9と、3本の連結ボルト10と、環状の1対の冷却液収容室11,12と、これら1対の冷却液収容室11,12に収容された冷却液Cを備えている。右側サイドハウジング9の右端部分をモータ支持部材13の取付け穴13aに内嵌固定することで、電動モータ1はモータ支持部材13に取り付けられている。
ロータ3は、ロータ軸3aに電磁鋼板積層体からなるロータ本体3b(これは図示外の複数の永久磁石を含む)を外嵌固定したものであり、ロータ軸3aとロータ本体3bの大部分が柱状体に形状されている。ロータ軸3aの左端部に一段小径の支持軸部3cが形成され、この支持軸部3cが軸受4に回転自在に支持され、ロータ軸3aの右端部に一段小径の支持軸部3dが形成され、支持軸部3dが軸受5に回転自在に支持され、支持軸部3dの先端軸部3eが外方へ突出している。尚、軸受4,5の熱負荷が小さくなるように、軸受4,5として支持軸部3c,3dの外径の約3倍程度の外径の大型の軸受4,5が採用されている。
ステータ6は電磁鋼板積層体からなり且つ複数のスロット6b及びティース6cが形成されたステータコア6aに複数のステータコイル14を巻回したものである(図3参照)。複数(3相)のステータコイル14は、ステータコア6aの複数のスロット6bを介して複数のティース6cに巻回され、ステータコア6aの両方の外端外にコイルエンド14a,14bが形成されている(図参照)。
ロータ3はステータ6の中心側のロータ収容部15aに回転可能に収容され、この電動モータ1は、ステータコイル14に制御された交流電流を流すことで発生する回転磁界によりロータ3を回転させるように構成されている。
前記合成樹脂製の液密用封止部材7は、ステータコア6aの内周面を覆う円筒部15と、両方のコイルエンド14a,14bの内周面及び外端面を覆う1対の環状部16,17と、両方のコイルエンド14a,14bに合成樹脂を含浸させた1対の含浸部18a,18bとを一体形成したものである。左側の環状部16は、コイルエンド14aの左端面と左側サイドハウジング8のエンドプレート8b間を隙間なく埋める環状厚肉部19を有する。右側の環状部17は、コイルエンド14bの右端面と右側サイドハウジング9のエンド壁部9b間を隙間なく埋める環状厚肉部20を有する。
含浸部18a,18bは、図面に明確に表れていないが、コイルエンド14a,14bに存在するコイル線材とコイル線材間の隙間及びその他の隙間に合成樹脂が含浸した部分である。
液密用封止部材7の円筒部15の内側には断面円形のロータ収容部15aが形成され、ロータ3の外周面とロータ収容部15aの内周面間には僅かな隙間が形成されている。1対の環状部16,17にはロータ収容部15aよりも僅かに大径の1対の軸受保持21,22(軸受保持穴)が形成され、1対の軸受保持21,22に1対の軸受4,5が内嵌状態に装着され、軸受保持21,22の円筒部15側の段部21a,22aで受け止められている。
左右のサイドハウジング8,9はアルミニウム合金製のものである。左側サイドハウジング8は、筒状部材8aと、これと別体のエンドプレート8bであって電動モータ1の左端面を塞ぐエンドプレート8bとで構成されている。上記のエンドプレート8bの内面には環状凸部23が形成され、この環状凸部23には軸受4のアウタレースの外端面及び外周部を押える軸受押え部23aが形成されている。
前記エンドプレート8bの内面には環状凸部23の外周側に位置する環状溝が形成され、この環状溝にOリング24が装着され、このOリング24によりエンドプレート8bと環状厚肉部19間が液密に封止されている。
左側サイドハウジング8の筒状部材8aがステータ6の左端側部分に外嵌され、筒状部材8aの右端部分がステータコア6aの左端部に外嵌されている。筒状部材8aの左端面とエンドプレート8b間がOリング25で液密に封止され、筒状部材8aとステータコア6aの左端部外周面の間がOリング26で液密に封止されている。コイルエンド14aから延びる複数のコイル引出線14cが筒状部材8aに形成した開口部から外部へ導出されている。
右側サイドハウジング9は、筒状壁部9aとこれと一体形成された環状端壁部9bとを有し、この右側サイドハウジング9がステータ6の右端側部分に外嵌され、右側サイドハウジング9の環状端壁部9bが環状厚肉部20と軸受5に当接している。
環状端壁部9bに形成された環状溝にはOリング27が装着され、このOリング27により環状端壁部9bと環状厚肉部20間が液密に封止されている。軸受5のアウタレースは、環状端壁部9bの内周端部の軸受押え部28により位置規制されている。
