JP2018070954A - 高炉への原料装入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】混合コークスの偏析を抑制し、高炉内のコークス混合鉱石層における鉱石と混合コークスとの混合状態を制御できる高炉への原料装入方法を提供する。
【解決手段】高炉への原料装入方法であって、鉱石の平均粒径に対するコークスの平均粒径の比率が1.3以上であり、1チャージで装入する混合原料を2バッチに分割し、第1バッチの装入位置より炉壁側の位置または装入位置と同じ位置から第2バッチの混合原料の装入を開始し、装入位置よりも炉中心側の位置にわたって前記第2バッチの混合原料を装入し、1チャージで装入する鉱石の質量に対する第2バッチで装入する鉱石の質量比をRO2とし、1チャージで装入する混合コークスの質量に対する第2バッチの混合コークスの質量比をRO2MCとした場合に、RO2MCが、(1)式を満たすことを特徴とする高炉への原料装入方法。
RO2MC≦RO2×1.38×(混合コークスの平均粒径/鉱石の平均粒径)−1.06・・・(1)
【選択図】図7

Description

本発明は、高炉への原料装入方法に関する。
近年、地球温暖化防止の観点からCO削減が求められている。鉄鋼業においてはCO排出量の約70%が高炉から排出されており、高炉におけるCO排出量の削減が求められる。高炉におけるCO削減は、高炉で使用する還元材(コークス、微粉炭、天然ガスなど)の削減により可能である。
還元材を削減する場合、鉱石層の還元効率を向上させることが必要であるが、一般的に還元材比が低減すると通気性が悪化するので、還元効率の向上と合わせて通気性の改善も必要となる。鉱石層の還元効率の向上と通気性の改善を両立させる技術として、特許文献1および特許文献2には、鉱石とコークスを同時に装入して、高炉内にコークス層とコークス混合鉱石層とを交互に形成する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1、2に記載された技術は、鉱石の溶融を促進させるために鉱石と同時に装入されるコークスの粒径を小さくしているので、鉱石が溶融し始めてから滴下するまでの領域(軟化融着帯)でコークスが消滅してしまい、軟化融着帯での通気性が不十分となるので還元材の削減量が少ない。
これに対し、特許文献3には、コークス混合鉱石層を形成する際に、コークスの平均粒径を鉱石の平均粒径に対して1.3倍以上とし、炉頂部に設置された炉頂バンカーへ搬送するベルトコンベア上における鉱石とコークスの堆積方法を調整することで、炉頂バンカーから排出される鉱石とコークスとの混合率を均一化する技術が開示されている。
特開平8−283804号公報 特開平10−183210号公報 特開2010−150642号公報
しかしながら、特許文献3は、高炉内に装入された後におけるコークスの偏析については何ら考慮されていない。特に鉱石とコークスの粒径差が大きい場合には、粒径の大きいコークスが高炉内に装入された後に偏析する。コークスの粒径を鉱石の粒径に対して1.3倍以上とした場合には、装入直前の混合率を制御するだけでは、高炉内における鉱石とコークスの混合状態を適正に制御するには不十分である。
鉱石とコークスとが混合された混合原料を高炉内に装入してコークス混合鉱石層を形成させる場合においては、鉱石とコークスとが均一に混合され、これらがコークス混合鉱石層で近接配置されることによって、還元効率の向上と通気性の改善効果が得られ、高炉で使用する還元材を削減できる。しかしながら、上述したように、特許文献1〜3には、高炉内に装入された後におけるコークスの偏析に対して考慮されていないので、高炉内のコークス混合鉱石層における鉱石とコークスとの混合状態を適正に制御できない、という課題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、鉱石の平均粒径に対して1.3倍以上の平均粒径のコークスを鉱石に混合装入してコークス混合鉱石層を形成させる場合に、当該混合原料が高炉内に装入された後におけるコークスの偏析を抑制し、高炉内のコークス混合鉱石層における鉱石とコークスとの混合状態を制御できる高炉への原料装入方法を提供することにある。
このような課題を解決するための本発明の特徴は、以下の通りである。
