JP6405877B2 - ベルレス高炉の原料装入方法 - Google Patents
ベルレス高炉の原料装入方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6405877B2 JP6405877B2 JP2014212862A JP2014212862A JP6405877B2 JP 6405877 B2 JP6405877 B2 JP 6405877B2 JP 2014212862 A JP2014212862 A JP 2014212862A JP 2014212862 A JP2014212862 A JP 2014212862A JP 6405877 B2 JP6405877 B2 JP 6405877B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- coke
- charging
- auxiliary
- material hopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
- Manufacture Of Iron (AREA)
Description
通常、高炉は、焼結鉱やペレット、塊鉱石などの鉱石原料と、石炭を乾留したコークスと、を用い、鉱石原料とコークスのそれぞれを層状に装入することで、銑鉄の製造を行っている。
コークスは、高炉内において、還元材、高炉内の熱源、通気確保のためのスペーサーなど、様々な役割を担っている。低コークス比操業を実施すると、上記役割を担うコークス量が減少することになる。この場合、還元反応の遅れや、熱不足、通気性の悪化などの問題が生じることが懸念される。中でも、炉下部での通気性の悪化が特に問題となっている。これは、炉下部の鉱石溶融部が最も通気抵抗が高いことが原因と考えられる。
一方で、鉱石とコークスとでは、密度や粒径、形状などの差が存在する。このため、鉱石層へのコークス混合装入では、高炉内部への装入前の搬送設備において、コークスの偏析や分離が生じてしまう問題があった。
装入ベルトコンベア上での鉱石類原料の搬送方向長さに対して、炉頂バンカーに装入される先頭側50%以内にコークスを積層した状態で、原料装入する方法が開示されている(特許文献1参照)。
また、2つの炉頂バンカーにそれぞれ保持された鉱石類とコークスを同時に炉内へ装入するに際して、1バッチ分のコークス装入量が5〜50質量%のときに、鉱石を同時に切り出すことで、コークスの中心装入と鉱石及びコークスの混合装入とを1バッチで行うことが記載されている(特許文献2参照)。
また、上記特許文献2では、鉱石類とコークスとを混合装入する際の偏析などの問題に対応していない。
また、上記特許文献3では、コークス又は鉱石の一種類の原料における粒度を対象としており、両者を混合した混合物の装入方法については言及されていない。
(1)炉頂部に主原料ホッパーの他に、副原料ホッパーを有するベルレス高炉の原料装入方法において、鉱石とコークスの混合物は、前記副原料ホッパーに装入され、前記混合物は、装入ベルトコンベア上に前記鉱石と前記コークスとを切り出す際に、前記鉱石の上に前記コークスを層状に積層させることで形成され、前記副原料ホッパーは、平板でありかつ可動軸を有する整流板を一つ有し、前記整流板は、前記平板が、前記装入ベルトコンベアからの原料装入方向に対向し、前記副原料ホッパーを、前記整流板に対して前記原料装入方向の手前側に位置する第1の領域と、前記整流板に対して前記原料装入方向の奥側に位置する第2の領域とに二分するように設置されており、前記整流板の前記可動軸よりも上方側の部分が、前記混合物が前記装入ベルトコンベアから前記副原料ホッパー内に自由落下する間に、前記混合物の落下軌跡を二分することで、前記混合物のうちの前記コークスの前記副原料ホッパー内への装入位置を決定し、前記整流板の前記可動軸よりも下方側の部分が、前記副原料ホッパーの排出口上部で、前記第1の領域に装入された装入物が通過する第1の排出流路と前記第2の領域に装入された装入物が通過する第2の排出流路とを形成し、前記第1の排出流路及び前記第2の排出流路のうちいずれか一方からの装入物を優先的に排出させるものであり、前記整流板の角度を変更することによって、前記副原料ホッパーから排出される前記混合物中の前記コークスの比率について所望の経時的変化を得るべく、前記整流板の角度を予め定めておくことを特徴とするベルレス高炉の原料装入方法。
(2)前記装入ベルトコンベア上で、前記鉱石の上に前記コークスを層状に積層するに際し、前記装入ベルトコンベア上の全積層長さに対して、前記コークスを先頭から50%以内に積層することを特徴とする(1)に記載のベルレス高炉の原料装入方法。