筒状壁部9aの左端部分がステータコア6aの右端部に外嵌され、Oリング29により筒状壁部9aとステータコア6a間が液密に封止されている。
左側のエンドプレート8bの外周部の周方向3等分位置には、筒状部材8aの外周外へ突出した3つのボルト連結部30が形成され、各ボルト連結部30にはロータ3の軸心と平行なボルト穴30aが形成されている。右側の筒状壁部9aの外周部の周方向3等分位置には、筒状部材9aの外周外へ突出した3つのボルト連結部31が形成され、各ボルト連結部31にはロータ3の軸心と平行なボルト穴31aが形成されている。
前記左側の3つのボルト連結部30と右側の3つのボルト連結部31を左右に対向させ、各組の左右のボルト穴30a,31aに連結ボルト10を挿通させて、連結ボルト10の左右両端部に螺合させた1対のナット30b,31bを締結することで、左側サイドハウジング8と右側サイドハウジング9とがステータ6を挟持する状態に強固に連結されている。
環状の1対の冷却液収容室11,12が、1対のサイドハウジング8,9と、ステータ6と、1対のコイルエンド14a,14bと、液密用封止部材7の1対の環状部16,17及び1対の含浸部18a,18bとで形成されて液密に区画されている。これら1対の冷却液収容室11,12には冷却液Cが収容されている。尚、冷却液Cとしては、本実施例ではフルオロカーボンを採用しているが、エタノール、水、その他の炭化水素等を採用可能である。
左側サイドハウジング8の頂部には、左側の冷却液収容室11の冷却液Cを循環させる循環通路33の一部が形成された筒状の通路形成部34が形成され、右側サイドハウジング9の頂部には、右側の冷却液収容室12の冷却液Cを循環させる循環通路35の一部が形成された筒状の通路形成部36が形成されている。
次に、上記の電動モータ1の製造方法について説明する。
この電動モータ1の製造方法は、図1〜図12に示すとおりであるので、簡単に説明する。最初に図1、図2に示すようなステータコア6aを準備し、次に図3に示すように、ステータコア6aに複数のステータコイル14を巻回してステータ6を製作する。尚、ステータコア6aの軸心方向の両側にコイルエンド14a,14bが突出した状態になる。
次に、図4に示すように、射出成形機の所定の成形型にステータ6を収容し、溶融状態の合成樹脂を射出することにより、液密用封止部材7の素材としての封止部材素材7mであってステータ6の内周側と両端側を覆う封止部材素材7mを成形する。この封止部材素材7mは、ステータコア6aの内周側を覆う円筒部15mと、左側のコイルエンド14aの内周面及び外端面を覆う環状部16mと、右側のコイルエンド14bの内周面及び外端面を覆う環状部17mと、両方のコイルエンド14a,14bに含浸させた含浸部18a,18bとを一体的に形成したものである。尚、環状部16m,17mは厚肉壁部19m,20mを有する。尚、含浸部18a,18bの形成のため、射出成形時には、コイルエンド14a,14bの外周側を真空引きする。
次に、図5に示すように、封止部材素材7mの円筒部15mの内周側と環状部16m,17mの内周側と環状部16mの左端面を切削加工することにより、前記ロータ収容部15aを形成した円筒部15と、軸受保持21を形成した環状部16と、軸受保持22を形成した環状部17とを形成する。そして、環状部16には環状厚肉部19が形成され、環状部17には環状厚肉部20が形成される。
次に、図5、図6に示すように、軸受保持22に軸受5を装着し、ステータ6の右端側部分に右側サイドハウジング9を外嵌して装着する。次に、図7、図8に示すように、ステータ6の左端側部分に左側サイドハウジング8の筒状部材8aを外嵌して装着する。
次に、図8、図9に示すように、ロータ3の支持軸部3cに軸受4を装着してから、ロータ3をステータ6のロータ収容部15aに左方から挿入して、ロータ3の支持軸部3dを軸受5の軸穴に挿入することにより、ロータ3と軸受4を装着する。
次に、図10、図11に示すように、左側サイドハウジング8のエンドプレート8bを装着し、3本の連結ボルト10をボルト連結部30,31のボルト穴30a,31aに夫々装着してから、ボルト10の両端部にナット30b,31bを締結することで、左右のサイドハウジング8,9をステータ6を挟持した状態に強固に連結する。
こうして、左側サイドハウジング8とステータ6とコイルエンド14aと環状部16と含浸部18aとで、左側の環状の冷却液収容室11が液密状に区画して形成され、右側サイドハウジング9とステータ6とコイルエンド14bと環状部17と含浸部18bとで、右側の環状の冷却液収容室12が液密状に区画して形成される。次に、冷却液収容室11,12に冷却液Cを充填する。