[1]炉頂バンカーに貯留された鉱石およびコークスからなる混合原料を、前記炉頂バンカーの下方に設置された旋回シュートを用いて、高炉に装入するベルレス式高炉への原料装入方法であって、前記鉱石の平均粒径に対する前記コークスの平均粒径の比率が1.3以上であり、1チャージで装入する前記混合原料を2バッチに分割し、第1バッチの装入位置より炉壁側の位置または前記装入位置と同じ位置から第2バッチの前記混合原料の装入を開始し、前記装入位置よりも炉中心側の位置にわたって前記第2バッチの前記混合原料を装入し、1チャージで装入する鉱石の質量に対する第2バッチで装入する鉱石の質量比をRO2とし、1チャージで装入する混合コークスの質量に対する第2バッチの混合コークスの質量比をRO2MCとした場合に、前記RO2MCが、(1)式を満たすことを特徴とする高炉への原料装入方法。
RO2MC≦RO2×1.38×(混合コークスの平均粒径/鉱石の平均粒径)−1.06・・・(1)
[2]第1バッチの前記混合原料に1チャージで装入する混合コークスの全量を混合して装入することを特徴とする[1]に記載の高炉への原料装入方法。
[3](2)式を満たすrの範囲内の位置に、混合コークスが混合されていない鉱石からなる層を形成することを特徴とする[2]に記載の高炉への原料装入方法。
r/R≦0.2・・・(2)
但し、(2)式において、rは、前記鉱石からなる層が形成される高さにおける炉中心から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
本発明の高炉への原料装入方法を実施することで、鉱石の粒径に対して1.3倍以上の粒径のコークスを鉱石に混合装入してコークス混合鉱石層を形成させる場合においても、高炉内に装入された後におけるコークスの偏析を抑制でき、コークス混合鉱石層における鉱石とコークスとの混合状態を適正に制御できる。これにより、鉱石とコークスとを近接配置でき、還元効率の向上と通気性の改善効果が得られ、高炉で使用する還元材量の削減が実現できる。
模型実験装置10の概略図である。 コークス混合率の測定結果を示すグラフである。 混合コークスの粒径比と混合コークスの偏析比との関係を示すグラフである。 種々のコークス混合率における混合コークスの粒径比と混合コークスの偏析比との関係を示すグラフである。 混合コークスの偏析比が2.0である場合の混合コークスの相対混合比と混合コークスの粒径比との関係を示すグラフである。 従来の原料装入方法で鉱石を装入した後の鉱石層の堆積状態を示す断面図である。 本実施形態に係る原料装入方法で混合原料を装入した後のコークス混合鉱石層の堆積状態を示す断面図である。 原料装入方法装入方法および混合コークス比を変えた場合の半径方向におけるコークス混合率分布を示すグラフである。 本実施形態に係る別の原料装入方法で混合原料を装入した後のコークス混合鉱石層の堆積状態を示す断面図である。
本発明者らは、鉱石の平均粒径に対する混合コークスの平均粒径の比率(以後、「混合コークスの粒径比」という)が1.3以上である混合コークスと鉱石とが混合された混合原料を用いてコークス混合鉱石層を形成させる場合において、ベルレス式高炉の炉頂バンカーの下方に設置された旋回シュートから混合原料が装入された後に、鉱石と混合コークスの粒径差に起因して、粒径が大きい混合コークスが偏析することを見出した。そして、この対策として、1チャージで装入する混合原料を2バッチに分割し、第1バッチの混合原料の装入位置よりも炉壁側の位置または第1バッチの混合原料の装入位置と同じ位置から第2バッチの混合原料の装入を開始し、第1バッチの混合原料の装入位置よりも炉中心側の位置にわたって第2バッチの混合原料を装入するとともに、第2バッチのコークス混合比を低くして第2バッチのコークス混合率を下げることで、高炉内に装入された後における混合コークスの偏析を抑制できることを見出して本発明を完成させた。以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。
本実施形態の説明において、混合コークスとは、鉱石に混合されるコークスを意味する。また、コークス混合率とは、混合原料の質量に対する混合コークスの質量割合(質量%)を意味し、鉱石混合率とは、混合原料の質量に対する鉱石の質量割合(質量%)を意味する。さらに、混合コークス比とは、1チャージで装入する混合コークス全質量に対する各バッチで装入する混合コークスの質量比(−)を意味し、例えば、第2バッチの混合コークス比とは、1チャージで装入する混合コークス全質量に対する第2バッチで装入する混合コークスの質量比を意味する。同様に、鉱石比とは、1チャージで装入する鉱石全質量に対する各バッチで装入する鉱石の質量比(−)を意味する。
