JP6396794B2 - 磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法及び位置決め装置 - Google Patents

磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法及び位置決め装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁性体を検出する磁気センサを直線的に複数配置してなる磁気ラインセンサにおいて、各磁気センサに対する所定位置に磁石を位置決めする方法及びこの位置決め方法に用いる装置に関する。
従来、紙幣や有価証券等の紙葉類に磁気インクで印刷された磁気パターンを検出するために磁気センサを直線的に複数配置してなる磁気ラインセンサは、種々の構成のものが知られている。例えば、強磁性体薄膜磁気抵抗素子を用いた磁気センサをその長手方向に直線状に複数配置し、紙幣や有価証券等の被検出媒体上の幅方向の磁性体(例えば磁性インク)の分布を、一度の読み取りで検出可能にしたものがある(特許文献1)。
特開2008−145379号公報
一般に、磁気ラインセンサでは、直線状に複数配置された磁気センサのセンサ素子、例えば強磁性体薄膜磁気抵抗素子に対して所望のバイアス磁界を加えるように、磁石を、前記複数の磁気センサを搭載した基板の搭載面とは反対側の所望位置に配置する必要がある。このように、磁石の配置位置は、センサ素子との位置関係が重要で、具体的には、磁石の前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置(磁場中心位置)とセンサ素子との位置関係が重要である。しかしながら、両者は基板を挟んで反対側に位置していることに加え、通常各磁気センサは基板上に封止されて視認することができないので、画像認識することもできず、磁石を所望位置に位置決めすることは極めて困難である。このため、従来においては、各センサ素子に対して所望のバイアス磁界を加えることができず、磁気パターンを精度良く検出することができないという不都合があった。
本発明は、このような不都合を解消するために、磁気ラインセンサにおいて、基板に搭載された複数の磁気センサに対して、所望位置に磁石を位置決めする方法及びこの方法に使用する位置決め装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の請求項1に係る磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法は、磁気センサをほぼ直線状に複数配置してなる磁気ラインセンサを搭載するための基板の長手方向両端部に設けた一対の切断除去部のそれぞれに、前記磁気センサを配置する際に基準となる磁気センサ配置面のセンサ配置パターンに基づいて、前記磁気センサの配置状態に対応するよう前記磁気センサにバイアス磁界を加える磁石の前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置が位置すべき部分の延長上に第1の位置決め部を形成した後、前記パターンに基づいて基板に磁気センサをほぼ直線状に複数配置する一方、磁石を支持、固定するホルダの長手方向両端部に設けた一対の切断除去部のそれぞれに、磁石を所定状態で支持したときの前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置が位置すべき部分の延長上に第2の位置決め部を形成し、前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とを対応位置させて、前記基板と前記ホルダとを位置決め固定し、この固定の前後いずれかにおいて磁石をホルダに支持して、固定するものである。
また、同じく前記目的を達成するために本発明の請求項2に係る磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法は、前記請求項1の発明において、磁石のホルダによる支持は、少なくとも前記磁石の長手方向両端部においてなされるものである。
上記方法によると、基板とホルダを、各端部における第1と第2の位置決め部同士を対応位置させて,所定状態で位置決め固定することにより、前記ホルダに支持された磁石は、前記基板に配置された各磁気センサに対して所望のバイアス磁界を加えることができる位置に配置される。また、ホルダで磁石の両端部を支持すると、磁石は、ホルダの幅方向の反りや、歪みの影響が少ない状態で支持される。