(3)Cc、C1、O1、O2の順で実施する4バッチ装入であって、前記O1に前記混合物を装入するに際し、前記副原料ホッパーからの全排出時間に対し、前半50%の排出時間に排出するコークス量を増加させることを特徴とする(1)又は(2)に記載のベルレス高炉の原料装入方法。
(4)Cc、C1、O1、O2の順で実施する4バッチ装入であって、前記O1に前記混合物を装入するに際し、前記副原料ホッパーからの全排出時間に対し、後半50%の排出時間に排出するコークス量を増加させることを特徴とする(1)又は(2)に記載のベルレス高炉の原料装入方法。
本実施形態におけるベルレス高炉の原料装入方法は、炉頂部に主原料ホッパーの他に、副原料ホッパーを有するベルレス高炉の原料装入方法において、鉱石とコークスの混合物は、前記副原料ホッパーに装入され、前記混合物は、装入ベルトコンベア上に前記鉱石と前記コークスとを切り出す際に、前記鉱石の上に前記コークスが層状に積層させることで形成され、前記副原料ホッパーは、可動軸を有する整流板を一つ有し、前記整流板の前記可動軸よりも上方側の部分が、前記混合物が前記装入ベルトコンベアから前記副原料ホッパー内に自由落下する間に、前記混合物の落下軌跡を二分することで、前記混合物のうちの前記コークスの前記副原料ホッパー内への装入位置を決定し、前記整流板の前記可動軸よりも下方側の部分が、前記副原料ホッパーの排出口上部で、前記整流板の下方側の部分の端部と前記副原料ホッパーの両側面との間で、所定の断面積比率を有する2つの排出流路を形成することで、前記2つの排出流路を通過する前記混合物のそれぞれの流量を決定するものであり、前記整流板の角度を変更することによって、前記副原料ホッパーから排出される前記混合物中の前記コークスの比率の経時的変化を制御することを特徴とする。
コークス混合装入に使用されるコークスは、鉱石の平均粒径に対して、5倍以上の平均粒径を有する塊コークスを使用することが好ましい。粒径比が大きいほど粒度偏析が顕著となるため、本発明の効果が得やすくなる。
具体的には、Ccバッチでは、コークスを装入し、炉の中心部にコークス層を形成する。次いで、C1バッチでは、コークスを装入し、炉壁部側に略水平な形状の水平型テラスと、更に、この水平型テラスの炉内側先端から炉中心部に向け下方に傾斜する傾斜コークス層を形成する。次に、O1バッチでは、鉱石とコークスの混合物を装入し、上記C1バッチの水平型テラスの上に、鉱石とコークスの混合物層を形成する。最後に、O2バッチでは、鉱石を装入し、炉壁部側に略水平な形状の水平型テラスと、更に、この水平型テラスの炉内側先端から炉中心部に向け下方に傾斜する傾斜鉱石層を形成する。
上記Cc、C1、O1、O2装入における装入物分布の模式図を図1に示す。
以下、C1、O2の主原料ホッパーからの原料装入とCcの副原料ホッパーからの原料装入は、従来と同様であるため省略し、O1の副原料ホッパーへの鉱石とコークスの混合物の装入を説明する。
図2に示すように、副原料ホッパー1の内部には、可動軸3を有する整流板2が一つ設置されている。ここに、整流板2の上方側の部分の端部2Aは、自由落下する原料を二分する位置におく。また、整流板2の上方側の部分の端部2Aの高さは、当該バッチの全原料が装入された時点で形成される堆積面の高さに合わせるのが好ましい。また、当該バッチの全原料量は、その堆積面が整流板2の上方側の部分の端部2Aと一致する体積の1.1倍以内が好ましい。それによって、次に述べるコークス分級を十分に行わすことができる。
先ず、鉱石とコークスとを切り出す際には、混合物は、炉頂ホッパー直前の装入ベルトコンベア上にて、鉱石の上にコークスを層状に積層させることで形成される。
そして、装入ベルトコンベアから、上記層状に積層させた混合物を落下させ、副原料ホッパー1へと混合物を装入する。装入ベルトコンベアから落下させた混合物は、図2の矢印で示す、放物線の落下軌跡を描いて、整流板2の可動軸3よりも上方側の部分に衝突する。ここで、整流板2と混合物との衝突は、落下する混合物のうち、8割程度の混合物が整流板2と衝突するように、整流板2の設置位置並びに整流板2の傾斜角を調整することが好ましい。混合物は、整流板2との衝突で、平均粒径が大きく、かつ密度が小さいコークスの大部分が、装入ベルトコンベア側から見て、整流板2の奥側に位置する領域(図2中の整流板2よりも右側の領域)に装入される。また、コークスよりも細粒の鉱石は、装入ベルトコンベア側から見て、整流板2の手前側に位置する領域(図2中の整流板2よりも左側の領域)に装入される確率が高い。