混合コークスとして用いるコークスは、混合コークスの粒径比が1.3以上のコークスであればよく、例えば、コークス単独でコークス層として装入されるコークスの篩下に篩分けされた小塊コークス(平均粒径10〜40mm)を用いてもよく、コークス層として装入される粒径が大きいコークス(平均粒径40〜70mm)を用いてもよい。また、混合コークスを混合する鉱石は、焼結鉱、塊鉱石、ペレット等である。本実施形態において、平均粒径は算術平均粒径であって、Σ(V×d)/Σ(V)(但し、V:粒子径dである粒子の存在比率であり、粒子径dは、各篩の篩目の中間粒径)で定義される粒径である。
まず、本発明をするに到った高炉原料装入装置の縮尺模型である模型実験装置を用いた原料装入実験について説明する。図1は、模型実験装置10の概略図である。模型実験装置10は、実高炉に対して1/17.8に縮尺した実験装置である。
まず、炉頂バンカー12にコークスを貯留し、その後、集合ホッパー18を介して旋回シュート20から高炉炉体22内にコークスを装入して、高炉炉体22内にコークス層26を形成させた。次に、炉頂バンカー14に、コークス混合率が4.2質量%になるように、粒径1mmの焼結鉱と混合コークスを混合した混合原料を貯留した。
炉頂バンカー14の下部に設けられた流量調整ゲート16を開き、集合ホッパー18を介して旋回シュート20から高炉炉体22内に混合原料を装入して、コークス層26の上層にコークス混合鉱石層24を形成させた。このように、1チャージの原料装入として、コークスおよび混合原料を高炉炉体22内に装入した。その後、高炉炉体22内に形成されたコークス混合鉱石層24の高炉炉体22における半径方向の各位置から混合原料サンプル30を採取し、それぞれの混合原料サンプル30のコークス混合率を測定した。
図2は、コークス混合率の測定結果を示すグラフである。図2において、横軸は、r/R比(−)であり、縦軸は、コークス混合率(質量%)である。なお、r/R比のrは、混合原料サンプル30を採取した高さにおける炉中心28から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さの高炉炉体半径(m)である。
図2に示すように、コークス混合鉱石層24のコークス混合率は、炉中心側が高くなる。これは、混合コークスの粒径が鉱石の粒径よりも大きいので、この混合コークスと鉱石との粒度差に起因して、粒径の大きい混合コークスが炉中心側に偏析し、これにより、炉中心側のコークス混合率が高くなったと考えられる。
このように混合コークスの粒径比は、混合コークスの偏析に影響を与えることが予測される。そこで、混合コークスの粒径比が混合コークスの偏析にどのように影響するか確認するために、混合コークスの粒径比を0.3、0.8、1.3、1.7、2.4、3.4に調整した混合原料を用いて、図1を用いて説明した原料装入実験を行なった。
図3は、混合コークスの粒径比と混合コークスの偏析比との関係を示すグラフである。図3において、横軸は、混合コークスの粒径比(−)であり、縦軸は、混合コークスの偏析比(−)である。なお、混合コークスの偏析比とは、コークス混合率の平均値に対するコークス混合率の最大値の比率であって、混合コークスの偏析度を表す指数として用いる。図2に示した例において、混合コークスの偏析比は、r/R=0.1のコークス混合率(最大値)をコークス混合率の平均値で除した値になる。
図3から、混合コークスの粒径比が1.3未満では、混合コークスの偏析比は2.0以下となりほとんど変化しないことがわかる。しかしながら、混合コークスの粒径比が1.3以上になると、混合コークスの粒径比の増加に比例して混合コークスの偏析比が大きくなり、混合コークスの偏析が顕著になることがわかる。すなわち、混合コークスの粒径比が1.3以上になると、高炉内に装入された後における混合コークスの偏析が顕著になることがわかる。
次に、コークス混合率が混合コークスの偏析にどのように影響するかについて説明する。図1〜図3の原料装入実験で用いたコークス混合率(4.2質量%)の混合原料に対して、コークス混合率を0.35倍、0.47倍、1.27倍に調整した混合原料を用いて、混合コークスの粒径比を1.3以上とした場合の混合コークスの偏析比を確認した。