次に、上記の電動モータ1に付属の付属機構2について説明する。
前記のように、電動モータ1を駆動する際、コイルエンド14a,14bが高速で微振動するため冷却液収容室11,12内の冷却液Cに粒径がナノオーダー又はミクロンオーダーの微細バブルが発生する。尚、本実施例ではコイルエンド14a,14bにより微細バブル発生手段37が構成されている。
コイルエンド14a,14bに発生する熱で冷却液Cが高温に加熱され、その冷却液Cに生じる微細バブルの内部には表面張力で高圧に圧縮された高温高圧の冷却液ガスが発生し、エネルギー密度の高い微細バブルとなる。
前記の付属機構2は、冷却液収容室11,12の冷却液Cを外部の分離兼冷却系へ循環させ、冷却液Cから大部分の微細バブルを分離し、その分離後の冷却液比率の高い冷却液(高密度冷却液)を冷却液収容室11,12に循環させると共に、微細バブルの比率が高く冷却液比率の低い冷却液(低密度冷却液)に含まれる微細バブルの大部分を超音波により破裂させてから高温の冷却液を冷却手段により冷却し、その冷却した冷却液を再度を冷却液収容室11,12へ循環させるものである。
図13に示すように、この付属機構2は、冷却液収容室11,12の冷却液Cに循環流を形成する循環流形成手段40と、この循環流形成手段40に組み込まれた微細バブル分離手段41と、分離された微細バブルの大部分を破裂させる複数の超音波発生器42と、微細バブル破裂後の高温の冷却液ガスと冷却液Cを冷却する冷却手段43とを備えている。尚、超音波発生器42と冷却手段43が冷却液Cから放熱させる放熱手段38を構成している。
循環流形成手段40は、大径の短円筒状のケース44と、その内部に収容されたインペラー45と、駆動モータ46とを有する遠心ポンプで構成され、ケース44内のインペラー45の上側には旋回流形成と微細バブル分離のための分離スペース47が設けられている。高速旋回流を形成するためインペラー45は偏平且つ大径に形成されている。
ケース44の下面側中央部に突出する筒状部44aには冷却液収容室11,12に連通された循環通路3,35が接続され、この筒状部44aに吸入された冷却液Cは、高速回転するインペラー45により外周側へ押し出されてケース44内の外周部に高速旋回流を形成する。前記循環通路3,35に隣接する部位には冷却液収容室11,12に夫々連通する循環通路48,49が形成され、その循環通路48,49はケース44の上端近傍の外周に接続されている。尚、循環通路3の通路形成部34と循環通路48の通路形成部の間で冷却液収容室11が仕切られ、循環通路35の通路形成部36と循環通路49の通路形成部の間で冷却液収容室12が仕切られている。
前記微細バブル分離手段41は、ケース44内において冷却液の高速旋回流に作用する遠心力により微細バブルの比率の低い高密度冷却液を外周側へ移動させると共に微細バブルの比率の高い低密度冷却液を内周側へ移動させることで、微細バブルの大部分を分離するものである。
前記ケース44の上面には接続筒50を介して短円筒状の冷却ケース51が接続され、冷却ケース51内には環状の冷却液チャンバー52が形成されている。冷却ケース51の上面には冷却液チャンバー52内の低密度冷却液に微細バブル破裂用の超音波を照射する例えば4組の超音波発生器42が付設され、冷却ケース51の外周部と上面外周部分を覆う状態の冷却水ジャケット43が設けられ、この冷却水ジャケット43には冷却水が循環されている。また、冷却ケース51の下面外周部から還流通路53,54によりケース44内の分離スペース47の上端外周部へ高密度冷却液が還流する。
分離スペース47の中心側部分の低密度冷却液が接続筒50を通って冷却液チャンバー52内へ流動し、超音波発生器42から照射される超音波により微細バブルが破壊されると、微細バブルは冷却液ガスと高温の冷却液とに分解され、これらが冷却水ジャケット43の冷却水で効果的に冷却され、その冷却後の冷却液が還流通路53,54から分離スペース47へ還流する。その冷却後の冷却液は高速旋回状態の高密度冷却液に混じって循環通路48,49から冷却液収容室11,12へ循環する。
次に、前記付属機構2を含む電動モータ1の作用、効果について説明する。
この電動モータ1によれば、円筒部15と1対の環状部16,17と1対の含浸部18a,18bとを一体化した合成樹脂製の液密用封止部材7を設け、1対のサイドハウジング8,9とステータ6と1対のコイルエンド14a,14bと1対の環状部16,17及び1対の含浸部18a,18bとで液密に区画された環状の1対の冷却液収容室11,12を形成するため、冷却液収容室11,12の構造を簡単化し小型化することができる。
この微細バブル発生手段37により、1対のコイルエンド14a,14bの近傍にある加熱状態の冷却液に微細バブルを発生させるため、微細バブル内に高温の冷却液ガスを高圧で閉じ込めた状態にすることで、冷却液の相変化を利用して、この電動モータ1により自動車の駆動輪を駆動する場合における始動直後の瞬間的な急速発熱時における冷却性能を確保することができる。
循環流形成手段40により循環させる冷却液Cから放熱させる放熱手段38を設けるため、コイルエンド14a,14bから発生する熱を吸収した高温の冷却液Cを冷却液収容室11,12外へ循環させ、高温の冷却液Cから放熱させることができる。
微細バブル発生手段37は、高速で微振動するエンドコイル14a,14bで構成されているため、微細バブル発生手段37の構成を簡単化することができる。
循環流形成手段40は、微細バブルを含む冷却液Cから微細バブルの一部を分離する微細バブル分離手段41を有すると共に分離後の冷却液Cを冷却液収容室11,12へ循環させるため、微細バブルを含む冷却液Cから微細バブルの一部を分離し、分離後の冷却液Cを冷却液収容室11,12へ循環させるため、熱量を保有した微細バブルが冷却液収容室11,12へ再循環するのを抑制し、冷却性能を高めることができる。
微細バブル分離手段41は、遠心力により微細バブルの一部を分離するように構成されているため、微細バブル分離手段41の構成を簡単化することできる。
電動モータ1の製造方法においては、円筒部15と1対の環状部16,17と1対の含浸部18a,18bとを一体形成した合成樹脂製の液密用封止部材7を成形し、次にステータ6の両端側部分に1対のサイドハウジング8,9とステータ6と1対のコイルエンド14a,14bと1対の環状部16,17及び1対の含浸部18a,18bとで液密に区画された環状の1対の冷却液収容室11,12を形成するため、液密用封止部材7を有効活用して、構造が簡単で小型化可能な冷却液収容室11,12を形成することができる。
液密用封止部材7を切削加工して円筒部15にロータ収容部15aを形成すると共に1対の環状部16,17に1対の軸受保持21,22を形成するため、1対のサイドハウジング8,9に1対の軸受保持21,22を形成する場合に比べて、軸受保持21,22を小型化し、軸受保持21,22の製作費用を低減することができる。
実施例2に係る電動モータ1及びその付属機構2について図14に基づいて説明する。
実施例1の電動モータ1と同様のものに同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。冷却液収容室11A,12Aの容積を増すため、Oリング24,27の外径が小径化され、環状厚肉部19A,20Aの外径がOリング24,27の外径と同程度まで小径化されている。
また、コイルエンド14a,14bの微振動により、十分な量の微細バブルが発生しない場合には、必要に応じて、コイルエンド14aに超音波を作用させる複数の超音波発生手段39aを設けると共にコイルエンド14bに超音波を作用させる複数の超音波発生手段39bを設けてもよい。超音波発生手段39a,39bで発生させる超音波を介して微細バブルの粒径、発生量などを制御することができ、冷却性能を制御することができる。
また、必要に応じて、冷却液C中の微細バブルの分離を促進するため、ケース44内の分離スペース47内に、複数枚の金網状のグリッド電極55を配置し、このグリッド電極55に直流電源手段から正の所定電圧を印加するように構成してもよい。冷却液Cとして、フロロカーボンを採用しているため微細バブルが負に帯電することから、微細バブルが電気力でグリッド電極55の方へ吸引されるため、微細バブルの分離を促進することができる。この場合、微細バブル発生手段37は、コイルエンド14a,14bと、上記の超音波発生手段39a,39bとで構成されることになる。
実施例3に係る電動モータ1及びその付属機構2について図15に基づいて説明する。
実施例1の電動モータ1と同様のものに同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図15に示すように、ステータ6を冷却する冷却能力を高めるため、ステータ6の外周面に熱伝導に優れるグラフェンシート60を複数枚積層したグラフェンシート積層体61が巻き付けられ、そのグラフェンシート積層体61をステータ6に押圧する為にステータ6とグラフェンシート積層体61に外嵌させた鋼製筒体62であって半円筒状の2分割体をボルト締結してなる鋼製筒体62が設けられ、グラフェンシート積層体61の一端部が鋼製筒体62の外側へ導出され、ヒートシンク(図示略)に接触状態にして押え板63と複数のボルト64とで締結されている。