これにより、混合物は、整流板2を挟んで二分され、図2に示す、ホッパーの左側の領域Aに鉱石を多く含む装入物が、ホッパーの右側の領域Bにコークスを多く含む装入物がそれぞれ装入される。以下、副原料ホッパー1内に装入された混合物を、装入物として説明する。
そして、副原料ホッパー1からの装入物の排出時には、先ず、副原料ホッパー1の排出口に近い領域Cに装入されたものが最初に排出される。次に、排出されるのは、整流板2の可動軸3よりも下方側の部分の位置の影響を受ける。
整流板2は、副原料ホッパー1の排出口の上部において、副原料ホッパー1を2つの領域に区画する。ここで区画された領域は、上記領域Cを除いた領域である。そして、整流板2の可動軸3よりも下方側の部分の端部と副原料ホッパー1の両側面との間で、所定の断面積比率を有する2つの排出流路が形成されている。2つの排出流路のうち、一方の排出流路は、領域Aの排出流路、他方の排出流路は、領域Bの排出流路である。
図2に示すように、整流板2の可動軸3よりも上方側の部分が、装入ベルトコンベアから離れる方向へと整流板2を傾けた状態の場合、整流板2の可動軸3よりも下方側の部分は、装入ベルトコンベア側に近接する状態に位置している。このため、排出口に至る断面積は、領域Aの排出流路に比べて、領域Bの排出流路の方がその比率が大きくなる。これにより、2つの排出流路を通過する装入物のそれぞれの流量が決定される。したがって、図2に示すホッパーの右側の、領域Bのコークスが多く堆積した装入物が優先的に排出される。また、密度の大きい鉱石も同時に排出しようとするために、密度の大きい鉱石とコークスとが混合しながら排出されることになる。そして、最後に、ホッパーの左側の、領域Aの鉱石が多く堆積した装入物が排出される。このように、整流板2の可動軸3よりも上方側の部分が装入ベルトコンベアから離れる方向へと整流板2を傾けた状態とすることで、副原料ホッパー1からの全排出時間に対し、前半50%の排出時間に排出するコークス量を増加させることができる。
なお、排出前期に鉱石が優先的に排出され、排出後期に鉱石とコークスとが混合しながら排出されることで混合層が形成される。
上述の混合物の装入時及び排出時の作用により、整流板2の角度を変更することによって副原料ホッパー1からの装入物中のコークスの比率の経時的変化(混合物中のコークス比率の時間推移)を制御することができる。
整流板2の角度の変更は、副原料ホッパー1中に装入物(装入された混合物)が存在する期間では困難である。従って、副原料ホッパー1への混合物の装入と、副原料ホッパー1からの装入物の排出時とで、整流板2の角度は同じとして、整流板2の角度とコークスの比率の経時的変化とを予め定めておく。
整流板2の角度は、高炉操業に合わせて以下のように制御する。たとえば、炉壁側の通気を改善する場合には、整流板2の可動軸3よりも上方側の部分が、装入ベルトコンベアから離れる方向へと整流板2を傾ける。これにより、炉壁側へ塊コークスを堆積させる。一方、炉中心の通気を改善する場合には、整流板2の可動軸3よりも上方側の部分が、装入ベルトコンベアに近づく方向へと整流板2を傾ける。そして、Cバッチで形成した水平型テラスの肩へ塊コークスを装入することで、次工程のO2バッチでこの水平型テラスの肩部に装入した塊コークスを炉中心へ崩しこめる。
<実施例1>
図3に示す1/5.2模型実験にて、鉱石層へのコークス混合装入における、コークスの排出挙動の検討を行った。なお、図3に示す模型実験装置において、符号10は副原料ホッパー、符号20は装入ベルトコンベアである。
<副原料ホッパー>
本実施例で使用した副原料ホッパーを、図4で説明する。図4上図は、副原料ホッパーの上面図を、図4下図は、副原料ホッパーの側面図を示す。
副原料ホッパー10は、原料装入部11と、テーパー部12と、原料排出部13とから構成されている。
原料装入部11は、副原料ホッパー10の上部に位置する。また、その形状は略筒状である。原料装入部11の上端及び下端の内径寸法は690mm、原料装入部11の垂直方向高さは430mmである。
テーパー部12は、副原料ホッパー10の中央部に位置する。また、その形状は、逆錐台筒形状である。テーパー部12の上端は、原料装入部11の下端に接続されている。また、テーパー部12の下端は、テーパー部12の上端の中心軸よりも、装入ベルトコンベアから離れる方向に、その中心軸が設けられている。また、テーパー部12の下端は、その外周が、原料装入部11の中心軸に接する位置となるように設けられている。テーパー部12の下端の内径寸法は240mm、テーパー部12の垂直方向高さは370mmである。