図4は、種々のコークス混合率における混合コークスの粒径比と混合コークスの偏析比との関係を示すグラフである。図4において、横軸は、混合コークスの粒径比(−)であり、縦軸は、混合コークスの偏析比(−)である。
図4に示すように、コークス混合率を下げると、混合コークスの偏析比が小さくなることがわかる。このように、混合原料におけるコークス混合率を下げることによって、高炉内に装入された後における混合コークスの偏析を抑制できることがわかる。
図5は、混合コークスの偏析比が2.0である場合の混合コークスの相対混合比と混合コークスの粒径比との関係を示すグラフである。図5において、横軸は、混合コークスの粒径比(−)であり、縦軸は、コークス混合率4.2質量%を1.0とした混合コークスの相対混合比(−)である。図5は、図4の混合コークス偏析比が2.0である線と、コークス混合率の各プロファイルとの交点である4つの点を、横軸を混合コークスの粒径比(−)、縦軸を混合コークスの相対混合比(−)としたグラフにプロットし、これらのプロットを通る近似式を示しており、この近似式から以下の(3)式を導くことができる。
混合コークスの相対混合比=1.38×(混合コークスの平均粒径/鉱石の平均粒径)−1.06・・・(3)
コークス混合率が4.2質量%である混合原料を高炉に装入する場合であって、第2バッチの混合コークス比をRO2MCとし、第2バッチの鉱石比をRO2とすると、混合コークスの相対混合比は、RO2MC/RO2であるので、以下の数式(4)が導かれる。
RO2MC=RO2×1.38×(混合コークスの平均粒径/鉱石の平均粒径)−1.06・・・(4)
図4に示したように、コークス混合率が下がると混合コークスの偏析比は小さくなる。このことから、下記式(1)を満足するように、第2バッチの混合コークス比、第2バッチの鉱石比および混合コークスの粒径比を定めることで、混合コークスの偏析比を2.0以下にすることができる。
RO2MC≦RO2×1.38×(混合コークスの平均粒径/鉱石の平均粒径)−1.06・・・(1)
混合コークスの粒径比が大きくなったとしても、コークス混合率を下げることによって、ある程度は混合コークスの偏析を抑制できる。しかしながら、混合原料における混合コークスの粒径比が1.3以上となる場合には、高炉内に装入された後に鉱石と混合コークスの粒度差に起因して、粒径の大きい混合コークスが炉中心側に偏析する。このため、高炉内のコークス混合鉱石層における鉱石とコークスとの混合状態を適正に制御するには、高炉内に装入された後における混合コークスの偏析を抑制できる装入方法に変更する必要がある。
図6は、従来の原料装入方法で鉱石を装入した後の鉱石層の堆積状態を示す断面図である。図6において、横軸は、r/R比(−)であり、縦軸は、SLからの距離(原料のストックラインからの距離(m))である。なお、r/R比のrは、鉱石層が形成された高さにおける炉中心28から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
図6に示すように、1チャージで装入する鉱石を2バッチに分割して高炉に装入する場合、従来は、第2バッチで装入した鉱石が炉中心側へ流れ込まないように、第1バッチを装入して鉱石層32を形成させた後、鉱石層32の上部かつ炉壁側に第2バッチを装入して、鉱石層34を形成させている。しかしながら、このような装入方法では、高炉の炉壁側から炉中心側に向けて第2バッチの混合原料を装入すると、第1バッチの鉱石が混合コークスとともに炉中心側に流れ込み、混合コークスが炉中心側に偏析する。
図7は、本実施形態に係る原料装入方法で混合原料を装入した後のコークス混合鉱石層の堆積状態を示す断面図である。図7においても、横軸は、r/R比(−)であり、縦軸は、SLからの距離(m)である。なお、r/R比のrは、コークス混合鉱石層が形成された高さにおける炉中心28から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
本実施形態に係る原料装入方法では、1チャージで装入する混合原料を2バッチに分割し、第1バッチを装入してコークス混合鉱石層36を形成させた後、第1バッチの混合原料の装入位置より炉壁側の位置から第2バッチの混合原料の装入を開始し、第1バッチの混合原料の装入位置よりも炉中心側の位置にわたって第2バッチの混合原料を装入する。このように混合原料を装入することで、第1バッチの鉱石が混合コークスとともに炉中心側に流れ込むことを防止できる。さらに第2バッチのコークス混合比を低くしてコークス混合率を下げることで、炉中心側への混合コークスの偏析を抑制できる。
図8は、原料装入方法および混合コークス比を変えた場合の半径方向におけるコークス混合率分布を示すグラフである。図8において、横軸は、図7と同じr/R比(−)であり、縦軸は、コークス混合率(質量%)である。
図8の「O2混合コークス比35+装入方法1」は、第2バッチの混合コークス比を0.35にして、図6を用いて説明した原料装入方法で高炉に装入したことを示す。また、「O2混合コークス比17+装入方法1」とは、第2バッチの混合コークス比を0.17にして、図6を用いて説明した原料装入方法で高炉に装入したことを示す。図8に示した例において、第2バッチの混合コークス比を0.17とした場合、上記数式(1)を満足するが、第2バッチの混合コークス比を0.35とした場合、上記数式(1)を満足しない。
また、図8の「O2混合コークス比35+装入方法2」とは、第2バッチの混合コークス比を0.35にして、図7に示した本実施形態に係る原料装入方法で高炉に装入したことを示す。「O2混合コークス比17+装入方法2」とは、第2バッチの混合コークス比を0.17にして、図7に示した本実施形態に係る原料装入方法で高炉に装入したことを示す。さらに「O2混合コークス比0+装入方法2」とは、第1バッチに全ての混合コークスを混合し、第2バッチでは混合コークスを混合しないで鉱石のみを、図7に示した本実施形態に係る原料装入方法で高炉に装入したことを示す。
図8に示すように、従来の原料装入方法である装入方法1で混合原料を高炉に装入した場合には、炉中心側に混合コークスが多量に偏析することがわかる。なお、第2バッチのコークス混合比を0.17にして、コークス混合率を下げたとしても、装入方法1で混合原料を高炉に装入した場合には炉中心側に混合コークスが多量に偏析する。また、装入方法2で混合原料を高炉に装入した場合であっても、第2バッチのコークス混合比が0.35である場合には、炉中心側に混合コークスが偏析する。
一方、第2バッチのコークス混合比を0.17にして、第2バッチのコークス混合率を(1)式を満足するまで下げた上で、装入方法2で当該混合原料を高炉に装入することで、炉中心側への混合コークスの偏析が抑制されることがわかる。また、第1バッチに1チャージで装入する混合コークスを全量装入し、第2バッチの混合コークス比を0にした上で、装入方法2で当該混合原料を装入することで、炉中心側へのコークスの偏析が大幅に抑制されることがわかる。炉中心側は装入される鉱石が少ないので、炉中心側に混合コークスを多量に装入しても還元効率の向上および通気性の改善効果は小さい。このように、本実施形態に係る原料装入方法を用いることで、炉中心側への混合コークスの偏析を抑制でき、コークス混合鉱石層における鉱石とコークスとの混合状態を適正に制御できる。これにより、コークス混合鉱石層において鉱石と混合コークスとを近接配置でき、還元効率の向上と通気性の改善効果が得られ、高炉で使用する還元材量の削減が実現できると考えられる。
また、図8に示すように、第2バッチの混合コークス比を0にした場合には、炉中心側に装入する第2バッチ目の装入により、炉中心側に鉱石単独層を形成することが可能となる。このように、炉中心側に鉱石単独層を形成することで偏析を完全に抑止することになり、コークス混合鉱石層における鉱石と混合コークスとの混合をより適正に制御できる。なお、炉中心側とは、以下の(2)式を満たすrの範囲内の位置である。
r/R≦0.2・・・(2)
但し、(2)式においてrは、鉱石単独層が形成される高さの炉中心28から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
図9は、本実施形態に係る別の原料装入方法で混合原料を装入した後のコークス混合鉱石層の堆積状態を示す断面図である。図9においても、横軸は、r/R比(−)であり、縦軸は、SLからの距離(m)である。なお、r/R比のrは、コークス混合鉱石層が形成された高さにおける炉中心28から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
図9に示すように、第1バッチの混合原料を炉壁部まで到達しないように装入してコークス混合鉱石層40を形成させ、第1バッチの装入位置よりも炉壁側の位置から第2バッチの混合原料の装入を開始し、第1バッチの装入位置よりも炉中心側の位置にわたって第2バッチの混合原料を装入してコークス混合鉱石層42を形成させる。このような装入方法で混合原料を装入することで、炉中間部に装入される混合コークスの割合を高めることができるのでより好ましい。なお、炉中間部とは、下記(5)式を満たすrの範囲内の位置である。