前記循環流形成手段40に採用する遠心ポンプの代わりに、以下のようなパルス駆動式ポンプ70を採用してもよい。
図16に示すように、合成樹脂製の筒体71の内部に冷却液Cが流れる通路72が形成され、筒体71の内部には、通路72を横断する金網状の複数のグリッド電極73a〜73iが、冷却液流れ方向に所定間隔おきに配設されて筒体71に固定されている。複数のグリッド電極73a〜73iの各々に所定の正のパルス電圧を印加するための導線74が接続され、これら導線74は駆動制御ユニット75に電気的に接続されている。
駆動制御ユニット75は、複数のグリッド電極73a〜73iに、図17に示すような所定電圧(例えば60〜100V程度)の駆動パルス76a〜76iを短時間間隔で繰り返し印加するように構成されている。冷却液としてフルオロカーボンを採用している場合、フルオロカーボンは負に帯電したミセル構造となるため、微細バブルは負に帯電している。
そのため、図17に示すような駆動パルス76a〜76iをグリッド電極73a〜73iに印加すると、微細バブルがグリッド電極73a〜73iとの間に作用する電気力により順次下流側へ駆動される。同時に微細バブル以外の冷却液も微細バブルと共に流動する。 第1列目の駆動パルス76a〜76iの印加から所定短時間あけて第2列目の駆動パルス76a〜76iを印加することを順次繰り返すことで、微細バブルを含んだ冷却液を図16に示すように右方へ流動させることができる。つまり、冷却液を加圧して流動させる冷却液ポンプを構成することができる。
尚、グリッド電極73a〜73iの数は例示に過ぎず、より多くのグリッド電極を設けてもよく、グリッド電極同士の間の間隔も例示であって適宜設定される。また、グリッド電極に印加する駆動パルスも例示であって、前記に限るものではない。
上記のパルス駆動式ポンプ70を採用する場合、微細バブルを分離する微細バブル分離手段としては、円錐状のサイクロンを採用し、前記ポンプ70で形成した冷却液の高速流をサイクロンに導入して遠心力の作用で高密度冷却液と低密度冷却液とに分離することができる。低密度冷却液中の微細バブルを破裂させるには、前記実施例1と同様に超音波を採用してもよく、熱い冷却液を冷却する冷却手段としては、前記実施例1と同様に冷却水ジャケットや空冷フィンを採用してもよい。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
)付属機構2の冷却水ジャケット43の代わりに、冷却ケース51の外周部と上面部等に複数の空冷フィンを一体的に形成し、冷却ケース51内の冷却液ガスや冷却液を空冷により冷却するように構成してもよい。
)前記冷却液に用いるフルオロカーボンとしては、ハイドロフルオロエーテル(HFE)、
次亜フッ素酸(HFO)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)などが望ましい。また、アルコール系の液体をベースとし、それにHFEを混入して複数段沸騰型の冷却液を採用してもよい。
)微細バブル分離手段として、図16のパルス駆動式ポンプ70の原理を利用して微細バブルを分離することも可能である。
この場合、例えば、図16のパルス駆動式ポンプ70において、筒体71内の通路の上半分にのみ半円形の複数のグリッド電極を設けると、微細バブルの比率の高い低密度冷却液が複数のグリッド電極側(上半分側)へ吸引されて流れ方向へ駆動され、微細バブルの比率の低い高密度冷却液が下半分側を流れるようになるため、低密度冷却液と高密度冷却液を分離することができる。
)図4に示すように、溶融合成樹脂を射出する際に、コイルエンド14a,14bの外周側を真空引きすることなく射出成形し、コイルエンド14a,14bの内周近傍部と外端面近傍部にのみ薄い含浸部18a,18bを形成し、コイルエンド14a,14bの大部分には外周側から冷却液が浸透可能に構成してもよい。コイル線材間に冷却液を浸透させることで、ステータコイル14の冷却性能を強化することができる。
)前記微細バブルを発生させることなく、冷却液収容室11,12に循環させる冷却液Cでコイルエンド14a,14bを冷却する形式の電動モータにも本発明を同様に適用することができる。この場合、微細バブル発生手段37、微細バブル分離手段41、微細バブル分離スペース47、超音波発生器42、超音波発生手段39a,39b等が省略される。