図5(B)に示すように、整流板16は、台形状の平板であり、上底の長さは580mm、下底の長さは400mm、高さは250mmである。また、整流板16には、上底及び下底と平行な可動軸17を有している。可動軸17は、下底から上底に向かって高さ80mmの位置(上底から下底に向かって高さ170mmの位置)に設けられている。
図5(A)に示すように、整流板16は、装入ベルトコンベアからの原料装入方向に対して平板が対向するように設置されている。また、可動軸17は、テーパー部12の下端の中心軸から、装入ベルトコンベア側に20mm近づいた位置であり、また、テーパー部12の下端から、テーパー部12の上端に向かって垂直方向250mmの高さに設置されている。
整流板16は、可動軸17を軸として、傾斜が可能に構成されている。
上記のように構成された副原料ホッパー10では、整流板16をプラス側に15°傾斜させたとき、整流板16の上端が、原料装入部11とテーパー部12との接続位置の高さとほぼ一致するように配置されている。なお、本実施例において、整流板16の傾斜は、マイナス側傾斜が15°、プラス側傾斜が30°で行った。プラス側に30°傾斜させたとき、装入ベルトコンベア20から落下する混合物のうち、落下幅の8割程度が、整流板16に衝突する。
副原料ホッパー10に装入する混合物について、コークスを装入ベルトコンベア20上で鉱石原料に混合する際に、鉱石原料上部に積層させる混合コークスの切り出し長さを、以下の4つのパターンに変化させて実験を行った。なお、コークスは、鉱石粒径に対して5倍以上の塊コークスを使用した。
図6に、原料の切り出し方法の条件を示す。図6(A)は均一重ね、図6(B)は前半1/2重ね、図6(C)は中盤1/2重ね、図6(D)は後半1/2重ねである。
・均一重ね:鉱石の上に、同じ長さでコークスを均一に積層。
・前半1/2重ね:全積層長さに対して、コークスを先頭から50%に積層。
・中盤1/2重ね:全積層長さに対して、コークスを中盤から50%を積層。
・後半1/2重ね:全積層長さに対して、コークスを後半の50%に積層。
・副原料ホッパー10内への整流板16の設置なし。
・副原料ホッパー10内に整流板16を設置し、整流板16をプラス側に傾斜。傾斜角度は、整流板16の軸位置に対してプラス30°。
・副原料ホッパー10内に整流板16を設置し、整流板16をマイナス側に傾斜。傾斜角度は、整流板16の軸位置に対してマイナス15°。
図8〜図11から明らかなように、整流板16をプラス側に傾斜させた状態で混合装入した場合、原料切り出しが上記(1)〜(4)のいずれのパターンであっても、排出前期の無次元排出時間0.2〜0.4において、塊コークスが多く排出されていることが確認できる。
これは、図2に示す、副原料ホッパー1の右側に位置する領域Bに、粒径が大きく、かつ、密度が小さい塊コークスが偏析装入され、副原料ホッパー1からの排出時には、領域Bの塊コークスが偏析装入された装入物から優先的に排出された結果と推察される。
一方で、図8〜図11から明らかなように、整流板16をマイナス側に傾斜させた状態で混合装入した場合、排出後期の無次元排出時間0.6〜1.0において、塊コークスが多く排出されていることが確認できる。
これは、図2に示す、副原料ホッパー1からの原料排出時に、整流板2をマイナス側傾斜させることで、ホッパーの左側に位置する領域Aに、粒径が小さく、かつ、密度が大きい鉱石が偏析装入され、副原料ホッパー1からの排出時には、領域Aの、細粒の鉱石が偏析装入された装入物が優先的に排出された結果と推察される。
そして、O2バッチの装入時にO1バッチの崩しこみを行うことで、O1バッチで偏析装入された塊コークスを、炉中心部側に流し込むことができる。これにより、コークス層の層厚の薄い、図13中の実線丸印で示す領域Bに、塊コークスを多く装入することができるため、通気性の改善が見込める。
このように、整流板16を所望の角度に傾斜させた状態で原料装入することで、一つの設備によって、装入物中のコークスの比率の経時的変化を制御することが可能になる。
図8〜図11から明らかなように、原料切り出しのパターンごとに比較すると、前半1/2重ねは、他のパターンに比べて、排出全般にわたって、均一に塊コークスが装入されていることが確認できる。このため、原料切り出しは、図9に示す、前半1/2重ねのパターンが特に好ましい。
原料切り出しを前半1/2重ねとすることで、高炉操業として、万遍なく混合される。また、原料切り出しを前半1/2重ねとし、整流板16をプラス側に傾斜させた状態で混合装入することで、部分的に炉壁部側から中央側に多く装入することが可能となる。
Claims (4)
- 炉頂部に主原料ホッパーの他に、副原料ホッパーを有するベルレス高炉の原料装入方法において、