0.3≦r/R≦0.7・・・(5)
但し、(5)式においてrは、コークス混合鉱石層が形成される高さにおける炉中心28から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
炉中心側と炉壁側は、通気性を確保しガスの流れを安定化させるために鉱石の装入量が他の部分と比較して相対的に少なくなっている。鉱石の装入量が少ない炉中心側と炉壁側に混合コークスが偏析すると、混合コークスを混合することによって得られる還元効率の向上および通気性の改善効果が小さくなる。したがって、高炉内への混合原料の装入方法としては、混合コークスの偏析を抑制しつつ、鉱石の装入量が多い炉中間部により多くのコークスを混合させることが好ましい。
上記理由から、第1バッチで装入される混合コークスは、鉱石の装入割合が高い炉中間部に多く装入することが望ましく、第1バッチに装入される混合コークスの50質量%以上を炉中間部に装入することが好ましく、60質量%以上を炉中間部に装入することがより好ましい。
本実施形態において、混合コークスの粒径比が1.3以上の混合コークスを鉱石に混合している。このような粒径比の混合コークスを用いることで、高炉における軟化融着帯でのコークスの消滅を抑制でき、軟化融着帯での通気性を確保できる。また、混合コークスとして、コークス層26に装入されるコークスと比較して反応性が高い高反応性のコークスを使用することが好ましい。高反応性のコークスを使用することで、還元材比低減効果を高めることができる。
本実施形態に係る原料装入方法として、第2バッチで装入する混合原料のコークス混合率を、(1)式を満足するように下げた上で、第1バッチの混合原料の装入位置より炉壁側の位置から第2バッチの混合原料の装入を開始し、第1バッチの混合原料の装入位置よりも炉中心側の位置にわたって第2バッチの混合原料を装入する方法を示した。しかしながら、これに限られず、第2バッチで装入する混合原料のコークス混合率を、上記(1)式を満足するように下げた上で、第1バッチの混合原料の装入位置と同じ位置から第2バッチの混合原料の装入を開始し、第1バッチの混合原料の装入位置よりも炉中心側の位置にわたって第2バッチの混合原料を装入してもよい。このように装入しても、炉中心側への混合コークスの偏析を抑制できることを確認している。
内容積が5500mである高炉を用いて、高炉操業を実施して還元材比の低減効果を評価した。ここでは、出銑比、送風条件、混合コークスの性状は一定として、混合原料の原料装入方法およびコークス混合率を変えて還元材比の低減効果を評価した。比較例1〜5および実施例1〜4の評価条件および評価結果を表1に示す。
表1おける原料装入方法の行に記した「1」は、図6を用いて説明した原料装入方法で混合原料を高炉に装入したことを示し、「2」は、図7を用いて説明した原料装入方法で混合原料を高炉に装入したことを示し、「3」は、図9を用いて説明した原料装入方法で混合原料を高炉に装入したことを示す。
また、表1における「O2鉱石比」とは、1チャージで装入する鉱石の質量に対する第2バッチの鉱石比を示し、「O2混合コークス比」とは、1チャージで装入する混合コークスの質量に対する第2バッチの混合コークス比を示す。なお、O2混合コークス比が0とは、第2バッチでは鉱石に混合コークスを混合させず、全ての混合コークスが第1バッチで高炉に装入されることを意味する。さらに、「(1)式の右辺」とは、第2バッチの鉱石比と混合コークスの粒径比と式(1)の右辺を用いて算出される値である。第2バッチの混合コークス比(O2混合コークス比)がこの値以下の場合、式(1)を満足することになる。
比較例1〜3は、原料装入方法1で混合原料を装入した場合における高炉操業例である。原料装入方法1で混合原料を高炉に装入した場合においては、第1バッチのコークス混合比を高くし、第2バッチのコークス混合比を低くして第2バッチのコークス混合率を下げても、還元材比は増加し、還元材比を低減させることができなかった。