同じく前記目的を達成するために本発明の請求項3に係る磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め装置は、長手方向両端部に一対の切断除去部を備え、これら各切断除去部に、磁気センサを配置する際に基準となる磁気センサ配置面のセンサ配置パターンに基づいて、前記磁気センサにバイアス磁界を加える磁石の前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置に対応すべき位置の延長上に第1の位置決め部を形成するとともに、磁気センサをほぼ直線状に複数配置してなる基板と、磁石を配置するための長手方向に延びる空間部を備えるとともに長手方向両端部には一対の切断除去部を備え、これら各切断除去部に、前記磁石を配置したときにその前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置の延長上に位置すべく第2の位置決め部を、前記第1の位置決め部の間隔と同一間隔で形成し、前記空間部には前記磁石を少なくともその両端部で支持する支持部を設けたホルダとからなるものである。
上記装置によると、基板に設けた第1の位置決め部とホルダに設けた第2の位置決め部とを互いに対応位置させて、前記基板と前記ホルダとを位置決め固定し、この固定の前後いずれかにおいて磁石をホルダの空間部に配置して支持部で支持したうえ、固定することで、磁石は、前記基板に配置された各磁気センサに対して所望のバイアス磁界を加えることができる位置に配置される。そして、基板とホルダを位置決め、固定後に、基板とホルダの各切断除去部をそれぞれ切断して除去し、磁気ラインセンサとして使用に供するものである。
本発明の請求項1に係る磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法によれば、基板とホルダを、各端部における第1と第2の各位置決め部同士を対応位置させることで、簡単かつ確実に位置決め固定することができ、この位置決めによって前記ホルダに支持された磁石を、前記基板に配置された各磁気センサに対して所望のバイアス磁界を加えることができる位置に配置することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2に係る磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法によれば、前記効果に加えて、磁石を両端部において支持することによって、ホルダに反りなどの幅方向の変形があっても、その影響を最小限にして、磁石を基板に配置された各磁気センサに対する所望位置で支持できるという効果を奏する。
本発明の請求項3に係る磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め装置によれば、基板とホルダとを位置決め固定し、この固定の前後いずれかにおいて磁石をホルダの空間部に配置して支持部で支持したうえ、固定することで、磁石を、前記基板に配置された各磁気センサに対して所望のバイアス磁界を加えることができる位置に配置することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態を示す切断除去部を有する2個並設された基板の平面図。 同じく磁気ライセンサを搭載した切断除去部を有する基板の平面図。 同じく磁気センサの拡大平面図。 同じく切断除去部を有するホルダの斜視図。 同じく磁石の斜視図。 同じく切断除去部を有するホルダに磁石を固定した状態の斜視図。 同じく磁石を固定した切断除去部を有するホルダと磁気ライセンサを搭載した切断除去部を有する基板を位置決め固定した状態の斜視図。 同じく基板とホルダを位置決め固定後に各切断除去部を切断除去した状態の斜視図。 他の実施形態における磁石の斜視図。 同じく切断除去部を有するホルダに磁石を固定した状態の斜視図。 同じく図10のA−A線断面図。 同じく図10のB−B線断面図。 同じく図10のC−C線断面図。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明するが、説明の便宜上、まず位置決め装置について説明する。図1に示すように、基板1は、長手方向両端部に、最終的には切断除去される一対の切断除去部2a,2bを備え、当初はこれら切断除去部2a,2bによって2個が並設されている。前記各切断除去部2a,2bには、第1の位置決め部たる透孔3a,3bをそれぞれ形成している。これら透孔3a,3bは、磁気ラインセンサ配置面の反対面側に配置される磁石のもつ磁界のうち、磁気センサ5の感磁方向の成分がゼロとなる位置の延長上に形成されている。そして、この磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置の配置位置は、基板1に磁気センサを直線状に複数配置する際に基準となる前記ラインセンサ配置面のセンサ配置パターン(図示せず)を画像処理した情報に基づいて、決定される。