鉱石とコークスの混合物は、前記副原料ホッパーに装入され、
前記混合物は、装入ベルトコンベア上に前記鉱石と前記コークスとを切り出す際に、前記鉱石の上に前記コークスが層状に積層させることで形成され、
前記副原料ホッパーは、平板でありかつ可動軸を有する整流板を一つ有し、
前記整流板は、前記平板が、前記装入ベルトコンベアからの原料装入方向に対向し、前記副原料ホッパーを、前記整流板に対して前記原料装入方向の手前側に位置する第1の領域と、前記整流板に対して前記原料装入方向の奥側に位置する第2の領域とに二分するように設置されており、
前記整流板の前記可動軸よりも上方側の部分が、前記混合物が前記装入ベルトコンベアから前記副原料ホッパー内に自由落下する間に、前記混合物の落下軌跡を二分することで、前記混合物のうちの前記コークスの前記副原料ホッパー内への装入位置を決定し、
前記整流板の前記可動軸よりも下方側の部分が、前記副原料ホッパーの排出口上部で、前記第1の領域に装入された装入物が通過する第1の排出流路と前記第2の領域に装入された装入物が通過する第2の排出流路とを形成し、前記第1の排出流路及び前記第2の排出流路のうちいずれか一方からの装入物を優先的に排出させるものであり、
前記副原料ホッパーから排出される前記混合物中の前記コークスの比率について所望の経時的変化を得るべく、前記整流板の角度を予め定めておくことを特徴とするベルレス高炉の原料装入方法。 - 前記装入ベルトコンベア上で、前記鉱石の上に前記コークスを層状に積層するに際し、
前記装入ベルトコンベア上の全積層長さに対して、前記コークスを先頭から50%以内に積層することを特徴とする請求項1に記載のベルレス高炉の原料装入方法。 - Cc、C1、O1、O2の順で実施する4バッチ装入であって、
前記O1に前記混合物を装入するに際し、
前記副原料ホッパーからの全排出時間に対し、前半50%の排出時間に排出するコークス量を増加させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルレス高炉の原料装入方法。 - Cc、C1、O1、O2の順で実施する4バッチ装入であって、
前記O1に前記混合物を装入するに際し、
前記副原料ホッパーからの全排出時間に対し、後半50%の排出時間に排出するコークス量を増加させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルレス高炉の原料装入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212862A JP6405877B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | ベルレス高炉の原料装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212862A JP6405877B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | ベルレス高炉の原料装入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016079468A JP2016079468A (ja) | 2016-05-16 |
JP6405877B2 true JP6405877B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=55957609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014212862A Active JP6405877B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | ベルレス高炉の原料装入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6405877B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6627717B2 (ja) * | 2016-10-29 | 2020-01-08 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
JP6627718B2 (ja) * | 2016-10-29 | 2020-01-08 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