比較例4、実施例1および実施例3は、原料装入方法2で混合原料を高炉に装入した高炉操業例である。原料装入方法2で混合原料を高炉に装入した場合であっても、第2バッチの混合コークス比が高い場合には還元材比は低減しない。一方、第2バッチの混合コークス比を低くして(1)式を満足する0.17にしたところ、原料装入方法1で混合原料を装入した場合よりも還元材比が低減した。すなわち、図8に示したように、原料装入方法2で混合原料を高炉に装入することで混合コークスの偏析を抑制できるもののそれだけで十分ではなく、さらに、第2バッチの混合コークス比を低くして(1)式を満足させることで、原料装入方法1で混合原料を装入した場合よりも還元材比を低減させることができた。さらに第2バッチの混合コークス比を低くして、第2バッチのコークス混合率を0にすることで、さらに還元材比を低減させることができた。
比較例5、実施例2および実施例4は、原料装入方法3で混合原料を高炉に装入した高炉操業例である。原料装入方法3で混合原料を高炉に装入した場合であっても、第2バッチの混合コークス比が高い場合には還元材比は低減しない。一方、第2バッチの混合コークス比を低くして第2バッチのコークス混合率を(1)式を満足する0.17にしたところ、原料装入方法1で混合原料を装入した場合よりも還元材比が低減した。すなわち、原料装入方法3で混合原料を高炉に装入することで混合コークスの偏析を抑制できるもののそれだけで十分ではなく、さらに、第2バッチの混合コークス比を低くして(1)式を満足させることで、原料装入方法1で原料を装入した場合よりも還元材比を低減させることができた。さらに第2バッチの混合コークス比を低くして、第2バッチのコークス混合率を0にすることで、さらに還元材比を低減させることができた。また、実施例1〜4から、原料装入方法3で混合原料を装入する方が、原料装入方法2で混合原料を装入するよりも還元材比を低減できることがわかった。
このように、混合コークスの粒径比を1.3以上とし、上記(1)式を満足するように第2バッチの混合コークス比を低くし、図7および図9を用いて説明した本実施形態に係る原料装入方法で混合原料を高炉に装入することで、混合コークスの偏析を抑制し、高炉操業の還元材比を低減させることができ、これにより、高炉で使用する還元材量を削減できることが確認できた。また、第2バッチの混合コークス比を0に近づけることで、高炉操業の還元材比をさらに低減させることができ、これにより、高炉で使用する還元材量もさらに削減できることが確認できた。
10 模型実験装置
12 炉頂バンカー
14 炉頂バンカー
16 流量調整ゲート
18 集合ホッパー
20 旋回シュート
22 高炉炉体
24 コークス混合鉱石層
26 コークス層
28 炉中心
30 混合原料サンプル
32 鉱石層
34 鉱石層
36 コークス混合鉱石層
38 コークス混合鉱石層
40 コークス混合鉱石層
42 コークス混合鉱石層

Claims (3)

  1. 炉頂バンカーに貯留された鉱石およびコークスからなる混合原料を、前記炉頂バンカーの下方に設置された旋回シュートを用いて、高炉に装入するベルレス式高炉への原料装入方法であって、
    前記鉱石の平均粒径に対する前記コークスの平均粒径の比率が1.3以上であり、
    1チャージで装入する前記混合原料を2バッチに分割し、第1バッチの装入位置より炉壁側の位置または前記装入位置と同じ位置から第2バッチの前記混合原料の装入を開始し、前記装入位置よりも炉中心側の位置にわたって前記第2バッチの前記混合原料を装入し、
    1チャージで装入する鉱石の質量に対する第2バッチで装入する鉱石の質量比をRO2とし、1チャージで装入する混合コークスの質量に対する第2バッチの混合コークスの質量比をRO2MCとした場合に、前記RO2MCが、(1)式を満たすことを特徴とする高炉への原料装入方法。
    RO2MC≦RO2×1.38×(混合コークスの平均粒径/鉱石の平均粒径)−1.06・・・(1)
  2. 第1バッチの前記混合原料に1チャージで装入する混合コークスの全量を混合して装入することを特徴とする請求項1に記載の高炉への原料装入方法。
  3. (2)式を満たすrの範囲内の位置に、混合コークスが混合されていない鉱石からなる層を形成することを特徴とする請求項2に記載の高炉への原料装入方法。
    r/R≦0.2・・・(2)
    但し、(2)式において、rは、前記鉱石からなる層が形成される高さにおける炉中心から水平方向の距離(m)であり、Rは、rと同じ高さにおける高炉炉体半径(m)である。
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