)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 電動モータ
2 付属機構
3 ロータ
4,5 軸受
6 ステータ
6a ステータコア
7 液密用封止部材
8,9 サイドハウジング
11,12 冷却液収容室
11A,12A 冷却液収容室
14 ステータコイル
14a,14b コイルエンド
15 円筒部
15a ロータ収容部
16,17 環状部
18a,18b含浸部
21,22 軸受保持
37 微細バブル発生手段
38 放熱手段
39a,39b 超音波発生手段
40 循環流形成手段
41 微細バブル分離手段
70 パルス駆動式ポンプ
73a〜73i グリッド電極

Claims (9)

  1. ロータと、このロータを支持する1対の軸受と、ステータコアにコイルを巻回したステータと、軸方向両端側部分に配置された1対のサイドハウジングとを有する電動モータの構造において、
    前記ステータコアの内周面を覆い且つ前記内周面より内側に前記ロータを収容する円筒部と、前記1対のサイドハウジングのステータ軸方向内側で両方のコイルエンドの内周面及び外端面の少なくとも一部を覆う1対の環状部と、前記両方のコイルエンドに合成樹脂を含浸させた1対の含浸部とを一体形成してなる合成樹脂製の液密用封止部材と
    記1対の環状部に形成された1対の軸受保持と、
    前記1対のサイドハウジングと前記ステータと前記1対のコイルエンドと前記1対の環状部及び前記1対の含浸部とで冷却液を液密に収容するように区画される環状の1対の冷却液収容室とを備えたことを特徴とする電動モータ構造。
  2. 前記1対のコイルエンドの近傍にある加熱状態の冷却液に微細バブルを発生させる微細バブル発生手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ構造。
  3. 前記1対の冷却液収容室に夫々接続された循環流形成手段と、この循環流形成手段により循環させる冷却液から放熱させる放熱手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ構造。
  4. 前記微細バブル発生手段は、高速で微振動する前記コイルエンドを含むことを特徴とする請求項2に記載の電動モータ構造。
  5. 前記微細バブル発生手段は、前記コイルエンドに超音波を作用させる超音波発生手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の電動モータ構造。
  6. 前記1対の冷却液収容室に夫々接続された循環流形成手段は、微細バブルを含む冷却液から微細バブルの一部を分離する微細バブル分離手段を有すると共に微細バブルの一部を分離した分離冷却液を前記冷却液収容室へ循環させることを特徴とする請求項4又は5に記載の電動モータ構造。
  7. 前記微細バブル分離手段は、遠心力により微細バブルの一部を分離するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電動モータ構造。
  8. ロータと、このロータを支持する1対の軸受と、ステータコアにコイルを巻回したステータと、軸方向両端側部分に配置された1対のサイドハウジングとを有する電動モータを製造する方法において、
    前記ステータを金型内にセットし、この金型内に溶融状態の合成樹脂を注入して、前記ステータコアの内周面を覆い且つ前記内周面より内側に前記ロータを収容可能な円筒部と、 前記1対のサイドハウジングのステータ軸方向内側で両方のコイルエンドの内周面及び外端面の少なくとも一部を覆う1対の環状部と、前記両方のコイルエンドに合成樹脂を含浸させた1対の含浸部とを一体形成してなる合成樹脂製の液密用封止部材を成形する第1工程と、
    前記ステータの両端側部分に前記1対のサイドハウジングを装着して、前記1対のサイドハウジングと前記ステータと前記1対のコイルエンドと前記1対の環状部及び前記1対の含浸部とで冷却液を液密に収容可能に区画される環状の1対の冷却液収容室を形成する第2工程とを備えたことを特徴とする電動モータの製造方法。
  9. 前記第1工程の後且つ第2工程の前に前記液密用封止部材を切削加工して前記円筒部にロータ収容部を形成すると共に前記1対の環状部に1対の軸受保持を形成する第3工程を備えたことを特徴とする請求項8に記載の電動モータの製造方法。
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