図2に示すように、各透孔3a,3bを形成した後、切断されて各1個の基板1となり、基板1の一面には、磁気ラインセンサ4が搭載される。この磁気ラインセンサ4は、センサ配置パターンに基づき、同一構成の磁気センサ5を、多数、狭ピッチで直線状に配置してなる。そして、基板1の幅方向両側には、各磁気センサ5に対してアンプIC6が1個ずつ設けられている。
磁気センサ5は、図3に示すように、2個の強磁性体薄膜磁気抵抗素子を並列接続したものを単位センサ素子7a,7bとし、一対の単位センサ素子7a,7bを直列接続してなる磁気センサ素子8が2個で構成されている。前記磁気センサ素子8は同一構成であり、対となった単位センサ素子7a,7bの長手方向の対向する一端側に共通の出力端子に接続する素子電極9を設けている。また、一方の単位センサ素子7aの長手方向の他端側には電源端子に接続する素子電極10を設け、他方の単位センサ素子7bの長手方向の他端側には接地端子に接続する素子電極11を設けている。そして、前記磁気センサ5は、図示していないが、各2個の強磁性体薄膜磁気抵抗素子7aa,7bbの抵抗値変化が差動で出力される回路構成となっており、前記各2個の強磁性体薄膜磁気抵抗素子7aa,7bbの間に、磁石の磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置がくるよう磁石が配置されることが、正確に動作するための条件となる。
図4に示すように、ホルダ21は、全体形状が枠状で、長手方向両端部には最終的には切断除去される一対の平面形状がコ字状の切断除去部22a,22bを備えている。このホルダ21は合成樹脂製で、金型によって成形される。前記切断除去部22a,22bは、ホルダ21上に基板1を重ねたときに、基板1の切断除去部2a,2bと各端部において上下に位置するよう構成されている。また、前記ホルダ21には、図5に示す直方体状の磁石31を配置するための長手方向に延びる空間部23を設けている。この空間部23には、前記磁石31の両端部を圧接支持するための支持部たる各一対の突起24a,24b(各一方のみ図示)を、空間部23を形成する対向壁の端部近傍に設けている。なお、前記磁石31は、その幅方向の中央を長手方向に延びる中心線の位置が磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置となっている。
そして、各切断除去部22a,22bには、磁石31を空間部23に所定状態で配置したときに、前記磁石31の前記磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置の延長上に位置するよう第2の位置決め部である直方体状の突部25a,25bを設けている。これらの突部25a,25bは、肉薄の端壁26a,26b上面に突出形成され、基板1の各切断除去部2a,2bに設けた透孔3a,3bの間隔と同一間隔を有している。そして、各突部25a,25bの長手方向の長さは、各透孔3a,3bの直径より若干長く形成され、前記透孔3a,3bに圧入するように構成している。また、前記端壁26a,26bは肉薄なので、ホルダ21の長手方向に一定範囲で変位可能であり、したがって、各突部25a,25も同じく長手方向に一定範囲で変位可能である。
また、ホルダ21の各切断除去部22a,22bに近接した上面には、ホルダ21と基板1を位置決め固定した後に設けるメタルカバー(図示せず)の受け部材27a,27bが一対ずつ設けられている。さらに、ホルダ21には、磁気ラインセンサ4を装着する他の部材にホルダ21を取り付けるための取り付け部たる取り付け爪28a,28bが二対設けられている。
続いて、上述した基板1とホルダ21を用いた磁石31の位置決め方法を説明する。まず、図6に示すように、磁石31を、N極が上でS極が下の状態として、ホルダ21の空間部23に上方又は下方から挿入し、前記磁石31の両端部を各一対の突起24a,24bで幅方向から圧接支持する所定状態に設定する。そして、この所定状態において、前記磁石31を前記ホルダ21に装着する。
次に、磁気ラインセンサ4を搭載して樹脂で封止した基板1の長手方向両端部に設けた一対の切断除去部2a,2bのそれぞれに設けた透孔3a,3bと、ホルダ21の長手方向両端部に設けた一対の切断除去部22a,22bのそれぞれに設けた突部25a,25bとを、端部毎に互いに対応位置させる。そして、図7に示すように、前記透孔3aに前記突部25aを突入させ、前記透孔3bに前記突部25bを突入させて、前記基板1と、前記ホルダ21とを位置決めし、両部材1,21を接着剤で固定する。
このように、基板1とホルダ21を位置決め、固定することにより、基板1に搭載した磁気ラインセンサ4の各磁気センサ5と、ホルダ21に支持、固定した磁石31のもつ磁界のうち、磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置との関係が所望の状態となる。この状態で、基板1とホルダ21の各一対の切断除去部2a,2b、22a,22bを切断除去すると、図8に示す使用状態となる。なお、通常はこの図8状態でメタルカバー(図示せず)を設けて使用に供するものである。そして、各磁気センサ5と、磁石31のもつ磁界のうち、磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置との関係が所望の状態になっているので、前記各磁気センサ5に前記磁石31によって、所望のバイアス磁界が加えられることになり、前記各磁気センサ5が正確に動作することで、磁気ラインセンサ4の動作は正確なものとなる。
続いて、他の実施形態である、図9に示す磁石を支持するホルダについて説明する。なお、この実施形態においても、基板は上述した基板1と同一構成のものを用いる。磁石32は断面五角形の棒状で、稜33部分に前記磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置が対応している。図10に示すように、ホルダ41は、長手方向両端部には最終的には切断除去される一対の平面形状がコ字状の切断除去部42a,42bを備えている。これら切断除去部42a,42bは、ホルダ41上に基板1を重ねたときに、基板1の切断除去部2a,2bと各端部において上下に位置するよう構成されている。
また、ホルダ41は、磁石32を配置するための長手方向に延びる空間部43を有するが、この空間部43は上面閉塞部44,45,46を3ケ所備え、そのうち各上面閉塞部44,46は同一構成で、切断除去部42a,42bと隣接している。前記磁石32は、図11〜図13に示すように、各上面閉塞部44,46の各内側面において両端部の両側面が支持され、一対のバネ体47(一方のみ図示)によって底面を支持されるとともに、上方に付勢されて各上面閉塞部44,45,46の内上面において稜33部分が支持されている。すなわち、前記各上面閉塞部44,46の内側面と、前記各上面閉塞部44,45,46の内上面及びバネ体47によって支持部を構成する。
そして、各切断除去部42a,42bには、磁石32を空間部43に所定状態で配置したときに、前記磁石32のもつ磁界のうち、磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置の延長上に位置するよう第2の位置決め部である突部48a,48bを設けている。これらの突部48a,48bは、肉薄の端壁49a,49b上面に突出形成され、基板1の各切断除去部2a,2bに設けた透孔3a,3bの間隔と同一間隔を有している。そして、各突部48a,48bの長手方向の長さは、各透孔3a,3bの直径より若干短く形成され、前記透孔3a,3bに突入可能に構成している。また、前記端壁49a,49bは肉薄なので、ホルダ41の長手方向に一定範囲で変位可能であり、したがって、各突部48a,48bも同じく長手方向に一定範囲で変位可能である。
また、ホルダ41の各切断除去部42a,42bに近接した上面閉塞部44,46には、ホルダ41と基板1を位置決め固定した後に設けるメタルカバー(図示せず)の受け部材50a,50bが一対ずつ設けられている。さらに、ホルダ41には、磁気ラインセンサ4を装着する他の部材にホルダ41を取り付けるための取り付け部たる取り付け爪51a,51bが二対設けられている(図12,13参照)。なお、一対のバネ体47は、前記ホルダ41における各取り付け爪51a,51bに近接した部分の各上面閉塞部44,46側に設けられているものである。
続いて、ホルダ41と上述した基板1を用いた磁石32の位置決め方法を説明する。まず、磁気ラインセンサ4を搭載して樹脂で封止した基板1の長手方向両端部に設けた一対の切断除去部2a,2bのそれぞれに設けた透孔3a,3bと、ホルダ41の長手方向両端部に設けた一対の切断除去部42a,42bのそれぞれに設けた突部48a,48bとを、端部毎に互いに対応位置させる。そして、前記透孔3aに前記突部48aを突入させ、前記透孔32bに前記突部48bを突入させて、前記基板1と、前記ホルダ41とを位置決めし、接着剤で固定する(図7参照)。
その後、ホルダ41の切断除去部42a,42bを切断し、次に、図10に示すように、磁石32を、N極が上でS極が下の、稜33が上を向く状態として、ホルダ41の空間部43に一方の上面閉塞部、例えば上面閉塞部44から長手方向に挿入し、バネ体47で上方に付勢して、前記磁石32の両端部の両側面及び稜33部分をそれぞれ各上面閉塞部44,46の内側面及び内上面で支持するとともに、稜33の中央部分を上面閉塞部45の内上面で支持する所定状態に設定する。そして、この所定状態において、前記磁石32を前記ホルダ41に接着剤で固定する。
このように、基板1とホルダ41を位置決め、固定することにより、基板1に搭載した磁気ラインセンサ4の各磁気センサ5と、ホルダ41に支持した磁石32のもつ磁界のうち、磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置との関係が所望の状態となる。この状態で、基板1とホルダ41の各一対の切断除去部2a,2b、42a,42bを切断除去すると、使用状態となる(図8参照)。なお、通常はこの状態でメタリックカバーを設けて使用に供するものである。そして、各磁気センサ5と、磁石32のもつ磁界のうち、磁気センサ5の感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置との関係が所望の状態になっているので、前記各磁気センサ5に前記磁石32によって、所望のバイアス磁界が加えられることになり、前記各磁気センサ5は正確に動作するものである。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、磁石31,32の形状は直方体状や断面五角形の棒状に限らず、この形状によってホルダ21,41の空間部23,43の構成も変更されるものである。また、バネ体47の形状によっては、磁石32の下面に、バネ体47の先端が突入係止する溝を設けてもよい。
さらに、第2の位置決め部25a,25b,48a,48bを突部ではなく透孔で形成して、治具を用いて基板1とホルダ21,41とを固定するよう構成することもできる。さらにまた、第1の位置決め部3a,3b及び第2の位置決め部25a,25b,48a,48bがともに透孔の場合に、第1の位置決め部3a,3bまたは第2の位置決め部25a,25b,48a,48bのいずれか一方の一端側の透孔を長孔にすると基板1とホルダ21,41に寸法差、収縮差が存在しても位置決めが円滑、かつ確実になされる。
1 基板
2a,2b,22a,22b 切断除去部
3a,3b 透孔
4 磁気ラインセンサ
5 磁気センサ
7a,7b 単位センサ素子
8 磁気センサ素子
21,41 ホルダ
23,43 空間部
24a,24b 突起
25a,25b,48a,48b 突部
27a,27b,51a,51b 取り付け爪
31,32 磁石
44,45,46 上面閉塞部
47 バネ体

Claims (3)

  1. 磁気センサをほぼ直線状に複数配置してなる磁気ラインセンサを搭載するための基板の長手方向両端部に設けた一対の切断除去部のそれぞれに、前記磁気センサを配置する際に基準となる磁気センサ配置面のセンサ配置パターンに基づいて、前記磁気センサの配置状態に対応するよう前記磁気センサにバイアス磁界を加える磁石の前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置が位置すべき部分の延長上に第1の位置決め部を形成した後、前記パターンに基づいて基板に磁気センサをほぼ直線状に複数配置する一方、磁石を支持、固定するホルダの長手方向両端部に設けた一対の切断除去部のそれぞれに、磁石を所定状態で支持したときの前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置が位置すべき部分の延長上に第2の位置決め部を形成し、前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とを対応位置させて、前記基板と前記ホルダとを位置決め固定し、この固定の前後いずれかにおいて磁石をホルダに支持して、固定することを特徴とする磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法。
  2. 前記磁石の前記ホルダによる支持は、少なくとも前記磁石の長手方向両端部においてなされることを特徴とする請求項1記載の磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め方法。
  3. 長手方向両端部に一対の切断除去部を備え、これら各切断除去部に、磁気センサを配置する際に基準となる磁気センサ配置面のセンサ配置パターンに基づいて、前記磁気センサにバイアス磁界を加える磁石の前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置に対応すべき位置の延長上に第1の位置決め部を形成するとともに、磁気センサをほぼ直線状に複数配置してなる基板と、磁石を配置するための長手方向に延びる空間部を備えるとともに長手方向両端部には一対の切断除去部を備え、これら各切断除去部に、前記配置した磁石の前記磁気センサの感磁方向の磁界成分がゼロとなる位置の延長上に第2の位置決め部を前記第1の位置決め部の間隔と同一間隔で形成し、前記空間部には前記磁石を少なくともその両端部で支持する支持部を設けたホルダとからなることを特徴とする磁気ラインセンサにおける磁石の位置決め装置。
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