JP7202860B2 (ja) * | 2018-11-28 | 2023-01-12 | 株式会社Ihiポールワース | 炉頂装置 |
CN110628972B (zh) * | 2019-10-30 | 2021-06-29 | 石横特钢集团有限公司 | 一种减轻常规布料偏析的布料新方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61223113A (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-03 | Nippon Steel Corp | ベルレス式高炉の原料装入方法 |
JP3690363B2 (ja) * | 2002-04-25 | 2005-08-31 | 住友金属工業株式会社 | 原料の粒度分別方法および分別装置 |
JP5338308B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2013-11-13 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
-
2014
- 2014-10-17 JP JP2014212862A patent/JP6405877B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016079468A (ja) | 2016-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6405877B2 (ja) | ベルレス高炉の原料装入方法 | |
JP5440077B2 (ja) | ベルレス高炉への原料装入方法 | |
JP6260288B2 (ja) | ベルレス高炉の原料装入方法 | |
JP5861392B2 (ja) | 高炉操業方法 | |
JP5515288B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP6102462B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP5338309B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP2006336094A (ja) | 高炉原料装入装置および高炉原料装入方法 | |
JP5751037B2 (ja) | 高炉操業方法 | |
JP6102497B2 (ja) | ベルレス高炉の原料装入方法 | |
JP6819011B2 (ja) | 高炉の原料装入方法 | |
JP5338308B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP5338310B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP2018536837A (ja) | 原料装入装置及び方法 | |
CN111989411B (zh) | 高炉的原料装入方法 | |
JP6102495B2 (ja) | 高炉の原料装入装置及び高炉の原料装入方法 | |
JP5124969B2 (ja) | 焼結鉱製造方法 | |
JP5338311B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP4617689B2 (ja) | ベルレス原料装入装置を備えた高炉での原料装入方法 | |
JP2005213579A (ja) | 高炉の中心装入コークスの調製方法 | |
JP2018070954A (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP5217650B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JP5853904B2 (ja) | ベル式高炉の原料装入方法 | |
JP6558519B1 (ja) | 高炉の原料装入方法 | |
JP2023079158A (ja) | ベルレス高炉の原料装入装置及び原料装入方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170605 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180903 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6405877 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |