JP6927044B2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6927044B2
JP6927044B2 JP2017548703A JP2017548703A JP6927044B2 JP 6927044 B2 JP6927044 B2 JP 6927044B2 JP 2017548703 A JP2017548703 A JP 2017548703A JP 2017548703 A JP2017548703 A JP 2017548703A JP 6927044 B2 JP6927044 B2 JP 6927044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
sensor
sensor chip
present
magnetic sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017548703A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017077871A1 (ja
Inventor
剛男 五木田
剛男 五木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Publication of JPWO2017077871A1 publication Critical patent/JPWO2017077871A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6927044B2 publication Critical patent/JP6927044B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/10Magnetoresistive devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H36/00Switches actuated by change of magnetic field or of electric field, e.g. by change of relative position of magnet and switch, by shielding

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

本発明は磁気センサに関し、特に、センサチップに磁束を集めるための磁性体を備えた磁気センサに関する。
巨大磁気抵抗効果素子などを用いた磁気センサは、電流計や磁気エンコーダなどに広く用いられている。磁気センサには、センサチップに磁束を集めるための磁性体が設けられることがあり、この場合、磁性体はセンサチップの素子形成面に載置される(特許文献1参照)。
特開2009−276159号公報
しかしながら、一般にセンサチップは小型であることから、センサチップ上に磁性体を載置することは容易でなく、センサチップと磁性体を確実に固定することは困難であった。また、センサチップの素子形成面に磁性体を載置すると、磁気センサの全体の高さが高くなるため、低背化が困難であった。
したがって、本発明は、センサチップと磁性体をより確実に固定するとともに、低背化を実現可能な磁気センサを提供することを目的とする。
本発明による磁気センサは、少なくとも一つの磁気検出素子が形成された素子形成面及び前記素子形成面に対して略垂直な側面を有するセンサチップと、前記センサチップの前記側面に設けられた第1の磁性体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、センサチップの側面に第1の磁性体が設けられていることから、センサチップと磁性体の接触面積を拡大することができる。このため、両者の固定をより確実に行うことができる。しかも、低背化を実現することも可能となる。
本発明による磁気センサは、前記センサチップの前記素子形成面であって、前記側面の近傍に設けられた第2の磁性体をさらに備えることが好ましい。これによれば、素子形成面に対して垂直方向の磁束をさらに水平方向に曲げることができることから、検出感度を高めることが可能となる。
本発明において、前記磁気検出素子は第1及び第2の磁気検出素子を含み、前記第1及び第2の磁気検出素子は、前記側面からの距離が互いに異なることが好ましい。これによれば、第1の磁気検出素子と第2の磁気検出素子の出力差を利用して磁気検出を行うことが可能となる。
この場合、前記磁気検出素子は、前記側面からの距離が前記第1の磁気検出素子と等しい第3の磁気検出素子と、前記側面からの距離が前記第2の磁気検出素子と等しい第4の磁気検出素子とをさらに含むことが好ましい。これによれば、第1〜第4の磁気検出素子を用いた差動ブリッジ回路を形成することが可能となり、この場合、より高感度な磁気検出を行うことが可能となる。
本発明による磁気センサは、前記センサチップが搭載された搭載面を有する回路基板をさらに備えることが好ましい。この場合、前記センサチップの前記素子形成面は、前記回路基板の前記搭載面と略平行であっても構わないし、前記回路基板の前記搭載面に対して略垂直であっても構わない。
本発明によれば、センサチップと磁性体をより確実に固定できるとともに、磁気センサの低背化を実現することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による磁気センサ10Aの外観を示す略斜視図である。 図2は、磁気センサ10Aを用いた磁界検出装置の回路図である。 図3は、本発明の好ましい第2の実施形態による磁気センサ10Bの外観を示す略斜視図である。 図4は、第1の磁性体41と第2の磁性体42を一体化した例を示す図である。 図5は、本発明の好ましい第3の実施形態による磁気センサ10Cの外観を示す略斜視図である。 図6は、本発明の好ましい第4の実施形態による磁気センサ10Dの外観を示す略斜視図である。 図7は、本発明の好ましい第5の実施形態による磁気センサ10Eの外観を示す略斜視図である。 図8は、磁気センサ10Eを用いた磁界検出装置の回路図である。 図9は、本発明の好ましい第6の実施形態による磁気センサ10Fの外観を示す略斜視図である。 図10は、本発明の好ましい第7の実施形態による磁気センサ10Gの外観を示す略斜視図である。 図11は、本発明の好ましい第8の実施形態による磁気センサ10Hの外観を示す略斜視図である。 図12は、本発明の好ましい第9の実施形態による磁気センサ10Iの外観を示す略斜視図である。 図13は、磁気センサ10Iを用いた磁界検出装置の回路図である。 図14は、本発明の好ましい第10の実施形態による磁気センサ10Jの外観を示す略斜視図である。 図15は、本発明の好ましい第11の実施形態による磁気センサ10Kの外観を示す略斜視図である。 図16は、本発明の好ましい第12の実施形態による磁気センサ10Lの外観を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による磁気センサ10Aの外観を示す略斜視図である。
図1に示すように、本発明による磁気センサ10Aは、回路基板20と、回路基板20の搭載面21に搭載されたセンサチップ30及び第1の磁性体41によって構成される。
回路基板20は、樹脂などの絶縁性基体に配線パターンが形成された基板であり、一般的なプリント基板やインターポーザ基板などを用いることができる。回路基板20の搭載面21はxy平面を構成し、この搭載面21にセンサチップ30及び第1の磁性体41が搭載される。回路基板20の搭載面21には、センサチップ30との電気的接続を取るためのランドパターンが設けられているが、図1においては図示されていない。ランドパターンには、図2に示す定電圧源51、オペアンプ52、固定抵抗53及び電圧検出回路54などが接続される。定電圧源51、オペアンプ52、固定抵抗53及び電圧検出回路54は、回路基板20自体に設けられていても構わないし、回路基板20とは別の基板に設けられていても構わない。
センサチップ30は略直方体形状を有しており、素子形成面31には磁気検出素子MRが形成されている。図1に示すように、素子形成面31はxy面を構成している。つまり、センサチップ30は、素子形成面31が回路基板20の搭載面21と略平行となるよう、平置きして搭載されている。
磁気検出素子MRは、磁束密度によって物理特性の変化する素子であれば特に限定されないが、本実施形態においては、入力される磁界の向きに応じて抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子が用いられる。磁気検出素子MRの磁化固定方向は、図1の矢印Aが示す方向(x方向におけるマイナス側)に設定されている。センサチップ30は、集合基板を用いて多数同時に作製され、これをダイシングすることによって多数個取りされる。したがって、ダイシングにより形成された4つの側面32は、素子形成面31に対して略垂直である。
第1の磁性体41は、フェライトなどの高透磁率材料からなるブロックであり、本実施形態では略直方体形状である。そして、本実施形態においては、第1の磁性体41がセンサチップ30の素子形成面31ではなく、1つの側面32に設けられている。より具体的には、センサチップ30のyz面と第1の磁性体41のyz面が対向するよう、互いに固定されている。ここで、センサチップ30のy方向における長さと、第1の磁性体41のy方向における長さについては、互いに同じであっても構わないし、両者に差があっても構わない。また、センサチップ30のz方向における高さと、第1の磁性体41のz方向における高さについては、互いに同じであっても構わないし、両者に差があっても構わない。但し、第1の磁性体41のz方向における高さについては、センサチップ30のz方向における高さと同等か、それ以下であることが好ましい。
センサチップ30と第1の磁性体41の固定は、接着剤を用いて行うことができる。この場合、センサチップ30の側面32には磁気検出素子MRが設けられていないことから、側面32のほぼ全面を覆うように第1の磁性体41を固定することができ、これにより両者の固定をより確実に行うことができる。さらに、回路基板20と第1の磁性体41との間にも接着剤を塗布すれば、第1の磁性体41は回路基板20とセンサチップ30の両方に固定されることから、第1の磁性体41がより強固に固定される。
このように、本実施形態による磁気センサ10Aは、センサチップ30が回路基板20に平置きされており、且つ、センサチップ30の側面32に第1の磁性体41が設けられている。これにより、センサチップ30と第1の磁性体41との接着面積を十分に確保することができることから、センサチップ30と第1の磁性体41をより確実に固定することができる。しかも、従来の磁気センサに比べて、z方向における高さをより低背化することも可能となる。
図2は、磁気センサ10Aを用いた磁界検出装置の回路図である。
図2に示す磁界検出装置は、磁気センサ10Aに接続された定電圧源51、オペアンプ52、固定抵抗53及び電圧検出回路54を備える。図2に示すように、磁気センサ10Aに含まれる磁気検出素子MRと固定抵抗53は、オペアンプ52の出力端子とグランドとの間に直列に接続されており、その接続点は、オペアンプ52の反転入力端子(−)に接続されている。オペアンプ52の非反転入力端子(+)には、定電圧源51によって所定の入力電圧が印加される。
かかる構成により、定電圧源51、オペアンプ52及び固定抵抗53は定電流源として機能することから、磁気検出素子MRの抵抗値が変化すると、磁気検出素子MRの両端間の電圧が変化する。この変化は、電圧検出回路54によって検出される。これにより、図2に示す磁界検出装置は、磁気検出素子MRに与えられる磁界を検出することが可能となる。そして、本実施形態においては、センサチップ30の側面32に設けられた第1の磁性体41によって集磁されることから、検出感度が高められる。
図3は、本発明の好ましい第2の実施形態による磁気センサ10Bの外観を示す略斜視図である。
図3に示す磁気センサ10Bは、センサチップ30の素子形成面31に第2の磁性体42がさらに設けられている点において、図1に示した磁気センサ10Aと相違する。その他の点については、図1に示した磁気センサ10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の磁性体42はy方向を長手方向とする棒状体であり、センサチップ30の素子形成面31であって、第1の磁性体41が設けられた側面32の近傍に設けられている。第1の磁性体41と第2の磁性体42が接触している必要はないが、両者はできる限り近接していることが好ましい。第2の磁性体42は、第1の磁性体41と同じ材料からなるものであっても構わないし、異なる材料からなるものであっても構わない。第2の磁性体は、第1の磁性体41と比べてサイズが小さいため、第1の磁性体41と同じ材料からなる部材(例えばフェライトのブロック)を接着する代わりに、厚膜工程又は薄膜工程を用いてセンサチップ30の素子形成面31に直接形成しても構わない。また、第1の磁性体41と第2の磁性体が別部材である必要はなく、図4に示すように両者が一体化していても構わない。
本実施形態による磁気センサ10Bは、かかる構成により、第1の磁性体41によって集磁したz方向の磁束を第2の磁性体42によってx方向に曲げることができる。これにより、磁気検出素子MRの感度方向(x方向)における磁束成分が増加することから、第1の実施形態による磁気センサ10Aよりも高い検出感度を得ることが可能となる。
図5は、本発明の好ましい第3の実施形態による磁気センサ10Cの外観を示す略斜視図である。
図5に示す磁気センサ10Cは、センサチップ30及び第1の磁性体41が90°回転した状態で回路基板20に搭載されている点において、図1に示した磁気センサ10Aと相違する。その他の点については、図1に示した磁気センサ10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、センサチップ30及び第1の磁性体41が90°回転しているため、センサチップ30の素子形成面31がyz面を構成し、磁気検出素子MRの磁化固定方向(矢印A)がz方向におけるマイナス側に設定されている。このように、本実施形態では、ダイシングしたセンサチップ30を90°横に寝かせた状態で回路基板20に搭載されている。
そして、第1の磁性体41は、センサチップ30の側面32であるxy面に設けられている。図5に示す例では、センサチップ30の上側に第1の磁性体41が設けられているが、センサチップ30の下側、つまり、回路基板20とセンサチップ30との間に第1の磁性体41を配置しても構わない。
本実施形態による磁気センサ10Cは、センサチップ30をより小さくダイシングすることによってz方向における高さを低くすれば、第1の実施形態による磁気センサ10Aと同様の低背化を実現することが可能となる。
図6は、本発明の好ましい第4の実施形態による磁気センサ10Dの外観を示す略斜視図である。
図6に示す磁気センサ10Dは、センサチップ30の素子形成面31に第2の磁性体42がさらに設けられている点において、図5に示した磁気センサ10Cと相違する。その他の点については、図5に示した磁気センサ10Cと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態による磁気センサ10Dは、第1の磁性体41によって集磁したx方向の磁束を第2の磁性体42によってさらにz方向に曲げることができる。これにより、磁気検出素子MRの感度方向(z方向)における磁束成分が増加することから、第3の実施形態による磁気センサ10Cよりも高い検出感度を得ることが可能となる。
図7は、本発明の好ましい第5の実施形態による磁気センサ10Eの外観を示す略斜視図である。
図7に示す磁気センサ10Eは、センサチップ30の素子形成面31に2つの磁気検出素子MR1,MR2が設けられている点において、図1に示した磁気センサ10Aと相違する。その他の点については、図1に示した磁気センサ10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、磁気検出素子MR1,MR2は、x方向に並べて配置されており、且つ、磁化固定方向が矢印Aに示す方向(x方向におけるマイナス側)に揃えられている。そして、磁気検出素子MR1は第1の磁性体41から見て近くに配置され、磁気検出素子MR2は第1の磁性体41から見て遠くに配置されている。
かかる構成により、x方向の磁束に対するは磁気検出素子MR1,MR2の抵抗変化量はほぼ同じとなるが、z方向の磁束に対しては、第1の磁性体41からの距離が互いに異なるため、磁気検出素子MR1,MR2の抵抗変化量に差が生じる。したがって、この差を検出することにより、z方向の磁束を選択的に検出することが可能となる。
図8は、磁気センサ10Eを用いた磁界検出装置の回路図である。
図8に示す磁界検出装置は、図2に示した固定抵抗53が磁気検出素子MR2に置き換えられている点において、図2に示した磁界検出装置と相違する。そして、図8に示す磁界検出装置は、磁気検出素子MR2をz方向の磁束に対する感度のほとんどない固定抵抗として使用できる。これにより、定電圧源51、オペアンプ52及び磁気検出素子MR2は定電流源として機能することから、磁気検出素子MR1の抵抗値が変化すると、磁気検出素子MR1の両端間の電圧が変化する。この変化は、電圧検出回路54によって検出される。これにより、図8に示す磁界検出装置は、磁気検出素子MR1に与えられる磁界を検出することが可能となる。また、磁気検出素子MR2が固定抵抗として機能することから、磁界検出装置に固定抵抗を別個設ける必要が無くなる。
図9〜図11は、それぞれ本発明の好ましい第6〜第8の実施形態による磁気センサ10F〜10Hの外観を示す略斜視図である。
図9に示す第6の実施形態による磁気センサ10Fは、磁気センサ10Eに第2の磁性体42を追加したものであり、その意義は図3を参照しながら説明したとおりである。また、図10に示す第7の実施形態による磁気センサ10Gは、磁気センサ10Eのセンサチップ30及び第1の磁性体41を90°回転させたものであり、その意義は図5を参照しながら説明したとおりである。さらに、図11に示す第8の実施形態による磁気センサ10Hは、磁気センサ10Eに第2の磁性体42を追加し、且つ、センサチップ30及び第1の磁性体41を90°回転させたものであり、その意義は図6を参照しながら説明したとおりである。
図12は、本発明の好ましい第9の実施形態による磁気センサ10Iの外観を示す略斜視図である。
図12に示す磁気センサ10Iは、センサチップ30の素子形成面31に4つの磁気検出素子MR1〜MR4が設けられている点において、図7に示した磁気センサ10Eと相違する。その他の点については、図7に示した磁気センサ10Eと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示すように、磁気検出素子MR1〜MR4は、磁化固定方向が矢印Aに示す方向(x方向におけるマイナス側)に全て揃えられている。また、磁気検出素子MR1と磁気検出素子MR2はx方向に並べて配置され、磁気検出素子MR3と磁気検出素子MR4はx方向に並べて配置されている。そして、磁気検出素子MR1,MR3は第1の磁性体41から見て近くに配置され、磁気検出素子MR2,MR4は第1の磁性体41から見て遠くに配置されている。ここで、第1の磁性体41からの距離は、磁気検出素子MR1,MR3で互いに等しく、且つ、磁気検出素子MR2,MR4で互いに等しい。
かかる構成により、x方向の磁束に対するは磁気検出素子MR1〜MR4の抵抗変化量はほぼ同じとなるが、z方向の磁束に対しては、第1の磁性体41からの距離が互いに異なるため、磁気検出素子MR1,MR2の抵抗変化量に差が生じるとともに、磁気検出素子MR3,MR4の抵抗変化量に差が生じる。そして、その差は互いに等しい。したがって、これらの差を検出することにより、z方向の磁束を選択的に検出することが可能となる。
図13は、磁気センサ10Iを用いた磁界検出装置の回路図である。
図13に示す磁界検出装置は、4つの磁気検出素子MR1〜MR4がブリッジ回路を構成している。つまり、磁気検出素子MR1は端子E1,E3間に接続され、磁気検出素子MR2は端子E2,E3間に接続され、磁気検出素子MR3は端子E2,E4間に接続され、磁気検出素子MR4は端子E1,E4間に接続されている。そして、端子E1,E2間には、定電圧源51によって所定の電圧が印加される。また、端子E3,E4間には電圧検出回路54が接続され、これによって端子E3,E4間に現れる出力電圧のレベルが検出される。
そして、図13に示すように、磁気検出素子MR1,MR2の接続順序と、磁気検出素子MR3,MR4の接続順序が互いに逆とされていることから、磁気検出素子MR1〜MR4は差動ブリッジ回路を構成する。これにより、磁束密度に応じた磁気検出素子MR1〜MR4の電気抵抗の変化が2倍に増幅されるため、より高感度な検出を行うことが可能となる。
図14〜図16は、それぞれ本発明の好ましい第10〜第12の実施形態による磁気センサ10J〜10Lの外観を示す略斜視図である。
図14に示す第10の実施形態による磁気センサ10Jは、磁気センサ10Iに第2の磁性体42を追加したものであり、その意義は図3を参照しながら説明したとおりである。また、図15に示す第11の実施形態による磁気センサ10Kは、磁気センサ10Iのセンサチップ30及び第1の磁性体41を90°回転させたものであり、その意義は図5を参照しながら説明したとおりである。さらに、図16に示す第12の実施形態による磁気センサ10Lは、磁気センサ10Iに第2の磁性体42を追加し、且つ、センサチップ30及び第1の磁性体41を90°回転させたものであり、その意義は図6を参照しながら説明したとおりである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10A〜10L 磁気センサ
20 回路基板
21 搭載面
30 センサチップ
31 素子形成面
32 側面
41 第1の磁性体
42 第2の磁性体
51 定電圧源
52 オペアンプ
53 固定抵抗
54 電圧検出回路
E1〜E4 端子
MR,MR1〜MR4 磁気検出素子

Claims (5)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板の搭載面に搭載され、少なくとも一つの磁気検出素子が形成された素子形成面及び前記素子形成面に対して略垂直な4つの側面を有するセンサチップと、
    前記センサチップの前記4つの側面の1つである第1の側面に設けられた第1の磁性体と、
    前記センサチップの前記素子形成面であって、前記第1の側面の近傍に設けられた第2の磁性体と、を備え、
    前記第2の磁性体は、前記磁気検出素子と重ならないよう配置され
    前記センサチップの前記4つの側面のうち前記第1の側面の反対側に位置する第2の側面には磁性体が設けられておらず、
    前記磁気検出素子は、第1及び第2の磁気検出素子を含み、
    前記第1及び第2の磁気検出素子は、前記第1の側面からの距離が互いに異なることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記第1及び第2の磁性体は、両者が一体化したブロックからなることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記磁気検出素子は、前記第1の側面からの距離が前記第1の磁気検出素子と等しい第3の磁気検出素子と、前記第1の側面からの距離が前記第2の磁気検出素子と等しい第4の磁気検出素子とをさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気センサ。
  4. 記センサチップの前記素子形成面は、前記回路基板の前記搭載面と略平行であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  5. 記センサチップの前記素子形成面は、前記回路基板の前記搭載面に対して略垂直であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の磁気センサ。
JP2017548703A 2015-11-06 2016-10-20 磁気センサ Active JP6927044B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015218051 2015-11-06
JP2015218051 2015-11-06
PCT/JP2016/081104 WO2017077871A1 (ja) 2015-11-06 2016-10-20 磁気センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017077871A1 JPWO2017077871A1 (ja) 2018-08-16
JP6927044B2 true JP6927044B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=58662424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017548703A Active JP6927044B2 (ja) 2015-11-06 2016-10-20 磁気センサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6927044B2 (ja)
WO (1) WO2017077871A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7119351B2 (ja) * 2017-11-24 2022-08-17 Tdk株式会社 磁気センサ
JP7172178B2 (ja) * 2018-06-27 2022-11-16 Tdk株式会社 磁気センサ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002319110A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Sony Corp 磁気シールド型の磁気抵抗効果型磁気ヘッドとその製造方法
JP2006003116A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Hitachi Metals Ltd 磁気センサ
WO2008146809A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corporation 磁界検出装置
JP5165963B2 (ja) * 2007-08-14 2013-03-21 新科實業有限公司 磁気センサ及びその製造方法
JP5500785B2 (ja) * 2008-05-14 2014-05-21 新科實業有限公司 磁気センサ
US8486723B1 (en) * 2010-08-19 2013-07-16 MCube Inc. Three axis magnetic sensor device and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017077871A1 (ja) 2018-08-16
WO2017077871A1 (ja) 2017-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6610178B2 (ja) 磁気センサ
JP6822127B2 (ja) 磁気センサ
JP6220971B2 (ja) 多成分磁場センサー
US9970997B2 (en) Magnetic field sensing apparatus and magnetic field sensing module
US9810748B2 (en) Tunneling magneto-resistor device for sensing a magnetic field
JP6819361B2 (ja) 磁気センサ
JP2016223894A (ja) 磁気センサ
CN104204835A (zh) 磁性传感器装置
EP1406068A1 (en) Rotation angle detecting device using pairs of GMR sensors connected in a wheatstone bridge
JP2012122983A5 (ja)
CN106537166B (zh) 磁性传感器装置
JP6927044B2 (ja) 磁気センサ
KR101825313B1 (ko) 자기 검출 장치
ITTO20111072A1 (it) Sensore di campo magnetico includente un sensore magnetico magnetoresistivo anisotropo ed un sensore magnetico hall
JP7095350B2 (ja) 磁気センサ
JP5799882B2 (ja) 磁気センサ装置
JP7192227B2 (ja) 磁気センサ
JP7077679B2 (ja) 磁気センサ
JP2019219293A (ja) 磁気センサ
JP6671978B2 (ja) 電流センサ及び電流検出装置
JP7119695B2 (ja) 磁気センサ
JP7119351B2 (ja) 磁気センサ
JP6874869B2 (ja) 磁気センサ
JP2017116448A (ja) 磁気センサ装置
JP2017003290A (ja) 磁気センサ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6927044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150